JP2021057380A - 磁気コア、インダクタ - Google Patents

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Kazuki Masuda
一輝 増田
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Abstract

【課題】インダクタに利用される二つの磁気コアがずれたときの当該インダクタのインダクタンスが変動することが抑制される。【解決手段】第1コアはヨークと、ヨークと連結される第1脚、第2脚、及び第3脚を有する。第2脚、第1脚、第3脚は第1方向に沿ってこの順に並び、いずれも第2方向に延在する。第2コアは、第2方向においてそれぞれ第1脚、第2脚、第3脚と対向する第1面、第2面、第3面を有する。第2コアは、第1面が第2面と第3面とのいずれよりも第2方向に沿って第1コアに対して退く凹部を呈する。第1面と第1脚とを隔てる第1距離は、第2面と第2脚とを隔てる第2距離と、第3面と第3脚とを隔てる第3距離とのいずれよりも大きい。第1方向において、第1面の長さは第1脚の長さよりも長く、第2面の長さは第2脚の長さよりも長く、第3面の長さは第3脚の長さよりも長い。【選択図】図3

Description

本開示は、磁気コア(core)と、インダクタ(inductor)とに関する。
下記の特許文献1にいうリアクトル(reactor)は、E型コアとI型コアとを採用する。I型コアには切欠部が設けられ、ギャップが設けられつつE型コアが接合される。かかるギャップは所定の電気的仕様を満たすために設けられる。
下記の特許文献2は、位相シフト(shift)方式フルブリッジ(full bridge)型電源回路を例示する。
特開平4−206509号公報 特開2017−127051号公報
特許文献1において開示されるリアクトルは、E型コアとI型コアとがずれたとき、E型コアの側面とI型コアの切欠部とを隔てる距離が変わる。これは当該リアクトルのインダクタンスが不安定となる原因となる。当該距離が非常に狭くなってE型コアとI型コアとが実質的に接触すると、磁気飽和を発生させてしまう可能性もある。
そこで本開示においては、二つのコアを有する磁気コアにおいて、当該二つのコアの位置がずれても、当該磁気コアを利用するインダクタのインダクタンスを変動しにくくする技術を提供することが目的とされる。
本開示の磁気コアは第1コアと第2コアとを備える。前記第1コアは、ヨークと、第1脚と、第2脚と、第3脚とを有する。前記第2コアは、第1面と、第2面と、第3面とを有する。前記ヨークは第1方向に沿って延在する。前記第1脚と、前記第2脚と、前記第3脚とのいずれもが、前記第2コアとは反対側において前記ヨークと連結される。前記第1脚と、前記第2脚と、前記第3脚とのそれぞれが、前記第1方向と直交する第2方向に沿って延在する。前記第2脚、前記第1脚、前記第3脚が、前記第1方向に沿ってこの順に並ぶ。前記第1面は前記第1脚と前記第2方向において対向する。前記第2面は前記第2脚と前記第2方向において対向する。前記第3面は前記第3脚と前記第2方向において対向する。
前記第2コアは、前記第1面が前記第2面と前記第3面とのいずれよりも前記第2方向に沿って前記第1コアに対して退く凹部を呈する。前記第1面と前記第1脚とを隔てる第1距離は、前記第2面と前記第2脚とを隔てる第2距離と、前記第3面と前記第3脚とを隔てる第3距離とのいずれよりも大きい。前記第1面の前記第1方向における第1長さは前記第1脚の前記第1方向における第2長さよりも長い。前記第2面の前記第1方向における第3長さは前記第2脚の前記第1方向における第4長さよりも長い。前記第3面の前記第1方向における第5長さは前記第3脚の前記第1方向における第6長さよりも長い。
本開示によれば、第1コアと第2コアとを有する磁気コアにおいて、第1コアの位置と第2コアの位置とがずれても磁気コアを利用するインダクタのインダクタンスが変動しにくい。
図1は実施形態にかかる磁気コアおよびその周辺の構成を示す斜視図である。 図2は実施形態にかかる磁気コアおよびその周辺の構成を示す斜視図である。 図3は実施形態にかかる磁気コアおよびその周辺の構成を示す断面図である。 図4はインダクタを用いたコンバータの構成を例示する回路図である。 図5は変形にかかる磁気コアおよびその周辺の構成を示す断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様が列記して説明される。
(1)本開示の磁気コアは、第1コアと第2コアとを備える。前記第1コアは、ヨークと、第1脚と、第2脚と、第3脚とを有する。前記第2コアは、第1面と、第2面と、第3面とを有する。前記ヨークは第1方向に沿って延在する。前記第1脚と、前記第2脚と、前記第3脚とのいずれもが、前記第2コアとは反対側において前記ヨークと連結される。前記第1脚と、前記第2脚と、前記第3脚とのそれぞれが、前記第1方向と直交する第2方向に沿って延在する。前記第2脚、前記第1脚、前記第3脚が、前記第1方向に沿ってこの順に並ぶ。前記第1面は前記第1脚と前記第2方向において対向する。前記第2面は前記第2脚と前記第2方向において対向する。前記第3面は前記第3脚と前記第2方向において対向する。
前記第2コアは、前記第1面が前記第2面と前記第3面とのいずれよりも前記第2方向に沿って前記第1コアに対して退く凹部を呈する。前記第1面と前記第1脚とを隔てる第1距離は、前記第2面と前記第2脚とを隔てる第2距離と、前記第3面と前記第3脚とを隔てる第3距離とのいずれよりも大きい。前記第1面の前記第1方向における第1長さは前記第1脚の前記第1方向における第2長さよりも長い。前記第2面の前記第1方向における第3長さは前記第2脚の前記第1方向における第4長さよりも長い。前記第3面の前記第1方向における第5長さは前記第3脚の前記第1方向における第6長さよりも長い。
第1距離、第2距離、第3距離、第1長さ、第2長さ、第3長さ、第4長さ、第5長さ、第6長さについて上述の関係があることにより、第1コアの位置と第2コアの位置とがずれても磁気コアを利用するインダクタのインダクタンスが変動しにくい。
(2)本開示のインダクタは、本開示の磁気コアと、プリント基板と、ヒートシンクとを備え、前記プリント基板は、絶縁板と、コイルとを有し、前記絶縁板には第1孔と、第2孔と、第3孔とが開口し、前記第1脚は前記第1孔を貫通し、前記第2脚は前記第2孔を貫通し、前記第3脚は前記第3孔を貫通し、前記コイルは前記第1孔の周りに配置され、前記第1脚に巻回され、前記プリント基板は前記ヒートシンクによって前記第2方向において支持される。
かかるインダクタは、インダクタンス調整用のエアギャップとして機能する第1脚と第1面との間からコイルが離れて配置される点で有利である。
(3)前記プリント基板は前記ヒートシンクに固定され、前記第2コアと、少なくとも前記第1脚、第2脚、第3脚のそれぞれの前記第2コア側の一部とは、前記ヒートシンクによって少なくとも前記第1方向において囲まれ、前記第2コアは、前記ヒートシンクによって前記第1方向における移動可能な長さが最大値以下に制限され、前記第2孔と前記ヒートシンクの内面との前記第1方向における隔たりの最小値は前記最大値よりも大きく、前記第3孔と前記ヒートシンクの前記内面との前記第1方向における隔たりの最小値は前記最大値よりも大きく、前記第1面の前記第1方向における長さは前記第1孔が前記第1方向に沿って開口する長さと前記最大値との和よりも大きく、前記第2面の前記第1方向における長さは前記第2孔が前記第1方向に沿って開口する長さと前記最大値との和よりも大きく、前記第3面の前記第1方向における長さは前記第3孔が前記第1方向に沿って開口する長さと前記最大値との和よりも大きいことが好ましい。
第2コアが第1方向に沿って最大値までずれても、第2コアにおいて第1脚と第2方向において正対する領域は第1面に収まって第1距離が維持され、第2コアにおいて第2脚と第2方向において正対する領域は第2面に収まって第2距離が維持され、第2コアにおいて第3脚と第2方向において正対する領域は第3面に収まって第3距離が維持されるからである。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の磁気コアおよびインダクタの具体例が、以下に図面を参照して説明される。なお、本開示はこれらの例示に限定されず、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内におけるすべての変更が含まれることが意図される。
以下、本実施形態に係る磁気コア5が説明される。図1は、磁気コア5およびその周辺の構成(以下「装置構成」と仮称)7を示す斜視図である。但し、装置構成7はZ方向において互いに分離して図示される。
磁気コア5は、第1コア1と第2コア3とを備える。第1コア1と第2コア3のいずれも磁性体であり、例えばフェライト(ferrite)を材料とする。第1コア1は、ヨーク(yoke)100と、第1脚101と、第2脚102と、第3脚103とを有する。ヨーク100は第1方向たるX方向に沿って延在し、第1脚101と、第2脚102と、第3脚103とのいずれもが、第2コア3とは反対側においてヨーク100と連結される。第1脚101と、第2脚102と、第3脚103とのそれぞれが、第2方向たるZ方向に沿って延在する。Z方向はX方向と直交する。
図2は装置構成7を、図1に示された構成要素同士を分離することなく配置した状態を示す斜視図である。装置構成7は実際に使用される場合にはかかる状態において使用に供される。
第1コア1は例えばいわゆるE型コアであり、第3方向たるY方向から見てE字形状を呈する。Y方向はX方向、Z方向のいずれとも直交する。第2脚102、第1脚101、第3脚103はX方向に沿ってこの順に並ぶ。
図3は装置構成7の断面図である。図3は図2の位置AAにおいてY方向とは反対側から見た装置構成7の断面を示す。
第2コア3は、第1面311と、第2面312と、第3面313とを有する。第1面311は第1脚101とZ方向において対向する。第2面312は第2脚102とZ方向において対向する。第3面313は第3脚103とZ方向において対向する。よって第2面312、第1面311、第3面313はX方向に沿ってこの順に並ぶ。
第1領域301は第2コア3において第1脚101とZ方向において正対する領域である。第1領域301は第1面311に収まる。第2領域302は第2コア3において第2脚102とZ方向において正対する領域である。第2領域302は第2面312に収まる。第3領域303は第2コア3において第3脚103とZ方向において正対する領域である。第3領域303は第3面313に収まる。
第2コア3は例えばいわゆるI型コアに近く、Y方向から見てほぼI字形状を呈する。但し、第2コア3は、凹部300を呈する。凹部300において、第1面311が第2面312と第3面313とのいずれよりもZ方向に沿って第1コア1に対して退く。
具体的には図3を参照して、距離z1は、第1面311と第1脚101とを隔てる距離である。距離z2は、第2面312と第2脚102とを隔てる距離である。距離z3は、第3面313と第3脚103とを隔てる距離である。距離z1は距離z2,z3のいずれよりも大きい。例えば第2面312と第2脚102とが接触してz2=0であり、第3面313と第3脚103とが接触してz3=0である。
プリント(print)基板2は、絶縁板204と、コイル(coil)205とを有する。絶縁板204には第1孔201と、第2孔202と、第3孔203とが開口する。第1脚101は第1孔201を貫通する。第2脚102は第2孔202を貫通する。第3脚103は第3孔203を貫通する。第1孔201がX方向に沿って開口する長さx201、第2孔202がX方向に沿って開口する長さx202、第3孔203がX方向に沿って開口する長さx203、第1脚101のX方向における長さx101、第2脚102のX方向における長さx102、第3脚103のX方向における長さx103が導入され、x201>x101,x202>x102,x203>x103が成立する。
かかる貫通に鑑みれば、第1脚101は第1孔201によって、第2脚102は第2孔202によって、第3脚103は第3孔203によって、それぞれプリント基板2に対するずれ量が制限される。第1脚101、第2脚102、第3脚103はヨーク100と連結される。よって第1孔201、第2孔202、第3孔203はプリント基板2に対する第1コア1のずれ量を制限すると見ることもできる。
コイル205は第1孔201の周りに配置され、第1脚101に巻回される。本実施形態においてはコイル205は絶縁板204の内部に配置されるので、図1および図2においてコイル205は隠れ線たる破線を用いて描かれる。
図3を参照して、コイル205は第1層205aと第2層205bとを有する。第1層205aは第2層205bよりも第1コア1に近く配置される。第1層205aと第2層205bとは位置AA以外の位置において、従って図3には現れない箇所において、周知の技術を用いて相互に電気的に接続される。第1層205aは第2層205bとの接続箇所と反対側において他の電子素子(図示省略)と接続される。第2層205bは第1層205aとの接続箇所と反対側において他の構成要素(図示省略)と接続される。
このようにプリント基板2において多層基板を採用することが好ましい。絶縁板204においてコイル205が配置される層とは別の層、例えば絶縁板204の表面に、Z方向においてコイル205と重なって部品を実装できるからである。
コイル205は磁気コア5と共にインダクタ6を構成する。磁気コア5はプリント基板2と共にインダクタ6を構成するということができる。
[フルブリッジ型DC−DCコンバータへの適用例]
図4はインダクタ6を用いたコンバータ(converter)8の構成を例示する回路図である。図4においてコンバータ8はフルブリッジ(full bridge)型DC−DCコンバータである。
変圧器Tは一対の一次側の端子11a,11bと、3つの二次側の端子21a,21b,21cとを有する。端子21cは変圧器Tの中間タップ(tap)として機能する。変圧器Tの内部において端子11aに接続される一端を有するインダクタLaは、変圧器Tの一次側における漏れインダクタンスを等価的に示す。
変圧器Tの一次側にはスイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4およびダイオードD1,D2が電源線H1,L1の間に設けられる。電源線H1は電源線L1よりも高電位である。
スイッチング素子Q1,Q2は電源線H1,L1の間において直列に接続される。スイッチング素子Q3,Q4は電源線H1,L1の間において直列に接続される。
ダイオードD1,D2は電源線H1,L1の間において直列に接続される。ダイオードD1のアノードおよびダイオードD2のカソードは端子11aに接続される。ダイオードD1のカソードは電源線H1に接続される。ダイオードD2のアノードは電源線L1に接続される。
スイッチング素子Q1,Q2同士が接続される接続点P1にはインダクタ6を介して端子11aが接続される。スイッチング素子Q3,Q4同士が接続される接続点P2には端子11bが接続される。
変圧器Tの二次側にはスイッチング素子Q101,Q102およびインダクタLc、コンデンサCdが設けられる。コンデンサCdは電源線H2,L2の間に設けられる。電源線H2は電源線L2よりも高電位である。電源線L2は例えば接地される。
スイッチング素子Q101の一端は端子21bに接続され、他端は電源線L2に接続される。スイッチング素子Q102の一端は端子21aに接続され、他端は電源線L2に接続される。インダクタLcの一端は端子21cに接続され、他端は電源線H2に接続される。
スイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4,Q101,Q102はいすれも例えば電界効果トランジスタを用いて実現される。
上述の構成を有するコンバータ8の動作、例えばスイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4,Q101,Q102がスイッチングするタイミングは周知である。よって本実施形態において当該動作の説明は省略される。インダクタ6はいわゆる共振用コイルとして機能し、ダイオードD1,D2を介してエネルギーを回生させ、以て変圧器Tの二次側におけるサージ電圧を低減する。かかる技術も公知であるので、ここにおいて当該技術の説明も省略される(例えば特許文献2参照)。
Q1〜Q4のスイッチングに伴い、接続点P2に対する接続点P1の電位は、正、零、負、零が繰り返される。共振用コイルのコアにフェライトを用いる場合には、当該コアにおいてインダクタンス調整用に設けられたエアギャップ(air gap)から、コアの外部に漏れた磁束が共振用コイルの巻線自体と鎖交する。この磁束は大きな渦電流損失を発生させる。この観点から上述の様に、特許文献1においては切欠部が採用されていた。
本実施形態における磁気コア5においても、z1>z2,z1>z3の関係があり、第1脚101と第1領域301との間がインダクタンス調整用のエアギャップとして機能する。
第2コア3は、通常のI型コアに対して凹部300を設けることによって得られる構造を有する。かかる構造は通常のI型コアに対して一箇所を削ることによって得られ、距離z1を管理する観点において有利である。
[ずれ量と諸寸法との関係]
図3を参照して、ずれ量と諸寸法との関係が説明される。第2コア3と、少なくとも第1脚101、第2脚102、第3脚103のそれぞれの第2コア3側の一部は、ヒートシンク(heat sink)4によって少なくともX方向において囲まれる。
本実施形態においてはヒートシンク4はZ方向側に凹部400を有し、凹部400は第2コア3と、少なくとも第1脚101、第2脚102、第3脚103のそれぞれの第2コア3側の一部とを収納する。図2においては図の煩雑を避けるため、第2コア3の図示が省略される。第2コア3と、少なくとも第1脚101、第2脚102、第3脚103のそれぞれの第2コア3側の一部は、ヒートシンク4によってX方向およびY方向において囲まれる、ということができる。
プリント基板2はヒートシンク4によってZ方向において支持される。具体的には凹部400のZ方向側の縁である面401によってプリント基板2が支持される。かかる支持は、インダクタンス調整用のエアギャップとして機能する第1脚101と第1領域301との間からコイル205を離して配置する観点において望ましい。例えば第2コア3が凹部400に対して深く配置されるほど、第1脚101と第1領域301との間からコイル205が離れる。
第1面311のX方向における長さx311は第1脚101のX方向における長さx101よりも長い。第2面312のX方向における長さx312は第2脚102のX方向における長さx102よりも長い。第3面313のX方向における長さx313は第3脚103のX方向における長さx103よりも長い。
このように長さx101,x102,x103,x311,x312,x313同士における関係により、第1コア1と第2コア3とがX方向に沿ってずれても、そのずれ量が顕著でない限り、第1領域301は第1面311に収まり、第2領域302は第2面312に収まり、第3領域303は第3面313に収まる。よって距離z1,z2,z3が維持される。
このようなずれが生じても、漏れインダクタンスも含め、インダクタ6のインダクタンスは維持される。第1コア1の位置と第2コア3の位置とがずれても磁気コア5を利用するインダクタ6のインダクタンスは変動しにくい。
以下、ずれ量と長さx101,x102,x103,x311,x312,x313との関係がより詳細に説明される。
以下では面401に対してプリント基板2が固定される場合が例示される。このような固定は、周知の技術、例えばヒートシンク4の一部とプリント基板2の一部とが噛み合うことによって実現できる。
第2コア3がヒートシンク4に対してX方向に移動できる量は、第2コア3が凹部400に囲まれていることに鑑みて、第2面312側において距離x432であり、第3面313側において距離x433である。よって第2コア3はヒートシンク4においてX方向に最大値Δ=x432+x433まで可動である。第2コア3は、ヒートシンク4によってX方向における移動可能な長さが最大値Δ以下に制限されると見ることもできる。
長さx311は最大値Δと長さx201との和よりも長い(x311>x201+Δ)。これにより第2コア3が凹部400内でX方向に沿って最大値Δまでずれても、第1領域301は第1面311に収まり、第1脚101と第2コア3とをZ方向において隔てる距離z1は維持される。
凹部400の内面は、X方向において第3面313よりも第2面312に近い内面402、X方向において第2面312よりも第3面313に近い内面403を有する。第2孔202と内面402とは距離x212によって隔たり、第3孔203と内面403とは距離x213によって隔たる。距離x212はヒートシンク4の内面と第2孔202とのX方向における隔たりの最小値であるとみることができる。距離x213はヒートシンク4の内面と第2孔202とのX方向における隔たりの最小値であるとみることができる。
第2コア3が凹部400においてX方向に最も進む位置(x433=0)において、第2領域302が第2面312に収まり、かつ第2脚102と第2コア3とをZ方向において隔てる距離z2が維持されるためには、x212>Δの関係が必要である。第2コア3が凹部400においてX方向に最も退く位置(x432=0)において、第2領域302が第2面312に収まり、かつ距離z2が維持されるためには、x312>x202+Δの関係が必要である。
第2コア3が凹部400においてX方向に最も進む位置(x433=0)において、第3領域303が第3面313に収まり、かつ第3脚103と第2コア3とをZ方向において隔てる距離z3が維持されるためには、x213>Δの関係が必要である。第2コア3が凹部400においてX方向に最も退く位置(x432=0)において、第3領域303が第3面313に収まり、かつ距離z3が維持されるためには、x313>x203+Δの関係が必要である。
上述のヒートシンク4およびヒートシンク4に固定されるプリント基板2によって第1コア1および第2コア3のX方向における移動可能な長さが制限されることは好ましい。通常、ヒートシンク4は他の構成に対して固定され、第1コア1と第2コア3との位置も固定し易いからである。
[付記]
以下、実施形態における変形例が説明される。コイル205の少なくとも一部、例えばそのY方向の端部が、Z方向において面401と対向することは有利である。上述の様にプリント基板2が面401によってZ方向において支持されるとき、コイル205を放熱する効果が高まるからである。
コイル205が絶縁板204の内部に配置されているか、絶縁板204から露出しているかに拘わらず、上述の電子素子をプリント基板2に設けることは、上記の電気的接続が容易に得られる観点において有利である。例えば当該電子素子は第1孔201と、第2孔202と、第3孔203との周囲に配置されてもよい。
上記の実施形態においてはX方向についてのずれが説明されるが、かかる説明をY方向について行うこともできる。図5は装置構成7の断面図である。図5は図2の位置BBにおいてX方向とは反対側から見た装置構成7の断面を示す。当該変形においては、第1脚101、第2脚102、第3脚103のY方向の位置が全て等しく、第1孔201、第2孔202、第3孔203のY方向の位置が全て等しい場合が想定される。
第1脚101、第2脚102、第3脚103はいずれもY方向に長さy100を有する。第1孔201、第2孔202、第3孔203はいずれもY方向に長さy200によって開口する。第2コア3はY方向に長さy3を有する。
凹部400のY方向側の内面404は第1孔201、第2孔202、第3孔203に対して距離y204の隔たりを有する。凹部400のY方向とは反対側の内面405は第1孔201、第2孔202、第3孔203に対して距離y205の隔たりを有する。
第2コア3がヒートシンク4においてY方向に最大値δまで可動であるとする。このとき、上記実施の形態の説明と同様に考えて、y200>y100,y203>δ,y205>δ、y3>δ+y200であることがわかる。
なお、上記実施形態及び各変形例において説明された各構成は、相互に矛盾しない限り適宜に組合わせられることができる。
1 第1コア
2 プリント基板
3 第2コア
4 ヒートシンク
5 磁気コア
6 インダクタ
7 装置構成
8 コンバータ
11a,11b,21a,21b,21c 端子
100 ヨーク
101 第1脚
102 第2脚
103 第3脚
201 第1孔
202 第2孔
203 第3孔
204 絶縁板
205 コイル
205a 第1層
205b 第2層
300,400 凹部
301 第1領域
302 第2領域
303 第3領域
311 第1面
312 第2面
313 第3面
401 面
402,403,404,405 内面
AA,BB 位置
Cd コンデンサ
D1,D2 ダイオード
H1,H2,L1,L2 電源線
La,Lc インダクタ
P1,P2 接続点
Q1,Q2,Q3,Q4,Q101,Q102 スイッチング素子
T 変圧器
x101,x102,x103,x201,x202,x203,x311,x312,x313,y100,y200,y3 長さ
x212,x213,x432,x433,y204,y205,z1,z2,z3 距離
Δ,δ 最大値

Claims (3)

  1. 第1コアと第2コアとを備え、
    前記第1コアは、ヨークと、第1脚と、第2脚と、第3脚とを有し、
    前記第2コアは、第1面と、第2面と、第3面とを有し、
    前記ヨークは第1方向に沿って延在し、
    前記第1脚と、前記第2脚と、前記第3脚とのいずれもが、前記第2コアとは反対側において前記ヨークと連結され、
    前記第1脚と、前記第2脚と、前記第3脚とのそれぞれが、前記第1方向と直交する第2方向に沿って延在し、
    前記第2脚、前記第1脚、前記第3脚が、前記第1方向に沿ってこの順に並び、
    前記第1面は前記第1脚と前記第2方向において対向し、
    前記第2面は前記第2脚と前記第2方向において対向し、
    前記第3面は前記第3脚と前記第2方向において対向する磁気コアであって、
    前記第2コアは、前記第1面が前記第2面と前記第3面とのいずれよりも前記第2方向に沿って前記第1コアに対して退く凹部を呈し、
    前記第1面と前記第1脚とを隔てる第1距離は、前記第2面と前記第2脚とを隔てる第2距離と、前記第3面と前記第3脚とを隔てる第3距離とのいずれよりも大きく、
    前記第1面の前記第1方向における第1長さは前記第1脚の前記第1方向における第2長さよりも長く、
    前記第2面の前記第1方向における第3長さは前記第2脚の前記第1方向における第4長さよりも長く、
    前記第3面の前記第1方向における第5長さは前記第3脚の前記第1方向における第6長さよりも長い、磁気コア。
  2. 請求項1に記載の磁気コアと、
    プリント基板と、
    ヒートシンクと
    を備え、
    前記プリント基板は、絶縁板と、コイルとを有し、
    前記絶縁板には第1孔と、第2孔と、第3孔とが開口し、
    前記第1脚は前記第1孔を貫通し、
    前記第2脚は前記第2孔を貫通し、
    前記第3脚は前記第3孔を貫通し、
    前記コイルは前記第1孔の周りに配置され、前記第1脚に巻回され、
    前記プリント基板は前記ヒートシンクによって前記第2方向において支持される、インダクタ。
  3. 前記プリント基板は前記ヒートシンクに固定され、
    前記第2コアと、少なくとも前記第1脚、第2脚、第3脚のそれぞれの前記第2コア側の一部とは、前記ヒートシンクによって少なくとも前記第1方向において囲まれ、
    前記第2コアは、前記ヒートシンクによって前記第1方向における移動可能な長さが最大値以下に制限され、
    前記第2孔と前記ヒートシンクの内面との前記第1方向における隔たりの最小値は前記最大値よりも大きく、
    前記第3孔と前記ヒートシンクの前記内面との前記第1方向における隔たりの最小値は前記最大値よりも大きく、
    前記第1面の前記第1方向における長さは前記第1孔が前記第1方向に沿って開口する長さと前記最大値との和よりも大きく、
    前記第2面の前記第1方向における長さは前記第2孔が前記第1方向に沿って開口する長さと前記最大値との和よりも大きく、
    前記第3面の前記第1方向における長さは前記第3孔が前記第1方向に沿って開口する長さと前記最大値との和よりも大きい、請求項2に記載のインダクタ。
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