JP2021071215A - 風量調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の吹出口の風量調整にかかる作業負担を減らすことが可能な風量調整方法を提供すること。【解決手段】本発明の風量調整方法は、各吹出口の夫々に、流量センサを配置する第1ステップ、各流量センサのデータを収集し、各データを送信機に送信する第2ステップ、各流量センサのデータに基づいて、複数の吹出口のうち、基準風量とする第1の吹出口を選定し、風量を調整する第2の吹出口を選定する第3ステップ、第2の吹出口からの風量が、第1の吹出口の風量と一致するように、第2の吹出口の風量を調整する第4ステップ、第3ステップと前記第4ステップとを、各吹出口からの風量が所定範囲内に収まるまで繰り返す第5ステップ、を有することを特徴とする。【選択図】図5

Description

この発明は、複数の吹出口の風量を調整する風量調整方法に関する。
特許文献1には、サーバ装置、1台以上のPC、複数台のタブレット端末、及び複数台の風速測定器を備えた施工管理システムに関する発明が開示されている。風速は、複数のポイントで測定され、その測定結果が、画面に表示される。風速値が、設計風速及び設計風量のプラスマイナス10%の範囲内であれば、〇と評価し、範囲外であれば、×と評価して画面に表示する。
特開2018−163422号公報
しかしながら、特許文献1では、風量の評価を行うだけであり、風量のばらつきを改善する風量調整方法については言及していない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、複数の吹出口の風量調整にかかる作業負担を減らすことが可能な風量調整方法を提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様の風量調整方法は、複数の吹出口から吹き出される風量を調整するための風量調整方法であって、各吹出口の夫々に、流量センサを配置する第1ステップ、各流量センサのデータを収集し、各データを受信機に送信する第2ステップ、各流量センサのデータに基づいて、前記複数の吹出口のうち、基準風量とする第1の吹出口を選定し、風量を調整する第2の吹出口を選定する第3ステップ、前記第2の吹出口からの風量が、前記第1の吹出口の風量と一致するように、前記第2の吹出口の風量を調整する第4ステップ、前記第3ステップと前記第4ステップとを、各吹出口からの風量が所定範囲内に収まるまで繰り返す第5ステップ、を有することを特徴とする。
本発明の風量調整方法によれば、複数の吹出口の風量調整にかかる作業負担を減らすことができる。特に、複数の流量センサを数珠繋ぎに接続したセンサ群を用いて測定することで、コードが乱雑に絡む等の不具合が起きにくく、複数の吹出口に対して簡単に、各流量センサを配置することができ、作業効率を向上させることができる。
空調設備の概念図(断面図)である。 空調設備の概念図(斜視図)である。 本実施の形態の風量検出装置の一例を示す斜視図である。 本実施の形態の風量検出装置の一例を示す斜視図である。 本実施の形態の風量調整方法のフローチャート図である。 本実施の形態の流量センサ装置の回路図(一例)である。 本実施の形態の風量調整方法の一例を示す各吹出口の風量値表である。 本実施の形態の風量調整方法の一例を示す各吹出口の風量値表である。 従来の風量調整方法の一例を示す各吹出口の風量値表である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態に係る風量調整方法及び、風量検出装置について説明する。
図1及び図2に示す空調設備1は、チャンバー2と、空気送風機3と、ダンパー4と、複数の吹出口5と、風量調整機構6と、を有して構成される。
図1、図2に示すように、複数の吹出口5は、チャンバー2の表面に設けられている。空気送風機3からダンパー4により空気量が調整されてチャンバー2内に送られ、空気は、チャンバー2の表面に位置する各吹出口5から外部へ吹き出される。このとき、各吹出口5に設けられた風量調整機構6により、各吹出口5からの風量を調整することができる。限定するものではないが、風量調整機構6は、吹出口5の下部に位置するスライド可能な板材であり、板材をスライドさせて、吹出口5の開口面積を変えることで、風量を調整することができる。
図1、図2に示す空調設備1は、例えば、屋内会場に設けられ、各吹出口5は、各座席の足元に配置されている。各吹出口5からの風量が一定となるように調整される。
従来では、各吹出口5からの風量を、一つずつ測定して風量調整を行っていた。しかしながら、このような方法では、全ての吹出口5の風量を一定にするには、相当の時間がかかり、また作業者の経験値によるところが大きかった。
そこで、本発明者らは、従来に比べて、風量調整の作業負担を減らすことができる風量調整方法を開発するに至った。まずは、本実施の形態の風量調整方法に適用される風量検出装置について説明する。
図3、図4は、本実施の形態における風量検出装置10の一例である。図3に示すように、風量検出装置10は、数珠繋ぎに接続された複数の流量センサ11及び、データ収集器12を有するセンサ群13と、受信機14と、を具備する。「数珠繋ぎ」(lined in a row)とは、複数の流量センサ11を一列に接続した状態を指す。流量センサ11は、センサ素子15と、センサ素子15を内側にて支持する枠体16とを具備する。センサ素子15について説明する。
図6に示すように、センサ素子15は、感温抵抗素子としての流量検知用抵抗素子17と、温度補償用抵抗素子18を備える。
流量検知用抵抗素子17及び温度補償用抵抗素子18は、図6に示す回路を構成する。図6に示すように、流量検知用抵抗素子17と、温度補償用抵抗素子18と、抵抗器36、37とでブリッジ回路38を構成している。図6に示すように、流量検知用抵抗素子17と抵抗器36とで第1の直列回路39を構成し、温度補償用抵抗素子18と抵抗器37とで第2の直列回路40を構成している。そして、第1の直列回路39と第2の直列回路40とが、並列に接続されてブリッジ回路38を構成している。
図6に示すように、第1の直列回路39の出力部31と、第2の直列回路40の出力部32とが、夫々、差動増幅器(アンプ)43に接続されている。ブリッジ回路38には、差動増幅器43を含めたフィードバック回路44が接続されている。フィードバック回路44には、トランジスタ(図示せず)等が含まれる。
抵抗器36、37は、流量検知用抵抗素子17、及び温度補償用抵抗素子18よりも抵抗温度係数(TCR)が小さい。流量検知用抵抗素子17は、例えば、所定の周囲温度よりも所定値だけ高くなるように制御された加熱状態で、所定の抵抗値Rs1を有し、また、温度補償用抵抗素子18は、例えば、前記の周囲温度にて、所定の抵抗値Rs2を有するように制御されている。なお、抵抗値Rs1は、抵抗値Rs2よりも小さい。流量検知用抵抗素子17と第1の直列回路39を構成する抵抗器36は、例えば、流量検知用抵抗素子17の抵抗値Rs1と同様の抵抗値R1を有する固定抵抗器である。また、温度補償用抵抗素子18と第2の直列回路40を構成する抵抗器37は、例えば、温度補償用抵抗素子18の抵抗値Rs2と同様の抵抗値R2を有する固定抵抗器である。
センサ素子15は、周囲温度よりも高い温度に設定されており、風を受けると、発熱抵抗である流量検知用抵抗素子17の温度は低下する。このため、流量検知用抵抗素子17が接続された第1の直列回路39の出力部31の電位が変動する。これにより、差動増幅器43により差動出力が得られる。そして、フィードバック回路44では、差動出力に基づいて、流量検知用抵抗素子17に駆動電圧を印加する。そして、流量検知用抵抗素子17の加熱に要する電圧の変化に基づき、マイコン(図示せず)にて風速を換算し出力することができる。
また、センサ素子15に設けられた温度補償用抵抗素子18は、流体そのものの温度を検知し、流体の温度変化の影響を補償する。このように、温度補償用抵抗素子18を備えることで、流体の温度変化が流量検知に影響するのを低減でき、流量検知を精度よく行うことができる。上記したように、温度補償用抵抗素子18は、流量検知用抵抗素子17よりも十分に抵抗が高く、且つ、温度が周囲温度付近に設定されている。このため、センサ素子15が風を受けても、温度補償用抵抗素子18が接続された第2の直列回路40の出力部32の電位は、ほとんど変化しない。したがって、出力部32の電位を基準電位として、流量検知用抵抗素子17の抵抗変化に基づく差動出力を精度よく得ることができる。
なお、図6に示す回路構成は、一例であり、これに限定されるものではない。
上記のように、センサ素子15は熱くなるため、作業者が火傷等しないように、センサ素子15を枠体16の内側に配置し、作業者がセンサ素子15に直接触れないようにしている。
図3に示す流量センサ11の数を限定するものではなく、流量センサ11は、吹出口5と同数であってもよいし異なっていても良い。
本実施の形態では、複数の流量センサ11を、数珠繋ぎに接続したセンサ群13を構成することができる。
例えば、各流量センサ11は、通信コード19を介して一列に接続することができ、センサ群13のセンサ数を簡単且つ自由に増やすことができる。
図3や図4に示すように、各流量センサ11は、各吹出口5に配置され、各吹出口5の風量を各流量センサ11にて測定することができる。各流量センサ11のデータは、データ収集器12に集約される。そして、データ収集器12からノートパソコンやタブレット等の受信機14に送信される。送信は、有線でも無線でもよいが、無線であることが、例えば、作業者が、受信機14を手に持って自由に作業しやすくなり、作業効率を向上させることができ好ましい。無線方式を限定するものでなく、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi等、既存の方式を用いることができる。
なお、受信機14から指示を、データ収集器12を介して流量センサ11側へ送信することもできる。
図4では、センサ群13を複数設けており、各センサ群13の各データ収集器12を、数珠繋ぎに接続してもよい。図4の構成とすれば、流量センサ11の数を簡単に増やすことができる。
本実施の形態では、受信機14に送信されたデータに基づき、各吹出口5からの風量状況を、受信機14の表示部14aに表示することができる。作業者は、表示部14aに表示された風量状況を基に、以下に説明する風量調整方法に基づいて、各吹出口5の風量調整を行うことができる。
図5は、本実施の形態の風量調整方法のフローチャート図である。図5に示すステップST1では、図3や図4に示したセンサ群13を、各流量センサ11が各吹出口5の位置に一致するように、設置する。なお、各流量センサ11を、各吹出口5の最も風量が強い場所に設置することが好ましい。
図5のステップST2では、各流量センサ11により、各吹出口5の風量を測定する。例えば、作業者が、ステップST1の後、風量測定用の専用アプリを立ち上げ、そのアプリのスタートボタンを押すことで、データ収集器12に、各流量センサ11のデータを収集でき、表示部14aに、各吹出口5の風量状況を表示することができる。図3や図4に示すように、表示部14aには、例えば、各吹出口5を示すブロック状のマーク20が表示されている。
次に、図5のステップST3では、基準風量とする第1の吹出口Aと、風量を調整する第2の吹出口Bを選択する。一例であるが、表示部14aに表示された各吹出口のマーク20のうち、最も風量が小さい吹出口(以下、第1の吹出口Aと称する)のマーク20を青色点灯させる。第1の吹出口Aの風量を基準風量とし、第1の吹出口Aの風量は、調整不要とする。また、各吹出口のうち、風量の調整が必要な吹出口のマーク20を赤色点灯させ、このうち、最も風量が大きい吹出口(以下、第2の吹出口Bと称する)のマーク20を赤色点滅させる。赤色点滅した第2の吹出口Bの風量を調整し、赤色点灯した吹出口は風量調整待ちとする。
ここで、具体的な風量値を用いて風量調整方法を説明する。図7に示すように、吹出口は、(1)〜(4)まで4つあるとする。「初期値」とは、ステップST2で、最初に、各吹出口5の風量状況を確認した際の風量値を示す。ここで、各吹出口5の風量を合計してみると8であった。本実施の形態の風量調整方法では、「調整1回目」として、空気送風機3或いはダンパー4を使用して、合計風量が10となるように調整した。「調整1回目」は、必要に応じて行うことができる。
上記のように、合計風量を10としたので、各吹出口(1)〜(4)の風量が、2.5となるように風量調整を行う。
上記のように、第1の吹出口Aは、最も風量が小さい吹出口であるため、風量が1.25である吹出口(1)が第1の吹出口Aに該当する。よって、表示部14aに表示された吹出口(1)のマーク20は、青色点灯する。また、第2の吹出口Bは、最も風量が大きい吹出口であるため、風量が3.75の吹出口(3)が第2の吹出口Bに該当する。よって、表示部14aに表示された吹出口(3)のマーク20は、赤色点滅する。図7では、第1の吹出口Aの風量を太字とし、第2の吹出口Bの風量を斜字とした。
次に図5のステップST4では、第2の吹出口Bの風量と、第1の吹出口Aの風量とが所定範囲内となるように、第2の吹出口Bの風量を調整する。図7の実験では、第2の吹出口Bの風量と、第1の吹出口Aの風量とが一致するように、第2の吹出口Bの風量を調整した。「所定範囲内」とは、風量が一致する場合のみならず、第2の吹出口Bの風量/第1の吹出口Aの風量で示される比率が一定の範囲内に収まる場合も指す。
作業者は、表示部14aにて赤色点滅した吹出口(3)の風量調整機構6を調整して、吹出口(3)の風量を、表示部14aにて青色点灯した吹出口(1)の風量に合わせることができる。或いは、風量調整が自動化されてもよい。
図7の「調整2回目」の欄に記載されているように、第1の吹出口Aである吹出口(1)の風量と、第2の吹出口Bである吹出口(3)の風量を、同じ1.67に調整した。なお、第1の吹出口Aの風量(最小風量)は、基準風量であるが、第2の吹出口Bの風量を調整することで、第1の吹出口Aの風量も変動する。なお、吹出口(3)の風量が、吹出口(1)の風量と一致したか否かは、表示部14aに表示された風量値の数値や、或いは「一致しました」等の表記で知ることが可能である。
ステップST4が終了したら、ステップST5に移動する。図5に示すステップST5では、ステップST3とステップST4とを繰り返し行う。すなわち、図7の「調整2回目」の欄を見て分かるように、各吹出口(1)〜(4)の風量は2.5になっていないため、全ての吹出口(1)〜(4)の風量が2.5になるまでステップST3とステップST4を繰り返す。「調整2回目」に示すように、吹出口(1)(3)の風量は1.67であり、吹出口(2)(4)の風量は3.33であった。このように、吹出口(1)(3)の風量は、吹出口(2)(4)の風量よりも小さい。
そこで、吹出口(1)(3)のうち、吹出口(1)を第1の吹出口Aに選定し、吹出口(2)(4)のうち、吹出口(4)を第2の吹出口Bに選定した(ステップST3)。なお、このように、第1の吹出口Aや第2の吹出口Bに該当する吹出口が複数存在する場合、アプリ側で自動的に、吹出口(1)を第1の吹出口Aに選定して青色点灯させ、吹出口(4)を第2の吹出口Bに選定して赤色点滅させることができる。そして、吹出口(4)の風量が、吹出口(1)の風量と一致するように、吹出口(4)の風量を調整した。これにより、図7の「調整3回目」の欄に示すように、吹出口(1)(3)(4)の風量が2.00となり、吹出口(B)の風量が4.00となった。
そこで、吹出口(1)(3)(4)のうち、吹出口(3)を第1の吹出口Aに選定し、吹出口(2)を第2の吹出口Bに選定した。そして、吹出口(2)の風量が、吹出口(3)の風量と一致するように、吹出口(2)の風量を調整した。これにより、図7の「調整4回目」の欄に示すように、吹出口(1)〜(4)の風量が全て2.50となった。
以上により、全ての吹出口(1)〜(4)の風量が所定範囲内となったため(図5のステップST6)、風量調整を終了する(ステップST7)。
図7では、最小風量を基準風量にして、最小風量を示す吹出口を、第1の吹出口Aに設定し、最大風量を調整風量として、最大風量を示す吹出口を、第2の吹出口Bに設定したが、逆であってもよい。すなわち、最大風量を基準風量にして、最大風量を示す吹出口を、第1の吹出口Aに設定し、最小風量を調整風量として、最小風量を示す吹出口を、第2の吹出口Bに設定することができる。図8には、最大風量を基準風量に、最小風量を調整風量として、風量調整を行った一例を示す。
図8では、初期値の合計が9.75であったので、まずは、「調整1回目」として、空気送風機或いはダンパーを使用して合計風量が10となるように調整した。
図8では、「調整1回目」の終了時、吹出口(2)の風量が2.82と最も大きいので、吹出口(2)を第1の吹出口Aに選定した。また、吹出口(4)の風量は2.21と最も小さいので、吹出口(4)を第2の吹出口Bに選定した(図5のステップST3)。図8では、第1の吹出口Aの風量を太字とし、第2の吹出口Bの風量を斜字とした。
次に、第2の吹出口Bの風量と、第1の吹出口Aの風量とが所定範囲内となるように、第2の吹出口Bの風量を調整する(図5のステップST4)。図8の「調整2回目」の欄に記載されているように、吹出口(4)の風量が、吹出口(2)の風量と一致するように、吹出口(4)の風量を調整した。これにより、吹出口(2)(4)の風量は、同じ2.35となった。
次に、「調整2回目」の終了時、最も風量の大きい吹出口(3)を第1の吹出口Aに選定し、最も風量の小さい吹出口(2)(4)のうち、吹出口(4)を第2の吹出口Bに選定した。そして、吹出口(4)の風量が、吹出口(3)の風量と一致するように、吹出口(4)の風量を調整した。これにより、図8の「調整3回目」の欄に示すように、吹出口(2)(3)(4)の風量が2.47となり、吹出口(1)の風量が2.59となった。
そこで、吹出口(2)(3)(4)のうち、吹出口(3)を第2の吹出口Bに選定し、吹出口(1)を第1の吹出口Aに選定した。そして、吹出口(3)の風量が、吹出口(1)の風量と一致するように、吹出口(3)の風量を調整した。これにより、図8の「調整4回目」の欄に示すように、吹出口(1)〜(4)の風量が全て2.50となった。
以上により、全ての吹出口(1)〜(4)の風量が所定範囲内となったため(図5のステップST6)、風量調整を終了する(ステップST7)。
ここで、従来の風量調整方法の一例を示す。図9に示すように、初期値は、合計で8であったので、「調整1回目」として、空気送風機或いはダンパーを使用して合計風量が10となるように調整した。したがって、各吹出口の風量が、2.5となるように風量調整を行う。
次に、最も風量が大きい吹出口の風量が、2.50となるように調整を行った。「調整1回目」の終了時で、最も風量が大きいのは吹出口(3)であるため、吹出口(3)の風量が2.50となるように調整を行った。風量調整の吹出口の風量は斜字で示した。
「調整2回目」の終了時点で、吹出口(3)は、2.50となったが、吹出口(2)(4)が3.00と最も大きい風量となったので、今度は、吹出口(4)が、2.50となるように調整した。
このように、最も風量が大きい吹出口の風量が2.50となるように1つずつ繰り返し調整を行った。図9に示すように、「調整20回目」で、全ての吹出口の風量が2.50となった。
図7、図8の実施例では、4回の調整(1回目の調整は合計風量の調整なので、これを除くと3回の調整)であったが、図9の従来例では、20回の調整(1回目の調整は合計風量の調整なので、これを除くと19回の調整)が必要となり、実施例の5倍〜7倍程度の調整回数を必要とした。上記実験では、吹出口を4つとしたが、吹出口の数が更に増えることで、更に、調査回数差が広がる。この結果、本実施例の風量調整方法を適用することで、作業にかかる時間を短くすることができ、作業負担を減らすことができる。
本実施の形態の風量調整方法では、以下のステップを備える。
(a)各吹出口5に、流量センサ11を配置する第1ステップ(図5のステップST1)
(b)各流量センサ11のデータを収集し、各データを受信機14に送信する第2ステップ(図5のステップST2)
(c)各流量センサ11のデータに基づいて、複数の吹出口のうち、基準風量とする第1の吹出口Aを選定し、風量を調整する第2の吹出口Bを選定する第3ステップ(図5のステップST3)
(d)第2の吹出口Bからの風量が、第1の吹出口Aの風量と一致するように、第2の吹出口Bの風量を調整する第4ステップ(図5のステップST4)
(e)上記(c)と(d)とを、各吹出口5からの風量が所定範囲内に収まるまで繰り返す第5ステップ(図5のステップST5)
本実施の形態の風量調整方法は、各吹出口5に、流量センサ11を配置したうえで、風量基準とする第1の吹出口Aと、風量を調整する第2の吹出口Bとを選定し、第2の吹出口Bの風量が、第1の吹出口Aの風量と一致するように、第2の吹出口Bの風量を調整し、このような風量調整を繰り返すことに特徴的部分がある。これにより、風量の調整回数を従来よりも減らすことができ、作業時間を短くでき、作業効率を向上させることができる。
本実施の形態では、上記(a)に示すように、各吹出口5に、流量センサ11を配置する際、各流量センサ11を数珠繋ぎに接続せず、各流量センサ11から個別に通信コードを引き出してデータ収集器に繋げることもできるが、流量センサ11の数が増えるとその分、通信コードの数も増え、コード同士が絡まったり、或いは、通信コードが邪魔になり、各流量センサ11を各吹出口5に設置しにくい不具合が生じる。そこで、図3や図4に示すように、複数の流量センサ11を数珠繋ぎに接続したセンサ群13を用いて測定することで、通信コード19が乱雑に絡んだり、流量センサ11の設置の邪魔になる等の不具合も起きにくく、複数の吹出口5に対して簡単且つ適切に、各流量センサ11を配置することができ、作業効率を向上させることができる。
以下、限定するものではないが、図5に示すステップST7の各吹出口5の風量調整が終了したら、専用アプリによる風量測定の終了ボタンを押す。これにより、専用アプリが、全体風量調整モードになり、全体風量調整状態に切り替わる。作業者が目標の風量を入力し、調整開始ボタンをクリックすると、表示部14aに表示された全ての吹出口5の各マーク20が青色点滅し、全体風量調整モードになる。
空調設備1では、ダンパー4にて、全体の風量を調整する。そして、目標の風量になったら、表示部14aに表示された全ての吹出口5の各マーク20が青色点灯に変わり、全体風量の調整が終了となる。
本実施の形態の風量検出装置10は、上記した風量調整方法に適用すべく、数珠繋ぎに接続された複数の流量センサ11と、各流量センサのデータを収集するデータ収集器12とを備えたセンサ群13と、データ収集器12のデータを受信する受信機14と、を具備する。そして、複数の流量センサ11は、風量調整対象としての複数の吹出口5と一致可能に配置されている。
本実施の形態では、センサ群13は、各流量センサ11を数珠繋ぎに接続しており、これにより、各流量センサ11のデータを、通信コード19を通じて、データ収集器12に適切に集約することができる。このため、図3や図4のように、センサ群13を吹出口5上に這わせることで、各流量センサ11を各吹出口5上に簡単に配置できるとともに、配置後は、表示部14aに表示された赤色点滅の吹出口の風量を青色点灯した吹出口の風量に合うように調整を行なえば、適度な回数で、各吹出口の風量が所定範囲内に収まるようにすることができる。したがって、作業者が上記した(a)から(e)の各ステップを、適切且つ簡単に行うことができ、また通信コード19が分岐等していない分、通信コード19の絡みや通信コード19が流量センサ11の設置の邪魔になりにくく、作業効率の向上を図ることができる。
本実施の形態の風量調整方法は、複数の吹出口5があり、各吹出口5の風量を一定とする用途に好ましく適用され、屋内、屋外を問わないが、例えば、劇場や、映画館、多目的室等、各座席の足元に吹出口5が設けられた用途に好適に用いることができる。
なお、上記実施の形態では、複数の流量センサ11を数珠繋ぎに接続した構造を例示したが、これに限定されるものでなく、例えば、受信機14に複数の流量センサ11が直接接続されたスター型接続であってもよい。ただし、複数の流量センサ11を数珠繋ぎで接続することが、各流量センサ11と各吹出口5が一致するようにセンサ群13を這わせやすく好適である。
以上説明したように、本発明の風量調整方法では、例えば、数珠繋ぎに接続された複数の流量センサを有する風量検査装置を用いて、複数の吹出口の風量を簡単且つ適切に調整することが可能である。
1 :空調設備
2 :チャンバー
3 :空気送風機
4 :ダンパー
5 :吹出口
6 :風量調整機構
10 :風量検出装置
11 :流量センサ
12 :データ収集器
13 :センサ群
14 :受信機
14a :表示部
15 :センサ素子
16 :枠体
17 :流量検知用抵抗素子
18 :温度補償用抵抗素子
19 :通信コード
20 :マーク
38 :ブリッジ回路
43 :差動増幅器
44 :フィードバック回路

Claims (3)

  1. 複数の吹出口から吹き出される風量を調整するための風量調整方法であって、
    各吹出口の夫々に、流量センサを配置する第1ステップ、
    各流量センサのデータを収集し、各データを受信機に送信する第2ステップ、
    各流量センサのデータに基づいて、前記複数の吹出口のうち、基準風量とする第1の吹出口を選定し、風量を調整する第2の吹出口を選定する第3ステップ、
    前記第2の吹出口からの風量が、前記第1の吹出口の風量と一致するように、前記第2の吹出口の風量を調整する第4ステップ、
    前記第3ステップと前記第4ステップとを、各吹出口からの風量が所定範囲内に収まるまで繰り返す第5ステップ、
    を有することを特徴とする風量調整方法。
  2. 前記第3ステップでは、前記第1の吹出口として、最小風量を示す吹出口を選定し、前記第2の吹出口として、最大風量を示す吹出口を選定し、或いは、前記第1の吹出口として、最大風量を示す吹出口を選定し、前記第2の吹出口として、最小風量を示す吹出口を選定することを特徴とする請求項1に記載の風量調整方法。
  3. 前記第1ステップでは、数珠繋ぎに接続された複数の前記流量センサ及び、各流量センサの出力を収集するデータ収集器を備えたセンサ群を、各流量センサと各吹出口が一致するように這わせ、
    前記第2ステップでは、前記データ収集器から、前記受信機側に各データを送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の風量調整方法。
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