JP2021062941A - 搬送コンベア - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送経路横断用の通路を確保しながらワークを容易に搬送できる搬送コンベアを提供すること。【解決手段】搬送コンベアは、第1、第2固定コンベアと、第1固定コンベアから第2固定コンベアにワークを搬送する可動コンベアと、第1、第2固定コンベアに搬送方向に進退可能に支持された第1、第2係合機構と、第1、第2係合機構を連結する張力部材と複数のプーリを有する連動機構を備え、第1、第2係合機構は、搬送されるワークが係合してワークと共に搬送方向に夫々移動し、可動コンベアは、第1、第2係合機構と共に夫々進退可能なように第1、第2固定コンベアに夫々支持された第1、第2可動コンベアを有し、連動機構は、第1係合機構がワークと共に搬送方向に移動するときに第2係合機構を第1係合機構に接近するように移動させ、第2係合機構がワークと共に搬送方向に移動するときに第1係合機構を第2係合機構から離隔するように移動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のコンベアによってワークを搬送する搬送コンベアに関する。
従来から、工場の生産ラインでは、ワークを上流側から下流側に搬送しながら組み立て等を行っている。ワークを搬送する搬送経路は、複数のコンベアが搬送方向に連なるように並べられて形成されている。各コンベア間の隙間は小さくされ、ワークの落下が防止されている。
このような生産ラインでは、原則的には複数のコンベアによって一続きの搬送経路が構成される。しかし、設置スペースの制約等によって、作業者用の通路が搬送経路を横断するように設けられる場合がある。この場合、搬送経路横断用の通路を確保しながら、搬送経路を分断しないことが求められる。
例えば特許文献1のように、搬送経路横断用の通路を挟んで上流側のコンベアから下流側のコンベアに搬送する際に、ワークを吊り下げ式の搬送具によって移動させるものが知られている。また、水平方向に回動可能なコンベアを配置しておき、作業者が通行するときにそのコンベアを回動させて、搬送経路横断用の通路を確保するものも知られている。
特開2005−112574号公報
しかし、特許文献1では、ワークの載せ替え作業や、ワークを運び終えた吊り下げ式の搬送具を上流側に戻す作業が必要になり、作業者の負担が増えるので好ましくない。一方、コンベアを回動させる場合にも作業者の負担が増え、また、回動させたコンベアによって搬送経路に沿う通路を狭めてしまうので好ましくない。
本発明の目的は、搬送経路横断用の通路を確保しながらワークを容易に搬送できる搬送コンベアを提供することである。
請求項1の発明の搬送コンベアは、ワーク搬送用の第1固定コンベアと第2固定コンベアと、前記第1固定コンベアから前記第2固定コンベアにワークを搬送する可動コンベアを備えた搬送コンベアにおいて、前記第1固定コンベアに搬送方向に進退可能に支持された第1係合機構と、前記第2固定コンベアに搬送方向に進退可能に支持された第2係合機構と、前記第1係合機構と前記第2係合機構を連結する張力部材と複数のプーリを有する連動機構を備え、前記第1係合機構と前記第2係合機構は、搬送されるワークが係合してワークと共に搬送方向に移動し、前記可動コンベアは、前記第1係合機構と共に進退可能に前記第1固定コンベアに支持された第1可動コンベアと、前記第2係合機構と共に進退可能に前記第2固定コンベアに支持された第2可動コンベアを有し、前記連動機構は、前記第1係合機構がワークと共に搬送方向に移動するときに前記第2係合機構を前記第1係合機構に接近するように移動させ、前記第2係合機構がワークと共に搬送方向に移動するときに前記第1係合機構を前記第2係合機構から離隔するように移動させることを特徴としている。
上記構成によれば、連動機構によって、第1可動コンベアが第1係合機構に係合したワークと共に搬送方向下流側に進出すると同時に、第2可動コンベアが搬送方向上流側に進出する。これら第1、第2可動コンベアを介して第1固定コンベアから第2固定コンベアにワークを容易に搬送することができる。そして、進出した第1、第2可動コンベアは、第2係合機構に係合したワークの搬送方向下流側への搬送によって夫々後退させることができるので、次のワークの搬送待機状態にして通路を確保でき、作業者の負担を軽減することができる。
請求項2の発明の搬送コンベアは、ワーク搬送用の第1固定コンベアと第2固定コンベアと、前記第1固定コンベアから前記第2固定コンベアにワークを搬送する可動コンベアを備えた搬送コンベアにおいて、前記第1固定コンベアに搬送方向に進退可能に支持された第1係合機構と、前記第2固定コンベアに搬送方向に進退可能に支持された第2係合機構と、前記第1係合機構と前記第2係合機構を連結する張力部材と複数のプーリを有する連動機構を備え、前記第1係合機構と前記第2係合機構は、搬送されるワークが係合してワークと共に搬送方向に移動し、前記可動コンベアは、前記第1係合機構又は前記第2係合機構と共に進退可能なように前記第1固定コンベア又は前記第2固定コンベアに支持され、前記連動機構は、前記第1係合機構がワークと共に搬送方向に移動するときに前記第2係合機構を前記第1係合機構に接近するように移動させ、前記第2係合機構がワークと共に搬送方向に移動するときに前記第1係合機構を前記第2係合機構から離隔するように移動させることを特徴としている。
上記構成によれば、可動コンベアが第1固定コンベアに支持されている場合には、第1係合機構に係合したワークと共に可動コンベアが搬送方向下流側に進出するので、可動コンベアを介して第1固定コンベアから第2固定コンベアにワークを容易に搬送することができる。また、可動コンベアが第2コンベアに支持されている場合には、連動機構によって、ワークが係合した第1係合機構の進出により可動コンベアが第2係合機構と共に搬送方向上流側に進出するので、可動コンベアを介して第1固定コンベアから第2固定コンベアにワークを容易に搬送することができる。そして、進出した可動コンベアは、連動機構によって、第2係合機構に係合したワークの搬送方向下流側への搬送により後退させることができるので、次のワークの搬送待機状態にして通路を確保でき、作業者の負担を軽減することができる。
請求項3の発明の搬送コンベアは、請求項1又は2の発明において、前記第1係合機構のワークとの係合は、前記第1係合機構が進出位置に移動して前記第1係合機構よりも搬送方向下流側に設けられた第1当接部に当接したときに解除され、前記第2係合機構のワークとの係合は、前記第2係合機構が後退位置に移動して前記第2係合機構よりも搬送方向下流側に設けられた第2当接部に当接したときに解除されることを特徴としている。
上記構成によれば、第1係合機構のワークとの係合は、第1係合機構が進出位置に移動して第1当接部に当接したときに解除される。同様に、第2係合機構のワークとの係合は、第2係合機構が後退位置に移動して第2当接部に当接したときに解除される。従って、ワークの搬送によってワークと第1、第2係合機構との係合が解除されるので、ワークを第1、第2係合機構を越えて搬送方向下流側に容易に搬送することができる。
請求項4の発明の搬送コンベアは、請求項3の発明において、前記第1、第2係合機構は、ワークに押圧されて回動するストッパ部材と、前記ストッパ部材を鉛直姿勢に維持してワークに係合させる回動規制部材を有し、前記回動規制部材は、鉛直姿勢の前記ストッパ部材の下端部に搬送方向上流側から係合する係合部と、前記係合部から搬送方向に且つ上方に斜めに延びる本体部を有し、前記本体部が対応する前記第1当接部又は前記第2当接部に当接して、前記係合部が下方に移動することによって前記ストッパ部材との係合が解除され、前記ストッパ部材が回動してワークとの係合が解除されることを特徴としている。
上記構成によれば、第1、第2係合機構は、回動規制部材が対応する第1、第2当接部に当接するとストッパ部材が回動可能になり、ワークの押圧によってストッパ部材が回動して、ワークとの係合が解除される。この係合解除は、ワークの搬送によって行われるので、作業者の負担を軽減することができる。
請求項5の発明の搬送コンベアは、請求項1又は2の発明において、前記第1係合機構を進出位置に保持するためのロック機構を備え、前記ロック機構は、前記第1係合機構よりも搬送方向下流側に移動したワークに押圧されることによりロック解除されることを特徴としている。
上記構成によれば、ロック機構は、第1係合機構よりも搬送方向下流側に移動したワークに押圧されることによりロック解除される。従って、第1係合機構を越えて搬送方向下流側にワークを搬送する際に、進出した可動コンベアが後退しないようにロックしてワークの落下を防止することができる。また、ワークの搬送によってこのロック解除を行うことができるので、作業者の負担を軽減することができる。
請求項6の発明の搬送コンベアは、請求項5の発明において、前記ロック機構は、ワークに押圧されるレバー部材と、前記レバー部材に連結されたロック部材を有し、前記第1係合機構が前記進出位置に移動したときに、前記ロック部材よりも搬送方向上流側に設けられた進出固定部材に前記ロック部材が係合し、前記レバー部材がワークに押圧されて回動することにより前記ロック部材と前記進出固定部材の係合が解除されることを特徴としている。
上記構成によれば、第1係合機構が進出位置に移動したときに、ロック部材よりも搬送方向上流側に設けられた進出固定部材にロック部材が係合する。そして、レバー部材がワークに押圧されて回動することによりロック部材と進出固定部材の係合が解除される。従って、ワークの搬送方向への搬送によってロック機構によるロックと、そのロック解除を行うことができるので、作業者の負担を軽減することができる。
請求項7の発明の搬送コンベアは、請求項1又は2の発明において、前記可動コンベアを支持する前記第1固定コンベアの搬送方向下流側端部又は前記第2固定コンベアの搬送方向上流側端部には、前記第1係合機構の進出によって前記可動コンベアが進出するときに、閉状態から開状態になる安全カバーを備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、閉状態の安全カバーがワーク搬送時には開状態になって可動コンベアが進出する。従って、作業者が第1、第2固定コンベアの間の通路を通るときに、閉状態の安全カバーによって作業者が保護され、ワーク搬送時には搬送を妨げないようにすることができる。
請求項8の発明の搬送コンベアは、請求項7の発明において、前記安全カバーは、カバー本体と、前記カバー本体を回動させるために前記カバー本体に固定された軸固定部材と、前記カバー本体に対して垂直に延び且つ前記開状態のときに鉛直上方に延びるピンを有し、 前記第1、第2係合機構が進出するときに、前記カバー本体が前記可動コンベアに押圧されて回動されることにより前記安全カバーが前記開状態になり、前記第1、第2係合機構が後退するときに、鉛直上方に延びる前記ピンが前記可動コンベアに押圧されて回動されることにより前記安全カバーが閉状態になることを特徴としている。
上記構成によれば、第1、第2係合機構が進出するときに、可動コンベアによってカバー本体が押圧されて安全カバーが開状態になり、第1、第2係合機構が後退するときに、可動コンベアによって鉛直上方に延びるピンが押圧されて安全カバーが閉状態になる。従って、可動コンベアを移動させるワークの搬送によって安全カバーを開閉することができるので、作業者の負担を軽減することができる。
本発明の搬送コンベアによれば、搬送経路横断用の通路を確保しながらワークを容易に搬送することができる。
実施例1に係る搬送コンベアの側面図である。 第1、第2可動コンベアが夫々進出した状態を示す要部平面図である。 図1の搬送方向上流側の第1固定コンベアの要部平面図である。 図3の第1固定コンベアを通路側から見た要部側面図である。 図1の搬送方向下流側の第2固定コンベアの要部平面図である。 (a)は係合機構にワークが係合した状態を示す要部側面図であり、(b)はワークとの係合が解除されることを示す要部側面図である。 (a)はロック機構が進出固定部材に当接した状態を示す要部側面図であり、(b)はロック機構によるロック状態を示す要部側面図であり、(c)はロック機構のロック解除状態を示す要部側面図であり、(d)はロック解除状態で第1、第2可動コンベアが後退すること示す要部側面図である。 (a)は閉状態の安全カバーを示す要部側面図であり、(b)は開状態と閉状態との中間の状態の安全カバーを示す要部側面図であり、(c)は開状態の安全カバーを示す要部側面図である。 実施例2に係る第1可動コンベアが進出した状態を示す要部平面図である。 図9の第2係合機構の要部側面図である。 図9のロック機構の要部側面図である。 実施例3に係る第2可動コンベアが進出した状態を示す要部平面図である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1に示すように、ワーク搬送用の搬送コンベア1は、ワークWを所定の搬送方向(矢印Tの方向)に移動させるためのものである。搬送コンベア1上のワークWは、作業者が搬送方向に押圧することによって搬送される。この搬送コンベア1は、搬送方向上流側(以下、上流側と略す。)の第1固定コンベア10と搬送方向下流側(以下、下流側と略す。)の第2固定コンベア20を有する。図示を省略するが、第1固定コンベア10の上流側にはワーク搬送用のコンベアが並べられ、第2固定コンベア20の下流側にもワーク搬送用のコンベアが並べられて搬送経路が形成されている。
第1固定コンベア10と第2固定コンベア20の間は、ワークWの搬送待機状態のときに作業者が通行可能な搬送経路横断用の通路Pである。第1、第2固定コンベア10,20の通路Pに臨む端部には、安全カバー80,90が装備されている。第1、第2固定コンベア10,20は脚部30,40を夫々有し、これら脚部30,40がベースBに固定されている。ベースBは、搬送方向に延びる1対のレールを有する。そして通路Pに対応するように、通路カバーCが1対のレールの間に架設されている。
ワークWが第1固定コンベア10から第2固定コンベア20に搬送されるときには、第1固定コンベア10から第2固定コンベア20に搬送経路を架け渡すように、通路Pに可動コンベアが進出する。図2に示すように、搬送コンベア1は、可動コンベアとして、第1固定コンベア10に進退可能に支持された第1可動コンベア100と、第2固定コンベア20に進退可能に支持された第2可動コンベア200を有する。
ワークWが第1固定コンベア10から第2固定コンベア20に搬送されるときに第1可動コンベア100が下流側に進出し、第2可動コンベア200が上流側に進出する。ワークWは、これら進出した第1、第2可動コンベア100,200を介して第1固定コンベア10から第2固定コンベア20に搬送される。
図1に示すように、第1固定コンベア10の脚部30は、上流側の1対の脚部材31と下流側の1対の脚部材32を有する。上流側の1対の脚部材31は、それらの上端に載置板33が架設され、下端がベースBの1対のレールに夫々固定され、中段部が図示外の脚連結部材によって連結されている。下流側の1対の脚部材32も同様に上端に載置板34が架設され、下端がベースBに固定され、中段部も連結されている。そして、第1固定コンベア10は、上流側の載置板33と下流側の載置板34に架け渡されて固定されている。同様に第2固定コンベア20の脚部40は1対の脚部材41,42と載置板43,44を有し、第2固定コンベア20が載置板43,44に固定されている。
第1固定コンベア10の1対の脚部材32の中段部には第1プーリ51が配設され、この第1プーリ51の下方のベースBには第2プーリ52が配設されている。また、第2固定コンベア20の下方のベースBには第3プーリ53が配設され、第2固定コンベア20の上流側の1対の脚部材41の中段部には第4プーリ54が配設されている。
第1固定コンベア10は、第1係合機構60を搬送方向に沿って進退可能に支持する。第2固定コンベア20は、第2係合機構70を搬送方向に沿って進退可能に支持する。第1、第2係合機構60,70には、搬送されるワークWが係合可能である。また、第1係合機構60と第2係合機構70が、ワイヤ55(張力部材)によって連結されている。尚、このワイヤ55による連結は、ワイヤ55が第1、第2係合機構60,70に直接接続されている場合だけでなく、第1、第2係合機構60,70が夫々固定された部材等を介して接続されている場合を含む。
ワイヤ55と第1プーリ51〜第4プーリ54によって、第1、第2係合機構60,70が、同時に接近するように進出移動され、同時に離隔するように後退移動される連動機構50が構成されている。この連動機構50は、第1、第2係合機構60,70のうちの一方の搬送方向への移動を、他方の搬送方向と逆方向の移動に変換する。
ワイヤ55は、第1係合機構60から上流側下方に延び、第1、第2プーリ51,52によってベースBの1対のレール間を下流側の第3プーリ53に向かうように延びる向きが変えられている。そしてこのワイヤ55は、第3プーリ53によって第4プーリ54に向かって上流側上方に延びるように向きが変えられ、さらに第4プーリ54によって下流側上方に延びるように向きが変えられて、第2係合機構70に連結されている。通路カバーCは、通路Pを通る作業者からワイヤ55を保護する。尚、プーリの位置は上記に限定されず、第1、第2係合機構60,70の移動距離等に応じて調整される。
次に、第1固定コンベア10と第1可動コンベア100について説明する。
図3、図4に示すように、第1固定コンベア10は、複数(例えば4つ)の固定搬送レール11a〜11dを有する。固定搬送レール11aは、直線状のレール部材12と複数(例えば15個)のローラ13を有する。レール部材12は、長尺矩形の底壁部12aと、底壁部12aの長手方向に平行な両端から夫々上方に延びる対向壁部12b,12cを有する。
複数のローラ13は、このレール部材12の対向壁部12b,12cの間に等間隔に1列に並べられている。そして、これらローラ13の回転軸が、対向壁部12b,12cに回転自在に、且つ対向壁部12b,12cの上端よりも上方で全てのローラ13の上端の高さが揃うように支持されている。
この固定搬送レール11aは、台座部材14,15を介して上流側の載置板33と下流側の載置板34に架け渡すように固定されている。固定搬送レール11aの下流側端部は、下流側の載置板34の下流側端部よりも下流側に突出させている。固定搬送レール11b〜11dは、固定搬送レール11aと同様の構成である。これら固定搬送レール11b〜11dが、下流側端部を揃えて固定搬送レール11aに平行に等間隔に、且つ全てのローラ13の上端の高さが揃うように同様の台座部材14,15を介して載置板33,34に夫々固定されている。
第1可動コンベア100は、複数(例えば3つ)の可動搬送レール101a〜101cを有する。可動搬送レール101aは、直線状のレール部材102と複数(例えば6つ)のローラ103を有する。レール部材102は、長尺矩形の底壁部102aと、底壁部102aの長手方向に平行な両端から夫々上方に延びる対向壁部102b,102cを有する。
複数のローラ103は、このレール部材102の対向壁部102b,102cの間に等間隔に1列に並べられている。そして、これらローラ103の回転軸が、対向壁部102b,102cに回転自在に、且つ対向壁部102b,102cの上端よりも上方で全てのローラ103の上端の高さが揃うように支持されている。ローラ103をローラ13より大径にすることによって、ローラ103の回転軸の高さがローラ13の回転軸の高さと異なるようにして回転軸の干渉を防いでいる。
可動搬送レール101aは、固定搬送レール11a,11bの間にこれらと平行に、且つ複数のローラ13の上端の高さと複数のローラ103の上端の高さが揃うように配設されている。可動搬送レール101aは下方からレール支持部材104に支持されている。レール支持部材104は、搬送方向に沿って進退可能なように、スライドレール105aに固定されている。
ここで、スライドレール105aは、図示を省略するが、例えば机や棚の引出し等を滑らかに引出し可能なように使用される公知の部材である。このスライドレール105aは、複数(例えば3つ)のレールで構成され、これらレールが長手方向に所定距離だけ相対的にスライド移動可能である。
スライドレール105aは、スライドレール固定部材16によって、固定搬送レール11aに平行に固定されている。スライドレール固定部材16の搬送方向両端部分は、固定搬送レール11aを固定する2つの台座部材14,15の側面部に固定されている。
可動搬送レール101b,101cは、可動搬送レール101aと同様の構成である。これら可動搬送レール101b,101cが、可動搬送レール101aと同様に対応する固定搬送レール11b,11cに対してスライド移動可能なように、スライドレール105b,105cに夫々固定されている。
第1可動コンベア100は、上流側に後退した状態では、固定搬送レール11a〜11dの下流側端部と可動搬送レール101a〜101cの下流側端部とが揃えられている。可動搬送レール101a〜101cを夫々支持するレール支持部材104の下流側端部には、載置板34よりも下方に延びる接続部材106が夫々固定されている。これら接続部材106の下端部が可動レール連結部材107によって連結されている。それ故、第1可動コンベア100の複数の可動搬送レール101a〜101cは、一体的に進退移動される。
搬送方向に直交するコンベア幅方向にワークWが落下することを防ぐために、第1可動コンベア100は1対のガード部材108を有する。1対のガード部材108は、第1固定コンベア10よりもコンベア幅方向外側でワークWの落下を防ぐ。
1対のガード部材108は、可動搬送レール101a〜101cと同程度の長さのガード本体108aと、ガード本体108aの下流側端部から下方に延びる延設部108bを夫々有する。これら延設部108bが、ガード連結ロッド108cによって夫々最も近い可動搬送レール101a,101cの接続部材106に連結されている。また、ガード本体108aの上流側部分が対応する可動搬送レール101a,101cのレール部材102に、固定搬送レール11a,11dの下方を通されたガードブラケット108dによって夫々連結されている。それ故、第1可動コンベア100の1対のガード部材108は、可動搬送レール101a〜101cと一体的に進退移動される。
第1可動コンベア100の可動搬送レール101a,101cの下流側部分には、第1係合機構60が夫々固定されている。搬送されるワークWは、第1固定コンベア10及び後退状態の第1可動コンベア100の上を下流側に向かって搬送される。このワークWがこれら第1係合機構60に係合し、搬送されるワークWによって第1係合機構60が下流側に進出移動される。それ故、第1係合機構60が固定された第1可動コンベア100が、搬送されるワークWと共に下流側に進出する。この第1係合機構60の進出が、連動機構50を介して第2係合機構70に伝達され、第2係合機構70を上流側に進出させる。
第2固定コンベア20と、第2可動コンベア200について説明する。
図5に示すように、第2固定コンベア20は、第1固定コンベア10と同様の複数のローラ13を備えた複数(例えば4つ)の固定搬送レール21a〜21dを有する。これら固定搬送レール21a〜21dは、高さを揃えて平行に上流側の載置板43と下流側の載置板44に、台座部材を介して夫々架設されている。
第2可動コンベア200は、第1可動コンベア100と同様の複数(例えば6つ)のローラ103を備えた複数(例えば3つ)の可動搬送レール201a〜201cを有する。これら可動搬送レール201a〜201cは、対応する固定搬送レール21a〜21cに対してスライド移動可能なように、レール支持部材204を介して対応するスライドレール205a〜205cに夫々支持されている。スライドレール205a〜205cはスライドレール105a〜105cと同等のものであり、スライドレール固定部材26によって、固定搬送レール21a〜21cに夫々固定されている。
第2可動コンベア200が後退した状態では、固定搬送レール21a〜21dの上流側端部と可動搬送レール201a〜201cの上流側端部とが揃えられている。複数のレール支持部材204の上流側端部から載置板43よりも下方に夫々延びる接続部材の下端部が可動レール連結部材207によって連結されている。それ故、第2可動コンベア200の複数の可動搬送レール201a〜201cは、一体的に進退移動される。この第2可動コンベア200は、第1可動コンベア100のガード部材108と同様の1対のガード部材208を有し、可動搬送レール201a〜201cと一体的に進退移動される。
第2可動コンベア200のコンベア幅方向外側の2つの可動搬送レール201a,201cの下流側部分には、第2係合機構70が夫々固定されている。搬送されるワークWは、進出した第2可動コンベア200の下流側に移動してこれら第2係合機構70に係合し、搬送されるワークWによって第2係合機構70が下流側に後退移動される。それ故、第2係合機構70が固定された第2可動コンベア200が、搬送されるワークWと共に下流側に後退する。この第2係合機構70の後退が、連動機構50を介して第1係合機構60に伝達され、第1係合機構60を上流側に後退させる。
次に、第1係合機構60と第2係合機構70について説明する。
図3〜図6に示すように、可動搬送レール101aの第1係合機構60は、細長い板状のストッパ部材61と、回動規制部材62と、付勢部材として2つのコイルばね63,64を有する。このストッパ部材61は、その長さ方向が鉛直方向に沿う鉛直姿勢のときにワークWに係合し、傾いたときにワークWとの係合が解除されるように、可動搬送レール101aのレール部材102に夫々回動可能に支持されている。
鉛直姿勢のストッパ部材61の上端部は、ローラ103の上端よりも上方に突出している。ストッパ部材61の回動軸は、ローラ103の回転軸に一致させているが、別々であってもよい。
回動規制部材62は、係合部62aと、本体部62bを有する。係合部62aは、鉛直姿勢のストッパ部材61の下端部の上流側に係合する。本体部62bは、この係合部62aから鉛直姿勢のストッパ部材61の下端部の下方を通って下流側に且つ斜め上方に延びている。本体部62bの下流側部分が可動搬送レール101aの下流側端部よりも下流側に突出するように、本体部62bが可動搬送レール101aに回動可能に支持されている。
図6(a)に示すように、鉛直姿勢のストッパ部材61に係合部62aを係合させた状態で、ストッパ部材61の回動軸と、この回動軸の鉛直方向下方の本体部62bの部位とが、コイルばね63によって連結されている。また、回動規制部材62の回動軸とストッパ部材61の下端側部分とが、コイルばね64によって連結されている。これら2つのコイルばね63,64は、鉛直姿勢のストッパ部材61に係合部62aを係合させた状態を維持するように夫々付勢している。可動搬送レール101cの第1係合機構60も可動搬送レール101aの第1係合機構60と同様である。
ワークWが係合した第1係合機構60のストッパ部材61は、ワークWに押圧されても回動規制部材62により回動が規制されて、ワークWの係合状態が維持される。それ故、第1可動コンベア100は、搬送されるワークWに第1係合機構60が押圧されることによって、ワークWと共に下流側に進出する。このとき第2係合機構70を備えた第2可動コンベア200は、連動機構50によって上流側に進出する。第2可動コンベア200の上流側端部には、進出した第1可動コンベア100の2つの第1係合機構60に夫々当接させるために、第1当接部として2つの第1当接部材65が配設されている(図2、図5参照)。
図6(b)に示すように、第1係合機構60が進出位置に進出すると、回動規制部材62の下流側端部が対応する第1当接部材65に当接して搬送方向と反対方向に押圧される。そして、回動規制部材62が回動して係合部62aが下方に移動し、ストッパ部材61の回動規制が解除される。これと同時に第1可動コンベア100の下流側への進出が停止し、第2可動コンベア200の上流側への進出も停止する。さらにワークWに押圧されてストッパ部材61の上端部がローラ103の上端と同じ高さになるまで回動されると、ワークWが第1係合機構60を越えて下流側に搬送される。それ故、ワークWは第1可動コンベア100から第2可動コンベア200に搬送される。尚、ワークWの上流端が第1係合機構60を越えると、コイルばね63,64の付勢力によってストッパ部材61が鉛直姿勢に戻り、回動規制部材62が鉛直姿勢のストッパ部材61の回動を規制する状態に戻る。
図5、図6に示すように、可動搬送レール201aの第2係合機構70は、第1係合機構60と同様に、ストッパ部材71、回動規制部材72、付勢部材として2つのコイルばね73,74を有する。可動搬送レール201cの第2係合機構70も同様である。進出した第2可動コンベア200は、搬送されるワークWが第2係合機構70のストッパ部材71に係合することにより、搬送方向に押圧されてワークWと共に下流側に後退する。このとき第1係合機構60を備えた第1可動コンベア100は、連動機構50によって上流側に後退する。
第2固定コンベア20の下流側の載置板44には、第2可動コンベア200が後退位置に後退したときに、第2可動コンベア200の2つの第2係合機構70に夫々当接させるために、第2当接部として2つの第2当接部材75が配設されている。
図6(b)に示すように、回動規制部材72の下流側端部が、対応する第2当接部材75に当接して搬送方向と反対方向に押圧されると、ストッパ部材71の回動規制が解除され、第2可動コンベア200の下流側への後退が停止する。さらにワークWに押圧されて、ストッパ部材71の上端部がローラ103の上端と同じ高さになるまで回動されると、ワークWが第2係合機構70を越えて下流側に搬送される。それ故、ワークWは第2可動コンベア200から第2固定コンベア20を介して下流側に搬送される。
搬送コンベア1は、第1、第2可動コンベア100,200が夫々進出したときにこれらの進出状態を維持して、第1可動コンベア100から第2可動コンベア200に搬送されるワークWの落下を防止する必要がある。そのため、図2〜図5に示すように、第1可動コンベア100の可動搬送レール101bには、その下流側端部にピン状の進出固定部材110が配設されている。そして、対応する第2可動コンベア200の可動搬送レール201bには、進出固定部材110に係合するロック機構210が配設されている。
次に、ロック機構210について説明する。
図5、図7(a)に示すように、ロック機構210は、搬送方向に沿って細長く形成されたロック部材211と、ワークWに押圧されて回動する縦長矩形状のレバー部材212と、縦長矩形状のロック支持部材213と、コイルばね214を有するリンク機構の一種である。ロック部材211は、上流側部分にフック部211aを有する。フック部211aは、下端が上流側ほど上方に移行するように傾斜し、且つ進出固定部材110に係合可能な段差を備えている。
レバー部材212の回動軸212aは、第2可動コンベア200の可動搬送レール201bに回動可能に支持されている。このレバー部材212の長手方向が鉛直方向に沿う鉛直姿勢では、レバー部材212の上端部がローラ103の上端よりも上方に突出し、ワークWに押圧される。ロック支持部材213は、レバー部材212よりも上流側で可動搬送レール201bに回動可能に支持されている。このロック支持部材213の上端は、ローラ103の上端よりも下方に位置している。尚、レバー部材212の回動軸212aとロック支持部材213の回動軸を夫々ローラ103の回転軸に一致させているが、夫々可動搬送レール201bに個別に支持されていてもよい。
ロック部材211は、下流側端部の第1軸211bが鉛直姿勢のレバー部材212の下端部に回動可能に支持されている。また、このロック部材211の第2軸211cが、ロック支持部材213の下端部に回動可能に支持されている。第2軸211cは、ロック部材211の上流側部分であってフック部211aよりも下流側に設けられている。また、ロック部材211の第1軸211bと第2軸211cの間の部分と回動軸212aとが、コイルばね214によって連結されている。コイルばね214は、第1軸211bが回動軸212aの鉛直方向下方に位置するように付勢する。
図7(a)に示すように、第1係合機構60に係合したワークWにより第1可動コンベア100が進出すると、第2可動コンベア200も進出する。このときフック部211aが進出固定部材110に当接してロック部材211の上流側がフック部211aの傾斜に沿って持ち上げられる。そして第1係合機構60が進出位置まで進出すると、図7(b)に示すように、進出固定部材110とフック部211aが係合し、第1、第2可動コンベア100,200の進出状態が維持される。即ち、ロック機構210によって第1、第2可動コンベア100,200がロックされた状態(ロック状態)になる。
図7(c)に示すように、第1可動コンベア100から第2可動コンベア200にワークWの少なくとも過半部分が移動され、ワークWがレバー部材212を押圧すると、レバー部材212の下端部が上流側に向かうようにレバー部材212が回動される。この回動によって、ロック部材211の第1軸211bが上流側上方に移動される。これと同時に、レバー部材212と同じようにロック支持部材213がロック部材211によって上流側に押されて回動し、第2軸211cが上流側上方に移動される。それ故、フック部211aが上流側上方に移動するので、進出固定部材110との係合が解除されてロック解除状態になる。
図7(d)に示すように、ワークWがレバー部材212を越えるまで、ワークWの押圧によりロック解除状態が維持される。このワークWは、レバー部材212を押圧した状態で第2可動コンベア200の第2係合機構70のストッパ部材71に係合し、第2可動コンベア200がワークWと共に下流側に移動される。尚、ワークWの上流端がレバー部材212を越えると、コイルばね214によりレバー部材212が鉛直姿勢に戻る。
次に、安全カバー80,90について説明する。
図1〜図5に示すように、通路Pを通る作業者の安全性向上のために、この通路Pに臨む第1固定コンベア10の下流側端部と第2固定コンベア20の上流側端部には、夫々安全カバー80,90が回動可能に装備されている。安全カバー80,90は、第1、第2可動コンベア100,200が後退した状態のときに、第1、第2固定コンベア10,20の通路Pに臨む部分を覆う閉状態になる。ワーク搬送時には、第1、第2可動コンベア100,200の通路Pへの進出によって、安全カバー80,90は開状態に移行する。
安全カバー80は、プレート状のカバー本体81と、2つの軸固定部材82を有する。閉状態において、カバー本体81は、通路Pに臨む第1固定コンベア10の下流側端部を覆う鉛直姿勢になる。この鉛直姿勢のカバー本体81の上流側下端部分であって、2つのガード連結ロッド108cに対応する部位に軸固定部材82が夫々取付けられている。
図8(a)に示すように、これら軸固定部材82は、カバー本体81に取り付けられる本体部82aと、安全カバー80の回動軸部82bと、鉛直姿勢のカバー本体81に対して垂直に上流側に水平方向に延びるピン82cを夫々有する。2つの軸固定部材82は、回動軸部82bの軸心が一致するようにカバー本体81に取り付けられている。そして、2つの回動軸部82bは、下流側の載置板34に下流側に向かって突出するように固定された回動支持部材35に、回動可能に夫々支持されている。回動支持部材35には、ピン82cが回動する際に通過可能なように切欠き部が設けられている。こうして安全カバー80が、第1固定コンベア10に回動軸部82bを軸として回動可能に装備されている。
閉状態の安全カバー80は、第1可動コンベア100の進出によってガード部材108の前端に押圧され、図8(b)に示すように下流側に倒れるように回動する。第1可動コンベア100がさらに進出すると、図8(c)に示すように、閉状態においてカバー本体81の軸固定部材82よりも下側であった部分が、回動支持部材35に下側から当接して回動が規制され、開状態になる。このとき、軸固定部材82のピン82cは、鉛直に又は略鉛直に上方に延びる姿勢になる。開状態は、カバー本体81の自重により維持される。
第1可動コンベア100を後退させると、図8(b)に示すように2つのガード連結ロッド108cが対応する軸固定部材82のピン82cに係合し、カバー本体81が上流側に向かって起き上がるように回動される。第1可動コンベア100をさらに後退させてピン82cが押圧されると、図8(a)に示すように安全カバー80が閉状態になる。第1可動コンベア100が進出しなければ、ピン82cとガード連結ロッド108cの係合によって安全カバー80の回動が規制され、閉状態が維持される。第2固定コンベア20の安全カバー90も同様に、カバー本体91と2つの軸固定部材92を有し、第2可動コンベア200の進退によって開閉される。尚、カバー本体91には、ロック部材211の上流側端部に干渉しないように開口が設けられている。
上記実施例1を部分的に変更した搬送コンベア1Aの例を説明する。
図9に示すように、搬送コンベア1Aは、第1係合機構60と第1可動コンベア100を進退可能に支持する第1固定コンベア10と、第2係合機構70を進退可能に支持する第2固定コンベア20Aを有する。第1固定コンベア10は実施例1と同等であり、説明を省略する。第2固定コンベア20Aは、4つの固定搬送レール21a〜21dと、このうちの3つの固定搬送レール21a〜21cの台座部にスライドレール固定部材26を介して夫々固定された3つのスライドレール205a〜205cを有する。
スライドレール205a,205cの上流側部分には、図10に示すような実施例1と同等の第2係合機構70を備えた係合機構支持部材76が夫々固定されている。スライドレール205bには、図11に示すような実施例1と同等のロック機構210を備えたロック機構支持部材217が固定されている。
図9〜図11に示すように、2つの係合機構支持部材76とロック機構支持部材217は、固定搬送レール21b,21cの下方を通された連結部材77によって連結され、一体的に進退移動される。また、実施例1と同様に、第2係合機構70と第1係合機構60は、連動機構50を介して同時に進退移動される。
ロック機構210は第2係合機構70と共に進出、後退され、第1係合機構60が進出位置に進出したときに第1可動コンベア100の進出固定部材110に係合する。下流側の載置板44には、後退位置に後退した第2係合機構70に対応する位置に第2当接部として第2当接部材75Aが配設されている。上流側の載置板43には、進出位置に進出した第1係合機構60に対応する位置に第1当接部として第1当接部材65Aが配設されている。尚、上流側の載置板43に、進出した第1可動コンベア100の進出固定部材110に係合するようにロック機構210を備えたロック機構支持部材217を配設して、スライドレール105bを省略することもできる。
第1係合機構60に係合したワークWが下流側に搬送されると、安全カバー80が開き、第1可動コンベア100がワークWと共に第2固定コンベア20Aの上流側まで進出する。このとき、第2係合機構70が連動機構50によって第2固定コンベア20Aの所定の位置に進出する。また、ロック機構210が第1可動コンベア100の進出固定部材110に係合して、第1可動コンベア100の進出状態を維持する。
進出位置において、第1係合機構60は第2固定コンベア20Aの第1当接部材65Aに当接してワークWとの係合が解除される。ワークWは第1係合機構60を越えて下流側に搬送されて第2固定コンベア20Aに移動する。そして、ワークWに押圧されてロック機構210と進出固定部材110の係合が解除(ロック解除)される。
ワークWがさらに下流側に搬送されて第2係合機構70に係合し、第2係合機構70がワークWと共に下流側に後退すると、連動機構50によって上流側に後退する第1係合機構60と共に第1可動コンベア100が後退する。第2係合機構70が後退位置で第2当接部材75Aに当接してワークWとの係合が解除されると、ワークWが第2係合機構70を越えて下流側に搬送される。また、第1可動コンベア100の後退により、安全カバー80が閉じられる。
上記実施例1を部分的に変更した搬送コンベア1Bの例を説明する。
図12に示すように、搬送コンベア1Bは、第1係合機構60を進退可能に支持する第1固定コンベア10Bと、第2係合機構70を備えた第2可動コンベア200を進退可能に支持する第2固定コンベア20を有する。第2固定コンベア20は実施例1と同等であり、説明を省略する。第1固定コンベア10Bは、4つの固定搬送レール11a〜11dと、このうち2つの固定搬送レール11a,11cにスライドレール固定部材16を介して夫々固定された2つのスライドレール105a,105cを有する。これらスライドレール105a,105cの下流側部分には、図10に示すように、実施例1と同等の第1係合機構60を備えた係合機構支持部材66が夫々固定されている。
図10、図12に示すように、2つの係合機構支持部材66は、固定搬送レール11b,11cの下方を通された連結部材67によって連結され、2つの第1係合機構60が一体的に進退移動される。また、実施例1と同様に、第1係合機構60と第2係合機構70は、連動機構50を介して同時に進退移動される。
第1固定コンベア10Bの下流側の載置板34には、第2可動コンベア200のロック機構210が係合する進出固定部材110Bが進出固定部材支持ブラケットによって支持された状態で固定されている。
第1係合機構60に係合したワークWが下流側に搬送されると、第1係合機構60が、第1固定コンベア10Bの下流端部の進出位置まで進出する。これと同時に、第2固定コンベア20の安全カバー90が開き、第2可動コンベア200が第1固定コンベア10Bの下流側に進出する。このとき、ロック機構210が第1固定コンベア10Bの進出固定部材110Bに係合して、第2可動コンベア200の進出状態を維持する。
進出位置において、第1係合機構60は、第2可動コンベア200の対応する第1当接部材65に当接してワークWとの係合が解除される。ワークWは第1係合機構60を越えて下流側に搬送されて第2可動コンベア200に移動する。そして、ワークWに押圧されてロック機構210の進出固定部材110Bとの係合が解除(ロック解除)される。
ワークWがさらに下流側に搬送されて第2係合機構70に係合し、第2可動コンベア200がワークWと共に下流側に後退すると、第1係合機構60が連動機構50によって後退する。第2係合機構70が後退位置で第2当接部材75に当接してワークWとの係合が解除されると、ワークWが第2係合機構70を越えて下流側に搬送される。また、第2固定コンベア20の安全カバー90が閉じられ、第1係合機構60が後退位置まで後退する。
上記実施例1〜3の搬送コンベア1,1A,1Bの作用、効果について説明する。
搬送コンベア1では、連動機構50によって第1可動コンベア100が第1係合機構60に係合したワークWと共に下流側に進出すると同時に、第2可動コンベア200が上流側に進出する。これら第1、第2可動コンベア100,200を介してワークWを第1固定コンベア10から第2固定コンベア20に容易に搬送することができる。そして、進出した第1、第2可動コンベア100,200は、第2係合機構70に係合したワークWの下流側への搬送によって後退され、次のワークの搬送待機状態になるので通路Pを確保でき、ワーク搬送以外の操作が無いので作業者の負担が軽減される。
搬送コンベア1Aでは、第1可動コンベア100が第1係合機構60に係合したワークWと共に下流側に進出するので、第1固定コンベア10から第2固定コンベア20AにワークWを容易に搬送することができる。また、搬送コンベア1Bでは、連動機構50によって、ワークWが係合した第1係合機構60の進出により第2係合機構70と共に第2可動コンベア200が上流側に進出するので、第1固定コンベア10Bから第2固定コンベア20にワークWを容易に搬送することができる。そして、進出した第1可動コンベア100又は第2可動コンベア200は、連動機構50によって第2係合機構70に係合したワークWの下流側への搬送により後退され、次のワークの搬送待機状態になるので通路Pを確保でき、ワーク搬送以外の操作が無いので作業者の負担が軽減される。
第1係合機構60のワークWとの係合は、第1係合機構60が進出位置に移動して第1係合機構60よりも下流側に設けられた第1当接部材65(65A)に当接したときに解除される。同様に、第2係合機構70のワークWとの係合は、第2係合機構70が後退位置に移動して第2係合機構70よりも下流側に設けられた第2当接部材75(75A)に当接したときに解除される。従って、ワークWの下流側への搬送によってワークWと第1、第2係合機構60,70との係合が解除されるので、ワークWを第1、第2係合機構60,70を越えて下流側に容易に搬送することができ、作業者の負担が軽減される。
第1、第2係合機構60,70は、ワークWに押圧されて回動するストッパ部材61,71と、ストッパ部材61,71を鉛直姿勢に維持してワークWに係合させる回動規制部材62,72を有する。回動規制部材62,72が対応する第1、第2当接部材65,75(65A,75A)に当接するとストッパ部材61,71が回動可能になって、ワークWとの係合が解除される。この係合解除は、ワークWの搬送によって行われるので、作業者の負担が軽減される。
搬送コンベア1,1A,1Bは、第1係合機構60を進出位置に保持するためのロック機構210を備えている。このロック機構210は、第1係合機構60よりも下流側に移動したワークWに押圧されることによりロック解除される。従って、第1係合機構60を越えて下流側にワークWを搬送する際に、進出した可動コンベアが後退しないようにロックしてワークWの落下を防止することができる。また、ワークWの搬送によってこのロック解除を行うことができるので、作業者の負担が軽減される。
ロック機構210は、ワークWに押圧されるレバー部材212と、レバー部材212に連結されたロック部材211を有する。第1係合機構60が進出位置に移動したときに、ロック部材211よりも上流側に設けられた進出固定部材110(110B)にロック部材211が係合する。この係合は、レバー部材212がワークWに押圧されて回動することにより解除される。従って、ワークWの搬送によってロック機構210によるロックと、このロック解除を行うことができるので、作業者の負担が軽減される。
第1、第2固定コンベア10,20には、第1係合機構60の進出によって第1、第2可動コンベア100,200が進出するときに、閉状態から開状態になる安全カバー80,90が夫々装備されている。閉状態の安全カバー80,90がワーク搬送時には開状態になって第1、第2可動コンベア100,200が進出する。従って、作業者が第1、第2固定コンベア10,20の間の通路Pを通るときに、閉状態の安全カバー80,90によって作業者が保護され、ワーク搬送時には搬送を妨げないようにすることができる。第1、第2固定コンベア10,20の一方だけに安全カバーが装備されている場合でも、安全カバーが無い場合よりも安全性が向上する。
安全カバー80,90は、第1、第2係合機構60,70の進出と共に進出する第1、第2可動コンベア100,200に夫々押圧され回動されて、開状態になる。そして、第1、第2係合機構60,70の後退と共に後退する第1、第2可動コンベア100,200によって、鉛直上方に延びるピン82c,92cが夫々押圧され回動されて、安全カバー80,90が閉状態になる。従って、ワークWの搬送によって安全カバー80,90を開閉することができるので、作業者の負担が軽減される。
搬送コンベアは、下流側ほど低くなるように緩やかに傾斜して、ワークWが自重で搬送方向に進むように構成されてもよい。その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく上記実施形態に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はその種の変更形態をも包含するものである。
1,1A,1B :搬送コンベア
10,10B :第1固定コンベア
11a〜11d :固定搬送レール
20,20A :第2固定コンベア
21a〜21d :固定搬送レール
30,40 :脚部
33,34,43,44 :載置板
35 :回動支持部材
50 :連動機構
51〜54 :第1〜第4プーリ
55 :ワイヤ(張力部材)
60 :第1係合機構
61,71 :ストッパ部材
62,72 :回動規制部材
65,65A :第1当接部材(第1当接部)
66,76 :係合機構支持部材
70 :第2係合機構
75,75A :第2当接部材(第2当接部)
80,90 :安全カバー
81,91 :カバー本体
82,92 :軸固定部材
82c,92c :ピン
100 :第1可動コンベア(可動コンベア)
101a〜101c :可動搬送レール
104 :レール支持部材
105a〜105c :スライドレール
107 :可動レール連結部材
108 :ガード部材
108c :ガード連結ロッド
110,110B :進出固定部材
200 :第2可動コンベア(可動コンベア)
201a〜201c :可動搬送レール
205a〜205c :スライドレール
210 :ロック機構
211 :ロック部材
211a :フック部
212 :レバー部材
213 :ロック支持部材
217 :ロック機構支持部材
B :ベース
C :通路カバー
P :通路
W :ワーク

Claims (8)

  1. ワーク搬送用の第1固定コンベアと第2固定コンベアと、前記第1固定コンベアから前記第2固定コンベアにワークを搬送する可動コンベアを備えた搬送コンベアにおいて、
    前記第1固定コンベアに搬送方向に進退可能に支持された第1係合機構と、前記第2固定コンベアに搬送方向に進退可能に支持された第2係合機構と、前記第1係合機構と前記第2係合機構を連結する張力部材と複数のプーリを有する連動機構を備え、
    前記第1係合機構と前記第2係合機構は、搬送されるワークが係合してワークと共に搬送方向に移動し、
    前記可動コンベアは、前記第1係合機構と共に進退可能に前記第1固定コンベアに支持された第1可動コンベアと、前記第2係合機構と共に進退可能に前記第2固定コンベアに支持された第2可動コンベアを有し、
    前記連動機構は、前記第1係合機構がワークと共に搬送方向に移動するときに前記第2係合機構を前記第1係合機構に接近するように移動させ、前記第2係合機構がワークと共に搬送方向に移動するときに前記第1係合機構を前記第2係合機構から離隔するように移動させることを特徴とする搬送コンベア。
  2. ワーク搬送用の第1固定コンベアと第2固定コンベアと、前記第1固定コンベアから前記第2固定コンベアにワークを搬送する可動コンベアを備えた搬送コンベアにおいて、
    前記第1固定コンベアに搬送方向に進退可能に支持された第1係合機構と、前記第2固定コンベアに搬送方向に進退可能に支持された第2係合機構と、前記第1係合機構と前記第2係合機構を連結する張力部材と複数のプーリを有する連動機構を備え、
    前記第1係合機構と前記第2係合機構は、搬送されるワークが係合してワークと共に搬送方向に移動し、
    前記可動コンベアは、前記第1係合機構又は前記第2係合機構と共に進退可能なように前記第1固定コンベア又は前記第2固定コンベアに支持され、
    前記連動機構は、前記第1係合機構がワークと共に搬送方向に移動するときに前記第2係合機構を前記第1係合機構に接近するように移動させ、前記第2係合機構がワークと共に搬送方向に移動するときに前記第1係合機構を前記第2係合機構から離隔するように移動させることを特徴とする搬送コンベア。
  3. 前記第1係合機構のワークとの係合は、前記第1係合機構が進出位置に移動して前記第1係合機構よりも搬送方向下流側に設けられた第1当接部に当接したときに解除され、前記第2係合機構のワークとの係合は、前記第2係合機構が後退位置に移動して前記第2係合機構よりも搬送方向下流側に設けられた第2当接部に当接したときに解除されることを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送コンベア。
  4. 前記第1、第2係合機構は、ワークに押圧されて回動するストッパ部材と、前記ストッパ部材を鉛直姿勢に維持してワークに係合させる回動規制部材を有し、
    前記回動規制部材は、鉛直姿勢の前記ストッパ部材の下端部に搬送方向上流側から係合する係合部と、前記係合部から搬送方向に且つ上方に斜めに延びる本体部を有し、
    前記本体部が対応する前記第1当接部又は前記第2当接部に当接して、前記係合部が下方に移動することによって前記ストッパ部材との係合が解除され、前記ストッパ部材が回動してワークとの係合が解除されることを特徴とする請求項3に記載の搬送コンベア。
  5. 前記第1係合機構を進出位置に保持するためのロック機構を備え、
    前記ロック機構は、前記第1係合機構よりも搬送方向下流側に移動したワークに押圧されることによりロック解除されることを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送コンベア。
  6. 前記ロック機構は、ワークに押圧されるレバー部材と、前記レバー部材に連結されたロック部材を有し、
    前記第1係合機構が前記進出位置に移動したときに、前記ロック部材よりも搬送方向上流側に設けられた進出固定部材に前記ロック部材が係合し、
    前記レバー部材がワークに押圧されて回動することにより前記ロック部材と前記進出固定部材の係合が解除されることを特徴とする請求項5に記載の搬送コンベア。
  7. 前記可動コンベアを支持する前記第1固定コンベアの搬送方向下流側端部又は前記第2固定コンベアの搬送方向上流側端部には、前記第1係合機構の進出によって前記可動コンベアが進出するときに、閉状態から開状態になる安全カバーを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送コンベア。
  8. 前記安全カバーは、カバー本体と、前記カバー本体を回動させるために前記カバー本体に固定された軸固定部材と、前記カバー本体に対して垂直に延び且つ前記開状態のときに鉛直上方に延びるピンを有し、
    前記第1、第2係合機構が進出するときに、前記カバー本体が前記可動コンベアに押圧されて回動されることにより前記安全カバーが前記開状態になり、前記第1、第2係合機構が後退するときに、鉛直上方に延びる前記ピンが前記可動コンベアに押圧されて回動されることにより前記安全カバーが閉状態になることを特徴とする請求項7に記載の搬送コンベア。
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