JP2021066330A - ドローン、及び包囲体 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、電気ショックにより鳥を追い払うことができるドローン、及びドローン本体に装着する付属体の提供を目的とした。【解決手段】本発明のドローン1は、ドローン本体10と、ドローン本体10を覆うように設けられる包囲体20とを有し、包囲体20が、ドローン本体10の側方を取り囲むように設けられ、ドローン本体10に取り付けられる枠体22と、導電可能な素材により構成される複数の導電体24とを備え、複数の導電体24には、極性がプラスとされたもの及び極性がマイナスとされたものの双方が含まれている。【選択図】図1

Description

本発明はドローン(無人航空機)に関する。
近年、ドローン(無人航空機)が、空撮、インフラ設備の点検や地形の測量、農薬の散布、不審車の追跡、荷物の搬送、徘廻者の捜索、各種情報の収集など、幅広く利用されつつある。
ところで、ドローンは空を飛ぶ鳥などと活動範囲を同一とするため、ドローンを利用して鳥を忌避する試みがある。例えば、特許文献1に記載の鳥獣類威嚇用ドローンは、指向性のある威嚇音を遠方まで到達させる特徴をもったスピーカーをドローンに搭載し、自然に近い猛禽類の威嚇音や爆発音などの効果音を発して、鳥類の飛来や動物の出没を防ぐための対策装置システムを提供するものである。
また、特許文献2のように、ドローン飛行時の鳥に対する問題に対応するための技術として、ドローン用鳥類防除プロペラが開示されている。特許文献1のドローン用鳥類防除プロペラは、ドローンを操作することで、閃光や眼状紋を鳥類への威嚇手段として用い、鳥類による攻撃を防除し、鳥類を駆除することが可能となるとされている。
特開2019−62743号公報 実用新案登録第3218480号公報
しかしながら、音声による威嚇は、鳥類が音声に慣れてしまい、忌避効果を維持できないという問題があった。また、閃光や眼状紋を利用する威嚇では、ドローンの飛行は日中とは限らず、また、シールの乱反射により鳥類を威嚇して追い払うことには限界がある。そのため、特許文献1および特許文献2の技術では、鳥類の忌避効果が十分であるとは言えなかった。
そこで本発明は、鳥類に対する十分な忌避効果を有する電気ショックにより、鳥を追い払うことができるドローン、及びドローン本体に装着する付属体の提供を目的とした。
(1)上述の課題を解決するため提供される本発明のドローンは、ドローン本体と、ドローン本体に取り付けられる付属体とを有し、前記付属体が、導電可能な素材により構成される複数の導電体とを備え、複数の前記導電体には、極性がプラスとされたもの及び極性がマイナスとされたものの双方が含まれていることを特徴とする。
本発明のドローンによれば、飛行中にドローン本体が鳥と接触あるいは接近した場合に、鳥を追い払うことができる。具体的に説明すると、本発明のドローンでは、飛行中に鳥が接近して極性がプラスとされた導電体と極性がマイナスとされた導電体とに接触することで、鳥の体内に電流が流れて感電させる。これにより、本発明のドローンは、鳥を追い払うことができる。そして、強い電気ショックを受けた鳥は、導電体を有するドローンが危険なものであると認識し、以後、同様の外観を有するドローンに近づかなくなる。
(2)前記したドローンにおいて、前記付属体は、前記ドローン本体を覆うように設けられる包囲体を形成し、前記包囲体が、前記ドローン本体の側方を取り囲むように設けられ、前記導電体を取り付けられる前記ドローン本体に取り付けられる枠体とを備えていてもよい。
上述の構成によれば、包囲体がドローン本体を覆うため、飛行中に鳥がドローン接近した場合に導電体とに接触することで、鳥の体内に電流が流れて感電させるとともに、ドローン本体を保護することができる。
(3)本発明のドローンは、前記導電体が、棒状あるいは線状の部材とされており、複数の前記導電体が、枠体に対して、絶縁された状態で所定の間隔で柵状あるいは格子状に配列されているものであるとよい。
上述の構成によれば、包囲体を構成する部材が空気抵抗を受けにくくなるため、ドローン本体の揚力への影響を極力少なくすることができる。また、包囲体への風などによる影響を低減させ、ドローン本体の飛行に影響を及ぼすことを抑制することができる。
(4)本発明のドローンは、複数の前記導電体が、前記枠体に対して格子状に設けられており、前記導電体が交差する部分には、絶縁体が設けられていることが望ましい。
上述の構成によれば、導電体同士の接触を回避しつつ、導電体を格子状に配列させることができる。
(5)本発明のドローンは、前記導電体が、前記ドローン本体に設けられたバッテリから給電可能であるものであるとよい。
上述の構成によれば、導電体に給電する電源を別途設けることを要さず、導電体に通電させることができる。
(6)本発明の包囲体は、上述したいずれかのドローンに用いられるものである。
本発明の包囲体によれば、飛行中にドローン本体が鳥と接触あるいは接近した場合に、鳥を追い払うことができる。具体的に説明すると、本発明の包囲体では、ドローン本体の飛行中に鳥が接近して導電体と接触すると、鳥は強い電気ショックを受ける。これにより、本発明の包囲体を有するドローンは、鳥を追い払うことができる。
(7)本発明のドローンにおいて、前記複数の導電体は、少なくとも一対の導電体対を形成し 各対の前記導電体対の前記導電体は、それぞれ、極性がプラスとされたもの及び極性がマイナスとされたものから構成されてもよい。
上述の構成によれば、飛行中にドローン本体が鳥と接触あるいは接近した場合に、鳥を追い払うことができる。具体的に説明すると、本発明のドローンでは、一対の導電体が、極性がプラスとされた導電体と極性がマイナスとされた導電体とから構成されており、飛行中に鳥が接近した場合に、一対の導電体接触することで、鳥の体内に電流が流れて感電させる。これにより、本発明のドローンは、鳥を追い払うことができる。そして、強い電気ショックを受けた鳥は、導電体を有するドローンが危険なものであると認識し、以後、同様の外観を有するドローンに近づかなくなる。
(8)本発明のドローンにおいて、各導電体対は、概略直線状に延在し、かつ、延在方向に伸縮可能に形成されている
上述の構成によれば、ドローン本体に接近してきた鳥に対して、導電体対が伸長して接触し鳥の体内に電流が流れて感電させる。これにより、本発明のドローンは、鳥を追い払うことができる。そして、強い電気ショックを受けた鳥は、導電体を有するドローンが危険なものであると認識し、以後、同様の外観を有するドローンに近づかなくなる。
本発明によれば、飛行中の鳥との接触を抑制して、鳥を追い払うことができるドローン、及びドローン本体に装着する付属体を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るドローンを示す斜視図である。 図1のドローンのドローン本体及び包囲体を示す分解斜視図である。 図1のドローンを示す平面図である。 図1のドローンを示す正面図である。 図1のドローンの包囲体を示す平面図である。 図1のドローンの絶縁体を示す斜視図である。 図1のドローンの包囲体の他の例を示す平面図である。(a)は第2の例、(b)は第3の例を示している。 図1のドローンの包囲体の他の例を示す平面図である。(a)は第4の例、(b)は第5の例を示している。 本発明の第2の実施形態に係るドローンのドローン本体及び載置体を示す分解斜視図である。
先ず、本発明の第1の実施形態に係るドローン1について詳細に説明する。
図1は、ドローン1を示す斜視図である。図1に示すとおり、ドローン1は、ドローン本体10と、ドローン1に取り付けられる付属体である包囲体20とを備えている。ドローン1は、包囲体20がドローン本体10を上方から覆うように設けられた構成とされている。また、図1に示すとおり、包囲体20は、ドローン本体10の側方及び上方を取り囲むように設けられている。
なお、以下のドローン1の説明において、ドローン本体10の前後方向(正面側と背面側とが向かい合う方向)を、単に「縦方向X」と記載して説明する場合がある。また、平面視において、縦方向Xと交差する方向(ドローン本体10の横方向)を、単に「横方向Y」と記載して説明する場合がある。
ドローン本体10は、複数のプロペラ16を回転させることで、揚力を発生させつつ飛行する無人航空機、いわゆるマルチコプターである。図2に示すとおり、ドローン本体10は、機体12、アーム14、プロペラ16、モータ(図示を省略)、スタンド部18、及びバッテリ(図示を省略)を備えている。
図2に示すとおり、アーム14は、機体12から水平方向に放射状に張り出すように形成されている。また、ドローン本体10には、複数(本実施形態では4つ)のアーム14が設けられており、各アーム14の先端にはプロペラ16が取り付けられている。プロペラ16は、アーム14の先端に設けられたモータ(図示を省略)から回転動力が伝達されて旋回する。機体12には、プロペラ16等の駆動源であるバッテリ(図示を省略)が設けられている。なお、ドローン本体10の機体12には、カメラや通信部、LEDライト等の機器(図示を省略)が搭載されている。
スタンド部18は、ドローン本体10が接地する際の脚として設けられている。図2に示すとおり、ドローン本体10には、2つの(一対の)スタンド部18が設けられている。スタンド部18は、機体12から下方へ延びるように設けられている。
図2に示すとおり、本実施形態のドローン本体10では、各プロペラ16がアーム14の上方側に設けられている。なお、本発明のドローンに係るドローン本体は、アームの下方側にプロペラが設けられたものであってもよい。
また、本発明のドローンに係るドローン本体は、プロペラが4つ設けられたものに限定されず、プロペラは2つ設けられたものであってもよいし、4以上のプロペラを備えるものであってもよい。
次いで、包囲体20について説明する。図1に示すとおり、包囲体20は、枠体22と、複数(本実施形態では6本)の導電体24と、複数(本実施形態では9つ)の絶縁体28と、連結部30とを備えている。
図2に示すとおり、包囲体20は、ドローン本体10を取り囲むようなフレームとして設けられた枠体22に対して、複数の導電体24が電気的に絶縁された状態で取付けられており、図2に示すような籠状の外観をなしている。また、枠体22は、導電体24と絶縁されていれば、導体であってもよいし、絶縁体であってもよい。
図3に示すとおり、枠体22は、平面視において、略矩形の形状をなしている。また、枠体22は、環状に形成されたフレーム部材とされている。図3に示すとおり、枠体22は、ドローン本体10の側方を取り囲む大きさを備えている。
図3に示すとおり、包囲体20がドローン本体10に取り付けられた状態では、ドローン本体10は、プロペラ16が旋回する領域(旋回領域R1)が包囲体20の内側に収容された状態となる。
図1に示すとおり、連結部30は、包囲体20の横梁(横材)をなすように、枠体22に取付けられている。図4に示すとおり、連結部30は、ドローン本体10の機体12に対して取り付けられている。言い方を換えれば、包囲体20は、連結部30を介してドローン本体10と連結されている。
なお、本発明のドローンは、包囲体が機体に対して連結されるものであってもよいし、アームやスタンド部など他の部分に連結されるものであってもよい。また、包囲体20は、ドローン本体10に対して着脱可能な構成としてもよい。
導電体24は、鳥に電気ショックを与えて追い払うために設けられている。導電体24には、図示を省略した高圧給電装置、いわゆる電気ショック電源が設けられている。高圧給電装置は、ドローン本体10のバッテリに給電線を介して接続されており、バッテリから電気の供給を受け、導電体24に高電圧の電気を給電する。
高圧給電装置は、導電体24に高電圧の電気を給電できればどのような構成であってもよく、例えば、高圧給電装置の電極から延びる電線と、当該電線と導電体24とを接続するためのクリップのような接続機構とを有していてもよい。各導電体24は、高圧給電装置のプラス電極またはマイナス電極に接続されており、導電体24間には、高圧給電装置から高圧の直流パルス電圧が印可される。
図2に示すとおり、本実施形態の導電体24は、ステンレス製の棒状部材を屈曲させたものとされている。本実施形態のドローン1では、導電体24としてステンレス製のものを採用することにより、導電性の確保や軽量性の実現等に加え、錆や腐食に対する耐性を向上させている。
なお、導電体24は、本実施形態のように棒状部材を湾曲させて形成したものであってもよいし、ワイヤー状のものであってもよい。また、導電体24は、ステンレス素線などの金属素線を編組加工したものであってもよい。さらに、導電体24の素材は、ステンレスに限定されず、導電性を有するものであればよい。また、導電体24は、断面視において円形の形状を備える丸棒状のものとしてもよいし、楕円形の断面形状を備えるもの、角棒状のもの、板状のもの等、種々選択することができる。
図3に示すとおり、本実施形態の包囲体20には、6本の導電体24が設けられている。より具体的に説明すると、図3に示すとおり、包囲体20には、縦方向Xに延びるように設けられた3本の導電体24として、導電体25a,25b,25cが並列に設けられている。また、包囲体20には、横方向Yに延びるように設けられた3本の導電体24として、導電体26a,26b,26cが並列に設けられている。包囲体20は、縦方向Xに延びる導電体24と、横方向Yに延びる導電体24とが、交差して格子状に配列されている。
なお、以下の説明において、縦方向Xに延びるように設けられた導電体24(導電体25a,25b,26b)を総称して、「導電体25」と記載して説明する場合がある。また、横方向Yに延びるように設けられた導電体24(導電体26a,26b,26c)を総称して、「導電体26」と記載して説明する場合がある。
導電体24に流される直流電流の電圧は、例えば、無負荷状態で8000Vに設定されている。6本の導電体24のうち、一部の導電体24は高圧給電装置のマイナス電極に接続され、他の導電体24は高圧給電装置のプラス電極に接続されている。
より詳細に説明すると、図6に示すとおり、導電体24は、所定の間隔Pで略平行に配列されている。また、並列に配列された導電体24のうち、隣り合う導電体24は、プラス極とマイナス極とが交互となるように配置されている。
例えば、図6に示すとおり、導電体25aはプラス極、導電体25aと隣り合う導電体25bはマイナス極、導電体25bと隣り合う導電体25cはプラス極とされている。このように、本実施形態の包囲体20では、プラス極とマイナス極とが交互となるように、導電体24を並列して設けられている。
図6に示すとおり、縦方向Xに延びる導電体25と、横方向Yに延びる導電体26とが交差する部分には、絶縁体28が設けられている。絶縁体28は、樹脂等の非導電性の素材により形成されている。図6に示すとおり、導電体24は、他の導電体24と交差する部分において絶縁体28に挿通された状態となっている。そのため、ドローン1は、導電体24を交差するように配列させつつ、導電体24同士が接触することを回避することができる。
なお、本実施形態の包囲体20では、無負荷状態で8000Vのパルス電圧とした例を示したが、本発明のドローンはこれに限定されず、電圧は適宜選択可能である。
ドローン1の飛行中に、鳥が飛来して導電体24と接触すると、導電体24からの電流が鳥の身体に流れる。より具体的には、鳥が飛来して、プラス極の導電体24とマイナス極の導電体24とにまたがるように接触すると、導電体24からパルス電流が鳥の身体に流れる。これにより、鳥が電気ショックを受けて飛び去る。このように、ドローン1は、飛行中に鳥が飛来してきた場合に、鳥を追い払うことができる。さらに、一度電気ショックを受けた鳥は、包囲体を有するドローンが危険な存在であると記憶し、それ以降は、包囲体を有するドローンに近づかなくなる。
また、ドローン1は、上述のとおり、導電体24が格子状に配列されており、包囲体20が空気抵抗の少ない籠状の形状とされている。そのため、包囲体20は、ドローン本体10の揚力などの妨げとなることを抑制することができる。これにより、ドローン本体10は、包囲体20に上方から覆われつつも安定して飛行することができる。また、包囲体20への風などの影響を極力少なくすることができる。
なお、本発明のドローンの包囲体は、導電体24が設けられる間隔Pを適宜調整することにより、様々な鳥に対応可能であることが望ましい。例えば、鳩など比較的小型の鳥に対応させようとする場合には、図7(a)に示す包囲体20Aのように、間隔Pが小さくなるように導電体24が設けられることが望ましい。
また、本発明のドローンの包囲体は、縦方向Xに延びる導電体の本数と、横方向に延びる導電体の本数とが、異なるものであってもよい。例えば、図7(b)に示す包囲体20Bのように、縦方向Xに延びる導電体24を5本設け、横方向に延びる導電体24を2本設けてもよい。
さらに、上述の実施形態では、導電体24が交差するように格子状に設けられた例を示したが、本発明のドローンの包囲体はこれに限定されない。例えば、図8(a)に示す包囲体20Cのように、導電体24を縦方向X又は横方向Yに並列に複数配置させ、柵状の外観をなすものであってもよい。
また、上述の実施形態では、並列して配置された導電体24を、プラス極とマイナス極とが交互に配置される例を示したが、本発明のドローンはこれに限定されない。例えば、図8(b)に示す包囲体20Dのように、本発明のドローンは、縦方向Xに延びる導電体24の全てを、プラス極とし、横方向Yに延びる導電体24の全てをマイナス極としてもよい。
また、包囲体の枠体の形状は、包囲体を取り付けようとするドローン本体の形状に合わせて適宜選択可能である。例えば、枠体は、略矩形のほか、楕円形、円形等、適宜選択することができる。
さらに、上述の実施形態では、導電体24を湾曲させて枠体22に取り付けた例を示したが、本発明のドローンはこれに限定されない。例えば、本発明のドローンは、導電体の形状を支持可能な骨組み(フレーム)として枠体を設け、導電体を枠体に支持させてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態に係るドローン2について詳細に説明する。第2の実施形態に係るドローン2は、付属体が包囲体20と異なる点で相違するが、ドローン本体10は同一の構成を有する。
図9に示すとおり、ドローン2は、ドローン本体10と、ドローン本体10に取り付けられる付属体としての載置体120とを備える。載置体120は、円筒状の円筒体122と、円筒体から径方向に延在する複数の導電体124とを備えている。載置体120はドローン本体10のプロペラ16に干渉しないようにドローン本体10の中央に載置されて取り付けられる小円筒体122aと、小円筒体122aの上端に連結される大円筒体122bとを備える。大円筒体122bの側周には、複数の導電体124が径方向に伸縮可能に設けられている。
複数の導電体124は、上下に配置される一対の導電体対を形成する。各導電体対の一方の導電体は高圧給電装置(図示なし)のプラス電極に接続されており、他方の導電体は高圧給電装置のマイナス電極に接続されている。これによち、各導電体対間には、高圧給電装置から高圧の直流パルス電圧が印可される。なお、各導電体対において、両導電体124は、先端を相互に向かい合う状態に折り曲げられている。
また、各導電体対は、延在方向に伸縮可能とされている。図9では、8つの導電体対のうち、一対の導電体対が伸長した形態について図示しているが、伸長した導電体対は、他の導電体対と同等の長さまで収縮可能に構成されている。また、図9において伸長した導電体対以外の他の導電体対も同様の長さに伸長可能に構成されている。
各導電体対は、ドローン本体10に設けられたセンサにより鳥の接近を感知し、鳥の接近してくる方向の導電体対を伸長し、接近してきた鳥に電気ショックを与えることができる。本実施形態のドローン1では、導電体124としてステンレス製のものを採用することにより、導電性の確保や軽量性の実現等に加え、錆や腐食に対する耐性を向上させている。
なお、導電体124は、ドローン10のプロペラ16の外側に先端が届くように伸長するように形成されている。導電体124の伸縮は、伸縮棒のようなスライド構造により形成されている。しかし、導電体124は、他の構造により伸縮可能であってもよい。また、導電体124は、導電体24と同様に、ステンレスに限定されず、導電性を有するものであれば他の材料であってもよい。また、導電体24は、断面視において円形の形状を備える丸棒状のものとしてもよいし、楕円形の断面形状を備えるもの、角棒状のもの、板状のもの等、種々選択することができる。
さらに、第1および第2の実施形態では、ドローン本体10のバッテリから電気を高圧給電装置に供給する構成とした例を示したが、本発明のドローンはこれに限定されない。例えば、本発明のドローンでは、高圧給電装置に給電する電源として、ドローン本体10のバッテリとは別の電力源を設けてもよい。さらに、ドローンは太陽光発電システムを備え、太陽光発電システムで蓄えた電力を高圧給電装置に供給するようにしてもよい。
本発明は、鳥害対策を講じたドローンとして、好適に採用することができる。
1 ドローン
10 ドローン本体
20 包囲体
20A 包囲体
20B 包囲体
20C 包囲体
20D 包囲体
22 枠体
24 導電体
25 導電体
26 導電体
28 絶縁体
120 載置体
124 導電体

Claims (8)

  1. ドローン本体と、
    ドローン本体に取り付けられる付属体とを有し、
    前記付属体が、
    導電可能な素材により構成される複数の導電体とを備え、
    複数の前記導電体には、極性がプラスとされたもの及び極性がマイナスとされたものの双方が含まれている、ドローン。
  2. 前記付属体は、前記ドローン本体を覆うように設けられる包囲体を形成し、
    前記包囲体が、
    前記ドローン本体の側方を取り囲むように設けられ、前記導電体を取り付けられる前記ドローン本体に取り付けられる枠体とを備える、請求項1に記載のドローン。
  3. 前記導電体が、棒状あるいは線状の部材とされており、
    複数の前記導電体が、枠体に対して、絶縁された状態で所定の間隔で柵状あるいは格子状に配列されている、請求項2に記載のドローン。
  4. 複数の前記導電体が、前記枠体に対して格子状に設けられており、
    前記導電体が交差する部分には、絶縁体が設けられている、請求項1〜3に記載のドローン。
  5. 前記導電体が、前記ドローン本体に設けられたバッテリから給電可能である、請求項1〜3のいずれかに記載のドローン。
  6. 請求項1〜5のいずれかのドローンに用いられる、包囲体。
  7. 前記複数の導電体は、少なくとも一対の導電体対を形成し、
    各対の前記導電体対の前記導電体は、それぞれ、極性がプラスとされたもの及び極性がマイナスとされたものからなる、請求項1に記載のドローン。
  8. 各前記導電体対は、概略直線状に延在し、かつ、延在方向に伸縮可能に形成されている、請求項7に記載のドローン。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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