JP2021062443A - 教示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】教示の際、簡単な操作で第1状態および第2状態を切り替えることができる教示方法を提供すること。【解決手段】ロボットアームを第1軸に沿った方向から見て、第1軸および第2軸を通過する直線である第1仮想線を設定したとき、第3軸が第1仮想線に対して一方側に位置している第1状態と、第3軸が第1仮想線に対して他方側に位置している第2状態とを切り替え可能なロボットに対し、ロボットアームの位置および姿勢を教示する教示方法であって、力検出部の検出結果に応じて、第1状態および第2状態を切り替える切替動作を行うことを特徴とする教示方法。【選択図】図7

Description

本発明は、教示方法に関するものである。
近年、工場では人件費の高騰や人材不足により、各種ロボットやそのロボット周辺機器によって、人手で行われてきた作業の自動化が加速している。その各種ロボットは、例えば、特許文献1に示すように、基台と、基台に支持されたアームと、力センサーとを有している。このようなロボットでは、力センサーの検出結果に基づいてアームが制御される。
ロボットでは、作業を行うのに先立って、作業におけるロボットアームの位置および姿勢を記憶する教示が行われる。特許文献1に記載されている教示は、オペレーターがロボットアームに力を加えて移動させて、その移動における位置および姿勢を記憶するという方法で行われている。特許文献1に記載されているような教示方法は、水平多関節型ロボットにも適用することができる。
水平多関節型ロボットのロボットアームは、一般に、関節部分が曲がった状態で教示や作業を行う。折れ曲がるパターンとしては、関節の回動軸に沿って見たとき、ヒトの腕に例えて右腕のように曲がった状態と、左腕のように曲がった状態とがある。このような状態を適宜切り替えて教示や作業を行うことにより、ロボットアームが作業を行うのにあたって、無駄な動きをするのを抑制することができる。
特開昭59−157715号公報
しかしながら、教示中に前述したような状態の切り替えを行う際、オペレーターは、切り替えを指示する装置を操作する必要がある。このため、オペレーターは、教示中に、ロボットアームに力を加えて移動させつつ、前記装置の操作を行う必要がある。その結果、教示における操作が煩雑になってしまう。
本発明は、前述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下により実現することが可能である。
本適用例の教示方法は、基台と、
前記基台に接続され、第1軸回りに回転する第1アームと、前記第1アームに接続され、前記第1軸と平行な第2軸回りに回転する第2アームと、前記第2アームに接続され、前記第1軸および前記第2軸と平行な第3軸回りに回転する、または前記第3軸に沿って移動する第3アームと、を有するロボットアームと、
前記ロボットアームに加わった力を検出する力検出部と、を備え、前記ロボットアームを前記第1軸に沿った方向から見て、前記第1軸および前記第2軸を通過する直線である第1仮想線を設定したとき、前記第3軸が前記第1仮想線に対して一方側に位置している第1状態と、前記第3軸が前記第1仮想線に対して他方側に位置している第2状態とを切り替え可能なロボットに対し、前記ロボットアームの位置および姿勢を教示する教示方法であって、
前記力検出部の検出結果に応じて、前記第1状態および前記第2状態を切り替える切替動作を行うことを特徴とする。
本発明の教示方法を実行するロボットシステムの第1実施形態を示す側面図である。 図1に示すロボットシステムのブロック図である。 図1に示す力検出部の側面図である。 図3中A−A線断面図である。 図1に示すロボットに対して教示を行っている様子を説明するための図であって、鉛直方向上方から見た図である。 図1に示すロボットに対して教示を行っている様子を説明するための図であって、鉛直方向上方から見た図である。 図1に示すロボットに対して教示を行っている様子を説明するための図であって、鉛直方向上方から見た図である。 図2に示す制御装置の制御動作を説明するための図である。
以下、本発明の教示方法を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の教示方法を実行するロボットシステムの第1実施形態を示す側面図である。図2は、図1に示すロボットシステムのブロック図である。図3は、図1に示す力検出部の側面図である。図4は、図3中A−A線断面図である。図5〜図7は、図1に示すロボットに対して教示を行っている様子を説明するための図であって、鉛直方向上方から見た図である。図8は、図2に示す制御装置の制御動作を説明するための図である。
また、図1および図3〜図7では、説明の便宜上、互いに直交する3軸として、x軸、y軸およびz軸を図示している。また、以下では、x軸に平行な方向を「x軸方向」とも言い、y軸に平行な方向を「y軸方向」とも言い、z軸に平行な方向を「z軸方向」とも言う。また、以下では、図示された各矢印の先端側を「+(プラス)」、基端側を「−(マイナス)」と言い、+x軸方向に平行な方向を「+x軸方向」とも言い、−x軸方向に平行な方向を「−x軸方向」とも言い、+y軸方向に平行な方向を「+y軸方向」とも言い、−y軸方向に平行な方向を「−y軸方向」とも言い、+z軸方向に平行な方向を「+z軸方向」とも言い、−z軸方向に平行な方向を「−z軸方向」とも言う。また、z軸およびz軸に平行な軸における軸回りの方向を「u軸方向」とも言う。
また、以下では、説明の便宜上、図1中の+z軸方向、すなわち、上側を「上」または「上方」、−z軸方向、すなわち、下側を「下」または「下方」とも言う。また、ロボットアーム20については、図1中の基台21側を「基端」、その反対側、すなわち、エンドエフェクター7側を「先端」と言う。また、図1中のz軸方向、すなわち、上下方向を「鉛直方向」とし、x軸方向およびy軸方向、すなわち、左右方向を「水平方向」とする。
図1および図2に示すロボットシステム100は、例えば、電子部品および電子機器等のワークの保持、搬送、組立ておよび検査等の作業で用いられる装置である。ロボットシステム100は、制御装置1と、ロボット2と、エンドエフェクター7と、を備えている。その他、ロボットシステム100は、表示装置41や、入力装置42等を備えている。
制御装置1は、ロボット2とは異なる位置、すなわち、ロボット2の外側に配置されている。また、図示の構成では、ロボット2と制御装置1とは、ケーブル300で電気的に接続(以下、単に「接続」とも言う)されているが、これに限定されずケーブル300を省略し、無線方式で通信を行うようになっていてもよい。すなわち、ロボット2と制御装置1とは、有線通信で接続されていてもよく、また、無線通信で接続されていてもよい。また、制御装置1は、ロボット2が有する基台21に内蔵されていてもよい。
ロボット2は、図示の構成では、水平多関節ロボット、すなわち、スカラロボットである。図1に示すように、ロボット2は、基台21と、第1アーム22と、第2アーム23と、作業ヘッドである第3アーム24と、力検出部5と、を備えている。第1アーム22、第2アーム23および第3アーム24によりロボットアーム20が構成される。
また、ロボット2は、第1アーム22を基台21に対して回転させる第1駆動部である駆動ユニット25と、第2アーム23を第1アーム22に対して回転させる第2駆動部である駆動ユニット26と、第3アーム24のシャフト241を第2アーム23に対して回転させるu駆動ユニット27と、シャフト241を第2アーム23に対してz軸方向に移動させるz駆動ユニット28と、角速度センサー29とを備えている。
また、基台21には、ロボット座標系の原点が設定されている。本実施形態では、ロボット座標の原点Oは、後述する第1軸O1方向から見て、第1軸O1と重なる位置に設定されている。
図1および図2に示すように、駆動ユニット25は、第1アーム22の筐体220内に内蔵されており、駆動力を発生するモーター251と、モーター251の駆動力を減速する減速機252と、モーター251または減速機252の回転軸の回転角度を検出する位置センサー253とを有している。
駆動ユニット26は、第2アーム23の筐体230に内蔵されており、駆動力を発生するモーター261と、モーター261の駆動力を減速する減速機262と、モーター261または減速機262の回転軸の回転角度を検出する位置センサー263とを有している。
u駆動ユニット27は、第2アーム23の筐体230に内蔵されており、駆動力を発生するモーター271と、モーター271の駆動力を減速する減速機272と、モーター271または減速機272の回転軸の回転角度を検出する位置センサー273とを有している。
z駆動ユニット28は、第2アーム23の筐体230に内蔵されており、駆動力を発生するモーター281と、モーター281の駆動力を減速する減速機282と、モーター281または減速機282の回転軸の回転角度を検出する位置センサー283とを有している。
モーター251、モーター261、モーター271およびモーター281としては、例えば、ACサーボモーター、DCサーボモーター等のサーボモーターを用いることができる。
また、減速機252、減速機262、減速機272および減速機282としては、例えば、遊星ギア型の減速機、波動歯車装置等を用いることができる。また、位置センサー253、位置センサー263、位置センサー273および位置センサー283は、例えば、角度センサーとすることができる。
駆動ユニット25、駆動ユニット26、u駆動ユニット27およびz駆動ユニット28は、それぞれ、対応する図示しないモータードライバーに接続されており、モータードライバーを介して制御装置1のロボット制御部11により制御される。
また、角速度センサー29は、図1に示すように、第2アーム23に内蔵されている。このため、第2アーム23の角速度を検出することができる。この検出した角速度の情報に基づいて、制御装置1は、ロボット2の制御を行う。
基台21は、例えば、図示しない床面にボルト等によって固定されている。基台21の上端部には第1アーム22が連結されている。第1アーム22は、基台21に対して鉛直方向に沿う第1軸O1回りに回転可能となっている。第1アーム22を回転させる駆動ユニット25が駆動すると、第1アーム22が基台21に対して第1軸O1回りに水平面内で回転する。また、位置センサー253により、基台21に対する第1アーム22の回転量が検出できるようになっている。
また、第1アーム22の先端部には、第2アーム23が連結されている。第2アーム23は、第1アーム22に対して鉛直方向に沿う第2軸O2回りに回転可能となっている。第1軸O1の軸方向と第2軸O2の軸方向とは同一である。すなわち、第2軸O2は、第1軸O1と平行である。第2アーム23を回転させる駆動ユニット26が駆動すると、第2アーム23が第1アーム22に対して第2軸O2回りに水平面内で回転する。また、位置センサー263により、第1アーム22に対する第2アーム23の駆動量、具体的には、回転量が検出できるようになっている。
また、第2アーム23の先端部には、第3アーム24が設置、支持されている。第3アーム24は、シャフト241を有している。シャフト241は、第2アーム23に対して、鉛直方向に沿う第3軸O3回りに回転可能であり、かつ、第3軸O3に沿って移動可能となっている。このシャフト241は、ロボットアーム20の最も先端のアームである。
シャフト241を回転させるu駆動ユニット27が駆動すると、シャフト241は、z軸回りに回転する。また、位置センサー273により、第2アーム23に対するシャフト241の回転量が検出できるようになっている。
また、シャフト241をz軸方向に移動させるz駆動ユニット28が駆動すると、シャフト241は、上下方向、すなわち、z軸方向に移動する。また、位置センサー283により、第2アーム23に対するシャフト241のz軸方向の移動量が検出できるようになっている。
このように、ロボットアーム20は、第1アーム22と、第1アーム22の基台21と反対側に接続され、第1軸O1と平行な第2軸O2回りに回動する第2アーム23と、第2アーム23に支持され、第2軸O2とは異なる位置で、かつ、第2軸O2と平行な第3軸O3の軸方向に沿って移動する第3アーム24と、を有する。第1アーム22および第2アーム23により、xy平面での可動範囲を十分に確保することができるとともに、第3アーム24によりz軸方向にも作動することができる。
また、ロボット2では、シャフト241の先端を制御点200とし、この制御点200を原点とした先端座標系が設定されている。この先端座標系と前述したロボット座標系とは、キャリブレーションは済んでおり、ロボット座標系での座標から先端座標系での座標を計算から求めることができる状態である。
なお、制御点200は、エンドエフェクター7の先端に設定されていてもよい。
また、シャフト241の先端部には、各種のエンドエフェクターが着脱可能に連結される。エンドエフェクターとしては、特に限定されず、例えば、被搬送物を把持するもの、被加工物を加工するもの、検査に使用するもの等が挙げられる。本実施形態では、エンドエフェクター7が着脱可能に連結される。エンドエフェクター7については、後述する。
なお、エンドエフェクター7は、本実施形態では、ロボット2の構成要素になっていないが、エンドエフェクター7の一部または全部がロボット2の構成要素になっていてもよい。また、エンドエフェクター7は、本実施形態では、ロボットアーム20の構成要素になっていないが、エンドエフェクター7の一部または全部がロボットアーム20の構成要素になっていてもよい。
図1に示すように、エンドエフェクター7は、シャフト241に取り付けられた取り付け部71と、取り付け部71に設けられたモーター72と、モーター72の回転軸に、着脱可能に同心的に取り付けられたねじ用限界ゲージ3とを有している。このエンドエフェクター7は、シャフト241の先端部に着脱可能に連結される。
また、モーター72としては、特に限定されないが、例えば、ACサーボモーター、DCサーボモーター等のサーボモーター、ステッピングモーター等が用いられる。
また、エンドエフェクター7は、モーター72の回転軸の回転角度を検出する図示しない角度センサーを有しており、その角度センサーにより、モーター72の回転軸の回転角度が検出できるようになっている。
このエンドエフェクター7では、モーター72の回転軸とねじ用限界ゲージ3との間に歯車やベルト等の動力伝達機構が介在している場合に比べて、バックラッシュによる回転精度の低下を抑制することができる。
また、本実施形態では、エンドエフェクター7は、ロボットアーム20に対して着脱可能であるが、これに限定されず、例えば、エンドエフェクター7は、ロボットアーム20から離脱不能になっていてもよい。
次に、力検出部5について説明する。
図1および図3に示すように、力検出部5は、ロボット2に加わる力、すなわち、ロボットアーム20および基台21に加わる力を検出するものである。力検出部5は、基台21の下方、すなわち、−z軸側に設けられており、基台21を下方から支持している。
また、図3に示すように、力検出部5は、第1プレート51と、第2プレート52と、第1プレート51と第2プレート52との間に配置された筒状部53と、複数、本実施形態では、4つの素子54とを有し、外形形状が円柱状をなす部材である。また、4つの素子54は、第1プレート51と、第2プレート52との間で挟持されている。また、素子54の数は、これに限定されず、3つ以下でもよく、5つ以上でもよい。
第1プレート51および第2プレート52は、円板状をなし、+z軸側からこの順で離間して配置されている。なお、第1プレート51および第2プレート52の平面視における形状は、円形に限定されず、いかなる形状であってもよい。
筒状部53は、本実施形態では、円筒状をなし、素子54を保護する機能を有する。
各素子54は、円形をなすように等間隔で配置されている。これにより、各素子54に加わる力が可及的に均一になり、正確に力を検出することができる。
各素子54は、例えば、水晶等の圧電体で構成され、外力を受けると電荷を出力するものを用いることができる。また、制御装置1は、この電荷量に応じて、エンドエフェクター7が受けた外力に変換することができる。また、このような圧電体であると、設置する向きに応じて、外力を受けた際に電荷を発生させることができる向きを調整可能である。
本実施形態では、各素子54は、図4に示すように、鉛直方向の成分の力Fzと、z軸回り、すなわち、u軸方向の力Fuとを検出することができる。すなわち、力検出部5は、第3軸O3の軸方向の力Fzを検出する。これにより、シャフト241をz軸方向に沿って移動させる作業をより正確に行うことができる。
このようなロボット2には、ケーブル300を介して制御装置1が接続されている。
図2に示すように、制御装置1は、本発明の教示方法を実行するロボット制御部11と、エンドエフェクター制御部12と、表示制御部13と、記憶部14と、受付部15と、を備えており、ロボット2、エンドエフェクター7のモーター72および表示装置41等、ロボットシステム100の各部の駆動をそれぞれ制御する。
次に、制御装置1について説明する。
図1に示すように、制御装置1は、ロボット2の駆動を制御する機能を有し、ロボット2に対して通信可能に接続されている。なお、ロボット2と制御装置1との通信は、それぞれ、有線接続であってもよいし、無線接続であってもよい。また、図示の構成では、制御装置1は、ロボット2とは異なる位置、すなわち、離れた位置に配置されているが、ロボット2に内蔵されていてもよい。
図2に示すように、制御装置1は、ロボット制御部11と、エンドエフェクター制御部12と、表示制御部13と、と、メモリー等を備える記憶部14と、外部インターフェース(I/F)を備える受付部15と、を含む。制御装置1の各構成要素は、種々のバスを介して相互通信可能に接続されている。
ロボット制御部11は、ロボット2の駆動、すなわち、ロボットアーム20等の駆動を制御する。ロボット制御部11は、OS等のプログラムがインストールされたコンピューターである。このロボット制御部11は、例えば、プロセッサとしてのCPUと、RAMと、プログラムが記憶されたROMとを有する。また、ロボット制御部11の機能は、例えば、CPUにより各種プログラムを実行することにより実現することができる。
また、ロボット制御部11は、力検出部5の各素子54が検出した力の大きさおよび方向と、ロボット座標の原点および制御点の位置関係と、に基づいて、ロボットアーム20に力が加わった位置および力の大きさを推定することができる。この推定の際に用いる検量線や演算式は、記憶部14に記憶されている。
エンドエフェクター制御部12は、モーター72の駆動を制御する。エンドエフェクター制御部12は、OS等のプログラムがインストールされたコンピューターである。このエンドエフェクター制御部12は、例えば、プロセッサとしてのCPUと、RAMと、プログラムが記憶されたROMとを有する。また、エンドエフェクター制御部12の機能は、例えば、CPUにより各種プログラムを実行することにより実現することができる。
表示制御部13は、表示装置41にウィンドウ等の各種の画面や文字等を表示させる機能を有している。すなわち、表示制御部13は、表示装置41の駆動を制御する。この表示制御部13の機能は、例えばGPU等により実現することができる。
記憶部14には、ロボット制御部11、エンドエフェクター制御部12および表示制御部13、により実行可能な各種プログラム、制御動作中に用いる基準データ、閾値、検量線等が記憶されている。なお、各種プログラムには、本発明の教示方法を実行するためのプログラムが含まれている。また、記憶部14には、受付部15で受け付けた各種データの記憶が可能である。記憶部14は、例えばRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリーや、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリー等を含んで構成されている。なお、記憶部14は、非着脱式に限らず、着脱式の外部記憶装置を有する構成であってもよい。また、記憶部14は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して別の場所に設置されていてもよい。
受付部15は、外部インターフェース(I/F)を備え、ロボット2、表示装置41および入力装置42等の各接続のために用いられる。この受付部15は、入力装置42からの教示信号を受信、すなわち、取得する取得部として機能する。ここで、「教示信号」は、入力装置42が操作された際に、入力装置42から送信される信号、すなわち、タイミング信号のことである。教示者が任意のタイミングで入力装置42を操作し、受付部15が入力装置42からの信号を取得したときのロボットアーム20の位置および姿勢が教示情報として記憶部14に記憶されることにより教示が行われる。
なお、「ロボットアーム20の位置および姿勢」のうちの、「位置」は、ロボットアーム20の制御点200のロボット座標系における座標のことを言い、「姿勢」は、第1アーム22および第2アーム23の姿勢のことを言う。位置センサー253および位置センサー263からの出力結果に基づいて、第1アーム22および第2アーム23の姿勢を認識することができる。また、第1アーム22および第2アーム23の姿勢からロボットアーム20の制御点200のロボット座標における座標を特定することができる。記憶部14には、これらの関係性を示す検量線が記憶されている。
受付部15が教示信号を取得すると、ロボット制御部11が位置センサー253および位置センサー263の検出結果と、検量線とに基づいて、そのときの制御点の位置を特定し、その位置、すなわち、座標を教示点とする。この教示点の情報は、記憶部14に記憶され、ロボット2によって行われる作業に使用される。
なお、制御装置1には、前述した構成に加えて、さらに他の構成が付加されていてもよい。また、記憶部14に保存されている各種プログラムやデータ等は、予め記憶部14に記憶されたものであってもよいし、例えばCD−ROM等の記録媒体に格納されており、この記録媒体から提供されたものでもよいし、ネットワーク等を介して提供されたものであってもよい。
表示装置41は、例えば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ等で構成された図示しないモニターを備えており、例えば、ウィンドウ等の各種の画面等を含む各種の画像や文字等を表示する機能を有する。
入力装置42は、例えば、マウス、キーボード、モバイル端末、ティーチングペンダント等で構成されている。したがって、ユーザーは、入力装置42を操作することで、制御装置1に対して各種の処理等の指示を行うことができる。また、入力装置42は、後述するような、教示ボタン、切替ボタン、教示開始ボタンおよび教示終了ボタン等を有する。
なお、本実施形態では、表示装置41および入力装置42の代わりに、表示装置41および入力装置42を兼ね備えた表示入力装置を設けてもよい。表示入力装置としては、例えば静電式タッチパネルや感圧式タッチパネル等のタッチパネルを用いることができる。また、入力装置42は、音声等の音を認識する構成であってもよい。
また、表示装置41および入力装置42の少なくとも一方がロボット2、例えば、第2アーム23に設けられていてもよい。
以上、ロボットシステム100の構成について説明した。
次に、ロボットアーム20が作業を行うのに先立って、ロボットアーム20の位置および姿勢を記憶部14に記憶するティーチング、すなわち、教示について説明する。なお、本発明の教示方法の方式は、オペレーターが実際にロボットアーム20を押したり引っ張ったりして教示を行う直接教示、すなわち、ダイレクトティーチである。
例えば、図5に示すように、ロボットアーム20が実線で示す位置および姿勢から、二点鎖線で示す位置および姿勢に移動するような作業を行う場合、すなわち、制御点200が位置P1から位置P2まで移動するような作業を行う場合、オペレーターがロボットアーム20を実際に移動させて、その経路を記憶部14に記憶する。
具体的には、例えば、オペレーターが第2アーム23の所定部位を押すと、力検出部5に間接的に力が加わる。この力に基づいて、ロボット制御部11が、第2アーム23に加わった力の大きさおよび方向を推定する。そして、この推定結果に基づいて、ロボット制御部11が、駆動ユニット25および駆動ユニット26を駆動し、オペレーターがロボットアーム20を動かそうとした方向にロボットアーム20が移動、変位し、ロボットアーム20の位置および姿勢が変更される。
このような動作を、制御点200が位置P1から位置P2に移動するまで行いつつ、所定のタイミングで位置姿勢を記憶部14に順次記憶する。これにより、ロボットアーム20が実線で示す位置および姿勢から、二点鎖線で示す位置および姿勢に移動、変位する過程を記憶することができる。
ここで、図5〜図7に示すように、ロボットアーム20は、後述する切替動作以外は、基本的に関節が折れ曲がった状態で作業を行う。また、教示を行う工程においても、後述する切替動作以外は、ロボットアーム20は、基本的に折れ曲がった状態で変位する。なお、後述する切替動作の際に、第1仮想線V1および第2仮想線V2が瞬間的に一直線上に位置するが、これ以外は、ロボットアーム20は、折れ曲がった状態である。
折れ曲がった状態とは、第1アーム22と第2アーム23とが一直線上に位置していない状態のことを言う。すなわち、ロボット2を第1軸O1に沿った方向、すなわち、鉛直上方から見た平面視において、第1軸O1および第2軸O2を通過する直線である第1仮想線V1を設定し、第2軸O2および第3軸O3を通過する直線である第2仮想線V2を設定したとき、第1仮想線V1および第2仮想線V2が一直線上に位置していない状態のことを言う。さらに換言すれば、鉛直上方から見た平面視において、第3軸O3が第1仮想線V1とは重なっていない状態のことを言う。
また、ロボットアーム20が折れ曲がった状態には、以下のような2つのパターンがある。
(i)鉛直上方から見た平面視において、第3軸O3が第1仮想線V1よりも一方側に位置している。本実施形態では、一方側を、図5〜図7中左側として説明する。
(ii)鉛直上方から見た平面視において、第3軸O3が第1仮想線V1よりも他方側に位置している。本実施形態では、他方側を、図5〜図7中右側として説明する。
以下では、上記(i)の状態を第1状態と言い、上記(ii)の状態を第2状態と言う。なお、第1状態は、右腕系とも言え、第2状態は、左腕系とも言える。
さて、ロボット2に教示を行う際、例えば、制御点200が位置P1から位置P2まで移動するような教示を行う場合、オペレーターは、図5に示すように、第1状態のまま教示を行ったり、図6に示すように、途中で第1状態と第2状態とを切り替えるよう操作して教示を行うことがある。
第1状態および第2状態を切り替える切替動作においては、ロボット制御部11が、駆動ユニット26を駆動して、第1アーム22に対し第2アーム23を回転駆動する。これにより、図7中実線で示す第1状態から図7中二点鎖線で示す第2状態に切り替えることができる。
このように、ロボット2は、第1アーム22を基台21に対して回転させる第1駆動部である駆動ユニット25と、第2アーム23を第1アーム22に対して回転させる第2駆動部である駆動ユニット26と、を備える。また、切替動作では、第2駆動部である駆動ユニット26を駆動する。これにより、第1状態および第2状態の切り替えにおいてオペレーターの負担を軽減することができる。
また、途中で第1状態および第2状態を切り替えることにより、例えば、第1アーム22の基台21に対する回転量を小さくすることができる。このため、第1アーム22の基台21に対する回転量と、第2アーム23の第1アーム22に対する回転量とを合算したトータルの回転量を小さくすることができる。特に、第1アーム22の基台21に対する回転量を小さくすることにより、消費電力を効果的に抑制することができる。
このような切り替えを行うに際し、従来では、オペレーターがロボットアーム20を動かす操作を行うのを一旦停止し、所望のタイミングで教示用のデバイスを持って切替ボタンを押す等の操作を行っていた。しかしながら、このような方法では、一連の操作が煩雑になってしまい、簡単に切替動作を行わせることができない。
これに対し、ロボットシステム100では、力検出部5の検出結果に応じて、第1状態および第2状態が切り替わる、すなわち、現状の状態から他方の状態に切り替わるよう構成した。本実施形態では、オペレーターがロボットアーム20を基台21から遠ざかる方向に引っ張る操作を行うことをトリガーとして切替動作を行うよう構成した。これにより、従来のような教示用のデバイスを持って切替ボタンを押す等の操作を省略することができ、オペレーターは、ロボットアーム20を動かす動作と、切替指示の操作とを一連の流れで行うことができる。よって、状態の切替を容易に行わせることができる。
具体的には、力検出部5が、第1軸O1から第3軸O3に向かう方向、本実施形態では、原点Oから第3軸O3の力成分が閾値を超えた場合、ロボット2は、切替動作を行う。なお、この閾値は、予め記憶部14に記憶されている設定値である。このように、閾値を設け、閾値を超えた場合に切替指示があったとみなす構成であるため、例えば、折れ曲がっているロボットアーム20を伸ばそうと引っ張る操作と切替指示とを区別することができる。よって、切替動作を正確に行うことができる。
また、ロボット制御部11は、切替指示を受けた際、第1仮想線V1と第2仮想線V2とのなす角度θが、所定値未満であった場合、切替動作を許容し、角度θが所定値以上であった場合、切替動作を禁止する。これにより、例えば、折れ曲がっているロボットアーム20を伸ばそうと引っ張る操作と切替指示とを区別することができる。よって、切替動作を正確に行うことができる。
次に、図8に示すフローチャートに基づいて、ロボット制御部11の制御動作、すなわち、本発明の教示方法を説明する。なお、以下の説明では、ステップS100〜ステップS700は、オペレーターが行う工程であり、ステップS1〜ステップS20は、ロボット制御部11が行う工程である。
まず、ステップS100において、オペレーターが入力装置42の教示開始ボタンを押して教示モードを開始する。これを受けて、ロボット2は、教示モードに移行する(ステップS1)。
そして、ステップS2において、記憶部14の記憶領域のうち、前回の教示情報を消去する。なお、本ステップは、省略してもよい。すなわち、過去の教示工程において記憶された情報を記憶しておく構成であってもよい。
次いで、ステップS3において、第1状態および第2状態のうち、現在の状態を検出、特定し、記憶する。本ステップでは、位置センサー253および位置センサー263からの出力結果に基づいて、第1アーム22および第2アーム23の姿勢を認識し、第1状態および第2状態のいずれであるかを特定することができる。
このようなステップS3は、後述する教示工程を実行するのに先立って行われる記憶工程である。この記憶工程を実行することにより、現状の状態をより正確に把握することができる。
この時点で、オペレーターからの教示の操作を受け付けることができ、次いで、教示工程に移行する。ステップS5以降が、教示工程である。
次いで、ステップS200において、オペレーターがロボットアーム20に力を加える。ロボットシステム100では、力検出部5の検出結果から、ロボットアーム20に加えられている力の大きさ、方向を算出する。なお、以下では、オペレーターが第2アーム23に力を加えていることとする。
次いで、ステップS4において、力検出部5の検出結果から、ロボットアームに加わっている外力の大きさ、方向を推定する。次いで、ステップS5において、ステップS4で算出した力の大きさ、方向を以下のように判断する。
ケース1:検出した力の大きさが第1閾値Fa未満である。この場合、オペレーターからの力が不十分であると判断し、ステップS4に戻り、再度、力の大きさ、方向を推定する。
ケース2:検出した力が所定時間、0である。この場合、オペレーターがステップS300で教示ボタンを押して、ステップS17に移行する。
ケース3:検出した力の大きさが第1閾値Fa以上である。この場合、オペレーターがロボットアーム20に力を加えたと判断し、ステップS6に移行する。
次いで、ステップS6では、現時点でのロボットアームの折れ曲がりの程度、すなわち、第1仮想線V1と第2仮想線V2とのなす角度θと、予め設定された閾値である所定角度θaと、を比較し、以下のように判断する。
ケース1:角度θが所定角度θa以上である。この場合、ステップS9に移行して、外力が加えられた大きさ、方向に応じて、ロボットアーム20の位置および姿勢を変更し、制御点200の位置を変更する。すなわち、外力の方向に沿って、ロボット2の手先位置が移動するようなコマンドをロボット2に発行する。なお、ステップS9におけるロボットアーム20の変位、移動に伴い、例えば、所定時間間隔で、ロボットアーム20の位置および姿勢を記憶するのが好ましい。この場合、第3アーム24に設定された制御点200の位置と、第1状態および前記第2状態のうちのいずれの状態であるかの情報と、を関連付けて記憶するのが好ましい。これにより、位置および姿勢を正確に記憶することができる。
ケース2:角度θが所定角度θa未満である。この場合、ステップS7に移行する。
ステップS7では、鉛直上方から見たとき、ロボット2の原点Oと第3軸O3とを結ぶ直線と、外力の方向とのなす角度θ1を算出する。
次いで、ステップS8において、ステップS7で算出した角度と、予め設定されている閾値である所定角度θbとを比較し、以下のように判断する。
ケース1:ステップS7で算出した角度が、所定角度θb以上である。この場合、通常の教示における操作であると判断し、前述したステップS9に移行する。
ケース2:ステップS7で算出した角度が、所定角度θb未満である。この場合、引っ張り操作であると判断し、ステップS10に移行する。
ステップS10では、ステップS4で検出した力の大きさと、第2閾値Fbとを比較し、以下のように判断する。
ケース1:検出した力の大きさが第2閾値Fb未満である。この場合、ステップS12に移行する。ステップS12では、外力を打ち消して、ロボットアーム20の動作を固定するような指令を、駆動ユニット25および駆動ユニット26に発行する。そして、再度、ステップS4に戻る。
ケース2:検出した力の大きさが第2閾値Fb以上である。この場合、ステップS11に移行する。
ステップS11では、第1アーム22を現在の位置および姿勢とし、かつ、第2アーム23を第1アーム22に対して回転させて、第1仮想線V1および第2仮想線V2が一直線になるような指令を、駆動ユニット26に発行する。
次いで、ステップS13において、記憶部14に記憶されている状態の情報を反転し、更新する。すなわち、第1状態および第2状態のうち、ステップS3において記憶している状態の情報から、他方の状態の情報に更新し、記憶する。
次いで、ステップS14において、第1アーム22を現在の位置および姿勢とし、かつ、第1仮想線V1および第2仮想線V2が一直線の状態で固定されるような指令を、駆動ユニット25および駆動ユニット26に発行する。
次いで、ステップS15において、現時点での検出した力の大きさと、第2閾値Fbとを比較し、以下のように判断する。
ケース1:検出した力の大きさが第2閾値Fb以上である。この場合、再度、ステップS14に戻る。
ケース2:検出した力の大きさが第2閾値Fb未満である。この場合、オペレーターによる引っ張り操作が終わったと判断し、ステップS16に移行する。
ステップS16では、第1仮想線V1および第2仮想線V2が一直線の状態から、さらに、ステップS14で回転させる方向と同方向に第2アーム23を回転させる。この回転角度は、例えば、2°以上20°以下程度である。このステップS16において、第1状態および第2状態の切替動作が完了する。
そして、ステップS4に戻り、以降のステップを順次繰り返す。
また、ステップS300において、オペレーターが教示ボタンを押すと、ロボットシステム100では、ステップS17に移行する。ステップS17では、現時点での位置および姿勢を記憶する。
次いで、オペレーターが、ステップS400において、教示モードを終了するか否かを判断し、ステップS500において、教示モード終了ボタンを押す。これを受けて、ロボットシステム100では、ステップS18において、教示モードを終了する。
次いで、オペレーターがステップS600において、制御装置1に設けられた図示しない作業開始ボタンを押す。これを受けて、ロボットシステム100では、ステップS19において、記憶部14に記憶されているプログラムおよび教示情報に基づいて、作業を実行する。
そして、オペレーターがステップS700において、作業停止ボタンを押すとロボットシステム100では、ステップS20において、作業を停止する。
以上説明したように、本発明の教示方法は、基台21と、基台21に接続され、第1軸O1回りに回転する第1アーム22と、第1アーム22に接続され、第1軸O1と平行な第2軸O2回りに回転する第2アーム23と、第2アーム23に接続され、第1軸O1および第2軸O2と平行な第3軸O3回りに回転する、または第3軸O3に沿って移動する第3アーム24と、を有するロボットアーム20と、ロボットアーム20に加わった力を検出する力検出部5と、を備え、ロボットアーム20を第1軸O1に沿った方向から見て、第1軸O1および第2軸O2を通過する直線である第1仮想線V1を設定したとき、第3軸O3が第1仮想線V1に対して一方側に位置している第1状態と、第3軸O3が第1仮想線V1に対して他方側に位置している第2状態とを切り替え可能なロボットに対し、ロボットアーム20の位置および姿勢を教示する教示方法である。そして、力検出部5の検出結果に応じて、第1状態および第2状態を切り替える切替動作を行う。これにより、従来のような教示用のデバイスを持って切り替えボタンを押す等の操作を省略することができ、オペレーターは、ロボットアーム20を動かす動作と、切替指示の操作とを一連の流れで行うことができる。よって、切替動作を容易に行わせることができる。
また、第1軸O1に沿った方向から見て、第1軸O1と第3軸O3とを結ぶ直線と、力検出部5が検出した力の方向とのなす角度θ1が所定角度未満であり、かつ、力検出部5が検出した力の大きさが閾値未満であった場合、切替動作を行う。このように、検出した力の大きさ、方向に閾値を設け、閾値を超えた場合に切替指示があったとみなす構成であるため、例えば、折れ曲がっているロボットアーム20を伸ばそうと引っ張る操作と切替指示とを区別することができる。よって、切替動作を正確に行うことができる。
また、第1軸O1に沿った方向から見て、第2軸O2および第3軸O3を通過する直線である第2仮想線V2を設定したとき、教示工程では、第1仮想線V1と第2仮想線V2とのなす角度θが所定値未満であった場合、切替動作を許容する。これにより、例えば、折れ曲がっているロボットアーム20を伸ばそうと引っ張る操作と切替指示とを区別することができる。よって、切替動作を正確に行うことができる。
<変形例>
本変形例の教示工程では、切替動作を行う場合、切替動作を開始するときのロボットアームの位置および姿勢と、切替動作が完了したときのロボットアーム20の位置および姿勢と、を記憶する。これにより、切替動作がどの位置で行われ、第2アーム23をどの程度回転させたかを教示することができる。よって、作業のおける教示の再現性をさらに高めることができる。
以上、本発明の教示方法を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各工程の構成は、同様の機能を有する任意の工程に置換することができる。また、他の任意の工程が付加されていてもよい。
また、前記実施形態では、オペレーターが引張操作を行うことが切替動作のトリガーとなるよう構成されていたが、本発明ではこれに限定されず、例えば、オペレーターが所定パターンの振動を加えたりすることをトリガーとする構成であってもよい。
また、前記実施形態では、ロボットアームの回転軸の数は、3つであるが、本発明では、これに限定されず、ロボットアームの回転軸の数は、例えば、4つ以上でもよい。すなわち、前記実施形態では、アームの数は、3つであるが、本発明では、これに限定されず、アームの数は、4つ以上でもよい。
1…制御装置、2…ロボット、3…ねじ用限界ゲージ、5…力検出部、7…エンドエフェクター、11…ロボット制御部、12…エンドエフェクター制御部、13…表示制御部、14…記憶部、15…受付部、20…ロボットアーム、21…基台、22…第1アーム、23…第2アーム、24…第3アーム、25…駆動ユニット、26…駆動ユニット、27…u駆動ユニット、28…z駆動ユニット、29…角速度センサー、41…表示装置、42…入力装置、51…第1プレート、52…第2プレート、53…筒状部、54…素子、71…取り付け部、72…モーター、100…ロボットシステム、200…制御点、220…筐体、230…筐体、241…シャフト、251…モーター、252…減速機、253…位置センサー、261…モーター、262…減速機、263…位置センサー、271…モーター、272…減速機、273…位置センサー、281…モーター、282…減速機、283…位置センサー、300…ケーブル、Fu…力、Fz…力、O…原点、O1…第1軸、O2…第2軸、O3…第3軸、V1…第1仮想線、V2…第2仮想線、θ…角度、θ1…角度、P1…位置、P2…位置

Claims (6)

  1. 基台と、
    前記基台に接続され、第1軸回りに回転する第1アームと、前記第1アームに接続され、前記第1軸と平行な第2軸回りに回転する第2アームと、前記第2アームに接続され、前記第1軸および前記第2軸と平行な第3軸回りに回転する、または前記第3軸に沿って移動する第3アームと、を有するロボットアームと、
    前記ロボットアームに加わった力を検出する力検出部と、を備え、前記ロボットアームを前記第1軸に沿った方向から見て、前記第1軸および前記第2軸を通過する直線である第1仮想線を設定したとき、前記第3軸が前記第1仮想線に対して一方側に位置している第1状態と、前記第3軸が前記第1仮想線に対して他方側に位置している第2状態とを切り替え可能なロボットに対し、前記ロボットアームの位置および姿勢を教示する教示方法であって、
    前記力検出部の検出結果に応じて、前記第1状態および前記第2状態を切り替える切替動作を行うことを特徴とする教示方法。
  2. 前記第1軸に沿った方向から見て、前記第1軸と前記第3軸とを結ぶ直線と、前記力検出部が検出した力の方向とのなす角度が所定角度未満であり、かつ、前記力検出部が検出した力の大きさが閾値未満であった場合、前記切替動作を行う請求項1に記載の教示方法。
  3. 前記第1軸に沿った方向から見て、前記第2軸および前記第3軸を通過する直線である第2仮想線を設定したとき、前記教示工程では、前記第1仮想線と前記第2仮想線とのなす角度が所定値未満であった場合、前記切替動作を許容する請求項1または2に記載の教示方法。
  4. 前記ロボットは、前記第1アームを前記基台に対して回転させる第1駆動部と、前記第2アームを前記第1アームに対して回転させる第2駆動部と、を備え、
    前記切替動作では、前記第2駆動部を駆動する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の教示方法。
  5. 前記切替動作を行う場合、前記切替動作を開始するときの前記ロボットアームの位置および姿勢と、前記切替動作が完了したときの前記ロボットアームの位置および姿勢と、を記憶する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の教示方法。
  6. 前記第3アームに設定された制御点の位置と、前記第1状態および前記第2状態のうちのいずれの状態であるかの情報と、を関連付けて記憶する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の教示方法。
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