JP2021052295A - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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【課題】VODで再配信される放送コンテンツをVOD再配信期間が過ぎた後でも継続して視聴することができるデジタル放送受信装置を提供することを目的とする。【解決手段】デジタル放送受信装置102は、VOD再配信予定判断部214と、放送コンテンツ蓄積部212と、制御部210とを備えている。制御部210は、VOD再配信予定判断部214により再生対象の第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツがVOD再配信期間内ではないと判断されたとき、VOD再配信予定判断部214に放送コンテンツ蓄積部212が蓄積する蓄積管理情報に基づいて、放送コンテンツ蓄積部212に蓄積された録画対象の放送コンテンツの中から、再生対象の第1の放送コンテンツに対応する内容の代替となる第2の放送コンテンツである代替コンテンツを検索させている。【選択図】図2

Description

本発明は、放送コンテンツの録画、再生、およびネットワーク上の放送コンテンツの再生を行うデジタル放送受信装置に関するものである。
従来のデジタル放送受信装置は、地上波放送、ケーブルテレビ放送、および衛星放送等の放送波を受信して放送コンテンツを表示する。また、放送コンテンツの放送コンテンツ名および開始時刻などの放送コンテンツ関連情報は、放送局からの電波、またはケーブル放送局からのケーブル伝送信号等で配信される放送コンテンツのデータに重畳され、電子データとして各家庭に配信される。これにより、各家庭においては、放送コンテンツの情報を電子番組案内(EPG:Electronic Program Guide)として確認することが可能となる。
近年のブロードバンド環境の発展により、インターネット等のネットワークを経由して放送波で配信される放送コンテンツと同じ内容の放送コンテンツを視聴できるサービスがある。このサービスの多くはVOD(Video On Demand)方式(以下、「VOD」という)を採用している。VODによって、ユーザーは視聴したいときにいつでも放送コンテンツを視聴でき、放送コンテンツを見逃した場合、または録画をし忘れた場合にも、所望の放送コンテンツを視聴することが可能である。VODによる放送コンテンツの再配信を利用し、放送コンテンツの録画の要否を判定するデジタル放送受信装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第6089969号公報
しかしながら、一般に、VODで再配信される放送コンテンツには視聴可能な期限である放送コンテンツ配信期間(VOD再配信期間)が設定されている。そのため、特許文献1に記載のデジタル放送受信装置では、放送コンテンツを視聴したユーザーが、当該放送コンテンツを継続して視聴することを所望したとしても、VOD再配信期間を過ぎてしまうと視聴できなくなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、VODで再配信される放送コンテンツをVOD再配信期間が過ぎた後でも継続して視聴することができるデジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
本発明に係るデジタル放送受信装置は、デジタル放送で配信される第1の放送コンテンツと、前記第1の放送コンテンツに対応する内容でありかつ通信ネットワークを介してVODで再配信される第2の放送コンテンツとを関連付ける放送コンテンツ関連情報に基づいて、前記第2の放送コンテンツがVOD再配信期間内であるか否かを判断するVOD再配信予定判断部と、前記第1の放送コンテンツ、前記第2の放送コンテンツ、および前記第2の放送コンテンツから生成される蓄積用放送コンテンツのうち録画対象の放送コンテンツと、前記録画対象の放送コンテンツに関する蓄積管理情報とを蓄積する放送コンテンツ蓄積部と、前記デジタル放送受信装置における各部の動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記VOD再配信予定判断部により再生対象の第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツがVOD再配信期間内ではないと判断されたとき、前記VOD再配信予定判断部に前記放送コンテンツ蓄積部が蓄積する前記蓄積管理情報に基づいて、前記放送コンテンツ蓄積部に蓄積された前記録画対象の放送コンテンツの中から、前記再生対象の第1の放送コンテンツに対応する内容の代替となる第2の放送コンテンツである代替コンテンツを検索させるものである。
本発明によれば、代替コンテンツを第2の放送コンテンツとして視聴が可能となる。これにより、VODで再配信される第2の放送コンテンツがVOD再配信期間を過ぎた後でも、ユーザーは継続して代替コンテンツを第2の放送コンテンツとして視聴することができる。
実施の形態に係るデジタル放送受信装置を備える放送システムの構成を示すブロック図である。 デジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。 デジタル放送受信装置が備える放送コンテンツ蓄積管理部が生成する蓄積管理情報テーブルを示す図である。 デジタル放送受信装置が備える処理回路の構成を示す図である。 デジタル放送受信装置が備える処理回路の別の構成を示す図である。 デジタル放送受信装置の録画動作を示すフローチャートである。 デジタル放送受信装置の再生動作を示すフローチャートの一部である。 デジタル放送受信装置の再生動作を示すフローチャートの残部である。 デジタル放送受信装置のダビング動作を示すフローチャートである。
<実施の形態>
(装置構成)
本発明の実施の形態について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態に係るデジタル放送受信装置102を備える放送システム100の構成を示すブロック図である。
最初に、デジタル放送受信装置102の説明の前提として、図1を用いてデジタル放送の放送システム100について説明する。
図1に示すように、放送システム100は、デジタル放送配信装置101、デジタル放送受信装置102、VOD配信サーバ105、放送コンテンツ検索サーバ106、およびコンテンツ蓄積条件配信サーバ107を備えている。
デジタル放送配信装置101は、放送局などで運営され、映像および音声などで構成される第1の放送コンテンツと番組情報などを多重化し、放送波としてデジタル放送受信装置102へ配信する。番組情報には、SI(Service Information)が含まれ、デジタル放送のサービス構成を示すSDT(Service Description Table)、および番組名と放送時刻などからなるイベント情報を示すEIT(Event Information Table)などが含まれる。
また、デジタル放送配信装置101は、ルータなどのGW104aを介してインターネットなどの通信ネットワーク103に接続されている。これにより、デジタル放送配信装置101は、第1の放送コンテンツと番組情報などをVOD配信サーバ105に通信ネットワーク103を介して配信することができる。ここで、第1の放送コンテンツと番組情報などを多重化したデータをデジタル放送配信装置101から放送波としてデジタル放送受信装置102へ配信する例を挙げたが、通信ネットワーク103を介して配信してもよいし、ケーブル伝送信号などにより図示しないケーブル伝送信号ネットワークを介して配信してもよい。以下の説明では放送波による配信を例として説明する。
デジタル放送受信装置102は、デジタル放送配信装置101から配信された放送波を受信する機器である。また、デジタル放送受信装置102は、デジタル放送配信装置101と同様にGW104bを介して通信ネットワーク103に接続されている。これにより、デジタル放送受信装置102は、通信ネットワーク103を介して、VOD配信サーバ105から再配信される第2の放送コンテンツを受信することができる。
VOD配信サーバ105は、デジタル放送配信装置101と同様にGW104cを介して通信ネットワーク103に接続されており、デジタル放送配信装置101から受信した第1の放送コンテンツを、第2の放送コンテンツとして再配信する。これにより、ユーザーはデジタル放送受信装置102を用いて、デジタル放送配信装置101から配信される第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツをVOD配信サーバ105から受信して視聴することが可能となる。なお、対応する内容とは、同じ内容の放送コンテンツであることを意味する。同じ内容とは、完全同一である必要はなく、放送コンテンツの再放送であれば編集などがされていてもよい。
放送コンテンツ検索サーバ106は、デジタル放送配信装置101から配信される第1の放送コンテンツと第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツとを関連付ける放送コンテンツ関連情報を提供するサーバである。放送コンテンツ関連情報は、例えば、第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツを関連付ける情報と、第2の放送コンテンツの所在である、例えばURLの情報と、第2の放送コンテンツの配信期間を示すVOD再配信期間とから構成されている。また、放送コンテンツ検索サーバ106は、デジタル放送配信装置101と同様にGW104dを介して通信ネットワーク103に接続されている。これにより、デジタル放送受信装置102は放送コンテンツ検索サーバ106から放送コンテンツ関連情報を取得して、第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツの所在を判断することができる。
コンテンツ蓄積条件配信サーバ107は、VOD配信サーバ105から再配信された第2の放送コンテンツをデジタル放送受信装置102に蓄積するために必要な条件に関するコンテンツ蓄積条件情報を提供するサーバである。コンテンツ蓄積条件情報とは、例えば、第2の放送コンテンツ蓄積時に、映像の解像度を予め定められた解像度に変更すること、または放送コンテンツの再生時刻において予め定められた位置に広告を挿入することなどといった、第2の放送コンテンツをデジタル放送受信装置102に蓄積するために必要な条件を示す情報である。
また、コンテンツ蓄積条件配信サーバ107は、デジタル放送配信装置101と同様にGW104eを介して通信ネットワーク103に接続されている。これにより、デジタル放送受信装置102はコンテンツ蓄積条件配信サーバ107からコンテンツ蓄積条件情報を取得することができる。
次にデジタル放送受信装置102の構成について図2を用いて説明する。図2は、デジタル放送受信装置102の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、デジタル放送受信装置102は、内部バス200、チューナー201、復調部202、Demux処理部203、映像復号処理部204、映像出力処理部205、映像出力部206、音声復号処理部207、音声出力処理部208、音声出力部209、制御部210、通信部211、放送コンテンツ蓄積部212、VOD処理部213、VOD再配信予定判断部214、VOD蓄積条件判断部215、コンテンツ変換部216、放送コンテンツ蓄積管理部217、SI管理部218、録画管理部219、再生処理部220、および外部メディア制御部221を備えている。
内部バス200は、デジタル放送受信装置102の各部を接続している。デジタル放送受信装置102の各部は、内部バス200を介して信号のやり取りを行う。
放送局から配信される放送波には第1の放送コンテンツが含まれ、放送波は図示しないアンテナで受信されて、チューナー201へ入力される。チューナー201は、受信した放送波の同調処理および、IF(Intermediate Frequency)信号への変換を行う。IF信号とは、放送波の周波数と元の映像信号等の周波数の間に設定した中間周波数のことをいう。
復調部202は、変調された放送波を復調して、映像信号、音声信号、および番組情報などが多重化されたトランスポートストリームを出力する。
Demux処理部203は、復調部202で復調されたトランスポートストリームから映像信号、音声信号、および番組情報などを分離する。Demux処理部203で分離された映像信号は、映像復号処理部204で復号され、復号された映像信号として映像出力処理部205へ出力される。映像出力処理部205は、画質の調整およびグラフィックスなどの重畳を行い、処理された映像信号を映像出力部206へ出力する。映像出力部206は、入力された映像信号を図示しない映像出力装置に出力することにより、映像出力装置に映像が表示される。
また、Demux処理部203で分離された音声信号は、音声復号処理部207で復号され、復号された音声信号として音声出力処理部208へ出力される。音声出力処理部208は、音質の調整および効果音などの重畳を行い、処理された音声信号を音声出力部209へ出力する。音声出力部209は、入力された音声信号を図示しない音声出力装置に出力することにより、音声出力装置から音声が出力される。
ここで、映像出力部206および音声出力部209は、図示しない映像出力装置および音声出力装置と通信を行うインタフェースである。
通信部211は、図1に示した通信ネットワーク103を介してデータ通信を行うインタフェースである。通信部211は、例えば、VOD配信サーバ105から第2の放送コンテンツを受信したり、放送コンテンツ検索サーバ106から放送コンテンツ関連情報を受信したり、コンテンツ蓄積条件配信サーバ107からコンテンツ蓄積条件情報を受信することができる。
放送コンテンツ蓄積部212は、通信部211で受信された第1の放送コンテンツと第2の放送コンテンツ、および第2の放送コンテンツから生成される蓄積用放送コンテンツのうち録画対象の放送コンテンツと、録画対象の放送コンテンツに関する蓄積管理情報とを蓄積する。なお、蓄積用放送コンテンツの詳細については後述する。
放送コンテンツ蓄積部212は、例えば、HDD等で構成されている。なお、放送コンテンツ蓄積部212がデジタル放送受信装置102に含まれる例を示したが、例えば、放送コンテンツ蓄積部212が外付けHDD等で構成された場合は、放送コンテンツ蓄積部212とデジタル放送受信装置102とが別体であってもよい。
VOD処理部213は、通信部211で受信された第2の放送コンテンツの再生処理を行う。ここで、再生処理とはストリーミング形式で配信される第2の放送コンテンツの復号処理をいう。第2の放送コンテンツが映像信号および音声信号を含み多重化されたトランスポートストリームの場合、VOD処理部213はDemux処理部203を用いて、第2の放送コンテンツから映像信号および音声信号を分離する。
分離された映像信号および音声信号は、それぞれ映像復号処理部204および音声復号処理部207で復号され、復号された映像信号および音声信号はそれぞれ、映像出力処理部205および音声出力処理部208へ出力され、第1の放送コンテンツの場合と同様に処理される。これにより、ユーザーは第2の放送コンテンツを第1の放送コンテンツの場合と同様に図示しない映像表示装置および音声出力装置を用いて視聴することができる。
VOD再配信予定判断部214は、放送コンテンツ検索サーバ106から通信部211を介して取得した放送コンテンツ関連情報に基づいて、第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツがVOD再配信期間内であるか否かの判断を行う。
VOD蓄積条件判断部215は、コンテンツ蓄積条件配信サーバ107から通信部211を介して取得したコンテンツ蓄積条件情報に基づいて、第2の放送コンテンツの蓄積条件の判断を行う。
コンテンツ変換部216は、VOD蓄積条件判断部215により判断された第2の放送コンテンツの蓄積条件に基づいて、第2の放送コンテンツを変換し蓄積用放送コンテンツを生成する。
放送コンテンツ蓄積管理部217は、放送コンテンツ蓄積部212に蓄積されている蓄積管理情報の生成および更新を行う。図3は、放送コンテンツ蓄積管理部217が生成する蓄積管理情報テーブルを示す図である。図3に示すように、蓄積管理情報は、「コンテンツ識別」、「放送コンテンツ名」、「放送コンテンツ蓄積先」、および「蓄積種別」などで構成されている。
なお、「コンテンツ識別」は、蓄積されている放送コンテンツのサービスに関する情報またはイベントに関する情報から一意に放送コンテンツを特定するための識別情報である。例えば、放送サービスのnetwork_id、service_idおよびevent_idを結合した識別情報である。これは「コンテンツ識別」の一例を示すものに過ぎず、放送コンテンツのサービスに関する情報またはイベントに関する情報から一意に放送コンテンツを特定することができる識別情報であれば、この他の方法で生成される識別情報を用いてもよい。
SI管理部218は、Demux処理部203により分離された番組情報に含まれるEITまたはSDTから取得されるデジタル放送のサービス情報またはイベント情報を蓄積する。録画管理部219は、録画対象の放送コンテンツの管理を行う。再生処理部220は、再生対象の放送コンテンツの再生処理を行う。
外部メディア制御部221は、図示しない外部メディアの動作を制御する。制御部210は、内部バス200を介してデジタル放送受信装置102における各部の動作を制御する。
(処理回路)
次に、デジタル放送受信装置102が備える処理回路について説明する。図4は、デジタル放送受信装置102が備える処理回路90の構成を示す図である。
図2と図4に示すように、復調部202、Demux処理部203、映像復号処理部204、映像出力処理部205、音声復号処理部207、音声出力処理部208、制御部210、VOD処理部213、VOD再配信予定判断部214、VOD蓄積条件判断部215、コンテンツ変換部216、放送コンテンツ蓄積管理部217、SI管理部218、録画管理部219、再生処理部220、および外部メディア制御部221の各機能は、処理回路90により実現される。すなわち、処理回路90は、復調部202、Demux処理部203、映像復号処理部204、映像出力処理部205、音声復号処理部207、音声出力処理部208、制御部210、VOD処理部213、VOD再配信予定判断部214、VOD蓄積条件判断部215、コンテンツ変換部216、放送コンテンツ蓄積管理部217、SI管理部218、録画管理部219、再生処理部220、および外部メディア制御部221を含む。
処理回路90が専用のハードウェアである場合、処理回路90は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせた回路等である。復調部202、Demux処理部203、映像復号処理部204、映像出力処理部205、音声復号処理部207、音声出力処理部208、制御部210、VOD処理部213、VOD再配信予定判断部214、VOD蓄積条件判断部215、コンテンツ変換部216、放送コンテンツ蓄積管理部217、SI管理部218、録画管理部219、再生処理部220、および外部メディア制御部221の各機能は、複数の処理回路により個別に実現されてもよいし、1つの処理回路によりまとめて実現されてもよい。
図5は、デジタル放送受信装置102が備える処理回路の別の構成を示す図である。図5に示すように、処理回路は、プロセッサ91とメモリ92とを含む。プロセッサ91がメモリ92に格納されるプログラムを実行することにより、復調部202、Demux処理部203、映像復号処理部204、映像出力処理部205、音声復号処理部207、音声出力処理部208、制御部210、VOD処理部213、VOD再配信予定判断部214、VOD蓄積条件判断部215、コンテンツ変換部216、放送コンテンツ蓄積管理部217、SI管理部218、録画管理部219、再生処理部220、および外部メディア制御部221の各機能が実現される。例えば、プログラムとして記述されたソフトウェアまたはファームウェアがプロセッサ91により実行されることにより各機能が実現される。すなわち、デジタル放送受信装置102は、プログラムを格納するメモリ92と、そのプログラムを実行するプロセッサ91とを含む。
プログラムには、デジタル放送受信装置102が、デジタル放送で配信される第1の放送コンテンツと、第1の放送コンテンツに対応する内容でありかつ通信ネットワークを介してVODで再配信される第2の放送コンテンツとを関連付ける放送コンテンツ関連情報に基づいて、第2の放送コンテンツがVOD再配信期間内であるか否かを判断し、第1の放送コンテンツ、第2の放送コンテンツ、および第2の放送コンテンツから生成される蓄積用放送コンテンツのうち録画対象の放送コンテンツと、録画対象の放送コンテンツに関する蓄積管理情報とを蓄積し、デジタル放送受信装置における各部の動作を制御し、再生対象の第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツがVOD再配信期間内ではないと判断されたとき、蓄積された蓄積管理情報に基づいて、蓄積された録画対象の放送コンテンツの中から、再生対象の第1の放送コンテンツに対応する内容の代替となる第2の放送コンテンツである代替コンテンツを検索する機能が記述されている。また、プログラムは、復調部202、Demux処理部203、映像復号処理部204、映像出力処理部205、音声復号処理部207、音声出力処理部208、制御部210、VOD処理部213、VOD再配信予定判断部214、VOD蓄積条件判断部215、コンテンツ変換部216、放送コンテンツ蓄積管理部217、SI管理部218、録画管理部219、再生処理部220、および外部メディア制御部221の手順または方法をコンピュータに実行させるものである。
プロセッサ91は、例えば、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)等である。メモリ92は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory) 、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリである。または、メモリ92は、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
(デジタル放送受信装置の録画動作)
次に、図6を用いて、デジタル放送受信装置102の録画動作を説明する。図6は、デジタル放送受信装置102の録画動作を示すフローチャートである。
デジタル放送受信装置102の録画動作が開始されると、制御部210は、通信部211を介して放送コンテンツ検索サーバ106から放送コンテンツ関連情報を取得する(ステップS1)。放送コンテンツ関連情報は、放送コンテンツが放送されるサービスに関する情報、イベントに関する情報、VOD再配信期間に関する情報、およびVOD再配信コンテンツ(第2の放送コンテンツ)のURLに関する情報を含むものとする。
VOD再配信予定判断部214は、取得した放送コンテンツ関連情報とSI管理部218の管理するデジタル放送のサービスおよびイベントに関する情報とを照合し、録画対象の第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツがVOD再配信期間内であるか否かを判断する(ステップS2)。
録画対象の第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツがVOD再配信期間内であると判断された場合(ステップS2においてYES)、処理はステップS3へ移行する。また、録画対象の第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツが存在しない、または録画対象の第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツがVOD再配信期間内ではないと判断された場合(ステップS2においてNO)、処理はステップS6へ移行する。
なお、ステップS2において、録画対象の第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツがVOD再配信期間内ではない場合とは、録画対象の第1の放送コンテンツの放送前をいう。
ステップS3において、放送コンテンツ蓄積管理部217は、録画対象を第2の放送コンテンツとする。次に、放送コンテンツ蓄積管理部217は、蓄積管理情報における当該放送コンテンツの蓄積先を、放送コンテンツ関連情報から得られるVOD再配信コンテンツ(第2の放送コンテンツ)のURLに設定し(ステップS4)、処理はステップS5へ移行する。
他方、ステップS6において、制御部210は、録画管理部219にアクセスし、録画対象の放送コンテンツの放送開始時刻および録画対象の放送コンテンツのサービスおよびイベントに関する情報を、蓄積管理情報のコンテンツ識別として放送コンテンツ蓄積部212に記憶させる。録画対象の放送コンテンツの放送開始時刻になると録画管理部219は、制御部210に録画の開始を通知する。さらに制御部210は、チューナー201、復調部202、およびDemux処理部203にアクセスし、Demux処理部203において分離された第1の放送コンテンツの映像信号および音声信号を放送コンテンツ蓄積部212に蓄積させる。
次に、制御部210は、放送コンテンツ蓄積管理部217にアクセスし、蓄積管理情報の放送コンテンツ蓄積先を放送コンテンツ蓄積部212に設定し(ステップS7)、処理はステップS5へ移行する。
ステップS5において、放送コンテンツ蓄積管理部217は蓄積管理情報を更新することで、デジタル放送受信装置102の録画動作が終了する。
このようにすることで、録画対象の第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツがVOD再配信期間内である場合、第1の放送コンテンツを蓄積しなくとも、第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツの視聴が可能となり、放送コンテンツ蓄積部212の容量消費を抑えた擬似的な蓄積が可能となる。また、録画対象の第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツが存在しない、または録画対象の第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツがVOD再配信期間内ではない場合は、第1の放送コンテンツを放送コンテンツ蓄積部212に蓄積することができる。
(デジタル放送受信装置の再生動作)
次に、図7と図8を用いて、デジタル放送受信装置102の再生動作を説明する。図7は、デジタル放送受信装置102の再生動作を示すフローチャートの一部である。図8は、デジタル放送受信装置102の再生動作を示すフローチャートの残部である。
再生対象の放送コンテンツ(以下、「再生対象コンテンツ」ともいう)が選択されると(ステップS10)、制御部210は、放送コンテンツ蓄積管理部217にアクセスし、蓄積管理情報に基づき、再生対象コンテンツの蓄積先を取得する。制御部210は、取得した再生対象コンテンツの蓄積先から、再生対象コンテンツが放送コンテンツ蓄積部212に蓄積されているか否かを判断する(ステップS11)。
再生対象コンテンツが放送コンテンツ蓄積部212に蓄積されている場合(ステップS11においてYES)、処理はステップS12へ移行する。再生対象コンテンツが放送コンテンツ蓄積部212に蓄積されていない場合(ステップS11においてNO)、処理はステップS16へ移行する。
ステップS12において、制御部210は再生処理部220にアクセスし、再生対象コンテンツの再生を指示する。再生処理部220は放送コンテンツ蓄積管理部217にアクセスし、蓄積管理情報に基づき、放送コンテンツ蓄積部212から再生対象コンテンツを取得する。
再生処理部220は、放送コンテンツ蓄積管理部217にアクセスし、蓄積管理情報から再生対象コンテンツの蓄積種別を確認し、蓄積種別が第1の放送コンテンツであるか否かを判断する(ステップS13)。蓄積種別が第1の放送コンテンツであれば(ステップS13においてYES)、処理はステップS14へ移行する。また、蓄積種別が蓄積用放送コンテンツであれば(ステップS13においてNO)、処理はステップS15へ移行する。
蓄積種別が第1の放送コンテンツである場合、ステップS14において、再生処理部220は、放送コンテンツ蓄積部212に蓄積されている第1の放送コンテンツの再生処理を行う。ここでいう再生処理とは、放送コンテンツ蓄積部212から取得された第1の放送コンテンツ(以下、「蓄積された第1の放送コンテンツ」という)の復号処理をいう。再生処理部220はDemux処理部203を用い、蓄積された第1の放送コンテンツから映像信号および音声信号を分離する。
分離された映像信号は、映像復号処理部204、映像出力処理部205、および映像出力部206を介して、図示しない映像表示装置へ出力され、図示しない映像表示装置に映像が表示される。また、分離された音声信号は、音声復号処理部207、音声出力処理部208、および音声出力部209を介して、図示しない音声出力装置へ出力され、図示しない音声出力装置から音声が出力される。こうすることで、ユーザーは蓄積された第1の放送コンテンツを視聴することができる。
蓄積種別が蓄積用放送コンテンツである場合、ステップS15において、再生処理部220は、放送コンテンツ蓄積部212に蓄積されている蓄積用放送コンテンツの再生処理を行う。ここでいう再生処理とは、放送コンテンツ蓄積部212から取得された蓄積用放送コンテンツ(以下、「蓄積された蓄積用放送コンテンツ」という)の復号処理をいう。蓄積された蓄積用放送コンテンツが映像信号および音声信号を含み多重化されたトランスポートストリームの場合、再生処理部220はDemux処理部203を用い、蓄積された蓄積用放送コンテンツから映像信号および音声信号を分離する。
分離された映像信号は、映像復号処理部204、映像出力処理部205、および映像出力部206を介して、図示しない映像表示装置へ出力され、図示しない映像表示装置に映像が表示される。また、分離された音声信号は、音声復号処理部207、音声出力処理部208、および音声出力部209を介して、図示しない音声出力装置へ出力され、図示しない音声出力装置から音声が出力される。こうすることで、ユーザーは蓄積された蓄積用放送コンテンツを視聴することができる。
再生対象コンテンツが放送コンテンツ蓄積部212に蓄積されていない場合、ステップS16において、制御部210は、通信部211を介して、放送コンテンツ検索サーバ106から放送コンテンツ関連情報を取得する。次に、制御部210は、VOD再配信予定判断部214にアクセスし、再生対象コンテンツが、VOD再配信期間内にあるか否かを判断する(ステップS17)。VOD再配信期間内であれば(ステップS17においてYES)、処理はステップS21へ移行する。VOD再配信期間内でなければ(ステップS17においてNO)、処理はステップS18へ移行する。
VOD再配信期間内でない場合、ステップS18において、制御部210は、VOD再配信予定判断部214にアクセスし、再生対象コンテンツの代替となるVOD再配信放送コンテンツ(第2の放送コンテンツ)が存在するか否かを判断する。このとき、VOD再配信予定判断部214は、放送コンテンツ蓄積管理部217にアクセスし、蓄積管理情報からコンテンツ識別を取得し、当該コンテンツ識別から放送コンテンツのサービスに関する情報、およびイベントに関する情報に変換し、放送コンテンツ関連情報から当該VOD再配信放送コンテンツに対応する第1の放送コンテンツを特定し、放送コンテンツ蓄積部212に蓄積された録画対象の放送コンテンツの中から、当該第1の放送コンテンツに対応する内容の代替となる第2の放送コンテンツ(以下、「代替コンテンツ」という)を検索する。
代替コンテンツが存在する場合(ステップS18においてYES)、処理はステップS19へ移行する。他方、代替コンテンツが存在しない場合(ステップS18においてNO)、処理はステップS23へ移行する。
代替コンテンツが存在する場合、ステップS19において、制御部210は、放送コンテンツ蓄積管理部217にアクセスし、蓄積管理情報における再生対象コンテンツの蓄積先を代替コンテンツのURLに変更する(ステップS19)。次に、制御部210は、放送コンテンツ蓄積管理部217にアクセスし、蓄積管理情報を更新させる(ステップS20)。
VOD再配信期間内である場合、ステップS21において、制御部210は、放送コンテンツ蓄積管理部217にアクセスし、蓄積管理情報における再生対象コンテンツの蓄積先を取得する。この場合、再生対象の放送コンテンツの蓄積先は第2の放送コンテンツのURLまたは代替コンテンツのURLのいずれかとなる。
次に、制御部210は、再生処理部220にアクセスし、再生対象コンテンツの再生を指示する(ステップS22)。再生処理部220は、放送コンテンツ蓄積管理部217にアクセスし、蓄積管理情報に基づき、通信部211を介して、第2の放送コンテンツのURLまたは代替コンテンツのURLから再生対象コンテンツを取得する。さらに再生処理部220は、再生対象の放送コンテンツが映像信号および音声信号を含み多重化されたトランスポートストリームの場合、VOD処理部213はDemux処理部203を用い、第2の放送コンテンツから映像信号および音声信号を分離する。
分離された映像信号は、映像復号処理部204、映像出力処理部205、および映像出力部206を介して、図示しない映像表示装置へ出力され、図示しない映像表示装置に映像が表示される。また、分離された音声信号は、音声復号処理部207、音声出力処理部208、および音声出力部209を介して、図示しない音声出力装置へ出力され、図示しない音声出力装置から音声が出力される。こうすることで、ユーザーは再生対象コンテンツを視聴することができる。
このようにすることで、デジタル放送受信装置102は、再生対象コンテンツが、放送コンテンツ蓄積部212に蓄積されておらず、かつ、当該再生対象コンテンツが、VOD再配信期間を経過して再生できない状態であったとしても、放送コンテンツ関連情報に基づき、第1の放送コンテンツに対応する内容の代替コンテンツを第2の放送コンテンツとして視聴が可能となり、第2の放送コンテンツがVOD再配信期間を経過した後も継続して視聴することができる。
代替コンテンツが存在しない場合、ステップS23において、制御部210は、VOD蓄積条件判断部215にアクセスし、再生対象コンテンツのコンテンツ蓄積条件を確認する。VOD蓄積条件判断部215は、通信部211を介してコンテンツ蓄積条件配信サーバ107からコンテンツ蓄積条件情報を取得する(ステップS23)。
上記のように、コンテンツ蓄積条件情報とは、第2の放送コンテンツを蓄積するための条件に関する情報であり、例えば、映像解像度を予め定められた解像度に変更する、または第1の放送コンテンツと同一の内容の広告を挿入するなどの条件である。これらは、第2の放送コンテンツを無償で蓄積可能とする条件の一例であって、第2の放送コンテンツを蓄積可能とする条件であれば、その他の条件であっても問題はない。ここでは蓄積条件として、映像解像度を予め定められた解像度に変更する条件を例に以下の動作を説明する。
制御部210は、解像度を予め定められた解像度に変更するという蓄積条件と、対象となる第2の放送コンテンツのURLをコンテンツ変換部216に通知する。コンテンツ変換部216は、通信部211を介して第2の放送コンテンツを取得する。取得した第2の放送コンテンツが映像信号および音声信号を含み多重化されたトランスポートストリームの場合、コンテンツ変換部216は、Demux処理部203を用い、第2の放送コンテンツから映像信号および音声信号を分離する。
コンテンツ変換部216は、分離された映像信号である符号化された映像を蓄積条件で指定される解像度に変換して再復号する。さらにコンテンツ変換部216は、再復号された映像信号と音声信号とを再多重したトランスポートストリームに変換し、放送コンテンツを生成する(ステップS24)。ステップS24において生成された放送コンテンツが蓄積用放送コンテンツである。
次に、制御部210は、ステップS24において生成された蓄積用放送コンテンツを放送コンテンツ蓄積部212に記憶させる(ステップS25)。制御部210は、放送コンテンツ蓄積管理部217にアクセスし、再生対象コンテンツの蓄積管理情報における放送コンテンツ蓄積先を放送コンテンツ蓄積部212に変更する(ステップS26)。制御部210は、放送コンテンツ蓄積管理部217にアクセスし、蓄積管理情報を更新させる(ステップS27)。
制御部210は、再生処理部220にアクセスし、再生対象コンテンツの再生を指示する。ここでいう再生対象コンテンツとは、ステップS25において放送コンテンツ蓄積部212に蓄積された蓄積用放送コンテンツ(以下、「再生対象蓄積用放送コンテンツ」という)である。再生処理部220は、放送コンテンツ蓄積管理部217にアクセスし、蓄積管理情報に基づき、放送コンテンツ蓄積部212から再生対象蓄積用放送コンテンツを取得する(ステップS28)。
次に、再生処理部220は、再生対象蓄積用放送コンテンツの再生処理を行い(ステップS29)、デジタル放送受信装置102の再生動作が終了する。ここでいう再生処理とは、放送コンテンツ蓄積部212から取得された再生対象蓄積用放送コンテンツ(以下、「蓄積された再生対象蓄積用放送コンテンツ」という)の復号処理をいう。蓄積された再生対象蓄積用放送コンテンツが映像信号および音声信号を含み多重化されたトランスポートストリームの場合、再生処理部220は、Demux処理部203を用い、蓄積された再生対象蓄積用放送コンテンツから映像信号および音声信号を分離する。
分離された映像信号は、映像復号処理部204、映像出力処理部205、および映像出力部206を介して、図示しない映像表示装置へ出力され、図示しない映像表示装置に映像が表示される。また、分離された音声信号は、音声復号処理部207、音声出力処理部208、および音声出力部209を介して、図示しない音声出力装置へ出力され、図示しない音声出力装置から音声が出力される。こうすることで、ユーザーは蓄積された再生対象蓄積用放送コンテンツを視聴することができる。
このようにすることでデジタル放送受信装置102は、再生対象コンテンツが、放送コンテンツ蓄積部212に蓄積されておらず、かつ、当該再生対象コンテンツが、VOD再配信期間を経過して再生できない状態であり、かつ、代替コンテンツがなかったとしても、コンテンツ蓄積条件情報に基づいて、第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツを変換して生成される蓄積用放送コンテンツを蓄積することが可能となる。当該蓄積用放送コンテンツを再生して視聴することができるため、第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツのVOD再配信期間を経過したとしても、蓄積用放送コンテンツを第2の放送コンテンツとして継続して視聴することが可能となる。
(デジタル放送受信装置のダビング動作)
次に、図9を用いて、デジタル放送受信装置102のダビング動作を説明する。図9は、デジタル放送受信装置102のダビング動作を示すフローチャートである。
ダビング対象の放送コンテンツ(以下、「ダビング対象コンテンツ」ともいう)が選択されると(ステップS30)、制御部210は、放送コンテンツ蓄積管理部217にアクセスし、蓄積管理情報からダビング対象コンテンツのコンテンツ蓄積先を確認し、ダビング対象コンテンツが放送コンテンツ蓄積部212に蓄積されているか否かを判断する(ステップS31)。ダビング対象コンテンツが放送コンテンツ蓄積部212に蓄積されている場合(ステップS31においてYES)、処理はステップS32へ移行する。ダビング対象コンテンツが放送コンテンツ蓄積部212に蓄積されていない場合(ステップS31においてNO)、処理はステップS33へ移行する。
ダビング対象コンテンツが放送コンテンツ蓄積部212に蓄積されている場合、ステップS32において、制御部210は、放送コンテンツ蓄積部212および外部メディア制御部221にアクセスし、放送コンテンツ蓄積部212から取得されたダビング対象コンテンツを図示しない外部メディアにダビングする(ステップS32)。
ダビング対象コンテンツが放送コンテンツ蓄積部212に蓄積されていない場合、ステップS33において、制御部210は、VOD蓄積条件判断部215にアクセスし、ダビング対象コンテンツのコンテンツ蓄積条件を確認する。VOD蓄積条件判断部215は、通信部211を介してコンテンツ蓄積条件配信サーバ107からコンテンツ蓄積条件情報を取得する。
上記のように、コンテンツ蓄積条件情報とは、第2の放送コンテンツを蓄積するための条件に関する情報であり、例えば、映像解像度を予め定められた解像度に変更する、または第1の放送コンテンツと同一の内容の広告を挿入するなどの条件である。これらは、第2の放送コンテンツを蓄積可能とする条件の一例であって、第2の放送コンテンツを蓄積可能とする条件であれば、その他の条件であっても問題はない。ここでは蓄積条件として、映像解像度を予め定められた解像度に変更する条件を例に以下の動作を説明する。
制御部210は、解像度を予め定められた解像度に変更するという蓄積条件と対象となる第2の放送コンテンツのURLをコンテンツ変換部216に通知する。コンテンツ変換部216は、通信部211を介して第2の放送コンテンツを取得する。取得した第2の放送コンテンツが映像信号および音声信号を含み多重化されたトランスポートストリームの場合、コンテンツ変換部216は、Demux処理部203を用い、第2の放送コンテンツから映像信号および音声信号を分離する。
コンテンツ変換部216は、分離された映像信号である符号化された映像を蓄積条件で指定される解像度に変換して再復号する。第2の放送コンテンツが映像信号および音声信号を含み多重化されたトランスポートストリームの場合、コンテンツ変換部216は、再復号された映像信号と音声信号とを再多重したトランスポートストリームに変換し、放送コンテンツを生成する(ステップS34)。ステップS34において生成された放送コンテンツが蓄積用放送コンテンツである。
次に、制御部210は、外部メディア制御部221にアクセスし、蓄積用放送コンテンツを図示しない外部メディアにダビングする(ステップS35)。
このようにすることで、デジタル放送受信装置102は、ダビング対象コンテンツが、放送コンテンツ蓄積部212に蓄積されていない場合でも、コンテンツ蓄積条件情報に基づいて、第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツを変換して生成される蓄積用放送コンテンツを蓄積することが可能となり、第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツのVOD再配信期間に依らず、蓄積用放送コンテンツを外部メディアにダビングすることができる。
(効果)
以上のように、実施の形態に係るデジタル放送受信装置102では、制御部210は、VOD再配信予定判断部214により再生対象の第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツがVOD再配信期間内ではないと判断されたとき、VOD再配信予定判断部214に放送コンテンツ蓄積部212が蓄積する蓄積管理情報に基づいて、放送コンテンツ蓄積部212に蓄積された録画対象の放送コンテンツの中から、再生対象の第1の放送コンテンツに対応する内容の代替となる第2の放送コンテンツである代替コンテンツを検索させる。
したがって、代替コンテンツを第2の放送コンテンツとして視聴が可能となる。これにより、VODで再配信される第2の放送コンテンツがVOD再配信期間を過ぎた後でも、ユーザーは継続して代替コンテンツを第2の放送コンテンツとして視聴することができる。
また、デジタル放送受信装置102は、放送コンテンツ蓄積部212に蓄積される蓄積管理情報の生成および更新を行う放送コンテンツ蓄積管理部217をさらに備え、制御部210は、VOD再配信予定判断部214により録画対象の第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツがVOD再配信期間内ではないと判断されたとき、放送コンテンツ蓄積部212に録画対象の第1の放送コンテンツの映像信号および音声信号を蓄積させ、かつ、放送コンテンツ蓄積管理部217に蓄積管理情報を更新させる。
したがって、VODで再配信される第2の放送コンテンツがVOD再配信期間を過ぎた後でも、放送コンテンツ蓄積部212に蓄積されている、第2の放送コンテンツに対応する内容の第1の放送コンテンツをユーザーは継続して視聴することができる。
また、デジタル放送受信装置102は、通信ネットワーク103を介して第2の放送コンテンツを蓄積するための条件に関する情報であるコンテンツ蓄積条件情報を取得し、取得したコンテンツ蓄積条件情報に基づいて、第2の放送コンテンツの蓄積条件を判断するVOD蓄積条件判断部215と、VOD蓄積条件判断部215により判断された第2の放送コンテンツの蓄積条件に基づいて、第2の放送コンテンツを変換し蓄積用放送コンテンツを生成するコンテンツ変換部216とをさらに備え、VOD再配信予定判断部214が代替コンテンツを見つけられなかったとき、制御部210は、VOD蓄積条件判断部215により判断された第2の放送コンテンツの蓄積条件に基づいて、コンテンツ変換部216に第2の放送コンテンツから蓄積用放送コンテンツを生成させ、生成された蓄積用放送コンテンツを放送コンテンツ蓄積部212に蓄積させ、放送コンテンツ蓄積管理部217に蓄積管理情報を更新させる。
したがって、VODで再配信される第2の放送コンテンツがVOD再配信期間を過ぎた後でも、放送コンテンツ蓄積部212に蓄積されている、第2の放送コンテンツから生成された蓄積用放送コンテンツをユーザーは継続して視聴することができる。
また、デジタル放送受信装置102は、ダビング対象の第1の放送コンテンツまたは第2の放送コンテンツであるダビング対象コンテンツを外部メディアにダビングする外部メディア制御部221をさらに備え、ダビング対象コンテンツが放送コンテンツ蓄積部212に蓄積されていないとき、制御部210は、VOD蓄積条件判断部215により判断された第2の放送コンテンツの蓄積条件に基づいて、コンテンツ変換部216に第2の放送コンテンツから蓄積用放送コンテンツを生成させ、外部メディア制御部221に対して蓄積用放送コンテンツを外部メディアにダビングさせる。
したがって、VODで再配信される第2の放送コンテンツがVOD再配信期間を過ぎた後でも、外部メディアに保存されている、第2の放送コンテンツから生成された蓄積用放送コンテンツをユーザーは継続して視聴することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
102 デジタル放送受信装置、210 制御部、212 放送コンテンツ蓄積部、214 VOD再配信予定判断部、215 VOD蓄積条件判断部、216 コンテンツ変換部、217 放送コンテンツ蓄積管理部、221 外部メディア制御部。

Claims (4)

  1. デジタル放送受信装置であって、
    デジタル放送で配信される第1の放送コンテンツと、前記第1の放送コンテンツに対応する内容でありかつ通信ネットワークを介してVODで再配信される第2の放送コンテンツとを関連付ける放送コンテンツ関連情報に基づいて、前記第2の放送コンテンツがVOD再配信期間内であるか否かを判断するVOD再配信予定判断部と、
    前記第1の放送コンテンツ、前記第2の放送コンテンツ、および前記第2の放送コンテンツから生成される蓄積用放送コンテンツのうち録画対象の放送コンテンツと、前記録画対象の放送コンテンツに関する蓄積管理情報とを蓄積する放送コンテンツ蓄積部と、
    前記デジタル放送受信装置における各部の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記VOD再配信予定判断部により再生対象の第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツがVOD再配信期間内ではないと判断されたとき、前記VOD再配信予定判断部に前記放送コンテンツ蓄積部が蓄積する前記蓄積管理情報に基づいて、前記放送コンテンツ蓄積部に蓄積された前記録画対象の放送コンテンツの中から、前記再生対象の第1の放送コンテンツに対応する内容の代替となる第2の放送コンテンツである代替コンテンツを検索させる、デジタル放送受信装置。
  2. 前記放送コンテンツ蓄積部に蓄積される前記蓄積管理情報の生成および更新を行う放送コンテンツ蓄積管理部をさらに備え、
    前記制御部は、前記VOD再配信予定判断部により録画対象の第1の放送コンテンツに対応する内容の第2の放送コンテンツが前記VOD再配信期間内ではないと判断されたとき、前記放送コンテンツ蓄積部に前記録画対象の第1の放送コンテンツの映像信号および音声信号を蓄積させ、かつ、前記放送コンテンツ蓄積管理部に前記蓄積管理情報を更新させる、請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  3. 前記通信ネットワークを介して前記第2の放送コンテンツを蓄積するための条件に関する情報であるコンテンツ蓄積条件情報を取得し、取得した前記コンテンツ蓄積条件情報に基づいて、前記第2の放送コンテンツの蓄積条件を判断するVOD蓄積条件判断部と、
    前記VOD蓄積条件判断部により判断された前記第2の放送コンテンツの蓄積条件に基づいて、前記第2の放送コンテンツを変換し前記蓄積用放送コンテンツを生成するコンテンツ変換部とをさらに備え、
    前記VOD再配信予定判断部が前記代替コンテンツを見つけられなかったとき、前記制御部は、前記VOD蓄積条件判断部により判断された前記第2の放送コンテンツの蓄積条件に基づいて、前記コンテンツ変換部に前記第2の放送コンテンツから前記蓄積用放送コンテンツを生成させ、生成された前記蓄積用放送コンテンツを前記放送コンテンツ蓄積部に蓄積させ、かつ、前記放送コンテンツ蓄積管理部に前記蓄積管理情報を更新させる、請求項2に記載のデジタル放送受信装置。
  4. ダビング対象の前記第1の放送コンテンツまたは前記第2の放送コンテンツであるダビング対象コンテンツを外部メディアにダビングする外部メディア制御部をさらに備え、
    前記ダビング対象コンテンツが前記放送コンテンツ蓄積部に蓄積されていないとき、前記制御部は、前記VOD蓄積条件判断部により判断された前記第2の放送コンテンツの蓄積条件に基づいて、前記コンテンツ変換部に前記第2の放送コンテンツから前記蓄積用放送コンテンツを生成させ、前記外部メディア制御部に対して前記蓄積用放送コンテンツを前記外部メディアにダビングさせる、請求項3に記載のデジタル放送受信装置。
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