JP2021058658A - 電気掃除機およびその集塵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ごみの廃棄時に、フィルタ掃除の手間が軽減できる電気掃除機を提供する。【解決手段】集塵装置は外筒内に配置された内筒40を備え、内筒は第1のフィルタを有する上部内筒41と、上部内筒の下部に配置された傘部44と、傘部の上部内側に配置された第2のフィルタ部85とを備え、傘部の上部内側から出ていくすべての流体が、第2のフィルタ部を介して上部内筒の内側に直接入るように構成することで、傘部内部のごみが圧縮されるため、ごみの排出時にごみの舞い上がりを抑えられ、ごみ捨てと同時に、第2のフィルタ部に付着した塵埃が排出されるので、フィルタ掃除の手間が軽減できる、メンテナンス性能の良い電気掃除機である。【選択図】図9

Description

本発明は、電気掃除機に関する。
従来、吸引したごみを紙パック内に圧縮する紙パック式の集塵装置と、旋回気流により遠心分離し集塵装置内に収容するサイクロン方式の集塵装置と、大きく分けて二種類の集塵方式がある。サイクロン方式は、旋回気流を発生させるため紙パック方式と比べ、集塵装置のメンテナンスの手間が増える傾向にある。
特開2007−167450号(特許文献1)には、吸引される塵埃と吸引風とを遠心力により分離する旋回室と、旋回室と電動送風機の間に位置し旋回室通過後の吸引風をろ過するフィルタ室と、分離された塵埃を蓄積する塵埃室とを有し、フィルタ室または旋回室の塵埃室側を略平面とし、前記平面の部分に塵埃室に連通するバイパス通路を備えた電気掃除機の集塵ユニットが記載されている。
特開2015−204925号公報(特許文献2)には、本体吸気口と吸引力を発生する電動送風機とを備えた掃除機本体と、本体吸気口と電動送風機との間に着脱自在な集塵装置と、を有し、集塵装置は、外殻を形成する略円筒状の外筒と、外筒内に外筒と略同心円状に内筒を備え、外筒の下部には開閉可能な底蓋を有した電気掃除機であって、内筒は、上部がフィルタを有した略円筒状の枠体で下部に底面が開口した傘部を備え、傘部には略同形状で内部に嵌合する内傘部を備え、内傘部には底蓋まで延伸する筒体を前記内筒と略同心円状に形成し、内傘部は底蓋を開口すると開口方向に向かって
突出する摺動機構を備えた電気掃除機が記載されている。
特開2006−346141号公報 特開2015−204925号公報
特許文献1に記載の電気掃除機は、塵埃室での塵埃の圧縮をおこない、塵埃室に堆積した塵埃が舞い上がり、旋回室を逆流してフィルタ室へと進入するのを防止しつつ、塵埃の排出作業の回数を減らし、使い勝手の良い電気掃除機を提供することを目的としている。
特許文献2に記載の電気掃除機は、ごみの廃棄時に集塵容器内の塵埃を手で触れることなく排出できる、使い勝手の良い電気掃除機を提供することすることを目的としている。
しかしながら、特許文献1に記載の電気掃除機では、フィルタ部が固定であるので、バイパスフィルタに付着した塵埃が、ごみ捨て時に取れにくいという課題があった。
また、特許文献2に記載の電気掃除機では、ごみの廃棄時もフィルタ部が固定であるので、フィルタに付着した塵埃が、ごみ捨て時に取れにくいという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するものであって、ごみの廃棄時にフィルタ部が摺動することにより、ごみの廃棄時に、蓄積したごみと同時にフィルタに付着した塵埃が、排出され、フィルタ掃除の手間が軽減できる電気掃除機を提供することにある。
本発明は上述した課題を解決するため、吸引力を発生させる電動送風機と、前記吸引力で吸引された塵埃を収容する集塵装置と、を備える電気掃除機であって、前記集塵装置は、外筒と、前記外筒内に配置された内筒と、を備え、前記内筒は、第1のフィルタを有する上部内筒と、前記上部内筒の下部に配置された傘部と、前記傘部の上部内側に配置された第2のフィルタと、を備え、前記第2のフィルタは、前記傘部の内側と前記上部内筒の内側とを流体的に連通し、前記傘部の上部内側から出ていくすべての流体は、第2のフィルタを介して前記上部内筒の内側に直接入るように構成されることを特徴とする電気掃除機を提供する。
本発明によれば、傘部内部にごみが圧縮されるため、ごみの集塵量を増やすことができ、かつ集塵蓄積部から集塵分離部への舞い戻りを抑え、塵埃分離性能の向上や吸気部への髪の毛等の巻きつきを抑えられ、かつ傘部内部にごみが圧縮されるため、ごみの排出時にごみの舞い上がりを抑えられ、そしてごみ捨てと同時に、バイパスフィルタ(フィルタ2)に付着した塵埃が排出されるためフィルタ掃除の手間が軽減できる、メンテナンス性の良い電気掃除機を提供することができる。
本発明に係る実施形態の電気掃除機を示す外観斜視図。 掃除機本体から集塵装置や吸引ホースを取り外した状態を示す外観斜視図。 掃除機本体の上ケースを取り外した状態を示す斜視図。 集塵装置を示す正面図。 集塵装置を示す左側面図。 集塵装置を示す背面図。 集塵装置を示す分解図。 (a)は集塵装置を示す外観図、(b)は(a)のフィルタケース上部を開いた状態を示す外観図。 底蓋を閉じた状態の図5のA−A断面図。 底蓋を開いた状態の図5のA−A断面図。 底蓋を閉じた状態の図5のA−A断面図。 底蓋を開いた状態の図5のA−A断面図。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に、本発明に係る実施形態の電気掃除機の外観斜視図を示し、図2に、掃除機本体1から集塵装置10や吸引ホース2を取り外した状態の外観斜視図を示す。なお、上下方向、左右方向、前後方向については図1に示す方向とする。なお、左右方向は、掃除機本体1側から見たものである。
電気掃除機Sは、掃除機本体1と、掃除機本体1に着脱自在に設けられるサイクロン方式の集塵装置10とを備えている。
掃除機本体1は、吸引ホース2を介して手元ハンドル3と接続され、手元ハンドル3は延長管6を介して、塵埃などを吸込む吸口体7と接続されている。集塵装置10には、吸口体7から吸い込まれた塵埃などのごみが集塵される。
掃除機本体1には掃除機本体1を自在に移動するための左右の一対の車輪15aと、前部に一つのキャスタ15bとが備えられている。
手元ハンドル3には、掃除機本体1に内蔵される電動送風機14(図4参照)や、吸口体7に設けられる電動回転ブラシ(図示せず)などの駆動制御を担う操作部4を備えている。操作部4には、運転を開始する際、押下する(強・中・弱)ボタンや、運転を停止する際に押下する(切)ボタンなどの操作ボタン5が配置されている。
<掃除機本体1>
図2に示すように、掃除機本体1は、上ケース1aと下ケース1bとが組み合わされ外殻が形成されている。上ケース1aおよび下ケース1bは、軽量な樹脂材料で形成されている。下ケース1bの前部には、塵埃を含む空気が吸い込まれるホース取り付け口(本体吸気口)11が開口されている。
図3に、掃除機本体1の上ケース1aを取り外した状態の斜視図を示す。
ホース取り付け口11は、掃除機本体1内の塵埃を含む空気が通過する導入管20(図
3、図4参照)に接続されている。
掃除機本体1の内部には、図3に示すように、モータケース16内に、吸口体7(図1
参照)での吸引力を発生する電動送風機14が収納されている。また、電動送風機14で
吸引した塵埃を除去した後の空気の流路には排気を清浄化するプリーツ状の高捕塵フィルタ29が配置されている。
図2に示す掃除機本体1の正面である前側には、ホース取り付け口11を備え、掃除機本体1内の左側には、導入管20を介して内部を気体が流通するように流体的に接続される導入管出口12が備わっている。導入管出口12は、掃除機本体1にセットされる集塵装置10に気体が流通するように流体的に接続される。集塵装置10は、吸口体7で吸込んだ塵埃などを含む空気から塵埃を分離し、塵埃を収容するものである。
一方、掃除機本体1の正面上部には、電動送風機14と連通するダクト21(図3参照)へのダクト入口部13が備わっている。ダクト入口部13は、集塵装置10で塵埃を除去した後の空気が吸い込まれる口である。ダクト入口部13には、電動送風機14への異物の侵入を抑制するために保護フィルタが設けられている。保護フィルタは格子状のフィルタカバー17(図3参照)より上流に設けられている。
<集塵装置10>
集塵装置10は、図2の矢印α1に示すように、掃除機本体1の前上部が後側に傾斜した状態で着脱自在に取り付けられる(図1参照)。集塵装置10は、塵埃が外筒30内に溜まった際に、図2に示す矢印α1と反対方向に移動させることで、掃除機本体1から取り外され、塵埃排出(ごみ捨て)後に矢印α1方向に移動させることで、掃除機本体1に取り付けられる。
掃除機本体1には、集塵装置10を掃除機本体1に取り付けた際に容易に気密を保持できるように、集塵装置10の位置決めのための構造や固定するための構造を備えている。
図2に示す掃除機本体1における凹状の取っ手収納部22には、集塵装置10の後方に備えている取っ手35が収納される(図5参照)。これは、集塵装置10を掃除機本体1にセットする際の集塵装置10の位置決めのための構造となっている。
また、掃除機本体1における集塵装置10の取り付け箇所の下部には、集塵装置10の底蓋31(図2参照)の底面との嵌合部1a1が設けられ、集塵装置10の固定のための構造としている。そして、掃除機本体1の上部に設けた蓋体19で、集塵装置10の上部を固定する構成である。
集塵装置10が掃除機本体1に取り付けられた状態では、集塵装置10は、ダクト21と流体的に接続されている。ダクト21は、ホース取り付け口11に隣接する導入管20およびフィルタカバー17で覆われる保護フィルタに隣接する。
電動送風機14は、上流側に塵埃を除去後の保護フィルタを通った空気が流れるダクト21が流体的に接続される一方、下流側に高捕塵フィルタ29が流体的に接続されている。
電気掃除機Sにおいて、集塵装置10は、電動送風機14よりも上流側に位置しており、本実施形態では、上流側から、集塵装置10、ダクト21、電動送風機14の順になるよう設けられている。また、集塵装置10から電動送風機14までは、集塵装置10の上部からダクト21、ダクト21から電動送風機14の上部へと連通している。
フィルタケース上部33aの持ち手55は、集塵装置10を掃除機本体1に装着する際に、掃除機本体1に設けられる蓋体19で覆われる。これは、掃除機本体1を持ち運ぶ際に、本体ハンドル18(図1参照)ではなく、持ち手55(図2参照)を持ち上げることを防止するためである。
<コードリール23と導入管20>
電動送風機14を収納するモータケース16は、図3に示すように、掃除機本体1右側後方に配置され、左側後方にはコンセント等から電動送風機14などへ電力を供給するための電源コード23aを収納するためのコードリール23が配置されている。
本実施形態では、モータケース16およびコードリール23の配置の関係上、導入管20および導入管出口12を左側に配置しているが、この限りではなく、右側に配置しても構わない。
導入管20を掃除機本体1の中央ではなく、左右の側部どちらかに寄せて配置するのは、詳細は後記するが集塵装置10の外筒30の内周面の接線方向(掃除機本体1の左右の側部何れかに位置する)から吸込んだ空気を流入させることにより、旋回流を発生させ易くするためである。したがって、導入管20の配置により旋回流の回転方向は異なるが、回転方向は時計廻りまたは反時計廻りのどちらでも構わない。例えば、導入管20を左側に配置した場合は時計回りの旋回流となる。本実施形態では、導入管20を左側に配置し、時計回りの旋回流としている。
なお、例えば、導入管を左側(若しくは中央)に配置し、導入管出口が右側になるような曲がり部の多い導入管の形状にしても構わないが、圧力損失が増加する。そのため、導入管20は、図3に示すような配置とし、導入管20での圧力損失の増加を極力抑えるため、ホース取り付け口11から可能な限り大きな半径で導入管出口12と繋がるような形状としている。また、導入管20内の容積や断面積も、圧力損失の増加を極力抑えるために可能な限り大きく形成している。
<集塵装置10>
次に、集塵装置10について図4から図10を用いて説明する。図4に集塵装置10の正面図を示し、図5に集塵装置10の左側面図を示す。また、図6に集塵装置10の背面図を示し、図7に集塵装置10の分解図を示す。図8には、後述する捕塵フィルタ32、フィルタケース34の着脱を図示している。図9は、図5に示すA-A断面図を示す。なお、図5以降で集塵装置10を単体で説明するときは、底蓋31側を下方向とする。
集塵装置10は、吸口体7で吸込んだ塵埃などを含む空気から塵埃を分離し、塵埃を集める機能をもつ。
集塵装置10は、概ね外筒30、内筒40、捕塵フィルタ32(図8参照)を収納するフィルタケース33、および底蓋31で形成されている。外筒30の上部にフィルタケース33、下部に底蓋31が配置されている。そして、外筒30内に外筒30と同心状に内筒40を備えている。
詳細は後記するが、集塵装置10は、外筒30と内筒40との間に塵埃の分離・集塵のための空間を有している。つまり、外筒30と内筒40とで形成される空間のうち、上部に塵埃分離部10Aを備え、下部に塵埃収容部10Bを備える。
塵埃分離部10Aは、塵埃を運んだ空気から塵埃を分離する空間である。塵埃収容部10Bは、塵埃を溜めて収容する空間である。
<外筒30>
外筒30は、図7に示すように、上下が開口した上開口30iと下開口30jを有する略円筒形状を有し、側面に導入管出口12から塵埃を含む空気(気体)が流入される流入管38を備えている。流入管38の外側内面(図6では左側に位置する内面)は、外筒30の内周面30nと略接線方向で繋がるように形成されている。流入管38には、導入管12への接続部であり、導入管出口12から塵埃を含む空気が流入される開口部38aが形成されている(図6参照)。また、流入管38の開口部38aとの対面(流入管38と外筒30が接続する部分の開口)には絞り部38bを備えており、開口部38aよりも開口面積を小さくして、流速を速くしている。
流入管38の絞り部38bは、外筒30の円弧形状に沿った絞り壁30bによって形成されており、鉛直方向の第1の縦辺38b1と、鉛直方向から上部が外側に下部が内側に傾斜する第2の縦辺38b2と、水平方向の第1の横辺38b3と、第2の横辺38b4とから形成される略台形形状の開口である。第1の縦辺38b1は、上述したように、外筒30の内周面30nの略接線方向に形成されている。開口部38aが外筒30の内周面30nの接線に沿った形状であることで、塵埃などを含んだ空気が外筒30の内周面30nに沿った旋回状の気流となる。
加えて、第2の縦辺38b2を上部が外側に下部が内側に傾斜する構成として、絞り部38bを上部に比べて下部が広がった開口とすることで、塵埃収容部10Bへ流れる風量を調整することができる。
絞り部38bの形状により、導入管出口12から集塵装置10の外筒30内に流入する空気は、外筒30の中心軸O(集塵装置10の中心軸)廻りの気流となり、中心軸Oを中心として時計廻りに外筒30内を旋回する。この旋回する気流により、塵埃分離部10Aにおいて、空気に含まれる塵埃が遠心力によって分離される。
また、外筒30は、図4に示すように上部である塵埃分離部10Aは円筒形状を有し、下部である塵埃収容部10Bは直径が異なる円筒形状の拡大部を重ねた階段形状になっている。外筒30の下部の階段形状は、下方になるほど直径を大きくしている。本実施形態において階段形状は、3つの拡大部を備えている。拡大部(段差)は塵埃収容部10Bに堆積した塵埃が塵埃分離部10Aに舞い戻ることを防止するために設けているが、必ずしも拡大部(段差)を必要とするものではない。
また、本実施形態のように外筒30下部を直径が異なる円筒形状を重ねた階段形状にし、底部を開口とすることで、後述する塵埃排出機構による塵埃の排出性を向上することができる。
また、図5に示すように、集塵装置10には持ち運ぶための取っ手35を備えている。
取っ手35の上部には、ごみを排出(廃棄)する際に押下するごみ捨てボタン35aを備えている。外筒30の前方下側には、後述する底蓋31が外筒30の底面側の下開口30jを開閉するよう回動自在に支持される。取っ手35には、ごみ捨てボタン35aを押下した際の力を後述するスライドクランプ81に伝えるロッド80を内蔵しており(図9参照)、ロッド80およびスライドクランプ81をスムーズに動作させるためには、取っ手35を設ける外筒30の側面は、段差や傾斜面でなく略垂直(略上下方向を向いた)面が良い。つまり、本実施形態のように、外筒30を下方から見て開口部38a側を略D字状(図示せず)にした位置に後述するクランプ機構を設けることで、ロッド80が垂直方向に動作できるため、スライドクランプ81をスムーズに動作させることができ、塵埃の排出をより容易に行なえる。
<フィルタケース33>
外筒30の上部に設けられるフィルタケース33は、上面部が蓋構造となっており、フィルタケース上部(上蓋)33aとフィルタケース下部33bとに分割される。フィルタケース下部33bは外筒30上部と一体に形成され、捕塵フィルタ32を受けるフィルタ受け部34が収納されている。また、詳細は後述するが、フィルタケース下部33bとフィルタケース上部33aは上部ヒンジ機構70により接続されている(図8参照)。
<捕塵フィルタ>
捕塵フィルタ32は、通気面積を拡大するためにプリーツ状(山折状)に折られており、円状の枠体32aに接着されている。フィルタ受け部34の略中心部は開口にしており、後記する内筒40と流体的に連通している。
図8にはフィルタケース上部33aを閉じた状態の集塵装置10の外観図(図8(a)
)、およびフィルタケース上部33aを開いた状態の集塵装置10の外観図(図8(b)
)を示す。
先述したように、フィルタケース上部33aは、フィルタケース下部33bと上部ヒンジ機構70により接続されている。上部ヒンジ機構70は、フィルタケース上部33aの後方に軸61を備え、フィルタケース下部33bの後方に備える軸穴(図示せず)にフィルタケース上部33aに備えた軸61を挿入することで構成している。この軸穴と軸61は、本実施形態とは逆の構成で、フィルタケース下部33bに軸61を設けても良い。また、フィルタケース下部33bの前方にはロック機構37を備えている。
ロック機構37は、フィルタケース上部33aの爪部37aとフィルタケース下部33bに備えるクランプ部37bで構成されている。フィルタケース下部33bに備えるクランプ部37bは、側面の略中央に軸部37cを設けており、外観から見えない裏側に爪部37aとバネ軸を設けている。バネ軸は先述した軸部37cとクランプ部37b最下部の略中央に設け、爪部37aはクランプ部37bの最上部に備えている。フィルタケース下部33aには、先述したクランプ部37bが収まるバネ軸クランプ受け部を備えており、バネ軸クランプ受け部には下部にバネ受け部と上部左右に軸受け部を備えている。バネ軸クランプ受け部にバネおよびクランプ部37bを装着すると、バネは自然長に近い状態でクランプ部37b上部が後方に傾いた状態となる。従って、正面からクランプ部37bの下部を押すことで、クランプ部37b上部は前方に傾く。フィルタケース上部33aが開いた状態からフィルタケース上部33aを閉じることで、フィルタケース上部33aに備えた爪部37aがフィルタケース下部33bの爪部37aと当接する。このとき、フィルタケース上部33aに備えた爪部37aの底面は傾斜しているため、フィルタケース下部33bの爪部37aを乗り越えてクランプ部内に収まり、フィルタケース上部33aとフィルタケース下部33bが一体となる。このようなロック機構37により、捕塵フィルタ32の装着を簡単にすることができる。
<蓋体19>
蓋体19は、掃除機本体1上部に設けられる回転軸部に回転自在に支持され、該回転軸部に蓋体19が開く方向に付勢されるねじりバネ(図示せず)を備えている。
蓋体19は、図2の開いた状態(蓋体19が直立した状態)から前方へ倒す際にねじりバネの弾性による捩り力が加わり、蓋体19底面の前側に設けた爪部19aを、フィルタケース上部33aのクランプ部50に係合して蓋体19が閉じた状態となる。この際、蓋体19にねじりバネが元の状態に戻ろうとする弾性力が加わり、その反作用として集塵装置10を掃除機本体1側へ押し付けることができる。この構成により、集塵装置10と掃除機本体1との気密保持と、集塵装置10の掃除機本体1への固定とが両立されている。
蓋体19を閉じた状態において、フィルタケース上部33aのボタン60(図1参照)を押下すると、クランプ部50が解除され、蓋体19がねじりバネの弾性力で持ち上がり持ち手55が現われる。持ち手55が現われた状態で、ユーザが持ち手55を引き上げることで集塵装置10を掃除機本体1から容易に取り外すことができる(図2参照)。
換言すると、蓋体19が開いた状態では、持ち手55を引き上げることで集塵装置10が掃除機本体1から外れる。このように、蓋体19が閉じた状態では、持ち手55で掃除機本体1を持ち上げられない構造となっており、掃除機本体1を持ち上げる場合と集塵装置10を持ち上げる場合との誤動作の防止を図っている。
<内筒40>
次に、内筒40について説明する。
図9に示すように、内筒40は略円筒状であり、前記したように、外筒30と略
同心状となるように集塵装置10に設けられている。
内筒40は、上部に設けられる吸気部42を有する上部内筒41と、下部に設けられる傘部44とを含み構成されている。
<上部内筒41>
図9に示すように、上部内筒41の吸気部(第1のフィルタ部)42は、格子状の枠体(支骨)によって形成されている。吸気部(第1のフィルタ部)42は、略筒状の部分である。本実施形態では上下方向の枠体(支骨)としているが、上下左右方向に枠体(支骨)のある格子状でも構わない。吸気部42は、外周面に亘ってメッシュ部材42aが掛け渡されている。メッシュ部材42aは被覆またはインサート成型などによって枠体(支骨)に保持されている。吸気部42にメッシュ部材42aを設けることで、上部内筒41はフィルタ機能を有し、内筒40内部への微細な塵埃の流入を抑制している。上部内筒41は、上方向に開口41bを備えている。
本実施形態では、メッシュ部材42aは、ポリエステルを使用しているが、金属(例えば、ステンレスなど)でもよく、枠体(支骨)ではなく小径の貫通孔(金型で成型可能なφ2mm程度の孔)を複数設けた吸気部42でも構わない。貫通孔は、枠体(支骨)にメッシュ部材42aを掛け渡した場合と違い、強度や破れに対し有効であり、二次成型が不要といったメリットがある。しかし、貫通孔の径(開口面積)は、メッシュ部材42aの開口面積よりも大きくすると、内筒40の内部への微細な塵埃の流入に対しては不利となる。
<傘部44>
内筒40の下部には、傘部44を備えている。傘部44は、上部内筒41と同心状に一体に略円筒状に設けられている。上部内筒41と傘部44の内側は、第2のフィルタ部85によって、流体的に連通している。第2のフィルタ部85のメッシュ部材は、ポリエステルを使用しているが、金属(例えば、ステンレスなど)でもよい。
<傘部44の摺動機構>
傘部44は、上下方向に摺動する機構により、ごみ捨て時の排出のアシストが行われている。
次に、集めたごみの排出をアシストする摺動機構について説明する。
図9に示すように、傘部44の摺動機構は、上部内筒41の下面の凸部にバネ座を形成し、傘部44中央の筒体(凹部44d)内が圧縮ばね47の受けとなり、圧縮ばね47の下方への弾性力を、傘部44に伝達する。従って、圧縮ばね47は、傘部44中央の筒体(凹部44d)に覆われた状態となる。内筒上部41の下面に有する凸部49は、傘部44の筒体(凹部44d)の形状をオフセットした略相似形状で、凸部49の下部に爪部を有し、凹部44dの上部にも爪部を有している。圧縮ばね47を凹部44dの挿入し、更に内筒上部41の下面に有する凸部49を挿入する。その際、圧縮ばね47の上部を凸部49の下面に設けたバネ座で覆い、凸部49の下部に爪部が、凹部44dの上部にも爪部を乗り越えていることで、内筒上部41と傘部44は一体化される。
このような構造で、内筒40は構成されている。従って、傘部44の摺動距離は、傘部
44の凹部44dの深さに依存し、上部内筒41の凸部49の高さが摺動距離となる。本実施形態においては、摺動距離を凸部49の高さとしているが、集塵装置10の高さや、内筒40、傘部44の高さが変わると変化するため、適宜変更されるものである。
このような摺動機構において、圧縮ばね47が最も自然長に近い状態が、傘部44が最も外筒30から飛び出した状態であり(図10参照)、図9に示すように、底蓋31を閉じると圧縮ばね47が圧縮された状態になる。そのため、ごみ捨て時に後記の底蓋31のロックを解除すると、図10に示すように、圧縮ばね47が自然長に近い伸長状態になることから傘部44が下向きに飛び出し、傘部44内部の塵埃を外部空間に押し出す。これにより、装置内の塵埃を容易に排出できる使い勝手の良い電気掃除機を提供することが可能となる。
<底蓋31>
図10に示すように、底蓋31は、中央部が下方に突出した深さをもった皿状に形成され、中央部に突出した部分の反対側に凹みとなる窪み部31bを有している。底蓋31は皿状にすることで構造体に曲率をもたせて強度を向上させている。また、底蓋31の窪み部31bは、筒体46の底面46tの球形状の球半径(曲率)よりも大きくしており、窪み部31bの深さは、底蓋31が開状態(外筒30の底面に対して垂直状態となる開状態)(図10参照)で窪み部31bに水平になる面ができないようにしている。換言すると、窪み部31bの深さは極力浅くしている。これは、ごみ排出の際に窪み部31bに塵埃が残らないようにするためである。
また、本実施形態では、窪み部31bを底蓋31とは別体で形成しており、底蓋31の開閉での筒体46との摩擦による部材の磨耗を低減するようにPOM(polyoxymethylene:ポリアセタール)などの材料を用いているが、底蓋31と一体で成形しても構わない。
底蓋31は、外周に回転軸31aを有し、回転軸31aと対向する位置にクランプ受け31dを備えている。回転軸31aは、下部ヒンジ機構71のヒンジカバー75と回転自在に装着される。下部ヒンジ機構71は、底蓋31に備える回転軸31aをヒンジカバー75に装着し、ヒンジカバー75を外筒30の前方下側に設けたヒンジカバー固定部30fにネジ等により固定する構造となっている。底蓋31の開閉については後述するが、底蓋31は回転軸31aにねじりバネを備えることで、底蓋31が開いた状態(図10参照)に付勢している。
<集塵装置10内でのごみの集積作用>
次に、集塵装置10内でのごみの集積作用について説明する。
ユーザが操作部4に設けられた操作ボタン5を押下して運転を開始すると、電動送風機14が作動し空気を吸口体7(図1参照)から吸い込む。前記したように、吸口体7(図1参照)で吸い込まれた塵埃などを含む空気は、図3に示すように、ホース取り付け口11から掃除機本体1内の導入管20に流入し、導入管20内を通って導入管出口12を介して集塵装置10に至る。
集塵装置10に至った塵埃などを含む空気は、図7に示す開口部38aを通過して集塵装置10内に流入する。このとき、開口部38aの下流側に設けた絞り壁30bにより、流速を増加させつつ、外筒30の内周面に向かい接線方向に流入する。
図9に集塵装置10内の気流を表わした図4のA−A断面図を示す。
集塵装置10内の外筒30の接線方向に流入した塵埃などを含む空気は、図12の矢印γ1のように、旋回流となり、外筒30内で外筒30内面に沿って上部内筒41廻りを旋回する。これにより、塵埃に遠心力が働き、空気から塵埃が分離される。塵埃などのごみは空気に比べ重いので、矢印γ2のように、外筒30の内周面に沿って落下する。つまり、塵埃集塵部10内の上部である塵埃分離部10Aにて、空気から塵埃は分離される。塵埃が分離された空気の多くは上部内筒41に設けた吸気口42より内筒40の内部に流入する(矢印γ3)。
一方、遠心力で分離された塵埃は、重力と一部の空気流により外筒30と傘部44との間の塵埃集塵部10Bの入口を通り、塵埃集塵部10B内に搬送される。
そして、内筒41と傘部44の内側は、第2のフィルタ部85によって、流体的に連通しているので、綿ごみや髪の毛等の軽い塵埃86は、傘部44の内側から内筒41に向かう流れ(矢印γ5)によって運ばれ、第2のフィルタ部85の下流側(内筒41の内側)は、負圧(大気圧より低い圧力)になっているため、第2のフィルタ部85の上流側に圧縮され、堆積する。一方、小石等の重たい塵埃は、塵埃集塵部10Bの底付近に留まる。そして、電気掃除機1の使用を続けると、さらに多くの軽い塵埃86が圧縮され、塵埃はドーナツ状に堆積する。
これにより、塵埃集塵部10Bに蓄積できるごみの量を多くできる。
また、一旦集塵部10Bに蓄積した軽い塵埃が、塵埃分離部10Aに舞い戻ることを抑制できる。
そして、吸気口42より内筒40の内部に流入した流れ(矢印γ3)と、傘部44の内側から内筒41に向かう流れ(矢印γ5)は合流し、捕塵フィルタ32を通過して、掃除機本体1のダクト入口部13(図3参照)に流入する。
そして、塵埃が所定のごみ捨て基準ライン90まで達したら、ごみ捨てを行う。
<ごみ捨て時の動作>
図9に底蓋31を閉じた状態の図4のA−A断面図を示し、図10に塵埃を排出する
際(底蓋31が開いた状態)の図4に示すA−A断面図を示す。
ごみ捨て時の動作を説明する。底蓋31は、集塵装置10に設けた取っ手35上部に備えたごみ捨てボタン35aを押下することで解除される。底蓋31は取っ手35の反対側に掃除機本体1に回転自在に支持される回転軸31aが設けられる一方、取っ手35側には底蓋31の開閉機構が設けられている。
取っ手35の上部に備えたごみ捨てボタン35aが押下されると、取っ手35内のロッド80が下向きに移動し、スライドクランプ81の爪部83が外れ、底蓋31が開口する構成である。
底蓋31の回転軸31aには、底蓋31を開く方向に付勢するねじりバネが備わっており、爪部83が外れることで底蓋21はねじりバネの弾性力で開く。ごみ捨てボタン35aの押下を解除すると、スライドクランプ81に設けたバネ(図示せず)が自然長に戻るため、ロッド80は上方に戻り、スライドクランプ81はごみ捨てボタン35aの押下前の位置に戻る。
底蓋31が開くと同時に、圧縮ばね47によって傘部44が下向きに飛び出す。これにより、内筒40の一部である傘部44は、底蓋31が閉じた状態の位置よりも底蓋31が開いた状態の位置が、外筒30の下面の開口寄りの位置となる(図10参照)。
そのため、傘部44が下向きに飛び出し、傘部44の内部に蓄積された塵埃86を外部空間に排出する。このとき、軽い塵埃86は圧縮され、塵埃はドーナツ状に堆積しているため、塵埃の舞い上がりを抑制することができる。
また、第2のフィルタ部85も同時に動くため、第2のフィルタ部85に付着した塵埃も、同時に取り除かれるため、第2のフィルタ部85の清掃が容易になる。
ごみ捨て後、底蓋31を閉じる際、下方に飛び出した筒体46の底面46tと、底蓋31の中央に設けた窪み部31bが接触し、傘部44は上方へ押される。
筒体46の底面46tと窪み部31bは球状の曲率をもって接するため、底蓋31を閉じる動作で底蓋31の角度が変わっても、筒体46の底面47と窪み部31bとの接触面積を一定に保つことができ、また、曲面同士を接触させることで常に垂直方向に力が加わるため、傘部44はスムーズに収まる。
そして、底蓋31を略水平状態まで閉じると、クランプ受け31dが爪部83と接触し、スライドクランプ81は、スライドクランプ81に設けたバネが縮む方向に移動し、爪部83がクランプ受け31dを乗り越えた時点でバネが戻り、底蓋31は気密を保持した状態でロックされる。
また、図11の傘部88に示すように、傘部を下側(底蓋31側)が広がった逆テーパー形状にすることにより、傘部の内部に蓄積された塵埃86がより容易に外部空間に排出しやすくすることも可能である。
また、図12に示すように、上部内筒41と傘部44を一体に構成し、ごみ捨て時に第2のフィルタ部85と筒体46が下向きに飛び出す構成とすることにより、傘部の内部に蓄積された塵埃86がより容易に外部空間に排出しやすくすることも可能である。
<掃除機本体1内に吸い込まれた塵埃を含む空気の流路>
集塵装置10が掃除機本体1に取り付けられた状態では、ホース取り付け口11から高捕塵フィルタ29に至るまで、一連の流路となっている。
電気掃除機Sの掃除機本体1において、吸口体7から掃除機本体1に吸込まれた塵埃などを含む空気は、ホース取り付け口11から掃除機本体1内の導入管20に流入し、導入管20内を通って導入管出口12を通って集塵装置10に至る。集塵装置10内に入った塵埃などを含む空気は内筒40の廻りを回る気流となる(図9の矢印γ1)。この気流により発生する遠心力で空気と塵埃を分離し、空気は内筒40内に吸い込まれ、一部の気流(図9の矢印γ2)は集塵装置10の下部へ流れる。塵埃は、この気流により、外筒30内面に沿って落下し、集塵装置10の下部に向かう。
集塵装置10の下部への気流(図9の矢印γ2)は、円筒状の傘部44の内部を上昇し(図9の矢印γ4)、第2のフィルタ部85を通過し、内筒40内に吸い込まれる。内筒40内の、メッシュ部材42aを通過した遠心分離しきれなかった微細な塵埃を含む空気が流れ(図9の矢印γ3)と合流し、集塵装置10に設けた捕塵フィルタ32で微細な塵埃が除去される。そして、塵埃が除去された空気は、ダクト21を通過して、電動送風機14に吸い込まれる。そして、電動送風機14に吸い込まれた空気は、高捕塵フィルタ29を通過して残留する微細な塵埃などが除去され、掃除機本体1の後方下部の排出口(図示せず)から外部に排出される。
ここで、高捕塵フィルタ29は、捕塵フィルタ32で捕集できなかった微細な塵埃や電動送風機14のカーボンブラシ(図示せず)の摩耗屑を、塵埃除去後の空気から取り除き、ほぼ塵埃を含まないきれいな空気にして、掃除機本体1の外部へ排出する。
なお、詳細は省略するが、上述の掃除機本体1に吸い込まれた空気の流路付近の各部品の接続部(接触部)にはパッキング(図示せず)が設けられ、運転中の気密が保持されている。
以上述べたように本発明によれば、傘部内部にごみが圧縮されるため、ごみの集塵量を増やすことができ、かつ集塵蓄積部から集塵分離部への舞い戻りを抑え、塵埃分離性能の向上や吸気部への髪の毛等の巻きつきを抑えられ、かつ傘部内部にごみが圧縮されるため、ごみの排出時にごみの舞い上がりを抑えられ、そしてごみ捨てと同時に、バイパスフィルタ(フィルタ2)に付着した塵埃が排出されるためフィルタ掃除の手間が軽減できる、メンテナンス性の良い電気掃除機を提供することができる。
なお、本発明は前記した実施形態に限定されるものでなく、様々な実施形態が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分り易く説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。例えば、説明した構成の一部を含むものであっても良い。
1 掃除機本体、1a 上ケース、1b 下ケース、10 集塵装置、10A 塵埃分離部、10B 塵埃収容部、11 ホース取り付け口(本体吸気口)、12 導入管出口、13 ダクト入口部、14 電動送風機、19 蓋体、20 導入管、21 ダクト、30 外筒、31 底蓋、32 捕塵フィルタ、33 フィルタケース、34 フィルタ受け部、35 取っ手、37 ロック機構、38 流入管、39 開口部、40 内筒、41 上部内筒(枠体)、42 吸気部、44 傘部、46 筒体、46t 底面、55 持ち手、75 ヒンジカバー、80 ロッド、81 スライドクランプ、83 爪部、γ1〜γ6 空気の流れ、O 中心軸、S 電気掃除機、

Claims (6)

  1. 吸引力を発生させる電動送風機と、前記吸引力で吸引された塵埃を収容する集塵装置と、を備える電気掃除機であって、
    前記集塵装置は、外筒と、前記外筒内に配置された内筒と、を備え、
    前記内筒は、第1のフィルタを有する上部内筒と、前記上部内筒の下部に配置された傘部と、前記傘部の上部内側に配置された第2のフィルタと、を備え、
    前記第2のフィルタは、前記傘部の内側と前記上部内筒の内側とを流体的に連通し、
    前記傘部の上部内側から出ていくすべての流体は、第2のフィルタを介して前記上部内筒の内側に直接入るように構成されることをことを特徴とする電気掃除機。
  2. 請求項1記載の電気掃除機において、
    前記上部内筒と前記傘部は一体化されていることを特徴とする電気掃除機。
  3. 請求項1乃至2記載の電気掃除機において、
    前記傘部は、略中心付近に上部から下方向に向かって伸びる突起体を有し、
    前記第2のフィルタは前記傘部の上部であって、前記突起体の周囲に設けられいることを特徴とする電気掃除機。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の電気掃除機において、
    前記傘部が前記底蓋に向かって広がった逆テーパー形状にすることを特徴とする電気掃除
    機。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の電気掃除機において、
    前記内筒は前記外筒と同心状に設置されていることを特徴とする電気掃除機。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の電気掃除機において、
    前記外筒の下部は直径が異なる円筒形状の拡大部を重ねた階段形状になっていることを特
    徴とする電気掃除機。
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