JP2021069961A - スピードスプレーヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】低コスト化を図りつつ、送風機の送風性能の低下を抑止する。【解決手段】送風機カバー11の網13により覆われた吸込口12の下方に、車体後方且つ車体左右方向に延びるようにホース巻取器14のベース板17を設置することにより、ベース板17を吸込口12と地面との間の壁とし、吸込口12の網13に対する落葉を始めとした塵の付着を妨げる。また、このように、ホース巻取器14のベース板17が、落葉を始めとした塵の吸込口12の網13に対する付着を妨げる機能を兼ねるようにし、別途、付着を防止するための付着防止板を、送風機カバー11の吸込口12の下方に設ける必要をなくし、部品点数を低減する。【選択図】図3
Description
本発明は、スピードスプレーヤに関する。
従来、走行車両の前部から後部へ向かって、運転席、薬液を貯留した薬液タンク、薬液を送るための動力噴霧機やエンジン等を格納するエンジンルーム、車両前後方向を軸心として円弧状に配置され薬液を噴霧するための噴霧ノズル(ノズル部)を備えた噴頭部、噴頭部に車両後方から空気を送り込むための送風機(送風ファン)をこの順に備え、前輪及び後輪の駆動により走行しながら、送風機から噴頭部へ送風し、送風機からの送風により、噴霧ノズルからの薬液を車両周囲に噴霧する自走式のスピードスプレーヤが知られている(例えば、特許文献1参照)。このスピードスプレーヤにあっては、スピードスプレーヤが走行できない狭い圃場等では、スピードスプレーヤの走行を停止させたまま、運転手が薬液を散布するための散布用ホースを持って手作業で薬液を散布できるように、エンジンルームの側部にホースを繰り出し可能に巻き付けたホース巻取器が付設されている。
ところで、上記スピードスプレーヤにあっては、車両最後尾の送風機は、送風機カバーにより覆われ、送風機カバーの車両後方へ開放された吸込口は、網により覆われているが、送風機の吸い込みにより、地面に落ちている落葉や枝等の塵が網に付着し、送風性能が悪化するという問題がある。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、落葉を始めとした塵が送風機カバーの吸込口の網に付着するのを妨げ、送風機の送風性能の低下を抑止するスピードスプレーヤを提供することを目的とする。
本発明は、走行可能な車体(1)の後部に設けられ車体後方から空気を吸い込むための送風機(8)と、送風機(8)を覆うと共に車体後方へ開放された吸込口(12)を網(13)により覆う送風機カバー(11)と、送風機(8)より前方に設けられ送風機(8)からの送風により薬液を車体周囲に噴霧する噴頭部(7)と、薬液を散布するためのホースを繰り出し可能に巻き付けたホース巻取器(14)と、を備えたスピードスプレーヤ(100)であって、ホース巻取器(14)は、ホースを巻き取るためのリール(15)と、リール(15)を回転可能に支持するためのリール支持部材(16)と、を備え、リール支持部材(16)は、平板状のベース板(17)と、一対がベース板(17)に離間して立設されリール(15)を回転可能に支持するリール支持部(18)と、を有し、ベース板(17)は、送風機カバー(11)の吸込口(12)の下方に、車体後方且つ車体左右方向に延びるように設置されていることを特徴としている。
このようなスピードスプレーヤ(100)によれば、送風機カバー(11)の網(13)により覆われた吸込口(12)の下方に、車体後方且つ車体左右方向に延びるようにホース巻取器(14)のベース板(17)が設置されるため、ベース板(17)が吸込口(12)と地面との間の壁となり、吸込口(12)の網(13)に対する落葉を始めとした塵の付着が妨げられ、送風機(8)の送風性能の低下を抑制できる。また、このように、ホース巻取器(14)のベース板(17)が、落葉を始めとした塵の吸込口(12)の網(13)に対する付着を妨げる機能を兼ねるため、別途、付着を防止するための付着防止板を、送風機カバー(11)の吸込口(12)の下方に設ける必要がなく、部品点数を低減でき、低コスト化を図ることができる。
このように本発明によれば、低コスト化を図りつつ、落葉を始めとした塵が送風機カバーの吸込口の網に付着するのを妨げることができ、送風機の送風性能の低下を抑止できる。
以下、本発明に係るスピードスプレーヤの好適な実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係るスピードスプレーヤの側面図、図2は、ホース巻取器及び送風機カバーを拡大して示す側面図、図3は、ホース巻取器及び送風機カバーを斜め後方且つ上方から見た斜視図、図4は、ホース巻取器及び送風機カバーを斜め後方且つ下方から見た斜視図であり、本実施形態のスピードスプレーヤは、例えば果樹園や農耕地等の圃場を走行しながら薬液を散布するものである。なお、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」は、スピードスプレーヤを基準とした方向とする。
図1に示すように、スピードスプレーヤ100は、車体(車体フレーム)1に左右の前輪2及び後輪3をそれぞれ回転可能に備え、走行可能な車体1上には、前側から後側へ向けて順に、運転手が着座しハンドル30による運転操作や薬液散布操作等を行うための運転席4、薬液を貯留する薬液タンク5、エンジン及び噴霧用ポンプ等が収容されるエンジンルーム6、噴霧用ポンプの駆動により薬液タンク5から圧送される薬液を車体周囲に噴霧するための噴頭部7、車体後方から空気を吸い込み噴頭部7へ送るための送風機(送風ファン)8が配設されている(図3及び図4参照)。送風機8より前方の噴頭部7には、送風機8からの送風により薬液が上方及び側方へ向かって噴霧されるように、車体前後方向を軸心として円弧状に複数の噴霧ノズル10が離間配置されている(図3も参照)。
車体1の後部に設けられた送風機8は、図2〜図4に示すように、送風機カバー11により覆われている。送風機カバー11には、図3及び図4に示すように、車体後方へ開放された吸込口12が設けられており、吸込口12は、網13により覆われている。
また、本実施形態のスピードスプレーヤ100にあっては、図1〜図4に示すように、送風機カバー11より車体後方位置に、薬液を手作業で散布するためのホースを繰り出し可能に巻き付けたホース巻取器14が設置されている。
ホース巻取器14は、ホースを巻き取るためのリール15と、リール15を回転可能に支持するためのリール支持部材16と、を備える。リール支持部材16は、図2〜図4に示すように、平板状のベース板17と、一対がベース板17に離間して立設されリール15を回転可能に支持するリール支持部18と、を有している。なお、図面において、ホースはリール15から取り外され描かれていない。
図3及び図4に示すように、リール15はボビン状に構成され、軸部19の一方側の端部に、リール15を回転させるためのハンドル20を備えている。
リール支持部18は、L字状の平板であり、左右方向に離間して配置され、その下部の折曲された平板部が、ベース板17にボルト結合されている。そして、一対のリール支持部18の上部の各々に、リール15の軸部19の両端部がそれぞれ回転可能に支持されており、リール15のハンドル20を回転することにより、ホースが軸部19に巻き取られるようになっている。
ベース板17は、図2〜図4に示すように、送風機カバー11の吸込口12の下方に、車体後方且つ車体左右方向に延びるように設置されている。具体的には、ベース板17は、図3及び図4に示すように、軸部19の車体左右方向長さより車体左右方向に長くされ、ベース板17の左右端部は、図2及び図4に示すように、車体左右方向に離間して配置され車体1の後端部の下部から車体後方へ延出する一対の取付ブラケット21の後端側の平板部22にそれぞれボルト結合されている。
このように構成されたスピードスプレーヤ100によれば、エンジンの駆動により走行しながら、当該エンジンの駆動により噴霧用ポンプが作動して薬液タンク5の薬液が噴頭部7の噴霧ノズル10へ供給され、噴霧ノズル10から噴霧されると共に、エンジンの駆動により送風機8が作動し、当該送風機8により後方から空気が吸い込まれ、空気流が噴霧ノズル10の周囲から径方向外方へ噴出されることによって、噴霧された薬液が車体周囲に拡散され、薬液が好適に散布される。
ここで、送風機8の作動中は、従来にあっては、送風機8の吸い込みにより、地面に落ちている落葉や枝等の塵が送風機カバー11の吸込口12を覆う網13に付着していたが、本実施形態によれば、送風機カバー11の吸込口12の下方に、車体後方且つ車体左右方向に延びるようにホース巻取器14のベース板17が設置されているため、ベース板17が吸込口12と地面との間の壁となってガードとして機能し、吸込口12の網13に対する落葉を始めとした塵の付着が妨げられ、送風機8の送風性能の低下を抑制できる。また、このように、ホース巻取器14のベース板17が、落葉を始めとした塵の吸込口12の網13に対する付着を妨げる機能を兼ねるため、別途、付着を防止するための付着防止板を、送風機カバー11の吸込口12の下方に設ける必要がなく、部品点数を低減でき、低コスト化を図ることができる。
そして、スピードスプレーヤ100が走行できない狭い場所で薬液を散布する場合には、運転手は、スピードスプレーヤ100の走行を停止させると共に、噴霧ノズル10側のバルブを閉にし噴霧ノズル10からの噴霧を停止させた状態で運転席4から降り、ホース巻取器14のリール15に巻き付けられているホースを手で持って繰り出し、ホース巻取器14側のバルブを開にして所望箇所へ薬液を散布する。ホースの繰り出しは、ホース巻取器14が車体1の最後部に配置されているため、支障なく行うことができる。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、ホース巻取器14のベース板17は、送風機カバー11の下部に取り付けられていても良く、要は、ホース巻取器14のベース板17が、送風機カバー11の吸込口12の下方に、車体後方且つ車体左右方向に延びるように設置されていれば良い。
また、上記実施形態においては、特に好適であるとして、自走式のスピードスプレーヤ100に対する適用を述べているが、例えばトラクタ等により牽引される牽引式のスピードスプレーヤに対しても適用可能である。
1…車体、7…噴頭部、8…送風機、11…送風機カバー、12…吸込口、13…網、14…ホース巻取器、15…リール、16…リール支持部材、17…ベース板、18…リール支持部、100…スピードスプレーヤ。
Claims (1)
- 走行可能な車体(1)の後部に設けられ車体後方から空気を吸い込むための送風機(8)と、前記送風機(8)を覆うと共に車体後方へ開放された吸込口(12)を網(13)により覆う送風機カバー(11)と、前記送風機(8)より前方に設けられ前記送風機(8)からの送風により薬液を車体周囲に噴霧する噴頭部(7)と、前記薬液を散布するためのホースを繰り出し可能に巻き付けたホース巻取器(14)と、を備えたスピードスプレーヤ(100)であって、
前記ホース巻取器(14)は、
前記ホースを巻き取るためのリール(15)と、
前記リール(15)を回転可能に支持するためのリール支持部材(16)と、を備え、
前記リール支持部材(16)は、
平板状のベース板(17)と、
一対が前記ベース板(17)に離間して立設され前記リール(15)を回転可能に支持するリール支持部(18)と、を有し、
前記ベース板(17)は、前記送風機カバー(11)の前記吸込口(12)の下方に、車体後方且つ車体左右方向に延びるように設置されていることを特徴とするスピードスプレーヤ(100)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019196156A JP2021069961A (ja) | 2019-10-29 | 2019-10-29 | スピードスプレーヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019196156A JP2021069961A (ja) | 2019-10-29 | 2019-10-29 | スピードスプレーヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021069961A true JP2021069961A (ja) | 2021-05-06 |
Family
ID=75712036
Family Applications (1)
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JP2019196156A Pending JP2021069961A (ja) | 2019-10-29 | 2019-10-29 | スピードスプレーヤ |
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JP (1) | JP2021069961A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114304113A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-04-12 | 烟台成峰机械科技有限公司 | 一种果园喷药机器人 |
-
2019
- 2019-10-29 JP JP2019196156A patent/JP2021069961A/ja active Pending
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