JP2021049648A - 熱転写シート、第1熱転写シートと第2転写シートとの組合せ、熱転写シートと中間転写媒体との組合せ、第1熱転写シートと第2熱転写シートと中間転写媒体との組合せ、印画物の製造方法及び印画物 - Google Patents

熱転写シート、第1熱転写シートと第2転写シートとの組合せ、熱転写シートと中間転写媒体との組合せ、第1熱転写シートと第2熱転写シートと中間転写媒体との組合せ、印画物の製造方法及び印画物 Download PDF

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【課題】高い転写性を有すると共に、白色層の厚みを大きくすることなく、その画像濃度を顕著に改善できる金属光沢層を備えた熱転写シートを提供する。【解決手段】熱転写シート10は、第1基材11と、金属顔料を含む金属光沢層12と、白色顔料を含む白色層13とを備え、金属光沢層の45度鏡面光沢度が、30%以上65%以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、熱転写シート、第1熱転写シートと第2転写シートとの組合せ、熱転写シートと中間転写媒体との組合せ、第1熱転写シートと第2熱転写シートと中間転写媒体との組合せ、印画物の製造方法及び印画物に関する。
サーマルヘッド等を用いて熱エネルギーを印加し、紙やプラスチックシート等の被転写体上に、着色層を転写し、画像形成を行うことにより、印画物を作製する、熱溶融転写方式が知られている。
熱溶融転写方式により形成される画像は、高濃度で鮮鋭性に優れているため、該方式は、文字、線画等の2値画像の記録に適している。また、熱溶融転写方式によれば、宛名、顧客情報、ナンバリング、バーコード等の可変情報を、コンピューター及び熱転写プリンタを用いて、被転写体に記録できる。
このような印画物の作製において、形成する画像の色によっては、高い画像濃度とすることが困難であり、例えば、白色の画像を形成しようとした場合には、着色層(以下、白色層という)の厚みを通常よりも厚くする等して対応する必要があった。
このような白色層は、画像形成の他、被転写体の色調を遮蔽し、この白色層上の画像の鮮明性などを向上するための背景層として使用することができる。
ところで、形成した画像上には、その耐久性向上を目的として、保護層の転写が行われているが、厚みの大きい白色層上に、保護層を転写しようとした場合、基材と白色層により生じる段差部分(着色層周辺部)において、転写した保護層と、この段差との間に空気が内包されてしまう結果、保護層に曇りが生じる、密着不良が生じる等、転写不良が生じやすく、その改善が求められていた。
特許文献1においては、白色層の高い画像濃度を維持しつつ、その厚さを薄くするべく、白色層下に、金属光沢層を設けることが提案されている。
特開昭60−36184号公報
本発明者らは、特許文献1などにおいて開示される、従来の金属光沢層を備える熱転写シートでは、転写時に金属光沢層に加えられる熱エネルギーが十分ではない場合に、金属光沢層において凝集破壊が生じ、転写が良好に行われない可能性があるという新たな課題を見出した。
中間転写媒体が備える転写層上に転写した後に行われる、被転写体上への該転写層及び金属光沢層の転写は、被転写体と中間転写媒体の転写層を対面させて加熱して熱融着させ、中間転写媒体の基材の温度低下後に、基材を除去する(冷時剥離)場合があるため、特に問題となる。
本発明者らは、上記課題を解決する方法を鋭意検討した結果、金属光沢層の45度鏡面光沢度を特定の数値範囲とすることにより、転写時に加えられる熱エネルギーが小さい場合や、中間転写媒体の基材の剥離をその温度低下後に行う場合における転写性(以下、単に転写性という。)を顕著に改善できるとの知見を得た。
従って、本発明の解決しようとする課題は、高い転写性を有すると共に、白色層の厚みを大きくすることなく、その画像濃度を顕著に改善できる金属光沢層を備えた熱転写シートの提供である。
また、本発明の解決しようとする課題は、白色層を備える第1熱転写シートと、高い転写性を有すると共に、白色層の厚みを大きくすることなく、その画像濃度を顕著に改善できる金属光沢層を備えた第2熱転写シートとの組合せの提供である。
また、本発明の解決しようとする課題は、該熱転写シートと中間転写媒体との組合せ、該第1熱転写シートと該第2転写シートと中間転写媒体との組合せ、及び該組合せを用いた印画物の製造方法の提供である。
さらに、本発明の解決しようとする課題は、画像濃度を顕著に改善できる印画物を提供することである。
本発明の熱転写シートは、第1基材と、金属顔料を含む金属光沢層と、白色顔料を含む白色層とを備え、
金属光沢層の45度鏡面光沢度が、30%以上65%以下であることを特徴とする。
一実施形態において、金属顔料の平均粒子径は、4μm以上10μm以下である。
一実施形態において、金属光沢層が、樹脂材料を含み、
金属光沢層における金属顔料の含有量と、樹脂材料の含有量との比(金属顔料の含有量/樹脂材料の含有量)は、質量基準で、0.3以上5以下である。
一実施形態において、樹脂材料は、ポリエステル、ビニル樹脂及び(メタ)アクリル樹脂から選択される、1以上の樹脂材料である。
一実施形態において、金属光沢層の厚さが、0.1μm以上7μm以下である。
一実施形態において、金属顔料は、アルミニウム顔料である。
一実施形態において、アルミニウム顔料は、ノンリーフィングタイプである。
一実施形態において、金属光沢層及び前記白色層のL値は、80以上90以下である。
一実施形態において、本発明の熱転写シートは、第1基材上に、金属光沢層と面順次となるように、着色層を備える。
本発明の第1熱転写シートと、第2熱転写シートとの組合せは、
第2基材と、白色顔料を含む白色層とを備える第1熱転写シートと、
第3基材と、金属顔料を含む金属光沢層とを備える第2転写シートとを備え、
金属光沢層の45度鏡面光沢度が、30%以上65%以下であることを特徴とする。
本発明の熱転写シートと中間転写媒体との組合せは、上記熱転写シートと、
第4基材と、転写層とを備える、中間転写媒体とを備えることを特徴とする。
本発明の第1熱転写シートと第2熱転写シートと中間転写媒体との組合せは、上記第1熱転写シートと第2転写シートと、
第4基材と、転写層とを備える、中間転写媒体とを備えることを特徴とする。
本発明の印画物の製造方法は、上記熱転写シートと中間転写媒体との組合せ、及び被転写体を準備する工程と、中間転写媒体が備える転写層上に、熱転写シートから白色層及び金属光沢層を転写する工程と、中間転写媒体が備える転写層、及び転写層上の白色層及び金属光沢層を、被転写体上に転写する工程と、を備えることを特徴とする。
本発明の印画物の製造方法は、上記第1熱転写シートと、第2熱転写シートと、中間転写媒体との組合せ、及び被転写体を準備する工程と、中間転写媒体が備える転写層上に、第1熱転写シートから白色層を転写する工程と、転写された白色層上に、第2熱転写シートから金属光沢層を転写する工程と、中間転写媒体が備える転写層、及び転写層上の白色層及び金属光沢層を、被転写体上に転写する工程と、を備えることを特徴とする。
本発明の印画物は、被転写体と、金属顔料を含む金属光沢層と、白色顔料を含む白色層とを備え、
L値が70以上90以下であることを特徴とする。
本発明によれば、高い転写性を有すると共に、白色層の厚みを大きくすることなく、その画像濃度を顕著に改善できる金属光沢層を備えた熱転写シートを提供できる。
また、本発明によれば、白色層を備える第1熱転写シートと、高い転写性を有すると共に、白色層の厚みを大きくすることなく、その画像濃度を顕著に改善できる金属光沢層を備えた第2熱転写シートとの組合せを提供できる。
また、本発明によれば、該熱転写シートと中間転写媒体との組合せ、該第1熱転写シートと該第2転写シートと中間転写媒体との組合せ、及び該組合せを用いて製造される印画物を提供できる。
さらに、本発明によれば画像濃度を顕著に改善できる印画物を提供できる。
本発明の熱転写シートの一実施形態を示す模式断面図である。 本発明の熱転写シートの一実施形態を示す模式断面図である。 本発明の熱転写シートの一実施形態を示す模式断面図である。 本発明の熱転写シートの一実施形態を示す模式断面図である。 本発明の熱転写シートの一実施形態を示す模式断面図である。 本発明の第1熱転写シートと第2熱転写シートとの組合せを構成する第1熱転写シート及び第2転写シートの一実施形態を示す模式断面図である。、又は 本発明の熱転写シートと中間転写媒体との組合せ、又は第1熱転写シートと第2熱転写シートと中間転写媒体との組合せを構成する中間転写媒体の一実施形態を示す模式断面図である。 本発明の熱転写シートと中間転写媒体との組合せ、又は第1熱転写シートと第2熱転写シートと中間転写媒体との組合せを構成する中間転写媒体の一実施形態を示す模式断面図である。 本発明の印画物の一実施形態を示す模式断面図である。
(熱転写シート)
本発明の熱転写シート10は、図1に示すように、第1基材11と、金属光沢層12と、白色層13とを備える。
金属光沢層12及び白色層13は、図1に示すように、第1基材11上に面順次となるように、設けられていてもよく、図2に示すように、積層して設けられていてもよい。
熱転写シートから被転写体上へ、直接的に金属光沢層12及び白色層13を転写する場合、第1基材11上において、これらは、金属光沢層12及び白色層13の順に面順次設けられるか、又は白色層13及び金属光沢層12の順に積層される。
また、金属光沢層12及び白色層13を中間転写媒体が備える転写層上に転写した後、該転写層と一体として転写する場合、第1基材11上において、これらは、図3に示すように、白色層13及び金属光沢層12の順に面順次設けられるか、又は図4に示すように、金属光沢層12及び白色層13の順に積層される。
また、一実施形態において、熱転写シート10は、図5に示すように、第1基材11上に、金属光沢層12及び白色層13と面順次となるように、着色層14を備える。熱転写シート10は、図5に示すように、着色層14を複数備えていてもよい。
また、一実施形態において、熱転写シート10は、金属光沢層12及び白色層13上に接着層を備えていてもよい(図示せず)。
また、一実施形態において、熱転写シート10は、第1基材と金属光沢層12との間、第1基材と白色層との間に剥離層を備えていてもよい(図示せず)。
さらに、一実施形態において、熱転写シート10は、第1基材11の金属光沢層12が設けられた面とは反対の面に、背面層15を備える。
以下、本発明の熱転写シートが備える各層について説明する。
(第1基材)
第1基材としては、熱転写時に加えられる熱エネルギーに耐え得る耐熱性を有し、第1基材上に設けられる金属光沢層等を支持できる機械的強度や耐溶剤性を有するものであれば、特に制限なく使用できる。
第1基材として、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、テレフタル酸−シクロヘキサンジメタノール−エチレングリコール共重合体等のポリエステル、ナイロン6及びナイロン6,6等のポリアミド、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)及びポリメチルペンテン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール及びポリビニルピロリドン(PVP)等のビニル樹脂、ポリアクリレート、ポリメタアクリレート及びポリメチルメタアクリレート等の(メタ)アクリル樹脂、ポリイミド及びポリエーテルイミド等のイミド樹脂、セロファン、セルロースアセテート、ニトロセルロース、セルロースアセテートプロピオネート(CAP)及びセルロースアセテートブチレート(CAB)等のセルロース樹脂、ポリスチレン(PS)等のスチレン樹脂、ポリカーボネート、並びにアイオノマー樹脂等から構成されるフィルム(以下、単に「樹脂フィルム」という。)を使用できる。
上記した樹脂の中でも、耐熱性及び機械的強度という観点から、PET及びPEN等のポリエステルが好ましく、PETが特に好ましい。
なお、本発明において、「(メタ)アクリル」とは「アクリル」と「メタアクリル」の両方を包含する。また、「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート」と「メタアクリレート」の両方を包含する。
また、上記した樹脂フィルムの積層体を第1基材として使用することもできる。樹脂フィルムの積層体は、ドライラミネーション法、ウェットラミネーション法及びエクストリュージョン法等を利用することにより作製できる。
第1基材が樹脂フィルムである場合、該樹脂フィルムは、延伸フィルムであっても、未延伸フィルムであってもよいが、強度という観点からは、一軸方向又は二軸方向に延伸された延伸フィルムを使用することが好ましい。
第1基材の厚さは、2μm以上25μm以下であることが好ましく、3μm以上16μm以下であることがより好ましい。これにより、第1基材の機械的強度及び熱転写時の熱エネルギーの伝達を良好なものとできる。
(金属光沢層)
本発明の熱転写シートが備える金属光沢層の45度鏡面光沢度は、30%以上65%以下であることを特徴とする。これにより、熱転写シートが備える金属光沢層の転写性を向上できると共に、該金属光沢層を白色層下に設けることにより、白色層の画像濃度を顕著に改善することができる。 なお、本発明において、金属光沢層の45度鏡面光沢度は、JIS Z8741に記載の45度鏡面光沢度測定方法に準拠して、光沢度計を用いて測定する。
また、本発明の熱転写シートを用いて製造される印画物において、金属光沢層は、白色層下に設けられるが、この金属光沢層及び白色層を備える積層体のL値は、70以上90以下であることが好ましく、80以上90以下であることがより好ましい。
熱転写シートが、接着層及び剥離層を、金属光沢層及び白色層上、又はこれらの下に備える場合は、該積層体には、接着層及び剥離層が包含される。
なお、本発明において、L値の測定は、厚さ760μmの黒カード(反射濃度計(X−rite社製、X−rite310TR)を用いて測定されるビジュアル濃度が2.35)上に、金属光沢層を転写し、次いで、この金属光沢層上に白色層を転写した後、分光測色計(コミカミノルタ(株)製、CR−221、光源D65、2°視野)を用いて白色層側から測定する。
一実施形態において、金属光沢層は、少なくとも1種の金属顔料を含む。金属顔料としては、アルミニウム、ニッケル、クロム、真鍮、錫、黄銅、青銅、亜鉛、銀、白金、金及びこれらの酸化物、並びに金属蒸着が施されたガラス等の粒子等が挙げられる。
これらの中でも、金属光沢層の転写性及び光沢感という点から、アルミニウム顔料が特に好ましい。また、アルミニウム顔料は、リーフィングタイプのものであっても、ノンリーフィングタイプのものであってもよいが、金属光沢層の転写性及び光沢感という観点からは、ノンリーフィングタイプのものが好ましい。
金属顔料の平均粒子径は、4μm以上10μm以下であることが好ましく、6.5μm以上9.5μm以下であることがより好ましい。これにより、熱転写シートが備える金属光沢層の被転写体上へのより微細な転写が可能となる(以下、細線印字性という)。
なお、本発明において、金属顔料の平均粒子径は、JIS Z1189に準拠して測定する。
金属顔料の隠蔽力は、2以上であることが好ましく、4以上であることがより好ましい。これにより、印画物に形成された画像へ金属光沢層が転写される被転写体の色味が影響してしまうことを防止できる。
なお、本発明において、金属顔料の隠蔽力は、JIS K5600−4−1に準拠して測定する。
金属光沢層における金属顔料の含有量は、23質量%以上83質量%以下であることが好ましく、33質量%以上75質量%以下であることがより好ましく、33質量%以上67質量%以下であることが更により好ましい。これにより、金属光沢層の転写性及び光沢感をより向上できる。
一実施形態において、金属光沢層は、樹脂材料を含み、例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、ビニル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、セルロース樹脂、スチレン樹脂、ポリカーボネート及びアイオノマー樹脂等が挙げられる。これらの中でも、金属光沢層の転写性及び細線印字性という観点からは、ポリエステル、ビニル樹脂(特には、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体)及び(メタ)アクリル樹脂が好ましく、ビニル樹脂及び(メタ)アクリル樹脂がより好ましい。
金属光沢層における樹脂材料の含有量は、17質量%以上77質量%以下であることが好ましく、25質量%以上67質量%以下であることがより好ましく、33質量%以上67質量%以下であることが更により好ましい。これにより、金属光沢層の転写性をより向上できる。
金属光沢層における金属顔料の含有量と、樹脂材料の含有量との比(PV比=金属顔料の含有量/樹脂材料の含有量)は、質量基準で、0.3以上5以下であることが好ましく0.5以上3以下であることがより好ましく、0.5以上2以下であることが更により好ましい。これにより、金属光沢層の転写性及び光沢感をより向上できる。
本発明の特性を損なわない範囲において、金属光沢層は、添加材を含むことができ、充填材、可塑材、帯電防止材、紫外線吸収材、無機粒子、有機粒子、離型材及び分散材等を挙げることができる。
金属光沢層の厚さは、0.1μm以上7μm以下であることが好ましく、0.2μm以上4.5μm以下であることがより好ましい。これにより、熱転写シートの細線印字性を向上することができる。
金属光沢層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、第1基材又は白色層上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
(白色層)
熱転写シートは、第1基材上に、白色顔料を含む着色層を備える。
白色顔料としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、シリカ及びタルク等を挙げることができる。
白色層における白色顔料の含有量は、20質量%以上90質量%以下であることが好ましく、50質量%以上90質量%以下であることがより好ましい。これにより、白色層の転写性及び製膜性を向上できると共に、熱転写シートの製造コストを削減できる。
一実施形態において、白色層は、樹脂材料を含み、例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、ビニル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、セルロース樹脂、スチレン樹脂、ポリカーボネート及びアイオノマー樹脂等が挙げられる。
これらの中でも、金属光沢層との密着性という観点からは、ポリエステル及び(メタ)アクリル樹脂が好ましい。
また、細線印字性という観点からは、(メタ)アクリル樹脂が好ましい。
白色層における樹脂材料10質量%以上80質量%以下であることが好ましく、10質量%以上50質量%以下であることがより好ましい。これにより、白色層の転写性及び製膜性を向上できる。
また、本発明の特性を損なわない範囲において、白色層は、上記添加材を含むことができる。
白色層の厚さは、0.5μm以上10μm以下であることが好ましく、1μm以上5μm以下であることがより好ましい。これにより、該白色層を転写することにより形成される画像の濃度を高いものとしつつ、転写後の白色層上への保護層等の転写時における転写不良の発生を防止できる。
白色層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、第1基材又は金属光沢層上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
(着色層)
熱転写シートは、第1基材上に、着色材を含む着色層を備える。熱転写シートは、着色層を複数備えていてもよい。
該着色層は、着色層に含まれる昇華性染料のみが転写する昇華転写型の着色層であってもよく、着色層自体が転写する溶融転写型の着色層であってもよい。
着色層は、少なくとも1種の着色材を含み、これは顔料であっても、染料であってもよい。また、染料は昇華性染料であってもよい。
着色材としては、例えば、カーボンブラック、アセチレンブラック、ランプブラック、黒煙、鉄黒、アニリンブラック、カドミウムレッド、カドモポンレッド、クロムレッド、バーミリオン、ベンガラ、アゾ系顔料、アリザリンレーキ、キナクリドン、コチニールレーキペリレン、イエローオーカー、オーレオリン、カドミウムイエロー、カドミウムオレンジ、クロムイエロー、ジンクイエロー、ネイプルスイエロー、ニッケルイエロー、アゾ系顔料、グリニッシュイエロー、ウルトラマリン、岩群青、コバルト、フタロシアニン、アントラキノン、インジコイド、シナバーグリーン、カドミウムグリーン、クロムグリーン、フタロシアニン、アゾメチン、ペリレン、アルミニウム顔料、並びに、ジアリールメタン染料、トリアリールメタン染料、チアゾール染料、メロシアニン染料、ピラゾロン染料、メチン染料、インドアニリン染料、アセトフェノンアゾメチン染料、ピラゾロアゾメチン染料、キサンテン染料、オキサジン染料、チアジン染料、アジン染料、アクリジン染料、アゾ染料、スピロピラン染料、インドリノスピロピラン染料、フルオラン染料、ナフトキノン染料、アントラキノン染料及びキノフタロン染料等の昇華性染料等が挙げられる。
一実施形態において、着色層は、樹脂材料を含み、例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、ビニル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、セルロース樹脂、スチレン樹脂、ポリカーボネート及びアイオノマー樹脂等が挙げられる。
また、本発明の特性を損なわない範囲において、着色層は、上記添加材を含むことができる。
着色層の厚さは、特に限定されず、例えば、0.1μm以上3μm以下とすることができる。
着色層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、第1基材上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
(接着層)
熱転写シートは、金属光沢層及び白色層上に接着層を備えることができる。
一実施形態において、接着層は、加熱することにより軟化し、密着性を発揮する熱可塑性樹脂を少なくとも1種含む。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエステル、ビニル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、ポリウレタン、セルロース樹脂、ポリアミド、ポリオレフィン、ポリスチレン及びこれらの塩素化樹脂等が挙げられる。
本発明の特性を損なわない範囲において、接着層は、上記添加材を含むことができる。
接着層の厚さは、特に限定されるものではないが、0.1μm以上0.8μm以下とすることができる。
接着層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、金属光沢層及び白色層の上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
(剥離層)
熱転写シートは、第1基材と金属光沢層との間、及び第1基材と白色層との間に、剥離層を備えることができる。
剥離層は、樹脂材料を含み、例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、ビニル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、イミド樹脂、セルロース樹脂、スチレン樹脂、ポリカーボネート及びアイオノマー樹脂等を使用できる。
剥離層における樹脂材料の含有量は特に限定されず、例えば、50質量%以上99質量%以下とすることができる。
また、剥離層は、本発明の特性を損なわない範囲において、上記添加剤を含むことができる。
剥離層の厚さは、特に限定されるものではなく、例えば、0.1μm以上3μm以下とすることができる。
剥離層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、第1基材上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
(背面層)
一実施形態において、熱転写シートは、第1基材の金属光沢層が設けられた面とは反対の面に、背面層を備える。これにより、熱転写シートの耐ブロッキング性を向上できる。
一実施形態において、背面層は、1種又は2種以上の樹脂材料を含み、例えば、セルロース樹脂、スチレン樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、シリコーン変性ポリウレタン、フッ素変性ポリウレタン及び(メタ)アクリル樹脂等が挙げられる。
一実施形態において、背面層は、無機又は有機の粒子を含む。これにより、熱転写時の加熱によるスティッキングやシワの発生をより防止できる。
無機粒子としては、例えば、タルク及びカオリン等の粘土鉱物、炭酸カルシウム及び炭酸マグネシウム等の炭酸塩、水酸化アルミニウム及び水酸化マグネシウム等の水酸化物、硫酸カルシウム等の硫酸塩、シリカ等の酸化物、グラファイト、硝石、並びに窒化ホウ素等の無機粒子が挙げられる。また、有機粒子としては、(メタ)アクリル樹脂、テフロン(登録商標)樹脂、シリコーン樹脂、ラウロイル樹脂、フェノール樹脂、アセタール樹脂、スチレン樹脂及びポリアミド等からなる有機樹脂粒子、又はこれらを架橋材と反応させた架橋樹脂粒子等が挙げられる。
また、背面層は、上記添加材を含むことができる。
背面層の厚さは、特に限定されず、例えば、0.1μm以上2μm以下とすることができる。
背面層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、第1基材上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
(第1熱転写シートと、第2転写シートとの組合せ)
本発明の第1熱転写シート20と、第2転写シート21との組合せは、図6に示すように、第2基材22と、白色層23とを備える第1熱転写シート20、及び第3基材24と、金属光沢層25とを備える第2転写シート21から構成される。
また、一実施形態において、第1熱転写シート20は、白色層23と面順次となるように、着色層を備える(図示せず)。
また、一実施形態において、第2熱転写シート21は、金属光沢層25と面順次となるように、着色層を備える(図示せず)。
第1熱転写シート20及び第2転写シート21は、着色層を複数備えていてもよい。
また、一実施形態において、第1熱転写シート20は、白色層23上に接着層を備えていてもよい(図示せず)。
また、一実施形態において、第1熱転写シート20は、第2基材22と白色層23との間に接着層を備えていてもよい(図示せず)。
また、一実施形態において、第2熱転写シート20は、金属光沢層25上に接着層を備えていてもよい(図示せず)。
また、一実施形態において、第2熱転写シート20は、第3基材24と金属光沢層25との間に接着層を備えていてもよい(図示せず)。
さらに、一実施形態において、第1熱転写シート20及び第2転写シート21は、白色層23及び金属光沢層25が設けられた面とは反対の面に、背面層を備える(図示せず)。
第2基材及び第3基材は、上記した第1基材と同様のものを使用することができるため、ここでは記載を省略する。
また、第1熱転写シートが備える白色層、着色層及び背面層、並びに第2転写シートが備える金属光沢層、着色層、接着層、剥離層及び背面層についても、上記熱転写シートにおける構成と同様であるため、記載を省略する。
(熱転写シートと、中間転写媒体との組合せ)
本発明の熱転写シートと、中間転写媒体との組合せは、上記熱転写シートと、第4基材及び転写層を備える中間転写媒体とから構成される。
本発明の組合せを構成する熱転写シートについては、上述したため、ここでは記載を省略する。
(中間転写媒体)
本発明の組合せを構成する中間転写媒体30は、図7に示すように、第4基材31と、転写層32とを備える。
一実施形態において、転写層32は、図7に示すように、受容層33を備える。
また、一実施形態において、転写層32は、図8に示すように、第4基材31と受容層33との間に剥離層34とを備える。
一実施形態において、中間転写媒体30が備える転写層32は、受容層33と剥離層34との間に、保護層を備えていてもよい(図示せず)。なお、中間転写媒体30は、剥離層34を備えず、受容層33下に保護層が設けられた構成であってもよい。
(第4基材)
第4基材としては、第1基材に使用できる材料を適宜選択して使用できる。
(受容層)
一実施形態において、受容層は、樹脂材料を含み、例えば、ポリオレフィン、ビニル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、セルロース樹脂、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、スチレン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン及びアイオノマー樹脂等が挙げられる。
受容層における上記樹脂材料の含有量は、特に限定されるものではなく、例えば、80質量%以上98質量%以下とすることができる。
一実施形態において、受容層は、離型材を含む。これにより、熱転写シートからの離型性を向上できる。
離型材としては、例えば、ポリエチレンワックス、ポリアミドワックス、テフロン(登録商標)パウダー等の固形ワックス類、フッ素系又はリン酸エステル系界面活性材、シリコーンオイル、反応性シリコーンオイル、硬化型シリコーンオイル等の各種変性シリコーンオイル、及びシリコーン樹脂等が挙げられる。
上記シリコーンオイルとしては油状のものも用いることができるが、変性シリコーンオイルが好ましい。変性シリコーンオイルとしてはアミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、アラルキル変性シリコーン、エポキシ−アラルキル変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、ビニル変性シリコーン、ウレタン変性シリコーン等を好ましく用いる事ができるが、エポキシ変性シリコーン、アラルキル変性シリコーン、エポキシ−アラルキル変性シリコーンが特に好ましい。
受容層における離型材の含有量は、0.5質量%以上20質量%以下であることが好ましく、0.5質量%以上10質量%以下であることがより好ましい。これにより、熱転写シートとの離型性をより向上できる。
また、受容層は、本発明の特性を損なわない範囲において、上記添加材を含むことができる。
受容層の厚さは、0.5μm以上20μm以下であることが好ましく、1μm以上10μm以下であることがより好ましい。これにより、受容層上に形成される画像の濃度を向上できる。
一実施形態において、受容層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、第4基材あるいは第4基材上の任意の層上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることによっても形成できる。
(剥離層)
中間転写媒体が備える転写層は、受容層下に剥離層を備えることができる。これにより転写層の転写性を向上できる。
一実施形態において、剥離層は、(メタ)アクリル樹脂、セルロース樹脂、ビニル樹脂、ポリウレタン、シリコーン樹脂及びフッ素樹脂等の樹脂材料を含む。
また、一実施形態において、剥離層は、蜜蝋、鯨蝋、木蝋、米ぬか蝋、カルナバワックス、キャンデリラワックス及びモンタンワックス等の天然ワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、酸化ワックス、オゾケライト、セレシン、エステルワックス及びポリエチレンワックス等の合成ワックス、マルガリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、フロイン酸及びベヘニン酸等の高級飽和脂肪酸、ステアリルアルコール及びベヘニルアルコール等の高級飽和一価アルコール、ソルビタンの脂肪酸エステル等の高級エステル、ステアリン酸アミド並びにオレイン酸アミド等の高級脂肪酸アミド等のワックスを含む。
剥離層は、上記した樹脂材料及びワックスを共に含んでいてもよく、これらを2種以上含んでいてもよい。
剥離層は、本発明の特性を損なわない範囲において、上記添加材を含むことができる。
剥離層の厚さは、0.5μm以上3μm以下であることが好ましく、0.7μm以上2μm以下であることがより好ましい。これにより、転写層の転写性をより向上できる。
剥離層の形成は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、第4基材上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
(保護層)
一実施形態において、中間転写媒体は、受容層下に、保護層を備える。
保護層は、樹脂材料を含み、例えば、ポリエステル、(メタ)アクリル樹脂、エポキシ樹脂、スチレン樹脂、アクリルポリオール樹脂、ポリウレタン、電離放射線硬化性樹脂及び紫外線吸収性樹脂等が挙げられる。
一実施形態において、保護層は、イソシアネート化合物を含む。イソシアネート化合物としては、例えば、キシレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート及びヘキサメチレンジイソシアネート等が挙げられる。
本発明の特性を損なわない範囲において、保護層は、上記添加材を含むことができる。
保護層の厚さは、0.5μm以上7μm以下であることが好ましく、1μm以上5μm以下であることがより好ましい。これにより、保護層の耐久性をより向上できる。
保護層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、塗工液とし、これを、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、第4基材あるいは第4基材上の任意の層等の上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
(第1熱転写シートと、第2熱転写シートと、中間転写媒体との組合せ)
本発明の第1熱転写シートと、第2熱転写シートと、中間転写媒体との組合せは、上記第1熱転写シート、上記第2熱転写シート及び上記中間転写媒体とから構成される。
本発明の組合せを構成する1熱転写シート、第2熱転写シート及び中間転写媒体については、上述したため、ここでは記載を省略する。
(印画物の製造方法)
一実施形態において、本発明の印画物の製造方法は、
上記熱転写シートと、中間転写媒体との組合せ、及び被転写体を準備する工程と、
中間転写媒体が備える転写層上に、第1熱転写シートから白色層及び金属光沢層を転写する工程と、
前記中間転写媒体が備える転写層、及び該転写層上の白色層及び金属光沢層を、被転写体上に転写する工程と、を備える。
また、一実施形態において、白色層及び金属光沢層の転写前に、熱転写シートを用いて、中間転写媒体の転写層が備える受容層上に、画像を形成する工程を備える。
一実施形態において、本発明の印画物の製造方法は、上記第1熱転写シートと、第2熱転写シートと、中間転写媒体との組合せ、及び被転写体を準備する工程と、
中間転写媒体が備える転写層上に、第1熱転写シートから白色層を転写する工程と、
転写された白色層上に、第2熱転写シートから金属光沢層を転写する工程と、
中間転写媒体が備える転写層、及び該転写層上の白色層及び金属光沢層を、被転写体上に転写する工程と、を備える。
また、一実施形態において、白色層及び金属光沢層の転写前に、第1熱転写シート又は第2転写層を用いて、中間転写媒体の転写層が備える受容層上に、画像を形成する工程を備える。

(印画物)
本発明の印画物40は、図9に示すように、被転写体41と、金属光沢層42と、白色層43と、を備え、そのL値が70以上90以下であることを特徴とする。
また、一実施形態において、印画物40は、図9に示すように、白色層43上に、転写層44を備える。
印画物40において、金属光沢層42、白色層43及び転写層44は、被転写体41の全面に設けられていてもよく、その一部に設けられてもよい。
なお、印画物においてL値の測定は、白色層側から行う。
印画物が備える被転写体は、特に限定されるものではなく、上質紙、アート紙、コート紙、レジンコート紙、キャストコート紙、板紙、合成紙及び含浸紙等の紙基材や上記第1基材と同様に、樹脂フィルムを使用できる。
また、これらの積層体を使用してもよい。
被転写体の厚さは特に限定されるものではなく、例えば、50μm以上2000μm以下とすることができる。
本発明の印画物は、上記熱転写シートと、中間転写媒体との組合せ、又は上記第1熱転写シートと、上記第2熱転写シートと、上記中間転写媒体との組合せを用いて製造することができるが、これに限定されるものではない。
次に実施例を挙げて、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、これら実施例に限定されるものではない。また、以下、別途説明している場合を除いて、含有量、配合比等は、質量基準である。
実施例1
(熱転写シートの作製)
第1基材として、厚さ4.5μmのPETフィルム(東レ(株)製、ルミラー(登録商標))を準備した。PETフィルムの一方の面に、下記組成の着色層形成用塗工液A、B、C及びDを面順次に塗布、乾燥し、それぞれ厚さ0.7μmの着色層A〜Dを形成した。
<着色層形成用塗工液A>
・イエロー昇華性染料 5質量部
・ポリビニルアセタール 5質量部
・メチルエチルケトン(MEK) 90質量部
<着色層形成用塗工液B>
・マゼンタ昇華性染料 5質量部
・ポリビニルアセタール 5質量部
・MEK 90質量部
<着色層形成用塗工液C>
・シアン昇華性染料 5質量部
・ポリビニルアセタール 5質量部
・MEK 90質量部
<着色層形成用塗工液D>
・カーボンブラック 5質量部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 5質量部
・MEK 90質量部
着色層と面順次となるように、第1基材に下記組成の白色層形成用塗工液を塗布、乾燥し、厚さ2μmの白色層を形成した。
<白色層形成用塗工液>
・白色顔料 89質量部
(酸化チタン、石原産業(株)製、R−780)
・(メタ)アクリル樹脂 9.9質量部
(三菱ケミカル(株)製、ダイヤナール(登録商標)BR−87)
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 0.99質量部
(日信化学工業(株)製、ソルバイン(登録商標)CNL)
・ポリエステル 0.01質量部
(東洋紡(株)製、バイロン(登録商標)200、Tg67℃、Mn17000)
・MEK 100質量部
・トルエン 100重量部
白色層と面順次となるように、第1基材に金属光沢層形成用塗工液を塗布、乾燥し、厚さ2μmの金属光沢層を形成した。金属光沢層の45度鏡面光沢度をJIS Z8741に記載の45度鏡面光沢度測定方法に準拠して、光沢度計(日本電色(株)製、VG 7000)を用いて測定したところ、46.6であった。
以降の実施例及び比較例においても同様に、金属光沢層の45度鏡面光沢度を測定し、表1にまとめた。
<金属光沢層形成用塗工液>
・アルミニウム顔料A 20質量部
(旭化成(株)製、FD−5060、平均粒子径6μm、隠蔽力3.4、ノンリーフィングタイプ)
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 20質量部
(日信化学工業(株)製、ソルバイン(登録商標)CNL)
・MEK 30質量部
・トルエン 30質量部
第1基材の他方の面に、下記組成の背面層形成用塗工液を塗布、乾燥し、厚さ0.1μmの背面層を形成し、熱転写シートを得た。
<背面層形成用塗工液>
・ポリビニルブチラール 2質量部
(積水化学工業(株)製、エスレック(登録商標)BX−1)
・ポリイソシアネート 9.2質量部
(DIC(株)製、バーノック(登録商標)D750)
・リン酸エステル系界面活性剤 1.3質量部
(第一工業製薬(株)、プライサーフ(登録商標)A208N)
・タルク 0.3質量部
(日本タルク工業(株)、ミクロエース(登録商標)P−3)
・トルエン 43.6質量部
・MEK 43.6質量部
実施例2〜10及び比較例1〜12
金属光沢層の構成を表1に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写シートを作製した。
なお、表1及び2中の各成分の詳細は以下の通りである。
・アルミニウム顔料B:旭化成(株)製、AM−1501、平均粒子径8μm、隠蔽力5.0、ノンリーフィングタイプ
・アルミニウム顔料C:旭化成(株)製、FD−508H、平均粒子径8μm、隠蔽力4.8、ノンリーフィングタイプ
・アルミニウム顔料D:旭化成(株)製、S−8801T、平均粒子径15μm、隠蔽力2.4、ノンリーフィングタイプ
・アルミニウム顔料E:旭化成(株)製、BS−120、平均粒子径13μm、隠蔽力3.7、ノンリーフィングタイプ
・アルミニウム顔料F:旭化成(株)製、8NL−S、平均粒子径8μm、隠蔽力2.3、ノンリーフィングタイプ
・(メタ)アクリル樹脂:三菱ケミカル(株)製、ダイヤナール(登録商標)BR−87
・ポリエステル:ユニチカ(株)製、エリーテル(登録商標)UE3200
<<L値測定>>
厚さ800μmの黒カード(反射濃度計(X−rite社製、X−rite310TR)を用いて測定されるビジュアル濃度が2.35)を準備した。
上記実施例及び比較例において得られた熱転写シートから、金属光沢層を黒カード上に転写した後、この金属光沢層上に、白色層を転写し、積層体を得た。
この積層体のL値を分光測色計(コミカミノルタ(株)製、CR−221、光源D65、角度10°)を用いて測定し、測定結果を表1にまとめた。
また、黒カード上に白色層のみを転写し、得られた積層体についてのL値を同様に測定したところ、77であった。
<<転写性評価>>
下記のようにして作製した中間転写媒体が備える受容層上に、熱転写シートが備える着色層A〜Cから昇華性染料を、下記プリンタを用いてエネルギー階調128/255の条件で昇華転写させ、グレー画像を形成した後、画像を形成した受容層上に、白色層及び金属光沢層を転写した。
(プリンタ)
HDP5000(FARGO社製)
再転写温度:175℃
再転写速度:2.3sec./inch
被転写体として、塩化ビニルカードを準備し、この一方の面に、中間転写媒体から、積層された、剥離層、保護層、受容層、白色層及び金属光沢層を、上記プリンタを用い、被転写体全面に転写し、印画物を得た。
なお、該転写は、塩化ビニルカードと、中間転写媒体とを熱融着させた後、中間転写媒体の温度が低下してから、第2基材を剥離することにより行った。
塩化ビニルカードへの金属光沢層の転写性を、金属光沢層、白色層、受容層、保護層及び剥離層の転写面積を目視により確認し、以下の評価基準に基づいて、評価し、表1にまとめた。
(評価基準)
A:金属光沢層、白色層、受容層、保護層及び剥離層の転写面積が、塩化ビニルカードの面積の95%以上であった。
NG:金属光沢層、白色層、受容層、保護層及び剥離層の転写面積が、塩化ビニルカードの面積の95%未満であり、金属光沢層において凝集破壊の発生が確認された。
(中間転写媒体の作製)
第4基材として、厚さ12μmのPETフィルム(東レ(株)製、ルミラー(登録商標))を準備した。PETフィルムの一方の面に、下記組成の剥離層形成用塗工液を塗布、乾燥し、厚さ1μmの剥離層を形成した。
<剥離層形成用塗工液>
・(メタ)アクリル樹脂 9.5質量部
(三菱ケミカル(株)製、ダイヤナール(登録商標)BR−87)
・ポリエステル 0.5質量部
(東洋紡(株)製、バイロン(登録商標)200)
・トルエン 20質量部
・MEK 20質量部
上記のようにして形成した剥離層上に、下記組成の保護層形成用塗工液を塗布、乾燥し、厚さ2μmの保護層を形成した。
<保護層形成用塗工液>
・(メタ)アクリルポリオール樹脂 100質量部
(大成ファインケミカル(株)製、6KW−700、固形分36.5%、Tg102℃、Mw55000、水酸基価30.1)
・イソシアネート化合物 3.6質量部
(三井化学(株)製、タケネート(登録商標)D110N、固形分75%)
・MEK 92質量部
上記のようにして形成した保護層上に、下記組成の受容層形成用塗工液を塗布、乾燥し、厚さ2μmの受容層を形成し、中間転写媒体を得た。
<受容層形成用塗工液>
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 95質量部
(日信化学工業(株)製、ソルバイン(登録商標)CNL)
・エポキシ変性シリコーンオイル 5質量部
(信越化学工業(株)製、KP−1800U)
・トルエン 200質量部
・MEK 200質量部
<<細線印字性評価>>
上記塩化ビニルカードへ、上記実施例及び比較例において得られた熱転写シートが備える金属光沢層を、上記プリンタを用いて、1dot分の細線となるよう転写した。
また、該転写を2dot分の細線及び3dot分の細線となるように行った。
転写後の金属光沢層を目視により観察し、以下の評価基準に基づいて、評価した。評価結果を表1にまとめた。
(評価基準)
A:1dot分、2dot分及び3dot分の細線いずれにおいてもツブレ及びカスレの発生が見られなかった。
B:2dot分及び3dot分の細線においては、ツブレ及びカスレの発生が見られなかったが、1dot分の細線においては、ツブレ及びカスレの発生が見られた。
C:3dot分の細線においては、ツブレ及びカスレの発生が見られなかったが、1dot分及び2dotの細線においては、ツブレ及びカスレの発生が見られた。
D:1dot分、2dot分及び3dot分の細線いずれにおいても、ツブレ及びカスレの発生が見られた。
Figure 2021049648
10:熱転写シート、11:第1基材、12:金属光沢層、13:白色層、14:着色層、15:背面層、20:第1熱転写シート、21:第2熱転写シート、22:第2基材、23:白色層、24:第3基材、25:金属光沢層、30:中間転写媒体、31:第4基材、32:転写層、33:受容層、34:剥離層、30:印画物、31:被転写体

Claims (15)

  1. 第1基材と、金属顔料を含む金属光沢層と、白色顔料を含む白色層とを備え、
    前記金属光沢層の45度鏡面光沢度が、30%以上65%以下である、熱転写シート。
  2. 前記金属顔料の平均粒子径が、4μm以上10μm以下である、請求項1に記載の熱転写シート。
  3. 前記金属光沢層が、樹脂材料を含み、
    前記金属光沢層における前記金属顔料の含有量と、前記樹脂材料の含有量との比(金属顔料の含有量/樹脂材料の含有量)が、質量基準で、0.3以上5以下である、請求項1又は2に記載の熱転写シート。
  4. 前記樹脂材料が、ポリエステル、ビニル樹脂及び(メタ)アクリル樹脂から選択される、1以上の樹脂材料である、請求項3に記載の熱転写シート。
  5. 前記金属光沢層の厚さが、0.1μm以上7μm以下である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱転写シート。
  6. 前記金属顔料が、アルミニウム顔料である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の熱転写シート。
  7. 前記アルミニウム顔料が、ノンリーフィングタイプである、請求項6に記載の熱転写シート。
  8. 前記金属光沢層及び前記白色層を備える積層体のL値が、80以上90以下である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の熱転写シート。
  9. 前記第1基材上に、前記金属光沢層と面順次となるように、着色層を備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載の熱転写シート。
  10. 第2基材と、白色顔料を含む白色層とを備える第1熱転写シートと、
    第3基材と、金属顔料を含む金属光沢層とを備える第2転写シートとを備え、
    前記金属光沢層の45度鏡面光沢度が、30%以上65%以下である、第1熱転写シートと、第2熱転写シートとの組合せ。
  11. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の熱転写シートと、
    第4基材と、転写層とを備える、中間転写媒体とを備える、熱転写シートと中間転写媒体との組合せ。
  12. 請求項10に記載の第1熱転写シートと、第2熱転写シートとの組合せと、
    第4基材と、転写層とを備える、中間転写媒体とを備える、第1熱転写シートと第2熱転写シートと中間転写媒体との組合せ。
  13. 請求項11に記載の熱転写シートと中間転写媒体との組合せ、及び被転写体を準備する工程と、
    前記中間転写媒体が備える前記転写層上に、前記熱転写シートから前記白色層及び前記金属光沢層を転写する工程と、
    前記中間転写媒体が備える前記転写層、及び前記転写層上の前記白色層及び前記金属光沢層を、前記被転写体上に転写する工程と、を備える、印画物の製造方法。
  14. 請求項12に記載の第1熱転写シートと、第2熱転写シートと、中間転写媒体との組合せ、及び被転写体を準備する工程と、
    前記中間転写媒体が備える前記転写層上に、前記第1熱転写シートから前記白色層を転写する工程と、
    転写された前記白色層上に、前記第2熱転写シートから前記金属光沢層を転写する工程と、
    前記中間転写媒体が備える前記転写層、及び前記転写層上の前記白色層及び前記金属光沢層を、前記被転写体上に転写する工程と、を備える、印画物の製造方法。
  15. 被転写体と、金属顔料を含む金属光沢層と、白色顔料を含む白色層とを備え、
    L値が70以上90以下である、印画物。
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