JP2021054058A - 金型、及び成形体の製造方法 - Google Patents

金型、及び成形体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021054058A
JP2021054058A JP2020150299A JP2020150299A JP2021054058A JP 2021054058 A JP2021054058 A JP 2021054058A JP 2020150299 A JP2020150299 A JP 2020150299A JP 2020150299 A JP2020150299 A JP 2020150299A JP 2021054058 A JP2021054058 A JP 2021054058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
release layer
mating surface
mold
wall surface
recess
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020150299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6864146B2 (ja
Inventor
一博 水木
Kazuhiro Mizuki
一博 水木
真司 藤崎
Shinji Fujisaki
真司 藤崎
誠 大森
Makoto Omori
誠 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Publication of JP2021054058A publication Critical patent/JP2021054058A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6864146B2 publication Critical patent/JP6864146B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)

Abstract

【課題】成形用スラリーの漏出を抑制可能な金型、及び成形体の製造方法を提供する。【解決手段】金型100は、第1金型本体2a、第1離型層3a、及び第2金型本体2bを備えている。第1金型本体2aは、第1凹部21a、第1内壁面22a、及び第1合わせ面23aを有する。第1凹部21aは、成形用スラリーが注入される。第1内壁面22aは、第1凹部21aを画定する。第1合わせ面23aは、第1凹部21aの周囲に配置される。第1合わせ面23aは環状である。第1離型層3aは、第1内壁面22a上を被覆する。また、第1離型層3aは、第1合わせ面23a上を環状に延びる。第2金型本体2bは、第1合わせ面23aと合わさる環状の第2合わせ面23bを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、金型、及び成形体の製造方法に関する。
一般に、セラミックス部材は、例えば、電気化学素子用の支持体、フィルター、センサ、触媒担体、断熱材、防音材、防震材、及び生体材などの幅広い用途に利用されている。セラミックス部材は、所定形状のセラミックス成形体を焼成することによって作製される。
セラミックス成形体の製造方法としては、鋳込み成形法の一つであるモールドキャスト法が知られている(例えば、特許文献1参照)。モールドキャスト法は、成形用スラリーを金型内に注入した後、成形用スラリーを固化(ゲル化)させることによってセラミックス成形体を製造する方法である。
特開2001−335371号公報
成形体を取り出すことができるように、金型は2つ以上の金型本体に分割されている。このため、金型内に注入された成形用スラリーが金型本体同士の合わせ面から外部へ漏出するおそれがある。そこで、本発明は、成形用スラリーの漏出を抑制可能な金型、及び成形体の製造方法の提供を目的とする。
本発明の第1側面に係る金型は、成形用スラリーを固化させることによって成形体を成形するために用いられる。金型は、第1金型本体、第1離型層、及び第2金型本体を備えている。第1金型本体は、第1凹部、第1内壁面、及び第1合わせ面を有する。第1凹部は、成形用スラリーが注入される。第1内壁面は、第1凹部を画定する。第1合わせ面は、第1凹部の周囲に配置される。第1合わせ面は環状である。第1離型層は、第1内壁面上を被覆する。また、第1離型層は、第1合わせ面上を環状に延びる。第2金型本体は、第1合わせ面と合わさる環状の第2合わせ面を有する。
この構成によれば、第1合わせ面に第1離型層が形成されている。このため、第1合わせ面と第2合わせ面との隙間を第1離型層によってより小さくすることができ、この結果、成形用スラリーの漏出を抑制することができる。
好ましくは、第1離型層は、第1内壁面から第1合わせ面まで連続して延びる。この構成によれば、第1内壁面と第1合わせ面との間の角部が面取り加工されている場合において、成形体のバリの発生を抑制することができる。
好ましくは、第1金型本体は、第1角部を有している。第1角部は、第1内壁面と第1合わせ面との間において面取り加工された部分である。第1離型層は、第1角部上を被覆している。
好ましくは、第1角部上の第1離型層は、第1合わせ面上の第1離型層よりも厚い。
好ましくは、第1合わせ面上の第1離型層の厚さは、第1内壁面上の第1離型層よりも薄い。
好ましくは、第1合わせ面上の第1離型層は、第1内壁面上の第1離型層よりも表面粗さが大きい。詳細には、第1合わせ面上の第1離型層は、第1内壁面上の第1離型層よりも算術平均粗さが大きい。
好ましくは、第1合わせ面上の第1離型層は、第1内壁面上の第1離型層よりも表面粗さが小さい。詳細には、第1合わせ面上の第1離型層は、第1内壁面上の第1離型層よりも算術平均粗さが小さい。
好ましくは、第2金型本体は、第2凹部及び第2内壁面を有する。第2凹部は、第1凹部と連通する。第2内壁面は、第2凹部を画定する。第2合わせ面は、第2凹部の周囲に配置される。
好ましくは、金型は、第2離型層をさらに備える。第2離型層は、第2内壁面上を被覆する。また、第2離型層は、第2合わせ面上を環状に延びる。
好ましくは、第2離型層は、第2内壁面から第2合わせ面まで連続して延びる。この構成によれば、第2内壁面と第2合わせ面との間の角部が面取り加工されている場合において、成形体のバリの発生を抑制することができる。
好ましくは、第2金型本体は、第2角部を有している。第2角部は、第2内壁面と第2合わせ面との間において面取り加工された部分である。第2離型層は、第2角部上を被覆している。
好ましくは、第2角部上の第2離型層は、第2合わせ面上の第2離型層よりも厚い。
好ましくは、第2合わせ面上の第2離型層の厚さは、第2内壁面上の第2離型層よりも薄い。
好ましくは、第2合わせ面上の第2離型層は、第2内壁面上の第2離型層よりも表面粗さが大きい。詳細には、第2合わせ面上の第2離型層は、第2内壁面上の第2離型層よりも算術平均粗さが大きい。
好ましくは、第2合わせ面上の第2離型層は、第2内壁面上の第2離型層よりも表面粗さが小さい。詳細には、第2合わせ面上の第2離型層は、第2内壁面上の第2離型層よりも算術平均粗さが小さい。
好ましくは、第2金型本体は、金型内部と外部とを連通する注入口及び排出口を有する。第2離型層は、注入口及び排出口の内壁面上を被覆する。
本発明の第2側面に係る成形体の製造方法は、上記いずれかの金型に成形用スラリーを注入する工程と、注入された成形用スラリーを固化させることによって成形体を成形する工程と、を備える。
本発明によれば、成形用スラリーの漏出を抑制可能な金型及び成形体の製造方法を提供することができる。
金型の断面図。 第1金型本体の平面図。 第2金型本体の底面図。 金型の拡大断面図。 金型の拡大断面図。 変形例に係る金型の断面図。 変形例に係る金型の断面図。
本実施形態に係る金型100の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、金型100の断面図である。
[金型100の構成]
図1に示すように、金型100は、鋳込み成形法の一つであるモールドキャスト法によって、成形用スラリーを固化(ゲル化)してセラミック成形体を成形するために用いられる。セラミック成形体は、焼成によりセラミックス部材となる。セラミックス部材としては、電気化学素子(例えば、燃料電池セル、電解セルなど)の支持体が挙げられるが、これに限らず幅広い用途に利用され得る。セラミック成形体の製造方法については後述する。金型100は、第1金型本体2a、第2金型本体2b、第1離型層3a、及び第2離型層3bを備える。
[第1及び第2金型本体2a、2b]
第1金型本体2aは、第1凹部21a、第1内壁面22a、及び第1合わせ面23aを有する。第1凹部21a内には、成形用スラリーが注入される。第1凹部21aは、第1内壁面22aによって画定されている。第1内壁面22aは、第1底面221a及び第1側面222aを有している。第1側面222aは、第1底面221aの外周部から延びている。
第2金型本体2bは、第2凹部21b、第2内壁面22b、及び第2合わせ面23bを有する。第2凹部21b内には、成形用スラリーが注入される。第2凹部21bは、第1凹部21aと連通している。第1金型本体2aと第2金型本体2bとは、第1凹部21aと第2凹部21bとが合わさるように連結される。この第1凹部21a及び第2凹部21bによって、金型100の内部空間が構成される。
第2凹部21bは、第2内壁面22bによって画定されている。第2内壁面22bは、第2底面221b及び第2側面222bを有している。第2底面221bは、第1底面221aと対向している。第2側面222bは、第2底面221bの外周部から延びている。
第2金型本体2bは、第1金型本体2a上に配置される。第2金型本体2bには、成形用スラリーを注入するための注入口24と、成形用スラリーの注入時に空気及び余剰の成形用スラリーを排出するための排出口25とが形成されている。第1金型本体2a及び第2金型本体2bは、例えば、金属(アルミニウム、アルミニウム合金、SUS鋼、ニッケル合金など)などによって形成されている。
図2は、第1金型本体2aの平面図である。第1合わせ面23aは、環状である。第1合わせ面23aは、第1凹部21aの周囲に配置されている。すなわち、第1合わせ面23aは、第1凹部21aを囲むように配置されている。第1合わせ面23aは、第1凹部21aが開口する側に配置されている。本実施形態では、第1合わせ面23aは、第1金型本体2aの上面を構成している。
図3は、第2金型本体2bの底面図である。第2合わせ面23bは、環状である。第2合わせ面23bは、第2凹部21bの周囲に配置されている。すなわち、第2合わせ面23bは、第2凹部21bを囲むように配置されている。第2合わせ面23bは、第2凹部21bが開口する側に配置されている。本実施形態では、第2合わせ面23bは、第2金型本体2bの下面を構成している。第2合わせ面23bは、第1合わせ面23aと合わさる。すなわち、第1及び第2離型層3a、3bが形成されていない状態では、第1合わせ面23aと第2合わせ面23bとは、対向している。
[第1及び第2離型層3a、3b]
図1に示すように、第1離型層3aは、第1凹部21aの第1内壁面22a上を被覆している。また、第1離型層3aは、第1合わせ面23a上を被覆している。第1離型層3aは、第1合わせ面23a上を環状に延びている。すなわち、第1離型層3aは、第1凹部21aを囲むように配置されている。なお、第1離型層3aは、第1合わせ面23aの全体に形成されていてもよいし、第1合わせ面23aの内周端部のみに形成されていてもよいし、第1合わせ面23aの外周端部のみに形成されていてもよい。
第1内壁面22a上に形成された第1離型層3aと第1合わせ面23a上に形成された第1離型層3aとは、互いに繋がっていることが好ましい。すなわち、第1離型層3aは、第1内壁面22aの第1側面222aから第1合わせ面23aまで連続して延びている。
第1離型層3aの厚さは、例えば、それぞれ0.1〜100μm程度とすることができる。第1離型層3aは、第1内壁面22a上に離型剤を塗布することによって形成されている。第1離型層3aを構成する離型剤としては、フッ素系、シリコーン系、ウレタン系などの被膜剤を用いることができる。
第1離型層3aは、第1内壁面22a上に形成された第1離型層3aよりも、第1合わせ面23a上に形成された第1離型層3aの方が薄くなるように構成することができる。なお、第1内壁面22a上に形成された第1離型層3aと、第1合わせ面23a上に形成された第1離型層3aとは、実質的に互いに同じ厚さとすることもできる。
第1離型層3aの弾性率は、第1金型本体2aの弾性率よりも小さい。第1離型層3aの算術平均粗さは、第1金型本体2aの算術平均粗さよりも小さい。
第1合わせ面23a上の第1離型層3aは、第1内壁面22a上の第1離型層3aよりも表面粗さが大きい。なお、表面粗さとは、具体的には算術平均粗さである。第1合わせ面23a上、及び第1内壁面22a上の第1離型層3aの算術平均粗さは、触針式表面粗さ測定機(例えば、ACCRETECH社のSURFCOM 480A)によって測定することができる。
詳細には、第1合わせ面23a上の第1離型層3aの算術平均粗さは、第1合わせ面23aの中央部を第1合わせ面23aが延びる方向に沿って全周に亘って10回測定し、その平均値とすることができる。
また、第1内壁面22a上の第1離型層3aの算術平均粗さは、第1内壁面22aの第1底面221aの中央部を長手方向に沿って10回測定し、その平均値とすることができる。
第2離型層3bは、第2凹部21bの第2内壁面22b上を被覆している。また、第2離型層3bは、第2合わせ面23b上を被覆している。第2離型層3bは、第2合わせ面23b上を環状に延びている。すなわち、第2離型層3bは、第2凹部21bを囲むように配置されている。なお、第2離型層3bは、第2合わせ面23bの全体に形成されていてもよいし、第2合わせ面23bの内周端部のみに形成されていてもよいし、第2合わせ面23bの外周端部のみに形成されていてもよい。
第2内壁面22b上に形成された第2離型層3bと第2合わせ面23b上に形成された第2離型層3bとは、互いに繋がっていることが好ましい。すなわち、第2離型層3bは、第2内壁面22bの第2側面222bから第2合わせ面23bまで連続して延びている。
第2離型層3bの弾性率は、第2金型本体2bの弾性率よりも小さい。第2離型層3bの算術平均粗さは、第2金型本体2bの算術平均粗さよりも小さい。なお、第2離型層3bの厚さ、材質、及び製造方法は、第1離型層3aと同様であるため、詳細な説明を省略する。
第2合わせ面23b上の第2離型層3bは、第2内壁面22b上の第2離型層3bよりも表面粗さが大きい。なお、表面粗さとは、具体的には算術平均粗さである。第2合わせ面23b上、及び第2内壁面22b上の第2離型層3bの算術平均粗さは、触針式表面粗さ測定機(例えば、ACCRETECH社のSURFCOM 480A)によって測定することができる。
詳細には、第2合わせ面23b上の第2離型層3bの算術平均粗さは、第2合わせ面23bの中央部を第2合わせ面23bが延びる方向に沿って全周に亘って10回測定し、その平均値とすることができる。
また、第2内壁面22b上の第2離型層3bの算術平均粗さは、第2内壁面22bの第2底面221bの中央部を長手方向に沿って10回測定し、その平均値とすることができる。
図4に示すように、第1金型本体2aの第1側面222aと第1合わせ面23aとの間の第1角部26aは、面取り加工されている。同様に、第2金型本体2bの第2側面222bと第2合わせ面23bとの間の第2角部26bも、面取り加工されている。
ここで、第1離型層3aは、第1角部26aを覆っている。また、第2離型層3bは、第2角部26bを覆っている。このため、第1離型層3a及び第2離型層3bによって、第1角部26aと第2角部26bとの隙間を小さくすることができる。この結果、第1角部26aと第2角部26bとの隙間に起因して発生する成形体のバリを抑制することができる。
図5に示すように、第1角部26a上の第1離型層3aは、第1合わせ面23a上の第1離型層3aよりも厚い。例えば、第1合わせ面23a上の第1離型層3aの厚さt1に対する、第1角部26a上の第1離型層3aの厚さt2の割合(t2/t1)は、1.01〜1.3程度である。
なお、第1合わせ面23a上の第1離型層3aの厚さt1、及び第1角部26a上の第1離型層3aの厚さt2は、第1金型本体2aを切断し、その切断面において測定することができる。なお、第1金型本体2aを5カ所において切断し、各切断面において厚さt1、t2をそれぞれ測定し、その平均値を厚さt1、t2とする。
第2角部26b上の第2離型層3bは、第2合わせ面23b上の第2離型層3bよりも厚い。例えば、第2合わせ面23b上の第2離型層3bの厚さt3に対する、第2角部26b上の第2離型層3bの厚さt4の割合(t4/t3)は、1.01〜1.3程度である。
なお、第2合わせ面23b上の第2離型層3bの厚さt3、及び第2角部26b上の第2離型層3bの厚さt4は、上記第1合わせ面23a上の第1離型層3aの厚さt1、及び第1角部26a上の第1離型層3aの厚さt2の測定方法と同様の方法によって測定することができる。
(セラミックス成形体の製造方法)
次に、セラミックス成形体の製造方法について説明する。
まず、第1金型本体2aの第1内壁面22a及び第1合わせ面23a上に離型剤を塗布する。また、第2金型本体2bの第2内壁面22b及び第2合わせ面23b上にも離型剤を塗布する。離型剤の塗布方法は特に制限されず、例えば、静電塗布法、ディップコート法、スプレーコート法、ロールコート法などを用いることができる。以上により、第1及び第2離型層3a、3bが形成される。
次に、セラミックス粉末、分散媒、及びゲル化剤を混合して成形用スラリーを調製する。セラミックス粉末は、セラミックス部材に必要とされる特性に応じて適宜選択される。
次に、第1及び第2離型層3a、3bを介して、第1合わせ面23aと第2合わせ面23bとが合わさるように第1金型本体2aと第2金型本体2bとを連結する。そして、第2金型本体2bの注入口24から第1及び第2凹部21a、21b内に成形用スラリーを注入する。
次に、一定時間(例えば、0.1〜24時間)放置して、成形用スラリーを固化(ゲル化)させることによって、セラミックス成形体を形成する。そして、第1金型本体2aから第2金型本体2bを取り外して、セラミックス成形体を取り出す。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
上記実施形態では、第2金型本体2bは第2凹部21bを有しているが、第2金型本体2bの構成はこれに限定されない。例えば、図6に示すように、第2金型本体2bは、第2凹部21bを有していなくてもよい。この場合、第1及び第2離型層3a、3bを介して第1合わせ面23aと対向する面が第2合わせ面23bとなる。
上記実施形態では、第1金型本体2aは1つの部材で構成されていたが、第1金型本体2aは、複数の部材に分割されていてもよい。また、第2金型本体2bも複数の部材に分割されていてもよい。
上記実施形態では、第1金型本体2aが下に配置されて、第2金型本体2bが上に配置されていたが、この配置は特に限定されない。例えば、第1金型本体2aが上に配置されて、第2金型本体2bが下に配置されていてもよい。また、第1金型本体2aに注入口24及び排出口25が形成されていてもよい。
上記実施形態では、第2金型本体2bの第2内壁面22b及び第2合わせ面23b上に第2離型層3bが形成されていたが、第2離型層3bの構成はこれに限定されない。例えば、第2離型層3bは、第2合わせ面23b上に形成されていなくてもよい。また、第2離型層3bは、第2内壁面22b上に形成されていなくてもよい。
図7に示すように、注入口24及び排出口25の内壁面上を第2離型層3bが被覆していてもよい。
上記実施形態では、第1合わせ面23a上の第1離型層3aは、第1内壁面22a上の第1離型層3aよりも表面粗さが大きくなるように形成されているが、これに限定されない。すなわち、第1合わせ面23a上の第1離型層3aは、第1内壁面22a上の第1離型層3aよりも表面粗さが小さくてもよい。
上記実施形態では、第2合わせ面23b上の第2離型層3bは、第2内壁面22b上の第2離型層3bよりも表面粗さが大きくなるように形成されているが、これに限定されない。すなわち、第2合わせ面23b上の第2離型層3bは、第2内壁面22b上の第2離型層3bよりも表面粗さが小さくてもよい。
100 金型
2a 第1金型本体
21a 第1凹部
22a 第1内壁面
23a 第1合わせ面
2b 第2金型本体
21b 第2凹部
22b 第2内壁面
23b 第2合わせ面
3a 第1離型層
3b 第2離型層

Claims (17)

  1. 成形用スラリーを固化させることによって成形体を成形するために用いられる金型であって、
    前記成形用スラリーが注入される第1凹部、前記第1凹部を画定する第1内壁面、及び前記第1凹部の周囲に配置される環状の第1合わせ面、を有する第1金型本体と、
    前記第1内壁面上を被覆するとともに、前記第1合わせ面上を環状に延びる第1離型層と、
    前記第1合わせ面と合わさる環状の第2合わせ面、を有する第2金型本体と、
    を備える、金型。
  2. 前記第1離型層は、前記第1内壁面から前記第1合わせ面まで連続して延びる、
    請求項1に記載の金型。
  3. 前記第1金型本体は、前記第1内壁面と前記第1合わせ面との間において面取り加工された第1角部を有しており、
    前記第1離型層は、前記第1角部上を被覆している、
    請求項1又は2に記載の金型。
  4. 前記第1角部上の第1離型層は、前記第1合わせ面上の第1離型層よりも厚い、
    請求項3に記載の金型。
  5. 前記第1合わせ面上の第1離型層の厚さは、前記第1内壁面上の第1離型層よりも薄い、
    請求項1から4のいずれかに記載の金型。
  6. 前記第1合わせ面上の第1離型層は、前記第1内壁面上の第1離型層よりも表面粗さが大きい、
    請求項1から5のいずれかに記載の金型。
  7. 前記第1合わせ面上の第1離型層は、前記第1内壁面上の第1離型層よりも表面粗さが小さい、
    請求項1から5のいずれかに記載の金型。
  8. 前記第2金型本体は、前記第1凹部と連通する第2凹部、及び前記第2凹部を画定する第2内壁面、を有し、
    前記第2合わせ面は、前記第2凹部の周囲に配置される、
    請求項1から7のいずれかに記載の金型。
  9. 前記第2内壁面上を被覆するとともに、前記第2合わせ面上を環状に延びる第2離型層をさらに備える、
    請求項8に記載の金型。
  10. 前記第2離型層は、前記第2内壁面から前記第2合わせ面まで連続して延びる、
    請求項9に記載の金型。
  11. 前記第2金型本体は、前記第2内壁面と前記第2合わせ面との間において面取り加工された第2角部を有しており、
    前記第2離型層は、前記第2角部上を被覆している、
    請求項9又は10に記載の金型。
  12. 前記第2角部上の第2離型層は、前記第2合わせ面上の第2離型層よりも厚い、
    請求項11に記載の金型。
  13. 前記第2合わせ面上の第2離型層の厚さは、前記第2内壁面上の第2離型層よりも薄い、
    請求項9から12のいずれかに記載の金型。
  14. 前記第2合わせ面上の第2離型層は、前記第2内壁面上の第2離型層よりも表面粗さが大きい、
    請求項9から13のいずれかに記載の金型。
  15. 前記第2合わせ面上の第2離型層は、前記第2内壁面上の第2離型層よりも表面粗さが小さい、
    請求項9から13のいずれかに記載の金型。
  16. 前記第2金型本体は、前記金型内部と外部とを連通する注入口及び排出口を有し、
    前記第2離型層は、前記注入口及び前記排出口の内壁面上を被覆する、
    請求項9から15のいずれかに記載の金型。
  17. 請求項1から16のいずれかに記載の金型に前記成形用スラリーを注入する工程と、
    注入された前記成形用スラリーを固化させることによって前記成形体を成形する工程と、
    を備える成形体の製造方法。
JP2020150299A 2019-09-26 2020-09-08 金型、及び成形体の製造方法 Active JP6864146B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019175512 2019-09-26
JP2019175512 2019-09-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021054058A true JP2021054058A (ja) 2021-04-08
JP6864146B2 JP6864146B2 (ja) 2021-04-28

Family

ID=75269471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020150299A Active JP6864146B2 (ja) 2019-09-26 2020-09-08 金型、及び成形体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6864146B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023120606A1 (ja) * 2021-12-24 2023-06-29 三井化学株式会社 光学部材の製造方法及び硬化物

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62278012A (ja) * 1986-05-28 1987-12-02 Masami Kato 成形金型
JPH0262216A (ja) * 1988-08-30 1990-03-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラスチックの成形金型
JPH0952257A (ja) * 1995-08-16 1997-02-25 Mitsubishi Eng Plast Kk 型内被覆成形法用の金型及びその作製方法
JPH10264168A (ja) * 1997-03-27 1998-10-06 Suzuki Motor Corp ウレタン成形用金型およびその製作方法
JP2001335371A (ja) * 2000-03-22 2001-12-04 Ngk Insulators Ltd 粉体成形体の製造方法
JP2004082461A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Ngk Insulators Ltd 硫黄モールド成形用金型
JP2005343131A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Toyota Auto Body Co Ltd 発泡成形方法
JP2006248108A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Olympus Corp 光学部品の成形型及び成形方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62278012A (ja) * 1986-05-28 1987-12-02 Masami Kato 成形金型
JPH0262216A (ja) * 1988-08-30 1990-03-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラスチックの成形金型
JPH0952257A (ja) * 1995-08-16 1997-02-25 Mitsubishi Eng Plast Kk 型内被覆成形法用の金型及びその作製方法
JPH10264168A (ja) * 1997-03-27 1998-10-06 Suzuki Motor Corp ウレタン成形用金型およびその製作方法
JP2001335371A (ja) * 2000-03-22 2001-12-04 Ngk Insulators Ltd 粉体成形体の製造方法
JP2004082461A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Ngk Insulators Ltd 硫黄モールド成形用金型
JP2005343131A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Toyota Auto Body Co Ltd 発泡成形方法
JP2006248108A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Olympus Corp 光学部品の成形型及び成形方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023120606A1 (ja) * 2021-12-24 2023-06-29 三井化学株式会社 光学部材の製造方法及び硬化物

Also Published As

Publication number Publication date
JP6864146B2 (ja) 2021-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6864146B2 (ja) 金型、及び成形体の製造方法
JP6868737B2 (ja) 金型、及び成形体の製造方法
US9901002B2 (en) Structures having a molded liner attached to a substrate
US20210389199A1 (en) Shaped body and method for producing a shaped body
US20170232506A1 (en) Die cast system with ceramic casting mold for forming a component usable in a gas turbine engine
US11860056B2 (en) Shaped body and method for producing a shaped body
JP5677876B2 (ja) 成形型の製造方法
US20210389198A1 (en) Shaped article and method for producing a shaped article
US20220082463A1 (en) Shaped body and method for producing a shaped body
US11007672B2 (en) Ceramic honeycomb structure and its production method, and honeycomb-molding die
EP2946133B1 (en) Piston ring with localized nitrided coating
JP2008272795A (ja) 筒状部材の圧粉成形用コア金型、圧粉成形装置、および圧粉成形方法
TWI592232B (zh) Metal powder injection molding
JP6638406B2 (ja) 内燃機関用ピストンおよび内燃機関用ピストンの製造方法
JP6840281B1 (ja) 金型、及びセラミックス成形体の製造方法
TWI742847B (zh) 可排氣的三維積層結構
KR20150051993A (ko) 정압 기체 래디얼 베어링
JP6905845B2 (ja) 樹脂成形金型
JP5816625B2 (ja) 成形型及びその製造方法
JP6785998B2 (ja) 金型及びセラミックス成形体の製造方法
KR102533778B1 (ko) 기성품에 결합될 수 있는 도자기 입구부 제조방법 및 이를 제조하는 입구부 제작틀
JP7057399B2 (ja) ウェハレンズを成型するための金型及びウェハレンズを成型するための方法
JP6687475B2 (ja) ベントピース及びゴム成形用金型
JPH0716942A (ja) 光学素子成形用型
JPWO2023054512A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200908

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200908

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20201005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210309

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6864146

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150