JP2021070416A - 追従走行制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】先行車の発進に応じて追従走行制御が再開される機能の活用度を向上できる、追従走行制御装置を提供する。【解決手段】ACC機能が有効であり、自車の前方に追従対象となる先行車が存在する場合、自車をその前方の先行車に追従して走行させる追従走行モードでのACC制御が実行される。ACC機能が有効であり、自車および先行車が停車した状態において、アクセル操作が行われた場合(S19:YES)、そのアクセル操作が制御再開要求操作として処理されて(S21)、自車の走行のための駆動力が抑制される(S22)。そして、アクセル操作が制御再開要求操作として処理された場合には、先行車の発進に応じて(S23:YES)、駆動力の抑制が解除され、ACC制御の実行が再開される(S26)。【選択図】図2B

Description

本発明は、自車を先行車に追従して走行させる追従走行制御装置に関する。
最近の車両には、自車をその前方の先行車に追従して走行させる機能、いわゆるアダプティブクルーズコントロール(ACC:Adaptive Cruise Control)機能が搭載されてきている。
アダプティブクルーズコントロール機能の作動中は、車両のユーザ(ドライバ)による設定車速を自車の車速の上限として、自車とその前方の追従対象の先行車との車間距離が適正な距離に保持されるように、自車が自動的に加減速する。そして、先行車が停車すると、自車が先行車との間に適当な車間距離を空けて自動的に停車する。
従来のアダプティブクルーズコントロール機能では、自車および先行車の両方が停車した後は、先行車が発進しても、自車を先行車に追従して走行させる追従走行制御が自動的には再開されない。そこで、ステアリングホイールの近傍に発進・停止スイッチを設けて、発進・停止スイッチがオンされている場合に、先行車の発進に応じて追従走行制御を自動的に再開させる技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2005−247197号公報
ところが、その技術が採用された車両では、発進・停止スイッチの機能がユーザに覚えられず、先行車の発進に応じて追従走行制御が再開される機能が活かされない場合がある。
また、発進・停止スイッチの操作の際に、ユーザが発進・停止スイッチの位置を目で確認する場合、ユーザの目線が前方から手元に移り、ユーザの注意が前方から逸れるおそれがある。
本発明の目的は、先行車の発進に応じて追従走行制御が再開される機能の活用度を向上できる、追従走行制御装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る追従走行制御装置は、アクセル操作を検出するアクセル操作検出手段と、追従走行機能が有効であり、自車の前方に追従対象となる先行車が存在する場合に、自車をその先行車に追従して走行させる追従走行制御を実行する追従走行制御実行手段と、追従走行機能が有効であり、自車および先行車が停車した状態で、アクセル操作検出手段によりアクセル操作が検出された場合に、当該アクセル操作を制御再開要求操作として処理し、自車の走行のための駆動力を抑制する駆動力抑制手段と、アクセル操作が制御再開要求操作として処理された場合、先行車の発進に応じて、駆動力抑制手段による駆動力の抑制を解除し、追従走行制御実行手段に追従走行制御の実行を再開させる制御再開手段とを含む。
この構成によれば、追従走行機能が有効であり、自車の前方に追従対象となる先行車が存在する場合、自車をその前方の先行車に追従して走行させる追従走行制御が実行される。追従走行機能が有効であり、自車および先行車が停車した状態において、アクセル操作が行われた場合、そのアクセル操作が制御再開要求操作として処理されて、自車の走行のための駆動力が抑制される。そして、アクセル操作が制御再開要求操作として処理された場合には、先行車の発進に応じて、駆動力の抑制が解除され、追従走行制御の実行が再開される。これにより、自車が先行車に追従して発進する。
ステアリングホイールの近傍に設けられた発進・停止スイッチがオンされている場合に、先行車の発進に応じて追従走行制御が再開される構成では、自車の発進と発進・停止スイッチの操作との関連性が低く、ユーザが発進・停止スイッチの機能を覚えにくいため、先行車の発進に応じて追従走行制御が再開される機能が活かされない場合がある。これに対し、アクセル操作が行われた場合に、先行車の発進に応じて追従走行制御が再開される構成では、ユーザは、自車の発進の際に行うアクセル操作を先行車の発進に応じた追従走行制御の再開を要求する操作として直感的に理解して覚えやすい。そのため、先行車の発進に応じて追従走行制御が再開される機能の活用度を向上することができる。
また、アクセル操作が制御再開要求操作として処理された場合には、自車の走行のための駆動力が抑制されるので、そのアクセル操作に応じて自車が動くことを抑制でき、自車が先行車などに衝突することを抑制できる。
しかも、アクセル操作のためにユーザの目線を動かす必要がないので、ユーザの注意が前方から逸れることを抑制できる。
追従走行制御装置は、追従走行機能が有効であり、自車および先行車が停車した状態で、アクセル操作検出手段によりアクセル操作が検出されずに、先行車が発進した場合、自車を設定車速で定速走行させる定速走行制御を実行する定速走行制御実行手段をさらに含む構成であってもよい。
この構成では、ユーザが先行車の発進に応じた追従走行制御の再開を要求する操作としてのアクセル操作をし忘れていても、先行車が発進した場合に、自車が発進するので、自車が停車し続けることを防止できる。
本発明によれば、先行車の発進に応じて追従走行制御が再開される機能の活用度を向上することができる。
本発明の一実施形態に係る追従走行制御装置が搭載された車両の要部の構成を示すブロック図である。 ACC制御処理の流れを示すフローチャート(その1)である。 ACC制御処理の流れを示すフローチャート(その2)である。 ACC終了処理の流れを示すフローチャートである。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<車両の電気的構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る追従走行制御装置が搭載された車両1の要部の構成を示すブロック図である。
車両1は、エンジン2を駆動源とする自動車である。エンジン2の動力は、トランスミッション3を介して、左右の駆動輪に伝達される。
エンジン2は、たとえば、ガソリンエンジンであり、エンジン2の燃焼室への吸入空気量を調整するための電子スロットルバルブ、燃料を吸入空気に噴射するインジェクタ(燃料噴射装置)および燃焼室内に電気放電を生じさせる点火プラグなどが設けられている。また、エンジン2には、その始動のためのスタータが付随して設けられている。
トランスミッション3は、無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)であってもよいし、有段式の自動変速機(AT:Automatic Transmission)であってもよいし、手動変速機(MT:Manual Transmission)であってもよい。
車両1の車室内には、運転席の足下に、車両1の加減速のために操作されるアクセルペダルと、車両1の制動のために操作されるブレーキペダルとが設けられている。アクセルペダルおよびブレーキペダルは、運転席に着座したユーザ(ドライバ)の右足での足踏み操作が便利な位置に配置されている。
また、車両1には、油圧ブレーキが搭載されている。油圧ブレーキは、ブレーキブースタ、マスタシリンダおよびブレーキアクチュエータ4を備えている。ブレーキペダルが踏まれると、そのブレーキペダルに入力された踏力がブレーキブースタに伝達される。ブレーキブースタに伝達された踏力は、ブレーキブースタの負圧によって増幅(倍力)され、ブレーキブースタからマスタシリンダに入力される。マスタシリンダでは、ブレーキブースタから入力される力に応じた油圧が発生する。マスタシリンダの発生油圧は、ブレーキアクチュエータ4に伝達される。そして、ブレーキアクチュエータ4の機能により、各車輪に設けられたブレーキのホイールシリンダに油圧が分配され、その油圧により各ブレーキから駆動輪を含む車輪に制動力が付与される。
車両1には、マイコン(マイクロコントローラユニット)を含む構成のECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)5が備えられている。マイコンには、たとえば、CPU、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリおよびDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性メモリが内蔵されている。図1には、1つのECU5のみが示されているが、車両1には、各部を制御するため、ECU5と同様の構成を有する複数のECUが搭載されている。ECU5を含む複数のECUは、CAN(Controller Area Network)通信プロトコルによる双方向通信が可能に接続されている。
ECU5には、エンジン制御ロジック、変速制御ロジックおよびブレーキ制御ロジックが組み込まれている。エンジン制御ロジックにより、ECU5に接続された各種センサから入力される検出信号や他のECUから入力される情報に基づいて、エンジン2の始動、停止および出力などを調整するため、電子スロットルバルブ、インジェクタおよび点火プラグなどが制御される。また、変速制御ロジックにより、各種センサから入力される検出信号や他のECUから入力される情報に基づいて、トランスミッション3による変速が制御される。ブレーキ制御ロジックにより、各種センサから入力される検出信号や他のECUから入力される情報に基づいて、車両1の車速および姿勢などを調整するため、ブレーキアクチュエータ4などが制御される。
各種センサには、たとえば、アクセルセンサ6、ブレーキセンサ7、車速センサ8および先行車検出センサ9が含まれる。
アクセルセンサ6は、アクセルペダルの操作量に応じた検出信号を出力する。ECU5は、アクセルセンサ6の検出信号から、アクセルペダルの最大操作量に対する操作量の割合、つまりアクセルペダルが踏み込まれていないときを0%とし、アクセルペダルが最大に踏み込まれたときを100%とする百分率であるアクセル開度を求める。
ブレーキセンサ7は、ブレーキペダルの操作量に応じた信号を検出信号として出力する。ECU5は、ブレーキセンサ7の検出信号のレベルが所定以上であれば、ブレーキ操作がなされている(オン)であると判定し、ブレーキセンサ7の検出信号のレベルが所定未満であれば、ブレーキ操作がなされていない(オフ)であると判定する。なお、ブレーキセンサ7は、ブレーキペダルの操作量が所定量以上でオン信号を検出信号として出力し、ブレーキペダルの操作量が所定量未満でオフ信号を検出信号として出力するスイッチであってもよい。
車速センサ8は、たとえば、車両1の走行に伴って回転する磁性体からなるロータと、ロータと非接触に設けられた電磁ピックアップとを備え、ロータが一定角度回転する度に電磁ピックアップから出力されるパルス信号を出力する。このパルス信号の周波数は、車両1の実車速に対応している。ECU5では、車速センサ8から入力される信号の周波数が求められて、その周波数が車速に換算される。
先行車検出センサ9は、車両1の前方の先行車を検出するセンサであり、たとえば、レーダである。レーダは、車両1の前部に設置されており、車両1の前方の所定の探索範囲の状況を探知するためのセンサである。レーダは、探索範囲にレーダ波を照射し、探索範囲内に存在する物体からの反射波を受信して、その反射波に応じた検出信号を出力する。レーダは、ミリ波帯の電波をレーダ波に用いるミリ波レーダであってもよいし、レーザをレーダ波に用いるレーザレーダであってもよい。また、先行車検出センサ9には、超音波センサまたはステレオカメラが採用されてもよい。
車両1には、ACC(Adaptive Cruise Control:アダプティブクルーズコントロール)機能が搭載されている。
ACC機能は、車両1をその前方を先行する他の車両である先行車に追従して走行させる追従走行機能である。たとえば、ステアリングホイールには、ACC機能に関する操作スイッチが設けられている。操作スイッチには、ACC機能の有効/無効を切り替えるためにオン/オフされるACCスイッチ11、現在の車両1の車速を設定車速としてセットするセットスイッチ、車両1と先行車との車間距離の長短を切り替える設定車間切替スイッチ、ACC機能の作動を解除するキャンセルスイッチおよび前回の設定車速でACC機能を再作動させるレジュームスイッチが含まれる。
ACCスイッチ11が押操作によりオンにされると、ACC機能が有効となる。その後、セットスイッチが押操作されると、現在の車両1の車速が設定車速にセットされる。設定車速は、レジュームスイッチまたはセットスイッチの押操作により変更可能である。すなわち、レジュームスイッチの押操作により、設定車速を上げることができ、セットスイッチの押操作により、設定車速を下げることができる。また、設定車間切替スイッチの押操作により、たとえば、車間距離を長めに設定するか、短めに設定するか、または、その中間に設定するかを切り替えることができる。
設定車速がセットされると、ECU5により、車両1をその前方の先行車に追従して走行させるACC制御(追従走行制御)が開始される。ACC制御では、先行車の有無に応じて、スイッチ操作により設定された設定車速を上限車速として先行車に追従して走行する追従走行モードと、その設定車速で定速走行する定速走行モードとが自動的に切り替えられる。追従走行モードでは、車両1とその前方の先行車との車間距離が目標車間距離に保持されるように、車両1が加減速される。具体的には、車両1の車速から車両1と先行車との車間距離の目標が設定され、その目標車間距離と実際の車間距離との車間距離偏差(=実際の車間距離−目標車間距離)が求められる。また、車両1と先行車との相対速度が求められる。そして、車間距離偏差および相対速度に応じた車両1の目標加速度が設定され、車両1が目標加速度で加減速するように、エンジン2の出力または油圧ブレーキの制動力が制御される。
<ACC制御処理>
図2Aおよび図2Bは、ACC制御処理の流れを示すフローチャートである。
車両1のイグニッションスイッチがオンである間、ECU5により、ACC制御処理が実行される。
ACC制御処理では、まず、ACCスイッチ11がオンされたか否かが判断される(ステップS11)。ACCスイッチ11がオフである間は、ACC制御処理は以降に進まない。
ACCスイッチ11がオンにされると(ステップS11のYES)、ACC機能が有効となる。そして、セットスイッチまたはレジュームスイッチの押操作により設定車速がセットされると、ACC制御が開始される(ステップS12)。
ACC制御が開始されると、次に、車両1の前方に追従対象となる先行車が存在しているか否かが判断される(ステップS13)。車両1の前方の所定距離範囲内に車両1と同一進路(車線)上を同一方向に走行する車両が存在する場合、その車両が追従対象の先行車とされる。
追従対象の先行車が存在する場合(ステップS13のYES)、追従走行モードが設定される(ステップS14)。追従走行モードでは、前述したとおり、車両1とその前方の先行車との車間距離が目標車間距離に保持されるように、車両1が加減速される。
また、追従走行モードでは、先行車が停車したか否かが判断される(ステップS15)。先行車が停車していない場合(ステップS15のNO)、先行車に追従する走行の継続が決定され(ステップS16)、車両1の前方に追従対象となる先行車が依然として存在しているか否かが判断される(ステップS13)。
追従対象の先行車が存在しない場合(ステップS13のNO)、定速走行モードが設定される(ステップS17)。定速走行モードでは、スイッチ操作により設定された設定車速で車両1が走行するように、エンジン2の出力が制御され、また必要に応じて、ブレーキアクチュエータ4が制御される。
追従走行モードにおいて、先行車が停車した場合には(ステップS15のYES)、先行車に対して設定車間切替スイッチの押操作による設定に応じた車間距離を空けた位置で車両1が停車される(ステップS18)。また、その停車の際に、IDS制御の停止条件が成立すると、エンジン2が停止(アイドリングストップ)される。停止条件は、車両1が停車に向かっているためにエンジン2の動力が不要であると判断される条件であり、その条件には、たとえば、ブレーキ操作が一定時間以上継続しているというブレーキ条件と、車速が0km/hよりも大きいIDS開始車速(たとえば、10km/h)以下であるという車速条件とが含まれる。
車両1の停車後、アクセルペダルの操作であるアクセル操作が行われたか否かが判断される(図2BのステップS19)。
アクセル操作が行われていない場合(ステップS19のNO)、先行車が発進したか否かが判断される(ステップS20)。先行車が発進しておらず停車している場合(ステップS20のNO)、アクセル操作が行われたか否かが再び判断される(ステップS19)。
そして、アクセル操作があった場合(ステップS19のYES)、そのアクセル操作が制御再開要求操作として扱われ、制御再開要求操作情報がECU5の揮発性メモリに記憶される(ステップS21)。
アクセル操作が制御再開要求操作として扱われる場合、アクセル操作に応じた車両1の加速のための一切の制御が行われず、車両1の走行のための駆動力が抑制される(ステップS22)。駆動力の抑制により、車両1は、動かずに停車状態を維持する。駆動力の抑制の手法は、とくに限定されず、IDS制御により停止中のエンジン2の始動の禁止、エンジン2の出力の抑制、油圧ブレーキによるブレーキ作動、または車両1の前後進を切り替えるためのクラッチの開放もしくはスリップなどの制御であってもよいし、それらの制御の組合せであってもよい。
その後、制御再開要求操作情報が不揮発性メモリに記憶されてから所定時間内に先行車が発進したか否かが判断される(ステップS23)。
制御再開要求操作情報の記憶から所定時間内に先行車が発進した場合には(ステップS23のYES)、たとえば、音声などにより、先行車の発進がユーザ(ドライバ)に報知される(ステップS24)。そして、車両1の走行のための駆動力の抑制が解除されて(ステップS25)、追従走行モードによるACC制御が再開されて、先行車に追従した車両1の走行が再開される(ステップS26)。車両1の追従走行の再開後は、制御再開要求操作情報が不揮発性メモリからクリア(消去)されて(ステップS27)、先行車が停車したか否かが再び判断される(図2AのステップS15)。
制御再開要求操作情報の記憶から所定時間内に先行車が発進しなかった場合には(図2BのステップS23のNO)、車両1の走行のための駆動力の抑制による停車状態の維持が継続する(ステップS28)。この場合、制御再開要求操作情報が不揮発性メモリからクリアされて(ステップS29)、アクセル操作が行われたか否かが再び判断される(ステップS19)。
一方、アクセル操作が行われずに先行車が発進した場合には(ステップS20のYES)、先行車の発進がユーザに報知される(ステップS30)。そして、車両1の走行のための駆動力が抑制されている場合には、その抑制が解除されて(ステップS31)、定速走行モードによるACC制御が開始される(ステップS32)。その後は、車両1の前方に追従対象となる先行車が依然として存在しているか否かが再び判断される(図2AのステップS13)。
<ACC終了処理>
図3は、ACC終了処理の流れを示すフローチャートである。
ACCスイッチ11がオンである間、ECU5により、ACC終了処理が実行される。
ACC終了処理では、ACCスイッチ11がオフにされたか否かが判断される(ステップS41)。ACCスイッチ11がオンである間は、ACC終了処理は以降に進まない。
ACCスイッチ11がオフにされると(ステップS42)、ACC機能が無効にされる。ACC機能の無効により、ACC制御の実行中である場合には、ACC制御の実行が強制的に解除される(ステップS42)。これにより、ACC終了処理が終了となる。
<作用効果>
以上のように、ACC機能が有効であり、車両1の前方に追従対象となる先行車が存在する場合、車両1をその前方の先行車に追従して走行させる追従走行モードでのACC制御が実行される。ACC機能が有効であり、車両1および先行車が停車した状態において、アクセル操作が行われた場合、そのアクセル操作が制御再開要求操作として処理されて、車両1の走行のための駆動力が抑制される。そして、アクセル操作が制御再開要求操作として処理された場合には、先行車の発進に応じて、駆動力の抑制が解除され、ACC制御の実行が再開される。これにより、車両1が先行車に追従して発進する。
ステアリングホイールの近傍に設けられた発進・停止スイッチがオンされている場合に、先行車の発進に応じてACC制御が再開される構成では、車両1の発進と発進・停止スイッチの操作との関連性が低く、ユーザが発進・停止スイッチの機能を覚えにくいため、先行車の発進に応じてACC制御が再開される機能が活かされない場合がある。これに対し、アクセル操作が行われた場合に、先行車の発進に応じてACC制御が再開される構成では、ユーザは、車両1の発進の際に行うアクセル操作を先行車の発進に応じたACC制御の再開を要求する操作として直感的に理解して覚えやすい。そのため、先行車の発進に応じてACC制御が再開される機能の活用度を向上することができる。
また、アクセル操作が制御再開要求操作として処理された場合には、車両1の走行のための駆動力が抑制されるので、そのアクセル操作に応じて車両1が動くことを抑制でき、車両1が先行車などに衝突することを抑制できる。
しかも、アクセル操作のためにユーザの目線を動かす必要がないので、ユーザの注意が前方から逸れることを抑制できる。
また、ACC機能が有効であり、車両1および先行車が停車した状態でアクセル操作が行われずに、先行車が発進し、追従走行モードの追従対象から外れるほど車両1と先行車との車間距離が所定以上になった場合、車両1を設定車速で定速走行させる定速走行モードでのACC制御が実行される。そのため、ユーザが先行車の発進に応じたACC制御の再開を要求する操作としてのアクセル操作をし忘れていても、先行車が発進した場合に、車両1が発進するので、車両1が停車し続けることを防止できる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、設定車速は、セットスイッチおよびレジュームスイッチの押操作により設定されるとしたが、たとえば、車両1に前方を撮影するカメラが搭載されて、公知のテンプレートマッチングの手法により、カメラが撮影する画像から速度制限標識(最高速度標識)が認識されて、その速度制限標識に表示されている速度が設定速度に設定されてもよい。
また、前述の実施形態では、ECU5にエンジン制御ロジック、変速制御ロジックおよびブレーキ制御ロジックが組み込まれているとしたが、たとえば、エンジン2を制御するエンジンECUと、トランスミッション3を制御するトランスミッションECUと、ブレーキアクチュエータ4を制御するブレーキECUとが別々に設けられて、エンジンECU、トランスミッションECUおよびブレーキECUの協働により、ECU5の機能が実現されてもよく、ECU5の機能を実現するために用いられるECUの個数に制約はない。
また、前述の実施形態では、本発明に係る追従走行制御装置がエンジン2を駆動源とするコンベンショナルな車両1に適用された場合を取り上げたが、本発明に係る追従走行制御装置は、モータを走行用の駆動源として搭載した車両、つまり電気自動車(EV:Electric Vehicle)やハイブリッド車(HV:Hybrid Vehicle)などの電動車両に適用することもできる。
さらには、アクセル操作は、アクセルペダルの足踏み操作に限らず、アクセルグリップやアクセルレバーなどの手動操作であってもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:車両
5:ECU(追従走行制御装置、追従走行制御実行手段、駆動力抑制手段、制御再開手段、定速走行制御実行手段)
6:アクセルセンサ(アクセル操作検出手段)

Claims (2)

  1. アクセル操作を検出するアクセル操作検出手段と、
    追従走行機能が有効であり、自車の前方に追従対象となる先行車が存在する場合に、前記自車を前記先行車に追従して走行させる追従走行制御を実行する追従走行制御実行手段と、
    前記追従走行機能が有効であり、前記自車および前記先行車が停車した状態で、前記アクセル操作検出手段により前記アクセル操作が検出された場合に、当該アクセル操作を制御再開要求操作として処理し、前記自車の走行のための駆動力を抑制する駆動力抑制手段と、
    前記アクセル操作が前記制御再開要求操作として処理された場合、前記先行車の発進に応じて、前記駆動力抑制手段による駆動力の抑制を解除し、前記追従走行制御実行手段に前記追従走行制御の実行を再開させる制御再開手段と、を含む、追従走行制御装置。
  2. 前記追従走行機能が有効であり、前記自車および前記先行車が停車した状態で、前記アクセル操作検出手段により前記アクセル操作が検出されずに、前記先行車が発進した場合、前記自車を設定車速で定速走行させる定速走行制御を実行する定速走行制御実行手段をさらに含む、請求項1に記載の追従走行制御装置。
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