JP2021055436A - 居住構造物 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速連写撮像における撮像間隔を短縮できるようにする。【解決手段】布状のテント地と、テント地上に積層される保持部材と、保持部材上に積層され、太陽光により発電する複数のパネルとを備えた布状部材により、居住空間が構成されるようにする。この際、パネルは、同一の形状の複数のパネルが、平面上に所定の間隔で規則的に配設され、保持部材が、パネルとほぼ同サイズで、パネルと略同位置の下地材上に配設され、保持部材間の下地材上には、伸縮部材が配設される。これにより、パネル間には伸縮部材が設けられることで、繰り返し折り畳むことができる。本開示は、テントやタープに適用することができる。【選択図】図8

Description

本開示は、居住構造物に関し、特に、発電機能を備えた小型に収納して携帯可能な布状部位の耐久性を向上できるようにした居住構造物に関する。
インフラストラクチャが十分ではない環境において、設置が容易な構成で、居住空間を構築し、太陽光や風力などによる自然エネルギーを利用して発電し、発電した電力により電子機器を稼働させる布状のテントのようなものが求められている。
このようなテントに太陽光発電のパネルが貼り付けられ、折り畳んで携帯可能なシート(特許文献1参照)を応用することが考えられる。
特開2000−183374号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、所定の境界において、折り畳むことが可能であるが、繰り返し、同一の境界において折り畳まれることにより、切れたり破れたりする恐れがあり、耐久性能に限界があった。
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、特に、発電機能を備えた小型に収納して携帯可能な布状部位の耐久性を向上させるものである。
本開示の一側面の居住構造物は、布状の下地材と、前記下地材上に積層される保持部材と、前記保持部材上に積層され、太陽光により発電する複数のパネルとを備えた布状部材により、居住空間が構成され、前記複数のパネルが、平面上に所定の間隔で規則的に配設され、前記保持部材が、前記パネルとほぼ同サイズで、前記パネルと略同位置の下地材上に配設され、前記保持部材間の前記下地材上には、伸縮部材が配設される居住構造物である。
本開示の一側面においては、布状の下地材と、前記下地材上に積層される保持部材と、前記保持部材上に積層され、太陽光により発電する複数のパネルとを備えた布状部材により、居住空間が構成され、前記複数のパネルが、平面上に所定の間隔で規則的に配設され、前記保持部材が、前記パネルとほぼ同サイズで、前記パネルと略同位置の下地材上に配設され、前記保持部材間の前記下地材上には、伸縮部材が配設される。
本開示のテレプレゼンスシステムの構成例を説明する図である。 本開示の居住構造物の構成例を説明するブロック図である。 本開示の居住構造物のその他の構成例を説明するブロック図である。 本開示の居住構造物により実現される機能を説明する図である。 布状部位の全体構成図である。 布状部位におけるテント地を分解した分解図である。 布状部位における保持部材と発電パネルとを分解した分解図である。 布状部位の側面断面図である。 太陽電池パネル間の配線を説明する図である。 配線の詳細な構成を説明する図である。 布状部位の変形例を説明する図である 導電ロープの構成例を説明する図である 導電ロープの構成例を説明する図である 導電ロープの変形例を説明する図である ソリッドステークの構成例を説明する図である テレプレゼンス処理を説明するフローチャートである。 設営条件提示処理を説明する図である。 設営条件提示処理を説明するフローチャートである。 電力を融通する給電制御処理を説明する図である。 電力を融通する給電制御処理を説明する図である。 給電制御処理を説明するフローチャートである。 汎用のパーソナルコンピュータの構成例を説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
以下、本技術を実施するための形態について説明する。説明は以下の順序で行う。
1.テレプレゼンスシステムの構成例
2.布状部位の構成例
3.布状部位の変形例
4.導電ロープ
5.導電ロープの変形例
6.ソリッドステークの構成例
7.テレプレゼンス処理
8.発電に最適な居住構造物の向きや姿勢からなる設営条件の提示
9.電力を融通する給電制御
10.ソフトウェアにより実行させる例
<<<好適な実施の形態>>>
<<1.テレプレゼンスシステムの構成例>>
図1は、本開示の居住構造物により構成されるテレプレゼンスシステムの構成例である。
図1のテレプレゼンスシステム11は、居住構造物51−1乃至51−pよりなるクラスタ31−1、居住構造物51−11乃至51−qよりなるクラスタ31−n、および構造物71よりなるクラスタ32、並びにネットワーク33より構成されている。
尚、クラスタ31−1乃至31−n、および居住構造物51−1乃至51−p,51−11乃至51−qについて、特に区別する必要がない場合、単に、クラスタ31および居住構造物51と称するものとし、その他の構成についても同様に称する。
居住構造物51は、通常のインフラストラクチャが構成されていない環境に設置され、発電機能を有する布状部位により居住空間を構築する、例えば、テント、タープ、またはシェルタなどである。
居住構造物51は、発電機能を有する布状部位により発電された電力により通信機能を有する情報処理装置を稼働させて、ネットワーク33を介して相互に通信することでテレプレゼンス機能を実現する。
ここで、テレプレゼンス機能とは、遠隔地の居住構造物51間で通信を確立し、居住構造物51内の空間における画像や音声を相互に送受信することで、自然な会話、および環境音や資料データを共有する機能である。
従って、テレプレゼンス機能が実現されることにより、居住構造物51間において、自然な会話、および環境音や資料データを共有することが可能な状態とされる。
また、居住構造物51−1乃至51−p,51−11乃至51−q、および居住構造物71は、それぞれクラスタ31−1乃至31−n、およびクラスタ32を構成している。
クラスタ31は、空間的に近い位置に存在する複数の居住構造物51群から構成され、クラスタ31内の各居住構造物51において発電された電力が、消費電力等に応じて居住構造物51間で融通させる構成とされる。
居住構造物71は、ビルなどの一般的な建築構造物であり、クラスタ32は、構造物71の内部における複数の不図示の情報処理装置群により構成される。
<居住構造物の構成例>
次に、図2を参照して、居住構造物51の構成例について説明する。
居住構造物51は、バッテリ90、情報処理装置91、表示部92、環境センサ93、アンテナ94、布状部位95、導電ロープ96−1乃至96−n、ソリッドステーク97−1乃至97−n、導電ロープ98、ポール99−1乃至99−m、および給電部101より構成される。
居住構造物51は、例えば、図2で示されるようなテント、またはタープを基調とした構成であり、発電機能を備えた布状部位95からなるテント地が、ポール99により支持されることにより天井として利用され、その下に居住空間が構成される。
また、ポール99−1乃至99−mは、先端部に、布状部位95の一部が掛けられた状態で、かつ、布状部位95に対して反対方向から、導電機能を備えた導電ロープ96−1乃至96−nが接続されて、地上方向に対してテンションが掛けられることにより、布状部位95を天井のように広げた状態で支持する。
また、導電ロープ96は、一方の端部がポール99の先端部、および布状部位95の一部に接続され、他方の端部が、接地機能を備えたペグとして機能するソリッドステーク97に接続された状態でテンションが掛けられている。
導電ロープ96は、ポール99を支持するロープとしての機能と、導電性を備えることで、発電機能を有する布状部位95に対する接地電位を確保する機能とを備えている。
すなわち、導電ロープ96は、布状部位95を広げた状態で支持するポール99に対してテンションを発生させると共に、発電機能を備えた布状部位95に対して、接地機能を備えたソリッドステーク97と接続して接地電位を確保する機能を備えている。
これにより、複数の布状部位95を繋いで発電量を増大させようとするときも、接地電位が確実に確保されるので、基準電位のずれから生じる発電効率の低下や送電ロスを低減させることが可能となる。
また、布状部位95において、万が一漏電が発生するようなときでも、接地電位が確保されることにより、漏電により生じた電力を地上に逃がすことが可能となるため、ユーザが不用意に触れることで生じる感電事故などを抑制することが可能となる。
バッテリ90は、例えば、オルビン酸バッテリなどから構成され、発電機能を備えた布状部位95により発電された電力を蓄電する蓄電部として機能すると共に、給電部101を介して、情報処理装置91等に電力を供給する。
情報処理装置91は、例えば、パーソナルコンピュータ等からなり、給電部101からの電力供給を受けて、居住構造物51における全体の動作を制御する。
表示部92は、情報処理装置91により制御され、LCD(Light Emitting Diode)、有機EL(Electro-Luminescence)、およびプロジェクタ等からなり、各種の情報を表示する。また、表示部92は、撮像部92aを内蔵しており、居住構造物51内の画像を撮像すると共に音声を収音して情報処理装置91に出力する。
すなわち、情報処理装置91は、他の居住構造物51間におけるテレプレゼンス機能を実現させ、導電ロープ98を介して、撮像部92aにより撮像された画像および音声を他の居住構造物51に送信すると共に、他の居住構造物51から送信されてくる画像および音声を受信し、表示部92に表示させる。
環境センサ93は、居住構造物51の周囲の環境情報を検出するセンサであり、例えば、照度センサ、風力センサ、降雨センサ、気温センサ、気圧センサ、および湿度センサ等の少なくともいずれかと共に、GPSセンサを含み、それぞれのセンシング結果と自らの位置情報を情報処理装置91に供給する。
情報処理装置91は、各種のセンシング結果と自らの位置情に基づいた周囲の地形の情報から、所定時間だけ未来の発電量を予測して、発電に最適な居住構造物51の向きや姿勢等の設営条件を提示する。
布状部位95は、例えば、複数の太陽光発電パネルが布状のテント地等に配設されたものであり、ポール99により支持されて、空中に展開されることにより、居住構造物51における屋根として機能する。
また、布状部位95は、照度に応じて発電し、バッテリ90に電力を供給して蓄電させたり、直接、給電部101に供給する。
以上のような構成により、電力などのインフラストラクチャが十分に整っていない環境においても、居住空間を構築すると共に、自然エネルギーに基づいた発電を実現して、発電した電力により情報処理装置91を稼働させてテレプレゼンス機能を実現させる。
尚、以上においては、発電機能として、太陽光発電を用いる例について説明してきたが、自然エネルギーによる発電ができれば、その他の構成であってもよく、例えば、風車を用いた風力発電などであってもよい。
<居住構造物のその他の構成例>
以上においては、居住構造物の構成例としてテントやタープを基調とした構成例についいて説明してきたが、例えば、車両型キャビンを基調とした構成でもよい。
図3は、車両型キャビンを基調とした居住構造物51’の構成例を示す図である。
尚、図2の居住構造物51における構成と対応する構成については、符号に「’」を付しており、その説明は適宜省略する。
すなわち、図3の居住構造物51’は、バッテリ90’、情報処理装置91’、表示部92’、環境センサ93’、アンテナ94’、布状部位95’、導電ロープ96’−11乃至96’−14、ソリッドステーク97’−11乃至97’−14、導電ロープ98’、ポール99’−11,99’−12、および給電部101’より構成される。
居住構造物51’は、本体が車両型のキャビン51c’から構成されている。
また、居住構造物51’においては、キャビン51c’の下部に、4輪の車輪51a’が設けられ、端部に、牽引フック52b’が設けられ、これにより不図示の牽引トラックなどにより牽引して移動させることが可能である。
また、布状部位95’については、一方の側面部が、居住構造物51’のキャビン51’cの側面部に接続され、居住構造物51’の側面部に対向する布状部位95’の他方の側面部が、ポール99’−11,99’−12により支持されている。
図3の居住構造物51’においても、電力などのインフラストラクチャが十分に整っていない環境において、居住空間を構築すると共に、太陽光からなる自然エネルギーに基づいた発電を実現して、発電した電力により情報処理装置91’を稼働させてテレプレゼンス機能を実現させる。
尚、以降において、居住構造物51のバッテリ90乃至給電部101の各構成を主体とした説明を進めるものとするが、居住構造物51’のバッテリ90’乃至給電部101’の各構成についても対応して同様に機能する。
<居住構造物により実現される機能>
次に、図4のブロック図を参照して、居住構造物51により実現される機能について説明する。
居住構造物51により実現される機能は、バッテリ(蓄電部)90、情報処理装置91、表示部92、環境センサ93、アンテナ94、布状部位(発電部)95、導電ロープ96、ソリッドステーク97、導電ロープ98、および給電部101より構成される。
また、情報処理装置91は、制御部111、通信部112、および記憶部113を備えている。
制御部111は、プロセッサやメモリなどからなり、HDD(Hard Disc Drive)やSSD(Solid State Drive)などから構成される記憶部113に記憶された各種のプログラムやデータを利用して居住構造物51の動作の全体を制御する。
また、通信部112は、導電ロープ98を介して、同一クラスタ31−1内のその他の居住構造物51と接続されたハブ141−1を介して、同一クラスタ31−1内の他の居住構造物51との通信を実現する。
さらに、通信部112は、導電ロープ98を介して、同一クラスタ31−1内のハブ141−1、および、他のクラスタ31−2および31−3のそれぞれのハブ141−2および141−3を介して他のクラスタ31−2,31−3内の、他の居住構造物51との通信を実現する。
また、居住構造物51は、同一クラスタ31内の他の居住構造物51間で、電力を融通し合う。
給電部101は、制御部111により制御され、導電ロープ98を介して、他の居住構造物51への送電、および他の居住構造物51からの受電を行う。
すなわち、導電ロープ98は、同一クラスタ31内、および他のクラスタ31内の他の居住構造物51との通信に係る配線と、同一クラスタ31内の他の居住構造物51への電力の送受電を行う配線とが混合されたケーブルである。
尚、導電ロープ98の詳細な構成については図12乃至図14を参照して後述する。
さらに、通信部112は、アンテナ94を介して、例えば、無線LAN(Local Area Network)等により居住構造物51内の近距離通信を実現する。
また、制御部111は、テレプレゼンス機能を実現する。
すなわち、制御部111は、通信部112を制御して、同一クラスタ31−1内、および他のクラスタ31−2,31−3内の他の居住構造物51との通信を確立することで、撮像部92aにより撮像された居住構造物51内の画像および音声を他の居住構造物51に送信すると共に、他の居住構造物51内の画像および音声を受信して表示部92に表示させることで、テレプレゼンス機能を実現する。
制御部111は、発電部として機能する布状部位95、蓄電部として機能するバッテリ90、および給電部101を制御して、布状部位95により発電された電力をバッテリ90に蓄電させたり、布状部位95から給電部101に直接出力させるように制御する。
制御部111は、布状部位95による発電量と、給電部101の給電量から認識される消費電力とに基づいて、給電部101を制御して、同一クラスタ31内の他の居住構造物51間との協調を図り、電力の融通を制御する。
制御部111は、環境センサ93のセンシング結果と位置情報から得られる周囲の地形の情報とから、布状部位95による発電量を予測して、発電量を最適化させるための居住構造物51の向きや姿勢からなる設営条件を推定し、表示部92に提示する。
この際、制御部111は、居住構造物51に対する環境負荷も考慮して、最適な設営条件を推定する。
ここでいう環境負荷とは、例えば、強風や降雪といった居住構造物51に対する自然環境からの負荷であり、設営条件を変えることで、強風に対する耐風性能や降雪時の積雪の重量に対する耐荷重性能の範囲で安全に居住構造物51を設営できるか否かを評価する指標である。
従って、環境負荷が大きすぎると、発電効率が最高であっても、居住構造物51の安全な設営が難しくなるので、制御部111は、環境負荷に基づいて安全性が確保可能な範囲で、発電効率の最適化を図る。
より詳細には、制御部111は、センシング結果と位置情報から得られる周囲の地形とに基づいて、所定時間だけ未来の環境条件を推定し、推定された環境条件下で、発電効率と環境負荷とを推定し、推定された環境負荷に対して安全性が確保される設営条件のうち、発電効率が所定の順位よりも上位の設営条件を提示する。
給電部101は、制御部111により制御されて、布状部位95、およびバッテリ90より供給される電力を、導電ロープ98を介して他の居住構造物51に給電させる、または、外部に設けられたコンセント121より、例えば、その他の家電製品122に供給する。
<<2.布状部位の構成例>>
次に、図5乃至図10を参照して、布状部位95の構成例について説明する。
尚、図5は、布状部位95の全体構成図であり、図6は、布状部位95におけるテント地151を分解した分解図であり、図7は、布状部位95における保持部材152と発電パネル153とを分解した分解図である。
また、図8の上部は、布状部位95の側面断面図であり、図8の下部は、布状部位95における折り目Ptにより折り曲げられることを示す側面断面図である。
さらに、図9は、発電パネル153間の接続配線171を説明する図であり、図10は、配線171の詳細な構成を説明する図である。
すなわち、布状部位95は、図5乃至図8で示されるように、図中の下からテント地151、保持部材152、および発電パネル153の順に積層された構成とされている。
テント地151は、一般的なテントやタープなどに使用される、柔軟性のある布状の材質から構成されている。
また、保持部材152は、フレキシブルな素材からなり、不図示のプリント基板が内蔵されており、発電パネル153と略同形状で、発電パネル153とテント地151との間に積層されて、発電パネル153に対して電気的に接続されている。
発電パネル153は、略直角二等辺三角形状の太陽光発電パネルであり、4枚の発電パネル153は、それぞれの直角の頂点が対向して、かつ、発電パネル153の2つの等辺が、隣接して配置されることで、方形状に配設され、方形状に配設された4枚の発電パネル153を単位として、水平方向および垂直方向にマトリクス状に隣接するように配設されている。
また、図8で示されるように、隣接する発電パネル153の下部に設けられた保持部材152間には、樹脂製の部材からなる伸縮部材192が設けられている。
このため、図5で示されるように、隣接する発電パネル153間の一点鎖線部分が、布状部位95の折り目Ptとして形成されている。
これにより、図8の下部で示されるように、折り目Ptに沿って布状部位95を折り曲げることが可能な構成とされている。
さらに、図8,図9で示されるように、発電パネル153は、略直角二等辺三角形状の構成のうちの長辺の両端の底角部分の端子191が、端子181と配線182からなる接続配線171により電気的に接続されている。また、発電パネル153の端子191は、保持部材152と電気的に接続されている。
より詳細には、図9で示されるように、発電パネル153−1乃至153−4は、グループ153g−1を構成している。
グループ153g−1においては、発電パネル153−1,153−2が接続配線171−2で、発電パネル153−2,153−3が接続配線171−3で、発電パネル153−3,153−4が接続配線171−4で、発電パネル153−4,153−1が接続配線171−1でそれぞれ電気的に接続されている。
また、発電パネル153−11乃至153−14は、グループ153g−2を構成している。
グループ153g−2においては、発電パネル153−11,153−12が接続配線171−12で、発電パネル153−12,153−13が接続配線171−13で、発電パネル153−13,153−14が接続配線171−14で、発電パネル153−14,153−11が接続配線171−11でそれぞれ電気的に接続されている。
さらに、発電パネル153−21乃至153−24は、グループ153g−3を構成している。
グループ153g−3においては、発電パネル153−21,153−22が接続配線171−22で、発電パネル153−22,153−23が接続配線171−23で、発電パネル153−23,153−24が接続配線171−24で、発電パネル153−24,153−21が接続配線171−21でそれぞれ電気的に接続されている。
そして、発電パネル153のグループ153g−1,153g−2は、接続配線171−4,171−11が連絡配線172により電気的に接続されている。
グループ153g−1,153g−3は、接続配線171−2,171−21が連絡配線172−2により電気的に接続されている。
グループ153g−3,153g−4は、連絡配線172−3により電気的に接続されている。
すなわち、グループ153g内における隣接する発電パネル153間は、接続配線171により電気的に接続され、隣接するグループ153g間は、連絡配線172により電気的に接続されている。そして、発電パネル153は、グループ153g単位でマトリクス状に配設される。
このような配線により、発電パネル153は、全体が電気的に接続された状態とされている。
また、図10で示されるように、図9の領域Z1の詳細な構成である、発電パネル153−2,153−3の底角付近においては、それぞれ接続配線171における端子181−1,181−2が配線182を介して、電気的に接続される。
また、発電パネル153−2,153−3間には、伸縮性を備えた樹脂製の伸縮部材192が設けられており、折り目Ptが形成される。
このような構成により、上述したように図8の下部で示されるように、折り目Ptにより折り曲げることが可能となる。
これにより、布状部位95は、居住構造物51を収納する際に、取り外して、折り目Ptに沿って折り畳んで収納することが可能となる。
また、折り目Ptは、布状部位95における面積当たりの数を、発電パネル153の大きさに応じた数だけ設定することが可能なので、繰り返し折り畳む際にも、異なる折り目Ptで折り畳むことができる。
このため、同じ位置の折り目が繰り返し折り畳まれることにより生じる破損や破れのリスクを低減させることが可能となり、結果として、耐久性を向上させることが可能となる。
<<3.布状部位の変形例>>
以上においては、布状部位95が、直角二等辺三角形状の発電パネル153により構成される例について説明してきたが、発電パネル153の形状は、その他の形状であってもよく、例えば、図11で示されるように、正三角形状の発電パネル153’により構成されるようにしてもよい。
図11の発電パネル153’が、各辺が対向するように平面的に配置されることにより、一点鎖線で示されるような折り目Pt’が形成される。
このような構成により、布状部位95は、図11で示されるように発電パネル153’の大きさに応じた数だけ折り目Pt’を設定することができるので、繰り返し折り畳む際にも、異なる折り目Pt’に沿って折り曲げることが可能となる。
このため、同じ位置の折り目が繰り返し折り畳まれることにより生じる破損や破れのリスクを低減させることが可能となり、結果として、耐久性を向上させることが可能となる。
尚、発電パネル153’からなる布状部位95の配線構成については、直角二等辺三角形状の発電パネル153に対応した構成となり、発電パネル153’の下の保持部材152’も略正三角形状とされ、さらに、保持部材152’間にも樹脂製の伸縮部材192’が設けられ、これにより折り目Pt’が形成される。
<<4.導電ロープ>>
次に、図12,図13を参照して、導電ロープ96,98の構成例について説明する。尚、図12は、導電ロープ96,98の透過図であり、図13は、側面断面図であり、図13においては、導線212−1乃至212−3のうちの1本の導線212のみが図示されている。
導電ロープ96,98は、ロープ211、並びに、送電線、および通信線を構成する金属製のリードからなる導線212−1乃至212−3より構成される。
ロープ211は、ひっぱり切断に耐える硬さや強度に加えて、変動の激しい自然環境における負荷に対応するための柔軟性を備えた強度繊維232と、強度繊維232を被覆する布被膜231により構成されている。
導線212は、電気製品等に用いられる電力の送受電や、通信に係る各種の信号を送受信する低抵抗の金属製リード線242と、金属製リード線242を被覆するゴム製の絶縁被膜241より構成される。
そして、導電ロープ96,98においては、ロープ211、並びに、送電線および通信線を構成する導線212−1乃至212−3が、耐水性布被膜251により被覆されている。
さらに、導電ロープ96,98における、ロープ211および導線212のそれぞれの端部には、伸縮調整部261,262が設けられており、耐水性布被膜251からの取り出し部分の長さが調整可能な構成とされている。
このような構成により、導電ロープ96,98は、通常のテントやタープに使用されるロープとしての機能と、送受電や通信に係る信号の授受に使用するいわゆる電線としての機能とを備えた構成とされる。
尚、導電ロープ96,98の構成は同一であるが、使用する目的が異なる。すなわち、導電ロープ96は、布状部位95のテンションを掛けることと、接地電位を確保することが目的である。
これに対して、導電ロープ98は、複数の導線212の一部を、送受電を目的として使用し、一部以外を通信に係る信号を送受信させることを目的として使用している。
当然のことながら、導電ロープ98において、布状部位95のテンションを掛けるようにしてもよい。
<<5.導電ロープの変形例>>
以上においては、ロープ211、並びに、送電線および通信線を構成する導線212−1乃至212−3が、それぞれ導電ロープ96,98内において、それぞれ異なる軸上に配線される例について説明してきたが、同軸状に配線されるようにしてもよい。
例えば、図14で示されるように、中心軸に対して最小径となる導線212−11が形成され、導線212−11が被覆されるように、導線212−12が形成され、さらに、導線212−12が被覆されるようにロープ211が形成され、ロープ211を耐水性布被膜251により被覆するようにしてもよい。
このように、ロープ211、および導線212−11,212−12が同軸状に構成されるようにしてもよい。
ただし、図14における導電ロープ96,98においても、ロープ211の端部に伸縮調整部261に対応する構成が、導線212−11,212−12の端部に伸縮調整部262に対応する構成が設けられることが望ましい。
<<6.ソリッドステークの構成例>>
次に、図15を参照して、ソリッドステーク97の構成例について説明する。
ソリッドステーク97は、いわゆる、金属製のペグとして機能する構成に、図15の右部で示されるような接地回路としての機能を備えたものである。
すなわち、図15の右部で示されるように、ソリッドステーク97は、導電性の金属により構成され、導電ロープ96,98の導線212を接続する穴部(接地部)97a、導電ロープ96,98のロープ211を接続する爪部97b、および地面281に埋め込まれるペグ部97cから構成される。
図15の左部で示されるように、導電ロープ96,98の導線212が穴部97aに接続され、導電ロープ96,98のロープ211が爪部97bに接続される。
これにより、ソリッドステーク97は、穴部97aに通された導線212が電気的に接続された状態となり、ペグ部97cが地面281に埋め込まれることで、接地電位を確保することが可能となる。
また、爪部97bにロープ211が物理的に結び付けられて接続されることにより、ポール99に対してテンションを掛けることが可能となり、全体として布状部位95を天井のように広げて張ることが可能となる。
<<7.テレプレゼンス処理>>
次に、図16のフローチャートを参照して、テレプレゼンス処理について説明する。尚、この処理は、テレプレゼンス処理を相互に実現しようとする居住構造物51−1,51−2との通信が事前に確立されていることが前提とされる。
ステップS11において、制御部111は、発電部として機能する布状部位95を制御して、電力を発電させ、状況に応じて、全部を給電部101に、全部を蓄電部として機能するバッテリ90に、または、一部を給電部101に、一部以外をバッテリ90に出力させる。この際、必要に応じて、制御部111は、バッテリ90より給電部101に給電させるようにしてもよい。
ステップS12において、制御部111は、蓄電部として機能するバッテリ90を制御して、布状部位95より供給される電力を蓄電させる。
ステップS13において、制御部111は、給電部101を制御して、自らである情報処理装置91をはじめ、各種の電力設備に対して電力を給電させる。
ステップS14において、制御部111は、表示部92の撮像部92aを制御して、居住構造物51における居住空間内の所定の範囲を撮像させると共に、内蔵する不図示のマイクロフォン等により音声を収音させる。
ステップS15において、制御部111は、撮像された画像、および収音された音声からなる画像データおよび音声データを生成して、通信部112を制御して、導電ロープ98、およびハブ141を介して、他の居住構造物51に対して送信させる。
ステップS16において、制御部111は、通信部112を制御して、ハブ141および導電ロープ98を介して、他の居住構造物51において、撮像された画像、および収音された音声からなる画像データおよび音声データを受信させる。
ステップS17において、制御部111は、受信した画像データおよび音声データに基づいて、画像を表示部92に表示させると共に、音声を不図示のスピーカ等より出力させる。
ステップS18において、制御部111は、処理の終了が指示されたか否かを判定し、指示されていない場合、処理は、ステップS11に戻る。
すなわち、終了が指示されるまで、ステップS11乃至S18の処理が繰り返される。
そして、ステップS18において、終了が指示されたと判定された場合、処理は、終了する。
以上の処理により、インフラストラクチャが十分ではない環境においても、太陽光のような自然エネルギーで発電し、居住構造物51における電力を賄うことが可能となる。また、自然エネルギーに基づいて発電された電力を利用して、通信が確立された他の居住構造物51との間で画像および音声等によるテレプレゼンスを実現することが可能となる。
結果として、インフラストラクチャが十分ではない環境においても、あたかも同じ空間にいるかのようなコミュニケーション環境を提供することが可能となる。
<<8.発電に最適な居住構造物の向きや姿勢からなる設営条件の提示>>
次に、図17を参照して、情報処理装置91による発電に最適な居住構造物51の向きや姿勢からなる設営条件の提示について説明する。
図17で示されるように、居住構造物51においては、布状部位95に対して照射される太陽光を効率的に受光することで発電効率を向上させることが可能となる。このため、位置情報に基づいた周囲の地形などに基づいて、太陽Suと雲Cに対する布状部位95の向きや姿勢(傾き)からなる設営条件を調整することで発電効率を向上させることができる。
また、居住構造物51は、布状部位95により居住空間が構成されることになるが、降水Rや風Fの向きや強さに応じて、布状部位95の向きや姿勢(傾き)からなる設営条件を調整することで、布状部位95に対する環境負荷を低減させることもできる。
布状部位95に対する環境負荷とは、布状部位95に対する環境に応じて生じる負荷であり、例えば、強風に対しての耐風負荷などである。
このため、制御部111は、自らの位置情報に基づいた周辺の地形の情報、環境センサ93により取得される各種の環境情報、および通信部112を介して取得される各種の環境情報に基づいて、太陽Su、雲C、降水R、および風F等の環境条件を推定する。
そして、制御部111は、推定結果である環境条件下において、居住構造物51の向きや姿勢からなる設営条件を変化させたときの、布状部位95の発電効率と環境負荷とを計算し、計算結果から、発電効率と環境負荷とを最適にする居住構造物51の向きや姿勢を指定する設営条件を求めて提示する。
ここでいう、居住構造物51の向きの情報とは、例えば、図17における曲線状の矢印で示される居住構造物51の設営方向であり、例えば、居住構造物51の正面方向を東西南北(EWSN)のどの方向とするかを示す情報である。
また、居住構造物51の姿勢の情報とは、例えば、図17における居住構造物51の布状部位95の面の向きや、布状部位95の向きを調整するためのポール99の高さや、導電ロープ96のテンションの大きさ等である。
このような提示に応じた、向きや姿勢からなる設営条件に基づいて、居住構造物51の設営条件を変更させることで、発電効率を向上させつつ、環境負荷に対する対策が可能となる。
結果として、発電される電力量を確保しつつ、居住構造物51の環境負荷に対する安全性を確保することが可能となる。
<設営条件提示処理>
次に、図18のフローチャートを参照して、設営条件提示処理について説明する。
ステップS51において、制御部111は、環境センサ93を制御して、各種の環境情報に関するセンシング結果を取得させる。
ステップS52において、制御部111は、通信部112を制御して、導電ロープ98を介して、ハブ141、およびネットワーク33を介して、例えば、環境情報を提供するサーバ等にアクセスし、各種の環境情報を取得する。
ステップS53において、制御部111は、位置情報に基づいた地形情報、環境センサ93より取得した環境情報、および、ネットワーク33を介して取得した環境情報に基づいて、居住構造物51が設営されている地域の所定時間だけ未来の環境条件を推定する。
ステップS54において、制御部111は、推定した所定時間だけ未来の環境条件下における居住構造物51の設営条件を変えて発電効率と環境負荷を計算する。
ステップS55において、制御部111は、環境負荷が所定値を超えない条件で、発電効率が所定の順位よりも上位となる設営条件を表示部92に提示させる。すなわち、制御部111は、環境負荷により居住構造物51が吹き飛ばされたり、潰れてしまうようなことがない安全性を確保できる設営条件のうち、発電効率が所定の順位よりも上位となる設営条件を表示部92に提示させる。
ステップS56において、制御部111は、終了の指示がなされたか否かを判定し、終了が指示されていない場合、処理は、ステップS51に戻る。
すなわち、終了が指示されるまで、ステップS51乃至S56の処理が繰り返される。
そして、ステップS56において、終了が指示された場合、処理は、終了する。
以上の処理により、環境条件の推定結果に基づいて、環境負荷と発電効率とが考慮された居住構造物51の向きや姿勢からなる設営条件を提示させることが可能となる。
結果として、環境負荷に応じた安全性を確保しつつ、発電効率の高い設営条件で居住構造物51を設営することが可能となる。
尚、ポール99の長さや導電ロープ98のテンションなどは、モータ駆動などにより、調整できるような機構を設けるようにしてもよく、このような機構が採用される場合には、提示された発電効率が最上位となる設営条件を満たすようにモータを駆動させて調整するようにしてもよい。
<<9.電力を融通する給電制御>>
次に、図19,図20を参照して、同一クラスタ31内の居住構造物51間における、発電量と消費電力に応じて電力を融通する給電制御について説明する。
例えば、図19で示されるように、所定のタイミングにおいて、居住構造物51−101においては、布状部位95−101に対して十分な太陽光を受ける状態となり、居住構造物51−102においては、布状部位95−102に対しては日陰となり太陽光が受けられない状態であるものとする。
また、居住構造物51−101における消費電力が小さく、居住構造物51−102における消費電力が大きい場合について考える。
このような状況は、例えば、図20で示されるような表で表現することができる。
すなわち、居住構造物51−101は、発電量が大であり、消費電力は小である。
また、居住構造物51−102は、発電量が小であり、消費電力は大である。
ここで、さらに、居住構造物51−101の要求特性が通信安定性であり、居住構造物51−102の要求特性が多端末電力容量であるものとする。
このような場合、居住構造物51−101では、発電量が大に対して消費電力が小であるので、発電量に対して余剰電力が発生する。
一方、居住構造物51−102では、発電量が小に対して消費電力が大であるので、発電量に対して不足が発生する。
しかしながら、居住構造物51−101においては、要求特性に基づいて、消費電力が小であっても通信安定性が維持されている限り影響はない。
また、居住構造物51−102においては、要求特性に基づいて、多端末電力容量の確保が必須となるので、消費電力が大であることが常態化していると考えられる。
そこで、このような場合については、居住構造物51−102が、消費電力に不足が生じないように、他の居住構造物51に対して電力の融通を要求する。
ここで、居住構造物51−101は、通信安定性を維持するための電力が確保できれば、それ以上の余剰電力については、居住構造物51−102に融通するようにしてもよい。
そこで、居住構造物51−101は、居住構造物51−102からの要求に応じて、余剰電力を、導電ロープ98およびハブ141を介して、居住構造物51−102に対して融通するようにしてもよい。
このような処理により、クラスタ31内における複数の居住構造物51間で余剰電力により不足分を賄うことが可能となり、クラスタ31内の全ての居住構造物51に対して安定した電力供給を実現することが可能となる。
尚、この電力供給においては、電力の不足が発生してしまったときには、情報処理装置91の動作が停止してしまい、処理が実現できない状態となる恐れがあるので、環境センサ93やネットワーク33を介して取得される環境情報に基づいて推定される環境条件と、これまでの電力使用実績等に基づいた推定される消費電力とに基づいて、事前に融通できるようにしておくことが望ましい。
<供給制御処理>
次に、図21のフローチャートを参照して、供給制御処理について説明する。
ステップS101において、制御部111は、環境センサ93を制御して、各種の環境情報に関するセンシング結果を取得させる。
ステップS102において、制御部111は、通信部112を制御して、導電ロープ98を介して、ハブ141、およびネットワーク33を介して、例えば、環境情報を提供する不図示のサーバ等にアクセスし、各種の環境情報を取得する。
ステップS103において、制御部111は、位置情報に基づいた周囲の地形、環境センサ93より取得した環境情報、および、ネットワーク33を介して取得した環境情報に基づいて、所定時間だけ未来の居住構造物51が設営されている地域の未来の環境条件を推定する。
ステップS104において、制御部111は、推定した環境条件下における所定時間だけ未来の発電量を推定する。
ステップS105において、制御部111は、給電部101を制御して、現在の消費電力と現在時刻とを対応付けて、電力使用実績として記憶部113に記憶させる。
ステップS106において、制御部111は、記憶部113に記憶されている過去の電力使用実績に基づいて、所定時間だけ未来の消費電力を推定する。
ステップS107において、制御部111は、推定された発電量が、推定された消費電力を満たし、賄うことが可能であるか否かを判定する。この際、制御部111は、必要に応じて、図20の居住構造物51における要求条件等も考慮して判定する。
ステップS107において、推定された発電量が、推定された消費電力を満たせず、賄うことができないと判定された場合、処理は、ステップS108に進む。
ステップS108において、制御部111は、通信部112を制御して、同一クラスタ31内の他の居住構造物51に対して電力の融通を要求する通知を送信させる。
ステップS109において、制御部111は、通信部112を制御して、同一クラスタ31内の他の居住構造物51からの電力の融通の要求に対する通知を受信させる。
ステップS110において、制御部111は、受信した、同一クラスタ31内の他の居住構造物51からの電力の融通の要求に対する通知に基づいて、電力の融通をしてもらえるか否かを判定する。
ここでは、制御部111は、個々の他の居住構造物51からの電力融通可能な電力量の合計が、不足する消費電力を賄うことが可能であるか否かにより融通が可能であるかを判定する。
ステップS110において、電力が融通してもらえると判定された場合、処理は、ステップS111に進む。
ステップS111において、制御部111は、給電部101を制御して、導電ロープ98を介して融通される電力を受け付ける。この際、制御部111は、必要に応じて、表示部92に、電力の融通を受けている状態であるので、節電に協力するように促す画像を表示してもよい。
一方、ステップS110において、電力が融通してもらえないと判定された場合、処理は、ステップS112に進む。
ステップS112において、制御部111は、表示部92に、所定時間だけ未来において、発電量が低下して、消費電力が賄えない可能性があることを通知する画像を表示する。この際、制御部111は、必要に応じて、優先度の低い電気製品を、優先度の低い順番にシャットダウンするようにしてもよい。
一方、ステップS107において、推定された消費電力が、推定された発電量で満たされて、賄うことができると判定された場合、ステップS108乃至S112の処理はスキップされる。
ステップS113において、制御部111は、通信部112を制御して、同一クラスタ31内の他の居住構造物51より電力の融通を要求する通知が送信されてきたか否かを判定する。
ステップS113において、同一クラスタ31内の他の居住構造物51より電力の融通を要求する通知が送信されてきた場合、処理は、ステップS114に進む。
ステップS114において、制御部111は、推定された発電量が、推定された消費電力に対して十分であり、他の居住構造物51に対して融通することが可能であるか否かを判定する。この際、制御部111は、図20における要求条件等も考慮して判定する。
ステップS114において、電力を融通することが可能であると判定された場合、処理は、ステップS115に進む。
ステップS115において、制御部111は、通信部112を制御して、電力を融通することが可能であることを示す通知を、電力の融通を要求する他の居住構造物51に対して通知させる。この際、制御部111は、融通可能な電力量の情報を合わせて通知する。
ステップS116において、制御部111は、給電部101を制御して、電力の融通を要求する他の居住構造物51に対して、電力を融通させる。
一方、ステップS114において、電力を融通することが可能ではないと判定された場合、処理は、ステップS117に進む。
ステップS117において、制御部111は、通信部112を制御して、電力を融通することが不能であることを示す通知を、電力の融通を要求する他の居住構造物51に対して通知させる。
尚、ステップS113において、同一クラスタ31内の他の居住構造物51より電力の融通を要求する通知が送信されてこない場合、ステップS114乃至S117の処理はスキップされる。
ステップS118において、制御部111は、処理の終了が指示されたか否かを判定し、処理の終了が指示されない場合、処理は、ステップS101に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
そして、ステップS118において、処理の終了が指示された場合、処理は、終了する。
すなわち、上述した一連の処理により、同一クラスタ31内において、発電量が不足する居住構造物51に対して、発電量が十分で余剰電力のある居住構造物51が、電力を融通することが可能となり、クラスタ31内の全体の居住構造物51への電力を安定供給することが可能となる。
尚、以上においては、同一クラスタ31内における居住構造物51間における電力の融通を実現する給電制御であったが、異なるクラスタ31間で同様の給電制御をするようにしてもよい。
また、例えば、ネットワーク33上に給電制御を実現するクラウドサーバなどを構成し、クラスタ31内の全ての居住構造物51の発電量で消費電力を把握して、クラウドサーバが居住構造物51間の電力の融通を制御するようにしてもよい。
<<10.ソフトウェアにより実行させる例>>
ところで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
図22は、汎用のコンピュータの構成例を示している。このパーソナルコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)1001を内蔵している。CPU1001にはバス1004を介して、入出力インタフェース1005が接続されている。バス1004には、ROM(Read Only Memory)1002およびRAM(Random Access Memory)1003が接続されている。
入出力インタフェース1005には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスよりなる入力部1006、処理操作画面や処理結果の画像を表示デバイスに出力する出力部1007、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部1008、LAN(Local Area Network)アダプタなどよりなり、インターネットに代表されるネットワークを介した通信処理を実行する通信部1009が接続されている。また、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリなどのリムーバブル記憶媒体1011に対してデータを読み書きするドライブ1010が接続されている。
CPU1001は、ROM1002に記憶されているプログラム、または磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体1011ら読み出されて記憶部1008にインストールされ、記憶部1008からRAM1003にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM1003にはまた、CPU1001が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU1001が、例えば、記憶部1008に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース1005及びバス1004を介して、RAM1003にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU1001)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブル記憶媒体1011に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータでは、プログラムは、リムーバブル記憶媒体1011をドライブ1010に装着することにより、入出力インタフェース1005を介して、記憶部1008にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部1009で受信し、記憶部1008にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM1002や記憶部1008に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
尚、図22におけるCPU1001が、図4の制御部111の機能を実現させる。
また、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
なお、本開示の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本開示は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
尚、本開示は、以下のような構成も取ることができる。
<1> 布状の下地材と、
前記下地材上に積層される保持部材と、
前記保持部材上に積層され、太陽光により発電する複数のパネルとを備えた布状部材により、居住空間が構成され、
前記複数のパネルが、平面上に所定の間隔で規則的に配設され、
前記保持部材が、前記パネルとほぼ同サイズで、前記パネルと略同位置の下地材上に配設され、
前記保持部材間の前記下地材上には、伸縮部材が配設される
居住構造物。
<2> 前記伸縮部材は、樹脂製の材質からなる
<1>に記載の居住構造物。
<3> 前記複数のパネルは、同一の形状である
<1>または<2>に記載の居住構造物。
<4> 前記パネルは、略直角二等辺三角形状である
<3>に記載の居住構造物。
<5> 前記パネルは、4枚毎に構成されるグループを単位として、水平方向、および垂直方向にマトリクス状に配設され、
前記グループは、前記4枚のパネルの、前記略直角二等辺三角形状の直角の頂点が対向するように配設され、かつ、隣接する前記パネルの二等辺同士が隣接して対向するように配設されることにより、全体として方形状に構成される
<4>に記載の居住構造物。
<6> 前記パネルは、略正三角形状である
<2>に記載の居住構造物。
<7> 前記略正三角形状の各辺が隣接して対向するように平面状に配設される
<6>に記載の居住構造物。
<8> 前記布状部材を、前記居住空間における天井として使用するために広げた状態にするために必要なテンションを掛けると共に、前記布状部材に接地電位を供給する導電ロープをさらに備える
<1>乃至<7>のいずれかに記載の居住構造物。
<9> 前記導電ロープは、所定の引っ張り強度に耐えるロープと、導電性の金属製のリードとが一体化した構成である
<8>に記載の居住構造物。
<10> 前記導電ロープは、前記ロープと、前記リードとの軸がそれぞれ異なる状態で一体化した構成である
<9>に記載の居住構造物。
<11> 前記導電ロープは、前記ロープと、前記リードとの軸が同軸の状態で一体化した構成である
<9>に記載の居住構造物。
<12> 前記ロープに係るテンションを支える爪部と、前記リードを電気的に接地させる接地部とからなり、地中に打ち込まれるソリッドステークをさらに備える
<9>に記載の居住構造物。
<13> 他の居住構造物と通信する通信部と、
前記通信部を制御して、前記パネルにより発電された電力により他の居住構造物との通信により、テレプレゼンス機能を実現する制御部とをさらに含む
<1>乃至<12>のいずれかに記載の居住構造物。
<14> 前記制御部は、
環境情報に基づいて、所定時間だけ未来の前記居住構造物の周囲の環境条件を推定し、
推定した環境条件下における、前記居住構造物の設営条件を変えながら、前記布状部材による発電量を推定し、
前記設営条件のうち、前記発電量が所定の順位より上位の前記設営条件を提示する
<13>に記載の居住構造物。
<15> 前記制御部は、
推定した前記環境条件下における、前記居住構造物の設営条件を変えながら、前記パネルによる発電量と、前記居住構造物に対する環境負荷とを推定し、
前記環境負荷に基づいた前記居住構造物の安全性を確保可能な設営条件のうち、前記発電量が所定の順位より上位の前記設営条件を提示する
<14>に記載の居住構造物。
<16> 前記制御部は、
所定時間だけ未来の前記布状部材による発電量を推定し、
前記所定時間だけ未来の消費電力を推定し、
前記所定時間だけ未来において、前記発電量が消費電力を満たさない場合、前記他の居住構造物に対して電力の融通を要求し、前記他の居住構造物からの電力の融通を受ける
<13>に記載の居住構造物。
<17> 前記制御部は、前記他の居住構造物より電力の融通が要求された場合、前記他の居住構造物に対して、前記布状部材により発電された電力を融通する
<13>に記載の居住構造物。
<18> 前記制御部は、
所定時間だけ未来の前記布状部材による発電量を推定し、
前記所定時間だけ未来の消費電力を推定し、
前記所定時間だけ未来において、前記発電量が前記消費電力を満たす場合、前記他の居住構造物より電力の融通が要求されたとき、前記他の居住構造物に対して、前記布状部材により発電された電力を融通する
<17>に記載の居住構造物。
11 テレプレゼンスシステム, 31,31−1乃至31−q,32 クラスタ, 51,51−1乃至51−n,51’,51’−1乃至51’−n 居住構造物, 90,90’ バッテリ, 91,91’ 情報処理装置, 92,92’ 表示部, 92a,92a’ 撮像部, 93,93’ 環境センサ, 94,94’ アンテナ, 95,95’ 布状部位, 96,96−1乃至96−n,96’,96’−11乃至96’−14 導電ロープ, 97,97−1乃至97−n,97’,97’−11乃至97’−14 ソリッドステーク, 98,98’ 導電ロープ, 99,99−1乃至99−n,99’,99’−11,99’−12 ポール, 101,101’ 給電部, 111 制御部, 112 通信部, 113 記憶部

Claims (18)

  1. 布状の下地材と、
    前記下地材上に積層される保持部材と、
    前記保持部材上に積層され、太陽光により発電する複数のパネルとを備えた布状部材により、居住空間が構成され、
    前記複数のパネルが、平面上に所定の間隔で規則的に配設され、
    前記保持部材が、前記パネルとほぼ同サイズで、前記パネルと略同位置の下地材上に配設され、
    前記保持部材間の前記下地材上には、伸縮部材が配設される
    居住構造物。
  2. 前記伸縮部材は、樹脂製の材質からなる
    請求項1に記載の居住構造物。
  3. 前記複数のパネルは、同一の形状である
    請求項1に記載の居住構造物。
  4. 前記パネルは、略直角二等辺三角形状である
    請求項3に記載の居住構造物。
  5. 前記パネルは、4枚毎に構成されるグループを単位として、水平方向、および垂直方向にマトリクス状に配設され、
    前記グループは、前記4枚のパネルの、前記略直角二等辺三角形状の直角の頂点が対向するように配設され、かつ、隣接する前記パネルの二等辺同士が隣接して対向するように配設されることにより、全体として方形状に構成される
    請求項4に記載の居住構造物。
  6. 前記パネルは、略正三角形状である
    請求項2に記載の居住構造物。
  7. 前記略正三角形状の各辺が隣接して対向するように平面状に配設される
    請求項6に記載の居住構造物。
  8. 前記布状部材を、前記居住空間における天井として使用するために広げた状態にするために必要なテンションを掛けると共に、前記布状部材に接地電位を供給する導電ロープをさらに備える
    請求項1に記載の居住構造物。
  9. 前記導電ロープは、所定の引っ張り強度に耐えるロープと、導電性の金属製のリードとが一体化した構成である
    請求項8に記載の居住構造物。
  10. 前記導電ロープは、前記ロープと、前記リードとの軸がそれぞれ異なる状態で一体化した構成である
    請求項9に記載の居住構造物。
  11. 前記導電ロープは、前記ロープと、前記リードとの軸が同軸の状態で一体化した構成である
    請求項9に記載の居住構造物。
  12. 前記ロープに係るテンションを支える爪部と、前記リードを電気的に接地させる接地部とからなり、地中に打ち込まれるソリッドステークをさらに備える
    請求項9に記載の居住構造物。
  13. 他の居住構造物と通信する通信部と、
    前記通信部を制御して、前記パネルにより発電された電力により他の居住構造物との通信により、テレプレゼンス機能を実現する制御部とをさらに含む
    請求項1に記載の居住構造物。
  14. 前記制御部は、
    環境情報に基づいて、所定時間だけ未来の前記居住構造物の周囲の環境条件を推定し、
    推定した環境条件下における、前記居住構造物の設営条件を変えながら、前記布状部材による発電量を推定し、
    前記設営条件のうち、前記発電量が所定の順位より上位の前記設営条件を提示する
    請求項13に記載の居住構造物。
  15. 前記制御部は、
    推定した前記環境条件下における、前記居住構造物の設営条件を変えながら、前記パネルによる発電量と、前記居住構造物に対する環境負荷とを推定し、
    前記環境負荷に基づいた前記居住構造物の安全性を確保可能な設営条件のうち、前記発電量が所定の順位より上位の前記設営条件を提示する
    請求項14に記載の居住構造物。
  16. 前記制御部は、
    所定時間だけ未来の前記布状部材による発電量を推定し、
    前記所定時間だけ未来の消費電力を推定し、
    前記所定時間だけ未来において、前記発電量が消費電力を満たさない場合、前記他の居住構造物に対して電力の融通を要求し、前記他の居住構造物からの電力の融通を受ける
    請求項13に記載の居住構造物。
  17. 前記制御部は、前記他の居住構造物より電力の融通が要求された場合、前記他の居住構造物に対して、前記布状部材により発電された電力を融通する
    請求項13に記載の居住構造物。
  18. 前記制御部は、
    所定時間だけ未来の前記布状部材による発電量を推定し、
    前記所定時間だけ未来の消費電力を推定し、
    前記所定時間だけ未来において、前記発電量が前記消費電力を満たす場合、前記他の居住構造物より電力の融通が要求されたとき、前記他の居住構造物に対して、前記布状部材により発電された電力を融通する
    請求項17に記載の居住構造物。
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