JP2021069649A - 加熱調理器 - Google Patents

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洋史 米田
Yoji Yoneda
洋史 米田
修壮 和泉
Shuso Izumi
修壮 和泉
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Abstract

【課題】市場に流通している糖質を含む食材を、低糖質化を図りながら、美味しく調理することができる加熱調理器を提供する。【解決手段】加熱調理器である炊飯器1は、調理器本体である炊飯器本体2と、蓋体3と、炊飯器本体2に収容される内鍋4と、内鍋4を加熱する加熱部6と、内鍋4に比して小容量でザル状の小内鍋15と、内鍋4の内部に配置され、小内鍋15を内鍋4の底部4aより浮かして支持する支持台20と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、加熱調理器の技術に関し、より詳しくは、糖質を含む食材を、低糖質化を図りつつ加熱調理する技術に関する。
生活習慣病の発症リスク低減へのニーズ拡大や、ダイエットブームの影響等により、糖質を含む食材を調理し、低糖質化することへのニーズが高まっている。近年、例えば、米に関して、手軽に低糖質化を図るために、食材自体を低糖質化したものとして、「低糖質米」「低タンパク質米」等といった新形質米が種々開発されている。例えば特許文献1に記載の如くである。
新形質米は、従来の米とは異なる新しい形質や特性を有する米であり、例えば「低糖質米」は、御飯を低糖質化できるという新しい特性を有している。しかし、一方で「低糖質米」は、その食味や食感が市場に一般的に流通している通常の米とは若干異なっており、また、コストも通常の米に比べて高いのが現状である。このため従来、市場に流通している一般的な食材(米などの糖質を含む食材)を用いつつ、食材の低糖質化を図り、かつ、食材を美味しく調理することができる技術の開発が望まれている。
特開2007−151446号公報
本発明は、斯かる現状の課題に鑑みてなされたものであり、市場に流通している糖質を含む食材を、低糖質化して、美味しく調理することができる加熱調理器を提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明に係る加熱調理器は、調理器本体と、蓋体と、前記調理器本体に収容される内鍋と、前記内鍋を加熱する加熱部と、前記内鍋に比して小容量でザル状の小内鍋と、前記内鍋の内部に配置され、前記小内鍋を前記内鍋の底部より浮かして支持する支持台と、を備えるものである。
本発明に係る加熱調理器によれば、調理初期においては、小内鍋内に投入した食材を水に浸した状態で吸水させながら加熱することができ、調理中期から後期においては、小内鍋よりも下方に溜まった水で食材を蒸して加熱することができる。小内鍋よりも下方において、内鍋に調理中に溶出した糖質が溜まるため、市場に流通している一般的な食材を低糖質化しつつ、加熱調理することができる。
また、本発明に係る加熱調理器において、前記支持台は、前記小内鍋を載置する天板部を備え、前記天板部に複数の貫通孔が形成されていると好適である。
このような構成であれば、加熱調理時に、内鍋内を対流する糖質を含む粘性の高い液体から発生する気泡を、天板部の貫通孔に通過させてつぶすことができる。すると、吹きこぼれが生じにくくなるため、火力を上げることが可能になる。また、貫通孔を通して蒸気を小内鍋に供給することができ、食材を効率よく加熱することができる。これにより、加熱調理時間の短縮を図ることができる。
また、本発明に係る加熱調理器において、前記支持台は、前記天板部の周縁部から下方に延設された周壁部を備えるものであると好適である。
このような構成であれば、周壁部の内側に糖質を含む粘性の高い液体を留めておくことができるため、その液体から発生する気泡が内鍋の開口側へ向かうことを抑制することができる。これにより、吹きこぼれを確実に防止することができる。
また、本発明に係る加熱調理器において、前記支持台は、前記貫通孔を開閉するシャッター部を備えるものである。
このような構成であれば、小内鍋に向けて供給する蒸気量を調節することができる。これにより、加熱調理で仕上げる食材の硬さを好みに合わせて調節することができる。
また、本発明に係る加熱調理器において、前記支持台は、前記内鍋の鍋底から前記天板部を浮かした位置に支持する脚部を備えており、前記脚部は、該脚部の長さを伸縮可能にする伸縮部を備えるものであると好適である。
このような構成であれば、内鍋内における小内鍋の高さを調節することができる。これにより、食材が水に浸された状態で加熱される時間を調節可能となる。そして、調理量や好みの食材の硬さに応じて小内鍋の高さを調節することで、食材の加熱調理の仕上がり状態を調節することができる。
また、本発明に係る加熱調理器において、前記脚部は、該脚部の長さを固定する固定部を備えるものであると好適である。
このような構成であれば、脚部の長さを固定することで、加熱調理中に脚部の長さが変わったり、脚部が揺れたりすることが防止できる。これにより、食材の加熱調理の仕上がりを安定させることができる。
また、本発明に係る加熱調理器において、前記伸縮部は、該伸縮部の周囲の温度に応じて長さが変更されるものであると好適である。
このような構成であれば、食材を水に浸した状態で吸水させながら加熱する時間と、小内鍋よりも下方に溜まった水で食材を蒸し上げる時間と、をより細かく調節することが可能になる。これにより、食材の低糖質化を図りつつ、より美味しく食材を加熱調理することが可能になる。
また、本発明に係る加熱調理器において、前記支持台は、前記内鍋に対して着脱自在に構成されていると好適である。
このような構成であれば、支持台を外すことで、炊き干しの加熱調理を行うことができる。また、既存の加熱調理器の設計変更を最小限にとどめつつ、低糖質調理が可能な加熱調理器を実現できる。
また、本発明に係る加熱調理器において、前記内鍋は、前記小内鍋と前記支持台を用いた調理に適した水位線が形成されているものであると好適である。
このような構成であれば、低糖質調理を行う際に、ユーザーが低糖質調理に適した水量に容易に調節することができる。
また、本発明に係る加熱調理器において、前記小内鍋は、網状の素材により構成されているものであると好適である。
このような構成であれば、簡素な構成で小内鍋を形成することができる。
また、本発明に係る加熱調理器は、さらに、加熱調理動作を制御する制御装置を備え、前記制御装置は、前記小内鍋を用いずに加熱調理する通常の第一加熱調理モードに適用する第一シーケンスと、前記小内鍋を用いた場合の第二加熱調理モードに適用する第二シーケンスと、が予め記憶されており、前記第一シーケンスと前記第二シーケンスとで加熱調理で仕上げる食材の量が同じ場合において、前記第二シーケンスにおける最大加熱量が、前記第一シーケンスにおける最大加熱量に比して大きいものであると好適である。
このような構成であれば、食材を蒸しながら加熱調理する工程において、より高火力で蒸し上げることができる。これにより、食材の加熱調理の仕上がりをより良くすることができる。
本発明の加熱調理器の一実施形態に係る電気炊飯器の全体構成を示す平面図。 図1におけるA−A断面矢視図(支持台が伸張している状態)。 制御ブロック図。 小内鍋を示す図、(A)平面図、(B)側面図。 小内鍋を示す図、(A)斜視図、(B)図4(A)におけるB−B断面矢視図。 支持台を示す図、(A)平面図、(B)側面図。 支持台を示す図、(A)斜視図、(B)図6(A)におけるC−C断面矢視図。 伸縮部による脚部の伸縮状態を示す図。 図1におけるA−A断面矢視図(支持台が縮小している状態)。 図1におけるA−A断面矢視図(支持台を取り外し通常炊飯する状態)。 固定部による脚部の固定状態を示す図、(A)縮小時の固定状態を示す図、(B)伸張時の固定状態を示す図。 図1におけるA−A断面矢視図(小内鍋を取り外した状態)。 図1におけるA−A断面矢視図(シャッター部を備えた形態)。 シャッター部を備えた支持台を示す平面図。
[炊飯器の全体構成]
図1および図2に示す炊飯器1は、本発明に係る加熱調理器の一例である電気炊飯器の一実施形態であり、米(「食材」の一例)の炊飯(「加熱調理」の一例)を行う。炊飯器1は、炊飯器本体2(「調理器本体」の一例)と蓋体3を備えている。なお、説明の便宜上、炊飯器1に対して、図1および図2に示した矢印のように、前後方向、左右方向、および上下方向を規定している。また、以下の説明における、前、後、左、右、上、下等の記載は、炊飯器1を構成する各部が、炊飯器1が使用される際の所定位置に組み付けられている状態を基準として向きを表している。
炊飯器本体2は、炊飯器1の外殻の下部を構成する部位であり、蓋体3の下方に配置され、内鍋4を収容するための空間を形成する。蓋体3は、炊飯器1の外殻の上部を構成する部位であり、炊飯器本体2の上方に配置されて、炊飯器本体2の内部に形成された内鍋4の収容空間を封止可能に構成されている。なお、炊飯器本体2には、炊飯器1を持ち運ぶ際に用いる回動可能な持ち手2aが付設されている。
さらに、炊飯器1は、内鍋4、容器部材5、加熱部6、内蓋7、制御装置8を備えている。容器部材5と加熱部6の一部、および制御装置8は、炊飯器本体2の内部に収容されている。炊飯器本体2に収容された容器部材5は、内鍋4を加熱または保温するための容器状に構成された部材であり、炊飯器本体2における内鍋4を収容するための空間の一部を構成している。また、加熱部6の一部は、蓋体3の内部に収容されている。内蓋7は、蓋体3の下面(炊飯器1の炊飯時に内部に位置する側の面)に配置されている。
蓋体3は、ヒンジ3aを備えている。蓋体3は、炊飯器本体2の後端上部にヒンジ3aを介して連結されており、前後方向および略上下方向を向く姿勢の間で回動可能に構成されている。
内鍋4は、炊飯器1における御飯を炊くための空間(以下、炊飯空間(調理空間)と呼ぶ)の一部を構成する部位であり、底部4aおよび側部4bと、底部4aと側部4bをつなぐ湾曲部4cを備え、炊飯器本体2に収容された状態で使用される。さらに、内鍋4の底部4aの中央には、丘状に盛り上がった部位である丘状部4dが形成されている。炊飯空間は、被調理物(例えば、米と水)を加熱調理するための空間であり、調理中において被調理物が対流可能な空間となっている。なお、炊飯器1の炊飯空間は、御飯以外の被調理物を加熱調理することも可能である。
加熱部6は、内鍋4を加熱するための手段であり、第1メインヒータ6a、第2メインヒータ6b、蓋ヒータ6cにより構成している。第1メインヒータ6aと第2メインヒータ6bは、一連のメインヒータを構成しており、容器部材5の裏側に配置されている。また、蓋ヒータ6cは、蓋体3の内部に配置されている。
加熱部6は、第1メインヒータ6aで内鍋4の底部4a、第2メインヒータ6bで内鍋4の湾曲部4cを誘導加熱する。また、加熱部6は、蓋ヒータ6cによって、内鍋4を上方より直接加熱する。加熱部6を構成する各ヒータ6a・6b・6cの出力は、ユーザーの設定や制御装置8に予め設定されているシーケンスに従って、制御装置8によって個別に制御可能である。
図2に示すように、内蓋7は、蓋体3の下面に配置されている。そして、内蓋7は、蓋体3に対して着脱可能に構成されている。内蓋7の外周部には、外径方向外側へ延びるリング状のシール部7aが形成されている。シール部7aは、内蓋7と内鍋4との間の隙間を封止するものである。
そして、炊飯器1では、炊飯器本体2に内鍋4が収容された状態で蓋体3を閉めると、内鍋4の上端に内蓋7のシール部7aが当接し、内鍋4の上部開口が内蓋7によって封止される。このとき、内鍋4と内蓋7によって、炊飯器1における炊飯空間が形成される。
また、炊飯器1は、蓋体3の上面において、操作部10を備えている。操作部10は、ユーザーが炊飯器1に対して操作指示を行うための部位であり、操作スイッチ10a、表示部10b、報知部10cを備えている。ユーザーは、操作スイッチ10aを操作することによって炊飯モードや好みの炊き加減等を選択する。表示部10bは、ユーザーによる炊飯モードや炊き加減の選択状況や炊飯の進行状況等を表示可能な画面により構成されている。報知部10cは、炊き上がりや炊飯器1の異常等を音や表示でユーザーに報知するための部位であり、スピーカーや表示ランプ等により構成されている。
また、蓋体3は、炊飯器1の内部の圧力を調節する調圧ユニット13を備えており、調圧ユニット13を介して、炊飯時に発生する蒸気を排出する。蓋体3の略中央部には、調圧ユニット13の上端部分に位置する、蒸気放出口14aを備えた調圧キャップ14が配置されている。また、蓋体3の前方側には、蓋体3のロックを解除するロックボタン16が配置されている。
ユーザーは、操作部10の操作スイッチ10aを操作することで、炊飯、保温などの炊飯器1の動作の指示や、白米炊飯モードや低糖質炊飯モードなどの調理メニューの選択、保温時間や吸水開始までの時間などのタイマー設定を行うことができる。
図3に示すように、制御装置8は、炊飯器1の炊飯動作を制御する装置であり、所謂マイコンにより構成されている。制御装置8は、加熱部6、操作部10、センタセンサ11、と接続されている。
制御装置8に記憶されているプログラムには、操作部10によって通常の炊飯モードを選択した場合に適用される第一シーケンスS1と、操作部10によって低糖質炊飯モードを選択した場合に適用される第二シーケンスS2が含まれている。
制御装置8は、ユーザーが操作部10により炊飯モードを選択すると、選択された炊飯モードに対応した各シーケンス(第一シーケンスS1か第二シーケンスS2)が適用され、適用されたシーケンスに従って加熱部6の出力を調整する。また、制御装置8には、センタセンサ11の検出結果がフィードバックされ、さらに加熱部6への出力を調整する。センタセンサ11は、内鍋4の温度を検出する温度センサである。
[小内鍋の構成]
図2、図4および図5に示す如く、小内鍋15は、炊飯器1を用いて低糖質炊飯を行う場合に、被調理物たる米を入れて調理するためのザル状の鍋であり、側面および底面に複数の孔部15aが形成されている。孔部15aは、小内鍋15の内外に水や蒸気を行き来させるために形成されている。なお、ここでいうザル状とは、鍋の鍋底および側壁にあたる部分に、米粒よりも小さい複数の孔が形成されており、米を鍋内に保持しつつ、水分や蒸気が、鍋底や側壁を介して鍋の内外に行き来可能に構成された形態を意味している。
このため、小内鍋15が浸る高さまで内鍋4内に水が入っているときには、孔部15aを介して小内鍋15内に水を浸入させることができる。これにより、小内鍋15内の米に吸水させることができ、あるいは、小内鍋15内の米を煮て加熱することができる。また、小内鍋15より下方の高さまで内鍋4内に水が入っているときに内鍋4内の水を沸騰させれば、孔部15aを介して小内鍋15内に蒸気を流通させて、小内鍋15内の米を蒸して加熱することができる。
ここで示した小内鍋15は、複数の孔が形成された金属板を鍋の形状にプレス加工して形成されたものであるが、小内鍋は、網状の素材を用いて鍋状の形態に成形したものであればよい。なお、ここでいう網状の素材とは、線材を編み上げて形成した網部材や、金属板に多数の貫通孔を形成したパンチングメタルなどを含む概念であり、例えば、金網製のザルを小内鍋15として用いてもよい。また、小内鍋15を構成する素材は、炊飯時の温度上昇に耐えうる耐熱性が確保されていれば、樹脂製、セラミック製、木製、竹製などであってもよい。
[支持台の構成]
図2、図6〜図8に示す如く、支持台20は、炊飯器1を用いて低糖質炊飯を行う場合に、内鍋4内で小内鍋15を支持するための部材であり、台部21と脚部22を備えている。
台部21は、小内鍋15を載置する部位を構成するものであり、円盤状の天板部21aと、円柱状の軸部21bを備えており、天板部21aの中心位置から下方に向けて軸部21bが延設されている。また、台部21の天板部21aには、複数の貫通孔21cが形成されている。貫通孔21cは、天板部21aの上下に水や蒸気を行き来させるために形成されている。また、貫通孔21cは、炊飯時に生じるおねば(糖質を含んだ液体)を貫通孔21cに通過させることによって、おねばに含まれる気泡を潰す役割も果たす部位である。
さらに、台部21は、天板部21aの外周縁部において、周壁部21dを備えている。周壁部21dは、天板部21aの外周縁部から下方に向けて延設された垂れ壁状の部位である。周壁部21dは、天板部21aより下方において対流する水等が、天板部21aから外側へ拡散することを抑制し、おねば等が周壁部21dよりも外側に拡散することを抑制し、天板部21aの下部に留めておく役割を果たす部位である。
また、台部21の天板部21aは、上面が中心に向かって先下がりとなるように傾斜されている。さらに、天板部21aの上面には、中心から放射状に形成された溝部21eと、溝部21eに連通する円環状の溝部21fが形成されている。そして、天板部21aの中心位置には、各溝部21eに連通する凹部21gが形成されている。このような構成では、天板部21a上に溜まった水の一部は、上面に沿って中心に向かって流れて凹部21gに集められ、またその他の一部は、各溝部21e・21fに沿って流れ、最終的に溝部21eを通じて、天板部21aの縁部から下方へ流れ落ちる。このように台部21は、天板部21a上に溜まった水を、天板部21aよりも下方へ速やかに戻すことができるように構成されている。
さらに、台部21の天板部21aには、上面から上方に向かって突出する複数(本実施形態では4個)の突起部21hが形成されている。即ち、支持台20では、台部21上に載置する小内鍋15を、天板部21aの上面で直接支持するのではなく、突起部21hの頂部で支持するように構成している。このような構成では、台部21に載置した小内鍋15の下端と、天板部21aとの間に隙間を設けることができ、この隙間を介して、天板部21aの下方から小内鍋15に向けて上昇してくる水や蒸気を滞留させずに、ムラなく行き渡らせることが可能になっている。
脚部22は、台部21を支持するための部位であり、台座部22aと軸部22bを備えている。台座部22aは略円筒状であり、台部21を安定して支持することが可能な直径を有している。軸部22bは、台座部22aの中心から上方に向けて有底略円筒状の部位として延設されている。軸部22bは、略円筒状の内部空間において、台部21の軸部21bと脚部22の軸部22bとを連結する連結バネ23aを収容可能に構成されている。
台座部22aの下面には、内鍋4の丘状部4dに沿う凹部22cが形成されている。このような構成により、支持台20を内鍋4の底部4aにおける中央の所定位置に配置したとき、丘状部4dを台座部22aの下端に形成された凹部22cに嵌り込ませることができる。これにより、支持台20が、内鍋4内の所定位置からずれることを抑制することができ、支持台20を内鍋4内に安定して配置することができる。
なお、台座部22aの下面に弾性体を設けて、台座部22aが弾性体を介して丘状部4dに接するように構成すると好適である。このような構成とすれば、台座部22aと内鍋4とが擦れあったときに、内鍋4の表面加工層を傷めることを抑制できる。
なお、本実施形態では、炊飯器1で加熱調理する食材が米である場合を例示して説明しているが、炊飯器1は、市場に一般的に流通している米以外の穀物(雑穀や芋など)を加熱調理する加熱調理器として使用することも可能である。
[伸縮部]
伸縮部23は、台部21と脚部22を連結するとともに、脚部22を伸縮可能に構成するための部位であり、本実施形態では連結バネ23aにより構成している。連結バネ23aは、長さ方向に伸縮可能であり、連結バネ23aを伸縮させることによって、脚部22の長さが調節可能となっている。なお、伸縮部23は、バネ部材以外で構成することも可能であり、例えば、内筒が外筒に対する入れ子構造を有し、外筒に対して内筒を出し入れ可能に構成した部材や、シリンダとピストンにより伸縮部材を構成したもの等を用いることができる。
また、炊飯器1では、炊飯途中の所定のタイミングで、内鍋4内における小内鍋15の高さを自動的に上昇させる構成とすればより好適である。このような構成は、例えば、伸縮部23を構成する連結バネ23aを、形状記憶合金を用いて形成することにより実現することができる。具体的には、炊飯初期は伸縮部23が縮小した状態であり(図9参照)内鍋4内の温度が閾値以上の温度になったとき、形状記憶合金の作用によって連結バネ23aが伸張されるように構成する(図2参照)。蒸発により水の水位が下がるのを待つ場合、米を煮て加熱する工程から、蒸して加熱する工程への移行には時間が斯かる。このような構成によれば、米を煮て加熱する工程から、蒸して加熱する工程への移行を、内鍋4内の温度に応じて速やかに行うことが可能になり、御飯の炊き上がりを確実に安定させることが可能になる。
[支持台の着脱]
支持台20は、内鍋4の底部4aに載置されているものであるため、内鍋4に対して着脱自在である。図10に示すように、炊飯器1は、支持台20を取り外せば、通常の白米を炊き上げる(例えば、5.5合炊きの)炊飯器として使用することができる。
[固定部]
支持台20は、図11(A)に示すように、第一固定部25を備えている。第一固定部25は、台部21側の軸部21bに形成した係止爪25aと、脚部22側の軸部22bに形成された凹部25bによって構成されている。そして、伸縮部23(連結バネ23a)を収縮させた状態で、係止爪25aで凹部25bを係止することによって、脚部22の長さを固定することができる。
第一固定部25によって脚部22の長さを固定したとき、支持台20は、伸縮部23(連結バネ23a)を最も縮小した状態とすることができ、脚部22の長さを最も短い状態に設定することができる。
また、支持台20は、図11(B)に示すように、第二固定部26を備えている。第二固定部26は、脚部22側の軸部22bに形成した係止爪26aと、台部21側の軸部21bに形成した凹部26bによって構成されている。そして、伸縮部23(連結バネ23a)を伸張させた状態で、係止爪26aで凹部26bを係止することによって、脚部22の長さを固定することができる。
第二固定部26によって脚部22の長さを固定したとき、支持台20は、伸縮部23(連結バネ23a)を最も伸張した状態とすることができ、脚部22の長さを最も長い状態に設定することができる。
このように支持台20は、脚部22の長さを大小2段階に調節することができるように構成されている。また、支持台20は、各固定部25・26を備えることによって、炊飯中に水の対流や蒸気の勢い等に起因して脚部22に対して台部21がぐらつくことを防止することができ、御飯の炊き上がりを安定させることができる。
なお、ここで示した各固定部25・26は、係止爪と凹部によって構成しているが、固定部の構成はこれに限定されない。また、ここで示した支持台20は、耐熱性を有する樹脂製としているが、支持台20を形成する素材はこれに限定されず、例えば、炊飯時の温度上昇に耐えうる耐熱性を確保することができる素材であればよく、金属製、セラミック製、木製、竹製などであってもよい。
[低糖質炊飯方法]
ここで、炊飯器1を用いた低糖質炊飯方法について説明する。炊飯器1では、市場において一般的に流通している通常の(新形質米ではない)白米を用いて、御飯の低糖質化を図ることができる。
炊飯器1を用いた低糖質炊飯方法では、まず、内鍋4内の所定位置に支持台20をセットする。このとき、脚部22の凹部22cを内鍋4の丘状部4dに沿わせることで、支持台20を内鍋4内の所定位置に配置することができる。支持台20の高さは、図2あるいは図9に示すように、炊飯量に応じて伸縮させておく。
次に、内鍋4に形成された図12に示す水位線30を目安にして、炊く米の量に応じた水を内鍋4に注ぎ入れる。水位線30は、内鍋4に水を入れた後で配置される小内鍋15の体積や小内鍋15内の米の体積、および支持台20の体積等を考慮して、水位線30の位置を設定している。
次に、炊く米を入れた状態の小内鍋15を支持台20上に載置し、蓋体3を閉める。このとき、小内鍋15内の米は、先に内鍋4内に入れておいた水に浸された状態となる。
次に、操作部10において、低糖質炊飯モードを選択し、炊飯を開始する。
炊飯動作が開始される炊飯初期(調理初期)には、初めに、小内鍋15内の米は、水に浸されている状態で加熱される。即ち、炊飯器1を用いた低糖質炊飯方法では、炊飯前期においては、米は煮られた状態で加熱されることとなる。米に含まれる糖質は、煮られることで水に溶出し、減少していく。
そして、炊飯が進むと内鍋4内の水が蒸発していき、やがて、小内鍋15内の米が浸されなくなる高さまで内鍋4内の水位が低下する。小内鍋15内の米が浸されなくなる高さまで水位が低下すると、その後小内鍋15内の米は、水に浸されていない状態で加熱される。即ち、炊飯器1を用いた低糖質炊飯方法では、炊飯後期においては、米は蒸された状態で加熱されることとなる。
このとき、小内鍋15より下方においては、米から溶出したおねばが加熱され対流している。おねばは、天板部21aおよび周壁部21dによって、台部21よりも上に上昇することが遮られるため、大半は、天板部21aより下方で米と接触することなく対流し続けている。小内鍋15内の米は、貫通孔21cを抜けて上方へ立ち上る蒸気によって加熱され続けている。このため、炊飯器1では、一旦米から水に溶出したおねばの糖質が、米に再度付着することなく炊き上げられる。
炊飯器1では、低糖質炊飯モードを選択した場合に、この「蒸し」による炊き上げ工程における加熱量が、通常の炊飯モードの「炊き」による炊き上げ工程における加熱量に比べて、大きい加熱量となるように、制御装置8に記憶させる各シーケンスS1・S2(図3参照)を設定している。即ち、炊飯器1では、通常の炊飯モード(第一加熱調理モード)に適用する第一シーケンスS1における最大加熱量に比べて、低糖質炊飯モード(第二加熱調理モード)に適用する第二シーケンスS2における最大加熱量を大きくしている。このような構成により、米を蒸して炊き上げた場合において、従来のように米を煮て炊き上げた場合と変わらない食味や食感を実現することができる。
そして、所定の加熱時間を経て、低糖質化された御飯が炊き上げられる。御飯が炊き上がったときには、小内鍋15より下方の内鍋4には、米から溶出したおねばが貯溜されている。
以上のように、炊飯器1は、構成自体は従来の炊飯器と同様であるが、追加した支持台20を内鍋4内に配置することによって、市場で一般に売られている米を使用した低糖質炊飯を実現している。
[糖質カット率について]
炊飯器1を用いて上記低糖質炊飯方法により炊き上げた御飯の糖質カット率を調査した。糖質カット率は、以下の数式により算出した。基準糖質量は、炊飯器1を用いて通常の炊飯方法で炊いた御飯の糖質量(100(g)あたりの糖質量31.1(g))を採用した。
糖質量(g)=100−(タンパク質量+脂質量+食物繊維量+灰分量)(g)
糖質カット率(%)=(1−糖質量(g)/基準糖質量(g))×100
炊飯器1を用いて上記低糖質炊飯方法で炊いた御飯の100(g)あたりの糖質量は、21.2(g)であり、糖質カット率は、31.8(%)であった。この結果から、上記低糖質炊飯方法により、糖質量をカットできることが確認された。
また、炊飯器1を用いて上記低糖質炊飯方法により炊き上げた御飯は、通常の方法で炊き上げた御飯と比べて食味や食感がそれほど変わらないものとなっており、新形質米を炊き上げた御飯に比べると食味や食感が良好であった。
即ち、本実施形態で示した炊飯器1を用いて低糖質炊飯を行うことにより、市場に流通している一般的な米を用いて、より低糖質でありながら食味や食感がよい御飯を手軽に炊き上げることが確認できた。
[シャッター部]
支持台20は、図13および図14に示すように、シャッター部29を備える構成とすればより好適である。シャッター部29は、天板部21aより一回り小さい円盤状の部材により構成しており、軸部21bに対して回転可能に軸支されている。また、シャッター部29には、天板部21aに形成された貫通孔21cと同じ配置で形成された貫通孔29aが形成されている。そして、支持台20では、つまみ部29bをつまんでシャッター部29を軸部21b回りに回転させて各貫通孔21c・29aの重なり具合を調整することで、貫通孔21cの開度を調整することができる。
支持台20は、貫通孔21cの開度に応じて小内鍋15に供給される蒸気量を調整することができる。例えば、図14に示すように、軸部21bの軸方向に見て、貫通孔21cと貫通孔29aの配置が完全にずれた位置にシャッター部29が回転されている場合、貫通孔21cが全閉となって、小内鍋15に供給される蒸気量を最小とすることができる。一方、軸部21bの軸方向に見て、貫通孔21cと貫通孔29aの配置が完全に一致する位相にシャッター部29を回転させた場合には、貫通孔21cが全開となり、支持台20上の小内鍋15に供給される蒸気量を最大とすることができる。
炊飯器1では、シャッター部29によって、支持台20上の小内鍋15に供給する蒸気量を調整することよって、炊き上がった御飯の硬さを調整することが可能になる。つまり、ユーザーは、炊飯器1により低糖質炊飯を行う場合において、シャッター部29によって、好みに合わせて御飯の硬さを調整することができる。なお、本実施形態で示したシャッター部29は、すべての貫通孔21cを開閉することができるように構成しているが、シャッター部29によって一部の貫通孔21cのみを開閉できる構成としてもよい。
なお、炊飯器1は、米の代わりに、市場に一般的に流通している米以外の穀物(雑穀や芋など)を低糖質炊飯モードで加熱調理することも可能である。この場合、米以外の穀物についても低糖質化を図りつつ、美味しく加熱調理することができる。つまり、炊飯器1は、米を低糖質化しつつ美味しく炊き上げることができる電気炊飯器として使用するだけでなく、米以外の糖質を含む食材を低糖質化しつつ加熱調理することができる加熱調理器としても使用することができる。なお、本発明の加熱調理器には、上記炊飯器1以外にも、米以外の糖質を含む食材のみを加熱調理対象とする機器も含まれる。
1 炊飯器(電気炊飯器;加熱調理器)
2 炊飯器本体(調理器本体)
3 蓋体
4 内鍋
15 小内鍋
20 支持台
21 台部
21a 天板部
21c 貫通孔
21d 周壁部
22 脚部
23 伸縮部
23a 連結バネ
25 第一固定部(固定部)
26 第二固定部(固定部)
29 シャッター部
30 水位線
S1 第一シーケンス
S2 第二シーケンス

Claims (11)

  1. 調理器本体と、
    蓋体と、
    前記調理器本体に収容される内鍋と、
    前記内鍋を加熱する加熱部と、
    前記内鍋に比して小容量でザル状の小内鍋と、
    前記内鍋の内部に配置され、前記小内鍋を前記内鍋の鍋底より浮かして支持する支持台と、を備える加熱調理器。
  2. 前記支持台は、
    前記小内鍋を載置する天板部を備え、
    前記天板部に複数の貫通孔が形成されている、請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記支持台は、
    前記天板部の周縁部から下方に延設された周壁部を備える、請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記支持台は、
    前記貫通孔を開閉するシャッター部を備える、請求項2または請求項3に記載の加熱調理器。
  5. 前記支持台は、
    前記内鍋の鍋底から前記天板部を浮かした位置に支持する脚部を備えており、
    前記脚部は、該脚部の長さを伸縮可能にする伸縮部を備える、請求項2〜請求項4の何れか一項に記載の加熱調理器。
  6. 前記脚部は、
    該脚部の長さを固定する固定部を備える、請求項5に記載の加熱調理器。
  7. 前記伸縮部は、
    該伸縮部の周囲の温度に応じて長さが変更される、請求項5または請求項6に記載の加熱調理器。
  8. 前記支持台は、
    前記内鍋に対して着脱自在に構成されている、請求項1〜請求項7の何れか一項に記載の加熱調理器。
  9. 前記内鍋は、
    前記小内鍋と前記支持台を用いた調理に適した水位線が形成されている、請求項1〜請求項8の何れか一項に記載の加熱調理器。
  10. 前記小内鍋は、網状の素材により構成されている、請求項1〜請求項9の何れか一項に記載の加熱調理器。
  11. さらに、加熱調理動作を制御する制御装置を備え、
    前記制御装置は、
    前記小内鍋を用いずに加熱調理する通常の第一加熱調理モードに適用する第一シーケンスと、
    前記小内鍋を用いた場合の第二加熱調理モードに適用する第二シーケンスと、が予め記憶されており、
    前記第一シーケンスと前記第二シーケンスとで加熱調理で仕上げる食材の量が同じ場合において、
    前記第二シーケンスにおける最大加熱量が、前記第一シーケンスにおける最大加熱量に比して大きい、請求項1〜請求項10の何れか一項に記載の加熱調理器。
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