JP2021068320A - 紙幣処理装置および紙幣処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】帯封紙幣の厚みの偏りによる帯封紙幣の収納異常の発生を抑制する。【解決手段】制御部(100)は、帯封収納処理において第1制御を行う。帯封収納処理では、所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられた帯封紙幣が帯封部(402)において生成され、帯封紙幣が帯封紙幣収納部(406)に集積される。第1制御において、制御部(100)は、所定枚数の紙幣の方向が第1方向に揃えられた第1帯封紙幣(B1)と、所定枚数の紙幣の方向が第1方向とは異なる第2方向に揃えられた第2帯封紙幣(B2)とが帯封部(402)において生成され、第1帯封紙幣(B1)と第2帯封紙幣(B2)とが帯封紙幣収納部(406)に収納されるように、紙幣処理装置(20)の動作を制御する。【選択図】図9

Description

ここに開示する技術は、紙幣処理技術に関する。
特許文献1には、紙幣処理装置が開示されている。この紙幣処理装置は、紙幣が投入される入金部と、紙幣が投出される出金部と、紙幣が収納される収納部と、搬送部と、識別部と、第1紙幣揃え部と、第2紙幣揃え部と、制御部とを備える。搬送部は、入金部から収納部へ紙幣を搬送するとともに収納部から出金部へ紙幣を搬送する。識別部は、入金部に投入された紙幣の向きを識別する。第1紙幣揃え部は、紙幣の天地と表裏と左右のいずれか1つの向きを揃える。第2紙幣揃え部は、紙幣の天地と表裏と左右の向きのうち第1紙幣揃え部で揃えた向き以外の2つの向きを揃える。制御部は、搬送部と第1紙幣揃え部と第2の紙幣揃え部の動作を制御する。
具体的には、特許文献1には、バラ紙幣処理ユニットと束紙幣処理ユニットとにより構成された紙幣処理機が開示されている。この紙幣処理機では、入金処理と、出金処理と、結束整理処理とが行われる。入金処理では、バラ紙幣処理ユニットの入金部に入金された紙幣のうち、地表紙幣および地裏紙幣は、第1反転部を経由してスタッカに収納され、天表紙幣および天裏紙幣は、第1反転部を経由することなくスタッカに収納される。これにより、スタッカに天表紙幣および天裏紙幣のみが収納された状態となる。出金処理では、バラ紙幣処理ユニットのスタッカから出金された紙幣のうち、天裏紙幣は、第2反転部を経由して出金部に投出され、天表紙幣は、第2反転部を経由せずに出金部に投出される。これにより、出金部に天表紙幣のみが投出された状態となる。結束整理処理は、バラ紙幣処理ユニットのスタッカからバラ紙幣を出金し、これら紙幣を、表裏および天地を揃えるとともに結束枚数のまとまりにして帯封で結束し、表裏および天地が揃った束紙幣を束紙幣処理ユニットのスタッカに収納する処理である。
特開2017−174422号公報
特許文献1のような紙幣処理装置では、帯封紙幣の厚みに偏りがある場合、複数の帯封紙幣を収納する帯封紙幣収納部において、収納済みの帯封紙幣の傾きが大きくなり、帯封紙幣の収納異常が発生する可能性がある。
そこで、ここに開示する技術は、帯封紙幣の厚みの偏りによる帯封紙幣の収納異常の発生を抑制することを目的とする。
ここに開示する技術は、紙幣を処理する紙幣処理装置に関する。紙幣処理装置は、前記紙幣を集積する集積部と、前記紙幣を識別する識別部と、前記紙幣の方向を反転させる反転部と、所定枚数の紙幣を帯封することで帯封紙幣を生成する帯封部と、前記帯封紙幣を収納する帯封紙幣収納部と、帯封収納処理において第1制御を行う制御部とを備える。前記帯封収納処理では、前記集積部に集積される所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられるように、前記識別部における前記紙幣の識別結果に応じて前記紙幣が前記反転部を経由または迂回した後に前記集積部に集積され、前記集積部に集積された所定枚数の紙幣が前記帯封部において帯封されることで、前記所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられた帯封紙幣が前記帯封部において生成され、前記帯封紙幣が前記帯封紙幣収納部に収納される。前記第1制御において、前記制御部は、前記所定枚数の紙幣の方向が予め定められた第1方向に揃えられた帯封紙幣である第1帯封紙幣と、前記所定枚数の紙幣の方向が前記第1方向とは異なる第2方向に揃えられた帯封紙幣である第2帯封紙幣とが前記帯封部において生成され、前記第1帯封紙幣と前記第2帯封紙幣とが前記帯封紙幣収納部に収納されるように、前記紙幣処理装置の動作を制御する。
前記の構成では、帯封収納処理において第1制御を行うことにより、互いに方向が異なる第1帯封紙幣と第2帯封紙幣を帯封紙幣収納部に収納することができる。これにより、帯封紙幣の厚みに偏りがあったとしても、帯封紙幣収納部において、帯封紙幣の比較的に厚い部分が重なりにくくなる。したがって、帯封紙幣の厚みの偏りによる帯封紙幣の収納異常の発生を抑制することができる。
なお、前記紙幣処理装置において、前記制御部は、前記帯封収納処理において第2制御を行うように構成されてもよい。前記第2制御において、前記制御部は、所定枚数の紙幣の方向が予め定められた方向に揃えられた帯封紙幣が前記帯封部において生成され、前記帯封紙幣が前記帯封紙幣収納部に収納されるように、前記紙幣処理装置の動作を制御してもよい。
前記の構成では、帯封収納処理において第2制御を行うことにより、帯封紙幣収納部に収納される複数の帯封紙幣の方向を揃えることができる。また、帯封収納処理において第1制御と第2制御とを選択的に行うことができるので、互いに方向が異なる第1帯封紙幣と第2帯封紙幣を帯封紙幣収納部に収納するという運用と、帯封紙幣収納部に収納される複数の帯封紙幣の方向を揃えるという運用とを選択することができる。
また、前記紙幣処理装置は、前記帯封紙幣を払い出す帯封紙幣払出部を備えてもよい。前記制御部は、帯封払出処理において帯封払出制御を行うように構成されてもよい。前記帯封払出処理では、前記集積部に集積される所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられるように、前記識別部における前記紙幣の識別結果に応じて前記紙幣が前記反転部を経由または迂回した後に前記集積部に集積され、前記集積部に集積された所定枚数の紙幣が前記帯封部において帯封されることで、前記所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられた帯封紙幣が前記帯封部において生成され、前記帯封紙幣が前記帯封紙幣払出部から払い出されてもよい。前記帯封払出制御において、前記制御部は、前記所定枚数の紙幣の方向が予め定められた方向に揃えられた帯封紙幣が前記帯封部において生成され、前記帯封紙幣が前記帯封紙幣払出部から払い出されるように、前記紙幣処理装置の動作を制御してもよい。
前記の構成では、帯封払出処理において帯封払出制御を行うことにより、帯封紙幣払出部から払い出される複数の帯封紙幣の方向を揃えることができる。これにより、複数の帯封紙幣の方向が揃えられていない場合よりも、帯封紙幣払出部から払い出される帯封紙幣の見栄えをよくすることができる。
また、前記紙幣処理装置において、前記帯封払出処理は、前記帯封部において生成された帯封紙幣を前記帯封紙幣収納部に収納せずに前記帯封紙幣払出部から払い出す場合に行われる処理であってもよい。
前記の構成では、帯封部において生成された帯封紙幣を帯封紙幣収納部に収納せずに帯封紙幣払出部から払い出す場合に、帯封紙幣払出部から払い出される複数の帯封紙幣の方向を揃えることができる。これにより、複数の帯封紙幣の方向が揃えられていない場合よりも、帯封紙幣払出部から払い出される帯封紙幣の見栄えをよくすることができる。
また、前記紙幣処理装置において、前記制御部は、前記紙幣の金種に応じて前記第1制御を行うように構成されてもよい。
前記の構成では、紙幣の金種に応じて第1制御を行うことにより、互いに方向が異なる第1帯封紙幣と第2帯封紙幣を帯封紙幣収納部に収納するという運用を紙幣の金種に応じて選択することができる。
また、前記紙幣処理装置において、前記帯封紙幣の天地方向および左右方向のいずれか一方は、前記帯封紙幣の厚みに偏りがある偏り方向であってもよい。前記第2帯封紙幣の偏り方向における向きは、前記第1帯封紙幣の偏り方向における向きの逆向きであってもよい。
前記の構成では、帯封収納処理において第1制御を行うことにより、偏り方向における向きが互いに異なる第1帯封紙幣と第2帯封紙幣を帯封紙幣収納部に収納することができる。これにより、第1帯封紙幣の厚みの偏りと第2帯封紙幣の厚みの偏りを相殺させることができるので、帯封紙幣の厚みの偏りによる帯封紙幣の収納異常の発生を効果的に抑制することができる。
また、前記紙幣処理装置において、前記帯封紙幣の偏り方向は、前記帯封紙幣の左右方向であってもよい。前記第2帯封紙幣の左右の向きは、前記第1帯封紙幣の左右の向きの逆向きであってもよい。前記第2帯封紙幣の表裏の向きは、前記第1帯封紙幣の表裏の向きの逆向きであってもよい。前記帯封部における前記帯封紙幣の帯封位置は、変更可能であってもよい。前記第1制御において、前記制御部は、前記第1帯封紙幣における帯封位置と前記第2帯封紙幣における帯封位置とが互いに同一となるように、前記帯封部における前記帯封紙幣の帯封位置を制御してもよい。
前記の構成では、第1帯封紙幣における帯封位置と第2帯封紙幣における帯封位置とを同一にする(または同一に近づける)ことができる。これにより、帯封紙幣収納部において帯封紙幣の比較的に厚い部分が重ならないことで収納異常の発生を抑制することができる上に、帯封紙幣収納部に収納された帯封紙幣(第1帯封紙幣および第2帯封紙幣)を帯封紙幣払出部から払い出す場合に、帯封紙幣払出部から払い出された帯封紙幣のうち第2帯封紙幣を裏返すことにより、すべての帯封紙幣の態様を揃えることができる。
また、前記紙幣処理装置は、前記紙幣が投入される入金部と、前記紙幣を収納する収納部とを備えてもよい。前記識別部は、第1識別部と、第2識別部とを含んでもよい。前記反転部は、第1反転部と、第2反転部とを含んでもよい。前記紙幣を入金する紙幣入金処理では、前記入金部から繰り出された紙幣が前記第1識別部において識別され、前記第1識別部における前記紙幣の識別結果に応じて前記紙幣が前記第1反転部を経由または迂回して前記収納部に収納されてもよい。前記帯封収納処理では、前記収納部から繰り出された紙幣が前記第2識別部において識別され、前記集積部に集積される所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられるように、前記第2識別部における前記紙幣の識別結果に応じて前記紙幣が前記第2反転部を経由または迂回した後に前記集積部に集積され、前記集積部に集積された所定枚数の紙幣が前記帯封部において帯封されることで、前記所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられた帯封紙幣が前記帯封部において生成され、前記帯封紙幣が前記帯封紙幣収納部に収納されてもよい。
前記の構成では、帯封収納処理において第1制御を行うことにより、互いに方向が異なる第1帯封紙幣と第2帯封紙幣を帯封紙幣収納部に収納することができる。これにより、帯封紙幣の厚みに偏りがあったとしても、帯封紙幣収納部において、帯封紙幣の比較的に厚い部分が重なりにくくなる。したがって、帯封紙幣の厚みの偏りによる帯封紙幣の収納異常の発生を抑制することができる。
また、ここに開示する技術は、紙幣処理システムに関する。紙幣処理システムは、紙幣を処理する紙幣処理装置と、帯封収納処理において第1制御を行う制御部とを備える。前記紙幣処理装置は、前記紙幣を集積する集積部と、前記紙幣を識別する識別部と、前記紙幣の方向を反転させる反転部と、所定枚数の紙幣を帯封することで帯封紙幣を生成する帯封部と、前記帯封紙幣を収納する帯封紙幣収納部とを有する。前記帯封収納処理では、前記集積部に集積される所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられるように、前記識別部における前記紙幣の識別結果に応じて前記紙幣が前記反転部を経由または迂回した後に前記集積部に集積され、前記集積部に集積された所定枚数の紙幣が前記帯封部において帯封されることで、前記所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられた帯封紙幣が前記帯封部において生成され、前記帯封紙幣が前記帯封紙幣収納部に収納される。前記第1制御において、前記制御部は、前記所定枚数の紙幣の方向が予め定められた第1方向に揃えられた帯封紙幣である第1帯封紙幣と、前記所定枚数の紙幣の方向が前記第1方向とは異なる第2方向に揃えられた帯封紙幣である第2帯封紙幣とが前記帯封部において生成され、前記第1帯封紙幣と前記第2帯封紙幣とが前記帯封紙幣収納部に収納されるように、前記紙幣処理装置の動作を制御する。
前記の構成では、帯封収納処理において第1制御を行うことにより、互いに方向が異なる第1帯封紙幣と第2帯封紙幣を帯封紙幣収納部に収納することができる。これにより、帯封紙幣の厚みに偏りがあったとしても、帯封紙幣収納部において、帯封紙幣の比較的に厚い部分が重なりにくくなる。したがって、帯封紙幣の厚みの偏りによる帯封紙幣の収納異常の発生を抑制することができる。
ここに開示する技術によれば、帯封紙幣の厚みの偏りによる帯封紙幣の収納異常の発生を抑制することができる。
実施形態による貨幣処理システムの構成を例示する概略図である。 実施形態による貨幣処理システムの構成を例示するブロック図である。 紙幣処理部の構成を例示する概略図である。 帯封紙幣処理部の構成を例示する概略図である 紙幣について説明するための概略図である。 紙幣入金処理と紙幣出金処理と第2帯封収納処理と帯封払出処理について説明するための概略図である。 第1帯封収納処理について説明するための概略図である。 紙幣処理装置の比較例の帯封紙幣収納部における帯封紙幣の収納状態を例示する概略図である。 実施形態の紙幣処理装置の帯封紙幣収納部における帯封紙幣の収納状態を例示する概略図である。 実施形態の変形例2の帯封部における帯封紙幣の帯封位置について説明するための概略図である。
以下、実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
(貨幣処理システム)
図1および図2は、実施形態による貨幣処理システム10の構成を例示する。この例では、貨幣処理システム10は、出納機を構成する。具体的には、図1および図2に示すように、貨幣処理システム10は、紙幣処理装置20と、硬貨処理部21と、包装硬貨処理部22と、有価媒体処理部23と、損貨記念貨処理部24と、貨幣保管部25と、1つまたは複数(この例では2つ)の操作表示部26と、1つまたは複数(この例では2つ)のプリンタ27と、通信部28と、記憶部29と、制御部100とを備える。例えば、貨幣処理システム10は、銀行などの金融機関に設けられる。貨幣処理システム10は、紙幣を処理する紙幣処理システムの一例である。
〔紙幣処理装置〕
紙幣処理装置20は、紙幣を処理する。紙幣処理装置20は、バラ状態の紙幣(以下では「バラ紙幣」と記載)を入金する紙幣入金処理、バラ紙幣を出金する紙幣出金処理、帯封紙幣を生成して帯封紙幣を収納する帯封収納処理、帯封紙幣を生成して帯封紙幣を払い出す帯封払出処理などの各種処理を行う。帯封紙幣は、所定枚数(例えば100枚)のバラ紙幣が帯封紙により帯封されて構成される。この例では、紙幣処理装置20は、バラ紙幣を処理する紙幣処理部30と、帯封紙幣を処理する帯封紙幣処理部40とを有する。
〔硬貨処理部〕
硬貨処理部21は、バラ状態の硬貨(以下では「バラ硬貨」と記載)を処理する。硬貨処理部21は、バラ硬貨を入金する硬貨入金処理、バラ硬貨を出金する硬貨出金処理などの各種処理を行う。
〔包装硬貨処理部〕
包装硬貨処理部22は、包装硬貨を処理する。包装硬貨は、所定枚数(例えば50枚)のバラ硬貨が包装されて構成される。包装硬貨処理部22は、包装硬貨を生成する包装処理、包装硬貨を出金する包装硬貨出金処理などの各種処理を行う。
〔有価媒体処理部〕
有価媒体処理部23は、有価媒体を処理する。有価媒体処理部23において処理される有価媒体は、損券、旧券、新券、小切手、手形、商品券などである。これらは、紙幣処理部30において処理されない紙葉類である。有価媒体処理部23は、有価媒体を受け付ける有価媒体受付処理、有価媒体を払い出す有価媒体払出処理などの各種処理を行う。
〔損貨記念貨処理部〕
損貨記念貨処理部24は、損貨や記念貨などの硬貨(硬貨処理部21において処理されない硬貨)を処理する。損貨記念貨処理部24は、損貨や記念貨を受け付ける受付処理などの各種処理を行う。
〔貨幣保管部〕
貨幣保管部25は、貨幣を保管する。貨幣保管部25は、貨幣保管部25に設けられたドロアに貨幣を収納(装填)する貨幣収納処理やドロアから貨幣を取り出す貨幣取出処理などの各種処理を行う。
〔操作表示部〕
操作表示部26は、操作部26aと表示部26bとを有する。例えば、操作表示部26は、タッチパネルによって構成される。操作部26aは、操作者による操作が与えられ、その操作者による操作に応じて情報を入力する。これにより、操作者は、操作部26aを操作して貨幣処理システム10に各種処理を行わせることができる。すなわち、貨幣処理システム10は、操作者による操作に応答して動作する。表示部26bは、情報を表示する。
〔プリンタと通信部〕
プリンタ27は、情報を印刷媒体(例えばジャーナル)に印刷する。通信部28は、制御部100が外部機器(例えば管理コンピュータや上位コンピュータやタブレット端末やスマートフォンなど)との間で有線通信または無線通信を行うために設けられる。
〔記憶部〕
記憶部29は、情報を記憶する。記憶部29には、貨幣処理システム10における貨幣および有価媒体の処理状況に関する情報や、貨幣処理システム10における貨幣および有価媒体の在高に関する情報や、操作表示部26に表示される操作画面などの画像(画像データ)や、貨幣処理システム10の動作を制御するための制御情報などが記憶される。例えば、記憶部29は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの汎用ストレージデバイスによって構成される。
〔各種センサ〕
また、貨幣処理システム10の各部には、貨幣や有価媒体の通過を検知する通過センサなどの各種センサが設けられる。これらの各種センサによる検知結果(検知信号)は、制御部100に送信される。
〔制御部〕
制御部100は、貨幣処理システム10の各部と電気的に接続されて貨幣処理システム10の各部との間において信号や情報を伝送可能となっている。この例では、制御部100は、紙幣処理部30、帯封紙幣処理部40、硬貨処理部21、包装硬貨処理部22、有価媒体処理部23、損貨記念貨処理部24、貨幣保管部25、操作表示部26、プリンタ27、通信部28、記憶部29と電気的に接続される。また、制御部100は、通信部28を経由して外部機器と通信可能となっている。そして、制御部100は、操作表示部26に与えられた操作や、貨幣処理システム10の各部(各部に設けられた各種センサを含む)および外部機器から送られてきた信号や情報などに基づいて、貨幣処理システム10の各部を制御して貨幣処理システム10の動作を制御する。例えば、制御部100は、プロセッサや、プロセッサを動作させるためのプログラムや情報を記憶するメモリなどによって構成される。なお、制御部100の動作については、後で詳しく説明する。
〔紙幣処理部〕
図3に示すように、紙幣処理部30は、筐体300と、入金部301と、入金リジェクト部302と、複数(この例では4つ)の一時保留部303と、一括一時保留部304と、複数(この例では4つ)の収納部305と、一括収納部306と、出金部307と、出金リジェクト部308と、複数(この例では2つ)の集積部309と、紙幣搬送部310と、識別部320と、反転部330とを備える。
〈筐体〉
筐体300は、直方体型の箱状に形成される。筐体300には、紙幣処理部30の上述の構成部品が収納される。
〈入金部〉
入金部301には、紙幣が投入される。入金部301は、投入された紙幣を集積する。この例では、入金部301は、筐体300の前面部の上部に設けられる。入金部301には、筐体300の前方に開口する入金口301aが設けられ、入金口301aには、シャッタが設けられる。また、入金部301には、入金部301に集積された紙幣を1枚ずつ紙幣搬送部310に繰り出す繰出機構301bが設けられる。
〈入金リジェクト部〉
入金リジェクト部302は、リジェクト対象に該当する紙幣を集積する。例えば、入金リジェクト部302は、後述する第1識別部321においてリジェクト対象に該当すると識別された紙幣を集積する。
〈一時保留部〉
複数の一時保留部303は、複数の収納部305にそれぞれ対応する。複数の一時保留部303の各々は、紙幣を一時的に保留する。また、複数の一時保留部303は、一時的に保留している紙幣を複数の収納部305にそれぞれ送る。
〈一括一時保留部〉
一括一時保留部304は、一括収納部306に対応する。一括一時保留部304は、紙幣を一時的に保留する。また、一括一時保留部304は、一時的に保留している紙幣を一括収納部306に送る。
〈収納部〉
複数の収納部305の各々は、紙幣を収納する。この例では、複数の収納部305は、複数の一時保留部303から送られた紙幣をそれぞれ収納する。なお、この例では、複数の収納部305には、それぞれ異なる金種が割り当てられる。複数の収納部305の各々は、その収納部305に割り当てられた金種の紙幣を収納する。また、複数の収納部305の各々は、収納している紙幣を紙幣搬送部310(具体的には後述する第2紙幣搬送部310b)に繰り出す。
〈一括収納部〉
一括収納部306は、紙幣を収納する。この例では、一括収納部306は、一括一時保留部304から送られた紙幣を収納する。また、一括収納部306は、収納している紙幣を紙幣搬送部310(具体的には後述する第2紙幣搬送部310b)に繰り出す。
〈出金部〉
出金部307は、払い出されるべき紙幣を集積する。この例では、出金部307は、筐体300の上部に設けられる。出金部307には、筐体300の上方に開口する出金口307aが設けられ、出金口307aには、シャッタが設けられる。
〈出金リジェクト部〉
出金リジェクト部308は、リジェクト対象に該当する紙幣を集積する。例えば、出金リジェクト部308は、後述する第2識別部322においてリジェクト対象に該当すると識別された紙幣を集積する。
〈集積部〉
複数の集積部309の各々は、紙幣を集積する。集積部309に集積された所定枚数(例えば100枚)の紙幣は、後述するアーム機構401により後述する帯封部402に搬送される。
〈紙幣搬送部〉
紙幣搬送部310は、紙幣処理部30内において紙幣を搬送する。この例では、紙幣搬送部310は、第1紙幣搬送部310aと、第2紙幣搬送部310bと、第3紙幣搬送部310cを有する。第1紙幣搬送部310aは、入金部301と入金リジェクト部302と複数の一時保留部303と一括一時保留部304との間において紙幣を搬送する。第2紙幣搬送部310bは、複数の収納部305と一括収納部306と出金部307と出金リジェクト部308と複数の集積部309との間において紙幣を搬送する。第3紙幣搬送部310cは、第1紙幣搬送部310aと第2紙幣搬送部310bとの間において紙幣を搬送する。
〈識別部〉
識別部320は、紙幣を識別する。具体的には、識別部320は、紙幣搬送部310により搬送される紙幣に対して識別処理を行う。識別処理では、識別部320は、紙幣の金種、正損、真偽、新旧、方向(表裏、天地/左右方向)、搬送状態、紙幣に付された記番号などを識別する。また、識別部320は、紙幣搬送部310により搬送される紙幣に対して計数処理を行う。計数処理では、識別部320は、紙幣の種別毎(例えば金種毎)に紙幣を計数する。識別部320による紙幣の識別結果および計数結果は、制御部100に送信される。この例では、識別部320は、第1識別部321と、第2識別部322とを含む。
〈第1識別部〉
第1識別部321は、第1紙幣搬送部310aに設けられ、入金部301よりも下流であり且つ入金リジェクト部302と複数の一時保留部303と一括一時保留部304よりも上流である位置に配置される。そして、第1識別部321は、第1紙幣搬送部310aにより搬送される紙幣に対して識別処理と計数処理とを行う。第1識別部321による紙幣の識別結果および計数結果は、制御部100に送信される。
〈第2識別部〉
第2識別部322は、第2紙幣搬送部310bに設けられ、複数の収納部305と一括収納部306よりも下流であり且つ出金部307と出金リジェクト部308と複数の集積部309よりも上流である位置に配置される。そして、第2識別部322は、第2紙幣搬送部310bにより搬送される紙幣に対して識別処理と計数処理とを行う。第2識別部322による紙幣の識別結果および計数結果は、制御部100に送信される。なお、第2識別部322は、第1識別部321よりも簡素な構成であってもよい。例えば、第2識別部322による識別処理において紙幣の正損の識別が省略されてもよい。
〈反転部〉
反転部330は、紙幣の方向を反転させる。この例では、第1反転部331と、第2反転部332とを含む。
〈第1反転部〉
第1反転部331は、紙幣の方向を反転させる。この例では、第1反転部331は、第1紙幣搬送部310aに設けられ、第1識別部321よりも下流であり且つ複数の一時保留部303と一括一時保留部304よりも上流である位置に配置される。なお、紙幣搬送部310(具体的には第1紙幣搬送部310a)は、紙幣が第1反転部331に搬送されて紙幣の表裏が反転される状態と、紙幣が第1反転部331を迂回する状態とに切り換え可能である。この例では、第1紙幣搬送部310aは、第1反転部331が設けられる第1反転路P1と、第1反転路P1を迂回する第1迂回路P2とを有する。
また、この例では、第1反転部331は、スイッチバック式の反転部である。具体的には、第1反転部331は、第1紙幣搬送部310aにより搬送される紙幣の搬送幅方向(搬送方向と直交する方向)の向きが変わらないように紙幣の表裏を反転させる。
〈第2反転部〉
第2反転部332は、紙幣の方向を反転させる。この例では、第2反転部332は、第2紙幣搬送部310bに設けられ、第2識別部322よりも下流であり且つ出金部307と出金リジェクト部308と複数の集積部309よりも上流である位置に配置される。そして、第2反転部332は、紙幣に対してひねる力を加えることで紙幣の表裏を反転させる。なお、紙幣搬送部310(具体的には第2紙幣搬送部310b)は、紙幣が第2反転部332に搬送されて紙幣の表裏が反転される状態と、紙幣が第2反転部332を迂回する状態とに切り換え可能である。この例では、第2紙幣搬送部310bは、第2反転部332が設けられる第2反転路P3と、第2反転路P3を迂回する第2迂回路P4とを有する。
また、この例では、第2反転部332は、スパイラル式の反転部である。具体的には、第2反転部332は、第2紙幣搬送部310bにより搬送される紙幣の搬送幅方向の向きが変わるように紙幣の表裏を反転させる。
〔帯封紙幣処理部〕
図4に示すように、帯封紙幣処理部40は、筐体400と、アーム機構401と、帯封部402と、記録部403と、帯封紙幣入出金部404と、帯封紙幣投出部405と、複数(この例では5つ)の帯封紙幣収納部406と、帯封紙幣搬送部410とを備える。
〈筐体〉
筐体400は、直方体型の箱状に形成される。筐体400には、帯封紙幣処理部40の上述の構成部品が収納される。
〈アーム機構〉
アーム機構401は、紙幣処理部30の集積部309に集積された所定枚数の紙幣を取り出して帯封部402に搬送する。
〈帯封部〉
帯封部402は、所定枚数の紙幣を帯封紙により帯封する。これにより、帯封紙幣が生成される。例えば、帯封部402は、所定枚数の紙幣の束に帯封紙を巻き付けることで帯封するように構成されてもよいし、帯封紙により形成された輪の中に所定枚数の紙幣の束を挿入することで帯封するように構成されてもよい。
〈記録部〉
記録部403は、帯封紙に情報を記録する。記録部403は、帯封紙に情報を印字する印字部であってもよいし、帯封紙に情報を押印する押印部であってもよい。また、記録部403は、帯封部402において所定枚数の紙幣が帯封紙により帯封された後に帯封紙に情報を記録するように構成されてもよいし、帯封部402において所定枚数の紙幣が帯封紙により帯封される前に帯封紙に情報を記録するように構成されてもよい。
〈帯封紙幣入出金部〉
帯封紙幣入出金部404には、帯封紙幣が投入される。また、帯封紙幣入出金部404は、帯封紙幣を払い出す。この例では、帯封紙幣入出金部404は、筐体400の前面部の上部に設けられる。帯封紙幣入出金部404には、筐体400の前方に開口する入出金口404aが設けられ、入出金口404aには、シャッタが設けられる。
〈帯封紙幣投出部〉
帯封紙幣投出部405は、帯封紙幣を投出する。この例では、帯封紙幣投出部405は、筐体400の前面部の下部に設けられる。帯封紙幣投出部405には、筐体400の前方に開口する投出口405aが設けられる。
〈帯封紙幣収納部〉
複数の帯封紙幣収納部406の各々は、帯封紙幣を収納する。また、複数の帯封紙幣収納部406の各々は、収納している帯封紙幣を帯封紙幣搬送部410(具体的には後述する第2帯封紙幣搬送部410b)に送り出す。なお、この例では、複数の帯封紙幣収納部406には、それぞれ収納されるべき帯封紙幣の金種が割り当てられる。複数の帯封紙幣収納部406の各々は、その帯封紙幣収納部406に割り当てられた金種の帯封紙幣を収納する。なお、複数の帯封紙幣収納部406の中には、複数の金種の紙幣を収納する帯封紙幣収納部406が含まれていてもよい。
また、この例では、帯封紙幣収納部406は、上面が開口する直方体型の箱状に形成される。帯封紙幣収納部406の内部には、昇降ステージが設けられる。昇降ステージは、上下方向に昇降可能である。帯封紙幣収納部406に収納された帯封紙幣は、昇降ステージの上に積み重ねられる。
具体的には、帯封紙幣搬送部410による搬送された帯封紙幣を帯封紙幣収納部406に収納する場合、帯封紙幣搬送部410により帯封紙幣収納部406の上に帯封紙幣が搬送される。帯封紙幣収納部406では、帯封紙幣を受け取ることができる高さまで昇降ステージが上昇する。そして、帯封紙幣収納部406の上に搬送された帯封紙幣が帯封紙幣収納部406内に落下して昇降ステージ(または昇降ステージに載置された最上段の帯封紙幣)に載置される。その後、昇降ステージが所定位置まで降下し、帯封紙幣の収納が完了する。
また、帯封紙幣収納部406に収納された帯封紙幣を帯封紙幣搬送部410に送り出す場合、昇降ステージに載置された最上段の帯封紙幣を送り出すことができる高さまで昇降ステージが上昇する。そして、昇降ステージに載置された最上段の帯封紙幣が帯封紙幣搬送部410に送り出される。その後、昇降ステージが所定位置まで降下し、帯封紙幣の送り出しが完了する。
〈帯封紙幣搬送部〉
帯封紙幣搬送部410は、帯封紙幣処理部40内において帯封紙幣を搬送する。この例では、帯封紙幣搬送部410は、第1帯封紙幣搬送部410aと、第2帯封紙幣搬送部410bと、昇降機構410cを有する。第1帯封紙幣搬送部410aは、帯封部402と昇降機構410cとの間において帯封紙幣を搬送する。第2帯封紙幣搬送部410bは、複数の帯封紙幣収納部406と昇降機構410cとの間において帯封紙幣を搬送する。昇降機構410cは、第1帯封紙幣搬送部410aと第2帯封紙幣搬送部410bと帯封紙幣入出金部404と帯封紙幣投出部405との間において帯封紙幣を搬送する。
〔紙幣の説明〕
次に、図5を参照して、紙幣について説明する。以下の説明において、紙幣BNの「表裏方向」は、紙幣BNの一方の面(この例では肖像画が描かれた面)を表側とし他方の面を裏側とする方向である。紙幣BNの「天地方向」は、紙幣BNの短手方向であり、紙幣BNに描かれた肖像画を基準とした上下の方向である。紙幣BNの「左右方向」は、紙幣BNの長手方向であり、紙幣BNに描かれた肖像画を基準とした左右の方向である。紙幣BNの左右方向は、紙幣BNの天地方向と直交する方向である。
紙幣BNの天地方向および左右方向のいずれか一方は、紙幣BNの厚みに偏りがある偏り方向である。この例では、紙幣BNの偏り方向は、紙幣BNの左右方向であり、紙幣BNの左右方向において紙幣BNの厚みに偏りがある。具体的には、紙幣BNの左右方向における一端部(図5の例では左端部)に、隆起領域RBが設けられている。隆起領域RBの例としては、ホログラムが形成された領域、セキュリティスレッドが形成された領域、隆起印刷が施された領域などが挙げられる。このような構成により、紙幣BNの左右方向(偏り方向)における一端部の厚みが紙幣BNの他の部分の厚みよりも厚くなっている。
また、この例では、紙幣BNの短手方向が搬送方向に沿うように紙幣が搬送される。紙幣BNの天地方向が紙幣BNの搬送方向に沿う方向となり、紙幣BNの左右方向が紙幣BNの搬送幅方向(搬送方向に直交する方向)に沿う方向となる。
図6に示すように、紙幣の方向は、紙幣の表裏の向きと天地の向きと左右の向きの組合せにより、4種類の方向(A方向、B方向、C方向、D方向)のいずれか1つに定まる。A方向は、紙幣が表向きであり、且つ、紙幣の天地の向き(地側から天側へ向かう向き)が紙幣の搬送方向の向きに従う方向である。B方向は、紙幣が表向きであり、且つ、紙幣の天地の向きが紙幣の搬送方向の向きに逆らう方向である。C方向は、紙幣が裏向きであり、且つ、紙幣の天地の向きが紙幣の搬送方向の向きに逆らう方向である。D方向は、紙幣が裏向きであり、且つ、紙幣の天地の向きが紙幣の搬送方向の向きに従う方向である。
〔帯封紙幣の説明〕
次に、図6および図7を参照して、帯封紙幣について説明する。帯封紙幣B0は、所定枚数(例えば100枚)の紙幣が帯封紙Wにより帯封されて構成される。帯封紙幣B0を構成する所定枚数の紙幣の方向は所定方向に揃えられている。以下の説明において、帯封紙幣B0の「表裏方向」「天地方向」「左右方向」は、それぞれ、帯封紙幣B0を構成する紙幣の「表裏方向」「天地方向」「左右方向」である。帯封紙幣B0の方向は、帯封紙幣B0を構成する紙幣の方向(A方向、B方向、C方向、D方向)である。
また、以下の説明において、「第1帯封紙幣B1」は、所定枚数の紙幣の方向が予め定められた第1方向に揃えられた帯封紙幣である。「第2帯封紙幣B2」は、所定枚数の紙幣の方向が第1方向とは異なる第2方向に揃えられた帯封紙幣である。具体的には、第1方向および第2方向は、A方向、B方向、C方向、D方向のいずれかである。
紙幣BNと同様に、帯封紙幣B0の天地方向および左右方向のいずれか一方は、帯封紙幣B0の厚みに偏りがある偏り方向である。そして、第2帯封紙幣B2の偏り方向における向きは、第1帯封紙幣B1の偏り方向における向きの逆向きである。
この例では、帯封紙幣B0の偏り方向は、帯封紙幣B0の左右方向であり、帯封紙幣B0の左右方向において帯封紙幣の厚みに偏りがある。第2帯封紙幣B2の左右の向きは、第1帯封紙幣B1の左右の向きの逆向きである。第2帯封紙幣B2の表裏の向きは、第1帯封紙幣B1の表裏の向きの逆向きである。具体的には、第1帯封紙幣B1は、A方向の帯封紙幣B0であり、第2帯封紙幣B2は、D方向の帯封紙幣B0である。
〔紙幣処理装置において行われる処理〕
次に、紙幣処理装置において行われる処理について説明する。紙幣処理装置20では、紙幣入金処理と、紙幣出金処理と、帯封収納処理と、帯封払出処理とが行われる。この例では、制御部100は、帯封収納処理において第1制御と第2制御を行う。また、制御部100は、帯封払出処理において帯封払出制御を行う。以下では、第1制御が行われる帯封収納処理を「第1帯封収納処理」と記載し、第2制御が行われる帯封収納処理を「第2帯封収納処理」と記載する。
〔紙幣入金処理〕
紙幣入金処理は、紙幣を入金する処理である。紙幣入金処理では、制御部100は、次のように紙幣が処理されるように、紙幣処理装置20の動作を制御する。紙幣入金処理では、入金部301から繰り出された紙幣が第1識別部321(識別部320)において識別され、第1識別部321における紙幣の識別結果に応じて紙幣が第1反転部331(反転部330)を経由または迂回して収納部305に搬送されて収納される。なお、この例では、第1識別部321において識別された紙幣は、第1識別部321における紙幣の識別結果に応じて第1反転部331を経由または迂回して一時保留部303に搬送される。そして、紙幣の入金を承認する承認操作が操作表示部26に与えられると、一時保留部303に一時的に保留された紙幣が収納部305に送られる。
図6に示すように、紙幣入金処理では、第1識別部321において識別された紙幣の方向が「A方向」または「D方向」である場合、第1識別部321において識別された紙幣は、第1反転部331を迂回して収納部305に搬送される。一方、第1識別部321において識別された紙幣の方向が「B方向」または「C方向」である場合、第1識別部321において識別された紙幣は、第1反転部331において表裏の向きおよび天地の向きを反転された後に、収納部305に搬送される。このような処理により、収納部305に収納される紙幣の方向を「A方向」または「D方向」にすることができる。このように、紙幣入金処理では、収納部305に収納される紙幣の天地の向きおよび左右の向きのいずれか一方(この例では天地の向き)が予め定められた向きに揃えられる。
〔紙幣出金処理〕
紙幣出金処理は、紙幣を出金する処理である。紙幣出金処理では、制御部100は、次のように紙幣が処理されるように、紙幣処理装置20の動作を制御する。紙幣出金処理では、収納部305から繰り出された紙幣が第2識別部322(識別部320)において識別される。そして、出金部307に集積される複数の紙幣の方向が所定方向に揃えられるように、第2識別部322における紙幣の識別結果に応じて紙幣が第2反転部332(反転部330)を経由または迂回した後に出金部307に搬送されて集積される。
図6に示すように、紙幣出金処理では、第2識別部322において識別された紙幣の方向が「A方向」である場合、第2識別部322において識別された紙幣は、第2反転部332を迂回して出金部307に搬送される。一方、第2識別部322において識別された紙幣の方向が「D方向」である場合、第2識別部322において識別された紙幣は、第2反転部332において左右の向きを反転された後(すなわち「A方向」になった後)に、出金部307に搬送される。このような処理により、出金部307に集積される紙幣の方向を「A方向」に揃えることができる。
〔帯封収納処理〕
帯封収納処理は、帯封紙幣を生成して帯封紙幣を収納する処理である。帯封収納処理処理では、制御部100は、次のように紙幣および帯封紙幣が処理されるように、紙幣処理装置20の動作を制御する。帯封収納処理では、集積部309に集積される所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられるように、識別部320における紙幣の識別結果に応じて紙幣が反転部330を経由または迂回した後に集積部309に搬送されて集積される。集積部309に集積された所定枚数の紙幣は、帯封部402において帯封される。これにより、所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられた帯封紙幣が帯封部402において生成される。そして、帯封紙幣は、帯封紙幣収納部406に搬送されて収納される。
この例では、帯封収納処理において、収納部305から繰り出された紙幣は、第2識別部322において識別される。そして、集積部309に集積される所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられるように、第2識別部322における紙幣の識別結果に応じて紙幣が第2反転部332を経由または迂回した後に集積部309に搬送される。集積部309に集積された所定枚数の紙幣は、帯封部402において帯封される。これにより、所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられた帯封紙幣が帯封部402において生成される。そして、帯封紙幣は、帯封紙幣収納部406に搬送される。
〔第1帯封収納処理〕
帯封収納処理において行われる第1制御では、制御部100は、第1帯封紙幣B1と第2帯封紙幣B2とが帯封部402において生成され、第1帯封紙幣B1と第2帯封紙幣B2とが帯封紙幣収納部406に搬送されて収納されるように、紙幣処理装置20の動作を制御する。
具体的には、帯封収納処理において行われる第1制御において、制御部100は、第1動作と第2動作とを行う。この例では、制御部100は、第1動作と第2動作とを交互に行う。第1動作では、制御部100は、集積部309に集積される所定枚数の紙幣の方向が第1方向(この例ではA方向)に揃えられ、集積部309に集積された所定枚数の紙幣が帯封部402において帯封されることで第1帯封紙幣B1が生成され、第1帯封紙幣B1が帯封紙幣収納部406に搬送されて収納されるように、紙幣処理装置20の動作を制御する。第2動作では、制御部100は、集積部309に集積される所定枚数の紙幣の方向が第2方向(この例ではD方向)に揃えられ、集積部309に集積された所定枚数の紙幣が帯封部402において帯封されることで第2帯封紙幣B2が生成され、第2帯封紙幣B2が帯封紙幣収納部406に搬送されて収納されるように、紙幣処理装置20の動作を制御する。
図7に示すように、第1帯封収納処理における第1動作では、第2識別部322において識別された紙幣の方向が「A方向」である場合、第2識別部322において識別された紙幣は、第2反転部332を迂回して集積部309に搬送される。一方、第2識別部322において識別された紙幣の方向が「D方向」である場合、第2識別部322において識別された紙幣は、第2反転部332において左右の向きを反転された後(すなわち「A方向」になった後)に、集積部309に搬送される。このような処理により、集積部309に集積される紙幣の方向を「A方向」に揃えることができる。その結果、帯封部402において「A方向」の帯封紙幣B0である第1帯封紙幣B1を生成することができ、「A方向」の帯封紙幣B0である第1帯封紙幣B1を帯封紙幣収納部406に収納することができる。
また、図7に示すように、第1帯封収納処理における第2動作では、第2識別部322において識別された紙幣の方向が「D方向」である場合、第2識別部322において識別された紙幣は、第2反転部332を迂回して集積部309に搬送される。一方、第2識別部322において識別された紙幣の方向が「A方向」である場合、第2識別部322において識別された紙幣は、第2反転部332において左右の向きを反転された後(すなわち「D方向」になった後)に、集積部309に搬送される。このような処理により、集積部309に集積される紙幣の方向を「D方向」に揃えることができる。その結果、帯封部402において「D方向」の帯封紙幣B0である第2帯封紙幣B2を生成することができ、「D方向」の帯封紙幣B0である第2帯封紙幣B2を帯封紙幣収納部406に収納することができる。
なお、第1帯封収納処理における第1動作と第2動作との切り換えは、次のように行われてもよい。例えば、記憶部29には、帯封紙幣収納部406に収納された最上段の帯封紙幣の方向を示す情報(以下では「方向情報」と記載)が記憶される。第1帯封収納処理において、制御部100は、帯封部402により生成された帯封紙幣B0が帯封紙幣収納部406に収納される毎に、記憶部29に記憶された方向情報に示された帯封紙幣の方向を、帯封紙幣収納部406に収納された帯封紙幣の方向に書き換える。そして、制御部100は、記憶部29に記憶された方向情報に示された帯封紙幣の方向に基づいて、第1動作または第2動作を行う。例えば、第1帯封収納処理において「A方向」の第1帯封紙幣B1と「D方向」の第2帯封紙幣B2とを交互に帯封紙幣収納部406に収納する場合、制御部100は、第1動作が行われて記憶部29に記憶された方向情報に示された帯封紙幣の方向が「A方向」に書き換えられると、第2動作を行い、第2動作が行われて記憶部29に記憶された方向情報に示された帯封紙幣の方向が「D方向」に書き換えられると、第1動作を行う。
〔第2帯封収納処理〕
帯封収納処理において行われる第2制御では、制御部100は、所定枚数の紙幣の方向が予め定められた方向(この例ではA方向)に揃えられた帯封紙幣が帯封部402において生成され、帯封紙幣が帯封紙幣収納部406に搬送されて収納されるように、紙幣処理装置20の動作を制御する。
図6に示すように、第2帯封収納処理では、第2識別部322において識別された紙幣の方向が「A方向」である場合、第2識別部322において識別された紙幣は、第2反転部332を迂回して集積部309に搬送される。一方、第2識別部322において識別された紙幣の方向が「D方向」である場合、第2識別部322において識別された紙幣は、第2反転部332において左右の向きを反転された後(すなわち「A方向」になった後)に、集積部309に搬送される。このような処理により、集積部309に集積される紙幣の方向を「A方向」に揃えることができる。その結果、帯封部402において「A方向」の帯封紙幣B0を生成することができ、「A方向」の帯封紙幣B0を帯封紙幣収納部406に収納することができる。
〔帯封払出処理〕
帯封払出処理は、帯封紙幣を生成して帯封紙幣を払い出す処理である。なお、帯封払出処理は、帯封部402において生成された帯封紙幣を帯封紙幣収納部406に収納せずに帯封紙幣払出部(この例では帯封紙幣投出部405)から払い出す場合に行われる処理である。帯封払出処理の例としては、帯封紙幣収納部406に十分な帯封紙幣が収納されていない場合に収納部305に収納された紙幣を帯封して出金するダイレクト帯封出金処理、収納部305に収納された紙幣を帯封して紙幣処理装置20の外部に回収する回収処理などが挙げられる。
帯封払出処理では、制御部100は、次のように紙幣および帯封紙幣が処理されるように、紙幣処理装置20の動作を制御する。帯封払出処理では、集積部309に集積される所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられるように、識別部320(この例では第2識別部322)における紙幣の識別結果に応じて紙幣が反転部330(この例では第2反転部332)を経由または迂回した後に集積部309に搬送されて集積される。集積部309に集積された所定枚数の紙幣が帯封部402において帯封される。これにより、所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられた帯封紙幣が帯封部402において生成される。そして、帯封紙幣が帯封紙幣払出部(この例では帯封紙幣投出部405)に搬送されて払い出される。
帯封払出処理において行われる帯封払出制御では、制御部100は、所定枚数の紙幣の方向が予め定められた方向に揃えられた帯封紙幣が帯封部402において生成され、帯封紙幣が帯封紙幣払出部(この例では帯封紙幣投出部405)に搬送されて払い出されるように、紙幣処理装置20の動作を制御する。
図6に示すように、帯封払出処理では、第2識別部322において識別された紙幣の方向が「A方向」である場合、第2識別部322において識別された紙幣は、第2反転部332を迂回して集積部309に搬送される。一方、第2識別部322において識別された紙幣の方向が「D方向」である場合、第2識別部322において識別された紙幣は、第2反転部332において左右の向きを反転された後(すなわち「A方向」になった後)に、集積部309に搬送される。このような処理により、集積部309に集積される紙幣の方向を「A方向」に揃えることができる。その結果、帯封部402において「A方向」の帯封紙幣B0を生成することができ、「A方向」の帯封紙幣B0を帯封紙幣払出部(この例では帯封紙幣投出部405)から払い出すことができる。
〔実施形態と比較例との対比〕
次に、図8および図9を参照して、実施形態の紙幣処理装置20と紙幣処理装置20の比較例とを対比する。以下では、便宜上、紙幣処理装置20の比較例の説明に、実施形態の紙幣処理装置20の符号と同一の符号を用いている。図8は、紙幣処理装置20の比較例の帯封紙幣収納部406における帯封紙幣の収納状態を例示する。図9は、第1帯封収納処理が行われた紙幣処理装置20の帯封紙幣収納部406における帯封紙幣の収納状態を例示する。
図8に示すように、帯封紙幣収納部406に収納される複数の帯封紙幣B0の方向が同一である場合、帯封紙幣B0の比較的に厚い部分が重なることになる。その結果、上下方向に積み重ねられた複数の帯封紙幣B0の最下段から最上段へ向かうに連れて、帯封紙幣B0の傾斜が次第に大きくなっていく。このような収納異常が発生すると、帯封紙幣収納部406における帯封紙幣B0の収納動作および送り出し動作において、帯封紙幣B0の詰まり(いわゆるジャム)が発生する可能性が高くなる。
一方、図9に示すように、第1帯封収納処理が行われた場合、帯封紙幣収納部406には、互いに方向が異なる2種類の帯封紙幣B0(第1帯封紙幣B1と第2帯封紙幣B2)が収納される。これにより、帯封紙幣収納部406において、帯封紙幣B0の比較的に厚い部分が重なりにくくなる。図9の例では、偏り方向における向きが互いに異なる第1帯封紙幣B1と第2帯封紙幣B2とが交互に収納されているので、帯封紙幣収納部406において、帯封紙幣B0の比較的に厚い部分が重ならないようにすることができる。
〔実施形態の効果〕
以上のように、帯封収納処理において第1制御を行うことにより、互いに方向が異なる第1帯封紙幣B1と第2帯封紙幣B2を帯封紙幣収納部406に収納することができる。これにより、帯封紙幣B0の厚みに偏りがあったとしても、帯封紙幣収納部406において、帯封紙幣B0の比較的に厚い部分が重なりにくくなる。したがって、帯封紙幣B0の厚みの偏りによる帯封紙幣B0の収納異常の発生を抑制することができる。その結果、帯封紙幣収納部406における帯封紙幣B0の収納動作および送り出し動作において、帯封紙幣B0の詰まり(いわゆるジャム)が発生する可能性を低減することができる。
また、帯封収納処理において第2制御を行うことにより、帯封紙幣収納部406に収納される複数の帯封紙幣B0の方向を揃えることができる。また、帯封収納処理において第1制御と第2制御とを選択的に行うことができるので、互いに方向が異なる第1帯封紙幣B1と第2帯封紙幣B2を帯封紙幣収納部406に収納するという運用と、帯封紙幣収納部406に収納される複数の帯封紙幣B0の方向を揃えるという運用とを選択することができる。
また、帯封払出処理において帯封払出制御を行うことにより、帯封紙幣払出部(この例では帯封紙幣投出部405)から払い出される複数の帯封紙幣B0の方向を揃えることができる。これにより、複数の帯封紙幣B0の方向が揃えられていない場合よりも、帯封紙幣払出部から払い出される帯封紙幣B0の見栄えをよくすることができる。
なお、この例では、帯封払出処理は、帯封部402において生成された帯封紙幣B0を帯封紙幣収納部406に収納せずに帯封紙幣払出部(この例では帯封紙幣投出部405)から払い出す場合に行われる処理である。そのため、帯封部402において生成された帯封紙幣B0を帯封紙幣収納部406に収納せずに帯封紙幣払出部から払い出す場合に、帯封紙幣払出部から払い出される複数の帯封紙幣B0の方向を揃えることができる。これにより、複数の帯封紙幣B0の方向が揃えられていない場合よりも、帯封紙幣払出部から払い出される帯封紙幣B0の見栄えをよくすることができる。
また、この例では、第2帯封紙幣B2の偏り方向における向きは、第1帯封紙幣B1の偏り方向における向きの逆向きである。そのため、帯封収納処理において第1制御を行うことにより、偏り方向における向きが互いに異なる第1帯封紙幣B1と第2帯封紙幣B2を帯封紙幣収納部406に収納することができる。これにより、第1帯封紙幣B1の厚みの偏りと第2帯封紙幣B2の厚みの偏りを相殺させることができるので、帯封紙幣B0の厚みの偏りによる帯封紙幣B0の収納異常の発生を効果的に抑制することができる。
また、この例では、帯封収納処理において第1制御を行うことにより、第1帯封紙幣B1と第2帯封紙幣B2とが交互に収納される。これにより、帯封紙幣収納部406において帯封紙幣B0の比較的に厚い部分が重ならないようにすることができる。したがって、帯封紙幣B0の厚みの偏りによる帯封紙幣B0の収納異常の発生を効果的に抑制することができる。
また、実施形態による紙幣処理装置20では、帯封部402により生成された帯封紙幣の方向を反転させる必要がないので、帯封紙幣の方向を反転させる機構(例えばロボットハンドなど)を帯封紙幣搬送部410に設ける場合よりも、帯封紙幣搬送部410の構成を簡素化することができる。
〔第1帯封収納処理における集積部の使用〕
なお、第1帯封収納処理では、複数の集積部309を用いて第1動作と第2動作が行われてもよい。この場合、複数の集積部309のうち1つの集積部309(以下では「第1集積部309」と記載)を用いて第1動作が行われることにより、第1集積部309において所定枚数の紙幣の方向が第1方向(例えばA方向)に揃えられ、複数の集積部309のうち別の1つの集積部309(以下では「第2集積部309」と記載)を用いて第2動作が行われることにより、第2集積部309において所定枚数の紙幣の方向が第2方向(例えばD方向)に揃えられる。
また、第1帯封収納処理では、1つの集積部309を用いて第1動作と第2動作が行われてもよい。この場合、1つの集積部309を用いて第1動作が行われることにより、その集積部309において所定枚数の紙幣の方向が第1方向(例えばA方向)に揃えられ、その後、その集積部309を用いて第2動作が行われることにより、その集積部309において所定枚数の紙幣の方向が第2方向(例えばD方向)に揃えられる。
また、第1帯封収納処理において使用される集積部309が紙幣の金種毎に定められていてもよい。例えば、一万円の紙幣に対して第1帯封収納処理を行う場合に第1集積部309を使用し、千円の紙幣に対して第1帯封収納処理を行う場合に第2集積部309を使用することが定められていてもよい。この場合、第1集積部309において所定枚数の一万円札の方向が第1方向(例えばA方向)または第2方向(例えばD方向)に揃えられ、第2集積部309において所定枚数の千円札の方向が第1方向または第2方向に揃えられる。
(実施形態の変形例1)
実施形態の変形例1では、制御部100は、紙幣の金種に応じて第1制御を行うように構成される。例えば、帯封収納処理において処理される紙幣の金種が「一万円」または「五千円」である場合に第1制御が行われ、帯封収納処理において処理される紙幣の金種が「千円」である場合に第2制御が行われることが予め定められていてもよい。
また、帯封収納処理において処理される紙幣の金種が「紙幣の厚みの偏りが比較的に大きい紙幣の金種」に該当する場合、帯封紙幣の厚みの偏りによる帯封紙幣の収納異常が比較的に発生しやすい。一方、帯封収納処理において処理される紙幣の金種が「紙幣の厚みの偏りが比較的に小さい紙幣の金種」に該当する場合、帯封紙幣の厚みの偏りによる帯封紙幣の収納異常が比較的に発生しにくい。したがって、制御部100は、帯封収納処理において処理される紙幣の金種が「紙幣の厚みの偏りが比較的に大きい紙幣の金種」に該当する場合に、帯封収納処理において第1制御を行い、帯封収納処理において処理される紙幣の金種が「紙幣の厚みの偏りが比較的に小さい紙幣の金種」に該当する場合に、帯封収納処理において第2制御を行うように構成されてもよい。
また、帯封紙幣収納部406に収納されている帯封紙幣B0の束数が比較的に多い場合(例えば帯封紙幣B0の束数が予め定められた閾値よりも多い場合)では、帯封紙幣の厚みの偏りによる帯封紙幣の収納異常が比較的に発生しやすい。一方、帯封紙幣収納部406に収納されている帯封紙幣B0の束数が比較的に少ない場合(例えば帯封紙幣B0の束数が予め定められた閾値よりも少ない場合)では、帯封紙幣の厚みの偏りによる帯封紙幣の収納異常が比較的に発生しにくい。したがって、制御部100は、帯封収納処理において処理される紙幣の金種が「帯封紙幣収納部406に収納されている束数が比較的に多い帯封紙幣B0(例えば束数が予め定められた閾値よりも多い帯封紙幣B0)の金種」に該当する場合に、帯封収納処理において第1制御を行い、帯封収納処理において処理される紙幣の金種が「帯封紙幣収納部406に収納されている束数が比較的に少ない帯封紙幣B0(例えば束数が予め定められた閾値よりも少ない帯封紙幣B0)の金種」に該当する場合に、帯封収納処理において第2制御を行うように構成されてもよい。
以上のように、紙幣の金種に応じて第1制御を行うことにより、互いに方向が異なる第1帯封紙幣B1と第2帯封紙幣B2を帯封紙幣収納部406に収納するという運用を紙幣の金種に応じて選択することができる。
(実施形態の変形例2)
実施形態の変形例2では、帯封部402における帯封紙幣の帯封位置は、変更可能である。なお、実施形態の変形例2では、第2帯封紙幣B2の左右の向きは、第1帯封紙幣B1の左右の向きの逆向きであり、第2帯封紙幣B2の表裏の向きは、第1帯封紙幣B1の表裏の向きの逆向きである。具体的には、第1帯封紙幣B1は、「A方向」の帯封紙幣B0であり、第2帯封紙幣B2は、「D方向」の帯封紙幣B0である。
また、図10に示すように、実施形態の変形例2では、制御部100は、第1制御において、第1帯封紙幣B1における帯封位置と第2帯封紙幣B2における帯封位置とが互いに同一となるように、帯封部402における帯封紙幣B0の帯封位置を制御する。図10の例では、帯封部402において、第2帯封紙幣B2に対する帯封位置を、第1帯封紙幣B1に対する帯封位置よりも右側にずらすことで、第1帯封紙幣B1における帯封位置と第2帯封紙幣B2における帯封位置とが互いに同一となっている。
例えば、帯封部402では、所定枚数の紙幣の束に対して帯封紙Wを巻き付ける位置(以下では「巻付け位置」と記載)が固定されており、所定枚数の紙幣の束において定められた目標位置(帯封紙Wを巻き付けるべき位置)と巻付け位置とが一致するように所定枚数の紙幣の束を搬送することで、帯封紙幣B0の帯封位置が調節される。
以上のように、第1帯封紙幣B1における帯封位置と第2帯封紙幣B2における帯封位置とが互いに同一となるように帯封部402における帯封紙幣B0の帯封位置を制御することにより、第1帯封紙幣B1における帯封位置と第2帯封紙幣B2における帯封位置とを同一にする(または同一に近づける)ことができる。これにより、帯封紙幣収納部406において帯封紙幣の比較的に厚い部分が重ならないことで収納異常の発生を抑制することができる上に、帯封紙幣収納部406に収納された帯封紙幣B0(第1帯封紙幣B1および第2帯封紙幣B2)を帯封紙幣払出部(例えば帯封紙幣投出部405)から払い出す場合に、帯封紙幣払出部から払い出された帯封紙幣B0のうち第2帯封紙幣B2を裏返すことにより、すべての帯封紙幣B0の態様(図10の例では帯封紙幣の方向が「A方向」であり且つ帯封紙幣の帯封位置が左寄り位置であるという態様)を揃えることができる。
(その他の実施形態)
以上の説明では、第1帯封収納処理(第1制御が行われる帯封収納処理)において、第1帯封紙幣B1と第2帯封紙幣B2とが交互に帯封紙幣収納部406に収納される場合を例に挙げたが、これに限定されない。例えば、2つ以上の第1帯封紙幣B1が帯封紙幣収納部406に収納された後に、2つ以上の第2帯封紙幣B2が帯封紙幣収納部406に収納されてもよい。
また、以上の説明では、第1帯封紙幣B1の方向が「A方向」であり、第2帯封紙幣B2の方向が「D方向」である場合を例に挙げたが、これに限定されない。例えば、第1帯封紙幣B1の方向が「D方向」であり、第2帯封紙幣B2の方向が「A方向」であるという組合せであってもよい。また、第1帯封紙幣B1および第2帯封紙幣B2の一方の方向が「B方向」であり、第1帯封紙幣B1および第2帯封紙幣B2の他方の方向が「C方向」であるという組合せであってもよい。また、第1帯封紙幣B1および第2帯封紙幣B2の一方の方向が「A方向」であり、第1帯封紙幣B1および第2帯封紙幣B2の他方の方向が「B方向」であるという組合せであってもよい。また、第1帯封紙幣B1および第2帯封紙幣B2の一方の方向が「C方向」であり、第1帯封紙幣B1および第2帯封紙幣B2の他方の方向が「D方向」であるという組合せであってもよい。
また、制御部100は、紙幣処理装置20の内部に設けられてもよいし、紙幣処理装置20の外部に設けられてもよい。具体的には、制御部100は、紙幣処理部30の筐体300(または帯封紙幣処理部40の筐体400)の内部に設けられてもよいし、筐体300(または筐体400)の外部に設けられてもよい。言い換えると、制御部100は、紙幣処理装置20の制御部であってもよいし、紙幣処理システムの制御部(例えば図1の例では操作表示部26が設けられる操作ターミナルに設けられる制御部)であってもよい。
また、以上の実施形態を適宜組み合わせて実施してもよい。以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、ここに開示する技術、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、ここに開示する技術は、紙幣処理技術として有用である。
10 貨幣処理システム(紙幣処理システム)
20 紙幣処理装置
30 紙幣処理部
40 帯封紙幣処理部
301 入金部
302 入金リジェクト部
303 一時保留部
304 一括一時保留部
305 収納部
306 一括収納部
307 出金部
308 出金リジェクト部
309 集積部
310 紙幣搬送部
320 識別部
321 第1識別部
322 第2識別部
330 反転部
331 第1反転部
332 第2反転部
401 アーム機構
402 帯封部
403 記録部
404 帯封紙幣入出金部
405 帯封紙幣投出部
406 帯封紙幣収納部
410 帯封紙幣搬送部

Claims (9)

  1. 紙幣を処理する紙幣処理装置であって、
    前記紙幣を集積する集積部と、
    前記紙幣を識別する識別部と、
    前記紙幣の方向を反転させる反転部と、
    所定枚数の紙幣を帯封することで帯封紙幣を生成する帯封部と、
    前記帯封紙幣を収納する帯封紙幣収納部と、
    帯封収納処理において第1制御を行う制御部とを備え、
    前記帯封収納処理では、前記集積部に集積される所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられるように、前記識別部における前記紙幣の識別結果に応じて前記紙幣が前記反転部を経由または迂回した後に前記集積部に集積され、前記集積部に集積された所定枚数の紙幣が前記帯封部において帯封されることで、前記所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられた帯封紙幣が前記帯封部において生成され、前記帯封紙幣が前記帯封紙幣収納部に収納され、
    前記第1制御において、前記制御部は、前記所定枚数の紙幣の方向が予め定められた第1方向に揃えられた帯封紙幣である第1帯封紙幣と、前記所定枚数の紙幣の方向が前記第1方向とは異なる第2方向に揃えられた帯封紙幣である第2帯封紙幣とが前記帯封部において生成され、前記第1帯封紙幣と前記第2帯封紙幣とが前記帯封紙幣収納部に収納されるように、前記紙幣処理装置の動作を制御する
    ことを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 請求項1において、
    前記制御部は、前記帯封収納処理において第2制御を行うように構成され、
    前記第2制御において、前記制御部は、所定枚数の紙幣の方向が予め定められた方向に揃えられた帯封紙幣が前記帯封部において生成され、前記帯封紙幣が前記帯封紙幣収納部に収納されるように、前記紙幣処理装置の動作を制御する
    ことを特徴とする紙幣処理装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記帯封紙幣を払い出す帯封紙幣払出部を備え、
    前記制御部は、帯封払出処理において帯封払出制御を行うように構成され、
    前記帯封払出処理では、前記集積部に集積される所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられるように、前記識別部における前記紙幣の識別結果に応じて前記紙幣が前記反転部を経由または迂回した後に前記集積部に集積され、前記集積部に集積された所定枚数の紙幣が前記帯封部において帯封されることで、前記所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられた帯封紙幣が前記帯封部において生成され、前記帯封紙幣が前記帯封紙幣払出部から払い出され、
    前記帯封払出制御において、前記制御部は、前記所定枚数の紙幣の方向が予め定められた方向に揃えられた帯封紙幣が前記帯封部において生成され、前記帯封紙幣が前記帯封紙幣払出部から払い出されるように、前記紙幣処理装置の動作を制御する
    ことを特徴とする紙幣処理装置。
  4. 請求項3において、
    前記帯封払出処理は、前記帯封部において生成された帯封紙幣を前記帯封紙幣収納部に収納せずに前記帯封紙幣払出部から払い出す場合に行われる処理である
    ことを特徴とする紙幣処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つにおいて、
    前記制御部は、前記紙幣の金種に応じて前記第1制御を行う
    ことを特徴とする紙幣処理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つにおいて、
    前記帯封紙幣の天地方向および左右方向のいずれか一方は、前記帯封紙幣の厚みに偏りがある偏り方向であり、
    前記第2帯封紙幣の偏り方向における向きは、前記第1帯封紙幣の偏り方向における向きの逆向きである
    ことを特徴とする紙幣処理装置。
  7. 請求項6において、
    前記帯封紙幣の偏り方向は、前記帯封紙幣の左右方向であり、
    前記第2帯封紙幣の左右の向きは、前記第1帯封紙幣の左右の向きの逆向きであり、
    前記第2帯封紙幣の表裏の向きは、前記第1帯封紙幣の表裏の向きの逆向きであり、
    前記帯封部における前記帯封紙幣の帯封位置は、変更可能であり、
    前記第1制御において、前記制御部は、前記第1帯封紙幣における帯封位置と前記第2帯封紙幣における帯封位置とが互いに同一となるように、前記帯封部における前記帯封紙幣の帯封位置を制御する
    ことを特徴とする紙幣処理装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つにおいて、
    前記紙幣が投入される入金部と、
    前記紙幣を収納する収納部とを備え、
    前記識別部は、第1識別部と、第2識別部とを含み、
    前記反転部は、第1反転部と、第2反転部とを含み、
    前記紙幣を入金する紙幣入金処理では、前記入金部から繰り出された紙幣が前記第1識別部において識別され、前記第1識別部における前記紙幣の識別結果に応じて前記紙幣が前記第1反転部を経由または迂回して前記収納部に収納され、
    前記帯封収納処理では、前記収納部から繰り出された紙幣が前記第2識別部において識別され、前記集積部に集積される所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられるように、前記第2識別部における前記紙幣の識別結果に応じて前記紙幣が前記第2反転部を経由または迂回した後に前記集積部に集積され、前記集積部に集積された所定枚数の紙幣が前記帯封部において帯封されることで、前記所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられた帯封紙幣が前記帯封部において生成され、前記帯封紙幣が前記帯封紙幣収納部に収納される
    ことを特徴とする紙幣処理装置。
  9. 紙幣を処理する紙幣処理装置と、
    帯封収納処理において第1制御を行う制御部とを備える紙幣処理システムであって、
    前記紙幣処理装置は、前記紙幣を集積する集積部と、前記紙幣を識別する識別部と、前記紙幣の方向を反転させる反転部と、所定枚数の紙幣を帯封することで帯封紙幣を生成する帯封部と、前記帯封紙幣を収納する帯封紙幣収納部とを有し、
    前記帯封収納処理では、前記集積部に集積される所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられるように、前記識別部における前記紙幣の識別結果に応じて前記紙幣が前記反転部を経由または迂回した後に前記集積部に集積され、前記集積部に集積された所定枚数の紙幣が前記帯封部において帯封されることで、前記所定枚数の紙幣の方向が所定方向に揃えられた帯封紙幣が前記帯封部において生成され、前記帯封紙幣が前記帯封紙幣収納部に収納され、
    前記第1制御において、前記制御部は、前記所定枚数の紙幣の方向が予め定められた第1方向に揃えられた帯封紙幣である第1帯封紙幣と、前記所定枚数の紙幣の方向が前記第1方向とは異なる第2方向に揃えられた帯封紙幣である第2帯封紙幣とが前記帯封部において生成され、前記第1帯封紙幣と前記第2帯封紙幣とが前記帯封紙幣収納部に収納されるように、前記紙幣処理装置の動作を制御する
    ことを特徴とする紙幣処理システム。
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