JP2021067925A - 支持装置、投影光学系、露光装置、支持装置の調整方法および物品製造方法 - Google Patents

支持装置、投影光学系、露光装置、支持装置の調整方法および物品製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】物体を変形させることなく該物体の位置および回転を調整するために有利な技術を提供する。【解決手段】物体を支持する支持装置は、前記物体の互いに異なる箇所をそれぞれ支持する少なくとも3つの支持機構を備え、前記少なくとも3つの支持機構の各々は、第1方向に自由度を有するように第1平行板バネ機構によって支持された可動部と、前記可動部に対して第2平行板バネ機構を介して接続された入力部と、前記入力部の位置を調整する送りネジと、中間体と、前記物体と前記中間体とを連結する第1弾性ヒンジと、前記中間体と前記可動部とを連結する第2弾性ヒンジとを含み、前記第2平行板バネ機構の剛性は、前記第1平行板バネ機構の剛性より低い。【選択図】図2

Description

本発明は、支持装置、投影光学系、露光装置、支持装置の調整方法および物品製造方法に関する。
直交する2つの軸方向における位置、および、該2つの軸方向に直交する軸の周りにおける回転に関する微調整を可能にしつつ物体を高い剛性で支持する支持装置が求められている。このような装置として、特許文献1では、フレキシャヒンジおよびアクチュエータを有するステージ装置が提案されている。該ステージ装置は、第1ステージとそれに対して相対移動可能な第2ステージを有するステージと、第1ステージと第2ステージとを連結するフレキシャヒンジと、第1ステージと第2ステージとの間に設けられた複数のアクチュエータとを備える。複数のアクチュエータを制御することによって第1ステージと第2ステージとの相対位置および回転を調整することができる。
特開2005−268760号公報
特許文献1に記載されたようにアクチュエータによって調整対象の物体を位置決めする方式では、アクチュエータを常に動作させておく必要があるので、アクチュエータからの発熱によって物体が変形しうる。
本発明は、物体を変形させることなく該物体の位置および回転を調整するために有利な技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、物体を支持する支持装置に係り、前記位置決め装置は、前記物体の互いに異なる箇所をそれぞれ支持する少なくとも3つの支持機構を備え、前記少なくとも3つの支持機構の各々は、第1方向に自由度を有するように第1平行板バネ機構によって支持された可動部と、前記可動部に対して第2平行板バネ機構を介して接続された入力部と、前記入力部の位置を調整する送りネジと、中間体と、前記物体と前記中間体とを連結する第1弾性ヒンジと、前記中間体と前記可動部とを連結する第2弾性ヒンジとを含み、前記第2平行板バネ機構の剛性は、前記第1平行板バネ機構の剛性より低い。
本発明によれば、物体を変形させることなく該物体の位置および回転を調整するために有利な技術が提供される。
第1実施形態の支持装置の構成を示す平面図。 1つの支持機構の構成例を示す図。 第1弾性ヒンジおよび第2弾性ヒンジの配置を例示する図。 ロック機構を例示する図。 ロック機構を例示する図。 ロック機構を例示する図。 ナットの使用例を説明する図。 3つの支持機構の配置の一例を示す図。 3つの支持機構の配置の他の一例を示す図。 支持装置の調整方法を例示する図。 支持装置の使用方法を例示する図。 計測方法を例示する図。 第2実施形態の支持装置の構成を示す平面図。 第3実施形態の支持装置の構成を示す平面図。 露光装置の構成を例示する図。 露光装置の投影光学系の一部を構成する光学部材を例示する図。 支持装置の別の調整方法を例示する図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、第1実施形態の支持装置10の構成を示す平面図である。支持装置10は、物体OBJを支持する。支持装置10は、直交する2つの軸(X軸、Y軸)における位置および該2つの軸に直交する軸(Z軸)の周りにおける回転(姿勢)に関して物体OBJを調整する機能を有する。物体OBJは、例えば、搭載台13と、搭載台13に搭載される搭載物12とを含みうる。支持装置10は、物体OBJの互いに異なる箇所をそれぞれ支持する少なくとも3つの支持機構11を備えうる。支持装置10が備える支持機構11の個数は、例えば3でありうる。
図2は、1つの支持機構11の構成を示す平面図である。図2には、互いに直交する第1方向および第2方向が示されている。第1方向および第2方向は、個々の支持機構11における方向を示す用語として使用される。つまり、ある支持機構11における第1方向は、他の支持機構11における第1方向とは異なりうる。各支持機構11は、第1方向に自由度を有するように第1平行板バネ機構1104によって支持された可動部1103と、可動部1103に対して第2平行板バネ機構1106を介して接続された入力部1107とを含みうる。また、各支持機構11は、矢印A1で示されるように、第1方向における入力部1107の位置を調整する送りネジ1108と、中間体1115とを含みうる。また、各支持機構11は、物体OBJと中間体1115とを連結する第1弾性ヒンジ1101と、中間体1115と可動部1103とを連結する第2弾性ヒンジ1102とを含みうる。
可動部1103は、入力部1107を挟み込むように配置された第1対向部1103aおよび第2対向部1103bと、第1対向部1103aと第2対向部1103bとを相互に連結する連結部1130cとを含みうる。第1平行板バネ機構1104は、第1対向部1103aを支持する複数の平行板バネ1104aと、第2対向部1103bを支持する複数の平行板バネ1104bとを含みうる。複数の平行板バネ1104aは、固定部1105と第1対向部1103aとを接続するように配置されうる。複数の平行板バネ1104aは、平行リンク機構を構成しうる。複数の平行板バネ1104bは、固定部1105と第2対向部1103bとを接続するように配置されうる。複数の平行板バネ1104bは、平行リンク機構を構成しうる。
第2平行板バネ機構1106は、第1対向部1103aと入力部1107とを連結する複数の平行板バネ1106aと、第2対向部1106bと入力部1107とを連結する複数の平行板バネ1106bとを含みうる。複数の平行板バネ1106aは、平行リンク機構を構成しうる。複数の平行板バネ1106bは、平行リンク機構を構成しうる。可動部1103は、第1方向にのみ運動の自由度を有し、他の方向および回転に関しては運動の自由度を有しない。また、入力部1107も、矢印A1で示されるように、第1方向にのみ運動の自由度を有し、他の方向および回転に関しては運動の自由度を有しない。
第2平行板バネ機構1106の剛性(第1方向に関する剛性)は、第1平行板バネ機構1104の剛性(第1方向に関する剛性)より低いように構成されうる。これにより、第1方向への入力部1107の変位は、第2平行板バネ機構1106の剛性と第1平行板バネ機構1104の剛性との比に応じて縮小されて、可動部1103の変位として現れる。このような構成を第1縮小機構と呼ぶことができる。第1縮小機構は、物体OBJ(搭載物12)の位置および姿勢を高精度に調整するために有利である。
第1弾性ヒンジ1101は、矢印A2で示されるように、第1方向および第2方向に直交する軸(Z軸)の周りにおける回転の自由度を物体OBJに対して与えるように物体OBJを支持する。第2弾性ヒンジ1102は、矢印A3で示されるように、第1方向および第2方向に直交する軸(Z軸)の周りにおける回転の自由度を中間体1115に対して与えるように中間体115を支持する。第1弾性ヒンジ1101および第2弾性ヒンジ1102は、第1方向に直交する第2方向に互いにずれた位置に配置される。換言すると、第1弾性ヒンジ1101および第2弾性ヒンジ1102は、第1方向に平行な1つの直線上に配置されていない。一例において、3つの支持機構11の各々がそれらの第1方向に中間体1115を駆動することによって、Z軸の周りの回転に関して物体OBJの姿勢を調整することができる。
図3(a)、(b)を参照しながら第1弾性ヒンジ1101および第2弾性ヒンジ1102の配置を説明する。ここで、各支持機構11において第1弾性ヒンジ1101と第2弾性ヒンジ1102とを結ぶ直線(例えば、第1弾性ヒンジ1101の中心と第2弾性ヒンジ1102の中心とを結ぶ直線)の延長線をL1とする。3つの支持機構11のそれぞれの延長線L1は、図3に示さるように、一点では交わらないように3つの支持機構11の構成および配置が決定されうる。3つの支持機構11のそれぞれの延長線L1が一点では交わる場合、3つの支持機構11のそれぞれの第1、第2弾性ヒンジ1101、1102に座屈荷重がかかり、好ましくない。
送りネジ1108は、ネジ受け部1110によって支持されうる。例えば、入力部1107には、ネジピッチaの雌ネジが設けられ、送りネジ1108の第1部分1108aには、ネジピッチaの雄ネジが設けられ、該雄ネジは、入力部1107のネジピッチaの雌ネジに螺合される。一例において、送りネジ1108は、ネジ受け部1110によって、回転可能ではあるが、第1方向に移動しないように保持されうる。このような構成によれば、送りネジ1108の回転は、第1方向における入力部1107の移動に変換される。前述の第1縮小機構に対して、送りネジ1108によって第1方向の変位を与えることによって、アクチュエータを設けることなく、物体OBJの位置および姿勢を調整することができる。ネジ受け部1110における送りネジ1108の保持方法としては、回転軸受けなどを用いることができるが、この限りではない。
送りネジ1108は、ネジ受け部1110によって支持された差動ネジであってもよい。この場合、送りネジ1108の第2部分1108bに、ネジピッチaと異なるネジピッチb(a<b)の雄ネジが設けられうる。ネジ受け部1110にネジピッチbの雌ネジが設けられ、第2部分1108bのネジピッチbの雄ネジとネジ受け部1110のネジピッチbの雌ネジとが螺合しうる。これにより、差動ネジが構成される。送りネジ1108を回転させると、その回転は、第1の方向における入力部1107の移動に変換される。第1方向における入力部1107の移動量は、ネジピッチbとネジピッチaとの差分と送りネジ1108の回転量との積で定まる。このような差動ネジを有する機構を第2縮小機構と呼ぶことができる。第1縮小機構および第2縮小機構は、アクチュエータを設けることなく、物体OBJの位置および姿勢を精密に調整するために有利である。アクチュエータが不要な構成は、アクチュエータの発熱による物体OBJの変形の問題を解消するために有利である。
図4に例示されるように、送りネジ1108のゆるみ(回転)を防止するために送りネジ1108をロックするロック機構1111を設けてもよい。ロック機構1111は、例えば、ネジ受け部1110に設けられた雌ネジと、該雌ネジに螺合し、送りネジ1108に当接する雄ネジとで構成されうる。該雌ネジの軸方向は、例えば、送りネジ1108の軸方向と直交しうる。
図5には、送りネジ1108のゆるみ(回転)を防止するために送りネジ1108をロックするロック機構の他の例が示されている。該ロック機構は、バネまたは空気圧を用いて送りネジ1108をクランプするクランパー1112を含みうる。
図6には、送りネジ1108のゆるみ(回転)を防止するために送りネジ1108をロックするロック機構の更に他の例が示されている。該ロック機構は、送りネジ1108の第2部分1108bの雄ネジに螺合する雌ネジを有するナット1113を含みうる。該ロック機構は、2つのナット1113、1114を含んでもよい。
図7を参照しながらナットの使用方法を説明する。図7(a)、(b)では、送りネジ1108が入力部1107を押す状態が示されている。この場合、平行板バネ機構1104、1106が撓むことで送りネジ1108を後退させる方向(入力部1107からネジ受け部1110に向かう方向)に力が働く。その際、図7(b)のように、送りネジ1108のネジ山の下方の面がネジ受け部1110の雌ネジの上方の面に接触する。なお、下方、上方とは、図7(b)における下方、上方を意味する。この場合、図6に示されたナット1113を用いてロックすることにより、既にネジ山が接触している側でロックされるため、ロックに伴って送りネジ1108が移動することがない。
図7(c)、(d)では、送りネジ1108が入力部1107によって引っ張られる状態が示されている。この場合、平行板バネ機構1104、1106が撓むことで送りネジ1108を前進させる方向(ネジ受け部1110から入力部1107に向かう方向)に力が働く。その際、図7(d)のように、送りネジ1108のネジ山の上方の面がネジ受け部1110の雌ネジの下方の面に接触する。なお、下方、上方とは、図7(d)における下方、上方を意味する。この場合、図6に示されたナット1114を用いてロックすることにより、既にネジ山が接触している側でロックされるため、ロックに伴って送りネジ1108が移動することがない。
以上のように、送りネジ1108のゆるみ(回転)を防止するために送りネジ1108をロックするロック機構を設けることによって、物体OBJの位置および姿勢を長期間にわたって安定して維持することができる。
図8には、3つの支持機構11の配置の1つの例が示されている。図8に示された例では、3つの支持機構11のそれぞれによる物体OBJの支持点が三角形の頂点に位置するように該3つの支持機構11が配置され、それぞれの第1方向が該三角形の中心方向を向いている。図9には、3つの支持機構11の配置の他の例が示されている。図9に示された例では、第1の支持機構11の第1方向が三角形の中心を向き、第2、第3の支持機構11の第1方向が第1の支持機構11の第1方向に直交している。図9に示された配置において、X軸、Y軸における位置(X,Y)およびZ軸の周りにおける回転(θz)に関して物体OBJを調整することができる。
ここで、支持機構11の個数は、前述のように、少なくとも3である。直交するX軸、Y軸における位置およびZ軸の周りにおける回転に関して物体OBJを調整するために、少なくとも3つの支持機構11は、第1方向が互いに異なる(少なくとも)2つの支持機構11を含みうる。支持機構11の個数が3である場合、3つの支持機構11のうち少なくとも1つの支持機構11の第1方向は、前述の三角形のほぼ中心を向き、3つの支持機構11のうち少なくとも1つの支持機構11は、他の支持機構11の第1方向と平行ではない配置とされうる。
ここで、実施形態における支持装置10の調整方法を説明する。該調整方法は、駆動量決定工程と、移動工程と、測定工程と、計算式決定工程とを含みうる。該駆動量決定工程では、物体OBJの目標位置に基づいて、3つの支持機構11の各々の入力部1107に与える駆動量を決定する。該移動工程では、該駆動量決定工程で決定された駆動量を3つの支持機構11の各々の入力部1107に与えることにより物体OBJを移動させる。該測定工程では、該移動工程によって移動させた物体OBJの位置を測定する。該計算式決定工程では、該駆動量決定工程で決定された駆動量と該測定工程で測定された物体OBJの位置とに基づいて、物体OBJの目標位置から3つの支持機構11の各々の入力部1107に与えるべき駆動量を決定するための計算式を決定する。該駆動量決定工程では、物体OBJの目標位置に基づいて、3つの支持機構11の各々の入力部1107に与える駆動量を計算によって決定してもよい。
該調整方法は、更に、第2駆動量決定工程と、第2移動工程と、第2計算式決定工程とを含んでもよい。該第2駆動量決定工程では、該測定工程で測定された物体OBJの位置と該駆動量決定工程で用いた物体OBJの目標位置との差(誤差)を、物体OBJの目標位置として該計算式に与える。該第2駆動量決定工程では、これによって3つの支持機構11の各々の入力部1107に与えるべき駆動量を決定する。該第2移動工程では、該2駆動量決定工程で決定された駆動量を3つの支持機構11の各々の入力部1107に与えることにより物体OBJを移動させる。該第2測定工程では、該第2移動工程によって移動させた物体OBJの位置を測定する。第該2計算式決定工程では、該第2駆動量決定工程で決定された駆動量と該第2測定工程で測定された物体OBJの位置とに基づいて、物体OBJの目標位置から支持機構11の各々の入力部1107に与えるべき駆動量を決定する。
図10を参照しながら支持装置10の調整方法を説明する。3つの支持機構11を支持機構11a、11b、11cとして区別する。まず、支持機構11aに対して駆動量d1を与える。その他の支持機構11b、11cの駆動量は0である。支持機構11aの入力部1107に駆動量d1を与えた際の、調整対象である物体OBJの移動量の測定結果を(X1,Y1,θz1)として記録する。支持機構11b、支持機構11cに対しても同様に、駆動量d2を与えた際の物体OBJの移動量の測定結果(X2,Y2,θz2)、駆動量d3を与えた際の物体OBJの移動量の測定結果(X3,Y3,θz3)をそれぞれ記録する。そして、それらを、図10に示されるように、支持機構11a、11b、11cに対して与える駆動量を入力マトリクス、物体OBJの移動量を出力マトリクスとしてまとめる。入力マトリクスと出力マトリクスとの間に線形性があると仮定して、その間の変換マトリクスを[T]として、式(A)を定義する。式(A)より、入力マトリクスの逆マトリクスを算出して、出力マトリクスに右から掛けることにより、式(B)に示すように変換マトリクス[T]を得ることができる。そして、式(C)に示すように、調整量の目標値を(Xo,Yo,θzo)と表すと、変換マトリクスの逆マトリクスを用いて駆動量の指令値(do1,do2,do3)を決定することができる。以上のように、あらかじめ変換マトリクスを算出することで、支持機構11の駆動量と調整量との関係性を明らかにし、効率よく調整を行うことができる。
以上の調整例では、線形性が成り立つことを仮定しているが、必ずしも線形性があるとは限らず、駆動した結果、目標位置から大きく外れる可能性もある。最初に求めた変換マトリクスによる駆動で目標位置に到達しなかった場合、到達点を第2原点として、前述した方法で再度変換マトリクスを算出し、目標位置へ向けた駆動を行う。これを繰り返すことで、目標位置へ所望の調整精度以下で到達させることができる。
変換マトリクスの補正に関して、もう一つの方法として、調整量の目標値(Xo,Yo,θzo)から求めた駆動量の指令値(do1,do2,do3)を用いて、再度変換マトリクスを作成する方法を説明する。前述と同様に、支持機構11a、11b、11cを一つずつ駆動して得られた測定結果から変換マトリクスを作成する。その際に用いる駆動量を(do1,do2,do3)とする。つまり、まず、支持機構11aの入力部1107に対して駆動量do1を与える。その他の支持機構11b、11cの駆動量は0である。支持機構11aの入力部1107に駆動量do1を与えた際の物体OBJの移動量の測定結果を(Xo1,Yo1,θzo1)として記録する。支持機構11b、支持機構11cに対しても同様に行い、測定結果を記録し、記録した測定結果から変換マトリクス[T2]を作成する。変換マトリクス[T2]は、目標値から求めた指令値に基づいて作成されているため、先の変換マトリクス[T]と比較して精度の高いものとなっている。これを繰り返すことで、変換マトリクスの精度を上げることができ、目標位置へ所望の調整精度以下で到達させることができる。
調整量が大きくなるような場合においては駆動量もそれに付随して大きくなる。支持機構に平行板バネを適用した場合、駆動量が大きくなると、板バネの変位が大きくなり非線形性が強くなる。そのため、線形を前提とした上記調整方法では誤差が大きくなり、前述した変換マトリクスの補正を複数回行わなければならなくなる。補正の回数が増えるほど調整に要する時間が増えることになり調整効率の悪化に繋がるため、駆動量が大きい非線形性の強い調整においては補正の回数を減らす工夫が必要となる。その一つの方法として、理論計算および/または構造解析を用いて、目標値に対する指令値(駆動量)を予め計算しておき、その値に基づいて調整を行うことが考えられる。そのようにすることで、目標位置に近い位置から調整を開始することができるため、大きな誤差は生じず、変換マトリクスの補正回数を減らすことができ、調整時間短縮および調整効率を向上することができる。
変換マトリクスを補正せずに調整を完了させる方法を説明する。その一つの方法として、調整によって発生した誤差を次の目標値として設定し、再度調整を行う方法がある。目標値(Xo,Yo,θzo)に対して、変換マトリクス[T]を用いて指令値(do1,do2,do3)を決定し、その指令値(do1,do2,do3)を使って駆動を行った結果、誤差(e1,e2,e3)が発生したとする。ここで、次の目標値(目標値2)を誤差(e1,e2,e3)に設定して、目標値2に対して変換マトリクス[T]を用いて次の指令値2を算出し、その指令値2を現在位置に加算して駆動することで、目標位置に近づけることができる。図17に示すように、以上の動作を複数回にわたって繰り返すことにより誤差を限りなく小さくすることができる。この時に用いる変換マトリクス[T]は、実際に装置を駆動して実測をもとに作成してもよいし、構造解析の計算結果をもとに作成してもよい。
また、以下に記すように、前述した方法を複合することにより、更に効率よく調整を行うことができる。
〇STEP1
理論計算や構造解析を用いて、目標値に対する指令値を予め計算する。
〇STEP2
その指令値をもとに、前述したように実際に支持機構を一つずつ駆動して、得られた測定結果から変換マトリクスを作成する。その変換マトリクスを用いて、再度目標値に対する指令値を算出する。この指令値は、実測値をもとに算出しているため、STEP1で求めた指令値よりも精度の高いものとなっている。
〇STEP3
STEP2で求めた指令値を用いて支持機構を駆動し、発生した誤差を次の目標値に設定して、再度変換マトリクスを用いて次の指令値2を算出する。その指令値2を現在位置に加算して駆動する。
上記のように計算、実測、誤差のフィードバックを行うことにより、短時間で高精度な調整が可能となる。必要に応じてSTEP3を繰り返すことにより、さらに精度の高い調整を行うことができる。以上のような方法を行うことにより、精度の高い調整を効率よく行うことができる。
図11を参照しながら支持装置10の使用方法を説明する。使用時においては、駆動量測定センサ201を用いて、支持機構11における可動部1103の移動量(図10に示したd1、d2、d3に相当)を測定しうる。測定の際には、可動部1103にセンサターゲット202を設置して測定を行うことができるが、この限りではなく、他の方法によって測定を行ってもよい。また、調整対象である物体OBJに対して、測定センサ203、204、205を設置し、これらを使ってX軸、Y軸における位置(X,Y)およびZ軸の周りにおける回転(θz)を測定してもよい。測定センサとしては、例えば、レーザ変位計、干渉計、静電容量センサなどを用いることができるが、この限りではない。
図12を参照しながら計測方法を例示的に説明する。図12は、物体OBJをZ軸+方向から見た概略図である。図12において、S1は、図11における測定センサ203の出力値であり、S2は測定センサ204の出力値、S3は測定センサ205の出力値である。出力値S1、S2、S3と、調整量X、Y、θzとの関係は、図12における式(1)、式(2)、式(3)で与えられる。サブμmから数十μmオーダの調整を行う場合、回転量θzは微小であり、tanθz≒θzと近似することができる。式(1)、式(2)、式(3)をまとめると、式(4)のようにマトリクス形式で表現でき、式(4)内の変換マトリクスの逆マトリクスを算出することで、測定センサの出力値S1、S2、S3に対する調整量X、Y、θzを求める式(5)を導出することができる。ここでは、3つの変位センサを用いて調整量を求めているが、調整量を求める方法は、この限りではなく、例えば、2つの変位センサでXとYを測定し、回転量θzに関してはエンコーダを用いて測定することもできる。
図13には、第2実施形態の支持装置10が示されている。第2実施形態として言及しない事項は、第1実施形態に従いうる。第2実施形態では、入力量測定センサ301を用いて、各支持機構11における入力部1107の移動量(図10に示したd1、d2、d3に相当)が測定される。測定の際には、入力部1107にセンサターゲット302を設置して測定を行うことができるが、この限りではなく、他の方法によって測定が行われてもよい。また、調整対象である物体OBJに対して、測定センサ303、304、305を設置し、これらを用いてX方向、Y方向、θz方向の移動量を測定することができる。測定センサとしては、例えば、レーザ変位計、干渉計、静電容量センサなどを用いることができるが、この限りではない。
図14には、第3実施形態の支持装置10が示されている。第3実施形態として言及しない事項は、第1又は第2実施形態に従いうる。第3実施形態では、支持装置10は、4つの支持機構11を備えている。また、支持装置10は、例えば、4つ、5つ、6つ、というように更に多くの支持機構11を備えてもよい。これにより、支持装置10の剛性を上げることができる。しかし、支持機構11の個数が増えると、調整を必要とする可動部の個数が増えるので、調整を行うために要する時間が増加し、作業効率が悪化する。支持装置10の剛性を優先させるか、調整時間を優先させるかは、支持装置10に要求される仕様に応じて選択する必要がある。
以上の実施形態によれば、物体を変形させることなく該物体の位置および回転を調整するために有利な技術が提供される。
以下、上記の支持装置10が組み込まれた投影光学系および露光装置について説明する。図15は、半導体デバイスまたは表示装置など物品を製造する製造工程で使用される露光装置401の模式図である。露光装置401は、露光光を生じさせる光源装置402、原版403を保持し駆動する原版駆動機構404、および、投影光学系405、基板406を保持した駆動する基板駆動機構407を備えうる。光源装置402より生じた露光光は所定の光束に形成された後、原版403上のパターンを照明する。照明された原版403のパターンは、投影光学系405によって基板406上の感光材に転写される。原版403のパターンが転写されつた感光材は、現像処理を経て物理的なパターンに変換される。
投影光学系405は、図15の鉛直方向(Z軸方向)から進行する光路410を水平方向(Y軸方向)に折り曲げる第1反射面408aと水平方向(Y軸方向)に出た光路を垂直方向(Z軸方向)に折り曲げる第2反射面408bを持つ光学素子408を有する。また、投影光学系405は、凹面鏡409、凸面鏡411を有し、それぞれ光路410で示されるように、原版403からの光を凹面鏡409、凸面鏡411、凹面鏡409の順で反射する。第1反射面408aと原版駆動機構404の間には、Z軸方向に並んだ2枚の光学部材500が設けられうる。第2反射面408bと基板駆動機構407の間には、Z軸方向に並んだ2枚の光学部材501が設けられうる。
近年、露光装置に求められる光学性能が向上している。その結果、露光装置には光学性能の向上の為に非球面レンズが用いられる。しかし、非球面レンズは軸外である為、高い位置決め精度が求められる。そこで、支持装置10は、特に非球面レンズを支持するために使用されうる。もちろん、支持装置10は、他の光学素子を支持するために使用されてもよい。
半導体デバイスなどの製造では、一般に、複数の原版403を用いることによって複数のパターンが基板406上に重ねて形成される。この際、露光光の影響などによって原版403や基板406が伸縮し、基板406上のパターンと原版403のパターンとの間に誤差が生じることがある。このような誤差が生じている場合、基板406上に複数のパターンを重ねて形成していくと、複数のパターン間で重ね合わせ誤差が生じてしまう。そこで、光学部材500と光学部材501には、基板407上のパターンと原版403のパターンとの間の誤差を補正する機能が配置されうる。また、露光装置401は、原版403のパターンと基板406のパターンとの位置ずれ量(ディストーション)、および、投影光学系405の非点収差を計測する計測系502を備えうる。
計測系502は、例えば、基板406上に形成されたマークと、当該マークに重ね合わせる原版403上のマークとを、投影光学系405を通して同時に計測する。これにより、基板406に形成されたパターンに対する原版403のパターンの位置ずれ量(ディストーション)を計測することができる。また、計測系502は、基板駆動機構407によって基板405をZ軸方向に駆動させながら、基板406上のマークあるいは基板駆動機構407の基板ステージ(不図示)に配置されたマーク(不図示)と、原版403上のマークとの画像コントラストを計測しうる。これにより、投影光学系405の非点収差を計測することができる。
図16は、図15中の光学部材500の拡大図である。光学部材500は光学素子500aと光学素子500bの二つの光学素子で構成され、光学素子500aは搭載台13に搭載されうる。また、搭載台13は支持機構11により位置決めされうる。光学素子500aを支持機構11および搭載台13に設置することで、光学素子500bとの相対位置を高精度に調整し位置決めすることができる。光学素子500aの調整目標値は、計測系502による計測結果から取得することができる。最終的な投影光学系405の光学性能(投影倍率や非点収差)が目標性能になるように光学素子501aがX軸、Y軸方向における位置X、YおよびZ軸の周りにおける回転θzに関して調整されうる。また、支持機構11は高剛性である為、光学素子501aの振動による位置変化を抑制し、光学性能の劣化を防ぐことが可能となる。
光学部材500および光学素子501をそれぞれ構成する光学素子の枚数は2枚に限定されず、他の枚数であってもよい。また、調整を行う対象の光学素子も1枚には限らず、複数枚であってもよい。
以下、上記の露光装置を用いて物品を製造する物品製造方法について説明する。物品製造方法は、感光材が塗布された基板を上記の露光装置によって露光する露光工程と、該露光工程を経た該基板の該感光材を現像する現像工程と、を含み、該現像工程を経た該基板から物品を製造する。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
10:支持装置、11:支持機構、12:搭載物、13:搭載台、OBJ:物体、1101:第1弾性ヒンジ、1102:第2弾性ヒンジ、1103:可動部、1104:第1平行板バネ機構、1105:固定部、1106:第2平行板バネ機構、1107:入力部、1108:送りネジ、1110:ネジ受け部、1115:中間体

Claims (16)

  1. 物体を支持する支持装置であって、
    前記物体の互いに異なる箇所をそれぞれ支持する少なくとも3つの支持機構を備え、
    前記少なくとも3つの支持機構の各々は、第1方向に自由度を有するように第1平行板バネ機構によって支持された可動部と、前記可動部に対して第2平行板バネ機構を介して接続された入力部と、前記入力部の位置を調整する送りネジと、中間体と、前記物体と前記中間体とを連結する第1弾性ヒンジと、前記中間体と前記可動部とを連結する第2弾性ヒンジとを含み、
    前記第2平行板バネ機構の剛性は、前記第1平行板バネ機構の剛性より低い、
    ことを特徴とする支持装置。
  2. 前記送りネジの回転は、前記第1方向への前記入力部の移動に変換される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の支持装置。
  3. 前記送りネジは、ネジ受け部によって支持された差動ネジである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の支持装置。
  4. 前記少なくとも支持機構の各々において、前記第1弾性ヒンジおよび前記第2弾性ヒンジは、前記第1方向に直交する第2方向に互いにずれた位置に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の支持装置。
  5. 前記可動部は、前記入力部を挟み込むように配置された第1対向部および第2対向部と、前記第1対向部と前記第2対向部とを相互に連結する連結部とを含み、
    前記第1平行板バネ機構は、前記第1対向部を支持する平行板バネと、前記第2対向部を支持する平行板バネとを含み、
    前記第2平行板バネ機構は、前記第1対向部と前記入力部とを連結する平行板バネと、前記第2対向部と前記入力部とを連結する平行板バネとを含む、
    ことを特徴とする請求項4に記載の支持装置。
  6. 前記送りネジをロックするロック機構を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の支持装置。
  7. 前記少なくとも3つの支持機構は、前記第1方向が互いに異なる2つの支持機構を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の支持装置。
  8. 前記少なくとも3つの支持機構は、前記第1方向が互いに異なる、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の支持装置。
  9. 前記少なくとも3つの支持機構のそれぞれにおける前記第1弾性ヒンジと前記第2弾性ヒンジとを結ぶ直線の延長線は、一点では交わらない、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の支持装置。
  10. 前記物体が光学素子を含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の支持装置。
  11. 請求項10に記載の支持装置を備えることを特徴とする投影光学系。
  12. 原版を駆動する原版駆動機構と、基板を駆動する基板駆動機構と、前記原版のパターンを前記基板に投影するように配置された請求項11に記載の投影光学系を備えることを特徴とする露光装置。
  13. 物品製造方法であって、
    感光材が塗布された基板を請求項12に記載の露光装置によって露光する露光工程と、
    前記露光工程を経た前記基板の前記感光材を現像する現像工程と、を含み、
    前記現像工程を経た前記基板から物品を製造することを特徴とする物品製造方法。
  14. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の支持装置を調整する調整方法であって、
    前記物体の目標位置に基づいて、前記少なくとも3つの支持機構の各々の前記入力部に与える駆動量を決定する駆動量決定工程と、
    前記駆動量決定工程で決定された駆動量を前記少なくとも3つの支持機構の各々の前記入力部に与えることにより前記物体を移動させる移動工程と、
    前記移動工程によって移動させた前記物体の位置を測定する測定工程と、
    前記駆動量決定工程で決定された駆動量と前記測定工程で測定された前記物体の位置とに基づいて、前記物体の目標位置から前記少なくとも3つの支持機構の各々の前記入力部に与えるべき駆動量を決定するための計算式を決定する計算式決定工程と、
    を含むことを特徴とする調整方法。
  15. 前記駆動量決定工程では、前記物体の目標位置に基づいて、前記少なくとも3つの支持機構の各々の前記入力部に与える前記駆動量を計算によって決定する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の調整方法。
  16. 前記測定工程で測定された前記物体の位置と前記駆動量決定工程で用いた前記物体の目標位置との差を前記物体の目標位置として前記計算式に与えることによって前記少なくとも3つの支持機構の各々の前記入力部に与えるべき駆動量を決定する第2駆動量決定工程と、
    前記第2駆動量決定工程で決定された駆動量を前記少なくとも3つの支持機構の各々の前記入力部に与えることにより前記物体を移動させる第2移動工程と、
    前記第2移動工程によって移動させた前記物体の位置を測定する第2測定工程と、
    前記第2駆動量決定工程で決定された駆動量と前記第2測定工程で測定された前記物体の位置とに基づいて、前記物体の目標位置から前記少なくとも3つの支持機構の各々の前記入力部に与えるべき駆動量を決定するための第2計算式を決定する第2計算式決定工程と、
    を更に含むことを特徴とする請求項14に記載の調整方法。
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