JP2021050582A - 防音ブース - Google Patents

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【課題】設置が容易であり、防音効果に優れた防音ブースを提供すること。また、製造コストが抑制された防音ブースを提供すること。【解決手段】防音ブースは、複数の第1棒材および当該第1棒材に対して垂直方向に延伸する複数の第2棒材を連結した箱体フレームと、箱体フレームの内側の第1区画と第2区画とを隔離する第1間仕切り部と、第1区画と箱体フレームの外側との間に配置された第1扉と、第2区画と箱体フレームの外側との間に配置された第2扉と、を含み、第1間仕切り部は、第1棒材および第2棒材から形成された開口部に嵌められ、第1棒材および第2棒材の少なくとも一方を軸として回転可能である防音板を含む。【選択図】図3A

Description

本発明は、設置が容易であり、防音効果の優れた防音ブースに関する。
従来、出席者が会議室に集まって開催されていた会議は、インターネットなどのネットワーク環境の発達に伴い、TV会議、電話会議又はウェブ会議などの遠隔会議システムが導入され多様化している。遠隔会議システムは、設備があれば、遠方の相手といつでも会議を行うことができるため、少人数間で利用されることも多い。一方、オフィスに設けられる会議室は、大人数が出席できるように広い空間を有している場合が多い。そのため、少人数の会議を行う場合、このような大きな会議室では空間を有効活用することができない。オフィスに予め少人数用の会議室を設けることもできるが、大人数での会議になった時に少人数用の会議室では対応することができない。したがって、オフィスの一角に少人数用の会議室として、間仕切りパネル(パーティション)で区切りられた会議ブースが設けられている場合も多い(特許文献1)。
一方で、単に間仕切りパネルを用いるだけでは、遮音性が十分ではなく、複数の会議が同時進行される場合、お互いの会話が漏れ、会議の進行が妨げられる場合があった。そのため、壁全体を間仕切りパネルで隔離し、その間仕切りパネルの一部に開口部を設けて空間を共有し、会話をすることができる方法が提案されている(特許文献2)。
特開2012−77457号公報 特開2007−16568号公報
しかしながら、特許文献2の間仕切りパネルは開口部の機構が複雑であり、狭い空間での設置が難しく、また、間仕切りパネルの製造コストを下げることが難しかった。
本発明は、上記問題に鑑み、設置が容易であり、防音効果に優れた防音ブースを提供することを課題の一つとする。また、製造コストが抑制された防音ブースを提供することを課題の一つとする。
本発明の一実施形態に係る防音ブースは、複数の第1棒材および当該第1棒材に対して垂直方向に延伸する複数の第2棒材を連結した箱体フレームと、箱体フレームの内側の第1区画と第2区画とを隔離する第1間仕切り部と、第1区画と箱体フレームの外側との間に配置された第1扉と、第2区画と箱体フレームの外側との間に配置された第2扉と、を含み、第1間仕切り部は、第1棒材および第2棒材から形成された開口部に嵌められ、第1棒材および第2棒材の少なくとも一方を軸として回転可能である防音板を含む。
また、本発明の一実施形態に係る防音ブースは、さらに、箱体フレームの内側の第3区画と第4区画とを隔離する第2間仕切り部と、箱体フレームの内側の第1区画と第3区画とを隔離する第3間仕切り部と、箱体フレームの内側の第2区画と第4区画とを隔離する第4間仕切り部と、第3区画と箱体フレームの外側との間に配置された第3扉と、第4区画と箱体フレームの外側との間に配置された第4扉と、を含み、第2間仕切り部、第3間仕切り部、および第4間仕切り部の各々は、第1棒材および第2棒材から形成された開口部に嵌められ、第1棒材および第2棒材の少なくとも一方を軸として回転可能である防音板を含む。
第1扉および第2扉は、取り外し可能であってもよい。
防音板は、取り外し可能であってもよい。
防音板は弾性体を含み、弾性体が第1棒材および第2棒材の少なくとも一方と接していてもよい。
防音板は、留め具によって第1棒材および第2棒材の少なくとも一方に固定可能であってもよい。
防音板は、吸音材を含んでいてもよい。また、防音材は、遮音材を含んでいてもよい。
複数の第1棒材および複数の第2棒材の各々は、単管パイプであってもよい。
本発明の一実施形態に係る防音ブースの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る防音ブースの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る防音ブースの箱体フレームの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る防音ブースの間仕切り部を正面とした斜視図である。 本発明の一実施形態に係る防音ブースの間仕切り部を正面とした斜視図である。 本発明の一実施形態に係る防音ブースの第1防音板を取り外した状態の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る防音ブースの間仕切り部を正面とした斜視図である。 本発明の一実施形態に係る防音ブースの箱体フレームの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る防音ブースの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る防音ブースの箱体フレームの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る防音ブースの箱体フレームの上面模式図である。 本発明の一実施形態に係る防音ブースを、同時に、2人の使用者からなる2つのグループが使用する場合の構成例である。 発明の一実施形態に係る防音ブースの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る防音ブースの箱体フレームの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る防音ブースの箱体フレームの上面模式図である。 本発明の一実施形態に係る防音ブースを、同時に、2人の使用者からなる3つのグループが使用する場合の構成例である。 本発明の一実施形態に係る防音ブースを、同時に、3人の使用者からなる2つのグループが使用する場合の構成例である。
以下に、本発明の各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、実施形態はあくまで一例にすぎず、当業者が、発明の主旨を保ちつつ適宜変更することによって容易に想到し得るものについても、当然に本発明の範囲に含有される。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合がある。しかし、図示された形状はあくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
本発明細書において、説明の便宜上、「上」又は「上方」若しくは「下」又は「下方」という語句を用いて説明するが、各構成の上下関係を説明しているに過ぎない。例えば、構造物が設置される場合においては、構造物の設置面側を「下」又は「下方」とする。
本明細書において、各構成に付記される「第1」、「第2」、「第3」、「第4」の文字は、各構成を区別するために用いられる便宜的な標識であり、特段の説明がない限り、それ以上の意味を有さない。
本明細書および図面において、同一又は類似する複数の構成を総じて表記する際には同一の符号を用い、これら複数の構成のそれぞれを区別して表記する際には、大文字又は小文字のアルファベットを添えて表記する場合がある。また、一つの構成のうちの複数の部分を区別して表記する際には、ハイフンと自然数を用いる場合がある。
本明細書において、「床面」とは、構造物(例えば、防音ブースなど)の床に設置される側の面をいい、「天井面」とは「床面」の反対側に位置する面をいう。また、「側面」とは、高さ方向に延伸する面または天井面と床面とを連結する面をいう。
本明細書において、「区画」とは、構造物の内部において使用者が作業を行うことができる空間をいう。「区画」間は、棒材、壁板または間仕切り部などによって分離される。具体的には、「区画」は、天板、床板、扉、壁板、または間仕切り部などによって囲まれた空間をいうが、必ずしもこれら全てによって囲まれていなくてもよい。すなわち、空間を取り囲む天板、床板、扉、壁板、および間仕切り部のうちの一部が設けられない場合、または天板、床板、扉、壁板、または間仕切り部の一部に開口が設けられている場合においても「区画」という場合がある。
以下の各実施形態は、技術的な矛盾を生じない限り、互いに組み合わせることができる。
<第1実施形態>
図1A、図1B、図2、図3、および図4を用いて、本発明の一実施形態に係る防音ブース10について説明する。
[防音ブース10の構成]
図1Aおよび図1Bの各々は、本発明の一実施形態に係る防音ブース10の斜視図である。具体的には、図1Aは、後述する第1扉110を正面とする斜視図であり、図2Bは、後述する第2扉120を正面とする斜視図である。
図1Aおよび図1Bに示すように、防音ブース10は、複数の第1棒材210(床面に対して略平行方向に延伸する棒材)および複数の第2棒材220(床面に対して略垂直方向に延伸する棒材)がジョイント230によって格子状に組み立てられた箱体フレーム11を含む。また、防音ブース10は、第1側面101、第1側面101と反対側の第2側面102、第3側面103、第3側面103と反対側の第4側面104、天井面105、および床面106を含む。
第1側面101および第2側面102には、それぞれ、第1扉110および第2扉120が設けられている。第3側面103には、2つの第3壁板130−1および130−2が設けられている。第4側面104には、2つの第4壁板140−1および140−2が設けられている。天井面105には、2つの天板150−1および150−2が設けられている。床面106には、図示しないが、2つの床板が設けられている。なお、本明細書においては、2つの第3壁板130−1および130−2、2つの第4壁板140−1および140−2、ならびに2つの天板150−1および150−2を特に区別しない場合は、便宜上、それぞれ、第3壁板130、第4壁板140、および天板150として記載する。
図1に示す天井面105および床面106は、2つの天板150−1および150−2並びに2つの床板で形成されているが、天井面105および床面106の構成はこれに限られない。例えば、天井面105および床面106の各々は、一枚板で形成することもできる。また、防音ブース10の天井面105または床面106は、天板150または床板を設けない、すなわち、天井面105または床面106が開口された構成とすることもできる。
ここで、図2を用いて、箱体フレーム11について説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る防音ブース10の箱体フレーム11の斜視図である。具体的には、図2は、第1側面101を正面とし、図1Aおよび図1Bに示した第1扉110、第2扉120、第3壁板130、第4壁板140、天板150、および床板を取り外した状態の防音ブース10の斜視図である。
箱体フレーム11は、複数の第1棒材210、複数の第2棒材220、および複数のジョイント230が組み合わせられ、格子状に組み立てられている。箱体フレーム11の内側においては、第1側面101側に位置する第1区画510と第2側面102側に位置する第2区画520とが間仕切り部107によって隔離される。そのため、箱体フレーム11には、間仕切り部107を支持するための第1棒材210および第2棒材220も含まれる。なお、間仕切り部107の構成については後述する。
第1棒材210および第2棒材220は、例えば、ステンレス、スチール、銅、真鍮、アルミニウム、樹脂、またはポリ塩化ビニルなどの単管パイプを用いることができる。ジョイント230は、例えば、ステンレス、スチール、銅、真鍮、アルミニウム、樹脂、またはポリ塩化ビニルなどを用いることができる。また、第1棒材210および第2棒材220がポリ塩化ビニルの単管パイプであれば、ポリ塩化ビニルのジョイント230を用いることができる。なお、単管パイプの断面形状は、角形(多角形)であってもよく、丸形(円形または楕円形)であってもよい。
ジョイント230は、第1棒材210または第2棒材220を連結することができる。そのため、ジョイント230は、複数の種類の金具を用いることができる。例えば、
ジョイント230として、図2に示す直継ぎ金具230a、コーナーY継ぎ金具230b、T継ぎ金具230c、または中間コーナーK継ぎ金具230dなどを用いることができる。
第1棒材210および第2棒材220が単管パイプである場合、単管パイプ内の空洞に、グラスウールやロックウールなどの吸音材を充填することができる。第1棒材210および第2棒材220の内部に吸音材が充填されることにより、第1棒材210および第2棒材220が吸音性を有し、防音ブース10の防音効果が向上する。
再び、図1Aおよび図1Bに戻り、防音ブース10について説明する。
第1扉110および第2扉120は、使用者が、防音ブース10に出入りするために設けられる。すなわち、第1扉は、第1区画510と箱体フレーム11の外側との間に配置され、第2扉は、第2区画520と箱体フレーム11の外側との間に配置される。ここで、箱体フレーム11の外側とは、箱体フレーム11によって囲まれた内部空間の外側をいう。言い換えると、第1扉110および第2扉120は、箱体フレーム11に嵌め込まれ、箱体フレーム11の内部空間の境界を形成するように配置される。第1扉110および第2扉120は、防音効果、すなわち、遮音性または吸音性を有することが好ましい。第1扉110および第2扉120として、例えば、中空部分を有する二重構造の扉を用いることができる。また、中空部分にはグラスウール、ロックウール、または発泡樹脂などの吸音材を備えてもよい。これらの吸音材は、音を熱エネルギーに変換するため、防音ブース10の吸音性を向上させることができる。さらに、第1扉110および第2扉120の枠部分にグラスウールやゴムなどを設け、防音ブース10の間隙を少なくすることで、防音ブース10の気密性を確保するとともに、第1扉110および第2扉120の吸音性を高めることもできる。
また、第1扉110および第2扉120は、その一部又は全部が透明又は半透明にしてもよい。第1扉110および第2扉120を透明にすることで、防音ブース10の外にいる第三者は、防音ブース10内に使用者がいることを確認することができる。第1扉110および第2扉120の透明部分には、例えば、ガラスやアクリルなどを用いることができる。
第1扉110および第2扉120の各々は、留め具(例えば、蝶番)を用いて、一方の側面を箱体フレーム11に固定することができる。
第3壁板130、第4壁板140、および天板150は、防音ブース10の外部から影響を遮断することができる。第3壁板130、第4壁板140、および天板150は、防音効果、すなわち、遮音性または吸音性を有することが好ましい。第3壁板130、第4壁板140、および天板150として、例えば、中空部分を有する二重構造の板を用いることができる。また、中空部分にはグラスウール、ロックウール、または発泡樹脂などの吸音材を備えてもよい。これらの吸音材は、音を熱エネルギーに変換するため、防音ブース10の吸音性を向上させることができる。
また、第3壁板130および第4壁板140は、窓を設けることができる。さらに、天板150の一部又は全部が透明または半透明にしてもよい。天板150を透明または半透明にすることで、外部の照明光が天板150を透過して防音ブース10内を照らすことができるため、防音ブース10内に照明を設置する必要がなくなる。
第3壁板130、第4壁板140、および天板150は、留め具を用いて、箱体フレーム11に固定することができる。
床板も、第3壁板130、第4壁板140、および天板150と同様の構成とすることができる。
図3Aは、本発明の一実施形態に係る防音ブース10の間仕切り部107を正面とした斜視図である。具体的には、図3Aは、図1Aにおいて、防音ブース10の間仕切り部107が正面として現れるように切断した断面斜視図である。
図3Aに示すように、間仕切り部107は、第1防音板171および第2防音板172を含む。第1防音板171は、第1棒材210の上に設けられ、第2防音板172は、第1棒材210の下に設けられている。第1防音板171と第2防音板172とは、第1防音板171が回転することができるのに対し、第2防音板172は回転することができないように固定される点で異なる。なお、「防音板」とは、防音効果を有する部材が含まれたものをいい、遮音材、吸音材、または遮音材および吸音材を含むものをいう。例えば、グラスウール等の吸音材に遮音性を有するシートを重ねたボード等である。
ここで、図3Aおよび図3Bを用いて、第1防音板171の回転について説明する。
図3Bは、本発明の一実施形態に係る防音ブース10の間仕切り部107を正面とした斜視図である。図3Aと図3Bとは、図3Aに示された第1防音板171が箱体フレーム11に固定された状態であるのに対し、図3Bに示された第1防音板171は固定が解除され、第2棒材220を軸として回転した状態である点が異なる。
図3Aに示すように、第1防音板171は、間仕切り部107を支持する第1棒材および第2棒材から形成された開口部(第1棒材210および第2棒材220を枠とした開口部)に嵌められ、固定具173を用いて箱体フレーム11に固定される。固定具173は、第2棒材220に巻き付けられるとともに、固定具173の端部が第1防音板171に取り付けられる。
第1防音板171を回転する場合、図3Bに示すように、第1防音板171の一方の側の固定具173を取り外し(固定具173の固定を解除し)、第1防音板171の他方の側の固定具173をそのままとする。この場合、他方の側の固定具173が巻き付けられた第2棒材220を軸として、第1防音板171を第1区画510側または第2区画520側に回転することにより、間仕切り部107の一部を開口することができる。第1防音板171の回転は、固定具173を固定力を調整して行うことができる。例えば、第1防音板171を回転する際に、固定具173の第2棒材220に巻き付けた部分の長さを調整することで、固定力を調整してもよい。
回転した第1防音板171は、第3側面103側または第4側面104側の第1棒材210または第2棒材220に、取り外した固定具173を用いて固定することができる。そのため、第1防音板171が邪魔になることは無い。また、回転した第1防音板171が第3側面103側または第4側面104側の防音ブース10の内外の音を遮音または吸音するため、第1防音板171を取り外すよりも防音ブース10の防音効果を高くすることができる。なお、図3Bでは、第2棒材220を軸として第1防音板171を回転したが、第1棒材210を軸として第1防音板171を回転することもできる。
第1防音板171を回転すると、間仕切り部107の一部が開口され、第1区画510と第2区画520とが第1防音板171が嵌められていた開口部を介して共有化される。すなわち、第1区画510および第2区画520を1つのブースとして使用することができる。そのため、第1区画510の第1使用者と第2区画520の第2使用者とが、間仕切り部107の開口部を通じて対面することができ、または会話をすることができる。言い換えると、第1区画510の第1使用者と第2区画520の第2使用者とが、間仕切り部107の開口部を通じてお互いにコミュニーションを取りながら作業(例えば、会議など)をすることができる。
また、第1防音板171は、一方の側の固定具173だけでなく、他方の側の固定具も取り外してもよい。この場合、第1防音板171を、間仕切り部107から取り外すことができる。
一方、第2防音板172は、留め具を用いて箱体フレーム11に固定されており、動かすことはできない。なお、図3では、間仕切り部107において、第1棒材210の上に第1防音板171が、第1棒材210の下に第2防音板172を設ける構成を示したが、間仕切り部107の構成はこれに限られない。間仕切り部107は、例えば、第1棒材210の上下の両方に第1防音板171を設けることもできる。
第1防音板171および第2防音板172は、中空部分を有する二重構造の板を用いることができる。また、中空部分にはグラスウール、ロックウール、または発泡樹脂などの吸音材を備えてもよい。これらの吸音材は、音を熱エネルギーに変換するため、防音ブース10の吸音性が向上させることができる。
第1防音板171は、ゴムまたはウレタン樹脂などの弾性体を用いることもできる。第1防音板171が開口部に嵌め込まれた場合に、弾性体が伸縮することで、第1防音板171を、開口部を形成する第1棒材210および第2棒材220に密着させることができる。また、第1防音板171の枠にゴムまたはウレタン樹脂などの弾性体を設けることでも、第1防音板171を、開口部を形成する第1棒材210および第2棒材220に密着させることができる。さらに、第1防音板171ではなく、開口部を形成する第1棒材210および第2棒材220にゴムまたはウレタン樹脂などの弾性体を設けることもできる。
また、間仕切り部107は、遮音性のカーテンを含むこともできる。第1防音板171が開口部に嵌められている時に、カーテンで第1防音板171を覆うことで、さらに間仕切り部107の防音効果を高めることができる。
固定具173は、第1棒材210または第2棒材220に巻き付けることができ、さらに固定の解除が容易であるものが好ましい。固定具173として、例えば、両面ファスナーなどを用いることができる。
以上、本実施形態に係る防音ブース10によれば、間仕切り部107によって、第1区画510と第2区画520とが隔離されているが、第1防音板171を回転することよって、間仕切り部107に開口部が形成され、開口部を通じて、第1区画510と第2区画520とを共有化することができる。言い換えると、必要に応じてブースの範囲(使用する区画)を変更することができる。また、防音ブース10は、遮音性または吸音性の高い部材で構成されているため、防音効果が高い。さらに、防音ブース10は、第1棒材210、第2棒材220、第1扉110および第2扉120、第3壁板130−1および130−2ないし第4壁板140−1および140−2は、それぞれ簡易な構成であることから、組み立てや設置が容易である。さらに、棒材、扉、壁板は、それぞれ同じ部材を用いてもよいことから、安価な部材を大量に仕入れることによって、コストを抑えることができる。そのため、防音ブース10は、設置が容易であり、製造コストを抑制することができる。
[防音ブース10の使用方法]
図4を用いて、防音ブース10の使用方法について説明する。図4に示す防音ブース10は、最大2人で使用することができる。防音ブース10では、第1防音板171を取り外さない状態では、第1区画510および第2区画520の各々で、各人がそれぞれの作業を行うことができる。一方、第1防音板171を取り外すと、間仕切り部107の開口部を介して、2人が対話することが可能となる。
図4は、本発明の一実施形態に係る防音ブース10の第1防音板171を取り外した状態の斜視図である。なお、図4では、防音ブース10の間仕切り部107を見やすくするため、第1扉110、第2扉120、第3壁板130、第4壁板140、および天板150を省略している。言い換えると、図4は、箱体フレーム11に第2防音板172を取り付けた状態の斜視図と言うこともできる。
図4に示すように、間仕切り部107では、第1防音板171が取り外され、第2防音板172のみが残されている。すなわち、間仕切り部107の一部が開口されている。そのため、第1区画510と第2区画520とが間仕切り部107の開口部を通じて共有化される。したがって、第1区画510および第2区画520を1つのブースとして使用することができ、第1区画510の第1使用者と第2区画520の第2使用者とが、間仕切り部107の開口部を通じて直接会話をすることができる。また、防音ブース10は、防音効果が高いため、第1使用者と第2使用者との会話が外部に漏れにくい。
防音ブース10内は、少なくとも一人が作業できる空間が設けられていればよい。また、作業内容によって、ディスプレイ、パソコン、電話、ライト、机、または椅子などを設置することもできる。さらに、電源コンセントを設置してもよい。パソコン等の電源を必要とする作業であっても、防音ブース10内の電源コンセントを利用することで、防音ブース10内で長時間の作業を行うことができる。また、防音ブース10内は気密性が高いため、新鮮な空気を取り入れるために換気システムを設置することが好ましい。快適な作業環境を保つために、空調システムを設置することもできる。
防音ブース10は防音効果に優れるため、使用者は、外部を気にすることなく、防音ブース10内で集中して作業を行うことができる。また、防音ブース10を使用すれば、使用者の会話が防音ブース10の外に漏れにくくなる。そのため、防音ブース10を使用することで、TV会議、電話会議またはウェブ会議などにおける機密性の高い情報を保護することができる。
<変形例1>
図5を用いて、本発明の一実施形態に係る変形例の1つである防音ブース10Aについて説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る防音ブース10Aの間仕切り部107Aを正面とした斜視図である。具体的には、図5は、防音ブース10Aの間仕切り部107Aが正面として現れるように切断した断面斜視図である。以下では、上述した防音ブース10と同様の構成については説明を省略する。
図5に示すように、間仕切り部107Aにおいては、第1棒材210の上に第1防音板171Aが設けられている。第1防音板171Aの一方の側は、固定具173を用いて箱体フレーム11に固定されている。第1防音板171Aの他方の側は、留め具174Aによって箱体フレーム11に固定されている。固定具173と異なり、留め具174Aは取り外さない。留め具174Aは、第1防音板171Aを箱体フレーム11に固定した第1防音板171Aを第2棒材220を軸として回転させることができるものであればよく、例えば、蝶番などである。防音ブース10Aでは、固定具173を取り外すことによって、第1防音板171Aを所定の方向に回転することができる。
また、第1防音板171Aは、固定具173を設けず、留め具174Aのみとすることもできる。その場合、第1防音板171Aは弾性体であるか、または、第1防音板171Aの枠に弾性体を含むことが好ましい。このような構成にすることで、第1防音板171Aを、開口部を形成する第1棒材210および第2棒材220に密着させることができる。
防音ブース10Aによれば、第1防音板171Aが、留め具174Aによって箱体フレーム11に固定されるとともに、留め具174Aによって第1防音板171Aの移動経路を予め決定しておくことができる。そのため、第1防音板171Aを第1区画510側または第2区画520側のいずれかの方向に回転するだけで間仕切り部107Aに開口部を形成することができる。また、間仕切り部107Aを開口した後においても、第1防音板171Aが箱体フレーム11に固定された状態で保持することもできるため、第1防音板171Aが邪魔になることは無い。
<変形例2>
図6を用いて、本発明の一実施形態に係る変形例の1つである防音ブース10Bについて説明する。
図6は、本発明の一実施形態に係る防音ブース10Bの箱体フレーム11Bの斜視図である。具体的には、図6は、第1側面101を正面とした箱体フレーム11Bの斜視図である。以下では、上述した防音ブース10と同様の構成については説明を省略する。
箱体フレーム11Bは、複数の第1棒材210、複数の第2棒材220および複数のジョイント230が組合わせられ、格子状に組み立てられている。箱体フレーム11Bでは、第3側面103Bおよび第4側面104Bの各々の中心を通るように、さらに、第1棒材210Bが設けられている。そのため、箱体フレーム11Bの剛性が高くなる。
また、箱体フレーム11Bでは、ジョイント230間の距離を全て等距離とすることができる。そのため、第3壁板130、第4壁板140、天板150、および床板160の大きさを同じにし、部材を共通化することができる。なお、第1防音板171および第2防音板172の部材を、第3壁板130、第4壁板140、天板150、および床板160の部材と共通化することもできる。
防音ブース10Bによれば、箱体フレーム11Bの第3側面103Bおよび第4側面104Bの各々に第1棒材210Bが設けられているため、箱体フレーム11Bの剛性を高くすることができる。また、ジョイント230間の距離を全て等距離とすることで、防音ブース10Bの部材を共通化することができる。したがって、部材を共通化することにより、製造コストが抑制された防音ブース10Bを提供することができる。
<第2実施形態>
図7、図8、図9、および図10を用いて、本発明の一実施形態に係る防音ブース20について説明する。
[防音ブース20の構成]
図7は、本発明の一実施形態に係る防音ブース20の斜視図である。具体的には、図7は、第1扉110および後述する第3扉112を正面とする斜視図である。以下では、上述した防音ブース10と同様の構成については説明を省略する。
図7に示すように、防音ブース20は、複数の第1棒材210および複数の第2棒材220がジョイント230によって格子状に組み立てられた箱体フレーム21を含む。また、防音ブース20は、第1側面101、第1側面101と反対側の第2側面102、第3側面103、第3側面103と反対側の第4側面104、天井面105、および床面106を含む。第1側面101には、第1扉110および第3扉112が設けられている。また、図示しないが、第2側面102には、第2扉120および第4扉122が設けられている。
図8は、本発明の一実施形態に係る防音ブース20の箱体フレーム21の斜視図である。具体的には、図8は、第1防音板171および第2防音板172が設けられた状態の箱体フレーム21の斜視図である。
図8に示すように、箱体フレーム21内には、第1間仕切り部107−1、第2間仕切り部107−2、第3間仕切り部107−3、および第4間仕切り部107−4が設けられている。なお、以下では、、第1間仕切り部107−1、第2間仕切り部107−2、第3間仕切り部107−3、および第4間仕切り部107−4を特に区別する必要がない場合には、便宜上、間仕切り部107として記載する。
第1間仕切り部107−1、第2間仕切り部107−2、第3間仕切り部107−3、および第4間仕切り部107−4の各々は、第1棒材210の上に第1防音板171および第1棒材210の下に第2防音板172を含む。また、第1防音板171は、固定具173を用いて箱体フレーム21に固定されている。
図9を用いて、防音ブース20の空間内について説明する。
図9は、本発明の一実施形態に係る防音ブース20の箱体フレーム21の上面模式図である。具体的には、図9は、図8に示す箱体フレーム21を天井面から眺めた模式図である。
図9に示すように、防音ブース20は、箱体フレーム21の内側において、第1区画510と第2区画520とが第1間仕切り部107−1によって隔離され、第3区画530と第4区画540とが第2間仕切り部107−2によって隔離され、第1区画510と第3区画530とが第3間仕切り部107−3によって隔離され、第2区画520と第4区画540とが第4間仕切り部107−4によって隔離されている。また、第1区画510と箱体フレーム21の外側との間に第1扉110が設けられ、第2区画520と箱体フレーム21の外側との間に第2扉120が設けられ、第3区画530と箱体フレーム21の外側との間に第3扉112が設けられ、第4区画540と箱体フレーム21の外側との間に第4扉122が設けられている。
防音ブース20は防音効果に優れるため、使用者は、外部を気にすることなく、防音ブース20内で集中して作業を行うことができる。また、防音ブース20を使用すれば、使用者の会話が防音ブース20の外に漏れにくくなる。そのため、防音ブース20を使用することで、TV会議、電話会議またはウェブ会議などにおける機密性の高い情報を保護することができる。
[防音ブース20の使用方法]
防音ブース20は、第1使用者が、第1扉110から入って第1区画510内で作業をし、第2使用者が、第2扉120から入って第2区画520内で作業をし、第3使用者が、第3扉112から入って第3区画530内で作業をし、第4使用者が、第4扉122から入って第4区画540内で作業をすることができる。すなわち、4人の使用者が、各区画内においてそれぞれ別の作業を行うことができる。防音ブース20では、各区画が、防音効果に優れた間仕切り部107によって隔離されているため、4人の使用者の作業が妨げられることは無い。
また、防音ブース20は、第1間仕切り部107−1、第2間仕切り部107−2、第3間仕切り部107−3、および第4間仕切り部107−4の各々の第1防音板171を回転することができる。第1防音板171を回転することで、第1間仕切り部107−1、第2間仕切り部107−2、第3間仕切り部107−3、および第4間仕切り部107−4の各々に開口部が設けられ、開口部を通じて、第1区画510、第2区画520、第3区画530、および第4区画540が共有化される。そのため、第1区画510内の第1使用者、第2区画520内の第2使用者、第3区画530内の第3使用者、および第4区画540内の第4使用者は、開口部を通じて、お互いが会話をすることができる。
さらに、防音ブース20では、使用人数に応じて、間仕切り部107の第1防音板171を自由に回転することができる。例えば、2人の使用者からなる2つのグループが同時に防音ブース20を使用することができる。この構成例に関し、図10を用いて説明する。
図10は、本発明の一実施形態に係る防音ブース20を、同時に、2人の使用者からなる2つのグループが使用する場合の構成例である。
図10に示すように、防音ブース20では、第1間仕切り部107−1および第2間仕切り部107−2の第1防音板171が回転され、第3間仕切り部107−3および第4間仕切り部107−4の第1防音板171が残されている。そのため、第1間仕切り部107−1の開口部を通じて第1区画510と第2区画520とが共有化され、第2間仕切り部107−2の開口部を通じて第3区画530と第4区画540とが共有化される。したがって、第1区画510内の第1使用者と第2区画520内の第2使用者とのグループは、第1間仕切り部107−1の開口部を通じて、お互いが会話をすることができる。一方、第3区画530内の第3使用者と第4区画540内の第4使用者とのグループは、第2間仕切り部107−2の開口部を通じて、お互いが会話をすることができる。2つのグループは、防音効果に優れた第3間仕切り部107−3および第4間仕切り部107−4によって隔離されているため、お互いのグループの会話が混在することを抑制することができる。そのため、防音ブース20を使用して、グループ内の使用者間で会話をすることができるとともに、グループ外の使用者に対しては、会話における機密性の高い情報が漏れることを抑制することができる。
図10に示す防音ブース20の構成例では、第1間仕切り部107−1の第1防音板171を回転して第4間仕切り部107−4に固定し、第2間仕切り部107−2の第1防音板171を回転して第3間仕切り部107−3に固定している。このような構成とすることで、第3間仕切り部107−3および第4間仕切り部107−4は、2つの第1防音板171によって遮音することができるようになる。そのため、防音ブース20の防音効果はさらに優れたものとなる。
図10に示す防音ブース20の構成例では、第1間仕切り部107−1および第2間仕切り部107−2の第1防音板171を回転したが、第1間仕切り部107−1および第2間仕切り部107−2の第1防音板171を残し、第3間仕切り部107−3および第4間仕切り部107−4の第1防音板171を回転することもできる。このような構成例においても、2人の使用者からなる2つのグループが同時に防音ブース20を使用することができる。
以上、本実施形態に係る防音ブース20によれば、間仕切り部107の第1防音板171を取り外すことにより、使用人数およびグループ数に応じて、区画を共有化することができる。また、各グループが同時に会議などの作業を行っていたとしても、防音ブース20の防音効果が優れているため、各グループの会話が混在することを抑制することができる。
<第3実施形態>
図11、図12、図13、図14、および図15を用いて、本発明の一実施形態に係る防音ブース30について説明する。
[防音ブース30の構成]
図11は、本発明の一実施形態に係る防音ブース30の斜視図である。具体的には、図11は、第1扉110、第3扉112、および後述する第5扉114を正面とする斜視図である。以下では、上述した防音ブース10と同様の構成については説明を省略する。
図11に示すように、防音ブース30は、複数の第1棒材210および複数の第2棒材220がジョイント230によって格子状に組み立てられた箱体フレーム21を含む。また、防音ブース30は、第1側面101、第1側面101と反対側の第2側面102、第3側面103、第3側面103と反対側の第4側面104、天井面105、および床面106を含む。第1側面101には、第1扉110、第3扉112、および第5扉114が設けられている。また、図示しないが、第2側面102には、第2扉120、第4扉122、第6扉124が設けられている。
図12は、本発明の一実施形態に係る防音ブース30の箱体フレーム31の斜視図である。具体的には、図12は、第1防音板171および第2防音板172が設けられた状態の箱体フレーム31の斜視図である。
図12に示すように、箱体フレーム31内には、第1間仕切り部107−1、第2間仕切り部107−2、第3間仕切り部107−3、第4間仕切り部107−4、第5間仕切り部107−5、および第6間仕切り部107−6が設けられている。
第1間仕切り部107−1、第2間仕切り部107−2、第3間仕切り部107−3、第4間仕切り部107−4、第5間仕切り部107−5、および第6間仕切り部107−6の各々は、第1棒材210の上に第1防音板171および第1棒材210の下に第2防音板172を含む。また、第1防音板171は、固定具173を用いて箱体フレーム31に固定されている。
図13を用いて、防音ブース30の空間内について説明する。
図13は、本発明の一実施形態に係る防音ブース30の箱体フレーム31の上面模式図である。具体的には、図13は、図12に示す箱体フレーム31を天井面から眺めた模式図である。
図13に示すように、防音ブース30は、箱体フレーム31の内側において、第1区画510と第2区画520とが第1間仕切り部107−1によって隔離され、第3区画530と第4区画540とが第2間仕切り部107−2によって隔離され、第5区画550と第6区画560とが第3間仕切り部107−3によって隔離され、第1区画510と第3区画530とが第4間仕切り部107−4によって隔離され、第2区画520と第4区画540とが第5間仕切り部107−5によって隔離され、第3区画530と第5区画550とが第6間仕切り部107−6によって隔離され、第4区画540と第6区画560とが第7間仕切り部107−7によって隔離されている。また、第1区画510と箱体フレーム21の外側との間に第1扉110が設けられ、第2区画520と箱体フレーム21の外側との間に第2扉120が設けられ、第3区画530と箱体フレーム21の外側との間に第3扉112が設けられ、第4区画540と箱体フレーム21の外側との間に第4扉122が設けられ、第5区画550と箱体フレーム21の外側との間に第5扉114が設けられ、第6区画560と箱体フレーム21の外側との間に第6扉124が設けられている。
防音ブース30は防音効果に優れるため、使用者は、外部を気にすることなく、防音ブース30内で集中して作業を行うことができる。また、防音ブース30を使用すれば、使用者の会話が防音ブース30の外に漏れにくくなる。そのため、防音ブース30を使用することで、TV会議、電話会議またはウェブ会議などにおける機密性の高い情報を保護することができる。
[防音ブース30の使用方法]
防音ブース30は、第1使用者が第1扉110から入って第1区画510内で作業をし、第2使用者が第2扉120から入って第2区画520内で作業をし、第3使用者が第3扉112から入って第3区画530内で作業をし、第4使用者が第4扉122から入って第4区画540内で作業をし、第5使用者が第5扉114から入って第5区画550内で作業をし、第6使用者が第6扉124から入って第6区画560内で作業をすることができる。すなわち、6人の使用者が、各区画内においてそれぞれ別の作業を行うことができる。防音ブース30では、各区画が、防音効果に優れた間仕切り部107によって隔離されているため、6人の使用者の作業が妨げられることは無い。
また、防音ブース30は、第1間仕切り部107−1、第2間仕切り部107−2、第3間仕切り部107−3、第4間仕切り部107−4、第5間仕切り部107−5、および第6間仕切り部107−6の各々の第1防音板171を回転することができる。第1防音板171を回転することで、第1間仕切り部107−1、第2間仕切り部107−2、第3間仕切り部107−3、第4間仕切り部107−4、第5間仕切り部107−5、および第6間仕切り部107−6の各々に開口部が設けられ、開口部を通じて、第1区画510、第2区画520、第3区画530、および第4区画540、第5区画550、および第6区画560が共有化される。そのため、第1区画510内の第1使用者、第2区画520内の第2使用者、第3区画530内の第3使用者、第4区画540内の第4使用者、第5区画550内の第5使用者、および第6区画560内の第6使用者は、開口部を通じて、お互いが会話をすることができる。
さらに、防音ブース30では、使用者の人数に応じて、間仕切り部107の第1防音板171を自由に回転することができる。例えば、2人の使用者からなる3つのグループが同時に防音ブース30を使用することができる。この構成例に関し、図14を用いて説明する。
図14は、本発明の一実施形態に係る防音ブース30を、同時に、2人の使用者からなる3つのグループが使用する場合の構成例である。
図14に示すように、防音ブース30では、第1間仕切り部107−1、第2間仕切り部107−2、および第3間仕切り部107−3の第1防音板171が回転され、第4間仕切り部107−4、第5間仕切り部107−5、第6間仕切り部107−6、および第7間仕切り部107−7の第1防音板171が残されている。そのため、第1間仕切り部107−1の開口部を通じて第1区画510と第2区画520とが共有化され、第2間仕切り部107−2の開口部を通じて第3区画530と第4区画540とが共有化され、第3間仕切り部107−3の開口部を通じて第5区画550と第6区画560とが共有される。したがって、第1区画510内の第1使用者と第2区画520内の第2使用者とのグループは、第1間仕切り部107−1の開口部を通じて、お互いが会話をすることができる。また、第3区画530内の第3使用者と第4区画540内の第4使用者とのグループは、第2間仕切り部107−2の開口部を通じて、お互いが会話をすることができる。さらに、第5区画550内の第5使用者と第6区画560内の第6使用者とのグループは、第3間仕切り部107−3の開口部を通じて、お互いが会話をすることができる。3つのグループは、防音効果に優れた第4間仕切り部107−4、第5間仕切り部107−5、第6間仕切り部107−6、および第7間仕切り部107−7によって隔離されているため、お互いのグループの会話が混在することを抑制することができる。そのため、防音ブース30を使用して、グループ内の使用者間で会話をすることができるとともに、グループ外の使用者に対しては、会話における機密性の高い情報が漏れることを抑制することができる。
図14に示す防音ブース30の構成例では、第1間仕切り部107−1の第1防音板171を回転して第5間仕切り部107−5に固定し、第2間仕切り部107−2の第1防音板171を回転して第4間仕切り部107−4に固定し、第3間仕切り部107−3の第1防音板171を回転して第6間仕切り部107−6に固定している。このような構成とすることで、第4間仕切り部107−4、第5間仕切り部107−5、および第6間仕切り部107−6は、2つの第1防音板171によって遮音することができるようになる。そのため、防音ブース30の防音効果はさらに優れたものとなる。
さらに、図15を用いて、防音ブース30の別の構成例について説明する。
図15は、本発明の一実施形態に係る防音ブース30を、同時に、3人の使用者からなる2つのグループが使用する場合の構成例である。
図15に示すように、防音ブース30では、第1間仕切り部107−1、第3間仕切り部107−3、第4間仕切り部107−4、および第7間仕切り部107−7の第1防音板171が回転され、第2間仕切り部107−2、第5間仕切り部107−5、および第6間仕切り部107−6の第1防音板171が残されている。そのため、第1間仕切り部107−1および第4間仕切り部107−4の開口部を通じて第1区画510、第2区画520、および第3区画530が共有化され、第3間仕切り部107−3、第7間仕切り部107−7の開口部を通じて第4区画540、第5区画550、および第6区画560が共有化される。そのため、第1区画510内の第1使用者、第2区画520内の第2使用者、および第3区画530内の第3使用者のグループは、第1間仕切り部107−1および第4間仕切り部107−4の開口部を通じて、お互いが会話をすることができる。また、第4区画540内の第4使用者、第5区画550内の第5使用者、および第6区画560内の第6使用者のグループは、第3間仕切り部107−3および第7間仕切り部107−7の開口部を通じて、お互いが会話をすることができる。2つのグループは、防音効果に優れた第2間仕切り部107−2、第5間仕切り部107−5、第6間仕切り部107−6によって隔離されているため、お互いのグループの会話が混在することを抑制することができる。そのため、防音ブース30を使用して、グループ内の使用者間で会話をすることができるとともに、グループ外の使用者に対しては、会話における機密性の高い情報が漏れることを抑制することができる。
図15に示す防音ブース30の構成例では、第1間仕切り部107−1の第1防音板171を回転して第5間仕切り部107−5に固定し、第3間仕切り部107−3の第1防音板171を回転して第6間仕切り部107−6に固定し、第4間仕切り部107−4および第7間仕切り部107−7の各々の第1防音板171を回転して第2間仕切り部107−2に固定している。このような構成とすることで、第5間仕切り部107−5および第6間仕切り部107−6は、2つの第1防音板171によって遮音することができ、第2間仕切り部107−2は、3つの第1防音板171によって遮音することができるようになる。そのため、防音ブース30の防音効果はさらに優れたものとなる。
以上、本実施形態に係る防音ブース30によれば、間仕切り部107の第1防音板171を回転することにより、使用人数およびグループ数に応じて、区画を共有化することができる。また、各グループが同時に会議などの作業を行っていたとしても、防音ブース30の防音効果が優れているため、各グループの会話が混在することを抑制することができる。
本発明の実施形態として上述した各実施形態は、相互に矛盾しない限りにおいて、適宜組み合わせて実施することができる。また、各実施形態を基にして、当業者が適宜構成要素の追加、削除もしくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略もしくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
上述した各実施形態によりもたらされる作用効果とは異なる他の作用効果であっても、本明細書の記載から明らかなもの、又は、当業者において容易に予測し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと解される。
10、10A、10B、20、30:防音ブース、 11、11B、21、31:箱体フレーム、 101:第1側面、 102:第2側面、 103、103B:第3側面、 104、104B:第4側面、 105:天井面、 106:床面、 107、107A:間仕切り部、 107−1:第1間仕切り部、 107−2:第2間仕切り部、 107−3:第3間仕切り部、 107−4:第4間仕切り部、 107−5:第5間仕切り部、 107−6:第6間仕切り部、 107−7:第7間仕切り部、 110:第1扉、 112:第3扉、 114:第5扉、 120:第2扉、 122:第4扉、 124:第6扉、 130、130−1:第3壁板、 140、140−1:第4壁板、 150、150−1:天板、 160:床板、 171、171A:第1防音板、 172:第2防音板、 173:固定具、 174A:留め具、 210、210B:第1棒材、 220:第2棒材、 230:ジョイント、 510:第1区画、 520:第2区画、 530:第3区画、 540:第4区画、 550:第5区画、 560:第6区画

Claims (9)

  1. 複数の第1棒材および当該第1棒材に対して垂直方向に延伸する複数の第2棒材を連結した箱体フレームと、
    前記箱体フレームの内側の第1区画と第2区画とを隔離する第1間仕切り部と、
    前記第1区画と前記箱体フレームの外側との間に配置された第1扉と、
    前記第2区画と前記箱体フレームの外側との間に配置された第2扉と、を含み、
    前記第1間仕切り部は、前記第1棒材および前記第2棒材から形成された開口部に嵌められ、前記第1棒材および前記第2棒材の少なくとも一方を軸として回転可能である防音板を含む防音ブース。
  2. さらに、
    前記箱体フレームの内側の第3区画と第4区画とを隔離する第2間仕切り部と、
    前記箱体フレームの内側の前記第1区画と前記第3区画とを隔離する第3間仕切り部と、
    前記箱体フレームの内側の前記第2区画と前記第4区画とを隔離する第4間仕切り部と、
    前記第3区画と前記箱体フレームの外側との間に配置された第3扉と、
    前記第4区画と前記箱体フレームの外側との間に配置された第4扉と、を含み、
    前記第2間仕切り部、前記第3間仕切り部、および前記第4間仕切り部の各々は、前記第1棒材および前記第2棒材から形成された開口部に嵌められ、前記第1棒材および前記第2棒材の少なくとも一方を軸として回転可能である前記防音板を含む請求項1に記載の防音ブース。
  3. 前記第1扉および第2扉は、取り外し可能である請求項1または請求項2に記載の防音ブース。
  4. 前記防音板は、取り外し可能である請求項1または請求項2に記載の防音ブース。
  5. 前記防音板は弾性体を含み、当該弾性体が前記第1棒材および前記第2棒材の少なくとも一方と接する請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の防音ブース。
  6. 前記防音板は、留め具によって前記第1棒材および前記第2棒材の少なくとも一方に固定可能である請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の防音ブース。
  7. 前記防音板は、吸音材を含む請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の防音ブース。
  8. 前記防音板は、遮音材を含む請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の防音ブース。
  9. 前記複数の第1棒材および前記複数の第2棒材の各々は、単管パイプである請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の防音ブース。
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