JP7266913B1 - 情報配信システム、情報配信方法、及び、プログラム - Google Patents

情報配信システム、情報配信方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】顧客に有用な情報を配信できる情報配信システム、情報配信方法及びプログラムを提供する。【解決手段】通信ネットワークを介して相互に接続された情報配信装置と、複数のユーザ端末と、店舗端末と、から構成される情報配信システムにおいて、情報処理装置10は、登録受付部101が受け付けたユーザの識別情報と、登録番号受信部102が受信したユーザが所有する自動車のカーナンバーと、属性情報入力部103が属性情報DB200から取得した自動車の属性情報と、を対応付けて情報配信装置DB120に記憶している記憶部104と、情報配信装置DB120に記憶される属性情報に基づいてユーザに配信する配信情報を決定し、決定した配信情報を情報配信部106に出力する配信情報決定部105と、配信情報決定部105が決定した配信情報を、通信アプリケーションを介して対応するユーザ宛てに配信する情報配信部106と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、情報配信システム、情報配信方法、及び、プログラムに関する。
販売活動を支援し、販売活動の成功の可能性を高める販売支援システムが提案され、また、利用され始めている。例えば、特許文献1は、ユーザに車検の満了日、各種検査の日付などの案内を通知する顧客管理システムを開示する。
この顧客管理システムは、顧客情報を記憶し、各顧客の車検満了日を判別し、車検の満了日等、各種検査の期日を印刷又は送信する。
特開2019-46218号公報
この顧客管理システムによれば、既存の顧客に車検満了日を通知できるが、ユーザに対してより有用な情報を提供できるシステムが望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みて成されたものであり、ユーザに有用な情報を配信できる情報配信システム等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報配信システムは、
ネットワークを介してメッセージをやりとり可能な通信アプリケーションを介して、所定の店舗に応じた情報配信の登録をユーザから受け付ける登録受付手段と、
前記所定の店舗に応じた情報配信の登録を受け付けたユーザから、前記通信アプリケーションを介して該ユーザの自動車登録番号を受信する登録番号受信手段と、
ユーザから前記自動車登録番号を受信した場合、該自動車登録番号に対応した属性情報を入力する属性情報入力手段と、
前記所定の店舗に応じた情報配信の登録を行ったユーザの識別情報と、該ユーザから受信した前記自動車登録番号と、該自動車登録番号に対応した前記属性情報と、を対応付けて記憶装置に記憶する記憶手段と、
ユーザに対応付けて記憶される前記属性情報に基づいて、該ユーザに配信する配信情報を決定する配信情報決定手段と、
前記配信情報決定手段が決定した前記配信情報を、前記通信アプリケーションを介して対応するユーザ宛てに配信する情報配信手段と、を備え、
前記配信情報は、前記所定の店舗で使用可能なクーポンを含み、
前記配信情報決定手段は、予め定められたクーポン配信設定に基づいて、配信するクーポンの種類及び配信時期を決定し、
ユーザのクーポンの使用履歴を記憶装置に記憶するクーポン使用履歴記憶手段と、
前記クーポン使用履歴記憶手段により記憶されるクーポンの使用履歴に基づいて、配信するクーポンの種類と配信時期とを定めたクーポン配信シナリオを生成するシナリオ生成手段と、をさらに備え
前記クーポン使用履歴記憶手段は、ユーザに対するクーポンの配信履歴をさらに記憶し、
前記シナリオ生成手段は、前記クーポン使用履歴記憶手段により記憶される複数のユーザのクーポンの配信履歴及び使用履歴に基づいて、使用されたクーポンの種類及び配信時期と、該クーポンを使用したユーザに対応付けて記憶される前記属性情報と、の相関関係を機械学習により学習し、学習結果に基づき前記属性情報に応じた前記クーポン配信シナリオを生成する
前記シナリオ生成手段が生成した前記クーポン配信シナリオを、前記クーポン配信設定に適用するようにしてもよい。
前記クーポン使用履歴記憶手段は、ユーザに対するクーポン配信履歴をさらに記憶し、
前記シナリオ生成手段は、さらに、前記クーポン使用履歴記憶手段により記憶される複数のユーザのクーポンの配信履歴とクーポンの使用履歴との相関関係を機械学習により学習し、学習結果に基づき前記クーポン配信シナリオを生成するようにしてもよい。
前記属性情報は、車検満了日に関する情報を含み、
前記配信情報決定手段は、前記属性情報が示す車検満了日までの期間が所定期間となったときに、車検に関する情報を配信すると決定するようにしてもよい。
前記属性情報は、車種に関する情報と年式に関する情報とを含み、
前記配信情報決定手段は、前記属性情報が示す車種及び年式の少なくともいずれか一方に基づいて、ユーザに配信する商品情報を決定するようにしてもよい。
前記属性情報は、車種に関する情報と年式に関する情報と走行距離に関する情報とを含み、
前記配信情報決定手段は、前記属性情報が示す車種、年式及び走行距離の少なくともいずれか1つに基づいて、ユーザの自動車の乗り替え意向度を分析し、該乗り替え意向度が所定値以上であった場合に、自動車の乗り替えに関する情報を配信すると決定するようにしてもよい。
前記配信情報は、クーポンを含み、
前記配信情報決定手段は、予め定められたクーポン配信設定に基づいて、配信するクーポンの種類及び配信時期を決定するようにしてもよい。
前記配信情報は、クーポンを含み、
ユーザのクーポンの使用履歴を記憶装置に記憶するクーポン使用履歴記憶手段を備え、
前記クーポン使用履歴記憶手段に記憶されるクーポンの使用履歴に基づいて、配信するクーポンの種類と配信時期とを定めたクーポン配信シナリオを生成するシナリオ生成手段を備えるようにしてもよい。
前記配信情報決定手段によりユーザに配信すると決定され得る前記配信情報の種類を設定可能な情報設定手段を備えるようにしてもよい。
前記情報配信手段が配信した前記配信情報に対応した予約を、前記通信アプリケーションを介して受け付ける予約受付手段を備えるようにしてもよい。
前記情報配信の登録を行ったユーザに関する情報を店舗端末に提供するユーザ情報提供手段を備えるようにしてもよい。
また、本発明の情報配信方法は、
ネットワークを介してメッセージをやりとり可能な通信アプリケーションを介して、所定の店舗に応じた情報配信の登録をユーザから受け付け、
前記所定の店舗に応じた情報配信の登録を受け付けたユーザから、前記通信アプリケーションを介して該ユーザの自動車登録番号を受信し、
前記自動車登録番号を受信した場合、該自動車登録番号に対応した属性情報を入力し、
前記所定の店舗に応じた情報配信の登録を行ったユーザの識別情報と、該ユーザから受信した前記自動車登録番号と、該自動車登録番号に対応した前記属性情報と、を対応付けて記憶装置に記憶し、
ユーザに対応付けて記憶される前記属性情報に基づいて、該ユーザに配信する配信情報を決定し、
決定した前記配信情報を、前記通信アプリケーションを介して対応するユーザ宛てに配信し、
前記配信情報は、前記所定の店舗で使用可能なクーポンを含み、
予め定められたクーポン配信設定に基づいて、配信するクーポンの種類及び配信時期を決定し、
ユーザのクーポンの使用履歴を記憶装置に記憶し、
クーポンの使用履歴に基づいて、配信するクーポンの種類と配信時期とを定めたクーポン配信シナリオを生成し、
ユーザに対するクーポンの配信履歴をさらに記憶し、
複数のユーザのクーポンの配信履歴及び使用履歴に基づいて、使用されたクーポンの種類及び配信時期と、該クーポンを使用したユーザに対応付けて記憶される前記属性情報と、の相関関係を機械学習により学習し、学習結果に基づき前記属性情報に応じた前記クーポン配信シナリオを生成する
また、本発明のプログラムは、
コンピュータを、
ネットワークを介してメッセージをやりとり可能な通信アプリケーションを介して、所定の店舗に応じた情報配信の登録をユーザから受け付ける登録受付手段、
前記所定の店舗に応じた情報配信の登録を受け付けたユーザから、前記通信アプリケーションを介して該ユーザの自動車登録番号を受信する登録番号受信手段、
前記自動車登録番号を受信した場合、該自動車登録番号に対応した属性情報を入力する属性情報入力手段、
前記所定の店舗に応じた情報配信の登録を行ったユーザの識別情報と、該ユーザから受信した前記自動車登録番号と、該自動車登録番号に対応した前記属性情報と、を対応付けて記憶装置に記憶する記憶手段、
ユーザに対応付けて記憶される前記属性情報に基づいて、該ユーザに配信する配信情報を決定する配信情報決定手段、
前記配信情報決定手段が決定した前記配信情報を、前記通信アプリケーションを介して対応するユーザ宛てに配信する情報配信手段、として機能させ、
前記配信情報は、前記所定の店舗で使用可能なクーポンを含み、
前記配信情報決定手段は、予め定められたクーポン配信設定に基づいて、配信するクーポンの種類及び配信時期を決定し、
ユーザのクーポンの使用履歴を記憶装置に記憶するクーポン使用履歴記憶手段、
前記クーポン使用履歴記憶手段により記憶されるクーポンの使用履歴に基づいて、配信するクーポンの種類と配信時期とを定めたクーポン配信シナリオを生成するシナリオ生成手段、としてさらに機能させ
前記クーポン使用履歴記憶手段は、ユーザに対するクーポンの配信履歴をさらに記憶し、
前記シナリオ生成手段は、前記クーポン使用履歴記憶手段により記憶される複数のユーザのクーポンの配信履歴及び使用履歴に基づいて、使用されたクーポンの種類及び配信時期と、該クーポンを使用したユーザに対応付けて記憶される前記属性情報と、の相関関係を機械学習により学習し、学習結果に基づき前記属性情報に応じた前記クーポン配信シナリオを生成する
上記構成のシステム、方法、プログラムによれば、ユーザに有用な情報を配信できる。
本発明の実施の形態に係る情報提供システムの構成図である。 情報配信装置の機能構成図である。 情報配信装置を構成するコンピュータのハードウエア構成図である。 属性情報DBに格納されている属性情報を例示する図である。 会員登録処理の動作を示すフローチャートである。 (A)店舗情報の一例を示す図、(B)会員情報の一例を示す図である。 配信情報決定処理の動作を示すフローチャートである。 乗り替え意向度の判定例である。 登録情報閲覧・変更処理の動作を示すフローチャートである。 予約受付処理の動作を示すフローチャートである。 シナリオ生成・更新処理の動作を示すフローチャートである。 (A)~(D)は、ユーザ端末における表示例である。
以下、本発明の実施の形態に係る情報配信システムと情報配信方法を、図面を参照しながら詳細に説明する。実施の形態において、同一の構成部分には同一の符号を付す。
本実施の形態に係る情報配信システム1は、ガソリンスタンド等の自動車に関するサービスを提供する店舗であって、情報配信システム1を導入した店舗に会員登録した自動車のオーナー(ユーザ)に対して、自動車に関する情報やその店舗で利用可能なクーポンといった有用な情報であって、ユーザが所持する自動車に応じた情報を配信可能としたシステムである。情報配信システム1は、情報配信システム1を導入した店舗それぞれで利用できるサービス、ツールまたはプラットフォームとなっている。
各店舗に対する会員登録、言い換えると、情報配信の登録は、ユーザが保持するユーザ端末20にインストールされたメッセージをやりとり可能な通信アプリケーション(メッセンジャー、チャットアプリ)を介して行う。該通信アプリケーションは、インストールされたユーザ端末20間でメッセージ、画像、動画像、ファイル等のやりとり(送受信)が可能である。また、該通信アプリケーションは、店舗、企業、メーカ等のアカウントを登録(友達登録)することで、該店舗、企業、メーカ等が配信する情報を受信可能となる。このように、通信アプリケーションは、一般に広く流通しているものであることが好ましいが、専用のアプリケーションやSNS(Social Networking Service)のメッセージ機能を利用してもよい。なお、通信アプリケーションや専用のアプリケーションは、双方向にメッセージをやりとり可能なものに限定されず、情報配信装置10からユーザ端末20に対してメッセージを通知可能なものであってもよい。
この実施の形態の情報配信システム1では、通信アプリケーションを介して情報配信システム1を導入した店舗への情報配信の登録(友達登録)が行われると、ユーザ所有の自動車のカーナンバー(自動車登録番号)の入力を促す。情報配信システム1を利用する店舗では、友達登録用の二次元コードやIDを記載したPOP(Point of purchase advertising)、ポスター、ステッカー、パネル、カード等を設置したり、店員による呼びかけをすることで、ユーザの友達登録及びカーナンバーの入力を促すことが好ましい。
そして、カーナンバーが入力されると、情報配信システム1は、カーナンバーからその自動車の属性情報(車種、排気量、走行距離、年式、車検残期間等の車検証情報)を取得する。これにより、情報配信システム1は、自動車の属性情報に応じて、ユーザに配信する情報を決定し、決定された自動車の属性情報に応じた情報をユーザに配信するので、ユーザが所持する自動車に応じた有用な情報を配信できる。また、一般に使用される通信アプリケーションを介して、会員登録及びカーナンバーの取得を行うので、ユーザの会員登録が容易なので新規顧客の獲得や顧客の囲い込みを期待できる。なお、配信可能な情報の種類、クーポンの種類、クーポンの配信時期は、店舗側が情報配信システム1に事前に設定する。情報配信システム1は、その設定内でユーザに配信する情報を決定する。
図1に示すように、情報配信システム1は、通信ネットワーク90を介して相互に接続された情報配信装置10と、ユーザ端末20と、店舗端末30と、から構成される。また、通信ネットワーク90には、外部装置として、属性情報データベース(database;DB)200が接続されている。図1では、3台のユーザ端末20と1台の店舗端末30が示されているが、ユーザ端末20及び店舗端末30の数は一例であり、実際には情報配信システム1を利用するユーザの数や店舗の数に応じた数となる。
情報配信装置10は、ユーザ端末20から通信アプリケーションの友達登録を受け付け、通信アプリケーションを介してユーザが所有するカーナンバーの情報を受信する。そして、そのカーナンバーに基づいて自動車の属性情報(車種、排気量、走行距離、年式、車検残期間等の車検証情報)を属性情報DB200から取得し、ユーザの通信アプリケーションの識別情報(ユーザID)、カーナンバー、属性情報等を対応付けて記憶する。そして、情報配信装置10は、記憶されたユーザの自動車の属性情報に基づいて、配信する情報を決定し、決定した情報を通信アプリケーションを介してユーザに配信する装置である。
図2に示すように、情報配信装置10は、機能構成として、登録受付部101、登録番号受信部102、属性情報入力部103、記憶部104、配信情報決定部105、情報配信部106、クーポン使用履歴記憶部110、シナリオ生成部111、情報設定部112、予約受付部113、ユーザ情報提供部114、情報配信装置DB120を備える。
登録受付部101は、ユーザ端末20から送信された通信アプリケーションの友達登録要求を受け付け、そのユーザの通信アプリケーションの識別情報(ユーザID)を記憶部104に出力する。登録受付部101は、請求項における登録受付手段の一例である。
登録番号受信部102は、友達登録要求を受け付けたユーザ端末20から通信アプリケーションを介してユーザのカーナンバー(自動車登録番号)を受信し、記憶部104に出力する。登録番号受信部102は、請求項における登録番号受信手段の一例である。
属性情報入力部103は、登録番号受信部102で受信したカーナンバーを用いて属性情報DB200から取得した自動車の属性情報を入力し、記憶部104に出力する。属性情報入力部103は、請求項における属性情報入力手段の一例である。
記憶部104は、ユーザの識別情報と、該ユーザが所有する自動車のカーナンバーと、該自動車の属性情報と、を対応付けて情報配信装置DB120に記憶する。記憶部104は、請求項における記憶手段の一例である。
配信情報決定部105は、情報配信装置DB120に記憶される属性情報(車種、排気量、走行距離、年式、車検残期間等)に基づいてユーザに配信する配信情報を決定し、決定した配信情報を情報配信部106に出力する。配信情報決定部105は、請求項における配信情報決定手段の一例である。
情報配信部106は、配信情報決定部105が決定した配信情報を、通信アプリケーションを介して対応するユーザ宛てに配信する。情報配信部106は、請求項における情報配信手段の一例である。
クーポン使用履歴記憶部110は、配信情報としてユーザ端末20に配信されたクーポンの使用履歴を、クーポンを使用したユーザの識別情報と対応付けて情報配信装置DB120に記憶する。クーポン使用履歴記憶部110は、請求項におけるクーポン使用履歴記憶手段の一例である。
シナリオ生成部111は、情報配信装置DB120に記憶されるクーポンの使用履歴に基づいて、配信するクーポンの種類、配信時期等を含むクーポン配信シナリオを生成または更新する。シナリオ生成部111は、請求項におけるシナリオ生成手段の一例である。
情報設定部112は、情報配信装置10の入力装置や店舗端末20からネットワーク90を介してある店舗の情報配信設定(配信する情報の種類、クーポンの種類、配信時期に関する設定)の設定を受け付け、設定された情報配信設定を店舗の識別情報と対応付けて情報配信装置DB120に記憶する。情報設定部112は、請求項における情報設定手段の一例である。
予約受付部113は、ユーザ端末20から通信アプリケーションを介して車検や施工の予約を受け付け、受け付けた予約に対応した予約情報を店舗端末30に通知する。予約受付部113は、請求項における予約受付手段の一例である。
ユーザ情報提供部114は、店舗端末30から通信ネットワーク90を介してユーザ情報の参照要求を受信し、要求に応じたユーザ情報を店舗端末20に提供する。ユーザ情報提供部114は、請求項におけるユーザ情報提供手段の一例である。
情報配信装置DB120は、情報配信システム1を利用する店舗情報、店舗毎のユーザ情報(会員情報)、クーポン配布シナリオ等を記憶するDBである。
図1、図2に示す情報配信装置10は、コンピュータから構成され、ハードウエア的には、例えば、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)151と、ROM(Read Only Memory)152と、RAM(Random Access Memory)153と、補助記憶装置154と、通信I/F(インタフェース)155と、を備える。これらの各部は、バスBLを介して相互に電気的に接続されている。なお、情報配信装置10は、情報配信システム1の運営者により設置されるサーバ装置であってもよいし、第三者により提供されるクラウドサーバに情報配信装置10の機能を実装したものであってもよい。
CPU151は、ROM152及び補助記憶装置154に記憶されているプログラムをRAM153に展開して実行することにより、情報配信装置10全体を制御する。CPU151は、図2に示す登録受付部101、登録番号受信部102、属性情報入力部103、記憶部104、配信情報決定部105、情報配信部106、クーポン使用履歴記憶部110、シナリオ生成部111、情報設定部112、予約受付部113、ユーザ情報提供部114として機能する。
ROM152は、CPU151が実行する基本プログラムや固定データ等を記憶する不揮発性メモリである。RAM153は、CPU151の作業領域として使用される。
補助記憶装置154は、記憶内容が書き換え可能な大容量かつ不揮発性の記憶装置から構成される。補助記憶装置154は、情報配信システム1の会員情報や店舗情報を記憶する。補助記憶装置154は、図2に示す情報配信装置DB120として機能する。また、補助記憶装置154は、CPU151が後述する各処理を実行するためのプログラムを記憶する。
通信I/F155は、通信ネットワーク90を介して、ユーザ端末20、店舗端末30、属性情報DB200と通信を行う。
ユーザ端末20は、ユーザが所持する通信端末であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末などから構成される。ユーザ端末20には、メッセージをやりとり可能な通信アプリケーションがインストールされている。ユーザ端末20により情報配信システム1への会員登録、言い換えると、情報配信システム1を導入した特定の店舗の通信アプリケーションの友達登録をすることで、情報配信装置10から通信アプリケーションを介して、ユーザ所有の自動車に応じた情報や、会員登録した店舗のクーポンを受け取ることができるようになる。
店舗端末30は、店舗に設置された通信端末や、店舗のスタッフが所持する通信端末であり、例えば、パーソナルコピュータ、スマートフォン、タブレット端末などから構成される。店舗端末30から通信ネットワーク90を介して情報配信装置10にアクセスすることで、情報配信設定の参照や変更、登録済みの会員情報、クーポン使用実績等を参照可能である。ユーザ端末20や店舗端末30は、ハードウエア的には、CPU、ROM、RAM、補助記憶装置、通信I/F、表示装置、入力装置等を備える。
図1に示す属性情報DB200は、図4に例示するように、複数の自動車の登録番号(カーナンバー)に対応付けて、車台番号、所有者の氏名又は名称、所有者の住所、・・・、登録年月日、自動車の排気量、自動車の年式(初年度登録年月)、車検有効期間の満了する日、車検の履歴(車検期限日、車検実施日、車検時の走行距離、車検費用・・・)などの属性情報(車検証情報)を記憶する。属性情報DB200は、情報配信装置10からの自動車登録番号を伴う検索要求に応答して、対応する属性情報を検索して読み出し、属性情報入力部103に送信する。属性情報DB200は、例えば、企業、業界団体等により設置される。属性情報DB200には、自動車の登録時に基礎的なデータが登録され、車検実施時に、その車検に関する情報(登録年月日や車検履歴)と車検有効期間満了する日が設定される。
図1に示す通信ネットワーク90は、例えば、インターネット、携帯電話通信回線、LAN(Local Area Network)、VPN(Virtual Private Network)および通信ケーブルのいずれかまたはこれらの2つ以上の組み合わせであって、情報配信システム1の構成要素の間を、データ通信可能に接続する。
次に、上記構成を有する情報配信システム1の動作を説明する。図5は、会員登録処理の動作を示すフローチャートである。店舗に設置された媒体(POP、ポスター等)に記載された二次元コードをユーザ端末20で読み取るといった通信アプリケーションの友達登録操作を検出すると(ステップS11;Yes)、ユーザ端末20は、情報配信装置10に対して、通信アプリケーションのユーザID(友達登録要求)を送信する(ステップS12)。
その後、通信アプリケーションを介したカーナンバーの登録操作を検出すると(ステップS13;Yes)、入力されたカーナンバーの情報を情報配信装置10に送信する(ステップS14)。なお、図5では、友達登録後に連続してカーナンバーが登録される例を示しているが、ユーザは、友達登録後はいつでも通信アプリケーションを介してカーナンバーを登録できる。このように、ユーザは、一般に使用される通信アプリケーションを介した簡単な操作で会員登録ができるので、ユーザの会員登録を促すことができ、新規顧客の獲得や顧客の囲い込みを期待でき、業容の拡大に寄与可能となる。また、ユーザはカーナンバーを入力するだけで自動車の属性情報が登録されるので、所有する自動車の情報を入力する必要がなく、簡単な操作で属性情報を登録でき、該属性情報に基づいた情報の配信が可能になる。
情報配信装置10のCPU151は、ユーザ端末20から通信アプリケーションのユーザIDを受信すると、そのユーザIDを補助記憶装置154(情報配信装置DB120)に記憶する(ステップS21)。
また、情報配信装置10のCPU151は、通信アプリケーションを介してユーザ端末20からカーナンバーの情報を受信すると、ユーザIDに対応付けてカーナンバーを情報配信装置DB120に記憶する(ステップS22)。
その後、情報配信装置10のCPU151は、カーナンバーに対応した属性情報を属性情報DB200から取得して情報配信装置10に入力する(ステップS23)。
ステップS23では、例えば、CPU151は、通信ネットワーク90を介して、属性情報DB200に対してカーナンバーを含む検索要求を送信する。属性情報DB200は、情報配信装置10からの検索要求に応答して、受信したカーナンバーに対応付けて記憶されている属性情報を読み出し、情報配信装置10に送信する。なお、属性情報DB200は、受信したカーナンバーに対応付けて記憶されている全ての属性情報を送信することに限定されず、一部の情報(例えば所有者の氏名又は名称、所有者の住所といった個人情報)の送信は制限するようにしてもよい。このように、属性情報DB200から取得できない属性情報は、ユーザ端末20で入力可能として、ユーザ端末20から取得するようにしてもよい。
なお、オペレーターがカーナンバーに基づいて、属性情報DB200を検索して、検索結果に対応した属性情報を情報配信装置10に入力するようにしてもよいし、カーナンバーを含む検索要求の属性情報DB200への送信処理、及び、属性情報DB200から送信された検索結果に対応した属性情報の入力処理を自動化してもよい。即ち、カーナンバーに基づいて取得された属性情報が情報配信装置10に入力されていればよい。
属性情報が入力されると、情報配信装置10のCPU151は、ユーザIDに対応付けてその属性情報を記憶する(ステップS24)。以上の会員登録処理により、情報配信装置DB120にユーザID、カーナンバー、属性情報が対応付けて記憶され、ユーザの情報配信システム1の会員登録が完了する。このように、通信アプリケーションを介した友達登録、及び、カーナンバーの入力といった簡単な操作で、情報配信システム1を導入した店舗への情報配信の会員登録が可能なので、ユーザの会員登録を促すことができ、新規顧客の獲得や顧客の囲い込みを期待でき、業容の拡大に寄与可能となる。また、入力されたカーナンバーに対応した属性情報に基づいた情報の配信が可能になり、ユーザに有用な情報を配信できる。
図6は、情報配信装置DB120に記憶される情報の一例を示している。図6(A)は店舗情報を示す。情報配信システム1を店舗が導入するためには、情報配信システム1に店舗情報を事前に登録する必要がある。店舗情報は、店舗ID、店舗名、所属会員情報、情報配信設定等が対応付けられた情報である。店舗IDは店舗を一意に識別するための識別情報であり、例えば、店舗情報の登録時に自動的に割り当てられる。店舗名は該店舗IDに対応する店舗の名称である。所属会員情報は、その店舗に所属する会員の情報(会員ID、会員数等)である。情報配信設定は、その店舗として配信する情報の種類、クーポンの種類、配信時期を定めた情報である。店舗情報は、例えば、情報配信システム1の運営者が、店舗側からヒアリングした情報等に基づいて入力する。なお、情報配信設定は店舗側が直接設定するようにしてもよい。情報配信設定のうち、クーポンの種類や配信時期を定めたクーポン配布シナリオを複数用意して、店舗側に選択させるようにしてもよい。店舗情報として、他の情報(業態、所在地、営業時間等)が対応付けられていてもよい。
図6(B)は、会員情報を示す。会員情報は、会員ID、通信アプリケーションのユーザID、カーナンバー(自動車登録番号)、属性情報(車検証情報)、クーポン配信・利用履歴等が対応付けられた情報である。会員情報は、ユーザが情報配信システム1を導入している店舗に友達登録したときに図5の会員登録処理により作成される。会員IDは情報配信システム1の会員を一意に識別するための識別情報であり、通信アプリケーションの友達登録要求(ユーザID)を受け付けたときに自動で割り当てられる。会員IDは、会員IDの一部等により、いずれの店舗の会員であるかを識別できるようにしてもよい。通信アプリケーションのユーザID、カーナンバー、属性情報は、図5の会員登録処理で記憶される情報である。クーポン配信・利用履歴は、その会員に対するクーポンの配信履歴と利用履歴を示す情報である。クーポン配信・利用履歴は、後述するシナリオ生成・更新処理で使用される。会員情報として、他の情報(個人情報、連絡先等)が対応付けられていてもよい。他の情報については、例えば、ユーザ(会員)がユーザ端末20により登録できるようにすればよい。
なお、この実施の形態では、会員登録時に会員IDが割り当てられる構成としたが、会員IDを割り当てずに、通信アプリケーションのユーザIDにより会員を識別するようにしてもよい。また、会員IDを別の処理で作成可能として、先に作成された会員IDを後から通信アプリケーションのユーザIDに紐付け可能にしてもよい。
図7は、情報配信装置10の配信情報決定部105により実行される配信情報決定処理の動作を示すフローチャートである。情報配信装置10のCPU151(配信情報決定部105)は、所定周期(例えば1日1回等)で配信情報決定処理を実行し、会員(ユーザ)に情報を配信するか否かや配信する情報を決定し、決定結果に応じた情報を、通信アプリケーションを介してユーザ端末20に送信する。配信情報決定処理では、CPU151は、先ず、情報配信装置DB120に記憶される全ての会員情報を参照し、会員情報に含まれる属性情報の車検有効期間の満了する日(車検満了日)までの期間が90日であるか否かを判定する(ステップS31)。
車検満了日まで90日であった場合(ステップS31;Yes)、CPU151は、その会員に対して車検情報を配信することを決定する(ステップS32)。車検情報は、車検満了日までの日数、車検の概算費用、車検時に使用可能なクーポン、予約を受け付けるための情報等が含まれていればよい。車検の概算費用は、属性情報(車種、年式、走行距離等)に基づいて算出されればよい。なお、ここでは、車検満了日まで90日か否かを判定し、車検満了日の90日前にユーザに車検情報を配信するようになっているが、判定及び配信を行うタイミングは車検満了日前の所定期間前であればよく、好適に車検情報を配信できれば任意のタイミングでよい。
車検満了日まで90日でない場合や(ステップS31;No)、ステップS32の処理を実行した後は、商品情報の配信タイミングであるか否かを判定する(ステップS33)。商品情報の配信タイミングは、予め日時や曜日が決まっていてもよいし、店舗の情報配信設定により定まるようにしてもよい。
商品情報の配信タイミングであれば(ステップS33;Yes)、会員情報の属性情報に含まれる車種、年式、及び、店舗の情報配信設定に基づいて、配信する商品情報を決定する(ステップS34)。ステップS34では、例えば、カーコーティングの施工を行う店舗であって、店舗の情報配信設定がカーコーティングの情報を配信する設定であれば、車種、年式に基づいて、配信するカーコーティング商品情報を決定する。例えば、輸入車や購入から1年以内の車であれば高付加価値のカーコーティング商品情報を配信すると決定し、年式が所定年以上古い車であればローコストのカーコーティング商品情報を配信すると決定し、それ以外の車であれば通常のカーコーティング商品情報を配信すると決定すればよい。このように、属性情報に含まれる車種及び年式の少なくともいずれか一方に基づいて、配信する商品情報が決定されればよい。
なお、他の属性情報(排気量や走行距離)や他の会員情報(会員の誕生日、カーナビやカーオーディオの機種情報等)に基づいて、配信する商品情報が決定されるようにしてもよい。また、会員の属性情報に関わらず、店舗の情報配信設定に基づいて送信される商品情報(例えば新製品情報等)があってもよい。
商品情報の配信タイミングでない場合や(ステップS33;No)、ステップS34の処理を実行した後は、乗り替え情報の配信タイミングであるか否かを判定する(ステップS35)。乗り替え情報の配信タイミングは、予め日時や曜日が決まっていてもよいし、店舗の情報配信設定により定まるようにしてもよい。
乗り替え情報の配信タイミングであれば(ステップS35;Yes)、CPU151は、会員情報の属性情報に含まれる車種、年式、及び、走行距離に基づいて、会員の乗り替え(自動車の買い替え)意向度を判定する(ステップS36)。
一般に、年式が新しい場合には、故障などの不具合は生じにくく、車の乗り替え(買い替え)の可能性は低く、年式が古くなるに従って、不具合等が生じ易くなり、乗り替えの可能性は高くなる。また、自動車の走行距離が短い場合には、故障などの不具合は生じにくく、乗り替えの可能性は低く、走行距離がさらに大きくなるにつれ、故障などの不具合が生じるケースが増し、乗り替えの可能性は高くなる。また、車種によっても、乗り替えの傾向が異なる。
この実施の形態では、車種、年式、走行距離をA、B、C(Aは乗り替え意向度が高く、Cは乗り替え意向度が低い。)の3段階に予め分類し、図8に示すように、そのランクの組合せで乗り替え意向度を判定する。例えば、ランクの組合せ毎に乗り替え意向度が数値化されるようにすればよい。
ランクの分類したデータベースは、例えば、車両の新規購入、買い変え、乗り替え等の意思、興味、関心等を示したユーザへのアンケートを集積し、これを分析することで形成される。例えば、アンケートで入力された車種、年式、走行距離と、実際の乗り替えの有無、乗り替えへの意思、興味、関心と、の相関関係を分析し、相関関係の高い車種、年式、走行距離を高いランク分類すればよい。なお、この実施の形態では、乗り替え意向度を3段階に分類するが任意の段階数に分類してもよい。また、車検残期間、自家用車と商用車の別、所有者の年齢等の他の属性情報を乗り替え意向度の判定に用いるようにしてもよい。
また、この乗り替え意向度を分析するためのアンケートは、例えば、カーディーラ来店者、中古車販売店来店者、中古オークション参加者、カーリース利用者といった、実際の乗り替えを行った者や購入や乗り替えに強い意志、興味を示す者を対象とすることで、乗り替え意向度の分析精度の向上が期待できる。なお、分析の範囲を広げるため、アンケートの対象を、カーシェアリング利用者、ドライブ同好会会員、車両乗り替えのための価格比較サイトの利用者等の、乗り替えにある程度興味を示した者を対象に実施されるようにしてもよい。
なお、この実施の形態では、車種、年式、及び、走行距離に基づいて会員の乗り替え意向度を判定しているが、車種、年式、及び、走行距離の少なくともいずれか1つに基づいて乗り替え意向度を判定するようにしてもよい。例えば、簡易的に年式のみのランクで乗り替え意向度を判定してもよい。また、車種、年式、及び、走行距離のうちいずれかの情報が欠落していた場合は、欠落した情報を除外して揃っている情報のみで乗り替え意向度を判定してもよい。または、欠落した情報を補完、推定して乗り替え意向度を判定するようにしてもよい。
例えば、属性情報として取得できる走行距離は、前回車検時の走行距離なので、初年度登録から3年未満の自動車について走行距離を取得できない。この場合は、車種及び年式に基づいて乗り替え意向度を判定するようにしてもよい。
また、乗り替え意向度の判定時の走行距離は、例えば、初年度登録からの前回車検時までの期間(年式)、前回車検時の走行距離、前回車検時からの経過期間等に基づいて、推定すればよい。また、店舗端末20から会員の走行距離が入力された場合、その走行距離の情報を適用してもよい。
なお、他の属性情報(排気量等)や他の会員情報(会員の年齢等)に基づいて、会員の乗り替え意向度を判定するようにしてもよい。
続いて、CPU151は、車種、年式、及び、走行距離に基づいて判定された乗り替え意向度が所定の閾値より大きいか否かを判定する(ステップS37)。この閾値は、乗り替え意向度が高いと判定される値であればよく、経験則や統計により予め数値が決まっていてもよいし、店舗の情報配信設定により定まるようにしてもよい。
乗り替え意向度が所定の閾値より大きい場合(ステップS37;Yes)、その会員に対して乗り替え情報を配信することを決定する(ステップS38)。乗り替え情報は、例えば、下取りの概算価格、新車やリースの概算価格、乗り替え時に使用可能なクーポン、その他買い替え時に適用されるキャンペーン情報等が含まれていればよい。下取りの概算価格は、属性情報(車種、年式、走行距離等)に基づいて算出されればよい。
乗り替え情報の配信タイミングでない場合や(ステップS35;No)、乗り替え意向度が所定の閾値以下である場合(ステップS37;No)、またはステップS38の処理を実行した後は、クーポンの配信タイミングであるか否かを判定する(ステップS39)。クーポンの配信タイミングは、予め日時や曜日が決まっていてもよいし、店舗の情報配信設定により定まるようにしてもよい。
クーポンの送信タイミングであれば(ステップS39;Yes)、CPU151は、店舗の情報配信設定に基づいて、配信するクーポンを決定する(ステップS40)。ステップS40では、例えば、情報配信設定で設定されている種類のクーポン(例えば、給油、洗車、修理、オイル交換等のクーポン)を配信すると決定すればよい。なお、予めクーポンの種類、配信時期、配信順序等を定めたクーポンの配信シナリオに基づいて、配信するクーポンを決定してもよい。
クーポンの配信タイミングでない場合や(ステップS39;No)、ステップS40の処理を実行した後は、CPU151は、配信すると決定された情報を、通信アプリケーションを介して対応するユーザ端末20に送信する(ステップS41)。その後、配信情報決定処理を終了する。
このような、配信情報決定処理を実行することで、店舗の設定や、各会員の自動車の属性情報に応じた情報を配信することができる。特に、会員の自動車の属性情報に応じて、配信する情報を決定するので、会員に適した有用な情報を配信可能になる。
図9は、登録情報閲覧・設定変更処理の動作を示すフローチャートである。この実施の形態では、店舗端末30からブラウザや専用アプリケーションを介して情報配信装置10にアクセスして、各種の登録情報の閲覧や変更を行うことができる。店舗端末30から、情報配信装置10に対する登録情報の閲覧要求を受信すると(ステップS51;Yes)、情報配信装置10のCPU151は、要求に応じた情報を店舗端末30に送信する(ステップS52)。店舗端末30から閲覧できる情報は任意でよいが、例えば、所属会員情報や、クーポンの利用実績等を閲覧できるようにすればよい。
また、店舗端末30から、情報配信装置10に対する登録情報の変更要求を受信すると(ステップS53;Yes)、情報配信装置10のCPU151は、要求に応じて、情報配信装置DB120の記憶内容を更新する(ステップS54)。例えば、店舗端末30から、情報配信設定の変更や、所属会員情報の変更や追加、会員の自動車の走行距離の登録等をできるようにすればよい。
図10は、予約受付処理の動作を示すフローチャートである。ユーザに配信する車検情報や商品情報には、車検の予約や商品、サービス(コーティングの施工、洗車等)の予約を受け付けるための情報、例えば予約画面へのリンク等を含ませることができる。情報配信装置10のCPU151は、その予約画面を介して、ユーザ端末20から予約情報(予約者や日時に関する情報等)を受信した場合(ステップS61;Yes)、予約情報を情報配信装置DB120に保存するとともに(ステップS62)、通信ネットワーク90を介して予約情報を店舗端末30に通知する(ステップS63)。これにより、店舗側が、配信した情報に応じた予約が発生したことを把握できる。店舗端末30に対する通知は、例えば、通信アプリケーションや電子メールで行えばよい。
図11は、シナリオ生成・更新処理の動作を示すフローチャートである。情報配信装置10のCPU151は、任意のタイミングでクーポンの配信シナリオを生成または更新するためのシナリオ生成・更新処理を実行する。情報配信装置DB120には、情報配信システム1を導入している全ての店舗の会員のクーポン使用履歴が記憶される。例えば、100の店舗が情報配信システム1を導入していれば100店全ての会員のクーポン使用履歴が蓄積されることになる。情報配信装置10は、このビッグデータを用いて、最適なクーポンの配信シナリオを生成し、更新する。
シナリオ生成・更新処理では、情報配信装置10のCPU151は、まず、情報配信装置DB120に記憶される全会員の会員情報に含まれるクーポン配信・使用履歴を収集する(ステップS71)。そして、CPU151は、収集したクーポン配信・使用履歴を分析し(ステップS72)、分析結果に基づいて、クーポンの種類、配信時期、配信条件等を含むクーポン配信シナリオを生成または更新する(ステップS73)。
例えば、ステップS72、S73では、CPU151は、配信したクーポンの種類と使用頻度との相関関係や、配信した時期と使用時期との相関関係、使用されたクーポンの種類、配信時期と会員の自動車の属性情報(車種、年式)や会員の情報(年齢、性別等)との相関関係等を、機械学習によって学習し、最適なクーポンの種類、配信時期、配信条件を決定し、クーポン配信シナリオに反映する。例えば、給油クーポンの使用間隔と属性情報との相関関係を分析し、属性情報に応じた給油クーポンの配信シナリオを生成すればよい。また、地域性や季節などを踏まえて分析を行ってもよい。なお、機械学習のアルゴリズムとして、決定木、相関ルール、ニューラルネットワーク、サポートベクターマシン等のさまざまなアルゴリズムを採用してもよい。
また、ステップS73では、CPU151は、クーポン配信シナリオを生成済みでなれければ新たなクーポン配信シナリオを作成し、クーポン配信シナリオを生成済みであれば、今回の分析結果に基づいてクーポン配信シナリオを更新すればよい。
シナリオ生成・更新処理で生成したクーポン配信シナリオは、情報配信装置DB120に保存され、例えば、情報配信装置10や店舗端末30から参照可能にしてもよい。また、例えば、新たに生成したクーポン配信シナリオを、シナリオ内容を示すメッセージとともに、店舗端末30に自動で通知するようにしてもよい。そして、生成したクーポン配信シナリオを、各店舗の情報配信設定に適用してもよいし、店舗が情報配信システム1を導入するときに、生成済みのクーポン配信シナリオを提案してもよい。図7のステップS39、S40にて、配信するクーポンを配信するか否かやクーポンの種類を決定する際に、ここで生成したクーポン配信シナリオを参照するようにしてもよい。シナリオ生成・更新処理を定期的に実行することで、会員のクーポンの使用状況に適合したクーポン配信シナリオを利用できるとともに、会員のクーポンの使用状況に応じて該シナリオを随時更新することができるので、結果としてユーザに好適な情報、クーポンを配信することができる。また、店舗側は顧客の囲い込みを期待でき、業容の拡大も期待できる。
次に、情報配信システム1利用時のユーザ端末20の表示画面における表示例について説明する。図12(A)は、通信アプリケーションの店舗への友達登録画面の一例を示している。情報配信システム1を導入した店舗としてガソリンスタンドAにおいて、ガソリンスタンドAに設置された媒体(POP、ポスター等)に記載された二次元コードを、ユーザがユーザ端末20のカメラで読み取るといった通信アプリケーションの友達登録操作を行うと、図12(A)に示すように、ユーザ端末20の表示画面には、ガソリンスタンドAの名称やアイコンと、友達登録ボタン21と、が表示される。ユーザは、友達登録ボタン21はタッチ操作することにより、ガソリンスタンドAと友達登録を行うことができ、これにより、情報配信システム1への会員登録(ガソリンスタンドAからの情報配信の登録)をすることができる。
ガソリンスタンドAと友達登録を行うと、通信アプリケーションを介して情報配信装置10から友達登録時のメッセージが表示されて、図12(B)に示すように、ユーザ端末20の表示画面に該メッセージが表示される。友達登録時のメッセージには、ユーザに対してカーナンバーの登録を促すメッセージが含まれている。メッセージの表示画面には、メニューボタン22が含まれ、この実施の形態では、メニューボタン22をタッチ操作することでカーナンバーの登録画面を呼び出すことができるようになっている。
ユーザがメニューボタン22をユーザがタッチ操作し、メニューの項目からカーナンバー登録画面を呼び出すと、図12(C)に示すように、ユーザ端末20の表示画面にカーナンバー登録画面が表示される。カーナンバー(自動車登録番号)には、自動車を管轄する運輸支局を示す「品川」などの文字情報、自家用車であるかレンタカーであるかなどを示す「さ」などの文字情報、普通自動車であるか小型自動車であるかなどを示す「500」などの数字情報、および、「23-45」などの一連番号情報が含まれる。ユーザは、これらの情報をユーザ端末20の入力手段(タッチパネル等)により入力し、「登録」ボタンをタッチ操作することで、カーナンバーが情報配信装置10に送信される。送信されたカーナンバーは、通信アプリケーションのユーザIDと対応付けて情報配信装置10の情報配信装置DB120に記憶される。これにより、ユーザのガソリンスタンドAへの会員情報にカーナンバーが登録される。このように、通信アプリケーションを介した友達登録、及び、カーナンバーの入力といった簡単な操作で、情報配信システム1を導入した店舗(この場合ガソリンスタンドA)への情報配信の会員登録が可能なので、ユーザの会員登録を促すことができ、新規顧客の獲得や顧客の囲い込みを期待でき、業容の拡大に寄与可能となる。
なお、図12(C)に示すように、「撮影」ボタンや「画像読込」ボタンを設け、カーナンバーの入力時に、ユーザ端末20のカメラでナンバープレートを撮影することで撮影した画像から文字認識してカーナンバーを取り込むようにしてもよいし、既に撮影済みの画像を読み込んで、該画像からカーナンバーを取り込むようにしてもよい。これにより、ユーザの利便性が向上し、ユーザのカーナンバー登録を促すことができる。なお、図12(C)に示すカーナンバー登録画面が、図12(B)に示す友達登録時のメッセージに続いて表示されるようにしてもよい。
図12(D)は、通信アプリケーションを介して情報配信装置10から送信されたクーポンのユーザ端末20の表示画面における表示例である。クーポン種別が給油クーポンの場合、図12(D)に示すように、給油クーポンである旨、割引き額、有効期限等が記載されたクーポン画像24が通信アプリケーションのメッセージ画面に表示される。
クーポンを利用する場合には、例えば、ユーザがメッセージ画面のクーポン画像24をタッチ操作することや、取得済みクーポンを選択することで、クーポンの利用画面に遷移する。そして、その利用画面を対象の店舗(この場合ガソリンスタンドA)の会計時等に提示することで利用できる。店舗側が、利用画面において使用処理(例えばクーポンを使用済みにするボタンのタッチ操作等)することで、そのクーポンは使用済みとなり、通信アプリケーションを介してクーポンの利用情報が情報配信装置10に送信される。これにより、情報配信装置10では、クーポンの使用履歴の管理や有効・無効の管理(使用回数の減算や使用済みクーポンの消去処理等)を行うことができる。
なお、クーポンの利用画面は、店舗側は使用処理をすることで利用可能になるものに限定されず、提示するだけで利用可能なクーポン画像、店舗の決済装置で処理するクーポン番号、バーコード等が表示されるものであってもよい。この場合、情報配信装置10は、店舗側(POS(Point of sale)端末、給油機等)からクーポンの利用状況を取得し、クーポンの使用履歴の分析に使用するようにしてもよい。
このようにして、上記実施の形態の情報配信システム1によれば、ユーザは通信アプリケーションを介した友達登録、及び、カーナンバーの入力といった簡単な操作により、情報配信の会員登録が可能となる。そして、登録されたカーナンバーに対応した属性情報に基づいて配信する情報を決定し、決定された情報をユーザに配信するので、ユーザの所有する自動車に合った好適な情報を配信可能になるので、新規顧客の獲得や顧客の囲い込みを期待でき、顧客数の拡大および業容の拡大に寄与できる。
また、上記実施の形態の情報配信システム1によれば、複数の店舗で利用できるので、複数の店舗の会員のクーポン配信・使用履歴といったビッグデータに基づいて、最適なクーポンの種類や配布時期、配布条件を定めたクーポン配布シナリオを生成可能となる。そして、該クーポン配信シナリオをユーザに対する情報配信に適用することで、ユーザに有用な情報を提供できるようになり、新規顧客の獲得や顧客の囲い込みを期待でき、顧客数の拡大および業容の拡大に寄与できる。
(変形例)
なお本発明は、上記実施の形態に限定されず、種々の変形や応用が可能であり、更に特徴を追加してもよい。例えば、上記実施の形態に示した構成や処理内容等は一例であって、上記実施の形態と同様の作用、効果を奏することができれば任意でよい。また、上記実施の形態で説明した構成は、その全てが必須構成ではなく、その一部が欠けていてもよい。
上記実施の形態では、情報配信システム1を導入した店舗への情報配信の会員登録は、通信アプリケーションに友達登録により行うものとして説明したが、ユーザの意思による店舗への登録であればよく、ブックマーク、お気に入り、ウォッチリスト、フォロー、いいね等への登録により行うものでもよい。
また、配信する情報の種類は、上記実施の形態のものに限定されず、自動車に関する情報、会員に関する情報等、会員に有用な任意の情報であればよい。例えば、交通情報、観光情報、旅行情報、天気予報、会員の住む地域の情報、趣味の情報、ニュース等であってもよい。
上記実施の形態では、ユーザがカーナンバーを登録するようになっていたが、店舗のスタッフがユーザの許可を得て登録するようにしてもよいし、店舗に設置されたナンバープレート読取装置(カメラ)により自動的に読み取って登録するようにしてもよい。このような構成によれば、ユーザの会員登録がより簡単になる。
また、一の会員が複数の自動車を所有するケースも考えられるため、一の会員情報に対して複数の自動車のカーナンバーを登録できるようにしてもよい。この場合、複数の自動車の属性情報に基づいて、配信する情報を決定すればよい。
上記実施の形態では、予め属性情報DB200が構築されている例について説明したが、予め属性情報DB200が構築されていない場合でも、本発明の情報配信システム1を実現できる。例えば、自動車の所有者が利用する店舗(整備工場、ガソリンスタンド等、情報配信システム1の利用者に限定されない店舗)において、整備担当者は車両を整備する際、車両所有者の同意の上で、QRコード(登録商標)を読み取り可能な整備用端末装置により車検証に印刷されているQRコードを読み取る。このQRコードには、車両の排気量、年式、車検満了日等の車両の属性情報が含まれている。そして、この属性情報とカーナンバーを情報配信装置10に通信ネットワーク90を介して直接送信するようにしてもよいし、この属性情報に基づいて属性情報DB200を構築するようにしてもよい。これにより、情報配信装置10で属性情報を取得可能となる。このような構成によれば、属性情報DB200が存在しないような場面でも、情報配信システム1を実現でき、ユーザに有用な情報を提供できる。
1 情報配信システム
10 情報配信装置
101 登録受付部
102 登録番号受信部
103 属性情報入力部
104 記憶部
105 配信情報決定部
106 情報配信部
110 クーポン使用履歴記憶部
111 シナリオ生成部
112 情報設定部
113 予約受付部
114 ユーザ情報提供部
120 情報配信装置DB
20 ユーザ端末
30 店舗端末
90 通信ネットワーク

Claims (11)

  1. ネットワークを介してメッセージをやりとり可能な通信アプリケーションを介して、所定の店舗に応じた情報配信の登録をユーザから受け付ける登録受付手段と、
    前記所定の店舗に応じた情報配信の登録を受け付けたユーザから、前記通信アプリケーションを介して該ユーザの自動車登録番号を受信する登録番号受信手段と、
    ユーザから前記自動車登録番号を受信した場合、該自動車登録番号に対応した属性情報を入力する属性情報入力手段と、
    前記所定の店舗に応じた情報配信の登録を行ったユーザの識別情報と、該ユーザから受信した前記自動車登録番号と、該自動車登録番号に対応した前記属性情報と、を対応付けて記憶装置に記憶する記憶手段と、
    ユーザに対応付けて記憶される前記属性情報に基づいて、該ユーザに配信する配信情報を決定する配信情報決定手段と、
    前記配信情報決定手段が決定した前記配信情報を、前記通信アプリケーションを介して対応するユーザ宛てに配信する情報配信手段と、を備え、
    前記配信情報は、前記所定の店舗で使用可能なクーポンを含み、
    前記配信情報決定手段は、予め定められたクーポン配信設定に基づいて、配信するクーポンの種類及び配信時期を決定し、
    ユーザのクーポンの使用履歴を記憶装置に記憶するクーポン使用履歴記憶手段と、
    前記クーポン使用履歴記憶手段により記憶されるクーポンの使用履歴に基づいて、配信するクーポンの種類と配信時期とを定めたクーポン配信シナリオを生成するシナリオ生成手段と、をさらに備え
    前記クーポン使用履歴記憶手段は、ユーザに対するクーポンの配信履歴をさらに記憶し、
    前記シナリオ生成手段は、前記クーポン使用履歴記憶手段により記憶される複数のユーザのクーポンの配信履歴及び使用履歴に基づいて、使用されたクーポンの種類及び配信時期と、該クーポンを使用したユーザに対応付けて記憶される前記属性情報と、の相関関係を機械学習により学習し、学習結果に基づき前記属性情報に応じた前記クーポン配信シナリオを生成する
    情報配信システム。
  2. 前記シナリオ生成手段が生成した前記クーポン配信シナリオを、前記クーポン配信設定に適用する
    請求項1に記載の情報配信システム。
  3. 前記クーポン使用履歴記憶手段は、ユーザに対するクーポン配信履歴をさらに記憶し、
    前記シナリオ生成手段は、さらに、前記クーポン使用履歴記憶手段により記憶される複数のユーザのクーポンの配信履歴とクーポンの使用履歴との相関関係を機械学習により学習し、学習結果に基づき前記クーポン配信シナリオを生成する
    請求項1または2に記載の情報配信システム。
  4. 前記属性情報は、車検満了日に関する情報を含み、
    前記配信情報決定手段は、前記属性情報が示す車検満了日までの期間が所定期間となったときに、車検に関する情報を配信すると決定する
    請求項1から3のいずれか1項に記載の情報配信システム。
  5. 前記属性情報は、車種に関する情報と年式に関する情報とを含み、
    前記配信情報決定手段は、前記属性情報が示す車種及び年式の少なくともいずれか一方に基づいて、ユーザに配信する商品情報を決定する
    請求項1から4のいずれか1項に記載の情報配信システム。
  6. 前記属性情報は、車種に関する情報と年式に関する情報と走行距離に関する情報とを含み、
    前記配信情報決定手段は、前記属性情報が示す車種、年式及び走行距離の少なくともいずれか1つに基づいて、ユーザの自動車の乗り替え意向度を分析し、該乗り替え意向度が所定値以上であった場合に、自動車の乗り替えに関する情報を配信すると決定する
    請求項1から5のいずれか1項に記載の情報配信システム。
  7. 前記配信情報決定手段によりユーザに配信すると決定され得る前記配信情報の種類を設定可能な情報設定手段を備える
    請求項1から6のいずれか1項に記載の情報配信システム。
  8. 前記情報配信手段が配信した前記配信情報に対応した予約を、前記通信アプリケーションを介して受け付ける予約受付手段を備える
    請求項1から7のいずれか1項に記載の情報配信システム。
  9. 前記情報配信の登録を行ったユーザに関する情報を店舗端末に提供するユーザ情報提供手段を備える
    請求項1から8のいずれか1項に記載の情報配信システム。
  10. ネットワークを介してメッセージをやりとり可能な通信アプリケーションを介して、所定の店舗に応じた情報配信の登録をユーザから受け付け、
    前記所定の店舗に応じた情報配信の登録を受け付けたユーザから、前記通信アプリケーションを介して該ユーザの自動車登録番号を受信し、
    前記自動車登録番号を受信した場合、該自動車登録番号に対応した属性情報を入力し、
    前記所定の店舗に応じた情報配信の登録を行ったユーザの識別情報と、該ユーザから受信した前記自動車登録番号と、該自動車登録番号に対応した前記属性情報と、を対応付けて記憶装置に記憶し、
    ユーザに対応付けて記憶される前記属性情報に基づいて、該ユーザに配信する配信情報を決定し、
    決定した前記配信情報を、前記通信アプリケーションを介して対応するユーザ宛てに配信し、
    前記配信情報は、前記所定の店舗で使用可能なクーポンを含み、
    予め定められたクーポン配信設定に基づいて、配信するクーポンの種類及び配信時期を決定し、
    ユーザのクーポンの使用履歴を記憶装置に記憶し、
    クーポンの使用履歴に基づいて、配信するクーポンの種類と配信時期とを定めたクーポン配信シナリオを生成し、
    ユーザに対するクーポンの配信履歴をさらに記憶し、
    複数のユーザのクーポンの配信履歴及び使用履歴に基づいて、使用されたクーポンの種類及び配信時期と、該クーポンを使用したユーザに対応付けて記憶される前記属性情報と、の相関関係を機械学習により学習し、学習結果に基づき前記属性情報に応じた前記クーポン配信シナリオを生成する
    情報配信方法。
  11. コンピュータを、
    ネットワークを介してメッセージをやりとり可能な通信アプリケーションを介して、所定の店舗に応じた情報配信の登録をユーザから受け付ける登録受付手段、
    前記所定の店舗に応じた情報配信の登録を受け付けたユーザから、前記通信アプリケーションを介して該ユーザの自動車登録番号を受信する登録番号受信手段、
    前記自動車登録番号を受信した場合、該自動車登録番号に対応した属性情報を入力する属性情報入力手段、
    前記所定の店舗に応じた情報配信の登録を行ったユーザの識別情報と、該ユーザから受信した前記自動車登録番号と、該自動車登録番号に対応した前記属性情報と、を対応付けて記憶装置に記憶する記憶手段、
    ユーザに対応付けて記憶される前記属性情報に基づいて、該ユーザに配信する配信情報を決定する配信情報決定手段、
    前記配信情報決定手段が決定した前記配信情報を、前記通信アプリケーションを介して対応するユーザ宛てに配信する情報配信手段、として機能させ、
    前記配信情報は、前記所定の店舗で使用可能なクーポンを含み、
    前記配信情報決定手段は、予め定められたクーポン配信設定に基づいて、配信するクーポンの種類及び配信時期を決定し、
    ユーザのクーポンの使用履歴を記憶装置に記憶するクーポン使用履歴記憶手段、
    前記クーポン使用履歴記憶手段により記憶されるクーポンの使用履歴に基づいて、配信するクーポンの種類と配信時期とを定めたクーポン配信シナリオを生成するシナリオ生成手段、としてさらに機能させ
    前記クーポン使用履歴記憶手段は、ユーザに対するクーポンの配信履歴をさらに記憶し、
    前記シナリオ生成手段は、前記クーポン使用履歴記憶手段により記憶される複数のユーザのクーポンの配信履歴及び使用履歴に基づいて、使用されたクーポンの種類及び配信時期と、該クーポンを使用したユーザに対応付けて記憶される前記属性情報と、の相関関係を機械学習により学習し、学習結果に基づき前記属性情報に応じた前記クーポン配信シナリオを生成する
    プログラム。
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