JP5479190B2 - 撮像装置及び撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置の制御方法 Download PDF

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本発明は、撮像装置及び撮像装置の制御方法に関する。
ユーザが撮像画像を確認できるようにするために、撮像画像を表示する液晶ディスプレイ(パネル)や電子ビューファインダー(EVF)などの表示装置を備える撮像装置が提案されている。この撮像装置は、撮像画像を表示装置の画素数に合わせた画像の大きさに画素数変換して表示装置に表示する。近年、スタンダード画像に代えて、ハイビジョン画像を撮像する撮像装置が提案されている。この撮像装置の中には、多画素でかつ画像水平垂直比率(アスペクト)が例えば16:9の画像を撮像可能なものもある。しかし、デジタルビデオカメラなどの携帯用の小型の撮像装置では表示装置を大きくすることは難しい。従って、ハイビジョンの多画素の画像を撮像し、撮像された画像(撮像画像)に対して画素数変換処理を行って得られる、撮像画像より画素数が少ない画像を小型の表示装置に表示する撮像画像が提案されている。なお、下記の特許文献1は、撮像領域の中心部を拡大表示することにより、表示された映像でフォーカス確認を行うことを可能とする撮像装置を開示している。また、下記の特許文献2は、ユーザがフォーカスを確認できるようにするために、撮像領域を拡大表示し、拡大表示した領域内の合焦位置を示す撮像装置を開示している。
特開2003−78783号公報 特許第3956861号公報
撮像画像に対して画素数変換処理を行って、撮像画像より画素数が少ない画像を小型の表示装置に表示する撮像装置では、表示装置に表示される画像は、撮像画像から画素情報が間引かれた粗い画像である。従って、ユーザが表示装置上に表示された画像を見ても、ユーザがフォーカスを確認し、調整することが困難であるという問題がある。また、特許文献1が提案する撮像装置は、撮像領域の中心部を拡大表示するが、ユーザが、拡大表示された領域に含まれるどの領域が合焦領域であるかを確認するのは困難である。さらに、特許文献2が提案する撮像装置は、拡大表示した領域内の合焦位置を示すが、合焦位置が拡大表示した領域内の端の位置にある場合には、ユーザが迅速にフォーカスを確認することは困難である。
本発明は、撮像画像の所定の領域を表示装置の表示画面に拡大表示する撮像装置であって、拡大表示された領域内の合焦箇所が表示画面の中心に位置するように表示制御する撮像装置及び撮像装置の制御方法の提供を目的とする。
本発明の一実施形態の撮像装置は、レンズにより結像された被写体像を電気信号に変換して撮像画像を生成する撮像画像生成手段と、前記生成された撮像画像に基づいて、画像を表示する表示装置の表示画面の画素数に対応する第1の画像を生成する第1画像生成手段と、前記生成された撮像画像に基づいて、指定された拡大対象領域に対応する拡大画像を第2の画像として生成する第2画像生成手段と、前記第1の画像と第2の画像とを切り換えて前記表示装置に表示する手段であって、前記第1の画像が前記表示装置に表示された状態において前記拡大対象領域が指定されたときに前記第2の画像を前記表示装置に表示する表示制御手段と、前記表示装置に表示された前記第2の画像の領域を予め決められた複数個の領域に分割し、分割された各々の領域について合焦の程度を検出する合焦検出手段とを備える。前記第2画像生成手段は、前記検出された合焦の程度が最も高い領域が前記表示装置の表示画面の中心に配置されるように前記指定された拡大対象領域を変更した上で該変更後の拡大領域に対応する拡大画像を新たな第2の画像として生成し、前記表示制御手段は、該生成された新たな第2の画像を前記表示装置に表示する。
本発明の撮像装置は、撮像画像の所定の領域を表示装置の表示画面に拡大表示する撮像装置であって、拡大表示された領域内の合焦箇所が表示画面の中心に位置するように表示制御する。従って、本発明の撮像装置によれば、撮像装置のユーザが、表示装置に表示された画像を見ることによってフォーカスを迅速かつ容易に確認して、フォーカスの調整を行うことが可能となる。
本発明の実施例1の撮像装置の構成を示す図である。 実施例1の撮像装置の動作処理を説明するフローチャートである。 表示装置の表示画面への画像表示例を示す図(1)である。 本発明の実施例2の撮像装置の構成を示す図である。 実施例2の撮像装置の動作処理を説明するフローチャートである。 表示装置の表示画面への画像表示例を示す図(2)である。
図1は、本発明の実施例1の撮像装置の構成を示す図である。図1に示す撮像装置は、表示装置10、カメラ制御部11、信号処理部12、解像度変換部13、画像拡大処理部14、画像選択部15、合焦位置検出部16を備える。また、この撮像装置は、CPU(Central Processing Unit )17、タイミング制御部18、操作入力部19、符号化部20、記録媒体21を備える。
表示装置10は、撮像装置が撮像する撮像画像に基づいて解像度変換部13が作成した画像と、撮像画像に基づいて画像拡大処理部14が作成した画像とを表示画面上に切り換えて表示する装置である。表示装置10は、例えば液晶パネルである。本実施例において、表示装置10が備える表示画面の画素数は、撮像装置が撮像する撮像画像の画素数よりも少ない(後述する実施例2においても同様である)。表示装置10は、例えば、486,000画素(水平960×垂直540)の画像を表示することができる。
カメラ制御部11は、撮影レンズ群、撮像素子等を備える。カメラ制御部11は、CPU17の指示に従って、撮影レンズ群に含まれるレンズに入射する光の光量や合焦の調節を行う。撮影レンズ群は、レンズにより結像された被写体像をCCD又はCMOS等の撮像素子によって電気信号に変換する。これにより撮像画像が生成される。CCDは、Charge Coupled Deviceの略語である。また、CMOSは、Complementary Metal Oxide Semiconductorの略語である。また、カメラ制御部11は、撮像素子によって変換された電気信号をアナログ・デジタル変換して、デジタル信号を出力する。すなわち、カメラ制御部11は、レンズにより結像された被写体像を電気信号に変換して撮像画像を生成する撮像画像生成手段として機能する。本実施例では、カメラ制御部11は、フレーム周波数が60Hzのデジタル信号を出力する。そして、撮像される1フレームの画像は、例えば、画素数が2,073,600画素(水平1920×垂直1080)のハイビジョン映像である。
信号処理部12は、カメラ制御部11がデジタル信号として出力した撮像画像に対して各種画像補正処理や、画像合成処理等の画像処理を行う。信号処理部12は、例えば、画像補正処理として、レベル補正、ガンマ補正、色空間補正などを行う。また、信号処理部12は、例えば、画像合成処理として、文字や絵の画像重畳や、映像信号タイミングの調整処理等を行う。
符号化部20は、信号処理部12によって画像処理された撮像画像を圧縮符号化し、記録媒体21に記録する。解像度変換部13は、信号処理部12によって画像処理された撮像画像を表示装置10の表示画面の画素数に対応する画像に変換、つまり、撮像画像の解像度を表示装置10の表示解像度に変換する。解像度変換部13は、例えば、FIRフィルタを用いて、元画像である撮像画像の画素数を水平方向、垂直方向共に1/2に変換する。FIRは、Finite Impulse Response Filterの略語である。FIRフィルタを用いた画素数の変換処理により、撮像画像の領域について、撮像画像の表示解像度が変換された画像(画素情報が間引かれた画像)が得られる。解像度変換部13は、表示解像度が変換された画像を画像選択部15に出力する。すなわち、解像度変換部13は、生成された撮像画像に基づいて、画像を表示する表示装置の表示画面の画素数に対応する第1の画像を生成する第1画像生成手段として機能する。
画像拡大処理部14は、撮像画像の領域から、CPU17によって指定された拡大対象領域に対応する領域を抜き出し、抜き出した領域の画像を拡大画像として生成する。拡大対象領域は、表示装置10の表示画面全体に拡大表示する対象となる領域である。画像拡大処理部14は、生成した拡大画像を画像選択部15に出力する。本実施例では、画像拡大処理部14は、撮像画像に含まれる、表示装置10の表示画面の画素数と同じ画素数に対応する領域を拡大対象領域に対応する領域として抜き出し、この領域の画像を拡大画像として生成して画像選択部15に出力する。画像拡大処理部14が、表示装置10の表示画面の画素数と同じ画素数の領域の画像を拡大画像とし、表示装置10が、この拡大画像を画面表示することにより、拡大対象領域内の被写体像を表示画面全体に画像劣化なく拡大表示することができる。なお、CPU17によって指定された拡大対象領域に対応する撮像画像の領域の画素数が表示装置10の表示画面の画素数よりも少ない場合、画像拡大処理部14が、以下の処理を行うようにしてもよい。画像拡大処理部14が、撮像画像の領域から拡大対象領域に対応する領域を抜き出し、抜き出した領域の画像の解像度を表示装置10の表示解像度に変換することによって拡大画像を生成し、画像選択部15に出力するようにする。すなわち、画像拡大処理部14は、生成された撮像画像に基づいて、指定された拡大対象領域に対応する拡大画像を第2の画像として生成する第2画像生成手段として機能する。
画像選択部15は、CPU17の指示に従って、解像度変換部13から入力された画像(第1の画像)と、画像拡大処理部14から入力された拡大画像(第2の画像)のうち、いずれかの画像を表示装置10への表示対象として選択する。合焦位置検出部16は、表示装置10が拡大画像を表示した場合に、拡大画像の領域を予め決められた複数個の領域に分割して分割領域とする。合焦位置検出部16は、各々の分割領域について合焦の程度を検出する。具体的には、合焦位置検出部16は、分割領域内のエッジ成分の大きさをこの分割領域の合焦の程度を示す情報として取得し、取得した合焦の程度を示す情報をCPU107に渡す。すなわち、合焦位置検出部16は、表示装置10に表示された第2の画像の領域を予め決められた複数個の領域に分割し、分割された各々の領域について合焦の程度を検出する合焦検出手段として機能する。なお、合焦位置検出部16が、表示装置10への表示対象として拡大画像が選択された場合に、該拡大画像が表示装置10に表示される前に、分割領域について合焦の程度を検出してCPU107に渡すようにしてもよい。
CPU17は、撮像装置全体を制御する。具体的には、CPU17は、カメラ制御部11を制御して、合焦の調節、レンズへの入光量の調節を行う。また、CPUは、拡大対象領域を指定し、画像拡大処理部14に指示して、拡大対象領域に対応する第2の画像を生成させる。また、CPU17は、画像選択部15に指示して、第1の画像と第2の画像のうちのいずれかを選択させる。また、CPU17は、合焦位置検出部16から分割領域についての合焦の程度を示す情報を受け取り、第2の画像(拡大画像)の分割領域のうち、合焦の程度が最も高い分割領域を決定する。CPU17は、画像拡大処理部14に対して、合焦の程度が最も高い分割領域が表示装置10の表示画面の中心に配置される拡大画像を新たな第2の画像として生成するように指示する。CPU17から指示を受けた画像拡大処理部14は、合焦の程度が最も高い領域が表示装置10の表示画面の中心に配置されるように、拡大対象領域を変更した上で該変更後の拡大領域に対応する拡大画像を新たな第2の画像として生成する。CPU107は、画像選択部15及びタイミング制御部18に指示して、新たな第2の画像を表示装置10に表示させる。また、CPU17は、操作入力部19から入力された操作情報に応じた処理を行う。
タイミング制御部18は、CPU107の指示に従って、画像選択部15が選択した画像を表示装置10に表示するタイミングを決定し、決定したタイミングに従って表示装置10に画像を表示させる。すなわち、CPU17とタイミング制御部18と画像選択部15とは、第1の画像と第2の画像とを切り換えて表示装置10に表示する表示制御手段として機能する。この表示制御手段は、第1の画像が表示装置10に表示された状態において拡大対象領域が指定されたときに第2の画像を表示装置10に表示する。また、この表示制御手段は、画像拡大処理部14が拡大対象領域を変更した上で生成した新たな第2の画像を、表示装置10に表示する。これにより、合焦の程度が最も高い領域が表示装置10の表示画面の中心に配置された拡大画像が表示される。
操作入力部19は、ユーザの操作に応じた操作情報をCPU17に入力する。操作入力部19は、各種の操作キー、タッチパネル等を備える。操作入力部19は、例えば、撮影スタート・ストップボタン、拡大表示ON/OFFボタン、ゼブラパターンやピーキング表示機能等を含む各種機能の選択ボタンや決定ボタンを含む。また、操作入力部19は、静止画撮影用のシャッターボタン、マニュアルフォーカスリング、ズームスイッチ、露出調整ダイヤル等を含む。上記拡大表示ON/OFFボタンは、拡大画像を表示装置10に表示させるか否かを設定するためのボタンである。ユーザが拡大表示ON/OFFボタンをONにすると、拡大画像を表示装置10に表示させることが設定される。CPU17は、この設定に従って、拡大画像が表示装置10に表示されるように制御する。ユーザが拡大表示ON/OFFボタンをOFFにすると、拡大画像を表示装置10に表示させないことが設定される。CPU17は、この設定に従って、拡大画像が表示装置10に表示されないように制御する。また、上記マニュアルフォーカスリングは、焦点調節を行うためにユーザが操作する操作部である。表示装置10の表示画面に表示された画像を見てフォーカスが適切でないことを確認したユーザがマニュアルフォーカスリングを操作すると、操作入力部19がマニュアルフォーカスリングの操作に応じた操作情報をCPU17に入力する。そして、CPU17が、カメラ制御部11に指示して、再度合焦の調節を行わせる。実施例1の撮像装置を制御する制御方法は、図1に示す撮像装置が備える各処理部の機能によって実現される。
図2は、実施例1の撮像装置の動作処理を説明するフローチャートである。撮影開始後、CPU17が、表示装置10に第1の画像を表示させる(ステップS1)。具体的には、CPU17が、画像選択部15に指示して、解像度変換部13が生成した第1の画像を表示対象の画像として選択させ、タイミング制御部18が、CPU18の指示に従って生成したタイミングに従って第1の画像を表示装置10に表示する。ユーザが拡大表示ON/OFFボタンをONにすると、CPU17は、第1の画像が表示された表示装置10の表示画面上に、指定される拡大対象領域を示す情報を表示する。例えば、図3(A)に示すように、表示装置10の表示画面上に、拡大対象領域を示す矩形領域100が表示される。拡大対象領域は、矩形領域に限定されない。また、この例では、ユーザの操作入力に従って、CPU17が矩形領域100を移動させ、ユーザは所定の位置に移動した矩形領域100を拡大対象領域として選択することができるものとする。
次に、CPU17が、ユーザの操作入力に従って操作入力部19が入力した操作情報に基づいて、矩形領域100を拡大対象領域として指定する(ステップS2)。矩形領域100が指定されると、画像拡大処理部14が、この矩形領域100に対応する撮像画像の画像である第2の画像(拡大画像)を生成する。続いて、CPU17が、拡大画像を表示するかを判断する(ステップS3)。CPU17は、例えば、ユーザの操作入力に従って、拡大画像の表示が指定されたかを判断し、拡大画像の表示が指定されたと判断した場合に、拡大画像を表示すると判断する。CPU17が、拡大画像の表示をしないと判断した場合には、ステップS1に戻る。CPU17が、拡大画像の表示をすると判断した場合には、ステップS4に進む。
次に、表示装置10が拡大画像を表示する(ステップS4)。具体的には、CPU17が、画像選択部15に指示して、拡大画像を表示対象の画像として選択させる。そして、タイミング制御部18が、CPU17の指示に従って生成したタイミングに従って拡大画像を表示装置10に表示(拡大表示)する。これにより、例えば、図3(B)に示すように、拡大画像が表示装置10の表示画面全体に表示される。次に、合焦位置検出部16が、ステップS4において表示された拡大画像の領域を、例えば9個の分割領域に分割する。そして、合焦位置検出部16が、各々の分割領域について、エッジ成分の大きさを検出し、検出したエッジ成分の大きさを分割領域の合焦の程度を示す情報として取得し、CPU17に渡す(ステップS5)。この例では、例えば、図3(C)中に示す拡大画像の領域のうち、表示画面の右上に位置する分割領域101のエッジ成分の大きさが最も大きいものとする。CPU17は、合焦位置検出部16から受け取った合焦の程度を示す情報に基づいて、分割領域101を合焦の程度が最も高い領域として決定する。
次に、CPU17が、拡大対象領域を変更するかを判断する(ステップS6)。例えば、CPU17は、ユーザの操作入力に従って操作入力部19が入力した操作情報に基づいて、拡大対象領域を変更するかを判断する。CPU17が、拡大対象領域を変更すると判断した場合は、ステップS7に進む。CPU17が、拡大対象領域を変更しないと判断した場合は、ステップS4に戻る。なお、本実施例において、ステップS6の処理を省略し、CPU17が、合焦の程度が最も高い領域を決定したことを契機として、ステップS7に進むようにしてもよい。
次に、画像拡大処理部14が、CPU17から指示を受けて、分割領域101が表示装置10の表示画面の中心に配置されるように、拡大対象領域を変更する(ステップS7)。図3(C)に示される表示画面の右上に位置する分割領域101を表示画面の中心の位置に移動させるためには、変更前の拡大対象領域から右上にずれた位置にある領域を新たな拡大対象領域としなければならない。従って、画像拡大処理部14は、例えば、図3(D)中に示すように、変更前の矩形領域100の位置より右上の位置に配置される矩形領域102を新たな拡大対象領域として指定する。なお、図3(D)中の矩形領域100については、矩形領域102の矩形領域100に対する位置のずれを説明するために便宜上図示している。画像拡大処理部14が、変更後の拡大対象領域に対応する新たな拡大画像を生成する。具体的には、画像拡大処理部14が、撮像画像に基づいて、撮像画像における変更後の拡大対象領域に対応する領域の画像を新たな拡大画像として生成する。そして、表示装置10が、新たな拡大画像を表示する(ステップS8)。これにより、例えば、図3(E)に示すように、表示装置10の表示画面上に、矩形領域100が表示画面の中心に配置された新たな拡大画像が表示される。なお、ユーザの操作入力に従って操作入力部19が入力する操作情報に従って、CPU17が、表示装置10に表示させる画像を図3(E)中に示す拡大画像から図3(D)中に示す画像に切り換えるようにしてもよい。実施例1の撮像装置によれば、表示装置に表示される拡大画像において、合焦の程度が最も高い領域を表示画面の中心に配置することができる。従って、撮像装置のユーザが、表示画面上に表示された拡大画像を見ることによって、フォーカスを迅速かつ容易に確認し易くなる。
図4は、本発明の実施例2の撮像装置の構成を示す図である。図4に示す撮像装置が備える処理部のうち、図1に示す撮像装置が備える処理部と同じ符号が付けられたものは、図1に示す撮像装置が備える処理部と同様の機能を有する。図4に示す撮像装置は、図1に示す撮像装置が備える処理部に加えて、拡大領域検出部22を備える。
拡大領域検出部22は、第1の画像が表示装置10に表示された状態において該表示装置の表示画面が所定の押圧手段によって押圧されたことを検出する。拡大領域検出部22は、例えば、表示装置10の表示画面に指が触れた場合に、指が触れた箇所を検出するタッチパネルセンサである。なお、押圧手段は、指に限定されない。押圧手段は、物理的に表示画面を押圧することができるものであればよい。
CPU17は、拡大領域検出部22によって表示画面が押圧されたことが検出された場合に、押圧箇所に対応する領域を指定された拡大対象領域として決定する。CPU17は、押圧箇所近傍の所定の画素数を有する領域を拡大対象領域として決定する。CPU17は、例えば、押圧箇所近傍の、表示画面の画素数と同じ画素数を有する領域を拡大対象領域として決定する。ユーザがペン等で表示画面上に任意の大きさ及び任意の形状の図形を描いた場合に、CPU17が、この描かれた図形の輪郭線で囲まれた領域を拡大対象領域として決定するようにしてもよい。CPU17は、画像拡大処理部14に対して、決定された拡大対象領域に対応する拡大画像の作成を指示する。画像拡大処理部14は、CPU17からの指示に従って、決定された拡大対象領域に対応する拡大画像を生成する。実施例2の撮像装置を制御する制御方法は、図4に示す撮像装置が備える各処理部の機能によって実現される。
図5は、実施例2の撮像装置の動作処理を説明するフローチャートである。撮影開始後、CPU17が、表示装置10に第1の画像を表示させる(ステップS11)。次に、CPU17が、拡大領域検出部22による検出結果に基づいて、表示装置10の表示画面が押圧されたかを判断する(ステップS12)。例えば、ユーザが拡大表示ON/OFFボタンをONにした上で、図6(A)に示すように、第1の画像が表示されている表示画面上の任意の領域を指200で触れた場合、拡大領域検出部22が、表示画面が指200で触れられたことを検出する。従って、この場合には、CPU17は、表示装置10の表示画面が押圧されたと判断する。CPU17が、表示装置10の表示画面が押圧されたと判断した場合は、ステップS13に進む。CPU17が、表示装置10の表示画面が押圧されていないと判断した場合は、ステップS11に戻る。
次に、CPU17が、押圧箇所近傍の所定の画素数を有する領域を拡大対象領域として決定する(ステップS13)。例えば、CPU17は、押圧箇所近傍の領域であって、表示装置10の表示画面の画素数と同じ画素数を有する領域を拡大対象領域とする。CPU17が、表示画面の画素数より少ない画素数の領域を拡大対象領域としてもよい。これにより、例えば、図6(A)に示す矩形領域103が拡大対象領域として決定される。拡大対象領域が決定されると、画像拡大処理部14が、拡大対象領域に対応する第2の画像(拡大画像)を生成する。次に、表示装置10が拡大画像を表示する(ステップS14)。これにより、例えば、図6(B)に示すように、拡大画像が表示装置10の表示画面全体に表示される。次に、合焦位置検出部16が、ステップS14において表示された拡大画像の領域を、例えば9個の分割領域に分割する。そして、合焦位置検出部16が、各々の分割領域について、エッジ成分の大きさを検出し、検出したエッジ成分の大きさを分割領域の合焦の程度を示す情報として取得し、CPU17に渡す(ステップS15)。この例では、例えば、図6(D)中に示す拡大画像の領域のうち、表示画面の右下に位置する分割領域104のエッジ成分の大きさが最も大きいものとする。CPU17は、合焦位置検出部16から受け取った合焦の程度を示す情報に基づいて、分割領域104を合焦の程度が最も高い領域として決定する。
次に、CPU17が、拡大対象領域を変更するかを判断する(ステップS16)。CPU17が、拡大対象領域を変更すると判断した場合は、ステップS17に進む。CPU17が、拡大対象領域を変更しないと判断した場合は、ステップS14に戻る。なお、本実施例において、ステップS16の処理を省略し、CPU17が、合焦の程度が最も高い領域を決定したことを契機として、ステップS17に進むようにしてもよい。
次に、画像拡大処理部14が、CPU17から指示を受けて、分割領域104が表示装置10の表示画面の中心に配置されるように、拡大対象領域を変更する(ステップS17)。図6(D)に示される表示画面の右下に位置する分割領域104を表示画面の中心の位置に移動させるためには、変更前の拡大対象領域から右下にずれた位置にある領域を新たな拡大対象領域としなければならない。従って、画像拡大処理部14は、例えば、図6(D)中に示すように、変更前の矩形領域103の位置より右下の位置に配置される矩形領域105を新たな拡大対象領域として指定する。なお、図6(D)中の矩形領域103については、矩形領域105の矩形領域103に対する位置のずれを説明するために便宜上図示している。
次に、画像拡大処理部14が、変更後の拡大対象領域に対応する新たな拡大画像を生成する。具体的には、画像拡大処理部14が、撮像画像に基づいて、撮像画像における変更後の拡大対象領域に対応する領域の画像を新たな拡大画像として生成する。そして、表示装置10が、新たな拡大画像を表示する(ステップS18)。これにより、例えば、図6(F)に示すように、表示装置10の表示画面上に、分割領域104が表示画面の中心に配置された新たな拡大画像が表示される。なお、ユーザの操作入力に従って操作入力部19が入力する操作情報に従って、CPU17が、表示装置10に表示させる画像を図6(F)中に示す拡大画像から図6(E)中に示す画像に切り換えるようにしてもよい。実施例2の撮像装置によれば、例えばユーザが押圧した表示装置の表示画面上の任意の箇所に対応する領域の拡大画像を、この拡大画像において合焦の程度が最も高い領域が表示装置の表示画面の中心に配置されるように表示することができる。
本発明の実施形態は、上述した実施例1、実施例2が示すものに限定されない。例えば、撮像装置が備えるカメラ制御部11が、撮像画像として動画像を生成するようにしてもよい。そして、画像拡大処理部14が、指定された拡大対象領域に対応する撮像画像が切り換わる度に、この切り換わった撮像画像に基づいて拡大画像を生成するようにしてもよい。撮像画像が動画像である場合には、拡大対象領域に対応する撮像画像が頻繁に切り換わるので、拡大画像内の合焦の程度が最も高い領域の位置が頻繁に変化すると考えられる。この撮像装置が、拡大対象領域に対応する撮像画像が切り換わる度に、切り換わった撮像画像に基づいて拡大画像を生成するので、撮像画像が動画像であっても、表示される拡大画像の中心に合焦の程度が最も高い領域が常に配置されるように制御することができる。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
10 表示装置
11 カメラ制御部
13 解像度変換部
14 画像拡大処理部
16 合焦位置検出部
17 CPU

Claims (5)

  1. レンズにより結像された被写体像を電気信号に変換して撮像画像を生成する撮像画像生成手段と、
    前記生成された撮像画像に基づいて、画像を表示する表示装置の表示画面の画素数に対応する第1の画像を生成する第1画像生成手段と、
    前記生成された撮像画像に基づいて、指定された拡大対象領域に対応する拡大画像を第2の画像として生成する第2画像生成手段と、
    前記第1の画像と第2の画像とを切り換えて前記表示装置に表示する手段であって、前記第1の画像が前記表示装置に表示された状態において前記拡大対象領域が指定されたときに前記第2の画像を前記表示装置に表示する表示制御手段と、
    前記表示装置に表示された前記第2の画像の領域を予め決められた複数個の領域に分割し、分割された各々の領域について合焦の程度を検出する合焦検出手段とを備え、
    前記第2画像生成手段は、前記検出された合焦の程度が最も高い領域が前記表示装置の表示画面の中心に配置されるように前記指定された拡大対象領域を変更した上で該変更後の拡大領域に対応する拡大画像を新たな第2の画像として生成し、前記表示制御手段は、該生成された新たな第2の画像を前記表示装置に表示する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記表示制御手段が、前記第1の画像が表示された表示装置の表示画面上に、前記指定される拡大対象領域を示す情報を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1の画像が前記表示装置に表示された状態において該表示装置の表示画面が所定の押圧手段によって押圧された場合に、前記第2画像生成手段が、押圧箇所に対応する領域を前記指定された拡大対象領域として、該拡大対象領域に対応する前記第2の画像を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記第2画像生成手段が、前記生成された撮像画像に含まれる、前記表示装置の表示画面の画素数と同じ画素数に対応する領域の画像に基づいて、前記第2の画像を生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. レンズにより結像された被写体像を電気信号に変換して撮像画像を生成する撮像画像生成工程と、
    前記生成された撮像画像に基づいて、画像を表示する表示装置の表示画面の画素数に対応する第1の画像を生成する第1画像生成工程と、
    前記生成された撮像画像に基づいて、指定された拡大対象領域に対応する拡大画像を第2の画像として生成する第2画像生成工程と、
    前記第1の画像と第2の画像とを切り換えて前記表示装置に表示する工程であって、前記第1の画像が前記表示装置に表示された状態において前記拡大対象領域が指定されたときに前記第2の画像を前記表示装置に表示する表示制御工程と、
    前記表示装置に表示された前記第2の画像に対応する領域に含まれる各々の領域について合焦の程度を検出する合焦検出工程とを有し、
    前記第2画像生成工程は、更に、前記検出された合焦の程度が最も高い領域が前記表示装置の表示画面の中心に配置されるように前記指定された拡大対象領域を変更した上で該変更後の拡大領域に対応する拡大画像を新たな第2の画像として生成し、
    前記表示制御工程は、更に、前記生成された新たな第2の画像を前記表示装置に表示する
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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