JP2021064357A - 自動車販売支援システム、自動車販売支援方法およびプログラム - Google Patents

自動車販売支援システム、自動車販売支援方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】業容の拡大に寄与可能な自動車販売支援システムと方法を提供する。【解決手段】自動車販売支援システムは、属性情報取得手段300,304と、ランク値DB306と、アドバイス情報選択手段302,320,322と、送信手段324と、を備える。属性情報取得手段300,304は、自動車の複数の属性情報を取得する。ランク値DB306は、自動車の複数の属性情報と販売活動の成功の可能性を示すランク値とを対応付けて記憶する。アドバイス情報選択手段302,320,322は、取得した複数の属性情報を用いてランク値DB306を検索して、複数のランク値を取得し、取得した複数のランク値の組み合わせに基づいて、営業活動のアドバイス情報を選択する。送信手段324は、アドバイス情報選択手段302,320,322と、選択したアドバイス情報を送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車販売支援システム、自動車販売支援方法およびプログラムに関する。
販売活動を支援し、販売活動の成功の可能性を高める販売支援システムが提案され、また、利用され始めている。例えば、特許文献1は、ユーザに車検の満了日、各種検査の日付などの案内を通知する顧客管理システムを開示する。
この顧客管理システムは、顧客情報を記憶し、各顧客の車検満了日を判別し、車検の満了日等、各種検査の期日を印刷又は送信する。
特開2019−46218号公報
この顧客管理システムによる車検満了日の通知は、既存の顧客のみを対象とするため、業務の効率化にはある程度寄与できるものの、顧客の拡大に寄与できない。また、この顧客管理システムは、車検・消耗品等の販売には寄与できるが、これら以外の各種商品及びサービスの販売には寄与できない。結局、業容の拡大に寄与できない。
本発明は、上記実情に鑑みて成されたものであり、業容の拡大に寄与可能な自動車販売支援システムと自動車販売支援方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる自動車販売支援システムは、
自動車の複数の属性情報を取得する属性情報取得手段と、
自動車の複数の属性情報と、自動車に関する販売活動の成功の可能性を示すランク値とを対応付けて記憶するランク値データベースと、
前記属性情報取得手段が取得した複数の属性情報を用いて前記ランク値データベースを検索して、複数のランク値を取得し、取得した複数のランク値の組み合わせに対応するアドバイス情報を送信する送信手段と、
を備える。
前記属性情報取得手段は、自動車の登録番号から、該自動車の属性情報を取得してもよい。
例えば、前記属性情報取得手段は、前記自動車に付されたナンバープレートに記載された前記自動車の登録番号を読み取るナンバープレート読取手段と、読み取った登録番号を用いて、登録番号と属性情報とを対応付けて記憶する属性情報データベースから属性情報を取得する手段と、を備える。
例えば、前記属性情報取得手段は、自動車の属性情報が記載されたものからコード化された属性情報を読み取る。
前記送信手段は、例えば、前記属性情報取得手段が取得した属性情報に基づいて仮のアドバイス情報を送信し、自動車販売支援システムは、欠落している属性情報を補完する属性補完情報を受信する手段をさらに備え、前記送信手段は、前記属性情報取得手段が取得した属性情報と受信した属性補完情報とに基づいてアドバイス情報を送信する。
前記自動車販売支援システムは、実際に行われた営業活動の結果を示す情報を受信するフィードバック手段と、受信した営業活動の結果を示す情報に基づいて、前記ランク値データベースに登録されているランク値を更新するランク値更新手段と、をさらに備えてもよい。
前記営業活動は、例えば、新車の販売と、中古車の販売と、部品交換と、消耗品の販売と、車検の販売と、検査の販売と、の2つ以上を含む。
前記自動車の複数の前記属性情報は、例えば、エンジンの排気量の値と、年式と、走行距離と、車検満了日までの残りの期間と、の2つ以上を含む。
前記ランク値データベースに格納されるランク値データは、例えば、自動車の乗り換えに関心を示した人物が管理する車両の属性情報を処理して生成されたものである。
前記自動車販売支援システムは、自動車の乗り換えに関する情報を、通信ネットワークを介して配信する配信手段と、前記配信手段にアクセスしてきた端末装置を介して、アクセスして来た人の管理する車両の属性情報を収集する属性情報収集手段と、属性情報収集手段で収集した属性情報を処理してランク値データを生成するランク値データ生成手段と、を備えてもよい。
前記配信手段は、例えば、乗り換えに関する情報として、自動車の販売情報、自動車のリース情報、乗り換え参考情報のいずれかを含む情報を、ネットワークを介して提供し、さらに、アクセスして来た人の車両の属性を問い合わせる情報を送信し、前記属性情報収集手段は、例えば、応答を受信することにより属性情報を取得する。
前記自動車販売支援システムは、前記ランク値データベースに格納されるランク値データを生成するランク値データ生成手段をさらに備えてもよい。前記ランク値データ生成手段は、例えば、収集した属性情報を処理して、アクセス者の管理する車両の年式別の割合と走行距離別の割合を求める手段と、所属社会における車両の年式別の割合と走行距離別の割合を取得する手段と、アクセス者の管理する車両の年式別の割合と所属社会における車両の年式別の割合との比の値と、アクセス者の管理する車両の走行距離別の割合と所属社会における車両の走行距離別の割合との比の値とをそれぞれ求める手段と、求められた比の値に基づいて、年式別及び走行距離別のランク値を求める手段と、を備える。
前記自動車販売支援システムは、前記ランク値データベースに格納されるランク値データを生成するランク値データ生成手段をさらに備えてもよい。前記ランク値データ生成手段は、例えば、収集した属性情報を処理して、アクセス者の管理する車両の年式別の割合と走行距離別の割合を求める手段と、所属社会における車両の年式別の割合と走行距離別の割合を取得する手段と、アクセス者の管理する車両の年式別の割合と所属社会における車両の年式別の割合との比の値に相当する年式別倍率と、アクセス者の管理する車両の走行距離別の割合と所属社会における車両の走行距離別の割合との比の値に相当する走行距離別倍率とをそれぞれ求め、求めた年式別倍率と走行距離別倍率との積を求める手段と、求めた積をランク値に変換し、ランク値を要素とするマトリクスを求める手段と、を備える。
また、この発明にかかる自動車販売支援システムは、自動車の乗り換えに関する情報を、通信ネットワークを介して配信する配信手段と、前記配信手段にアクセスしてきた端末装置を介して、アクセスして来た人の管理する車両の属性情報を収集する属性情報収集手段と、属性情報収集手段で収集した属性情報を処理して、自動車に関する販売活動の成功の可能性を示すランク値データを生成する生成手段と、を備える。
また、この発明にかかる自動車販売支援方法は、自動車の複数の属性情報と販売活動の成功の可能性を示すランク値とを対応付けて記憶し、営業対象の自動車の複数の属性情報を求め、求めた属性情報に対応する複数のランク値の組み合わせに基づいて、販売活動に関するアドバイス情報を表示して販売活動を支援する。
また、この発明にかかる自動車販売支援方法は、コンピュータが実行する方法であって、自動車の乗り換えに関する情報を受信するためにアクセスしてきた人の管理する車両の属性情報を収集し、収集した属性情報を処理して、自動車に関する販売活動の成功の可能性のランクを示すランク値データを生成する。
また、この発明にかかるプログラムは、コンピュータに、自動車の複数の属性情報と、前記自動車に関する販売活動の成功の可能性を示す複数のランク値とを対応付けて記憶するステップと、営業対象の自動車の複数の属性情報に対応するランク値の組み合わせを求め、求めたランク値の組み合わせに対応するアドバイス情報を表示することにより、販売活動を支援するステップと、を実行させる。
また、この発明にかかるプログラムは、コンピュータに、自動車の乗り換えに関する情報を受信するためにアクセスしてきた人の管理する車両の属性情報を収集するステップと、収集した属性情報を処理して、自動車に関する販売活動の成功の可能性のランクを示すランク値データを生成するステップと、を実行させる。
上記構成の自動車販売支援システムと方法によれば、自動車の属性情報を取得し、この属性情報を用いてランク値データベースを検索して、複数のランク値を取得し、取得した複数のランク値の組み合わせに対応するアドバイス情報を送信する。このアドバイス情報を参照することで、営業活動で成功の可能性を高くでき、業容の拡大に寄与可能となる。
本発明の実施の形態に係る自動車販売支援システムの構成図である。 図1に示す販売支援装置の機能構成図である。 図1に示す販売支援装置を構成するコンピュータのハードウエア構成図である。 図2に示すランク値DBに格納されているランク値テーブルの概略構成を例示する図である。 図4に示すランク値テーブルの各エントリに記憶される情報の詳細構成を例示する図である。 販売支援装置のアドバイス情報DBにおける3つのランク値の組み合わせと、販売担当者から所有者への販売活動の方針に関するアドバイスとの対応付けを例示する図である。 図1に示す属性情報DBに格納されている属性情報を例示する図である。 図1に示すナンバープレート読取装置が実行するナンバー読取処理のフローチャートである。 図2に示す属性情報検索部が実行する属性情報取得処理のフローチャートである。 図1に示す属性情報DBが実行する属性情報検索処理のフローチャートである。 図2に示す走行距離推定部が実行する走行距離推定処理のフローチャートである。 図2に示すランク値検索部が実行するランク値検索処理のフローチャートである。 図2に示すアドバイス情報選択部が実行するアドバイス情報検索処理のフローチャートである。 図2に示すランク値更新部が実行するランク値DB更新処理のフローチャートである。 ナンバープレート読取装置と営業担当者とを対応付けるテーブルの例を示す図である。 (A)と(B)は、それぞれ、図2に示すランク値DBの変形例を示す図である。 (A)実施の形態2において、属性情報DBに格納される情報の一例と、(B)属性補完情報により補完された属性情報DBに格納される情報の例を示す図である。 (A)実施の形態2において、営業端末装置に送信されるアドバイスの一例を示す図、(B)補完対象の属性情報を入力する属性情報入力画面の一例を示す図である。 実施の形態4に係る整備用端末装置の構成例を示すハードウエア構成図である。 実施の形態5に係る自動車販売支援システムの構成図である。 図20に示すリース契約装置の構成図である。 リース契約装置が実行するランク値データ生成処理のフローチャートである。 図22に示すランク値データ生成処理で使用する年式−走行距離テーブルT1と年式別割合テーブルT2と走行距離別割合テーブルT3を示す図である。 図22に示すランク値データ生成処理で使用する全国データを例示する表であり、(A)は年式別登録数テーブルT4、(B)は、走行距離別登録数テーブルT5を示す図である。 図22に示すランク値データ生成処理で使用する年式別ランク値テーブルT6を示す図である。 図22に示すランク値データ生成処理で使用する走行距離別ランク値テーブルT7を示す図である。 実施の形態5の変形例に係るランク値データ生成処理のフローチャートである。 (A)は、図27に示すランク値データ生成処理で生成される倍率マトリクスを例示する図であり、(B)は、倍率をランク値に置換した図である。 ランク値テーブルの編集例を示す図であり、(A)はオリジナル、(B)は編集後を示す。
以下、本発明の実施の形態に係る自動車販売支援システムと自動車販売支援方法を、図面を参照しながら詳細に説明する。実施の形態において、同一の構成部分には同一の符号を付す。
(実施の形態1)
本実施の形態に係る自動車販売支援システム1は、ガソリンスタンド等の不特定多数の車両が進入する営業箇所で車両のナンバープレートを自動的に読み取って、読み取ったナンバーに基づいて、その車両の排気量、走行距離、車検残期間、年式などの属性情報を特定し、特定した属性情報に基づいて、その車両のオーナーに関して、成功する確率の高い営業内容を特定して、営業箇所に待機している営業担当者に通知するシステムである。
図1に示すように、自動車販売支援システム1は、通信ネットワーク100を介して相互に接続されたナンバープレート読取装置2と販売支援装置3と営業端末装置4とから構成される。また、通信ネットワーク100には、外部装置として、属性情報データベース(database;DB)110が接続されている。なお、整備用端末装置5は、実施の形態4で使用する構成である。
ナンバープレート読取装置2は、ガソリンスタンド、ショッピングセンターの駐車場、自動車整備工場など、不特定多数の自動車50が進入する施設の、進入した自動車50のナンバープレート52の撮影に適した場所に設置される。ナンバープレート読取装置2は、矢印24に模式的に示すように、進入してきた自動車50のナンバープレート52の画像を撮影するカメラ20と、撮像画像を文字認識して、登録番号を識別する文字認識装置21と、識別した登録番号を販売支援装置3に送信する送信装置22とを備える。ナンバープレート読取装置2は、自動車に付されたナンバープレートに記載された登録番号を読み取るものであり、請求項におけるナンバープレート読取手段の一例である。
自動車50のナンバープレート52は、自動車50の登録番号を表示する。自動車50の登録番号は、自動車50を管轄する運輸支局を示す「品川」などの文字情報、自家用車であるかレンタカーであるかなどを示す「さ」などの文字情報、普通自動車であるか小型自動車であるかなどを示す「500」などの数字情報、および、「23−45」などの一連番号情報を含み、自動車50を一意に特定する。ナンバープレート読取装置2は、この一連番号情報を読み取り、自動車50を一意に特定する。
営業端末装置4は、例えば、スマートフォンと、タブレット端末などから構成される。営業端末装置4は、販売支援装置3から送られてきた自動車50の所有者54に対する営業活動に関するアドバイスを受信して営業担当者40に示すことにより、営業活動を支援する。また、営業端末装置4は、営業担当者40が行った営業活動の結果、即ち、自動車50の所有者54が取った購買行動の内容を入力するための入力操作を受け付け、この購買行動の内容を示す情報を販売支援装置3にフィードバックする。
なお、営業担当者40が所有者54に行う販売活動は、新車への買い替えの提案、中古車への買い替えの提案、車検の案内、自動車50の部品交換、自動車50の消耗品の販売、洗車の提案、自動車50の各部分の検査の提案などを含む。営業活動には優先度が設定されており、本実施の形態では、新車への買い替えの提案に最も高い優先度が設定されている。
販売支援装置3は、自動車50の排気量、走行距離、年式、車検残期間等の複数の属性の属性情報を特定し、属性情報の組み合わせに基づいて、アドバイスを生成し、営業端末装置4に送信する装置である。図2に示すように、販売支援装置3は、属性情報検索部300、ランク値検索部302、走行距離推定部304、ランク値DB306、アドバイス情報選択部320、アドバイス情報DB322、アドバイス情報送信部324、フィードバック部340、ランク値更新部342を備える。
属性情報検索部300は、ナンバープレート読取装置2から送信されて来た自動車50の登録番号を用いて属性情報DB110にその登録番号で特定される自動車の属性情報の検索を依頼する。属性情報検索部300は、依頼に応じて属性情報DB110から返された自動車50の属性情報、具体的には、排気量、年式、走行距離、車検残期間を示す情報を受信し、ランク値検索部302に出力する。また、属性情報検索部300は、属性情報DB110から送信されてきた自動車50の過去の車検の時期とその時点の走行距離を走行距離推定部304に通知する。
ランク値DB306は、属性情報の組み合わせ毎に、営業活動により新車を販売することができる確率を示す指標(以下、ランク値)を格納するDBであり、請求項におけるランク値データベースの一例である。
具体的には、図4に示すように、ランク値DB306においては、属性情報のうち自動車のエンジンの排気量は、1000cc未満,1000cc以上2000cc未満,2000cc以上の3段階に区分されている。
また、属性情報のうち年式は1999年以前,2000年から2005年,2006年から2009年,2010年から2012年,2013年から2015年,2016年から2017年,2018年,2019年の8段階に区分されている。
また、走行距離は10,000km未満,10,000km以上20,000km未満,20000km以上40000km未満,40,000km以上60,000km未満,60,000km以上80,000km未満,80,000km以上の6段階に区分されている。
また、属性情報のうち車検残期間は1か月未満,1か月以上3か月未満,3か月以上6か月未満,6か月以上12か月未満,12か月以上24か月未満,24か月以上36か月未満,36か月以上の7段階に区分されている。
ランク値DB306は、排気量と年式、排気量と走行距離、排気量と車検残期間、の組み合わせ毎に、その属性情報を有する自動車のオーナーに、新車又は中古車の買い替えの営業を行った実績値、即ち、新車又は中古車を販売できた確率を、A,B,Cのランクのいずれかで示す。なお、Aが営業成功の確率が高い高ランクで、Cが営業成功の確率が低い低ランクを示す。Bは高ランクと低ランクの間の中ランクを示す。
図5は、販売支援装置3のランク値DB306のテーブルの各エントリに記憶されるランク値Rの詳細を示す。図5に示すように、ランク値Rを格納する各エントリには、ランク値Rを示すA,B,Cの指標値の他に、参考情報として、そのエントリに該当する自動車の買い替えによる販売台数nと営業総数Nとを含む。
ランク値Rは、例えば、営業成功率=販売台数n/営業総数Nと第1の閾値TH1及び第2の閾値TH2とを比較して決定される。第1の閾値TH1と第2の閾値TH2は、第1の閾値TH1>第2の閾値TH2の関係にある。営業成功率n/N≧第1の閾値TH1のときランク値A,第1の閾値TH1>営業成功率n/N≧第2の閾値TH2のときランク値B,第2の閾値TH2>営業成功率n/Nのときランク値Cに設定される。
このように、属性の組み合わせに応じて、ランク値Rが異なる原因としては、例えば、以下のような理由が考えられる。
一般に、年式が新しい場合には、故障などの不具合は生じにくく、買い替えの可能性は低く、ランク値Rは低く、一方、年式が古くなるに従って、不具合等が生じ易くなり、買い替えの可能性は高くなり、ランク値Rは高くなる。
一般に、自動車の走行距離が短い場合には、故障などの不具合は生じにくく、買い替えの可能性は低く、ランク値Rは低くなる。一方、走行距離がある程度の距離に達すると不具合が生じ始め、この時期の自動車の所有者に、買い替えの営業を行えば、営業成功の確率は若干上昇し、ランク値Rは上昇する。走行距離がさらに大きくなると、故障などの不具合が生じるケースが増し、買い替えの営業を行えば、営業成功の確率はさらに高くなる。
また、一般的には、例えば、次の車検までの残期間が十分に長い場合には、買い替えの需要は低く、ランク値Rは低くなる。一方、残期間が短くなるに従って、買い替えの需要は高まる。このため、残期間が短くなるに従って、営業成功の確率は若干上昇し、ランク値Rは高くなる。
ただし、様々な条件及び背景により、上述の傾向とは、異なる場面が発生する。なお、図4は、発明を説明するためのものであり、実際の傾向とは異なる部分がある。
前述のように、ランク値DB306に登録されるランク値テーブルの初期データは、例えば、車両の新規購入、買い変え、乗り換え等の意思、興味、関心等を示したユーザへのアンケートを集積し、これを分析することで形成される。アンケートは、例えば、カーディーラ来店者、中古車販売店来店者、ガソリンスタンド来店者、中古オークション参加者、カーリース利用者、カーシェアリング利用者、ドライブ同好会会員等に実施される。意思或いは興味は、購入、乗り換えなどの強い意志を示す者に限定してもよいが、広げるためには、ある程度興味を示した者を広く対象とすることが望ましい。なお、ランク値DB306の初期データを作成する方法の詳細については、実施形態5で後述する。
また、ランク値DB306は、この自動車販売支援システム1を活用した販売活動の実績により、逐次更新されていくものである。更新手法については、後述する。
図2に示す販売支援装置3のアドバイス情報DB322は、図6に例示するように、ランク値の27種類の組み合わせ、即ち、(排気量と年式の組み合わせに対するランク値、排気量と走行距離の組み合わせに対するランク値、排気量と車検残期間の組み合わせに対するランク値)、(A,A,A),(A,A,B)〜(C,C,C)のそれぞれについて、営業担当者40から車両の所有者54に行うべきとの販売活動の方針に関する27種類のアドバイス情報ADI〜ADI27を対応付けて記憶する。
アドバイス情報ADI〜ADI27の作成、および、27種類のランク情報の組み合わせと、アドバイス情報ADI〜ADI27と対応付けは、例えば、経験豊富なエキスパートの指導により行われ、あるいは、ランク値DB306の登録情報と、営業活動の実績情報と、アドバイス情報DB322の登録情報とを統計処理することにより行われる。なお、アドバイス情報ADI〜ADI27のいずれかを特定せずに示すときには、数字を省略してアドバイス情報ADIと記載する。
各アドバイスは、例えば、エキスパートの指導に基づいて、どのような対応をどのようなステップを踏んで進めて行くべきかを助言する内容である。これにより、営業担当者40の経験・技量などに依存しない、属人性をある程度排除した安定的な営業を可能とするように作成することが望ましい。
具体例を挙げて説明する。エンジンの排気量が1,000cc以上2,000cc未満に分類され、年式が2010年以上2012年未満に分類され、走行距離が60,000km以上80,000km未満に分類され、車検残期間が3か月以上6か月未満に分類されると仮定する。この自動車の3つのランク値の組み合わせは(A,B,A)となる。
年式のランク値がAであることは、買い替えの営業活動の成功の可能性が高いことを示す。一方、走行距離に関するランク値がBであることは、買い替えの営業活動の成功の可能性が中程度であることを示す。また、車検残期間に関するランク値がAであることは、買い替えの営業活動の成功の可能性が高いことを示す。
これらのことから、年式に関する新車販売の営業を中心として、走行距離に関する営業を従として、今のタイミングで正に積極的に営業活動をすると効率が良い旨のアドバイスを含むメッセージを作成する。
他のランク値の他の組み合わせ(A,A,A),(A,B,B)〜(C,C,C)にも、例えば、同様の考え方により、アドバイス情報ADIが対応付けられる。
ランク値検索部302とアドバイス情報選択部320とアドバイス情報DB322とは、協働して、複数の属性情報を用いてランク値DB306を検索して、複数のランク値を取得し、取得した複数のランク値の組み合わせに基づいて、営業活動のアドバイス情報を選択するものであり、請求項におけるアドバイス情報選択手段の一例である。
図2に示す販売支援装置3の走行距離推定部304は、自動車50の現在の走行距離の推定値を、補間法等により推定する。より具体的には、走行距離推定部304には、属性情報検索部300から、自動車50の過去の車検の日時とその時点での走行距離が提供される。走行距離推定部304は、最後の車検の際の自動車50の走行距離と、最後の車検からの経過時間とに基づいて、自動車50の現在の走行距離の推定値L’を推定し、ランク値検索部302に通知する。例えば、走行距離推定部304は、現在の走行距離の推定値L’を、最後の車検の際の走行距離Lと、最後の車検とその1つ前の車検との間の走行距離lと、最後の車検とその1つ前の車検との間の期間Tと、最後の車検日から計算日までの期間tとから、例えば、(1)式を用いて計算する。
L’=L+t×(l/T) ・・・(1)
ナンバープレート読取装置2と属性情報検索部300と走行距離推定部304とは、協働して、ランク値を検索するための属性情報を取得するものであり、請求項における属性情報取得手段の一例である。
ランク値検索部302は、属性情報検索部300から供給された自動車50の排気量、車検残期間、年式などの属性情報と、走行距離推定部304から入力された走行距離の推定値L’とを用いてランク値DB306を検索する。
ランク値検索部302は、この検索の結果として、ナンバープレート読取装置2によりナンバープレート52が撮影された自動車50の3つのランク値Rの組み合わせを得る。ランク値検索部302は、得られた3つのランク値Rの組み合わせをアドバイス情報選択部320に出力する。
アドバイス情報選択部320は、ランク値検索部302から入力された3つのランク値Rの組み合わせを用いてアドバイス情報DB322を検索する。アドバイス情報選択部320は、検索の結果として得られた3つのランク値Rの組み合わせに対応するアドバイス情報ADI〜ADI27のいずれかを取得する。
アドバイス情報送信部324は、このように取得したアドバイス情報ADIを、通信ネットワーク100を介して、営業端末装置4に送信する。アドバイス情報送信部324は、請求項における、アドバイス情報送信手段の一例である。
一方、フィードバック部340は、営業端末装置4から、営業担当者40が所有者54に行った営業活動の結果、即ち、買い替えたか否かを示すデータを受信する。フィードバック部340は、受信した情報を、ランク値更新部342に出力する。フィードバック部340は、実際に行われた営業活動の結果を示す情報を受信するものであり、請求項におけるフィードバック手段の一例である。
ランク値更新部342は、フィードバック部340から入力された購買行動の内容に従って、ランク値DB306を更新する。ランク値更新部342は、営業活動の結果を示す情報に基づいて、ランク値DB306に登録されているランク値を更新するものであり、請求項におけるランク値更新手段の一例である。
具体例を挙げて説明する。排気量が1000cc以上2000cc未満に分類され、年式が2010年以上2012年未満に分類され、走行距離が20000km以上4000km未満に分類され、車検残期間が24か月以上36か月未満に分類される自動車50の所有者54に買い替えの営業を行って、販売に成功したとする。
この場合、ランク値更新部342は、排気量1000cc以上2000cc未満と年式2010年以上2012年未満とで特定されるエントリの、販売台数nと営業総数Nをそれぞれ+1する。次に、n/Nと第1の閾値TH1,第2の閾値TH2とを比較することにより、ランク値Rを求め、従前のランク値Rと異なる場合には、更新する。
また、ランク値更新部342は、排気量1000cc以上2000cc未満と走行距離が20000km以上40000km未満とで特定されるエントリの、販売台数nと営業総数Nをそれぞれ+1する。次に、n/Nと第1の閾値TH1,第2の閾値TH2とを比較することにより、ランク値Rを求め、従前のランク値Rと異なる場合には、更新する。
また、ランク値更新部342は、排気量1000cc以上2000cc未満と車検残期間24ヶ月以上36ヶ月未満とで特定されるエントリの、販売台数nと営業総数Nをそれぞれ+1する。次に、n/Nと第1の閾値TH1,第2の閾値TH2とを比較することにより、ランク値Rを求め、従前のランク値Rと異なる場合には、更新する。
同様のケースで、販売出来なかったとする。
この場合、ランク値更新部342は、排気量1000cc以上2000cc未満と年式2010年〜2012年とで特定されるエントリの、営業総数Nを+1する。次に、n/Nと第1の閾値TH1,第2の閾値TH2とを比較することにより、ランク値Rを求め、従前のランク値Rと異なる場合には、更新する。
また、ランク値更新部342は、排気量1000cc以上2000cc未満と走行距離が20000km以上40000km未満とで特定されるエントリの、販売台数nをそのまま維持し、営業総数Nを+1する。次に、n/Nと第1の閾値TH1,第2の閾値TH2とを比較することにより、ランク値Rを求め、従前のランク値Rと異なる場合には、更新する。
また、ランク値更新部342は、排気量1000cc以上2000cc未満と車検残期間24ヶ月以上36ヶ月未満とで特定されるエントリの営業総数Nを+1する。次に、n/Nと第1の閾値TH1,第2の閾値TH2とを比較することにより、ランク値Rを求め、従前のランク値Rと異なる場合には、更新する。
図1に示す属性情報DB110は、図7に例示するように、複数の自動車の登録番号(ナンバー)に対応付けて、車台番号、所有者の氏名又は名称、所有者の住所、...、自動車の排気量、自動車の年式、車検の履歴(車検期限日、車検実施日、車検時の走行距離、車検費用...)などの属性情報を記憶する。属性情報DB110は、属性情報検索部300からの登録番号を伴う検索要求に応答して、対応する属性情報を検索して読み出し、属性情報検索部300に送信する。属性情報DB110は、例えば、企業、業界団体等により設置される。属性情報DB110には、自動車の登録時に基礎的なデータが登録され、車検実施時に、その車間に関する情報と次の車検の期限日が設定される。
図2に示す販売支援装置3はコンピュータから構成され、ハードウエア的には、例えば、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)351と、ROM(Read Only Memory)352と、RAM(Random Access Memory)353と、補助記憶装置354と、通信I/F(インタフェース)355と、を備える。これらの各部は、バスBLを介して相互に電気的に接続されている。
CPU351は、ROM352及び補助記憶装置354に記憶されているプログラムをRAM353に展開して実行することにより、販売支援装置3全体を制御する。
ROM352は、CPU351が実行する基本プログラムや固定データ等を記憶する不揮発性メモリである。RAM353は、CPU351の作業領域として使用される。
補助記憶装置354は、記憶内容が書き換え可能な大容量かつ不揮発性の記憶装置から構成される。補助記憶装置354は、CPU351が後述する各処理を実行するためのプログラムを記憶する。
通信I/F355は、通信ネットワーク100を介して、ナンバープレート読取装置2、営業端末装置4、属性情報DB110と通信を行う。
図1に示す通信ネットワーク100は、例えば、インターネット、携帯電話通信回線、LAN(Local Area Network)、VPN(Virtual Private Network)および通信ケーブルのいずれかまたはこれらの2つ以上の組み合わせであって、自動車販売支援システム1の構成要素の間を、データ通信可能に接続する。
次に、上記構成を有する自動車販売支援システム1の動作を、図8〜図14のフローチャートを参照して説明する。
まず、自動車50が、給油のため、ナンバープレート読取装置2が設置されたガソリンスタンドに進入して来たとする。
ナンバープレート読取装置2は、自動車50の進入を検出し、図8に示すナンバー読取処理を起動し、まず、カメラ20で自動車50のナンバープレート52を撮像し(ステップS11)、文字認識装置21が撮像画像の文字認識処理を行って、登録番号(ナンバー)を識別する(ステップS12)。送信装置22は、ナンバープレート読取装置2のIDと識別した登録番号とを、通信ネットワーク100を介して、販売支援装置3に送信する(ステップS13)。
販売支援装置3の属性情報検索部300は、ナンバープレート読取装置2から送信されたIDと登録番号とを受信する。この受信に応答して、属性情報検索部300は、図9に示す属性情報取得処理を開始し、受信した登録番号を添付して属性情報DB110に検索を依頼する(ステップS21)。
属性情報DB110は、属性情報検索部30からの検索の依頼に応答して、図10に示す属性情報検索処理を開始し、受信した登録番号に対応付けて記憶されている属性情報を読み出し(ステップS31)、属性情報検索部300に送信する(ステップS32)。
属性情報検索部300は、図9のステップS22で、属性情報DB110から属性情報を受信する。
属性情報検索部300は、属性情報DB110から受信した属性情報のうち、過去の車検実施日の年月日とその時点での走行距離の情報を走行距離推定部304に送信する(ステップS23)。
また、属性情報検索部300は、属性情報DB110から受信した属性情報のうち、自動車50の排気量、年式情報、車検情報をランク値検索部302に提供する(ステップS24)。
一方、走行距離推定部304は、属性情報検索部300から過去の車検時の走行距離の情報を受信すると、図11に示す走行距離推定処理を開始する。
走行距離推定部304は、走行距離推定処理を開始すると、過去の車検年月日とその時点での走行距離の情報、及び、当日の年月日とを用いて、現在の走行距離を、例えば、補間法により、前述の(1)を用いる等して推定する(ステップS41)。例えば、前々回の車検から前回の車検までの期間Tが1年で、その間にl=10,000km走行しており、前回の車検時の走行距離Lが25,000kmであり、前回の車検からt=6ヶ月(0.5年)が経過していると仮定する。この場合、現在の走行距離は、L’=L+t×(l/T)=25,000+0.5*(10,000/1)=30,000kmと推定される。走行距離推定部304は、推定した走行距離をランク値検索部302に送信する(ステップS42)。
ランク値検索部302は、走行距離推定部304から現時点の走行距離を受信し、且つ、属性情報検索部300から排気量、年式情報、車検情報を受信すると、図12に示すランク検索処理を開始する。
ランク値検索部302は、ランク検索処理を開始すると、図4に例示するランク値DB306を検索し、まず、排気量と年式との組み合わせに対応するランク値Rを特定する(ステップS51)。
次に、ランク値検索部302は、ランク値DB306を検索し、排気量と現在の走行距離との組み合わせに対応するランク値Rを特定する(ステップS52)。
次に、ランク値検索部302は、ランク値DB306を検索し、当日の日付と車検満了日との差に基づき、車検残期間を計算する(ステップS53)。
ランク値検索部302は、ランク値DB306を検索し、排気量と車検残期間との組み合わせに対応するランク値Rを特定する(ステップS54)。
ランク値検索部302は、検索により得られた3つのランク値の組み合わせ、即ち、(AAA)〜(CCC)の何れかを求め、アドバイス情報選択部320に送信する(ステップS55)。
アドバイス情報選択部320は、ランク値検索部302からランク値の組み合わせを受信すると、図13に示すアドバイス情報検索処理を開始する。
アドバイス情報選択部320は、アドバイス情報検索処理を開始すると、まず、ランク値の組み合わせをキーとして、アドバイス情報DB322を検索し、アドバイス情報ADI〜ADI27の何れかを選択し(ステップS61)、アドバイス情報送信部324に送信する(ステップS62)。
アドバイス情報選択部320は、さらに、属性情報に基づいて、追加のアドバイスを作成し、アドバイス情報送信部324に送信してもよい。例えば、前回の車検の費用が基準より高いか否かを判別し、車検費用がより高くなるため、トータルコストの観点から、買い替えを視野に入れることを推奨するアドバイス、前回の車検の実施機関が自社か他社かを判別し、他社の場合に、自社の優位点を含む追加のメッセージを作成する等してもよい。また、自社の広告やキャンペーンをアドバイスに含めてもよい。
また、属性情報検索部300は、属性情報DB110から受信した情報一式をアドバイス情報送信部324に送信する。
アドバイス情報送信部324は、受信した属性情報と選択したアドバイス情報ADIと追加のアドバイス(あれば)を含むメッセージを営業端末装置4に送信する。
なお、ナンバープレート読取装置2と営業端末装置4とが、それぞれ、複数ある場合には、ナンバーを読み取ったナンバープレート読取装置2の近傍で待機する営業担当者の営業端末装置4に送信する。このためには、例えば、図15に例示するように、予め、ナンバープレート読取装置2と、その近傍で待機する営業担当者40のアドレス又は営業担当者40が保持する営業端末装置4のアドレスを対応付けておけば良い。アドバイス情報送信部324は、受信したナンバープレート読取装置IDに対応するアドレスを特定し、そのアドレス宛にアドバイス情報を含むメッセージを送信する。
営業端末装置4は、販売支援装置3からの属性情報とアドバイス情報ADIを含むメッセージを表示し、営業担当者40に示す。メッセージをテキスト・音声変換により音声に変換し、スピーカ・イヤホンなどを介して営業担当者に音声で伝えても良い。
営業担当者40は、表示されたメッセージを参考に、自動車50の所有者54に営業活動を行う。メッセージは、営業担当者40の属人性を排除できるように設計されている。このため、メッセージを参考にすることにより、営業担当者40の営業スキルのばらつきを抑えて、ある程度属人性を排除した営業活動が可能となる。
営業担当者40は、例えば、ナンバープレート読取装置2が設置されたガソリンスタンドの近傍に待機しており、自動車50がガソリンスタンドに進入するとほぼ同時に上述のアドバイス情報を得て、自動車50の所有者54に的確な営業活動を開始できる。
営業担当者40は、アドバイスを参考にして、買い替えを中心とする営業活動を行い、様々な商品及びサービス、例えば、新車又は中古車の販売、車検・パーツ・消耗品・付属品・洗車・保険の販売等の営業活動を行う。営業対象の所有者54は、営業活動に応じて、新車又は中古車を購入し、或いは、車検・パーツ・消耗品・付属品・洗車・保険等を購入する。場合によっては、所有者54は、一部又は全部の商品・サービスを購入しない。営業担当者40は、適当なタイミングで、このような営業の成果を示す情報(以下、レポート情報)を営業端末装置4に入力する。
レポート情報は、営業活動を通じて販売できた商品又はサービスを示す情報に限定されず、営業したが販売できなかった商品又はサービスを示す客観的な情報、購入には至らなかったが、所有者54が興味を示した商品又はサービスを示す情報、営業活動を通じて取得した所有者54の反応、趣味、性格、家族・親族の構成等に関する情報等、客観的な情報と主観的な情報とを含んでも良い。
営業端末装置4は、営業担当者40が入力したレポート情報を販売支援装置3に送信する。販売支援装置3のフィードバック部340は、営業端末装置4からのレポート情報を受信し、ランク値更新部342に出力する。ランク値更新部342は、レポート情報を受けて、図14に示すランク値DB更新処理を開始し、まず、補助記憶装置354のレポート情報蓄積エリアに、レポート情報を登録番号に対応付けて蓄積する(ステップS71)。次に、ランク値更新部342は、レポート情報に含まれている販売実績情報に基づいて、該当するランク値Rを再計算する(ステップS72)。例えば、新車又は中古車の販売実績の情報に基づいて、新車又は中古車の販売台数nを、販売成功の場合には+1し、失敗の場合には+0する。また、営業総数Nを+1する。次に、販売成功比率n/Nを求め、これと第1の閾値TH1と第2の閾値TH2とを比較することで、新たなランク値Rを計算する。ランク値更新部342は、ランク値Rの変更があるか否かを判別し(ステップS73)、変更がある場合には、変更後のランク値Rで、ランク値DB306を更新する(ステップS74)。
アドバイス情報選択部320は、補助記憶装置354のレポート蓄積エリアに蓄積されたレポート情報のうちから、登録番号に対応する情報を抽出し、メッセージに含めてもよい。これにより、営業担当者40は、その登録番号の車両又はその所有者54について、過去の営業実績に基づく口コミ情報を得て、今回の営業活動の参考とすることができる。
このようにして、自動車販売支援システム1と自動車販売支援方法とによれば、営業担当者40に、所有者54への営業活動として、どのような営業活動が有効であるかをアドバイスできる。営業担当者40は、アドバイス情報を参考にして、効率的な営業を、不特定多数の所有者54に実施できる。従って、業容の拡大に寄与できる。可能な自動車販売支援システムと自動車販売支援方法を提供することを目的とする。さらに、アドバイス情報を選択するためのパラメータが、排気量、年式、走行距離、車検残期間という客観的なものであり、属人性の少ないシステムと方法を実現できる。
なお、この発明は、上記実施の形態に限定されない。
例えば、図1では、ナンバープレート読取装置2が所定の場所に固定される例を示した。ただし、これに現地されず、ナンバープレート読取装置2を携帯型として、営業担当者40が携帯する形態としてもよい。また、営業端末装置4を設置型とし、所定の位置に固定されてもよい。
また、ランク値Rを求めるために、4つの属性情報を用い、排気量を3段階に分割し、年式を8段階に分割し、走行距離を6段階に分割し、車検残期間を7段階に分割する例を示したが、自動車50の各属性情報の分割方法は任意であり、自動車50の属性情報は、これらの段階よりも多くの段階に分割されても、少ない段階に分割されてもよい。
例えば、図4において、年式と走行距離に関しては、排気量と関係なく、ランク値を設定するようにしてもよい。
また、例えば、ランク値Rを求めるための属性情報は、2種類以上であればよい。例えば、図16(A)は、年式と走行距離の2つの属性から2つのランク値の組み合わせを得る例を示す。同様に、例えば、年式と車検残期間の2つの属性だけでランク値を決定してもよい。
また、上述の4つの属性以外に、他の任意の属性を追加してもよい。
例えば、図16(B)は、年式、走行距離、排気量、車検残期間、自家用車と商用車の別、前回車検費用という6つの属性情報から4つのランク値の組み合わせを求める例を示す。このほか、車種、所有者の年齢層、所有者の収入などの任意の属性を用いることが可能である。また、図16(A),(B)のはランク値Rを3段階より多いA〜Fの6段階とする例を示している。
また、図6には、3つのランク値の組み合わせとアドバイス情報ADIとを対応付け例を示したが、アドバイス情報ADIを、2つのランク値Rの組み合わせと対応付けたり、4つ以上のランク値Rの組み合わせと対応付けたりしてもよい。
また、車両の所有者を例示したが、車両の使用者、運用者、管理者等、車両を管理・運用する人物についても同様である。これらをまとめて単に管理者と呼ぶことがある。また、車両を管理する対象の車両と呼ぶことがある。以下の説明においても同様である。
(実施の形態2)
実施の形態1においては、属性情報DB110は、必要な全ての属性情報を記憶している例を示した。しかし、例えば、図17(A)に例示するように、一部の情報が欠けていることがありうる。なお、図17(A)では、自動車の所有者の氏名、住所、車検時の走行距離、車検費用などの情報が欠落している。
このような場合には、ランク値検索部302は、欠けている属性情報を推定し、推定した属性情報に基づいて、アドバイス情報を選択すればよい。以下、このような一部の属性情報が欠落している場合の処理の一例を説明する。
理解を容易にするため、例えば、属性情報DB110が、図17(A)に示すように、自動車所有者の氏名及び住所、車検時の走行距離、車検費用の情報を記憶していないとする。この場合、属性情報検索部300は、属性情報DB110から取得した年式の情報と走行距離の情報を取得できなかった旨のメッセージとを走行距離推定部304に送信する。走行距離推定部404は、経験則に基づいて予め設定された走行距離Lと年式Iとの関係式L=f(I)に検索で得られた年式Iを代入し、走行距離の推定値L’を予想し、ランク値検索部302に通知する。
ランク値検索部302は、属性情報DB110から得られた年式と、推定した走行距離と、属性情報DB110から得られた車検満了日から計算により得られた車検残期間とから、ランク値DB306を検索し、ランク値Rを求める。アドバイス情報選択部320は、求めたランク値Rに基づいて、アドバイス情報DB322を検索し、アドバイス情報を選択し、アドバイス情報送信部324から営業端末装置4に送信する。この際、図18(A)に例示するように、所有者の氏名・住所、走行距離、車検費用の正確な情報が得られていない旨のメッセージを含める。
営業担当者40は、アドバイス情報から、該当者を営業対象とするか否かを判断し、営業対象とする場合には、所有者54と接触する。この際、営業担当者40は、メッセージにより欠けていると指摘された情報、例えば、所有者54の氏名・住所と、正確な走行距離、車検費用等の情報を、営業活動の中で取得する。営業担当者40は、これらの情報を取得すると、営業端末装置4を操作し、図18(B)に例示する属性情報入力画面を開き、適宜入力し、入力が完了すると、送信ボタンをクリックする。営業端末装置4は、入力された属性情報を登録番号と共に、属性補完情報として、販売支援装置3に送信する。なお、欠けている属性情報全てを一度に送信する必要はなく、情報が得られる度に、適宜送信すればよい。
販売支援装置3のランク値検索部302は、属性補完情報を受信する。
属性情報検索部300は、属性補完情報に含まれている登録番号をキーに、属性情報DB110を検索し、属性情報を取得する。属性情報検索部300は、属性情報DB110から取得した属性情報と属性補完情報とをランク値検索部302に提供する。ランク値検索部302は、揃った情報を用いて、ランク値DB306を検索し、ランク値Rを求める。アドバイス情報選択部320は、ランク値Rに基づいてアドバイス情報DB322を検索し、アドバイス情報を選択し、アドバイス情報送信部324から送信する。この際、属性補完情報を利用していることをメッセージに含めてもよい。また、欠けている属性情報が残っている場合には、その旨をメッセージに含めてもよい。
また、属性情報検索部300は、図17(B)に例示するように、属性補完情報に基づいて、欠けていた情報を属性情報DB110に書き加えて更新する。図17(B)の例では、所有者の氏名・住所、確認時点での走行距離、第2回車検の費用が追加されている。
属性情報DB110は、以後、更新された情報に基づいて、属性情報を検索する。また、車検情報とは別に、走行距離などの情報を属性情報検索部300に提供する。
このような構成によれば、一部の情報が欠けている段階であっても、営業担当者40にアドバイス情報を提供でき、アドバイス情報により営業担当が興味を持って追加の属性補完情報を獲得した場合には、より正確なアドバイス情報が得られ、営業成果が得られる確率が高まる。また、追加の属性情報を属性情報DB110に書き込むことにより、次の営業活動での利用が可能となる。
(実施の形態3)
実施の形態2では、必要とされる属性情報の一部が欠落している場合に、欠落している属性情報から得られるランク値Rを予想して、アドバイス情報ADIを検索し、営業端末装置4に送信したが、この発明はこれに限定されない。
例えば、年式が不明で、走行距離に基づくランク値がA,車検残期間に基づくランク値がBである場合、ランク値の組み合わせを(X,A,B)として、該当するアドバイス情報を全てピックアップし、営業端末装置4に送信してもよい。なお、Xは「未定義」を意味する。従って、この例では、(A,A,B)(B,A,B)(C,A,B)に対応するメッセージを、それを抽出した検索条件の説明を付して、全て送信するようにしてもよい。
営業担当者40は、アドバイス情報から、該当者を営業対象とするか否かを判断し、営業対象とする場合には、所有者54と接触する。営業担当者40は、メッセージにより欠けていると指摘された情報を属性補完情報として、販売支援装置3に適宜送信する。
(実施の形態4)
車検証には様々な情報が記録されている。この情報を営業活動に利用することも可能である。以下、車検証に登録されている情報を用いて、自動車販売の営業活動に生かす実施の形態4の自動車販売支援システムについて説明する。
この自動車販売支援システムの基本構成は図1に示す自動車販売支援システム1と同一である。ただし、営業端末装置4と同様に、スマートフォンタブレット等から構成される整備用端末装置5を備える。整備用端末装置5は、整備工場、ガソリンスタンドなどの車検証を確認する可能性のある箇所に配置される。
整備用端末装置5は、図19に例示するように、実質的に、図3に示す販売支援装置3と同様のハードウエア構成を有する。ただし、カメラ506等のQRコード(登録商標)、バーコードなどのコード情報を読み取る機能を備える。整備用端末装置5は、車検証を正当に読み取ることができる整備担当者などがこれを保持する。
整備担当者は、車両を整備する際、車両所有者の同意の上で、整備用端末装置5により車検証に印刷されているQRコードを読み取る。このQRコードには、車両の排気量、年式、車検満了日等の車両の属性情報が含まれている。整備担当者は、車両のメータから読み取った実際の走行距離などの付加属性情報と共にQRコードから読み取った属性情報を、通信ネットワーク100を介して、販売支援装置3に送信する。属性情報検索部300は、受信データに属性情報が全て含まれているため、取得した属性情報を、ランク値検索部302に提供する。
以後の動作は、実施形態1、2と同様である。
このような構成によれば、属性情報DB110が存在しないような場面でも、的確なアドバイス情報を担当者に送信し、営業活動に繋げることができる。
(変形例)
以上の説明においては、販売支援装置3が、ナンバープレート読取装置2により自動車50の登録番号が識別され次第、営業端末装置4にアドバイス情報ADIが表示される場合が例示されたが、自動車50の3つのランク値の他の組み合わせに、その時点で有効なアドバイス情報ADIが対応付けられていないことがある。このような場合、販売支援装置3は、時間の経過とともに変化する自動車50に関する3つのランク値の他の組み合わせを監視し、3つのランク値の組み合わせに有効なアドバイス情報ADIが対応付けられることとなったときに、そのアドバイス情報ADIを営業端末装置4に表示するように構成されてもよい。
また、以上の説明においては、販売支援装置3が、個人情報を含むアドバイス情報ADIを営業端末装置4に表示する例を示したが、個人情報をアドバイス情報に含めなくてもよい。個人情報は営業担当者40が営業活動の一部として収集すればよい。
理解を容易にするため、ランク値RをA〜Cの3段階のみとしたが、これらは任意に変更可能である。ランク値の数を増やすことにより、個々の属性情報に応じた多様なアドバイス情報を送信・表示できるようにしてもよい。
例えば、属性として車検残期間を例にとると、例えば、車検残期間が、36ヶ月以上であれば、「時期が早い、新車セールスは1年後にコンタクトを取る。現時点では、サプライ品の販売・洗車・コーティングに注力」というようなアドバイス情報を、車検残期間が1ヶ月であれば、「新車については、登録が間に合わないおそれあり。車両の販売は、納期を満たす中古車中心。代車を用意できる場合には、新車販売も可。又は、車検を確実に獲得するように営業」、車検残期間が1ヶ月未満であれば、「車両販売については、納期を満たす現物の中古車中心。車検を確実に獲得するように営業」というような、こまかなアドバイス情報も可能となる。
アドバイス情報の形態は任意であり、上記実施の形態では、メッセージとしたが、注力項目、注意項目などをリスト化した、チェックリスト形式などでもよい。
上記実施の形態においては、ランク値DBに車両販売のランク値を設定する例を示したが、新車販売のランク値DBと、中古車販売のランク値DBと、サプライ品販売のランク値DBと、車検のランク値DBとを配置し、それぞれ属性に応じたランク値の組み合わせを求め、新車販売用のアドバイス情報、中古車販売用のアドバイス情報、サプライ品販売用のアドバイス情報と、車検販売用のアドバイス情報等をそれぞれ選択して組み合わせて送信するようにしてもよい。さらに、販売対象に属性に応じた優先順位を付けて、アドバイス情報を選択するようにしてもよい。
(実施の形態5)
次に、ランク値DB306に登録されるランク値テーブルの生成方法の一例を説明する。
前述のように、ランク値DB306に登録されるランク値テーブルの初期データは、例えば、車両の新規購入、乗り換え、買い替え、等に興味・関心等を示したユーザの所有する(前述のように「管理する」を含む)車両の属性情報を集積し、これを分析することで形成される。対象ユーザは、例えば、カーディーラ来店者、中古車販売店来店者、中古オークション参加者、カーリース店又はサイトアクセス者、カーシェアリング店又はサイトアクセス者、自動車の乗り換えの参考となる参考情報を提供する店舗又はサイトへのアクセス者である。興味・関心は、乗り換えに強い意志を示す者に限定してもよいが、商機を広げるためには、ある程度興味・関心を示した者を広く対象とすることが望ましい。
以下、車両を、カーリースを利用して乗り換えることに関心を示したユーザを対象にしてアンケートを実施し、アンケートを解析してランク値テーブルの初期データを作成する例を説明する。なお、理解を容易にするため、以下では、排気量による区分と車検残期間を設けない例を説明する。ここで、カーリース契約に関する情報が自動車の乗り換えに関する配信情報の例であり、アンケートが、アクセス者の車両の属性を問い合わせる情報の例である。また、自動車販売支援システム1の所属地域、すなわち、販売を支援する地域を日本国全域とする。
本実施の形態においては、図20に示すように、通信ネットワーク100には、リース契約装置6が接続されている。他の構成は実施の形態1〜4と同一である。
リース契約装置6は、カーリース事業者により運用され、コンピュータから構成されている。
図21に示すように、リース契約装置6は、図3に示す販売支援装置3と同様の構成を有し、ハードウエア的には、CPU601と、ROM602と、RAM603と、補助記憶装置604と、通信I/F605と、を備える。これらの各部は、バスBLを介して相互に電気的に接続されている。
CPU601は、ROM602及び補助記憶装置604に記憶されているプログラムをRAM603に展開して実行することにより、リース契約装置6全体を制御し、車両に関するリース契約を締結する処理を実行する。CPU601は、自動車のリース契約に関するリース情報を、通信ネットワーク100を介して配信する配信手段、配信手段にアクセスしてきた人(その関係者を含む)の管理する車両の属性情報を収集する属性情報収集手段、収集した属性情報を処理してランク値テーブルを生成するランク値データ生成手段と、として機能する。
この例での車両に関するリースは、限定されるものではないが、主に、5年程度の長期契約を前提とし、車両の乗り換えに相当するものである。
リース契約装置6は、長期契約用のホームページ或いはサイトにアクセスしてきたユーザ端末に、例えば、「アンケートにご協力ください」という形態で、ユーザが現時点で所有している車両の属性情報を入力するためのwebページを提供する。なお、ホームページに限定されず、任意のSNS(Social Networking Service)でもよい。
ユーザは、アンケートの表示に従って、現在の車両の車種、排気量、年式、走行距離などの属性情報を入力欄に入力し、返送する。CPU601は、送信された情報を受信し、補助記憶装置604に蓄積する。
このような動作が繰り返される結果、補助記憶装置604には、長期のリース契約による乗り換えに関心を持っているユーザが、その時点で保有している車両の情報が蓄積される。
アンケート受信後、CPU601は、ユーザ端末に、リース契約を希望する車両について、1)新車、中古車の別、2)新車希望の場合には、車種、排気量、グレード、ボディーカラー、オプション、3)中古車希望の場合には、車種、排気量、型式、グレード、年式、走行距離、ボディーカラー、オプション等を、ユーザ自身が指定或いは選択するためのWebページを順次提供する。ユーザは、自己の端末装置の画面に示される案内に沿って入力及び選択を繰り返すことにより、カーリース事業者とユーザとの間で、リース契約を締結することができる。
なお、ユーザは、リース契約画面から適宜離脱し、リース契約の締結を避けることもできる。
CPU601は、予め定められたタイミング或いはユーザの指示に従って、図22に示すランク値データ生成処理を開始する。
CPU601は、ランク値データ生成処理を開始すると、まず、蓄積しているアンケート結果に基づいて、図23に例示するように、アンケートに回答したユーザが、その時点で所有している車両の年式と走行距離との対応関係を示す年式−走行距離テーブルT1を生成する(ステップS81)。なお、図23に例示する年式−走行距離テーブルT1は、アンケートに回答したユーザが所有している車両の総数が9688台であり、そのうち、走行距離が「5〜6万km」で年式が「2001年」の車両が「2台」、走行距離が「5〜6万km」の車両の総数が「48台」、年式が「2001年」の車両の総数が「249台」であることを示す。
次に、CPU601は、年式−走行距離テーブルT1に基づいて、各年式の車両数の全車両数に対する割合(%)を示す年式別割合テーブルT2を求める(ステップS82)。例えば、図23に示す年式−走行距離テーブルT1では、アンケート回答者が所有する車両の総数は「9688台」であり、そのうち、2001年式の車両の数は「249台」である。従って、2001年式の車両の割合(%)は、249/9688=2.57%となる。
次に、CPU601は、年式−走行距離テーブルT1に基づいて、走行距離別の車両数の全車両数に対する割合(%)を示す走行距離別割合テーブルT3を求める(ステップS83)。例えば、図23に示す年式−走行距離テーブルT1では、車両総数は「9688台」であり、走行距離5〜6万kmの車両は「48台」である。従って、走行距離5〜6万kmの車両の割合(%)は、48/9688=0.50%となる。
年式別割合テーブルT2に登録された割合と走行距離別割合テーブルT3に登録された割合は、アンケートに回答した人、換言すると、所有している車両の乗り換えに興味がある人が、所有している車の属性の分布(割合)を示すデータに相当する。
次に、CPU601は、通信I/F605を介して、属性情報DB110から、日本国内で登録されている自動車の年式別及び走行距離別の台数を示す登録データを取得する(ステップS84)。
CPU601は、取得した登録データに基づいて、年式別の登録車の全登録車に対する割合(=各年式の登録車数/全登録車数:%)を求め、年式別登録数テーブルT4を作成し、また、走行距離別の登録車の全登録車に対する割合(=各走行距離の登録車数/全登録車数%)を求め、走行距離別登録数テーブルT5を作成する(ステップS85)。
図24(A)は、日本国内の年式別の車両登録数を示す年式別登録数テーブルT4を例示し、図24(B)は、日本国内の走行距離別の車両登録数を示す走行距離別登録数テーブルT5を例示する。なお、年式別の車両登録数は、車両の登録情報から得られる。また、走行距離別の車両登録数は、車検時等に取得された各登録車両の走行距離を集計して得られる。例えば、図24(A)の年式別登録数テーブルT4によれば、日本に登録されている車両の総数は、6500万台であり、そのうち、2001年式のものは、300万台で、4.62%を占めていることがわかる。同様に、図24(B)の走行距離別登録数テーブルT5によれば、日本に登録されている車両の総数は、6500万台であり、そのうち、走行距離が5〜6万kmの車両は、497.9万台で、7.66%を占めていることがわかる。なお、属性情報DB110が保持する車両の年式別車両登録数および走行距離別車両登録数は、正確なものである必要はなく、傾向を把握できるレベルの正確さを有すればよい。また、公的機関から発表される統計情報などでもよい。これらのデータは、一般社会で使用されている車両の属性の分布を示す。
次に、CPU601は、年式別に、アンケート回答者の保有割合(%)/全国実績割合=年式別倍率を求め、図25に例示する年式別ランク値テーブルT6を生成する(ステップS86)。なお、全国実績割合は、全国登録での保有割合である。例えば、2003年式について考えると、年式別割合テーブルT2より、アンケート回答者の保有割合は5.19%である。一方、年式別登録数テーブルT4より、全国の登録割合は3.08%である。よって、年式別倍率は1.69(=5.19/3.08)である。また、2001年式について考えると、アンケート回答者の保有割合は2.57%、全国の登録割合は4.62%であり、年式別倍率は0.56(=2.57/4.62)である。
ここで、アンケートの回答者は、車両の乗り換えに関心を有するが故に長期リース契約のサイトを訪問した人であり、乗り換えの意向が一般の人よりは高いと考えられる。従って、年式別倍率が1.00より大きいということは、他の年式に比較して、ユーザの乗り換えの意向の割合が高い年式であると考えられる。この可能性は、年式別倍率が大きくなるに従って大きくなる。一方、年式別倍率が1.00より小さいことは、乗り換えの可能性が平均よりも低いことを意味すると考えられる。
同様に、CPU601は、走行距離別に、アンケート回答者の保有割合(%)/全国実績割合=走行距離別倍率を求め、図26に例示する走行距離別ランク値テーブルT7を生成する(ステップS87)。例えば、走行距離14万km以上について考えると、走行距離別割合テーブルT3より、アンケート回答者の保有割合は17.87%である。一方、走行距離別登録数テーブルT5より、全国の保有割合は2.23%である。よって、走行距離別倍率は8.01(=17.87/2.23)である。また、走行距離5万〜6万kmについて考えると、アンケート回答者の保有割合は0.50%、全国の登録割合は7.66%であり、走行距離別倍率は0.06(=0.50/1.00)である。
ここで、アンケートの回答者は、車両の乗り換えに関心を有するが故に長期リース契約のサイトを訪問した人であり、乗り換えの意向が一般の人よりは高いと考えられる。従って、走行距離別倍率が1.00より大きいということは、他の走行距離に比較して、ユーザの乗り換えの意向の割合が高い走行距離であると考えられる。この可能性は、走行距離別倍率が大きくなるに従って大きくなる。一方、走行距離別倍率が1.00より小さいことは、乗り換えの可能性が平均よりも低いことを意味すると考えられる。
次に、CPU601は、各倍率を適当な閾値で区切って、ランク分けすることにより、図25及び図26に示すように、ランク値を設定し、年式別ランク値テーブルT6と走行距離別ランク値テーブルT7を完成する(ステップS88)。例えば、年式に関し、閾値を2と1に設定し、年式別倍率2以上をAランク、年式別倍率1以上をBランク、年式別倍率1未満をCランクとすると、図25に示すランク値が得られる。同様に、走行距離に関し、閾値を3と1に設定し、走行距離別倍率3以上をAランク、走行距離別倍率1以上をBランク、走行距離別倍率1未満をCランクとすると、図26に示すランク値が得られる。
このようにして、得られたランク値を図4に示すランク値テーブルの各ランク値A〜Cの初期値として使用できる。
車検残期間についても、同様の処理によりランク値AからCを求めることができる。さらに、上述の処理を、車両の排気量別に行うことにより、図4に示したランク値テーブルの初期値を得ることができる。
なお、以上の説明では、理解を容易にするため、ステップ毎に表を作成する例を示したが、表として表現可能なデータが作成できればよく、視認可能な表を逐一作成する必要はない。以下の説明においても同様である。
(変形例)
以上の説明においては、年式別倍率と走行距離別倍率から、年式別ランク値と走行距離別ランク値を個別に求めている。しかし、これに限定されず、年式別倍率と走行距離別倍率を乗算することにより、相乗的な期待値を求めることも可能である。そこで、以下、年式と走行距離の組みあわせ別にランク値を求める変形例を図27〜図28(B)を参照して説明する。
この変形例においては、CPU601は、年式別倍率と走行距離別倍率とを求めた後、年式別ランク値と走行距離別ランク値を求めることなく、図27に示すランク値データ生成処理を開始する。まず、CPU601は、走行距離を行とし、年式を列とするマトリクスを生成し、図28(A)の倍率マトリクスに示すように、各エントリには、走行距離別倍率と年式別倍率の積を設定する(ステップS91)。
例えば、走行距離が5〜6万kmで年式が2001年のエントリについては、走行距離別倍率0.06と年式別倍率0.56の積0.03を設定する、また、走行距離が14万km以上で年式が2004年のエントリについては、走行距離別倍率8.01と年式別倍率3.40の積27.23を設定する。
次に、CPU601は、各エントリに設定された倍率に基づいて、ランク値を設定し、ランク値テーブルを生成する(ステップS92)。例えば、ランクS:倍率10以上、ランク値A:倍率6以上、ランク値B:倍率3以上、ランク値C:倍率1以上、ランク値D:倍率1未満とすると、図28(A)に示すマトリクスから図28(B)に示すランク値テーブルが得られる。
車検残期間についても同様の処理を行い、さらに、排気量別、車種別などのランク値テーブルを求めてもよい。
また、単純に倍率をランク値に置換した場合に、図29(A)に○で囲って例示するように、近傍のランク値からそのエントリだけがずれたランク値になって、ランク値が入り乱れることがありうる。このような場合には、以後の処理を容易にするため、例えば、図29(B)に示すように、ある範囲に同一のランク値が集まるように、ランク値を編集してもよい。
なお、実施の形態5では、リース契約装置6がランク値データを生成する例を説明したが、ランク値を生成する装置は任意である。リース契約装置6はアンケートを収集するだけで、販売支援装置3がランク値データを求めたり、図示せぬ他の端末装置でランク値データを求める等してもよい。
以上の説明では、長期リース契約による車両の乗り換えに関心を有する者へのアンケートに基づいて、ランク値データを求める手法を説明した。ただし、この発明はこれに限定されない。前述のように、ランク値テーブルの初期データは、例えば、車両の新規購入、乗り換え、買い替え、等の意思、それらへの興味・関心等を示したユーザが所有する車両の属性情報を取得できればどのような手法でもよい。
例えば、カーディーラ、中古車販売店等の販売店にタブレット端末等を配置し、来店した顧客に、上述のアンケートを提示し、アンケートの入力データを収集して、上述と同様の処理を施して、ランク値テーブルを生成してもよい。この場合は、例えば、図20の通信ネットワーク100にタブレット端末とアンケート回収装置とを接続する。アンケート回収装置は、通信ネットワーク100を介してタブレット端末から送信されたアンケートの入力データを受信し、蓄積する。アンケート回収装置は、収集したデータを処理して上述のランク値テーブルを得ることできる。各販売店を訪問する人は、成約に至るかは別として、乗り換えに関し何らかの関心・興味がある人物であると考えられ、適切なランク値データが得られる。
また、例えば、図20のリース契約装置6に代えて、車両のネット販売或いはネットオークション販売のサーバ装置を配置し、車両のネット販売、ネットオークション販売等の販売情報を提供するサイトの閲覧者或いは訪問者にアンケートを提示し、その入力を収集及び解析するようにしてもよい。ここでは、車両の販売に関する情報が自動車の乗り換えに関する配信情報の例であり、アンケートが、アクセス者の車両の属性を問い合わせる情報の例である。
また、車両の乗り換えのための、価格比較サイト、割り引き比較サイト、性能比較サイト、メーカ比較サイト、店舗比較サイト、等の乗り換え情報提供サイトの閲覧者にアンケートを提示し、その入力を収集及び解析するようにしてもよい。
以上の説明では、オンラインで実施するアンケートに基づいて、ランク値データを求める手法を説明した。ただし、この発明はこれに限定されない。例えば、印刷したアンケートに回答してもらい、回答を端末装置に入力して、統計処理する等してもよい。また、アンケートを使用する例に限らず、乗り換えなどに関心を有するユーザが管理する車両の属性情報を収集できるならば、その収集手法は任意である。例えば、ユーザ登録、会員登録などのために属性情報を入力させるようにしてもよい。また、必要情報を一度に入力させる形態でなく、情報の提供状況に応じて必要な時点で必要な情報を取得するようにしてもよい。また、営業担当者が、接客時の顧客から得た情報(排気量年式走行距離次回車検期限などの情報)を営業端末に入力し、入力されたデータを収集処理することによりランク値データを得てもよい。
また、日本国全体を自動車販売支援システム1の所属地域と考え、全国共通のランク値テーブルを求め、そのランク値テーブルを用いて販売支援する例を示したが、ユーザの所属社会(所属地域を含む)をより絞って所属社会専用のランク値テーブル等を求めてもよい。例えば、東京都専用のランク値テーブルを求める場合を想定すると、東京都に居住するユーザからのアンケートから得られた属性情報と、東京都の登録情報と基づいて、年式別倍率、走行距離別倍率などを求めれば良い。どのような範囲を対象社会とするかは任意である。また、A県の公務員専用のランク値テーブル、B社専用のランク値テーブルなどを設計してもよい。
また、車両のグレード別にランク値テーブルを求めて、営業対象ユーザが管理する車両のグレードに応じて、営業活動の期待値を求めてもよい。例えば、国産車管理(所有)者用のランク値テーブルと外国車管理者用のランク値テーブルを区別して求めて、営業活動に利用したり、予め設定した基準に基づいて高級車と大衆者とを区分し、高級車管理(所有)者用のランク値テーブルと大衆者管理者用のランク値テーブルを区別して求めて、営業活動に利用してもよい。
本発明の実施の形態が説明されたが、この実施の形態は、例として提示されたものであり、発明の範囲を限定することを意図されていない。これら新規の実施の形態は、その他の様々な形態で実施することができ、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更され得る。これら実施の形態やその変形は、本発明の範囲および要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 自動車販売支援システム
100 通信ネットワーク
110 属性情報DB
2 ナンバープレート読取装置
20 カメラ
21 文字認識装置
22 送信装置
3 販売支援装置
300 属性情報検索部
302 ランク値検索部
304 走行距離推定部
306 ランク値DB
320 アドバイス情報選択部
322 アドバイス情報DB
324 アドバイス情報送信部
340 フィードバック部
4 営業端末装置
40 営業担当者
5 整備用端末装置
50 自動車
52 ナンバープレート
54 所有者
6 リース契約装置

Claims (18)

  1. 自動車の複数の属性情報を取得する属性情報取得手段と、
    自動車の複数の属性情報と、自動車に関する販売活動の成功の可能性を示すランク値とを対応付けて記憶するランク値データベースと、
    前記属性情報取得手段が取得した複数の属性情報を用いて前記ランク値データベースを検索して、複数のランク値を取得し、取得した複数のランク値の組み合わせに対応するアドバイス情報を送信する送信手段と、
    を備える自動車販売支援システム。
  2. 前記属性情報取得手段は、自動車の登録番号から、該自動車の属性情報を取得する、
    請求項1に記載の自動車販売支援システム。
  3. 前記属性情報取得手段は、
    前記自動車に付されたナンバープレートに記載された前記自動車の登録番号を読み取るナンバープレート読取手段と、
    読み取った登録番号を用いて、登録番号と属性情報とを対応付けて記憶する属性情報データベースから属性情報を取得する手段と、
    を備える、請求項1又は2に記載の自動車販売支援システム。
  4. 前記属性情報取得手段は、自動車の属性情報が記載されたものからコード化された属性情報を読み取る、
    請求項1又は2に記載の自動車販売支援システム。
  5. 前記送信手段は、前記属性情報取得手段が取得した属性情報に基づいて仮のアドバイス情報を送信し、
    欠落している属性情報を補完する属性補完情報を受信する手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記属性情報取得手段が取得した属性情報と受信した属性補完情報とに基づいてアドバイス情報を送信する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の自動車販売支援システム。
  6. 実際に行われた営業活動の結果を示す情報を受信するフィードバック手段と、
    受信した営業活動の結果を示す情報に基づいて、前記ランク値データベースに登録されているランク値を更新するランク値更新手段と、
    をさらに備える請求項1から5のいずれか1項に記載の自動車販売支援システム。
  7. 前記営業活動は、新車の販売と、中古車の販売と、部品交換と、消耗品の販売と、車検の販売と、検査の販売と、の2つ以上を含む、
    請求項6に記載の自動車販売支援システム。
  8. 前記自動車の複数の前記属性情報は、エンジンの排気量の値と、年式と、走行距離と、車検満了日までの残りの期間と、の2つ以上を含む、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の自動車販売支援システム。
  9. 前記ランク値データベースに格納されるランク値データは、自動車の乗り換えに関心を示した人物が管理する車両の属性情報を処理して生成されたものである、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の自動車販売支援システム。
  10. 自動車の乗り換えに関する情報を、通信ネットワークを介して配信する配信手段と、
    前記配信手段にアクセスしてきた端末装置を介して、アクセスして来た人の管理する車両の属性情報を収集する属性情報収集手段と、
    属性情報収集手段で収集した属性情報を処理してランク値データを生成するランク値データ生成手段と、
    を備える、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の自動車販売支援システム。
  11. 前記配信手段は、乗り換えに関する情報として、自動車の販売情報、自動車のリース情報、乗り換え参考情報のいずれかを含む情報を、ネットワークを介して提供し、さらに、アクセスして来た人の車両の属性を問い合わせる情報を送信し、
    前記属性情報収集手段は、応答を受信することにより属性情報を取得する、
    請求項10に記載の自動車販売支援システム。
  12. 前記ランク値データベースに格納されるランク値データを生成するランク値データ生成手段をさらに備え、
    前記ランク値データ生成手段は、収集した属性情報を処理して、
    アクセス者の管理する車両の年式別の割合と走行距離別の割合を求める手段と、
    所属社会における車両の年式別の割合と走行距離別の割合を取得する手段と、
    アクセス者の管理する車両の年式別の割合と所属社会における車両の年式別の割合との比の値と、アクセス者の管理する車両の走行距離別の割合と所属社会における車両の走行距離別の割合との比の値とをそれぞれ求める手段と、
    求められた比の値に基づいて、年式別及び走行距離別のランク値を求める手段と、
    を備える、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の自動車販売支援システム。
  13. 前記ランク値データベースに格納されるランク値データを生成するランク値データ生成手段をさらに備え、
    前記ランク値データ生成手段は、収集した属性情報を処理して、
    アクセス者の管理する車両の年式別の割合と走行距離別の割合を求める手段と、
    所属社会における車両の年式別の割合と走行距離別の割合を取得する手段と、
    アクセス者の管理する車両の年式別の割合と所属社会における車両の年式別の割合との比の値に相当する年式別倍率と、アクセス者の管理する車両の走行距離別の割合と所属社会における車両の走行距離別の割合との比の値に相当する走行距離別倍率とをそれぞれ求め、求めた年式別倍率と走行距離別倍率との積を求める手段と、
    求めた積をランク値に変換し、ランク値を要素とするマトリクスを求める手段と、
    を備える、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の自動車販売支援システム。
  14. 自動車の乗り換えに関する情報を、通信ネットワークを介して配信する配信手段と、
    前記配信手段にアクセスしてきた端末装置を介して、アクセスして来た人の管理する車両の属性情報を収集する属性情報収集手段と、
    属性情報収集手段で収集した属性情報を処理して、自動車に関する販売活動の成功の可能性を示すランク値データを生成する生成手段と、
    を備える、
    自動車販売支援システム。
  15. 自動車の複数の属性情報と販売活動の成功の可能性を示すランク値とを対応付けて記憶し、
    営業対象の自動車の複数の属性情報を求め、求めた属性情報に対応する複数のランク値の組み合わせに基づいて、販売活動に関するアドバイス情報を表示して販売活動を支援する、
    自動車販売支援方法。
  16. コンピュータが実行する方法であって、
    自動車の乗り換えに関する情報を受信するためにアクセスしてきた人の管理する車両の属性情報を収集し、
    収集した属性情報を処理して、自動車に関する販売活動の成功の可能性のランクを示すランク値データを生成する、
    自動車販売支援方法。
  17. コンピュータに、
    自動車の複数の属性情報と、前記自動車に関する販売活動の成功の可能性を示す複数のランク値とを対応付けて記憶するステップと、
    営業対象の自動車の複数の属性情報に対応するランク値の組み合わせを求め、求めたランク値の組み合わせに対応するアドバイス情報を表示することにより、販売活動を支援するステップと、
    を実行させるプログラム。
  18. コンピュータに、
    自動車の乗り換えに関する情報を受信するためにアクセスしてきた人の管理する車両の属性情報を収集するステップと、
    収集した属性情報を処理して、自動車に関する販売活動の成功の可能性のランクを示すランク値データを生成するステップと、
    を実行させるプログラム。
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