JP2021053391A - 挟持具 - Google Patents

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安孝 長友
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Abstract

【課題】手の不自由な人とか不慣れな人にも、容易に操作することができ、かつ、洗浄等における取扱いも容易な、挟持具を提供する。【解決手段】挟持具2は、棒状の一対の挟持体3、4を備えて、それら挟持体3、4の先端部3a、4aで被挟持物を挟持する。一対の挟持体3、4は、先端部3a、4aが開閉するようにそれら挟持体3、4が互いに回動可能に軸支される軸部5を備える。この軸部5は、その軸部5の軸方向5aに磁気的吸引力が作用するように、一対の挟持体3、4に設けられた永久磁石3b、4bにより形成される。また、一対の挟持体3、4には、軸部5を基準にして先端部3a、4a側に永久磁石3c、4cが設けられて、それら永久磁石3c、4cは、互いに反発するよう作用する。その互いの磁気的反発力によって、一対の挟持体3、4は、先端部が開くように付勢される。【選択図】 図1

Description

この発明は、手の不自由な人とか不慣れな人でも容易に操作することができる、箸などの挟持具に関するものである。
従来、手の不自由な人とか不慣れな人の使用に考慮した箸があった(例えば、特許文献1参照)。この箸は、一対の箸材と、弾性リングとからなっていた。ここで、箸材は、後端部に傾斜面を有し、それら後端部に弾性リングを嵌めることで、箸材は、傾斜面が接して、先端部分が開脚するようになっていた。そして、各箸材を指で押さえると、先端部分が閉じ、また、指の力を抜くと、弾性リングの弾性力を受けて、箸材は、先端部分が開脚した状態に戻るようになっていた。
実開昭63−120974号公報
ところで、前記従来の箸(挟持具)にあっては、その箸の洗浄等のために個々の箸材に分解する場合に、弾性リングを箸材から取り外す必要があったり、その取り外した弾性リングを紛失しないように注意する必要があった。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、手の不自由な人とか不慣れな人にも、容易に操作することができ、かつ、洗浄等における取扱いも容易な、挟持具を提供することにある。
この発明に係る挟持具は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、請求項1に記載の発明に係る挟持具は、棒状の一対の挟持体を備えて、それら挟持体の先端部で被挟持物を挟持する、挟持具である。ここで、前記一対の挟持体は、前記先端部が開閉するようにそれら挟持体が互いに回動可能に軸支される軸部を備える。この軸部は、その軸部の軸方向に磁気的吸引力が作用するように、前記一対の挟持体のうち一方の挟持体に設けられた永久磁石と、他方の挟持体に設けられた永久磁石、あるいは、前記一対の挟持体のうち一方の挟持体に設けられた永久磁石と、他方の挟持体に設けられた強磁性体、あるいは、前記一対の挟持体のうち一方の挟持体に設けられた強磁性体と、他方の挟持体に設けられた永久磁石により形成される。そして、前記一対の挟持体は、前記磁気的吸引力により、前記軸部回りに互いに回動可能に連結されるとともに、前記磁気的吸引力に抗して互いに分離可能となっている。さらに、前記一対の挟持体には、前記軸部を基準にして前記先端部側に永久磁石が設けられて、それら永久磁石は、互いに反発するよう作用し、その互いの磁気的反発力によって、前記一対の挟持体は、前記先端部が開くように付勢される。
この挟持具によると、挟持具は、一対の挟持体を備えて、それら挟持体は、永久磁石とか強磁性体とかで形成された軸部の、その軸方向に作用する磁気的吸引力により、軸部回りに互いに回動可能に連結される。そして、一対の挟持体は、軸部を基準にして先端部側に設けられた永久磁石の互いの磁気的反発力により、先端部が開くように付勢されている。このため、この挟持具を使用する人は、一対の挟持体の、軸部を基準にした先端部側を押すことで、その先端部を閉じることができ、また、その押す力を緩めることで、先端部を開くことができる。また、この挟持具は、一対の挟持体が、軸部の磁気的吸引力に抗して互いに分離可能となっていることから、一対の挟持体を互いに引き離すように引っ張ることで、一対の挟持体を分離することができる。
また、請求項2に記載の発明に係る挟持具は、請求項1に記載の挟持具において、前記 一方の挟持体は、挟持体本体と、前記他方の挟持体の、前記軸方向を向く側面と対向するように、前記挟持体本体に設けられた側板部とを備える。そこで、前記側板部と、前記他方の挟持体とに、前記磁気的吸引力をもたらす、前記永久磁石または前記強磁性体が設けられる。
また、請求項3に記載の発明に係る挟持具は、請求項2に記載の挟持具において、前記側板部は、前記他方の挟持体を両側から挟むように二つ設けられる。
また、請求項4に記載の発明に係る挟持具は、請求項2または3に記載の挟持具におい て、前記挟持具は、前記一方の挟持体における、前記他方の挟持体側とは反対の外側面を下にして、水平な裁置面に載置可能となるよう、前記一方の挟持体の前記外側面に、前記載置面に当接する当接部が設けられる。そして、前記一方の挟持体の先端部は、前記挟持具を、前記一方の挟持体の前記外側面を下にして、前記載置面に載置したとき、その載置面から浮いて位置するように設けられる。
また、請求項5に記載の発明に係る挟持具は、請求項2ないし4のいずれか1項に記載の挟持具において、前記他方の挟持体における、前記一方の挟持体側とは反対の外側面には、前記軸部を基準にして先端部側に、指に対し滑り止めとなる凹凸が形成されている。
また、請求項6に記載の発明に係る挟持具は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載 の挟持具において、前記磁気的反発力をもたらす両永久磁石は、それら永久磁石が設けられるそれぞれの前記挟持体の長手方向に並ぶようにして二対以上設けられる。
また、請求項7に記載の発明に係る挟持具は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の挟持具において、前記磁気的反発力をもたらす両永久磁石は、前記先端部が閉じた状態で、それら永久磁石間に隙間を有するように設けられ、その隙間に、前記磁気的反発力を強化するように他の永久磁石を重ねて配置することが可能となっている。
また、請求項8に記載の発明に係る挟持具は、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の挟持具において、前記一対の挟持体は、前記軸部から、前記先端部とは反対側に延設された頭部を有する。そこで、前記先端部が開いたとき互いの頭部が当接することで、それ以上の開きが規制される。
また、請求項9に記載の発明に係る挟持具は、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の挟持具において、前記挟持具は、箸であって、前記一対の挟持体は、前記先端部が食い先部となっている一対の箸体である。
この発明に係る挟持具によれば、一対の挟持体の、軸部を基準にした先端部側を押すことで、その先端部を閉じたり、その押す力を緩めることで、先端部を開くことができることから、手の不自由な人とか不慣れな人にも、容易に操作することができ、かつ、一対の挟持体を軸部の磁気的吸引力に抗して互いに引き離すように引っ張ることで、一対の挟持体を簡単に分離することができることから、洗浄等における取扱いが容易となる。
この発明の一実施の形態の、挟持具の先端部が開いた状態の正面図である。 同じく、挟持具の先端部が開いた状態の平面図である。 同じく、挟持具の先端部が閉じた状態の正面図である。 同じく、図3において、他の永久磁石を配置した、一部を破断した要部拡大正面図である。 同じく、一方の挟持体の正面図である。 同じく、一方の挟持体の平面図である。 同じく、他方の挟持体の正面図である。 同じく、他方の挟持体の底面図である。 同じく、他方の挟持体の平面図である。 この発明の他の実施の形態の、挟持具の先端部が開いた状態の正面図である。 同じく、挟持具の先端部が開いた状態の平面図である。 この発明のさらに他の実施の形態の、挟持具の先端部が開いた状態の正面図である。 同じく、挟持具の先端部が開いた状態の平面図である。 この発明の側板部の形状が異なる他の実施の形態の構成を示す正面図である。 この発明の側板部の形状が異なる更に他の実施の形態の構成を示す正面図である。 この発明の側板部の後端側の形状が異なる別の実施の形態の構成を示す正面図である。 この発明の側板部の後端側の形状が異なる更に別の実施の形態の構成を示す正面図である。
以下、この発明に係る挟持具を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図9は、本発明の一実施の形態を示す。図中符号1は、載置面を示す。2は、挟持具を示す。
この挟持具2は、適宜の材質からなり、棒状の一対の挟持体3、4を備えて、それら挟持体3、4の先端部3a、4aで被挟持物を挟持するものである。ここで、一対の挟持体3、4は、前記先端部3a、4aが開閉するようにそれら挟持体3、4が互いに回動可能に軸支される軸部5を備える。この軸部5は、その軸部5の軸方向5aに磁気的吸引力が作用するように、一対の挟持体3、4のうち一方の挟持体3に設けられた永久磁石と、他方の挟持体4に設けられた永久磁石、あるいは、一対の挟持体3、4のうち一方の挟持体3に設けられた永久磁石と、他方の挟持体4に設けられた鉄等からなる強磁性体、あるいは、一対の挟持体3、4のうち一方の挟持体3に設けられた鉄等からなる強磁性体と、他方の挟持体4に設けられた永久磁石(図示実施の形態においては、一方の挟持体3に設けられた永久磁石3bと、他方の挟持体4に設けられた永久磁石4b)により形成される。そこで、一対の挟持体3、4は、前記磁気的吸引力により、前記軸部5回りに互いに回動可能に連結されるとともに、前記磁気的吸引力に抗して互いに分離可能となる。そして、一対の挟持体3、4には、前記軸部5を基準にして先端部3a、4a側に永久磁石3c、4cが設けられて、それら永久磁石3c、4cは、互いに反発するように作用し、その互いの磁気的反発力によって、一対の挟持体3、4は、先端部3a、4aが開くように付勢される。
詳細には、一方の挟持体3は、挟持体本体3xと、他方の挟持体4の、前記軸方向5aを向く側面4dと対向するように、挟持体本体3xに設けられた側板部3yとを備える。そこで、この側板部3yと、他方の挟持体4とに、前記磁気的吸引力をもたらす、前記永久磁石または前記強磁性体(図示実施の形態においては、永久磁石3b、3b)が設けられる。ここにおいて、挟持体本体3xと側板部3yとは、削り出しとか、樹脂成形とか、ダイカスト等により、初めから一体となっていてもよく、また、別々に製造されて、後から接着とか、溶接とか、ねじ止めとか、リベット止めとかによって一体化されてもよい。
また、一対の挟持体3、4は、前記軸部5から、先端部3a、4aとは反対側に延設された頭部3e、4eを有し、先端部3a、4aが開いたとき互いの頭部3e、4eが当接することで、それ以上の開き(すなわち、両挟持体3、4の互いに開く方向への回動)が規制されるようになっている。
また、図1に示すように、挟持具2は、一方の挟持体3における、他方の挟持体4側とは反対の外側面3fを下にして、水平な載置面1に載置可能となるよう、一方の挟持体3の前記外側面3fに、載置面1に当接する当接部3gが設けられる。そして、一方の挟持体3の先端部3aは、挟持具2を、一方の挟持体3の外側面3fを下にして、載置面1に載置したとき、その載置面1から浮いて位置するように設けられる。そして、他方の挟持体4における、一方の挟持体3側とは反対の外側面4fには、軸部5を基準にして先端部4a側に、指に対し滑り止めとなる凹凸4hが形成されている。
具体的には、挟持具2は、箸であって、前記一対の挟持体3,4は、前記先端部3a、4aが食い先部となっている一対の箸体である。そして、この挟持具2は、例えば、木製とか合成樹脂製であって、円板形状あるいは円柱形状の、永久磁石とか強磁性体(図示実施の形態においては、永久磁石3b、3c、4b、4c)が埋め込まれる。
一方の挟持体3においては、その挟持体本体3xは、横断面略方形であって、軸部5付近から箸先部3aまでが、その箸先部側ほど細くなるように形成され、頭部3e側は、その後端ほど細くなるように形成されている。そして、この挟持体本体3xの、他方の挟持体4側を向く内側面3iに、前記磁気的反発力をもたらす永久磁石3cが埋め込まれる。側板部3yは、他方の挟持体4を両側から挟むように二つ設けられる。この側板部3yは、挟持体本体3xの側面から膨出して、他方の挟持体4側へと突き出るように延設されている。この側板部3yは、軸部5部分から、その軸部5部分と箸先部3aとの中央付近に渡って設けられており、その中央付近に向かって裾を引くように、すなわち、その中央付近に向かって徐々に緩やかに突出量を減少させるように形成されている。そして、この一方の挟持体3の両側板部3y、3yの内側面に、前記磁気的吸引力をもたらす永久磁石3bがそれぞれ埋め込まれる。
また、前述したように、一方の挟持体3の外側面3fには、当接部3gが設けられて、その当接部3gが載置面1に当接することで、挟持具2は、一方の挟持体3の外側面3fを下にして、載置面1に載置可能となるが、図示実施の形態においては、この当接部3gは、一方の挟持体3の外側面3fにおける、軸部5側の平面からなる(図1参照)。そして、一方の挟持体3の外側面3fは、先端部3a側が、他方の挟持体4側に若干折れ曲がって形成されて、前述したように、一方の挟持体3の先端部3aは、挟持具2を、一方の挟持体3の外側面3fを下にして載置面1に載置したとき、その載置面1から浮いて位置する。このため、箸置きなどが不要となる。
他方の挟持体4は、横断面略方形であって、軸部5付近から箸先部4aまでが、その箸先部4a側ほど細くなるように形成され、頭部4e側は、その後端ほど細くなるように形成されている。そこで、この他方の挟持体4の、一方の挟持体3側を向く内側面4iに、前記磁気的反発力をもたらす永久磁石4cが埋め込まれる。そして、この他方の挟持体4の両側面4d、4dに、前記磁気的吸引力をもたらす永久磁石4bがそれぞれ埋め込まれる。また、前述したように、他方の挟持体4には、指に対し滑り止めとなる凹凸4hが設けられるが、図示実施の形態においては、この凹凸4hは、挟持体4の長手方向に沿って 凹部と凸部とが並ぶようにして形成される。
ところで、前記磁気的反発力をもたらす両永久磁石3c、4cは、それら永久磁石3c、4cが設けられるそれぞれの挟持体3、4の長手方向に並ぶようにして二対以上(図示実施の形態においては、二対)設けられる。また、前記磁気的反発力をもたらす両永久磁石3c、4cは、前記先端部3a、4aが閉じた状態で、それら永久磁石3c、4c間に隙間6を有するように設けられ、その隙間6に、前記磁気的反発力を強化するように他の永久磁石7を重ねて配置することが可能となっている(図4参照)。図示実施の形態においては、他の永久磁石7を、一方の挟持体3に設けられた永久磁石3cに重ねるように配置しているが、他方の挟持体4に設けられた永久磁石4cに重ねるように配置してもよい。また、両永久磁石3c、4cのそれぞれに、他の永久磁石7を重ねるように配置してもよい。
また、一対の挟持体3、4における箸先部3a、4aには、その内側面3i、4iに、被挟持物との滑りを防ぐための凹凸3j、4jが形成されている。図示実施の形態においては、この凹凸3j、4jは、挟持体3、4の長手方向に沿って凹部と凸部とが並ぶようにして形成される。
次に、以上の構成からなる挟持具2の作用効果について説明する。この挟持具2によると、挟持具2は、一対の挟持体3、4を備えて、それら挟持体3、4は、永久磁石とか強磁性体とか(図示実施の形態においては、永久磁石3b、4b)で形成された軸部5の、その軸方向5aに作用する磁気的吸引力により、軸部5回りに互いに回動可能に連結される。そして、一対の挟持体3、4は、軸部5を基準にして先端部3a、4a側(図示実施の形態においては、軸部5に近い位置)に設けられた永久磁石3c、4cの互いの磁気的反発力により、先端部3a、4aが開くように付勢されている。このため、この挟持具2を使用する人は、一対の挟持体3、4の、軸部5を基準にした先端部3a、4a側を押すことで、その先端部3a、4aを閉じることができ、また、その押す力を緩めることで、先端部3a、4aを開くことができる。また、この挟持具2は、一対の挟持体3、4が、軸部5の磁気的吸引力に抗して互いに分離可能となっていることから、一対の挟持体3、4を互いに引き離すように引っ張ることで、一対の挟持体3、4を分離することができる。すなわち、この挟持具2によると、一対の挟持体3、4の、軸部5を基準にした先端部3a、4a側を押すことで、その先端部3a、4aを閉じたり、その押す力を緩めることで、先端部3a、4aを開くことができることから、手の不自由な人とか不慣れな人にも、容易に操作することができる。しかも、一対の挟持体3、4を軸部5の磁気的吸引力に抗して互いに引き離すように引っ張ることで、一対の挟持体3、4を簡単に分離することができることから、洗浄等における取扱いが容易となる。
また、軸部5を形成するための磁気的吸引力が、軸方向5aに作用することから、挟持体3、4を互いに回動してもその磁気的吸引力は変わらない。このため、挟持体3、4の互いの回動を安定して行うことができる。しかも、一方の挟持体3に側板部3yが二つ設けられて、それら側板部3y、3yが、他方の挟持体4を両側から挟むことから、挟持体3、4の互いの回動を一層安定して行うことができる。
また、磁気的吸引力により軸部5を形成することで、軸部材と軸受けとの嵌め合いによるものと比べて、摩耗が少なく、永く使うことができる。
また、挟持体3、4の先端部3a、4aを開くように付勢するための、磁気的反発力をもたらす両永久磁石3c、4cは、先端部3a、4aが閉じた状態で、それら永久磁石3c、4c間に隙間6を有するように設けられ、その隙間6に、磁気的反発力を強化するように他の永久磁石7を重ねて配置することが可能となっている。このため、他の永久磁石7を配置するかどうかを選択することで、磁気的反発力を調整することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、本発明に係る挟持具は、箸でなくても、トングなど物(被挟持物)を挟むことのできる、その他の道具にも実施することができる。
また、側板部3yは、例えば、図10および図11に示すように、略円板状に形成されてもよいなど、特定の形状、構造に限定されるものでなく、また、装飾を施すようにしてもよい。
また、図12および図13に示すように、側板部3yに加えて、他方の挟持体4の頭部4eを覆うように、挟持体本体3x(一方の挟持体3)に、覆い部3kを設けてもよい。
また、上述した実施形態にあっては、側板部3yの後端側を円弧形状とすることとしているが、図14に示すように側板部3yの頂部3y´側を円弧状として山形としつつ後端側を垂下するように形成することとしてもよい。
また、図15に示すように、側板部3yの頂部3y´側を円弧状としつつ山形として山の裾野が広がるように後端側を傾斜するように形成することとしてもよい。
また、図16に示すように、側板部3yに加えた覆い部3kを略矩形状とすることとしたり、図17に示すように、側板部3yおよび覆い部3kを後端側に行くにしたがって漸次細くなるようにして滑らかな弓状とすることとしてもよい(覆い部3kを設けずに側板部3yから他方の挟持体4の頭部4eを露出させつつ側板部3yの後端側を矩形状とすることとしたり、後端側に行くにしたがって漸次細くなるようにして滑らかな弓状とすることとしてもよい)。
また、載置面1に当接する当接部3gは、平面からならなくても、一方の挟持体3の長手方向に離れて設けた突起であってもよい。
また、一方の挟持体3における側板部3yは、二つ設けられているが、一つであってもよい。
また、磁気的反発力をもたらす永久磁石3c、4cは、一対の挟持体3、4に一個ずつ、すなわち、挟持具2に対して一対だけ設けるようにしてもよい。
また、永久磁石3b、3c、4b、4cは、一対の挟持体に埋め込まれるようにして設けられるが、それら永久磁石3b、3c、4b、4cは、その表面あるいはその一部が露出するように埋め込まれても、外部から見えないように埋没して埋め込まれてもよく、また、窪んだ状態で外部に臨むように埋め込まれてもよく、さらには、埋め込まれることなく、全体が露出していてもよい。
また、側板部3yに換えて、両方の挟持体3、4に突出片を設け、それら突出片に、軸部5を形成する、永久磁石または強磁性体を設けるようにしてもよい。
また、永久磁石3b、3c、4b、4c、7は、焼結磁石とか鋳造磁石などに限られず、例えば、プラスチック磁石やゴム磁石等のボンド磁石などその他の磁石であっても構わない。
1 載置面
2 挟持具
3 一方の挟持体
3a 先端部
3b 永久磁石
3c 永久磁石
3e 頭部
3f 外側面
3g 当接部
3x 挟持体本体
3y 側板部
4 他方挟持体
4a 先端部
4b 永久磁石
4c 永久磁石
4d 側面
4e 頭部
4f 外側面
4h 凹凸
5 軸部
5a 軸方向
6 隙間
7 他の永久磁石

Claims (9)

  1. 棒状の一対の挟持体を備えて、それら挟持体の先端部で被挟持物を挟持する、挟持具であって、
    前記一対の挟持体は、前記先端部が開閉するようにそれら挟持体が互いに回動可能に軸支される軸部を備え、
    前記軸部は、その軸部の軸方向に磁気的吸引力が作用するように、前記一対の挟持体のうち一方の挟持体に設けられた永久磁石と、他方の挟持体に設けられた永久磁石、あるいは、前記一対の挟持体のうち一方の挟持体に設けられた永久磁石と、他方の挟持体に設けられた強磁性体、あるいは、前記一対の挟持体のうち一方の挟持体に設けられた強磁性体と、他方の挟持体に設けられた永久磁石により形成され、
    前記一対の挟持体は、前記磁気的吸引力により、前記軸部回りに互いに回動可能に連結されるとともに、前記磁気的吸引力に抗して互いに分離可能であって、
    前記一対の挟持体には、前記軸部を基準にして前記先端部側に永久磁石が設けられて、それら永久磁石は、互いに反発するよう作用し、その互いの磁気的反発力によって、前記一対の挟持体は、前記先端部が開くように付勢される、挟持具。
  2. 前記一方の挟持体は、挟持体本体と、前記他方の挟持体の、前記軸方向を向く側面と対向するように、前記挟持体本体に設けられた側板部とを備え、
    前記側板部と、前記他方の挟持体とに、前記磁気的吸引力をもたらす、前記永久磁石または前記強磁性体が設けられる、請求項1に記載の挟持具。
  3. 前記側板部は、前記他方の挟持体を両側から挟むように二つ設けられる、請求項2に記載の挟持具。
  4. 前記挟持具は、前記一方の挟持体における、前記他方の挟持体側とは反対の外側面を下にして、水平な載置面に載置可能となるよう、前記一方の挟持体の前記外側面に、前記載置面に当接する当接部が設けられ、かつ、
    前記一方の挟持体の先端部は、前記挟持具を、前記一方の挟持体の前記外側面を下にして、前記載置面に載置したとき、その載置面から浮いて位置するように設けられる、請求項2または3に記載の挟持具。
  5. 前記他方の挟持体における、前記一方の挟持体側とは反対の外側面には、前記軸部を基準にして前記先端部側に、指に対し滑り止めとなる凹凸が形成されている、請求項2ないし4のいずれか1項に記載の挟持具。
  6. 前記磁気的反発力をもたらす両永久磁石は、それら永久磁石が設けられるそれぞれの前記挟持体の長手方向に並ぶようにして二対以上設けられる、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の挟持具。
  7. 前記磁気的反発力をもたらす両永久磁石は、前記先端部が閉じた状態で、それら永久磁石間に隙間を有するように設けられ、その隙間に、前記磁気的反発力を強化するように他の永久磁石を重ねて配置することが可能となっている、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の挟持具。
  8. 前記一対の挟持体は、前記軸部から、前記先端部とは反対側に延設された頭部を有し、前記先端部が開いたとき互いの頭部が当接することで、それ以上の開きが規制される、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の挟持具。
  9. 前記挟持具は、箸であって、前記一対の挟持体は、前記先端部が食い先部となっている一対の箸体である、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の挟持具。
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