JP2021070513A - 包装用シートロール、その包装用シートロールを用いた梱包物及びその梱包方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 梱包対象とその配送先との対応関係を、特別な装置を用いることなくマッチさせることを目的にする。【解決手段】 熱溶着可能な帯状シート21,22を巻いてロール体R1,R2を形成し、このロール体R1,R2から上記帯状シート21,22を引き出して使用する。そして、上記帯状シート21,22は、その引き出し方向全長にわたって、不透明シート材22b,22bからなる一対の不透明エリアとこれら不透明エリア間に位置する透明シート材22aからなる透明エリアとを備えている。【選択図】 図3
Description
この発明は、梱包用シートロール、その包装用シートロールを用いた梱包物及びその梱包方法に関する。
図4,5に示した包装用シートロールと、その包装用シートロールを用いた梱包方法が従来から知られている。
図4に示した包装用シートロールは、紙製の不透明シート材の一方の面に熱溶着可能な樹脂製のクッションシート材を貼り合せて帯状シート1,1を構成するとともに、これら帯状シート1,1を巻いてロール体r,rを構成している。
図4に示した包装用シートロールは、紙製の不透明シート材の一方の面に熱溶着可能な樹脂製のクッションシート材を貼り合せて帯状シート1,1を構成するとともに、これら帯状シート1,1を巻いてロール体r,rを構成している。
上記一対のロール体r,rのそれぞれは、図示していない支持機構に、回転可能でしかも上下において間隔を保つよう支持される。そして、これらロール体r,rは、それらの帯状シート1,1を引き出したとき、上記クッションシートが互いに向き合うようにセッティングされる。
さらに、上記のように支持されたロール体r,rに対して、帯状シート1,1の引き出し方向下流側には一対のガイドローラ2,2が設けられ、上記ロール体r,rから引き出された帯状シート1,1はこのガイドローラ2,2に導かれる。そして、このガイドローラ2,2に対して、帯状シート1,1の引き出し方向上流側には第1搬送体3が設けられ、この第1搬送体3に載せられた梱包対象4が上記ガイドローラ2,2間に導かれるようにしている。
さらに、上記ガイドローラ2,2に対して、帯状シート1,1の引き出し方向下流側には、接着カット機構Sと一対の引出用グリップ5,5とを設けている。
上記接着カット機構Sは、図5に示すように、上側接着体6と下側接着体7とからなり、上側接着体6には図示していないヒーターが組み込まれている。
また、上記両接着体6,7は、図示していないアクチュエータによって、上記両接着体6,7が密着する図示の接着位置と、両接着体6,7が互いに離れる開放位置との間で上下動可能にしている。
上記接着カット機構Sは、図5に示すように、上側接着体6と下側接着体7とからなり、上側接着体6には図示していないヒーターが組み込まれている。
また、上記両接着体6,7は、図示していないアクチュエータによって、上記両接着体6,7が密着する図示の接着位置と、両接着体6,7が互いに離れる開放位置との間で上下動可能にしている。
さらに、上記上側接着体6は、帯状シート1,1の搬送方向に直交する横部材8と、この横部材8に連続するとともに上記搬送方向に平行にした一対の縦部材10,10とからなる。また、下側接着体7も同様に、帯状シート1,1の搬送方向に直交する横部材9と、この横部材9に連続するとともに上記搬送方向に平行にした一対の縦部材11,11とからなる。
さらに、上記下側接着体7の横部材9には、その長手方向全長にわたってすき間9aが形成され、このすき間9aのほぼ全長にわたって、すなわち上記帯状シート1,1の幅と同じ長さのカッター12を上下動可能に組み込んでいる。
上記カッター12はアクチュエータ13によって上下移動可能であり、カッター12の刃先が、上記上側接着体6の横部材8に形成した凹部8a内まで突出できるようにしている。
上記カッター12はアクチュエータ13によって上下移動可能であり、カッター12の刃先が、上記上側接着体6の横部材8に形成した凹部8a内まで突出できるようにしている。
したがって、上側接着体6と下側接着体7との間に挟まれた帯状シート1,1は、それらの合せ面に設けた上記樹脂製クッションシート材が上記ヒーターの熱で溶着されるとともに、下側接着体7に組み込まれたカッター12によって、帯状シート1,1の搬送方向の連続がカットされる。
ただし、帯状シート1,1を最初にセッティングする段階では、それら両者の先端を重ね合わせるとともに、その重ね合わせ部分を人が接着カット機構Sの位置まで引き出してあらかじめ熱溶着しておく。
ただし、帯状シート1,1を最初にセッティングする段階では、それら両者の先端を重ね合わせるとともに、その重ね合わせ部分を人が接着カット機構Sの位置まで引き出してあらかじめ熱溶着しておく。
したがって、第1搬送体3で搬送された梱包対象4は、先端が接着された一対の帯状シート1,1間に送り込まれて、これら帯状シート1,1間に保持される。
また、上記した引出用グリップ5,5は、開放された接着カット機構Sの横部材8,9よりも、帯状シート1,1の引き出し方向上流側のポイントPをスタート点として、その引き出し方向に平行に移動可能にしている。
また、上記した引出用グリップ5,5は、開放された接着カット機構Sの横部材8,9よりも、帯状シート1,1の引き出し方向上流側のポイントPをスタート点として、その引き出し方向に平行に移動可能にしている。
上記のように先端が熱溶着されるとともに梱包対象4を保持した帯状シート1,1は、上記引出用グリップ5,5につままれて引き出されて接着カット機構Sの横部材8,9及び縦部材10,11間に搬送され、これら横部材8,9及び縦部材10,11で梱包対象4の周囲4辺が上記ヒーターで熱溶着されるとともに、上記カッター12で梱包対象4の後方側がカッター12でカットされて、梱包対象4の周囲4辺が熱溶着された単位包装袋Bが生成される。
なお、上記単位包装袋Bの内法長さは、上記縦部材10,10,11,11の間隔の寸法に対応する。
また、上記のようにカットされた時点では、そのカッター12よりも後方における帯状シート1,1の引き出し方向先端は熱溶着された状態で待機することになる。
なお、図中符号14は上記単位包装袋Bを受け止めるための搬送テーブル、符号15は上記搬送テーブル14に連続して設けた第2搬送体である。
そして、上記引出用グリップ5,5は、単位包装袋Bを、その単位包装袋Bが第2搬送体15に移行可能位置まで移動させるようにしている。
また、上記のようにカットされた時点では、そのカッター12よりも後方における帯状シート1,1の引き出し方向先端は熱溶着された状態で待機することになる。
なお、図中符号14は上記単位包装袋Bを受け止めるための搬送テーブル、符号15は上記搬送テーブル14に連続して設けた第2搬送体である。
そして、上記引出用グリップ5,5は、単位包装袋Bを、その単位包装袋Bが第2搬送体15に移行可能位置まで移動させるようにしている。
次に、上記した装置を用いて当該単位包装袋Bに宛名シールを貼るシステムについて説明する。
上記第1搬送体3の上方にはデータ読取り器16が設けられるとともに、このデータ読取り器16で読み取られた配送先のデータがコンピュータ17に送られるようにしている。
そして、上記コンピュータ17は、データ読取り器16から送られてきたデータに基づき、第2搬送体15の上方に設けたラベル印字貼付器18を制御する。
上記第1搬送体3の上方にはデータ読取り器16が設けられるとともに、このデータ読取り器16で読み取られた配送先のデータがコンピュータ17に送られるようにしている。
そして、上記コンピュータ17は、データ読取り器16から送られてきたデータに基づき、第2搬送体15の上方に設けたラベル印字貼付器18を制御する。
すなわち、コンピュータ17には、データ読取り器16でデータを読み取ってから、当該単位包装袋Bが上記ラベル印字貼付器18の貼付作業位置に到達するまでの時間をあらかじめ記憶されている。また、ラベル印字貼付器18はコンピュータ17からの指令に基づいて、当該単位包装袋Bに対応した宛名シールを作成する。
そして、コンピュータ17があらかじめ記憶した時間に対応した単位包装袋Bが上記貼付作業位置に到達したとき、ラベル印字貼付器18はあらかじめ生成された宛名シールを貼付する。
なお、上記した従来技術はごく一般的なものであり、特許調査はしていない。
そして、コンピュータ17があらかじめ記憶した時間に対応した単位包装袋Bが上記貼付作業位置に到達したとき、ラベル印字貼付器18はあらかじめ生成された宛名シールを貼付する。
なお、上記した従来技術はごく一般的なものであり、特許調査はしていない。
上記のようにした従来の装置では、配送先のデータをデータ読取り器16で読み取った当該単位包装袋Bと、コンピュータ17の指示でラベル印字貼付器18が作成した配送先の宛名シールとを正確に対応させなければならない。もし、その対応関係が崩れてしまうと、当該単位包装袋Bである梱包物は誤配されてしまうので、絶対に避けなければならない。そのような対応関係のずれを防止するために、当該システムの製造コストがかさむという問題があった。
また、上記対応関係がいったんずれてしまうと、次に連続する梱包対象4もその対応関係がずれてしまうので、その修復にも時間と費用とがかかるという問題もあった。
また、上記対応関係がいったんずれてしまうと、次に連続する梱包対象4もその対応関係がずれてしまうので、その修復にも時間と費用とがかかるという問題もあった。
この発明の目的は、単位包装袋と配送先データとの対応関係を生成するシステムを不要にする、包装用シートロール、その包装用シートロールを用いた梱包物及びその梱包方法を提供することである。
第1の発明の包装用シートロールは、その全長にわたって一対の不透明エリアとこれら不透明エリア間に位置する透明エリアとを備えている。したがって、上記透明エリアに配送先を記載したデータシートを透視できるようにすれば、宛名シールを当該梱包物に貼付する必要がなくなる。
また、透明エリアに対する不透明エリアの割合を多くすれば、梱包された梱包対象を外部から視認することができないので、配送過程における個人情報の漏洩の問題も発生しない。
また、透明エリアに対する不透明エリアの割合を多くすれば、梱包された梱包対象を外部から視認することができないので、配送過程における個人情報の漏洩の問題も発生しない。
第2の発明の包装用シートロールは、帯状シートの構成に特徴を有する。すなわち、この帯状シートは、その幅と同じ幅を備えた熱溶着可能な透明シート材に、上記帯状シートの幅方向に間隔を保った不透明シート材とを備え、不透明シート材が貼られた部分を不透明エリアとし、これら不透明シート材間に露出した透明シート材の部分を透明エリアとしたものである。
第3の発明の包装用シートロールは、上記不透明シート材を紙製にしたものである。
そして、第4の発明の包装用シートロールは、透明シート材であって、その透明シート材を挟んで上記不透明シート材とは反対側においてこの不透明シートと対向する位置に熱溶着可能なクッションシート材を貼付している。
そして、第4の発明の包装用シートロールは、透明シート材であって、その透明シート材を挟んで上記不透明シート材とは反対側においてこの不透明シートと対向する位置に熱溶着可能なクッションシート材を貼付している。
第5の発明の梱包物は、一対の帯状シート間に梱包対象を包み込むとともに、梱包対象を囲う周囲4辺を熱溶着して平面矩形にした単位包装袋を構成にしてなる梱包物である。そして、上記単位包装袋の少なくとも一面には、中央全長にわたって透明エリアが設けられるとともに、その透明エリアの両側に不透明エリアが設けられている。
さらに、上記データシートの対角線が、上記帯状シートの引き出し方向に直交する方向における梱包物の内法の長さよりも大きくするとともに、上記梱包物の上記内法長さと上記データシートの幅との差は、透明エリアの幅よりも小さい寸法関係を保っている。
したがって、単位包装袋の中でデータシートが大きく移動したりしない。データシートが大きく移動しないので、そのデータシートに印字された配送先のデータが不透明エリアに隠れることがない。
したがって、単位包装袋の中でデータシートが大きく移動したりしない。データシートが大きく移動しないので、そのデータシートに印字された配送先のデータが不透明エリアに隠れることがない。
第6の発明の梱包方法は、一対の帯状シートを熱溶着するだけで、データシートに印字された配送先のデータシートが透明エリアから視認することができる。
しかも、第7の発明の梱包方法は、単位包装袋の中でデータシートが大きく動くことがない。
しかも、第7の発明の梱包方法は、単位包装袋の中でデータシートが大きく動くことがない。
また、第8の発明の梱包方法は、当該梱包対象の配送先を印字した矩形のデータシートを当該梱包対象に重ね合わせる工程において、透明エリアを備えた上記帯状シートを、他方の帯状シートに対して下方に位置させる一方、上記データシートの印字面を上記透明エリアにむき合わせて載せるとともに、このデータシートの上に梱包対象を載せるようにしている。したがって、データシートが梱包対象に押さえられ、梱包過程においてデータシートがずれるのを防止できる。
この発明によれば、単位包装袋と配送先データとの対応関係を生成するシステムが一切不要なので、そのコストメリットは極めて大きい。
図1に示すように、この発明の包装用シートロールを構成する一対のロール体R1,R2を図示していない支持機構に回転可能に支持している。なお、この支持機構は上記ロール体R1,R2を上下において間隔を保って支持する。
そして、これらロール体R1,R2は帯状シート21,22をロール状に巻いたもので,この帯状シート21,22は、支持機構に支持されたロール体R1,R2から引き出して使用される。
また、一方のロール体R1を構成する帯状シート21は、図2に示すように、不透明シート材21aの全面に熱溶着可能なクッションシート材21bを貼り合せたものである。
また、一方のロール体R1を構成する帯状シート21は、図2に示すように、不透明シート材21aの全面に熱溶着可能なクッションシート材21bを貼り合せたものである。
さらに、他方のロール体R2を構成する帯状シート22は、この帯状シート22の幅と同じ幅を備えた熱溶着可能な透明シート材22aを基材としている。
そして、この透明シート材22aの一方の側面には、その側面の両側に沿って不透明シート材22b,22bを、当該帯状シート22の上記引き出し方向全長にわたって貼り合せるとともに、これら不透明シート材22b,22bは当該帯状シート22の幅方向に間隔を保って両者間に透明シート材22aを露出させている。
そして、この透明シート材22aの一方の側面には、その側面の両側に沿って不透明シート材22b,22bを、当該帯状シート22の上記引き出し方向全長にわたって貼り合せるとともに、これら不透明シート材22b,22bは当該帯状シート22の幅方向に間隔を保って両者間に透明シート材22aを露出させている。
また、透明シート材22aを挟んで上記不透明シート材22b,22bとは反対側となる他方の側面には、上記不透明シート材22b,22bに対応する熱溶着可能なクッションシート材22c,22cが貼りあわされている。
上記のようにした他方の帯状シート22は、不透明シート材22b,22b及びクッションシート材22c,22cに対応するエリアを不透明エリアとし、それら不透明シート材22b,22b及びクッションシート材22c,22cから露出するエリアを透明エリアとしている。
上記のようにした他方の帯状シート22は、不透明シート材22b,22b及びクッションシート材22c,22cに対応するエリアを不透明エリアとし、それら不透明シート材22b,22b及びクッションシート材22c,22cから露出するエリアを透明エリアとしている。
なお、上記不透明シート材21a及び22b,22bは、それが不透明であれば特に材質は問わないが、柔軟な紙製がコスト的にも、重量的にも有利である。
また、クッションシート材21b及び22c,22cのそれぞれは、例えば気泡緩衝材や発泡樹脂などが考えられるが、この発明としては緩衝機能があって熱溶着可能であれば、それらの材質は特に限定されない。
また、クッションシート材21b及び22c,22cのそれぞれは、例えば気泡緩衝材や発泡樹脂などが考えられるが、この発明としては緩衝機能があって熱溶着可能であれば、それらの材質は特に限定されない。
一方、上記支持機構には、それに支持されたロール体R1,R2が次のようにセッティングされる。つまり、帯状シート21のロール体R1を上方に、帯状シート22のロール体R2を下方にセットするとともに、それら帯状シート21,22を引き出したとき、図2に示すように、一方の帯状シート21のクッションシート材21bと、他方の帯状シート22のクッションシート材22c,22cとが対向するように、当該ロール体R1,R2が上記支持機構にセッティングされる。
さらに、上記のように支持機構に支持されたロール体R1,R2に対して、帯状シート21,22の引き出し方向下流側には、従来と同じ一対のガイドローラ23,23が設けられるとともに、このガイドローラ23,23の上記引き出し方向下流側に、従来と同じカッター12を備えた接着カット機構Sを設けている。また、この接着カット機構Sの両サイドには、従来と同じ引出用グリップ5,5を設けている。
なお、上記したように接着カット機構S及び引出用グリップ5,5は従来と同じ構成なので、以下には従来の詳細な説明をすべて援用するとともに、従来と同一の構成要素には同一符号を付して説明する。
そして、上記ロール体R1,R2から引き出された帯状シート21,22はこのガイドローラ23,23に導かれるが、このガイドローラ23,23に対して、帯状シート21,22の引き出し方向上流側には、図1に示すように、搬送体24が設けられ、この搬送体24に載せた梱包対象25が上記ガイドローラ23,23間に導かれるようにしている。
次に、上記した装置を用いて当該単位包装袋Bを梱包する手順について説明する。
まず、当該梱包対象25の配送先が印字された矩形のデータシート26を搬送体24に載せるが、このときには当該データシート26の配送先印字面を搬送体24側に向けて載せる。言い換えると、データシート26の配送先印字面を上記透明エリアに対応させた状態で搬送体24に載せる。
そして、このデータシート26の上に、そのデータシート26に対応づけられた梱包対象25を重ねる。このようにデータシート26の上に梱包対象25を重ねれば、梱包対象25の重さでデータシート26の位置ずれを防止できるメリットがある。
まず、当該梱包対象25の配送先が印字された矩形のデータシート26を搬送体24に載せるが、このときには当該データシート26の配送先印字面を搬送体24側に向けて載せる。言い換えると、データシート26の配送先印字面を上記透明エリアに対応させた状態で搬送体24に載せる。
そして、このデータシート26の上に、そのデータシート26に対応づけられた梱包対象25を重ねる。このようにデータシート26の上に梱包対象25を重ねれば、梱包対象25の重さでデータシート26の位置ずれを防止できるメリットがある。
上記の状態からデータシート26及び梱包対象25をガイドローラ23,23間に送るとともに、それらを、先端があらかじめ熱溶着された帯状シート21,22間に挿入する。
上記のようにデータシート26とともに梱包対象25を帯状シート21,22間に挿入したら、従来と同様に引出用グリップ5,5がポイントPをつまんで当該帯状シート21,22を、接着カット機構Sの上側接着体6と下側接着体7との間まで引き出す。
上記のようにデータシート26とともに梱包対象25を帯状シート21,22間に挿入したら、従来と同様に引出用グリップ5,5がポイントPをつまんで当該帯状シート21,22を、接着カット機構Sの上側接着体6と下側接着体7との間まで引き出す。
接着カット機構Sの位置まで帯状シート21,22を引き出したら、接着カット機構Sを閉位置にして、あらかじめ熱溶着された帯状シート21,22の先端を除いた他の3辺を接着カット機構Sで熱溶着する。このとき帯状シート21,22の引き出し方向後端をカッター12でカットする。
これによってデータシート26及び梱包対象25を囲う周囲4辺が熱溶着された単位梱包袋Bからなる梱包物が生成される。
このようにして生成された単位梱包袋Bは、図3に示すように、データシート26の配送先が印字された面が上記透明エリアに露出する。
このようにして生成された単位梱包袋Bは、図3に示すように、データシート26の配送先が印字された面が上記透明エリアに露出する。
なお、上記実施形態では、データシート26を下にしてその上に梱包対象25を重ねるようにしたが、梱包対象25を下にしてその上にデータシート26を載せても良い。ただし、この場合には、ロール体R1とR2とのセッティング位置を上下逆にしなければならない。なぜなら、ロール体R1とR2とのセッティング位置を逆にしなければ、上記配送先の印字面が透明エリア側に現れないからである。
そして、上記単位梱包袋Bとデータシート26とは、次のような関係を保っている。すなわち、図3に示すように単位梱包袋Bからなる梱包物における帯状シート21,22の引き出し方向に直交する方向の内法長さをaとし、データシート26の対角線の長さをbとしたときa<bの関係を保つとともに、上記内法長さaとデータシート26の幅cとの差dが、透明エリアの幅eに対してd<eの関係を保っている。これらの関係を保つことによって、データシート26が単位包装袋Bの中で大きく移動しなくなり、図3に示すようにデータシート26の宛先が不透明エリアで隠されることはない。
なお、データシート26が帯状シート21,22の引き出し方向にずれたとしても、透明エリアが上記引き出し方向全長にわたってあるので、データシートの宛先が不透明エリアで隠されたりしない。
また、透明エリアに対して不透明エリアを設けるとともに、データシート26によって透明エリアが隠蔽されるので、梱包物における梱包対象25を外部から視認することができず、プライバシーも保護されることになる。
しかも、不透明シート材21a,22bに対応させてクッションシート材21b,22cを貼り合せたので、外的な衝撃から梱包対象25を守ることができる。
ただし、外的衝撃を考慮しなくても良い場合には、上記クッションシート材21b,22cは不要である。したがって、この発明では、クッションシート材は必須ではない。
ただし、外的衝撃を考慮しなくても良い場合には、上記クッションシート材21b,22cは不要である。したがって、この発明では、クッションシート材は必須ではない。
なお、上記データシート26は、宛名シール用として特別に印刷を施したものでもよいし、例えば、納品書のように配送先のデータが記載されたシートと兼用させても良い。
いずれにしても、この実施形態によれば、従来必要とされていたデータ読取り器16、コンピュータ17及びラベル印字貼付器18を構成要素とするシステムが不要になるので、そのコストメリットは計り知れないものがある。
いずれにしても、この実施形態によれば、従来必要とされていたデータ読取り器16、コンピュータ17及びラベル印字貼付器18を構成要素とするシステムが不要になるので、そのコストメリットは計り知れないものがある。
梱包対象に対して寸法規制があるいわゆるメール便の梱包に最適である。
R1,R2…ロール体、21,22…一方の帯状シート、21a…不透明シート材、21b…クッションシート材、22…他方の帯状シート、22a…透明シート材、22b…不透明シート材、22c…クッションシート材、25…梱包対象、B…単位包装袋、26…データシート、a…内法長さ、b…対角線の長さ、c…データシートの幅、d…差、e…透明エリアの幅
Claims (8)
- 熱溶着可能な帯状シートを巻いてロール体を形成し、このロール体から上記帯状シートを引き出して使用する包装用シートロールであって、
上記帯状シートは、その引き出し方向全長にわたって、一対の不透明エリアとこれら不透明エリア間に位置する透明エリアとを備えた包装用シートロール。 - 上記帯状シートは、
上記帯状シートの幅と同じ幅を備えた熱溶着可能な透明シート材と、
この透明シート材の上記引き出し方向の両側に沿って貼付するとともに、上記帯状シートの幅方向に間隔を保った一対の不透明シート材とを備え、
上記不透明シート材が貼られた部分を上記不透明エリアとし、これら不透明シート材間に露出した透明シート材の部分を透明エリアとした包装用シートロール。 - 上記不透明シート材を紙製にして、この不透明シート材を上記透明シート材の一方の面に貼付した請求項1又は2に記載の包装用シートロール。
- 上記透明シート材には、この透明シート材を挟んで上記不透明シート材とは反対側においてこの不透明シート材と対向する位置に熱溶着可能なクッションシート材を貼付してなる請求項2また3に記載の包装用シートロール。
- 一対の帯状シート間に梱包対象を包み込むとともに、この梱包対象を囲う周囲4辺を熱溶着して平面矩形にした単位包装袋を構成にしてなる梱包物であって、
上記単位包装袋の少なくとも一面には、上記帯状シートの引き出し方向の中央全長にわたって透明エリアが設けられるとともに、
この透明エリアを挟んで一対の不透明エリアが設けられる一方、
上記単位包装袋には配送先が印字された矩形のデータシートが内包されるとともに、
帯状シートの上記引き出し方向に直交する方向における上記単位包装体の内法長さと、上記データシートの対角線の長さとは、内法長さ<対角線の長さの関係を保ち、
上記内法長さと上記引き出し方向に直交する方向の上記データシートの幅との差が、透明エリアの幅よりも小さくした梱包物。 - 熱溶着可能な帯状シートのそれぞれを巻いて一対のロール体のそれぞれを、回転可能に支持する支持機構を備え、
この支持機構から上記両帯状シートを引き出すとともにその引き出し方向先端を熱溶着する工程と、
上記先端を熱溶着された両帯状シート間に梱包対象を挿入する工程と、
梱包対象を囲う周囲4辺のうち、あらかじめ熱溶着した上記引き出し方向先端を除いた3辺を熱溶着し、周囲4辺の熱溶着によって形成される平面矩形の枠で上記梱包対象を包囲する工程と
を実行する梱包方法であって、
上記一対の帯状シートの少なくとも一方は、上記引き出し方向全長にわたって、一対の不透明エリアとこれら不透明エリア間に位置する透明エリアとを備え、
両帯状シート間に梱包対象が挿入される上記工程前に、当該梱包対象の配送先を印字した矩形のデータシートを当該梱包対象に重ね合わせる一方、
上記データシートであって上記配送先が印字された面を上記透明エリアに対応させる梱包方法。 - 上記データシートは、帯状シートの引き出し方向に直交する梱包物の内法長さと、上記データシートの対角線の長さとは、内法長さ<対角線の長さとなる関係を保ち、
上記梱包物の内法長さと上記データシートの幅との差は、透明エリアの幅よりも小さい寸法関係を保った請求項6に記載の梱包方法。 - 当該梱包対象と、この梱包対象の配送先を印字した矩形のデータシートとを重ね合わせる工程において、
透明エリアを備えた上記帯状シートを、他方の帯状シートに対して下方に位置させる一方、
上記データシートの印字面を上記透明エリアにむき合わせて載せるとともに、
このデータシートの上に梱包対象を載せる請求項6又は7に記載の梱包方法。
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2019
- 2019-10-31 JP JP2019199082A patent/JP2021070513A/ja active Pending
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