JP2021063574A - クラッチ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
すなわち、当該構成要件は、回転可能な外輪(3)と、外輪(3)内に収納され、当該外輪(3)の回転中心軸線と同一な軸線に対して回転可能な内輪(4)と、外輪(3)と内輪(4)との間に配置された転動体(5)と、外輪(3)の内周面又は内輪(4)の外周面に設けられ、転動体(5)の少なくとも一部が嵌り込み可能な窪み部(3D)と、窪み部(3D)に設けられ、回転中心軸線を中心とする円周方向に対して傾斜した傾斜面(3E)であって、回転力を受けた際に、転動体(5)と外輪(3)及び内輪(4)との接触面圧を増大させる力が発生するように傾斜した傾斜面(3E)と、外輪(3)内に少なくとも一部が収納され、当該外輪(3)の回転中心軸線と同一な軸線に対して回転可能な保持器(6)であって、円周方向に転動体(5)が予め決められた円周角を越えて変位することを規制するための保持器(6)と、保持器(6)と接触し、当該保持器(6)の回転を抑制する摩擦力を発揮する摩擦部材(7)と、摩擦部材(7)を保持器(6)に押圧する押圧力を発揮する金属製のバネ(8)とである。
本実施形態は、自動閉鎖装置用のワンウェイクラッチに本開示に係るクラッチ装置の一例が適用されたものである。自動閉鎖装置は、シャッターカーテンを当該シャッターカーテンに作用する重力を利用して降下させる装置である。
本実施形態に係るクラッチ装置1は、電動モータ等の駆動源Mo(図1参照)が正転した場合には当該駆動源Moの回転を伝達し、かつ、駆動源Moが逆転した場合には回転伝達が遮断された状態となる。
<2.1 概要構成>
クラッチ装置1は、図2に示されるように、外輪3、内輪4、複数の転動体5、保持器6、複数の摩擦部材7、及び複数バネ8等の部品を少なくとも備える。なお、バネ8は摩擦部材7と同数設けられている。
<外輪、内輪及び転動体>
外輪3は、回転力可能な部材である。本実施形態に係る外輪3は、図2に示されるように、環状のリング部3A、及び円盤状のディスク部3B等を有した椀(コップ)状の回転体である。リング部3Aとディスク部3Bとは、金属又は樹脂にて一体成形された一体品である。
保持器6は、各転動体5が円周方向(正転の向き又は逆転の向き)に予め決められた円周角を越えて変位することを規制するための部材である。当該保持器6は、外輪3内に少なくとも一部が収納され、当該外輪3の回転中心軸線と同一な軸線に対して回転可能である。
バネ8は、摩擦部材7を保持器6(円筒部6C)に押圧する押圧力を発揮する金属製の弾性部材である。本実施形態に係るバネ8は、図9に示されるように、帯板がU字状に湾曲した板バネにて構成されている。
<回転力の伝達>
摩擦部材7と円筒部6Cとの接触面で発生する摩擦力は、保持器6を第1ハウジング10に対して回転することを規制する力となる。このため、例えば図4に示される状態において、外輪3(駆動源Mo)が正転の向きに回転すると、外輪3は、内輪4に対して相対的に回転し、図5に示される状態となる。
例えば図5に示される状態において、外輪3(駆動源Mo)が逆転の向きに回転すると、外輪3は、内輪4に対して相対的に回転し、図4に示される状態となる。図4に示される状態では、転動体5と外輪3及び内輪4との接触面圧を増大させる力が発生しない。
本実施形態では、摩擦部材7を保持器6に押圧するバネ8が金属製である。これにより、当該クラッチ装置1では、雰囲気温度が変化した場合であっても、ゴムを用いた特許文献1に比べて、保持器6に作用する抵抗力(摩擦力)の変化が小さい。したがって、当該クラッチ装置1では、回転力を断続するタイミングが雰囲気温度の変化によって大きく変化してしまうことが抑制される。
上述の実施形態に係る内輪4には、複数の凹凸部4Aが設けられていた。しかし、本開示はこれに限定されない。すなわち、当該開示は、例えば、それら凹凸部4Aが廃止された内輪4であってもよい。なお、凹凸部4Aが廃止された内輪4を用いた場合、転動体5と内輪4との接触部で発生する摩擦力により回転力が外輪3から内輪4に伝達される。
3B… ディスク部 3C… 嵌合部 3D… 窪み部
3E… 傾斜面 3F… 凹部 4… 内輪
4A… 凹凸部 5… 転動体 6… 保持器
6A… 基板 6B… 保持部 6E… 突起部材
6F… 隙間 6C… 円筒部 6D… 円筒外周面
6G… 規制部 7… 摩擦部材 7A… 溝部
8… バネ 10… 第1ハウジング 11… 第2ハウジング
Claims (5)
- 回転力を断続するクラッチ装置において、
回転可能な外輪と、
前記外輪内に収納され、当該外輪の回転中心軸線と同一な軸線に対して回転可能な内輪と、
前記外輪と前記内輪との間に配置された転動体と、
前記外輪の内周面又は前記内輪の外周面に設けられ、前記転動体の少なくとも一部が嵌り込み可能な窪み部と、
前記窪み部に設けられ、前記回転中心軸線を中心とする円周方向に対して傾斜した傾斜面であって、回転力を受けた際に、前記転動体と前記外輪及び前記内輪との接触面圧を増大させる力が発生するように傾斜した傾斜面と、
前記外輪内に少なくとも一部が収納され、当該外輪の回転中心軸線と同一な軸線に対して回転可能な保持器であって、前記円周方向に前記転動体が予め決められた円周角を越えて変位することを規制するための保持器と、
前記保持器と接触し、当該保持器の回転を抑制する摩擦力を発揮する摩擦部材と、
前記摩擦部材を前記保持器に押圧する押圧力を発揮する金属製のバネと
を備えるクラッチ装置。 - 前記保持器は、
円盤状の基板、
前記基板の一方の面に設けられた保持部であって、前記転動体が前記円周方向に変位することを規制するための保持部、及び
前記基板の他方の面に設けられた円筒部であって、円筒面に前記摩擦部材が接触した円筒部を有し、
前記バネは、帯板がU字状に湾曲した板バネであり、
前記バネのうち前記帯板の長手方向一端側に相当する部位は、前記円筒部のうち前記基板側に押圧力を作用させている請求項1に記載のクラッチ装置。 - 前記摩擦部材は、樹脂製であり、
前記円筒面は、金属製である請求項2に記載のクラッチ装置。 - 前記傾斜面は、前記円周方向に対して傾斜した平面にて構成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のクラッチ装置。
- 前記保持器が前記外輪に対して予め決められた円周角を越えて回転することを規制する規制部を備える請求項1ないし4のいずれか1項に記載のクラッチ装置。
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2019
- 2019-10-16 JP JP2019189625A patent/JP7306953B2/ja active Active
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