JP2021061571A - 電子機器およびその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体 - Google Patents

電子機器およびその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像された画像を拡大表示する場合に、拡大部分が画像中のどの領域であるのかを容易に確認できるようにする。【解決手段】電子機器は、撮像された画像のうち、一部を切り出して表示手段へ出力する出力手段と、記画像の一部を拡大して前記表示手段に表示する指示を受け付ける受付手段と、記画像の一部が拡大して前記表示手段に表示されている場合に、前記表示手段に表示される領域を移動する移動手段と、記受付手段により前記拡大をする指示を受け付けていない場合には、前記撮像された画像のうち、前記出力手段により第1の範囲を切り出して前記表示手段に表示するようにし、前記受付手段により前記拡大をする指示を受け付けた際には、前記第1の範囲よりも広い第2の範囲のうちいずれかの範囲が前記移動手段によって移動可能であり、記画像と共に、前記移動手段によって移動可能な範囲と前記第1の範囲とを示すガイドを表示するように制御する制御手段と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像を拡大表示する表示制御技術に関する。
近年の業務用カメラでは、アナモフィックレンズによる撮影のためにデスクイーズ表示機能を搭載している。アナモフィックレンズとは、撮像時に横方向に意図的に圧縮して結像した画像を、ポストプロセス時などで横方向の圧縮を戻すことで横長(2.39:1)のシネマスコープ映像を撮影可能とするための特殊なレンズである。特殊なレンズの特性上、画面左右には歪曲収差が出る。
それに対して、圧縮された画像の一部を切り出し、水平伸張してサイドカットしたデスクイーズ画像を表示部に出力する技術がある(特許文献1)。サイドカットしている理由は、アナモレンズの歪みが中央付近と左右端付近で大きく異なるため、左右端は単純な水平伸長では被写体を正しく表現できないことに起因している。そのため、伸張した際に歪みの影響の少ない中央付近の画像のみを視認可能としている。一方で、フォーカス合わせなどを目的として撮影画像の拡大をする技術がある(特許文献2)。
特開2018−37859号公報 特開2005−311888号公報
上述したようにアナモフィックレンズの左右端は歪みが大きいが、撮影画像の拡大表示中は中央付近の画像のみならず、サイドカットされる領域も含めて拡大することがある。なぜなら、撮影中は被写体の移動や、カメラのパンニング等によって、被写体がサイドの領域から中央の領域に移動することがあるため、サイドカットの領域も含めて拡大表示できる方がより利便性が高いからである。
その一方で、拡大表示をしてしまうと、拡大部分が画像中のどの領域であるのかが確認しにくい、といった課題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、撮像された画像を拡大表示する場合に、拡大部分が画像中のどの領域であるのかを容易に確認できるようにする技術を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の電子機器は、撮像された画像のうち、一部を切り出して表示手段へ出力する出力手段と、記画像の一部を拡大して前記表示手段に表示する指示を受け付ける受付手段と、前記画像の一部が拡大して前記表示手段に表示されている場合に、前記表示手段に表示される領域を移動する移動手段と、前記受付手段により前記拡大をする指示を受け付けていない場合には、前記撮像された画像のうち、前記出力手段により第1の範囲を切り出して前記表示手段に表示するようにし、前記受付手段により前記拡大をする指示を受け付けた際には、前記第1の範囲よりも広い第2の範囲のうちいずれかの範囲が前記移動手段によって移動可能であり、前記画像と共に、前記移動手段によって移動可能な範囲と前記第1の範囲とを示すガイドを表示するように制御する制御手段と、を有する。
本発明によれば、撮像された画像を拡大表示する場合に、拡大部分が画像中のどの領域であるのかを容易に確認できるようになる。
本実施形態の装置構成を示すブロック図。 本実施形態のデスクイーズ処理の手順を示す図。 本実施形態のデスクイーズ処理を説明する図。 本実施形態のデスクイーズ処理された画像の拡大処理の手順を示す図である。 本実施形態のデスクイーズ処理された画像の拡大処理を説明する図。 本実施形態のデスクイーズ処理された画像の拡大処理におけるレーダーチャートの生成処理を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[実施形態1]
以下に、本発明の電子機器を、静止画や動画を撮影可能な撮像装置であるデジタルカメラに適用した実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
<装置構成>図1を参照して、本実施形態のデジタルカメラ100の構成および機能について説明する。
レンズユニット101は、集光のための固定レンズ群、変倍レンズ群、絞り、補正レンズ群を含む光学系を構成する。補正レンズ群は、変倍レンズ群の動きで移動した結像位置を補正する機能と焦点調節を行う機能とを兼ね備える。レンズユニット101は、後述のイメージセンサ102の撮像面に結像される被写体像を横方向(水平方向)に圧縮するアナモフィックレンズを含む。アナモフィックレンズにより光学的に圧縮される画像の縦横比は、例えば、1:2である。
イメージセンサ102は、被写体像光を電荷に変換する光電変換処理により撮像信号を生成し、画像処理部103へ出力する。イメージセンサ102は、CCDやCMOSなどの光電変換素子からなる撮像素子である。なお、撮像素子として、撮像面上の全ての画素がそれぞれ一対の受光素子により構成され、各画素においてマイクロレンズにより異なる瞳領域を通過した視差の異なる一対の光学像を一対の受光素子により光電変換して一対の撮像信号を生成できる、いわゆるデュアルピクセルタイプの構成であってもよい。
画像処理部103は、イメージセンサ102から出力された撮像信号をRAW画像データに変換する。そして、画像処理部103は、RAW画像データに対して補間処理や画質調整処理などの所定のRAW現像処理を行うことによりRAW画像データに対応したYUV形式の画像データを生成し、RAM111に保持する。
表示用リサイズ回路104は、RAM111に保持されたYUV形式の画像データに対して、リサイズ処理や後述するデスクイーズ処理、拡大処理、縮小処理を行い、表示用画像データを生成し、RAM111に保持する。なお、拡大処理は、YUV形式の画像データの任意の位置に対して任意の倍率で実行可能である。
記録用リサイズ回路105は、RAM111に格納されたYUV形式の画像データに対して、リサイズ処理を行うことにより記録用画像データを作成し、RAM111に保持する。
オンスクリーンディスプレイ(OSD)生成回路106は、各種設定メニューやタイトル、時間などのOSDデータ、後述する拡大位置を示すレーダーチャートなどをRAM111に保持する。RAM111に保持されたOSDデータは、RAM111に保持された表示用画像データと合成され、表示部107に表示されたり、外部出力部115から外部機器に出力されたりする。
表示部107は液晶パネルや有機ELパネルなどからなり、表示用画像データやOSDデータを表示する。
制御部108は、CPUやMPUを有し、ROM110に格納されているプログラムを実行することによりデジタルカメラ100の全ての構成要素を制御する。
操作部109は、ユーザからの各種指示を受け付ける各種スイッチ、ボタン、カーソルキー、ポインティングデバイス、タッチパネルなどの受付部材を含み、ユーザ操作に応じた操作信号を制御部108に出力する。操作部109は、例えば、電源ボタン、録画ボタン、ズームボタン、オートフォーカスボタン、などの撮影に関連する様々な操作を行う操作部材や、モード設定ボタン、メニューボタン、決定ボタンなどのカメラの動作に関連する様々な設定を行う操作部材を含む。
デジタルカメラ100の動作モードには、撮像した静止画や動画を記録するための画像記録モード、画像を再生するための再生モード、電源オフとするパワーオフモードなどが含まれ、ユーザはモード設定ボタンによりいずれかの動作モードが選択可能である。また、操作部109には、上述したデスクイーズ処理や拡大処理の有効/無効、拡大位置/拡大倍率を指定するための操作部材を含む。なお、拡大位置の移動や変更も操作部109の十字キーでの移動で可能である。さらに、表示部107へのタッチ操作を検出可能なタッチパッドを有する場合には、表示部107上へのタッチ位置の移動、タッチムーブ、により表示する拡大領域の変更が可能である。動作モードや拡大処理の設定は、メニュー画面を通じた操作や専用ボタンの操作などを用いて行われる。
ROM110は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、制御部108が実行するプログラムなどが記憶されている。また、ROM110の一部領域はバックアップ用として、システムの状態などを保持するために使用される。
RAM111は、揮発性メモリであり、制御部108や画像処理部103、表示用リサイズ回路、圧縮伸張回路114などのワークエリアとして使用される。
メモリカードコントローラ112は、圧縮伸張回路114で生成され、RAM111に保持されている静止画や動画などの画像データをFATファイルシステムなどのコンピュータと互換のあるフォーマットに応じてファイル化してメモリカード113に記録する。メモリカード113は、デジタルカメラ100に対して着脱可能な記録媒体である。
圧縮伸張回路114は、RAM111に保持されている画像データをMPEG圧縮(エンコード)して動画像データを生成し、RAM111に保持する。
外部出力部115は、HDMI(登録商標)/SDIなどのインターフェースポートであり、画像処理部103や表示用リサイズ回路104から出力される表示用画像データやOSD生成回路106により生成されたOSDデータを外部出力する。外部出力部115は、4K60Pや2K60Pなどの信号で表示用画像データを出力可能である。
バス116は、各種データおよび、制御信号、操作信号などをデジタルカメラ100の各構成要素に送信するための汎用バスである。
次に、図2および図3を参照して、本実施形態のデスクイーズ処理について説明する。
図2は、本実施形態のデスクイーズ処理の手順を示している。
画像200はデジタルカメラ100により撮像された被写体像である。被写体を撮像した画像201は、レンズユニット101により縦横比が1:2に圧縮されてイメージセンサ102の撮像面に結像される。画像201を撮像した撮像信号は、画像処理部103に出力される。画像処理部103は、イメージセンサ102から入力した撮像信号に対して様々な画像処理を行い、YUV形式の画像データ202を生成し、RAM111に保持する。YUV形式の画像データ202は、表示用リサイズ回路104により、後述するデスクイーズ処理が行われ、表示用画像データ203としてRAM111に保持される。RAM111に保持されている表示用画像データは、外部出力部115から外部出力される。
また、YUV形式の画像データ202は、記録用リサイズ回路105により、記録サイズにリサイズされて記録用画像データ205として圧縮伸張回路114に出力される。圧縮伸張回路114は、記録用画像データ205を圧縮した画像データ206を生成し、メモリカードコントローラ112を介してメモリカード113に記録する。なお、YUV形式の画像データ202を記録サイズにリサイズせず、そのままの解像度で記録してもよい。
図3(a)〜(c)は表示用リサイズ回路104によるデスクイーズ処理を説明する図である。本実施形態では、画像の中心を横方向(水平方向)に単純に2倍伸長する処理(図3(a))、デスクイーズ処理された画像の表示アスペクトを所定のシネマスコープアスペクト(2.39:1)にする処理(図3(b))、デスクイーズ処理された画像の縦方向(垂直方向)を1/2にする処理(図3(b))について説明する。図3で説明するデスクイーズ処理がされた画像は、表示領域を変更する指示は受け付けない。また、表示領域を変更する指示を受け付けたとしても、図5を用いて後述する有効領域マーカは表示しない。デスクイーズ処理がされた画像は、メモリカード113に記録された後に画像処理がされ、作品として編集がされた後に表示される画像の範囲を示している。
画像データ301は表示用リサイズ回路104に入力される、解像度2048x1080のYUV形式の画像データである。
図3(a)に示す横方向の単純拡大によるデスクイーズ処理の場合、表示用リサイズ回路104は、YUV形式の画像データ301のうち横方向1/4から3/4の範囲302を横方向に2倍伸長することで、レンズユニット101により圧縮された画像の縦横比を1:1に戻し、縦横のサイズが1080×2048の表示用画像データを生成する。
図3(b)に示すように、図3(a)のデスクイーズ処理後の表示用画像データの表示アスペクトを所定のシネマスコープアスペクト(2.39:1)にするデスクイーズ処理の場合、最終的な表示アスペクトが2.39:1であるので、式(1080×2.39)÷2.0から拡大前の切り出し領域の横サイズは1290.6となる。本実施形態では、小数点以下を切り捨て、中心の画像領域1290x1080がデスクイーズ処理の対象領域とする。表示用リサイズ回路104は、対象領域を表示用VRAMから切り出し、横方向に2倍伸長し(2580x1080)、アスペクト比を維持したまま横幅が2048になるように縮小することで、レンズユニット101により圧縮された画像の縦横比を1:1に戻し、かつ、2.39:1の表示アスペクトになる2048x856の表示用画像データを生成する。
図3(c)に示す縦方向の解像度を1/2にするデスクイーズ処理の場合、表示用リサイズ回路104は、YUV形式の画像データ301の全ての画素を読み込み、縦方向を1/2に縮小することで、レンズユニット101により圧縮され画像の縦横比を1:1に戻し、表示用画像データを生成する。
なお、図3(b)および図3(c)のデスクイーズ処理により生成された表示用画像データは縦方向のサイズが元の画像データに対して足りなくなるので、黒色で埋めることで外部出力用の2048x1080の画像データを生成してもよい。
次に、図4を参照して、図3(a)〜(c)のデスクイーズ処理された画像データの拡大表示処理について説明する。ここで、有効画像領域とは、メモリカード113に記録された動画をシネマスコープのアスペクトに編集した際に実際に表示される領域、または動画の撮影中に撮像画像を拡大していない際に表示部107に表示される領域のことを示す。
なお、イメージセンサ102により生成された撮像信号が表示用リサイズ回路104に入力されるまでの処理は図2で説明した通りである。
RAM111に保持されているYUV形式の画像データは、表示用リサイズ回路104により、後述する拡大処理が行われ、表示用画像データ402としてRAM111に保持される。401は元の画データ201から切り出した拡大位置を示すガイドである。元画像202における拡大位置をユーザに提示するGUI表示用のOSD画像(レーダーチャート)403がOSD生成回路106によって生成される。
レーダーチャート403は、元画像202における拡大位置を示す拡大位置マーカ404と、アナモフィックレンズであるレンズユニット101の有効画像領域の範囲を示す有効領域マーカ405とを含む。有効領域マーカ405の表示位置は、アナモフィックレンズの倍率に応じて決定され、例えば、2倍アナモフィックレンズの場合は水平方向1/4から3/4の範囲を示す位置に表示される。なお、有効領域マーカ405は単純に境界を示すライン状の表示であっても、有効領域外の画像に対して半透過膜を合成する表示であってもよい。また、同じアナモフィックレンズの倍率であっても、異なるデスクイーズ処理(図3(a)〜(c))があり、それぞれ切り出し範囲が異なることから、デスクイーズ処理における切り出し領域の違いに応じてマーカの表示位置を以下のように微調整してもよい。
図3(a)のデスクイーズ処理では中央1024ラインの範囲を有効領域とし、図3(b)のデスクイーズ処理では中央1290ラインの範囲を有効画像領域とするマーカを表示してもよい。RAM111に保持されている表示用画像データ402とレーダーチャート403が合成された表示用データ406が外部出力部115から外部出力される。なお、表示用画像データ402のアスペクトが表示出力と異なる場合は、上下に黒帯が付加される。
拡大処理された画像に重畳して拡大位置マーカ404と有効領域マーカ405を含むレーダーチャート403を表示することで、ユーザは、拡大表示位置がアナモフィックレンズの有効画像領域の範囲内なのか否かを容易に確認できる。
なお、デスクイーズ処理された画像の拡大表示中であっても、後述するように有効領域マーカ405が不要と判定できる場合は有効領域マーカ405を非表示としてもよい。
図5(a)〜図5(c)は表示用リサイズ回路104による拡大表示処理を説明する図である。
本実施形態では、画像の中心を横方向に単純に2倍伸長するデスクイーズ処理と拡大処理を同時に実行する拡大処理(図5(a))、デスクイーズ処理を伴わない画像の拡大処理(図5(b))、デスクイーズ処理された画像の表示アスペクトを所定のシネマスコープアスペクトにする拡大処理(図5(c))について説明する。
画像データ501は表示用リサイズ回路104に入力されるYUV形式の画像データであり、例えば、解像度は2048x1080、拡大倍率は4倍とする。
図5(a)の拡大処理では、表示用リサイズ回路104は、YUV形式の画像データ501から領域502(256x270)を切り出し、2048x1080へ拡大処理を行う。この切り出し処理によって、切り出した画像が縦横4倍に拡大され、さらに、横方向に2倍拡大されることで、レンズユニット101で圧縮された画像の縦横比が1:1に戻される。図4で説明した通り、拡大位置マーカ504と有効領域マーカ505を含むレーダーチャート506も拡大画像503に重畳して表示される。この場合、有効領域マーカ505は拡大処理を実行していない場合の切り出し領域である中央の1024ラインに対応する領域を示すように生成される。
図5(b)の拡大処理では、表示用リサイズ回路104は、YUV形式の画像データ501から領域507(512x270)を切り出し、2048x1080へ拡大処理を行う。この切り出し処理によって、切り出した画像が縦横4倍に拡大され、デスクイーズ処理を伴わない単純な拡大処理が実行されたことになる。図4で説明した通り、拡大位置マーカ509を含むレーダーチャート510も拡大画像508に重畳して表示されるが、デスクイーズ処理を伴わない拡大処理であるため、有効領域マーカは表示されなくてもよい。
図5(c)の拡大処理では、表示用リサイズ回路104は、YUV形式の画像データ501から領域511(322x270)を切り出し、2048x856へ拡大処理を行う。この切り出し処理によって、切り出した画像が縦方向に4倍拡大、かつ、シネマスコープアスペクト表示用の縮小(856/1080)表示、横方向に8倍拡大、かつ、シネマスコープアスペクト表示用の縮小(2048/2580)表示となる。さらに、レンズユニット101で圧縮された画像の縦横比を1:1に戻し、かつ、4倍拡大した画像を2.39:1の表示アスペクトにした2048x856の表示用画像データである。図4で説明した通り、拡大位置マーカ513と有効領域マーカ514を含むレーダーチャート515も拡大画像512に重畳して表示される。この場合、有効領域マーカ514は拡大処理を実行していない場合の切り出し領域である中央の1290ラインに対応する領域を示すように生成される。また、拡大画像512の表示アスペクトに合わせてレーダーチャート515の切り出し範囲を示す枠のアスペクト比が2.39:1になるように拡大位置マーカ513が表示される。このように、拡大画像512の表示アスペクトと拡大位置マーカ513の表示アスペクトを同じにすることでより直観的な拡大位置の把握が可能になる。なお、切り出し領域511の横幅322は1290/4の結果から小数点以下を切り捨てて求めたが、小数点以下を四捨五入してもよい。
また、拡大して表示部107に表示する領域は移動可能である。ユーザは操作部109を用いて上下左右に移動することができ、また拡大の倍率も変更することができる。上記の拡大処理をしていない場合、すなわち図5ではなく図3に示したように画像を表示している場合には、表示部107に表示される範囲はそれぞれ決まっている。図5に示したように拡大処理を行う場合には、図3で表示部107に表示されている表示範囲よりも、拡大表示する領域を移動することにより、より広い範囲の画像を表示することが可能となる。
なお、図5(a)および図5(c)の拡大処理において、拡大可能な領域が、アナモフィックレンズの有効画像領域の範囲内に制限されている場合、有効領域マーカは不要になるため非表示としてもよい。
次に、図6を参照して、本実施形態の拡大処理におけるレーダーチャートの生成処理について説明する。なお、図6の処理は、ROM110に格納されたプログラムをRAM111に展開して制御部108が実行することで実現する。なお、この処理は、デジタルカメラ100で撮影された画像の表示中に、操作部109を介して、拡大処理の項効化、拡大位置/拡大倍率を指定するための操作がなされると開始される。
S601では、制御部108は、デスクイーズ処理が有効に設定されているか無効に設定されているかを判定する。デスクイーズ処理の設定は、ユーザが表示部107に表示されたメニュー画面上で操作部109を操作して設定される。デスクイーズ処理が有効に設定されている場合はS602に進み、無効に設定されている場合はS604に進む。なお、図3(a)〜図3(c)のいずれのデスクイーズ処理を実行するかは、メニュー画面上で指定する以外に、例えば、デジタルカメラ100の画像記録モードや記録用画像データの解像度の設定などに応じて自動で切り替えてもよい。
S602では、制御部108は、拡大処理の対象領域がアナモフィックレンズの有効画像領域の範囲内に制限されているか否か、つまり、画像全体において切り出し領域を設定可能であるか否かを判定する。この判定は、メニュー画面上での設定に応じて判定してもよいし、デスクイーズ処理やデジタルカメラ100の画像記録モードや記録用画像データの解像度の設定などに応じて自動で判定してもよい。例えば、図3(a)および図3(b)のような中央部分の切り出しを伴うデスクイーズ処理の場合は、拡大処理の対象領域を切り出した範囲のみとし、図3(c)のように画像全体のデスクイーズ処理の場合は、拡大処理の対象領域を画像全域とする方法が考えられる。拡大処理の対象領域がアナモフィックレンズの有効画像領域の範囲外まで指定可能な場合はS603へ進み、有効画像領域の範囲外まで指定可能ではない場合はS604へ進む。
S603では、制御部108は、OSD生成回路106により、有効領域マーカを有するレーダーチャートを生成する。
S604では、制御部108は、OSD生成回路106により、有効領域マーカの無いレーダーチャートを生成する。
以上のように、本実施形態によれば、拡大画像に重畳して拡大位置マーカと有効領域マーカを含むレーダーチャートを表示することで、ユーザは、拡大表示位置がアナモフィックレンズの有効画像領域の範囲内なのか否かを容易に確認できるようになる。
なお、制御部108が行うものとして説明した上述の各種制御は、1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明を撮像装置に適用した場合を例にして説明したが、この例に限定されず、デスクイーズ処理された画像を拡大表示可能な装置であれば適用可能である。すなわち、本発明は、パーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末、タブレット端末、スマートフォン、車載装置などに適用可能である。
[他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100…デジタルカメラ、101…レンズユニット(アナモフィックレンズ)、103…画像処理部、104…表示用リサイズ回路、106…OSD部、107…表示部、108…制御部、109…操作部、114…圧縮伸張回路、115…外部出力部

Claims (14)

  1. 撮像された画像のうち、一部を切り出して表示手段へ出力する出力手段と、
    前記画像の一部を拡大して前記表示手段に表示する指示を受け付ける受付手段と、
    前記画像の一部が拡大して前記表示手段に表示されている場合に、前記表示手段に表示される領域を移動する移動手段と、
    前記受付手段により前記拡大をする指示を受け付けていない場合には、前記撮像された画像のうち、前記出力手段により第1の範囲を切り出して前記表示手段に表示するようにし、
    前記受付手段により前記拡大をする指示を受け付けた際には、前記第1の範囲よりも広い第2の範囲のうちいずれかの範囲が前記移動手段によって移動可能であり、
    前記画像と共に、前記移動手段によって移動可能な範囲と前記第1の範囲とを示すガイドを表示するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記撮像された画像は、光学的に圧縮された画像であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御手段は、前記画像に重畳して、前記移動可能な範囲と前記第1の範囲とを示すガイドを表示するように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記撮像された画像は、前記撮像された画像の一部を切り出した後、さらに切り出した画像を拡大、または、縮小、または拡大および縮小を行うデスクイーズ処理がされた後、前記表示手段に表示されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記デスクイーズ処理がされた後、前記撮像された画像を拡大する指示を受け付けたことに応じて、前記移動手段は、前記表示手段に表示される領域を移動可能になることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記撮像された画像はアナモフィックレンズを介して撮像された画像であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記第1の範囲とは、撮像手段により撮像された画像の範囲を示すことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記デスクイーズ処理は、前記撮像された画像を、横方向に拡大した画像データを生成する第1のデスクイーズ処理、前記第1のデスクイーズ処理が行われた画像データの表示アスペクトを所定のアスペクトにする第2のデスクイーズ処理、縦方向に縮小した画像データを生成する第3のデスクイーズ処理のうちいずれかを含むことを特徴とする請求項4または5に記載の電子機器。
  9. 前記制御手段は、前記デスクイーズ処理をする場合は、前記移動可能な範囲と前記第1の範囲とを示すガイドを表示し、前記デスクイーズ処理をしない場合は、前記移動可能な範囲のみを示すガイドを表示するように制御することを特徴とする請求項4、5、8のいずれか1項に記載の電子機器。
  10. 前記制御手段は、前記デスクイーズ処理をする場合に、前記移動可能な範囲が前記第1の範囲内に制限されているか否かを判定し、前記移動可能な範囲が前記第1の範囲外まで移動可能である場合は、前記移動可能な範囲と前記第1の範囲とを示すガイドを表示し、
    前記移動可能な範囲が前記第1の範囲外まで移動可能ではない場合は、前記移動可能な範囲のみを示すガイドを表示するように制御することを特徴とする請求項9に記載の電子機器。
  11. 前記制御手段は、前記ガイドの表示アスペクトを、前記表示されている画像のアスペクトと同じにすることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の電子機器。
  12. 電子機器の制御方法であって、
    撮像された画像のうち、一部を切り出して表示手段へ出力するステップと、
    前記画像の一部を拡大して前記表示手段に表示する指示を受け付けるステップと、
    前記画像の一部が拡大して前記表示手段に表示されている場合に、前記表示手段に表示される領域を移動するステップと、
    前記拡大をする指示を受け付けていない場合には、前記撮像された画像のうち、前記出力するステップにおいて第1の範囲を切り出して前記表示手段に表示するようにし、
    前記拡大をする指示を受け付けた際には、前記第1の範囲よりも広い第2の範囲のうちいずれかの範囲が前記移動するステップにおいて移動可能であり、
    前記画像と共に、前記移動するステップにおいて移動可能な範囲と前記第1の範囲とを示すガイドを表示するように制御するステップと、を有することを特徴とする制御方法。
  13. コンピュータを、請求項1から11のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラム。
  14. コンピュータを、請求項1から11のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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