JP2003298962A - 放送チャンネル選択装置、放送チャンネル選択方法および放送チャンネル選択プログラム並びに放送番組情報提供装置及び放送番組情報提供プログラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メディアの種別を意識すること無く視聴者が
一元的に番組の視聴が可能な放送チャンネル選択装置、
放送チャンネル選択方法および放送チャンネル選択プロ
グラムを提供する。また、視聴者に対して最新の情報お
よび視聴者の嗜好を映させた情報を提供し、サービス向
上を図った放送番組情報提供装置および放送番組情報提
供プログラムを提供する。 【解決手段】 電波を介した放送番組を受信する電波放
送受信手段２と、ネットワークを介した放送番組を受信
するネットワーク放送受信手段４と、電波を介した放送
番組とネットワークを介した放送番組とを含む番組の電
子番組案内を受信するネットワーク通信手段３と、電子
番組案内を出力するとともに、出力された当該電子番組
案内に基づき選局される選局番組情報が入力される入出
力手段６と、選局番組情報に基づき電波放送受信手段２
またはネットワーク放送受信手段４を制御して番組の選
局をさせる制御手段５と、を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電波やネットワー
ク等の多様なメディアの放送番組等を視聴する際に使用
される放送チャンネル選択方法、放送チャンネル選択装
置および放送チャンネル選択プログラムに関する。ま
た、本発明は、サービスの向上を図り、多様なメディア
の放送番組情報等を提供する放送番組情報提供装置およ
び放送番組情報提供プログラムに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、家庭において、地上波、放送衛星
（ＢＳ：Broadcast Satellite）、通信衛星（ＣＳ：Com
munication Satellite）、インターネット等の種々のメ
ディアを介した放送、配信によるテレビ番組の提供サー
ビスを受けることが可能になっている。また、デジタル
放送やデジタル配信等の普及に伴い、定時にモニタに番
組内容を知らせる電子番組案内（ＥＰＧ：Electronic P
rogram Guide）の配信サービスあるいはコンテンツに関
連する情報をメタデータとして付随させて放送するサー
ビスも開始されている。例えば、特開２００１−２１１
１２９号公報には、電子番組案内の利便性の向上を図る
べく、各種のメディアの番組を一元的に収集する電子番
組案内の作成に関する発明が掲載されている。また、特
開２００１−２７５０５５号公報には、適時に電子番組
案内を更新する発明が掲載されている。

【０００３】視聴者は、テレビ受信機、パソコンなどの
家庭内機器にセットトップボックス（ＳＴＢ：Set Top
Box）等を設置して所定のメディアを介した放送・配信
に関する電子番組案内を受信し、受信した電子番組案内
をモニタに表示させることにより、視聴者が視聴を希望
する番組を選択することができるようになっている。ま
た、視聴者は、受信したメタデータをモニタに表示させ
て、番組やコンテンツに関する付加的、補足的な情報を
得ることができる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おける番組の受信器では、種々のメディアを介した放送
番組を電子番組案内に連動して、メディアの区別なく選
局することができなかった。

【０００５】このように視聴者は、所定のメディアを介
して放送・配信に関する情報を得られるものの、メディ
アの多様化に伴い選局した番組を自動的に選局できず、
視聴者は選局する度にメディア毎にチャンネルを選局す
る必要があり、選局する際の操作が煩雑になってしまう
という問題を有していた。

【０００６】一方、番組提供者は、視聴者の世代、性別
等の情報や視聴率等の情報を調査し、調査した各種情報
を番組編成やその他の目的に使用している。視聴率等の
検査は、例えば、電波を利用した放送では、特殊な装置
を使用して視聴率を調査し、あるいは人手を介して視聴
率を調査して行われており、今日、電子番組案内配信装
置を使用した場合においても、特殊な装置や人手を介し
て視聴チャンネルやユーザの嗜好を把握する必要があっ
た。このため、番組提供者は、視聴チャンネルやユーザ
の嗜好を把握するために煩雑な作業が必要となるという
問題を有していた。

【０００７】本発明は、上述した問題を解決するために
なされたものであり、メディアの種別を意識すること無
く視聴者が一元的に番組の視聴が可能な放送チャンネル
選択装置、放送チャンネル選択方法および放送チャンネ
ル選択プログラムを提供することを目的とする。

【０００８】また、本発明は、視聴者に対して最新の情
報を提供するとともに、視聴者の嗜好を反映させた情報
を提供し、サービスの向上を図った放送番組情報提供装
置および放送番組情報提供プログラムを提供することを
目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
視聴者が電子番組案内から視聴したい番組の入力により
自動的に電波あるいはネットワークを介した放送番組を
選択して、視聴者がメディアの種別を意識すること無く
番組の視聴をできるようにしたものである。また、電波
およびネットワークを介した放送番組の両者を含む電子
番組案内を放送番組の編成等に伴いリアルタイムに最新
情報に更新して最新の電子番組案内を視聴者に提供する
とともに、放送番組やコンテンツ等に対する聴視者の嗜
好等を反映させた情報を視聴者に提供し、サービスの向
上を図ったものである。

【００１０】すなわち、本発明の放送チャンネル選択装
置は、電波を介した放送番組を受信する電波放送受信手
段と、ネットワークを介した放送番組を受信するネット
ワーク放送受信手段と、前記電波を介した放送番組と前
記ネットワークを介した放送番組とを含む番組の電子番
組案内を受信するネットワーク通信手段と、前記電子番
組案内を出力するとともに、出力された当該電子番組案
内に基づき選局される選局番組情報が入力される入出力
手段と、前記選局番組情報に基づき前記電波放送受信手
段または前記ネットワーク放送受信手段を制御して番組
の選局をさせる制御手段と、を備えることを特徴とす
る。

【００１１】本発明によれば、電波を介した放送番組と
ネットワークを介した放送番組とを統一した電子番組案
内を用いて視聴者に対して電波あるいはネットワークを
介した放送番組を指定して受信できるため、視聴者はメ
ディアの種別を全く意識すること無く一元的に番組の視
聴をすることができる。

【００１２】また、上記発明において、前記電波放送受
信手段または前記ネットワーク放送受信手段により受信
される前記電波を介した放送番組またはネットワークを
介した放送番組には当該放送番組に関連するメタデータ
が含まれており、当該電波放送チューナまたは当該ネッ
トワーク放送受信手段により受信されるメタデータを記
憶する記憶手段を備えることが好ましい。

【００１３】本発明によれば、取得した番組に関連する
メタデータを記憶する記憶手段を設けたため、視聴者か
らの要求に応じてメタ情報を出力することが可能であ
る。

【００１４】また、上記発明において、前記記憶手段に
記憶された複数のメタデータの中から所定の１以上のキ
ーワードに基づき当該キーワードに対応するメタデータ
を検索する検索手段を備え、前記制御手段は、前記検索
手段から少なくとも１以上のキーワードに対応するメタ
データが検索された場合に、検索されたメタデータに関
する番組の選局を制御することが好ましい。

【００１５】本発明によれば、メタデータを記憶する記
憶手段とメタデータ中のキーワードを検索する検索手段
を設けたため、過去に蓄積したメタデータに基づき所定
のキーワードから視聴したい番組を検索して表示し、ま
たは視聴したい番組の予約をすることができる。

【００１６】上記発明において、記録媒体に記録された
画像若しくは映像を少なくとも含むコンテンツまたは音
声映像を再生する再生手段を備えることが好ましい。

【００１７】本発明によれば、再生手段を設けたため、
電波、ネットワーク経由以外の他のメディアからのコン
テンツ等を再生することができる。

【００１８】また、上記発明において、前記ネットワー
ク通信手段は、少なくとも選局した番組に関する情報お
よび再生された前記コンテンツまたは音声映像に関する
情報をネットワーク上に接続された装置に送信する機能
を有することが望ましい。

【００１９】本発明によれば、受信された番組および再
生された番組に関する情報、その他のユーザが指定した
情報をネットワーク通信手段経由でネットワーク上に接
続された装置に送信できる機能を有するため、視聴者の
嗜好を把握することやテレビコマースが可能となると共
に、嗜好に応じた情報を視聴者に配信し、または、視聴
者にどうしても視聴させたい放送をネットワーク側から
チューナ等の受信手段を制御することにより、自動的に
チャンネルを選択させることも可能となる。

【００２０】また、上記発明において、前記電波を介し
た放送番組は、地上波放送を介した番組および衛星放送
を介した番組を少なくとも含むとともに、前記ネットワ
ークを介した放送番組は、インターネット放送番組およ
び有線放送番組を少なくとも含むことが望ましい。

【００２１】本発明によれば、電波放送番組とネットワ
ーク放送番組とを統一した電子番組案内を用いてユーザ
に電波放送番組またはネットワーク放送番組を指定さ
せ、指定された放送番組を受信するため、視聴者はどの
メディアかを全く意識することなく、一元的に番組の視
聴をすることができる。

【００２２】本発明の放送チャンネル選択方法は、電波
を介した放送番組を受信するステップと、ネットワーク
を介した放送番組を受信するステップと、少なくとも前
記電波を介した放送番組と前記ネットワークを介した放
送番組とを含む番組の電子番組案内を受信するステップ
と、前記電子番組案内を出力し、出力した当該電子番組
案内に基づき選局される選局番組情報の入力を促すステ
ップと、入力された前記選局番組情報に基づき前記電波
放送チューナまたは前記ネットワーク放送受信手段を制
御して番組の選局をさせるステップと、を備えることを
特徴とする。

【００２３】本発明によれば、電波を介した放送番組と
ネットワークを介した放送番組とを統一した電子番組案
内を用いて視聴者に対して電波あるいはネットワークを
介した放送番組を指定して受信できるため、視聴者はメ
ディアの種別を全く意識すること無く一元的に番組の視
聴をすることができる。

【００２４】また、上記発明において、受信される前記
電波を介した放送番組またはネットワークを介した放送
番組に関連するメタデータを記憶するステップを備える
ことが望ましい。

【００２５】本発明によれば、取得した番組に関連する
メタデータを記憶する記憶手段を設けたため、視聴者か
らの要求に応じてメタ情報を出力することが可能であ
る。

【００２６】また、上記発明において、前記記憶手段に
記憶された複数のメタデータの中から所定の１以上のキ
ーワードに基づき当該キーワードに対応するメタデータ
を検索する検索手段を備え、前記制御手段は、前記検索
手段から少なくとも１以上のキーワードに対応するメタ
データが検索された場合に、検索されたメタデータに関
する番組の選局を制御することが望ましい。

【００２７】本発明によれば、記憶手段および検索手段
を設けたため、過去に蓄積したメタデータに基づき所定
のキーワードから視聴したい番組を検索して表示し、ま
たは視聴したい番組の予約をすることができる。

【００２８】また、上記発明において、記録媒体に記録
された画像若しくは映像を少なくとも含むコンテンツま
たは音声映像を再生するステップを備えることが望まし
い。

【００２９】本発明によれば、電波、ネットワーク経由
以外の他のメディアからのコンテンツ等を再生すること
ができる。

【００３０】さらに、上記発明において、少なくとも前
記選局した番組に関する情報および再生された前記コン
テンツまたは音声映像に関する情報をネットワーク上に
接続された装置に送信するステップを備えることが望ま
しい。

【００３１】本発明によれば、受信された番組および再
生された番組に関する情報、その他のユーザが指定した
情報を送信できる機能を有するため、視聴者の嗜好を把
握することやテレビコマースが可能となると共に、嗜好
に応じた情報を視聴者に送信することが可能となる。

【００３２】本発明の放送番組情報提供装置は、少なく
とも視聴者の選局した選局番組を含む視聴者嗜好情報を
ネットワーク経由により受信する受信手段と、電波を介
した放送番組とネットワークを介した放送番組とを含む
番組の電子番組案内を当該各番組の編成の変動に応じて
更新する更新手段と、前記視聴者嗜好情報の選局番組に
応じて番組情報を応答情報として生成する応答情報生成
手段と、前記更新手段により更新された電子番組案内を
ネットワーク経由で送信するとともに、生成された前記
応答情報を前記視聴者嗜好情報の送信元にネットワーク
を介して送信する送信手段と、を備えることを特徴とす
る。

【００３３】上記発明において、前記視聴者嗜好情報
は、視聴者の再生する音声映像に関する情報を含むもの
であり、前記応答情報生成手段は、前記音声映像に関す
る情報に応じた音声映像情報を応答情報として生成する
機能を有することが望ましい。

【００３４】本発明によれば、電波放送番組とネットワ
ーク放送番組とを統一した電子番組案内をリアルタイム
に更新してネットワーク上の装置に送信するため、視聴
者は、前述した放送チャンネル選択装置を使用すること
により、メディアの種別を全く意識することなく一元的
に番組の視聴ができると共に、リアルタイムに番組変更
が反映された電子番組案内を視聴者は利用することがで
きる。

【００３５】また、本発明の放送チャンネル選択プログ
ラムは、電波を介した放送番組を受信するステップと、
ネットワークを介した放送番組を受信するステップと、
少なくとも前記電波を介した放送番組と前記ネットワー
クを介した放送番組とを含む番組の電子番組案内を受信
するステップと、前記電子番組案内を出力するととも
に、出力された当該電子番組案内に基づき選局番組情報
の入力を促すステップと、入力された前記選局番組情報
に基づき前記電波放送受信手段または前記ネットワーク
放送受信手段を制御して番組の選局をさせるステップ
と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。

【００３６】本発明によれば、電波放送番組とネットワ
ーク放送番組とを統一した電子番組案内を用いてユーザ
に電波放送番組またはネットワーク放送番組を指定さ
せ、指定された放送番組を受信するため、視聴者はどの
メディアかを全く意識することなく、一元的に番組の視
聴が可能となる。

【００３７】また、本発明の放送番組情報提供プログラ
ムは、少なくとも視聴者の選局した選局番組を含む視聴
者嗜好情報をネットワーク経由により受信するステップ
と、電波を介した放送番組とネットワークを介した放送
番組とを含む番組の電子番組案内を当該各番組の編成の
変動に応じて更新するステップと、前記視聴者嗜好情報
の選局番組に応じて番組情報を応答情報として生成する
ステップと、更新された前記電子番組案内をネットワー
ク経由で送信するとともに、生成された前記応答情報を
前記視聴者嗜好情報の送信元にネットワークを介して送
信するステップと、をコンピュータに実行させることを
特徴とする。

【００３８】本発明によれば、電波放送番組とネットワ
ーク放送番組とを統一した電子番組案内をリアルタイム
に更新してネットワーク上の装置に送信するため、視聴
者は、どのメディアかを全く意識することなく一元的に
番組の視聴ができると共に、リアルタイムに番組変更が
反映された電子番組案内を利用することができる。

【００３９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の放送チャンネル選
択装置、放送チャンネル選択方法並びに放送番組情報提
供装置について、第１実施形態から第５実施形態を用い
て説明する。

【００４０】第１実施形態（図１、図２） 本実施形態では、放送チャンネル選択装置の基本的な構
成について説明する。

【００４１】図１は、放送チャンネル選択装置の構成を
示すブロック図である。本図に示すように、放送チャン
ネル選択装置１は、電波放送受信手段としての電波放送
チューナ２と、ネットワーク通信手段３と、ネットワー
ク放送受信手段４と、制御手段５と、ＡＶ（Audio-Visu
al）機器入出力手段６と、を備える。

【００４２】電波放送チューナ２は、制御手段５の制御
の下に電波を介して放送番組（以下、電波放送番組とい
う。）を受信して選局するとともに、選局した電波放送
番組の内容をＡＶ機器入出力手段６に出力する手段であ
る。なお、電波放送チューナ２により受信される電波放
送番組は、アナログ放送の番組やデジタル放送の番組で
も良く、地上波を介した番組および衛星放送波を介した
番組を含むものであっても良い。なお、放送には、放送
衛星（ＢＳ）または通信衛星（ＣＳ）を含むものとす
る。また、電波放送チューナ２は、受信している番組の
チャンネル情報を制御手段５に出力するものであっても
良い。

【００４３】また、電波放送番組がデジタル放送の番組
である場合には、受信された番組の内容以外にもその番
組に関連する所定のメタデータを利用することができ
る。番組に関連する所定のメタデータを利用する場合に
は、電波放送チューナ２は、番組のチャンネル情報の他
にもこの番組に関連する所定のメタデータを制御手段５
に出力する。

【００４４】ネットワーク通信手段３は、ネットワーク
上の図示しない装置を放送チャンネル選択装置１に通信
可能に接続するためのインタフェース等の通信手段であ
る。本ネットワーク通信手段３を備えることにより、放
送チャンネル選択装置１は、ネットワーク上の図示しな
い装置から情報を受信するだけでなく、受信または生成
した所定の情報をネットワーク上の図示しない装置に送
信することも可能である。また、ネットワーク通信手段
３は、電気回線、光ファイバその他の通信媒体にも通信
可能に接続できるものとする。

【００４５】ネットワーク放送受信手段４は、制御手段
５の制御の下にネットワーク通信手段３経由によりネッ
トワークを介した放送番組（以下、ネットワーク放送番
組という。）やコンテンツ等を受信するとともに、受信
したネットワーク放送番組やコンテンツ等の内容をＡＶ
機器入出力手段６に出力する手段である。なお、ネット
ワーク放送番組は、インターネット放送番組および有線
放送番組を含むのもであっても良い。

【００４６】また、上記ネットワーク放送受信手段４
は、制御手段５の制御の下に、ネットワーク通信手段３
を介して電子番組案内（ＥＰＧ:Electronic Program Gu
ide）やサービス情報等を含むメタデータを取得し、取
得したメタデータを制御手段５に出力するものであって
も良い。なお、電子番組案内は、全てのメディアを介し
て取得可能な番組について一元管理された電子番組の案
内であり、電波放送番組およびネットワーク放送番組の
いずれをも含むものとする。

【００４７】さらに、上記ネットワーク放送受信手段４
は、上述した以外にも、受信したコンテンツのＵＲＬ
（Uniform Resource Locator）情報を制御手段５に出力
するものであっても良い。制御手段５に出力されるメタ
データにはネットワーク放送番組に関連する情報だけで
なく、電波放送番組等に関する所定のデータが含まれ、
例えば、電子番組案内、サービス情報、ＵＲＬ情報、そ
の他のメタデータ等が含まれる。

【００４８】制御手段５は、電波放送チューナ２によっ
て出力されたチャンネル情報およびメタデータ等を入力
するとともに、ネットワーク放送受信手段４によって出
力された電子番組案内、サービス情報、ＵＲＬ情報その
他のメタデータを入力する手段である。なお、ネットワ
ーク放送受信手段４によって出力される電子番組案内、
サービス情報、ＵＲＬ情報その他のメタデータに関して
は、ネットワーク放送受信手段４に替わり、制御手段５
が直接ネットワーク通信手段３を介して取得するもので
あっても良い。

【００４９】また、制御手段５は、ネットワーク放送受
信手段４によって出力されたメタデータに含まれる電子
番組案内をＡＶ機器入出力手段６経由で出力することに
よって図示しない外部装置に表示させるとともに、ＡＶ
機器入出力手段６を経由して入力される番組の選択情報
に基づいて電波放送チューナ２またはネットワーク放送
受信手段４を制御して、選択された番組を受信させる手
段である。

【００５０】なお、ＡＶ機器入出力手段６経由で表示さ
せる情報は、ＥＰＧ以外のメタ情報でもよく、例えば、
番組の製作者、総出演者、ロケ地、その他の電子番組案
内を補足する情報をＡＶ機器入出力手段６経由で出力し
て表示させるものであっても良い。

【００５１】さらに、制御手段５は、表示された情報に
対して示された視聴者の意思の表示、例えば、テレビコ
マースの場合において、視聴者による取引の対象を指定
する情報の入力があった場合に、入力された情報をＡＶ
機器入出力手段６経由で受け取り、ネットワーク通信手
段３経由でインターネット上の図示しない装置に出力す
るものであっても良い。

【００５２】また、制御手段５は、ＡＶ機器入出力手段
６経由で出力した番組やコンテンツに関する所定の情報
をネットワーク通信手段３経由でネットワーク上の図示
しない装置に出力するものであっても良い。この場合に
は、番組提供者等は、ネットワーク上の装置を介して視
聴者の嗜好を把握することができ、視聴者の嗜好にあわ
せた情報をネットワーク経由で放送チャンネル選択装置
１の利用者に提供することができる。

【００５３】ＡＶ機器入出力手段６は、電波放送チュー
ナ２により出力された電波放送番組の内容、ネットワー
ク放送受信手段４により出力されたネットワーク放送番
組の内容および制御手段５により出力されたメタデータ
を放送チャンネル選択装置１の外部の装置に出力するた
めのインタフェースを含む入出力手段である。

【００５４】また、ＡＶ機器入出力手段６は、放送チャ
ンネル選択装置１に通信可能に接続された外部の装置か
ら入力された情報を取得し、制御手段５に出力すること
ができる。なお、ＡＶ機器入出力手段６を介し、放送チ
ャンネル選択装置１の外部の装置として、映像モニタ、
ステレオ再生装置等のＡＶ機器や情報処理装置を接続す
ることが可能である。

【００５５】上記構成を備えた放送チャンネル選択装置
を用いて放送チャンネル選択方法を実現するが、本放送
チャンネル選択方法の各処理の流れをフローチャートと
して図２に示す。

【００５６】図２に示すように、ステップＳ１では、ネ
ットワーク放送受信手段４または制御手段５が、ネット
ワーク通信手段３を介して電子番組案内やサービス情報
等を含むデータを取得する。

【００５７】ステップＳ２では、制御手段５が、ステッ
プＳ１で取得されたＥＰＧやサービス情報等を含むメタ
データをＡＶ機器入出力手段６経由により出力する。

【００５８】ステップＳ３では、制御手段５は、ＡＶ機
器入出力手段６経由で番組を指定するための情報の入力
があったか否かを判定し、情報の入力が無い場合にステ
ップＳ３での処理を繰り返し、入力があった場合にステ
ップＳ４の処理に進む。

【００５９】ステップＳ４では、制御手段５は、指定さ
れた番組は電波放送番組か否かを判定し、電波放送番組
が指定されたと判定された場合に処理はステップＳ５に
進み、電波放送番組が指定されていないと判定された場
合に処理はステップＳ６に移る。

【００６０】ステップＳ５では、電波放送番組が指定さ
れたと判定された場合に、電波放送受信手段２が、制御
手段５の制御の下に電波放送番組を受信する。

【００６１】ステップＳ６では、電波放送番組が指定さ
れていないと判定された場合に、ネットワーク放送受信
手段４が制御手段５の制御の下にネットワーク放送番組
を受信する。

【００６２】ステップＳ７では、ＡＶ機器入出力手段６
が、電波放送チューナ２またはインターネット放送受信
手段４によって受信された放送番組を制御手段５の制御
の下に外部に出力する。

【００６３】以上説明したように、本実施形態の放送チ
ャンネル選択装置によれば、電波放送番組とネットワー
ク放送番組とを統一した電子番組案内を用いてユーザに
電波放送番組またはネットワーク放送番組を指定させ、
指定された放送番組を受信するため、ユーザはどのメデ
ィアかを全く意識することなく、一元的に番組を視聴す
ることが可能となる。

【００６４】第２実施形態（図３、図４） 本実施形態は、第１実施形態に示した放送チャンネル選
択装置１を改良し、第１実施形態の図１に示す構成に所
定の情報を記憶するための記憶手段を備えたものであ
る。

【００６５】図３は、本実施形態の放送チャンネル選択
装置の構成を示すブロック図である。なお、基本的な構
成は、第１実施形態の図１に示す構成とほぼ同様である
ため、同一箇所の説明については省略する。本図に示す
ように、放送チャンネル選択装置７は、記憶手段として
メタデータ記憶手段８を備える。

【００６６】メタデータ記憶手段８は、制御手段５によ
り取得された電波放送チューナ２経由のメタデータと、
ネットワーク通信手段３経由あるいはネットワーク放送
受信手段４経由により制御手段５に取得された電子番組
案内、サービス情報、ＵＲＬ情報その他のメタデータと
を含むデータを記憶しておくための手段である。

【００６７】上記構成の放送チャンネル選択装置を用い
て放送チャンネル選択方法を実現するが、本放送チャン
ネル選択方法の各処理の流れをフローチャートとして図
４に示す。なお、本図に示す処理は、第１実施形態の図
２に示したフローチャートの処理とほぼ同様であるた
め、同一の処理は同一の番号を付し、その説明を省略す
る。

【００６８】図４に示すように、ステップＳ４では、制
御手段５が、指定された番組が電波放送番組か否かを判
定し、電波放送番組が指定されたと判定された場合に、
ステップＳ１１では、放送電波受信手段２が、制御手段
５の制御の下に電波放送番組およびその電波放送番組に
関連するメタデータを受信する。一方、電波放送番組が
指定されていないと判定された場合に、ステップＳ１２
では、ネットワーク放送受信手段４が、制御手段５の制
御の下にネットワーク放送番組およびそのネットワーク
放送番組に関連するメタデータを受信する。

【００６９】ステップＳ１３では、メタデータ記憶手段
８が、上記の電波放送番組に関連するメタデータまたは
上記のネットワーク放送番組に関連するメタデータを格
納する。ステップＳ１３での処理が終了した後、処理は
ステップＳ７に進む。

【００７０】本実施形態の放送チャンネル選択装置によ
れば、番組に関連したメタデータを取得し、取得したメ
タデータを記憶しておくための記憶手段を設けたため、
ユーザからの要求に応じて予め記憶したメタデータを出
力することができる。

【００７１】第３実施形態（図５〜図７） 本実施形態は、第２実施形態に示した放送チャンネル選
択装置７を改良し、第２実施形態の図３に示す構成に、
記憶手段に記憶されたデータを検索するための検索手段
を備えたものである。

【００７２】図５は、本実施形態の放送チャンネル選択
装置の構成を示すブロック図であり、基本的な構成は、
第２実施形態の図３に示す構成とほぼ同様であるため、
同一箇所の説明については省略する。本図に示すよう
に、放送チャンネル選択装置９は検索手段１０を備え
る。

【００７３】検索手段１０は、メタデータ記憶手段８に
記憶されたデータの中から１以上のキーワードを検索す
るための手段である。メタデータ記憶手段８には、前述
したように、制御手段５によって取得された電波放送チ
ューナ２経由のメタデータと、ネットワーク通信手段３
経由あるいはネットワーク放送受信手段４経由で制御手
段５によって取得された電子番組案内、サービス情報、
ＵＲＬ情報その他のメタデータとを含むデータが記憶さ
れている。

【００７４】検索手段１０により行われる検索は、例え
ば、ＡＶ機器入出力手段６を介して入力される１以上の
キーワードに基づいて行われる。検索する範囲は、メタ
データ記憶手段８に記憶されている電子番組案内、サー
ビス情報その他のメタデータであり、キーワードに基づ
き検索して該当するデータが存在する場合に、該当する
データに番組（以下、検索番組という。）に関する情報
を制御手段５に出力する。

【００７５】制御手段５は、検索手段１０によって出力
された検索番組に関する情報を受け取り、検索番組に関
する情報に基づいて検索番組を選局するために電波放送
チューナ２またはネットワーク放送受信手段４の制御を
する。

【００７６】上記構成の放送チャンネル選択装置を用い
て放送チャンネル選択方法を実現するが、本放送チャン
ネル選択方法の各処理の流れをフローチャートとして図
６に示す。なお、本図において、第２実施形態の図４に
示したフローチャートにおける処理と同様の処理につい
ては、同一の番号を付しその説明は省略する。

【００７７】図６に示すように、ステップＳ２１では、
検索手段１０はキーワードが指定されたか否かを判定す
る。判定によりキーワードが入力されたと判定された場
合、処理はステップＳ２２に進み、キーワードが入力さ
れていないと判定された場合、処理はステップＳ１に移
る。なお、ステップＳ１からステップＳ７までの各処理
は、前述した通りでありその説明を省略する。

【００７８】ステップＳ２３では、検索手段１０は、メ
タデータ記憶手段８に記憶されたデータの中から１以上
のキーワードを検索する。

【００７９】ステップＳ２３では、検索手段１０はキー
ワードが検出されたか否かを判定し、キーワードが検出
されたと判定した場合、処理はステップＳ２４に進み、
検出されなかったと判定した場合、処理は終了する。

【００８０】ステップＳ２４では、キーワードが検出さ
れたと判定された場合、制御手段５は、キーワードが検
出されたメタデータに係る番組（以下、検索番組とい
う。）に関する情報に基づき検索番組を受信するために
電波放送チューナ２またはネットワーク放送受信手段４
の制御を行い、電波放送チューナ２またはネットワーク
放送受信手段４は番組の受信を開始する。

【００８１】ステップＳ２４では、番組の受信の開始に
より、ステップＳ７において番組またはコンテンツの送
信を行う。

【００８２】また、上記の図６に示す処理の流れに送信
ステップを備えても良い。送信ステップを備えた処理の
流れを図７のフローチャートに示す。なお、本図に示す
処理は、送信ステップ以外は図６に示す処理とほぼ同様
であるため、同一の処理には同一符号を付してその説明
を省略する。図７に示すように、ステップＳ１３にてメ
タデータを記憶した後あるいはステップＳ２４にてキー
ワードに基づき検出された番組の受信を開始した後、ス
テップＳ３１にて、ネットワーク通信手段３が、受信し
た番組またはコンテンツに関する情報を制御手段５の制
御の下にネットワーク上の装置に送信する。

【００８３】ステップＳ７では、ステップＳ３１にて、
受信された番組等に関する情報が送信された後、番組ま
たはコンテンツの送信を行う。

【００８４】なお、本実施形態においては、図６に示す
処理に送信ステップを備えたものであるが、送信ステッ
プは、第１実施形態の図２および第２実施形態の図４に
示す処理に備え、この送信ステップにより所定の情報を
ネットワークの装置に出力するものであっても良い。こ
の場合には、各処理のステップ（図２は、ステップＳ１
からＳ７までの各処理のステップ、図４は、ステップＳ
１から２４までの各処理のステップ）は図７に示した処
理と同様であり、ステップＳ２４にて番組の受信が開始
されると処理はステップＳ７に移り、ステップＳ７で
は、番組またはコンテンツの送信を行う。

【００８５】本実施形態によれば、記憶手段および検索
手段を設けたため、過去に蓄積したメタデータに基づい
て所定のキーワードから視聴したい番組を検索してモニ
タ等に表示することができる。

【００８６】また、本実施形態の放送チャンネル選択装
置に番組予約手段を設けることにより放送番組の検索が
可能であるだけでなく、キーワード検索して得られた放
送番組の予約をすることもできる。

【００８７】さらに、本実施形態によれば、図７に示す
送信ステップを備えることにより、受信された番組およ
び再生された番組に関する情報、その他のユーザが指定
した情報をネットワーク通信手段経由でネットワーク上
の装置に出力することができ、視聴者の嗜好を把握する
ことやテレビコマースが可能となると共に、嗜好に応じ
た情報を視聴者に配信し、あるいは、どうしても視聴さ
せたい放送をネットワーク側からチューナ等を制御する
ことで、自動的にそのチャンネルを選択させることもで
きる。

【００８８】第４実施形態（図８、図９） 本実施形態は、第３実施形態に示す放送チャンネル選択
装置９を改良して再生手段を備えたものである。

【００８９】図８は、放送チャンネル選択装置の構成の
一例を示すブロック図である。再生手段１２は、制御手
段５の制御の下、録画テープ、ＣＤ、ＤＶＤ等の所定の
記録媒体に記録された画像若しくは映像を含むコンテン
ツまたは音声映像を再生し、再生して得られた情報（以
下、再生情報という。）をＡＶ機器入出力手段６に出力
するための手段である。

【００９０】ＡＶ機器入出力手段６は、再生手段１２が
出力した再生情報を受け取るとともに、放送チャンネル
選択装置１１に接続された図示しない装置に出力し、画
像、映像、音声付映像、コンテンツ等を再生することが
できる。

【００９１】制御手段５は、上記の電波放送番組の内
容、ネットワーク放送番組の内容あるいは再生情報を、
ＡＶ機器入出力手段６を介して放送チャンネル選択装置
１１に通信可能に接続された外部の装置に出力した場合
には、これらの出力をした旨の情報、出力した番組、コ
ンテンツ等に関連する情報をネットワーク通信手段３経
由でネットワーク上の装置に送信しても良い。

【００９２】上記構成を有する放送チャンネル選択装置
を用いて放送チャンネル選択方法を実現する処理の流れ
を図９に示す。なお、本実施形態の放送チャンネル選択
方法では、録画テープ、ＣＤ、ＤＶＤ等の所定の記憶媒
体に記憶された内容を再生し、その再生情報をネットワ
ークの装置に出力する送信ステップを備えた処理の流れ
を示した。

【００９３】ステップＳ４１では、制御手段５が、ＤＶ
Ｄ等の記憶媒体に記録された内容の再生の指示があるか
否かを判定し、指示があると判定した場合に、処理はス
テップＳ４２に進み、指示が無いと判定した場合に、処
理はステップＳ１からステップＳ３１までの処理に移
る。処理がステップＳ１に移った後は、図７に示すテッ
プＳ１からＳ３１までの各ステップの処理のいずれかが
実行される。

【００９４】ステップＳ４２では、ステップＳ４１にて
ＤＶＤ等の記憶媒体に記録された内容の再生の指示があ
ったと判定された場合に、指示された記憶媒体に記録さ
れた内容を再生する。

【００９５】ステップＳ４３では、ネットワーク通信手
段３は、再生した内容に関する情報を制御手段５の制御
の下にネットワーク上の装置に送信する。

【００９６】なお、本実施形態では、図５に示す放送チ
ャンネル選択装置に再生手段を備えたものであるが、本
実施形態に限定されるものではなく、第１実施形態およ
び第２実施形態の図１および図３に示す放送チャンネル
選択装置に再生手段を設けても良い。この場合にも再生
手段は制御手段５に接続され、本実施形態と同様に構成
され、制御手段５の制御の下にＡＶ機器入出力手段６に
データ等を出力し、上述した処理と同様の操作を行う。

【００９７】本実施形態によれば、所定の記録媒体に記
録された画像若しくは映像を含むコンテンツまたは音声
映像を再生する再生手段を設けたため、電波、ネットワ
ーク経由以外の他のメディアからのコンテンツ等を再生
することが可能となる。

【００９８】また、放送チャンネル選択装置によって受
信された番組および再生された番組に関する情報、その
他のユーザが指定した情報をネットワーク通信手段経由
でネットワーク上の装置に出力するため、視聴者の嗜好
を把握することやテレビコマースが可能となると共に、
嗜好に応じた情報を視聴者に配信し、またはどうしても
見せたい放送をネットワーク側からチューナ等を制御す
ることで、自動的にそのチャンネルを選択させることも
できる。

【００９９】なお、以上説明したように、本発明の放送
チャンネル選択装置は、前述した第１実施形態から第４
実施形態までに示した構成の放送チャンネル選択装置
１，７，９，１１を用いて実現したものであるが、放送
チャンネル選択装置１，７，９，１１は上記構成に限定
されるものではなく、インタフェース、演算制御装置、
記憶装置を有する一般的な構成のコンピュータ装置によ
り構成しても良い。

【０１００】また、以上説明した実施形態では、放送チ
ャンネル選択方法の処理手順を示したが、前述した第１
実施形態から第４本実施形態に示した放送チャンネル選
択装置における処理手順を放送チャンネル選択プログラ
ムとして例えばＣＤやＦＤなどの記録媒体に記録して、
この記録媒体を放送チャンネル選択装置に組み込んだ
り、または、通信回線を介して記録媒体に記録された放
送チャンネル選択プログラムをコンピュータにダウンロ
ードしたり、または記録媒体からインストールし、該放
送チャンネル選択プログラムでコンピュータシステムを
作動させることにより、放送チャンネル選択方法を実現
するシステムとして機能させることができることはもち
ろんであり、このような記録媒体を用いることにより、
その流通性を高めることができるものである。

【０１０１】第５実施形態 本実施形態では、情報提供者側に設けられ、視聴者に対
して電子番組案内等の各種情報を提供する情報提供装置
について説明する。

【０１０２】図１０は、情報提供装置の構成を示すブロ
ック図である。図１０に示すように、放送情報提供装置
２０は、受信手段２１と、更新手段２２と、応答情報生
成手段２３と、送信手段２４と、を備える。

【０１０３】受信手段２１は、ネットワーク経由で所定
の信号を受信するための手段である。所定の信号とは、
例えば、後述する電子番組案内を更新するための情報を
含む信号、視聴者の選局した番組に関する情報または視
聴者の再生した音声映像に関する情報である視聴者嗜好
情報を含む信号、テレビコマースを行うための信号、視
聴者から送信されたその他の信号であっても良い。

【０１０４】更新手段２２は、電波を介した放送番組
（以下、電波放送番組という。）およびネットワークを
介した放送番組（以下、ネットワーク放送番組とい
う。）を含む番組の電子番組案内を各番組の編成の変動
に応じて更新するための手段である。なお、更新するた
めに必要な情報は、受信手段２１を介して受信するので
も、その他の媒体により行うのでもであっても良く本方
法に限定されるものではない。また、番組編成の変動が
あった場合には、更新はリアルタイムで行われる。

【０１０５】応答情報生成手段２３は、上記の視聴者嗜
好情報を含む信号、テレビコマースを行うための信号、
視聴者から送信されたその他の信号が入力されると、入
力された信号に応じてネットワーク上の視聴者の装置に
所定の信号を送信する手段である。送信される所定の信
号は、例えば、視聴者嗜好情報に応じた番組情報または
音声映像情報である応答情報、視聴者の嗜好に応じた商
品等の情報、その他の情報が含まれる。

【０１０６】送信手段２３は、更新手段２２により更新
された電子番組案内、後述する視聴者の嗜好に応じた情
報その他の情報を入力し、入力された電子番組案内、応
答情報その他の情報をネットワーク上の装置に送信する
ための手段である。なお、ネットワーク上の装置とし
て、第１実施形態から第４実施形態までに示した各放送
チャンネル選択装置を適用することが可能である。ま
た、本構成の放送情報提供装置２０により実施できる
が、本放送番組情報提供装置の構成に限定されるもので
はなく、インタフェース、演算制御装置、記憶装置を有
する一般的な構成のコンピュータ装置により構成するこ
ともできる。

【０１０７】図１１は、放送チャンネル選択方法におけ
る処理の流れを示すフローチャートである。図１１に示
すフローチャートの各処理は、本実施形態における放送
チャンネル選択装置を用いて実行させることができる。

【０１０８】ステップＳ５１では、受信手段２１が、ネ
ットワーク経由で電子番組案内を更新するための情報
（以下、更新情報という。）の受信処理を行い、更新情
報が入力されたか否かを判定し、入力されたと判定した
場合に、処理はステップＳ５２に進み、入力されないと
判定した場合、処理はステップＳ５４に進む。

【０１０９】ステップＳ５２では、更新手段２２は、受
信手段２１によって受信された更新情報に応じて電子番
組案内を更新する。

【０１１０】ステップＳ５３では、送信手段２４は、ス
テップＳ５２で更新された電子番組案内をネットワーク
上の装置、例えば、放送チャンネル選択装置に送信す
る。

【０１１１】ステップＳ５４では、受信手段２１は、視
聴者の選局した番組に関する情報または視聴者の再生し
た音声映像に関する情報である視聴者嗜好情報を含む信
号、テレビコマースを行うための信号、視聴者から送信
されたその他の信号の受信処理を行い、これらの信号が
受信されたか否かを判定する。

【０１１２】ステップＳ５４では、視聴者嗜好情報等を
含む信号が受信されたと判定された場合に、ステップＳ
５５において、応答情報生成手段２３は受信された情報
に応じて応答信号を生成する。

【０１１３】ステップＳ５６では、送信手段２４は視聴
者嗜好情報を送信したネットワーク上の視聴者の装置に
対してステップＳ５５で生成された応答信号を送信す
る。

【０１１４】ステップＳ５４では、視聴者嗜好情報等を
含む信号が受信されないと判定された場合に、処理は終
了する。

【０１１５】本実施形態によれば、電波放送番組とネッ
トワーク放送番組とを統一した電子番組案内をリアルタ
イムに更新してネットワーク上の装置に送信するため、
ユーザは、リアルタイムに番組変更が反映された電子番
組案内を利用することができる。また、ユーザは、第１
実施形態から第４実施形態までのいずれかに示した放送
チャンネル選択装置を使用することにより、最新の電子
番組案内を利用できるだけでなく、どのメディアである
かを全く意識することなく一元的に番組の視聴が可能と
なる。

【０１１６】また、本実施形態によれば、視聴者の嗜好
等を受信してそれに対する応答情報を生成する応答情報
生成手段を設けたため、視聴者の嗜好、視聴率の調査、
閲覧コンテンツ等の調査を容易に把握することができる
と共に、入手した情報に応じたユーザへの情報提供が可
能となる。

【０１１７】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の放送チャ
ンネル選択装置および放送チャンネル選択方法によれ
ば、視聴者は、電子番組案内等を用いてメディアの種別
を意識すること無く番組を選局できるため、視聴者の利
便性を向上させることができる。また、本発明の放送番
組情報提供装置によれば、リアルタイムの電子番組案内
や放送番組およびコンテンツ等に対する聴視者の嗜好等
に応じた情報を提供でき、視聴者に対するサービスの向
上をより一層図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施形態を説明する図であり、放
送チャンネル選択装置の構成を示すブロック図。

【図２】本発明の第１実施形態における、放送チャンネ
ル選択方法における処理の流れを示すフローチャート。

【図３】本発明の第２実施形態を説明する図であり、放
送チャンネル選択装置の構成を示すブロック図。

【図４】本発明の第２実施形態における、放送チャンネ
ル選択方法における処理の流れを示すフローチャート。

【図５】本発明の第３実施形態を説明する図であり、放
送チャンネル選択装置の構成を示すブロック図。

【図６】本発明の第３実施形態における、放送チャンネ
ル選択方法における処理の流れを示すフローチャート。

【図７】本発明の第３実施形態を説明する図であり、放
送チャンネル選択装置の構成を示すブロック図。

【図８】本発明の第４実施形態を説明する図であり、放
送チャンネル選択方法における処理の流れを示すフロー
チャート。

【図９】本発明の第４実施形態における放送チャンネル
選択方法における処理の流れを示すフローチャート。

【図１０】本発明の第５実施形態を説明する図であり、
放送チャンネル選択装置の構成を示すブロック図。

【図１１】本発明の第５実施形態における、放送チャン
ネル選択方法における処理の流れを示すフローチャー
ト。

【符号の説明】

１，７，９，１１ 放送チャンネル選択装置 ２ 電波放送チューナ ３ ネットワーク通信手段 ４ ネットワーク放送受信手段 ５ 制御手段 ６ ＡＶ機器入出力手段 ８ メタデータ記憶手段 １０ 検索手段 １２ 再生手段 ２０ 放送番組情報提供装置 ２１ 受信手段 ２２ 更新手段 ２３ 応答情報生成手段 ２４ 送信手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｎ 7/03 Ｈ０４Ｎ 7/08 Ａ 7/035 7/173 ６４０ Ｆターム(参考） 5C025 AA23 CA09 DA01 DA05 5C063 AB05 DA03 EB33 5C064 BD02 BD07 5K061 AA09 BB07 BB15 GG16

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電波を介した放送番組を受信する電波放
   送受信手段と、 ネットワークを介した放送番組を受信するネットワーク
   放送受信手段と、 前記電波を介した放送番組と前記ネットワークを介した
   放送番組とを含む番組の電子番組案内を受信するネット
   ワーク通信手段と、 前記電子番組案内を出力するとともに、出力された当該
   電子番組案内に基づき選局される選局番組情報が入力さ
   れる入出力手段と、 前記選局番組情報に基づき前記電波放送受信手段または
   前記ネットワーク放送受信手段を制御して番組の選局を
   させる制御手段と、 を備えることを特徴とする放送チャンネル選択装置。
2. 【請求項２】 前記電波放送受信手段または前記ネット
   ワーク放送受信手段により受信される前記電波を介した
   放送番組またはネットワークを介した放送番組には当該
   放送番組に関連するメタデータが含まれており、当該電
   波放送受信手段または当該ネットワーク放送受信手段に
   より受信されるメタデータを記憶する記憶手段を備える
   ことを特徴とする請求項１記載の放送チャンネル選択装
   置。
3. 【請求項３】 前記記憶手段に記憶された複数のメタデ
   ータの中から所定の１以上のキーワードに基づき当該キ
   ーワードに対応するメタデータを検索する検索手段を備
   え、 前記制御手段は、前記検索手段から少なくとも１以上の
   キーワードに対応するメタデータが検索された場合に、
   検索されたメタデータに関する番組の選局を制御するこ
   とを特徴とする請求項２記載の放送チャンネル選択装
   置。
4. 【請求項４】 記録媒体に記録された画像若しくは映像
   を少なくとも含むコンテンツまたは音声映像を再生する
   再生手段を備えることを特徴とする請求項１記載の放送
   チャンネル選択装置。
5. 【請求項５】 前記ネットワーク通信手段は、少なくと
   も選局した番組に関する情報および再生された前記コン
   テンツまたは音声映像に関する情報をネットワーク上に
   接続された装置に送信する機能を有することを特徴とす
   る請求項１または４記載の放送チャンネル選択装置。
6. 【請求項６】 前記電波を介した放送番組は、地上波放
   送を介した番組および衛星放送を介した番組を少なくと
   も含むとともに、 前記ネットワークを介した放送番組は、インターネット
   放送番組および有線放送番組を少なくとも含むことを特
   徴とする請求項１記載の放送チャンネル選択装置。
7. 【請求項７】 電波を介した放送番組を受信するステッ
   プと、 ネットワークを介した放送番組を受信するステップと、 少なくとも前記電波を介した放送番組と前記ネットワー
   クを介した放送番組とを含む番組の電子番組案内を受信
   するステップと、 前記電子番組案内を出力し、出力した当該電子番組案内
   に基づき選局される選局番組情報の入力を促すステップ
   と、 入力された前記選局番組情報に基づき前記電波放送受信
   手段または前記ネットワーク放送受信手段を制御して番
   組の選局をさせるステップと、 を備えることを特徴とする放送チャンネル選択方法。
8. 【請求項８】 受信される前記電波を介した放送番組ま
   たはネットワークを介した放送番組に関連するメタデー
   タを記憶するステップを備えることを特徴とする請求項
   ７記載の放送チャンネル選択方法。
9. 【請求項９】 記憶された複数の前記メタデータの中か
   ら所定の１以上のキーワードに基づき当該キーワードに
   対応するメタデータを検索するステップを備えることを
   特徴とする請求項８記載の放送チャンネル選択方法。
10. 【請求項１０】 記録媒体に記録された画像若しくは映
    像を少なくとも含むコンテンツまたは音声映像を再生す
    るステップを備えることを特徴とする請求項７記載の放
    送チャンネル選択方法。
11. 【請求項１１】 少なくとも前記選局した番組に関する
    情報および再生された前記コンテンツまたは音声映像に
    関する情報をネットワーク上に接続された装置に送信す
    るステップを備えることを特徴とする請求項７または１
    ０記載の放送チャンネル選択方法。
12. 【請求項１２】 少なくとも視聴者の選局した選局番組
    を含む視聴者嗜好情報をネットワーク経由により受信す
    る受信手段と、 電波を介した放送番組とネットワークを介した放送番組
    とを含む番組の電子番組案内を当該各番組の編成の変動
    に応じて更新する更新手段と、 前記視聴者嗜好情報の選局番組に応じて番組情報を応答
    情報として生成する応答情報生成手段と、 前記更新手段により更新された電子番組案内をネットワ
    ーク経由で送信するとともに、生成された前記応答情報
    を前記視聴者嗜好情報の送信元にネットワークを介して
    送信する送信手段と、 を備えることを特徴とする放送番組情報提供装置。
13. 【請求項１３】 前記視聴者嗜好情報は、視聴者の再生
    する音声映像に関する情報を含むものであり、 前記応答情報生成手段は、前記音声映像に関する情報に
    応じた音声映像情報を応答情報として生成する機能を有
    することを特徴とする請求項１２記載の放送番組情報提
    供装置。
14. 【請求項１４】 電波を介した放送番組を受信するステ
    ップと、 ネットワークを介した放送番組を受信するステップと、 少なくとも前記電波を介した放送番組と前記ネットワー
    クを介した放送番組とを含む番組の電子番組案内を受信
    するステップと、 前記電子番組案内を出力するとともに、出力された当該
    電子番組案内に基づき選局番組情報の入力を促すステッ
    プと、 入力された前記選局番組情報に基づき前記電波放送受信
    手段または前記ネットワーク放送受信手段を制御して番
    組の選局をさせるステップと、 をコンピュータに実行させることを特徴とする放送チャ
    ンネル選択プログラム。
15. 【請求項１５】 少なくとも視聴者の選局した選局番組
    を含む視聴者嗜好情報をネットワーク経由により受信す
    るステップと、 電波を介した放送番組とネットワークを介した放送番組
    とを含む番組の電子番組案内を当該各番組の編成の変動
    に応じて更新するステップと、 前記視聴者嗜好情報の選局番組に応じて番組情報を応答
    情報として生成するステップと、 更新された前記電子番組案内をネットワーク経由で送信
    するとともに、生成された前記応答情報を前記視聴者嗜
    好情報の送信元にネットワークを介して送信するステッ
    プと、 をコンピュータに実行させることを特徴とする放送番組
    情報提供プログラム。