JP2021064191A - 管理装置、駐車場管理システムおよび管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】各入庫車両に対して適切に経路誘導を行うこと。【解決手段】実施形態に係る管理装置は、取得部と、決定部とを備える。取得部は、駐車場内を自動運転によって走行する入庫車両の現在の走行可能量に関する車両情報を取得する。決定部は、取得部によって取得された車両情報に基づいて、入庫車両が駐車する駐車枠を決定する。【選択図】図2
Description
本発明は、管理装置、駐車場管理システムおよび管理方法に関する。
従来、自動運転走行が可能な車両に対して、駐車枠を指定する駐車場管理システムがある。かかる駐車場管理システムでは、駐車場へ入庫した車両に対して駐車枠を指定するとともに、駐車場内の経路誘導を行う(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来技術では、各入庫車両に対して適切に経路誘導を行ううえで、改善の余地があった。具体的には、駐車場内で燃料不足により停車してしまう恐れがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、各入庫車両に対して適切に経路誘導を行うことができる管理装置、駐車場管理システムおよび管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態に係る管理装置は、取得部と、決定部とを備える。前記取得部は、駐車場内を自動運転によって走行する入庫車両の現在の走行可能量に関する車両情報を取得する。前記決定部は、前記取得部によって取得された前記車両情報に基づいて、前記入庫車両が駐車する駐車枠を決定する。
本発明によれば、各入庫車両に対して適切に経路誘導を行うことができる。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る管理装置、駐車場管理システムおよび管理方法について説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、図1を用いて、実施形態に係る管理装置、駐車場管理システムおよび管理方法の概要について説明する。図1は、管理方法の概要を示す図である。なお、かかる管理方法は、図1に示す管理装置1と、車載装置50とがデータ通信を行うことで実現される。また、以下の説明では、駐車場P内においては、各車両が自動運転を行うものとして説明する。
図1に示すように、実施形態に係る駐車場管理システムSは、管理装置1と、車載装置50とを備える。管理装置1は、駐車場Pの各駐車枠Wや、駐車場P内における各車両の走行経路などを管理するサーバ装置である。
管理装置1は、駐車場Pに入庫する入庫車両Ciに対して、駐車枠Wを決定するとともに、決定した駐車枠Wまでの経路を算出し、入庫車両Ciの車載装置50へ通知する。
車載装置50は、管理装置1から受信した情報に基づいて入庫車両Ciを自動運転によって駐車枠Wまで移動させる。なお、以下、駐車枠Wへ駐車を終えた入庫車両Ciについて、駐車車両Cpと記載する。
ところで、例えば、テーマパークの駐車場のように、駐車場Pのキャパシティが大きいと、車両が駐車場P内で燃料不足によって停車してしまう場合が想定される。かかる場合に、停車した車両が他の車両の走行の妨げになり、駐車場管理システムSの運行に支障をきたす場合が想定される。
また、駐車場管理システムSでは、駐車場P内は、安全性の観点から基本的に人が入らないことを想定しており、上記のトラブルが生じると、トラブル対応のために管理者を駐車場P内に入れるために、一旦、駐車場管理システムSを停止するなどの対応措置を行う場合も想定される。
そこで、実施形態に係る管理方法では、入庫車両Ciの走行可能量に基づいて、駐車枠Wを決定することとした。
具体的には、図1に示すように、実施形態に係る管理方法では、例えば、入庫車両Ciが駐車場Pへ入庫する際に、管理装置1は、入庫車両Ciの車載装置50から走行可能量に関する車両情報を取得する(ステップS1)。
ここで、走行可能量とは、入庫車両Ciの残燃料や、走行可能距離、走行可能時間などを含む概念である。つまり、走行可能量が大きいほど、入庫車両Ciが長時間または長距離を走行可能であることを示す。なお、以下では、走行可能量を走行可能距離であるものとして説明する。
また、残燃料とは、入庫車両Ciがガソリン車であれば、ガソリンの残量を指し、入庫車両Ciが電気自動車である場合、バッテリの残容量(SOC:State of Charge)を指す。なお、入庫車両Ciが水素自動車であれば、水素の残量を指すことは言うまでもない。
そして、管理装置1は、取得した車両情報に基づいて、入庫車両Ciに対する駐車枠Wを決定する(ステップS2)。具体的には、管理装置1は、車両情報が示す走行可能量が小さいほど、入庫車両Ciの駐車場P内の走行距離が短くなる駐車枠Wを決定する。
すなわち、管理装置1は、入庫車両Ciの駐車場P内における走行距離を短くすることで、入庫車両Ciの駐車場P内における燃料切れを回避する。また、管理装置1は、走行可能量が十分に大きい場合には、入庫車両Ciが駐車場P内で燃料切れを起こす可能性が低いので、駐車場P内において走行距離が比較的長くなる駐車枠Wに決定する。
そして、管理装置1は、入庫車両Ciに対して、駐車枠Wを決定すると、駐車枠Wまでの経路を含む経路情報を入庫車両Ciの車載装置50へ送信する(ステップS3)。これにより、入庫車両Ciが管理装置1によって決定された経路で入庫車両Ciに対して決定された駐車枠Wへ駐車することになる。
このように、実施形態に係る管理装置1は、入庫車両Ciの車載装置50から現在の走行可能量に関する車両情報を取得し、車両情報に基づいて、入庫車両Ciが駐車する駐車枠Wを決定する。これにより、実施形態に係る管理装置1によれば、各入庫車両Ciに対して適切に経路誘導を行うことができる。なお、以下では、入庫車両Ciと駐車車両Cpとを区別しない場合、単に「車両」と記載する場合がある。
次に、図2を用いて、実施形態に係る駐車場管理システムSの構成例について説明する。図2は、駐車場管理システムSのブロック図である。図2に示すように、駐車場管理システムSは、管理装置1と、車載装置50とを備える。なお、図2には、1つの車載装置50を示しているが、駐車場管理システムSには、複数の車載装置50が含まれる。
まず、管理装置1について説明する。図2に示すように、管理装置1は、通信部2と、記憶部3と、制御部4とを備える。通信部2は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部2は、所定のネットワークと有線または無線で接続され、所定のネットワークを介して、車載装置50との間で情報の送受信を行う。
記憶部3は、たとえば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、図2の例では、駐車枠情報31と、ユーザ情報32とを記憶する。
駐車枠情報31は、駐車場管理システムSで管理する駐車場Pの各駐車枠Wに関する情報である。図3は、駐車枠情報31の一例を示す図である。図3に示すように、駐車枠情報31は、「駐車枠ID」、「位置」、「ランク」、「使用状況」などを互いに関連付けた情報である。
「駐車枠ID」は、各駐車枠Wを識別する識別子を示す。「位置」は、対応する駐車枠Wの位置を示す。「ランク」は、対応する駐車枠Wに関するランクであり、対応する駐車枠Wに駐車した場合の駐車場P内を走行距離に応じて設定される値である。具体的には、例えば、駐車場P内の走行距離が比較的短くてすむ駐車枠Wについては、ランク「1」として設定され、駐車場P内の走行距離が長くなるにつれて、ランクが大きくなる。
ここでの駐車場P内の走行距離は、車両が駐車場P内に入ってから駐車枠Wを経由して、駐車場Pから出るまでの距離を示す。なお、乗員が車両から降車する降車場や、乗員が車両へ乗車する乗車場が駐車場Pの外にある場合、上記の駐車場P内の走行距離を降車場から乗車場までの距離とすることにしてもよい。
また、駐車場Pによっては、乗員が車両から降車する降車場と、乗員が車両へ乗車する乗車場とが同じ場所に設置される場合や、降車場と乗車場とが異なる場所に設置される場合が想定される。このため、降車場と乗車場の位置を考慮して、駐車場P内の走行距離を算出し、ランクを設定することにしてもよい。
この場合、例えば、各駐車枠Wに対して降車場ごとにランクを設定し、入庫車両Ciが利用する降車場に応じて、ランクを適宜使い分けることとすればよい。
また、図3に示す「使用状況」は、対応する駐車枠Wの使用状況、すなわち空き状況を示す。なお、図3に示す駐車枠情報31は、一例であり、その他、入庫時刻等を含むようにしてもよい。
図2の説明に戻り、ユーザ情報32について説明する。ユーザ情報32は、駐車場管理システムSを使用するユーザに関する情報である。図4は、ユーザ情報32の一例を示す図である。図4に示すように、ユーザ情報32は、「車両ID」、「走行可能量」、「現在地」、「状態」などが互いに関連付けられた情報である。
「車両ID」は、各車両を識別する識別子であり、車載装置50を識別する識別子であるとも言える。「走行可能距離」は、車両の現在の走行可能距離を示す。なお、管理装置1は、現在の走行可能距離を車載装置50から適宜取得することで、「走行可能距離」を更新することができる。また、「現在地」は、対応する車両の駐車場P内における現在地を示す。
「状態」は、対応する車両が「入庫中」、「駐車中」、「出庫中」のうち、どの状態にあるかを示す。なお、入庫中とは、車両が駐車枠Wに向かって走行していることを示し、駐車中とは、車両が駐車枠Wに駐車していることを示す。また、出庫中とは、駐車枠Wに駐車していた車両が乗車場に向かって走行していることを示す。
図2の説明に戻り、制御部4について説明する。制御部4は、例えば、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、記憶部3に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部4は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現することができる。
また、図2に示すように、制御部4は、取得部41と、推定部42と、決定部43と、指令部44とを備える。取得部41は、駐車場P内を自動運転によって走行する入庫車両Ciの現在の走行可能量に関する車両情報を取得する。
例えば、取得部41は、入庫車両Ciの駐車場Pへの入庫時において、入庫車両Ciの車載装置50から駐車場Pへの入庫要求とともに、車両情報を取得する。ここで、車両情報は、入庫車両Ciの現在の残燃料に関する情報であるが、入庫車両Ciの現在の走行可能距離に関する情報や、走行可能時間に関する情報であってもよい。なお、以下では、車両情報が、上記の残燃料に関する情報である場合について説明する。
推定部42は、取得部41によって取得された車両情報に基づいて、入庫車両Ciの走行可能距離を推定する。例えば、推定部42は、残燃料と、車種ごとの走行可能距離との関係を示すテーブルまたは演算式を保持しており、かかるテーブルまたは演算式に基づいて、入庫車両Ciの現在の残燃料で走行可能距離を推定する。
推定部42は、走行可能距離を推定すると、決定部43へ通知する。なお、取得部41が車両情報として車載装置50から走行可能距離に関する情報や、走行可能時間に関する情報を取得する場合、推定部42による処理は省略される。
決定部43は、取得部41によって取得された車両情報に基づいて、入庫車両Ciが駐車する駐車枠Wを決定する。まず、決定部43は、推定部42によって推定された走行可能距離に応じて入庫車両Ciのランク分けを行う。
決定部43は、例えば、走行可能量と後述する閾値とを比較することで、3段階に入庫車両Ciをランク分けする。例えば、走行可能量が第1閾値以下の入庫車両Ciをランク「1」に振分け、走行可能量が第1閾値よりも大きい第2閾値以下の入庫車両Ciをランク2に振分ける。また、走行可能量が第2閾値を超える入庫車両Ciをランク「3」に振り分ける。つまり、上述の例では、ランクが低いほど、駐車場P内で燃料切れを起こしやすいことを示す。
そして、決定部43は、入庫車両Ciのランクと、ランクが一致する駐車枠Wのうち、現在空いている駐車枠Wを入庫車両Ciの駐車枠Wとして決定する。決定部43は、入庫車両Ciの駐車枠Wを決定すると、駐車枠Wまでの経路を算出し、駐車枠Wと経路に関する経路情報を生成し、入庫車両Ciの車載装置50へ送信する。
このように、決定部43は、走行可能距離に基づくランクに応じて駐車枠Wを決定することで、後続の入庫車両Ciに対して、低ランク(例えばランク「1」)の駐車枠Wを確保しておくことが可能となる。
なお、決定部43は、上述の第1閾値や第2閾値を動的に設定することも可能である。例えば、決定部43は、駐車場Pの混雑状況に基づいて、第1閾値や第2閾値を設定する。具体的には、決定部43は、駐車場Pが比較的空いている場合、第1閾値や第2閾値を低く設定し、駐車場Pが混雑している場合、第1閾値や第2閾値を高く設定する。
つまり、第1閾値や第2閾値を動的に設定することで、駐車場Pが空いている場合に、ランク「2」やランク「3」の入庫車両Ciが駐車場P内で必要以上に長い距離を走行することを回避することができる。なお、決定部43は、駐車場Pの混雑状況を予測して、第1閾値や第2閾値を予め設定することにしてもよい。例えば、過去の履歴や、天候、イベント情報等に基づいて、混雑状況を予測することができる。
ところで、ランク「1」の駐車枠Wが満車である場合に、ランク「1」の入庫車両Ciが新たに入庫しようとする場合も想定される。この場合、決定部43は、ランク「1」の駐車枠Wに既に駐車中の駐車車両Cpに対して新たな駐車枠Wを決定することも可能である。
つまり、決定部43は、入庫車両Ciの走行可能量に基づく入庫条件を満たす駐車枠Wが埋まっていた場合に、当該駐車枠Wに駐車中の駐車車両Cpに対して新たな駐車枠Wを決定する。
この場合、決定部43は、ランク「1」の駐車枠Wに駐車中の駐車車両Cpの中から最も走行可能距離が長い駐車車両Cpを選択し、かかる駐車車両Cpに対して、例えば、新たにランク「2」の駐車枠Wとして決定する。この際、入庫車両Ciの走行可能距離が最も長い場合は、入庫車両Ciをランク「2」の駐車枠Wに駐車させることになる。
すなわち、ランク「1」の駐車車両Cpのうち、走行可能距離に比較的余裕がある駐車車両Cpを上位ランクの駐車枠Wに移動させるとともに、空いた駐車枠Wに入庫車両Ciを停車させる。
つまり、駐車車両Cpの走行可能量に基づいて、移動させる駐車枠Wを決定することで、入庫車両Ciおよび駐車車両Cpの双方に対して適切な駐車枠Wを提供することが可能となる。
なお、この場合に、移動させる駐車車両Cpは、一台である必要はなく、複数台であってもよい。すなわち、複数台の駐車車両Cpを走行可能距離に応じて、連鎖的に移動させることも可能である。
また、決定部43は、走行可能距離に加えて、出庫予定時刻に基づいて移動させる駐車車両Cpを選択することにしてもよい。すなわち、決定部43は、もうすぐ出庫する予定の駐車車両Cpを乗車場で待機させ、空いた駐車枠Wに入庫車両Ciを駐車させることにしてもよい。
この場合、例えば、決定部43は、出庫予定時刻を入庫時に各車載装置50から取得しておくことにしてもよいし、あるいは、平均滞在時間に基づいて、出庫予定時刻を予測することにしてもよい。
そして、決定部43は、駐車車両Cpを他の駐車枠Wへ移動させる場合についても入庫車両Ciと同様に、新たな駐車枠Wに関する経路情報を駐車車両Cpの車載装置50へ送信することになる。
なお、上述のように、駐車枠Wに駐車中の駐車車両Cpを他の駐車枠Wに移動させる場合においては、必ずしもランク分けを行う必要なく、例えば、入庫車両Ciに対して、駐車場P内の走行距離が短くなる駐車枠Wから順に決定することにしてもよい。
指令部44は、駐車場P内の自動運転走行を経路誘導を行う。具体的には、指令部44は、駐車場P内の各車両の現在地や走行状態などを随時監視し、各車両の走行速度、舵角などを指定する指令情報を生成し、各車載装置50へ送信する。
この際、指令部44は、例えば、各車両が互いに走行の妨げとならないように、指令情報を生成する。また、指令部44は、走行可能距離が短い車両を走行可能距離が長い車両に比べて優先して駐車場P内を走行させることにしてもよい。
また、指令部44は、駐車車両Cpに対する出庫指示を取得した場合、駐車車両Cpを乗車場へ出庫させるための指令情報を生成する。
なお、ユーザが駐車場Pに設けられた専用端末を操作した場合や、ユーザが自身の端末(例えば、スマートフォン)を操作した場合に、管理装置1へ出庫指示が送信されるようにしておくとよい。
続いて、車載装置50について説明する。図2に示すように、車載装置50は、通信部5と、記憶部6と、制御部7とを備える。通信部5は、通信部2と同様に、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部5は、所定のネットワークと有線または無線で接続され、所定のネットワークを介して、管理装置1との間で情報の送受信を行う。
記憶部6は、たとえば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、図2の例では、経路情報61を記憶する。
経路情報61は、車両が駐車場P内で走行する経路に関する情報であり、駐車枠Wの位置および駐車枠Wまでの経路に関する情報が含まれる。
制御部7は、例えば、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、記憶部6に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部7は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現することができる。
図2に示すように、制御部7は、送信部71と、受信部72と、車両制御部73とを備える。送信部71は、入庫車両Ciの走行可能量に関する車両情報を管理装置1へ送信する。例えば、送信部71は、図示しない燃料センサ等から残燃料を取得し、車載ID等を付与したうえで、残燃料に関する情報を車両情報として管理装置1へ送信する。
受信部72は、管理装置1から各種情報を受信する。例えば、受信部72は、管理装置1から受信した経路情報を記憶部6に経路情報61として記憶する。また、受信部72は、管理装置1から送信される指令情報を受信し、車両制御部73へ渡す。
車両制御部73は、車両の自動運転を制御する制御部である。車両制御部73は、アクセル、ブレーキ、操舵等を制御することで、自動運転を実現することができる。車両制御部73は、駐車場P内において、経路情報61の経路に沿って駐車場P内を走行させるとともに、管理装置1から送信される指令情報に沿って車両を走行させる。
次に、図5を用いて、実施形態に係る管理装置1が実行する処理手順について説明する。図5は、管理装置1が実行する処理手順を示すフローチャートである。なお、図5には、管理装置1の制御部4が1台の入庫車両Ciに対する一連の処理手順を示す。
図5に示すように、管理装置1は、入庫車両Ciから車両情報を取得すると(ステップS101)、車両情報に基づいて、入庫車両Ciのランク分けを行う(ステップS102)。続いて、管理装置1は、入庫車両Ciのランクに対応する駐車枠Wに空きがあるか否かを判定し(ステップS103)、対応する駐車枠Wに無い場合(ステップS103,No)、駐車枠Wから移動させる駐車車両Cpを選択する(ステップS104)。
続いて、管理装置1は、駐車枠Wを決定し(ステップS105)、車載装置50へ経路情報を送信する(ステップS106)。なお、管理装置1は、駐車車両Cpを移動させる場合、ステップS105以降の処理を、かかる駐車車両Cpと入庫車両Ciとの双方に対して実行することになる。
また、管理装置1は、ステップS103の判定において、駐車枠Wに空きがあった場合(ステップS103,Yes)、ステップS104の処理を省略し、ステップS105の処理に移行する。
続いて、管理装置1は、駐車が終了したか否かを判定し(ステップS108)、駐車が終了した場合(ステップS108,Yes)、処理を終了する。また、管理装置1は、ステップS108の処理において、駐車が終了していない場合(ステップS108,No)、ステップS107の処理を継続して行うことになる。
上述したように、実施形態に係る管理装置1は、取得部41と、決定部43とを備える。取得部41は、駐車場P内を自動運転によって走行する入庫車両Ciの現在の走行可能量に関する車両情報を取得する。決定部43は、取得部41によって取得された車両情報に基づいて、入庫車両Ciが駐車する駐車枠Wを決定する。したがって、実施形態に係る管理装置1によれば、各入庫車両Ciに対して適切に経路誘導を行うことができる。
ところで、上述した実施形態では、走行可能量として走行可能距離に基づいて、入庫車両Ciの駐車枠Wを決定する場合について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、走行可能量を、入庫車両Ciの残燃料や、走行可能時間とすることにしてもよい。
また、駐車場Pが燃料供給設備を備える場合、走行可能量が少ない入庫車両Ciに対して、燃料を供給することにしてもよい。なお、燃料供給設備とは、例えば、車両に対してガソリンや電気を供給する設備を指す。
また、上述した実施形態では図1の記載のように、駐車枠Wとして車両1台を駐車する領域を想定して記載したがその限りではない。管理装置1は、複数の駐車枠を結合して、入庫車両Ciが駐車する駐車枠Wとして決定してもよい。例えば入庫車両Ciが大型車両の場合、管理装置1はまず、隣接する2つの駐車枠を結合して1つの大きな駐車枠を仮想的に生成する。管理装置1はその後、生成した大きな駐車枠を入庫車両Ciが駐車する駐車枠Wとして決定するように構成してもよい。
また、駐車枠Wはあらかじめ車両を駐車すべきと定められた領域以外に設定してもよい。例えば走行可能量が著しく低い車両などの場合は、管理装置1は、一時的に通路上に駐車枠Wを設定してもよい。この場合、管理装置1はまず、駐車場Pの通路上において、出口付近の一部領域に対して駐車可能であるとのフラグを設定し、駐車領域を新たに生成する。管理装置1はその後、新たに生成した駐車領域を入庫車両Ciが駐車する駐車枠Wとして決定するように構成してもよい。
なお、このような構成の場合、通路が入庫車両Ciで一時的に使用できなくなる。そのため、管理装置1は駐車中の別の車両を移動させ、駐車領域を用いて通路を新たに形成するように構成してもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 管理装置
41 取得部
42 推定部
43 決定部
44 指令部
50 車載装置
Ci 入庫車両
Cp 駐車車両
P 駐車場
S 駐車場管理システム
W 駐車枠
41 取得部
42 推定部
43 決定部
44 指令部
50 車載装置
Ci 入庫車両
Cp 駐車車両
P 駐車場
S 駐車場管理システム
W 駐車枠
Claims (6)
- 駐車場内を自動運転によって走行する入庫車両の現在の走行可能量に関する車両情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記車両情報に基づいて、前記入庫車両が駐車する駐車枠を決定する決定部と
を備えることを特徴とする管理装置。 - 前記決定部は、
前記入庫車両の前記走行可能量に基づく入庫条件を満たす前記駐車枠が埋まっていた場合に、当該駐車枠に駐車中の駐車車両に対して新たな前記駐車枠を決定すること
を特徴とする請求項1に記載の管理装置。 - 前記決定部は、
前記駐車車両を当該駐車車両の前記車両情報に基づいて選択すること
を特徴とする請求項2に記載の管理装置。 - 前記決定部は、
前記走行可能量に基づいて前記入庫車両をランク分けし、ランクに応じた位置にある前記駐車枠に決定すること
を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の管理装置。 - 請求項1〜4のいずれか一つに記載の管理装置と、
前記入庫車両に搭載され、前記管理装置と通信を行う車載装置と
を備えることを特徴とする駐車場管理システム。 - 駐車場内を自動運転によって走行する入庫車両の現在の走行可能量に関する車両情報を取得する取得工程と、
前記取得工程によって取得された前記車両情報に基づいて、前記入庫車両が駐車する駐車枠を決定する決定工程と
を含むことを特徴とする管理方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019188716A JP2021064191A (ja) | 2019-10-15 | 2019-10-15 | 管理装置、駐車場管理システムおよび管理方法 |
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