JP2021064518A - 中継コネクタ、及び、該中継コネクタに使用されるコネクタ - Google Patents

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Tatsuya Miura
達也 三浦
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Abstract

【課題】顧客の多彩な分岐態様の要求に対応した中継コネクタを提供する。【解決手段】第1の嵌合方向に沿って1個又は2個の第1のコネクタを嵌合させることができる第1の嵌合部、及び、第2の嵌合方向に沿って1個乃至3個のいずれかの個数の第2のコネクタを嵌合させることができる第2の嵌合部を有する略筒状の中継ハウジングと、中継ハウジングの内部に設けられ、第1の嵌合方向と交差する第1の交差方向に沿って相隣り合って配置された第1の嵌合方向に沿って延在する2個の中継接続部を第1の嵌合部の側に有し、且つ、第2の嵌合方向と交差する第2の交差方向に沿って相隣り合って配置された第2の嵌合方向に沿って延在する3個の中継接続部を第2の嵌合部の側に有する中継端子とを備える。第1の交差方向において中継ハウジングの周壁の対向側に、中継ハウジングを互いに連結するための連結手段や、被取付部材に取り付けるための取付手段が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、中継コネクタ、特に、嵌合口に複数のコネクタを嵌合させることができる中継コネクタと、該コネクタ使用されるコネクタに関する。
コネクタ同士を接続させるために中継コネクタが広く一般に使用されている。しかしながら、一般的な中継コネクタは、それぞれを単独で使用することができるだけのものであって、顧客の多彩な分岐態様の要求に対応したものではない。
中継コネクタは広く一般に使用されておりよく知られているため、省略する。
本発明の目的は、上記欠点を解消した中継コネクタ、及び、該中継コネクタに使用されるコネクタを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様による中継コネクタは、第1の嵌合方向に沿って1個又は2個の第1のコネクタを嵌合させることができる第1の嵌合部、及び、第2の嵌合方向に沿って1個乃至3個のいずれかの個数の第2のコネクタを嵌合させることができる第2の嵌合部を有する略筒状の中継ハウジングと、前記中継ハウジングの内部に設けられ、前記第1の嵌合方向と交差する第1の交差方向に沿って相隣り合って配置された前記第1の嵌合方向に沿って延在する2個の中継接続部を前記第1の嵌合部の側に有し、且つ、前記第2の嵌合方向と交差する第2の交差方向に沿って相隣り合って配置された前記第2の嵌合方向に沿って延在する3個の中継接続部を前記第2の嵌合部の側に有する中継端子と、を備え、前記第1の交差方向において前記第1の嵌合部を挟んで対向配置された前記中継ハウジングの周壁の少なくとも一方の対向側に、及び/又は、前記第2の交差方向において前記第2の嵌合部を挟んで対向配置された前記中継ハウジングの周壁の少なくとも一方の対向側に、前記中継ハウジングを互いに連結するための連結手段が設けられており、及び/又は、前記第1の交差方向において前記第1の嵌合部を挟んで対向配置された前記中継ハウジングの周壁の少なくとも一方の対向側に、及び/又は、前記第2の交差方向において前記第2の嵌合部を挟んで対向配置された前記中継ハウジングの周壁の少なくとも一方の対向側に、前記中継コネクタを被取付部材に取り付けるための取付手段が設けられていることを特徴として有し、また、該中継コネクタに使用されるコネクタを特徴として有する。
尚、前記中継コネクタは全体として略直方形状を有していてもよい。
この態様の中継コネクタによれば、複数の中継コネクタを連結させて使用することができ、コネクタのコネクタ接続部と接続される複数の中継接続部をこの連結方向に沿って一列に配列することができる。また、連結された複数の中継端子、又は、連結されていない中継端子を、被取付部材に取り付けることにより、複数の中継端子を、例えば行列状に配置することもできる。更に、中継コネクタの嵌合部に設ける中継接続部の数を2個又は3個とすることにより、「2」と「3」の組み合わせによって、「2個」又は「3個」以上のあらゆる数の中継接続部を提供することができる。
この結果、この中継コネクタによれば、様々な使用態様に対応することができ、顧客の多彩な分岐態様の要求に柔軟に対応することができる。更に、中継コネクタは必要な数だけ準備すれば足りるため、安価な方法で要求に対応することができる。
上記態様の中継コネクタにおいて、前記被取付部材はレール部材であって、該レール部材を利用して、前記第1の交差方向、及び/又は、前記第2の交差方向に沿って、前記レール部材に対して立設させることができるように構成されているのが好ましい。
前記連結手段は、前記レール部材が延びる方向に沿って、又は、前記第1の嵌合方向及び/又は前記第2の嵌合方向に沿って溝状に形成されており、前記取付手段は、前記レール部材が延びる方向に沿って溝状に形成されていてもよい。
また、前記第1の嵌合方向に沿って延在する2個の中継接続部は、前記第1のコネクタを前記第1の嵌合部に嵌合させたときに、前記第1のコネクタに設けた第1の端子の1個又は2個のコネクタ接続部とそれぞれ接続され、前記第2の嵌合方向に沿って延在する3個の中継接続部は、前記第2のコネクタを前記第2の嵌合部に嵌合させたときに、前記第2のコネクタに設けた第2の端子の1個乃至3個のいずれか数のコネクタ接続部とそれぞれ接続されるものであってもよい。
また、上記態様の中継コネクタにおいて、前記第1のコネクタに設けた第1の端子は、1本のケーブルと1対1対応にて電気的に接続される1個の前記コネクタ接続部を有するものであってもよい。
また、前記第1のコネクタに設けた第1の端子は、2本のケーブルのそれぞれと1対1対応にて電気的に接続される2個の前記コネクタ接続部を有するものであってもよい。
前記第1のコネクタに設けた第1の端子は、1本のケーブルと1対2対応にて双方が電気的に接続されるように分岐された2個の前記コネクタ接続部を有するものであってもよい。
更に、上記態様の中継コネクタにおいて、前記第2のコネクタに設けた第2の端子は、1本のケーブルと1対1対応にてそれぞれ電気的に接続される1個又は2個の前記コネクタ接続部を有するのが好ましい。
前記第2のコネクタに設けた第2の端子は、3本のケーブルのそれぞれと1対1対応にて電気的に接続される3個の前記コネクタ接続部を有するものであってもよい。
更にまた、上記態様の中継コネクタにおいて、前記第1のコネクタを前記第1の嵌合部に嵌合させたときに前記第1の嵌合部にてロックされる第1の被ロック部が前記第1のコネクタに設けられており、前記第1の被ロック部をロックする第1のロック部が前記第1の嵌合部の対応位置に設けられていてもよく、前記第1のロック部は、前記第1のコネクタにおける少なくとも2個の前記第1の被ロック部を同時にロックすることができるように構成されているのが好ましい。
前記第1の被ロック部は、前記第1のコネクタの第1のコネクタハウジングの外壁であって、前記第1のコネクタを前記第1の嵌合部に嵌合させたときに2個の前記コネクタ接続部の前記第1の交差方向における中央付近に設けられていてもよい。

また、上記態様の中継コネクタにおいて、前記第1の被ロック部は、前記第1のコネクタを前記第1の嵌合部に嵌合させたときに前記第1の嵌合部の内壁に向って付勢される1個又は複数個の第1の凸状部であり、前記第1のロック部は、前記第1のコネクタを前記第1の嵌合部に嵌合させたときに前記第1の凸状部が嵌る1個又は複数個の第1の凹状部であってもよい。
また、上記態様の中継コネクタにおいて、前記第2のコネクタを前記第2の嵌合部に嵌合させたときに前記第2の嵌合部にてロックされる第2の被ロック部が前記第2のコネクタに設けられており、前記第2の被ロック部をロックする第2のロック部が前記第2の嵌合部の対応位置に設けられており、前記第2のロック部は、前記第2のコネクタにおける少なくとも2個の前記第2の被ロック部を同時にロックすることができ、且つ、前記第2のコネクタにおける1個の前記第2の被ロック部をロックすることができるように構成されているのが好ましい。
前記第2の被ロック部は、前記2のコネクタを構成する第2のコネクタハウジングの外壁であって、前記第2のコネクタを前記第2の嵌合部に嵌合させたときに3個の前記コネクタ接続部の前記第2の交差方向における中央付近に設けられていてもよい。
また、上記態様の中継コネクタにおいて、前記第2の被ロック部は、前記第1のコネクタを前記第2の嵌合部に嵌合させたときに前記第2の嵌合部の内壁に向って付勢される1個又は複数個の第2の凸状部であり、前記第2のロック部は、前記第2のコネクタを前記第2の嵌合部に嵌合させたときに前記第2の凸状部が嵌る1個または複数個の第2の凹状部であってもよい。
更に、上記態様の中継コネクタにおいて、前記第2の嵌合部の嵌合口付近に、フィンガープロテクトが設けられているのが好ましい。
また、上記態様の中継コネクタにおいて、前記第1の嵌合部の嵌合口と前記第2の嵌合部の嵌合口は、前記第1の嵌合方向及び前記第2の嵌合方向に沿って対向して配置されていてもよい。
また、上記態様の中継コネクタにおいて、前記中継端子は、実質的に同じ厚みを有する一枚の金属板から形成されており、前記第1の嵌合方向に沿って延在する2個の中継接続部と、前記第2の嵌合方向に沿って延在する3個の中継接続部は、それらの中央よりも前記第1の嵌合部の側に寄った位置で、前記第1の交差方向及び前記第2の交差方向に沿って延びる連結部によって連結されているのが好ましい。
また、上記態様の中継コネクタにおいて、前記中継ハウジングの周壁に、前記第1のコネクタを前記第1の嵌合部に嵌合させたときに前記中継端子と接続された前記第1の端子に対するアクセスを可能とする第1の窓、及び/又は、前記第2のコネクタを前記第2の嵌合部に嵌合させたときに前記中継端子と接続された前記第2の端子に対するアクセスを可能とする第2の窓が設けられているのが好ましい。
本発明によれば、様々な使用態様に対応することができ、顧客の多彩な分岐態様の要求に柔軟に対応することができる中継コネクタが提供される。また、中継コネクタは必要な数だけ準備すれば足りるため、安価な方法で要求に対応することができる。
本発明の好適な一つの実施形態による中継コネクタの一使用態様を示す図である。 図1の一方の側の側面図である。 図1の他方の側の側面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1の一部分解斜視図である。 中継コネクタの向きを変えた、図5と同様の一部分解斜視図である。 第1のコネクタ及び第2のコネクタの双方のコネクタとして使用することができるコネクタの一例を示す分解斜視図である。 図3のB−B線断面図である。 第2コネクタとしてのみ使用することができるコネクタの一例を示す分解斜視図であって、図7のコネクタを3個連結させたもの。 第2コネクタとしてのみ使用することができるコネクタの一例を示す分解斜視図であって、被ロック手段を1個のみ有する。 第1のコネクタとしてのみ使用することができるコネクタの一例を示す分解斜視図であって、コネクタ端子60Dが、分岐された2個のコネクタ接続部を有する。 図1等に示した中継コネクタとコネクタを用いて実現することができる、電流の分岐態様の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための例示的な実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施形態で説明する寸法、材料、形状及び構成要素の相対的な位置等は任意であり、本発明が適用される装置の構成又は様々な条件に応じて変更できる。また、特別な記載がない限り、本発明の範囲は、以下に具体的に記載された実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の好適な一つの実施形態による中継コネクタの一使用態様を示す図、図2、図3は、その側面図、図4は、図1のA−A線断面図、図5は、図1の一部分解斜視図である。以下の記載からも明らかように、使用態様は無限に存在するため、図1等に示した使用態様は単なる例示にすぎない。尚、以下の記載及び図面の記載において、「A」等の文字は、部材を区別するために必要な場合にのみ用いる。
図1等に示した中継コネクタ1A乃至1Cは、全て同じ形状及び大きさを有する。中継コネクタ1A乃至1Cは、「β」方向に沿って互いに一列に連結させた状態で使用することができ、また、DINレールのようなレール部材7に取り付けて、レール部材7に対して「β」方向に沿って立設させた状態で使用することもできる。勿論、必ずしも互いに連結させる必要はなく、各々単独で使用することもできる。また、必ずしもレール部材7に取り付けて使用する必要はなく、レール部材7に取り付けずに、単に連結させた状態で使用することもできる。連結個数は3個に限らず、2個又は4個以上とすることができる。レール部材7を利用した場合には、1個又は連結された複数個の中継コネクタを、「β」方向と直交する「γ」方向において互いに相隣り合わせた状態で配置することができる。言い換えれば、レール部材7の延出方向「γ」を「行」とし、連結方向「α」を「列」として、行列状に配置することもできる。この点で図1の例は、3行×1列の配置を示している。
中継コネクタ1A乃至1Cは、実施形態に示すように、それぞれ、全体として略直方形状を有し、各々が、樹脂部材から成る中継ハウジング10と、中継ハウジング10の内部に設けた中継端子40を含む。
中継ハウジング10は、略筒状に形成されており、嵌合方向「α」に沿う対向位置にそれぞれ、第1の嵌合部11と第2の嵌合部21を有する。第1の嵌合部11に対しては、第1の嵌合部11の嵌合口11aを通じて、第1の嵌合方向「α1」に沿って、1個又は2個のコネクタを嵌合させることができ、一方、第2の嵌合部21に対しては、第2の嵌合部21の嵌合口21aを通じて、第2の嵌合方向「α2」に沿って、1個乃至3個のいずれかの個数のコネクタを嵌合させることができる。感電防止のため、第2の嵌合部21の嵌合口21a付近には、フィンガープロテクト24が設けるのが好ましい。
便宜上、本明細書では、第1の嵌合部11に嵌合させることができる上記のコネクタを「第1のコネクタ」と呼び、一方、第2の嵌合部21に嵌合させることができる上記のコネクタを「第2のコネクタ」と呼んで区別する。第1のコネクタには、例えば、2種類のコネクタ5A、5Dが含まれ、一方、第2のコネクタには、例えば、3種類のコネクタ5A、5B、5Cが含まれる。第1の嵌合部11の第1の嵌合口11aと、第2の嵌合部21の第2の嵌合口21aは、第1の嵌合方向「α1」及び第2の嵌合方向「α2」に沿って対向して配置されている。特に図示しないが、変形態様として、嵌合口11aと嵌合口21bを、互いに異なる側に向け、第1の嵌合方向「α1」と第2の嵌合方向「α2」を、互いに交差させてもよい。
中継ハウジング10の周壁30は、例えば「β」方向において第1の嵌合部11を挟んで対向配置された一対の外壁30a、30bと、例えば「γ」方向において第2の嵌合部21を挟んで対向配置された一対の外壁30c、30dを含む。
中継コネクタ1A、1Bそれぞれの一対の外壁30a、30bに、中継ハウジング10を互いに連結させるための連結手段31が設けられている。各連結手段31は、レール部材7が延びる方向「γ」に沿って蟻溝状に形成された、凸部31aと凹部31bの組み合わせから成る。これらの凸部31a及び凹部31bは、外壁30aと外壁30bとの間で相補関係を成し、従って、外壁30aと外壁30bの組み合わせだけでなく、外壁30a同士の組み合わせによって、また、外壁30b同士の組み合わせによって、互いに連結させることができる。例えば、図5と同様の図6の一部分解斜視図に示すように、中継コネクタ1Bについて、外壁30aと30bを入れ替えた状態とした場合でも、中継コネクタ1A乃至1Cを連結させることができる。これらの中継コネクタ1A乃至1Cは全て、凸部と凹部を組み合わせるように中継ハウジング10を互いに関して「γ」方向に沿ってスライドさせることによって連結させることができる。
中継コネクタ1Cの一方の外壁30bに、中継ハウジング10をレール部材7に取り付けるための取付手段33が設けられている。取付手段33は、連結手段31と同様に中継ハウジング10それ自体に設けてもよいが、この実施形態に示すように、中継ハウジング10と別体で設けてもよい。別体で設けた取付手段33は、中継ハウジング10の外壁30a、30bに設けた連結手段31の凸部31aと凹部31bを利用して、中継ハウジング10に後付けすることができる。取付手段33の一方の面には、連結手段31の凸部31a及び凹部31bに対応する、凸部34a及び凹部34bが設けられている。取付手段33の凸部34a及び凹部34bと、連結手段31の凸部31a及び凹部31bを互いに組み合わせることにより、外壁30aと外壁30bの組み合わせと同様に、取付手段33を、その一方の面において、外壁30a又は外壁30bと連結させ、中継ハウジング10に後付けすることができる。外壁30a又は外壁30bと連結させた一方の面とは反対側の取付手段33の他方の面側には、レール部材7に取り付けるための一対の溝33aが設けられている。これらの溝33aは、レール部材7が延びる方向「γ」に沿って設けられており、レール部材7に形成された外方に張り出した一対の張出部7aをそれらの外側から挟み込むように挟持して、1個の中継ハウジング10を、又は、「β」方向に連結された複数の中継ハウジング10A乃至10Cを、レール部材7に対して立設させた状態で取り付けることができる。
主として図4を参照して、中継端子40の構成を説明する。中継端子40は、実質的に同じ厚みを有する一枚の金属板を打ち抜くことによって形成されている。中継端子40は、その「α−β」面において、第1のコネクタの嵌合方向である第1の嵌合方向「α1」に沿って延在する2個の中継接続部41a、41bと、第2のコネクタの嵌合方向である第2の嵌合方向「α2」に沿って延在する3個の中継接続部43a、43b、43cと、それらを連結する連結部42を含む。中継端子40は、第1の嵌合口11aを通じて第1の嵌合部11の側から第2の嵌合部21の側へ、第1の嵌合方向「α1」に沿って中継ハウジング10に挿通され、連結部42の両端に設けた突部42aを利用してそこに圧入固定される。中継ハウジング10に固定されたときに、2個の中継接続部41a、41bは、第1の嵌合方向「α1」と交差する第1の交差方向「β1」に沿って相隣り合った状態で、第1の嵌合部11の側に配置され、一方、3個の中継接続部43a、43b、43cは、第2の嵌合方向「α2」と交差する第2の交差方向「β2」に沿って相隣り合った状態で、第2の嵌合部21の側に配置される。図1等に示す実施形態では、これら第1の交差方向「β1」と第2の交差方向「β2」は、中継コネクタ1A乃至1Cの連結方向「β」に沿っている。従って、中継コネクタ1A乃至1Cを連結させることにより、第1の嵌合部11の側においては、中継接続部41a、41bに更に、他の中継接続部が加わることにより、第1の交差方向「β1(β)」に沿って、計3個以上の中継接続部を一列に相隣り合って配置することができ、一方、第2の嵌合部21の側においては、中継接続部43a、43b、43cに更に、他の中継接続部が加わることにより、第2の交差方向「β2(β)」に沿って、計4個以上の中継接続部を一列に相隣り合って配置することができる。尚、上に説明した変形態様のように、第1の嵌合方向「α1」と第2の嵌合方向「α2」を、互いに交差させるように設けた場合には、第1の交差方向(β1)と第2の交差方向(β2)は、必ずしも同じ方向「β」に沿うものとはならず、それぞれ異なる方向に沿うものとなる(図示していない)。この変形態様においても、第1の嵌合部11の側においては、第1の交差方向「β1」に沿って、3個以上の中継接続部を一列に相隣り合って配置することができ、一方、第2の嵌合部21の側においては、第2の交差方向「β2」に沿って、4個以上の中継接続部を一列に相隣り合って配置することができる。2個以上の複数の中継コネクタから成る集合体を提供することにより、コネクタを接続させることができる中継接続部41、43の数は、「2個」と「3個」との組み合わせにより、「2個」又は「3個」以上のあらゆる数のものとすることもできる。従って、本実施形態の中継コネクタは、様々な使用態様に対応することができる。
連結部42は、第1及び第2の交差方向「β」に沿って延びている。連結部42による中継接続部41a、41bと中継接続部43a、43b、43cの連結位置は、それらの中央よりも、第1の嵌合部(11)の側、即ち、中継接続部41a、41bの側に寄った位置とされている。中継接続部41a、41bの数は、中継接続部43a乃至43cの数より少ないことから、中継接続部41a、41bのそれぞれの幅と、中継接続部43a乃至43cのそれぞれの幅が同じ場合、中継接続部41a、41bには、中継接続部43a乃至43cに流れる電流よりもより大きな電流が流れることになる。連結位置を、第1の嵌合部11の側、言い換えれば、中継接続部41a、41bの側に寄った位置とすることによって、中継接続部41a、41bに流れる距離、即ち、大電流が流れる距離をより短くして、熱の発生を減らすことができる。
図7に、図1等に示したコネクタ5Aの分解斜視図を示す。図7の(a)は、コネクタ5Aを前側から見た斜視図、(b)は、それを後側から見た斜視図である。コネクタ5Aは、「第1のコネクタ」及び「第2のコネクタ」の双方のコネクタとして使用することができ、コネクタハウジング50Aと、コネクタハウジング50Aに固定されるコネクタ端子60Aを含む。
コネクタハウジング50Aは、略直方形状の本体51Aと、嵌合側に向って本体51Aよりも先細且つ段状に形成された略直方形状の被嵌合部52Aを有する。
被嵌合部52Aの嵌合側の端部には、中継コネクタ1に設けた中継端子40の中継接続部41a等の挿入を許容する端子口52Aaが設けられている。
被嵌合部52Aの一の外壁に、被嵌合部52Aと本体51Aの双方に亘って嵌合方向「α」に沿って延在する被ロック手段55Aが設けられている。被ロック手段55Aは、一端にて被嵌合部52Aに支持され、且つ、嵌合方向「α」に沿って本体51Aに達する両持ち梁状の弾性片56Aを含む。弾性片56Aの嵌合方向「α」における中間位置に、凸状部56Aa(第1又は第2の被ロック部)が設けられている。コネクタ5Aを第1の嵌合部11に嵌合させたとき、凸状部56Aaは、弾性片56Aの弾性を利用して、第1の嵌合部11の内壁11b(後述する図8参照)に向って付勢される。
図2によく示されるように、弾性片56Aに設けた凸状部56Aaに対応して、中継ハウジング10の対応位置に、更に詳細には、中継ハウジング10の周壁、特に、外壁30cに、凹状に形成され且つ「β」方向に所定の長さを有する、例えば貫通穴(第1のロック部)16が設けられている。コネクタ5Aを中継ハウジング10の第1の嵌合部11に嵌合させたとき、コネクタ5Aに設けた凸状部56Aaが貫通穴16に嵌り、コネクタ5Aの嵌合状態がロックされる。貫通穴16は、2個の凸状部56Aaを一度に嵌めることができる長さを「β」方向に沿って有しており、従って、2個の凸状部56Aaを一度にロックすることができる。
コネクタ端子60Aは、中空部62A(図4等参照)を有する略箱状のコネクタ接続部61Aを含む。コネクタ接続部61Aは、細ケーブル3の一端に結線され、1本の細ケーブル3と1対1対応にて電気的に接続される。コネクタ接続部61Aは、コネクタハウジング50Aの内部に、第1の嵌合方向「α1」に沿って挿入、設置され、ランス64Aを利用してそこに固定される。
図8に、図3のB−B線断面図を示す。図8によく示されるように、コネクタ接続部61Aの嵌合側の端部には、中継端子40の中継接続部41a、41b、及び、中継接続部43a乃至43cが挿入され得る端子口61Aaが、中空部62Aと連通した状態で設けられている。中空部62Aには、中空部62Aの内部に向って端子口61Aaから折り返された弾性接触片63Aが設けられており、端子口61Aaを挟んで対抗側に位置する片の端部にはランス64Aが設けられている。コネクタハウジング50Aにコネクタ端子60Aが挿入されたときに、ランス64Aは、コネクタハウジング50Aの被ロック手段55Aの底側に設けたランス係止部58Aに係止され、コネクタハウジング50Aからのコネクタ端子60Aの抜けを防止する。端子口61Aaを通じて挿入された中継端子40の中継接続部41b等は、弾性接触片63Aと弾性接触し、電気的に接続される。中継接続部41b等とコネクタ接続部61Aとの間の電気的接続を確認するため、中継ハウジング10の周壁、特に、外壁30dに、プローブ(図示されていない)を挿入することができる窓15(第1の窓)が設けられている。窓15を通じて、中継端子40と接続されたコネクタ端子60Aに対するプローブのアクセスを可能とし、電気的な接続を確認することができる。
図9に、図1等に示したコネクタ5Bの分解斜視図を図7と同様の方法で示す。コネクタ5Bは、コネクタ5Aを「β」方向に沿って3個連結させたものに相当し、コネクタ5Aと異なり、「第2のコネクタ」としてのみ使用することができる。
コネクタ5Bは、1個のコネクタハウジング50Bと、コネクタハウジング50Bに固定される3個のコネクタ端子60B−1、60B−2、60B−3を含む。これらの各コネクタ端子60B−1、60B−2、60B−3は、それぞれ、コネクタ5Aのコネクタ端子60A(図7参照)と全く同じものであって、コネクタ接続部61Aと同様の方法で、3本の細ケーブル3のそれぞれと、1対1対応にて電気的に接続される。コネクタ5Bの基本構成はこのようにコネクタ5Aと全く同じであるため、ここでは詳細には説明しない。特に説明しない事項については、コネクタ5Aと同様に考えてよい。
図2によく示されるように、弾性片56Bに設けた凸状部56Baに対応して、中継ハウジング10の対応位置、更に詳細には、中継ハウジング10の周壁、特に、外壁30cに、凹状に形成され且つ「β」方向において各々が比較的小さな長さを有するように設定された、複数の貫通穴(第2のロック部)26、例えば、図示実施例では3個の貫通穴(第2のロック部)26a乃至26cが「β」方向に沿って設けられている。中央に位置する貫通孔26bは、両端に位置する貫通孔26a、26cよりも「β」方向において幅広に形成されており、両端に位置する貫通孔26a、26cは、互いに略同じ長さに設定されている。コネクタ5Bを中継ハウジング10の第2の嵌合部21に嵌合させたとき、コネクタ5Bに設けた3個の凸状部56Baが各々、これらの貫通穴26にそれぞれ嵌り、これにより、コネクタ5Bの嵌合状態がロックされる。貫通穴26は複数に分割されているものの、3個の凸状部56Baを一度に嵌めるために十分な長さをそれら全体として「β」方向に沿って有しており、従って、3個の凸状部56Baを一度にロックすることができる。
図8によく示されるように、コネクタ接続部61B−1、61B−2、61B−3それぞれの嵌合側の端部には、中継端子40の中継接続部43a乃至43cが挿入され得る端子口61Baが、中空部62Bと連通した状態で設けられている。端子口61Baを通じて挿入された、中継端子40の中継接続部43c等は、弾性接触片63Bと弾性接触し、電気的に接続される。この結果、第1の嵌合部11の側から嵌合させた第1のコネクタである、例えば、コネクタ5Aと、第2の嵌合部21の側から嵌合させた第2のコネクタである、例えば、コネクタ5Bとを、中継端子40を通じて電気的に接続させることができる。中継接続部43c等とコネクタ接続部61B−1、61B−2、61B−3との間の電気的接続を確認するため、中継ハウジング10の外壁30dに、窓15と同様の窓(第2の窓)25が設けられており、この窓25を通じて、検査用のプローブ(図示されていない)を挿入することができるようになっている。
尚、特に図示しないが、コネクタ5Bと同様に、コネクタ5Aを「β」方向に沿って2個連結してコネクタ5B’(図示されていない)としてもよい。このコネクタ5B’は、コネクタ5Aと同様に、「第1のコネクタ」及び「第2のコネクタ」の双方のコネクタとして使用することができる。
図10に、図1等に示したコネクタ5Cの分解斜視図を図7と同様の方法で示す。コネクタ5Cは、コネクタ5Bと同様に、コネクタ5Aを「β」方向に沿って3個連結させたものに相当し、「第2のコネクタ」としてのみ使用することができる。
コネクタ5Cは、1個のコネクタハウジング50Cと、コネクタハウジング50Cに固定される3個のコネクタ端子60C−1、60C−2、60C−3を含む。これらのコネクタ端子60C−1、60C−2、60C−3にそれぞれ設けた3個のコネクタ接続部61C−1、61C−2、61C−3は、コネクタ接続部61A、61B−1、61B−2、61B−3と同様の方法で、3本の細ケーブル3のそれぞれと、1対1対応にて電気的に接続される。各コネクタ端子60C−1、60C−2、60C−3は、コネクタ5Aのコネクタ端子60A(図7参照)や、コネクタ5Bのコネクタハウジング60B−1、60B−2、60B−3(図9参照)と全く同じものであるが、これらを保持するコネクタ5Cのコネクタハウジング50Cの構成は、コネクタ5Aのコネクタハウジング50Aやコネクタ5Bのコネクタハウジング50Bと、主として以下に説明する点で相違する。
コネクタハウジング50Cは、略直方形状の1個の本体51Cと、嵌合側に向って本体51Cよりも先細に形成され、且つ、先端側にて分岐された3個の略直方形状の被嵌合部52C−1、52C−2、52C−3を有する。
分岐されたこれら3個の被嵌合部52C−1、52C−2、52C−3の一の外壁に、本体51Cと被嵌合部52C−1、52C−2、52C−3の双方に亘って嵌合方向「α」に沿って延在する被ロック手段55Cが1個設けられている。被ロック手段55Cは、一端にて、これら被嵌合部52C−1、52C−2、52C−3によって支持され、且つ、嵌合方向「α」に沿って本体51Cに達する片持ち梁状の弾性片56Cを含む。弾性片56Cの嵌合方向「α」における中間位置には、凸状部56Ca(第2の被ロック部)が設けられている。凸状部56Caは、第2の交差方向「β」においては、コネクタハウジング50Cの中央付近に、更に詳細には、第2の交差方向「β」において中央に位置する被嵌合部52C−2とその両側に位置する被嵌合部52C−1、52C−3のそれぞれの一部とに跨った状態で、言い換えれば、被嵌合部52C−1、52C−2、52C−3のそれぞれに対応して挿入、設置される3個のコネクタ接続部61C−1、61C−2、61C−3の第2の交差方向「β」における中央付近に設けられている。コネクタ5Cを第2の嵌合部21に嵌合させたとき、凸状部56Caは、弾性片56Cの弾性を利用して、第1の嵌合部11の内壁21b(図8参照)に向って付勢される。この結果、凸状部56Caは、コネクタ5Aの凸状部56Aa及びコネクタ5Bの凸状部56Baと同様に、中継ハウジング10の外壁30cに設けた中央にある幅広の貫通穴(第2のロック部)26bに嵌り、これにより、コネクタ5Cの嵌合状態をロックすることができる。このように、貫通穴26は、第2のコネクタ、即ち、コネクタ5A乃至5Cの全ての凸状部56Aa、56Ba、56Caについて兼用することができる。
図11に、図1等に示したコネクタ5Dの分解斜視図を図7と同様の方法で示す。コネクタ5Dは、コネクタ5Aを「β」方向に沿って2個連結させたものに相当し、コネクタ5Aないし5Cと異なり、「第1のコネクタ」としてのみ使用することができる。
コネクタ5Dは、1個のコネクタハウジング50Dと、コネクタハウジング50Dに固定される1個のコネクタ端子60Dを含む。以下、コネクタ5A等との主な相違のみ説明する。特に説明しない事項については、コネクタ5A等と同様に考えてよい
コネクタ端子60Dは、全体としては1個のものであるが、先端にて分岐された2個のコネクタ接続部61D−1、61D−2を有する。これら2個のコネクタ接続部61D−1、61D−2は共に、太ケーブル4の一端に結線されている。つまり、コネクタ接続部61D−1、61D−2は、1本の太ケーブル4と1対2対応にて接続されている。コネクタ接続部61D−1、61D−2が2個設けられているため、コネクタ接続部61Aが1個しか設けられていないコネクタ端子60Aに比して、コネクタ端子60Dには、より多くの電流を流すことができる。このため、コネクタ端子60Dで使用される太ケーブル4は、コネクタ端子60Aで使用する細ケーブル3よりも太線のものが利用可能となっている。
コネクタハウジング50Dは、略直方形状の1個の本体51Dと、嵌合側に向って本体51Dよりも先細に形成され、且つ、コネクタ接続部61D−1、61D−2がそれぞれ挿入、設置される被嵌合部52D−1、52D−2を有する。被嵌合部52D−1、52D−2は、コネクタ接続部61D−1、61D−2に対応して、先端側にて分岐された状態で設けてある。
分岐されたこれら2個の被嵌合部52D−1、52D−2の一の外壁に、本体51Dと被嵌合部52D−1、52D−2の双方に亘って嵌合方向「α」に沿って延在する被ロック手段55Dが1個設けられている。被ロック手段55Dは、一端にて、これら被嵌合部52D−1、52D−2によって支持され、且つ、嵌合方向「α」に沿って本体51Dに達する片持ち梁状の弾性片56Dを含む。弾性片56Dの嵌合方向「α」における中間位置には、凸状部56Da(第1の被ロック部)が設けられている。この凸状部56Daは、第2の交差方向「β」においては、コネクタハウジング50Dの中央付近に、更に詳細には、第2の交差方向「β」において被嵌合部52D−1、52D−2の双方に跨った状態で、言い換えれば、分岐された2個のコネクタ接続部61D−1、61D−2の第2の交差方向「β」における中央付近に設けられている。コネクタ5Dを第2の嵌合部21に嵌合させたとき、凸状部56Daは、弾性片56Dの弾性を利用して、第1の嵌合部11の内壁21b(図8参照)に向って付勢される。この結果、凸状部56Daは、コネクタ5Aの凸状部56Aaと同様に、中継ハウジング10の外壁30cに設けた貫通穴(第1のロック部)16に嵌り、これにより、コネクタ5Dの嵌合状態をロックすることができる。このように、貫通穴16は、第1のコネクタ、即ち、コネクタ5A、5Dの凸状部56Aa、56Daについて兼用することができる。
図2乃至図4を参照して、中継コネクタ1A乃至1Cに対するコネクタ5A乃至5Dの接続態様を説明する。第1の嵌合部11には、中継ハウジング10の一端に設けた嵌合口11aを通じて、例えば、1個若しくは2個のコネクタ5Aを、又は、1個のコネクタ5Bを、第1の嵌合方向「α1」に沿って嵌合させることができる。言い換えれば、中継端子40に設けた2個の中継接続部41a、41bには、図7に示したコネクタ5Aに設けたコネクタ端子60Aの1個又は2個のコネクタ接続部61Aや、図10に示したコネクタ5Dに設けたコネクタ端子60Dのコネクタ接続部61D−1、61D−2をそれぞれ接続することができる。一方、第2の嵌合部21には、中継ハウジング10の他端に設けた嵌合口21aを通じて、例えば、1個乃至3個のいずれかの個数のコネクタ5Aを、又は、1個のコネクタ5Bを、又は、1個のコネクタ5Cを、第2の嵌合方向「α2」に沿って嵌合させることができる。言い換えれば、中継端子40に設けた3個の中継接続部43a乃至43cには、図7に示したコネクタ5Aに設けたコネクタ端子60Aの1個乃至3個のいずかの数のコネクタ接続部61Aや、図8に示したコネクタ5Bに設けたコネクタ端子60B−1、60B−2、60B−3のコネクタ接続部61B−1、61B−2、61B−3や、図9に示したコネクタ5Cに設けたコネクタ端子60C−1、60C−2、60C−3のコネクタ接続部61C−1、61C−2、61C−3をそれぞれ接続することができる。更に、第1の嵌合部11及び第2の嵌合部21には、それぞれ、コネクタ5A、5Bの変形例である上述したコネクタ5B’(図示されていない)を嵌合等させることもできる。
最後に、図12を参照して、中継コネクタ1A乃至1Cとコネクタ5A乃至5Cを用いて実現することができる、電流の分岐態様の一例を説明する。理解を容易にするため、図12には、ケーブル3、4と中継コネクタ1だけを示している。明らかなように、本構成を用いれば、例えば、(a)に示すような、1対3分岐、(b)に示すような、1対2分岐、(c)に示すような、1対4分岐、(d)に示すような、1対3分岐、又は、2対3分岐、(e)に示すような、1対9分岐、(f)に示すような、1対7分岐等を行うことができる。勿論、ここに示した態様は単なる例示であって、他の無数の分岐態様に適用することが可能である。
尚、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。
例えば、連結手段31同士を取り付けるための、又は、連結手段31に取付手段34を取り付けるための、又は、取付手段34を用いてレール部材7に取り付けるための、それぞれの溝は、中継ハウジング10に所望の態様で設けることができ、例えば、連結の向き等を考慮して、中継ハウジング10の外壁の様々な箇所に、様々な方向で設けることができる。例えば、実施形態に示した凸部と凹部の組み合わせを、レール部材7が延びる方向「γ」ではなく、第1の嵌合方向「α1」や第2の嵌合方向「α2」に沿って設けることもできる。この場合、中継ハウジング10同士は、凸部と凹部を組み合わせるように中継ハウジング10を互いに関して「α1」又は「α2」方向に沿ってスライドさせることにより連結されることになる。更に、これら連結手段31と取付手段33の形状を変更することによって、また、レール部材7の形状を変更することによって、連結手段31と取付手段33を兼用することもできる。更にまた、例えば、連結手段31を一対の外壁に、取付手段33を他の一対の外壁に設ける等してもよい。
また、コネクタを中継ハウジングにロックするために設ける凸状部や凹状の部分は、それぞれの大きさを適当に調整することによって、1個とすることもできるし、2個以上とすることもできる。コネクタを中継ハウジングにロックすることができれば足り、それらの大きさや個数は自由に設定することができる。
以上の説明は、好ましい実施形態に関するものであり、物品を単に代表するものであることを理解すべきである。異なる実施形態の変形及び修正が上述の教示に照らして当業者に容易に明らかになることを認めることができる。従って、例示的実施形態並びに代替的な実施形態は、添付の特許請求の範囲で説明する物品の精神から逸脱することなく行うことができる。
1 中継コネクタ
3 細ケーブル
4 太ケーブル
7 レール部材
10 中継ハウジング
11 第1の嵌合部
11a 嵌合口
15 窓
16 第1のロック部
21 第2の嵌合部
21a 嵌合口
25 窓
26 第2のロック部
30 周壁
30a乃至30d 外壁
31a、31b 連結手段
33 取付手段
34a、34b 連結手段
40 中継端子
41a、41b 中継接続部
42 連結部
43a乃至43c 中継接続部
5A、5D 第1のコネクタ
5A、5B、5C 第2のコネクタ

Claims (22)

  1. 第1の嵌合方向に沿って1個又は2個の第1のコネクタを嵌合させることができる第1の嵌合部、及び、第2の嵌合方向に沿って1個乃至3個のいずれかの個数の第2のコネクタを嵌合させることができる第2の嵌合部を有する略筒状の中継ハウジングと、
    前記中継ハウジングの内部に設けられ、前記第1の嵌合方向と交差する第1の交差方向に沿って相隣り合って配置された前記第1の嵌合方向に沿って延在する2個の中継接続部を前記第1の嵌合部の側に有し、且つ、前記第2の嵌合方向と交差する第2の交差方向に沿って相隣り合って配置された前記第2の嵌合方向に沿って延在する3個の中継接続部を前記第2の嵌合部の側に有する中継端子と、
    を備え、
    前記第1の交差方向において前記第1の嵌合部を挟んで対向配置された前記中継ハウジングの周壁の少なくとも一方の対向側に、及び/又は、前記第2の交差方向において前記第2の嵌合部を挟んで対向配置された前記中継ハウジングの周壁の少なくとも一方の対向側に、前記中継ハウジングを互いに連結するための連結手段が設けられており、
    及び/又は、
    前記第1の交差方向において前記第1の嵌合部を挟んで対向配置された前記中継ハウジングの周壁の少なくとも一方の対向側に、及び/又は、前記第2の交差方向において前記第2の嵌合部を挟んで対向配置された前記中継ハウジングの周壁の少なくとも一方の対向側に、前記中継ハウジングを被取付部材に取り付けるための取付手段が設けられていることを特徴とする中継コネクタ。
  2. 前記被取付部材はレール部材であって、該レール部材を利用して、前記第1の交差方向、及び/又は、前記第2の交差方向に沿って、前記レール部材に対して立設させることができるように構成された、請求項1に記載の中継コネクタ。
  3. 前記連結手段は、前記レール部材が延びる方向に沿って、又は、前記第1の嵌合方向及び/又は前記第2の嵌合方向に沿って溝状に形成されており、
    前記取付手段は、前記レール部材が延びる方向に沿って溝状に形成されている、請求項1又は2に記載の中継コネクタ。
  4. 前記第1の嵌合方向に沿って延在する2個の中継接続部は、前記第1のコネクタを前記第1の嵌合部に嵌合させたときに、前記第1のコネクタに設けた第1の端子の1個又は2個のコネクタ接続部とそれぞれ接続され、
    前記第2の嵌合方向に沿って延在する3個の中継接続部は、前記第2のコネクタを前記第2の嵌合部に嵌合させたときに、前記第2のコネクタに設けた第2の端子の1個乃至3個のいずれか数のコネクタ接続部とそれぞれ接続される、請求項1乃至3のいずれかに記載の中継コネクタ。
  5. 前記第1のコネクタに設けた第1の端子は、1本のケーブルと1対1対応にて電気的に接続される1個の前記コネクタ接続部を有する、請求項4に記載の中継コネクタ。
  6. 前記第1のコネクタに設けた第1の端子は、2本のケーブルのそれぞれと1対1対応にて電気的に接続される2個の前記コネクタ接続部を有する、請求項4に記載の中継コネクタ。
  7. 前記第1のコネクタに設けた第1の端子は、1本のケーブルと1対2対応にて双方が電気的に接続されるように分岐された2個の前記コネクタ接続部を有する、請求項4に記載の中継コネクタ。
  8. 請求項6に記載のそれぞれの前記ケーブルの太さは、請求項7に記載の前記ケーブルの太さよりも小さい、請求項7に記載の中継コネクタ。
  9. 前記第2のコネクタに設けた第2の端子は、1本のケーブルと1対1対応にてそれぞれ電気的に接続される1個又は2個の前記コネクタ接続部を有する、請求項4乃至8のいずれかに記載の中継コネクタ。
  10. 前記第2のコネクタに設けた第2の端子は、3本のケーブルのそれぞれと1対1対応にて電気的に接続される3個の前記コネクタ接続部を有する、請求項4乃至8のいずれかに記載の中継コネクタ。
  11. 前記第1のコネクタを前記第1の嵌合部に嵌合させたときに前記第1の嵌合部にてロックされる第1の被ロック部が前記第1のコネクタに設けられており、
    前記第1の被ロック部をロックする第1のロック部が前記第1の嵌合部の対応位置に設けられており、
    前記第1のロック部は、請求項5乃至7のいずれかに記載の前記第1のコネクタにおける少なくとも2個の前記第1の被ロック部を同時にロックすることができるように構成されている、請求項5乃至8のいずれかに記載の中継コネクタ。
  12. 前記第1の被ロック部は、請求項6又は請求項7に記載の前記第1のコネクタの第1のコネクタハウジングの外壁であって、前記第1のコネクタを前記第1の嵌合部に嵌合させたときに2個の前記コネクタ接続部の前記第1の交差方向における中央付近に設けられている、請求項11に記載の中継コネクタ。
  13. 前記第1の被ロック部は、前記第1のコネクタを前記第1の嵌合部に嵌合させたときに前記第1の嵌合部の内壁に向って付勢される1個又は複数個の第1の凸状部であり、
    前記第1のロック部は、前記第1のコネクタを前記第1の嵌合部に嵌合させたときに前記第1の凸状部が嵌る1個又は複数個の第1の凹状部である、請求項11又は12に記載の中継コネクタ。
  14. 前記第2のコネクタを前記第2の嵌合部に嵌合させたときに前記第2の嵌合部にてロックされる第2の被ロック部が前記第2のコネクタに設けられており、
    前記第2の被ロック部をロックする第2のロック部が前記第2の嵌合部の対応位置に設けられており、
    前記第2のロック部は、請求項9又は10に記載の前記第2のコネクタにおける少なくとも2個の前記第2の被ロック部を同時にロックすることができ、且つ、請求項10に記載の前記第2のコネクタにおける1個の前記第2の被ロック部をロックすることができるように構成されている、請求項9又は10に記載の中継コネクタ。
  15. 前記第2の被ロック部は、請求項10に記載の前記2のコネクタを構成する第2のコネクタハウジングの外壁であって、前記第2のコネクタを前記第2の嵌合部に嵌合させたときに3個の前記コネクタ接続部の前記第2の交差方向における中央付近に設けられている、請求項14に記載の中継コネクタ。
  16. 前記第2の被ロック部は、前記第1のコネクタを前記第2の嵌合部に嵌合させたときに前記第2の嵌合部の内壁に向って付勢される1個又は複数個の第2の凸状部であり、
    前記第2のロック部は、前記第2のコネクタを前記第2の嵌合部に嵌合させたときに前記第2の凸状部が嵌る1個又は複数個の第2の凹状部である、請求項14又は15に記載の中継コネクタ。
  17. 前記第2の嵌合部の嵌合口付近に、フィンガープロテクトが設けられている、請求項1乃至16のいずれかに記載の中継コネクタ。
  18. 前記第1の嵌合部の嵌合口と前記第2の嵌合部の嵌合口は、前記第1の嵌合方向及び前記第2の嵌合方向に沿って対向して配置されている、請求項1乃至17のいずれかに記載の中継コネクタ。
  19. 前記中継端子は、実質的に同じ厚みを有する一枚の金属板から形成されており、
    前記第1の嵌合方向に沿って延在する2個の中継接続部と、前記第2の嵌合方向に沿って延在する3個の中継接続部は、それらの中央よりも前記第1の嵌合部の側に寄った位置で、前記第1の交差方向及び前記第2の交差方向に沿って延びる連結部によって連結されている、請求項18に記載の中継コネクタ。
  20. 前記中継ハウジングの周壁、前記第1のコネクタを前記第1の嵌合部に嵌合させたときに前記中継端子と接続された前記第1の端子に対するアクセスを可能とする第1の窓、及び/又は、前記第2のコネクタを前記第2の嵌合部に嵌合させたときに前記中継端子と接続された前記第2の端子に対するアクセスを可能とする第2の窓が設けられている、請求項1乃至19のいずれかに記載の中継コネクタ。
  21. 前記中継コネクタは全体として略直方形状を有する、請求項1乃至20のいずれかに記載の中継コネクタ。
  22. 請求項1乃至21に記載の中継コネクタに使用される前記第1のコネクタ又は前記第2のコネクタ。
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