JP2021070113A - ナット締め装置 - Google Patents

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慶一 安積
Keiichi Azumi
慶一 安積
良彦 村嶋
Yoshihiko Murashima
良彦 村嶋
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Abstract

【課題】右ねじのナットと左ねじのナットの両方を締結可能に構成されたナット締め装置を提供する。【解決手段】回転駆動源の駆動を受けて回転可能に構成されたビット軸4と、このビット軸4に連結され、ナットNと係合可能なナット係合部51が形成されたボックスビット5とを備え、前記ビット軸4とボックスビット5の相対する端部には、その何れか一方に非円形の係合凹部53が形成され、他方に当該係合凹部53に合致係合する係合凸部42が形成されているナット締め装置1。これにより、回転駆動源が正転駆動および逆転駆動のいずれに駆動してもボックスビット5がビット軸4から脱落することがなく、右ねじのナットNと左ねじのナットNの両方を締結可能となる。【選択図】図2

Description

本発明は、ナットをワークに締結するナット締め装置に関する。
従来のナット締め装置としては、特許文献1に示すようなナット締め装置が知られている。このナット締め装置は、回転駆動源の駆動を受けて回転可能に構成されたビット軸と、このビット軸に連結され、ナットと係合可能なナット係合部が形成されたボックスビットと、このボックスビットのナット係合部内の空気を吸引可能に構成される吸気手段とを備えるドライバユニットと、このドライバユニットをビットの軸方向に直動させる位置制御機構とからなり、ボックスビットは、その内部が吸気手段により負圧になるため、ナットを吸着保持可能に構成されている。このような吸気手段を用いたナット締め装置は、磁力によりボックスビット内にナットを吸着保持可能なナット締め装置で問題となる、電子部品に磁石が接近することおよび、吸着保持されたナットが磁化されることがない。このため、磁気を嫌う電子部品等の組み付け作業が可能という利点や、非磁性材料から構成されるナットの締付が可能となる利点があった。
実開昭60−143664号公報
しかしながら、従来のナット締め装置では、ボックスビットとビット軸とが螺合していたため、右ねじ用のナット締め装置で左ねじのナットを締結すると、ボックスビットとビット軸との螺合が緩み、ボックスビットが脱落する等の問題があった。その結果、従来のナット締め装置では、右ねじのナット、左ねじのナットのどちらか一方しか締結できず、一方の締結後にボックスビットおよびビット軸を交換するまたは、ナット締め装置を複数用意する必要があった。
本発明は、上記課題に鑑みて創生されたものであり、回転駆動源の駆動を受けて回転可能に構成されたビット軸と、このビット軸に連結され、ナットと係合可能なナット係合部が形成されたボックスビットとを備えたナット締め装置において、前記ビット軸とボックスビットの相対する端部には、その何れか一方に非円形の係合凹部が形成され、他方に当該係合凹部に合致係合する係合凸部が形成されていることを特徴とするナット締め装置。これにより、回転駆動源が正転駆動および逆転駆動のいずれに駆動してもボックスビットがビット軸から脱落することない。
なお、前記係合凸部および前記係合凹部には、その軸方向に直交して連通するピン穴が形成され、このピン穴には、係合凸部および係合凹部を貫いて連結ピンが挿通されていることが好ましい。これにより、連結ピンを抜くことで、ボックスビットを外すことが可能となる。また、前記ビット軸には、吸気手段と連続可能な貫通穴がその軸方向に形成されており、前記ボックスビットには、ビット軸の貫通穴と前記ナット係合部とを連通させる空気穴が形成されていることが好ましい。これにより、ナット係合部と吸気手段が連続する。さらに、前記連結ピンは、前記貫通穴の穴径より細く構成されていることが好ましい。これにより、貫通穴と連結ピンとの間に隙間が形成される。しかも、前記係合凹部に形成されるピン穴は、前記連結ピンと同径に構成されていることが好ましい。これにより、係合凹部に形成されるピン穴が封止される。また、前記係合凸部に形成されるピン穴は、前記連結ピンより大径に構成されていることが好ましい。これにより、係合凸部は、連結ピンとの間に隙間を有する。さらに、前記ビット軸は、前記回転駆動源に接続される保持軸と、この保持軸および前記ボックスビットと係合可能な接続部材とから構成されていることが好ましい。これにより、ビット軸は、ボックスビットの形状に合わせ接続部材の形状を変更可能となる。
本発明のナット締め装置によれば、回転駆動源の正転駆動および逆転駆動どちらにも回転した際もボックスビットがビット軸から脱落することがないため、右ねじのナットおよび左ねじのナットの両方を締結可能である等の利点がある。また、連結ピンを抜くことで、ビット軸からボックスビットを外すことが可能であるため、ボックスビットの交換時の作業効率がよい等の利点がある。さらに、ナット係合部と吸気手段が連続するため、ナットの吸着保持が可能となる、ナット係合部に合わせて、空気穴の位置が調節可能となる等の利点がある。しかも、連結ピンが貫通穴より細く構成されているため、ナットを吸着保持する力の低下を防止する等の利点がある。また、係合凹部のピン穴が連結ピンにより封止され、ピン穴からの空気の流入が防止されるため、ナットを吸着保持する力の低下をさらに防止する等の利点がある。さらに、係合凸部が連結ピンとの間に隙間を有するため、締付トルクが連結ピンに伝達されることを防止し、連結ピンの破損を防止する等の利点がある。しかも、ボックスビットに合わせて接続部材を変更可能であるため、ボックスビットのみを交換する時よりも締結可能なナットが増加する等の利点がある。
本発明に係るナット締め装置の一部断面側面図である。 本発明に係るナット締め装置の要部拡大一部切り欠き断面図である。 (a)は、図2の要部A―A線断面図であり、(b)は、図2の要部B―B線断面図である。 本発明に係るナット締め装置の他の実施形態の要部拡大一部切り欠き断面図である。 本発明に係るナット締め装置の他の実施形態の要部拡大一部切り欠き断面図である。 本発明に係るナット締め装置のボックスビットの他の実施形態の要部拡大底面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1ないし図3において1は、ワーク(図示せず)にナットNを締結するためのナット締め装置である。このナット締め装置1は、ドライバユニット2と、このドライバユニット2を支持するブラケット部6と、このブラケット部6の位置を制御する位置制御機構7とを有しており、前記ドライバユニット2は、前記ブラケット部6に支持された回転駆動源の一例であるACサーボモータ3(以下、締付モータ3とする)と、この締付モータ3の出力軸31に接続されているビット軸4と、このビット軸4の下端に接続されているボックスビット5と、締付モータ3および前記位置制御機構7の駆動を制御する制御部(図示せず)とを備える。なお、本実施形態においてナットNは、右ねじの六角ナットとする。
前記位置制御機構7は、直立する鉛直部材71aと、この鉛直部材71aの上部、下部にそれぞれ固定される上部水平部材71bおよび下部水平部材71cからなるコの字状のベース部材71を備えており、上部水平部材71bおよび下部水平部材71cの間には、ボールねじ72が回転自在に配置されている。上部水平部材71bの上面には、昇降用ACサーボモータ73(以下、昇降モータ73とする)が配設されており、この昇降モータ73の出力軸には、前記ボールねじ72が一体に回転可能に接続されている。このボールねじ72には、ボールねじ72の回転に従い昇降自在に構成された昇降ユニット74が螺合しており、この昇降ユニット74には、前記ブラケット部6が連結されている。また、前記上部水平部材71bおよび下部水平部材71cの間には、ボールねじ72と平行にガイドシャフト75が設けられており、ブラケット部6には、このガイドシャフト75が摺動自在に挿通している。このため、ブラケット部6は、位置制御機構7の駆動に従い昇降可能に構成され、なおかつ位置制御機構7に対して傾斜することが防止されている。なお、前記ベース部材71は、別途設けられる水平多関節ロボット等の外部の移動操作機構(図示せず)に連結されており、これにより、本ナット締め装置1は、移動操作機構により所定の位置に運搬されて位置決め可能に構成されている。
前記ブラケット部6は、その上面に前記ドライバユニット2の締付モータ3がその出力軸31を下方に向けて載置される支持部61を備えている。この支持部61には、前記位置制御機構7の昇降ユニット74と一体に連結する連結部62が形成されており、この連結部62には、前記ガイドシャフト75が摺動自在に挿通している。この支持部61には、前記締付モータ3の出力軸31およびこの出力軸31に連続するビット軸4が回転自在に挿通している。また、支持部61の下面には、中空円筒状のガイド部材63が固定されており、このガイド部材63には、ビット軸4が回転自在に貫通している。このガイド部材63には、内方に突出する円環状の摺動部64が形成されている。この摺動部64は、その内径がビット軸4の外径より若干大径に構成されており、この摺動部64の内周面には、軸芯側に開口する空気溝65が形成されている。ガイド部材63の外周には、端部がこの空気溝65まで達するホース接手66が取り付けられており、このホース接手66に接続されるホース(図示せず)は、コンプレッサ等の吸気手段(図示せず)に接続されている。さらに、摺動部64には、空気溝65の上下にビット軸4の回転を許容し、摺動部64とビット軸4との隙間を封止可能な環状のシール構造体(図示せず)が取り付けられている。このため、ガイド部材63は、ビット軸4を回転自在に支持可能かつ、摺動部64とビット軸4との隙間からの空気の流入を防止可能となる。
ビット軸4は、軸方向に貫通穴41が形成された中空円筒状に構成されており、この貫通穴41には、前記ガイド部材63の空気溝65と常時連通する高さに吸引穴41aが形成されている。また、ビット軸4は、その下端に前記ボックスビット5側に向けて延びる略四角柱形状の係合部42が形成されている。この係合部42は、係合凸部の一例であり、前記ボックスビット5に係合している。
前記ボックスビット5は、その下面にナットNとほぼ同形の六角形状に構成されたナット係合部51を有する略円柱状部材であり、このナット係合部51には、同心上に挿通凹部52が形成されている。この挿通凹部52は、ナットNのめねじよりも大径、かつナットNが螺合するおねじ(図示せず)を逃がせる深さに構成されている。また、ボックスビット5の前記ビット軸4側には、係合凹部の一例である有底穴53が前記ビット軸4の係合部42とほぼ同形に形成されており、この有底穴53の底面53aには、前記ナット係合部51まで貫通する空気穴54、54が形成されている。この空気穴54は、図3(b)に示すように、前記挿通凹部52に通じないよう挿通凹部52よりも外周側に設けられ、ボックスビット5の軸線周りに6つ、放射状に等分配置されている。この空気穴54を介してナット係合部51と貫通穴41とが連続するため、前記吸気手段が作動すると、ナット係合部51内は負圧になり、ナットNを吸着保持可能となる。また、前記有底穴53は、前記係合部42の軸方向寸法より深く構成されており、その底面53aに係合部42が接触しないように設定されている。さらに、ボックスビット5および係合部42には、貫通穴41に直交するピン穴5a、42aが連通して形成されており、このピン穴5a、42aには、ボックスビット5とビット軸4とを連結する連結ピン55が挿入されている。この連結ピン55は、直交する貫通穴41の穴径より細く構成されており、図3(a)に示すように貫通穴41と、これに直交する連結ピン55との間に空気が流動可能な範囲41a(以下、空気経路41aという)を形成するように構成されている。ボックスビット5の外周には、このピン穴5aを塞ぎ、連結ピン55を抜け止め固定するOリング56が装着されている。なお、ボックスビット5のピン穴5aは、連結ピン55と同径に構成され、係合部42のピン穴42aは連結ピン55より若干大径に構成されている。これにより、連結ピン55は、ピン穴5aを封止可能かつ、ピン穴42aとの間に若干の隙間を有する。
前記制御部は、前記吸気手段と、締付モータ3および昇降モータ73に接続され、各種入力信号に基づきの駆動を制御する駆動制御部と、ナット締め装置1の動作に不可欠な制御データを記憶する記憶部とを備える。また、制御部は、前記移動操作機構等別途設けられる外部装置とも接続されており、これらの駆動も制御可能に構成されている。なお、締付モータ3の正転駆動は右ねじのナットNが締結される方向、逆転駆動は、左ねじのナット(図示せず、以下左ナット)を締結される方向に設定されている。
次に、上記のように構成されたナット締め装置1の作用を説明する。
前記制御部は移動操作機構を作動させ、別途設けられる供給装置(図示せず)により所定の位置に配されたナットNにボックスビット5のナット係合部51を係合させる。この時、制御部は、前記吸気手段を作動させ、ボックスビット5のナット係合部51内にナットNを吸着保持する。この時、連結ピン55がボックスビット5のピン穴5aを封止しているため、ピン穴5aからの空気の流入が抑制される。これにより、ナット係合部51の吸着保持力が向上するため、ナットNを確実に吸着保持可能となる。その後、前記制御部は、再度移動操作機構を作動させ、ナット締め装置1をワーク(図示せず)から突出するおねじ(図示せず)の上方に移動させる。ナット締め装置1が所定の位置に達すると、制御部は、前記位置制御機構7を作動させてボックスビット5を降下させるとともに、締付モータ3へ正転駆動指令を送り、所定の回転数および締付トルクで正転駆動させ、締結動作を開始する。この時、ビット軸4の係合部42とボックスビット5の有底穴53とが係合しており、係合部42が有底穴53を押圧するため、締付トルクがボックスビット5に伝達される。またこの時、係合部42のピン穴42aが連結ピン55との間に隙間を有するため、係合部42から連結ピン55には締付トルクが伝達されず、連結ピン55の破損が防止されている。その後、締付モータ3の出力トルクが所定の締付トルクに達すると、制御部は、締結動作を終了させ、ナット締め装置1を所定の位置に復帰させる。
また、左ナットを締結する際、制御部は、締付モータ3に逆転駆動指令を出力して、締結動作を行う。この時、係合部42と有底穴53とが係合していることによりビット軸4とボックスビット5とが一体に連結されているため、従来のナット締め装置のようにボックスビットとビット軸との螺合が緩み、ボックスビットが脱落する等が生じない。そのため、左ナットであっても、所定の締付トルクでのナット締結が可能となる。このように、本発明に係るナット締め装置1は、右ねじのナットN、左ねじのナットの両方を締結可能であり、ナットNに合わせてビット軸4と交換するといった作業が不要となる。また、締結動作だけでなく、ナットNとおねじとの螺合状態を解除する緩め動作時も同様にビット軸4の交換する必要がない。さらに、ボックスビット5が連結ピン55によりビット軸4と連結しているため、当該連結ピン55を抜くのだけでボックスビット5を交換できる。そのため、異なる大きさのナットを締結する際に生じるボックスビット5の交換作業が比較的容易となる等の利点がある。
以下、本発明のビット軸4の他の実施形態であるビット軸9を図4に基づいて説明する。
このビット軸9は、締付モータ3に接続される保持軸91と、この保持軸91および前記ボックスビット5に連結される略四角柱状の接続部材92とから構成されており、ビット軸9には、その軸方向に貫通穴93が形成されている。この貫通穴93は、保持軸91に形成された中空穴93aと、この中空穴93aに連続するよう前記接続部材92に形成された連続穴93bとから成り、中空穴93aの上部は、前記ビット軸4の吸引穴41aと同様の吸引穴(図示せず)に連通している。また、中空穴93aの下部は、前記接続部材92が係合可能な横断面四角形の挿入部93cになっており、接続部材92は、この挿入部93cに挿入して係合している。前記接続部材92は、その下端から所定の寸法が挿入部93cから突出して固定されており、接続部材92の挿入部93cから突出する部分92a(以下、突出部92aとする)は、係合凸部の一例であり、前記ボックスビット5の有底穴53に係合している。この突出部92aには、前記ビット軸4の係合部42のピン穴42aと同径のピン穴92bが形成されており、このピン穴92bには、ボックスビット5と接続部材92とを連結する連結ピン55が挿通されている。一方、保持軸91および接続部材92には、それぞれピン穴91a、92cが貫通しており、このピン穴91a、92cには、保持軸91と接続部材92とを一体に連結する連結ピン94が挿通している。保持軸91のピン穴91aは、連結ピン94と同径に構成されており、接続部材92のピン穴92cは、連結ピン94より若干大径に構成されている。このような構成により、上述のピン穴5a,42aおよび連通ピン55と同様、ピン穴91aからの空気の流入が防止されるとともに連結ピン94の破損が防止される。保持軸91の外周には、このピン穴91aを塞ぎ、連結ピン94を抜け止め固定するOリング95が装着されている。なお、前記接続部材92の連続穴93bの穴径は、前記連結ピン55,94の外径より大径に構成されており、これら連結ピン94,55との間に空気経路(図示せず)を形成するよう構成されている。
続いて、ビット軸9を備えたナット締め装置(図示せず)の作用を説明する。
上述のような締結動作時、ビット軸4およびビット軸9とボックスビット5との係合箇所である係合部42および接続部材92は、ボックスビット5の有底穴53に挿入可能な細さに構成されているため、急激に力がかかった場合に破損する可能性がある。しかし、ビット軸9は、保持軸91と接続部材92とから構成されているため、万一破損した際も、接続部材92のみを交換すればよく、交換が容易という利点がある。また、接続部材92のみをSKS材(合金工具鋼鋼材)等高強度材から構成する等、ビット軸4全体の強度を上昇させるのに比べ、低コストでの破損防止が可能となる利点がある。さらに、ボックスビット5に対応して接続部材92の突出部92aの形状も変更可能となるため、ボックスビット5のみ変更換する場合より幅広い大きさ、形状のナットに対応可能となる利点がある。
なお、本発明に係るナット締め装置1は、前述したものに限定するものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、本実施形態において、ビット軸4、9に係合凸部の一例である係合部42、突出部92aが形成され、ボックスビット5に係合凹部の一例である有底穴53が形成された構成であったが、これに限定されず図5示すように、ボックスビット5に係合凸部53bが形成され、ビット軸4に、この係合凸部53bと合致係合可能な係合凹部41bが形成された構成等でも何ら問題がない。また、ボックスビット5の形状および、接続部材92の形状は、ナットNの形状等に合わせて都度変更可能である。もちろん、ナット係合部51の形状も六角形状のみではなく、図6示すようにナットNの多少の回転を許容し、ナットNと係合しやすく構成された底面視略六芒星形状等、他の形状でもよい。この時、空気穴54が、有底穴53の底面53aからナット係合部51まで貫通して形成されているため、ナット係合部51の形状に合わせて適宜、位置や形状等の変更が可能となる。さらに、本実施形態において、締結するのは、ナットNであったが頭部が六角形状のボルト等でも同様に締結可能である。
1 … ナット締め装置
3 … 締付モータ
4 … ビット軸
41 … 貫通穴
42 … 係合部
5 … ボックスビット
51 … ナット係合部
53 … 有底穴
54 … 空気穴
55、94 … 連結ピン
9 … ビット軸
91 … 保持軸
92 … 接続部材
93 … 貫通穴
93a… 中空穴
93b… 連続穴

Claims (7)

  1. 回転駆動源の駆動を受けて回転可能に構成されたビット軸と、
    このビット軸に連結され、ナットと係合可能なナット係合部が形成されたボックスビットとを備えたナット締め装置において、
    前記ビット軸とボックスビットの相対する端部には、その何れか一方に非円形の係合凹部が形成され、他方に当該係合凹部に合致係合する係合凸部が形成されていることを特徴とするナット締め装置。
  2. 前記係合凸部および前記係合凹部には、その軸方向に直交して連通するピン穴が形成され、このピン穴には、係合凸部および係合凹部を貫いて連結ピンが挿通されていることを特徴とする請求項1に記載のナット締め装置。
  3. 前記ビット軸には、吸気手段と連続可能な貫通穴がその軸方向に形成されており、
    前記ボックスビットには、ビット軸の貫通穴と前記ナット係合部とを連通させる空気穴が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のナット締め装置。
  4. 前記連結ピンは、前記貫通穴の穴径より細く構成されていることを特徴とする請求項3に記載のナット締め装置。
  5. 前記係合凹部に形成されるピン穴は、前記連結ピンと同径に構成されていることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載のナット締め装置。
  6. 前記係合凸部に形成されるピン穴は、前記連結ピンより大径に構成されていることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれかに記載のナット締め装置。
  7. 前記ビット軸は、前記回転駆動源に接続される保持軸と、この保持軸および前記ボックスビットと係合可能な接続部材とから構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のナット締め装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022264323A1 (ja) * 2021-06-16 2022-12-22 ファナック株式会社 部品交換装置及び部品交換システム

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