JP2023183219A - 検知システム、情報管理システム及びプログラム - Google Patents

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利春 竹ノ内
Toshiharu Takenouchi
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Abstract

【課題】検知部の検知結果に関する検知情報と負荷の制御情報との両方を出力する。【解決手段】検知システム1は、検知部111と、第1通信部12と、第2通信部13と、を備える。検知部111は、対象空間における人の存否を検知する。第1通信部12は、検知部111の検知結果に関する検知情報を出力する。第2通信部13は、検知部111の検知結果に基づく負荷7の制御情報を出力する。【選択図】図1

Description

本開示は、一般に検知システム、情報管理システム及びプログラムに関し、より詳細には、対象空間における人の存否を検知する検知システム、検知システムを備える情報管理システム、及びコンピュータを検知システムとして機能させるためのプログラムに関する。
特許文献1に記載の照明制御システムは、画像センサ装置(検知システム)と、照明器具(負荷)と、制御装置と、を備える。画像センサ装置は、画像センサ(撮像部)と、制御部(検知部)と、通信インターフェース部(第1通信部)と、を有する。通信インターフェース部は、画像センサの画像から制御部が判断した人の存否の検知信号を制御装置に送信する。制御装置は、画像センサ装置から送信される検知信号に応じて照明器具の点灯状態を制御する制御信号を照明器具へ出力する。
特開2019-029301号公報
特許文献1に記載の検知システム(画像センサ装置)は、検知部(制御部)の検知結果に関する検知情報(検知信号)と負荷(照明器具)の制御情報(制御信号)との両方を出力することはできなかった。
本開示の目的は、検知部の検知結果に関する検知情報と負荷の制御情報との両方を出力することが可能な検知システム、情報管理システム及びプログラムを提供することにある。
本開示の一態様に係る検知システムは、検知部と、第1通信部と、第2通信部と、を備える。前記検知部は、対象空間における人の存否を検知する。前記第1通信部は、前記検知部の検知結果に関する検知情報を出力する。前記第2通信部は、前記検知部の検知結果に基づく負荷の制御情報を出力する。
本開示の一態様に係る情報管理システムは、前記検知システムと、管理システムと、を備える。前記管理システムは、前記検知システムから前記検知情報を取得する。
本開示の一態様に係るプログラムは、コンピュータを、前記検知システムとして機能させるためのプログラムである。
本開示の一態様に係る検知システム、情報管理システム及びプログラムによれば、検知部の検知結果に関する検知情報と負荷の制御情報との両方を出力することが可能となる。
図1は、実施形態に係る検知システム及び情報管理システムの構成図である。 図2は、同上の検知システムの適用例の概略図である。 図3は、同上の検知システムの斜視図である。 図4は、同上の検知システムの模式図である。 図5は、同上の検知システムの動作の流れ図である。
以下、実施形態に係る検知システム及び情報管理システムについて図面を参照して説明する。下記の実施形態において説明する各図は模式的な図であり、各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。また、下記の実施形態で説明する構成は本開示の一例にすぎない。本開示は、下記の実施形態に限定されず、本開示の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態)
(1)概要
まず、実施形態に係る検知システム1及び情報管理システム6の概要について、図1及び図2を参照して説明する。
実施形態に係る検知システム1は、例えば、オフィスビル、店舗、学校、又は工場等の施設500(対象空間)に用いられ、施設500における人H1の存否を検知するためのシステムである。本実施形態では一例として、施設500はオフィスビルである。検知システム1は、図2に示すように、例えば、施設500の天井501に取り付けられ、施設500における人H1の存否を検知する。図2の例では、2つの検知システム1が天井501に取り付けられているが、1つの検知システム1が天井501に取り付けられていてもよいし、3つ以上の検知システム1が天井501に取り付けられていてもよい。
また、実施形態に係る情報管理システム6は、上述の検知システム1による人H1の検知情報を管理するためのシステムである。情報管理システム6は、図1に示すように、検知システム1と、管理システム2と、を備える。管理システム2は、検知システム1から上記検知情報を取得する。
実施形態に係る検知システム1は、図1に示すように、検知部111と、第1通信部12と、第2通信部13と、を備える。検知部111は、対象空間(例えば、施設500)における人H1(図2参照)の存否を検知する。第1通信部12は、検知部111の検知結果に関する検知情報を出力する。検知情報は、施設500内に人H1が存在するか否かを示す情報である。第2通信部13は、検知部111の検知結果に基づく負荷7の制御情報を出力する。負荷7は、例えば、照明器具3である。したがって、本実施形態では、制御情報は、照明器具3を点灯、消灯、又は調光するための情報である。
実施形態に係る検知システム1は、上述の検知情報を出力する第1通信部12と、上述の制御情報を出力する第2通信部13と、を備えている。このため、実施形態に係る検知システム1、及び検知システム1を備える情報管理システム6によれば、検知部111の検知結果に関する検知情報と負荷7の制御情報との両方を検知システム1から出力することが可能となる。
(2)詳細
次に、実施形態に係る検知システム1及び情報管理システム6の構成について、図1~図3を参照して説明する。
実施形態に係る情報管理システム6は、図1に示すように、検知システム1と、管理システム2と、を備える。
(2.1)検知システム
検知システム1は、制御部11と、第1通信部12と、第2通信部13と、第3通信部14と、第4通信部15と、撮像部16と、複数(図3では4つ)の赤外線センサ17と、電源部18と、記憶部19と、を備える。本実施形態では、撮像部16及び赤外線センサ17が検知システム1に含まれているが、含まれていなくてもよい。つまり、撮像部16及び赤外線センサ17の出力が外部から検知システム1に入力されるようになっていてもよい。
検知システム1は、図3に示すように、筐体10を更に備える。筐体10は、第1収容部101と、第2収容部102と、カバー103と、を有する。本実施形態では、制御部11、第1通信部12、第2通信部13、第3通信部14、第4通信部15、撮像部16、赤外線センサ17、電源部18及び記憶部19が筐体10内に収納されている。つまり、実施形態に係る検知システム1は、すべての機能が一体に構成された画像センサ装置である。
(2.1.1)制御部
制御部11は、例えば、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するコンピュータシステムを主構成とする。検知システム1では、1以上のプロセッサがメモリに記録されているプログラムを実行することにより、制御部11(後述の検知部111及び設定部112を含む)の機能が実現される。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
制御部11は、第1通信部12、第2通信部13、第3通信部14、第4通信部15、撮像部16、複数の赤外線センサ17及び記憶部19の各々に対して制御信号を出力することで、第1通信部12、第2通信部13、第3通信部14、第4通信部15、撮像部16、赤外線センサ17及び記憶部19を個別に制御する。制御部11は、後述の第4基板107(図4参照)に実装されている。
制御部11は、検知部111と、設定部112と、を有する。
検知部111は、施設500(対象空間)における人H1の存否を検知する。より詳細には、検知部111は、撮像部16が撮像した施設500の画像に関する画像情報に基づいて施設500における人H1の存否を検知する。検知部111の検知結果に関する情報である検知情報は、例えば、検知部111の検知範囲内に人H1が存在するか否かを示す在/不在情報と、検知部111の検知範囲内に存在している人H1の人数を示す人数情報と、を含む。
また、検知部111は、赤外線センサ17が受光した赤外線に基づいて、赤外線センサ17の検知範囲内に存在する人H1を検知可能である。本実施形態では、検知システム1は、複数(図3では4つ)の赤外線センサ17を備えている。検知部111は、複数の赤外線センサ17と一対一に対応する複数の検知範囲ごとに、人H1の存否を検知することが可能である。
設定部112は、検知システム1に関する各種の設定を行う。より詳細には、設定部112は、後述の外部端末5から取得する設定情報に基づいて検知システム1に関する各種の設定を行う。設定情報は、例えば、検知部111の検知範囲に関する範囲情報と、検知部111による検知機能の有効/無効に関する機能情報と、を含む。設定部112は、上記範囲情報に基づいて検知部111の検知範囲を設定する。また、設定部112は、上記機能情報に基づいて検知部111の有効/無効を設定する。なお、検知部111の有効/無効を設定する場合において、撮像部16及び赤外線センサ17の各々について有効/無効を設定してもよいし、撮像部16及び赤外線センサ17の全体に対して有効/無効を設定してもよい。
(2.1.2)第1通信部
第1通信部12は、管理システム2と通信するための通信インターフェースを含む。第1通信部12は、第1通信線W1を介して管理システム2の通信部22に接続されている。第1通信部12と通信部22とは、例えば、双極性(±24V)の時分割多重信号からなる通信信号によりデータ(情報)の送受信を行う。本実施形態では、第1通信部12は、管理システム2に対して、検知部111の検知結果に関する検知情報を出力(送信)する。第1通信部12は、後述の第2基板105(図4参照)に実装されている。
(2.1.3)第2通信部
第2通信部13は、照明器具3と通信するための通信インターフェースを含む。第2通信部13は、第2通信線W2を介して照明器具3の通信部32に接続されている。第2通信部13と通信部32とは、例えば、DALI(登録商標、Digital Addressable Lighting Interface)に準拠した通信を行う。本実施形態では、第2通信部13は、照明器具3に対して、検知部111の検知結果に基づく照明器具3の制御情報を出力(送信)する。制御情報は、例えば、照明器具3の光源部34を点灯、消灯、又は調光するための情報である。第2通信部13は、後述の第4基板107(図4参照)に実装されている。すなわち、第1通信部12が実装された基板(第2基板105)と第2通信部13が実装された基板(第4基板107)とが異なる。
(2.1.4)第3通信部
第3通信部14は、サービス提供システム4と通信するための通信インターフェースを含む。第3通信部14は、第3通信線W3を介してサービス提供システム4の通信部42に接続されている。第3通信線W3は、例えば、LANケーブルである。第3通信部14と通信部42とは、例えば、Ethernet(登録商標)に準拠した通信を行う。したがって、第3通信部14の通信速度は、第1通信部12の通信速度よりも速い。本実施形態では、第3通信部14は、サービス提供システム4に対して、検知情報及び制御情報とは異なる特定情報を出力(送信)する。特定情報は、例えば、後述の撮像部16が撮像した施設500の画像に関する画像情報を含む。したがって、特定情報の情報量は、検知情報の情報量よりも多い。第3通信部14は、後述の第2基板105(図4参照)に実装されている。すなわち、本実施形態では、第1通信部12と第3通信部14とが同一の第2基板105に実装されている。
(2.1.5)第4通信部
第4通信部15は、外部端末5と通信するための通信インターフェースを含む。本実施形態では、第4通信部15は、外部端末5と無線通信を行う。外部端末5から送信される通信信号は、例えば、赤外線信号である。第4通信部15は、外部端末5から送信される赤外線信号を受信(受光)することにより、赤外線信号に含まれる上述の設定情報を取得する。ここで、本実施形態では、第4通信部15が端末用通信部である。すなわち、端末用通信部は、外部端末5と無線通信を行う。また、端末用通信部は、検知情報及び制御情報とは異なる第1情報を外部端末5から取得する処理を行う。そして、第1情報は、検知システム1の設定に関する設定情報を含む。第4通信部15は、後述の第5基板108(図4参照)に実装されている。
(2.1.6)撮像部
撮像部16は、施設500を撮像して撮像画像を生成する。撮像部16は、例えば、CCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサ、又はCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の二次元イメージセンサを有する。撮像部16は、例えば、カラー画像を撮像する。
撮像部16は、図2に示すように、円形に形成された筐体10のカバー103のほぼ中央に配置されている。なお、撮像部16は、天井501側に設置されていればよく、例えば、スケルトン天井に設置されていてもよい。撮像部16は、後述の第1基板104(図4参照)に実装されている。
(2.1.7)赤外線センサ
複数の赤外線センサ17の各々は、例えば、PIR(Passive Infrared Ray)センサである。各赤外線センサ17は、人体から放射される赤外線を検知する。具体的には、複数の赤外線センサ17のうちいずれかの赤外線センサ17の検知範囲に人H1が入ると、この赤外線センサ17に入射する赤外線の量が人体表面と背景との温度差に相当する量だけ変化し、これにより人H1の動きを捉えることが可能となる。
複数の赤外線センサ17は、図2に示すように、筐体10のカバー103の中央に位置する撮像部16を取り囲むように、カバー103の周方向に沿って等間隔に配置されている。複数の赤外線センサ17は、後述の第1基板104(図4参照)に実装されている。すなわち、本実施形態では、撮像部16と複数の赤外線センサ17とは、同一の基板(第1基板104)に実装されている。
(2.1.8)電源部
電源部18は、例えば、リニアレギュレータ又はスイッチングレギュレータを有する。電源部18は、電源線を介して外部から供給される電力を所望の電力に変換し、変換後の電力を各部(制御部11、第1通信部12、第2通信部13、第3通信部14、第4通信部15、撮像部16、赤外線センサ17及び記憶部19)に供給する。電源部18は、後述の第3基板106(図4参照)に実装されている。
(2.1.9)記憶部
記憶部19は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の半導体メモリを含む。なお、記憶部19は、半導体メモリに限らず、ハードディスクドライブ等であってもよい。
記憶部19は、例えば、検知システム1に割り当てられた識別情報(例えば、アドレス)を記憶する。また、記憶部19は、上述の設定情報を記憶する。さらに、記憶部19は、上述の検知情報及び画像情報を記憶してもよいし、記憶しなくてもよい。本実施形態では、検知情報は管理システム2の記憶部23に記憶され、画像情報はサービス提供システム4の記憶部43に記憶されるため、検知情報及び画像情報は記憶部19に記憶されない。
(2.2)管理システム
管理システム2は、上述したように、検知システム1から検知情報を取得する。管理システム2は、図1に示すように、制御部21と、通信部22と、記憶部23と、を備える。
(2.2.1)制御部
制御部21は、例えば、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するコンピュータシステムを主構成とする。管理システム2では、1以上のプロセッサがメモリに記録されているプログラムを実行することにより、制御部21の機能が実現される。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
制御部21は、通信部22及び記憶部23の各々に対して制御信号を出力することで、通信部22及び記憶部23を個別に制御する。
(2.2.2)通信部
通信部22は、検知システム1と通信するための通信インターフェースを含む。通信部22は、第1通信線W1を介して検知システム1の第1通信部12に接続されている。本実施形態では、通信部22は、第1通信部12と通信することにより、上述の検知情報を検知システム1から取得する。
(2.2.3)記憶部
記憶部23は、例えば、ROM、RAM、又はEEPROM等の半導体メモリを含む。なお、記憶部23は、半導体メモリに限らず、ハードディスクドライブ等であってもよい。
記憶部23は、上述の検知情報を記憶する。より詳細には、記憶部23は、検知情報を送信してきた検知システム1の識別情報に紐付けて検知情報を記憶する。したがって、管理システム2では、検知システム1ごとに検知情報を管理することが可能となる。
(2.3)照明器具
施設500の天井501には、図2に示すように、複数(図2では7つ)の照明器具3が取り付けられている。複数の照明器具3は、施設500を照明するための設備である。本実施形態では、複数の照明器具3が負荷7である。すなわち、負荷7は、施設500の環境(光環境)を変化させる設備(照明器具3)を含む。複数の照明器具3の各々は、図1に示すように、制御部31と、通信部32と、記憶部33と、光源部34と、を備える。
(2.3.1)制御部
制御部31は、例えば、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するコンピュータシステムを主構成とする。照明器具3では、1以上のプロセッサがメモリに記録されているプログラムを実行することにより、制御部31の機能が実現される。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
制御部31は、通信部32、記憶部33及び光源部34の各々に制御信号を出力することで、通信部32、記憶部33及び光源部34を個別に制御する。
(2.3.2)通信部
通信部32は、検知システム1と通信するための通信インターフェースを含む。通信部32は、第2通信線W2を介して検知システム1の第2通信部13に接続されている。本実施形態では、通信部32は、第2通信部13と通信することにより、上述の制御情報を検知システム1から取得する。
(2.3.3)記憶部
記憶部33は、例えば、ROM、RAM、又はEEPROM等の半導体メモリを含む。なお、記憶部33は、半導体メモリに限らず、ハードディスクドライブ等であってもよい。
記憶部33は、例えば、照明器具3に割り当てられた識別情報(例えば、アドレス)を記憶する。各照明器具3では、制御部31は、通信部32が受信した通信信号に含まれている識別情報が記憶部33に記憶されている識別情報と一致する場合に、制御情報を取得し、一致しない場合には制御情報を破棄する。
(2.3.4)光源部
光源部34は、例えば、複数の発光ダイオードを有する。光源部34は、制御部31から光源部34に向けて出力される点灯信号、消灯信号又は調光信号に従って点灯、消灯又は調光する。制御部31は、検知システム1から取得した制御情報に基づいて上述の点灯信号、消灯信号又は調光信号を生成する。
(2.4)サービス提供システム
サービス提供システム4は、検知システム1から送信される画像情報に基づいて所定のサービスを提供するためのシステムである。所定のサービスは、例えば、施工業者等による検知システム1の設置作業の支援、及び管理業者等による検知システム1を用いた監視作業の支援を含む。
サービス提供システム4は、図1に示すように、制御部41と、通信部42と、記憶部43と、を備える。
(2.4.1)制御部
制御部41は、例えば、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するコンピュータシステムを主構成とする。サービス提供システム4では、1以上のプロセッサがメモリに記録されているプログラムを実行することにより、制御部41の機能が実現される。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
制御部41は、通信部42及び記憶部43の各々に制御信号を出力することで、通信部42及び記憶部43を個別に制御する。
(2.4.2)通信部
通信部42は、検知システム1と通信するための通信インターフェースを含む。通信部42は、第3通信線W3を介して検知システム1の第3通信部14に接続されている。本実施形態では、通信部42は、第3通信部14と通信することにより、上述の画像情報を検知システム1から取得する。
(2.4.3)記憶部
記憶部43は、例えば、ROM、RAM、又はEEPROM等の半導体メモリを含む。なお、記憶部43は、半導体メモリに限らず、ハードディスクドライブ等であってもよい。
記憶部43は、例えば、検知システム1から送信される画像情報を記憶する。より詳細には、記憶部43は、画像情報を送信してきた検知システム1に割り当てられた識別情報に紐付けて画像情報を記憶する。したがって、サービス提供システム4では、検知システム1ごとに画像情報を管理することが可能となる。
(2.5)外部端末
外部端末5は、例えば、リモートコントローラである。外部端末5は、検知システム1の第4通信部15と無線通信を行う。より詳細には、外部端末5は、第4通信部15に対して赤外線信号を出力(送信)する。赤外線信号は、例えば、検知システム1の設定に関する設定情報を含む。設定情報は、上述したように、範囲情報と、機能情報と、を含む。
(2.6)検知システムの構造
次に、検知システム1の構造について、図3及び図4を参照して説明する。以下では、第1基板104と第2基板105~第5基板108とが並ぶ方向を上下方向とし、第2基板105~第5基板108が並ぶ方向を左右方向とし、上下方向及び左右方向の両方と直交する方向を前後方向として説明するが、これらの方向は検知システム1の使用時の方向を限定する趣旨ではない。また、図面中の「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」を示す矢印は、説明のために表記しているに過ぎず、いずれも実体を伴わない。
実施形態に係る検知システム1は、図3及び図4に示すように、筐体10と、複数(図4では5つ)の基板(第1基板104、第2基板105、第3基板106、第4基板107、第5基板108)と、を備える。
(2.6.1)筐体
筐体10は、第1収容部101と、第2収容部102と、カバー103と、を有する。
第1収容部101の形状は、下面が開口した円筒状である。第1収容部101の内部空間には、第2基板105、第3基板106、第4基板107及び第5基板108が収容される。
第2収容部102は、図3に示すように、筒状部1021と、底壁部1022と、を含む。底壁部1022の形状は、開口部及び複数の貫通孔を有する円盤状である。底壁部1022の開口部には、上述の撮像部16が通される。また、底壁部1022の複数の貫通孔には、上述の複数の赤外線センサ17が通される。
筒状部1021の形状は、円筒状である。筒状部1021は、底壁部1022の開口部と外縁との間から底壁部1022の厚さ方向に突出している。筒状部1021の先端(上端)は、第1収容部101の下端に接触している。第2収容部102は、筒状部1021にて第1収容部101に連結されている。第2収容部102の内部空間には、第1基板104が収容される。
カバー103の形状は、円盤状である。カバー103は、底壁部1022を覆うように第2収容部102に取り付けられる。カバー103は、第1開口部1031と、複数(図3では4つ)の第2開口部1032と、を有する。第1開口部1031及び複数の第2開口部1032の各々は、カバー103の厚さ方向にカバー103を貫通している。第1開口部1031は、カバー103の中央部に位置している。複数の第2開口部1032は、第1開口部1031を取り囲むように、カバー103の周方向に沿って等間隔に並んでいる。撮像部16は、第1開口部1031を通して下方に露出している。また、複数の赤外線センサ17の各々は、複数の第2開口部1032のうち対応する第2開口部1032を通して下方に突出している。
(2.6.2)基板
第1基板104、第2基板105、第3基板106、第4基板107及び第5基板108の各々は、例えば、ガラスエポキシ基板又はシリコン基板等のリジット基板である。
第1基板104は、第1基板104の厚さ方向(上下方向)からの平面視で円形である。第1基板104の一面(下面)には、上述の撮像部16及び複数の赤外線センサ17が配置(実装)されている。本実施形態では、第1基板104は、検出機能を有するセンサブロックを構成する。
第2基板105は、第2基板105の厚さ方向(左右方向)からの平面視で、上下方向に長い矩形状である。第2基板105の一面(右面)には、上述の第1通信部12及び第3通信部14が配置(実装)されている。本実施形態では、第2基板105は、通信機能を有する通信ブロックを構成する。
第3基板106は、第3基板106の厚さ方向(左右方向)からの平面視で、上下方向に長い矩形状である。第3基板106の一面(右面)には、図示を省略しているが、上述の電源部18が配置(実装)されている。本実施形態では、第3基板106は、電源機能を有する電源ブロックを構成する。
第4基板107は、第4基板107の厚さ方向(左右方向)からの平面視で、上下方向に長い矩形状である。第4基板107の一面(右面)には、上述の第2通信部13が配置(実装)されている。また、第4基板107の右面又は左面には、図示を省略しているが、上述の制御部11及び記憶部19が配置(実装)されている。本実施形態では、第4基板107は、負荷7(照明器具3)を制御するための制御機能を有する制御ブロックを構成する。
第5基板108は、第5基板108の厚さ方向(左右方向)からの平面視で、上下方向に長い矩形状である。第5基板108の一面(右面)には、上述の第4通信部15が配置(実装)されている。本実施形態では、第5基板108は、検知システム1の各種設定を行うための設定機能を有する設定ブロックを構成する。
すなわち、実施形態に係る検知システム1では、機能ごとにブロック化されている。
(2.7)レイアウト
次に、検知システム1を構成する第1基板104、第2基板105、第3基板106、第4基板107及び第5基板108のレイアウトについて、図4を参照して説明する。
第1基板104は、その法線方向が第1方向(上下方向)となるように配置されている。第2基板105、第3基板106、第4基板107及び第5基板108は、その法線方向が第2方向(左右方向)となるように配置されている。すなわち、第1基板104の法線方向と、第2~第5基板105~108の法線方法とは交差(直交)している。
また、第1基板104と第2~第5基板105~108とは第1方向に並んでいる。より詳細には、第2基板~第5基板105~108は、第1基板104の上方に位置している。さらに、第2~第5基板105~108は、第2方向に沿って並んでいる。より詳細には、第2~第5基板105~108は、左側から、第2基板105、第3基板106、第4基板107、第5基板108の順に並んでいる。
実施形態に係る検知システム1によれば、第2~第5基板105~108の法線方向が第1方向となるように第2~第5基板105~108を配置する場合に比べて、第1方向(上下方向)からの平面視において小型化することが可能となる。
なお、第2~第5基板105~108の配置は上述の配置に限らず、他の配置であってもよい。例えば、第2~第5基板105~108のうち、第2基板105と第3基板106との順番が入れ替わっていてもよいし、第3基板106と第4基板107との順番が入れ替わっていてもよい。
(3)検知システムの制御方法
次に、実施形態に係る検知システム1の制御方法について、図5を参照して説明する。
実施形態に係る検知システム1の制御方法は、検知ステップST1と、第1通信ステップST2と、第2通信ステップST3と、を有する。検知ステップST1では、対象空間(例えば、施設500)における人H1の存否を検知する。第1通信ステップST2では、検知ステップST1の検知結果に関する検知情報を出力する。第2通信ステップST3では、検知ステップST1の検知結果に基づく負荷7の制御情報を出力する。
実施形態に係る検知システム1の制御方法は、上述の検知情報を出力する第1通信ステップST2と、上述の制御情報を出力する第2通信ステップST3と、を有している。このため、実施形態に係る検知システム1の制御方法によれば、検知部111の検知結果に関する検知情報と負荷7の制御情報との両方を検知システム1から出力することが可能となる。
図5は、実施形態に係る検知システム1の制御方法のフローチャートである。検知システム1の制御方法は、図5に示すST1~ST3の各ステップを有する。なお、図5に示すフローチャートは一例であり、例えば、第1通信ステップST2と第2通信ステップST3との順番が逆であってもよい。
まず、検知システム1は、検知ステップST1を実行する。検知ステップST1では、制御部11の検知部111は、撮像部16が撮像した施設500の画像に関する画像情報に基づいて、施設500における人H1の存否を検知する。
次に、検知システム1は、第1通信ステップST2を実行する。第1通信ステップST2では、第1通信部12は、管理システム2に対して、検知部111の検知結果に関する検知情報を送信(出力)する。
最後に、検知システム1は、第2通信ステップST3を実行する。第2通信ステップST3では、第2通信部13は、負荷7(照明器具3)に対して、検知部111の検知結果に基づく負荷7の制御情報を送信(出力)する。
なお、第1通信部12及び第2通信部13に対する接続先の有無や設定に応じて、第1通信ステップST2及び第2通信ステップST3のいずれか一方のみが実行されてもよい。
(4)効果
実施形態に係る検知システム1は、検知情報を出力する第1通信部12と、制御情報を出力する第2通信部13と、を備えている。このため、検知情報と制御情報との両方を検知システム1から出力することが可能となる。
実施形態に係る検知システム1は、特定情報を出力する第3通信部14を更に備えている。このため、検知情報及び制御情報に加えて、特定情報を検知システム1から出力することが可能となる。
実施形態に係る検知システム1では、第3通信部14の通信速度は、第1通信部12の通信速度よりも速い。このため、検知情報よりも情報量が多い特定情報(例えば、画像情報)を第3通信部14から出力することが可能となる。
実施形態に係る検知システム1では、特定情報の情報量は、検知情報の情報量よりも多い。このため、検知情報よりも情報量が多い特定情報(例えば、画像情報)を第3通信部14から出力することが可能となる。
実施形態に係る検知システム1では、検知部111は、画像情報に基づいて施設500における人H1の存否を検知している。このため、検知部111の検知精度を向上させることが可能となる。
実施形態に係る検知システム1では、負荷7は、施設500の環境を変化させる設備(照明器具3)を含んでいる。このため、施設500における人H1の存否に応じて施設500の環境を変化させることが可能となる。
実施形態に係る検知システム1では、第1通信部12が実装された第2基板105と第2通信部13が実装された第4基板107とが異なっている。このため、第1通信部12及び第2通信部13のレイアウトのバリエーションが向上するという利点がある。
実施形態に係る検知システム1は、第4通信部15(端末用通信部)を更に備えている。第4通信部15は、第1情報を外部端末5から取得する処理を行う。すなわち、実施形態に係る検知システム1によれば、外部端末5との通信により第1情報を取得することが可能となる。
実施形態に係る検知システム1では、第4通信部15は、外部端末5との間で無線通信を行っている。このため、第4通信部が外部端末と有線通信を行う場合に比べて通信線を省略することが可能となる。
実施形態に係る検知システム1では、第1情報は、検知システム1の設定に関する設定情報を含んでいる。このため、外部端末5との通信により、検知システム1の設定情報を検知システム1に取得させることが可能となる。
実施形態に係る情報管理システム6は、上述の検知システム1を備えている。このため、検知情報と制御情報との両方を検知システム1から出力することが可能となる。また、実施形態に係る情報管理システム6は、検知システム1から検知情報を取得する管理システム2を備えている。このため、検知システム1から取得した検知情報を管理システム2で管理することが可能となる。
(5)変形例
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つにすぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、上述の実施形態に係る検知システム1と同様の機能は、検知システム1の制御方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。
一態様に係る検知システム1の制御方法は、検知ステップST1と、第1通信ステップST2と、第2通信ステップST3と、を有する。検知ステップST1では、対象空間(例えば、施設500)における人H1の存否を検知する。第1通信ステップST2では、検知ステップST1の検知結果に関する検知情報を出力する。第2通信ステップST3では、検知ステップST1の検知結果に基づく負荷7の制御情報を出力する。また、一態様に係るプログラムは、コンピュータを、検知システム1として機能させるためのプログラムである。
以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
本開示における検知システム1及び情報管理システム6は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における検知システム1又は情報管理システム6としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1又は複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1又は複数の電子回路で構成される。
また、検知システム1における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは検知システム1に必須の構成ではなく、検知システム1の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。さらに、検知システム1の少なくとも一部の機能、例えば、制御部11の一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
反対に、実施形態において、複数のシステムに分散されている情報管理システム6の少なくとも一部の機能が、1つの筐体内に集約されていてもよい。例えば、検知システム1と管理システム2とに分散されている情報管理システム6の一部の機能が、1つの筐体内に集約されていてもよい。
上述の実施形態では、検知システム1の第3通信部14とサービス提供システム4の通信部42との通信がEthernetに準拠した通信であるが、第3通信部14と通信部42との通信は、例えば、電力線搬送通信(PLC:Power Line Communication)であってもよい。
上述の実施形態では、検知システム1の第2通信部13と照明器具3の通信部32との通信がDALIに準拠した有線通信であるが、第2通信部13と通信部32との通信は、例えば、特定小電力無線による無線通信であってもよい。さらに、検知システム1から照明器具3に送信される制御情報は、例えば、PWM(Pulse Width Modulation)に関する情報(例えば、デューティ比)であってもよいし、リレーのオン/オフ情報であってもよい。
上述の実施形態では、検知システム1の第4通信部15と外部端末5との通信が赤外線による無線通信であるが、第4通信部15と外部端末5との通信は、例えば、特定小電力無線による無線通信であってもよい。さらに、第4通信部15と外部端末5との通信は、例えば、Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)に準拠した無線通信であってもよい。第4通信部15と外部端末5との通信がBLEに準拠した無線通信である場合、例えば、第4通信部15から送信されるビーコン信号を外部端末5が受信可能であれば、外部端末5を親機とし、検知システム1を子機とする位置管理システムを構築することが可能となる。すなわち、この場合には、第4通信部15は、上述の検知情報、制御情報及び第1情報とは異なる第2情報(ビーコン信号)を外部端末5に出力する処理を行う。要するに、第4通信部(端末用通信部)15は、上述の検知情報及び制御情報とは異なる第1情報を外部端末5から取得する処理と、上述の検知情報、制御情報及び第1情報とは異なる第2情報を外部端末5に出力する処理との少なくとも一方を行う。また、第4通信部15は、ビーコン信号以外の第2情報を外部端末5に送信(出力)してもよい。例えば、第4通信部15は、BLE通信により、外部端末5に画像情報を送信(出力)してもよい。さらに、例えば、検知システム1が温度センサを備えている場合には、第4通信部15は、BLE通信により、外部端末5に温度情報を送信(出力)してもよい。
上述の実施形態では、第1通信部12と第3通信部14とが同じ基板(第2基板105)に実装されているが、第1通信部12と第3通信部14とは、別々の基板に実装されていてもよい。さらに、上述の実施形態では、検知システム1が第1~第4通信部12~15を備えているが、検知システム1は少なくとも第1通信部12及び第2通信部13を備えていればよく、第3通信部14及び第4通信部15については省略されていてもよい。
上述の実施形態では、検知システム1が撮像部16と赤外線センサ17との両方を備えているが、検知システム1は、撮像部16のみを備えていてもよいし、赤外線センサ17のみを備えていてもよいし、両方を備えていなくてもよい。ただし、検知システム1が撮像部16及び赤外線センサ17の両方を備えていない場合には、検知システム1とは別体に設けられた撮像部及び赤外線センサの少なくとも一方から検知結果が検知システム1に入力されるように構成されている必要がある。また、検知システム1は、撮像部16及び赤外線センサ17の少なくとも一方に加えて、明るさセンサを更に備えていてもよい。さらに、明るさ情報についても、検知システム1とは別体に設けられた明るさセンサから検知システム1に入力されるように構成されていてもよい。
上述の実施形態では、撮像部16の撮像結果から、施設500における人H1の存否を検知しているが、上述したように、撮像部16がカラー画像を撮像する場合には、施設500の床面502(図2参照)における照度を検知することも可能となる。また、撮像部16の撮像画像は、カラー画像に限らず、例えば、モノクロ画像であってもよい。
上述の実施形態では、制御部11及び記憶部19の両方が第4基板107に配置されているが、制御部11と記憶部19とは別々の基板に実装されていてもよい。
上述の実施形態では、負荷7が照明器具3であるが、負荷7は照明器具3に限らず、例えば、空調機器であってもよいし、換気扇であってもよい。要するに、負荷7は、対象空間(例えば、施設500)の環境を変化させる設備であればよい。
上述の実施形態では、外部端末5がリモートコントローラであるが、外部端末5はリモートコントローラに限らず、例えば、タブレット又はスマートフォンであってもよい。これらの場合、外部端末5と検知システム1とが直接通信してもよいし、外部端末5と検知システム1との間を中継する中継装置を介して通信してもよい。
上述の実施形態では、検知システム1が撮像部16と赤外線センサ17との両方を備えているが、検知システム1は、撮像部16と赤外線センサ17とのいずれか一方のみを備えていてもよい。また、上述の実施形態のように、検知システム1が撮像部16と赤外線センサ17との両方を備えている場合、検知部111は、明るさ等の条件に応じて、少なくともいずれか一方の検出結果に基づいて人の存否を判断してもよい。
さらに、撮像部16は、撮像エリアに含まれている検知エリアを6分割又は9分割して、人の存否、人数、人の位置及び人の活動量のいずれか1以上をエリアごとに検知してもよい。また、撮像部16は、熱画像を取得する熱画像カメラであってもよい。
(態様)
本明細書には、以下の態様が開示されている。
第1の態様に係る検知システム(1)は、検知部(111)と、第1通信部(12)と、第2通信部(13)と、を備える。検知部(111)は、対象空間(500)における人(H1)の存否を検知する。第1通信部(12)は、検知部(111)の検知結果に関する検知情報を出力する。第2通信部(13)は、検知部(111)の検知結果に基づく負荷(7)の制御情報を出力する。
この態様によれば、検知部(111)の検知結果に関する検知情報と負荷(7)の制御情報との両方を出力することが可能となる。
第2の態様に係る検知システム(1)は、第1の態様において、第3通信部(14)を更に備える。第3通信部(14)は、特定情報を出力する。特定情報は、検知情報及び制御情報とは異なる情報である。
この態様によれば、検知情報及び制御情報に加えて、特定情報を出力することも可能となる。
第3の態様に係る検知システム(1)では、第2の態様において、第3通信部(14)の通信速度は、第1通信部(12)の通信速度よりも速い。
この態様によれば、検知情報よりも情報量が多い特定情報を出力することが可能となる。
第4の態様に係る検知システム(1)では、第2又は第3の態様において、特定情報の情報量は、検知情報の情報量よりも多い。
この態様によれば、検知情報よりも情報量が多い特定情報を出力することが可能となる。
第5の態様に係る検知システム(1)では、第2~第4の態様のいずれか1つにおいて、特定情報は、撮像部(16)が撮像した対象空間(500)の画像に関する画像情報を含む。検知部(111)は、画像情報に基づいて対象空間(500)における人(H1)の存否を検知する。
この態様によれば、検知部(111)の検知精度を向上させることが可能となる。
第6の態様に係る検知システム(1)では、第1~第5の態様のいずれか1つにおいて、検知部(111)は、撮像部(16)が撮像した対象空間(500)の画像に関する画像情報に基づいて対象空間(500)における人(H1)の存否を検知する。
この態様によれば、検知部(111)の検知精度を向上させることが可能となる。
第7の態様に係る検知システム(1)では、第1~第6の態様のいずれか1つにおいて、負荷(7)は、対象空間(500)の環境を変化させる設備(例えば、照明器具3)を含む。
この態様によれば、対象空間(500)における人(H1)の存否に応じて対象空間(500)の環境を変化させることが可能となる。
第8の態様に係る検知システム(1)では、第1~第7の態様のいずれか1つにおいて、第1通信部(12)が実装された基板(105)と第2通信部(13)が実装された基板(107)とが異なる。
この態様によれば、第1通信部(12)及び第2通信部(13)のレイアウトのバリエーションが向上するという利点がある。
第9の態様に係る検知システム(1)は、第1~第8の態様のいずれか1つにおいて、端末用通信部(15)を更に備える。端末用通信部(15)は、第1情報を外部端末(5)から取得する処理と、第2情報を外部端末(5)に出力する処理との少なくとも一方を行う。第1情報は、検知情報及び制御情報とは異なる情報である。第2情報は、検知情報、制御情報及び第1情報とは異なる情報である。
この態様によれば、外部端末(5)との間で第1情報の取得と第2情報の出力との少なくとも一方を行うことが可能となる。
第10の態様に係る検知システム(1)では、第9の態様において、端末用通信部(15)は、外部端末(5)と無線通信を行う。
この態様によれば、端末用通信部(15)と外部端末(5)とが有線通信を行う場合に比べて、通信線を省略することが可能となる。
第11の態様に係る検知システム(1)では、第9又は第10の態様において、第1情報は、検知システム(1)の設定に関する設定情報を含む。
この態様によれば、外部端末(5)からの設定情報を検知システム(1)に取得させることが可能となる。
第12の態様に係る情報管理システム(6)は、第1~第11の態様のいずれか1つの検知システム(1)と、管理システム(2)と、を備える。管理システム(2)は、検知システム(1)から検知情報を取得する。
この態様によれば、検知部(111)の検知結果に関する検知情報と負荷(7)の制御情報との両方を出力することが可能となる。
第13の態様に係るプログラムは、コンピュータを、第1~第11の態様のいずれか1つの検知システム(1)として機能させるためのプログラムである。
この態様によれば、検知部(111)の検知結果に関する検知情報と負荷(7)の制御情報との両方を出力することが可能となる。
第14の態様に係る検知システム(1)の制御方法は、検知ステップ(ST1)と、第1通信ステップ(ST2)と、第2通信ステップ(ST3)と、を有する。検知ステップ(ST1)では、対象空間(500)における人(H1)の存否を検知する。第1通信ステップ(ST2)では、検知ステップ(ST1)の検知結果に関する検知情報を出力する。第2通信ステップ(ST3)では、検知ステップ(ST1)の検知結果に基づく負荷(7)の制御情報を出力する。
この態様によれば、検知部(111)の検知結果に関する検知情報と負荷(7)の制御情報との両方を出力することが可能となる。
第2~第11の態様に係る構成については、検知システム(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 検知システム
2 管理システム
5 外部端末
6 情報管理システム
7 負荷
12 第1通信部
13 第2通信部
14 第3通信部
15 第4通信部(端末用通信部)
16 撮像部
105 第2基板(基板)
107 第4基板(基板)
111 検知部
500 施設(対象空間)
H1 人

Claims (14)

  1. 対象空間における人の存否を検知する検知部と、
    前記検知部の検知結果に関する検知情報を出力する第1通信部と、
    前記検知部の検知結果に基づく負荷の制御情報を出力する第2通信部と、を備える、
    検知システム。
  2. 前記検知情報及び前記制御情報とは異なる特定情報を出力する第3通信部を更に備える、
    請求項1に記載の検知システム。
  3. 前記第3通信部の通信速度は、前記第1通信部の通信速度よりも速い、
    請求項2に記載の検知システム。
  4. 前記特定情報の情報量は、前記検知情報の情報量よりも多い、
    請求項2に記載の検知システム。
  5. 前記特定情報は、撮像部が撮像した前記対象空間の画像に関する画像情報を含み、
    前記検知部は、前記画像情報に基づいて前記対象空間における前記人の存否を検知する、
    請求項4に記載の検知システム。
  6. 前記検知部は、撮像部が撮像した前記対象空間の画像に関する画像情報に基づいて前記対象空間における前記人の存否を検知する、
    請求項1に記載の検知システム。
  7. 前記負荷は、前記対象空間の環境を変化させる設備を含む、
    請求項1に記載の検知システム。
  8. 前記第1通信部が実装された基板と前記第2通信部が実装された基板とが異なる、
    請求項1に記載の検知システム。
  9. 前記検知情報及び前記制御情報とは異なる第1情報を外部端末に出力する処理と、前記検知情報、前記制御情報及び前記第1情報とは異なる第2情報を前記外部端末から取得する処理との少なくとも一方を行う端末用通信部を更に備える、
    請求項1に記載の検知システム。
  10. 前記検知情報及び前記制御情報とは異なる第1情報を外部端末から取得する処理と、前記検知情報、前記制御情報及び前記第1情報とは異なる第2情報を前記外部端末に出力する処理との少なくとも一方を行う端末用通信部を更に備える、
    請求項2に記載の検知システム。
  11. 前記端末用通信部は、前記外部端末と無線通信を行う、
    請求項9又は10に記載の検知システム。
  12. 前記第1情報は、前記検知システムの設定に関する設定情報を含む、
    請求項9又は10に記載の検知システム。
  13. 請求項1に記載の検知システムと、
    前記検知システムから前記検知情報を取得する管理システムと、を備える、
    情報管理システム。
  14. コンピュータを、
    請求項1に記載の検知システムとして機能させるためのプログラム。
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