JP2021064113A - ガス警報システム - Google Patents

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Yutaka Maruyama
裕 丸山
岡本 佳久
Yoshihisa Okamoto
佳久 岡本
将貴 西潟
Masaki Nishigata
将貴 西潟
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Abstract

【課題】ガス異常時以外のメッセージを適切に顧客に伝えることが可能であり、ガス警報器のメッセージ出力機能をより有効活用することができるガス警報システムを提供する。【解決手段】通信回線に接続されたガス警報器10とガス警報器用サーバ30とを有し、ガス警報器は、警報器制御装置と、宅内状態検出手段あるいはガス警報器とは別体とされた宅内状態検出手段(41〜45)からの検出信号が無線あるいは有線にて入力される外部入力手段とを有し、ガス警報器用サーバは、サーバ制御装置を有し、警報器制御装置は、宅内状態検出手段を用いて検出した宅内状態情報を含む機器検出情報をガス警報器用サーバに送信し、サーバ制御装置は、受信した機器検出情報に含まれている宅内状態情報が所定条件を満足する場合に、メッセージ情報の中から抽出した抽出メッセージ情報をガス警報器に送信し、警報器制御装置は、受信した抽出メッセージ情報を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、ガス警報システムに関する。
一般的に、ガス警報器の警報音や音声は、予め警報器本体の記憶手段等に記憶されているデータを音声に変換してスピーカ等から発せられる。ガス警報器のスピーカ等は、異常時以外は活用されていない場合が多い。
例えば特許文献1には、通信回線を介して接続された監視センタから通知された警報、通知、連絡などの情報を、ガス漏れ警報器の音声出力手段によって出力するガス漏れ警報器が記載されている。
また例えば特許文献2には、ガス漏れが無い場合では無音であった従来のガス警報装置に対して、警報器が正常動作していることを定期的に音声メッセージで出力して、安全告知と警報器のスピーカの有効活用をすることができるガス警報装置が記載されている。さらに、毎回同じ内容の音声メッセージでは、使用者に耳障りとなる可能性があるので、定期的に異なる内容で音声メッセージを出力している。
特開平11−306463号公報 特開2002−279555号公報
従来のガス警報器は、ガス異常時以外では無音であるので、比較的長時間、無音状態が継続してガス警報器のスピーカ等を有効活用できていない。引用文献1及び2では、この無音期間の間、メッセージ出力機能を有効活用するために、警報以外のメッセージを出力させている。しかし、適切なタイミングでメッセージを出力しなければ、メッセージを伝えたい相手に伝わらないので、無音期間の間に無条件でメッセージを出力しても、あまり意味がない。メッセージを伝えたい顧客が、メッセージの音声が聞こえる範囲に居なければ(例えば顧客が外出している場合では)、メッセージを出力しても顧客に伝わらない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、ガス異常時以外のメッセージを適切に顧客に伝えることが可能であり、ガス警報器のメッセージ出力機能をより有効活用することができるガス警報システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の発明は、通信回線に接続されて家屋内に設置されたガス警報器と、前記通信回線に接続されたガス警報器用サーバと、を有するガス警報システムであって、前記ガス警報器は、自身を識別可能な警報器識別情報が記憶された警報器記憶手段と、前記通信回線を介して前記ガス警報器用サーバと情報を送受信する通信手段と、メッセージを音声で出力する音声出力手段と、メッセージをテキストで出力する表示手段と、の少なくとも一方を含むメッセージ出力手段と、自身が設置されている前記家屋内のガス異常状態を検出するガス異常検出手段と、警報器制御装置と、自身が設置されている前記家屋内の前記ガス異常状態を除く宅内状態を検出する宅内状態検出手段、あるいは、前記ガス警報器とは別体とされた前記宅内状態検出手段からの検出信号が無線あるいは有線にて入力される外部入力手段と、を有し、前記ガス警報器用サーバは、前記ガス警報器が設置されている前記家屋に住んでいる顧客に関連する顧客関連情報に前記警報器識別情報が対応付けられた顧客情報と、前記ガス警報器から出力させるメッセージであって前記ガス異常状態であることを報知するガス警報メッセージ以外のメッセージである複数のメッセージ情報と、が記憶されたサーバ記憶手段と、サーバ制御装置と、を有し、前記警報器制御装置は、前記宅内状態検出手段を用いて前記宅内状態を検出する、宅内状態検出部と、検出した前記宅内状態に基づいた宅内状態情報と前記警報器識別情報とを含む機器検出情報を、前記通信手段を用いて前記通信回線を介して前記ガス警報器用サーバに送信する、機器検出情報送信部と、を有し、前記サーバ制御装置は、前記機器検出情報を受信すると、受信した前記機器検出情報に含まれている前記宅内状態情報が所定条件を満足する場合に、前記顧客情報に基づいて複数の前記メッセージ情報の中からメッセージ情報を抽出する、メッセージ情報抽出部と、抽出したメッセージ情報である抽出メッセージ情報を、前記通信回線を介して前記ガス警報器に送信する、抽出メッセージ情報送信部と、を有し、前記警報器制御装置は、さらに、前記抽出メッセージ情報を受信すると、受信した前記抽出メッセージ情報に基づいたメッセージを前記メッセージ出力手段から出力する、メッセージ出力部を有する、ガス警報システムである。
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係るガス警報システムであって、前記宅内状態検出手段は、前記ガス警報器が設置されている前記家屋内に人が在宅しているか否かを検出可能な在宅検出手段であり、前記機器検出情報に含まれている前記宅内状態情報は、前記家屋内に人が在宅しているか否かを示す情報であり、前記サーバ制御装置は、前記メッセージ情報抽出部にてメッセージ情報を抽出する際、受信した前記機器検出情報に含まれている前記宅内状態情報が在宅を示している場合にメッセージ情報を抽出する、ガス警報システムである。
次に、本発明の第3の発明は、上記第2の発明に係るガス警報システムであって、前記サーバ制御装置は、前記ガス警報器からの前記機器検出情報を当該機器検出情報に含まれている警報器識別情報毎に蓄積し、前記警報器識別情報に対応付けて蓄積した前記機器検出情報に基づいて、前記顧客が在宅している時間帯である在宅時間帯を推定する、顧客在宅時間帯推定部を有し、前記メッセージ情報抽出部にてメッセージ情報を抽出する際、受信した前記機器検出情報に含まれている前記宅内状態情報が在宅を示していない場合であっても前記在宅時間帯である場合はメッセージ情報を抽出する、ガス警報システムである。
次に、本発明の第4の発明は、上記第1の発明〜第3の発明のいずれか1つに係るガス警報システムであって、前記警報器制御装置は、前記メッセージ出力部にてメッセージを出力する際、前記ガス異常状態を検出している場合は、前記ガス異常状態であることを報知する前記ガス警報メッセージを、受信した前記抽出メッセージ情報に基づいたメッセージよりも優先して前記メッセージ出力手段から出力する、ガス警報システムである。
次に、本発明の第5の発明は、上記第1の発明〜第3の発明のいずれか1つに係るガス警報システムであって、前記顧客情報には、前記顧客の前記家屋の地域に対応する地域識別情報が対応付けられており、前記メッセージ情報には、前記地域識別情報が対応付けられた災害情報または避難情報の少なくとも一方を含む緊急情報が含まれており、前記サーバ制御装置は、前記メッセージ情報抽出部にて、前記サーバ記憶手段に記憶されている前記メッセージ情報に前記緊急情報が含まれている場合であって前記緊急情報と前記顧客情報とに基づいて、前記緊急情報に対応付けられている前記地域識別情報と一致する前記地域識別情報が対応付けられている前記警報器識別情報の前記ガス警報器である地域一致ガス警報器がある場合、前記機器検出情報に含まれている前記宅内状態情報が前記所定条件を満足していなくても前記緊急情報を抽出し、前記抽出メッセージ情報送信部にて、抽出した前記緊急情報を、前記抽出メッセージ情報として前記地域一致ガス警報器に送信し、前記地域一致ガス警報器の前記警報器制御装置は、前記メッセージ出力部にてメッセージを出力する際、前記ガス異常状態を検出している場合は、前記ガス異常状態であることを報知するガス警報メッセージを、受信した前記抽出メッセージ情報に基づいたメッセージよりも優先して前記メッセージ出力手段から出力し、さらに前記緊急情報を受信した場合には、前記ガス警報メッセージの出力と前記緊急情報に基づいた緊急メッセージとを前記メッセージ出力手段から出力し、前記ガス異常状態を検出していない場合、かつ、前記緊急情報を受信した場合は、前記緊急情報に基づいた緊急メッセージを、受信した前記抽出メッセージ情報に基づいたメッセージよりも優先して前記メッセージ出力手段から出力する、ガス警報システムである。
次に、本発明の第6の発明は、上記第5の発明に係るガス警報システムであって、前記ガス警報器の前記メッセージ出力手段は、前記音声出力手段を含んでおり、前記サーバ制御装置は、前記緊急情報を、前記通信回線に接続された他サーバから取得して前記メッセージ情報として前記サーバ記憶手段に記憶する、緊急情報取得部を有し、前記抽出メッセージ情報送信部にて前記抽出メッセージ情報として前記緊急情報を送信する際、前記緊急情報が音声情報でない場合は、前記緊急情報を音声情報に変換して送信する、ガス警報システムである。
次に、本発明の第7の発明は、上記第1の発明〜第5の発明のいずれか1つに係るガス警報システムであって、前記ガス警報器の前記メッセージ出力手段は、前記音声出力手段を含んでおり、前記サーバ制御装置は、前記抽出メッセージ情報送信部にて送信する前記抽出メッセージ情報が音声情報でない場合は、当該抽出メッセージ情報を音声情報に変換して送信する、ガス警報システムである。
次に、本発明の第8の発明は、上記第1の発明〜第7の発明のいずれか1つに係るガス警報システムであって、前記サーバ記憶手段に記憶されている前記顧客情報には、顧客に対応させて、宣伝に関連する属性である宣伝関連属性が対応付けられており、前記サーバ記憶手段に記憶されている少なくとも一部の前記メッセージ情報には、前記宣伝関連属性が対応付けられており、前記サーバ制御装置は、前記メッセージ情報抽出部にて、受信した前記機器検出情報と前記顧客情報とに基づいて複数の前記メッセージ情報の中から前記抽出メッセージ情報を抽出する際、前記機器検出情報に含まれている前記警報器識別情報に対応する顧客に設定されている前記宣伝関連属性と一致する前記宣伝関連属性が対応付けられている前記メッセージ情報を抽出する、ガス警報システムである。
次に、本発明の第9の発明は、上記第1の発明〜第8の発明のいずれか1つに係るガス警報システムであって、前記サーバ記憶手段に記憶されている前記メッセージ情報には、所定期間内において前記ガス警報器に送信されるべき回数である目標送信回数と、前記所定期間内において実際に送信された回数である実送信回数と、が対応付けられており、前記サーバ制御装置は、前記メッセージ情報抽出部にて、複数の前記メッセージ情報の中からメッセージ情報を抽出する際、前記実送信回数が前記目標送信回数に達していないメッセージ情報の中から抽出し、前記抽出メッセージ情報送信部にて、前記ガス警報器に前記抽出メッセージ情報を送信した際には、送信した前記抽出メッセージ情報である前記メッセージ情報に対応付けられている前記実送信回数をカウントして記憶する、ガス警報システムである。
次に、本発明の第10の発明は、上記第1の発明〜第9の発明のいずれか1つに係るガス警報システムであって、前記ガス警報器から前記ガス警報器用サーバに送信される前記機器検出情報には、前記ガス警報器の動作状態を示す動作状態情報が含まれており、前記サーバ制御装置は、受信した前記機器検出情報に含まれている前記動作状態情報と前記警報器識別情報に基づいて、前記警報器識別情報に対応する前記ガス警報器の動作が正常であるか否かを判定し、動作が正常でないと判定した場合は警報を出力する、ガス警報器診断部を有する、ガス警報システムである。
第1の発明によれば、ガス異常状態を除く宅内状態を検出する宅内状態検出手段が、ガス警報器に備えられている、あるいは、宅内状態検出手段がガス警報器とは別体とされて宅内状態検出手段からの検出信号が、有線または無線にてガス警報器に入力される。宅内状態検出手段は、例えば、顧客の在宅を直接的または間接的に検出できる検出手段である。そしてガス警報器から送信された機器検出情報に含まれている宅内状態情報が所定条件を満足する場合(例えば、顧客が在宅している場合)に、ガス警報器用サーバは、抽出メッセージ情報をガス警報器に送信して、ガス警報器からメッセージが出力される。従って、ガス異常時以外のメッセージを適切に顧客に伝えることが可能であり、ガス警報器のメッセージ出力機能をより有効活用することができる。
第2の発明によれば、ガス警報器用サーバは、宅内状態検出手段を用いて顧客が在宅していることを検出した場合に抽出メッセージ情報をガス警報器に送信して、ガス警報器からメッセージを出力する。従って、ガス異常時以外のメッセージを適切に顧客に伝えることが可能であり、ガス警報器のメッセージ出力機能をより有効活用することができる。
第3の発明によれば、宅内状態検出手段では顧客が在宅していることを必ず検出できるとは限らない場合であっても、過去の顧客の履歴から、顧客が在宅している確率が高い時間帯であれば、顧客が在宅していると推定する。そしてガス警報器用サーバは、顧客が在宅している確率が高い時間帯であれば、抽出メッセージ情報をガス警報器に送信してメッセージを出力させる。従って、ガス異常時以外のメッセージを適切に顧客に伝えることが可能であり、ガス警報器のメッセージ出力機能をより有効活用することができる。
第4の発明によれば、ガス警報器用サーバからガス警報器に送信される抽出メッセージ情報は、ガス警報メッセージ以外のメッセージ(例えば、宣伝や連絡等のメッセージ)である。従って、ガス警報器がガス異常状態を検出している場合は、ガス警報メッセージの出力を優先するべきであり、適切なメッセージを出力することができる。
第5の発明によれば、ガス警報器用サーバからガス警報器に送信される抽出メッセージ情報の中には、その地域の緊急情報(災害情報や避難情報など)が含まれている場合がある。従って、ガス警報器から出力するべきメッセージの種類の優先順位は、ガス警報メッセージと緊急情報の優先度が高いのは明らかである。これにより、安全の優先度に応じて適切なメッセージを出力することができる。
第6の発明によれば、音声出力手段と表示手段の少なくとも一方を含むメッセージ出力手段が、音声出力手段のみ、または音声出力手段と表示手段、の場合において、ガス警報器用サーバは、緊急情報としての抽出メッセージ情報をガス警報器に送信する際、音声情報に変換して送信する。従って、ガス警報器は受信した緊急情報を音声情報に変換する必要が無く、即座に出力することができるので、顧客に一刻も速く緊急情報を伝えることができる。
第7の発明によれば、ガス警報器用サーバは、緊急情報に限らず、すべての抽出メッセージ情報を音声情報に変換してガス警報器に送信する。従って、ガス警報器は受信した抽出メッセージ情報を音声情報に変換する必要が無いので、抽出メッセージ情報を音声情報に変換する機能を有する必要が無い。これにより、ガス警報器の構成をよりシンプルにすることができる。
第8の発明によれば、ガス警報器用サーバのサーバ記憶手段に記憶されているメッセージ情報の少なくとも一部は、店舗等からの宣伝用メッセージであり、各宣伝用メッセージには(例えば店舗名等の)宣伝関連属性が対応付けられている。顧客が、どの店舗等の会員であるかは、宣伝関連属性として顧客情報に記憶されている。そしてガス警報器用サーバは、顧客に対応付けられている宣伝関連属性と一致する宣伝関連属性を有する宣伝用メッセージを抽出メッセージ情報として抽出するので、ガス警報器から無駄なメッセージ(例えば、店舗会員でない顧客への会員特典メッセージなど)を出力することなく、メッセージを伝えたい顧客に、伝えたいメッセージを適切に伝えることができる。
第9の発明によれば、例えばガス警報器サーバからガス警報器に送信される抽出メッセージ情報が宣伝用メッセージである場合、1か月の間に30回や、1日の間に1回など、所定期間内に送信されるべき目標送信回数が設定されている。そしてガス警報器用サーバは、所定期間内において目標送信回数に達するようにメッセージ情報を送信するので、例えば宣伝用メッセージの場合では、適切な頻度でガス警報器から出力されるので、便利である。
第10の発明によれば、ガス警報器からガス警報器用サーバに送信する機器検出情報にガス警報器の動作状態情報を含ませることで、ガス警報器用サーバにて、ガス警報器の動作が正常であるか否かを判断できる。そしてガス警報器の動作が正常でないと判断した場合、ガス警報器用サーバから警報を出力させ、動作が正常でないガス警報器の交換や修理等を迅速に行うことができるので便利である。
ガス警報システムの全体構成の例を説明する図であり、家屋内に設置されたガス警報器及び宅内状態検出手段の配置、及び通信回線に接続されたガス警報器用サーバ、の例を説明する図である。 ガス警報器の外観の例を説明する斜視図である。 ガス警報器の内部の構成の例を説明する図である。 ガス警報器用サーバの内部の構成の例を説明する図である。 ガス警報器(警報器制御装置)及びガス警報器用サーバ(サーバ制御装置)の全体処理の処理手順の例を説明するフローチャートである。 図5に示すフローチャートにおける、ガス警報器の警報器制御装置の[ガス警報チェック]の詳細を説明するフローチャートである。 図5に示すフローチャートにおける、ガス警報器の警報器制御装置の[宅内状態チェック]の詳細を説明するフローチャートである。 図5に示すフローチャートにおける、ガス警報器の警報器制御装置の[メッセージ出力処理]の詳細を説明するフローチャートである。 図5に示すフローチャートにおける、ガス警報器用サーバのサーバ制御装置の[抽出メッセージ情報の抽出処理]の詳細を説明するフローチャートである。 ガス警報器用サーバのサーバ記憶手段に記憶されている顧客情報、メッセージ管理情報、メッセージ情報、の例を説明する図である。 ガス警報器から送信される機器検出情報、ガス警報器用サーバのサーバ記憶手段に記憶されている診断情報、の例を説明する図である。
以下に本発明のガス警報システム1の実施の形態を、図面を用いて説明する。
●[ガス警報システム1の全体構成(図1)]
図1は、ガス警報システム1の全体構成の例を示している。ガス警報システム1は、ガス警報器10と、ガス警報器用サーバ30と、を有している。
ガス警報器10は、例えばWi−Fi(登録商標)等の無線方式にてルータ81に接続され、ルータ81を介して通信回線82及び通信回線83(インターネット)に接続されている。またガス警報器10は、宅内のガス機器の周囲に配置されており、図1の例では、キッチンのガスコンロの周囲に配置されている。またガス警報器10は、ガス機器が空気より軽い都市ガスを使用する機器の場合では宅内の上方に配置され、空気より重いLPガスを使用する機器の場合では宅内の下方に配置されている。
ガス警報器用サーバ30は、例えばガス供給会社等が提供するサーバであり、通信回線83(インターネット)に接続されており、通信回線83(インターネット)に接続されたガス警報器10や、通信回線83に接続された他サーバ84と互いに情報を送受信することができる。なお、図1の例では、1つの家屋の例を示しているが、ガス警報器10は、複数の家屋に設置されているので、通信回線83には複数のガス警報器10が接続されている。また図1の例では、他サーバ84が1台の例を示しているが、他サーバ84は、例えば、災害情報(地震情報、津波情報など)や避難情報(避難勧告など)の少なくとも一方を含む緊急情報を発信するサーバであり、単数あるいは複数のサーバである。
図1は、キッチンと、当該キッチンに隣接するリビング・ダイニングの例を示している。キッチンとリビング・ダイニングには、ガス警報器10が設置されている家屋内のガス異常状態を除く宅内状態を検出する種々の宅内状態検出手段(符号41〜符号45(在宅検出手段))が配置されている。当該宅内状態検出手段(符号41〜符号45(在宅検出手段))は、ガス警報器が設置されている家屋内に人が在宅しているか否かを検出可能であり、この場合、キッチン及びリビング・ダイニング内に在宅者が居るか否かを、直接的または間接的に検出することが可能である。例えば、宅内状態検出手段(在宅検出手段)には、人感センサ41、リモコン操作センサ42、扉開閉センサ43、電波センサ44、コンロ・グリルセンサ45などが有る。なお、宅内状態検出手段(在宅検出手段)は、これらに限定されるものではなく、種々の検出手段を用いて、在宅者が居るか否かを検出できる。また、宅内状態検出手段(在宅検出手段)として、符号41〜符号45の全てを用いる必要はなく、少なくとも1つの宅内状態検出手段(在宅検出手段)を用いればよい。
宅内状態検出手段(在宅検出手段)のそれぞれは、検出信号を例えば無線方式にてガス警報器10に送信する。宅内状態検出手段からガス警報器10への無線方式による送信には、例えばBluetooth(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)、赤外線を用いた通信等、種々の通信が利用可能である。なお、検出信号を有線方式にてガス警報器10に送信するようにしてもよい。また図1に示す例では、全ての宅内状態検出手段(在宅検出手段)がガス警報器10とは別体とされている例を示しているが、一部の宅内状態検出手段をガス警報器10内に設けてもよい。またルータ81からインターネットへのキャリア通信の通信回線には、一般的な光ケーブルを用いた回線や、例えばLPWAN(Low Power Wide Area Network)や、NB−IoT(Narrow Band IoT)等を用いることができる。
人感センサ41は、例えば赤外線やレーザ等を用いて所定範囲内に人が居ることを直接的に検出し、検出信号を無線方式等にてガス警報器10に送信する。人感センサ41は、例えばキッチンとリビング・ダイニングとの境界の周囲等に配置されており、キッチン内の人の有無、リビング・ダイニング内の人の有無を検出する。
リモコン操作センサ42は、例えば照明用リモコン、TV用リモコン、エアコン用リモコン等のリモコン操作機に設けられている。リモコン操作センサ42は、例えば照明用リモコンのON/OFF操作、TV用リモコンのON/OFF操作、エアコン用リモコンのON/OFF操作等、リモコン操作機が操作されたことを検出することで間接的に在宅者が居ることを検出し、検出信号を無線方式にてガス警報器10に送信する。リモコン操作センサ42は、例えばキッチンとリビング・ダイニング内に配置されている種々のリモコン操作機に設けられている。
扉開閉センサ43は、例えばキッチンの冷蔵庫のメイン扉に設けられており、メイン扉が開閉されたことを検出することで間接的に在宅者が居ることを検出し、検出信号を無線方式にてガス警報器10に送信する。
電波センサ44は、例えばBluetooth(登録商標)の通信が有るか否かを検出することで間接的に在宅者の有無を検出し、通信が有る場合は検出信号を無線方式にてガス警報器10に送信する。近年では、携帯端末装置等にて再生した音楽をBluetooth(登録商標)対応のイヤホンで聴く場合があるので、在宅者を検出できる。
コンロ・グリルセンサ45は、例えばキッチンのガスコンロ91に設けられており、コンロの点火や火力調整の操作や、グリルの点火や火力調整の操作が行われたことを検出することで間接的に在宅者が居ることを検出し、検出信号を無線方式にてガス警報器10に送信する。
●[ガス警報器10の外観と構成(図2、図3)]
図2はガス警報器10の外観の例を示しており、図3はガス警報器10の内部構成の例を示している。以下、ガス警報器10の外観及び内部構成について説明する。
図2及び図3に示すように、ガス警報器10は、電源プラグ10Z、ガス異常検出手段12A、ヒータ制御手段12B、外部入力手段13、通信手段14、警報停止スイッチ10Y、電源ランプ17A、ガス警報ランプ17B、CO警報ランプ17C、緊急警報ランプ17D、音声出力手段15、表示手段16、火災検出手段19、火災警報ランプ17E、警報器制御装置11等を有している。
ガス異常検出手段12Aは、ガス警報器10が設置されている家屋内のガス異常状態を検出する、例えばガス検出センサである。ガス異常検出手段12Aは、警報器制御装置11に接続され、都市ガス、LPガス等のガス濃度、CO濃度等を検出(家屋内のガス異常状態を検出)し、検出信号を警報器制御装置11に出力する。なおガス異常検出手段12Aは、ヒータを内蔵しており、警報器制御装置11から制御されるヒータ制御手段12Bからのヒータ制御信号が入力されて適切な温度とされている。なおヒータ制御手段12Bは、例えばヒータ制御回路である。図2に示すように、ガス異常検出手段12Aはガス警報器10の内部に配置されており、ガス警報器10におけるガス異常検出手段12Aの位置には、周囲のガスをガス異常検出手段12Aへと導く複数のスリット状のガス導入孔10Sが形成されている。
外部入力手段13は例えば入力回路であり、警報器制御装置11に接続されている。外部入力手段13には、宅内状態検出手段(人感センサ41、リモコン操作センサ42、扉開閉センサ43、電波センサ44、コンロ・グリルセンサ45等)からの検出信号が、無線方式または有線方式にて入力される。外部入力手段13に入力された検出信号は、警報器制御装置11に出力される。
通信手段14は例えば通信回路であり、警報器制御装置11に接続されている。警報器制御装置11は、通信手段14とルータ81と通信回線82、83を介してガス警報器用サーバ30と、種々の情報を送受信することができる。警報器制御装置11は、通信手段14を介してガス警報器用サーバ30に向けて機器検出情報を送信し、通信手段14を介してガス警報器用サーバ30から抽出メッセージ情報を受信する。
警報停止スイッチ10Yは、ガス警報器10から警報が出力された際、警報の出力を強制的に停止させたい場合にユーザが操作するスイッチである。
電源ランプ17Aは、警報器制御装置11から制御され、電源プラグ10Zが家庭用コンセントに接続された場合に点灯(または点滅)するランプである。ガス警報ランプ17Bは、警報器制御装置11から制御され、ガス異常検出手段12Aからの検出信号に基づいて警報器制御装置11がガス異常(ガス漏れ)を検出した場合に点灯(または点滅)するランプである。CO警報ランプ17Cは、警報器制御装置11から制御され、ガス異常検出手段12Aからの検出信号に基づいて警報器制御装置11がCO異常(一酸化炭素が発生)を検出した場合に点灯(または点滅)するランプである。緊急警報ランプ17Dは、警報器制御装置11から制御され、ガス警報器用サーバ30から受信した抽出メッセージ情報が緊急情報(災害情報や避難情報等)である場合に点灯(または点滅)するランプである。
音声出力手段15(メッセージ出力手段に相当)は、例えばスピーカであり、警報器制御装置11に接続され、メッセージを音声で出力する。図2に示すように、音声出力手段15はガス警報器10の内部に配置されており、ガス警報器10における音声出力手段15の位置には、音声出力手段15から出力された音が、鮮明にかつより遠くまで届くように、複数の貫通孔10Tが形成されている。
表示手段16(メッセージ出力手段に相当)は、例えば液晶モニタであり、警報器制御装置11に接続され、メッセージをテキストで出力する。なお、表示手段16は、省略されていてもよく、本実施の形態の説明では、表示手段16が省略されている例を説明する。
火災検出手段19は、例えば煙センサまたは熱センサであり、警報器制御装置11に接続されている。煙センサの場合は周囲の煙に応じた検出信号を警報器制御装置11に出力し、熱センサの場合は周囲の温度に応じた検出信号を警報器制御装置11に出力する。また、火災警報ランプ17Eは、警報器制御装置11に接続され、火災検出手段19からの検出信号に基づいて警報器制御装置11が火災を検出した場合に点灯(または点滅)するランプである。なお、火災検出手段19及び火災警報ランプ17Eは省略されていてもよい。以降の説明では、火災検出手段19及び火災警報ランプ17Eが省略されている場合の例を説明する。
警報器制御装置11は、図3に示すように、例えば、演算処理、制御処理を実行するCPU11A、データ等を一時的に記憶するRAM11B、プログラムやデータ等を記憶するROM11C(FlashROM等)、タイマ11E、不揮発性メモリであるEEPROM11D(警報器記憶手段に相当)等を有し、これらはデータバス等を介してCPU11Aに接続されている。なお、EEPROM11Dには、ガス警報器10の機種、ガス警報器を識別可能な製造番号等の警報器識別情報が記憶されている。またCPU11Aは、ガス検出部11A1、CO検出部11A2、ヒータ制御部11A3、宅内状態検出部11A4、機器検出情報送信部11A5、メッセージ出力部11A6等を有しており、これらの詳細については後述する。
●[ガス警報器用サーバ30の構成(図4)]
次に図4を用いて、ガス警報器用サーバ30の内部構成について説明する。図4に示すように、ガス警報器用サーバ30は、マウスやキーボード等の入力手段32、通信回線83を介して他の機器と情報等を送受信する通信手段34、モニタ等の表示手段36、サーバ制御装置31等を有している。なお、入力手段32と表示手段36は、一般的なマウスやキーボード、一般的なモニタであるので、説明を省略する。
通信手段34は例えば通信回路であり、サーバ制御装置31に接続されている。サーバ制御装置31は、通信手段34を介して通信回線83に接続された他の機器(この場合、ガス警報器10)と、種々の情報を送受信することができる。サーバ制御装置31は、通信手段34を介してガス警報器10から機器検出情報を受信し、通信手段34を介してガス警報器10に抽出メッセージ情報を送信する。
サーバ制御装置31は、例えば、演算処理、制御処理を実行するCPU31A、データ等を一時的に記憶するRAM31B、プログラムやデータ等を記憶するHDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等であるサーバ記憶手段31C、タイマ31E等を有し、これらはデータバス等を介してCPU31Aに接続されている。なお、サーバ記憶手段31Cは、サーバ制御装置31とは別体であってもよく、サーバ記憶手段31Cには、後述する顧客情報やメッセージ情報等が記憶されている。またCPU31Aは、メッセージ情報抽出部31A1、抽出メッセージ情報送信部31A2等を有しており、これらの詳細については後述する。
●[サーバ記憶手段31Cに記憶されている各種の情報等(図10、図11)]
次にサーバ記憶手段31C(図4参照)に記憶されている各種の情報、ガス警報器から送信される機器検出情報、の詳細について説明する。サーバ記憶手段には、図10に示す顧客情報、メッセージ管理情報、メッセージ情報、図11に示す診断情報等が記憶されている。以下、順に説明する。
[顧客情報の説明]
「顧客情報」には、図10に示すように、「ガス警報器機種」、「警報器識別情報」、「送信先情報」、「顧客名」、「(顧客住所の)郵便番号」、「(顧客の)住所」、「(顧客の)電話番号」、「地域識別情報(n)」、「宣伝関連属性(m)」、「在宅確率が高い曜日・時間帯(k)」等が設定(登録)されている。なお、顧客情報は、ガス警報器が設置されている家屋に住んでいる顧客に関連する顧客関連情報(上記の顧客名、郵便番号、住所、電話番号、地域識別情報、宣伝関連属性、在宅確率が高い曜日・時間帯など)に警報器識別情報が対応付けられている。
「ガス警報器機種」には、対象ガス警報器の機種(種類)を特定可能な情報が設定され、「警報器識別情報」には、対象ガス警報器を特定可能な情報(製造番号、機器ID等)が設定されている。また「送信先情報」には、サーバ制御装置から対象ガス警報器に通信回線を介して送信する場合の送信先となる情報(対象ガス警報器のアドレス等)が設定されている。
「顧客名」には、対象ガス警報器が設置されている家屋に住んでいる顧客の氏名等が設定され、「(顧客住所の)郵便番号」には、顧客の住所に対応付けられた郵便番号が設定され、「(顧客の)住所」には、当該顧客の住所が設定され、「(顧客の)電話番号」には、当該顧客の電話番号が設定されている。
「地域識別情報(n)」には、当該顧客の家屋の住所に対応する地域が設定されている。なお、広域の避難情報や災害情報、狭域のイベント情報や連絡等、地域の広さに応じた複数の地域識別情報が設定されている。
「宣伝関連属性(m)」には、当該顧客に店舗等からの宣伝を含む抽出メッセージ情報を選択するための単数または複数の情報が設定されている。宣伝関連属性は、宣伝等に関連する属性である。図10の顧客情報の例では、店舗X(の会員)、店舗Y(の会員)、店舗Z(の会員)であることを示す情報が設定されている。
「在宅確率が高い曜日・時間帯(k)」には、当該顧客の家屋に在宅者が居る確率が高い(例えば90%以上の確率で在宅している)曜日・時間帯が設定されている。サーバ制御装置31は、ガス警報器から定期的に送信されてくる機器検出情報(図11参照)を所定期間(例えば3か月〜6か月)の間、記憶しておく。そしてサーバ制御装置31は、適切な頻度にて、対象ガス警報器に対応する機器検出情報に含まれている日時と宅内状態情報に基づいて、在宅確率が高い曜日・時間帯を求め、顧客情報の「在宅確率が高い曜日・時間帯(k)」に設定しておく。
[メッセージ管理情報の説明]
「メッセージ管理情報」は、対象ガス警報器毎(警報器識別情報毎)に用意されており、図10に示すように、「メッセージ番号」、「緊急」、「宣伝関連属性(提供者)」、「メッセージ情報ファイル名称」、「地域識別情報」、「対象郵便番号」、「目標送信回数(/1日)」、「実送信回数」等が設定されている。
「メッセージ番号」には、例えば上から順に1番から連番の番号が設定されている。また「緊急」には、対象メッセージ情報が、避難情報や災害情報などの緊急性を要する情報の場合に「〇」が設定され、店舗からの宣伝等の緊急性を要しない情報の場合に「×」が設定されている。
「宣伝関連属性(提供者)」には、対象メッセージ情報の提供者に関する情報が設定されている。宣伝関連属性は、宣伝等に関連する属性である。例えば図10の例に示す「メッセージ管理情報」は、警報器識別情報「A1」に対応するメッセージ管理情報であり、対象メッセージ情報が、AA(例えば気象庁など)、店舗X、店舗Y、N市A区役所、のそれぞれであることを示している。
「メッセージ情報ファイル名称」には、サーバ記憶手段に記憶されている対象メッセージ情報のファイル名称が設定されている。各メッセージ情報は、個々のファイルとしてサーバ記憶手段に記憶されている。
「地域識別情報」には、対象メッセージ情報に地域識別情報が設定されている場合、その地域識別情報が設定されている。例えばメッセージ番号「1」のメッセージ情報(緊急情報)には、地域識別情報として「尾張」が設定されていることを示している。
「対象郵便番号」には、地域識別情報にて設定された地域に相当する単数または複数の郵便番号が設定されている。郵便番号を利用することで、地域を指定する際、地域名称を使用する代わりに、郵便番号を使用することができるので便利である。
「目標送信回数(/1日)」には、所定期間(この場合、1日)内において、対象メッセージ情報を、対象ガス警報器からメッセージとして出力させる目標の回数が設定されている。例えばメッセージ番号「3」のメッセージ情報は、1日あたり5回、ガス警報器からメッセージとして出力することを目標としていることが示されている。
「実送信回数」には、目標に対する実績として、所定期間(この場合、1日)内において、実際に対象ガス警報器に送信した回数が設定されており、送信する毎にカウントアップされた値が設定されている。
[メッセージ情報の説明]
「メッセージ情報」は、対象ガス警報器からの出力を所望するメッセージ毎に用意されており、図10に示すように、「緊急」、「地域識別情報」、「対象郵便番号」、「宣伝関連属性(提供者)」、「有効期間」、「メッセージデータ」等が設定されている。メッセージ情報は、ガス警報器から出力されるメッセージであってガス異常状態であることを報知するガス警報メッセージ以外のメッセージである。
「緊急」には、当該メッセージ情報が緊急情報であるか否かを示しており、緊急情報の場合は「〇」が設定され、緊急情報でない場合は「×」が設定されている。
「地域識別情報」には、当該メッセージ情報に、地域識別情報が対応付けられている場合、その地域識別情報が設定されている。図10に示す例では、ファイル名称「避難勧告Ea」のメッセージ情報の地域識別情報には「尾張」が対応付けられている。なお、地域識別情報が対応付けられていないメッセージ情報(地域に関係の無いメッセージ情報)も存在し、その場合の地域識別情報には、例えば(無)が設定されている。
「対象郵便番号」には、地域識別情報にて設定された地域に相当する単数または複数の郵便番号が設定されている。郵便番号を利用することで、地域を指定する際、地域名称を使用する代わりに、郵便番号を使用することができるので便利である。
「宣伝関連属性(提供者)」には、当該メッセージ情報の提供者に関する情報が設定されている。宣伝関連属性は、宣伝等に関連する属性である。
「有効期間」には、当該メッセージ情報に有効期間(期限)がある場合、その有効期間が設定されている。サーバ制御装置31は、当該メッセージ情報をガス警報器に抽出メッセージ情報として送信する場合、有効期間内のメッセージ情報を抽出して送信する。
「メッセージデータ」には、当該メッセージ情報のメッセージ(本体)が設定されている。例えば音声データのメッセージの場合では、音声データ部分が該当する。メッセージデータには、音声データ、テキストデータ等がある。
[診断情報の説明]
「診断情報」は、対象ガス警報器の動作を診断するために用意されており、図11に示すように、「ガス警報器機種」、「ガス検出範囲と判定(n)」、「CO検出範囲と判定(m)」等が設定されている。
「ガス警報器機種」には、診断対象のガス警報器の機種に関する識別情報が設定されている。当然、機種毎に診断内容が異なる。
「ガス検出範囲と判定(n)」には、そのガス警報器の機種において、正常と判定するべきガス検出値の範囲と、異常と判定するべきガス検出値の範囲が設定されている。
「CO検出範囲と判定(m)」には、そのガス警報器の機種において、正常と判定するべきCO検出値の範囲と、異常と判定するべきCO検出値の範囲が設定されている。
[ガス警報器から送信される機器検出情報の説明]
「機器検出情報」には、図11に示すように、「ガス警報器機種」、「警報器識別情報」、「日時」、「宅内状態情報」、「ガス検出値と判定」、「CO検出値と判定」等が設定されている。
「ガス警報器機種」には、自身であるガス警報器のEEPROM等に予め記憶されているガス警報器の機種に関する情報(型式等)が設定されている。
「警報器識別情報」には、ガス警報器を特定可能な識別情報(製造番号、機器ID等)が設定されている。
「日時」には、当該機器検出情報が作成された時点の日時に関する情報が設定されている。この情報は、サーバ制御装置が図10に示す顧客情報における「在宅確率が高い曜日・時間帯(n)」を求める際に利用される。
「宅内状態情報」には、当該機器検出情報が作成された時点において、顧客が在宅しているか否かに関する情報が設定されている。
「ガス検出値と判定」には、当該機器検出情報が作成された時点において、ガス警報器が検出したガス検出値と、そのガス検出値に対してガス警報器が判定した結果(正常または異常)が設定されている。
「CO検出値と判定」には、当該機器検出情報が作成された時点において、ガス警報器が検出したCO検出値と、そのCO検出値に対してガス警報器が判定した結果(正常または異常)が設定されている。
●[ガス警報器10(警報器制御装置11)とガス警報器用サーバ30(サーバ制御装置31)の処理手順(図5〜図11)]
次に図5〜図11を用いて、ガス警報器10の警報器制御装置11(CPU11A)と、ガス警報器用サーバ30のサーバ制御装置31(CPU31A)と、の処理手順について説明する。例えば警報器制御装置11は、所定時間間隔(例えば数100[ms]〜数10[sec]間隔)にて、図5に示す[S000:ガス警報器処理]を起動して当該処理を実行する。またサーバ制御装置31も、所定時間間隔(例えば数100[ms]〜数10[sec]間隔)にて、図5に示す[SA000:ガス警報器サーバ処理]を起動して当該処理を実行する。
●[処理S000:ガス警報器処理(図5)]
まず、[S000:ガス警報器処理]について説明する。警報器制御装置11は、所定時間間隔にて[S000:ガス警報器処理]を起動し、起動するとステップS010に処理を進める。
ステップS010にて警報器制御装置11は、処理S100(ガス警報チェック)を実行してステップS020に処理を進める。なお、処理S100(ガス警報チェック)の詳細については後述する。
ステップS020にて警報器制御装置11は、処理S200(宅内状態チェック)を実行してステップS030に処理を進める。なお、処理S200(宅内状態チェック)の詳細については後述する。
ステップS030にて警報器制御装置11は、処理S100(ガス警報チェック)にて作成したガス警報器の動作状態を示す動作状態情報と、処理S200(宅内状態チェック)にて作成した、家屋内に人が在宅しているか否かを示す宅内状態情報と、EEPROM11D(図3参照)に記憶されている警報器識別情報(警報器を識別可能な製造番号等)と、ガス警報器機種と、を含む機器検出情報(図11参照)を作成し、作成した機器検出情報を、サーバ制御装置31に向けて送信してステップS050に処理を進める。
ステップS030の処理を実行している警報器制御装置11のCPU11A(図3参照)は、検出した宅内状態に基づいた宅内状態情報と、警報器識別情報と、ガス警報器機種と、ガス機器の動作状態を示す動作状態情報と、を含む機器検出情報を、通信手段を用いて通信回線を介してガス警報器用サーバに送信する、機器検出情報送信部11A5(図3参照)に相当している。
ステップS050にて警報器制御装置11は、抽出メッセージ情報を受信したか否かを判定し、抽出メッセージ情報を受信している場合(Yes)はステップS060に処理を進め、受信していない場合(No)はステップS055に処理を進める。
ステップS055に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、タイムアウト(所定時間警戒したか否か)を判定し、タイムアウトの場合(Yes)はステップS070に処理を進め、タイムアウトでない場合(No)はステップS030に処理を戻す。
ステップS060に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、受信した抽出メッセージ情報を自身の記憶手段(図3に示すROM11C(FlashROM)等)に記憶してステップS070に処理を進める。
ステップS070に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、処理S300(メッセージ出力処理)を実行して図5に示す[S000:ガス警報器処理]を終了する。なお、処理S300(メッセージ出力処理)の詳細については後述する。
●[処理SA000:ガス警報器用サーバ処理(図5)]
次に、[SA000:ガス警報器用サーバ処理]について説明する。サーバ制御装置31は、所定時間間隔にて[SA000:ガス警報器用サーバ処理]を起動し、起動するとステップSA010に処理を進める。
ステップSA010にてサーバ制御装置31は、緊急情報を管理している他サーバにアクセスして緊急情報の有無を確認し、緊急情報が有る場合(Yes)はステップSA015に処理を進め、緊急情報が無い場合(No)はステップSA020に処理を進める。緊急情報を管理している他サーバは、例えば政府が管理しているサーバや、県や市が管理しているサーバ等である。また緊急情報は、地域を識別可能とする地域識別情報(例えば、尾張地方、東三河地方、N市、T市等)に対応付けた災害情報または避難情報の少なくとも一方を含む。
ステップSA015に処理を進めた場合、サーバ制御装置31は、他サーバから緊急情報を取得してサーバ記憶手段31C(図4参照)に、メッセージ情報として記憶し、ステップSA020に処理を進める。
ステップSA015の処理、及びを実行しているサーバ制御装置31のCPU31A(図4参照)は、緊急情報を、通信回線に接続された他サーバから取得してメッセージ情報としてサーバ記憶手段に記憶する、緊急情報取得部31A4(図4参照)に相当している。
ステップSA020に処理を進めた場合、サーバ制御装置31は、緊急情報を管理している他サーバにアクセスして解除された緊急情報の有無を確認し、解除された緊急情報が有る場合(Yes)はステップSA025に処理を進め、解除された緊急情報が無い場合(No)はステップSA030に処理を進める。緊急情報を管理している他サーバは、例えば政府が管理しているサーバや、県や市が管理しているサーバ等である。
ステップSA025に処理を進めた場合、サーバ制御装置31は、サーバ記憶手段31C(図4参照)に記憶されているメッセージ情報の中から、解除された緊急情報を削除してステップSA030に処理を進める。
ステップSA030に処理を進めた場合、サーバ制御装置31は、警報器制御装置11から機器検出情報を受信しているか否かを判定し、機器検出情報を受信している場合(Yes)はステップSA040に処理を進め、受信していない場合(No)はステップSA035に処理を進める。
ステップSA035に処理を進めた場合、サーバ制御装置31は、タイムアウト(所定時間警戒したか否か)を判定し、タイムアウトの場合(Yes)は、抽出メッセージ情報の送信先となる対象ガス警報器を特定できないので図5に示す[SA000:ガス警報器用サーバ処理]を終了し、タイムアウトでない場合(No)はステップSA030に処理を戻す。
ステップSA040に処理を進めた場合、サーバ制御装置31は、受信した機器検出情報を自身のサーバ記憶手段31C(図4参照)に記憶してステップSA045に処理を進める。
ステップSA045にてサーバ制御装置31は、機器検出情報に含まれている警報器識別情報に対応する(対象ガス警報器に対応する)メッセージ管理情報を更新してステップSA050に処理を進める。具体的には、サーバ制御装置31は、機器検出情報に含まれている警報器識別情報(図11参照)と一致する警報器識別情報を顧客情報(図10参照)から抽出し、抽出した顧客情報の警報器識別情報に対応付けられている地域識別情報を抽出する。そして抽出した地域識別情報を有する緊急情報がサーバ記憶手段に記憶されている場合、当該緊急情報を、警報器識別情報に対応するメッセージ管理情報(図10参照)に追加する。例えば機器検出情報に警報器識別情報「A1」が含まれていた場合、サーバ制御装置31は、顧客識別情報(図10参照)の中から警報器識別情報「A1」に対応付けされている地域識別情報「尾張」、「N市A区」を抽出する。そしてサーバ制御装置31は、サーバ記憶手段に記憶されている緊急情報の中から地域識別情報が「尾張」、「N市A区」の少なくとも一方が設定されている緊急情報が有る場合、当該緊急情報を、警報器識別情報「A1」に対応するメッセージ管理情報(図10参照)に追加する。またサーバ制御装置31は、該当するメッセージ管理情報の中に、サーバ記憶手段に記憶されていない緊急情報(発令が解除されて削除された緊急情報)が有る場合、当該緊急情報をメッセージ管理情報内から削除する。図10のメッセージ管理情報の例では、警報器識別情報「A1」に対応するメッセージ管理情報に、緊急情報であるメッセージ番号「1」を追加した例を示している。
なお、メッセージ管理情報には、顧客情報に設定されている宣伝関連属性と一致する宣伝関連属性が設定されているメッセージ情報も設定されている。図10の例に示す「顧客情報」における警報器識別情報「A1」に対応付けられている宣伝関連属性「店舗X」、「店舗Y」と一致する宣伝関連属性が設定されたメッセージ情報が、図10の例に示す「(警報器識別情報=A1に対応する)メッセージ管理情報」におけるメッセージ番号「2」、「3」に設定されている。また、メッセージ管理情報には、顧客情報に設定されている地域識別情報と一致する地域識別情報が設定されているメッセージ情報も設定されている。図10の例に示す「顧客情報」における警報器識別情報「A1」に対応付けられている地域識別情報「N市A区」と一致する地域識別情報が設定されたメッセージ情報が、図10の例に示す「(警報器識別情報=A1に対応する)メッセージ管理情報」におけるメッセージ番号「4」に設定されている。
ステップSA050にてサーバ制御装置31は、ステップSA045にて更新後のメッセージ管理情報(対象ガス警報器(警報器識別情報に対応するガス警報器)に対応するメッセージ管理情報)に、緊急情報が有るか否かを判定し、緊急情報が有る場合(Yes)はステップSA065に処理を進め、緊急情報が無い場合(No)はステップSA055に処理を進める。この処理により、サーバ制御装置31は、機器検出情報に含まれている宅内状態情報が所定条件を満足していなくても(在宅者なし、の場合であっても)、緊急情報を抽出メッセージ情報として抽出する。
ステップSA055に処理を進めた場合、サーバ制御装置31は、受信した機器検出情報(図11参照)に含まれている「宅内状態情報」に基づいて、顧客が在宅中であるか否かを判定し、在宅中である場合(Yes)はステップSA065に処理を進め、在宅中でない場合(No)はステップSA060に処理を進める。
ステップSA060に処理を進めた場合、サーバ制御装置31は、サーバ記憶手段31C(図4参照)に記憶されている顧客情報(図10参照)に含まれている「在宅確率が高い曜日・時間帯(n)」に基づいて、現在の曜日・時間帯が、「在宅確率が高い曜日・時間帯(n)」の範囲内であるか否かを判定する。サーバ制御装置31は、現在の曜日・時間帯が「在宅確率が高い曜日・時間帯(n)」の範囲内である場合(Yes)はステップSA065に処理を進め、そうでない場合(No)はステップSA075に処理を進める。この処理により、サーバ制御装置31は、機器検出情報に含まれている宅内状態情報が在宅を示していない場合であっても、在宅確率が高い場合には、メッセージ情報を抽出する。
例えばサーバ制御装置31は、図11の例に示す機器検出情報を受信すると、受信した機器検出情報をサーバ記憶手段に記憶して所定期間(例えば3か月〜6か月)の間、保持しておく(蓄積しておく)。そして例えばサーバ制御装置31は、適当なタイミングで、過去6か月分の機器検出手段の中から、警報器識別情報毎の機器検出情報を抽出し、「宅内状態情報」が「在宅者あり」となっている確率が90[%]以上となる曜日と時間帯を推定する。そしてサーバ制御装置31は、「在宅者あり」となっている確率が90[%]以上となる曜日と時間帯を、「顧客情報」において対応する警報器識別情報が設定されている「在宅確率が高い曜日・時間帯(n)」に記憶する。例えば図10に示す顧客情報において、「警報器識別情報」がA1の顧客は、「在宅確率が高い曜日・時間帯(n)」には、日曜19:00〜22:00、月曜21:00〜22:00が記憶されている。例えばステップSA060にてサーバ制御装置31は、現在の曜日と時間帯が、顧客情報において対象としている警報器識別情報が設定されている欄の「在宅確率が高い曜日・時間帯(n)」の範囲内である場合(Yes)は、顧客が在宅中と検出されていないが在宅しているとみなしてステップSA065に処理を進める。顧客が在宅中であるか否かは、後述する[S200:宅内状態チェック]にて、図1に示す人感センサ41、リモコン操作センサ42、扉開閉センサ43、電波センサ44、コンロ・グリルセンサ45等を用いて検出するが、例えば顧客がトイレ等の別の部屋に一時的に移動している場合は検出できない。そこで、過去に在宅していた確率が高い曜日及び時間帯は、顧客が在宅している、とみなす。
上記の処理を実行しているサーバ制御装置31のCPU31A(図4参照)は、ガス警報器10からの機器検出情報を、当該機器検出情報に含まれている警報器識別情報毎に蓄積し、警報器識別情報に対応付けて蓄積した機器検出情報に基づいて、顧客が在宅している時間帯である在宅時間帯を推定する、顧客在宅時間帯推定部31A3(図4参照)に相当している。
ステップSA065に処理を進めた場合、サーバ制御装置31は、警報器識別情報に対応する(対象ガス警報器に対応する)メッセージ管理情報に基づいて、サーバ記憶手段31Cに記憶されている複数のメッセージ情報の中からメッセージを抽出してステップSA070に処理を進める。なお、抽出の詳細については後述する。
ステップSA070にてサーバ制御装置31は、抽出したメッセージ情報である抽出メッセージ情報を、機器検出情報を送信してきた警報器制御装置11に向けて送信し、ステップSA075に処理を進める。図11に示すように、機器検出情報には警報器識別情報が含まれている。サーバ制御装置31は、機器検出情報に含まれている警報器識別情報と一致する警報器識別情報を、図10に示す顧客情報の中から抽出し、抽出した警報器識別情報に対応付けられている送信先情報に対応する送信先(機器検出情報を送信してきたガス警報器のアドレス)に、抽出メッセージ情報を送信する。
なおサーバ制御装置31は、抽出メッセージ情報として緊急情報を送信する場合、当該緊急情報が音声情報でない場合は、緊急情報を音声情報に変換して送信する。この場合、ガス警報器は、受信した緊急情報を音声情報に変換することなく、そのまま出力することができるので、確実に音声出力手段から緊急情報を出力できる。なお、サーバ制御装置31は、送信する抽出メッセージ情報が緊急情報でない場合であっても、音声情報でない場合は音声情報に変換して送信することが、より好ましい。
ステップSA070の処理を実行しているサーバ制御装置31のCPU31A(図4参照)は、抽出したメッセージ情報である抽出メッセージ情報を、通信回線を介してガス警報器に送信する、抽出メッセージ情報送信部31A2(図4参照)に相当している。
ステップSA075に処理を進めた場合、サーバ制御装置31は、受信した機器検出情報と、サーバ記憶手段に記憶している診断情報(図11参照)とに基づいて、対象ガス警報器(警報器識別情報に対応するガス警報器)の診断を行い、ステップSA080に処理を進める。図11に示すように、機器検出情報にはガス警報器機種(種類)、ガス検出値と判定、CO検出値と判定、が含まれている。機器検出情報の「ガス検出値と判定」には、当該ガス警報器にて検出したガス検出値の結果と、当該ガス警報器による正常/異常の判定結果が含まれている。また機器検出情報の「CO検出値と判定」には、当該ガス警報器にて検出したCO検出値の結果と、当該ガス警報器による正常/異常の判定結果が含まれている。また診断情報には、ガス警報器機種(種類)に対応させて、ガス検出範囲と判定(n)とCO検出範囲と判定(n)が設定されている。例えばサーバ制御装置31は、ガス警報器機種(種類)「N1」のガス警報器から「ガス検出値と判定」として「g1a、正常」を受信した場合、「正常」と判定したガス検出値「g1a」が、ガス検出範囲「g11〜g12」の範囲内である場合は異常でないと判定し、「正常」と判定したガス検出値「g1a」が、ガス検出範囲「g13〜g14」の範囲内である場合は異常であると判定(診断)する。
ステップSA080にてサーバ制御装置31は、ステップSA075にて異常である診断した場合(Yes)はステップSA085Aに処理を進め、異常でないと診断(正常でも異常でもない場合を含む)した場合(No)はステップSA085Bに処理を進める。
ステップSA085Aに処理を進めた場合、サーバ制御装置31は、対象ガス警報器(警報器識別情報に対応するガス警報器)が異常であることを示す警報(音声や画像)を出力して、図5に示す[SA000:ガス警報器用サーバ処理]を終了する。
ステップSA085Bに処理を進めた場合、サーバ制御装置31は、対象ガス警報器(警報器識別情報に対応するガス警報器)が異常であることを示す警報(音声や画像)の出力を停止して、図5に示す[SA000:ガス警報器用サーバ処理]を終了する。
ステップSA075、SA080、SA085A、SA085Bの処理を実行しているサーバ制御装置31のCPU31A(図4参照)は、受信した機器検出情報に含まれている動作状態情報(この場合、ガス検出値と判定、CO検出値と判定)と、警報器識別情報と、に基づいて、警報器識別情報に対応するガス警報器の動作が正常であるか否かを判定し、動作が正常でないと判定した場合は警報を出力する、ガス警報器診断部31A5(図4参照)に相当している。
●[処理S100:ガス警報チェック(図6)]
次に図6を用いて、図5におけるステップS010にて実行される処理S100(ガス警報チェック)の詳細について説明する。警報器制御装置11は、図5に示すステップS010に処理を進めた場合、図6に示す[S100:ガス警報チェック]のステップS110に処理を進める。
ステップS110にて警報器制御装置11は、ガス異常検出手段12A(図2、図3参照)からの検出信号を取得してステップS115に処理を進める。
ステップS115にて警報器制御装置11は、ガス異常チェック(例えばガス濃度のチェック)を行い、ステップS120に処理を進める。
ステップS120にて警報器制御装置11は、ガス異常の有無を判定し、ガス異常がある(ガス漏れ状態である)と判定した場合(Yes)はステップS125Aに処理を進め、ガス異常がないと判定した場合(No)はステップS125Bに処理を進める。
ステップS125Aに処理を進めた場合、警報器制御装置11は、ガス警報フラグをONに設定し、ガス警報ランプ17B(図2、図3参照)をONに設定してステップS130に処理を進める。
ステップS125Bに処理を進めた場合、警報器制御装置11は、ガス警報フラグをOFFに設定し、ガス警報ランプ17B(図2、図3参照)をOFFに設定してステップS130に処理を進める。
ステップS130に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、CO異常の有無を判定し、CO異常がある(CO(一酸化炭素)が所定量以上発生している)と判定した場合(Yes)はステップS135Aに処理を進め、CO異常がないと判定した場合(No)はステップS135Bに処理を進める。
ステップS135Aに処理を進めた場合、警報器制御装置11は、CO警報フラグをONに設定し、CO警報ランプ17C(図2、図3参照)をONに設定してステップS140に処理を進める。
ステップS135Bに処理を進めた場合、警報器制御装置11は、CO警報フラグをOFFに設定し、CO警報ランプ17C(図2、図3参照)をOFFに設定してステップS140に処理を進める。
ステップS140〜S155A、S155Bの処理は、図3に示す火災検出手段19及び火災警報ランプ17Eを有する場合の処理である。以下、火災検出手段19及び火災警報ランプ17Eが有るものとして、ステップS140〜S155A、S155Bの処理を説明する。
ステップS140に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、火災検出手段19(図3参照)から検出信号を取得してステップS145に処理を進める。
ステップS145にて警報器制御装置11は、火災異常の有無を判定し、火災異常があると判定した場合(Yes)はステップS155Aに処理を進め、火災異常がないと判定した場合(No)はステップS155Bに処理を進める。
ステップS155Aに処理を進めた場合、警報器制御装置11は、火災警報フラグをONに設定し、火災警報ランプ17E(図3参照)をONに設定してステップS180に処理を進める。
ステップS155Bに処理を進めた場合、警報器制御装置11は、火災警報フラグをOFFに設定し、火災警報ランプ17E(図3参照)をOFFに設定してステップS180に処理を進める。
ステップS180に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、ガス異常を判定した際のガス検出値と判定結果(正常または異常)と、CO異常を判定した際のCO検出値と判定結果(正常または異常)と、火災異常を判定した際の火災検出値と判定結果(正常または異常)を含む動作状態情報を作成して記憶し、当該動作状態情報を含む機器検出情報を作成して記憶し、図6に示す処理を終了し、図5に示すステップS020へと処理を進める。なお、機器検出情報(図11参照)には、警報器制御装置11のEEPROM11D(図3参照)に予め記憶されているガス警報器機種、警報器識別情報が設定されている。
以上に説明した図6に示す[S100:ガス警報チェック]の処理を実行している警報器制御装置11のCPU11Aは、ガスの異常の有無を判定するガス検出部11A1、CO検出部11A2(図3参照)に相当する。なお、図示省略したが、図3に示すガス異常検出手段12Aに設けられたヒータを制御するヒータ制御手段12Bへの制御信号も、当該[S100:ガス警報チェック]の処理内にて実行される。ヒータ制御手段12Bへの制御信号を出力する処理を実行している警報器制御装置11のCPU11Aは、ヒータ制御部11A3(図3参照)に相当する。
●[処理S200:宅内状態チェック(図7)]
次に図7を用いて、図5におけるステップS020にて実行される処理S200(宅内状態チェック)の詳細について説明する。警報器制御装置11は、図5に示すステップS020に処理を進めた場合、図7に示す[S200:宅内状態チェック]のステップS210に処理を進める。
ステップS210にて警報器制御装置11は、人感センサ41(図1〜図3参照)から検出信号を受信したか否かを判定し、受信している場合(Yes)はステップS215に処理を進め、受信していない場合(No)はステップS220に処理を進める。
ステップS215に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、人感センサ41から受信した検出信号に基づいて、人感センサ41にて人(在宅者)を検出したか否かを判定し、人(在宅者)を検出していると判定した場合(Yes)はステップS260Bに処理を進め、人(在宅者)を検出していないと判定した場合(No)はステップS220に処理を進める。
ステップS220に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、リモコン操作センサ42(図1〜図3参照)から検出信号を受信したか否かを判定し、受信している場合(Yes)はステップS225に処理を進め、受信していない場合(No)はステップS230に処理を進める。
ステップS225に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、リモコン操作センサ42から受信した検出信号に基づいて、リモコン操作センサ42にてリモコンが操作されたか否か(すなわち、人(在宅者)を検出したか否か)を判定し、リモコンが操作されたと判定した場合(Yes)はステップS260Bに処理を進め、リモコンが操作されていないと判定した場合(No)はステップS230に処理を進める。
ステップS230に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、扉開閉センサ43(図1〜図3参照)から検出信号を受信したか否かを判定し、受信している場合(Yes)はステップS235に処理を進め、受信していない場合(No)はステップS240に処理を進める。
ステップS235に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、扉開閉センサ43から受信した検出信号に基づいて、扉の開閉操作がされたか否か(すなわち、人(在宅者)を検出したか否か)を判定し、扉の開閉操作がされた場合(Yes)はステップS260Bに処理を進め、扉の開閉操作がされていないと判定した場合(No)はステップS240に処理を進める。
ステップS240に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、電波センサ44(図1〜図3参照)から検出信号を受信したか否かを判定し、受信している場合(Yes)はステップS245に処理を進め、受信していない場合(No)はステップS250に処理を進める。
ステップS245に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、電波センサ44から受信した検出信号に基づいて、電波センサ44にて所定の電波を検出したか否か(例えば、イヤホン等のBluetooth(登録商標)の電波を受信したか否かにて、間接的に人(在宅者)を検出したか否か)を判定し、所定の電波を検出していると判定した場合(Yes)はステップS260Bに処理を進め、所定の電波を検出していないと判定した場合(No)はステップS250に処理を進める。
ステップS250に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、コンロ・グリルセンサ45(図1〜図3参照)から検出信号を受信したか否かを判定し、受信している場合(Yes)はステップS255に処理を進め、受信していない場合(No)はステップS260Aに処理を進める。
ステップS255に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、コンロ・グリルンサ45から受信した検出信号に基づいて、コンロやグリルの点火操作や火力調整操作等が行われたか否かを判定し、点火や火力調整等が行われたと判定した場合(Yes)はステップS260Bに処理を進め、点火や火力調整等の操作が行われていないと判定した場合(No)はステップS260Aに処理を進める。
ステップS260Aに処理を進めた場合、警報器制御装置11は、機器検出情報の宅内状態情報(図11参照)に「在宅者なし」を設定して、図6に示す処理を終了し、図5に示すステップS030へと処理を進める。
ステップS260Bに処理を進めた場合、警報器制御装置11は、機器検出情報の宅内状態情報(図11参照)に「在宅者あり」を設定して、図6に示す処理を終了し、図5に示すステップS030へと処理を進める。
以上に説明した図7に示す[S200:宅内状態チェック]の処理を実行している警報器制御装置11のCPU11A(図3参照)は、宅内状態検出手段を用いて宅内状態を検出する、宅内状態検出部11A4(図3参照)に相当している。
●[処理S300:メッセージ出力処理(図8)]
次に図8を用いて、図5におけるステップS070にて実行される処理S300(メッセージ出力処理)の詳細について説明する。警報器制御装置11は、図5に示すステップS070に処理を進めた場合、図8に示す[S300:メッセージ出力処理]のステップS310に処理を進める。
ステップS310にて警報器制御装置11は、自身が記憶しているガス警報フラグがONに設定されているか否かを判定し、ガス警報フラグがONに設定されている場合(Yes)はステップS315に処理を進め、ガス警報フラグがONに設定されていない場合(No)はステップS330に処理を進める。
ステップS315に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、自身が記憶しているCO警報フラグがONに設定されているか否かを判定し、CO警報フラグがONに設定されている場合(Yes)はステップS320に処理を進め、CO警報フラグがONに設定されていない場合(No)はステップS325に処理を進める。
ステップS320に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、受信した抽出メッセージ情報に緊急情報が含まれているか否かを判定し、緊急情報が含まれている場合(Yes)はステップS380Aに処理を進め、緊急情報が含まれていない場合(No)はステップS380Bに処理を進める。
ステップS380Aに処理を進めた場合、警報器制御装置11は、自身が予め記憶しているガス異常メッセージとCO異常メッセージ、及び、受信した緊急情報に基づいた緊急メッセージを、音声出力手段(メッセージ出力手段)から出力して、図8に示す処理を終了し、図5に示す[S000:ガス警報器処理]のステップS070の下に戻り、[S000:ガス警報器処理]を終了する。
なお、ガス異常メッセージ、CO異常メッセージは、ガス異常状態であることを報知するガス警報メッセージである。そしてガス異常メッセージは、ガス漏れ等の異常を報知するメッセージであり、CO異常メッセージは、CO(一酸化炭素)が発生していることを報知するメッセージである。また緊急メッセージは、地域識別情報が対応付けられた災害情報または避難情報の少なくとも一方を含むメッセージである。
ステップS380Bに処理を進めた場合、警報器制御装置11は、自身が予め記憶しているガス異常メッセージとCO異常メッセージを、音声出力手段(メッセージ出力手段)から出力して、図8に示す処理を終了し、図5に示す[S000:ガス警報器処理]のステップS070の下に戻り、[S000:ガス警報器処理]を終了する。
ステップS325に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、受信した抽出メッセージ情報に緊急情報が含まれているか否かを判定し、緊急情報が含まれている場合(Yes)はステップS380Cに処理を進め、緊急情報が含まれていない場合(No)はステップS380Dに処理を進める。
ステップS380Cに処理を進めた場合、警報器制御装置11は、自身が予め記憶しているガス異常メッセージ、及び、受信した緊急情報に基づいた緊急メッセージを、音声出力手段(メッセージ出力手段)から出力して、図8に示す処理を終了し、図5に示す[S000:ガス警報器処理]のステップS070の下に戻り、[S000:ガス警報器処理]を終了する。
ステップS380Dに処理を進めた場合、警報器制御装置11は、自身が予め記憶しているガス異常メッセージを、音声出力手段(メッセージ出力手段)から出力して、図8に示す処理を終了し、図5に示す[S000:ガス警報器処理]のステップS070の下に戻り、[S000:ガス警報器処理]を終了する。
ステップS330に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、自身が記憶しているCO警報フラグがONに設定されているか否かを判定し、CO警報フラグがONに設定されている場合(Yes)はステップS335に処理を進め、CO警報フラグがONに設定されていない場合(No)はステップS340に処理を進める。
ステップS335に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、受信した抽出メッセージ情報に緊急情報が含まれているか否かを判定し、緊急情報が含まれている場合(Yes)はステップS380Eに処理を進め、緊急情報が含まれていない場合(No)はステップS380Fに処理を進める。
ステップS380Eに処理を進めた場合、警報器制御装置11は、自身が予め記憶しているCO異常メッセージ、及び、受信した緊急情報に基づいた緊急メッセージを、音声出力手段(メッセージ出力手段)から出力して、図8に示す処理を終了し、図5に示す[S000:ガス警報器処理]のステップS070の下に戻り、[S000:ガス警報器処理]を終了する。
ステップS380Fに処理を進めた場合、警報器制御装置11は、自身が予め記憶しているCO異常メッセージを、音声出力手段(メッセージ出力手段)から出力して、図8に示す処理を終了し、図5に示す[S000:ガス警報器処理]のステップS070の下に戻り、[S000:ガス警報器処理]を終了する。
ステップS340に処理を進めた場合、警報器制御装置11は、受信した抽出メッセージ情報に緊急情報が含まれているか否かを判定し、緊急情報が含まれている場合(Yes)はステップS380Gに処理を進め、緊急情報が含まれていない場合(No)はステップS380Hに処理を進める。
ステップS380Gに処理を進めた場合、警報器制御装置11は、受信した緊急情報に基づいた緊急メッセージを、音声出力手段(メッセージ出力手段)から出力して、図8に示す処理を終了し、図5に示す[S000:ガス警報器処理]のステップS070の下に戻り、[S000:ガス警報器処理]を終了する。
ステップS380Hに処理を進めた場合、警報器制御装置11は、受信した抽出メッセージ情報に基づいたメッセージを、音声出力手段(メッセージ出力手段)から出力して、図8に示す処理を終了し、図5に示す[S000:ガス警報器処理]のステップS070の下に戻り、[S000:ガス警報器処理]を終了する。
以上に説明した図8に示す[S300:メッセージ出力処理]の処理を実行している警報器制御装置11のCPU11A(図3参照)は、抽出メッセージ情報を受信すると、受信した抽出メッセージ情報に基づいたメッセージをメッセージ出力手段(この場合、音声出力手段)から出力する、メッセージ出力部11A6(図3参照)に相当している。
上記のように、サーバ制御装置31は、ガス異常状態を検出している場合、ガス警報メッセージを、抽出メッセージ情報に基づいたメッセージよりも優先してメッセージ出力手段から出力する。また、緊急情報がある場合、緊急情報以外の抽出メッセージ情報に基づいたメッセージよりも緊急情報を優先して出力する。
●[SA100:抽出メッセージ情報の抽出処理(図9)]
次に図9を用いて、図5におけるステップSA065にて実行される処理SA100(抽出メッセージ情報の抽出処理)の詳細について説明する。サーバ制御装置31は、図5に示すステップSA065に処理を進めた場合、図9に示す[SA100:抽出メッセージ情報の抽出処理]のステップSA110に処理を進める。
ステップSA110にてサーバ制御装置31は、対象ガス警報器(警報器識別情報に対応するガス警報器)のメッセージ管理情報(図10参照)内に、緊急情報が有るか否かを判定し、緊急情報が有る場合(Yes)はステップSA120に処理を進め、緊急情報がない場合(No)はステップSA130に処理を進める。
ステップSA120に処理を進めた場合、サーバ制御装置31は、対象ガス警報器に対応するメッセージ管理情報(図10参照)内に設定されているすべての緊急情報を、サーバ記憶手段に記憶されているメッセージ情報の中から抽出メッセージ情報として抽出して、図9に示す処理を終了し、図5に示すステップSA070に処理を進める。メッセージ管理情報には、上述したとおり、すでに、対象ガス警報器(警報器識別情報)に対応付けられている地域識別情報と一致する地域識別情報が設定された緊急情報が、設定されている。
ステップSA130に処理を進めた場合、サーバ制御装置31は、対象ガス警報器に対応するメッセージ管理情報(図10参照)内に設定されているメッセージ情報の中から、緊急情報以外のメッセージ情報であり、かつ、実送信回数が目標送信回数に達していないメッセージ情報(単数または複数)を、サーバ記憶手段に記憶されているメッセージ情報の中から抽出メッセージ情報として抽出して、図9に示す処理を終了し、図5に示すステップSA070に処理を進める。メッセージ管理情報には、上述したとおり、すでに、対象ガス警報器(警報器識別情報)に対応付けられている地域識別情報と一致する地域識別情報が設定されたメッセージ情報や、対象ガス警報器(警報器識別情報)に対応付けられている宣伝関連属性と一致する宣伝関連属性が設定されたメッセージ情報が、設定されている。
以上に説明した図9に示す[SA100:抽出メッセージ情報の抽出処理]の処理を実行しているサーバ制御装置31のCPU31A(図4参照)は、機器検出情報を受信すると、受信した機器検出情報に含まれている宅内状態情報が所定条件を満足する場合(在宅者あり、の場合)に、顧客情報に基づいて(顧客情報に基づいたメッセージ管理情報に基づいて)複数のメッセージ情報の中からメッセージ情報を抽出する、メッセージ情報抽出部31A1(図4参照)に相当している。
本発明のガス警報システムは、本実施の形態で説明した構成、外観、処理手順等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、火災検出手段19及び火災警報ランプ17Eを、備えてもよいし、備えてなくてもよい。またメッセージ出力手段は、音声出力手段と表示手段の少なくとも一方であればよい。
本実施の形態にて説明した処理手順のフローチャートは、これに限定されるものではない。また緊急情報は、災害情報または避難情報の少なくとも一方に限定されず、緊急性の高い他の情報を緊急情報として加えてもよい。
本実施の形態の説明では、ガス警報器10とは別体とされた宅内状態検出手段(人感センサ41、リモコン操作センサ42、扉開閉センサ43、電波センサ44、コンロ・グリルセンサ45等)を用いて、ガス警報器10に外部入力手段13を備える例を説明したが、少なくとも一部の宅内状態検出手段をガス警報器10内に備えるようにしてもよい。また、別体とされた宅内状態検出手段から外部入力手段13への検出信号は、無線で入力されてもよいし、有線で入力されてもよい。また宅内状態検出手段として撮像装置を用い、撮像装置からの画像データを警報器制御装置にて解析して在宅者を判定するようにしてもよい。また、扉開閉センサの代わりに、加速度センサやリミットスイッチ等を用いてもよい。
またメッセージ情報の例としては、店舗、企業、公共施設・団体(市役所等)、病院等からの生活情報(広告情報)があり、特売等の店舗情報、求人情報、地域情報(イベント情報)、新製品情報、企業情報、診察等の予約のリマインド、などがある。またメッセージ情報の他の例としては、ガス警報器の提供者(メーカ)からの情報があり、警報器取替連絡、警報時対処方法、などがある。他にも、防災情報、防犯情報、気象情報、電力需給調整デマンドレスポンス情報、などがある。
1 ガス警報システム
10 ガス警報器
11 警報器制御装置
11A CPU
11A1 ガス検出部
11A2 CO検出部
11A3 ヒータ制御部
11A4 宅内状態検出部
11A5 機器検出情報送信部
11A6 メッセージ出力部
12A ガス異常検出手段
12B ヒータ制御手段
13 外部入力手段
14 通信手段
15 音声出力手段(メッセージ出力手段)
16 表示手段
17A 電源ランプ
17B ガス警報ランプ
17C CO警報ランプ
17D 緊急警報ランプ
17E 火災警報ランプ
19 火災検出手段
30 ガス警報器用サーバ
31 サーバ制御装置
31A CPU
31A1 メッセージ情報抽出部
31A2 抽出メッセージ情報送信部
31A3 顧客在宅時間帯推定部
31A4 緊急情報取得部
31A5 ガス警報器診断部
31C サーバ記憶手段
41 人感センサ(宅内状態検出手段)
42 リモコン操作センサ(宅内状態検出手段)
43 扉開閉センサ(宅内状態検出手段)
44 電波センサ(宅内状態検出手段)
45 コンロ・グリルセンサ(宅内状態検出手段)
81 ルータ
82 通信回線
83 通信回線(インターネット)
84 他サーバ
91 ガスコンロ

Claims (10)

  1. 通信回線に接続されて家屋内に設置されたガス警報器と、
    前記通信回線に接続されたガス警報器用サーバと、
    を有するガス警報システムであって、
    前記ガス警報器は、
    自身を識別可能な警報器識別情報が記憶された警報器記憶手段と、
    前記通信回線を介して前記ガス警報器用サーバと情報を送受信する通信手段と、
    メッセージを音声で出力する音声出力手段と、メッセージをテキストで出力する表示手段と、の少なくとも一方を含むメッセージ出力手段と、
    自身が設置されている前記家屋内のガス異常状態を検出するガス異常検出手段と、
    警報器制御装置と、
    自身が設置されている前記家屋内の前記ガス異常状態を除く宅内状態を検出する宅内状態検出手段、あるいは、前記ガス警報器とは別体とされた前記宅内状態検出手段からの検出信号が無線あるいは有線にて入力される外部入力手段と、
    を有し、
    前記ガス警報器用サーバは、
    前記ガス警報器が設置されている前記家屋に住んでいる顧客に関連する顧客関連情報に前記警報器識別情報が対応付けられた顧客情報と、前記ガス警報器から出力させるメッセージであって前記ガス異常状態であることを報知するガス警報メッセージ以外のメッセージである複数のメッセージ情報と、が記憶されたサーバ記憶手段と、
    サーバ制御装置と、
    を有し、
    前記警報器制御装置は、
    前記宅内状態検出手段を用いて前記宅内状態を検出する、宅内状態検出部と、
    検出した前記宅内状態に基づいた宅内状態情報と前記警報器識別情報とを含む機器検出情報を、前記通信手段を用いて前記通信回線を介して前記ガス警報器用サーバに送信する、機器検出情報送信部と、
    を有し、
    前記サーバ制御装置は、
    前記機器検出情報を受信すると、受信した前記機器検出情報に含まれている前記宅内状態情報が所定条件を満足する場合に、前記顧客情報に基づいて複数の前記メッセージ情報の中からメッセージ情報を抽出する、メッセージ情報抽出部と、
    抽出したメッセージ情報である抽出メッセージ情報を、前記通信回線を介して前記ガス警報器に送信する、抽出メッセージ情報送信部と、
    を有し、
    前記警報器制御装置は、
    さらに、前記抽出メッセージ情報を受信すると、受信した前記抽出メッセージ情報に基づいたメッセージを前記メッセージ出力手段から出力する、メッセージ出力部を有する、
    ガス警報システム。
  2. 請求項1に記載のガス警報システムであって、
    前記宅内状態検出手段は、前記ガス警報器が設置されている前記家屋内に人が在宅しているか否かを検出可能な在宅検出手段であり、
    前記機器検出情報に含まれている前記宅内状態情報は、前記家屋内に人が在宅しているか否かを示す情報であり、
    前記サーバ制御装置は、
    前記メッセージ情報抽出部にてメッセージ情報を抽出する際、受信した前記機器検出情報に含まれている前記宅内状態情報が在宅を示している場合にメッセージ情報を抽出する、
    ガス警報システム。
  3. 請求項2に記載のガス警報システムであって、
    前記サーバ制御装置は、
    前記ガス警報器からの前記機器検出情報を当該機器検出情報に含まれている警報器識別情報毎に蓄積し、前記警報器識別情報に対応付けて蓄積した前記機器検出情報に基づいて、前記顧客が在宅している時間帯である在宅時間帯を推定する、顧客在宅時間帯推定部を有し、
    前記メッセージ情報抽出部にてメッセージ情報を抽出する際、受信した前記機器検出情報に含まれている前記宅内状態情報が在宅を示していない場合であっても前記在宅時間帯である場合はメッセージ情報を抽出する、
    ガス警報システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のガス警報システムであって、
    前記警報器制御装置は、
    前記メッセージ出力部にてメッセージを出力する際、前記ガス異常状態を検出している場合は、前記ガス異常状態であることを報知する前記ガス警報メッセージを、受信した前記抽出メッセージ情報に基づいたメッセージよりも優先して前記メッセージ出力手段から出力する、
    ガス警報システム。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のガス警報システムであって、
    前記顧客情報には、前記顧客の前記家屋の地域に対応する地域識別情報が対応付けられており、
    前記メッセージ情報には、前記地域識別情報が対応付けられた災害情報または避難情報の少なくとも一方を含む緊急情報が含まれており、
    前記サーバ制御装置は、
    前記メッセージ情報抽出部にて、前記サーバ記憶手段に記憶されている前記メッセージ情報に前記緊急情報が含まれている場合であって前記緊急情報と前記顧客情報とに基づいて、前記緊急情報に対応付けられている前記地域識別情報と一致する前記地域識別情報が対応付けられている前記警報器識別情報の前記ガス警報器である地域一致ガス警報器がある場合、前記機器検出情報に含まれている前記宅内状態情報が前記所定条件を満足していなくても前記緊急情報を抽出し、
    前記抽出メッセージ情報送信部にて、抽出した前記緊急情報を、前記抽出メッセージ情報として前記地域一致ガス警報器に送信し、
    前記地域一致ガス警報器の前記警報器制御装置は、
    前記メッセージ出力部にてメッセージを出力する際、
    前記ガス異常状態を検出している場合は、前記ガス異常状態であることを報知するガス警報メッセージを、受信した前記抽出メッセージ情報に基づいたメッセージよりも優先して前記メッセージ出力手段から出力し、さらに前記緊急情報を受信した場合には、前記ガス警報メッセージの出力と前記緊急情報に基づいた緊急メッセージとを前記メッセージ出力手段から出力し、
    前記ガス異常状態を検出していない場合、かつ、前記緊急情報を受信した場合は、前記緊急情報に基づいた緊急メッセージを、受信した前記抽出メッセージ情報に基づいたメッセージよりも優先して前記メッセージ出力手段から出力する、
    ガス警報システム。
  6. 請求項5に記載のガス警報システムであって、
    前記ガス警報器の前記メッセージ出力手段は、前記音声出力手段を含んでおり、
    前記サーバ制御装置は、
    前記緊急情報を、前記通信回線に接続された他サーバから取得して前記メッセージ情報として前記サーバ記憶手段に記憶する、緊急情報取得部を有し、
    前記抽出メッセージ情報送信部にて前記抽出メッセージ情報として前記緊急情報を送信する際、前記緊急情報が音声情報でない場合は、前記緊急情報を音声情報に変換して送信する、
    ガス警報システム。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のガス警報システムであって、
    前記ガス警報器の前記メッセージ出力手段は、前記音声出力手段を含んでおり、
    前記サーバ制御装置は、
    前記抽出メッセージ情報送信部にて送信する前記抽出メッセージ情報が音声情報でない場合は、当該抽出メッセージ情報を音声情報に変換して送信する、
    ガス警報システム。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のガス警報システムであって、
    前記サーバ記憶手段に記憶されている前記顧客情報には、顧客に対応させて、宣伝に関連する属性である宣伝関連属性が対応付けられており、
    前記サーバ記憶手段に記憶されている少なくとも一部の前記メッセージ情報には、前記宣伝関連属性が対応付けられており、
    前記サーバ制御装置は、
    前記メッセージ情報抽出部にて、受信した前記機器検出情報と前記顧客情報とに基づいて複数の前記メッセージ情報の中から前記抽出メッセージ情報を抽出する際、前記機器検出情報に含まれている前記警報器識別情報に対応する顧客に設定されている前記宣伝関連属性と一致する前記宣伝関連属性が対応付けられている前記メッセージ情報を抽出する、
    ガス警報システム。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のガス警報システムであって、
    前記サーバ記憶手段に記憶されている前記メッセージ情報には、所定期間内において前記ガス警報器に送信されるべき回数である目標送信回数と、前記所定期間内において実際に送信された回数である実送信回数と、が対応付けられており、
    前記サーバ制御装置は、
    前記メッセージ情報抽出部にて、複数の前記メッセージ情報の中からメッセージ情報を抽出する際、前記実送信回数が前記目標送信回数に達していないメッセージ情報の中から抽出し、
    前記抽出メッセージ情報送信部にて、前記ガス警報器に前記抽出メッセージ情報を送信した際には、送信した前記抽出メッセージ情報である前記メッセージ情報に対応付けられている前記実送信回数をカウントして記憶する、
    ガス警報システム。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載のガス警報システムであって、
    前記ガス警報器から前記ガス警報器用サーバに送信される前記機器検出情報には、前記ガス警報器の動作状態を示す動作状態情報が含まれており、
    前記サーバ制御装置は、
    受信した前記機器検出情報に含まれている前記動作状態情報と前記警報器識別情報に基づいて、前記警報器識別情報に対応する前記ガス警報器の動作が正常であるか否かを判定し、動作が正常でないと判定した場合は警報を出力する、ガス警報器診断部を有する、
    ガス警報システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023286248A1 (ja) * 2021-07-15 2023-01-19 三菱電機株式会社 熱異常通知装置、熱異常通知システム、熱異常通知方法、および、プログラム

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