JP2021058242A - 医用画像診断装置、医用画像診断システム、および医用画像診断方法 - Google Patents

医用画像診断装置、医用画像診断システム、および医用画像診断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】医用画像診断装置に対する操作のログと、ユーザ情報および被検体情報の少なくとも一方と、にもとづいて繰り返し動作を検出する。【解決手段】実施形態に係る医用画像診断装置は、処理部を備える。処理部は、自装置に対する操作のログと、ユーザに関する情報および被検体に関する情報の少なくとも一方と、にもとづいて、一連の複数の操作からなる動作であって繰り返し実行される動作である繰り返し動作を検出する。【選択図】 図3

Description

本発明の実施形態は、医用画像診断装置、医用画像診断システム、および医用画像診断方法に関する。
医用画像診断装置は、利用用途が多く、また複数の操作者(医師等、以下ユーザという)により共用されることが多い。そこで、医用画像診断装置の入力ンターフェースには、細かい操作ごとにキーが用意されて細かな制御を受け付け可能とすることで、様々な要望に答えられるように汎用性を高めたものがある。
一方で、被検体の検査を行う場合には、ユーザは、ユーザの専門分野に応じて同じような複数の一連の操作を行うことが多い。たとえば、集団検診で胃部X線バリウム検査を開始する場合には、ユーザは、被検体を載置するために天板を移動させ、被検体の胃部を撮影するために天板に載置した被検体の胃部、X線管、およびX線検出器の位置関係を調整する。そして、これらの一連の複数の操作(以下、動作という)を、ユーザは被検体ごとに繰り返すことになる。
しかし、汎用性を高めた入力インターフェースでこのような繰り返し実行される動作(以下、繰り返し動作という)を入力するためには、繰り返し動作を1回実行するごとに、繰り返し動作を構成する一連の複数の操作のそれぞれに対応するキー操作を連続して行わなければならない。このため、ユーザは動作を指示するたびに、非常に複雑で難しい作業を強いられることになる。
この作業を単純化する方法として、これらの一連の複数の操作をショートカットキーに割り当てる方法や、プリセットされたオートポジショニングを利用する方法などが考えられる。しかし、一連の複数の操作のそれぞれの操作(たとえば天板を左に動かすなど)のパラメータ(たとえば20cmなど)が被検体に応じて異なるため、単に一連の複数の操作をショートカットキーに割り当て、あるいはオートポジショニングを利用しても、ユーザの作業負担を低減する効果は低い。また、そもそもこの種の割り当て作業自体が、ユーザにとっては煩雑な作業である。したがって、ユーザの多くは、紙に記載された操作手順を参照しながら複数の一連の操作を行っている。
特開2009−116787号公報
クリストファー M. ビショップ(Christopher M. Bishop)著、「パターン認識と機械学習(上)(Pattern recognition and machine learning)」、(米国)、第1版、スプリンガー(Springer)、2006年、P.225−290
本発明が解決しようとする課題は、医用画像診断装置に対する操作のログと、ユーザ情報および被検体情報の少なくとも一方と、にもとづいて繰り返し動作を検出することである。
実施形態に係る医用画像診断装置は、処理部を備える。処理部は、自装置に対する操作のログと、ユーザに関する情報および被検体に関する情報の少なくとも一方と、にもとづいて、一連の複数の操作からなる動作であって繰り返し実行される動作である繰り返し動作を検出する。
第1の実施形態に係るX線診断装置を含む医用画像診断システムの一構成例を示すブロック図。 解析機能の学習時におけるデータフローの一例を示す説明図。 解析機能の運用時におけるデータフローの一例を示す説明図。 X線診断装置を起動してからシャットダウンするまでの間に設定される、繰り返し動作抽出区間の一例を示す説明図。 学習済みモデルの再学習時におけるデータフローの一例を示す説明図。 第2の実施形態に係るX線診断装置を含む医用画像診断システムの一構成例を示すブロック図。 第3の実施形態に係る医用画像診断システムの一構成例を示すブロック図。 第3実施形態に係る第2の医用画像診断装置の一例としてのX線診断装置の一構成例を示すブロック図。
以下、図面を参照しながら、医用画像診断装置、医用画像診断システム、および医用画像診断方法の実施形態について詳細に説明する。
一実施形態に係る医用画像診断装置としては、X線診断装置、X線CT(Computed Tomography)装置、磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置など種々の装置を用いることができる。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るX線診断装置10を含む医用画像診断システム1の一構成例を示すブロック図である。
医用画像診断システム1は、医用画像診断装置の一例としてのX線診断装置10、HIS(Hospital Information System、病院情報システム)101、RIS(Radiology Information System、放射線科情報システム)102、およびPACS(Picture Archiving and Communication Systems、画像保存通信システム)103を有する。
X線診断装置10は、図1に示すように撮影装置20およびコンソール30を有する。
撮影装置20は、通常は検査室に設置され、被検体に関する医用画像データを生成するよう構成される。コンソール30は、検査室に隣接する操作室に設置され、医用画像データにもとづくX線画像を生成して表示を行なう。なお、X線診断装置10は、撮影装置20が設置される検査室に設置されてもよいし、撮影装置20とネットワークを介して接続されて検査室と離れた遠隔地に設置されてもよい。
撮影装置20は、X線源21、FPD22、天板23、高電圧電源24、およびコントローラ25を有する。
X線源21は、高電圧電源24により電圧を印加されてX線を発生する。
FPD22は、複数のX線検出素子を有するフラットパネルディテクタ(平面検出器、FPD:Flat Panel Detector)により構成され、FPD22に照射されたX線を検出し、この検出したX線にもとづく医用画像データを出力する。この医用画像データはコンソール30に与えられる。X線源21とFPD22は、天板23に載置された被検体を挟んで対向配置されればよい。たとえば、X線源21とFPD22は、被検体を挟んで対向配置されるようにCアームの両端部にそれぞれ支持されてもよい。また、X線源21とFPD22は、それぞれが独立な支持部材に支持されてもよい。
天板23は、寝台の上部に設けられ、被検体Pを載置する。高電圧電源24は、X線源21に印加する高電圧を発生する機能を有する高電圧発生装置と、X線源21が照射するX線に応じた出力電圧の制御を行うX線制御装置とを有する。高電圧発生装置は、変圧器方式であってもよいし、インバータ方式であってもよい。
また、高電圧電源24は、X線の照射停止指示をコントローラ25から受けると、X線源21に対する高電圧出力を停止する。
コントローラ25は、プロセッサおよび記憶回路を少なくとも有する。コントローラ25は、この記憶回路に記憶されたプログラムに従ってコンソール30により制御されて、撮影装置20の各コンポーネントを統括制御する。コントローラ25の記憶回路の記憶媒体内のプログラムおよびデータの一部または全部は、ネットワーク100を介した通信によりダウンロードされてもよいし、光ディスクなどの可搬型記憶媒体を介して記憶回路に与えられてもよい。
一方、コンソール30は、ディスプレイ31、入力インターフェース32、記憶回路33、通信回路34、および処理回路35を有する。
ディスプレイ31は、たとえば液晶ディスプレイやOLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイなどの一般的な表示出力装置により構成され、処理回路35の制御に従って処理回路35が出力した繰り返し動作の内容などの各種情報を表示する。
入力インターフェース32は、たとえばトラックボール、スイッチ、ボタン、マウス、キーボード、操作面へ触れることで入力操作を行なうタッチパッド、光学センサを用いた非接触入力インターフェース、および音声入力インターフェース等などの一般的な入力装置により実現され、ユーザの操作に対応した操作入力信号を処理回路35に出力する。
記憶回路33は、磁気的もしくは光学的記録媒体または半導体メモリなどの、プロセッサにより読み取り可能な記録媒体を含んだ構成を有する。記憶回路33の記憶媒体内のプログラムおよびデータの一部または全部は、電子ネットワークを介した通信によりダウンロードされてもよいし、光ディスクなどの可搬型記憶媒体を介して記憶回路33に与えられてもよい。
通信回路34は、ネットワーク100の形態に応じた種々の情報通信用プロトコルを実装する。通信回路34は、この各種プロトコルに従ってX線診断装置10とHIS101、RIS102、PACS103とを接続する。この接続には、電子ネットワークを介した電気的な接続などを適用することができる。ここで電子ネットワークとは、電気通信技術を利用した情報通信網全般を意味し、無線/有線の病院基幹LAN(Local Area Network)やインターネット網のほか、電話通信回線網、光ファイバ通信ネットワーク、ケーブル通信ネットワークおよび衛星通信ネットワークなどを含む。
処理回路35は、記憶回路33に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、X線診断装置10に対するユーザの操作のログと、ユーザに関する情報(以下、ユーザ情報という)および被検体に関する情報(以下、被検体情報という)の少なくとも一方と、にもとづいて繰り返し動作を検出するための処理を実行するプロセッサである。
なお、本明細書において、「操作」とは、入力インターフェース32に対してユーザが1回で入力できる作業単位をいうものとする。操作には、パラメータが伴うことがあることに注意する。たとえば、天板23を下げる、という操作には、どれだけの距離、どれだけの速度で下げるか、といったパラメータが伴い得る。
「動作」とは、複数の一連の操作により構成されるものとする。たとえば、胃部のX線撮影を行う場合、天板23を下げる操作、被検体を載置する操作、天板23を上げる操作、およびX線源21を被検体の胃の位置に合わせる操作が行われる。これら複数の一連の操作を動作と定義する。この例では、動作を構成する各操作に付随するパラメータは、被検体の体格に応じて変化する。
また、ここで例示した胃部X線撮影の検査開始直後の動作は、被検体が入れ替わるたびに、ユーザによって過去に何度も繰り返し実行されていることが予想される。種々の動作のうち、このようにX線診断装置10に対する操作のログに所定回数以上含まれた動作を、「繰り返し動作」というものとする。
処理回路35のプロセッサは、図1に示すように、システム制御機能350、ログ収集機能351、解析機能352、提示機能353、割当機能354、および再現機能355を実現する。これらの各機能はそれぞれプログラムの形態で記憶回路33に記憶されている。なお、処理回路35の機能350−355の一部は、ネットワークを介してコンソール30にデータ送受信可能に接続された外部のプロセッサにより実現されてもよい。
システム制御機能350は、X線診断装置10を統括制御する。たとえば、システム制御機能350は、入力インターフェース32を介したユーザ指示に応じて、コントローラ25を介して撮影装置20のX線源21、FPD22、天板23などを駆動する。
ログ収集機能351は、X線診断装置10に対する操作のログを収集し、記憶回路33またはX線診断装置10に接続された他の記憶媒体等の記憶媒体に記憶させる。ログ収集機能351は、収集部の一例である。
解析機能352は、X線診断装置10に対する操作のログと、ユーザ情報および被検体情報の少なくとも一方と、にもとづいて、繰り返し動作(繰り返し実行される動作(一連の複数の操作))を検出する。解析機能352は、処理部の一例である。解析機能352の詳細については図2−5を参照して後述する。
提示機能353は、解析機能352が検出した繰り返し動作を、たとえばディスプレイ31に繰り返し動作を表示するなどの方法で、ユーザに提示する。提示機能353は、提示部の一例である。
割当機能354は、ユーザによる入力インターフェース32を介した指示に応じて、解析機能352が検出した繰り返し動作を、1つのキーまたは複数のキーの組み合わせにより構成されるショートカットキーに割り当てる。割当機能354は割当部の一例である。
再現機能355は、解析機能352が検出した繰り返し動作が割り当てられたショートカットキーが操作されると、コントローラ25を介して撮影装置20を制御することにより、当該ショートカットキーに割り当てられた繰り返し動作をX線診断装置10に再現させる。再現機能355は再現部の一例である。
(解析機能)
次に、解析機能352について図2−5を参照して説明する。解析機能352は、X線診断装置10に対する操作のログ(以下、操作ログという)と、ユーザ情報および被検体情報の少なくとも一方と、にもとづいて、繰り返し動作を検出する。検出方法としては、動作ベクトル検出アルゴリズムを用いて検出する方法、および機械学習を用いた方法などの方法が挙げられる。
動作ベクトル検出アルゴリズムを用いて繰り返し動作を検出する場合は、解析機能352は、X線診断装置10に対する操作のログから、大きな動きをベクトル化してとらえることで一連の操作を検出する。たとえば、天板23が12cm上昇後すぐに2cm下降し、またすぐに10cm上がってから30cm左に移動した場合を考える。この場合は、4つの操作とは考えず、大まかに20cm上げる操作1つと30cm左移動させる操作1つの2つの操作と考える。このように、解析機能352は、動作ベクトル検出アルゴリズムを利用する場合、操作のログのうちのパラメータが小さい操作をノイズととらえることで大まかな操作を把握するよう調整する調整機能53としても機能することができる。
また、繰り返し動作が検出されると、解析機能352は、被検体の体格に応じたパラメータを各操作に設定し、当該パラメータの設定を行った繰り返し動作を出力してもよい。
解析機能352は、機械学習を用いて繰り返し動作を検出してもよい。この場合、機械学習としては、SVM(サポートベクターマシン)を利用した機械学習を用いてもよいし、CNN(畳み込みニューラルネットワーク)や畳み込み深層信念ネットワーク(CDBN:Convolutional Deep Belief Network)などの、多層のニューラルネットワークを用いた深層学習を用いてもよい。以下の説明では、機械学習がニューラルネットワークを用いた深層学習であり、機械学習モデルが深層学習を用いた学習済みモデルである場合の例を示す。
図2は、解析機能352の学習時におけるデータフローの一例を示す説明図である。解析機能352は、トレーニングデータセットを多数用いて深層学習を行うことにより、パラメータデータ52を逐次的に更新する。
トレーニングデータセットは、トレーニングデータセットを構成する学習用データ群41を構成する学習用データ411、412、413・・・、と、各学習用データに対応する教師データ群42を構成し各学習用データに対応する教師データとしての繰り返し動作421、422、423、・・・、により構成される。
各学習用データは、操作ログ(X線診断装置10に対する操作のログ)と、被検体情報およびユーザ情報の少なくとも一方と、の組みからなる。図2には、被検体情報およびユーザ情報の両方を用いる場合の例を示した。被検体情報は、被検体の身体的情報(身長、体重、体の厚みなどの被検体の体格に関する情報、性別、年齢、被検体IDなど)、および被検体に対して行われる検査情報(検査部位に関する情報、被検体の検査目的に関する情報、検査IDなど)などを含む。検査部位および検査目的は電子カルテ等から取得することができる。ユーザ情報は、ユーザ(たとえば撮影技師、手技者、読影医など)が専門とする診療科の情報、ユーザの所属する病院が専門とする診療科の情報、氏名、ユーザIDなどを含む。
各教師データの繰り返し動作421、422、423としては、たとえばユーザがこれまで入力の際に参照していた、紙に書かれた操作手順などを利用することができる。
解析機能352は、トレーニングデータセットが与えられるごとに、学習用データをニューラルネットワーク51で処理した結果が教師データに近づくようにパラメータデータ52を更新していく、いわゆる学習を行う。一般に、パラメータデータ52の変化割合が閾値以内に収束すると、学習は終了と判断される。以下、学習後のパラメータデータ52を特に学習済みパラメータデータ52tという。
なお、学習用データの種類と図3に示す運用時の入力データの種類は一致させるべきことに注意する。たとえば、学習用データとして操作ログと被検体情報とを用い、ユーザ情報を用いない場合は、運用時の入力データも同様に、ユーザ情報を用いないようにする。
図3は、解析機能352の運用時におけるデータフローの一例を示す説明図である。運用時には、解析機能352は、操作ログが収集されるごとに、または所定の周期もしくは所定のタイミングで、またはユーザの指示に応じて、操作ログと被検体情報およびユーザ情報の少なくとも一方との組みからなる入力データ61にもとづいて、学習済みモデル50を用いて繰り返し動作62を検出する。
たとえば、被検体情報が入力データに含まれる場合は、学習済みモデル50が出力する繰り返し動作62は、被検体の体格に応じたパラメータが加味されたものとすることができる。また、ユーザ情報が入力データに含まれる場合は、ユーザが専門とする診療科またはユーザの所属する病院が専門とする診療科の情報を用いることができるため、たとえば診療科の情報とその診療科で用いられる専門性の高い手技の動作などとをあらかじめに関連付けておくことにより、診療科の情報にもとづいてより深い複雑な動作を検出することができる。
なお、ニューラルネットワーク51と学習済みパラメータデータ52tは、学習済みモデル50を構成する。ニューラルネットワーク51は、プログラムの形態で記憶回路33に記憶される。学習済みパラメータデータ52tは、記憶回路33に記憶されてもよいし、ネットワークを介して処理回路35と接続された記憶媒体に記憶されてもよい。学習済みモデル50(ニューラルネットワーク51と学習済みパラメータデータ52t)が記憶回路33に記憶される場合、処理回路35のプロセッサにより実現される解析機能352は、記憶回路33から学習済みモデル50を読み出して実行することで、操作ログと被検体情報およびユーザ情報の少なくとも一方との組みからなる入力データ61にもとづいて繰り返し動作62を検出する。
なお、学習済みモデル50は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路によって構築されてもよい。
次に、学習済みモデル50を、運用時に検出した繰り返し動作62を用いて再学習させる方法の一例を説明する。
図4は、X線診断装置10を起動してからシャットダウンするまでの間に設定される、繰り返し動作抽出区間の一例を示す説明図である。図4には、X線診断装置10を起動してからシャットダウンするまでの間に、被検体Aの検査と被検体Bの検査が実行される場合の例を示した。また、被検体Aの検査と被検体Bの検査は、それぞれ3回の撮影を含むものとする。
また、図5は、学習済みモデル50の再学習時におけるデータフローの一例を示す説明図である。
図4に示した区間のそれぞれでは、毎回同じ動作(一連の複数の操作)が行われる可能性が高いものと思われる。たとえば、図4に示すように、被検体の検査開始から検査終了までの期間を医用撮影のタイミングで複数の区間に区切る場合、被検体Aの検査開始から1回目の医用撮影までの区間TAsでは、被検体Aの検査部位を撮影位置に移動させる動作が行われる可能性が高い。被検体Bの検査開始から1回目の医用撮影までの区間TBsでも、同様の目的の動作が行われる可能性が高い。撮影間の区間TA12とTB12も同様と考えられる。この場合、検査開始から1回目の医用撮影までに行われる繰り返し動作、撮影間の区間で行われる繰り返し動作などを検出するとよい。また、図4に示した区間のそれぞれで行われる動作を連続した一つの動作としてあつかい、連続する複数の区間で1つの繰り返し動作ととらえてもよい場合もあるものと考えられる。
そこで、所定の区間の操作のログを学習用データ711の操作ログ(区間)として用いる。また、区間ごとの操作ログを解析機能352の調整機能53によって動作ベクトル検出アルゴリズムを用いて調整することによって、区間で実行された全操作から把握される1つの繰り返し動作が得られる。これを教師データ721の繰り返し動作として用いて、パラメータデータ52tを再度更新することで、学習済みモデル50の精度の向上が期待できる。また、図4に示すように、一人の被検体の検査開始から検査終了までの期間を一つの区間TA、TBとして扱って再学習のためのトレーニングデータセットを生成してもよい。
また、図4に示すように、X線診断装置10の電源投入などによる起動指示があってから所定の区間Twuでは、繰り返し動作である可能性の高い始業点検が行われるものと考えられる。また、終了点検の開始からシャットダウンまでの区間Tsdでは、同様に繰り返し動作である可能性の高い終業点検が行われるものと考えられる。したがって、これらの区間Twu、Tsdを起動から所定の区間Twuの操作のログを学習用データ711の操作ログ(区間ごと)として用い、この操作ログ(区間ごと)を解析機能352の調整機能53によって動作ベクトル検出アルゴリズムを用いて調整した動作を教師データ721の繰り返し動作として用いて、パラメータデータ52tを再度更新してもよい。
(提示、割当、再現)
解析機能352によって繰り返し動作が検出されると、提示機能353は、解析機能352が検出した繰り返し動作をユーザに提示する。上述したとおり、解析機能352は、操作ログが収集されるごとに、または所定の周期もしくは所定のタイミングで、またはユーザの指示に応じて、繰り返し動作の検出を行うことができる。
具体的には、提示機能353は、検出された繰り返し動作の内容を、たとえば操作およびパラメータのリスト表示などの提示画像によってユーザに提示する。ユーザは、この提示画像を確認することで、検出された繰り返し動作を理解することができる。
また、ユーザは、検出された繰り返し動作がどのような操作の組み合わせであるのか確認するために、再現機能355に指示することで、検出された繰り返し動作をX線診断装置10に再現させてもよい。この指示は、提示画像に設けられた再現ボタンなどを介して受け付けることができる
提示画像や再現動作によって検出された繰り返し動作を確認したユーザが所望した場合、割当機能354は、ユーザによる入力インターフェース32を介した指示に応じて、解析機能352が検出した繰り返し動作を、1つのキーまたは複数のキーの組み合わせにより構成されるショートカットキーに割り当てる。
また、割当機能354は、再現動作を確認したユーザによる繰り返し動作の内容の調整、たとえば繰り返し動作を構成する複数の操作の変更や、各操作のパラメータ(たとえば移動の量、速度、角度など)の調整、を受け付けてもよい。この場合は、調整後の繰り返し動作をユーザに指示されたあるいは初期設定されたショートカットキーに割り当てる。この場合、ユーザは、解析機能352が検出した繰り返し動作を、自分の使い勝手がよいように調整した上で、ショートカットキーに登録することができるため、非常に利便性が高い。
また、割当機能354は、検出された繰り返し動作と、割り当てられたショートカットキーの情報と、ユーザとを関連付けて記憶回路33に記憶させてもよい。この場合、複数のユーザが共用している入力インターフェース32であっても、ログインユーザに応じて、同じキーに異なる繰り返し動作を割り当てることが可能となり、X線診断装置10をユーザの専用機化することができる。
また、割当機能354は、検出された繰り返し動作と、割り当てられたショートカットキーの情報と、ユーザが所属する病院の情報とを関連付けて記憶回路33に記憶させてもよい。この場合、汎用機として納品されたX線診断装置10であっても、容易に病院専用にカスタマイズして病院専用機化することができる。
再現機能355は、繰り返し動作が割り当てられたショートカットキーの操作を受け付けると、繰り返し動作を再現する。ショートカットキーは1つのキーで構成されてもよい。ショートカットキーが1つのキーで構成される場合、再現機能355は、たとえば当該1つのキーをユーザが押下し続けている間は、繰り返し動作を構成する複数の一連の操作が順次再現するように機能してもよい。
この場合、再現機能355は、ユーザが当該キーを途中で離して押下をやめた場合、繰り返し動作を中断する。中断中に、ユーザが繰り返し動作の操作の調整やパラメータの調整、あるいは繰り返し動作にない操作などによって調整を行った場合でも、ユーザが押下を再開した場合は、再現機能355は中断された繰り返し動作を再開してもよい。再開にあたっては、調整によって繰り返し動作からずれた変位を、繰り返し動作を中断せず行っていたら本来であれば到達したであろう位置に誘導するか、調整をそのまま反映して繰り返し動作の続きを再現するかは、再開時にユーザの指示を仰いでもよいし、初期設定またはユーザ設定によってあらかじめ設定されてもよい。
また、再現機能355は、繰り返し動作の最後の操作が終了した場合は、その旨の情報を画像や音声でユーザに通知してもよい。
また、再現機能355は、繰り返し動作に1または複数の区切りを設けておき、ユーザがショートカットキーの押下を継続している場合でも、区切りに到達した時点で強制的に再現を中断してもよい。区切りは、たとえば繰り返し動作を構成する操作単位としてもよいし、繰り返し動作の提示画像を介してユーザにより設定されてもよい。区切りで中断した動作の再開トリガは、たとえば一度キーを離してから再度押下されたことや、押下継続のまま所定時間経過したことなどを利用することができる。区切りに到達した時点で強制的に再現を中断することにより、被検体やユーザが装置に巻き込まれたり挟まれたりなどの危険を未然に防ぐことができる。
また、再現機能355は、繰り返し動作にショートカットキーに割り当てられていない場合でも、繰り返し動作を構成する一連の操作のそれぞれに対応するキーを順次ユーザに示すことで、ユーザが繰り返し動作の再現を容易に行うことができるように支援することができる。キーの示し方としては、たとえばディスプレイ31上にキーレイアウトを表示して次に押下すべきキーの色、輝度等の表示態様をかえる方法や、各キーにLEDなどの発光部が内蔵されて各キーの発光状態を個別に制御可能な場合は、次に押下すべきキーに対応するLEDの点灯状態を変更する方法などを用いることができる。また、この場合でも、1つのキーに割り当てられている場合と同様に、繰り返し動作の途中で、ユーザが繰り返し動作の操作の調整やパラメータの調整、あるいは繰り返し動作にない操作を行うなどして調整を受け付けてもよく、また再開の方法も1つのキーに割り当てられている場合と同様である。
また、このとき、解析機能352は、繰り返し動作にない操作が行われた場合であって、当該操作とこれまでに行われた操作とを最初の一連の操作として含む別な繰り返し動作への分岐の可能性を検知してもよい。この場合は、再現機能355は、解析機能352から分岐の可能性がある旨の情報および分岐した場合の繰り返し動作の情報を取得し、ユーザに対してどの繰り返し動作を再開するかの選択をうながしてもよい。
さらに、解析機能352は、ユーザによる操作が行われるごとに繰り返し動作の検出を行っているときに、すでに検出済みの繰り返し動作を構成する一連の複数の操作のうちの最初の一部の操作を検知すると、残りの操作に対応するキーをユーザに通知してもよい。このとき、対応する繰り返し動作の全体を提示画像などであわせて提示してもよい。
本実施形態に係る医用画像診断装置によれば、被検体の体格に応じたパラメータが自動設定された繰り返し動作を出力することができる。また、ユーザの専門分野に応じた複雑な繰り返し動作を検出することができる。繰り返し動作を提案することにより、ユーザは、より少ない操作で所望の動作を実現することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る医用画像診断装置、医用画像診断システム、および医用画像診断方法の第2実施形態について説明する。
図6は、第2の実施形態に係るX線診断装置10Aを含む医用画像診断システム1Aの一構成例を示すブロック図である。
この第2実施形態に示す医用画像診断システム1Aは、医用画像診断装置の一例としてのX線診断装置10Aが解析機能352を備えずともよい一方、解析機能352に相当する解析機能852を有する情報処理装置80を備える点で第1実施形態に示す医用画像診断システム1と異なる。他の構成および作用については図1に示す医用画像診断システム1と実質的に異ならないため、同じ構成には同一符号を付して説明を省略する。
医用画像診断装置の一例としてのX線診断装置10Aのコンソール30Aの処理回路35Aは、第1実施形態に係る処理回路35とは異なり、送受信機能356を実現する一方、解析機能352を実現せずともよい。
送受信機能356は、自装置に対する操作ログを情報処理装置80に送信する。また、送受信機能356は、情報処理装置80によって操作ログから検出された繰り返し動作の情報を受信する。
情報処理装置80は、パーソナルコンピュータなどの一般的な情報処理装置により構成され、ディスプレイ81、入力インターフェース82、記憶回路83、通信回路84、および処理回路85を有する。構成81−84はそれぞれコンソール30Aの構成31−34と同様の構成および作用を有するため、説明を省略する。
処理回路85のプロセッサは、図6に示すように、ログ取得機能851、解析機能852、および送受信機能853を実現する。これらの各機能はそれぞれプログラムの形態で記憶回路83に記憶されている。
ログ取得機能851は、X線診断装置10Aから送信されて送受信機能853が受信した操作ログを取得する。解析機能852の機能は、図6に示す例ではX線診断装置10Aの解析機能352と同等であるため説明を省略する。
送受信機能853は、X線診断装置10Aから送信されてきた操作ログを受信する。また、送受信機能853は、解析機能852が検出した繰り返し動作の情報をX線診断装置10Aに送信する。
情報処理装置80の処理回路85のプロセッサとして、X線診断装置10Aの処理回路35Aのプロセッサよりも高性能なものを用いることにより、大規模な学習済みモデルの構築が可能となるなどの利点を享受することができるため、X線診断装置10Aのコンソール30Aで行うよりもさらに高度な繰り返し動作の検出が可能となる。
(第3の実施形態)
図7は、第3の実施形態に係る医用画像診断システム1Bの一構成例を示すブロック図である。また、図8は、第3実施形態に係る第2の医用画像診断装置の一例としてのX線診断装置10Bの一構成例を示すブロック図である。
この第3実施形態に示す医用画像診断システム1Bは、第2の医用画像診断装置の一例としてのX線診断装置10B、MRI装置10Cを備える点で第2実施形態に示す医用画像診断システム1Aと異なる。他の構成および作用については図6に示す医用画像診断システム1Aと実質的に異ならないため、同じ構成には同一符号を付して説明を省略する。
図8には、第2の医用画像診断装置の一例として、X線診断装置10Bの構成例を示したが、第3実施形態では、MRI装置10C等の他のモダリティであっても、図8に示すX線診断装置10Bの処理回路35Bと同等の処理回路を備える。
図7と図8を比較して明らかなように、第1の医用画像診断装置としてのX線診断装置10Aの処理回路35Aの実現機能例と第2の医用画像診断装置としてのX線診断装置10Bの処理回路35Bの実現機能例とは同等である。
このため、第3実施形態に係る医用画像診断システム1Bは、複数の医用画像診断装置の操作ログを情報処理装置80に集約し、検出した繰り返し動作を複数の医用画像診断装置で共有することができる。
たとえば、X線診断装置10Aのユーザに熟練の優れた医師がいる一方で、X線診断装置10Bのユーザには未熟なユーザしかいない場合を考える。この場合、X線診断装置10Aから情報処理装置80に熟練の優れた医師による操作ログが送信されれば、熟練の優れた医師の操作ログにもとづいて繰り返し動作をすることができるとともに、この繰り返し動作をX線診断装置10Bに送信することができる。このため、いわゆるエキスパート技術者のノウハウを容易に転用することができ、未熟な医師であっても専門的で効率的な繰り返し動作を容易かつ確実に実行することができる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、医用画像診断装置に対する操作のログと、ユーザ情報および被検体情報の少なくとも一方と、にもとづいて繰り返し動作を検出することができる。
なお、上記実施形態において、「プロセッサ」という文言は、たとえば、専用または汎用のCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、または、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(たとえば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、およびFPGA)等の回路を意味するものとする。プロセッサは、記憶媒体に保存されたプログラムを読み出して実行することにより、各種機能を実現する。
また、上記実施形態では処理回路の単一のプロセッサが各機能を実現する場合の例について示したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサが各機能を実現してもよい。また、プロセッサが複数設けられる場合、プログラムを記憶する記憶媒体は、プロセッサごとに個別に設けられてもよいし、1つの記憶媒体が全てのプロセッサの機能に対応するプログラムを一括して記憶してもよい。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1、1A、1B 医用画像診断システム
10、10A、10B X線診断装置
10C MRI装置
30、30A コンソール
31 ディスプレイ
32 入力インターフェース
351 ログ収集機能
352 解析機能
353 提示機能
354 割当機能
355 再現機能
356 送受信機能
711 学習用データ
721 教師データ
851 ログ取得機能
852 解析機能
853 送受信機能

Claims (16)

  1. 自装置に対する操作のログと、ユーザに関する情報および被検体に関する情報の少なくとも一方と、にもとづいて、一連の複数の操作からなる動作であって繰り返し実行される動作である繰り返し動作を検出する処理部、
    を備えた医用画像診断装置。
  2. 前記被検体に関する情報は、
    前記被検体の体格に関する情報を含む身体的情報、前記被検体の検査部位に関する情報、および前記被検体の検査目的に関する情報の少なくとも1つを含み、
    前記処理部は、
    検出した前記繰り返し動作を構成する複数の操作のそれぞれのパラメータを前記被検体に関する情報に応じて設定し、当該パラメータの設定を行った前記繰り返し動作を出力する、
    請求項1記載の医用画像診断装置。
  3. 前記ユーザに関する情報は、
    前記ユーザが専門とする診療科の情報、および前記ユーザの所属する病院が専門とする診療科の情報の少なくとも1つを含み、
    前記処理部は、
    前記ユーザに関する情報に含まれる診療科に関連付けられた動作を前記繰り返し動作として検出する、
    請求項1または2に記載の医用画像診断装置。
  4. 前記処理部が検出した前記繰り返し動作を前記ユーザに提示する提示部、
    をさらに備えた請求項1ないし3のいずれか1項に記載の医用画像診断装置。
  5. 前記ユーザによる入力部を介した指示に応じて、前記処理部が検出した前記繰り返し動作を、1つのキーまたは複数のキーの組み合わせにより構成されるショートカットキーに割り当てる割当部、
    をさらに備えた請求項4記載の医用画像診断装置。
  6. 前記割当部は、
    前記処理部が検出した前記繰り返し動作と、割り当てられたショートカットキーの情報と、前記ユーザまたは前記ユーザが所属する病院の情報と、を関連付けて記憶部に記憶させる、
    請求項5記載の医用画像診断装置。
  7. 前記処理部が検出した前記繰り返し動作が割り当てられた前記ショートカットキーが操作されると、前記自装置に前記繰り返し動作を再現させる再現部、
    をさらに備えた請求項5または6に記載の医用画像診断装置。
  8. 前記再現部は、
    前記ショートカットキーの操作に応じた前記繰り返し動作の再現中に、前記繰り返し動作を構成する前記一連の複数の操作の調整および各操作のパラメータの調整の少なくとも一方を受け付ける、
    請求項7記載の医用画像診断装置。
  9. 前記処理部は、
    前記ユーザにより前記自装置に対する操作が行われるごとに前記繰り返し動作の検出を行い、前記繰り返し動作を構成する前記一連の複数の操作のうちの最初の一部の操作を検知すると、残りの操作に対応するキーを前記ユーザに通知する、
    請求項1ないし8のいずれか1項に記載の医用画像診断装置。
  10. 前記処理部は、
    前記自装置に対する操作のログと、前記ユーザに関する情報および前記被検体に関する情報の少なくとも一方と、にもとづいて、動作ベクトル検出アルゴリズムを利用して前記繰り返し動作を検出する、
    請求項1ないし9のいずれか1項に記載の医用画像診断装置。
  11. 前記処理部は、
    前記自装置に対する操作のログと、前記ユーザに関する情報および前記被検体に関する情報の少なくとも一方と、にもとづいて前記繰り返し動作を出力する学習済みモデルに対して前記自装置に対する操作のログと前記ユーザに関する情報および前記被検体に関する情報の少なくとも一方とを入力することにより、前記繰り返し動作を検出する、
    請求項1ないし9のいずれか1項に記載の医用画像診断装置。
  12. 前記学習済みモデルは、
    学習用データと教師データからなるトレーニングデータセットであって、前記被検体に対する検査開始から検査終了までに実行された前記自装置に対する操作のログと、前記被検体に関する情報と、を前記学習用データとし、前記被検体に対する検査開始から検査終了までに実行された前記自装置に対する全操作から把握される1つの繰り返し動作を前記教師データとするトレーニングデータセット、を用いて学習を行ったモデルである、
    請求項11記載の医用画像診断装置。
  13. 前記学習済みモデルは、
    学習用データと教師データからなるトレーニングデータセットであって、前記被検体に対する検査開始から検査終了までの期間を医用撮影のタイミングで区切った区間ごとに、区間で実行された前記自装置に対する操作のログと、前記被検体に関する情報と、を前記学習用データとし、当該区間で実行された前記自装置に対する全操作から把握される1つの繰り返し動作を前記教師データとするトレーニングデータセット、を用いて学習を行ったモデルである、
    請求項11記載の医用画像診断装置。
  14. 自装置に対するユーザによる操作を受け付ける入力部と、
    前記自装置に対する操作のログを収集する収集部と、
    を有する医用画像診断装置と、
    前記医用画像診断装置とデータ送受信可能に接続され、前記医用画像診断装置に対する操作のログと、前記ユーザに関する情報および被検体に関する情報の少なくとも一方と、にもとづいて、一連の複数の操作からなる動作であって繰り返し実行される動作である繰り返し動作を検出する処理部を備えた情報処理装置と、
    を備えた医用画像診断システム。
  15. 前記医用画像診断装置を複数備え、
    前記情報処理装置の前記処理部は、
    複数の前記医用画像診断装置のそれぞれから操作のログを受信し、第1の医用画像診断装置に対する操作のログから検出した繰り返し動作を、第2の医用画像診断装置に送信し、
    前記第2の医用画像診断装置は、
    前記情報処理装置の前記処理部が前記第1の医用画像診断装置に対する操作のログから検出した前記繰り返し動作を前記ユーザに提示する提示部をさらに有する、
    請求項14記載の医用画像診断システム。
  16. 医用画像診断装置に用いられる医用画像診断方法であって、
    前記医用画像診断装置に対する操作のログと、ユーザに関する情報および被検体に関する情報の少なくとも一方と、を取得するステップと、
    前記医用画像診断装置に対する操作のログと、前記ユーザに関する情報および前記被検体に関する情報の少なくとも一方と、にもとづいて、繰り返し実行される一連の複数の操作としての繰り返し動作であって前記ユーザおよび前記被検体の少なくとも一方に応じた繰り返し動作を生成するステップと、
    を有する医用画像診断方法。
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