JP2021068155A - 電子機器及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】特定の操作部材に対する操作を行う操作体での誤ったタッチ操作による誤動作を低減する。【解決手段】本発明の電子機器は、操作体を第1の方向に移動させることによる前記第1の方向への操作が可能な特定の操作部材と、前記特定の操作部材より前記第1の方向側に配置されたタッチ操作部材と、前記特定の操作部材に対する前記第1の方向への操作があったことを含む第1の条件を満たしたことに応じて、前記タッチ操作部材への第1の種別の操作を所定期間無効にするように制御する制御手段とを有することを特徴とする。【選択図】図3
Description
本発明は、操作部材とタッチ操作部材とを備えた電子機器に関する。
従来、タッチ操作部材に対して行われたタッチ操作が、所定機能の実行を指示するタッチ操作とは異なる、電子機器の状態を切り替える操作であった場合に、そのタッチ操作部材の無効状態と有効状態を切り替えるという技術があった(特許文献1)。
タッチ操作部材の近傍に他の操作部材(特定の操作部材と称する)が配置されていることがある。この場合に、特定の操作部材に対する操作を行った操作体(例えば指)、あるいは特定の操作部材に対する操作を行おうとしている操作体が、勢い余って意図せずにタッチ操作部材に触れてしまうことがある。これによって、検知されたタッチ操作はユーザーが意図したタッチ操作ではなく、誤動作を引き起こしてしまう要因となりえる。従来技術では、このような課題について考慮されていない。
本発明では上記課題に鑑み、特定の操作部材に対する操作を行う操作体での誤ったタッチ操作による誤動作を低減することを目的とする。
本発明の電子機器は、操作体を第1の方向に移動させることによる前記第1の方向への操作が可能な特定の操作部材と、前記特定の操作部材より前記第1の方向側に配置されたタッチ操作部材と、前記特定の操作部材に対する前記第1の方向への操作があったことを含む第1の条件を満たしたことに応じて、前記タッチ操作部材への第1の種別の操作を所定期間無効にするように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、特定の操作部材に対する操作を行う操作体での誤ったタッチ操作による誤動作を低減することができる。
<デジタルカメラ100の外観図>
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。図1(a),1(b)に、本発明を適用可能な装置(電子機器)の一例としてのデジタルカメラ100の外観図を示す。図1(a)はデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1(b)はデジタルカメラ100の背面斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。図1(a),1(b)に、本発明を適用可能な装置(電子機器)の一例としてのデジタルカメラ100の外観図を示す。図1(a)はデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1(b)はデジタルカメラ100の背面斜視図である。
表示部28は、デジタルカメラ100の背面に設けられた表示部であり、画像や各種情報を表示する。タッチパネル70aは、表示部28の表示面(タッチ操作面)に対するタッチ操作を検出することができる。ファインダー外表示部43は、デジタルカメラ100の上面に設けられた表示部であり、シャッター速度や絞りをはじめとするデジタルカメラ100の様々な設定値を表示する。シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部材である。モード切替スイッチ60は、各種モードを切り替えるための操作部材である。端子カバー40は、デジタルカメラ100を外部機器に接続する接続ケーブル等とのコネクタ(不図示)を保護するカバーである。
メイン電子ダイヤル71は回転操作部材であり、メイン電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等が行える。電源スイッチ72は、デジタルカメラ100の電源のONとOFFを切り替える操作部材である。サブ電子ダイヤル73は回転操作部材(回転ダイヤル)であり、サブ電子ダイヤル73を回すことで、選択枠(カーソル)の移動や画像送りなどが行える。4方向キー74は、上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能に構成され、4方向キー74の押した部分に応じた処理が可能である。SETボタン75は、押しボタンであり、主に選択項目の決定などに用いられる。
動画ボタン76は、動画撮影(記録)の開始や停止の指示に用いられる。AEロックボタン77は押しボタンであり、撮影待機状態でAEロックボタン77を押下することにより、露出状態を固定することができる。拡大ボタン78は、撮影モードのライブビュー表示(LV表示)において拡大モードのONとOFFを切り替えるための操作ボタンである。拡大モードをONとしてからメイン電子ダイヤル71を操作することにより、ライブビュー画像(LV画像)の拡大や縮小を行える。再生モードにおいては、拡大ボタン78は、再生画像を拡大したり、その拡大率を増加させたりするための操作ボタンとして機能する。再生ボタン79は、撮影モードと再生モードとを切り替えるための操作ボタンである。撮影モード中に再生ボタン79を押下することで再生モードに移行し、記録媒体200(後述)に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。メニューボタン81はメニュー画面を表示させる指示操作を行うために用いられる押しボタンであり、メニューボタン81が押されると各種の設定が可能なメニュー画面が表示部28に表示される。ユーザーは、表示部28に表示されたメニュー画面と、4方向キー74やSETボタン75とを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
タッチバー82(マルチファンクションバー:M−Fnバー)は、タッチ操作を受け付けることが可能なライン状のタッチ操作部材(ラインタッチセンサー)である。タッチバー82は、通常の握り方(メーカー推奨の握り方)でグリップ部90を握った右手の親指でタッチ操作可能(タッチ可能)な位置に配置されている。タッチバー82は、タッチバー82に対するタップ操作(タッチして所定期間以内に移動せずに離す操作)、左右へのスライド操作(タッチした後、タッチしたままタッチ位置を移動する操作)などを受け付け可能な受付部である。タッチバー82は、タッチパネル70aとは異なる操作部材であり、表示機能を備えていない。
通信端子10は、デジタルカメラ100がレンズユニット150(後述;着脱可能)側と通信を行うための通信端子である。接眼部16は、接眼ファインダー17(覗き込み型のファインダー)の接眼部であり、ユーザーは、接眼部16を介して内部のEVF29(後述)に表示された映像を視認することができる。接眼検知部57は、接眼部16にユーザー(撮影者)が接眼しているか否かを検知する接眼検知センサーである。蓋202は、記録媒体200(後述)を格納するスロットの蓋である。グリップ部90は、デジタルカメラ100を片手(右手)で保持可能にする保持部であり、ユーザーがデジタルカメラ100を構える際に右手で握りやすい形状を有する。グリップ部90を右手の小指、薬指、
中指で握ってデジタルカメラ100を保持した状態で、右手の人差指で操作可能な位置にシャッターボタン61とメイン電子ダイヤル71が配置されている。また、同じ状態で、右手の親指で操作可能な位置に、サブ電子ダイヤル73とタッチバー82が配置されている。このように、グリップ部90を保持する手の同一の指で様々な操作部材が操作可能である。
中指で握ってデジタルカメラ100を保持した状態で、右手の人差指で操作可能な位置にシャッターボタン61とメイン電子ダイヤル71が配置されている。また、同じ状態で、右手の親指で操作可能な位置に、サブ電子ダイヤル73とタッチバー82が配置されている。このように、グリップ部90を保持する手の同一の指で様々な操作部材が操作可能である。
<デジタルカメラ100の構成ブロック図>
図2は、デジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。レンズ103は通常、複数枚のレンズから構成されるが、図2では簡略して一枚のレンズのみで示している。通信端子6は、レンズユニット150がデジタルカメラ100側と通信を行うための通信端子であり、通信端子10は、デジタルカメラ100がレンズユニット150側と通信を行うための通信端子である。レンズユニット150は、これら通信端子6,10を介してシステム制御部50と通信する。そして、レンズユニット150は、内部のレンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り1の制御を行う。また、レンズユニット150は、レンズシステム制御回路4によってAF駆動回路3を介してレンズ103の位置を変位させることで焦点を合わせる。
図2は、デジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。レンズ103は通常、複数枚のレンズから構成されるが、図2では簡略して一枚のレンズのみで示している。通信端子6は、レンズユニット150がデジタルカメラ100側と通信を行うための通信端子であり、通信端子10は、デジタルカメラ100がレンズユニット150側と通信を行うための通信端子である。レンズユニット150は、これら通信端子6,10を介してシステム制御部50と通信する。そして、レンズユニット150は、内部のレンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り1の制御を行う。また、レンズユニット150は、レンズシステム制御回路4によってAF駆動回路3を介してレンズ103の位置を変位させることで焦点を合わせる。
シャッター101は、システム制御部50の制御で撮像部22の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。
撮像部22は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。撮像部22は、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力する撮像面位相差センサーを有していてもよい。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の処理(画素補間、縮小といったリサイズ処理、色変換処理、等)を行う。また、画像処理部24は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、システム制御部50は、画像処理部24により得られた演算結果に基づいて露光制御や測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、等が行われる。画像処理部24は更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介してメモリ32に書き込まれる。あるいは、A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24を介さずにメモリ制御部15を介してメモリ32に書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28やEVF29に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器19は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28やEVF29に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器19を介して表示部28やEVF29により表示される。表示部28とEVF29のそれぞれは、LCDや有機EL等の表示器上で、D/A変換器19からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によってA/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器19においてアナログ信号に変換し、表示部28
またはEVF29に逐次転送して表示することで、ライブビュー表示(LV)が行える。以下、ライブビュー表示で表示される画像をライブビュー画像(LV画像)と称する。
またはEVF29に逐次転送して表示することで、ライブビュー表示(LV)が行える。以下、ライブビュー表示で表示される画像をライブビュー画像(LV画像)と称する。
ファインダー外表示部43には、ファインダー外表示部駆動回路44を介して、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等である。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記録される。ここでいうプログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサーまたは回路からなる制御部であり、デジタルカメラ100全体を制御する。システム制御部50は、前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。システムメモリ52は例えばRAMであり、システム制御部50は、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等をシステムメモリ52に展開する。また、システム制御部50は、メモリ32、D/A変換器19、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出などを行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
通信部54は、無線または有線ケーブルによって接続された外部機器との間で、映像信号や音声信号の送受信を行う。通信部54は無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。また、通信部54は、Bluetooth(登録商標)やBluetooth Low Energyでも外部機器と通信可能である。通信部54は撮像部22で撮像した画像(LV画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を送信可能であり、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信することができる。
姿勢検知部55は、重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部55で検知された姿勢に基づいて、撮像部22で撮影された画像が、デジタルカメラ100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像であるかを判別可能である。システム制御部50は、姿勢検知部55で検知された姿勢に応じた向き情報を撮像部22で撮像された画像の画像ファイルに付加したり、画像を回転して記録したりすることが可能である。姿勢検知部55としては、加速度センサーやジャイロセンサーなどを用いることができる。姿勢検知部55である加速度センサーやジャイロセンサーを用いて、デジタルカメラ100の動き(パン、チルト、持ち上げ、静止しているか否か等)を検知することも可能である。
接眼検知部57は、接眼ファインダー17(以後、単に「ファインダー」と記載する)の接眼部16に対する目(物体)の接近(接眼)および離反(離眼)を検知する(接近検知)、接眼検知センサーである。システム制御部50は、接眼検知部57で検知された状態に応じて、表示部28とEVF29の表示(表示状態)/非表示(非表示状態)を切り替える。より具体的には、少なくとも撮影待機状態で、かつ、表示先の切替が自動切替である場合において、非接眼中は表示先を表示部28として表示をオンとし、EVF29は非表示とする。また、接眼中は表示先をEVF29として表示をオンとし、表示部28は非表示とする。接眼検知部57としては、例えば赤外線近接センサーを用いることができ、EVF29を内蔵するファインダー17の接眼部16への何らかの物体の接近を検知することができる。物体が接近した場合は、接眼検知部57の投光部(図示せず)から投光した赤外線が物体で反射して赤外線近接センサーの受光部(図示せず)で受光される。受光された赤外線の量によって、物体が接眼部16からどの距離まで近づいているか(接眼距離)も判別することができる。このように、接眼検知部57は、接眼部16への物体の近接距離を検知する接眼検知を行う。非接眼状態(非接近状態)から、接眼部16に対して所定距離以内に近づく物体が検出された場合に、接眼されたと検出するものとする。接眼状態(接近状態)から、接近を検知していた物体が所定距離以上離れた場合に、離眼されたと検出するものとする。接眼を検出する閾値と、離眼を検出する閾値は例えばヒステリシスを設けるなどして異なっていてもよい。また、接眼を検出した後は、離眼を検出するまでは接眼状態であるものとする。離眼を検出した後は、接眼を検出するまでは非接眼状態であるものとする。なお、赤外線近接センサーは一例であって、接眼検知部57には、接眼とみなせる目や物体の接近を検知できるものであれば他のセンサーを採用してもよい。
操作部70は、ユーザーからの操作(ユーザー操作)を受け付ける入力部であり、システム制御部50に各種の動作指示を入力するために使用される。図2に示すように、操作部70は、モード切替スイッチ60、シャッターボタン61、電源スイッチ72、タッチパネル70a、タッチバー82、等を含む。また、操作部70は、その他の操作部材70bとして、メイン電子ダイヤル71、サブ電子ダイヤル73、4方向キー74、SETボタン75、動画ボタン76、AEロックボタン77、拡大ボタン78、再生ボタン79、メニューボタン81、等を含む。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画撮影モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)、プログラムAEモード(Pモード)がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60より、ユーザーは、これらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。あるいは、モード切替スイッチ60で撮影モードの一覧画面に一旦切り替えた後に、表示された複数のモードのいずれかに、他の操作部材を用いて選択的に切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
シャッターボタン61は、第1シャッタースイッチ62と第2シャッタースイッチ64を備える。第1シャッタースイッチ62は、シャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備動作を開始する。第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッ
タースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから、撮像された画像を画像ファイルとして記録媒体200に書き込むまでの、一連の撮影処理の動作を開始する。
タースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから、撮像された画像を画像ファイルとして記録媒体200に書き込むまでの、一連の撮影処理の動作を開始する。
タッチパネル70aと表示部28とは一体的に構成することができる。例えば、タッチパネル70aは、光の透過率が表示部28の表示を妨げないように構成され、表示部28の表示面の上層に取り付けられる。そして、タッチパネル70aにおける入力座標と、表示部28の表示面上の表示座標とを対応付ける。これにより、あたかもユーザーが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を提供できる。システム制御部50は、タッチパネル70aへの以下の操作、あるいは状態を検出できる。
・タッチパネル70aにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル70aにタッチしたこと、すなわちタッチの開始(以下、タッチダウン(Touch−Down)と称する)
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしている状態(以下、タッチオン(Touch−On)と称する)
・指やペンがタッチパネル70aをタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch−Move)と称する)
・タッチパネル70aへタッチしていた指やペンがタッチパネル70aから離れた(リリースされた)こと、すなわちタッチの終了(以下、タッチアップ(Touch−Up)と称する)
・タッチパネル70aに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch−Off)と称する)
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしている状態(以下、タッチオン(Touch−On)と称する)
・指やペンがタッチパネル70aをタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch−Move)と称する)
・タッチパネル70aへタッチしていた指やペンがタッチパネル70aから離れた(リリースされた)こと、すなわちタッチの終了(以下、タッチアップ(Touch−Up)と称する)
・タッチパネル70aに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch−Off)と称する)
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出された場合も、同時にタッチオンが検出される。タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
これらの操作・状態や、タッチパネル70a上に指やペンがタッチしている位置座標は内部バスを通じてシステム制御部50に通知される。そして、システム制御部50は通知された情報に基づいてタッチパネル70a上にどのような操作(タッチ操作)が行なわれたかを判定する。タッチムーブについてはタッチパネル70a上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル70a上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。所定距離以上をタッチムーブしたことが検出された場合はスライド操作が行なわれたと判定するものとする。タッチパネル70a上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作をフリックと呼ぶ。フリックは、言い換えればタッチパネル70a上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行なわれたと判定できる(スライド操作に続いてフリックがあったものと判定できる)。更に、複数箇所(例えば2点)を共にタッチして(マルチタッチして)、互いのタッチ位置を近づけるタッチ操作をピンチイン、互いのタッチ位置を遠ざけるタッチ操作をピンチアウトと称する。ピンチアウトとピンチインを総称してピンチ操作(あるいは単にピンチ)と称する。タッチパネル70aは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサー方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものであってもよい。タッチパネルに対する接触があったことでタッチがあったと検出する方式や、タッチパネルに対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する方式があるが、いずれの方式でもよい
。
。
また、システム制御部50は、タッチバー82への以下の操作、あるいは状態を検出できる。
・タッチバー82にタッチしていなかった指が新たにタッチバー82にタッチしたこと、すなわちタッチの開始(以下、タッチダウン(Touch−Down)と称する)
・タッチバー82を指でタッチしている状態(以下、タッチオン(Touch−On)と称する)
・指がタッチバー82をタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch−Move)と称する)
・タッチバー82へタッチしていた指がタッチバー82から離れた(リリースされた)こと、すなわちタッチの終了(以下、タッチアップ(Touch−Up)と称する)
・タッチバー82に何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch−Off)と称する)
・タッチバー82にタッチしていなかった指が新たにタッチバー82にタッチしたこと、すなわちタッチの開始(以下、タッチダウン(Touch−Down)と称する)
・タッチバー82を指でタッチしている状態(以下、タッチオン(Touch−On)と称する)
・指がタッチバー82をタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch−Move)と称する)
・タッチバー82へタッチしていた指がタッチバー82から離れた(リリースされた)こと、すなわちタッチの終了(以下、タッチアップ(Touch−Up)と称する)
・タッチバー82に何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch−Off)と称する)
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出された場合も、同時にタッチオンが検出される。タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
これらの操作・状態や、タッチバー82上に指がタッチしている位置座標は内部バスを通じてシステム制御部50に通知され、システム制御部50は通知された情報に基づいてタッチバー82上にどのような操作(タッチ操作)が行なわれたかを判定する。タッチムーブについてはタッチバー82上での水平方向(左右方向)の移動を検知する。タッチ位置が所定距離以上移動(所定量以上移動)したことが検出された場合はスライド操作が行なわれたと判定するものとする。タッチバー82上に指をタッチし、スライド操作することなく、所定時間以内にタッチを離す操作があった場合に、タップ操作が行われたと判定するものとする。タッチバー82は、本実施形態では、静電容量方式のタッチセンサーであるものとする。ただし、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサー方式等、別の方式のタッチセンサーであってもよい。
<サブ電子ダイヤル73とタッチバー82の配置>
デジタルカメラ100の背面を見た場合には、図1(b)に示すように、タッチバー82は、サブ電子ダイヤル73より左側(第1の方向側)に配置される。サブ電子ダイヤル73から左側、かつ、デジタルカメラ100の背面側には、複数の操作部材が配置されている。サブ電子ダイヤル73は、デジタルカメラ100の背面側から操作(回転)されるため、デジタルカメラ100の背面側は、サブ電子ダイヤル73の操作面側とも言える。タッチバー82は、これら複数の操作部材のうち、サブ電子ダイヤル73に最も近い位置に配置された操作部材である。従って、タッチバー82は、サブ電子ダイヤル73から左側へ、他の操作部材を挟まずに配置されている。
デジタルカメラ100の背面を見た場合には、図1(b)に示すように、タッチバー82は、サブ電子ダイヤル73より左側(第1の方向側)に配置される。サブ電子ダイヤル73から左側、かつ、デジタルカメラ100の背面側には、複数の操作部材が配置されている。サブ電子ダイヤル73は、デジタルカメラ100の背面側から操作(回転)されるため、デジタルカメラ100の背面側は、サブ電子ダイヤル73の操作面側とも言える。タッチバー82は、これら複数の操作部材のうち、サブ電子ダイヤル73に最も近い位置に配置された操作部材である。従って、タッチバー82は、サブ電子ダイヤル73から左側へ、他の操作部材を挟まずに配置されている。
サブ電子ダイヤル73は左方向(第1の方向)や右方向(第2の方向)に回転可能であり、ユーザーは、操作体(本実施形態ではグリップ部90を保持する右手の親指)を左方向や右方向に移動させて、サブ電子ダイヤル73を左方向や右方向に回転させる。サブ電子ダイヤル73とタッチバー82が上述した配置の場合は、サブ電子ダイヤル73に対する操作を行った操作体、あるいはサブ電子ダイヤル73に対する操作を行おうとしている操作体が、勢い余って意図せずにタッチバー82に触れてしまうことがある。これによって、検知されたタッチ操作はユーザーが意図したタッチ操作ではなく、誤動作を引き起こしてしまう要因となりえる。特に、タッチバー82がサブ電子ダイヤル73から左側へ2
センチメートル以内の間隔で配置されている場合に、操作体が意図せずにタッチバー82に触れやすい。
センチメートル以内の間隔で配置されている場合に、操作体が意図せずにタッチバー82に触れやすい。
なお、操作体が意図せずにタッチバー82に触れる要因となる特定の操作部材は、サブ電子ダイヤル73に限らない。左方向や右方向への操作が可能な他の操作部材がサブ電子ダイヤル73と同様に配置されている場合には、当該他の操作部材に対する操作でも、操作体が意図せずにタッチバー82に触れてしまうことがある。例えば、左方向や右方向にスライド可能なスライドスイッチに対する操作(スライド)でも、操作体が意図せずにタッチバー82に触れてしまうことがある。
本実施形態では上記課題(検知されたタッチ操作はユーザーが意図したタッチ操作ではなく、誤動作を引き起こしてしまう要因となりえる)に鑑み、以下で述べるタッチバー無効化処理を行う。
<タッチバー無効化処理>
図3は、デジタルカメラ100で行われるタッチバー無効化処理の詳細を示すフローチャートである。この処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。例えば、タッチバー無効化処理を行う設定がされた状態でデジタルカメラ100を起動すると、図3の処理が開始される。
図3は、デジタルカメラ100で行われるタッチバー無効化処理の詳細を示すフローチャートである。この処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。例えば、タッチバー無効化処理を行う設定がされた状態でデジタルカメラ100を起動すると、図3の処理が開始される。
S301では、システム制御部50は、サブ電子ダイヤル73の回転があったか否かを判定する。回転があるのを待ち、回転があった場合にS302に進む。
S302では、システム制御部50は、検知した回転が左回転か否かを判定する。左回転の場合はS303に進み、そうでない場合(右回転の場合)はS312に進む。
S303では、システム制御部50は、サブ電子ダイヤル73の出力信号に基づいて、検知した左回転の(単位時間あたりの)回転数や回転角度などである左回転量(操作量)T1を算出する。
S304では、システム制御部50は、S303で算出した左回転量T1に応じた増加量でF値を増加させる。なお、本実施形態ではF値を変更する機能がサブ電子ダイヤル73の回転に割り当てられている例を説明するが、サブ電子ダイヤル73の回転に割り当てられる機能は特に限定されない。例えば、画像送り(再生表示する静止画や動画の画像ファイルを切り替える処理)、1つの動画における表示するフレームの変更、音量の変更、再生する楽曲の変更などであってもよい。ISO感度やシャッター速度などの撮影パラメータの変更、輝度調整値や色調整値などの画像処理パラメータの変更などであってもよい。また、日時設定の日付や時/分/秒、アドレス帳などでの選択対象、文書での表示するページなど、種々のパラメータを変更対象とした変更機能がサブ電子ダイヤル73に割当可能である。
S305では、システム制御部50は、S303で算出した左回転量T1が所定量Th1以上であるか否かを判定する。左回転量T1が所定量Th1以上である場合はS306に進み、そうでない場合はS309に進む。所定量Th1は特に限定されないが、本実施形態ではサブ電子ダイヤル72が1回転する回転量であるとする。詳細は後述するが、S306ではタッチバー82へのタッチ操作の無効化が行われる。サブ電子ダイヤル73を大きく回転させる操作を行う場合は、当該指が勢い余ってタッチバー82に触れ、意図せぬタッチ操作が検知されてしまうことがある。このため、本実施形態では、サブ電子ダイヤル73を回転させる操作が所定量以上行われた場合にS306に進むようにしている。
なお、左回転量T1の条件を除き、サブ電子ダイヤル73を左回転させる操作があった場合(S302のYesの場合;S304の次など)にS306に進むようにしてもよい。
なお、左回転量T1の条件を除き、サブ電子ダイヤル73を左回転させる操作があった場合(S302のYesの場合;S304の次など)にS306に進むようにしてもよい。
S306では、システム制御部50は、タッチバー82への第1の種別の操作を無効にするフラグ(無効フラグ)をオンにする。第1の種別の操作は、サブ電子ダイヤル73を左回転させる指(操作体)が意図せずに行い得る操作であり、本実施形態では無効フラグと無効タイマーTaを用いて所定期間無効にされる。指はサブ電子ダイヤル73を左回転させる際に左方向に移動するため、タッチ位置を左方向に移動させるスライド操作(左スライド)が意図せずに行われ得る。特に、タッチバー82の右端部(タッチバー82の操作面のうち右端から所定範囲の部分)はタッチバー82の他の部分よりサブ電子ダイヤル73に近いため、右端部で開始された左スライド(右端部からの左スライド)が意図せずに行われやすい。このため、S306では、以下のフラグのいずれかをオンにできるとする。オンにするフラグはユーザーが設定(変更)できてもよいし、そうでなくてもよい。
・両スライド無効フラグ:左スライドと右スライド(タッチ位置を右方向に移動させるスライド操作)を、それらの開始位置に関わらず無効にするフラグ
・右端左スライド無効フラグ:タッチバー82の右端部で開始された左スライドを無効にするフラグ
・両スライド無効フラグ:左スライドと右スライド(タッチ位置を右方向に移動させるスライド操作)を、それらの開始位置に関わらず無効にするフラグ
・右端左スライド無効フラグ:タッチバー82の右端部で開始された左スライドを無効にするフラグ
また、サブ電子ダイヤル73を左回転させる指がタッチバー82の右端部と中間部を触れずに通過して、タッチバー82の左端部(タッチバー82の操作面のうち左端から所定範囲の部分)に触れ、左端部でのタップ操作(左タップ)が意図せずに行われ得る。このため、S306では、タップ操作が行わた位置に関わらずタップ操作を無効にするタップ無効フラグもオンにできるとする。左タップを無効にする左タップ無効フラグがオンにできてもよい。
これにより、サブ電子ダイヤル73に対する操作を行う指での誤ったタッチ操作による誤動作を低減することができる。さらに、オンにしたフラグで無効となる操作以外の操作を無効にしないことで、タッチバー82の操作性の低下を抑制できる。例えば、タッチバー82の右端部でのタップ操作(右タップ)は無効にされず、両スライド無効フラグがオンにされなければ、右端部外(所定範囲外)で開始されたスライド操作は無効にされない。
なお、左スライドを無効にするフラグとして、以下のフラグを用いてもよい。
・左スライド無効フラグ:左スライドがタッチバー82の右端部で開始されたか否かに関わらず左スライドを無効にするフラグ
・右端両スライド無効フラグ:タッチバー82の右端部で開始された左スライドと、タッチバー82の右端部で開始された右スライドとを無効にするフラグ
・左スライド無効フラグ:左スライドがタッチバー82の右端部で開始されたか否かに関わらず左スライドを無効にするフラグ
・右端両スライド無効フラグ:タッチバー82の右端部で開始された左スライドと、タッチバー82の右端部で開始された右スライドとを無効にするフラグ
S307では、システム制御部50は、タッチバー82の無効フラグのオン状態(タッチバー82へのタッチ操作の無効状態)を維持する時間である無効タイマーTaをリセットしてから無効タイマーTaの計時を開始する。無効タイマーTaは特に限定されないが、本実施形態では150msec(0.15秒)であるとする。
S308では、システム制御部50は、無効タイマーTaが満了したか否かを判定する。無効タイマーTaが満了した場合(タッチバー82の無効フラグオン(タッチバー82へのタッチ操作の無効化)から期間Taが経過した場合)はS310に進み、そうでない場合はS309に進む。
S309では、システム制御部50は、サブ電子ダイヤル73の回転があったか否かを判定する。回転があった場合はS302に進み、そうでない場合はS308に進む。
S310では、システム制御部50は、タッチバー82の全ての無効フラグをオフにする。
S311では、システム制御部50は、タッチバー無効化処理を終了するか否かを判定する。タッチバー無効化処理を終了しない場合はS301に進み、そうでない場合はタッチバー無効化処理を終了する。例えば、タッチバー無効化処理を行う設定の解除や、デジタルカメラ100の電源オフなどをユーザーが指示すると、システム制御部50はタッチバー無効化処理を終了する。
S302で右回転と判定された場合のS312では、システム制御部50は、サブ電子ダイヤル73の出力信号に基づいて、検知した右回転の(単位時間あたりの)回転数や回転角度などである右回転量(操作量)T2を算出する。
S313では、システム制御部50は、S312で算出した右回転量T2に応じた低減量でF値を減少させる。
S314では、システム制御部50は、S313で算出した右回転量T2が所定量Th2以上であるか否かを判定する。右回転量T2が所定量Th2以上である場合はS315に進み、そうでない場合はS329に進む。所定量Th2は特に限定されないが、本実施形態ではサブ電子ダイヤル72が2回転する回転量であるとする。サブ電子ダイヤル73を大きく右回転させる操作は、指(操作体)の腹をサブ電子ダイヤル73に当てて開始されることが多いため、そのような操作では、指先(指(操作体)の先)が意図せずにタッチバー82に触れやすい。一方、サブ電子ダイヤル73を小さく右回転させる操作は、指先をサブ電子ダイヤル73に当てて開始されることが多いため、そのような操作では、指(操作体)はタッチバー82に触れにくい。このため、本実施形態では所定量Th2を所定量Th1よりも大きくしている。
S315では、システム制御部50は、サブ電子ダイヤル73を所定量Th2以上の操作量で右回転させる操作の連続回数を示す変数Nを1つインクリメントする。タッチバー無効化処理の開始時での変数N(初期値)は0である。
S316では、システム制御部50は、変数(連続回数)Nが閾値Nth以上であるか否かを判定する。変数Nが閾値Nth以上である場合はS325に進み、そうでない場合はS317に進む。閾値Nthは特に限定されないが、本実施形態では2とする。このため、サブ電子ダイヤル73を所定量Th2以上の操作量で右回転させる操作が2回連続して行われると、S325に進む。詳細は後述するが、S325ではタッチバー82へのタッチ操作の無効化が行われる。サブ電子ダイヤル73を大きく右回転させる操作を連続して行う場合は、指(操作体)の往復運動により、当該指が勢い余ってタッチバー82に触れ、意図せぬタッチ操作が検知されてしまうことがある。このため、本実施形態では、サブ電子ダイヤル73を所定量Th2以上の操作量で右回転させる操作が所定回数以上連続して行われた場合にS325に進むようにしている。なお、変数(連続回数)Nと右回転量T2の少なくとも一方の条件を除き、サブ電子ダイヤル73を右回転させる操作があったことに基づいてS325に進むようにしてもよい。
S317では、システム制御部50は、サブ電子ダイヤル73を所定量Th2以上の操作量で右回転させる操作が連続して行われたか否かを判定するための時間である連続操作タイマーTbをリセットしてから連続操作タイマーTbの計時を開始する。連続操作タイマーTbは特に限定されないが、本実施形態では200msec(0.2秒)であるとする。サブ電子ダイヤル73を所定量Th2以上の操作量で右回転させる操作の後、同じ操
作が連続操作タイマーTbの満了前に行われると、それらの操作は連続して行われたとみなされる。サブ電子ダイヤル73を所定量Th2以上の操作量で右回転させる操作の後、同じ操作が連続操作タイマーTbの満了後に行われると、それらの操作は連続して行われたとはみなされない。
作が連続操作タイマーTbの満了前に行われると、それらの操作は連続して行われたとみなされる。サブ電子ダイヤル73を所定量Th2以上の操作量で右回転させる操作の後、同じ操作が連続操作タイマーTbの満了後に行われると、それらの操作は連続して行われたとはみなされない。
S318では、システム制御部50は、サブ電子ダイヤル73の回転があったか否かを判定する。回転があった場合はS319に進み、そうでない場合はS322に進む。
S319では、システム制御部50は、検知した回転が右回転か否かを判定する。右回転の場合はS312に進み、そうでない場合(左回転の場合)はS320に進む。
S320では、システム制御部50は、連続操作タイマーTbの計時を停止して連続操作タイマーTbをリセットする。S321では、システム制御部50は、変数(連続回数)Nを0にリセットする。
S322では、システム制御部50は、連続操作タイマーTbが満了したか否かを判定する。無効タイマーTbが満了した場合(サブ電子ダイヤル73を所定量Th2以上の操作量で右回転させる操作から期間Tbが経過した場合)はS323に進み、そうでない場合はS318に進む。
S323では、システム制御部50は、連続操作タイマーTbの計時を停止して連続操作タイマーTbをリセットする。S324では、システム制御部50は、変数(連続回数)Nを0にリセットする。
S316で変数(連続回数)Nが閾値Nth以上であると判定された場合のS325では、システム制御部50は、タッチバー82への第2の種別の操作を無効にするフラグ(無効フラグ)をオンにする。第2の種別の操作は、サブ電子ダイヤル73を右回転させる指(操作体)が意図せずに行い得る操作であり、本実施形態では無効フラグと無効タイマーTaを用いて所定期間無効にされる。指はサブ電子ダイヤル73を右回転させる際に右方向に移動するため、右スライドが意図せずに行われ得る。特に、タッチバー82の右端部はタッチバー82の他の部分よりサブ電子ダイヤル73に近いため、右端部で開始された右スライド(右端部からの右スライド;右端部内での右スライド)が意図せずに行われやすい。このため、S325では、以下のフラグのいずれかをオンにできるとする。また、S325では、タップ無効フラグもオンにできるとする。オンにするフラグはユーザーが設定(変更)できてもよいし、そうでなくてもよい。
・両スライド無効フラグ:左スライドと右スライドを、それらの開始位置に関わらず無効にするフラグ
・右端右スライド無効フラグ:タッチバー82の右端部で開始された右スライドを無効にするフラグ
・両スライド無効フラグ:左スライドと右スライドを、それらの開始位置に関わらず無効にするフラグ
・右端右スライド無効フラグ:タッチバー82の右端部で開始された右スライドを無効にするフラグ
これにより、サブ電子ダイヤル73に対する操作を行う指での誤ったタッチ操作による誤動作を低減することができる。さらに、オンにしたフラグで無効となる操作以外の操作を無効にしないことで、タッチバー82の操作性の低下を抑制できる。
なお、右スライドを無効にするフラグとして、以下のフラグを用いてもよい。
・右スライド無効フラグ:右スライドがタッチバー82の右端部で開始されたか否かに関わらず右スライドを無効にするフラグ
・右端両スライド無効フラグ:タッチバー82の右端部で開始された左スライドと、タッチバー82の右端部で開始された右スライドとを無効にするフラグ
・右スライド無効フラグ:右スライドがタッチバー82の右端部で開始されたか否かに関わらず右スライドを無効にするフラグ
・右端両スライド無効フラグ:タッチバー82の右端部で開始された左スライドと、タッチバー82の右端部で開始された右スライドとを無効にするフラグ
S326では、システム制御部50は、タッチバー82の無効フラグのオン状態(タッチバー82へのタッチ操作の無効状態)を維持する時間である無効タイマーTaをリセットしてから無効タイマーTaの計時を開始する。上述したように、無効タイマーTaは特に限定されないが、本実施形態では150msec(0.15秒)であるとする。
S327では、システム制御部50は、サブ電子ダイヤル73の回転があったか否かを判定する。回転があった場合はS302に進み、そうでない場合はS328に進む。
S328では、システム制御部50は、無効タイマーTaが満了したか否かを判定する。無効タイマーTaが満了した場合(タッチバー82の無効フラグオン(タッチバー82へのタッチ操作の無効化)から期間Taが経過した場合)はS329に進み、そうでない場合はS327に進む。
S329では、システム制御部50は、変数(連続回数)Nを0にリセットする。
S330では、システム制御部50は、タッチバー82の全ての無効フラグをオフにする。
<タッチバー操作処理>
図4は、デジタルカメラ100で行われるタッチバー操作処理の詳細を示すフローチャートである。この処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。例えば、デジタルカメラ100を起動すると、図4の処理が開始される。図4の処理は、図3の処理と並列に行われる。
図4は、デジタルカメラ100で行われるタッチバー操作処理の詳細を示すフローチャートである。この処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。例えば、デジタルカメラ100を起動すると、図4の処理が開始される。図4の処理は、図3の処理と並列に行われる。
S401では、システム制御部50は、タッチバー82への左スライドがあったか否かを判定する。左スライドがあった場合はS402に進み、そうでない場合はS406に進む。
S402では、システム制御部50は、両スライド無効フラグがオンであるか否かを判定する。両スライド無効フラグがオンである場合はS414に進み、そうでない場合はS403に進む。
S403では、システム制御部50は、右端左スライド無効フラグがオンであるか否かを判定する。右端左スライド無効フラグがオンである場合はS404に進み、そうでない場合はS405に進む。
S404では、システム制御部50は、S401の左スライドの開始位置(タッチダウン位置)がタッチバー82の右端部であるか否かを判定する。タッチダウン位置が右端部である場合はS405に進み、そうでない場合はS414に進む。
S405では、システム制御部50は、ISO感度を1段階下げる。なお、本実施形態ではタッチバー82への操作にISO感度を変更する機能が割り当てられている例を説明するが、サブ電子ダイヤル73への操作に割り当てられる機能と同様に、タッチバー82への操作に割り当てられる機能も特に限定されない。
S406では、システム制御部50は、タッチバー82への右スライドがあったか否かを判定する。右スライドがあった場合はS407に進み、そうでない場合はS411に進む。
S407では、システム制御部50は、両スライド無効フラグがオンであるか否かを判定する。両スライド無効フラグがオンである場合はS414に進み、そうでない場合はS408に進む。
S408では、システム制御部50は、右端右スライド無効フラグがオンであるか否かを判定する。右端右スライド無効フラグがオンである場合はS409に進み、そうでない場合はS410に進む。
S409では、システム制御部50は、S406の左スライドの開始位置(タッチダウン位置)がタッチバー82の右端部であるか否かを判定する。タッチダウン位置が右端部である場合はS410に進み、そうでない場合はS414に進む。
S410では、システム制御部50は、ISO感度を1段階上げる。
S411では、システム制御部50は、タッチバー82へのタップ操作があったか否かを判定する。タップ操作があった場合はS412に進み、そうでない場合はS414に進む。
S412では、システム制御部50は、タップ無効フラグがオンであるか否かを判定する。タップ無効フラグがオンである場合はS414に進み、そうでない場合はS413に進む。
S413では、システム制御部50は、ISO感度を所定値(例えば100)に設定する。
S414では、システム制御部50は、デジタルカメラ100の電源オフが指示されたか否かを判定する。電源オフが指示された場合はタッチ操作処理を終了し、そうでない場合はS401に進む。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、システム制御部50が行うものとして説明した上述の各種制御は、1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェア(例えば、複数のプロセッサーや回路)が処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルカメラ(撮像装置)に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されずユーザー操作を受け付け可能な電子機器であれば適用可能である。例えば、本発明は、パーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、プリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダー、映像プレーヤーなどに適用可能である。また、本発明は、表示装置(投影装置を含む)、タブレット端末、スマートフォン、AIスピーカー、家電装置、車載装置、医療機器などにも適用可能である。
また、撮像装置本体に限らず、有線または無線通信を介して撮像装置(ネットワークカメラを含む)と通信し、撮像装置を遠隔で制御する制御装置にも本発明を適用可能である。撮像装置を遠隔で制御する装置としては、例えば、スマートフォンやタブレットPC、デスクトップPCなどの装置がある。制御装置側で行われた操作や制御装置側で行われた処理に基づいて、制御装置側から撮像装置に各種動作や設定を行わせるコマンドを通知す
ることにより、撮像装置を遠隔から制御可能である。また、撮像装置で撮影したライブビュー画像を有線または無線通信を介して受信して制御装置側で表示できるようにしてもよい。
ることにより、撮像装置を遠隔から制御可能である。また、撮像装置で撮影したライブビュー画像を有線または無線通信を介して受信して制御装置側で表示できるようにしてもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:デジタルカメラ
50:システム制御部 73:サブ電子ダイヤル 82:タッチバー
50:システム制御部 73:サブ電子ダイヤル 82:タッチバー
Claims (22)
- 操作体を第1の方向に移動させることによる前記第1の方向への操作が可能な特定の操作部材と、
前記特定の操作部材より前記第1の方向側に配置されたタッチ操作部材と、
前記特定の操作部材に対する前記第1の方向への操作があったことを含む第1の条件を満たしたことに応じて、前記タッチ操作部材への第1の種別の操作を所定期間無効にするように制御する制御手段と
を有することを特徴とする電子機器。 - 前記タッチ操作部材は、前記特定の操作部材から前記第1の方向側へ、他の操作部材を挟まずに配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 前記タッチ操作部材は、前記特定の操作部材から前記第1の方向側、かつ、前記特定の操作部材に対して前記操作体が前記第1の方向への操作を行う操作面側に配置された複数の操作部材のうち、前記特定の操作部材に最も近い位置に配置された操作部材である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。 - 前記タッチ操作部材は、前記特定の操作部材から前記第1の方向側へ2センチメートル以内の間隔で配置されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。 - 前記第1の種別の操作は、前記タッチ操作部材をタッチしてタッチ位置を前記第1の方向に移動させるスライド操作であり、
前記制御手段は、前記第1の条件を満たしても、前記タッチ操作部材に対する、前記第1の方向へのスライド操作と異なるタッチ操作は無効としない
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記第1の種別の操作は更に、前記タッチ操作部材の操作面のうち前記第1の方向と逆の第2の方向の端から所定範囲で開始されたスライド操作であり、
前記制御手段は、前記第1の条件を満たしても、前記タッチ操作部材に対する、前記所定範囲外で開始された前記第1の方向へのスライド操作は無効としない
ことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。 - 前記第1の条件は、前記特定の操作部材に対する前記第1の方向への操作が所定量以上行われたことを含む
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記特定の操作部材に対して、前記操作体を前記第1の方向と逆の第2の方向に移動させることによる前記第2の方向への操作も可能であり、
前記制御手段は、前記特定の操作部材に対する前記第2の方向への操作があったことを含む第2の条件を満たしたことに応じて、前記タッチ操作部材への第2の種別の操作を所定期間無効にするように制御する
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子機器。 - 操作体を第2の方向に移動させることによる前記第2の方向への操作が可能な特定の操作部材と、
前記特定の操作部材より前記第2の方向と逆の第1の方向側に配置されたタッチ操作部材と、
前記特定の操作部材に対する前記第2の方向への操作があったことを含む第2の条件を満たしたことに応じて、前記タッチ操作部材への第2の種別の操作を所定期間無効にするように制御する制御手段と
を有することを特徴とする電子機器。 - 前記第2の種別の操作は、前記タッチ操作部材をタッチしてタッチ位置を前記第2の方向に移動させるスライド操作であり、
前記制御手段は、前記第2の条件を満たしても、前記タッチ操作部材に対する、前記第2の方向へのスライド操作と異なるタッチ操作は無効としない
ことを特徴とする請求項8または9に記載の電子機器。 - 前記第2の種別の操作は更に、前記タッチ操作部材の操作面のうち前記第2の方向の端から所定範囲で開始されたスライド操作であり、
前記制御手段は、前記第2の条件を満たしても、前記タッチ操作部材に対する、前記所定範囲外で開始された前記第2の方向へのスライド操作は無効としない
ことを特徴とする請求項10に記載の電子機器。 - 前記第2の条件は、前記特定の操作部材に対する前記第2の方向への操作が所定量以上行われたことを含む
ことを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記第2の条件は、前記特定の操作部材に対する前記第2の方向への操作が所定回数以上連続して行われたことを含む
ことを特徴とする請求項8〜12のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記特定の操作部材は、前記第1の方向に回転可能な回転ダイヤルである
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記特定の操作部材は、前記第1の方向にスライド可能なスライドスイッチである
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記電子機器を片手で保持可能にするグリップ部を更に有し、
前記特定の操作部材と前記タッチ操作部材はいずれも、前記グリップ部を保持する手の同一の指によって操作可能な操作部材である
ことを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記同一の指は右手の親指である
ことを特徴とする請求項16に記載の電子機器。 - 前記電子機器は、撮像手段を有する撮像装置である
ことを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の電子機器。 - 操作体を第1の方向に移動させることによる前記第1の方向への操作が可能な特定の操作部材と、前記特定の操作部材より前記第1の方向側に配置されたタッチ操作部材とを有する電子機器の制御方法であって、
前記特定の操作部材に対する前記第1の方向への操作があったことを含む第1の条件を満たしたことに応じて、前記タッチ操作部材への第1の種別の操作を所定期間無効にするように制御するステップ
を有することを特徴とする制御方法。 - 操作体を第2の方向に移動させることによる前記第2の方向への操作が可能な特定の操作部材と、前記特定の操作部材より前記第2の方向と逆の第1の方向側に配置されたタッチ操作部材とを有する電子機器の制御方法であって、
前記特定の操作部材に対する前記第2の方向への操作があったことを含む第2の条件を満たしたことに応じて、前記タッチ操作部材への第2の種別の操作を所定期間無効にするように制御するステップ
を有することを特徴とする制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至18のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、請求項1乃至18のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
Priority Applications (2)
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JP2019192660A JP2021068155A (ja) | 2019-10-23 | 2019-10-23 | 電子機器及びその制御方法 |
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2020
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Publication number | Publication date |
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