JP2021051498A - 情報処理システム、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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美香 平間
彰彦 藤原
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Abstract

【課題】マーカーの登録に手間がかからない情報処理システム、情報処理装置及びプログラムを提供すること。【解決手段】情報処理装置は、第1の取得部、切り抜き部、導出部及び送信部を含む。第1の取得部は、カメラで撮影した第1の画像を取得する。切り抜き部は、第1の画像内からマーカーとして用いる第1の領域を切り抜く。導出部は、第1の領域の特徴量及び位置を求める。送信部は、第1の領域の特徴量及び位置を送信する。情報処理装置は、受信部、記憶部、取得部及び位置推定部を含む。受信部は、第1の領域の特徴量及び位置を受信する。記憶部は、第1の領域の特徴量及び位置を記憶する。第2の取得部は、カメラで撮影した第2の画像を取得する。位置推定部は、記憶部に記憶された特徴量を用いて第2の画像内に第1の領域が映っていることを判定し、第1の領域が映っていると判定した第2の画像及び第1の領域の位置を用いてカメラの位置を求める。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、情報処理システム、情報処理装置及びプログラムに関する。
拡張現実(AR(augmented reality))は、現実世界に仮想物体を重畳表示させることで各種情報を提示することができる。拡張現実は、各種情報を提示することで、店舗などにおける買物客の買い物、及び業務現場における作業員などの業務を支援することが可能である。
拡張現実のトラッキングは、ARマーカー(以下単に「マーカー」という。)を用いた方法が知られている。しかしながら、マーカーをトラッキングに用いるには、ワールド座標系におけるマーカーの位置が分かっていなければならない。このために、ワールド座標系におけるマーカーの位置を入力して登録しておく必要があり、手間である。また、マーカーを壁などに貼っておく必要もある。
特開2017−162013号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、マーカーの登録に手間がかからない情報処理システム、情報処理装置及びプログラムを提供することである。
実施形態の情報処理システムは、第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置を含む。第1の情報処理装置は、第1の取得部、切り抜き部、導出部及び送信部を含む。第1の取得部は、カメラで撮影した第1の画像を取得する。切り抜き部は、前記第1の画像内からマーカーとして用いる第1の領域を切り抜く。導出部は、前記第1の領域の特徴量及び位置を求める。送信部は、前記第1の領域の特徴量及び位置を送信する。第2の情報処理装置は、受信部、記憶部、取得部及び位置推定部を含む。受信部は、前記第1の領域の特徴量及び位置を受信する。記憶部は、前記第1の領域の特徴量及び位置を記憶する。第2の取得部は、カメラで撮影した第2の画像を取得する。位置推定部は、前記記憶部に記憶された特徴量を用いて前記第2の画像内に前記第1の領域が映っていることを判定し、前記第1の領域が映っていると判定した前記第2の画像及び前記第1の領域の位置を用いて前記カメラの位置を求める。
実施形態に係る情報提供システム及び当該情報提供システムに含まれる各装置の要部構成の一例を示すブロック図。 図1中のマーカーDBが記憶するテーブルの一例を示す図。 図1中の端末装置のプロセッサーによる処理の一例を示すフローチャート。 図1中の端末装置のプロセッサーによる処理の一例を示すフローチャート。 図1中の端末装置のプロセッサーによる処理の一例を示すフローチャート。 図1中のサーバー装置のプロセッサーによる処理の一例を示すフローチャート。 図1中の端末装置のプロセッサーによる処理の一例を示すフローチャート。 図1中の端末装置がカメラの出力する画像をタッチパネルに表示している様子を示す図。
以下、実施形態に係る情報提供システムについて図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態の説明に用いる各図面は、各部の縮尺を適宜変更している場合がある。また、以下の実施形態の説明に用いる各図面は、説明のため、構成を省略して示している場合がある。また、各図面及び本明細書中において、同一の符号は同様の要素を示す。
図1は、実施形態に係る情報提供システム1及び情報提供システム1に含まれる各装置の要部構成の一例を示すブロック図である。情報提供システム1は、店舗又は業務現場などの特定空間において、拡張現実を用いて情報を提供するシステムである。なお、特定空間は、屋内に限らない。情報提供システム1は、一例として、複数の端末装置10及びサーバー装置20を含む。情報提供システム1は、情報処理システムの一例である。
複数の端末装置10及びサーバー装置20は、ネットワークNWに接続する。ネットワークNWは、典型的にはLAN(local area network)などを含む通信網である。あるいは、ネットワークNWは、インターネットなどを含む通信網であっても良い。
端末装置10は、カメラで撮影した現実世界の映像にリアルタイムに仮想物体を重畳表示させる。したがって、端末装置10は、拡張現実用のディスプレイ装置である。端末装置10は、例えば、タブレット端末、スマートホン又はHMD(head-mounted display)などである。店舗などで用いる端末装置10は、例えば、ショッピングカート又はその他の荷車などの車輪移動体に取り付けたタブレット端末である。端末装置10は、一例として、プロセッサー11、ROM(read-only memory)12、RAM(random-access memory)13、補助記憶デバイス14、通信インターフェース15、カメラ16、タッチパネル17及びセンサー18を含む。そして、バス19などが、これら各部を接続する。端末装置10は、情報処理装置の一例である。
プロセッサー11は、端末装置10の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー11は、ROM12又は補助記憶デバイス14などに記憶されたファームウェア、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、端末装置10の各種の機能を実現するべく各部を制御する。また、プロセッサー11は、当該プログラムに基づいて後述する処理を実行する。なお、当該プログラムの一部又は全部は、プロセッサー11の回路内に組み込まれていても良い。プロセッサー11は、例えば、CPU(central processing unit)、MPU(micro processing unit)、SoC(system on a chip)、DSP(digital signal processor)、GPU(graphics processing unit)、ASIC(application specific integrated circuit)、PLD(programmable logic device)又はFPGA(field-programmable gate array)などである。あるいは、プロセッサー11は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
ROM12は、プロセッサー11を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM12は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM12は、上記のプログラムのうち、例えばファームウェアなどを記憶する。また、ROM12は、プロセッサー11が各種の処理を行う上で使用するデータなども記憶する。
RAM13は、プロセッサー11を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM13は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM13は、プロセッサー11が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶するワークエリアなどとして利用される。RAM13は、典型的には揮発性メモリである。
補助記憶デバイス14は、プロセッサー11を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。補助記憶デバイス14は、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disk drive)又はフラッシュメモリなどである。補助記憶デバイス14は、上記のプログラムのうち、例えば、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどを記憶する。また、補助記憶デバイス14は、プロセッサー11が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー11での処理によって生成されたデータ及び各種の設定値などを保存する。
また、補助記憶デバイス14は、マーカーDB(database)141を記憶する。マーカーDB141は、各マーカーについての情報を記憶及び管理する。例えば、マーカーDB141は、図2に示すテーブルT1に記憶する。図2は、テーブルT1の一例を示す図である。
マーカーDB141は、テーブルT1を用いて、各マーカーについて、マーカーIDに、特徴量データ、位置データ及び履歴データを関連付ける。
マーカーIDは、マーカーごとに付与されるユニークな識別情報である。
特徴量データは、マーカーの特徴量を示すデータである。
位置データは、例えば、ワールド座標系におけるマーカーの位置姿勢を示すデータであり、ワールド座標系とマーカー座標系の関係を示すデータである。
相対姿勢データは、マーカー登録時の端末装置10との相対姿勢を示すデータである。
履歴データは、マーカーの位置姿勢の履歴を示すデータである。マーカーの位置姿勢を複数回求める場合があり、履歴データは、複数回求めた位置姿勢を記憶している。
通信インターフェース15は、端末装置10がネットワークNWなどを介して通信するためのインターフェースである。
カメラ16は、画像を撮影する。また、カメラ16は、撮影した画像データを出力する。なお、動画像は、画像の一種である。
タッチパネル17は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(electro-luminescence)ディスプレイなどのディスプレイとタッチ入力によるポインティングデバイスとが積層されたものである。タッチパネル17が備えるディスプレイは、端末装置10の操作者に各種情報を通知するための画面を表示する表示デバイスとして機能する。また、タッチパネル17は、当該操作者によるタッチ操作を受け付ける入力デバイスとして機能する。
なお、端末装置10は、通常、カメラ16をタッチパネル17の表示面と反対側を向くように設ける。すなわち、カメラ16に入射する光の光軸方向とタッチパネル17の法線方向が同じ方向を向いている。
センサー18は、端末装置10の位置姿勢の推定に用いる各種センサーである。センサー18は、計測値を出力する。センサー18は、例えば、加速度計、ジャイロスコープ、オドメーター、電子コンパスなどの磁力計、GPS(Global Positioning System)センサーなどのGNSS(global navigation satellite system)センサー、深度センサー、又は電磁式、光学式、機械式若しくは超音波式などのトラッカーなどである。なお、端末装置10は、センサー18として、上記のセンサーのうちの複数種類を備えていても良い。例えば、センサー18は、ショッピングカートなどの車輪移動体に取り付けてあっても良い。
なお、センサー18は、端末装置10の外部に有線又は無線で接続されるものであっても良い。
バス19は、コントロールバス、アドレスバス及びデータバスなどを含み、端末装置10の各部で授受される信号を伝送する。
サーバー装置20は、複数の端末装置10で共通のデータを用いるために各端末装置10と通信する。サーバー装置20は、一例として、プロセッサー21、ROM22、RAM23、補助記憶デバイス24及び通信インターフェース25を含む。そして、バス26などが、これら各部を接続する。
プロセッサー21は、サーバー装置20の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー21は、ROM22又は補助記憶デバイス24などに記憶されたファームウェア、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、サーバー装置20の各種の機能を実現するべく各部を制御する。また、プロセッサー21は、当該プログラムに基づいて後述する処理を実行する。なお、当該プログラムの一部又は全部は、プロセッサー21の回路内に組み込まれていても良い。プロセッサー21は、例えば、CPU、MPU、SoC、DSP、GPU、ASIC、PLD又はFPGAなどである。あるいは、プロセッサー21は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
ROM22は、プロセッサー21を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM22は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM22は、上記のプログラムのうち、例えばファームウェアなどを記憶する。また、ROM22は、プロセッサー21が各種の処理を行う上で使用するデータなども記憶する。
RAM23は、プロセッサー21を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM23は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM23は、プロセッサー21が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶するワークエリアなどとして利用される。RAM23は、典型的には揮発性メモリである。
補助記憶デバイス24は、プロセッサー21を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。補助記憶デバイス24は、例えばEEPROM、HDD又はフラッシュメモリなどである。補助記憶デバイス24は、上記のプログラムのうち、例えば、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどを記憶する。また、補助記憶デバイス24は、プロセッサー21が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー21での処理によって生成されたデータ及び各種の設定値などを保存する。
また、補助記憶デバイス24は、マーカーDB241を記憶する。マーカーDB241は、マーカーDB141と同様のDBである。
さらに、補助記憶デバイス24は、情報提供システム1に含まれる端末装置10の一覧である端末リストを記憶している。
通信インターフェース25は、サーバー装置20がネットワークNWなどを介して通信するためのインターフェースである。
バス26は、コントロールバス、アドレスバス及びデータバスなどを含み、サーバー装置20の各部で授受される信号を伝送する。
以下、実施形態に係る情報提供システム1の動作を図3〜図7などに基づいて説明する。なお、以下の動作説明における処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
図3〜図5及び図7は、端末装置10のプロセッサー11による処理の一例を示すフローチャートである。プロセッサー11は、例えば、ROM12又は補助記憶デバイス14などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。なお、プロセッサー11は、例えば、図3〜図5の処理と、図7の処理とを並行又は並列して行う。
図6は、サーバー装置20のプロセッサー21による処理の一例を示すフローチャートである。プロセッサー21は、例えば、ROM22又は補助記憶デバイス24などに記憶されたプログラムに基づいてこの処理を実行する。
端末装置10のプロセッサー11は、例えば、拡張現実用のソフトウェアの起動にともない、図3に示す処理を開始する。
図3のACT11においてプロセッサー11は、設定を変更する操作が行われたか否かを判定する。プロセッサー11は、設定を変更する操作が行われたならば、ACT11においてYesと判定してACT12へと進む。
ACT12においてプロセッサー11は、操作内容に基づく設定の変更内容を保存する。設定内容は、例えば、登録モードが有効であるか無効であるか、同期モードが有効であるか無効であるか、登録モードの開始条件及び登録モードの終了条件などである。
登録モードは、マーカーを自動で登録するモードである。登録モードの有効及び無効は、自動及び手動により切り替え可能である。
同期モードは、他の端末装置10と、マーカーの登録内容を共有するモードである。
登録モードの開始条件は、登録モードを自動で無効から有効に切り替えるための条件である。開始条件は、例えば、所定の日時になること、前回登録モードを実行してから所定の時間が経過すること、又は端末装置10が所定のエリアに入ることなどである。
登録モードの終了条件は、登録モードを自動で有効から無効に切り替えるための条件である。終了条件は、例えば、所定の日時になること、登録モードが有効になってから所定の時間が経過すること、端末装置10が所定のエリアから出ること又は登録モードが有効の状態で所定の範囲を巡回したことなどである。ここで、所定の範囲を巡回することの一例を挙げると、情報提供システム1が拡張現実を用いた情報提供を行っている範囲を一周することなどである。当該範囲は、例えば店舗内は業務現場などの特定空間である。
対して、プロセッサー11は、設定を変更する操作が行われていないならば、ACT11においてNoと判定してACT13へと進む。
ACT13においてプロセッサー11は、図4及び図5に示す画像処理を行う。
図4のACT21においてプロセッサー11は、カメラ16が出力する画像を取得する。なお、ここで取得された画像を以下「取得画像」という。例えば、プロセッサー11は、図8に示すような画像IM1を取得する。図8は、端末装置10が、カメラ16の出力する画像IM1をタッチパネル17に表示している様子を示す図である。図8に示す画像IM1は、壁W1と壁W1とに挟まれた通路の間を端末装置10が通っている間にカメラ16によって撮影された画像である。向かって左側の壁W1には、ポスターP1が貼られている。ポスターP1は、例えば、POP(point of purchase advertising)広告である。
以上より、ACT21の処理を行うことで、プロセッサー11は、カメラ16で撮影した画像を取得する取得部として機能する。
ACT22においてプロセッサー11は、登録モードが有効になっているか否かを判定する。プロセッサー11は、登録モードが有効になっているならば、ACT22においてYesと判定してACT23へと進む。
ACT23においてプロセッサー11は、初回トラッキングが終わっているか否かを判定する。初回トラッキングとは、図3〜図5に示す処理を開始してから最初のマーカーを用いたトラッキングである。初回トラッキングを行うまでは、ワールド座標系と端末装置10の座標系が正確に対応付けられていないため、この判定を行う。
プロセッサー11は、初回トラッキングが終わっていないならば、ACT23においてNoと判定してACT24へと進む。また、プロセッサー11は、登録モードが無効になっているならば、ACT22においてNoと判定してACT24へと進む。
ACT24においてプロセッサー11は、マーカーDBを参照して、取得画像中にマーカーがあるか否かを判定する。プロセッサー11は、マーカーDBに記憶された特徴量を用いてマーカーがあるか否かを判定する。プロセッサー11は、取得画像中にマーカーがないならば、ACT24においてNoと判定して図4及び図5に示す画像処理を終了する。対して、プロセッサー11は、マーカーDBを参照して、取得画像中にマーカーがあるならば、ACT24においてYesと判定してACT25へと進む。
ACT25においてプロセッサー11は、マーカーを用いてトラッキングを行う。プロセッサー11は、トラッキングを行うことで、端末装置10の座標系をワールド座標系に対応付ける。これにより、プロセッサー11は、ワールド座標系における端末装置10の位置姿勢が分かるようになる。なお、端末装置10の位置姿勢は、カメラ16の位置姿勢及びタッチパネル17の位置姿勢である。プロセッサー11は、ACT25の処理の後、図4及び図5に示す画像処理を終了する。
以上より、プロセッサー11は、ACT24及びACT25の処理を行うことで、カメラ16の位置を求める位置推定部として機能する。
プロセッサー11は、初回トラッキングが終わっているならば、ACT23においてYesと判定してACT26へと進む。
ACT26においてプロセッサー11は、取得画像から所定の法則にしたがい長方形の画像を切り抜く。プロセッサー11は、ACT28でYesと判定するまでACT26の処理を複数回実行するが、ACT26の処理を行うたびに、取得画像から異なる部分の長方形の画像を切り抜く。例えば、プロセッサー11は、最初に取得画像の左上の角から長方形の画像を切り抜き、ACT26の処理を行うたびに徐々にずらした長方形の画像を切り抜いていき、最後に右下の角から長方形の画像を切り抜く。当該長方形は、例えば、全ての辺が、取得画像のいずれかの辺と平行であるような長方形である。なお、長方形の大きさは固定であっても良いし、可変であっても良い。また、当該長方形のアスペクト比は固定であっても可変であっても良い。図8には、当該長方形の画像の一例として長方形画像IM2を示している。
以上より、ACT26の処理を行うことで、プロセッサー11は、取得画像内からマーカーとして用いる長方形画像を切り抜く切り抜き部として機能する。
ACT27においてプロセッサー11は、長方形画像の特徴量を求める。プロセッサー11は、特徴量を求めるために、例えば、公知の方法を用いる。また、プロセッサー11は、特徴量スコアを求める。特徴量スコアは、長方形画像がマーカーとして適している度合いを示す。特徴量スコアは、一例として0点〜100点の範囲であり、点数が高いほどマーカーとして適している。特徴量スコアは、例えば、同じようなパターンを繰り返す繰り返し画像である場合に低くなる。また、特徴量スコアは、POP広告を含む画像では、点数が高くなりやすい。例えば、図8では、長方形画像IM2は、画像IM1のうちの特徴量スコアが最も高い長方形画像を示している。長方形画像IM2は、ポスターP1を含むバウンティングボックス状の長方形の画像である。
ACT28においてプロセッサー11は、取得画像からの切り抜きを終了するか否かを判定する。例えば、プロセッサー11は、取得画像の全範囲からの切り抜きを終了したならば、切り抜きを終了すると判定する。プロセッサー11は、取得画像からの切り抜きを終了しないならば、ACT28においてNoと判定してACT26へと戻る。対して、プロセッサー11は、取得画像からの切り抜きを終了するならば、ACT28においてYesと判定してACT29へと進む。
ACT29においてプロセッサー11は、ACT26で切り抜いた長方形画像の中にマーカーとして適している画像があるか否かを判定する。なお、プロセッサー11は、例えば、ACT27で求めた特徴量スコアが所定の点数以上である長方形画像をマーカーとして適している画像と判定する。所定の点数は一例として75点である。プロセッサー11は、切り抜いた長方形画像の中にマーカーとして適している画像がないならば、ACT29においてNoと判定して、ACT24へと進む。対して、プロセッサー11は、切り抜いた長方形画像の中にマーカーとして適している画像があるならば、ACT29においてYesと判定してACT30へと進む。
ACT30においてプロセッサー11は、ACT26で切り抜いた長方形画像のうち、最も特徴量スコアが高い長方形画像を、マーカー候補として決定する。なお、以下単にマーカー候補といった場合、ACT30で決定したマーカー候補を示す。
ACT31においてプロセッサー11は、端末装置10に対するマーカー候補の相対位置姿勢を求める。相対位置は、例えば、マーカー候補のうちの一点の位置である。当該一点は、例えばポスターP1の中央である。あるいは、相対位置は、複数の点の平均などであっても良い。相対姿勢は、例えば、端末装置10の姿勢を基準とする、マーカー候補内に映っている物体の姿勢である。当該物体は、例えばポスターP1である。
図5のACT32においてプロセッサー11は、マーカーDBを参照して、マーカー候補が登録済みのマーカーであるか否かを判定する。例えば、プロセッサー11は、図4のACT27で求めた特徴量と、マーカーDBに登録されている各マーカーの特徴量を比較することで、マーカー候補が登録済みのマーカーと同一であるか否かを判定する。プロセッサー11は、マーカー候補が登録済みのマーカーであるならば、図5のACT32においてYesと判定してACT33へと進む。
ACT33においてプロセッサー11は、マーカーDBを参照して、ACT32においてマーカー候補と同一であると判定した登録済みのマーカーのマーカーIDを特定する。なお、ここで特定されたマーカーIDを、以下「特定ID」というものとする。
ACT34においてプロセッサー11は、図4のACT31で求めた相対位置姿勢と、ワールド座標系における端末装置10の位置姿勢から、ワールド座標系におけるマーカー候補の位置姿勢を求める。
図5のACT35においてプロセッサー11は、マーカーDB141で特定IDに関連付けられた計測履歴に、ACT34で求めた位置姿勢を追加することで、当該位置姿勢をマーカーDB141に記憶する。
ACT36においてプロセッサー11は、ACT34で求めた位置姿勢が、マーカーDB141で特定IDに関連付けられた位置データが示す位置姿勢と一致するか否かを判定する。なお、プロセッサー11は、所定の誤差以内であれば一致すると判定しても良い。プロセッサー11は、位置姿勢が一致しないならば、ACT36においてNoと判定してACT37へと進む。
ACT37においてプロセッサー11は、ACT34で求めた位置姿勢に基づき、特定IDで特定されるマーカーの位置データを変更する。例えば、プロセッサー11は、当該位置データを、ACT34で求めた位置姿勢で上書きする。あるいは、プロセッサー11は、マーカーDB141で特定IDに関連付けられた計測履歴に基づき、過去に求められた複数の位置姿勢から、統計的手法により位置姿勢を求める。例えば、プロセッサー11は、当該複数の位置姿勢の平均を求める。そして、プロセッサー11は、求めた位置姿勢で、特定IDで特定されるマーカーの位置データを上書きする。なお、プロセッサー11は、平均を求める際に、外れ値を除外しても良い。
以上より、プロセッサー11は、ACT37の処理を行うことで、変更部として機能する。
対して、プロセッサー11は、ACT34で求めた位置姿勢が、マーカーDB141で特定IDに関連付けられた位置データが示す位置姿勢と一致するならば、ACT36においてYesと判定してACT38へと進む。また、プロセッサー11は、ACT37の処理の後、ACT38へと進む。
ACT38においてプロセッサー11は、同期モードが有効であるか否かを判定する。プロセッサー11は、同期モードが有効であるならば、ACT38においてYesと判定してACT39へと進む。
ACT39においてプロセッサー11は、変更情報を生成する。変更情報は、マーカーの位置データを変更するように指示する情報である。変更情報は、特定ID並びにマーカーDB141で特定IDに関連付けられた位置データ及び計測履歴データを含む。プロセッサー11は、変更情報を生成した後、当該変更情報をサーバー装置20に送信するように通信インターフェース15に対して指示する。この送信の指示を受けて通信インターフェース15は、当該変更情報をサーバー装置20に送信する。送信された当該変更情報は、サーバー装置20の通信インターフェース25によって受信される。プロセッサー11は、ACT39の処理の後、図4及び図5に示す画像処理を終了する。
一方、図6のACT51においてサーバー装置20のプロセッサー21は、通信インターフェース25によって変更情報が受信されたか否かを判定する。プロセッサー21は、変更情報が受信されないならば、ACT51においてNoと判定してACT52へと進む。
ACT52においてプロセッサー21は、通信インターフェース25によって登録情報が受信されたか否かを判定する。プロセッサー21は、登録情報が受信されないならば、ACT52においてNoと判定してACT51へと戻る。かくして、プロセッサー21は、変更情報又は登録情報が受信されるまでACT51及びACT52を繰り返す。なお、登録情報については後述する。
プロセッサー21は、ACT51及びACT52の待受状態にあるときに変更情報が受信されたならば、ACT51においてYesと判定してACT53へと進む。
ACT53においてプロセッサー21は、受信された変更情報に基づきマーカーDB241を更新する。すなわち、プロセッサー21は、マーカーDB241において、当該変更情報に含まれる特定IDと同一のIDに関連付けられた位置データ及び計測履歴データを、当該変更情報に含まれる位置データ及び計測履歴データで上書きする。
ACT54においてプロセッサー21は、端末リスト中の端末装置10のうち、ACT54〜ACT57の繰り返しを抜けるまでの間に選択していないものを1つ選択する。すなわち、プロセッサー21は、未選択の端末装置10を1つ選択する。
ACT55においてプロセッサー21は、選択中の端末装置10の同期モードが有効になっているか否かを判定する。プロセッサー21は、例えば、当該端末装置10に問い合わせることで同期モードが有効になっているかを確認する。あるいは、端末装置10は、同期モードの有効及び無効を切り替えた場合に、そのことをサーバー装置20に通知しても良い。この場合、サーバー装置20は、各端末装置10の同期モードが有効であるか無効であるかを記憶しておく。プロセッサー21は、選択中の端末装置10の同期モードが有効になっているならば、ACT55においてYesと判定してACT56へと進む。
ACT56においてプロセッサー21は、選択中の端末装置10に変更情報を送信するように通信インターフェース25に対して指示する。当該変更情報は、ACT51で受信されたものと同一のマーカーID、位置データ及び計測データを含む。送信の指示を受けて通信インターフェース25は、当該変更情報を当該端末装置10に送信する。送信された当該変更情報は、当該端末装置10の通信インターフェース15によって受信される。
一方、図7のACT71において端末装置10のプロセッサー11は、通信インターフェース15によって変更情報が受信されたか否かを判定する。プロセッサー11は、変更情報が受信されないならば、ACT71においてNoと判定してACT72へと進む。
ACT72においてプロセッサー11は、通信インターフェース15によって登録情報が受信されたか否かを判定する。プロセッサー11は、登録情報が受信されないならば、ACT72においてNoと判定してACT71へと戻る。かくして、プロセッサー11は、変更情報又は登録情報が受信されるまでACT71及びACT72を繰り返す。
プロセッサー11は、ACT71及びACT72の待受状態にあるときに変更情報が受信されたならば、ACT71においてYesと判定してACT73へと進む。
ACT73においてプロセッサー11は、受信された変更情報に基づきマーカーDB141を更新する。すなわち、プロセッサー11は、マーカーDB141において、当該変更情報に含まれるマーカーIDと同一のIDに関連付けられた位置データ及び計測履歴データを、当該変更情報に含まれる位置データ及び計測履歴データで上書きする。プロセッサー11は、ACT73の処理の後、ACT71へと戻る。
ACT57においてプロセッサー21は、未選択の端末装置10があるか否かを判定する。プロセッサー21は、未選択の端末装置10があるならば、ACT57においてYesと判定してACT54へと戻る。対して、プロセッサー21は、未選択の端末装置10がないならば、ACT57においてNoと判定してACT51へと戻る。
以上のように、プロセッサー21は、未選択の端末装置10が無くなるまでACT54〜ACT57を繰り返すことで、同期モードが有効な端末装置10それぞれに変更情報を送信する。
一方、端末装置10のプロセッサー11は、図5のACT39の処理の後、図4及び図5に示す画像処理を終了する。また、プロセッサー11は、同期モードが無効であるならば、図5のACT38においてNoと判定して図4及び図5に示す画像処理を終了する。
また、プロセッサー11は、マーカー候補が登録済みのマーカーでないならば、図5のACT32においてNoと判定してACT40へと進む。
ACT40においてプロセッサー11は、ACT34と同様にして、マーカー候補の位置姿勢を求める。
以上より、プロセッサー11は、ACT27及びACT40の処理を行うことで、特徴量及び位置を求める導出部として機能する。
ACT41においてプロセッサー11は、マーカー候補と位置が同じマーカーがマーカーDB141に登録されているか否かを判定する。なお、プロセッサー11は、例えば、ACT34で求めたマーカー候補の位置と、DB141に登録されているいずれかのマーカーの位置が所定の距離以内である場合に、位置が同じマーカーが登録されていると判定する。プロセッサー11は、位置が同じマーカーが登録されているならば、ACT41においてYesと判定してACT42へと進む。
ACT42においてプロセッサー11は、ACT31で求めた相対姿勢と、ACT41で位置が同じと判定したマーカーの相対姿勢データが示す相対姿勢とが同じか否かを判定する。プロセッサー11は、2つの相対姿勢が所定の誤差以内であれば相対姿勢が同じであると判定する。プロセッサー11は、相対姿勢が同じであると判定するならば、ACT42においてYesと判定してACT43へと進む。
この判定を行う理由は、特徴量が異なるマーカーが同じ位置にあっても良いためである。これは、同じ位置を映した画像であっても、世界座標系における端末装置10の位置によって、異なる画像として映ることによる。
ACT43においてプロセッサー11は、マーカー候補と位置及び相対姿勢が同じマーカーを、マーカーDB141から削除する。プロセッサー11は、例えば、当該マーカーについてのデータを消去することで削除しても良いし、削除フラグをたてるなどしてマーカーとして使わないようにすることで削除しても良い。なお、ここで削除されるマーカーのマーカーIDを以下「削除ID」というものとする。
以上より、プロセッサー11は、ACT43の処理を行うことで、削除部として機能する。ここで削除されるマーカーは、第2の領域の一例である。
プロセッサー11は、ACT43の処理の後、ACT44へと進む。また、プロセッサー11は、位置が同じマーカーが登録されていないならば、ACT41においてNoと判定してACT44へと進む。また、プロセッサー11は、相対姿勢が同じでないと判定するならば、ACT42においてNoと判定してACT44へと進む。
ACT44においてプロセッサー11は、マーカー候補を新規のマーカーとしてマーカーDB141に登録する。このために、プロセッサー11は、テーブルT1に新規レコードを追加する。プロセッサー11は、他のマーカーIDと重複しないマーカーIDを発行する。そして、当該新規レコードのマーカーIDの値を、発行したマーカーIDにする。また、プロセッサー11は、当該新規レコードの特徴量データの値を、図4のACT27で求めた特徴量にする。そして、プロセッサー11は、当該新規レコードの位置データの値を、ACT40で求めた位置姿勢にする。さらにプロセッサー11は、当該新規レコードの相対姿勢データの値を、ACT31で求めた相対姿勢にする。また、プロセッサー11は、当該新規レコードの計測履歴データに、ACT40で求めた位置姿勢を追加する。
以上より、プロセッサー11は、ACT44の処理を行うことで、特徴量及び位置を記憶する記憶部として機能する。あるいは、マーカーDBは、記憶部として機能する。ここで新規に登録されるマーカーは、第1の領域の一例である。
ACT45においてプロセッサー11は、同期モードが有効であるか否かを判定する。プロセッサー11は、同期モードが無効であるならば、ACT45においてNoと判定して図4及び図5に示す画像処理を終了する。対して、プロセッサー11は、同期モードが有効であるならば、ACT45においてYesと判定してACT46へと進む。
ACT46においてプロセッサー11は、登録情報を生成する。登録情報は、新規にマーカーを登録するように指示する情報である。登録情報は、ACT44で新規に登録されたマーカーの情報、すなわち新規に追加されたレコード内の各フィールドの値を含む。さらに、ACT43でマーカーが削除されている場合には、登録情報は、削除情報を含む。削除情報は、マーカーを削除するように指示する情報である。削除情報は、削除IDを含む。プロセッサー11は、登録情報を生成した後、当該登録情報をサーバー装置20に送信するように通信インターフェース15に対して指示する。この送信の指示を受けて通信インターフェース15は、当該登録情報をサーバー装置20に送信する。送信された当該登録情報は、サーバー装置20の通信インターフェース25によって受信される。プロセッサー11は、ACT46の処理の後、図4及び図5に示す画像処理を終了する。
以上より、プロセッサー11は、ACT46の処理を行うことで、通信インターフェース15と協働して送信部として機能する。
一方、サーバー装置20のプロセッサー21は、図6のACT51及びACT52の待受状態にあるときに登録情報が受信されたならば、ACT52においてYesと判定してACT58へと進む。
ACT58においてプロセッサー21は、受信された登録情報に基づきマーカーDB241を更新する。すなわち、プロセッサー21は、マーカーDB241のテーブルT1に新規レコードを追加し、当該新規レコードの各フィールドの値を、当該登録情報に含まれる値にする。また、プロセッサー21は、登録情報に削除情報が含まれる場合には、削除情報に含まれるマーカーIDと同じマーカーIDであるマーカーを、マーカーDB241から削除する。
ACT59においてプロセッサー21は、端末リストに含まれる端末装置10のうち、ACT59〜ACT62の繰り返しを抜けるまでの間に選択していないものを1つ選択する。すなわち、プロセッサー21は、未選択の端末装置10を1つ選択する。
ACT60においてプロセッサー21は、選択中の端末装置10の同期モードが有効になっているか否かを判定する。プロセッサー21は、選択中の端末装置10の同期モードが有効になっているならば、ACT60においてYesと判定してACT61へと進む。
ACT61においてプロセッサー21は、選択中の端末装置10に登録情報を送信するように通信インターフェース25に対して指示する。送信の指示を受けて通信インターフェース25は、当該登録情報を当該端末装置10に送信する。送信された当該登録情報は、当該端末装置10の通信インターフェース15によって受信される。
以上より、プロセッサー21は、ACT52及びACT61の処理を行うことで、通信インターフェース25と協働して通信部として機能する。
一方、端末装置10のプロセッサー11は、図7のACT71及びACT72の待受状態にあるときに登録情報が受信されたならば、ACT72においてYesと判定してACT74へと進む。
以上より、プロセッサー11は、ACT72の処理を行うことで、通信インターフェース15と協働して受信部として機能する。
ACT74においてプロセッサー11は、受信された登録情報に基づきマーカーDB141を更新する。すなわち、プロセッサー11は、マーカーDB141のテーブルT1に新規レコードを追加し、当該新規レコードの各フィールドの値を、当該登録情報に含まれる値にする。また、プロセッサー21は、登録情報に削除情報が含まれる場合には、削除情報に含まれるマーカーIDと同じマーカーIDであるマーカーを、マーカーDB241から削除する。プロセッサー11は、ACT74の処理の後、ACT71へと戻る。
一方、端末装置10のプロセッサー11は、ACT61の処理の後、ACT62へと進む。また、プロセッサー21は、選択中の端末装置10の同期モードが無効になっているならば、ACT60においてNoと判定してACT62へと進む。
ACT62においてプロセッサー11は、未選択の端末装置10があるか否かを判定する。プロセッサー11は、未選択の端末装置10があるならば、ACT62においてYesと判定してACT58へと戻る。対して、プロセッサー11は、未選択の端末装置10がないならば、ACT62においてNoと判定してACT51へと戻る。
以上のように、プロセッサー21は、未選択の端末装置10が無くなるまでACT59〜ACT62を繰り返すことで、同期モードが有効な端末装置10それぞれに登録情報を送信する。
一方、プロセッサー11は、図4及び図5に示す画像処理を終了したことにともない、ACT13の処理を終了する。
ACT14においてプロセッサー11は、センサー18が出力する計測値を取得する。
ACT15においてプロセッサー11は、ACT14で取得した計測値に基づきトラッキングを行う。これにより、プロセッサー11は、マーカーによるトラッキングを行っていない間も端末装置10の位置が分かる。
ACT16においてプロセッサー11は、登録モードの開始条件を満たしたか否かを判定する。プロセッサー11は、登録モードの開始条件を満たしたならば、ACT16においてYesと判定してACT17へと進む。
ACT17においてプロセッサー11は、登録モードを有効にする。プロセッサー11は、ACT17の処理の後、ACT11へと戻る。
対して、プロセッサー11は、登録モードの開始条件を満たしていないならば、ACT16においてNoと判定してACT18へと進む。
ACT18においてプロセッサー11は、登録モードの終了条件を満たしたか否かを判定する。プロセッサー11は、登録モードの終了条件を満たしていないならば、ACT18においてNoと判定してACT11へと戻る。
対して、プロセッサー11は、登録モードの終了条件を満たしたならば、ACT18においてYesと判定してACT19へと進む。
ACT19においてプロセッサー11は、登録モードを無効にする。プロセッサー11は、ACT19の処理の後、ACT11へと戻る。
実施形態の情報提供システム1によれば、端末装置10のプロセッサー11は、カメラ16によって撮影された画像から、マーカーとして用いる部分の長方形画像を切り抜く。そして、プロセッサー11は、当該長方形画像の特徴量及び位置姿勢をマーカーDB141に記憶する。これにより、当該長方形画像をマーカーとして用いることができるようになる。このように、実施形態の端末装置10は、マーカーを自動で登録するので、手間がかからない。また、実施形態の端末装置10は、ポスターなどが貼られている部分を含む画像をマーカーとして用いることができるので、マーカー専用の紙などを壁などに貼っておく必要がない。また、実施形態の端末装置10は、ポスターなどが貼られていなくても特徴量スコアが高くなるように物が配置されていれば、そのような部分を映した画像もマーカーとして用いることができる。
また、実施形態の情報提供システム1によれば、端末装置10のプロセッサー11は、マーカーとして登録する長方形画像の位置が、既にマーカーDB141に登録されているマーカーと同じであることを判定する。そして、プロセッサー11は、位置が同じであると判定したならば、マーカーDB141に登録されている当該マーカーをマーカーDB141から削除する。これにより、実施形態の端末装置10は、複数のマーカーが同じ位置に登録されることを防ぐ。また、ポスターが貼りかえられるなど、物の配置が変わった場合に、当該物が映っている画像をマーカーとして用いていた場合には、マーカーとして用いることができないが、実施形態の端末装置10はそのようなマーカーを削除することができる。そして、実施形態の端末装置10は、物の配置が変わった後に撮影された画像を新たにマーカーとして登録することができる。
また、実施形態の情報提供システム1によれば、端末装置10のプロセッサー11は、マーカーの位置がマーカーDB141に登録されている位置と異なっている場合、マーカーの位置を変更する。これにより、端末装置10は、ポスターなどの物の位置が異なる位置に動いた場合に、新たな位置をマーカーDB141に記憶できる。また、プロセッサー11は、マーカーの位置を求めた履歴を用いてマーカーDB141に記憶されたマーカーの位置を変更することで、マーカーの位置の精度を向上することができる。
また、実施形態の情報提供システム1によれば、端末装置10のプロセッサー11は、登録モードが有効である場合にマーカーの自動登録を行う。これにより、マーカーの登録が不要である場合にプロセッサー11の処理を軽くすることができる。
また、実施形態の情報提供システム1によれば、端末装置10は、新規に登録するマーカーのデータを送信する。当該データは、サーバー装置20を介して各端末装置10に送信される。当該データを受信した各端末装置10は、当該データに基づき新規にマーカーを登録する。このように、実施形態の情報提供システム1は、1台の端末装置10がマーカーに適した画像を見つけた場合に、複数の端末装置10に当該画像をマーカーとして登録させることができる。したがって、実施形態の情報提供システム1は、端末装置10ごとにマーカーを登録する手間が不要である。
上記の実施形態は以下のような変形も可能である。
上記の実施形態では、端末装置10のプロセッサー11がACT26において切り抜く画像の形状は長方形である。しかしながら、プロセッサー11は、円形などのその他の形状で切り抜いても良い。
プロセッサー11又はプロセッサー21は、上記実施形態においてプログラムによって実現する処理の一部又は全部を、回路のハードウェア構成によって実現するものであっても良い。
上記実施形態における各装置は、例えば、上記の各処理を実行するためのプログラムが記憶された状態で各装置の管理者などへと譲渡される。あるいは、当該各装置は、当該プログラムが記憶されない状態で当該管理者などに譲渡される。そして、当該プログラムが別途に当該管理者などへと譲渡され、当該管理者又はサービスマンなどによる操作に基づいて当該各装置に記憶される。このときのプログラムの譲渡は、例えば、ディスクメディア又は半導体メモリなどのようなリムーバブルな記憶媒体を用いて、あるいはインターネット又はLANなどを介したダウンロードにより実現できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1……情報提供システム、10……端末装置、11,21……プロセッサー、12,22……ROM、13,23……RAM、14,24……補助記憶デバイス、15,25……通信インターフェース、16……カメラ、17……タッチパネル、18……センサー、19,26……バス、20……サーバー装置、141,241……マーカーDB、IM1……画像、IM2……長方形画像、S1……張り紙

Claims (6)

  1. 第1の情報処理装置及び第2の情報処理装置を含み、
    前記第1の情報処理装置は、
    カメラで撮影した第1の画像を取得する第1の取得部と、
    前記第1の画像内からマーカーとして用いる第1の領域を切り抜く切り抜き部と、
    前記第1の領域の特徴量及び位置を求める導出部と、
    前記第1の領域の特徴量及び位置を送信する送信部と、を備え、
    前記第2の情報処理装置は、
    前記第1の領域の特徴量及び位置を受信する受信部と、
    前記第1の領域の特徴量及び位置を記憶する記憶部と、
    カメラで撮影した第2の画像を取得する第2の取得部と、
    前記記憶部に記憶された特徴量を用いて前記第2の画像内に前記第1の領域が映っていることを判定し、前記第1の領域が映っていると判定した前記第2の画像及び前記第1の領域の位置を用いて前記カメラの位置を求める位置推定部と、を備える、情報処理システム。
  2. 前記第1の情報処理装置から前記第1の領域の特徴量及び位置を受信して、前記第2の情報処理装置に前記第1の領域の特徴量及び位置を送信する通信部を備えるサーバー装置をさらに備える、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 第1の領域の特徴量及び位置を受信する受信部と、前記第1の領域の特徴量及び位置を記憶する記憶部と、カメラで撮影した第2の画像を取得する第2の取得部と、前記記憶部に記憶された特徴量を用いて前記第2の画像内に前記第1の領域が映っていることを判定し、前記第1の領域が映っていると判定した前記第2の画像及び前記第1の領域の位置を用いて前記カメラの位置を求める位置推定部と、を備える端末装置とともに情報処理システムを構成し、
    カメラで撮影した第1の画像を取得する第1の取得部と、
    前記第1の画像内からマーカーとして用いる第1の領域を切り抜く切り抜き部と、
    前記第1の領域の特徴量及び位置を求める導出部と、
    前記第1の領域の特徴量及び位置を送信する送信部と、を備える情報処理装置。
  4. カメラで撮影した第1の画像を取得する第1の取得部と、前記第1の画像内からマーカーとして用いる第1の領域を切り抜く切り抜き部と、前記第1の領域の特徴量及び位置を求める導出部と、前記第1の領域の特徴量及び位置を送信する送信部と、を備える端末装置とともに情報処理システムを構成し、
    前記第1の領域の特徴量及び位置を受信する受信部と、
    前記第1の領域の特徴量及び位置を記憶する記憶部と、
    カメラで撮影した第2の画像を取得する第2の取得部と、
    前記記憶部に記憶された特徴量を用いて前記第2の画像内に前記第1の領域が映っていることを判定し、前記第1の領域が映っていると判定した前記第2の画像及び前記位置を用いて前記カメラの位置を求める位置推定部と、を備える情報処理装置。
  5. カメラで撮影した画像を取得する取得部と、
    前記画像内からマーカーとして用いる第1の領域を切り抜く切り抜き部と、
    前記第1の領域の特徴量及び位置を求める導出部と、
    前記第1の領域の特徴量及び位置を送信する送信部と、
    前記第1の領域の特徴量及び位置を受信する受信部と、
    前記第1の領域の特徴量及び位置を記憶する記憶部と、
    前記特徴量を用いて前記画像内に前記第1の領域が映っていることを判定し、前記第1の領域が映っていると判定した前記画像及び前記第1の領域の位置を用いて前記カメラの位置を求める位置推定部と、を備える、情報処理装置。
  6. 情報処理装置が備えるプロセッサーを、
    カメラで撮影した画像を取得する取得部と、
    前記画像内からマーカーとして用いる第1の領域を切り抜く切り抜き部と、
    前記第1の領域の特徴量及び位置を求める導出部と、
    前記第1の領域の特徴量及び位置を送信する送信部と、
    前記第1の領域の特徴量及び位置を受信する受信部と、
    前記第1の領域の特徴量及び位置を記憶する記憶部と、
    前記特徴量を用いて前記画像内に前記第1の領域が映っていることを判定し、前記第1の領域が映っていると判定した前記画像及び前記第1の領域の位置を用いて前記カメラの位置を求める位置推定部と、して機能させるためのプログラム。
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