JP2020021184A - タッチセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】タッチセンサにおいて、センサ電極を含んで電気的状態が正常であるか否かを判別することができるようにする。【解決手段】タッチセンサ1は、導電性を有する第1細線14,14,…が互いに交差した第1メッシュパターン13からなり、略帯状の外形に形成されたセンサ電極10と、センサ電極10の長手方向の少なくとも第1端部10a側に電気的に接続され、センサ電極10を外部回路と電気的に接続するための配線部17と、センサ電極10と電気的に導通する導電部20と、を備えている。導電部20は、センサ電極10の第1端部10aの反対側に位置する第2端部10b側に配置された第2メッシュパターン23を有している。【選択図】図6

Description

本開示はタッチセンサに関するものである。
従来から、タッチ操作を行うことが可能なタッチセンサに関し、例えば特許文献1に示されるものが知られている。
特許文献1には、透明基板と、透明基板上に形成されかつ略帯状に形成されたセンサ電極と、一端部がセンサ電極と電気的に接続されていて、センサ電極を外部回路と電気的に接続するための配線部と、を備えたタッチセンサが開示されている。センサ電極は、導電性を有する金属からなる複数の細線をメッシュ状に形成したメッシュパターンとして構成されている(特許文献1の図6を参照)。
特開2017−151575号公報
特許文献1のタッチセンサでは、センサ電極が上記メッシュパターンで構成されているため、タッチセンサとしての透光性が優れたものとなっていた(特許文献の段落0034を参照)。しかしながら、例えばタッチセンサの製造工程において透明基板に大きな外力が加わった場合や静電気の影響を受けた場合には、上記細線が断線してしまうおそれがあった。そして、特許文献1のタッチセンサでは、上記細線が断線した場合に、センサ電極を含んで電気的状態を確認することが容易ではなかった。
本開示は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、センサ電極を含んで電気的状態が正常であるか否かを判別可能にすることにある。
上記の目的を達成するために、本開示の一実施形態に係るタッチセンサは、導電性を有する複数の第1細線が互いに交差した第1メッシュパターンからなり、略帯状の外形に形成されたセンサ電極と、センサ電極の長手方向の少なくとも第1端部側に電気的に接続され、センサ電極を外部回路と電気的に接続するための配線部と、センサ電極と電気的に導通する導電部と、を備えている。そして、導電部は、センサ電極の第1端部の反対側に位置する第2端部側に配置された第2メッシュパターンを有していることを特徴とする。
本開示によると、センサ電極を含んで電気的状態が正常であるか否かを判別することができる。
図1は、本開示の実施形態に係るタッチセンサの全体斜視図である。 図2は、第1および第2基板を重ね合わせた状態を概略的に示す平面図である。 図3は、第1基板の構成を示す平面図である。 図4は、第2基板の構成を示す平面図である。 図5は、図3のA部を拡大して示す部分拡大平面図である。 図6は、図3のB部を拡大して示す部分拡大平面図である。 図7は、図6のC部を拡大して示す部分拡大平面図である。 図8は、図7のVIII−VIII線拡大断面図である。 図9は、実施形態の変形例1を示す図7相当図である。 図10は、実施形態の変形例2を示す図7相当図である。 図11は、実施形態の変形例3を示す図5相当図である。
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本開示、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本開示の実施形態に係るタッチセンサ1の全体を示している。このタッチセンサ1は、タッチ操作が可能なセンサ型入力装置である。タッチセンサ1は、例えば液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイ等の表示装置が組み込まれた種々の機器(例えばカーナビゲーション等の車載装置、パーソナルコンピュータのディスプレイ機器、携帯電話、携帯情報端末、携帯型ゲーム機、コピー機、券売機、現金自動預け払い機、時計など)に対する入力装置として用いられる。
以下の説明において、タッチセンサ1の長辺方向(図1の左下から右上に向かう方向)をX軸方向とする一方、X軸方向に直交しかつタッチセンサ1の短辺方向(図1の右下から左上に向かう方向)をY軸方向として定めるものとする。また、後述するカバー部材2の操作面2b側を「上側」とし、操作面2bの反対側を「下側」としてタッチセンサ1の上下方向を定めるものとする。なお、このような位置関係は、タッチセンサ1またはタッチセンサ1が組み込まれた機器における実際の方向とは無関係である。
(カバー部材)
図1に示すように、タッチセンサ1は、光透過性を有するカバー部材2を備えている。カバー部材2は、カバーガラスまたはプラスチック製のカバーレンズからなる。カバー部材2は、例えば長方形の板状に形成されている。カバー部材2は、後述する第2基板6の上面に積層配置されている。
カバー部材2の外周位置には、印刷等により黒色等の暗色で略額縁状の窓枠部2aが形成されている。この窓枠部2aで囲まれた内部の矩形領域は、透光可能なビューエリアV(図2参照)になっている。すなわち、使用者は、ビューエリアVを介して、タッチセンサ1の後方に配置されるディスプレイからの視覚的情報を得ることができる。そして、ビューエリアVに対応するカバー部材2の上面は、タッチ操作に伴い使用者の手指などが接触する操作面2bとして構成されている。
(フレキシブル配線板)
タッチセンサ1は、フレキシブル配線板3を備えている。フレキシブル配線板3は、柔軟性を有しかつ変形状態でもその電気的特性が変化しないように構成されている。フレキシブル配線板3は、例えばポリイミド(PI)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等の可撓性を有する絶縁フィルムからなる。フレキシブル配線板3は、その先端部が例えば図示しない異方導電性接着剤により後述する第1基板5、第2基板6の上面側に固着されている。
(基板)
図2〜図4に示すように、タッチセンサ1は、基板4,4を備えている。基板4,4は、第1基板5および第2基板6からなる。第2基板6は、図示しない光透過性を有する粘着層を介して第1基板5の上側に積層配置されている。
第1および第2基板5,6の各々は、例えばポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルホン、PMMA(アクリル)、ポリアリレート、COP(シクロオレフィンポリマー)、COC(シクロオレフィンコポリマー)等のような光透過性を有する樹脂材等、またはガラスからなる。
第1および第2基板5,6の各々は、略長方形に形成されている。第1基板5の下面側には、図示しない液晶ディスプレイが配置されている。なお、第2基板6が比較的硬い材質で構成されている場合には、特にカバー部材2を設けなくてもよい。かかる場合、第2基板6に略額縁状の窓枠部2aを形成してビューエリアVを設けるようにすればよい。
図8に示すように、第1基板5の上面には、後述する第1細線14、接続端子16、第2細線24、第3細線18の材料となる導電金属を埋設するための溝部7,7,…が形成されている。なお、図8では第1基板5の上面に形成された溝部7,7,…を示しているが、これと同様に、第2基板6の上面にも溝部7,7,…が形成されている。
(センサ電極)
図2〜図4に示すように、タッチセンサ1は、センサ電極10,10,…を備えている。センサ電極10,10,…は、ビューエリアV内に配置されている。タッチセンサ1では、センサ電極10,10,…を通じて操作面2bに接触した使用者の手指(検知対象物)によるタッチ操作の検知が可能である。すなわち、タッチセンサ1は、静電容量式のセンサ電極10,10,…を有し、センサ電極10,10,…は、送信電極11,11,…および受信電極12,12,…からなる。
送信電極11,11,…は、図示しない駆動回路に接続されている。送信電極11,11,…は、上記駆動回路により周囲に電界を放射するように構成されている。図3に示すように、送信電極11,11,…は、第1基板5の上面に形成されている。各送信電極11は、平面視において長辺がY軸方向に沿って略帯状に延びている。送信電極11,11,…は、X軸方向に間隔をあけて配置されている。
受信電極12,12,…は、送信電極11,11,…から放射された電界を受信するように構成されている。図4に示すように、受信電極12,12,…は、第2基板6の上面に形成されている。各受信電極12は、平面視において長辺がX軸方向に沿って略帯状に延びている。受信電極12,12,…は、Y軸方向に間隔をあけて配置されている。各受信電極12は、各送信電極11と上下方向に間隔をあけて互いに略直交するように配置されている(図2参照)。すなわち、各受信電極12は、各送信電極11と絶縁された状態で各送信電極11と交差している。
ここで、本実施形態では、図3の紙面下側に位置する送信電極11の長手方向の一端部側をセンサ電極10の第1端部10aとする一方、図3の紙面上側に位置する送信電極11の長手方向の他端部側をセンサ電極10の第2端部10bとして定めるものとする。また、本実施形態では、図4の紙面左側に位置する受信電極12の長手方向の一端部側をセンサ電極10の第1端部10aとする一方、図4の紙面右側に位置する受信電極12の長手方向の他端部側をセンサ電極10の第2端部10bとして定めるものとする。なお、受信電極12については、第1端部10aおよび第2端部10bを、図4で示した位置関係と左右反対の位置関係となるように構成してもよい。
次に、図5および図6に示すように、各センサ電極10は、第1メッシュパターン13を含む。この実施形態において、第1メッシュパターン13は、導電性を有する第1細線14,14,…が互いに交差しかつ等間隔に配置されて網目状に形成されている。なお、第1細線14,14,…は、等間隔に配置されていなくてもよい。
各第1細線14は、基板4の上面に形成された溝部7に銅や銀などの導電金属が埋設された導電層Mによって構成されている。第1細線14は、幅寸法が例えば2μm以下となるように形成されているのが望ましい。
各第1細線14は、後述する接続端子16に接続されている。各第1細線14は、X軸方向およびY軸方向の各々に対して斜め方向に延びている。具体的に、第1細線14は、その線方向が接続端子16を斜めに横切るように接続端子16と交差している。第1細線14,14,…と接続端子16との接続交点同士(例えば図5〜図7に示したX1,X2,X3)は、接続端子16の長手方向(X軸方向)において互いに間隔をあけて配置されている。
第1メッシュパターン13は、細線からなる複数のセル15,15,…が規則的に並べられた網目構造となっている。各セル15は、互いに同じ大きさに形成されかつ2つの対角線(図示せず)の長さが互いに異なる平行四辺形に形成されている。
この実施形態では、各セル15における4つの辺の長さが全て等しい平行四辺形、すなわちひし形に形成されている。各セル15は、ひし形を構成する短手方向の対角線がX軸方向に延びかつ長手方向の対角線がY軸方向に延びるように配置されている。
(接続端子)
図5〜図7に示すように、各センサ電極10は、接続端子16,16を有している。各接続端子16は、X軸方向またはY軸方向に沿って延びる細線状の単線からなる。この細線状の単線は、センサ電極10の短辺方向に沿って連続的に延びている。接続端子16は、第1細線14,14,…と電気的に接続されている。なお、図7については、接続端子16を強調して示すために、接続端子16をドットによるハッチングで示している。
各接続端子16は、ビューエリアVの周縁近傍に配置されている。具体的に、各接続端子16は、センサ電極10の第1端部10aおよび第2端部10bのそれぞれの位置に配置されている。各接続端子16は、第1細線14,14,…と交差した状態で第1メッシュパターン13の端部に接続されている。
各接続端子16は、基板4の上面に形成された溝部7に銅や銀などの導電金属が埋設された導電層Mとして構成されている。各接続端子16は、幅寸法が例えば8μmとなるように形成されているのが望ましい。
(配線部)
図2〜図4に示すように、タッチセンサ1は、センサ電極10,10,…を図示しない外部回路と電気的に接続するための配線部17,17,…を備えている。配線部17,17,…は、ビューエリアVの外方に配置されている(図2参照)。
図3に示すように、第1基板5の上面に形成された配線部17の一端部は、送信電極11の第1端部10aと電気的に接続されている。また、この配線部17の他端部は、フレキシブル配線板3と電気的に接続されている。
図4に示すように、第2基板6の上面に形成された配線部17の一端部は、受信電極12の第1端部10aまたは第2端部10bと電気的に接続されている。また、この配線部17の他端部は、フレキシブル配線板3と電気的に接続されている。
図5に示すように、配線部17は、略梯子状に形成されている。具体的に、配線部17は、導電性を有する一対の第3細線18,18および少なくとも1つのブリッジ部19からなる。図示しないが、第3細線18,18およびブリッジ部19の各々は、第1細線14と同様に、基板4の上面に形成された溝部7に銅や銀などの導電金属が埋設された導電層Mとして構成されている。各第3細線18の線幅は、例えば2〜8μmが望ましい。
第3細線18,18は、各々が配線部17の延伸方向に沿って延びている。第3細線18,18は、互いに間隔をあけて配置されている。ブリッジ部19は、各第3細線18と交差する方向に延びかつ各第3細線18と連続している。すなわち、ブリッジ部19は、第3細線18,18同士を架け渡すように第3細線18,18同士の間に配置されている。
なお、図示しないが、配線部17は、3本以上の第3細線18,18,…をブリッジ部19により互いに連結した構成としてもよい。また、配線部17は、一対の第3細線18,18のみにより構成されていてもよい。
(導電部)
次に、図5〜図7に示すように、タッチセンサ1は、導電部20,20を備えている。各導電部20は、平面視で一辺の長さ寸法が100μm以上となる矩形状の領域を含む。各導電部20は、例えば、X軸方向の幅がセンサ電極10におけるX軸方向の幅よりも小さくなるように形成されている。なお、図2〜図4では、導電部20,20,…の図示を省略している。
導電部20,20は、第1および第2導電部21,22として構成されている。第1および第2導電部21,22は、ビューエリアVの周縁付近に配置されている。
図5に示すように、第1導電部21は、センサ電極10の第1端部10a側に配置されている。第1導電部21は、センサ電極10の第1端部10aに位置する接続端子16に接続された状態で接続端子16と導通している。そして、配線部17は、センサ電極10の第1端部10aに位置する接続端子16を介して第1導電部21と導通している。
図6に示すように、第2導電部22は、センサ電極10の第2端部10b側に配置されている。そして、第2導電部22は、センサ電極10の第2端部10bに位置する接続端子16に接続された状態で接続端子16と導通している。
なお、図5〜図7では第1および第2導電部21,22の各々を送信電極11の第1端部10aおよび第2端部10bの各々に配設した形態を示しているが、これと同様に、受信電極12の第1端部10aおよび第2端部10bの各々にも第1および第2導電部21,22の各々が配設されている。
図7に示すように、導電部20は、第2メッシュパターン23を有している。第2メッシュパターン23は、導電性を有する第2細線24,24,…が互いに交差した網目状となるように形成されている。第2細線24は、第1細線14と同様に、基板4の上面に形成された溝部7に銅や銀などの導電金属が埋設された導電層Mとして構成されている(図8参照)。第2メッシュパターン23は、第2細線24,24,…の配置密度が第1メッシュパターン13における第1細線14,14,…の配置密度よりも高くなるように構成されている。
図7に示すように、第2細線24,24,…は、互いに長さが異なる細線25a〜25fからなる。細線25a〜25fの各々の線幅は、約8μmであるのが望ましい。なお、図7については、細線25a〜25fを強調して示すために、細線25a〜25fをドットによるハッチングで示している。
細線25a,25a,…は、Y軸方向に延びている。各細線25aの一端部は、接続端子16に接続されている。細線25a,25a,…は、X軸方向において互いに間隔をあけて配置されている。細線25a,25a同士の間隔は、約8μmであるのが望ましい。
細線25b,25b,…は、X軸方向に延びている。各細線25bは、各細線25aと連続している。細線25b,25b,…は、Y軸方向において互いに間隔をあけて配置されている。細線25b,25b同士の間隔は、約8μmであるのが望ましい。
細線25cは、Y軸方向に延びている。細線25cは、X軸方向において細線25a,25a,…側と反対側(図7の紙面右側)に配置されている。細線25cは、細線25b,25b,…と連続している。具体的に、細線25cは、X軸方向において細線25a,25a,…側とは反対に位置する細線25b,25bの端部同士(図7の紙面右側の端部同士)を接続している。
細線25d,25d,…は、X軸方向に延びている。各細線25dは、X軸方向において互いに隣り合う細線25a,25a同士を架け渡すように細線25a,25aと連続している。また、細線25a,25aの間隙に位置しかつY軸方向において互いに対向する細線25d,25dは、互いに所定の間隔(例えば100μm)をあけて配置されている。一方、同一の細線25aと連続する細線25d,25d,…に関し、X軸方向において互いに相反する方向に向かって延びかつY軸方向において最も近い位置にある細線25d,25dは、Y軸方向の間隔が例えば50μmとなるように配置されている。
細線25e,25e,…は、Y軸方向に延びている。各細線25eは、Y軸方向において互いに隣り合う細線25b,25b同士を架け渡した状態で細線25b,25bと連続している。細線25b,25bの間隙に位置しかつX軸方向において互いに対向する細線25e,25eは、互いに所定の間隔(例えば100μm)をあけて配置されている。一方、同一の細線25bと連続する細線25e,25e,…に関し、Y軸方向において互いに相反する方向に向かって延びかつX軸方向において最も近い位置にある細線25e,25eは、X軸方向の間隔が例えば50μmとなるように配置されている。
細線25f,25fは、Y軸方向に延びている。細線25f,25fは、X軸方向において互いに間隔をあけて配置されている。各細線25fの一端部は、接続端子16に接続されている。各細線25fの他端部は、Y軸方向において接続端子16と対向する細線25bと連続している。
ここで、図7の右側に位置する3つの細線25a,25a,…は、各々の一端部が第1細線14,14と接続端子16との接続交点X1,X2の間に位置するように配置されている。図7に示した細線25f,25fは、各々の一端部が第1細線14,14と接続端子16との接続交点X2,X3の間に位置するように配置されている。このように、導電部20,20,…は、少なくとも2本の第2細線24,24が、第1細線14,14と接続端子16との接続交点同士の間で接続端子16と交差するように構成されている。
[実施形態の作用効果]
以上のように、タッチセンサ1では、少なくともセンサ電極10の第2端部10b側に導電部20(第2導電部22)が配置されている。このため、例えばタッチセンサ1の検査工程において、図示しない抵抗測定器により、導電部20(第2導電部22)と、フレキシブル配線板3と電気的に接続された導電部材(図示せず)との二点間で抵抗値測定を行うことが可能となる。このような抵抗値測定を行った場合には、少なくともセンサ電極10の導通状態(例えば完全断線の有無)を確認することが可能となる。したがって、本開示の実施形態に係るタッチセンサ1では、センサ電極10を含んで電気的状態が正常であるか否かを判別することができる。さらに、タッチセンサ1では、各導電部20が第2メッシュパターン23からなるため、特にビューエリアVの周縁付近が暗くなりにくくなり、ビューエリアV全体としての透過率の低下を抑制することもできる。
また、第1導電部21は、センサ電極10の第1端部10a側に配置されている一方、第2導電部22は、センサ電極10の第2端部10b側に配置されている。このため、センサ電極10のみの導通状態を、第1および第2導電部21,22の二点間において上記抵抗測定器により確認することが可能となる。さらに、配線部17は、センサ電極10の第1端部10aを介して第1導電部21と電気的に導通するように構成されている。このため、配線部17のみの導通状態を、第1導電部21と上記導電部材との二点間において上記抵抗測定器により確認することが可能となる。したがって、センサ電極10および配線部17の各々における電気的状態が正常であるか否かを個別に判別することができる。
また、導電部20は、一辺の長さ寸法が100μm以上となる矩形状の領域を含むように形成されている。すなわち、例えばタッチセンサ1の検査工程において上述した抵抗測定器に設けられた測定ピン(図示せず)を導電部20に押し当てることを想定して、導電部20を、当該測定ピンにおける先端径(例えばφ10μm)よりも大きい範囲で形成している。その結果、導電部20による抵抗値測定を精度良く行うことができる。
また、導電部20は、基板4の溝部7に導電金属が埋設された導電層Mとして構成されている。これにより、タッチセンサ1の検査工程において上記抵抗測定器の測定ピン(図示せず)を導電部20に押し当てたときに、導電部20が測定ピンにより不意に押し潰されないようになる。したがって、導電部20に対する抵抗値測定を安定して行うことができる。
また、導電部20を構成する第2メッシュパターン23では、導電性を有する第2細線24,24,…が互いに交差している。そして、第2メッシュパターン23は、第2細線24,24,…の配置密度が第1メッシュパターン13における第1細線14,14,…の配置密度よりも高くなるように構成されている。これにより、タッチセンサ1の検査工程において上記測定ピンを導電部20に押し当てたときに、導電部20に対する抵抗値測定を精度良く行うことができる。なお、導電部20は、上述した構成であれば望ましいが、基板4の平坦な表面に導電性を有する第2細線24,24,…を積層状態に配置して構成されていてもよい。
また、導電部20は、少なくとも2本の第2細線24,24が第1細線14,14と接続端子16との接続交点(例えば図5〜図7のX1,X2)同士の間で接続端子16と交差するように構成されている。これにより、接続端子16を有するセンサ電極10と導電部20との接続状態を安定させることができる。さらに、細線状の単線からなる接続端子16を設けることによりビューエリアVの面積が相対的に広くなることから、導電部20,20をビューエリアVの周縁付近に配置しやすくなる。
[実施形態の変形例1および変形例2]
導電部20は、図5〜図7に示した形態に限られず、例えば図9および図10に示したような形態としてもよい。
図9に示した変形例1では、導電部22(20)が、細線25b,25b,…、細線25c,25c、細線25e,25e,…、および細線25f,25f,…により構成されている。具体的に、細線25c,25cは、X軸方向に間隔をあけて配置されている。細線25b,25b,…および細線25e,25e,…は、細線25c,25cの間に配置されている。細線25f,25f,…は、X軸方向に間隔をあけて配置されている。各細線25fの一端部(図9の紙面下側の端部)は、接続端子16に接続されている。各細線25fの他端部(図9の紙面上側の端部)は、細線25bと連続している。
図10に示した変形例2では、導電部22(20)が、細線25b,25b,…、細線25c,25c、および細線25e,25e,…により構成されている。具体的に、細線25c,25cは、X軸方向に間隔をあけて配置されている。細線25b,25b,…および細線25e,25e,…は、細線25c,25cの間に配置されている。各細線25eの一端部(図10の紙面下側の端部)は、接続端子16に接続されている。各細線25eの他端部(図10の紙面上側の端部)は、細線25bと連続している。
[実施形態の変形例3]
また、上記実施形態では、接続端子16を、1本の細線状の単線からなる形態を示したが、この形態に限られない。例えば、図11に示すように、上記実施形態で示した接続端子16を、その長手方向(X軸方向)の中間部で接続端子16a、16bに分割した形態としてもよい。接続端子16aには、第1導電部21が接続されている。接続端子16bには、配線部17が接続されている。
[その他の実施形態]
上記各実施形態では、第1細線14、第2細線24、第3細線18、および接続端子16の各々が導電金属により構成される形態を示したが、この形状に限られない。例えば、第1細線14、第2細線24、第3細線18、および接続端子16の各々を、導電樹脂、酸化インジウム錫、酸化錫等の光透過性を有する透明導電材(透明導電膜)等で構成してもよい。
また、上記各実施形態では、ひし形に形成された各セル15を示したが、この形状に限られない。例えば、各セル15を、4つの角が全て等しい平行四辺形(すなわち正方形や長方形)に形成してもよい。あるいは、各セル15を、正方形、ひし形、および長方形のいずれにも該当しない平行四辺形に形成してもよい。各セル15の形状は方形に限られることもなく、異形状などに形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、導電部20のX軸方向の幅がセンサ電極10のX軸方向の幅よりも小さい形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、導電部20のX軸方向の幅がセンサ電極10のX軸方向の幅よりも大きくなるような形態であってもよい。また、異なるセンサ電極10に応じて各々配置する導電部20としては、同じ大きさおよび形状に限定されることはない。
また、上記実施形態では、2つの基板4,4(第1基板5および第2基板6)を有する形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、タッチセンサ1として、1つの基板4(例えば第2基板6)のみを設けた形態としてもよい。かかる形態では、上記実施形態において第1基板5の上面に形成したセンサ電極10,10,…、配線部17,17,…、および導電部20,20,…などを、第2基板6の下面に形成すればよい。または、送信側と受信側の互いのセンサ電極10,10,…などを、1つの基板4の同じ側の面に絶縁性を保った状態で配置してもよい。
また、上記実施形態では、第1および第2導電部21,22の双方を設けた形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、タッチセンサ1として、センサ電極10を含んで電気的状態が正常であるか否かを判別可能にするには、第2導電部22のみを設けた形態であってもよい。すなわち、第2導電部22と上記導電部材の二点間で抵抗値測定を行うことにより、センサ電極10および配線部17を一体として電気的状態が正常であるか否かを判別してもよい。
以上、本開示についての実施形態を説明したが、本開示は上述の実施形態のみに限定されず、発明の範囲内で種々の変更が可能である。
本開示は、タッチ操作を行うことが可能なタッチセンサ型入力装置として産業上の利用が可能である。
1:タッチセンサ
2:カバー部材
3:フレキシブル配線板
4:基板
5:第1基板
6:第2基板
7:溝部
10:センサ電極
10a:第1端部
10b:第2端部
11:送信電極
12:受信電極
13:第1メッシュパターン
14:第1細線
15:セル
16:接続端子
17:配線部
20:導電部
21:第1導電部
22:第2導電部
23:第2メッシュパターン
24:第2細線
V:ビューエリア
X1〜X3:接続交点

Claims (6)

  1. 導電性を有する複数の第1細線が互いに交差した第1メッシュパターンからなり、略帯状の外形に形成されたセンサ電極と、
    前記センサ電極の長手方向の少なくとも第1端部側に電気的に接続され、前記センサ電極を外部回路と電気的に接続するための配線部と、
    前記センサ電極と電気的に導通する導電部と、を備え、
    前記導電部は、前記センサ電極の前記第1端部の反対側に位置する第2端部側に配置された第2メッシュパターンを有している、タッチセンサ。
  2. 請求項1に記載のタッチセンサにおいて、
    前記導電部は、第1および第2導電部を含み、
    前記第1導電部は、前記センサ電極の前記第1端部側に配置されており、
    前記第2導電部は、前記センサ電極の前記第2端部側に配置されており、
    前記配線部は、前記センサ電極の前記第1端部を介して前記第1導電部と電気的に導通するように構成されている、タッチセンサ。
  3. 請求項1または2に記載のタッチセンサにおいて、
    前記導電部は、一辺の長さ寸法が100μm以上となる略矩形状の領域を含むように形成されている、タッチセンサ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のタッチセンサにおいて、
    少なくとも一方の面に対して凹陥状に形成された溝部を有する基板をさらに備え、
    前記導電部は、前記溝部に導電材が埋設された導電層として構成されている、タッチセンサ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のタッチセンサにおいて、
    前記第2メッシュパターンは、導電性を有する複数の第2細線が互いに交差して配置されることで形成され、
    前記複数の第2細線の配置密度が前記第1メッシュパターンにおける前記複数の第1細線の配置密度よりも高くなるように構成されている、タッチセンサ。
  6. 請求項5に記載のタッチセンサにおいて、
    前記センサ電極の前記第1端部および前記第2端部の双方に接続端子をさらに有し、
    前記複数の第1細線は、その線方向が前記接続端子を斜めに横切るように前記接続端子と交差した状態で前記接続端子と接続されており、
    前記複数の第1細線と前記接続端子との接続交点同士は、前記接続端子の長手方向において互いに間隔をあけて配置されており、
    前記導電部は、少なくとも2本の前記第2細線が前記接続交点同士の間で前記接続端子と交差するように構成されている、タッチセンサ。
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