JP2021059375A - 粉粒体の拡散装置およびこれを備えるコンテナ - Google Patents

粉粒体の拡散装置およびこれを備えるコンテナ Download PDF

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Abstract

【課題】バルク状の被搬送物を、コンテナ内に、より多く充填、積載することによって、より効率的に搬送することを可能にするコンテナ及びこれに備えられる粉粒体の拡散装置を提供する。【解決手段】本発明の粉粒体の拡散装置8は、一又は複数の拡散部材7で構成され、前記拡散部材7は、水平面に対して、安息角よりも大きい傾斜角度θで傾斜する傾斜面を有するように構成されている。したがって、この拡散装置8を上面壁2に備えるコンテナ1においては、この上面壁2に形成されている投入口2aから投入された被搬送物の一部が、前記傾斜面にガイドされて、コンテナ1の内部の隅々まで行き渡るので、より多くの被搬送物を充填、積載することが可能となる。【選択図】図2

Description

この発明は、粉粒体の拡散装置およびこれを備えるコンテナに関するものである。
より具体的には、搬送すべきバルク状の被搬送物(粉粒体)を、コンテナ内に効率的に充填、積載することを可能にする拡散装置およびこれを備えるコンテナに係るものである。
従来、ウッドペレットなどの粉粒体(バルク)の搬送方法として、箱型のコンテナを利用したバルクコンテナによる搬送方法がある。
このようなバルクコンテナにおいて、粉粒体は、例えば、このコンテナを構成する上面壁に設けられた投入口から充填されることによって、荷積みされる。
このようなコンテナの一例が、特許文献1に開示されている。
例えば、実用新案登録第3129196号公報(特許文献1)においては、コンテナの外板内側における結露を防止する事が出来る粉粒体バラ積み輸送用コンテナが提案されている。
この粉粒体バラ積み輸送用コンテナは、箱型をなし上下四隅に隅金具を有する粉粒体バラ積み輸送用のコンテナであって、
当該コンテナは、天井部に荷積み用の天井ハッチを、またコンテナの後端面の上部にも端部投入口を有し、
コンテナの後端面の下部には荷降し用の後部排出口を有しており、
前記天井ハッチまたは後部投入口から粉粒体を積載して輸送可能にし、かつ前記コンテナはこれを構成する6面体を断熱構造としたものである。
実用新案登録第3129196号公報(実用新案登録請求の範囲,図1〜3)
前記特許文献1に記載された粉粒体バラ積み輸送用のコンテナなどの従来のバルク(粉粒体)搬送用の箱型コンテナにおいては、上方の投入口からバルクを投入した場合には、コンテナ内、特に投入口の直下に形成されるバルクの頂部とコンテナ周壁の内面との間に、デッドスペースが形成されるため、コンテナ内にバルクを効率的に充填、積載することができない、という問題があった。
したがって、バルクの搬送を、より効率的に行うことにおいて、さらなる改善が求められる。
この発明はかかる現状に鑑み、バルク状の被搬送物を、コンテナ内に、より多く充填、積載することによって、より効率的に搬送することを可能にするコンテナ及びこれに備えられる粉粒体の拡散装置を提供せんとするものである。
この発明の請求項1に記載の発明は、
一又は複数の拡散部材で構成され、
前記拡散部材は、
水平面に対して、安息角よりも大きい傾斜角度で傾斜する傾斜面を有するように構成されていること
を特徴とする粉粒体の拡散装置である。
この発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の粉粒体の拡散装置において、
前記拡散部材は、
所要の大きさの板状体からなる拡散部材主体の基端部の下縁部を所要の幅で外側に折り曲げ、水平面に対して安息角よりも大きい傾斜角度で頂部まで下り傾斜する傾斜面を形成したのち、その先端部を外側に水平に折り曲げることによって形成されたものであること
を特徴とするものである。
この発明の請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の粉粒体の拡散装置において、
前記粉粒体の拡散装置は、
コンテナ用であること
を特徴とするものである。
この発明の請求項4に記載の発明は、
請求項2に記載の粉粒体の拡散装置において、
前記粉粒体の拡散装置は、
コンテナ用であり、
前記拡散部材は、
コンテナの上面壁に、前記傾斜面が前記上面壁に貫通形成されている所要の大きさの投入口の下方に位置し、かつ前記先端部が外側に向くように配置されるものであること
を特徴とするものである。
この発明の請求項5に記載の発明は、
請求項4に記載の粉粒体の拡散装置において、
前記粉粒体の拡散装置は、
一対の前記拡散部材を、それぞれの取付部の裏面同士が所定の間隔を存してコンテナの前後又は左右方向に対向するように配置したもの、或いは一対の前記拡散部材を、それぞれの取付部の裏面同士が所定の間隔を存してコンテナの前後方向に対向するように配置したものと、一対の前記拡散部材を、それぞれの取付部の裏面同士が所定の間隔を存してコンテナの左右方向に対向するように配置したものとを組み合わせたもので構成されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項6に記載の発明は、
請求項1〜5のいずれかに記載の粉粒体の拡散装置において、
前記粉粒体の拡散装置は、
前記投入口の周縁に取付けるための取付部材を備え、
前記取付部材は、
前記投入口の大きさと同程度の外周を有する部材で構成されたものであること
を特徴とするものである。
この発明の請求項7に記載の発明は、
上面壁と、粉粒体を投入するために前記上面壁に形成された所要の大きさの投入口を有するコンテナであって、
前記上面壁には、請求項1〜6のいずれかに記載の粉粒体の拡散装置が装着されていること
を特徴とするコンテナである。
この発明にかかる粉粒体の拡散装置は、一又は複数の拡散部材で構成されたものであって、前記拡散部材は、水平面に対して、安息角よりも大きい傾斜角度で傾斜する傾斜面を有するように構成されている。
したがって、この拡散装置を、これを構成する拡散部材の先端側をコンテナの外側に向くようにして、上面壁に備えるコンテナにおいては、この上面壁に形成されている投入口から投入された被搬送物、特に粉粒体の一部が、前記傾斜面に沿って、コンテナの内壁に向かって流れ、コンテナ内部の隅々まで行き渡るので、より多くの被搬送物を充填、積載することが可能となる。
よって、このコンテナは、被搬送物を、より効率的に搬送することを可能とするものである。
前記拡散装置においては、前記拡散部材を、所要の大きさの板状体からなる拡散部材主体の基端部の下縁部を所要の幅で外側に折り曲げ、水平面に対して安息角よりも大きい傾斜角度で頂部まで下り傾斜する傾斜面を形成したのち、その先端部を外側に水平に折り曲げることによって形成することができる。
したがって、前記拡散部材の製造は極めて容易である。
さらに、前記拡散装置は、コンテナに好適なものであり、これを構成する拡散部材を、コンテナの上面壁に貫通形成されている所要の大きさの投入口の下方に位置し、かつ前記先端部が外側に向くように配置することができる。
このような構成によって、この拡散装置を上面壁に備えるコンテナにおいては、この上面壁に形成されている投入口から投入された被搬送物、特に粉粒体の一部が、前記傾斜面によって、より確実にガイドされるので、コンテナ内部の隅々まで拡散される。
さらに、前記粉粒体の拡散装置を、一対の前記拡散部材を、それぞれの取付部の裏面同士が所定の間隔を存してコンテナの前後又は左右方向に対向するように配置したもの、或いは一対の前記拡散部材を、それぞれの取付部の裏面同士が所定の間隔を存してコンテナの前後方向に対向するように配置したものと、一対の前記拡散部材を、それぞれの取付部の裏面同士が所定の間隔を存してコンテナの左右方向に対向するように配置したものとを組み合わせたもので構成することができる。
このような構成によって、被搬送物を、コンテナの前後及び/又は左右方向に拡散させることが可能となる。
前記粉粒体の拡散装置については、前記投入口の大きさと同程度の外周を有する部材で構成された取付部材を利用して、コンテナの上面壁に容易に装着させることが可能である。
この発明の粉粒体の拡散装置を備えるコンテナによれば、投入口から投入された被搬送物、特に粉粒体を、その内部の隅々まで拡散させることができるので、より多くの被搬送物を充填、積載することが可能となり、輸送効率が向上する。
この発明にかかるコンテナの一例を示す上面図である。 図1に示すコンテナのA−A’断面図である。 この発明にかかる粉粒体の拡散装置を構成する拡散部材の一例を示す説明図である。 この発明にかかる粉粒体の拡散装置の一例を示す説明図であって、(A)は、上面側斜視図で、(B)は、下面側斜視図である。 図4に示す拡散装置の断面図であって、(A)は、B−B’断面図で、(B)は、C−C’断面図である。 この発明にかかる粉粒体の拡散装置の取付方法の一例を示す説明図である。 この発明にかかる粉粒体の拡散装置によって被搬送物がコンテナ内の隅々に拡散されるメカニズムを示す概略説明図で、(A)は、投入口から被搬送物が投入されている状態を示すもので、(B)は、投入された被搬送物が拡散装置によって拡散されている状態を示すものである。
以下、この発明にかかる粉粒体の拡散装置の実施の一例を、添付の図面に基づいて具体的に説明する。
なお、この発明は開示された実施例にのみ限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内において種々改良することができるものである。
図1は、この発明にかかるコンテナ1の後妻側の正面図で、図2は、そのA−A’断面図である。
前記コンテナ1を構成するコンテナ主体1aは、特に図示しないが、上面壁2と、長手側の一対の側面壁3,3と、前妻側の側面壁4と、後妻側の側面壁5と、底面壁6により細長形の箱形に形成されてなるもので、国際海上コンテナの基準であるISO(国際標準化機構)やCSC(コンテナの安全に関する国際条約)に適合するように構成されている。
このコンテナ1が車両に搭載される場合には、前記後妻側の側面壁5は、後部側に位置される。
前記上面壁2には、被搬送物をコンテナ1内に充填するため、図1に示すように、その前端側と後端側のそれぞれに、所要の大きさの投入口2a,2aが貫通形成されている。
なお、前記上面壁2には、前記投入口2aを閉止することができるハッチ2bが設けられている。
前記コンテナ1の内部には、所定の数の拡散部材7で構成される拡散装置8が配設される。
図1及び2において、前記拡散装置8は、前端側の投入口2aの下方と後端側の投入口2aの下方のそれぞれに1つずつ配設されている。
前記拡散部材7は、図3に示すように、水平面Hに対して、所定の角度で下り傾斜する傾斜面を有するもので、基本的には、硬質のプラスチック素材やアルミニウムなどの鋼板からなる一枚の板状体を折り組んで形成することができるものである。
図3において、前記拡散部材7は、所要の大きさの板状体からなる拡散部材主体7aの基端部7bの下縁部を所要の幅で外側に折り曲げ、頂部7dまで水平面Hに対して所要の角度θで下り傾斜する傾斜面7cを形成したのち、その先端部7eを外側に水平に折り曲げることによって、側面視において略「ノ」字状に形成されたものである。
前記基端部7bは、取付部として機能するもので、前記上面壁2ないし前記投入口2aの周縁部に、前記拡散部材7で構成される拡散装置8を装着するためのものである。
例えば、この基端部(取付部)7bの端縁には、図6に示すように、取付手段として、枠部材が取付けられる。
なお、前記傾斜面7cの傾斜角度θは、安息角に応じて設定されるものである。
ここで、「安息角」とは、自然の状態ではこれ以上の角度にあっては粉粒物が堆積せず、流れ落ちるときの角度をいい、被搬送物の種類に応じて定まるものである。
具体的には、前記傾斜面7cは、水平面Hに対して、被搬送物である粉粒体の安息角よりも大きい傾斜角度θで外側に向かって下り傾斜するよう構成されていればよい。
このように前記傾斜面7cの傾斜角度θを、被搬送物である粉粒体の安息角よりも大きくなるよう設定することによって、この傾斜面7c上を流れる被搬送物(特に粉粒体)を、コンテナ1内部の隅々まで拡散させることができる。
なお、この実施例においては、前記傾斜角度θは、30°程度に設定されている。
図3において、前記拡散部材7の傾斜面7cは、直線状のものとなるよう構成されているが、前記傾斜面7cは、水平面Hに対して、安息角よりも大きい傾斜角度θで傾斜するように構成されていれば、具体的な構成には特段の制限はないものである。
したがって、例えば、前記拡散部材7を、その基端部又はその下縁から先端部までが連続した傾斜面を形成するように構成してもよく、傾斜面を、下方に向かって円弧状に膨らむように形成してもよい。
また、図3において、前記拡散部材7は、側面視で略「ノ」字状に形成されているが、先端部(先端面)7eに対して直角な方向での縦断面視において略「ノ」字状に形成されていれば、目的とする作用効果が発揮されるので、そのように構成されていればよい。
前記拡散装置8及びこれを構成する拡散部材7の大きさについては、前記拡散装置8を取付けようとするコンテナ1や、その投入口2aの大きさ、前記拡散部材の配置位置、被搬送物の質量、安息角又は粘性ないし流動性などに応じて決定することができる。
かかる構成の拡散部材7は、傾斜面7cの少なくとも一部が前記投入口2aの下方、好ましくは直下に位置し、先端部7eが外側(コンテナの内壁側)に向いた状態で配設される。
その際、拡散部材7は、所定の取付方法ないし取付手段を利用して、コンテナ1内に取付けることができる。
このような構成によれば、前記傾斜面7cの傾斜角度θが被搬送物(特に粉粒体)の安息角に応じた所定の角度に設定されていることに加えて、この傾斜面7cの少なくとも一部が前記投入口2aの下方、好ましくは直下に位置しているので、被搬送物(特に粉粒体)は、前記傾斜面7cにガイドされて、コンテナ1内部の隅々まで拡散される。
よって、コンテナ内により多くの被搬送物を充填、収容することが可能となる。
かかる構成の拡散部材7を、単独で又は複数組み合わせて拡散装置8を構成することができる。
例えば、前記拡散部材7と同一形状の一対の拡散部材を、それぞれの取付部の裏面同士が所定の間隔を存してコンテナの前後又は左右方向に対向するように配置したもの、或いは、前記拡散部材7と同一形状の一対の拡散部材を、それぞれの取付部の裏面同士が所定の間隔を存してコンテナの前後方向に対向するように配置したものと、前記拡散部材7と同一形状の一対の拡散部材を、それぞれの取付部の裏面同士が所定の間隔を存してコンテナの左右方向に対向するように配置したものとを組み合わせたもので拡散装置8を構成することができる。
その際、前記間隔は、前記投入口の大きさよりも小さくなるように設定される。
例えば、前後方向に対向するように配置された一対の拡散部材の前記間隔を、投入口の左右方向端部の幅よりも小さくし、左右方向に対向するように配置された一対の拡散部材の前記間隔を、投入口の前後方向端部の幅よりも小さくすることができる。
なお、前記拡散装置は、互いに大きさの等しい、若しくは異なる複数の拡散部材で構成されてもよく、或いは互いに大きさの等しい複数の拡散部材が、前記投入口の中央部を囲繞するよう、それぞれの長手方向の端部同士を接合して形成される、一の拡散部材、又はこれを複数に分割したもので構成されてもよい。
さらに、前記分割したものは、互いに大きさの異なるものであってもよい。
図4及び5において、拡散装置8は、前記拡散部材7と同一形状の一対の拡散部材71,71を、それぞれの取付部71b,71bの裏面同士が所定の間隔を存して左右方向に対向するように配置するとともに、前記取付部71b,71bの長手方向の両端縁に、前記拡散部材7と同一形状の一対の拡散部材72,72を、それぞれの取付部72b,72bの裏面が対向するように前後方向に連結したもので構成されている。
この拡散装置8は、前記拡散部材71の長手方向の長さが、前記投入口2aの長手方向の長さの1/2程度に設定され、前記拡散部材72の長手方向の長さが、前記投入口2aの短手方向の長さの1/2程度に設定されたもので、図1に示すように、各基端部(取付部)が前記投入口2aの周縁部よりも内側の領域の中央近傍に位置し、かつこれらの基端部によって形成される空間の中心部Pが前記投入口2aの中心部Oと一致するよう配置されている。
前記拡散装置8又はこれを構成する拡散部材7を、公知の振動装置と組み合わせることによって、前記拡散部材7に衝突又は付着する被搬送物(粉粒体)を振動によって、前記投入口2aの周縁方向へ拡散・落下しやすくしてもよい。
この発明において、拡散装置8は、これを構成する拡散部材7の傾斜面7cの少なくとも一部が前記投入口2aの下方に位置するようコンテナの上面壁2に装着される。
この発明において、前記拡散装置8の取付方法ないし取付手段については、拡散装置8を、これを構成する拡散部材7の傾斜面7cの少なくとも一部が前記投入口2aの下方に位置するよう取り付けることができるものであれば、具体的な構成には特段の制限はないものである。
例えば、図6において、前記取付手段としての取付部材9は、枠部材で構成されている。
この枠部材は、左右のそれぞれに配置される長尺の縦桟と、前後のそれぞれに配置される長尺の横桟を備え、これらが矩形状になるよう形成されたもので、その外周の大きさが前記投入口2aの大きさと同程度となるよう構成されている。
したがって、前記取付部材(枠部材)9を前記投入口2aに嵌め込むことによって、コンテナに簡単に取付けることができる。
その際、拡散装置8を構成する拡散部材の傾斜面の少なくとも一部は、前記投入口2aの下方に位置し、各基端部(取付部)7bは、前記投入口2aの周縁部と中央部との間に形成される領域の範囲内に位置することになる。
なお、前記拡散装置8を、図1に示すように、これを構成する拡散部材が、前記投入口2aの前後方向と左右方向のそれぞれに一対ずつ配置されるように、又は前記投入口2aの前後方向及び左右方向のいずれか一方に一対配置されるように、或いは前記投入口2aの中央部を囲繞するように、設けることができる。
以下、図3に示した拡散部材7を複数組み合わせて構成される拡散装置8の取付例を説明する。
まず、図4に示すように、前記拡散部材7と同一形状の一対の拡散部材71,71を、それぞれの取付部71b,71bの裏面同士が所定の間隔を存して左右方向に対向するように配置し、さらに、前記取付部71b,71bの長手方向の両端縁に、前記拡散部材7と同一形状の一対の拡散部材72,72を、それぞれの取付部72b,72bの裏面が対向するように、前後方向に連結させて拡散装置8を構成する。
ついで、前記拡散部材72,72の取付部72b,72bの上端に、左右のそれぞれに配置される長尺の縦桟と、前後のそれぞれに配置される長尺の横桟で構成される枠部材からなる取付部材9を付設する。
この取付部材9は、その外周の大きさが投入口2aの大きさと同程度となるよう構成されているので、投入口2aに嵌め込むことで取付けることができる構成となっている。
かかる構成の拡散装置8においては、これを構成する拡散部材が、水平面に対して安息角よりも大きい傾斜角度で傾斜する傾斜面を有し、かつコンテナに取付けられた状態で、各拡散部材の傾斜面がコンテナの投入口の直下に位置し、かつ先端部がコンテナの外側(内壁側)に向くように構成されている。
したがって、図7(A)において、被搬送物の貯蔵機械10から投入口2aを介してコンテナ1内に投入された被搬送物については、その一部は、図7(B)に示すように、前記拡散部材71,71,72,72の取付部71b,71b,72b,72bの各対向面の間に形成される空間を通過するが、残りは、前記拡散部材71,71,72,72にガイドされる、すなわちその傾斜面71c,71c,72c,72c上を流れる。
よって、被搬送物は、図7(C)及び(D)に示すように、コンテナの内部の隅々まで拡散されるので、この被搬送物をコンテナ内により多くの被搬送物を充填、収容することが可能となる(図7(E))。
その結果、当該コンテナによる輸送効率が向上する。
この発明において、前記被搬送物として、好ましくはウッドペレットなどの粉粒体が選択される。
したがって、この発明のコンテナは、粉粒体の搬送用として使用することが可能なものであるが、通常の貨物の搬送も当然可能なものである。
この発明の拡散装置は、コンテナの投入口の所定の位置に配置されるもので、この投入口から投入された被搬送物、特に粉粒体の一部を、前記拡散装置が備える拡散部材の傾斜面に沿って、コンテナ内壁に向かって流して、コンテナ内部の隅々まで行き渡るようにするので、コンテナに、より多くの被搬送物を充填、積載することを可能とし、このコンテナによる搬送を、より効率的に行うことを可能にするものである。
したがって、前記拡散装置は、あらゆるコンテナに利用することができるものである。
1 コンテナ
1a コンテナ主体
2 上面壁
2a 投入口
2b ハッチ
3 側面壁(左側又は右側)
4 前妻側の側面壁
5 後妻側の側面壁
6 底面壁
7,71,72 拡散部材
7a,71a,72a 拡散部材主体
7b,71b,72b 基端部(取付部)
7c,71c,72c 傾斜面
7d,71d,72d 頂部
7e,71e,72e 先端部
8 拡散装置
9 取付部材
10 被搬送物の貯蔵機械
H 水平面
θ 拡散部材の傾斜面の傾斜角度
O,P 中心
この発明の請求項1に記載の発明は、
一又は複数の拡散部材で構成され、
前記拡散部材は、
所要の大きさの板状体からなる拡散部材主体の基端部の下縁部を所要の幅で外側に折り曲げ、水平面に対して安息角よりも大きい傾斜角度で頂部まで下り傾斜する傾斜面を形成したのち、その先端部を外側に水平に折り曲げることによって形成されたものであること
を特徴とする粉粒体の拡散装置である。
この発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の粉粒体の拡散装置において、
前記拡散部材は、
コンテナに装着するための取付部を有すること
を特徴とするものである。
この発明の請求項3に記載の発明は、
請求項に記載の粉粒体の拡散装置において、
前記拡散部材は、
コンテナに装着するための取付部を有し、前記コンテナの上面壁に、前記傾斜面が前記上面壁に貫通形成されている所要の大きさの投入口の下方に位置し、かつ前記先端部が外側に向くように配置されるものであること
を特徴とするものである。
この発明の請求項4に記載の発明は、
請求項に記載の粉粒体の拡散装置において、
前記粉粒体の拡散装置は、
一対の前記拡散部材を、それぞれの取付部の裏面同士が所定の間隔を存してコンテナの前後又は左右方向に対向するように配置したもの、或いは一対の前記拡散部材を、それぞれの取付部の裏面同士が所定の間隔を存してコンテナの前後方向に対向するように配置したものと、一対の前記拡散部材を、それぞれの取付部の裏面同士が所定の間隔を存してコンテナの左右方向に対向するように配置したものとを組み合わせたもので構成されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項5に記載の発明は、
請求項4に記載の粉粒体の拡散装置において、
前記粉粒体の拡散装置は、
一対の前記拡散部材を、それぞれの取付部の裏面同士が所定の間隔を存してコンテナの前後方向に対向するように配置したものと、一対の前記拡散部材を、それぞれの取付部の裏面同士が所定の間隔を存してコンテナの左右方向に対向するように配置したものとを組み合わせたもので構成され、
前記コンテナの前後方向に対向するように配置される拡散部材の長手方向の長さを、前記投入口の前後方向の長さの1/2に、前記コンテナの左右方向に対向するように配置される拡散部材の長手方向の長さを、前記投入口の左右方向の長さの1/2に、それぞれ設定するとともに、前記拡散部材の各基端部が前記投入口の周縁部よりも内側の領域の中央近傍に位置するよう構成されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項6に記載の発明は、
請求項1〜5のいずれかに記載の粉粒体の拡散装置において、
前記粉粒体の拡散装置は、
前記投入口の周縁に取付けるための取付部材を備え、
前記取付部材は、
前記投入口の大きさと同程度の外周を有する部材で構成されるとともに、前記取付部に装着されるよう構成されたものであること
を特徴とするものである。

Claims (7)

  1. 一又は複数の拡散部材で構成され、
    前記拡散部材は、
    水平面に対して、安息角よりも大きい傾斜角度で傾斜する傾斜面を有するように構成されていること
    を特徴とする粉粒体の拡散装置。
  2. 前記拡散部材は、
    所要の大きさの板状体からなる拡散部材主体の基端部の下縁部を所要の幅で外側に折り曲げ、水平面に対して安息角よりも大きい傾斜角度で頂部まで下り傾斜する傾斜面を形成したのち、その先端部を外側に水平に折り曲げることによって形成されたものであること
    を特徴とする請求項1に記載の粉粒体の拡散装置。
  3. コンテナ用であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の粉粒体の拡散装置。
  4. コンテナ用であり、
    前記拡散部材は、
    コンテナの上面壁に、前記傾斜面が前記上面壁に貫通形成されている所要の大きさの投入口の下方に位置し、かつ前記先端部が外側に向くように配置されるものであること
    を特徴とする請求項2に記載の粉粒体の拡散装置。
  5. 一対の前記拡散部材を、それぞれの取付部の裏面同士が所定の間隔を存してコンテナの前後又は左右方向に対向するように配置したもの、或いは一対の前記拡散部材を、それぞれの取付部の裏面同士が所定の間隔を存してコンテナの前後方向に対向するように配置したものと、一対の前記拡散部材を、それぞれの取付部の裏面同士が所定の間隔を存してコンテナの左右方向に対向するように配置したものとを組み合わせたもので構成されていること
    を特徴とする請求項4に記載の粉粒体の拡散装置。
  6. 前記粉粒体の拡散装置は、
    前記投入口の周縁に取付けるための取付部材を備え、
    前記取付部材は、
    前記投入口の大きさと同程度の外周を有する部材で構成されたものであること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の粉粒体の拡散装置。
  7. 上面壁と、粉粒体を投入するために前記上面壁に形成された所要の大きさの投入口を有するコンテナであって、
    前記上面壁には、請求項1〜6のいずれかに記載の粉粒体の拡散装置が装着されていること
    を特徴とするコンテナ。
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