JP2021050665A - 圧縮機 - Google Patents

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英伸 市川
Hidenobu Ichikawa
英伸 市川
久米村 洋一
Yoichi Kumemura
洋一 久米村
小林 寛
Hiroshi Kobayashi
寛 小林
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【課題】 運転時の静粛性を高める。【解決手段】 円筒状の内周面12を有しているシリンダ11と、シリンダ11内に上死点と下死点との間で往復動可能に設けられ、シリンダ11内を上死点側の圧縮室16と下死点側の吸気室17とに画成しているピストン13と、ピストン13の外周側の上死点側に設けられ、シリンダ11の内周面12との間をシールするシール部材18と、を含んで構成されている。この上で、シリンダ11の内周面12とピストン13の筒部15との間には、ピストン13が上死点から下死点に向けて移動するときに、吸気室17の空気を圧縮室16に導く気体導入路20が設けられている。【選択図】 図1

Description

本開示は、例えば圧縮空気を生成する圧縮機に関する。
4輪自動車等の車両に搭載される圧縮機としては、リニアモータを駆動源として用いたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の従来技術によるリニアモータ式の圧縮機は、シリンダ内で往復動するピストンを直動推力により駆動できるので、回転運動を直線運動に変換するためのリンクを必要としない圧縮機である。このため、リニアモータ式の圧縮機は、従来のスライダクランク機構の圧縮機に比較して機械的損失が少なく、振動騒音の起振源も少ないので、高効率であり、低騒音に優位性がある。
特開2018−62917号公報
ところで、圧縮機は、シリンダ内でピストンが往復動することにより、吸気弁を開弁させて吸込んだ空気等の気体を圧縮した後に吐出弁を開弁させて外部に吐出する構成となっている。この圧縮機の運転時には、流れる気体が吸気弁と吐出弁に衝突する上に、吸気弁と吐出弁がそれぞれ閉弁時に衝突音を発生するから、運転時の静粛性を高めるための障害となっている。
本発明の一実施形態の目的は、運転時の静粛性を高めることができるようにした圧縮機を提供することにある。
本発明の一実施形態は、円筒状の内周面を有しているシリンダと、該シリンダ内に上死点と下死点との間で往復動可能に設けられ、該シリンダ内を上死点側の圧縮室と下死点側の吸気室とに画成しているピストンと、前記ピストンの外周側の前記上死点側に設けられ、前記シリンダの内周面との間をシールするシール部材と、を含んで構成された圧縮機において、前記シリンダの内周面と前記ピストンの外周面との間には、前記ピストンが前記上死点から前記下死点に向けて移動するときに、前記吸気室の気体を前記圧縮室に導く気体導入路が設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、運転時の静粛性を高めることができる。
第1の実施形態によるリニアモータ式の圧縮機を示す縦断面図である。 図1中のピストンを下死点に配置した状態でシリンダ等と一緒に示す要部拡大の縦断面図である。 ピストンを上死点に配置した状態を図2と同様位置から見た要部拡大の縦断面図である。 リニアモータ式の圧縮機が適用されたエアサスペンションシステムを示す空気圧回路図である。 第2の実施形態によるシリンダとピストンを図2と同様位置から見た要部拡大の縦断面図である。 ピストンを上死点に配置した状態を図5と同様位置から見た要部拡大の縦断面図である。 シリンダとピストンを図5中の矢示VII−VII方向から見た横断面図である。
以下、本発明の実施形態による圧縮機を、リニアモータ式の圧縮機として構成した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。本実施形態では、リニアモータ式の圧縮機は、4輪自動車のエアサスペンションシステムの一部として車体に取付けられた場合を例示している。
図1ないし図4は、本発明の第1の実施形態を示している。図1において、リニアモータ式の圧縮機1は、リニアモータ2、圧縮部10等を含んで構成されている。リニアモータ2は、電機子4のコイル(図示せず)に電流を流すことにより、可動子5を長さ方向(軸方向)に往復動させることで、圧縮部10のピストン13を同方向に往復動させる。
リニアモータ2は、リニアモータ式の圧縮機1(圧縮部10)の駆動源として設けられ、例えば車体に取付けられている。リニアモータ2は、その外殻を構成するケーシング3と、ケーシング3内に配設された電機子4、可動子5、支持部材6およびばね7とを含んで構成されている。リニアモータ2のケーシング3は、軸方向の一側が開口し、軸方向の他側が閉塞された有底円筒状の中空容器として形成されている。ケーシング3の内部には、電機子4、可動子5、支持部材6およびばね7が収容されている。
電機子4と可動子5とは、電機子4への通電によって両者間に磁気的な吸引力と反発力とを発生する。これにより、平板状の可動子5は、一対の電機子4間でケーシング3内を長さ方向(軸方向)に往復動を繰返すように駆動される。ばね7は、例えば圧縮コイルばねにより構成され、可動子5をケーシング3の軸方向の一側(開口端側)に向けて常時付勢している。ばね7は、可動子5が軸方向で往復動するときに、軸方向に伸縮するように弾性的に撓み変形される。
リニアモータ2のケーシング3は、内部に電機子4および可動子5等からなるモータを収容している。このうち、可動子5は、ケーシング3から後述のシリンダ11内に向けて突出し、前述したモータの駆動により往復動する出力軸5Aを有している。この出力軸5Aの突出端側には、後述のピストン13が設けられている。
ケーシング3の軸方向他側(閉塞端側)には、筒状のインバータケース8が設けられ、このインバータケース8内には、制御用インバータ9(二点鎖線で図示)が設けられている。制御用インバータ9は、例えば電機子4に通電するための高電圧を発生するパワートランジスタ等を含んで構成されている。
次に、本実施形態の特徴部分となるシリンダ11、ピストン13等を備えた圧縮部10の構成について詳細に説明する。
リニアモータ式の圧縮機1の圧縮部10は、リニアモータ2とエアドライヤ23との間に挟まれた状態で設けられている。圧縮部10は、シリンダ11、ピストン13、シール部材18、通気路19および気体導入路20を含んで構成されている。圧縮部10は、リニアモータ2の可動子5と一緒にピストン13が軸方向に往復動されるときに、シリンダ11内で空気を圧縮して圧縮空気を発生させる。
シリンダ11は、例えばアルミニウム合金等の金属材料を用いて段付きの円筒状に形成されている。シリンダ11は、後述の内周面12を有し、内周面12には、ピストン13が往復動(摺動)可能に挿嵌されている。ここで、シリンダ11には、軸方向一側の端部を拡径することにより円環状の取付ベース11Aが形成されている。この取付ベース11Aは、ケーシング3の開口端側を閉塞するように当該ケーシング3に取付けられている。一方、シリンダ11は、軸方向他側の端部を縮径することにより蓋部11Bを有している。蓋部11Bの中央には、吐出口11Cが軸方向に貫通して設けられている。この蓋部11Bは、ピストン13との間で後述の圧縮室16を形成する。
シリンダ11の内周面12は、円筒状に形成され、軸方向の一側が蓋部11Bによって閉塞され、軸方向の他側がケーシング3内に開口している。これにより、シリンダ11内には、ケーシング3内から延びた可動子5の出力軸5Aが進入している。内周面12には、ピストン13が軸方向に移動可能に挿嵌されている。
内周面12は、図3に示すように、ピストン13の上死点側、即ち、上死点側に位置するピストン13を取囲む範囲に設けられたシリンダ小径部12Aと、図2に示すように、ピストン13の下死点側、即ち、下死点側に位置するピストン13を取囲む範囲に設けられたシリンダ大径部12Bとを有している。シリンダ大径部12Bの内径寸法は、シリンダ小径部12Aの内径寸法よりも大きな値に設定されている。これにより、下死点に配置されたピストン13の周囲には、シリンダ大径部12Bとの間に後述の気体導入路20が形成されている。さらに、内周面12は、シリンダ小径部12Aとシリンダ大径部12Bとの間に位置して環状の段差部12Cを有している。
内周面12のシリンダ小径部12Aは、後述するピストン13の筒部15を形成するピストン小径部15Aの外径寸法よりも僅かに大きな内径寸法を有している。一方で、シリンダ小径部12Aの内径寸法は、ピストン大径部15Bの外径寸法よりも小さな値となっている。また、内周面12のシリンダ大径部12Bは、ピストン大径部15Bの外径寸法よりも僅かに大きな内径寸法を有している。これにより、シリンダ大径部12Bは、ピストン大径部15Bの外周縁が摺接することで、内周面12と同軸にピストン13を案内している。
ここで、シリンダ小径部12Aの軸方向寸法(シリンダ11に対する設置範囲)は、図2に示すように、ピストン13が下死点に配置されたときに、ピストン13の円板部14から段差部12Cが離れる寸法に設定されている。これにより、ピストン13が下死点に配置されたときには、段差部12Cとピストン13との間の隙間を含む後述の気体導入路20を通じて、通気路19を圧縮室16に接続させることができる。
内周面12の段差部12Cは、軸方向他側から一側に向けて縮径するテーパ面として形成されているから、気体導入路20から圧縮室16に向けて空気を円滑に流通させることができる。また、テーパ面からなる段差部12Cは、ピストン13が上死点側に移動するときに、ピストン13をシリンダ小径部12Aに円滑に導くことができる。
ピストン13は、シリンダ11内に往復動可能に設けられている。具体的には、ピストン13は、シリンダ11の内周面12内で、リニアモータ2によって図2に示す矢示A方向と図3に示す矢示B方向とに往復動される。また、ピストン13は、シリンダ11内を上死点側の圧縮室16と下死点側の吸気室17とに画成している。ピストン13は、リニアモータ2の可動子5を形成する出力軸5Aの突出端側(一端側)に取付けられている。これにより、ピストン13は、シリンダ11内(内周面12)を可動子5と一緒に、リニアモータ2の軸線方向に往復動する。
ピストン13は、シリンダ11の蓋部11Bと対面するように一端部に設けられた円板部14と、円板部14の外周から軸方向他側に向けて延びた筒部15とにより形成されている。筒部15は、ピストン13の外周面を形成している。筒部15は、シリンダ小径部12Aに嵌合するピストン小径部15Aと、下死点側に位置してシリンダ大径部12Bに嵌合するピストン大径部15Bとを有している。ピストン小径部15Aの一端側には、径方向に開放されたシール溝15Cが全周に亘って形成されている。また、筒部15は、シール溝15Cとピストン大径部15Bとの間が小径な縮径部15Dとなっている。この縮径部15Dは、シリンダ大径部12Bとの隙間を大きくすることにより、気体導入路20での空気の流れを円滑にすることができる。
ここで、筒部15のピストン大径部15Bは、筒部15の他端部から径方向の外側に拡開した円環状の鍔部として形成されている。ピストン大径部15Bの外径寸法は、シリンダ小径部12Aよりも僅かに小さな寸法に設定されている。これにより、ピストン13は、ピストン大径部15Bの外周縁をシリンダ大径部12Bに摺接させることで、内周面12と同軸に往復動作することができる。
圧縮室16は、シリンダ11の蓋部11B、内周面12のシリンダ小径部12Aおよびピストン13の円板部14によって囲まれた円柱状の空間として形成されている。また、吸気室17は、ピストン13の円板部14よりも軸方向の他側に位置して内周面12のシリンダ大径部12B内の空間として形成されている。吸気室17には、例えば、ケーシング3に設けられた吸気口(図示せず)を介して外部の空気が流入する。
シール部材18は、ピストン13の上死点側に位置するシール溝15C内に設けられている。シール部材18は、例えば、Oリング、ライダリング等の環状シールによって構成されている。シール部材18は、その外周面が内周面12のシリンダ小径部12Aに摺接することで、筒部15(ピストン13)のピストン小径部15Aとシリンダ11の内周面12との間を気密にシールしている。
通気路19は、ピストン13の筒部15に設けられている。通気路19は、筒部15を径方向に貫通して設けられ、例えば周方向に間隔をもって複数個、例えば6個設けられている。この場合、通気路19は、1〜5個または7個以上設けることもできる。各通気路19は、吸気室17側の空気をピストン13の筒部15の外周側に流通させる。ここで、各通気路19は、筒部15の縮径部15Dに開口している。これにより、吸気室17から各通気路19を通過した空気は、縮径部15Dによって拡大された広い環状隙間からなる気体導入路20で円滑に流通することができる。
気体導入路20は、シリンダ11の内周面12とピストン13の外周面をなす筒部15との間に設けられている。気体導入路20は、図2に示すように、ピストン13が下死点側に移動したときに、シリンダ大径部12Bと筒部15のピストン小径部15Aとの間に環状隙間として形成されている。また、気体導入路20は、図2に矢示Cで示すように、シリンダ小径部12Aからピストン13が離間したときに、各通気路19を流通した空気を圧縮室16に供給することができる。一方で、気体導入路20は、ピストン13の筒部15がシリンダ11(内周面12)のシリンダ小径部12Aに達したときに圧縮室16と遮断される。
気体導入路20は、シリンダ11とピストン13との間に円筒状の環状隙間として形成されているから、広い通路面積をもって空気を円滑に流通させることができる。しかも、気体導入路20は、筒部15の縮径部15Dによって通路面積がさらに拡大されているから、より一層円滑に空気を流通することができる。
シリンダヘッド21は、シリンダ11の一端側に取付けられている。シリンダヘッド21とシリンダ11の蓋部11Bとの間には、吐出口11Cから圧縮空気が吐出されるのを許し、逆向きの流れを阻止する吐出弁22が設けられている。
このように構成された圧縮部10では、図2に示すように、ピストン13が下死点に向けて矢示A方向に移動すると、圧縮室16内が負圧になるから、吸気室17内の空気は、矢示Cで示すように、各通気路19を通って気体導入路20に流出し、気体導入路20を軸方向の一側に流れて圧縮室16に達する。次に、図3に示すように、ピストン13が上死点に向けて矢示B方向に移動し、ピストン13がシリンダ11を構成する内周面12のシリンダ小径部12Aに進入すると、圧縮室16内の空気が圧縮される。そして、所定圧まで圧縮された空気は、吐出弁22を開弁させて吐出口11Cから外部に吐出される。
エアドライヤ23は、シリンダヘッド21の一端側に取付けられている。エアドライヤ23の内部には、乾燥剤23Aが充填されている。そして、エアドライヤ23は、圧縮部10から吐出された圧縮空気に対して乾燥剤23Aを接触させることにより、この圧縮空気中の水分を乾燥剤23Aによって吸収して空気を乾燥させる。
次に、図4を参照して、本実施形態によるリニアモータ式の圧縮機1を、4輪自動車に代表される車両のエアサスペンションシステムに適用した場合を例に挙げて説明する。このエアサスペンションシステムは、リニアモータ式の圧縮機1、複数のエアサスペンション31、空気導管34および複数の給排気弁35を含んで構成されている。
複数のエアサスペンション31は、車両の各車輪側と車体側(いずれも図示せず)との間に設けられている。これらのエアサスペンション31は、後述のエア室31C内に圧縮空気が給排されることにより、エア室31Cの拡張と縮小に応じて車高調整を行う車高調整装置を構成している。
各エアサスペンション31は、例えば車両の車軸側に取付けられるシリンダ31Aと、シリンダ31A内から軸方向へと伸縮可能に突出し突出端側が車体側に取付けられるピストンロッド31Bと、ピストンロッド31Bの突出端側とシリンダ31Aとの間に伸縮可能に設けられて空気ばねとして作動するエア室31Cとにより構成されている。各エアサスペンション31のエア室31Cは、後述の分岐管34Aから圧縮空気が給排されることにより軸方向に拡縮される。
エアサスペンション31は、圧縮機1から圧縮空気が供給され、または排出されると、このときの給排量(圧縮空気量)に応じて上,下に拡張または縮小して車両の車高調整を行う。これらのエアサスペンション31は、空気導管34を介して圧縮機1の圧縮部10に接続されている。
圧縮機1(圧縮部10)の吸気側には、吸気管路32が接続され、圧縮部10の吐出弁22側には、給排管路33が接続されている。この給排管路33の先端側は、後述の給排切換弁41を介して空気導管34に接続されている。給排管路33の途中位置には、エアドライヤ23が設けられている。
吸気管路32は、圧縮機1の吸気通路を構成し、接続点32Cの位置には、後述のタンク側吸込管路37と還流管路42とが接続されている。なお、タンク側吸込管路37と還流管路42とは、吸気管路32に対して異なる位置で接続してもよい。
吸気管路32は、一端側が圧縮機1の外部に開口する吸気ポート32Aとなり、この吸気ポート32Aには、空気中の塵埃等を除去するフィルタ(図示せず)が設けられる。吸気管路32の他端側は、圧縮部10の吸気側に接続され、吸気管路32の途中には、チェック弁からなる吸気弁32Bが設けられている。但し、図1に示すリニアモータ式の圧縮機1では、吸気管路32および吸気弁32B等の図示を省略している。
給排管路33は、圧縮部10から発生した圧縮空気をエアサスペンション31のエア室31Cに給排する給排通路を構成している。エアサスペンション31のエア室31Cに供給された圧縮空気は、車高を下げるときにエア室31Cから給排管路33を介して、例えばエアドライヤ23を逆流するように排出されたり、後述のタンク36内に逃がすように排出されたりする。
また、給排管路33には、圧縮機1の吐出弁22とエアドライヤ23との間に位置する接続点33Aから排気管路43が分岐して設けられている。エアドライヤ23と給排切換弁41との間に位置する給排管路33の接続点33Bからは、タンク用管路39が分岐して設けられている。各エアサスペンション31のエア室31Cは、それぞれの分岐管34A、給排切換弁41および空気導管34を介して圧縮機1の給排管路33に接続されている。
圧縮空気の給排気弁35は、エアサスペンション31のエア室31Cに対する圧縮空気の給排を制御するため、各分岐管34Aの途中に設けられている。給排気弁35は、例えば2ポート2位置の電磁式切換弁(ソレノイドバルブ)により構成されている。給排気弁35は、通常時は閉弁位置(a)におかれ、制御装置(図示せず)からの制御信号により励磁されると、閉弁位置(a)から開弁位置(b)に切換えられる。
なお、各給排気弁35は、エアサスペンション31のエア室31Cと分岐管34Aとの間に接続して設ける構成でもよい。また、給排気弁35は、リリーフ弁(安全弁)としての機能を有している。このため、エア室31C内の圧力がリリーフ設定圧を越えると、給排気弁35は消磁したままでも、閉弁位置(a)から開弁位置(b)に切換わり、このときの過剰圧を空気導管34内に逃がす。
圧縮空気を貯留するタンク36は、接続管36Aを有している。この接続管36Aは、一方の端部がタンク36に接続され、他方の端部が後述のタンク側吸込管路37とタンク用管路39とに接続されている。タンク36の接続管36Aは、圧縮部10の吸気側にタンク側吸込管路37を介して接続されている。このタンク側吸込管路37は、一方の端部がタンク36(接続管36A)に接続され、他方の端部が接続点32Cの位置で吸気管路32に接続されている。
タンク側吸込管路37には、タンク36内の圧縮空気を圧縮部10の吸気側に供給、停止するための吸気電磁弁38が設けられている。この吸気電磁弁38は、例えば2ポート2位置の電磁式切換弁により構成されている。吸気電磁弁38は、通常時は閉弁位置(c)におかれ、制御装置からの制御信号により励磁されると、閉弁位置(c)から開弁位置(d)に切換えられる。また、吸気電磁弁38は、前述した給排気弁35と同様に、リリーフ弁(安全弁)としての機能を有している。
タンク36の接続管36Aは、圧縮部10の吐出側にタンク用管路39を介して接続されている。このタンク用管路39は、一方の端部がタンク36(接続管36A)に接続され、他方の端部が接続点33Bの位置で給排管路33から分岐されるように接続されている。
タンク用管路39には、タンク36内の圧縮空気を給排管路33内へと戻すように供給、停止するための戻し電磁弁40が設けられている。この戻し電磁弁40は、例えば2ポート2位置の電磁式切換弁により構成されている。戻し電磁弁40は、通常時は閉弁位置(e)におかれ、制御装置からの制御信号により励磁されると、閉弁位置(e)から開弁位置(f)に切換えられる。戻し電磁弁40の開弁時には、例えばタンク用管路39を介してエアサスペンション31内の圧縮空気をタンク36内へと戻すように蓄圧することができる。また、戻し電磁弁40は、前述した給排気弁35と同様に、リリーフ弁(安全弁)としての機能を有している。
給排切換弁41は、エアサスペンション31側の空気導管34を給排管路33または還流管路42に対して選択的に接続する弁で、例えば3ポート2位置の電磁式方向切換弁によって構成されている。即ち、給排切換弁41は、圧縮機1で生成した圧縮空気をエアサスペンション31のエア室31Cに供給したり、給排管路33を介してエア室31C内の圧縮空気を排出したりする給排位置(g)と、還流管路42を介してエア室31C内の圧縮空気を圧縮部10の吸気側に還流させる還流位置(h)と、に選択的に切換えられる。
還流管路42は、圧縮部10、給排管路33およびエアドライヤ23を迂回して設けられたバイパス通路であり、その一方の端部は給排切換弁41を介してエアサスペンション31側の空気導管34に接続可能となっている。還流管路42の他方の端部は、接続点32Cの位置で吸気管路32に接続されている。このため、給排切換弁41が還流位置(h)に切換えられたときに、還流管路42は、エアサスペンション31のエア室31Cから排出される圧縮空気を、給排管路33を迂回させるように圧縮部10の吸気側に還流させる。
排気管路43は、給排管路33内の圧縮空気を外部に排気するための通路であり、その途中には排気電磁弁44が設けられている。排気管路43は、一方の端部が接続点33Aの位置で給排管路33に接続されている。排気管路43の他方の端部は、圧縮機1の外部へと延び、その先端部は排気ポート43Aとなっている。
排気電磁弁44は、例えば2ポート2位置の電磁式切換弁により構成されている。排気電磁弁44は、通常時は閉弁位置(i)におかれ、制御装置からの制御信号により励磁されると、閉弁位置(i)から開弁位置(j)に切換えられる。排気電磁弁44の開弁時には、タンク36内の圧縮空気を給排管路33、エアドライヤ23、排気管路43を介して排気ポート43Aから外部に排出(放出)したり、エアサスペンション31内の圧縮空気を給排管路33、エアドライヤ23、排気管路43を介して排気ポート43Aから外部に排出したりすることができる。また、排気電磁弁44は、前述した給排気弁35と同様にリリーフ弁(安全弁)としての機能を有している。
空気導管34には、例えば各分岐管34Aと給排切換弁41との間の位置に圧力検出器45が設けられている。この圧力検出器45は、全ての給排気弁35、吸気電磁弁38および排気電磁弁44を閉弁し、給排切換弁41を給排位置(g)に戻した状態で、例えば戻し電磁弁40を閉弁位置(e)から開弁位置(f)に切換えたときに、タンク用管路39を介してタンク36内の圧力を検出する。また、吸気電磁弁38、戻し電磁弁40および排気電磁弁44を閉弁した状態で、例えば給排気弁35の少なくともいずれかを開弁したときには、該当するエアサスペンション31のエア室31C内の圧力を圧力検出器45により検出することができる。
第1の本実施形態によるリニアモータ式の圧縮機1は、上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
まず、リニアモータ2の電機子4のコイル(図示せず)に電流を供給(通電)すると、可動子5は軸方向に推力を受ける。このとき、電機子4と可動子5とは、電機子4の各コイル(図示せず)への通電によって両者間に磁気的な吸引力と反発力とが発生し、これにより、平板状の可動子5は、一対の電機子4間でケーシング3内を長さ方向(軸方向)に往復動を繰返す。
可動子5の往復動に伴う推力は、圧縮部10を構成するシリンダ11内のピストン13に伝えられる。ピストン13は、シリンダ11内で軸方向に往復動を繰返し、圧縮運転が行われる。即ち、図2に示すピストン13の吸入行程では、圧縮室16内が負圧傾向になり、これに伴って、吸気室17内の空気は、矢示Cで示すように、各通気路19を通って気体導入路20に流出し、気体導入路20を軸方向の一側に流れて圧縮室16に達する。次に、図3に示すピストン13の圧縮行程では、ピストン13がシリンダ11を構成する内周面12のシリンダ小径部12Aに進入することで、圧縮室16内の空気を圧縮する。そして、所定圧まで圧縮された空気は、吐出弁22を開弁させて吐出口11Cからシリンダヘッド21を介してエアドライヤ23内に向けて矢示D方向に吐出される。圧縮部10から吐出された圧縮空気は、エアドライヤ23で乾燥された後、空気導管34(各分岐管34A)を介して各エアサスペンション31のエア室31C内に供給される。
かくして、本実施形態によれば、シリンダ11の内周面12とピストン13の筒部15との間には、ピストン13が上死点から下死点に向けて移動するときに、吸気室17の空気を圧縮室16に導く気体導入路20が設けられている。
従って、圧縮室16に空気を吸込むときには、空気が吸気弁に衝突したときの騒音や、吸気弁が開閉弁したときの衝突音が発生することがない。この結果、リニアモータ式の圧縮機1は、運転したときの騒音を抑えて、運転時の静粛性を高めることができる。
シリンダ11の内周面12は、ピストン13の上死点側に位置するシリンダ小径部12Aと、ピストン13の下死点側に位置してシリンダ小径部12Aよりも大径なシリンダ大径部12Bとを有している。また、ピストン13の筒部15は、シリンダ小径部12Aに嵌合するピストン小径部15Aと、下死点側に位置してシリンダ大径部12Bに嵌合するピストン大径部15Bとを有している。この上で、ピストン13には、吸気室17側の空気を気体導入路20に流通させるためにピストン小径部15Aに開口して通気路19が設けられている。さらに、気体導入路20は、ピストン13が下死点側に移動したときに、シリンダ大径部12Bとピストン小径部15Aとの間に形成されて圧縮室16と通気路19に連通する環状隙間により形成されている。
これにより、気体導入路20は、シリンダ11とピストン13との間に円筒状の環状隙間として形成されているから、全周に亘る広い通路面積をもって空気を圧縮室16に向けて円滑に流通させることができる。
次に、図5ないし図7は本発明の第2の実施形態を示している。本実施形態の特徴は、シリンダは、内周面と、ピストンが下死点に位置した状態で、ピストンよりも上死点側の位置から下死点側まで内周面を切欠いて軸方向に延びた溝部とを有し、気体導入路は、ピストンが下死点側に移動したときに、溝部とピストンの外周面との間に軸方向に延びて凹設され、圧縮室と吸気室に連通する溝状隙間により形成されていることにある。なお、第2の実施形態では、前述した第1の実施形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図5、図6において、第2の実施形態による圧縮部51は、シリンダ52、ピストン55、シール部材58および気体導入路59を含んで構成されている。
シリンダ52は、軸方向一側の端部が円環状の取付ベース52Aとなり、軸方向他側の端部が縮径することにより蓋部52Bとなり、蓋部52Bの中央には、吐出口52Cが軸方向に貫通して設けられている。この上で、シリンダ52は、内周面53と溝部54とを有している。
シリンダ52の内周面53は、ピストン55の筒部57よりも僅かに大きな内径寸法を有している。ここで、第2の実施形態による内周面53は、ピストン55が往復動する全長に亘って形成されている。これにより、内周面53には、常にシール部材58が摺接している。
シリンダ52の溝部54は、ピストン55が下死点に位置した状態(図5の状態)で、ピストン55よりも上死点側の位置から下死点側となる吸気室17まで内周面53を切欠いて軸方向に延びて設けられている。これにより、溝部54は、図5に示すピストン55の下死点では、圧縮室16に連通している。
また、図7に示すように、溝部54は、例えば、周方向に間隔をもって複数、例えば3本設けられている。各溝部54は、ピストン55の筒部57との間に後述の気体導入路59を形成している。なお、溝部54(後述の気体導入路59)は、1,2または4本以上設ける構成としてもよい。
ピストン55は、第1の実施形態によるピストン13と同様に、円板部56と筒部57とにより構成されている。第2の実施形態によるピストン55は、筒部57からピストン大径部と通気路とが削除されている点で、第1の実施形態によるピストン13と相違している。筒部57の一端部には、径方向に開放されたシール溝57Aが全周に亘って形成されている。このシール溝57Aには、第1の実施形態によるシール部材18と同様のシール部材58が設けられている。また、筒部15の外周側は、軸方向の中間部分に位置して縮径部57Bとなっている。
気体導入路59は、ピストン55が下死点側に移動したときに、各溝部54とピストン55の筒部57との間にそれぞれ軸方向に延びて凹設された溝状隙間として形成されている。各気体導入路59は、圧縮室16と吸気室17に連通している。気体導入路59は、ピストン55が当該気体導入路59の一端部を越えて下死点側に移動したときに、吸気室17側の空気を圧縮室16に供給する。一方で、気体導入路59は、ピストン55が当該気体導入路59の一端部を越えて上死点側に移動したときに、圧縮室16に対して遮断される。さらに、気体導入路59は、筒部57の縮径部57Bによって通路面積が拡大されているから、円滑に空気を流通することができる。
このように構成された圧縮部51では、図5に示すように、ピストン55が下死点に向けて矢示A方向に移動すると、圧縮室16内が負圧になるから、吸気室17内の空気は、矢示Eで示すように、各気体導入路59を流れて圧縮室16に達する。次に、図6に示すように、ピストン55が上死点に向けて矢示B方向に移動し、ピストン55が各気体導入路59よりも上死点側に移動すると、各気体導入路59が遮断されて圧縮室16内の空気が圧縮される。そして、所定圧まで圧縮された空気は、矢示Fで示すように、吐出弁22を開弁させて吐出口52Cから外部に吐出される。
かくして、このように構成された第2の実施形態においても、前述した第1の実施形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第2の実施形態によれば、ピストン55が下死点に向けて矢示A方向に移動したときに、各気体導入路59は、圧縮室16に徐々に連通するから、各気体導入路59が圧縮室16に連通する瞬間の騒音を抑えることができる。また、シリンダ52の内周面53は、ピストン55の上死点から下死点までの全長に設けているから、この内周面53には、常にシール部材58を摺接させることができる。これにより、シール部材58の脱落や摩耗を抑制することができる。
なお、第1の実施形態では、圧縮部10をリニアモータ2により駆動するリニアモータ式の圧縮機1を車両に搭載した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばリニアモータ以外の駆動源を用いて圧縮部を駆動する構成としてもよい。また、本発明の圧縮機は、車両以外のものに搭載する構成としてもよい。これらの構成は、第2の実施形態にも同様に適用することができる。
第1の実施形態では、圧縮機1をタンク36に圧縮空気を貯留可能としたクローズドタイプのエアサスペンションシステムに適用した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば圧縮空気の貯留タンクを使用することのないオープンタイプのエアサスペンションシステム(即ち、圧縮空気を外部に排気するシステム)に適用してもよい。この構成は、第2の実施形態にも同様に適用することができる。
さらに、第1の実施形態では、リニアモータ2の中心軸線と圧縮部10の中心軸線とエアドライヤ23の中心軸線が一致するように、それぞれを配置した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば圧縮部の中心軸線とエアドライヤの中心軸線とが、リニアモータの中心軸線に対して僅かにオフセットされた位置に配置される場合を排除するものではない。また、リニアモータの中心軸線とエアドライヤの中心軸線とが、圧縮部の中心軸線に対してオフセットしていてもよいし、リニアモータの中心軸線と圧縮部の中心軸線とが、エアドライヤの中心軸線に対してオフセットしていてもよい。これらの構成は、第2の実施形態にも同様に適用することができる。
次に、上記実施形態に含まれる圧縮機として、例えば、以下に述べる態様のものが考えられる。
圧縮機の第1の態様としては、円筒状の内周面を有しているシリンダと、該シリンダ内に上死点と下死点との間で往復動可能に設けられ、該シリンダ内を上死点側の圧縮室と下死点側の吸気室とに画成しているピストンと、前記ピストンの外周側の前記上死点側に設けられ、前記シリンダの内周面との間をシールするシール部材と、を含んで構成された圧縮機において、前記シリンダの内周面と前記ピストンの外周面との間には、前記ピストンが前記上死点から前記下死点に向けて移動するときに、前記吸気室の気体を前記圧縮室に導く気体導入路が設けられていることを特徴としている。
圧縮機の第2の態様としては、前記第1の態様において、前記シリンダの前記内周面は、前記ピストンの前記上死点側に位置するシリンダ小径部と、前記ピストンの前記下死点側に位置して該シリンダ小径部よりも大径なシリンダ大径部とを有し、前記ピストンの前記外周面は、前記シリンダ小径部に嵌合するピストン小径部と、前記下死点側に位置して前記シリンダ大径部に嵌合するピストン大径部とを有し、前記ピストンには、前記吸気室側の気体を前記気体導入路に流通させるために前記ピストン小径部に開口して通気路が設けられ、前記気体導入路は、前記ピストンが前記下死点側に移動したときに、前記シリンダ大径部と前記ピストン小径部との間に形成されて前記圧縮室と前記通気路に連通する環状隙間により形成されていることを特徴としている。
圧縮機の第3の態様としては、前記第1の態様において、前記シリンダは、前記内周面と、前記ピストンが前記下死点に位置した状態で、前記ピストンよりも前記上死点側の位置から前記下死点側まで前記内周面を切欠いて軸方向に延びた溝部とを有し、前記気体導入路は、前記ピストンが前記下死点側に移動したときに、前記溝部と前記ピストンの前記外周面との間に軸方向に延びて凹設され、前記圧縮室と前記吸気室に連通する溝状隙間により形成されていることを特徴としている。
1,51 圧縮機
11,52 シリンダ
12,53 内周面
12A シリンダ小径部
12B シリンダ大径部
13,55 ピストン
15,57 筒部(外周面)
15A ピストン小径部
15B ピストン大径部
16 圧縮室
17 吸気室
18,58 シール部材
19 通気路
20 気体導入路(環状隙間)
54 溝部
59 気体導入路(溝状隙間)

Claims (3)

  1. 円筒状の内周面を有しているシリンダと、
    該シリンダ内に上死点と下死点との間で往復動可能に設けられ、該シリンダ内を上死点側の圧縮室と下死点側の吸気室とに画成しているピストンと、
    前記ピストンの外周側の前記上死点側に設けられ、前記シリンダの内周面との間をシールするシール部材と、を含んで構成された圧縮機において、
    前記シリンダの内周面と前記ピストンの外周面との間には、前記ピストンが前記上死点から前記下死点に向けて移動するときに、前記吸気室の気体を前記圧縮室に導く気体導入路が設けられていることを特徴とする圧縮機。
  2. 前記シリンダの前記内周面は、前記ピストンの前記上死点側に位置するシリンダ小径部と、前記ピストンの前記下死点側に位置して該シリンダ小径部よりも大径なシリンダ大径部とを有し、
    前記ピストンの前記外周面は、前記シリンダ小径部に嵌合するピストン小径部と、前記下死点側に位置して前記シリンダ大径部に嵌合するピストン大径部とを有し、
    前記ピストンには、前記吸気室側の気体を前記気体導入路に流通させるために前記ピストン小径部に開口して通気路が設けられ、
    前記気体導入路は、前記ピストンが前記下死点側に移動したときに、前記シリンダ大径部と前記ピストン小径部との間に形成されて前記圧縮室と前記通気路に連通する環状隙間により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記シリンダは、前記内周面と、前記ピストンが前記下死点に位置した状態で、前記ピストンよりも前記上死点側の位置から前記下死点側まで前記内周面を切欠いて軸方向に延びた溝部とを有し、
    前記気体導入路は、前記ピストンが前記下死点側に移動したときに、前記溝部と前記ピストンの前記外周面との間に軸方向に延びて凹設され、前記圧縮室と前記吸気室に連通する溝状隙間により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
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