JP2021058014A - モータ用部品、モータおよびモータ用部品の製造方法 - Google Patents

モータ用部品、モータおよびモータ用部品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】モータの小型化を図ることができるとともに、モータの製造コストを抑えることができるモータ用部品、かかるモータ用部品を備えるモータ、および、かかるモータ用部品を製造する製造方法を提供すること。【解決手段】モータ用部品100は、モータ1の部品として用いられる。モータ用部品100は、筒状をなすコアバック部21と、コアバック部21の径方向に突出して設けられ、コアバック部21の周方向に沿って配置された複数のティース部22とを有するステータコア20と、ティース部22にコイル状に巻回された第1線状体6と、第1線状体6と電気的に接続される第2線状体7とを備える。第1線状体6の端部は、噛み込み部61を有し、第2線状体7の端部は、噛み込み部71を有し、一方の端部が他方の端部に噛み込むことができる。【選択図】図7

Description

本発明は、モータ用部品、モータおよびモータ用部品の製造方法に関する。
ステータコアと、ステータコアに装着された複数のコイルと、コイル同士を電気的に接続する複数の渡り線部材とを有するモータが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のモータでは、各渡り線部材は、円弧状の渡り線部と、渡り線部に一体に設けられ、コイルに電気的に結合される複数本の脚部とを有する硬質の部材である。
特開2004−120905号公報
しかしながら、渡り線を有する従来のモータは、渡り線部材が配置された分、モータが大型化する傾向にあり、例えば自動車に設置して用いられる場合、設置スペースの確保が困難となるという問題があった。また、渡り線部材が配置された分、製造コストが増大するという問題があった。
本発明の目的は、モータの小型化を図ることができるとともに、モータの製造コストを抑えることができるモータ用部品、かかるモータ用部品を備えるモータ、および、かかるモータ用部品を製造する製造方法を提供することにある。
本発明のモータ用部品の一つの態様は、モータの部品として用いられるモータ用部品であって、筒状をなすコアバック部と、該コアバック部の径方向に突出して設けられ、前記コアバック部の周方向に沿って配置された複数のティース部とを有するコア部材と、前記ティース部にコイル状に巻回された第1線状体と、前記第1線状体と電気的に接続される第2線状体とを備え、前記第1線状体の端部と、前記第2線状体の端部とは、一方の端部が他方の端部に噛み込む噛み込み部を有することを特徴とする。
本発明のモータの一つの態様は、上記モータ用部品を備えることを特徴とする。
本発明のモータ用部品の製造方法の一つの態様は、上記モータ用部品を製造する方法であって、前記ティース部に前記第1線状体をコイル状に巻回する巻回工程と、前記噛み込み部を加工する加工工程と、前記第1線状体の端部と前記第2線状体の端部とを電気的に接続する接続工程とを有することを特徴とする。
本発明の態様によれば、モータの小型化を図ることができるとともに、モータの製造コストを抑えることができる。
図1は、本発明のモータの第1実施形態を示す縦断面図である。 図2は、図1中のII−II線断面図である。 図3は、図1に示すモータが備えるコイルの回路図である。 図4は、第1コイルの加工過程を順に示す斜視図である。 図5は、第2コイルの加工過程を順に示す斜視図である。 図6は、第1コイルと第2コイルとが接続される前の状態を示す斜視図である。 図6は、第1コイルと第2コイルとが接続された状態を示す斜視図である。 図8は、本発明のモータ用部品を製造する工程を順に示す図である。 図9は、本発明のモータ(第2実施形態)が備える第1コイルと第2コイルとが接続される前の状態を示す斜視図である。 図10は、本発明のモータ(第3実施形態)が備えるステータの斜視図である。 図11は、図11に示すステータが備えるコイルの回路図である。 図12は、本発明のモータ(第4実施形態)が備えるステータの斜視図である。 図13は、本発明のモータ(第5実施形態)が備えるステータの斜視図である。
以下、本発明のモータ用部品、モータおよびモータ用部品の製造方法を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1〜図8を参照して、本発明のモータ用部品、モータおよびモータ用部品の製造方法の第1実施形態について説明する。なお、以下では、説明の都合上、中心軸J方向、すなわ、ち、Z軸方向と平行な方向を単に「軸方向」、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」、中心軸Jを中心とする周方向を単に「周方向」ということがある。また、周方向一方側とは、Z軸方向の正の側から視て、時計回りに進む側であり、周方向他方側とは、Z軸方向の正の側から視て、反時計回りに進む側である。また、本明細書中において、上下方向、水平方向、上側および下側とは、単に各部の相対位置関係を説明するための名称であり、実際の配置関係等は、これらの名称で示される配置関係等以外の配置関係等であってもよい。
図1に示すモータ1は、例えば自動車等の車両に搭載して用いられるインナーロータ型の三相モータである。モータ1は、ハウジング2と、ロータ3と、ステータ10と、ベアリングホルダ4と、ベアリング5aおよびベアリング5bとを備える。
本実施形態では、モータ1の部品として用いられる本発明のモータ用部品100を、ステータ10に適用した例となっている。なお、モータ用部品100は、ステータ10に適用されるのに限定されず、例えば、ロータ3に適用することもできる。
ハウジング2は、ロータ3、ステータ10、ベアリングホルダ4、ベアリング5aおよび5bを収容する。
ロータ3は、ステータ10と隙間を介して径方向に対向する。本実施形態においてロータ3は、ステータ10の径方向内側に位置する。ロータ3は、シャフト3aと、ロータ本体3bと、を有する。
シャフト3aは、中心軸Jを中心として回転する。シャフト3aは、中心軸Jを中心として軸方向に延びる円柱状である。シャフト3aは、ベアリング5aおよびベアリング5bによって中心軸J回りに回転可能に支持される。
ロータ本体3bは、シャフト3aの外周面に固定される。図示は省略するが、ロータ本体3bは、シャフト3aに固定されるロータコアと、ロータコアに固定されるマグネットとを有する。
ベアリングホルダ4は、ベアリング5bを保持する。
ステータ10は、ステータコア20と、複数のコイル30とを備える。
図2に示すように、ステータコア20は、中心軸Jを中心とする円筒状をなすコアバック部21と、コアバック部21の径方向内側に突出して設けられた複数のティース部22とを有するコア部材である。複数のティース部22は、コアバック部21の周方向に沿って等間隔に配置される。なお、コアバック部21と各ティース部とは、別部材で構成され、当該別体同士を連結されていてもよい。
また、図6、図7に示すように、本実施形態では、ステータコア20は、コアバック部21がティース部22ごとに分割された分割体211を連結した連結体で構成される。従って、各分割体211の横断面形状は、中心軸Jを中心とする円弧状となる。なお、ステータコア20は、複数の分割体211(部材)を有する連結体で構成されるのに限定されず、1部材で構成されていてもよい。
各コイル30は、各ティース部22に装着される。前述したように、モータ1は、三相モータである。そして、図3に示すように、本実施形態では、コイル30は、9つ配置される。9つのコイル30は、3つのU相コイル30Uと、3つのV相コイル30Vと、3つのW相コイル30Wとに分けられる。U相コイル30U同士、V相コイル30V同士、W相コイル30W同士は、いずれも、接続点40で電気的に接続される。また、1つのU相コイル30Uと、1つのV相コイル30Vと、1つのW相コイル30Wとは、中性点50で互いに電気的に接続される。
図7に示すように、各相では、いずれも、隣り合うコイル30同士のうち、一方のコイル30がティース部22にコイル状に巻回された第1線状体6で構成され、他方のコイル30が第1線状体6と異なる位置でティース部22にコイル状に巻回された第2線状体7で構成される。また、第1線状体6と第2線状体7とが電気的に接続されて、接続点40を構成する。これにより、第1線状体6および第2線状体7の双方をモータ1内で磁界を生じさせるコイル30として用いることができる。なお、第1線状体6および第2線状体7としては、丸線または平角線を用いることができる。
モータ1は、本発明のモータの製造方法により製造される。図8に示すように、本製造方法は、巻回工程と、加工工程と、連結工程と、接続工程とを有する。以下、各工程について順に説明する。
[1] 巻回工程
巻回工程は、ティース部22に第1線状体6をコイル状に巻回するとともに、別のティース部22に第2線状体7をコイル状に巻回する工程である。
なお、巻回工程は、前記連結体のステータコア20となる前の分割体211ごとに行われる。これにより、円筒状のステータコア20の状態で第1線状体6や第2線状体7をティース部22に巻回する場合に比べて、巻回工程を容易に行うことができる。
また、分割体211には、各線状体が巻回される以前に、インシュレータが設けられていてもよい。
[2] 加工工程
加工工程は、第1線状体6の端部60に噛み込み部61を加工するとともに、第2線状体7の端部70に噛み込み部71に加工する工程である。後の工程の接続工程で、噛み込み部61と噛み込み部71とは、一方が他方に噛み込むことができ、よって、第1線状体6と第2線状体7とが電気的に接続されることとなる。
まず、図4を参照して、第1線状体6の端部60に噛み込み部61を加工する作業について説明する。
噛み込み部61の加工が施される予定の第1線状体6の端部60をコイル30から引き出す(図4中の左側の図参照)。次いで、端部60を扁平形状、すなわち、平板状に変形させる(図4中の中央の図参照)。次いで、扁平形状の端部60を湾曲した形状に変形させる(図4中の右側の図参照)。これにより、端部60にフック状(鉤状)の噛み込み部61が設けられる。
なお、第1線状体6の端部60を扁平形状に変形させる加工では、例えば、プレス機械によるプレス加工を用いることができる。これにより、端部60を過不足なく押し潰すことができ、端部60を容易かつ迅速に扁平形状に変形させることができる。
また、扁平形状の端部60を湾曲した形状に変形させる加工では、例えば、ペンチ等の工具による曲げ加工を用いることができる。これにより、端部60を容易かつ迅速に湾曲変形させることができ、その結果、噛み込み部61を設けることができる。また、噛み込み部61の湾曲の程度も調整することができる。
次に、図5を参照して、第2線状体7の端部70に噛み込み部71に加工する作業について説明する。
噛み込み部71の加工が施される予定の第2線状体7の端部70をコイル30から引き出す(図5中の左側の図参照)。次いで、端部70を扁平形状、すなわち、平板状に変形させる(図5中の右側の図参照)。これにより、端部70に扁平形状の噛み込み部71が設けられる。
なお、第2線状体7の端部70を扁平形状に変形させる加工では、第1線状体6に対する加工と同様に、例えば、プレス機械によるプレス加工を用いることができる。これにより、端部70を過不足なく押し潰すことができ、端部70を容易かつ迅速に扁平形状に変形させることができる。
以上のように、噛み込み部61は、湾曲した形状をなし、噛み込み部71は、扁平形状をなす。これにより、接続工程で噛み込み部61の隙間611に噛み込み部71を差し込んで、噛み込み部61と噛み込み部71とを接続した際、接続点40をできる限り小さくすることができ、よって、モータ1の小型化を図ることができる。また、噛み込み部61と噛み込み部71との接続を容易に行うことができ、よって、モータ1の製造時間の短縮が可能となり、モータ1の製造コストを抑えることができる。
なお、噛み込み部61の幅W61と、噛み込み部71の全長L71とは、同じであるのが好ましい。また、噛み込み部61の隙間611のギャップ長GP61と、噛み込み部71の厚さt71とは、同じであるのが好ましい。このような大きさの条件を満足することにより、噛み込み部61と噛み込み部71との噛み込み状態と、噛み込み部61と噛み込み部71との位置関係とを維持することができる。
また、第1線状体6に絶縁被膜が設けられている場合には、噛み込み部61を加工した後に、絶縁被膜を除去し、当該除去した部分に予備半田を施してもよい。
[3] 連結工程
連結工程は、加工工程と接続工程との間で、分割体211同士を連結する工程である。
図6に示すように、噛み込み部61を有する第1線状体6が巻回された分割体211と、噛み込み部71を有する第2線状体7が巻回された分割体211とを中心軸J回りに連結し、固定する。そして、この作業を繰り返していくと、分割体211同士が連結された円筒状のステータコア20を得ることができる。
[4] 接続工程
接続工程は、第1線状体6の噛み込み部61(端部60)と第2線状体7の噛み込み部71(端部70)とを電気的に接続する工程である。
図7に示すように、噛み込み部61の隙間611に噛み込み部71を差し込む、すなわち、挿入することにより、噛み込み部61と噛み込み部71とを噛み込み合わせることができる。これにより、第1線状体6と第2線状体7とが接続された接続点40を構成することができる。接続点40は、できる限り小さく構成される。これにより、モータ1の小型化に寄与する。
このように接続工程は、噛み込み部61に噛み込み部71を差し込むという簡単な作業により、第1線状体6と第2線状体7とを容易に接続することができる。これにより、モータ1の製造時間を短くすることができ、よって、モータ1の製造コストを抑えることができる。
また、第1線状体6と第2線状体7とが直接接続されるため、例えばバスバーを省略することができる。これにより、バスバーを省略した分、モータ1の小型化、軽量化を図ることができる。また、モータ1を構成する部品点数を削減することができ、よって、モータ1の製造コストを抑えることができる。
また、接続工程では、接続点40に対して、例えばディッピングにより、半田を付与することもできる。これにより、第1線状体6と第2線状体7との接続状態がさらに強固となり、例えば振動等が原因で第1線状体6と第2線状体7との接続状態が解除されるのを確実に防止することができ、よって、モータ1を安定して継続的に使用することができる。
なお、半田の付与の他に、例えば、溶接、ろう付け、超音波の付与等の方法により、第1線状体6と第2線状体7との接続状態をさらに強固にすることができる。また、当該各方法は、位置決め冶具等が不要であり、第1線状体6と第2線状体7との接続作業性が高まる。
<第2実施形態>
以下、図9を参照して本発明のモータ用部品、モータおよびモータ用部品の製造方法の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、各噛み込み部の形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図9に示すように、第1線状体6の噛み込み部61は、凹部612を有する。第2線状体7の噛み込み部71は、凹部712を有する。そして、凹部612と凹部712とを対向させ、そのまま接近させて押し込む。これにより、噛み込み部61と噛み込み部71とが噛み込み合うことができ、接続点40が構成される。
本実施形態でも、接続点40をできる限り小さくすることができ、よって、モータ1の小型化を図ることができる。また、第1線状体6と第2線状体7との接続を容易に行うことができ、よって、モータ1の製造時間の短縮が可能となり、モータ1の製造コストを抑えることができる。
なお、第1線状体6の端部60に凹部612を形成する加工では、例えば、フライス盤による切削加工を用いることができる。これにより、第1線状体6を側面側から切削することができ、よって、凹部612を有する噛み込み部61を容易かつ迅速に設けることができる。
同様の加工により、第2線状体7の端部70に凹部712を形成する加工を行うことができる。
なお、凹部612の全長L612と、凹部712の全長L712とは、同じであるのが好ましい。また、凹部612の深さD612と、凹部712の深さD712とは、同じであるのが好ましい。このような大きさの条件を満足することにより、噛み込み部61と噛み込み部71との噛み込み状態と、噛み込み部61と噛み込み部71との位置関係とを維持することができる。
<第3実施形態>
以下、図10および図11を参照して本発明のモータ用部品、モータおよびモータ用部品の製造方法の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、中性点の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図10、図11に示すように、本実施形態では、コイル30は、12個配置される。12個のコイル30は、4つのU相コイル30Uと、4つのV相コイル30Vと、4つのW相コイル30Wとに分けられる。また、2つのU相コイル30Uと、2つのV相コイル30Vと、2つのW相コイル30Wとは、中性点50で互いに電気的に接続される。また、残りの2つのU相コイル30Uと、2つのV相コイル30Vと、2つのW相コイル30Wも、別の中性点50で互いに電気的に接続される。
また、図10に示すように、各中性点50は、2つの噛み込み部61と、1つの噛み込み部71とで構成される。これにより、1つの噛み込み部71に2つの噛み込み部61が一括して噛み込むことができる。
<第4実施形態>
以下、図12を参照して本発明のモータ用部品、モータおよびモータ用部品の製造方法の第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、ステータの構成が異なること以外は前記第3実施形態と同様である。
図12に示すように、本実施形態では、ステータ10は、コイル30を構成する第2線状体7とは別に、第2線状体7Aを備える。第2線状体7Aは、コアバック部21の周方向に沿って延びて配置され、中性点同士を接続する中継ケーブルとして用いられる。これにより、第2線状体7Aをバスバーの代替え部材として用いることができる。また、モータ1を構成する部品の種類を低減することができ、モータ1の製造コストを抑えることができる。
<第5実施形態>
以下、図13を参照して本発明のモータ用部品、モータおよびモータ用部品の製造方法の第5実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、ステータの構成が異なること以外は前記第3実施形態と同様である。
図13に示すように、本実施形態では、ステータ10は、接続点40が省略された構成である。これにより、接続点40が省略され分、モータ1の小型化に寄与する。
以上、本発明のモータ用部品、モータおよびモータ用部品の製造方法を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。また、モータ用部品およびモータを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のモータ用部品、モータおよびモータ用部品の製造方法は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、第1線状体6の噛み込み部61と第2線状体7の噛み込み部71との噛み込みは、嵌め合いとすることもできる。
また、モータ用部品の製造方法では、巻回工程と加工工程との順番が逆転してもよい。
1…モータ、2…ハウジング、21…コアバック部、22…ティース部、3…ロータ、3a…シャフト、3b…ロータ本体、4…ベアリングホルダ、5a…ベアリング、5b…ベアリング、6…第1線状体、60…端部、61…噛み込み部、611…隙間、612…凹部、7…第2線状体、7A…第2線状体、70…端部、71…噛み込み部、712…凹部、10…ステータ、20…ステータコア、30…コイル、30U…U相コイル、30V…V相コイル、30W…W相コイル、40…接続点、50…中性点、100…モータ用部品、D612…深さ、D712…深さ、GP…ギャップ長、J…中心軸、L612…全長、L71…全長、L712…全長、t71…厚さ、W61…幅

Claims (13)

  1. モータの部品として用いられるモータ用部品であって、
    筒状をなすコアバック部と、該コアバック部の径方向に突出して設けられ、前コアバック部の周方向に沿って配置された複数のティース部とを有するコア部材と、
    前記ティース部にコイル状に巻回された第1線状体と、
    前記第1線状体と電気的に接続される第2線状体とを備え、
    前記第1線状体の端部と、前記第2線状体の端部とは、一方の端部が他方の端部に噛み込む噛み込み部を有することを特徴とするモータ用部品。
  2. 前記一方の端部における前記噛み込み部は、該一方の端部を湾曲した形状をなす請求項1に記載のモータ用部品。
  3. 前記他方の端部における前記噛み込み部は、扁平形状をなす請求項2に記載のモータ用部品。
  4. 前記一方の端部における前記噛み込み部は、凹部を有し、
    前記他方の端部における前記噛み込み部は、凹部を有する請求項2のいずれか1項に記載のモータ用部品。
  5. 前記第2線状体は、前記第1線状体と異なる位置で前記ティース部にコイル状に巻回される請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータ用部品。
  6. 前記第2線状体は、前記コアバック部の周方向に沿って延びて配置される請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータ用部品。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のモータ用部品を備えることを特徴とするモータ。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のモータ用部品を製造する方法であって、
    前記ティース部に前記第1線状体をコイル状に巻回する巻回工程と、
    前記噛み込み部を加工する加工工程と、
    前記第1線状体の端部と前記第2線状体の端部とを電気的に接続する接続工程とを有することを特徴とするモータ用部品の製造方法。
  9. 前記コア部材は、前記コアバック部が前記ティース部ごとに分割された分割体を連結した連結体で構成されており、
    前記巻回工程は、前記連結体となる前の前記分割体で行われる請求項8に記載のモータ用部品の製造方法。
  10. 前記加工工程と前記接続工程との間に、前記分割体を連結する連結工程を有する請求項9に記載のモータ用部品の製造方法。
  11. 前記加工工程では、プレス加工を用いる請求項8〜10のいずれか1項に記載のモータ用部品の製造方法。
  12. 前記加工工程では、曲げ加工を用いる請求項8〜10のいずれか1項に記載のモータ用部品の製造方法。
  13. 前記加工工程では、切削加工を用いる請求項8〜10のいずれか1項に記載のモータ用部品の製造方法。

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