JP2021068782A - 載置台アセンブリ、基板処理装置、及びシール部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】静電チャックと基台とを接着する接着剤の消耗を防止する載置台アセンブリを提供する。【解決手段】基板処理装置において、処理室内にてプラズマ処理を施す基板を載置する載置大及びリング部材70を有する載置台アセンブリであって、基台11と、基台上に接着層50を介して設けられ、基板と基板を囲むエッジリング30とが載置される静電チャック25と、エッジリングの裏面に接触し、接着層が露出した空間をシールするシール部材61と、を備える。【選択図】図2
Description
本開示は、載置台アセンブリ、基板処理装置、及びシール部材に関する。
例えば、特許文献1には、プラズマにより生じた活性種により静電チャック層と支持部とを接着する接合層が劣化することを抑制するために、接合層の周囲に被覆部材が設けられることが開示されている。特許文献2には、フォーカスリング(エッジリング)を静電チャックに静電吸着するための静電チャックが開示されている。
本開示は、静電チャックと基台とを接着する接着剤の消耗を防止する技術を提供する。
本開示の一の態様によれば、処理室内にてプラズマ処理を施す基板を載置する載置台アセンブリであって、基台と、前記基台上に接着層を介して設けられ、前記基板と前記基板を囲むエッジリングとが載置される静電チャックと、前記エッジリングの裏面に接触し、前記接着層が露出した空間をシールするシール部材と、を備える載置台アセンブリが提供される。
本開示によれば、静電チャックと基台とを接着する接着剤の消耗を防止する技術を提供する。
以下、本開示を実施するための形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
<基板処理装置の全体構成>
まず、図1を参照しながら基板処理装置1の全体構成の一例について説明する。図1は、本実施形態に係る基板処理装置1の概略構成を示す断面図である。なお、本実施形態では、基板処理装置1がRIE(Reactive Ion Etching)型の基板処理装置である例について説明する。ただし、基板処理装置1は、プラズマエッチング装置やプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)装置等であってもよい。
まず、図1を参照しながら基板処理装置1の全体構成の一例について説明する。図1は、本実施形態に係る基板処理装置1の概略構成を示す断面図である。なお、本実施形態では、基板処理装置1がRIE(Reactive Ion Etching)型の基板処理装置である例について説明する。ただし、基板処理装置1は、プラズマエッチング装置やプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)装置等であってもよい。
図1において、基板処理装置1は、金属製、例えば、アルミニウム製又はステンレス鋼製の接地された円筒型の処理容器2を有し、該処理容器2内に、基板Wを載置する円板状の載置台10が配設されている。処理容器2の内部が、基板が配置される処理室の一例である。載置台10は、基台11と、静電チャック25と、を備える。また、載置台10と、後述する環状シール部材61(図2)との組み合わせ、又は、載置台10と、後述する環状シール部材61と、リング部材70との組み合わせを載置台アセンブリ5という。エッジリング30は、フォーカスリングともいう。基台11は、下部電極として機能する。基台11は、例えばアルミニウムからなり、絶縁性の筒状保持部材12を介して処理容器2の底から垂直上方に延びる筒状支持部13に支持されている。基台11は、静電チャック25が載置される中心部11aと、中心部11aを取り囲むように形成された環状の外周部11bを備える。基台11の外周部11bには、絶縁性のリング部材70が載置されている。また、エッジリング30と、リング部材70の外側には、カバーリング部材80が備えられている。なお、リング部材70は、後述するように第1リング部材71と第2リング部材72を備えるが、図1では、リング部材70として記載した。リング部材70と、カバーリング部材80については、後で詳細を述べる。
処理容器2の側壁と筒状支持部13の間には排気路14が形成され、排気路14の入口又は途中に環状のバッフル板15が配設されると共に、底部に排気口16が設けられ、該排気口16に排気管17を介して排気装置18が接続されている。ここで、排気装置18は、ドライポンプ及び真空ポンプを有し、処理容器2内の処理空間を所定の真空度まで減圧する。また、排気管17は可変式バタフライバルブである自動圧力制御弁(automatic pressure control valve)(以下、「APC」という。)を有し、該APCは自動的に処理容器2内の圧力制御を行う。さらに、処理容器2の側壁には、基板Wの搬入出口19を開閉するゲートバルブ20が取り付けられている。
基台11には、第1の整合器22aを介して第1の高周波電源21aが接続されている。また、基台11には、第2の整合器22bを介して第2の高周波電源21bが接続されている。第1の高周波電源21aは、所定周波数(例えば100MHz)のプラズマ発生用の高周波電力を基台11に供給する。第2の高周波電源21bは、第1の高周波電源21aよりも低い所定周波数(例えば、13MHz)のイオン引き込み用の高周波電力を基台11に供給する。
処理容器2の天井部には、上部電極としても機能するシャワーヘッド24が配設されている。これにより、基台11とシャワーヘッド24の間に、第1の高周波電源21a及び第2の高周波電源21bからの2つの周波数の高周波電圧が印加される。
基台11の上面には静電吸着力により基板Wを吸着する静電チャック25が設けられている。静電チャック25は、接着層50を介して基台11に固定される(図2)。静電チャック25は、基板Wが載置される円板状の中心部25aと、中心部25aを囲むように形成された環状の外周部25bとを有する。中心部25aは、外周部25bに対して図中上方に突出している。外周部25bの載置面25b1には、中心部25aを環状に囲むエッジリング30が載置されている。また、中心部25aは、導電膜からなる電極板26を一対の誘電膜の間に挟み込むことによって構成される。
外周部25bは、導電膜からなる電極板29を一対の誘電膜の間に挟み込むことによって構成される。電極板26には、直流電源27が電気的に接続されている。電極板29には、直流電源28が電気的に接続されている。直流電源27および直流電源28は、供給する直流電圧のレベルおよび極性の変更が可能とされている。直流電源27は、後述する制御部43からの制御により、電極板26に直流電圧を印加する。直流電源28は、制御部43からの制御により、電極板29に直流電圧を印加する。静電チャック25は、直流電源27から電極板26に印加された電圧によりクーロン力等の静電力を発生させ、静電力により静電チャック25に基板Wを吸着保持する。また、静電チャック25は、直流電源28から電極板29に印加された電圧によりクーロン力等の静電力を発生させ、静電力により静電チャック25にエッジリング30を吸着保持する。
基台11の内部には、例えば、円周方向に延在する環状の冷媒室31が設けられている。冷媒室31には、チラーユニット32から配管33、34を介して所定温度の冷媒、例えば、冷却水が循環供給され、当該冷媒の温度によって静電チャック25上の基板Wの処理温度を制御する。なお、冷媒は、配管33、34に循環供給される温度調整用の媒体である。温度調整用の媒体は、基台11及び基板Wを冷却するだけでなく、加熱する場合もあり得る。
また、静電チャック25には、ガス供給ライン36を介して伝熱ガス供給部35が接続されている。伝熱ガス供給部35は、ガス供給ライン36を用いて、静電チャック25の中心部25aと基板Wとで挟まれる空間に伝熱ガスを供給する。伝熱ガスとしては、熱伝導性を有するガス、例えば、Heガス等が好適に用いられる。
天井部のシャワーヘッド24は、多数のガス通気孔37aを有する下面の電極板37と、該電極板37を着脱可能に支持する電極支持体38とを有する。電極支持体38の内部にはバッファ室39が設けられ、バッファ室39と連通するガス導入口38aには、ガス供給配管41を介して処理ガス供給部40が接続されている。
基板処理装置1の各構成要素は、制御部43に接続されている。例えば、排気装置18、第1の高周波電源21a、第2の高周波電源21b、直流電源27、直流電源28、チラーユニット32、伝熱ガス供給部35および処理ガス供給部40は、制御部43に接続されている。制御部43は、基板処理装置1の各構成要素を制御する。
制御部43は、図示しない中央処理装置(CPU)及びメモリといった記憶装置を備え、記憶装置に記憶されたプログラム及び処理レシピを読み出して実行することで、基板処理装置1において所望の処理を実行する。例えば、制御部43は、エッジリング30を静電吸着するための静電吸着処理を行う。
基板処理装置1では、ドライエッチング処理の際、先ずゲートバルブ20を開状態にして加工対象の基板Wを処理容器2内に搬入し、静電チャック25の上に載置する。そして、基板処理装置1では、処理ガス供給部40より処理ガス(例えば、C4F8ガス、O2ガス及びArガスから成る混合ガス)を所定の流量および流量比で処理容器2内に導入し、排気装置18により処理容器2内の圧力を所定値にする。
さらに、基板処理装置1では、第1の高周波電源21a及び第2の高周波電源21bからそれぞれ周波数の異なる高周波電力を基台11に供給する。また、基板処理装置1では、直流電源27より直流電圧を静電チャック25の電極板26に印加して、基板Wを静電チャック25に吸着する。また、基板処理装置1では、直流電源28より直流電圧を静電チャック25の電極板29に印加して、エッジリング30を静電チャック25に吸着する。シャワーヘッド24より吐出された処理ガスはプラズマ化され、プラズマ中のラジカルやイオンによって基板Wにエッチング処理が施される。
<エッジリング30のシール部材>
図2は、本実施形態に係るエッジリング30のシール部材を説明する図である。図2は、基板処理装置1のエッジリング30の部分を拡大した断面図である。
図2は、本実施形態に係るエッジリング30のシール部材を説明する図である。図2は、基板処理装置1のエッジリング30の部分を拡大した断面図である。
エッジリング30は、静電チャック25の上に載置され、静電保持される。静電チャック25は、接着層50を介して基台11に接着され、固定される。
以下において、各部分について詳細を説明する。
基台11は、中心部11aと、中心部11aの上面11a1に対して低く形成されている外周部11bを備える。基台11の中心部11aの上面11a1には、静電チャック25が載置される。静電チャック25は、基台11の中心部11aの上面11a1に、接着層50により固定される。このように、静電チャック25は、基台11上に接着層50を介して設けられる。なお、図1のように、静電チャック25は、電極板26と電極板29を備え、それぞれの電極板に直流電圧が印加されることにより、それぞれ基板Wとエッジリング30を静電吸着する。
基台11の外周部11bの上面11b1には、リング部材70が載置される。リング部材70は、第1リング部材71と、第2リング部材72を備える。第1リング部材71は、傾斜面71aを有する。また、第2リング部材72は、傾斜面72aを有する。第1リング部材71の傾斜面71aと第2リング部材72の傾斜面72aは下から上に外側に広がるように垂直方向に対して同じ傾斜角で傾斜している。第1リング部材71は、第2リング部材72に、環状シール部材61を傾斜面71aと傾斜面72aの間に挟み込むようにして、載置される。
環状シール部材61は、環状シール部材61の中央を通る断面がテーパー状を有し、下から上に向かって外側に広がるように傾斜している環状の部材である。ただし、環状シール部材61は、環状シール部材61の中央を通る断面がテーパー状を有し、上から下に向かって外側に広がるように傾斜している環状の部材であってもよい。また、環状シール部材61は、上部で繋がった2重構造を有し、傾斜している又は傾斜していない環状の部材であってもよい。環状シール部材61は、プラズマのラジカル対して耐ラジカル性を有する材料、例えば、テトラフルオロエチレン−パーフルオロビニルエーテル系(FFKM)のフッ素ゴムにより形成されている。環状シール部材61を第1リング部材71と第2リング部材72で挟み込むことにより、環状シール部材61が固定される。
カバーリング部材80は、リング部材70の第2リング部材72の一部を基台11に挟み込んで保持する部材である。リング部材70は、カバーリング部材80により、基台11に固定される。カバーリング部材80がリング部材70の第2リング部材72の一部を挟み込むことにより、リング部材70と、カバーリング部材80とが接触している部分の隙間を小さくすることができる。また、カバーリング部材80により基台11にリング部材70を固定することにより、リング部材70の第2リング部材72と、基台11との間の隙間を小さくすることができる。このように隙間を小さくすることによって、ラジカルがリング部材70とカバーリング部材80との間の隙間、リング部材70と基台11との間の隙間を通ることを防止することができる。
エッジリング30は、静電チャック25により静電保持される。それにより、リング部材70に設けられた環状シール部材61がエッジリング30の裏面30aに斜めに傾いた状態で接触する。さらに、環状シール部材61がエッジリング30により押圧されることにより、環状シール部材61は変形前の状態61xから弾性変形する。それにより、環状シール部材61がエッジリング30の裏面30aを押圧することにより、シールすることができる。このようにして、環状シール部材61は、エッジリング30の裏面30aと、エッジリング30の裏面30aに対向する部材であるリング部材70との間をシールする。これにより、環状シール部材61は、接着層50が露出した空間Sをシールする。
なお、本実施形態においては、エッジリング30は、静電チャック25により静電保持されるが、例えば、自重によりエッジリング30を保持するようにしてもよい。また、例えば、エッジリング30は、エッジリング30の裏面30aと静電チャック25の載置面25b1とを粘着シートで貼りあわせることによって保持するようにしてもよい。
<作用・効果>
本実施形態の効果を説明するために、比較例の基板処理装置について説明する。図7は、比較例である基板処理装置の載置台アセンブリを説明する図である。
本実施形態の効果を説明するために、比較例の基板処理装置について説明する。図7は、比較例である基板処理装置の載置台アセンブリを説明する図である。
比較例の基板処理装置は、本実施形態の基板処理装置1と比較して、環状シール部材61を備えていない点が異なる。また、それに伴って、リング部材70と構造が異なるリング部材79を備える。
本実施形態の基板処理装置1と、比較例の基板処理装置とのそれぞれにおいて、プラズマ処理を行った時のプラズマ中のラジカル挙動について説明する。
図3は、本実施形態の基板処理装置1におけるプラズマ処理を行った時のプラズマ中のラジカル挙動を説明する図である。図8は、比較例の基板処理装置におけるプラズマ処理を行った時のプラズマ中のラジカル挙動を説明する図である。
本実施形態の基板処理装置1では、プラズマ中のラジカルが矢印Aのように、エッジリング30とカバーリング部材80との隙間と、エッジリング30とリング部材70との隙間を通って進入しても、環状シール部材61によってそれ以上の進入が妨げられる。すなわち、環状シール部材61は、接着層50が露出した空間Sをシールする。したがって、ラジカルが接着層50まで到達することを防止することができる。また、ラジカルが接着層50まで到達しないことから、ラジカルによる接着層50の劣化を防止することができる。
それに対して、比較例の基板処理装置では、プラズマ中のラジカルが矢印Bのように、エッジリング30とカバーリング部材80との隙間と、エッジリング30とリング部材79との隙間を通って、接着層50が露出した空間Sまで進入する。したがって、ラジカルにより接着層50が劣化する。また、接着層50が劣化することにより、例えば、静電チャック25の電極等が破損して、処理エラーが発生する可能性がある。
<変形例1>
図4は、本実施形態に係るエッジリングのシール部材の変形例1を説明する図である。
図4は、本実施形態に係るエッジリングのシール部材の変形例1を説明する図である。
変形例1においては、環状シール部材62を備える。それに伴い、リング部材70とは形状が異なるリング部材73を備える。環状シール部材62は、円環状の部材62bの上部に下から上に外側に広がるように傾斜した板状の傾斜部62sを備える。また、環状シール部材62は、プラズマのラジカル対して耐ラジカル性を有する材料、例えば、テトラフルオロエチレン−パーフルオロビニルエーテル系(FFKM)のフッ素ゴムにより形成されている。エッジリング30は、静電チャック25により静電保持される。それにより、リング部材73に載置された環状シール部材62の傾斜部62sがエッジリング30の裏面30aに斜めに傾いた状態で接触する。さらに、環状シール部材62がエッジリング30により押圧されることにより、環状シール部材62は変形前の状態62xから弾性変形する。それにより、環状シール部材62がエッジリング30の裏面30aを押圧することにより、シールすることができる。このようにして、環状シール部材62は、エッジリング30の裏面30aと、エッジリング30の裏面30aに対向する部材であるリング部材73との間をシールする。これにより、環状シール部材62は、接着層50が露出した空間Sをシールする。
<変形例2>
図5は、本実施形態に係るエッジリングのシール部材の変形例2を説明する図である。
図5は、本実施形態に係るエッジリングのシール部材の変形例2を説明する図である。
変形例2においては、環状シール部材63を備える。それに伴い、リング部材70とは形状が異なるリング部材74を備える。環状シール部材63は、基台11の外周部11bの上面11b1に載置される。また、環状シール部材63は、基台11の中心部11aの周囲を取り囲むように設けられる。環状シール部材63は、プラズマに対して耐性を有する材料、例えば、テトラフルオロエチレン−パーフルオロビニルエーテル系(FFKM)のフッ素ゴムにより形成されている。環状シール部材63の高さは、基台11の外周部11bの上面11b1から静電チャック25の載置面25b1より高くなっている。なお、環状シール部材63は、基台11の中心部11aに接触するようにしてもよい。さらには、接着層50や静電チャック25に接触するようにしてもよい。その際には、環状シール部材63により中心部11aの側面を締め付けるようにしてもよい。
エッジリング30は、静電チャック25により静電保持される。それにより、リング部材73に載置された環状シール部材63がエッジリング30の裏面30aに接触する。さらに、環状シール部材63がエッジリング30により押圧されることにより、変形前の状態から弾性変形する。それにより、環状シール部材63がエッジリング30の裏面30aを押圧することにより、シールすることができる。このようにして、環状シール部材63は、エッジリング30の裏面30aと、エッジリング30の裏面30aに対向する部材である基台11との間をシールする。これにより、環状シール部材63は、接着層50が露出した空間Sをシールする。
<変形例3>
図6は、本実施形態に係るエッジリングのシール部材の変形例3を説明する図である。
図6は、本実施形態に係るエッジリングのシール部材の変形例3を説明する図である。
変形例3においては、変形例1の環状シール部材62に加えて、ラビリンスシール部材を備える。エッジリング30Aの裏面30Aaには、円周方向に溝30Azが形成されている。また、リング部材75のエッジリング30Aの溝30Azに対応する部分には、円周方向に環状凸部75zが形成されている。エッジリング30Aが静電チャック25に載置されることにより、エッジリング30Aの溝30Azと、リング部材75の環状凸部75zとが、組み合わされることにより、ラビリンスシール部材が形成される。これにより、さらにラジカルの進入を防止することができる。なお、ラビリンスシール部材は、変形例1に限らず、図2の実施形態や図5の変形例2に形成してもよい。
<その他の変形例>
環状シール部材の形状については、環状シール部材の一部とエッジリングが接触して、環状シール部材がエッジリングを押圧していればどのような形状でもよい。例えば、環状シール部材61の傾斜方向について、下から上に内側に狭まるように傾斜してもよい。この場合、第1リング部材71の傾斜面71aと第2リング部材72の傾斜面72aは、下から上に内側に狭まるように垂直方向に対して同じ傾斜角で傾斜している。第2リング部材72は、第1リング部材71に、環状シール部材61を傾斜面71aと傾斜面72aの間に挟み込むようにして、載置される。また、環状シール部材62の傾斜部62sの傾斜方向についても、下から上に内側に狭まるように傾斜してもよい。また、環状シール部材とエッジリングが接触する部分についても、板状の部位の端部ではなく、端部から離れた部分で接触するようにしてもよい。例えば、リング部材又はエッジリングにOリング溝を設けて、環状シール部材としてOリングを用いてもよい。なお、環状シール部材は、フォーカスリングに押圧されて変形する際に、環状シール部材の反力により、フォーカスリングが静電チャックから浮かないような材料や形状等にする。
環状シール部材の形状については、環状シール部材の一部とエッジリングが接触して、環状シール部材がエッジリングを押圧していればどのような形状でもよい。例えば、環状シール部材61の傾斜方向について、下から上に内側に狭まるように傾斜してもよい。この場合、第1リング部材71の傾斜面71aと第2リング部材72の傾斜面72aは、下から上に内側に狭まるように垂直方向に対して同じ傾斜角で傾斜している。第2リング部材72は、第1リング部材71に、環状シール部材61を傾斜面71aと傾斜面72aの間に挟み込むようにして、載置される。また、環状シール部材62の傾斜部62sの傾斜方向についても、下から上に内側に狭まるように傾斜してもよい。また、環状シール部材とエッジリングが接触する部分についても、板状の部位の端部ではなく、端部から離れた部分で接触するようにしてもよい。例えば、リング部材又はエッジリングにOリング溝を設けて、環状シール部材としてOリングを用いてもよい。なお、環状シール部材は、フォーカスリングに押圧されて変形する際に、環状シール部材の反力により、フォーカスリングが静電チャックから浮かないような材料や形状等にする。
今回開示された本実施形態に係る載置台、基板処理装置及びエッジリングは、すべての点において例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で変形及び改良が可能である。上記複数の実施形態に記載された事項は、矛盾しない範囲で他の構成も取り得ることができ、また、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
本開示の基板処理装置は、Capacitively Coupled Plasma(CCP)、Inductively Coupled Plasma(ICP)、Radial Line Slot Antenna(RLSA)、Electron Cyclotron Resonance Plasma(ECR)、Helicon Wave Plasma(HWP)のどのタイプでも適用可能である。
1 基板処理装置
2 処理容器
5 載置台アセンブリ
10 載置台
11 基台
25 静電チャック
30 エッジリング
30a 裏面
30A エッジリング
50 接着層
61〜63 環状シール部材
70、73〜75 リング部材
W 基板
2 処理容器
5 載置台アセンブリ
10 載置台
11 基台
25 静電チャック
30 エッジリング
30a 裏面
30A エッジリング
50 接着層
61〜63 環状シール部材
70、73〜75 リング部材
W 基板
Claims (7)
- 処理室内にてプラズマ処理を施す基板を載置する載置台アセンブリであって、
基台と、
前記基台上に接着層を介して設けられ、前記基板と前記基板を囲むエッジリングとが載置される静電チャックと、
前記エッジリングの裏面に接触し、前記接着層が露出した空間をシールするシール部材と、を備える、
載置台アセンブリ。 - 前記エッジリングと、前記基台との間に設けられるリング部材を更に備え、
前記シール部材は、前記エッジリングと前記リング部材の間に設けられる、
請求項1に記載の載置台アセンブリ。 - 前記シール部材の端部が、前記エッジリングの裏面に接触する、
請求項1又は請求項2に記載の載置台アセンブリ。 - 前記シール部材は、斜めに傾いた状態で前記エッジリングの裏面に接触する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の載置台アセンブリ。 - 前記シール部材は、内側又は外側に斜めに傾いた状態で前記エッジリングの裏面に接触する、
請求項4に記載の載置台アセンブリ。 - 処理室内に基板を配置し、前記基板に対するプラズマ処理を施す基板処理装置であって、
前記基板を載置する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の載置台アセンブリを備える、
基板処理装置。 - 基板を載置する載置台アセンブリに用いられるシール部材であって、
前記基板と前記基板を囲むエッジリングとが載置される静電チャックと基台とを接着する接着層が露出した空間をシールするために、前記エッジリングの裏面に斜めに傾いた状態で接触し、前記接着層をシールする、シール部材。
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