JP2021062540A - 書籍用栞 - Google Patents

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【課題】本発明は、栞紐における書籍の下端からの紐部における突出部分を有し、かつ製本時における栞紐の接着固定を必要とせず、寸法の異なる書籍に柔軟に対応することができる書籍用栞を提供する。【解決手段】本発明の書籍用栞は、短冊形状の栞本体部と栞紐とを有し、前記栞紐は書籍の天地の間隔を超える長さを有しており、前記栞本体部は当該本体部における長辺部の片側に二以上の切れ込みが形成されており、前記栞紐を栞本体部における前記一の切れ込みに挿嵌し、更に他の切れ込みに栞紐を挿嵌することによって、栞紐の長さを調整可能に形成し、大きさの異なる書籍における天地両側に紐の端部が突出することが可能なように構成されていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

この発明は、書籍の頁間に刺し込まれる栞に関するものである。特に寸法の異なる書籍に柔軟に対応することができる書籍用栞に関するものである。
現在、書籍における読みかけの頁の目印として栞が使用されている。汎用されている栞としては、製本段階で本の背表紙の上方に接着固定されている栞紐が知られている。かかる栞紐は、本に接着固定されているため、落ちることがないという利点があるが、製本時に書籍に接着したり、紐の裾が本からはみださないように織り込まむための特殊な機械が必要となる。又、並製本(文庫本・新書本等のソフトカバー本)に栞紐を取り付ける場合には、工程の最初に接着固定を行う必要があるため、天の裁断ができない。そのため小口の三方を切り落とさない製本作業、いわゆる天アンカットにより栞紐の接着固定を行うことになる。かかる天アンカットは、三方断裁に比べて製造費用が高騰することとなる。
このようなことから近年では、背表紙の上方に紐を接着固定するためにかかる機械や天アンカットに対する費用を節約するために、紐の装着されていない本が増えてきている。
そのため、紐の代替品として、紙、布、樹脂又は金属を薄く加工した短冊状の栞が汎用されている。このような長方形の栞は、お土産用や民芸品の栞を除くと、書店で本を購入した際に無料配布されるものがほとんである。このような栞には、新刊本の紹介や、会社の宣伝広告用として製造されているものであり、一般的に贈答品としての価値やプレミアム感は存在しない。
又、このような短冊状の栞には、本から抜け落ちるという問題があった。又、樹脂や金属製の栞の場合は、本を構成する紙を傷つけるといった問題画もあった。又、短冊状の栞は、読書中は本から除いて使用されることが多く、紛失する危険性もある。
更に短冊状の栞は、栞紐のように本の下端からはみ出している箇所がないため、本を開く際にはみ出し部分を指で摘んで頁を開くことが不可能である。このような栞紐の作用は所望の頁を簡潔に開く際における栞紐の便利な効果として、読書家に知られている。このような便利な効果が短冊状の栞には見られない。
他方、現在市販されている書籍は、様々な寸法を有している。書籍の寸法としては、大きな画集やグラフ雑誌等のB4版(寸法257mm×364mm)、写真集や美術全集等のA4版(寸法210mm×297mm)、週刊誌や一般雑誌等のB5版(寸法182mm×257mm)、学術書・文芸雑誌・総合雑誌・教科書等のA5版(寸法148mm×210mm)、単行本のB6版(寸法128mm×182mm)、文庫本のA6版(105mm×148mm)等が挙げられる。
これらの書籍には、各書籍のサイズに合わせた栞が個別に添付又は販売されることがある。例えば、A6版の文庫本に使用される栞を、A4版の写真集に栞紐が天地の両方からはみ出すように用いることは困難である。反対にA4版の写真集に使用される栞を、A6版の文庫本に使用すると、紐の先端が書籍からはみ出す余剰部分が過大となり、鞄に入れて持ち歩く際等に邪魔になることが危惧される。一方、栞を挟んだ頁内に折り畳んで使用することも可能であるが、紐の先端を書籍よりはみ出す長さを調整する作業が煩雑となり、また移動時に書籍からはみ出す余剰部分が過大となったり、紙面に傷を付ける要因にもなり兼ねない。
そこで栞の紐の長さを調整する技術として、種々のアイデアが提案されている。例えば、特許文献1や特許文献2には、紐の長さを調整することができる栞が開示されている。
上記の栞は、いずれもプレミアム感があり、贈答品として利用可能な製品であり、従来の紐や長方形の栞の問題点を一部解消するものである。
特許文献1は、ベルト状の栞で読みかけの頁を固定する係止する技術が開示されている。しかし、特許文献1に記載された栞は、栞を読みかけの部分をベルトで包囲した後に長さを調節して装着し、また脱着時にも同様の操作をする必要があり、使用手続きが煩雑となる。また調節部材は金属か樹脂材料で形成されるため、一定の厚みを有するため、栞を装着しながら鞄等に書籍を入れて持ち運ぶ際に、調節部材によって紙面に傷を付けることが危惧される。
また特許文献2は、U字形のクリップを使用した栞が開示されている。しかしながら、特許文献2に記載されたクリップは、紐に形成した結び目がストッパーとなって紐の長さを調整することから、寸法の異なる書籍に合わせて結び目を作った後にストッパーの穴に紐を挿通する必要がある為、装着時も脱着時も結び目を作ったり解いたりする手間がかかり、煩雑である。栞を装着しながら鞄等に書籍を入れて持ち運ぶ際に、調節部材によって紙面に傷を付けることが危惧される。
このように、従来の栞は形状が固定されており、かつ立体的であることから、栞として使用せず単に栞を携帯する際に嵩張ってしまったり、破損してしまうという問題点もあった。
実願平6−63350号公報 実願平4−63275号公報
本発明は、栞紐における書籍の下端からの紐部における突出部分を有し、かつ製本時における栞紐の接着固定を必要とせず、寸法の異なる書籍に柔軟に対応することができる書籍用栞を提供することを目的とする。
更に本発明は、栞紐を安定して本に固定し、栞の本からの脱落を防止すると共に、一方で栞紐の長さを調整する際には、切れ込みより紐を簡単に引き出す事ができる構造を有する書籍用栞を提供することを目的とする。
(1)読みかけの書物の間に挟んで目印とする書籍用栞において、当該書籍用栞が少なくとも短冊形状の栞本体部と栞紐とを有し、前記栞紐は書籍の天地の間隔を超える長さを有しており、前記栞本体部は当該本体部における長辺部の片側に二以上の切れ込みが形成されており、前記栞紐を栞本体部における前記一の切れ込みに挿嵌し、更に他の切れ込みに栞紐を挿嵌することによって、栞紐の長さを調整可能に形成し、大きさの異なる書籍における天地両側に紐の端部が突出することが可能なように構成されていることを特徴とする書籍用栞である。
本発明に係る書籍用栞は、大きさの異なる書籍に柔軟に使用することができる。現在の書籍用栞は、紐の長さを調節することができないため、文庫本(天地の間隔が152mm)とA4版の写真集(天地の間隔が297mm)とでは異なる栞を使用するのが一般的である。すなわち、栞の機能を発揮するためには、本の天と地の両方向に栞紐の両端が突出していることが理想である。本発明に係る書籍用栞を使用することによって、二以上の切れ込みに栞紐を巻きつけて固定する事が可能であり、紐の長さを調整することができるため、寸法の異なる本の両方に柔軟に使用することができる。
又、同様の構成を有することによって、文庫本、新書版、ハードカバーの書籍等、背表紙のある製本されている本であれば種々の形態の書籍に対して使用できるため汎用性に優れている。
また本発明の上記構成によって、栞を書籍から外す際に、力を入れることなく容易に外すことができる。また本発明の上記構成によって、栞紐の優れた効果である本を開く際にはみ出し部分を指で摘んで頁を開くことが可能となる。このような栞紐の作用は所望の頁を簡潔に開く際における栞紐の便利な効果であるが、短冊状の栞では得られない効果である。
更に本発明の上記構成によって、製本時に栞紐を書籍に取り付ける必要がないため、製本時に背表紙の上方に紐を接着固定するための機械や天アンカットが不要になる優れた効果が発生する。
(2)前記栞紐の書籍における天側に、本ののど部に引っ掛ける部材が前記栞紐の片端に連接されていることを特徴とする上記(1)に記載された書籍用栞である。
本発明はこのような構成を採用することによって、本に固定することができるため、現在使用されている短冊状のしおりと比較すれば、落ちることがないという効果を奏することができる。
(3)前記栞本体部における切れ込みが、3箇所以上10箇所以下に形成されており、かつ切れ込みが等間隔に形成されていることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載された書籍用栞である。
切れ込みを等間隔で形成しておくことによって、書籍の大きさに対して、紐の長さの調整が簡便になるという効果が発生する。
(4)前記栞本体部に形成された切れ込みにおいて、切れ込みの根本側に前記栞紐の幅を直径とする円形状の穴が穿孔されていることを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれか一に記載された書籍用栞である。
本発明に係る書籍用栞は、切れ込みの根本側に穴が穿孔されていることから、栞紐を安定的に固定することができる。また切れ込み自体の間隔は狭いことから穴に固定された栞紐が抜けることはなく、安定して使用することができる。又、栞紐の長さを調整する際には、切れ込みより紐を簡単に引き出す事ができるため、書籍の寸法に合わせて手軽に栞紐の長さを調整することが可能となる。
本発明に係る書籍用栞を使用することによって、栞紐における書籍の下端からの紐部における突出部分を有し、かつ製本時における栞紐の接着固定を必要としないため、栞紐と短冊状の栞の二種類の栞が有する効果を併合して奏した上で、書籍を構成する紙を傷つけず、栞紐の書籍からの脱落を防止する効果を奏することができる。
又、本発明に係る書籍用栞を使用することによって、文庫本、新書版、ハードカバーの書籍等、背表紙のある製本されている本であれば種々の形態の書籍に対して適切に紐の長さを調整して使用し得るという効果を奏する。
更に本発明に係る書籍用栞は、栞紐を本に安定して固定し、栞の本からの脱落を防止すると共に、一方で栞紐の長さを調整する際には、切れ込みより紐を簡単に引き出す事ができるという優れた効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る書籍用栞に使用される栞本体部の構成を示す正面図である。 本発明の書籍用栞に係る実施形態1の使用方法を説明するための正面図である。 本発明の実施形態2に係る書籍用栞の使用方法を説明するための図である。 本発明の実施形態3に係る書籍用栞に使用される栞本体部の構成を示す正面図である。 本発明の実施形態4に係る書籍用栞の使用方法を説明するための図である。
以下、本発明に係る書籍用栞について、詳細に説明する。本発明に係る書籍用栞は、様々な寸法の書籍に使用される栞である。
実施形態1
図1は、本発明の書籍用栞に使用される実施形態1に係る栞本体部の構成を示す正面図である。
本発明の書籍用栞に使用される実施形態1に係る栞本体部10は、読みかけの書物の間に挟んで目印とするために使用される栞の機能を有する。
書籍用栞に使用される本実施形態1に係る短冊形状の栞本体部10は、前記栞本体部10における長辺部の片側に4箇所の切れ込み1,2,3,4が形成されている。
栞本体部10における前記一の切れ込み1,2,3,4に挿嵌し、更に他の切れ込み1,2,3,4に図示しない栞紐を挿嵌することによって、栞紐の長さを調整可能に形成し、大きさの異なる書籍における天地両側に紐の端部が突出することが可能なように構成されている。
本実施形態1に示された栞本体部10における切れ込み1,2,3,4は、等間隔に形成されている。栞本体部10の長さ(L)は60mmである。短手部分の長さ(L7)は、12mmである。又、切れ込み間の長さ(L1,L2,L3)は15mmである。更に、切れ込み1,2,3,4の両端の間隔(L5,L6)は、7.5mmである。切れ込みの長さは6mmである。溝は0.2mmである。
前記栞本体部10に形成された切れ込みについては、切れ込みの根本側に前記栞紐の幅を直径とする円形状の穴5,6,7,8が穿孔されている。円形状の穴5,6,7,8の直径(φ)は、2.0mmである。かかる直径(φ)は、栞紐の着脱や栞本体部の剛性の観点から2.0〜2.5mmであることが好ましい。
書籍用栞に使用される本実施形態1に係る栞本体部10を採用することによって、文庫本、新書版、ハードカバーの書籍等、背表紙のある製本されている本であれば種々の形態の書籍に対して適切に図示しない紐の長さを調整して使用し得る。
すなわち、図2に示す如く、栞紐12を上方から切れ込み1を通して円形状の穴5に挿嵌した後、栞本体部10の裏面側を這わせて切れ込み4を通して円形状の穴8に挿嵌した後、栞本体部10の表面側を上方へ這わせて再度切れ込み1を通して円形状の穴5に挿嵌した後、栞本体部10の表面側を這わせて下方へ這わせて再度切れ込み4を通して円形状の穴8に通した後、裏面側より下方へ配置する。
そして本実施形態1に係る書籍用栞に使用される栞本体部10は、切れ込みより図示しない紐を簡単に引き出す事ができるという優れた効果を奏する。
実施形態2
図3は、本実施形態1に係る栞本体部10を使用した実施形態2に係る書籍用栞20を書籍に使用する具体的な方法を説明するための斜視図である。
図3に示す書籍14は、文庫本のA6版(105mm×148mm)である。
本実施形態2に係る書籍用栞20は、実施形態1に係る栞本体部10と、栞紐12とを有する。栞本体部10には、図2に示す如く栞紐12が切れ込みに挿嵌されている。
栞紐12の天側の先端部は、本ののど部に引っ掛ける部材15に連接されている。
本ののど部に引っ掛ける部材15は、本の背表紙に架止される硬質材料によって形成されている。引っ掛ける部材15は、書籍14の背表紙の上部に掛止して使用される。本実施形態2に使用される引っ掛ける部材15は、硬質材料によって形成されている。
かかる硬質材料は、金属・合金といった金属材料、炭素鋼・ステンレス鋼・含鉄合金、鋳鉄といった鋼鉄材料、アルミニウム・アルミニウム合金・ニッケル・ニッケル合金・マグネシウム・マグネシウム合金・銅・銅合金・黄銅、チタン・チタニウム合金といった非鉄金属材料、プラスチック、ゴム、木材、紙素材といった非金属材料、繊維強化プラスチック・繊維強化金属・繊維強化セラミックス・炭素繊維強化炭素複合材料といった複合材料等が挙げられる。一定の強度、剛性、弾性、靭性、加工容易性、入手容易性といった特性を有し、定型性を有する固体であれば、広く使用することができる。
特に強度、剛性、弾性、加工容易性、入手容易性の観点からは、アルミニウム・アルミニウム合金、ステンレス鋼、銅、黄銅(特に真鍮)が好ましい。ただし、一部に軟質材料を付加しても良い。
本実施形態2に使用される引っ掛ける部材15は、本の背表紙に面接触によって接触する背部材を有する。ここで面接触とは、前記背部材の平面形状が、長方形、正方形、三角形、台形、前記以外の多角形、円形、半円形、楕円形等であれば良い。本の背表紙に面積を伴って密着するものであれば、特に形状は限定されない。
本実施形態2に係る書籍用栞20を、書籍の読みかけの頁に挟みこむ。そして、引っ掛ける部材15を、書籍14の背表紙に上方から引っ掛ける。
栞紐12の下端は、書籍14の下方より20mmほど突出することになる。
本実施形態2に係る書籍用栞20を使用することによって、栞紐12における書籍14の下端から紐部12における突出部分が形成されるため、書籍を再度開く際に紐部12における書籍の下方の突出部分を指で摘んで頁を開くことが可能となる。
一方、本実施形態2に係る書籍用栞20を使用することによって、書籍14の製本時における栞紐12の接着固定を必要としない。そのため、従来の栞紐の欠点である製本時に背表紙の上方に紐を接着固定するための機械や天アンカットが不要になる。
従って、本実施形態2に係る書籍用栞20は、従来の栞紐と短冊状の栞の二種類の栞が有する効果を併せ持つ優れた効果を有し、又、書籍用栞の使用時には書籍を構成する紙の表面を傷つけず、栞紐の書籍からの脱落を防止する効果を奏することもできる。
実施形態3
図4は、本発明の書籍用栞に使用される実施形態3に係る栞本体部の構成を示す正面図である。
本発明の書籍用栞に使用される実施形態3に係る栞本体部30は、読みかけの書物の間に挟んで目印とするために使用される栞の機能を有する。
書籍用栞に使用される本実施形態3に係る短冊形状の栞本体部30は、前記栞本体部30における長辺部の片側に8箇所の切れ込み41,42,43,44,45,46,47,48が形成されている。
栞本体部30における前記一の切れ込み41,42,43,44,45,46,47,48に挿嵌し、更に他の切れ込み41,42,43,44,45,46,47,48に図示しない栞紐を挿嵌することによって、栞紐の長さを調整可能に形成し、大きさの異なる書籍における天地両側に紐の端部が突出することが可能なように構成されている。
本実施形態3に示された栞本体部30における切れ込み41,42,43,44,45,46,47,48は、等間隔に形成されている。栞本体部30の長さ(L)は130mmである。又、切れ込み間の長さ(L1,L2,L3,L4,L5,L6,L7)は16mmである。更に、切れ込み41,42,43,44,45,46,47,48の両端の間隔(L8,L9)は、9mmである。栞本体部30の厚みは、0.5mmである。栞本体部30の厚みは剛性と書籍の平滑性を保持する観点から0.5〜0.8mmであることが好ましい。
前記栞本体部30に形成された切れ込みについては、切れ込みの根本側に前記栞紐の幅を直径とする円形状の穴49,50,51,52,53,54,55,56が穿孔されている。円形状の穴49,50,51,51,52,53,54,55,56の直径(φ)は、2.0mmである。
書籍用栞に使用される本実施形態3に係る栞本体部30を採用することによって、文庫本、新書版、ハードカバーの書籍等、背表紙のある製本されている本であれば種々の形態の書籍に対して適切に図示しない紐の長さを調整して使用し得る。
実施形態4
図5は、本発明の実施形態4に係る書籍用栞の使用方法を説明するための図である。
本実施形態4に係る書籍用栞70は、実施形態4に係る栞本体部30と、栞紐62とを有する。栞本体部30には、図5に示す如く栞紐62が切れ込みに挿嵌されている。
栞紐62の天側の先端部は、本ののど部に引っ掛ける部材65に連接されている。
本ののど部に引っ掛ける部材65は、図示しない書籍の背表紙に面接触によって配置される硬質材料によって形成される背部材と、本の頁間に刺し込まれる硬質材料によって形成される栞部材とによって構成される。前記栞部材は、図示しない本ののど部に刺し込まれる栞部と、背部材の上方より背部材の内部へ挿通される支持部とを、上部で張り渡しコの字状に屈曲してなる線状部材によって形成された橋渡部によって一体に構成される。また前記線状部材によって形成された支持部は、前記背部材の内部によって矢印の如く回転可能に保持されている。
本実施形態4に係る書籍用栞70は、本の見開きページにおける、のど部に書籍用栞70の栞部を刺し込む。書籍用栞70の橋渡部は本の背表紙の上方に配置される。又、書籍用栞70の背部材を背表紙に面接触によって配置される。
そして図5に示す如く、栞紐62を上方から切れ込み46を通して円形状の穴54に挿嵌した後、栞本体部30の裏面側を上方へ這わせて切れ込み43を通して円形状の穴51に挿嵌した後、栞本体部30の表面側を下方へ這わせて切れ込み48を通して円形状の穴56に挿嵌した後、裏面側より下方へ配置する。
そして本実施形態3に係る書籍用栞に使用される栞本体部30は、切れ込みより図示しない紐を簡単に引き出す事ができるという優れた効果を奏する。
この状態で本を閉じることによって、書籍用栞70は固定されるため、書籍を構成する紙を傷つけず、書籍からの抜け落ちを抑止する効果を奏する。又、本発明に係る書籍用栞を使用することによって、文庫本、新書版、ハードカバーの書籍等、背表紙のある製本されている本であれば種々の形態の書籍に対して使用し得る。
又、本発明に係る書籍用栞を使用することによって、一本又は複数本の紐を容易に着脱することができ、所望に応じて背表紙側に装飾を施し贈答品としての付加価値をつけることができる。また本発明に係る書籍用栞を使用することによって、栞を書籍から外す際に、力を入れることなく容易に外すことができる。
更に本発明は、栞を使用せず鞄やポケットに入れて持ち運ぶ際に、棒線素材を回転させることによって立体的形状を平面的な形状に変化させることができるため、嵩張らず破損しにくい書籍用栞70を提供することができる。
本実施形態4に係る書籍用栞70を使用することによって、栞紐62における書籍の下端から紐部62における突出部分が形成されるため、書籍を再度開く際に紐部62における書籍の下方の突出部分を指で摘んで頁を開くことが可能となる。
一方、本実施形態4に係る書籍用栞70を使用することによって、書籍の製本時における栞紐62の接着固定を必要としない。そのため、従来の栞紐の欠点である製本時に背表紙の上方に紐を接着固定するための機械や天アンカットが不要になる。
従って、本実施形態4に係る書籍用栞70は、従来の栞紐と短冊状の栞の二種類の栞が有する効果を併せ持つ優れた効果を有し、又、書籍用栞の使用時には書籍を構成する紙の表面を傷つけず、栞紐の書籍からの脱落を防止する効果を奏することもできる。
10,30 栞本体部
1,2,3,4,41,42,43,44,45,46,47,48 切れ込み
5,6,7,8,49,50,51,52,53,54,55,56 円形状の穴
12,62 栞紐
20,70 書籍用栞
14 書籍
15,65 引っ掛ける部材

Claims (4)

  1. 読みかけの書物の間に挟んで目印とする書籍用栞において、当該書籍用栞が少なくとも短冊形状の栞本体部と栞紐とを有し、前記栞紐は書籍の天地の間隔を超える長さを有しており、前記栞本体部は当該本体部における長辺部の片側に二以上の切れ込みが形成されており、前記栞紐を栞本体部における前記一の切れ込みに挿嵌し、更に他の切れ込みに栞紐を挿嵌することによって、栞紐の長さを調整可能に形成し、大きさの異なる書籍における天地両側に紐の端部が突出することが可能なように構成されていることを特徴とする書籍用栞。
  2. 前記栞紐の書籍における天側に、本ののど部に引っ掛ける部材が前記栞紐の片端に連接されていることを特徴とする請求項1に記載された書籍用栞。
  3. 前記栞本体部における切れ込みが、3箇所以上10箇所以下に形成されており、かつ切れ込みが等間隔に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載された書籍用栞。
  4. 前記栞本体部に形成された切れ込みにおいて、切れ込みの根本側に前記栞紐の幅を直径とする円形状の穴が穿孔されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載された書籍用栞。
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