JP2021051900A - 照明装置 - Google Patents

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Toshiya Kato
俊也 加藤
井上 優
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靖弘 斎藤
Yasuhiro Saito
靖弘 斎藤
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Abstract

【課題】光通信が可能な範囲を明確化すること。【解決手段】実施形態に係る照明装置は、光源と、制御ユニットと、撮像部と、生成部とを具備する。制御ユニットは、光源の点灯制御および光源を点灯制御することで光源からの光通信が可能となる光通信制御を行う。撮像部は、光源による光の照射範囲を撮像する。生成部は、撮像部によって撮像された画像データに基づき、光通信の通信強度の分布を示す強度分布情報を生成する。【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、照明装置に関する。
従来、照明装置の照明光を用いて光通信(可視光通信)を行う技術が知られている。
特開2018−2402号公報
本発明が解決しようとする課題は、光通信が可能な範囲を明確化する技術を提供することである。
実施形態に係る照明装置は、光源と、制御ユニットと、撮像部と、生成部とを具備する。制御ユニットは、光源の点灯制御および光源を点灯制御することで光源からの光通信が可能となる光通信制御を行う。撮像部は、光源による光の照射範囲を撮像する。生成部は、撮像部によって撮像された画像データに基づき、光通信の通信強度の分布を示す強度分布情報を生成する。
本発明によれば、光通信が可能な範囲を明確化することができる。
図1は、実施形態に係る照明装置の概要説明図である。 図2は、実施形態に係る照明装置の外観例を示す斜視図である。 図3は、撮像部および収容部の一例を示す分解斜視図である。 図4は、実施形態に係る照明装置の機能構成を示すブロック図である。 図5は、実施形態に係る照明装置が備える制御部および記憶部の機能構成を示すブロック図である。 図6は、設置エリアにおける複数の照明装置の配置の一例を示す図である。 図7は、強度マップ情報の一例を示す図である。
以下に説明する実施形態に係る照明装置2は、光源21と制御ユニット7と撮像部4と生成部722とを具備する。制御ユニット7は、光源21の点灯制御および光源21を点灯制御することで光源21からの光通信が可能となる光通信制御を行う。撮像部4は、光源21による光の照射範囲Aを撮像する。生成部722は、撮像部4によって撮像された画像データに基づき、光通信の通信強度の分布を示す強度分布情報622を生成する。
以下に説明する実施形態に係る生成部722は、照射範囲Aの輝度分布情報を強度分布情報622として生成する。
以下に説明する実施形態に係る生成部722は、照射範囲Aの輝度分布情報に基づいて強度分布情報622を生成する。
以下に説明する実施形態に係る生成部722は、画像データと、設置エリアにおける自装置の位置情報とに基づき、設置エリアにおける光通信の通信強度マップを生成する。
以下に説明する実施形態に係る制御ユニット7は、強度分布情報622を光通信を用いて外部に送信する。
[実施形態]
<照明装置の概要>
まず、実施形態に係る照明装置2の概要について図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る照明装置2の概要説明図である。
図1に示すように、実施形態に係る照明装置2は光源21を備える。照明装置2は、たとえば天井に設置され、光源21から照射される光を用いて床面Fを照明する。光源21は、可視光通信(以下、単に「光通信」と記載する)によりデータを送信可能なLED(Light Emitting Diode)等の光源である。
また、照明装置2は、撮像部4を備える。撮像部4は、たとえば静止画像や動画像等の各種画像を取得可能なデジタルカメラであり、たとえば光源21の側方に設けられ、光源21による光の照射範囲Aを撮像する。
光通信は、光の照射範囲が通信エリアとなるため、WiFi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の無線通信と異なり可視化が容易である。実施形態に係る照明装置2では、この特徴を利用して、光通信の通信強度の可視化を行うこととした。
まず、照明装置2は、光源21による光の照射範囲Aを撮像部4を用いて撮像する。たとえば、実施形態において撮像部4は、光源21による光が照射された床面Fを撮像する。
つづいて、照明装置2は、撮像部4によって撮像された画像データに基づき、光通信の通信強度分布を生成する。たとえば、照明装置2は、画像データを輝度分布情報(輝度画像)に変換する。輝度分布情報は、たとえば、画像データの各画素における輝度値をその画素の画素値とする画像情報である。輝度値は、たとえば、各画素におけるRGB値の平均値である。また、輝度値は、各画素におけるRGB値のうち最大値および最小値の平均値等であってもよい。
照明装置2は、輝度分布情報に基づいて強度分布情報を生成する。たとえば、照明装置2は、予め記憶された変換情報に基づき、輝度分布情報に含まれる各画素の輝度値を通信強度に変換する。そして、照明装置2は、通信強度を各画素の画素値とする強度分布情報を生成する。たとえば、図1には、強度分布情報の一例として、各画素値における光通信の通信強度が色の濃淡で示された画像を示している。
なお、光通信では、光の強度が高いほど、すなわち輝度が高いほど通信強度も高くなる。したがって、照明装置2は、たとえば輝度分布情報をそのまま強度分布情報として生成してもよい。すなわち、照明装置2は、必ずしも、輝度分布情報を強度分布情報に変換することを要しない。
このように、実施形態に係る照明装置2では、撮像部4によって撮像された画像データに基づき、光通信の通信強度の分布を示す強度分布情報を生成することとした。これにより、光通信の通信強度が可視化されることで、光通信による通信が可能な範囲を明確化することができる。これにより、たとえば、複数の照明装置2を設置する場合に、光通信が途切れないように複数の照明装置2を最適に配置する作業を容易化することができる。
また、強度分布情報は、たとえば光源21からの光を遮る壁等の遮光物の有無によって変化する。このため、強度分布情報を利用することで、たとえば遮光物をどこに移動させれば光通信が途切れないようになるかを視覚的に認識することが容易となる。また、逆に、たとえばセキュリティ上の観点から、照射範囲Aの一部に光通信を行うことができないエリアを設けたい場合もある。このような場合にも、強度分布情報を利用することで、遮光物をどこに配置すればよいかを視覚的に認識することが容易となる。
<照明装置の構造について>
次に、照明装置2の構造の一例について図2を参照して説明する。図2は、実施形態に係る照明装置2の外観例を示す斜視図である。
図2に示すように、照明装置2は、光源21、拡散カバー22、遮光カバー23、筐体24を有する。照明装置2は、筐体24が天井面へ設置され、光源21から出力される光が照射面の一例である床面へと照射される天井直付けタイプの照明装置である。
光源21は、照明装置2の長尺方向に沿うように配置された、長尺状のシャーシまたは基板(不図示)上に所定の間隔で配置された複数の発光素子(不図示)を有し、シャーシとの間に発光素子が収容されるよう床面側に拡散カバー22が設けられる。
本実施形態において、光源21は、発光素子としてLEDを有する。これにより、光源21は、LiFi(Light Fidelity)等の光通信に対応することができる。具体的には、光源21は、後述する撮像部4によって撮像された画像データをLiFiにより外部装置に送信することができる。例えば、光源21は、光信号に変換された画像データ、強分分布情報622、強度マップ情報624をLiFiによって外部装置に送信することができる。
拡散カバー22は、例えば、アクリルやポリカーボネート等の透光性の材料から作られている。拡散カバー22は、フロスト処理が施されて複数の発光素子から出射される光を拡散する機能を有するようになっている。なお、拡散カバー22に適宜拡散材や着色剤を混入させてもよい。
照明装置2は、撮像部4を有する。撮像部4は、光源21の側方において光源21と隣り合うように並んで配置される。撮像部4は、遮光カバー23によって覆われ、遮光カバー23と筐体24との間に形成された収容部25に収容される。なお、撮像部4を遮光カバー23で覆うことにより、光源21の拡散カバー22から照射された光をレンズ401に入り込みにくくすることができる。また、遮光カバー23は、例えば撮像部4の絶縁性や防水性の向上にも寄与する。
次に、遮光カバー23および収容部25の構成について図3を参照して説明する。図3は、撮像部4および収容部25の一例を示す分解斜視図である。
遮光カバー23は、撮像部4が有するレンズ401と対向する位置に開口部231を有する。これにより、撮像部4の撮像機能が確保される。
また、遮光カバー23は、筐体24に向けて照明装置2の厚み方向に突出する突出部232を有する。突出部232は、筐体24の内面241に当接するように固定または配置される。また、遮光カバー23は、照明装置2の長尺方向に沿うように拡散カバー22側に向かって延びる保持部233を有する。保持部233は、光源21を覆う拡散カバー22と係合することで、遮光カバー23を保持して脱落を防止する。
筐体24は、天井面に取り付けられる取付板242と、照明装置2の厚み方向に取付板242の外縁を囲むように配設された周壁243とを有する。光源21および撮像部4は、周壁243および取付板242と、拡散カバー22および遮光カバー23との間に形成された収容部25に収容される。
なお、ここでは、撮像部4が遮光カバー23と筐体24との間に形成された収容部25に収容される場合の例を示したが、撮像部4は、筐体24の外部に設置されてもよい。
<照明装置の機能構成について>
次に、照明装置2の機能構成について説明する。図4は、実施形態に係る照明装置2の機能構成を示すブロック図である。
図4に示すように、照明装置2は、上述した光源21および撮像部4の他、接続部5および本体部6を備える。接続部5は、照明装置2を動作させる各種ケーブルの接続用の端子が配置された端子台である。
本体部6は、制御ユニット7、接続端子61、記憶部62を有する。また、制御ユニット7は、電源部71、制御部72、変換部73、通信部74を有する。
電源部71は、接続部5を介して交流電源8から供給された交流電力を直流電力に変換して出力する電源回路を有する。電源回路は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の集積回路を採用できる。交流電源8は、例えば商用電源である。
電源部71は、光源21の点灯制御を行う。例えば、電源部71は、直流電流を所定の電圧(例えば、50V)で光源21へ給電することによって発光素子211を点灯させる。また、電源部71は、制御部72から出力された制御信号に従って、発光素子211の点灯、消灯、照度の変更、色調の変更等を行う。また、電源部71は、直流電流を所定の電圧(例えば、5V)に変換し、撮像部4へ給電する。
制御部72は、光源21の点灯制御および光源21を点灯制御することで光源からの光通信が可能となる光通信制御を行う。例えば、制御部72は、撮像部4によって撮像された画像データが光通信(例えば、LiFiによる光通信)によって光源21から外部へ送信されるように制御する。具体的には、制御部72は、光源21に対して、LiFiにより画像データを外部装置(例えば、スマートフォン等の携帯端末装置やその他の情報処理装置)に送信するよう制御する。より詳細には、例えば、制御部72は、撮像部の記憶部44に記憶された画像データを変換部73により光通信信号に変換させる。そして、制御部72は、この光通信信号を光源21に送信することにより、光源21に対して、LiFiにより画像データを送信するよう制御する。なお、制御部72は、画像データを外部装置に送信する際には、撮像部4にアクセスすることで撮像部4から送信された画像データを取得する。そして、制御部72は、取得した画像データを記憶部62に格納する。そして、制御部72は、取得した画像データが外部装置に送信されるよう制御する。
通信部74は、無線通信を行う。例えば、通信部74は、WiFi(登録商標)による無線通信を行う。制御部72は、撮像部4によって撮像された画像データが無線通信(例えば、WiFi(登録商標)による無線通信)によって通信部74から外部装置へ送信されるように制御してもよい。例えば、制御部72は、通信部74に対して、WiFi(登録商標)により画像データを外部装置に送信するよう制御する。
制御部72は、外部装置からのアクセスとして、例えば、外部装置から画像データ、強度分布情報622、強度マップ情報624等の配信要求を受信した場合に、かかる外部装置に画像データが送信されるよう制御する。また、制御部72は、撮像部4による現在の撮像によって得られた画像データがリアルタイムで照明装置2に送信されるよう制御してもよい。
接続端子61は、撮像部4を本体部6に接続するための外部機器接続用のコネクタである。接続端子61は、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子、IEEE(The Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394端子、またはLightning(登録商標)端子である。また、接続端子61は、例えば、DC入力端子またはAC入力端子といった通信機能を持たない給電用の端子であってもよい。
記憶部62は、撮像部4によって撮像された画像データを記憶する。また、記憶部62は、後述する強度分布情報622、強度マップ情報624等を記憶する。なお、画像データには、撮像日時が含まれてもよい。
光源21は、複数の発光素子211を有する。発光素子211は、シャーシ上の配線パターンにそれぞれ接続されており、電源部71から直流出力が供給され、電源部71により点灯制御される。発光素子211は、例えばセラミックスで形成された本体に配設されたLEDチップと、このLEDチップを封止するエポキシ系樹脂やシリコーン樹脂等のモールド用の透光性樹脂とを含む。
LEDチップは、例えば、青色光を発する青色のLEDチップである。透光性樹脂には、蛍光体が混入されており、白色光を出射できるようにするために、青色の光とは補色の関係にある黄色系の光を放射する黄色蛍光体が使用されている。なお、LEDチップは、例えば赤色光や緑色光、あるいは白色光を発するものであってもよい。また、透光性樹脂は、乳白色を有し、光を拡散させる拡散部材であってもよい。
また、LEDは、LEDチップを直接光源21が有するシャーシまたは基板に実装するようにしてもよく、また、砲弾型のLEDを実装するようにしてもよく、実装方式や形式は、特に限定されるものではない。
撮像部4は、接続端子41、撮像制御部42、撮像素子43、記憶部44を有する。記憶部44は、撮像部4によって撮像された画像データを記憶する。
接続端子41は、接続端子61に接続されるコネクタである。接続端子41は、例えばUSB端子など、接続端子61の種別に対応したコネクタが採用される。接続端子41が接続端子61に接続されることにより、照明装置2から撮像部4への給電が行われる。
撮像制御部42は、撮像素子43を用いた撮像を制御する。また、撮像制御部42は、撮像素子43によって撮像された画像データを記憶部44に記憶させる。また、撮像制御部42は、制御ユニット7から電源が供給され、かつ、少なくとも制御ユニット7により光源21が点灯されている場合に、光源21により照射された範囲を撮像するよう撮像部4を制御し、撮像された画像データを制御ユニット7に送信する。
撮像制御部42は、光源21による光の照射範囲Aを撮像するよう撮像部4を制御する。例えば、撮像制御部42は、照射範囲より撮像部4の撮像範囲が広い場合には、照射範囲を撮像するよう撮像部4を制御する。また、例えば、撮像制御部42は、照射範囲より撮像部4の撮像範囲が狭い場合には、照射範囲を撮像するよう撮像部4を制御する。また、例えば、撮像制御部42は、照射範囲および撮像部4の撮像範囲の少なくとも一部が重複している場合には、照射範囲を撮像するよう撮像部4を制御する。
撮像素子43は、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)である。また、撮像部4は、制御ユニット7の電源部71から電源が供給され、かつ、制御ユニット7により光源21が点灯されている場合に、光源21による光の照射範囲Aを撮像する。
このように、本実施形態では、撮像部4側が画像データを記憶する記憶部44を有しており、撮像部4が撮像から記録化(記憶化)までを行う。そして、撮像部4は、画像データを読み出す必要がある場合(例えば、制御ユニット7がアクセスしてきた場合)にだけ、適宜、記憶部44から画像データを抽出して制御ユニット7に送信する。すなわち、本実施形態では、撮像機能(撮像部4)と点灯機能(制御ユニット7)との機能が独立している。このような構成を採用することにより、例えば、各機能が影響し合わない(干渉し合わない)ため、不具合が生じにくい照明装置2とすることができる。
また、本実施形態では、仮に、撮像部4が故障したとしても、点灯機能(制御ユニット7)には影響を与えず撮像部4を交換および修理することができる。言い換えれば、本実施形態では、撮像部4が故障したとしても、点灯機能(制御ユニット7)には影響を与えないようにすることができるため、照明装置としての機能は継続発揮させることができる。
また、本実施形態では、撮像部4および制御ユニット7との間で電源が共有(共用)されているため、例えば、撮像時や画像データが記憶部44から抽出される際にも電源を撮像部4に対して供給することができる。このようなことから、実施形態に係る照明装置2は、制御ユニット7側に画像データが記憶される記憶部を設定する必要がないため、簡単な構成、システムで照明制御、撮像記録化、記録の読み出しを行うことができるようになる。また、本実施形態では、照明機能側には記憶部62が設けられることで、撮像部4の故障等により記憶部44内の画像データが消去されてしまった場合におけるバックアップとしての役割を持たせることができる。
なお、図3に示すように、ここまでの例では、照明装置2が、点灯機能側に記憶部62、撮像機能側に記憶部44といったように、双方の機能に対応する各記憶部を有する例を示した。しかしながら、照明装置2は、記憶部62だけを有してもよい。かかる場合、例えば、撮像制御部42は、撮像部4によって画像データが得られる度にこの画像データを制御ユニット7に送信する。また、照明装置2は、記憶部44だけを有してもよい。かかる場合、例えば、撮像制御部42は、制御部72からアクセス(要求)を受信する度に、要求に対応する画像データを記憶部44から抽出して制御ユニット7に送信する。
なお、撮像部4は、光源21を用いた光通信を受信する機能を有していてもよい。この場合、撮像部4は、デジタルカメラと、光通信を受信するフォトダイオードとの組合せにより実現されてもよい。
<制御部72および記憶部62の機能構成について>
次に、照明装置2が備える制御部72および記憶部62の機能構成について図5を参照して説明する。図5は、実施形態に係る照明装置2が備える制御部72および記憶部62の機能構成を示すブロック図である。
図5に示すように、照明装置2が備える制御部72は、取得部721と、生成部722と、出力部723とを備える。また、照明装置2が備える記憶部62は、変換情報621と、強度分布情報622と、位置情報623と、強度マップ情報624とを記憶する。
制御部72は、コントローラであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部メモリに記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部72は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現することができる。
制御部72は、取得部721と、生成部722と、出力部723とを備え、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
また、記憶部62は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部62には、変換情報621、強度分布情報622、位置情報623および強度マップ情報624が格納される。
変換情報621は、輝度値と通信強度とを対応付けた情報である。強度分布情報622は、通信強度を各画素の画素値とする画像情報である。
位置情報623は、照明装置2の座標を示す情報である。たとえば、位置情報623は、照明装置2が設置される設置エリアの床面F上に設定された座標系における照射範囲Aの中心点の座標(言い換えれば、照明装置2の直下の座標)を示す情報である。位置情報623は、たとえば照明装置2を設置した作業者等によって入力され、記憶部62に記憶される。なお、撮像部4は、照射範囲Aの中心点と撮像領域の中心点とが一致するように角度等が設定されてもよい。これにより、照射範囲Aの中心点の座標の特定が容易となる。
強度マップ情報624は、照明装置2の設置エリアにおける光通信の通信強度の分布を示す情報である。
取得部721は、撮像部4から画像データを取得し、取得した画像データを生成部722へ渡す。なお、取得部721は、取得した画像データを記憶部62に格納してもよい。
生成部722は、取得部721によって取得された画像データを輝度分布情報に変換する。そして、生成部722は、輝度分布情報に含まれる輝度値を変換情報621を用いて通信強度に変換することによって、強度分布情報622を生成する。生成部722は、生成した強度分布情報622を記憶部62に格納する。
また、生成部722は、強度分布情報622および位置情報623に基づき、強度マップ情報624を生成する。たとえば、生成部722は、位置情報623に基づき、強度分布情報622の各画素の座標を特定する。そして、生成部722は、各座標に対し、対応する画素の画素値である通信強度を対応付けることにより、強度マップ情報624を生成する。
ここで、強度マップ情報624の一例について図6および図7を参照して説明する。図6は、設置エリアにおける複数の照明装置2の配置の一例を示す図である。また、図7は、強度マップ情報624の一例を示す図である。図6には、設置エリアに6台の照明装置2a〜2fが設置された様子を示している。
たとえば、照明装置2aの生成部722は、強度分布情報622と位置情報623に基づき、図7に示す強度マップ情報624を生成する。このような強度マップ情報624を生成することにより、照明装置2a〜2fの設置エリアにおける照明装置2aによる光通信の通信可能範囲を明確化することができる。
出力部723は、生成部722によって生成された強度分布情報622や強度マップ情報624を外部装置に出力するように制御する。たとえば、出力部723は、強度分布情報622や強度マップ情報624を光通信を用いて外部装置に送信するように光源21等を制御してもよい。また、出力部723は、強度分布情報622や強度マップ情報624をWiFi(登録商標)等の無線通信によって外部装置に送信するように通信部74を制御してもよい。
[変形例]
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更および応用が可能である。
上述した実施形態では、照明装置2が、いわゆるベースライト型と呼ばれる長尺状の照明装置を例に挙げて説明したが、照明装置2はベースライト型に限定されない。たとえば、照明装置2は、工場や体育館などの比較的高い天井に設置される高天井型の照明装置であってもよい。
また、上述した実施形態では、照明装置2が天井面に取り付けられる場合の例について説明したが、照明装置2の取り付け面は、天井面に限定されない。たとえば、照明装置2は、壁面に取り付けられてもよい。
照明装置2は、第1モードおよび第2のモードを有していてもよい。第1のモードは、「通常点灯モード」と言い換えることができる。第1のモードに設定されている場合、制御部72は、電源部71を制御することにより、第1のモードに対応する第1の点灯態様で光源21を点灯させるとともに、撮像部4による撮像を実行させないことを設定することができる。例えば、制御部72は、照明装置2が第1のモードで動作するよう制御されている場合、たとえばユーザによって任意に設定された照度(第1の点灯態様の一例)で光源21を点灯させる。また、撮像制御部42は、照明装置2が第1のモードで動作するよう制御されている場合には、制御部72からの指示を受けて、撮像部4に対して撮像を行わないよう制御してもよい。
また、第2のモードは、「撮像モード」と言い換えることができる。第2のモードに設定されている場合、制御部72は、電源部71を制御することにより、第1の点灯態様とは異なる点灯態様である第2の点灯態様で光源21を点灯させるとともに、撮像部4による撮像を実行させる。例えば、制御部72は、照明装置2が第2のモードで動作するよう制御されている場合には、ユーザによって任意に設定された照度ではなく、照度100%の光(第2の点灯態様の一例)で光源21を点灯させてもよい。この場合、照明装置2の光による光通信が可能な最大範囲を把握することができる。また、制御部72は、撮像部4が撮像できる必要最低限の照度、たとえば照度50%の光(第2の点灯態様の一例)で光源21を点灯させてもよい。この場合、照明装置2の光による光通信が可能な最大範囲を把握することができる。
また、制御部72は、撮像部4による撮像を照度を変更しながら複数回行ってもよい。この場合、照度の変化によって通信強度がどのように変化するかを把握することができる。また、制御部72は、撮像部4による撮像を時間をおいて複数回行ってもよい。この場合、時間の変化(たとえば、昼間〜夜間)によって通信強度がどのように変化するかを把握することができる。
なお、上記のようなモード設定は、例えば、作業者が照明装置2を操作することにより行われてもよい。かかる場合、照明装置2は、作業者による入力操作に応じて、照明装置2に対して、モード設定を指示する。
2 :照明装置
4 :撮像部
5 :接続部
6 :本体部
7 :制御ユニット
21 :光源
72 :制御部
62 :記憶部
721 :取得部
722 :生成部
723 :出力部
621 :変換情報
622 :強度分布情報
623 :位置情報
624 :強度マップ情報

Claims (5)

  1. 光源と;
    前記光源の点灯制御および前記光源を点灯制御することで前記光源からの光通信が可能となる光通信制御を行う制御ユニットと;
    前記光源による光の照射範囲を撮像する撮像部と;
    前記撮像部によって撮像された画像データに基づき、前記光通信の通信強度の分布を示す強度分布情報を生成する生成部と;
    を具備する、照明装置。
  2. 前記生成部は、
    前記照射範囲の輝度分布情報を前記強度分布情報として生成する、請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記生成部は、
    前記照射範囲の輝度分布情報に基づいて前記強度分布情報を生成する、請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記生成部は、
    前記画像データと、設置エリアにおける自装置の位置情報とに基づき、前記設置エリアにおける前記光通信の通信強度マップを生成する、請求項1〜3のいずれか一つに記載の照明装置。
  5. 前記制御ユニットは、
    前記強度分布情報を前記光通信を用いて外部に送信するよう制御する、請求項1〜4のいずれか一つに記載の照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022552914A (ja) * 2019-12-13 2022-12-20 シグニファイ ホールディング ビー ヴィ コンピューティングデバイス

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