JP2021068771A - チップ状電子部品用ジグ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のX方向線状部材と複数のY方向線状部材とによって構成されるものであって、チップ収納部に収納されたチップ状電子部品の頭部が開口からはみ出しても、良好な整列状態で積み重ねることができる、チップ状電子部品用ジグを提供する。【解決手段】チップ状電子部品用ジグ11は、互いに対向する第1主面31と第2主面32とを有する平板状のジグ本体30と、ジグ本体の第1主面および第2主面の少なくとも一方の一部から突出した状態で設けられるスペーサ40とを備える。スペーサ40は、複数の付加線状部材41を含み、ジグ本体30に固定される。【選択図】図4

Description

この発明は、チップ状電子部品を1個ずつ収納しかつ保持する複数のチップ収納部を有するチップ状電子部品用ジグに関するもので、特に、チップ状電子部品用ジグの形態における改良に関するものである。
この発明にとって興味あるチップ状電子部品用ジグが、たとえば特開2008−177188号公報(特許文献1)に記載されている。特許文献1に記載のチップ状電子部品用ジグは、チップ状電子部品の処理に用いられるジグであり、支持部材と、受け部材とを含んでいる。支持部材は、金属材料で構成されている。支持部材は、全体として平面状であり、その面内に多数の貫通するチップ挿入孔、すなわちチップ収納部を有している。受け部材は、金属経線と金属緯線とを織り込んだ網状体である。受け部材は、支持部材の一面に接合され、チップ収納部の開口面内に、少なくとも1つの交差部を存在させている。
上記のチップ状電子部品用ジグを用いて複数のチップ状電子部品を反応ガスで処理する際には、チップ状電子部品用ジグに形成された複数のチップ収納部の各々にチップ状電子部品が1つずつ挿入される。チップ状電子部品用ジグの受け部材は、網状体からなるため、通気性を有する。したがって、処理工程において、反応ガスはチップ状電子部品の周辺に流れ込むことができる。
特開2008−177188号公報
複数のチップ状電子部品用ジグを複数段に積み重ねて使用することによって、多数のチップ状電子部品に対する処理工程を能率的に実施することができる。この場合、チップ状電子部品の頭部がチップ収納部の開口からはみ出していると、良好な整列状態で複数のチップ状電子部品用ジグを積み重ねることができない。そのため、別に用意したスペーサを、隣り合うチップ状電子部品用ジグ間に挟むといった対策が講じられることが多い。
しかし、スペーサには、通気性がなく、または通気性がほとんどなく、処理工程での反応ガスの流通がスペーサによって阻害されることがある。
また、チップ状電子部品用ジグとスペーサとは別体であるので、複数のチップ状電子部品用ジグを積み重ねる際、1個のチップ状電子部品用ジグを積み重ねるごとにスペーサを挿入する作業が必要となる。したがって、作業工程数の増加を招く。
そこで、この発明の目的は、スペーサによって通気性が阻害されることがないばかりでなく、複数のチップ状電子部品用ジグを積み重ねる際、1個のチップ状電子部品用ジグを積み重ねるごとにスペーサを挿入する作業を省略することができる、チップ状電子部品用ジグを提供しようとすることである。
この発明に係るチップ状電子部品用ジグは、互いに対向する第1主面と第2主面とを有する平板状のジグ本体と、ジグ本体の第1主面および第2主面の少なくとも一方の一部から突出した状態で設けられるスペーサとを備える。
ジグ本体は、X方向およびY方向を互いに交差する方向とし、かつZ方向をX方向およびY方向に直交する方向としたとき、各々がX方向に延びる複数のX方向線状部材と、各々がY方向に延びる複数のY方向線状部材とを備え、複数のX方向線状部材と複数のY方向線状部材とによって、チップ状電子部品を1個ずつ収納するためのもので、X方向およびY方向の2方向に配列された、複数のチップ収納部が構成される。
各チップ収納部は、チップ状電子部品を受ける底壁部と、底壁部の周縁部からZ方向に立ち上がる側壁部とを有し、側壁部は、底壁部とは反対側であって、第1主面側において、チップ状電子部品をチップ収納部に受け入れる開口を形成している。開口は、複数のX方向線状部材のY方向に隣り合うものと複数のY方向線状部材のX方向に隣り合うものとによって規定される四角形の形状を有している。
底壁部は、側壁部内の空間を横切るX方向線状部材およびY方向線状部材の少なくとも一方によって形成され、側壁部は、Z方向に配列された複数のX方向線状部材およびZ方向に配列された複数のY方向線状部材によって形成される。
このような構成のチップ状電子部品用ジグにおいて、上述した技術的課題を解決するため、スペーサは、複数の付加線状部材を含み、ジグ本体に固定されることを特徴としている。
なお、この発明に係るチップ状電子部品用ジグによって扱われるチップ状電子部品は、完成されたチップ状電子部品に限らず、たとえば焼成の対象となる未焼成のチップ状電子部品のような製造途中の半製品としてのチップ状電子部品をも含む。
この発明によれば、スペーサは、複数の付加線状部材から構成され、かつ本体に固定されているので、スペーサによって通気性が阻害されることがなく、また、複数のチップ状電子部品用ジグを積み重ねる際、1個のチップ状電子部品用ジグを積み重ねるごとにスペーサを挿入する作業を省略することができる。
この発明の第1の実施形態によるチップ状電子部品用ジグ11を模式的に示す平面図である。 図1に示したチップ状電子部品用ジグ11の部分Aを拡大して示す平面図である。 図1に示したチップ状電子部品用ジグ11の線B−Bに沿う断面図である。 図3に示したチップ状電子部品用ジグ11を2段に積み重ねた状態を示す断面図である。 この発明の第2の実施形態によるチップ状電子部品用ジグ11aを模式的に示す平面図である。 この発明の第3の実施形態によるチップ状電子部品用ジグ11bを模式的に示す平面図である。
図1ないし図4を参照して、チップ状電子部品用ジグ11の構成について説明する。説明にあたり、X方向、Y方向およびZ方向を、図1ないし図4に図示したように定める。X方向およびY方向は互いに交差し、Z方向はX方向およびY方向に直交する。なお、X方向およびY方向は互いに直交することが好ましい。
チップ状電子部品用ジグ11は、互いに対向する第1主面31および第2主面32を有するジグ本体30と、ジグ本体30の第1主面31および第2主面32の少なくとも一方の一部から突出した状態で設けられるスペーサ40とを備える。
ジグ本体30は、
(1)各々がX方向に延びる、複数のX方向線状部材X1、複数のX方向線状部材X2、複数のX方向線状部材X3、および複数のX方向線状部材X4と、
(2)各々がY方向に延びる、複数のY方向線状部材Y1、複数のY方向線状部材Y2、複数のY方向線状部材Y3、および複数のY方向線状部材Y4と、
を備える。
複数のX方向線状部材X1〜X4は、図3に示すように、互いに異なる層をなすように配置されている。また、複数のY方向線状部材Y1〜Y4は、図3に示すように、互いに異なる層をなすように配置されている。複数のX方向線状部材X1〜X4と複数のY方向線状部材Y1〜Y4とは、Z方向において、交互に配置される。
図2ないし図4に図示されたチップ状電子部品12を1個ずつ収納するため、複数のチップ収納部13が上述した複数のX方向線状部材X1〜X4と複数のY方向線状部材Y1〜Y4とによって構成される。複数のチップ収納部13は、図1に示すように、X方向およびY方向の2方向に配列される。
この実施形態では、X方向線状部材X1〜X4ならびにY方向線状部材Y1〜Y4は、断面円形状の棒材の形態を有している。このことから、チップ収納部13内のチップ状電子部品12とX方向線状部材X1〜X4ならびにY方向線状部材Y1〜Y4との接触面積を小さくすることができ、チップ状電子部品12のまわりで、ガスを円滑に流通させることができる。
チップ収納部13の各々は、第2主面32側に位置し、チップ状電子部品12を受ける底壁部14と、底壁部14からZ方向に立ち上がる側壁部15とを有している。
底壁部14は、図2において右端下に図示されたチップ収納部13からわかるように、側壁部15内の空間を横切るX方向線状部材X4とY方向線状部材Y4とによって形成される。なお、側壁部15内の空間を横切るX方向線状部材X4およびY方向線状部材Y4のいずれか一方のみによって、底壁部14が形成されてもよい。
側壁部15は、Z方向に配列された複数のX方向線状部材X1〜X3およびZ方向に配列された複数のY方向線状部材Y1〜Y4によって形成される。側壁部15は、底壁部14とは反対側であって、第1主面31側において、チップ状電子部品12をチップ収納部13に受け入れる開口16を形成している。
開口16は、複数のX方向線状部材X1のY方向に隣り合うものと複数のY方向線状部材Y1のX方向に隣り合うものとによって規定される四角形の形状を有している。この実施形態では、開口16は、正方形の形状を有する。
スペーサ40は、この実施形態では、ジグ本体30の第1主面31側に設けられる。スペーサ40は、互いに交差する方向に延びる、複数の第1付加線状部材41および複数の第2付加線状部材42を含む。この実施形態では、図3および図4に示すように、複数の第1付加線状部材41および複数の第2付加線状部材42は、互いに直交する方向に延び、かつ積み重ねられることによって、スペーサ40に所定の厚みが与えられる。
この実施形態では、図1に示すように、スペーサ40は、額縁状の形態を有し、ジグ本体30の第1主面31の外周縁に沿って設けられる。そのため、スペーサ40に備える第1付加線状部材41および第2付加線状部材42は、ジグ本体30の第1主面31の外周縁のいずれの位置に配置されるかによって、その長さが変えられる。
上述したスペーサ40によれば、線状部材41および42をもって構成されるので、通気性を確保することができる。
X方向線状部材X1〜X4およびY方向線状部材Y1〜Y4ならびに付加線状部材41および42は、たとえば、SiC、ジルコニア、イットリア安定化ジルコニア、アルミナもしくはムライト等のセラミック、ニッケル、アルミニウム、インコネル(登録商標)もしくはステンレス鋼などの金属、ポリテトラフルオロエチレン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、ABS(Acrylonitrile butadiene styrene)ライク樹脂もしくはその他の耐熱樹脂などの樹脂材料、カーボン、または、金属とセラミックとからなる複合材料で構成され得る。
この実施形態においては、X方向線状部材X1〜X4およびY方向線状部材Y1〜Y4ならびに付加線状部材41および42は、セラミックから構成されている。したがって、X方向線状部材X1〜X4およびY方向線状部材Y1〜Y4ならびに付加線状部材41および42の各々の互いに接するもの同士の接合は、好ましくは、焼結により達成される。
また、X方向線状部材X1〜X4およびY方向線状部材Y1〜Y4ならびに付加線状部材41および42の各々の表面は、SiC、ジルコニア、イットリア、イットリア安定化ジルコニア、アルミナもしくはムライト等のセラミック、または、ニッケルなどの金属によってさらにコーティングされていてもよい。
チップ状電子部品12をチップ収納部13に収納するには、チップ収納部13における開口16を上方に向けた状態で、チップ状電子部品用ジグ11上に複数のチップ状電子部品12をばらまいた後、チップ状電子部品用ジグ11を揺する。このとき、開口16を通して、図2および図3に示すように、複数のチップ収納部13の各々にチップ状電子部品12が振り込まれ、チップ収納部13にチップ状電子部品12が収納された状態が得られる。チップ収納部13に振り込まれず、チップ状電子部品用ジグ11上に余ったチップ状電子部品12は、チップ状電子部品用ジグ11を傾けてふるい落とされる。
このとき、チップ状電子部品12は、スペーサ40を乗り越えてふるい落とす必要があるため、チップ状電子部品用ジグ11を大きく傾けることになる。しかし、それでも、チップ収納部13に振り込まれたチップ状電子部品12がチップ収納部13から飛び出さないようにするため、チップ収納部13の開口16は、適当なカバーで覆うなどして、一時的に閉じられてもよい。
なお、上記のような懸念をなくすためには、スペーサ40をジグ本体30の第2主面32に設ければよい。スペーサ40をジグ本体30の第2主面32に設けた場合には、すべてのチップ収納部13の開口16が、スペーサ40によって塞がれることがないので、1個のチップ状電子部品用ジグ11によって保持できるチップ状電子部品12の個数を増やすことができる。以上のような変形例は、以下に説明する他の実施形態に対しても適用することができる。
上述の振り込み操作の結果、チップ収納部13に収納されたチップ状電子部品12は、図3に示すように、その頭部21が開口16からわずかにはみ出した状態となっている。
次に、チップ状電子部品用ジグ11によって保持された複数のチップ状電子部品12は、焼成等の所定の処理工程に付される。処理工程では、ジグ本体30が基本的にX方向線状部材X1〜X4およびY方向線状部材Y1〜Y4から構成され、かつスペーサ40についても基本的に付加線状部材41および42から構成されているので、チップ状電子部品12に対する反応ガス等の通気性を良好なものとすることができる。
処理工程は、図4に示すように、複数のチップ状電子部品用ジグ11を複数段に積み重ねた状態で実施される。前述したように、チップ状電子部品用ジグ11は、ジグ本体30に固定されたスペーサ40を備えているので、チップ状電子部品用ジグ11を積み重ねるごとにスペーサを挿入する作業は不要である。また、上述したように、チップ状電子部品12の頭部21が開口16からはみ出していても、このはみ出しは、スペーサ40のZ方向寸法の範囲内にあるので、複数のチップ状電子部品用ジグ11の積み重ねに支障を来すことがない。
次に、複数のチップ状電子部品用ジグ11の積み重ね状態が解かれ、チップ状電子部品用ジグ11の各々のチップ収納部13からチップ状電子部品12が取り出される。このとき、チップ状電子部品12は、その頭部21がチップ収納部13の開口16からはみ出しているので、チップ状電子部品12をチップ収納部13から容易に取り出すことができる。仮に、チップ状電子部品12の頭部21が開口16からはみ出していないと、チップ状電子部品12がチップ収納部13内で傾いて、チップ状電子部品12の頭部21の角の部分がチップ収納部13を規定する壁面のどこかに引っ掛かって、チップ状電子部品12の取り出しに困難を伴うことがあるが、このような事態は避けられる。
チップ状電子部品用ジグ11がチップ状電子部品12の焼成工程で用いられる場合、チップ状電子部品12は焼成によって縮むが、チップ状電子部品12が縮んだ後であっても、チップ状電子部品12の頭部21が開口16からはみ出す寸法設計とされることが好ましい。
図5は、この発明の第2の実施形態によるチップ状電子部品用ジグ11aを模式的に示す平面図である。図5は、図1に対応する図であるが、図5において、図1に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明を省略する。
図5に示したチップ状電子部品用ジグ11aでは、4つのスペーサ40aが、ジグ本体30aの第1主面31における外周縁以外の場所、たとえば、4つの角の近傍に設けられる。スペーサ40aは、詳細には図示しないが、前述したスペーサ40の場合と同様、複数の付加線状部材をもって構成され、好ましくは、これら複数の付加線状部材は互いに交差され、かつX方向およびY方向に直交するZ方向に積み重ねた構造とされる。
なお、図5では、4つのスペーサ40aが図示されたが、スペーサ40aの数は、最低3つあればよい。
図6は、この発明の第3の実施形態によるチップ状電子部品用ジグ11bを模式的に示す平面図である。図6は、図1に対応する図であるが、図6において、図1に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明を省略する。
図6に示したチップ状電子部品用ジグ11bでは、四角形のジグ本体30bの外周縁を規定する辺33は、チップ収納部13の四角形の開口16の対角線と平行な方向に延びている。したがって、X方向線状部材X1および他のX方向線状部材ならびにY方向線状部材Y1および他のY方向線状部材は、ジグ本体30bの外周縁を規定する辺33に対して90度未満の角度をなしている。
なお、図示した例では、ジグ本体30bは正方形の形状を有し、開口16も正方形の形状を有し、X方向線状部材X1および他のX方向線状部材ならびにY方向線状部材Y1および他のY方向線状部材は、ジグ本体30bの外周縁を規定する辺33に対して45度の角度をなしている。
図6に示したチップ状電子部品用ジグ11bでは、具体的な形態を図示しないが、4つのスペーサが、ジグ本体30bの第1主面31の4つの角34a、34b、34cおよび34dに設けられる。これらスペーサについても、図示しないが、前述したスペーサ40の場合と同様、複数の付加線状部材をもって構成され、好ましくは、これら複数の付加線状部材は互いに交差され、かつX方向およびY方向に直交するZ方向に積み重ねた構造とされる。
以上、この発明を図示した実施形態に関連して説明したが、この発明の範囲内において種々の変形が可能である。
たとえば、X方向線状部材およびY方向線状部材のY方向およびX方向での配列数は、求められるチップ収納部の数に応じて任意に変更することができる。また、X方向線状部材およびY方向線状部材のZ方向での配列数は、チップ収納部の求められる深さに応じて任意に変更することができる。
また、付加線状部材のZ方向での配列数は、スペーサに求められるZ方向寸法に応じて任意に変更することができる。
図示されたX方向線状部材およびY方向線状部材ならびに付加線状部材の各々の断面形状は、円形状であったが、半円状、三角形状、四角形状、その他の多角形状であってもよい。
この発明に係るチップ状電子部品用ジグは、チップ状電子部品の製造のための焼成工程で用いられる他、めっき工程などでも用いられることができる。
X1〜X4 X方向線状部材
Y1〜Y4 Y方向線状部材
11,11a、11b チップ状電子部品用ジグ
12 チップ状電子部品
13 チップ収納部
14 底壁部
15 側壁部
16 開口
21 頭部
30,30a,30b ジグ本体
31 第1主面
32 第2主面
33 外周縁を規定する辺
34a,34b,34c,34d 角
40,40a スペーサ
41,42 付加線状部材

Claims (10)

  1. 互いに対向する第1主面と第2主面とを有する平板状のジグ本体と、前記ジグ本体の前記第1主面および前記第2主面の少なくとも一方の一部から突出した状態で設けられるスペーサとを備え、
    前記ジグ本体は、
    X方向およびY方向を互いに交差する方向とし、かつZ方向をX方向およびY方向に直交する方向としたとき、
    各々がX方向に延びる複数のX方向線状部材と、各々がY方向に延びる複数のY方向線状部材とを備え、
    前記複数のX方向線状部材と前記複数のY方向線状部材とによって、チップ状電子部品を1個ずつ収納するためのもので、X方向およびY方向の2方向に配列された、複数のチップ収納部が構成され、
    各前記チップ収納部は、前記第2主面側に位置し、チップ状電子部品を受ける底壁部と、前記底壁部の周縁部からZ方向に立ち上がる側壁部とを有し、
    前記側壁部は、前記底壁部とは反対側であって、前記第1主面側において、チップ状電子部品を前記チップ収納部に受け入れる開口を形成していて、
    前記開口は、複数の前記X方向線状部材のY方向に隣り合うものと複数の前記Y方向線状部材のX方向に隣り合うものとによって規定される四角形の形状を有していて、
    前記底壁部は、前記側壁部内の空間を横切る前記X方向線状部材および前記Y方向線状部材の少なくとも一方によって形成され、
    前記側壁部は、Z方向に配列された複数の前記X方向線状部材およびZ方向に配列された複数の前記Y方向線状部材によって形成され、
    前記スペーサは、複数の付加線状部材を含み、前記ジグ本体に固定される、
    チップ状電子部品用ジグ。
  2. X方向およびY方向は互いに直交する、請求項1に記載のチップ状電子部品用ジグ。
  3. 前記スペーサは、前記ジグ本体の前記第1主面および前記第2主面の少なくとも一方の外周縁に沿って設けられる、請求項1または2に記載のチップ状電子部品用ジグ。
  4. 前記ジグ本体の前記第1主面および前記第2主面は四角形の形状を有し、前記スペーサは、前記ジグ本体の前記第1主面の角に設けられる、請求項1または2に記載のチップ状電子部品用ジグ。
  5. 前記スペーサは、前記ジグ本体の前記第1主面および前記第2主面の少なくとも一方における外周縁以外の場所に設けられる、請求項1または2に記載のチップ状電子部品用ジグ。
  6. 前記スペーサは、前記複数の付加線状部材を互いに交差させ、かつZ方向に積み重ねた構造を有する、請求項1ないし5のいずれかに記載のチップ状電子部品用ジグ。
  7. 前記チップ収納部に受け入れられたチップ状電子部品の頭部は、前記開口からはみ出す状態となり、
    前記スペーサのZ方向寸法は、前記チップ収納部に受け入れられたチップ状電子部品の頭部が前記開口からはみ出す寸法より大きい、請求項1ないし6のいずれかに記載のチップ状電子部品用ジグ。
  8. 前記開口は、正方形の形状を有する、請求項1ないし7のいずれかに記載のチップ状電子部品用ジグ。
  9. 前記X方向線状部材および前記Y方向線状部材ならびに前記付加線状部材は、セラミックからなる、請求項1ないし8のいずれかに記載のチップ状電子部品用ジグ。
  10. 前記X方向線状部材および前記Y方向線状部材ならびに前記付加線状部材は、断面円形状である、請求項1ないし9のいずれかに記載のチップ状電子部品用ジグ。
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