JP2021064714A - 電子制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ケース内部の熱を外部に効率的に放熱できる電子制御装置を提供する。【解決手段】電子制御装置10は、一方の面21にコネクタ及び電子部品13が実装された回路基板20と、この回路基板20を収納しているケースと、を有している。回路基板20の他方の面22には、電子部品13が発する熱をケースの壁部41に伝える伝熱体60が実装されている。伝熱体60と、ケースの壁部41の内面45とは、互いに凹凸状に嵌合している。ケースの壁部41の外面42は、凹凸状である。【選択図】図2
Description
本発明は、樹脂製のケースを有する電子制御装置に関する。
車両に搭載される電子制御装置では、防水機能や防塵機能を確保するために、回路基板が封止されている。このような電子制御装置に関する従来技術として特許文献1に開示される技術がある。
特許文献1の電子制御装置は、発熱部品を含む電子部品及びコネクタが実装された回路基板と、この回路基板が収納されている箱状のケースと、このケースの内部に充填されており回路基板及び電子部品を封止している封止部材と、から構成されている。
発熱部品が実装された回路基板は、ケースに収納されている。さらに、この回路基板は、ケース内部に充填された封止部材により封止されている。そのため、防水機能や防塵機能は高い。一方、発熱部品から発生した熱は、封止部材を介して、ケースから外部へ放熱されることとなる。ケース内部の熱を外部に効率的に放熱できることが望ましい。
本発明は、ケース内部の熱を外部に効率的に放熱できる電子制御装置の提供を課題とする。
請求項1による発明によれば、一方の面にコネクタ及び電子部品が実装された回路基板と、この回路基板を収納しているケースと、を有する電子制御装置において、
前記回路基板の他方の面には、前記電子部品が発する熱を前記ケースの壁部に伝える伝熱体が実装されており、
この伝熱体と、前記ケースの前記壁部の内面とは、互いに凹凸状に嵌合しており、
前記ケースの前記壁部の外面は、凹凸状である、ことを特徴とする電子制御装置が提供される。
前記回路基板の他方の面には、前記電子部品が発する熱を前記ケースの壁部に伝える伝熱体が実装されており、
この伝熱体と、前記ケースの前記壁部の内面とは、互いに凹凸状に嵌合しており、
前記ケースの前記壁部の外面は、凹凸状である、ことを特徴とする電子制御装置が提供される。
請求項1では、電子制御装置の回路基板の一方の面には、コネクタ及び電子部品が実装されており、他方の面には、電子部品が発する熱をケースの壁部に伝える伝熱体が実装されている。伝熱体と、ケースの壁部の内面とは、互いに凹凸状に嵌合している。各々が平面同士である場合と比較すると、伝熱体とケースの壁部とが互いに接触する面積が大きくなる。そのため、電子部品から伝熱体に伝わった熱は、ケースの壁部に伝わりやすくなる。
さらに、ケースの壁部の外面は、凹凸状である。平面である場合と比較すると、熱を外部に放熱するための放熱面積が大きくなる。そのため、ケース壁部に伝わった熱は、外部へ放熱しやすくなる。
加えて、上記の通り、ケースの壁部の内面及び外面は凹凸状である。ケースの壁部の曲げ剛性が高まる。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
<実施例>
<実施例1>
図1(a)に示された実施例による電子制御装置10は、例えば、車両に搭載され、コネクタ11を介して外部の機器と電気的に接続し、外部機器を制御する装置である。
<実施例1>
図1(a)に示された実施例による電子制御装置10は、例えば、車両に搭載され、コネクタ11を介して外部の機器と電気的に接続し、外部機器を制御する装置である。
図1(a)及び図2(a)を参照する。電子制御装置10は、コネクタ11が実装された回路基板20と、この回路基板20を収納しているケース30と、を有している。ケース30は、例えば、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT樹脂)により形成されている。ケース30は、箱状であって、回路基板20の挿入口である開口31を有している。ケース30の内部は、開口31から充填された封止部材12により埋められている。
ケース30は、外面42に凹凸が形成された第1の板部41と、開口31側を除いて第1の板部41の周縁から下方に延びている周壁部32と、第1の板部41と対向している第2の板部33と、からなる。
周壁部32は、一対の側壁部34、34と、開口31と反対側の奥壁部35と、からなる。側壁部34の内面34aには、それぞれ、回路基板20を支持している支持部36が設けられている。
第1の板部41の外面42には、回路基板20の挿入方向に延びている溝状の凹部43と、互いに隣り合う凹部43同士の間の凸部44と、が形成されている。なお、第1の板部41の外面42は、車両の被取付面51に対する取付面52である。
凹部43及び凸部44は、第1の板部41の外面42の一端42aから他端43aに亘り形成されている。なお、凹部43及び凸部44は、電子部品13を実装する箇所に応じて形成してもよい。
回路基板20のなかの、コネクタ11が実装されている実装面21(一方の面)には、発熱量の多い複数の電子部品13が実装されている。回路基板20のなかの、実装面21の反対面22(他方の面)には、電子部品13から発生する熱が伝わる伝熱体60が実装されている。伝熱体60はアルミニウム製の平板状である。電子部品13と伝熱体60とは、回路基板20を挟み込んでいる。即ち、回路基板20の厚み方向について、電子部品13と伝熱体60とは重なっている。
図2(b)を参照する。第1の板部41に対して当接する伝熱体60の当接面61には、回路基板20の挿入方向に延びている溝状の凹部62と、互いに隣り合う凹部62同士の間の凸部63と、が形成されている。
当接面61が当接する第1の板部41の内面45には、伝熱体60の凹部62と嵌合している凸部46と、伝熱体60の凸部63と嵌合している凹部47と、が形成されている。即ち、伝熱体60と、第2の板部33とは、互いに凹凸状に嵌合している。
実施例1の効果について説明する。
図2(a)、図2(b)を参照する。伝熱体60の当接面61には、凹部62及び凸部63が形成されている。第1の板部41の内面45には、凹部47及び凸部46が形成されている。伝熱体60と、第1の板部41の内面とは、互いに凹凸状に嵌合している。
各々が平面同士である場合と比較すると、伝熱体60と第1の板部41とが互いに接触する面積が大きくなる。そのため、電子部品13から伝熱体60に伝わった熱は、第1の板部41に伝わりやすくなる。
さらに、第1の板部41の外面42には、凹部43及び凸部44が形成されている。平面である場合と比較すると、熱を外部に放熱するための放熱面積が大きくなる。そのため、第2の板部33に伝わった熱は、外部に放熱しやすくなる。上記の通り、第1の板部41の内面及び外面42は凹凸状である。第2の板部33の曲げ剛性が高まる。
第1の板部41の外面42は、被取付面51に取り付けられる取付面52でもある。そのため、第2の板部33の外面42に形成された凹部43は、被取付面51によって塞がれる。ただし、凹部43と被取付面51に囲まれた領域内において、電子部品13の熱が伝わって加熱された凹部43の底部43aの温度と、被取付面51の温度とは、温度差がある。そのため、凹部43内で空気が対流することにより、凹部43に熱がこもりにくくなり、凹部43内の熱は外部に放熱されやすい。
<実施例2>
図3には、実施例2による電子制御装置10Aが示されている。実施例1の電子制御装置10と共通する構成については、実施例1と同一の符号を付すると共に説明は省略する。
図3には、実施例2による電子制御装置10Aが示されている。実施例1の電子制御装置10と共通する構成については、実施例1と同一の符号を付すると共に説明は省略する。
第1の板部41Aは、コネクタ11側(図1参照)の平板部48と、奥壁部35側の傾斜部49と、からなる。平板部48は、回路基板20に対して平行である。傾斜部49は、奥壁部35に向かうに連れて、回路基板20に近づくように傾斜している。即ち、奥壁部35側に向かうに連れて、傾斜部49と回路基板20との間隔は狭まっていく。
伝熱体60Aは、コネクタ11側から奥壁部35側に向かうに連れて、厚みが薄くなっている。伝熱体60Aのなかの、回路基板20に当接している面を当接面61Aとする。当接面61Aは、奥壁部35側に向かうに連れて、下り傾斜となっている。下り傾斜の傾斜角と、傾斜部49の傾斜角は等しい。
実施例2は、実施例1の効果に加えて、下記の効果を有する。
電子制御装置10Aを製造する工程において、回路基板20は、ケース30の奥壁部35に向かって挿入されることにより、ケース30に収納される。このケース30は傾斜部49を有している。回路基板20に実装された伝熱体60Aは、傾斜部49の内面49aに当接可能な当接面61Aを有している。回路基板を挿入するに連れて、伝熱体60Aと傾斜部49の間隔は狭まる。そのため、伝熱体60の当接面61Aは、傾斜部49の内面49aに対して密着する。電子部品13が発した熱を、伝熱体60を介して、ケース30の傾斜部49に確実に伝えることができる。放熱効果がさらに高まる。
尚、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例に限定されるものではない。
本発明の電子制御装置は、車両に好適である。
10…電子制御装置
11…コネクタ
20…回路基板
21…実装面(一方の面)
22…反対面(他方の面)
30…ケース
40…伝熱体
41…第1の板部(壁部)
42…外面
45…内面
60…伝熱体
11…コネクタ
20…回路基板
21…実装面(一方の面)
22…反対面(他方の面)
30…ケース
40…伝熱体
41…第1の板部(壁部)
42…外面
45…内面
60…伝熱体
Claims (1)
- 一方の面にコネクタ及び電子部品が実装された回路基板と、この回路基板を収納しているケースと、を有する電子制御装置において、
前記回路基板の他方の面には、前記電子部品が発する熱を前記ケースの壁部に伝える伝熱体が実装されており、
この伝熱体と、前記ケースの前記壁部の内面とは、互いに凹凸状に嵌合しており、
前記ケースの前記壁部の外面は、凹凸状である、ことを特徴とする電子制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019188815A JP2021064714A (ja) | 2019-10-15 | 2019-10-15 | 電子制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019188815A JP2021064714A (ja) | 2019-10-15 | 2019-10-15 | 電子制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021064714A true JP2021064714A (ja) | 2021-04-22 |
Family
ID=75488164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019188815A Pending JP2021064714A (ja) | 2019-10-15 | 2019-10-15 | 電子制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021064714A (ja) |
-
2019
- 2019-10-15 JP JP2019188815A patent/JP2021064714A/ja active Pending
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