JP2021053421A - ゲームプログラム、コンピュータ、及びゲームシステム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明のゲームプログラムは、記憶部及び表示部を備えた車両と対応づけて使用するゲーム装置により実行されるゲームプログラムであって、前記ゲーム装置を、前記車両の走行ルートを設定する走行ルート設定手段と、前記走行ルート設定手段により設定された前記走行ルートに合わせて、ゲームのプレイ中に発生させる、前記車両の動きを伴うイベントを設定するイベント設定手段と、前記走行ルートの走行中に、現在の位置の位置情報を取得する現在位置取得手段と、前記現在位置取得手段により取得された前記位置情報に応じて、前記イベント設定手段により設定された前記ゲーム内のイベントを発生させるイベント発生手段として機能させるゲームプログラムであることを特徴とする。
本発明のゲームプログラムは、前記ゲーム装置を、目的地を設定する目的地設定手段として更に機能させる前記ゲームプログラムであることを特徴とする。
本発明のゲームプログラムは、前記車両は自動運転可能であり、前記走行ルート設定手段は、前記走行ルートの少なくとも一部を自動運転のルートとして設定する前記ゲームプログラムであることを特徴とする。
本発明のゲームプログラムは、前記走行ルート設定手段は、行き止まり及び/又はバックが可能な前記走行ルートを設定し、前記イベント発生手段は、前記車両の位置情報が前記行き止まり及び/又はバックである場合、対応する前記イベントを発生させる前記ゲームプログラムであることを特徴とする。
本発明のゲームプログラムは、前記イベント発生手段は、前記走行ルート上の前記目的地に到達した際に、下車後の前記車両の動きに合わせて、描画されたオブジェクトが外部から見えるように描画する前記ゲームプログラムであることを特徴とする。
本発明のコンピュータは、記憶部及び表示部を備え、車両と対応づけて使用するコンピュータであって、ゲームのプレイ中に発生させる、前記車両の動きを伴うイベントを設定するイベント設定手段と、前記イベント設定手段により設定されたイベントに応じて、前記車両の走行ルートを設定する走行ルート設定手段と、前記走行ルート設定手段により設定された前記走行ルートの走行中に、現在の位置の位置情報を取得する現在位置取得手段と、前記現在位置取得手段により取得された前記位置情報に応じて、前記イベント設定手段により設定された前記ゲーム内のイベントを発生させるイベント発生手段とを備えるコンピュータであることを特徴とする。
本発明のゲーム装置は、前記ゲームプログラムを記憶した記憶部と、前記ゲームプログラムを実行するコンピュータとを備えるゲーム装置であることを特徴とする。
本発明のゲームシステムは、記憶部及び表示部を備え、車両と対応づけて使用するゲーム装置と、前記ゲーム装置と接続可能なサーバ装置とを含むゲームシステムであって、ゲームのプレイ中に発生させる、前記車両の動きを伴うイベントを設定するイベント設定手段と、前記イベント設定手段により設定されたイベントに応じて、前記車両の走行ルートを設定する走行ルート設定手段と、前記走行ルート設定手段により設定された前記走行ルートの走行中に、現在の位置の位置情報を取得する現在位置取得手段と、前記現在位置取得手段により取得された前記位置情報に応じて、前記イベント設定手段により設定された前記ゲーム内のイベントを発生させるイベント発生手段とを備えるゲームシステムであることを特徴とする。
本発明のゲームシステムは、記憶部及び表示部を備え、車両と対応づけて使用するゲーム装置と、前記ゲーム装置と接続可能なサーバ装置とを含むゲームシステムであって、前記車両の走行ルートを設定する走行ルート設定手段と、前記走行ルート設定手段により設定された前記走行ルートに合わせて、ゲームのプレイ中に発生させる、前記車両の動きを伴うイベントを設定するイベント設定手段と、前記走行ルートの走行中に、現在の位置の位置情報を取得する現在位置取得手段と、前記現在位置取得手段により取得された前記位置情報に応じて、前記イベント設定手段により設定された前記ゲーム内のイベントを発生させるイベント発生手段として機能させるゲームシステムであることを特徴とする。
本発明のゲームプログラムは、記憶部及び表示部を備え、車両と対応づけて使用するゲーム装置により実行されるゲームプログラムであって、前記ゲーム装置を、ゲームのプレイ中に発生させる、前記車両の動きを伴うイベントを設定するイベント設定手段と、地図上の位置情報を利用して、前記イベント設定手段により設定されたイベントに応じて、前記車両の走行ルートを設定する走行ルート設定手段と、前記走行ルート設定手段により設定された走行ルートに対応した目的地を設定する目的地設定手段と、前記走行ルート設定手段により設定された前記走行ルートの走行中に、現在の位置の位置情報を取得する現在位置取得手段と、前記現在位置取得手段により取得された前記位置情報に応じて、前記イベント設定手段により設定された前記ゲーム内のイベントを発生させるイベント発生手段として機能させ、前記イベント発生手段は、前記走行ルート上の前記目的地に到達した際に、下車後の前記車両の動きに合わせて、描画されたオブジェクトが外部から見えるように描画するゲームプログラムであることを特徴とする。
本発明の実施形態に係るゲームシステムXについて、図面を参照して説明する。
図1(a)によると、本実施形態のゲームシステムXは、サーバ装置1及び複数のゲーム装置2にて構成される。
ゲームシステムXでは、例えば、自動運転等が可能な自動車(車両)と対応づけて使用する、車載(ビルトイン)装置、スマートフォン、ゲーム専用機、VR(Virtual Reality)ゴーグル型装置、AR(Augmented Reality)ゴーグル型装置、眼鏡等に取り付けてレンズや網膜に投影するタイプの他装着型AR装置、MR(Mixed Reality)装置、SR(Substitutional Reality)装置を含む「XR」装置、カーナビゲーション装置等のゲーム装置2(コンピュータ)にインストールされるアプリケーションソフトウェア(Application Software、ネイティブ(Native)アプリ、以下、単に「アプリ」という。)を実行することで、PC(Personal Computer)サーバ等のサーバ装置1との間で通信を行い、ユーザにゲームを実行(プレイ)させるゲームシステムXを実現する。
サーバ装置1と各ゲーム装置2との間は、携帯電話網、インターネット(登録商標)等のWAN(Wide Area Network)、又は、Wifi(登録商標)や無線LAN等のLAN(Local Area Network)等のIPネットワーク等のネットワーク3で接続されている。ネットワーク3は、携帯電話網の場合には、4G(4th Generation)や5G(5th Generation)等の規格の低レイテンシーで高速な通信ネットワークであってもよい。
なお、ゲーム装置2は、ゲームシステムXを実現するアプリがインストール可能な装置であれば、任意の装置を用いることが可能である。
本実施形態のゲームシステムXのハードウェア構成について説明する。
ここでは、サーバ装置1のハードウェア構成、及び、このサーバ装置1とインターネット回線等のネットワーク3を介して互いに通信接続される複数のゲーム装置2のハードウェア構成について説明する。
サーバ装置1は、制御部10、記憶部11、及び接続部12を備える。
記憶部11及び接続部12は、それぞれ、専用のバス及びインターフェイス等を介して、サーバ装置1の制御部10に接続される。
本実施形態では、ゲーム装置2が自動運転可能な車両であり、乗車したユーザが目的地312までプレイ可能な車載(ビルトイン)装置であり、ユーザがARゴーグルを装着している際の一例について記載する。
このゲーム装置2は、ゲームプログラム210(図2)及び各種データに基づいてゲームを進行させる。
ゲーム装置2は、他のゲーム装置2及びサーバ装置1との間で、ネットワーク3又は近距離無線通信等を介して、互いにデータ通信をすることが可能である。
記憶部21、接続部22、画像処理部23、音声処理部24、操作部25、加速度センサ部28、位置取得部29、及び撮像部30は、専用のバス及びインターフェイス等を介して、制御部20に接続される。
本実施形態において、表示部26は、フロントガラス、リアガラス、サイドガラス及び天井ガラスの少なくとも一面又は任意の面の組み合わせに表示されるシースルー型のディスプレイと、ユーザが装着するARゴーグルとを含む例について説明する。
なお、表示部26として、痛覚刺激、舌刺激等のディスプレイを用いることも可能である。
本実施形態において、音声入出力部27は、車両に設けられたスピーカ及びマイクロフォンと、ARゴーグルに設けられたヘッドセットのスピーカ及びマイクロフォンとを含む。
具体的に、本実施形態においては、加速度センサ部28は、車両がバックしたり、停止したりした場合に、検出可能である。
次に、図2により、ゲームシステムXを実現するサーバ装置1及びゲーム装置2における、ゲーム実行時の制御の流れについて説明する。
そして、サーバ装置1において、各ユーザには、それぞれ異なるアカウント情報211が付与される。元々、ユーザがアカウント情報211を付与されていた場合は、そのアカウント情報211を設定することも可能である。このアカウント情報211は、例えば、ID(識別符号)を含む固有の識別情報である。サーバ装置1は、各アカウントに対応付けられた、ゲームのプレイ上に必要なデータであるゲームデータ212を作成し、アカウント情報211に含ませて、ゲーム装置2へ送信する。
その後、ゲーム装置2は、ゲームプログラム210及びゲームデータ212に基づいて、ゲーム進行を行う。
この際、ゲーム装置2は、操作部25によりユーザの指示を取得してゲームを実行する。そして、ゲーム装置2は、ゲーム進行に伴うゲーム演出として、ゲーム画像を表示部26に、ゲーム音声を音声入出力部27に、それぞれ出力等する。
次に、ゲームシステムXを実現するサーバ装置1の制御部10及びゲーム装置2の制御部20の機能的構成、及びデータの詳細構成について説明する。
サーバ装置1の制御部10は、記憶部11に格納されたゲームプログラム110を実行することにより、ログイン手段100、及びゲーム情報処理手段101として機能する。
サーバ装置1は、記憶部11に、本発明のゲームシステムXを実現するためのゲームプログラム110及びアカウントDB111を格納している。
このうち、ログイン情報は、ユーザの電子メールアドレス、パスワード、その他のログイン時のユーザ認証に必要な情報である。これに加え、ログイン情報は、ユーザがアプリを起動した日時及び時間を示すプレイ時間情報を含んでいる。
再び図2に戻ると、ゲーム装置2の制御部20は、記憶部21に格納されたゲームプログラム210を実行することにより、目的地設定手段200、イベント設定手段201、走行ルート設定手段202、現在位置取得手段203、及びイベント発生手段204として機能する。
この際、走行ルート設定手段202は、走行ルート313の少なくとも一部を自動運転のルートとして設定することが可能である。
さらに、走行ルート設定手段202は、行き止まり及び/又はバックが可能な走行ルート313を設定することも可能である。これに対応して、走行ルート設定手段202は、目的地設定手段200に、走行ルート313に合わせて、目的地312を再設定させることも可能である。
このように、走行ルート設定手段202により設定された走行ルート313は、最適又最短距離のルートでなくてもよい。すなわち、走行ルート313は、イベントを優先した、遠回りのルートであってもよい。
加えて、走行ルート313は、ユーザが下車後の、車両の動くルートを含んでいてもよい。このようなルートとしては、例えば、下車後、自動運転で駐車場に駐車する際、下車した位置から駐車場の所定の位置に駐車するまでのルート、所定の位置に自動運転でユーザを乗せるために向かってくるルート等を含んでいてもよい。
本実施形態において、現在位置取得手段203は、位置取得部29から取得した位置を基に、現在の位置を算出し、位置情報314として記憶部21に格納する。この際、現在位置取得手段203は、加速度センサ部28から、ゲーム装置2である車両の加速度情報及び/又は姿勢情報を取得することも可能である。
イベント発生手段204は、車両の位置情報314が行き止まり及び/又はバックである場合、対応するイベントを発生させる。
さらに、イベント発生手段204は、走行ルート313上の目的地312に到達した際に、下車後の車両の動きに合わせて、描画されたオブジェクトが外部から見えるように描画することが可能である。
本実施形態においては、イベント発生手段204は、走行中の外部画像及び/又は位置情報314に基づいて、表示部26にイベントのゲーム画像を表示させる。
イベント発生手段204は、加速度情報及び/又は姿勢情報に応じて、車両の走行面の傾斜及び/又は加速度を算出することも可能である。そして、イベント発生手段204は、傾斜及び/又は加速度に基づいて、オブジェクトとは別の画像を生成し、ゲーム画像に含めることも可能である。
ゲーム装置2は、記憶部21に、本発明のゲームシステムXを実現するためのゲームプログラム210、アカウント情報211、及びゲームデータ212を格納している。
ゲームデータ212の詳細については後述する。
ゲームデータ212は、地図データ310、開始指示位置311、目的地312、走行ルート313、位置情報314、到着予定時刻315、イベントデータ316、オブジェクトデータ317、及び進行状況データ318等を含んでいる。
なお、目的地312は、走行中に再設定可能であってもよく、走行ルート313の再設定等によっても変更することが可能であってもよい。
なお、走行ルート313は、ゲーム中で、位置情報314の現在の位置等に応じて、再設定、再指定されてもよい。さらに、走行ルート313は、一回にひとまとまりとしてプレイされるゲームの単位であるステージを構成してもよい。
この設定位置は、イベントの発生条件となるフラグを取得できる位置であってもよい。さらに、この設定位置は、地図データ310上のランドマークとなるような箇所の位置が設定されていてもよい。このランドマークは、例えば、特定の建造物、特徴ある地点、通り、信号、その他、ユーザに認識されやすい地図上の位置等を含む。
さらに、本実施形態では、走行ルート313上で、イベントに合わせて修正された行き止まりや停止の位置が設定位置として設定される。
これに加えて、本実施形態のイベントデータ316は、ドライバーのキャラクタ等を含むプレイヤキャラクタ、ノンプレイヤキャラクタ(NPC)のオブジェクトや台詞、動作、表情の変化等のイベント動作データを含む。このイベント動作データは、イベントの種類に応じて、設定可能である。
ここで、本実施形態のイベントは、特定のタイミング及び出現頻度で発生するもの、及び、設定位置に到達した場合に実行されるもの、及び常時実行されるものを含む。さらに、本実施形態のイベントは、後述するボスキャラとの戦いやエンディングのような特別なものを含む。
これに加え、本実施形態において、イベントデータ316は、各イベントにおける車両の動きを指定する動き指定データを含んでいる。
進行状況データ318は、ユーザが所有するオブジェクトのデータ、プレイヤの各種データ、ステージのデータ、イベントのデータ等を含んでいる。
次に、図4〜図5を用いて、本実施形態のゲームシステムXにより実行されるゲーム進行処理について説明する。
まず、目的地設定手段200は、目的地設定処理を行う。
地図データ310上の位置情報314を利用して、前記目的地312を設定する。
目的地設定手段200は、例えば、自動運転の車両が停車位置まで到着し、ユーザが搭乗し、目的地312まで手持ち無沙汰なユーザがゲームを開始する指示を行ったことを検知する。
この指示は、車載パネル端末、XRゴーグル等のコントローラ、車窓の表示部26に表示されるメニュー等から行うことが可能である。この指示は、例えば、操作部25のタッチパネルにより、アプリ一覧やショートカット等から起動するタッチ、スワイプ等により行われる。
図5(a)によると、例えば、位置取得部29から取得された位置を中心とした地図データ310(図3)において、イベントの開始指示位置311を丸印に「S」のアイコン、目的地312を丸印に「E」のアイコンで示している。
ログイン手段100は、送信されたアカウント情報211に基づいて、アカウント設定300を参照してユーザの認証を行う。これにより、ユーザをログインさせる。
ログイン後、ログイン手段100は、アカウント設定300からゲームデータ212を作成して、ゲーム装置2に送信する。
この際、ログイン手段100は、車両の周囲の地図データ310等もゲームデータ212に含めて送信することが可能である。さらに、ゲームデータ212は、ゲーム全体のデータではなく、前回送信した差分のデータを含む差分データであってもよい。
次に、イベント設定手段201が、イベント設定処理を行う。
イベント設定手段201は、ゲームのプレイ中に発生させる、車両の動きを伴うイベントを設定する。
イベント設定手段201は、例えば、特定のタイミングで、モンスター等のオブジェクトが発生するような種類のイベントを、走行ルート313中の設定位置を指定して、イベントデータ316に設定する。本実施形態においては、この際に、イベント設定手段201は、車両の動きを伴うイベントを設定することが可能である。イベント設定手段201は、この車両の動きとしては、通常の自動運転では行わないような、車両がバックするようなイベントを実行可能とするよう、動き指定データに設定することも可能である。さらに、イベント設定手段201は、車両が停止(駐車)するように、動き指定データに設定することも可能である。この際に、イベント設定手段201は、動き指定データに対応するイベント動作データを、イベントデータ316に設定することが可能である。
この他にも、イベント設定手段201は、走行ルート313の途中に出現させる通常のモンスター(以下、「通常モンスター」という。)の出現頻度、特別なモンスター(以下、「中ボス」という。)の出現頻度、取得可能なアイテムの種類や出現頻度等も設定可能である。
次に、走行ルート設定手段202が、ルート設定処理を行う。
走行ルート設定手段202は、イベント設定手段201により設定されたイベントに応じて、車両の走行ルート313を設定する。
ここで、本実施形態の車両は、自動運転可能である。このため、走行ルート設定手段202は、走行ルート313の少なくとも一部を自動運転のルートとして設定する。
この上で、走行ルート設定手段202は、この修正した箇所を、走行ルート313中の設定位置としてイベントデータ316に設定する。
次に、現在位置取得手段203が、現在位置取得処理を行う。
現在位置取得手段203は、走行ルート313の走行中に、現在の位置の位置情報314を取得する。
本実施形態においては、現在位置取得手段203は、位置取得部29から取得した位置の情報を取得し、地図データ310内の位置を算出する。この地図データ310内の位置が、現在の位置となる。この際に、現在位置取得手段203は、現在の位置が走行ルート313内にあるかどうかについても算出する。現在位置取得手段203は、これらの算出されたデータを、位置情報314として記憶部21に格納する。
図5(a)の例では、地図データ310中で、位置情報314に設定される現在の位置を、車のマークのアイコンで示している。
次に、イベント発生手段204が、イベント発生の特定条件に合致したか否かを判断する。
上述したように、イベント発生手段204は、位置情報314に応じて、走行ルート313上で特定条件となった場合に、離散的にイベントを発生させる。
本実施形態において、イベント発生手段204は、例えば、現在の位置が走行ルート313上である場合、乱数値を取得し、イベントデータ316に含まれるイベントの発生頻度に対応した確率で、イベント発生条件となる特定条件に合致したと判断する。
加えて、イベント発生手段204は、常時実行されるイベントの場合、当該イベントについては、走行ルート313上では常に特定条件に合致したと判断することが可能である。
イベント発生手段204は、それ以外の場合には、Noと判断する。
Yesの場合、イベント発生手段204は、処理をステップS104に進める。
Noの場合、イベント発生手段204は、処理をステップS110に進める。
イベント発生の特定条件に合致した場合、イベント発生手段204が、イベント発生処理を行う。
イベント発生手段204は、イベントデータ316を読み出し、上述の特定条件に応じた種類のイベントを発生させる。
イベント発生手段204は、例えば、上述の確率でモンスターを出現させてプレイヤキャラクタとの戦闘を行わせるイベントを発生させることが可能である。
または、イベント発生手段204は、車両の位置情報314が行き止まり及び/又はバックである場合、対応するイベントを発生させる。
具体的には、イベント発生手段204は、行き止まりの道の先からモンスターが現れて、追いかけられ、バックするようなイベントを発生可能である。
加えて、イベント発生手段204は、車両がバックした場合にフロントガラスにモンスターが落ちてきたりするようなイベントの種類を設定することが可能である。
さらに加えて、イベント発生手段204は、手動運転の運転操作に合わせて、イベントを変化させることも可能である。たとえば、手動運転の場合、急ブレーキをかけたり、バックや急なハンドル操作をした場合に、前方にモンスターが現れたり、張り付いたモンスターが振り落とされたりといったイベントを発生させることも可能である。
イベント発生手段204は、例えば、撮像部30で撮像された車両の外部(周囲)の画像データや内部の画像データについて、周囲の物体の位置及び種類を認識結果のデータを基に、これらの車両の外部画像及び/又は内部画像に対応したゲーム画像を描画する。このゲーム画像は、必要なオブジェクトが画像データに上書きされていてもよい。すなわち、イベント発生手段204は、イベントのゲーム画像を、拡張現実(AR)、VR、MR、SR等のXR画像として描画することが可能である。
さらに、例えば、イベント発生手段204は、車両内でドライバーが負傷したり、急ブレーキでゾンビがフロントガラスを割って外に投げ出されたり、隣にあるモンスターの死体が急カーブで自分の足元に転がってきたりする等のゲーム画像の描画を行うことが可能である。
この他に、イベント発生手段204のゲーム画像の描画に合わせて、音声処理部24からゲーム音声を出力することも可能である。このゲーム音声は、ゲームの演出に合わせて立体音声で構成されていてもよく、低音で恐怖感を強調したものであってもよい。さらに、仮想キャラクタの音声がヘッドセットから聞こえるような演出を行ってもよい。
ここで、上述したようなゲームの設定やプレイ時の特定タイミングで、イベント発生手段204は、サーバ装置1にゲームデータ212のうち、変化があった差分データを送信する。
ここで、サーバ装置1のゲーム情報処理手段101が、ゲーム情報処理を行う。
ゲーム情報処理手段101は、ゲーム装置2から差分データを受信する。そして、ゲーム情報処理手段101は、アカウントDB111のアカウント設定300に、差分データを設定する。これにより、次回ログインした際に、この差分データを基にしたゲームを実行可能となる。
ここで、ゲーム装置2のイベント発生手段204が、目的地312に到着したか否かを判断する。
イベント発生手段204は、現在の位置が走行ルート313上で目的地312に到着した場合、Yesと判断する。イベント発生手段204は、それ以外の場合には、Noと判断する。 Yesの場合、イベント発生手段204は、処理をステップS112に進める。
Noの場合、イベント発生手段204は、処理をステップS101に戻して、ゲームの進行を続ける。
走行ルート313上の目的地312に到達した場合、イベント発生手段204が、外部描画表示処理を行う。
まず、イベント発生手段204は、例えば、ボスキャラとの戦闘を終了させ、ステージの終了の処理を行い、ゲームデータ212に設定する。この上で、イベント発生手段204は、エンディングの演出を表示部26に表示し、音声入出力部27から音声出力する。
具体的には、イベント発生手段204は、例えば、表示部26にドライバーや同乗者のオブジェクトを前記車両の外部及び/又は内部に描画することが可能である。すなわち、自動運転の車両の動きを外から見る際に、仮想キャラクタであるドライバーや同乗者が乗っているように見せることが可能である。イベント発生手段204は、この描画の際に、オブジェクトを車両の動きに合わせて動くように描画することが可能である。たとえば、イベント発生手段204は、停車して、パーキングブレーキをセットし、ドアを明けるといった一連の動作を描画することができる。
同様に、シースルーディスプレイを介して、有人の車両を外部から見せることも可能である。この場合、イベント発生手段204は、ユーザのARグラスや身体の箇所を、仮想キャラクタの画像データに変換して描画してもよい。この画像も車両の動きに合わせて動くように見せることが可能である。
サーバ装置1のゲーム情報処理手段101は、この差分データを受信して、アカウントDB111のアカウント設定300に格納する。
以上により、本発明の実施形態に係るゲーム進行処理を終了する。
以上のように構成することで、以下のような効果を得ることができる。
従来、特許文献1に記載されたようなゲームでは、単純に、ゲーム装置の移動した位置情報314によりイベントを発生させるだけであった。
このため、車両等の中でゲームをプレイする場合であっても、特に、車両の動きとゲームとが連動するようなことはないため、臨場感に乏しくなるという問題があった。
このように構成することで、目的地312を設定した上で、ゲーム性の高いゲームをプレイさせ、より臨場感を高めることが可能となる。
このように構成することで、自動運転の自動車等の車両について、ゲームに合わせた自動運転のルートを設定することが可能である。これにより、単に自動運転の自動車に乗ってゲームをするのではなく、ゲーム自体と自動運転とを連動させることができ、より臨場感を高めることが可能となる。
このように構成することで、例えば、行き止まりの道をバックするようなルートを走行ルート313として設定し、この設定位置に合わせたイベントを発生させることが可能となる。このため、イベントと車両の移動とを連動させ、より臨場感を高めることが可能となる。
このように構成することで、ゲームに合わせたドライバーや同乗者等を描画することができ、ゲームをプレイしたい、車両に乗りたいという他のユーザの気分を高めることができる。よって、ユーザのゲームプレイの意欲を惹起することができる。
このように構成することで、走行ルート313中に設定されたランドマークや施設や店舗や指定位置等でイベントを発生させることができる。よって、ゲームの進行にメリハリをつけることができ、ゲーム性を高めることができる。さらに、これらの設定位置の外部風景に注目させることができ、広告効果も期待できる。
図2〜図5において説明した制御手段及び処理手順は一例であり、本発明の実施形態はこれらには限られない。処理手順等は、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜設計変更が可能である。
しかしながら、走行ルート313を設定してから、その走行ルート313に合わせてイベントを設定するように構成することも可能である。
図7では、ステップS100〜S107、S200〜S201については、図4と同様の処理を行う。このため、差分のあるステップS121及びステップS122について、ステップ毎に説明する。
走行ルート設定手段202が、ルート設定処理を行う。
走行ルート設定手段202は、車両の走行ルート313を設定する。走行ルート設定手段202は、例えば、表示部26に、カーナビゲーション装置と同様のカーナビゲーション画面として地図データ310を表示させ、ユーザがなぞって指定し、これを取得することで、設定可能である。この際、ユーザは、例えば、行き止まりに行って戻るようなルートを指定することが可能である。さらに、ユーザは、特定の位置で停止するよう指定することも可能である。
さらに、走行ルート設定手段202は、カーナビゲーション画面に、いくつか候補を表示して、これをユーザが選択して指定することも可能である。この表示された候補を、ユーザが調整して指定することも可能である。この候補として、走行ルート設定手段202は、図5(a)の行き止まりDのような箇所を含むものを表示してもよい。
次に、イベント設定手段201が、イベント設定処理を行う。
イベント設定手段201は、設定された走行ルート313に合わせて、ゲームのプレイ中に発生させる、車両の動きを伴うイベントをイベントデータ316に設定する。イベント設定手段201は、走行ルート313上の行き止まりや停止の位置を検出した場合、それらに合わせたイベントを実行するように、イベントデータ316に設定してもよい。
イベント設定手段201は、その他については、上述の図4のステップS101と同様に設定可能である。
しかしながら、ゲームの実行時に、既に目的地312が決まっていてもよい。
このように構成することで、シャトルバス、テーマパークの車両、アーケードゲーム機器等、ユーザが目的地312を設定できないような車両にも適用でき、柔軟な構成に対応できる。
しかしながら、これらのイベントが重なった場合、イベント発生手段204は、どちらかを優先しても良いし、同時に発生させてもよい。これらのイベントのいずれかを優先する場合、イベント発生手段204は、片方のイベントを発生させなくするような演出を行うことも可能である。たとえば、イベント発生手段204は、ゾンビに襲われていたが、巨大な骸骨にゾンビが踏みつぶされて対戦相手が代わる、といった演出を行うことが可能である。
これに対して、車両やゲーム装置2の状態と連動して開始指示位置311が設定されてもよい。たとえば、高速道路で自動運転のレベルが上がり、ユーザの手放しでの自動運転が可能となる場合、この高速道路に入った位置を開始指示位置311として設定することが可能である。逆に、ユーザの乗車時に自動運転のレベルが下がるような道路について走行ルート313が設定された場合、そのような道路に到着する箇所を開始指示位置311として設定し、その位置に着くまでイベントが発生しないようにすることも可能である。
これらの場合、目的地設定手段200は、自動運転の終了する箇所を、目的地312として設定可能である。
しかしながら、目的地設定手段200は、走行ルート設定手段202により設定された走行ルート313に対応した目的地312を設定することも可能である。
この際、走行ルート設定手段202は、イベント内容に応じて走行ルート313を設定することが可能である。たとえば、バックするイベントであれば、走行ルート設定手段202は、まずバックできる地図データ310上の場所を検知し、バックするイベントを発生させうる走行ルート313を設定する。これに対応して、目的地設定手段200は、設定された走行ルート313に対応した目的地312を設定することが可能である。すなわち、走行ルート313に合わせて、目的地312を設定することが可能である。この場合、走行ルート313の設定より先にユーザに指示された位置に近い箇所を、目的地312として設定可能である。または、ユーザの指示を取得し、目的地設定手段200により目的地312を再設定したり、そもそも走行ルート313や目的地312を秘密にして、車両を走行させたりするような構成も可能である。
たとえば、自動運転や手動運転にて、特定エリアを周回したり、ゲームプレイに適した走行ルート313を走行したりする等の条件でも、イベント発生手段204によりイベントを派生させることが可能である。すなわち、イベント発生手段204により走行ルート313は設定するものの、目的地312が不要な場合でも、上述のように運転中の車両の動きを伴うイベントを発生させることが可能である。
すなわち、イベント発生手段204は、カーブやバック等でモンスターに力が加わると、モンスターの張り付き値やヒットポイントを減少させ、この値が閾値以下になると振り落とされ、車両とモンスターとの関連付けが解除されるように、ゲーム演出することが可能である。
さらに、イベント発生手段204は、車両の揺動に応じて、モンスターから攻撃を受けるように調整を行うことも可能である。すなわち、イベント発生手段204は、実際の道路の段差等による車両の揺動に応じて、モンスターから攻撃を受けてもよい。
しかしながら、撮像部30により撮像された車両の外部画像及び/又は内部画像から、画像認識プロセッサ等で認識された結果を基に、イベントを発生させることも可能である。たとえば、車両の外に人が多い場合は、それらの人がゾンビになるようなイベントを発生可能である。さらに、車内が乱雑であったり食べ残しが多かったりする場合、「もったいないお化け(付喪神)」「キノコおばけ」のような特定のモンスターが出現するといったイベントを発生させてもよい。
しかしながら、表示部26に表示されるゲーム画像は、車両の外にいるときに、車内に見えてもよい。すなわち、ユーザが車両に乗り込むときには、既にゲーム画像が見えていてもよい。この場合、例えば、ゴーグル型装置、ARゴーグル型装置、他装着型AR装置等の表示部26、シースルー型のディスプレイ等に、プレイヤキャラクタや敵キャラクタ等の各オブジェクトを含むゲーム画像が表示される。
この際のゲーム画像は、例えば、デモ用の画像であってもよい。または、ユーザが車両に乗る前に、サーバ等を通じてゲームの開始を設定することで、プレイ開始やプレイ中に対応するゲーム画像を表示してもよい。
しかしながら、走行中ずっと、イベント発生手段204は、仮想キャラクタ等のオブジェクトが外部から見えるように描画することも可能である。または、イベント発生手段204は、例えば、目的地に手動運転で到着後、駐車だけ自動運転に任せる際に、仮想キャラクタ等のオブジェクトが外部から見えるように描画するように構成することも可能である。
このように構成することで、仮想キャラクタと一緒にドライブしているように演出することができ、ゲームをプレイしたい、車両に乗りたいという他のユーザの気分を高めることができる。
これらのゲームの変更やイベントの設定変更は、ゲームデータ212の特にイベントデータ316を差し換えること当業者に実現可能である。
たとえば、恋愛シミュレーションゲームのように、仮想キャラクタがドライバーとして運転をナビゲートしてくれるようなゲームの場合、ユーザのルートの選択や会話の受け答えにより好意度が変化するようにしてもよい。または、アンドロイドや動物を模した仮想キャラクタが、ドライバーとして運転したり、マスコットとしてミニゲームを提供したり、楽しい雰囲気を盛り上げてくれたりするように構成してもよい。
なお、制御部10、20は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Processor、特定用途向けプロセッサ)等を含む情報処理部であってもよい。
また、制御部10、制御部20、及び画像処理部23は、RAMやROMやフラッシュメモリ等を内蔵していてもよい。
上述の実施形態では、図1に示すように、サーバ装置1とゲーム装置2とで構成されるゲームシステムXにてゲームプログラム210を実行させる例について記載した。
しかしながら、図8を参照すると、単独のゲーム装置2bにより、本発明のゲームプログラム210を実行することも可能である。この場合、ゲーム装置2bには、ゲームデータ212内に、カーナビゲーションのように広範囲の地図データ310を格納しておくことも可能である。この図において、上述の各図と同じ符号は同種の構成であることを示している。
逆に、ゲーム装置2は単なるデータの送受信と、画像音声出力のみの機能を実行して、サーバ装置1のゲームプログラム110を実行することで、上述の目的地設定手段200、イベント設定手段201、走行ルート設定手段202、現在位置取得手段203、及びイベント発生手段204として機能させてもよい。この図においては、上述の図7の処理を行うように、イベント設定手段201と走行ルート設定手段202とが図2とは逆に接続されている例を示す。
さらに、上述の各手段は、サーバ装置1及びゲーム装置2のいずれかで任意に実行しても、それぞれの機能を分担して一部又は任意の組み合わせで実行してもよい。
これについて、本実施形態のゲーム装置2が車両の場合、アミューズメントパーク等の乗り物、ジェットコースター、電車、運転手が運転するタクシー、バス、その他の車両を用いることが可能である。加えて、ゲームセンター等に提供されるアーケードゲーム筐体を用いて本発明を実現することもできる。または、ゲーム装置2は、仮想空間上の地図データ310上を動作する仮想の車両であってもよい。
さらに加えて、ゲーム装置2は、車両に限らず、ユーザが直接操縦しない乗り物、例えば、飛行機やドローン等に設けることも可能である。加えて、ゲーム装置2を用いて徒歩でゲームを行うことも可能である。
このように構成することで、車両以外のゲーム装置2においても、ゲーム性を高めたゲームを実行することが可能となる。さらに、姿勢や目線のトラッキング等を備えたゲーム装置2の場合、ゲーム装置2やユーザの姿勢や目線に合わせたイベントを発生させ、よりゲームでの臨場感を高めることができる。
この場合、プレイヤの身体の位置や向きを検知して、身体に重ならないようにモンスターを描画してもよいし、逆に、プレイヤの位置や向きも含めた情報で敵の位置や向きや行動が変化してもよい。
しかしながら、表示部26は、シースルー型のディスプレイ及びARゴーグルでなくてもよい。たとえば、表示部26として、上述のVRゴーグル型装置のディスプレイを用いることも可能である。このVRにおいても、撮像部30から撮像された画像と、ゲーム画像とを重ねてVRとして表示することが可能である。加えて、表示部26がプロジェクタである場合、霧(ミスト)や、ユーザの眼鏡や網膜にゲーム画像を投影することが可能である。
さらに、ゲーム装置2がスマートフォン、ゲーム専用機、カーナビゲーション装置等の携帯型や据置型装置であった場合に、これらのディスプレイを表示部26として用いることも可能である。この場合も、撮像部30から撮像された外部の画像とゲーム画像とを、ARにより表示することが可能である。加えると、ゲーム装置2が車両の場合、窓をなくして、外部を撮像する撮像部30の画像と、ゲーム画像とを、窓代わりの表示部26に表示するように構成することも可能である。
このように構成することで、様々な構成に対応することができる。
さらに、上述の実施形態では、ゲーム装置2において、ゲームプログラム210自体が既にインストールされている例について記載した。この場合、ゲームプログラム210は、ゲーム装置2において、光学記録媒体やその他の記録媒体から読み込まれ、記憶部21にインストールされてもよい。加えて、ゲームプログラム210を、サーバ装置1からダウンロードするようにしてもよい。
2、2b ゲーム装置
3 ネットワーク
10、20 制御部
11、21 記憶部
12、22 接続部
23 画像処理部
24 音声処理部
25 操作部
26 表示部
27 音声入出力部
28 加速度センサ部
29 位置取得部
30 撮像部
100 ログイン手段
101 ゲーム情報処理手段
110、210 ゲームプログラム
111 アカウントDB
200 目的地設定手段
201 イベント設定手段
202 走行ルート設定手段
203 現在位置取得手段
204 イベント発生手段
211 アカウント情報
212 ゲームデータ
300 アカウント設定
310 地図データ
311 開始指示位置
312 目的地
313 走行ルート
314 位置情報
315 到着予定時刻
316 イベントデータ
317 オブジェクトデータ
318 進行状況データ
500、501 画面例
D 行き止まり
M モンスター
X ゲームシステム
Claims (17)
- ゲームプログラムであって、
ゲーム装置を、描画手段と、イベント発生手段として機能させ、
前記描画手段は、仮想空間をゲーム画像として描画するように構成され、
前記仮想空間は、移動体の撮像部から撮像された画像に基づく拡張現実で表され、
前記移動体は、ユーザの操作により現実空間を移動するように構成され、
前記イベント発生手段は、前記現実空間と前記仮想空間との一方で生じた事象に応じて、前記現実空間と前記仮想空間との他方にイベントを発生させるように構成される、
ゲームプログラム。 - 請求項1に記載のゲームプログラムにおいて、
前記イベント発生手段は、前記移動体の走行状態に応じて前記仮想空間にイベントを発生させ、
前記走行状態は、前記移動体の加速と、減速と、停止と、旋回と、後退との少なくとも1つを含み、
前記描画手段は、前記移動体の走行状態に応じた画像を前記ゲーム画像として描画する、
ゲームプログラム。 - 請求項1又は請求項2に記載のゲームプログラムにおいて、
前記ゲーム装置を、制御手段として機能させ、
前記イベント発生手段は、前記仮想空間に出現したオブジェクトの挙動に応じて前記移動体の走行状態を変化させるイベントを発生させ、
前記制御手段は、前記オブジェクトの挙動に応じて前記移動体の走行状態を制御するように構成される、
ゲームプログラム。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のゲームプログラムにおいて、
前記ゲーム装置を、走行ルート設定手段として機能させ、
前記走行ルート設定手段は、前記ユーザの操作により走行ルートを設定する、
ゲームプログラム。 - 請求項4に記載のゲームプログラムにおいて、
前記走行ルート設定手段は、前記移動体の走行速度を設定し、
前記制御手段は、前記設定された走行速度で前記移動体が走行するように制御する、
ゲームプログラム。 - 請求項4又は請求項5に記載のゲームプログラムにおいて、
前記走行ルート設定手段は、走行ルート毎に前記移動体の低速運転時の速度、及び高速運転時の速度を設定する、
ゲームプログラム。 - 請求項3〜請求項6のいずれか1項に記載のゲームプログラムにおいて、
前記イベント発生手段は、前記仮想空間に出現したオブジェクトが前記移動体を妨害するイベントを発生させ、
前記描画手段は、前記オブジェクトが前記移動体を妨害すると前記移動体の走行速度が低下する画像をゲーム画像として描画し、
前記制御手段は、前記オブジェクトが前記移動体を妨害すると前記移動体の走行速度を低下させるように制御する、
ゲームプログラム。 - 請求項7に記載のゲームプログラムにおいて、
前記描画手段は、前記移動体の走行速度が上昇すると前記オブジェクトによる妨害が停止する画像をゲーム画像として描画する、
ゲームプログラム。 - 請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のゲームプログラムにおいて、
前記描画手段は、前記移動体の走行状態に応じて、前記移動体を操作するキャラクタの画像をゲーム画像として描画する、
ゲームプログラム。 - 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載のゲームプログラムにおいて、
前記イベント発生手段は、前記移動体が停止したときに前記移動体の停止に応じたイベントを発生させる、
ゲームプログラム。 - 請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載のゲームプログラムにおいて、
前記イベント発生手段は、前記移動体が後退したときに前記移動体の後退に応じたイベントを発生させる、
ゲームプログラム。 - 請求項11に記載のゲームプログラムにおいて、
前記描画手段は、前記移動体が後退したときに前記移動体の後退操作をするキャラクタの画像を前記ゲーム画像として描画する、
ゲームプログラム。 - 請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載のゲームプログラムにおいて、
前記描画手段は、前記移動体の加速、減速、及び旋回に応じて前記キャラクタが首を傾けた画像を前記ゲーム画像として描画する、
ゲームプログラム。 - 請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載のゲームプログラムにおいて、
前記イベント発生手段は、所定の走行ルートを前記移動体が走行する場合、イベントを発生させる、
ゲームプログラム。 - ゲーム装置であって、
描画手段と、イベント発生手段とを備え、
前記描画手段は、仮想空間をゲーム画像として描画するように構成され、
前記仮想空間は、移動体の撮像部から撮像された画像に基づく拡張現実で表され、
前記移動体は、ユーザの操作により現実空間を移動するように構成され、
前記イベント発生手段は、前記現実空間と前記仮想空間との一方で生じた事象に応じて、前記現実空間と前記仮想空間との他方にイベントを発生させるように構成される、
ゲーム装置。 - 移動体であって、
ユーザの操作により現実空間を移動するように構成され、
請求項15に記載のゲーム装置と通信可能に構成される、
移動体。 - ゲームシステムであって、
請求項15に記載のゲーム装置と、請求項16に記載の移動体とを備え、
前記ゲーム装置と前記移動体とは、相互に通信可能に構成される、
ゲームシステム。
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