JP2021056595A - 情報提供装置及び情報提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合についても把握することを可能とした情報提供装置及び情報提供システムを提供する。【解決手段】車両4の駆動源に電力を供給する車載バッテリ7に充電をすることが可能な充電施設について、充電施設が備える充電設備の空き状況を取得し、その一方で充電施設を利用した車両の利用履歴を取得し、充電設備の空き状況と車両の利用履歴とに基づいて、充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合を判定するように構成する。【選択図】図8

Description

本発明は、車載バッテリへの充電を行う為の充電施設に関する情報を提供する情報提供装置及び情報提供システムに関する。
近年、エンジンを駆動源とするガソリン車以外にもバッテリから供給される電力に基づいて駆動されるモータを駆動源とする電気自動車や、モータとエンジンを併用して駆動源とするハイブリッド車両等が存在する。このような電気自動車やハイブリッド車両が備える車載バッテリの充電を行う方法としては、車両走行中において減速時や降坂路走行中に発生するモータの回生電力で充電を行う方法、エンジンに基づいて駆動される発電機を用いて充電を行う方法に加えて、自宅や専用の充電施設で充電を行う方法がある。
ここで、上記充電施設では何らかの要因によって利用者が適切に充電を行うことができない状況となる場合がある。そこで、そのような状況にある充電施設を判定し、利用者に情報を提供する手段として例えば特開2012−53821号公報には、充電施設の充電設備からプラグ電圧を取得し、プラグ電圧が正常範囲内にない場合には充電設備に異常があると判定し、該当する充電施設において充電設備に異常があることを各車両に対して情報提供する技術について記載されている。また、停電情報を取得して、停電エリア外にある充電施設を対象として充電候補施設として案内する技術についても開示されている。
特開2012−53821号公報(第12−17頁)
ここで、上記特許文献1の技術において利用者が充電を適切に行うことができないと判定する充電施設としては、例えば充電設備の電力供給回路が故障していて車両側への電力供給ができない充電施設、停電障害によって電力供給ができない充電施設が該当する。しかしながら、充電施設において停電障害が発生しておらず且つ充電設備の電力供給回路に異常がない場合であっても、利用者が充電を適切に行うことができないケースが存在する。
例えば、充電設備において利用者の操作を受け付ける操作パネルや表示画面に不具合(例えば操作パネルが摩耗や汚れによりボタンの判別ができない、表示画面が日焼けして見えない等)がある場合については、利用者が充電を開始する為の操作を行うことができない為、利用者が充電を適切に行うことができない。また、充電設備と車両とを接続する充電ケーブルのコネクタ部分に不具合(例えば端子の破損等)がある場合には、充電ケーブルを車両に正しく接続することができない為、利用者が充電を適切に行うことができない。
しかしながら、このような充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合については、充電設備の電力供給能力自体に問題が生じているわけではないので、充電設備から取得する情報や停電などのインフラ情報からでは不具合を把握することが極めて難しい問題があった。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合についても把握することを可能とした情報提供装置及び情報提供システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明に係る情報提供装置は、車両の駆動源に電力を供給する車載バッテリに充電をすることが可能な充電施設について、充電施設が備える充電設備の空き状況を取得する充電施設情報取得手段と、前記充電施設を利用した車両の利用履歴を取得する利用履歴取得手段と、前記充電設備の空き状況と前記車両の利用履歴とに基づいて、前記充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合を判定する故障判定手段と、を有する。
尚、「充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合」としては、例えば利用者が充電設備において充電を開始する為の操作(受付)を適切に行うことができない不具合、充電設備と車両との接続を適切に行うことができない不具合などがある。
また、本発明に係る情報提供システムは、車両の駆動源に電力を供給する車載バッテリに充電をすることが可能な充電施設について、充電施設が備える充電設備の空き状況を取得する充電施設情報取得手段と、前記充電施設を利用した車両の利用履歴を取得する利用履歴取得手段と、前記充電設備の空き状況と前記車両の利用履歴とに基づいて、前記充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合を判定する故障判定手段と、を有する。
前記構成を有する本発明に係る情報提供装置及び情報提供システムによれば、充電施設の空き状況と充電施設を利用した車両の利用履歴を組み合わせることによって、従来では把握することが困難であった、充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合についても把握することが可能となる。その結果、充電を行う利用者に対してより適切な充電施設に関する情報を提供することが可能となる。
本実施形態に係る情報提供システムを示した概略構成図である。 本実施形態に係る情報提供システムの構成を示したブロック図である。 充電施設DBに記憶される充電施設情報の一例を示した図である。 収集情報DBに記憶される各車両の利用情報の一例を示した図である。 空き履歴DBに記憶される充電施設の空き状態の履歴の一例を示した図である。 本実施形態に係るナビゲーション装置の制御系を模式的に示すブロック図である。 本実施形態に係る情報収集処理プログラムのフローチャートである。 本実施形態に係る不具合判定処理プログラムのフローチャートである。 充電施設を経由した経路の一例を示した図である。 本実施形態に係る不具合解消判定処理プログラムのフローチャートである。 液晶ディスプレイに表示される充電施設候補の案内画面を示した図である。
以下、本発明に係る情報提供装置をサーバ装置1に具体化した一実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るサーバ装置1を含む情報提供システム2の概略構成について図1及び図2を用いて説明する。図1は本実施形態に係る情報提供システム2を示した概略構成図である。図2は本実施形態に係る情報提供システム2の構成を示したブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報提供システム2は、情報配信センタ3が備えるサーバ装置(情報提供装置)1と、車両4に搭載された通信(案内)端末であるナビゲーション装置5と、を基本的に有する。また、サーバ装置1とナビゲーション装置5は通信ネットワーク網6を介して互いに電子データを送受信可能に構成されている。尚、ナビゲーション装置5の代わりに、例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータを用いても良い。
また、車両4は駆動源として少なくともモータを備え、駆動源であるモータに対して電力を供給する手段として車載バッテリ7を備えた車両であって、且つ充電施設において車載バッテリ7を充電することが可能な車両とする。該当する車両としては、モータのみを駆動源とする電気自動車(以下、EV車という)や、モータとエンジンを併用して駆動源とするハイブリッド車両の内、特にプラグインハイブリッド車両(以下、PHV車という)がある。
ここで、サーバ装置1は、車両4や充電施設から各種情報を収集するとともに、収集した情報を統計することによって、特に充電施設が備える充電設備(充電器)の不具合についての判定(検出)を行う。本実施形態では特に充電施設が備える充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合の有無について判定する。そして、サーバ装置1は上記不具合の判定結果に基づいて各種情報提供を行う。例えば、インターフェースに関する不具合が生じていると判定した充電施設を特定する情報を配信したり、後述のように経路探索処理では不具合が生じていると判定した充電施設が経由地として選択されないように経路を探索し、探索された経路を配信する。詳細については後述する。
また、サーバ装置1は、ナビゲーション装置5の要求に応じて経路探索の実行を行う。具体的には、ナビゲーション装置5において目的地が設定された場合や経路の再探索(リルート)を行う場合に、ナビゲーション装置5からサーバ装置1へと出発地や目的地等の経路探索に必要な情報が経路探索要求とともに送信される(但し、再探索の場合には目的地に関する情報は必ずしも送信する必要は無い)。そして経路探索要求を受信したサーバ装置1は、サーバ装置1の有する地図情報を用いて経路探索を行い、出発地から目的地までの推奨経路を特定する。その後、特定された推奨経路を要求元のナビゲーション装置5へと送信する。そして、ナビゲーション装置5は受信した推奨経路に関する情報をユーザに提供したり、推奨経路を案内経路に設定し、案内経路に従って移動案内を行う。それによって、経路探索時点においてナビゲーション装置5が有する地図情報が古いバージョンの地図情報であったり、ナビゲーション装置5が地図情報自体を有さない場合であっても、サーバ装置1が有する最新バージョンの地図情報に基づいて適切な目的地までの推奨経路を提供することが可能となる。
更に、サーバ装置1は、車載バッテリ7に蓄電されているエネルギ(残電力量)が目的地までの走行に必要なエネルギに対して不足する場合には、車載バッテリ7に充電を行う充電施設について充電施設の空き状況や充電施設に生じている不具合等を考慮して選択し、選択した充電施設を経由地とした目的地までの推奨経路を探索することについても行う。
但し、上述した経路探索処理については必ずしもサーバ装置1で行う必要は無く、地図情報を有するナビゲーション装置5であればナビゲーション装置5で行っても良い。また、その場合には経由地とする充電施設の選択を行う際に、充電施設の不具合に関する情報をサーバ装置1から取得するようにするのが望ましい。
また、サーバ装置1は、全国各地の充電施設を管理する充電施設管理サーバ8と通信可能に接続されている。充電施設管理サーバ8は管理対象となる充電施設に設けられた充電スペースの空き状況を監視する。更に、充電施設の位置、充電上限時間、利用可能時間帯、利用料金、対応車種等に関する情報についても有している。そして、充電施設管理サーバ8は、後述のようにサーバ装置1からの要求に応じて、充電施設の充電スペースの現在の空き状態やその他の充電施設に関する情報等を適宜送信する。充電施設管理サーバ8から取得した充電施設に関する情報は、後述のようにサーバ装置1において経路探索を行う際の充電施設の選択や、充電施設が備える充電設備の不具合についての判定(検出)に用いられる。
更に、サーバ装置1は、全国各地を走行する車両4ともナビゲーション装置5等を介して通信可能に接続されている。そして、サーバ装置1は充電施設を利用した車両4から充電施設の利用履歴に関する情報の収集を行う。尚、利用履歴としては、車両4の給電口の開閉、給電口の開閉の前後における車載バッテリ7の残量の変化、車両の走行経路、ナビゲーション装置5における充電施設に関する情報や経路の探索履歴等がある。収集した充電施設の利用履歴は、後述のように充電施設が備える充電設備の不具合についての判定(検出)に用いられる。
また、通信ネットワーク網6は全国各地に配置された多数の基地局と、各基地局を管理及び制御する通信会社とを含み、基地局及び通信会社を有線(光ファイバー、ISDN等)又は無線で互いに接続することにより構成されている。ここで、基地局はナビゲーション装置5との通信をするトランシーバー(送受信機)とアンテナを有する。そして、基地局は通信会社の間で無線通信を行う一方、通信ネットワーク網6の末端となり、基地局の電波が届く範囲(セル)にあるナビゲーション装置5の通信をサーバ装置1との間で中継する役割を持つ。
続いて、情報提供システム2におけるサーバ装置1の構成について図2を用いてより詳細に説明する。サーバ装置1は、図2に示すようにサーバ制御ECU11と、サーバ制御ECU11に接続された情報記録手段としてのサーバ側地図DB12と、充電施設DB13と、収集情報DB14と、空き履歴DB15と、サーバ側通信装置16とを備える。
サーバ制御ECU11(エレクトロニック・コントロール・ユニット)は、サーバ装置1の全体の制御を行う電子制御ユニットであり、演算装置及び制御装置としてのCPU21、並びにCPU21が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるRAM22、制御用のプログラムのほか、後述の情報収集処理プログラム(図7)や不具合判定処理プログラム(図8)や不具合解消判定処理プログラム(図10)等が記録されたROM23、ROM23から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ24等の内部記憶装置を備えている。尚、サーバ制御ECU11は、後述のナビゲーション装置5のECUとともに処理アルゴリズムとしての各種手段を有する。例えば、充電施設情報取得手段は、車両の駆動源に電力を供給する車載バッテリ7に充電をすることが可能な充電施設について、充電施設が備える充電設備の空き状況を取得する。利用履歴取得手段は、充電施設を利用した車両の利用履歴を取得する。故障判定手段は、充電設備の空き状況と車両の利用履歴とに基づいて、充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合を判定する。
一方、サーバ側地図DB12は、外部からの入力データや入力操作に基づいて登録された最新のバージョンの地図情報であるサーバ側地図情報が記憶される記憶手段である。ここで、サーバ側地図情報は、道路網を始めとして経路探索、経路案内及び地図表示に必要な各種情報から構成されている。例えば、道路網を示すノード及びリンクを含むネットワークデータ、道路(リンク)に関するリンクデータ、ノード点に関するノードデータ、各交差点に関する交差点データ、施設等の地点に関する地点データ、地図を表示するための地図表示データ、経路を探索するための探索データ、地点を検索するための検索データ等からなる。
また、充電施設DB13は、特に全国各地にある充電施設に関する各種情報が記憶される記憶手段である。ここで、『充電施設』とは車両4が備える車載バッテリ7に対して充電を行うことが可能な施設であり、車両を停車する為の停車スペースを備え、更に停車スペースの周辺に操作パネルや車両に接続するケーブル等からなる充電設備が設置されているのが一般的である。また、上記充電施設は車両への充電を行う為の専用の施設以外に、ショッピングモール等の商業施設の駐車場の一部、自動車の販売店、コインパーキング等に設けられている場合もある。
ここで、図3は充電施設DB13に格納される情報の一例を示した図である。図3に示すように全国各地にある充電施設について、施設ID、施設名称(他の施設の一部に設けられている場合には、該他の施設の名称)、充電施設の位置、充電上限時間に関する情報が格納される。ここで、“充電上限時間”は充電施設で予め定められた1回の充電で充電可能な上限時間を示し、車載バッテリ7が満充電にならなかったとしても基本的に上限時間以上の充電を継続して行うことはできない。
例えば、図3に示す充電施設DB13では位置座標(x1,y1)にある“○○モール”の駐車場内に充電施設があって、充電上限時間は2時間であることを示している。尚、充電施設DB13には上記情報以外の充電施設に関する情報(例えば、充電スペースの数、利用料金、利用可能時間帯、対応車種等)についても格納しても良い。
一方、収集情報DB14は、充電施設を利用した車両4から収集された充電施設の利用履歴に関する情報が記憶される記憶手段である。ここで、車両から収集される充電施設の利用履歴としては、車両4の給電口の開閉、給電口の開閉の前後における車載バッテリ7の残量の変化、車両の走行経路(車両の位置座標の履歴)、ナビゲーション装置5における充電施設に関する情報や経路の探索履歴等がある。
ここで、図4は収集情報DB14に記憶される利用履歴に関する情報の内、特に車両4の給電口の開閉及び給電口の開閉の前後における車載バッテリ7の残量の変化に関する情報の一例を示した図である。図4に示すように、収集情報DB14には、過去に車両4が給電口の開閉を行った位置座標と、給電口が開口されていた時間と、給電口の開閉を行った日時と、給電口の開口時点の車載バッテリ7の残量(SOC)値と、給電口の閉鎖時点の車載バッテリ7の残量(SOC)値と、が車両を識別するIDに紐づけて格納される。例えば、図4に示す例ではID“A”の車両が、11月2日の9:00:03に(x1、y1)において給電口の開閉が行われ、給電口が開口されていた時間が“T1”で、給電口の開口時点のSOC値が“S1”で、給電口の閉鎖時点のSOC値が“S2”であったことが記憶されている。以下同様に他の利用履歴に関する情報について格納されている。
また、空き履歴DB15は、全国にある充電施設の充電スペースの空き状態の履歴が記憶される記憶手段である。ここで、サーバ装置1は、前述したように全国各地の充電施設を管理する充電施設管理サーバ8と通信可能に接続されており、充電施設の充電スペースの現在の空き状態を充電施設管理サーバ8から適宜取得する。空き履歴DB15には、充電施設管理サーバ8から取得した過去の全国の各充電施設の空き状態が日時と紐づけられて格納される。
ここで、図5は空き履歴DB15に記憶される充電施設の空き状態の履歴に関する情報の一例を示した図である。図5に示すように、空き履歴DB15には、充電施設毎且つ日時毎に、充電スペースに空きがあったか否かが格納される。例えば、図5に示す例では施設ID“10001”の充電施設について、11月2日の9:00:00〜9:04:00までは充電スペースに空きがあり、9:05:00以降は充電スペースに空きがない状態であったことが記憶されている。同様に他の充電施設の空き状態の履歴についても格納されている。尚、図5に示す例では1分毎に空き状態を記憶しているが、より短い間隔、或いは長い間隔で空き状態を記憶しても良い。
一方、サーバ側通信装置16は各車両4のナビゲーション装置5や充電施設管理サーバ8と通信ネットワーク網6を介して通信を行う為の通信装置である。また、ナビゲーション装置5以外にインターネット網や、交通情報センタ、例えば、VICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)センタ等から送信された渋滞情報、規制情報、交通事故情報等の各情報から成る交通情報の受信についても可能である。
次に、車両4に搭載されたナビゲーション装置5の概略構成について図6を用いて説明する。図6は本実施形態に係るナビゲーション装置5を示したブロック図である。
図6に示すように本実施形態に係るナビゲーション装置5は、ナビゲーション装置5が搭載された車両の現在位置を検出する現在位置検出部31と、各種のデータが記録されたデータ記録部32と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーションECU33と、ユーザからの操作を受け付ける操作部34と、ユーザに対して車両周辺の地図や走行経路に関する情報等を表示する液晶ディスプレイ35と、経路案内に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ36と、記憶媒体であるDVDを読み取るDVDドライブ37と、情報配信センタ3やVICSセンタ等の情報センタとの間で通信を行う通信モジュール38と、を有する。また、ナビゲーション装置5はCAN等の車載ネットワークを介して、車両4に搭載されたバッテリ残量計39と接続されている。
以下に、ナビゲーション装置5が有する各構成要素について順に説明する。
現在位置検出部31は、GPS41、車速センサ42、ステアリングセンサ43、ジャイロセンサ44等からなり、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ42は、車両の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU33に出力する。そして、ナビゲーションECU33は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記4種類のセンサをナビゲーション装置5が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置5が備える構成としても良い。
また、データ記録部32は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記録された地図情報DB45、利用履歴DB46、所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。尚、データ記録部32をハードディスクの代わりにフラッシュメモリやメモリーカードやCDやDVD等の光ディスクにより構成しても良い。また、本実施形態では上述したようにサーバ装置1において目的地までの経路を探索するので、地図情報DB45については省略しても良い。
ここで、地図情報DB45は、例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ、ノード点に関するノードデータ、経路の探索や変更に係る処理に用いられる探索データ、施設に関する施設データ、地図を表示するための地図表示データ、各交差点に関する交差点データ、地点を検索するための検索データ等が記憶された記憶手段である。
また、利用履歴DB46は、車両が過去に充電施設を利用した際の充電施設の利用履歴に関する情報が記憶される記憶手段である。尚、充電施設の利用履歴としては、車両の給電口の開閉、給電口の開閉の前後における車載バッテリ7の残量の変化、車両の走行経路(車両の位置座標の履歴)、ナビゲーション装置5における充電施設に関する情報や経路の探索履歴等がある。尚、利用履歴DB46に記憶された充電施設の利用履歴に関する情報は、車両の現在位置等とともにプローブ情報としてサーバ装置1へと適宜送信される。
一方、ナビゲーションECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)33は、ナビゲーション装置5の全体の制御を行う電子制御ユニットであり、演算装置及び制御装置としてのCPU51、並びにCPU51が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM52、制御用のプログラムのほか、後述の情報収集処理プログラム(図7)等が記録されたROM53、ROM53から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ54等の内部記憶装置を備えている。
操作部34は、走行開始地点としての出発地及び走行終了地点としての目的地を入力する際等に操作され、各種のキー、ボタン等の複数の操作スイッチ(図示せず)から構成される。そして、ナビゲーションECU33は、各スイッチの押下等により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。尚、操作部34は液晶ディスプレイ35の前面に設けたタッチパネルによって構成することもできる。また、マイクと音声認識装置によって構成することもできる。
また、液晶ディスプレイ35には、道路を含む地図画像、交通情報、操作案内、操作メニュー、キーの案内、案内経路(走行予定経路)に沿った案内情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。
また、スピーカ36は、ナビゲーションECU33からの指示に基づいて案内経路(走行予定経路)に沿った走行を案内する音声ガイダンスや、交通情報の案内を出力する。
また、DVDドライブ37は、DVDやCD等の記録媒体に記録されたデータを読み取り可能なドライブである。そして、読み取ったデータに基づいて音楽や映像の再生、地図情報DB45の更新等が行われる。尚、DVDドライブ37に替えてメモリーカードを読み書きする為のカードスロットを設けても良い。
また、通信モジュール38は、交通情報センタ、例えば、VICSセンタやその他の外部センタ等から送信された交通情報、天候情報等を受信する為の通信装置であり、例えば携帯電話機やDCMが該当する。また、車車間で通信を行う車車間通信装置や路側機との間で通信を行う路車間通信装置も含む。また、プローブ情報や配信情報をサーバ装置1との間で送受信するのにも用いられる。
また、バッテリ残量計39は、ナビゲーション装置5が搭載された車両の車載バッテリ7の残エネルギ量を検出する為のセンサである。
続いて、前記構成を有するサーバ装置1及びナビゲーション装置5において実行する情報収集処理プログラムについて図7に基づき説明する。図7は本実施形態に係る情報収集処理プログラムのフローチャートである。ここで、情報収集処理プログラムは車両のACC電源(accessory power supply)がONされた後に所定時間間隔(例えば200msec間隔)で繰り返し実行され、車両4の現在位置や充電施設の利用履歴に関する情報をプローブ情報としてサーバ装置1が収集するプログラムである。尚、以下の図7、図8及び図10にフローチャートで示されるプログラムは、サーバ装置1が備えているRAM22やROM23又はナビゲーション装置5が備えているRAM52やROM53等に記憶されており、CPU21又はCPU51により実行される。
先ず、ナビゲーション装置5において実行される情報収集処理プログラムについて説明する。
ステップ(以下、Sと略記する)1においてCPU51は、現在位置検出部31により検出した車両の現在位置座標を、送信元の車両を識別する“車両ID”とともにプローブ情報としてサーバ装置1へと送信する。
次に、S2においてCPU51は、ナビゲーション装置5においていずれかの充電施設を探索する探索操作が行われたか否かを判定する。ここで、充電施設を探索する探索操作には充電施設の情報(例えば位置、名称、営業時間等)を探索する操作と、充電施設を目的地或いは経由地とした経路を探索する操作とを含む。また、充電施設を探索する探索操作は、ナビゲーション装置5ではなくユーザが所持する携帯端末(スマートフォン)で行われた場合についても含めるのが望ましい。
そして、ナビゲーション装置5においていずれかの充電施設を探索する探索操作が行われたと判定された場合(S2:YES)には、ユーザによって行われた充電施設の探索操作の内容を、送信元の車両を識別する“車両ID”とともにプローブ情報としてサーバ装置1へと送信する(S3)。それに対して、ナビゲーション装置5においていずれかの充電施設を探索する探索操作が行われていないと判定された場合(S2:NO)には、S4へと移行する。
S4においてCPU51は、ナビゲーション装置5が搭載された車両において給電口の開閉(給電口を覆う扉を開口しその後に閉鎖)があったか否かを判定する。ここで、給電口とは車両において車載バッテリ7に充電を行う際に充電設備の充電ケーブルのコネクタを接続する箇所であって、ユーザの操作によって扉を開閉可能となっている。そして、通常時は扉が閉鎖された状態であり、充電施設で充電を行う際に扉を開口状態(充電ケーブルのコネクタを接続可能な状態)とする。また、給電口が開口されたこと及び閉鎖されたことはCAN等の車載ネットワークを介して取得した情報に基づいて検出する。
そして、ナビゲーション装置5が搭載された車両において給電口の開閉があったと判定された場合(S4:YES)には、S5へと移行する。それに対して、ナビゲーション装置5が搭載された車両において給電口の開閉がないと判定された場合(S4:NO)には、当該情報収集処理プログラムを終了する。以降、所定時間間隔(例えば200msec間隔)でS1以降の処理が繰り返し実行されることとなる。
S5においてCPU51は、車両4が給電口の開閉を行った位置座標と、給電口が開口されていた時間と、給電口の開閉を行った日時と、給電口の開口時点の車載バッテリ7の残量(SOC)値と、給電口の閉鎖時点の車載バッテリ7の残量(SOC)値とを、送信元の車両を識別する“車両ID”とともにプローブ情報としてサーバ装置1へと送信する。尚、車載バッテリ7の残量については、CANを介してバッテリ残量計39から取得する。その後、当該情報収集処理プログラムを終了する。
尚、本実施形態では上記S1〜S5の処理はナビゲーション装置5が実行することとしているが、車両4が備える他の車載器や車両制御ECUが行っても良い。
次に、サーバ装置1において実行される情報収集処理プログラムについて説明する。
先ず、S11においてCPU21は、全国を走行する各車両4からプローブ情報の送信があるか否か判定する。
そして、プローブ情報の送信があると判定された場合(S11:YES)には、送信されるプローブ情報を受信する(S12)。そして、CPU21は受信したプローブ情報を収集情報DB14へと累積的に格納する(S13)。尚、前記S12で受信するプローブ情報は、充電施設を利用した車両4については充電施設の利用履歴に関する情報が含まれる。具体的には、車両4の給電口の開閉、給電口の開閉の前後における車載バッテリ7の残量の変化、給電口の開閉前後の車両の走行経路(車両の位置座標の履歴)、給電口の開閉を行った後のナビゲーション装置5における充電施設に関する情報や経路の探索履歴等である。
一方、プローブ情報の送信がないと判定された場合(S11:NO)には、S14へと移行する。
S14においてCPU21は、充電施設管理サーバ8から充電施設の充電スペースの空き状態に関する情報の送信があるか否か判定する。例えば、充電施設管理サーバ8は、1分毎に現時点の全国の各充電施設の空き状態についてサーバ装置1へと送信する。
そして、充電施設管理サーバ8から充電施設の充電スペースの空き状態に関する情報の送信があると判定された場合(S14:YES)には、送信される充電施設の充電スペースの空き状態に関する情報を受信し、受信した充電施設の充電スペースの空き状態に関する情報を空き履歴DB15へと累積的に格納する(S15)。その結果、図5に示すように空き履歴DB15は、全国にある充電施設の充電スペースの空き状態の履歴が記憶される。その後、当該情報収集処理プログラムを終了する。尚、充電施設の空き状況については充電施設管理サーバ8を介さずに各充電施設からネットワークを介して直接取得するようにしても良い。
次に、前記構成を有するサーバ装置1において実行する不具合判定処理プログラムについて図8に基づき説明する。図8は本実施形態に係る不具合判定処理プログラムのフローチャートである。ここで、不具合判定処理プログラムは前回プログラムを実行した時から所定時間(例えば24時間)経過後に実行され、前述の情報収集処理プログラム(図7)において車両や充電施設から収集した情報を統計することによって、特に充電施設が備える充電設備(充電器)の不具合についての判定(検出)を行うプログラムである。
尚、本実施形態では特に充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合を判定(検出)対象とする。尚、「充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合」としては、例えば利用者が充電設備において充電を開始する為の操作(受付)を適切に行うことができない不具合、充電設備と車両との接続を適切に行うことができない不具合などがある。より具体的には、充電設備において利用者の操作を受け付ける操作パネルや表示画面に不具合(例えば操作パネルが摩耗や汚れによりボタンの判別ができない、表示画面が日焼けして見えない等)があって、利用者が充電を開始する為の操作を行うことができない場合、或いは充電設備と車両とを接続する充電ケーブルのコネクタ部分に不具合(例えば端子の破損等)があって、充電ケーブルを車両に正しく接続することができない場合などが該当する。
先ず、S21においてCPU21は、前述した情報収集処理プログラム(図7)において車両や充電施設から収集し、収集情報DB14及び空き履歴DB15に格納されている情報の内、現時点(即ち統計を行う時点)から所定時間(例えば24時間)前までの期間(集計期間)に収集された情報を抽出し、統計する。具体的には、図4に示すように車両4において給電口の開閉が行われていた場合に、給電口の開閉を行った位置座標と、給電口が開口されていた時間と、給電口の開口時点の車載バッテリ7の残量(SOC)値と、給電口の閉鎖時点の車載バッテリ7の残量(SOC)値とを紐づけたものを一単位としてデータ化する。また、各データには給電口の閉鎖後の車両の走行経路と、給電口の閉鎖後に充電施設を探索する探索操作がユーザにより行われている場合には、ユーザによって行われた充電施設の探索操作の内容についても紐づける。
更に、前記S21においてCPU21は、給電口の開閉を行った位置座標と充電施設DB13から、車両が給電口の開閉を行った充電施設(即ち車両が車載バッテリ7の充電の為に立ち寄った充電施設)を特定し、給電口が開口されていた時間帯における該充電施設の空き情報を空き履歴DB15から抽出して紐づける。
次に、S22においてCPU21は、前記S21の統計結果に基づいて、集計期間(例えば24時間以内)において給電口が所定時間(例えば1分)以上開口されており、且つ給電口の開口前後の車載バッテリ7の残量(SOC)値の変化量が閾値未満のデータがあるか否かを判定する。ここで、前記S22の判定処理において給電口が所定時間以上開口されていることを条件とするのは、ユーザが車両の車載バッテリ7に対して充電する意思があったことを条件とする為である。従って、例えば操作ミスなどの理由でユーザの意図に反して給電口を開口した場合などは、給電口はすぐに閉鎖されることとなるのでS22においてNOと判定されることなる。
また、前記S22の判定条件となる閾値は例えば1kWhとするが、その値は適宜変更可能である。車載バッテリ7の容量の5%としても良い。また、給電口の開口前後の車載バッテリ7の残量(SOC)値が変化しないことを条件としても良い。
そして、給電口が所定時間以上開口されており、且つ給電口の開口前後の車載バッテリ7の残量(SOC)値の変化量が閾値未満のデータがあると判定された場合(S22:YES)、即ちユーザが車両の車載バッテリ7に対して充電する意思があったにもかかわらず車載バッテリ7の充電を行っていない車両が存在する場合には、S23へと移行する。それに対して、給電口が所定時間以上開口されており、且つ給電口の開口前後の車載バッテリ7の残量(SOC)値の変化量が閾値未満のデータがないと判定された場合(S22:NO)、即ちユーザが車両の車載バッテリ7に対して充電する意思があったにもかかわらず車載バッテリ7の充電を行っていない車両が存在しない場合には、S23へと移行する。
以降のS23〜S29の処理は前記S22の判定条件に該当するデータ毎に実行する。そして、前記S22の判定条件に該当する全てのデータに対してS23〜S29の処理を実行した後に、当該不具合判定処理プログラムを終了する。
先ず、S23においてCPU21は、処理対象のデータにおいて車両が給電口の開口を行った位置座標について収集情報DB14から取得する。
その後、S24においてCPU21は、処理対象のデータにおいて車両が給電口の開口を行った位置座標と充電施設DB13から、車両が給電口の開閉を行った充電施設(即ち車両が車載バッテリ7の充電の為に立ち寄った充電施設であり、以下、対象充電施設という)を特定し、給電口が開口されていた時間帯において対象充電施設が空き状態であったか否かを判定する。尚、対象充電施設の空き状態については空き履歴DB15に格納されている。また、前記S24では給電口が開口されていた全時間帯において対象充電施設が空き状態であったか否かを判定しても良いし、少なくとも一部の時間帯において対象充電施設が空き状態であったか否かを判定しても良い。
そして、給電口が開口されていた時間帯において対象充電施設が空き状態であったと判定された場合(S24:YES)には、処理対象のデータは充電施設の充電スペースに空きがあったにもかかわらず車載バッテリ7の充電を行うことができなかったことを示す、即ち対象充電施設が備える充電設備(充電器)に不具合があることを示唆するデータであると推定し、S25へと移行する。それに対して、給電口が開口されていた時間帯において対象充電施設が空き状態でないと判定された場合(S24:NO)には、処理対象のデータは充電施設の充電スペースに空きがなかったことから車載バッテリ7の充電を行うことができなかったことを示す、即ち対象充電施設が備える充電設備(充電器)に不具合があることを示すデータではないと推定し、処理対象となるデータを変更した後にS23へと戻る。
次に、S25においてCPU21は、前記S22の判定条件に該当するデータの内、処理対象のデータと同じ対象充電施設について充電設備(充電器)に不具合があることを示唆するデータが処理対象のデータ以外に所定数以上(例えば2以上)あるか否かを判定する。
そして、前記S22の判定条件に該当するデータの内、処理対象のデータと同じ対象充電施設について充電設備(充電器)に不具合があることを示唆するデータが処理対象のデータ以外に所定数以上(例えば2以上)あると判定された場合(S25:YES)には、対象充電施設が備える充電設備(充電器)に不具合があると推定し、S26へと移行する。それに対して、前記S22の判定条件に該当するデータの内、処理対象のデータと同じ対象充電施設について充電設備(充電器)に不具合があることを示唆するデータが処理対象のデータ以外に所定数以上(例えば2以上)ないと判定された場合(S25:NO)には、S27へと移行する。
S26においてCPU21は、今後にサーバ装置1において経路探索を行う際の対象充電施設の探索コストを無限大に設定する。
ここで、本実施形態ではユーザが目的地までの経路探索を行う場合に、ナビゲーション装置5から経路探索要求がサーバ装置1へと送信され、経路探索要に基づいてサーバ装置1が最新のバージョンの地図情報を用いて探索した出発地から目的地までの推奨経路(センタールート)を特定する。しかしながら、要求元の車両の車載バッテリ7の残エネルギ量(SOC)が目的地までの走行に必要なエネルギ量に対して不足すると判定した場合には、図9に示すように車載バッテリ7の充電を行うことが可能な複数の候補から選択された充電施設を経由地として設定し、目的地までの経路を探索する。そして、前記S26や後述のS29で設定される充電施設の探索コストは、当該充電施設を経由地或いは目的地とした場合に加算されるコスト値である。目的地までの経路の探索には公知のダイクストラ法を用い、コスト値の合計が最小となる経路を推奨経路とする。
前記S26では対象充電施設の探索コストが無限大に設定されるので、対象充電施設が経由地となる経路のトータルのコストも無限大となり、対象充電施設が経由地として選択されることは基本的にない。即ち、利用者との間のインターフェースに関する不具合があると推定される充電設備を備える充電施設については、充電を行う対象から除外し、他の充電施設を対象とすることが可能となる。
尚、前記S26では対象充電施設の探索コストを無限大に設定するのではなく、対象充電施設へ進入する為のリンクのコストを無限大に設定しても良い。その場合であっても同様に対象充電施設が経由地として選択されることを防止できる。
一方、S27においてCPU21は、処理対象のデータにおいて車両が給電口を閉鎖した後に他の充電施設を探索する探索操作を行ったか、或いは他の充電設備に移動して充電を行ったかを判定する。ここで、“充電施設を探索する探索操作”には充電施設の情報(例えば位置、名称、営業時間等)を探索する操作と、充電施設を目的地或いは経由地とした経路を探索する操作とを含む。また、充電施設を探索する探索操作は、ナビゲーション装置5ではなくユーザが所持する携帯端末(スマートフォン)で行われた場合についても含めるのが望ましい。また、“他の充電設備”は対象充電施設内にある他の充電設備でも良いし、対象充電施設とは異なる充電施設の充電設備でも良い。
また、前記S27において“他の充電設備に移動して充電を行った”ことを特定する方法としては、例えば車両が給電口を閉鎖した後に給電口の開閉を行った第1の地点と異なる第2の地点へと移動し、車両が第2の地点において給電口の開閉があって、給電口の開閉の前後における車載バッテリ残量の変化が閾値以上の場合に、“他の充電設備に移動して充電を行った”と判定することが可能である。尚、車両の走行経路については車両から所定間隔で取得(S12)した現在位置座標の履歴に基づいて特定することが可能である。
そして、処理対象のデータにおいて車両が給電口を閉鎖した後に他の充電施設を探索する探索操作を行ったか、或いは他の充電設備に移動して充電を行ったと判定された場合(S27:YES)には、対象充電施設が備える充電設備(充電器)に不具合があると推定し、S26へと移行する。それに対して、処理対象のデータにおいて車両が給電口を閉鎖した後に他の充電施設を探索する探索操作を行っておらず、他の充電設備に移動して充電も行っていないと判定された場合(S27:NO)には、S28へと移行する。
S28においてCPU21は、処理対象のデータにおいて車両が給電口を閉鎖した後に車載バッテリ7の充電を行わずに自宅へと移動したか否かを判定する。尚、車両の走行経路については車両から所定間隔で取得(S12)した現在位置座標の履歴に基づいて特定することが可能である。また、自宅の位置については必要に応じてナビゲーション装置5から取得する。但し、前記S28では自宅の代わりに職場、宿泊施設等のユーザが長時間滞在すると考えられる施設や地点を対象としても良い。
そして、処理対象のデータにおいて車両が給電口を閉鎖した後に車載バッテリ7の充電を行わずに自宅へと移動したと判定された場合(S28:YES)には、利用者が何らかの理由で充電施設での充電を諦めて帰宅することを選択したと予想される。従って、対象充電施設が備える充電設備(充電器)に不具合がある可能性が高いと推定し、S29へと移行する。それに対して、処理対象のデータにおいて車両が給電口を閉鎖した後に車載バッテリ7の充電を行わずに自宅へと移動していないと判定された場合(S28:NO)には、対象充電施設が備える充電設備(充電器)に不具合があるか否かを特定できないとして、S23へと戻る。
S29においてCPU21は、今後にサーバ装置1において経路探索を行う際の対象充電施設の探索コストを所定値(例えば初期値の10%)上昇させる。その結果、対象充電施設が経由地となる経路のトータルのコストも上昇することとなり、対象充電施設が経由地として選択され難くなる。即ち、利用者との間のインターフェースに関する不具合があると推定される充電設備を備える充電施設については、充電を行う対象として選択され難くして、相対的に他の充電施設を選択され易くすることが可能となる。
尚、前記S29では段階的に探索コストを上昇させる。即ち、前記S22の判定条件に該当するデータの内、前記S28でYESの条件を満たすデータが複数ある場合には、該当するデータの数、即ち対象充電施設に不具合があると推定された回数に応じて探索コストが上昇することとなる(例えば前記S28でYESの条件を満たすデータが1あれば10%上昇、2つあれば20%上昇)。その結果、利用者との間のインターフェースに関する不具合がある可能性の高い充電施設程、充電を行う対象としてより選択され難くすることが可能となる。
また、前記S29では対象充電施設の探索コストを上昇させるのではなく、対象充電施設へ進入する為のリンクのコストを上昇するように設定しても良い。その場合であっても同様に対象充電施設が経由地として選択され難くすることが可能である。尚、前記S26又はS29において充電施設の探索コストが一旦上昇されると、該充電施設はその後継続して上昇後の探索コストが維持されることとなるが、後述の不具合解消判定処理プログラム(図10)において充電施設の不具合が解消されたと判定された場合には、上昇されている探索コストが減少する場合もある。
次に、前記構成を有するサーバ装置1において実行する不具合解消判定処理プログラムについて図10に基づき説明する。図10は本実施形態に係る不具合解消判定処理プログラムのフローチャートである。ここで、不具合解消判定処理プログラムは前回プログラムを実行した時から所定時間(例えば24時間)経過後に実行され、前述の不具合判定処理プログラム(図8)において過去に不具合があると判定された充電施設について、その後に不具合が解消されたか否かについての判定(検出)を行うプログラムである。
先ず、S31においてCPU21は、前述した情報収集処理プログラム(図7)において車両や充電施設から収集し、収集情報DB14及び空き履歴DB15に格納されている情報の内、現時点(即ち統計を行う時点)から所定時間(例えば24時間)前までの期間(集計期間)に収集された情報を抽出し、統計する。具体的には、図4に示すように車両4において給電口の開閉が行われていた場合に、給電口の開閉を行った位置座標と、給電口が開口されていた時間と、給電口の開口時点の車載バッテリ7の残量(SOC)値と、給電口の閉鎖時点の車載バッテリ7の残量(SOC)値とを紐づけたものを一単位としてデータ化する。詳細については前述したS21と同様であるので省略する。
以降のS32〜S37の処理は前述の不具合判定処理プログラム(図8)において過去に不具合があると判定された充電施設毎に実行する。そして、該当する全ての充電施設に対してS32〜S37の処理を実行した後に、当該不具合解消判定処理プログラムを終了する。尚、不具合判定処理プログラム(図8)において過去に不具合があると判定された充電施設とは、具体的に現時点において前記S26又はS29により探索コストが上昇されている充電施設が該当する。
先ず、S32においてCPU21は、前記S31の統計結果に基づいて、集計期間(例えば24時間以内)に処理対象の充電施設において給電口が開閉されたデータがあるか否かを判定する。
そして、処理対象の充電施設において給電口が開閉されたデータがあると判定された場合(S32:YES)には、S33へと移行する。それに対して、処理対象の充電施設において給電口が開閉されたデータがないと判定された場合(S32:NO)には、当該不具合解消判定処理プログラムを終了する。
次に、S33においてCPU21は、前記S32の判定条件を満たすデータの内、給電口が所定時間(例えば1分)以上開口されており、且つ給電口の開口前後の車載バッテリ7の残量(SOC)値の変化量が閾値以上のデータがあるか否かを判定する。ここで、前記S33の判定処理において給電口が所定時間以上開口されていることを条件とするのは、ユーザが車両の車載バッテリ7に対して充電する意思があったことを条件とする為である。従って、例えば操作ミスなどの理由でユーザの意図に反して給電口を開口した場合などは、給電口はすぐに閉鎖されることとなるのでS33においてNOと判定されることなる。
また、前記S33の判定条件となる閾値は例えば1kWhとするが、その値は適宜変更可能である。車載バッテリ7の容量の5%としても良い。また、給電口の開口前後の車載バッテリ7の残量(SOC)値が同一でないことを条件としても良い。
そして、前記S32の判定条件を満たすデータの内、給電口が所定時間以上開口されており、且つ給電口の開口前後の車載バッテリ7の残量(SOC)値の変化量が閾値以上のデータがあると判定された場合(S33:YES)、即ち過去に充電設備に不具合があると推定された処理対象の充電施設において新たに車載バッテリ7に対して充電を行った車両が存在する場合には、S34へと移行する。それに対して、前記S32の判定条件を満たすデータの内、給電口が所定時間以上開口されており、且つ給電口の開口前後の車載バッテリ7の残量(SOC)値の変化量が閾値以上のデータがないと判定された場合(S33:NO)、即ち過去に充電設備に不具合があると推定された処理対象の充電施設において新たに車載バッテリ7に対して充電を行った車両が存在しない場合には、当該不具合解消判定処理プログラムを終了する。
次に、S34においてCPU21は、前記S32の判定条件を満たすデータの内、前記S33の判定条件を満たすデータが所定数以上(例えば3以上)あるか否かを判定する。
そして、前記S32の判定条件を満たすデータの内、前記S33の判定条件を満たすデータが所定数以上(例えば3以上)あると判定された場合(S34:YES)には、過去に充電設備に不具合があると推定された処理対象の充電施設において不具合が解消されたと推定し、S35へと移行する。それに対して、前記S32の判定条件を満たすデータの内、前記S33の判定条件を満たすデータが所定数以上(例えば3以上)ないと判定された場合(S34:NO)には、S36へと移行する。
S35においてCPU21は、処理対象の充電施設について今後にサーバ装置1において経路探索を行う際の充電施設の探索コストを初期値(前記S26又はS29により探索コストが上昇される前の探索コスト)に戻す(探索コストを下げる)。その結果、不具合が解消されたと推定される処理対象の充電施設を、車両が充電を行う対象として再度含めることが可能となる。
一方、S36においてCPU21は、前記S33の判定条件を満たすデータにおいて車両が給電口を閉鎖した後に他の充電施設を探索する探索操作を行ったか、或いは他の充電設備に移動して充電を行ったかを判定する。ここで、“充電施設を探索する探索操作”には充電施設の情報(例えば位置、名称、営業時間等)を探索する操作と、充電施設を目的地或いは経由地とした経路を探索する操作とを含む。また、充電施設を探索する探索操作は、ナビゲーション装置5ではなくユーザが所持する携帯端末(スマートフォン)で行われた場合についても含めるのが望ましい。また、“他の充電設備”は処理対象の充電施設内にある他の充電設備でも良いし、処理対象の充電施設とは異なる充電施設の充電設備でも良い。
そして、前記S33の判定条件を満たすデータにおいて車両が給電口を閉鎖した後に他の充電施設を探索する探索操作を行っておらず、他の充電設備に移動して充電も行っていないと判定された場合(S36:NO)には、過去に充電設備に不具合があると推定された処理対象の充電施設において不具合が解消された可能性が高いと推定し、S37へと移行する。それに対して、前記S33の判定条件を満たすデータにおいて車両が給電口を閉鎖した後に他の充電施設を探索する探索操作を行っている、或いは他の充電設備に移動して充電を行っていると判定された場合(S36:YES)には、過去に充電設備に不具合があると推定された処理対象の充電施設について不具合が解消されていないと推定し、当該不具合解消判定処理プログラムを終了する。
S37においてCPU21は、今後にサーバ装置1において経路探索を行う際の処理対象の充電施設の探索コストを所定値(例えば初期値の10%)減少させる。その結果、対象充電施設が経由地となる経路のトータルのコストも減少することとなり、処理対象の充電施設が再び経由地として選択され易くなる。
尚、前記S37では段階的に探索コストを減少させる。即ち、前記S33の判定条件を満たすデータが複数ある場合には、該当するデータの数、即ち不具合が解消していると推定された回数に応じて探索コストを減少させることとなる(例えば前記S36でYESの条件を満たすデータが1あれば10%減少、2つあれば20%減少)。但し、前記S26又はS29により探索コストが上昇される前の探索コスト(初期値)を下限値とする。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るサーバ装置1及びサーバ装置1を含む情報提供システム2では、車両4の駆動源に電力を供給する車載バッテリ7に充電をすることが可能な充電施設について、充電施設が備える充電設備の空き状況を取得し(S15)、その一方で充電施設を利用した車両の利用履歴を取得し(S13)、充電設備の空き状況と車両の利用履歴とに基づいて、充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合を判定する(S21〜S29、S31〜S37)ので、従来では把握することが困難であった、充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合についても把握することが可能となる。その結果、充電を行う利用者に対してより適切な充電施設に関する情報を提供することが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では、利用者との間のインターフェースに関する不具合があると推定された充電施設については探索コストを上昇させることによって利用者が充電を行う対象施設から除外されるようにしているが、ナビゲーション装置5による案内によって利用者が充電を行う対象施設から除外されるようにしても良い。例えば、利用者との間のインターフェースに関する不具合があると推定された充電施設を識別する情報をサーバ装置1からナビゲーション装置5へと配信する。そして、図11に示すようにナビゲーション装置5の液晶ディスプレイ35においてユーザに対して充電施設候補の一覧を表示する場合に、利用者との間のインターフェースに関する不具合があると推定された充電施設については表示対象から除外するようにしても良い。また、案内の優先度を下げる(例えば表示順序をより下位にする)ようにしても良い。
また、本実施形態では特に充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合を判定(検出)対象としているが、インターフェースに関する不具合以外の不具合についても判定(検出)対象に含めることも可能である。
また、不具合判定処理プログラム(図8)において、S25、S27〜S29の各処理については省略しても良い。同様に不具合解消判定処理プログラム(図10)において、S34、S36、S37の各処理については省略しても良い。
また、本実施形態では図8、図10に示す充電施設の不具合の判定に係るプログラムの実行主体はサーバ装置1であったが、ナビゲーション装置5が一部または全部を実行する構成としても良い。尚、ナビゲーション装置5がそれらの処理を行う場合にはナビゲーション装置5が本発明の情報提供装置に相当する。
また、ナビゲーション装置5の代わりに、経路案内機能を有する他の装置で情報提供システム2を構成することも可能である。例えば、ナビゲーション装置5以外の車載器、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等が可能である。
また、本発明に係る情報提供装置を具体化した実施例について上記に説明したが、情報提供装置は以下の構成を有することも可能であり、その場合には以下の効果を奏する。
例えば、第1の構成は以下のとおりである。
車両(4)の駆動源に電力を供給する車載バッテリ(7)に充電をすることが可能な充電施設について、充電施設が備える充電設備の空き状況を取得する充電施設情報取得手段(21)と、前記充電施設を利用した車両の利用履歴を取得する利用履歴取得手段(21)と、前記充電設備の空き状況と前記車両の利用履歴とに基づいて、前記充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合を判定する故障判定手段(21)と、を有する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、充電施設の空き状況と充電施設を利用した車両の利用履歴を組み合わせることによって、従来では把握することが困難であった、充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合についても把握することが可能となる。その結果、充電を行う利用者に対してより適切な充電施設に関する情報を提供することが可能となる。
また、第2の構成は以下のとおりである。
前記故障判定手段(21)は、充電施設が備える充電設備の空きがある状況で、前記充電施設で充電を行う利用者の意思があったにもかかわらず充電を行っていない車両(4)が存在すると推定される場合に、前記充電施設が備える充電設備に前記不具合があると判定する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、充電施設の空き状況と充電施設を利用した車両の利用履歴を組み合わせることによって、充電施設で充電を行う利用者の意思があったにもかかわらず充電を行っていない車両が存在することを識別可能となる。その結果、従来では把握することが困難であった、充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合の存在について把握することが可能となる。
また、第3の構成は以下のとおりである。
前記利用履歴取得手段(21)は、前記車両(4)の利用履歴として車両の給電口の開閉と給電口の開閉の前後における車載バッテリ残量の変化を取得する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、車両の給電口の開閉と給電口の開閉の前後における車載バッテリ残量の変化に基づいて、充電施設で充電を行う利用者の意思があったにもかかわらず充電を行っていない車両が存在することを容易に識別可能となる。
また、第4の構成は以下のとおりである。
前記故障判定手段(21)は、充電施設が備える充電設備の空きがある状況で、前記充電施設を利用した車両(4)の給電口の開閉があって、給電口の開閉の前後における車載バッテリ残量の変化が閾値未満の場合に、前記充電施設が備える充電設備に前記不具合があると判定する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、車両の給電口が開閉されているにも関わらず給電口の開閉の前後における車載バッテリ残量の変化が閾値未満の場合において、充電施設で充電を行う利用者の意思があったにもかかわらず充電を行うことができなかった車両が存在すると推定できる。その結果、充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合の存在について把握することが可能となる。
また、第5の構成は以下のとおりである。
前記故障判定手段(21)は、充電施設の空きがある状況で、前記充電施設を利用した車両(4)が第1の地点において給電口の開閉があって、給電口の開閉の前後における車載バッテリ残量の変化が閾値未満の場合であって、更にその後に前記車両が前記第1の地点と異なる第2の地点へと移動し、前記車両が第2の地点において給電口の開閉があって、給電口の開閉の前後における車載バッテリ残量の変化が閾値以上の場合に、前記充電施設が備える充電設備に前記不具合があると判定する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、場所を変えて車載バッテリへの充電を繰り返し行っている車両が存在する場合には、最初の充電施設については充電を行う利用者の意思があったにもかかわらず充電を行うことができなかった充電施設であると識別可能となる。その結果、充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合の存在について把握することが可能となる。
また、第6の構成は以下のとおりである。
前記故障判定手段(21)は、充電施設の空きがある状況で、前記充電施設を利用した車両(4)の給電口の開閉があって、給電口の開閉の前後における車載バッテリ残量の変化が閾値未満の場合であって、その後に前記車両において他の充電施設の探索が行われた場合に、前記充電施設が備える充電設備に前記不具合があると判定する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、充電施設での充電を試みた後に他の充電施設の探索を行った車両が存在する場合には、最初の充電施設については充電を行う利用者の意思があったにもかかわらず充電を行うことができなかった充電施設であると識別可能となる。その結果、充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合の存在について把握することが可能となる。
また、第7の構成は以下のとおりである。
前記故障判定手段(21)によって前記不具合があると判定された充電設備を備える充電施設を対象として、経路探索処理を行う場合に該充電施設を経由する経路のコストが増加するようにコスト算出条件を変更するコスト増加手段を有する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、利用者との間のインターフェースに関する不具合がある充電施設については、経由地、即ち利用対象とする充電施設として選択され難くすることが可能となる。
また、第8の構成は以下のとおりである。
前記コスト増加手段(21)は、前記故障判定手段(21)によって前記不具合があると判定された回数に応じて段階的にコスト算出条件を変更する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、利用者との間のインターフェースに関する不具合がある可能性が高い充電施設程、経由地、即ち利用対象とする充電施設としてより選択され難くすることが可能となる。
また、第9の構成は以下のとおりである。
前記故障判定手段(21)は、前記充電施設が備える充電設備に前記不具合があると判定された後に、前記充電施設を利用した車両の給電口の開閉があって、給電口の開閉の前後における車載バッテリ残量の変化が閾値以上の場合に、前記充電施設が備える充電設備に生じていた前記不具合が解消されたと判定する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、車両の給電口が開閉され且つ給電口の開閉の前後における車載バッテリ残量の変化が閾値以上の場合において、充電施設で充電を行う利用者の意思に従って充電を行うことができた車両が存在すると推定できる。その結果、過去に充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合があると判定された充電施設について、その後に不具合が解消されたことについて把握することが可能となる。
また、第10の構成は以下のとおりである。
前記故障判定手段(21)によって前記不具合が解消されたと判定された充電設備を備える充電施設を対象として、経路探索処理を行う場合に該充電施設を経由する経路のコストが減少するようにコスト算出条件を変更するコスト減少手段を有する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、利用者との間のインターフェースに関する不具合が解消された充電施設については、経由地、即ち利用対象とする充電施設として再び選択され易くすることが可能となる。
また、第11の構成は以下のとおりである。
前記コスト減少手段(21)は、前記故障判定手段(21)によって前記不具合が解消されたと判定された回数に応じて段階的にコスト算出条件を変更する。
上記構成を有する情報提供装置によれば、利用者との間のインターフェースに関する不具合が解消された可能性の高い充電施設程、経由地、即ち利用対象とする充電施設としてより選択され易くすることが可能となる。
また、第12の構成は以下のとおりである。
前記インターフェースに関する不具合は、前記充電設備において利用者の操作を受け付ける受付部分における不具合と、前記充電設備と車両とを接続する接続部分における不具合とを含む。
上記構成を有する情報提供装置によれば、従来では把握することが困難であった、充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合についても把握することが可能となる。
1 サーバ装置
2 情報提供システム
3 情報配信センタ
4 車両
5 ナビゲーション装置
7 車載バッテリ
8 充電施設管理サーバ
11 サーバ制御ECU
12 サーバ側地図DB
13 充電施設DB
14 収集情報DB
15 空き履歴DB
21 CPU
22 RAM
23 ROM
24 フラッシュメモリ

Claims (13)

  1. 車両の駆動源に電力を供給する車載バッテリに充電をすることが可能な充電施設について、充電施設が備える充電設備の空き状況を取得する充電施設情報取得手段と、
    前記充電施設を利用した車両の利用履歴を取得する利用履歴取得手段と、
    前記充電設備の空き状況と前記車両の利用履歴とに基づいて、前記充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合を判定する故障判定手段と、を有する情報提供装置。
  2. 前記故障判定手段は、充電施設が備える充電設備の空きがある状況で、前記充電施設で充電を行う利用者の意思があったにもかかわらず充電を行っていない車両が存在すると推定される場合に、前記充電施設が備える充電設備に前記不具合があると判定する請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 前記利用履歴取得手段は、前記車両の利用履歴として車両の給電口の開閉と給電口の開閉の前後における車載バッテリ残量の変化を取得する請求項1又は請求項2に記載の情報提供装置。
  4. 前記故障判定手段は、充電施設が備える充電設備の空きがある状況で、前記充電施設を利用した車両の給電口の開閉があって、給電口の開閉の前後における車載バッテリ残量の変化が閾値未満の場合に、前記充電施設が備える充電設備に前記不具合があると判定する請求項3に記載の情報提供装置。
  5. 前記故障判定手段は、
    充電施設の空きがある状況で、前記充電施設を利用した車両が第1の地点において給電口の開閉があって、給電口の開閉の前後における車載バッテリ残量の変化が閾値未満の場合であって、更にその後に前記車両が前記第1の地点と異なる第2の地点へと移動し、前記車両が第2の地点において給電口の開閉があって、給電口の開閉の前後における車載バッテリ残量の変化が閾値以上の場合に、前記充電施設が備える充電設備に前記不具合があると判定する請求項3に記載の情報提供装置。
  6. 前記故障判定手段は、
    充電施設の空きがある状況で、前記充電施設を利用した車両の給電口の開閉があって、給電口の開閉の前後における車載バッテリ残量の変化が閾値未満の場合であって、その後に前記車両において他の充電施設の探索が行われた場合に、前記充電施設が備える充電設備に前記不具合があると判定する請求項3に記載の情報提供装置。
  7. 前記故障判定手段によって前記不具合があると判定された充電設備を備える充電施設を対象として、経路探索処理を行う場合に該充電施設を経由する経路のコストが増加するようにコスト算出条件を変更するコスト増加手段を有する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の情報提供装置。
  8. 前記コスト増加手段は、前記故障判定手段によって前記不具合があると判定された回数に応じて段階的にコスト算出条件を変更する請求項7に記載の情報提供装置。
  9. 前記故障判定手段は、前記充電施設が備える充電設備に前記不具合があると判定された後に、前記充電施設を利用した車両の給電口の開閉があって、給電口の開閉の前後における車載バッテリ残量の変化が閾値以上の場合に、前記充電施設が備える充電設備に生じていた前記不具合が解消されたと判定する請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の情報提供装置。
  10. 前記故障判定手段によって前記不具合が解消されたと判定された充電設備を備える充電施設を対象として、経路探索処理を行う場合に該充電施設を経由する経路のコストが減少するようにコスト算出条件を変更するコスト減少手段を有する請求項9に記載の情報提供装置。
  11. 前記コスト減少手段は、前記故障判定手段によって前記不具合が解消されたと判定された回数に応じて段階的にコスト算出条件を変更する請求項10に記載の情報提供装置。
  12. 前記インターフェースに関する不具合は、前記充電設備において利用者の操作を受け付ける受付部分における不具合と、前記充電設備と車両とを接続する接続部分における不具合とを含む請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の情報提供装置。
  13. 車両の駆動源に電力を供給する車載バッテリに充電をすることが可能な充電施設について、充電施設が備える充電設備の空き状況を取得する充電施設情報取得手段と、
    前記充電施設を利用した車両の利用履歴を取得する利用履歴取得手段と、
    前記充電設備の空き状況と前記車両の利用履歴とに基づいて、前記充電設備における利用者との間のインターフェースに関する不具合を判定する故障判定手段と、を有する情報提供システム。
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