JP2021048366A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光位置のずれにより発生する、発光素子の寿命が短い不良品が発生しにくい表示装置を提供する。【解決手段】発光材料を含む有機発光層を備える表示装置であって、前記有機発光層は、さらに熱活性化遅延蛍光材料を含み、前記有機発光層の少なくとも一方の界面部分の前記熱活性化遅延蛍光材料の重量パーセント濃度は、該一方の界面部分と他方の界面部分との間に位置する中間部分の前記熱活性化遅延蛍光材料の重量パーセント濃度よりも低い、ことを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、表示装置に関する。
従来、有機エレクトロルミネッセンス材料(有機EL材料)を表示部の発光素子(有機EL素子)に用いた有機EL表示装置(Organic Electroluminescence Display)が知られている。有機EL表示装置は、液晶表示装置等とは異なり、有機EL材料を発光させることにより表示を実現する。いわゆる自発光型の表示装置である。
この発光素子における発光層が有機EL材料を含む。その上で、特許文献1に示すような遅延蛍光材料を発光層にさらに添加することで、発光層の発光効率を高めることを可能とする技術が開示されている。
特開2013−116975号公報
ところで、発光層は、当該発光層の厚さ方向のいずれの位置においても発光するため、理想的な発光位置で発光するように設計がなされる。この理想的な発光位置とは、例えば、発光層の厚さ方向において両界面から等距離な位置をいう。
しかし、実際に製造される表示装置の中には、発光素子における発光位置が理想とする位置からずれてしまうものも一部存在する。その中でも特に、当該発光層のどちらか一方の界面付近に発光位置が存在すると、発光素子の発光寿命が著しく短くなってしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、発光位置のずれにより発生する、発光素子の寿命が短い不良品が発生しにくい表示装置を提供する。
本発明の表示装置の一態様は、発光材料を含む有機発光層を備える表示装置であって、前記有機発光層は、さらに熱活性化遅延蛍光材料を含み、前記有機発光層の少なくとも一方の界面部分の前記熱活性化遅延蛍光材料の重量パーセント濃度は、該一方の界面部分と他方の界面部分との間に位置する中間部分の前記熱活性化遅延蛍光材料の重量パーセント濃度よりも低い、ことを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る有機EL表示装置の概略の構成を示す模式図である。 図1に示す有機EL表示装置の表示パネルの一例を示す模式的な平面図である。 図2のIII−III断面の一例を示す概略図である。 第1の実施例において図3の破線部を拡大した図である。 第1の実施例の変形例において図3の破線部を拡大した図である。 第2の実施例において図3の破線部を拡大した図である。 第2の実施例の変形例において図3の破線部を拡大した図である。 第3の実施例において図3の破線部を拡大した図である。 第3の実施例の変形例において図3の破線部を拡大した図である。 第3の実施例の変形例において図3の破線部を拡大した図である。 有機EL素子の発光試験結果をまとめた表である。
以下に、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
さらに、本発明の詳細な説明において、ある構成物と他の構成物との位置関係を規定する際、「上に」「下に」とは、ある構成物の直上又は直下に位置する場合のみでなく、特に断りの無い限りは、間にさらに他の構成物を介在する場合を含むものとする。
図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置の概略の構成を、有機EL表示装置を例にして示す模式図である。有機EL表示装置2は、画像を表示する画素アレイ部4と、画素アレイ部4を駆動する駆動部とを備える。有機EL表示装置2は、基材上に薄膜トランジスタ(TFT)や有機発光ダイオード(OLED)などの積層構造が形成されて構成される。なお、図1に示した概略図は一例であって、本実施形態はこれに限定されるものではない。
画素アレイ部4には、OLED6及び画素回路8をそれぞれ有する画素がマトリクス状に配置される。画素回路8は複数のTFT10,12やキャパシタ14で構成される。
上記駆動部は、走査線駆動回路20、映像線駆動回路22、駆動電源回路24及び制御装置26を含み、画素回路8を駆動しOLED6の発光を制御する。
走査線駆動回路20は、画素の水平方向の並び(画素行)毎に設けられた走査信号線28に接続されている。走査線駆動回路20は、制御装置26から入力されるタイミング信号に応じて走査信号線28を順番に選択し、選択した走査信号線28に、スイッチングTFT10をオンする電圧を印加する。
映像線駆動回路22は、画素の垂直方向の並び(画素列)毎に設けられた映像信号線30に接続されている。映像線駆動回路22は、制御装置26から映像信号を入力され、走査線駆動回路20による走査信号線28の選択に合わせて、選択された画素行の映像信号に応じた電圧を各映像信号線30に出力する。当該電圧は、選択された画素行にてスイッチングTFT10を介してキャパシタ14に書き込まれる。駆動TFT12は、書き込まれた電圧に応じた電流をOLED6に供給する。これにより、選択された走査信号線28に対応する画素のOLED6が発光する。
駆動電源回路24は、画素列毎に設けられた駆動電源線32に接続され、駆動電源線32及び選択された画素行の駆動TFT12を介してOLED6に電流を供給する。なお、駆動電源線32は、図1では画素列毎に設けられているが、画素行毎に設けられていても良く、さらにその両方に設けられていても良い。
ここで、OLED6の下部電極46は、駆動TFT12に接続される。一方、各OLED6の上部電極50は、全画素のOLED6に共通の電極で構成される。下部電極46を陽極(アノード)として構成する場合は、高電位が入力され、上部電極50は陰極(カソード)となって低電位が入力される。下部電極46を陰極(カソード)として構成する場合は、低電位が入力され、上部電極50は陽極(アノード)となって高電位が入力される。
図2は、図1に示す有機EL表示装置2の表示パネルの一例を示す模式的な平面図である。表示パネル40の表示領域60に、図1に示した画素アレイ部4が設けられる。また前述のように、画素アレイ部4にはOLED6(発光部100)が配列される。前述の、発光部100を構成する上部電極50は、各画素に共通に形成されて表示領域60全体を覆う。表示領域60の周囲には額縁領域62が設けられ、前述した走査線駆動回路20、映像線駆動回路22、駆動電源回路24及び制御装置26等が設けられる。
矩形である表示パネル40の額縁領域62の一辺には、端子領域64が設けられる。端子領域64には表示領域60へ繋がる配線が配置される。さらに、端子領域64には、駆動部を構成するドライバIC70が搭載されたり、フレキシブルプリント基板(FPC)72が接続されたりする。FPC72は、制御装置26やその他の回路20,22,24等に接続されたり、その上にICを搭載されたりする。
図3は、図2のIII−III断面の一例を示す概略図である。III−III断面は、主に画素を構成するNchTFTを含む表示領域60における断面構造を示す。なお図3では、断面構造を見易くするため一部の層のハッチングを省略している。
表示パネル40は、例えば、形成されたTFTを含むTFT基板42、発光部100及び発光部100を封止する封止層52などが積層された構造を有する。
また、封止層52の上には、例えば保護層(図示せず)が配置される。本実施形態においては、画素アレイ部4はトップエミッション構造であり、発光部100で生じた光は、TFT基板42側とは反対側(図3において上向き)に出射される。なお、有機EL表示装置2におけるカラー化方式をカラーフィルタ方式とする場合には、例えば、封止層52と保護層(図示せず)との間、又は対向基板側にカラーフィルタが配置される。このカラーフィルタに、発光部100にて生成した白色光を通すことで、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の光を作る。
なお、図3に示すTFT基板42には、基材、アンダーコート層、TFT、導電層、ゲート電極、ソース・ドレイン電極及び平坦化膜等が含まれる。但し、これら構造は従来の構成に準ずるものであることから、ここでは簡単のため個々の構造について図示しない。
TFT基板42上には、パッシベーション膜44が形成される。パッシベーション膜44は、例えば、SiN等の無機絶縁材料で形成される。そして、表示領域60において、パッシベーション膜44上に発光部100が形成されている。画素アレイ部4は、代表的に、下部電極46、発光部100及び上部電極50をTFT基板42側からこの順に積層して形成される。
図3に示すTFT基板42が有するTFTが、nチャネルを有した駆動TFT12であるとすると、下部電極46は、TFTのソース電極に接続される。具体的には、前述した平坦化膜の形成後、下部電極46をTFTに接続するためのコンタクトホールが形成される。例えば、平坦化膜表面及びコンタクトホール内に形成した導電体部をパターニングすることにより、TFTに接続された下部電極46が画素毎に形成される。下部電極46は、例えば、ITOやIZO等の透明金属酸化物で形成されてもよい。また下部電極46は、AgやAl等の金属を薄膜で形成することで設けてもよい。
上記構造上には、画素領域の隔壁となるバンク48(又はリブとも言う)を形成する。例えば、下部電極46の形成後、画素境界にバンク48を形成する。その後、バンク48で囲まれた画素の有効領域(下部電極46の露出する領域)に、発光部100及び上部電極50が積層される。
バンク48は、平坦化膜と同様に、例えば、樹脂材料(感光性アクリル等)で形成される。またバンク48の端部はなだらかなテーパー形状となるのが好ましい。開口端が急峻な形状になっていると、発光部100のカバレッジ不良を生ずる。
発光部100は、図3に示すように複数の下部電極46上及びバンク48上に亘って連続的に形成されても良いし、それぞれの下部電極46上に選択的に形成されても良い。また、発光部100は複数の層を有し得るが、当該複数の層については、図4を参照して説明する。
図4に示すように、発光部100は、代表的には、アノード側から順に、正孔輸送層104、有機発光層120及び電子輸送層110を積層して形成されている。また、発光部100は、その他の層を有し得る。その他の層としては、例えば、アノードと発光層との間に配置される正孔注入層102、電子ブロック層106、及びカソードと発光層との間に配置される電子注入層112や正孔ブロック層108が挙げられる。なお、一部の層は複数の下部電極46上及びバンク48上に亘って連続的に形成され、他の一部の層はそれぞれの下部電極46上に選択的に形成されても良い。
図4に示す複数の層からなる発光部100の形成後、図3に示すように上部電極50を形成する。上部電極50は、バンク48及び発光部100を覆う。上部電極50は、複数の画素にまたがって設けられる。そして、発光部100、並びに発光部100を挟む下部電極46及び上部電極50によって、発光素子が構成される。発光部100に含まれる有機発光層120は、下部電極46と上部電極50との間を流れる電流によって発光する。
上部電極50は、例えばMgAg等の金属薄膜で形成される。トップエミッション構造を採用した有機EL表示装置2に金属薄膜を用いる場合は、光が透過する程度に膜厚を小さくする必要がある。一方、有機EL表示装置2がボトムエミッション構造を採用した場合、上部電極50は反射電極として形成される必要がある。
ここではトップエミッション構造としているため、上部電極50を、MgAgを発光部100からの出射光が透過する程度の薄膜として形成する。例示した発光部100の形成順序に従うと、下部電極46が陽極(アノード)となり、上部電極50が陰極(カソード)となる。上部電極50は、表示領域60上と、表示領域60近傍に設けられた陰極コンタクト部に亘って形成され、陰極コンタクト部で下層の導電層と接続される。
上部電極50を形成後、封止層52を形成する。封止層52は、バンク48及び発光部100を覆うことで、封止により外部からの水分浸入を防止することを機能の一としている。そのため、封止層52は高いガスバリア性を有する。
封止層52は、第1の無機封止膜、有機封止膜及び第2の無機封止膜をこの順で含む積層構造を有している。第1の無機封止膜は、例えば、CVD法によりシリコン窒化膜を成膜することにより形成される。第1の無機材料膜の膜厚は、例えば、1μm程度である。有機封止膜は、例えば、アクリル系、エポキシ系等の樹脂材料で形成される。有機封止膜は、例えば、硬化性樹脂組成物をインクジェット方式やスクリーン印刷方式等の任意の適切な方法で塗布し、得られた塗布層を硬化させることで形成される。有機封止膜の膜厚は、例えば、10μm程度である。第2の無機封止膜は、第1の無機封止膜と同様、CVD法によりシリコン窒化膜を成膜することにより形成される。第2の無機封止膜の膜厚は、例えば1μm程度である。
以上の工程により、有機EL表示装置2が作製される。必要に応じて、封止層52上にカバーガラスやタッチパネル基板等を設けても良い。この場合、有機EL表示装置2との空隙を埋めるために、樹脂等を用いた充填材を介しても良い。
図4乃至図10は、それぞれ図3に示す破線部を拡大した図である。以下、図4乃至図10を参照して、第1の実施例乃至第3の実施例について説明する。なお、正孔注入層102、正孔輸送層104、電子ブロック層106、正孔ブロック層108、電子輸送層110及び電子注入層112については、従来の構成に準ずるものであることから、ここでの説明を省略する。また各図における各層の厚さについては、以後特別な言及がない限り、実際の厚さを反映するものではなく、層構造を模式的に示すものである。
図4乃至図10における有機発光層120は、発光材料として有機EL材料を有する。その上で、有機発光層120はさらに、熱活性化遅延蛍光(TADF)材料を有する。
TADF材料の例としては、CZ−PS、4CzIPN、PXZ−TRZ、HAP−3TPAなどの芳香族化合物が挙げられる。一般的に、有機発光層120が有するTADF材料としては、特にカルバゾリルジシアノベンゼン(CDCB)誘導体を用いることが好ましい。これらのTADF材料は、遅延蛍光を放射するため発光効率が高いという特徴を有する。その原理について、以下に説明する。
有機EL素子においては、陽極及び陰極により発光材料にキャリアを注入し、キャリアの再結合により励起状態の発光材料を生成し、発光させる。通常、生成した励起子のうち、励起一重項状態に励起されるのは25%であり、残り75%は励起三重項状態に励起される。従って、励起三重項状態からの発光である燐光を利用するほうが、エネルギーの利用効率が高い。しかしながら、励起三重項状態は寿命が長いため、励起状態の飽和や励起三重項状態の励起子との相互作用によるエネルギーの失活が起こり、一般に燐光の量子収率が高くないことが多い。
一方、遅延蛍光材料は、系間交差等により励起三重項状態へとエネルギーが遷移した後、三重項−三重項消滅又は熱エネルギーの吸収により、励起一重項状態に逆系間交差され蛍光を放射する。有機EL素子においては、特に熱エネルギーの吸収による熱活性化型の遅延蛍光材料、つまりTADF材料が特に有用であると考えられる。
有機EL素子にTADF材料を利用した場合、励起一重項状態の励起子は通常通り蛍光を放射する。一方、励起三重項状態の励起子は、表示装置が発する熱を吸収して励起一重項へ系間交差され蛍光を放射する。このとき、励起一重項からの発光であるため蛍光と同波長での発光でありながら、励起三重項状態から励起一重項状態への逆系間交差により、生じる光の寿命(発光寿命)は通常の蛍光や燐光よりも長くなる。よって、これらよりも遅延した蛍光として観察される。これを遅延蛍光として定義できる。
このような熱活性化型の励起子移動機構を用いれば、キャリア注入後に熱エネルギーの吸収を経ることにより、通常は25%しか生成しなかった励起一重項状態の化合物の比率を25%以上に引き上げることが可能となる。
有機発光層120は、陽極および陰極のそれぞれから注入された正孔および電子が再結合することにより励起子が生成した後、発光する層である。有機発光層120は、発光材料及び前述の例に代表されるTADF材料を1種又は2種以上含む。
TADF材料における励起三重項状態は、表示装置又は室温化における熱エネルギーによって励起一重項状態への逆系間交差する。そして、TADF材料における一重項励起子におけるエネルギー準位が、発光材料における一重項励起子におけるエネルギー準位に移動する。このようにして、発光材料による発光効率が高くなるため、発光材料は、励起一重項エネルギーがTADF材料の励起一重項エネルギーよりも低い値を有する有機化合物を用いる。
本発明の有機EL素子において、発光は主に有機発光層120に含まれる発光材料から生じるが、TADF材料からの発光も含む。
有機発光層120中の発光材料の重量パーセント濃度は、10%以下であることが好ましい。有機発光層120中のTADF材料の重量パーセント濃度は、30%以下であることが好ましい。その上で、有機発光層120中の発光材料の重量パーセント濃度は、有機発光層120中のTADF材料の重量パーセント濃度よりも低いことが好ましい。
図4は、第1の実施例における発光部100の構造を、図3の破線部を拡大して示した図である。第1の実施例は、有機発光層120が1層である場合を示す。
図4に示す、有機発光層120の下(陽極である下部電極46)側の界面部分におけるTADF材料の重量パーセント濃度は、有機発光層120の上側の界面と下側の界面との間に位置する中間部分におけるTADF材料の重量パーセント濃度よりも低い。なお、有機発光層120の上側の界面と下側の界面との間に位置する中間部分には、厚さ方向において有機発光層120の両界面から等距離な位置が含まれる。そして、当該位置が、有機発光層120において設計された理想的な発光位置に相当する。
図4では、有機発光層120の上面側におけるハッチングを、下面側におけるハッチングよりも薄くしている。このように、ハッチングの濃さがTADF材料の重量パーセント濃度の高低と対応している。
なお、図4では、有機発光層120の下側の界面部分におけるTADF材料の重量パーセント濃度を低くした構成を開示しているが、構成はこれに限られない。他に、有機発光層120の上(陰極である上部電極50)側の界面部分におけるTADF材料の重量パーセント濃度を低くしてもよい。
また、図4では、TADF材料の重量パーセント濃度が高い部分及び低い部分を有する構成を示したが、構成はこれに限られない。例えば、一方の界面から他方の界面にかけて濃度勾配を設定してもよい。
図5は、図4に示す第1の実施例の変形例を示す。図5は、有機発光層120の厚さ方向において両界面から等距離な位置のTADF材料の重量パーセント濃度が最も高くなるよう、濃度勾配を設定した場合の構成の例である。具体的には、有機発光層120の上側の界面と下側の界面との間に位置する中間部分におけるTADF材料の重量パーセント濃度が最も高く、有機発光層120の両界面部分におけるTADF材料の重量パーセント濃度が最も低くなるような濃度分布となっている。
図5に示す変形例以外にも、有機発光層120の上側の界面と下側の界面との間に位置する中間部分におけるTADF材料の重量パーセント濃度が最も高く、かつどちらか一方の界面部分におけるTADF材料の重量パーセント濃度が最も低くなるような濃度分布としてもよい。
以上、図4及び図5に示すように、有機発光層120中のTADF材料の重量パーセント濃度を変化させる構造を採用すればよい。特に、有機発光層120の少なくとも一方の界面部分のTADF材料の重量パーセント濃度を、該一方の界面部分と他方の界面部分との間に位置する中間部分のTADF材料の重量パーセント濃度よりも低くすればよい。
図6は、第2の実施例における発光部100の構造を、図3の破線部を拡大して示した図である。第2の実施例は、有機発光層120が第1の発光層122及び第2の発光層124の2層からなる。図6では、第1の発光層122が陽極である下部電極46側に設けられ、第2の発光層124が陰極である上部電極50側に設けられる場合の例を示す。なお、第1の発光層122及び第2の発光層124の配置は、これに限られない。具体的には、第1の発光層122が陰極である上部電極50側に設けられ、第2の発光層124が陽極である下部電極46側に設けられてもよい。
図6に示す、第1の発光層122におけるTADF材料の重量パーセント濃度は、第2の発光層124におけるTADF材料の重量パーセント濃度よりも低い。これに対応して、図6では、第1の発光層122におけるハッチングを、第2の発光層124におけるハッチングよりも薄くしている。このように、ハッチングの濃さはTADF材料の重量パーセント濃度の高低と対応している。
図7は、図6に示す第2の実施例の変形例を示す。図7では、第1の発光層122の厚さが第2の発光層124の厚さよりも薄い。そのため、図6に示すように、第1の発光層122の厚さと第2の発光層124の厚さが必ずしも同じである必要はない。つまり、第1の発光層122の厚さは、第2の発光層124の厚さ以下であればよい。なお、図6及び図7における第1の発光層122の厚さ及び第2の発光層124の厚さは、互いの層における相対的な差を示す。一方で、第1の発光層122の厚さ及び第2の発光層124の厚さは、その他の層の厚さとの相対的な関係を示すものではない。
以上、図6及び図7に示すように、有機発光層120に第1の発光層122及び第2の発光層124を設け、どちらか一方の電極側にTADF材料の重量パーセント濃度の低い第1の発光層122を設ければよい。この構成は、どちらか一方の電極から注入される正孔又は電子の量が他方の電極から注入される電子又は正孔の量よりも多い場合などで有効である。具体的には、正孔又は電子の注入量がより多い電極側に、TADF材料の重量パーセント濃度の低い第1の発光層122を設ければよい。
一般に、正孔輸送層104と有機発光層120との界面劣化は、発光素子の劣化の一因として知られている。この劣化を防ぐためには、有機発光層120の界面における正孔の蓄積を防ぐ必要がある。つまり、有機発光層120における発光位置を有機発光層120の界面から遠ざける必要がある。
図4、図6及び図7の第2の実施例に示す有機発光層120の構造は、特に正孔輸送層104と有機発光層120との界面劣化を防ぐために採用される構造である。特に、陽極である下部電極46側に、第1の発光層122を設けることで正孔輸送層104と有機発光層120との界面劣化を防ぐことが可能となる。
具体的には、陽極である下部電極46側の有機発光層120の界面におけるTADF材料の重量パーセント濃度が、有機発光層120の他の箇所と比較して低くなる。そのため、下部電極46側の有機発光層120の界面での発光を最小限に抑えることが可能となる。つまり、正孔輸送層104と有機発光層120との界面劣化を防ぐことが可能となる。
図8は、第3の実施例における発光部100の構造を、図3の破線部を拡大して示した図である。第3の実施例は、有機発光層120が第1の発光層122、第2の発光層124及び第3の発光層126の3層からなる。図8では、第1の発光層122が陽極である下部電極46側に設けられ、第3の発光層126が陰極である上部電極50側に設けられる場合の例を示す。
図8に示す第1の発光層122におけるTADF材料の重量パーセント濃度は、第2の発光層124におけるTADF材料の重量パーセント濃度よりも低い。これに対応して、図8では、第1の発光層122におけるハッチングを、第2の発光層124におけるハッチングよりも薄くしている。
また、図8に示す、第3の発光層126におけるTADF材料の重量パーセント濃度は、第2の発光層124におけるTADF材料の重量パーセント濃度よりも低い。これに対応して、図8では、第3の発光層126におけるハッチングを、第2の発光層124におけるハッチングよりも薄くしている。このように、ハッチングの濃さはTADF材料の重量パーセント濃度の高低と対応している。
第1の発光層122におけるTADF材料の重量パーセント濃度は、第3の発光層126におけるTADF材料の重量パーセント濃度と、必ずしも同濃度である必要はない。同濃度としない場合は、第2の実施例と同様に考えられる。即ち、どちらか一方の電極から注入される正孔又は電子の量が他方の電極から注入される電子又は正孔の量よりも多い場合などで有効である。例えば、電子の注入量が正孔の注入量よりも多い場合は、第1の発光層122におけるTADF材料の重量パーセント濃度を第3の発光層126におけるTADF材料の重量パーセント濃度よりも低くすればよい。つまり、第1の発光層122におけるTADF材料の重量パーセント濃度は、第3の発光層126におけるTADF材料の重量パーセント濃度以下であればよい。
図9及び図10はそれぞれ、図8に示す第3の実施例の変形例を示す。図9では、第1の発光層122の厚さ及び第3の発光層126の厚さが第2の発光層124の厚さよりも薄い。その上で、第1の発光層122の厚さは第3の発光層126の厚さと同じとなっている。これに対して、図10では、図9と比較して、さらに第3の発光層126の厚さが第1の発光層122の厚さよりも薄い。
以上のことから、図8に示すように、第1の発光層122の厚さ及び第3の発光層126の厚さが第2の発光層124の厚さと必ずしも同じである必要はない。また、第1の発光層122の厚さは、第2の発光層124の厚さ以下であればよく、また第3の発光層126の厚さは、第2の発光層124の厚さ以下であればよい。
第1の発光層122の厚さ及び第3の発光層126の厚さは、必ずしも同じである必要はない。これは第2の実施例と同様で、どちらか一方の電極から注入される正孔又は電子の量が他方の電極から注入される電子又は正孔の量よりも多い場合などで有効である。
図10も、正孔輸送層104と有機発光層120との界面劣化を防ぐため、陽極である下部電極46側に第1の発光層122を設けている。これにより、有機発光層120における発光位置を有機発光層120の界面から遠ざけることが可能となり、結果として有機発光層120の界面における正孔の蓄積を防ぐことが可能となる。
なお、図8乃至図10における第1の発光層122の厚さ、第2の発光層124の厚さ及び第3の発光層126の厚さは、それぞれの層における相対的な差を示す。一方で、第1の発光層122の厚さ、第2の発光層124の厚さ及び第3の発光層126の厚さは、その他の層の厚さとの相対的な関係を示すものではない。
図11は、以下に示す実施例a、実施例b及び比較例における有機EL素子の発光試験結果をまとめた表である。実施例aにおける発光部100の層構造は図9と対応しており、実施例bにおける発光部100の層構造は図8と対応している。
まず、前述の2つの実施例における各発光層の厚さについて説明する。実施例aは、第1の発光層122の厚さ及び第3の発光層126の厚さを、共に5nmとし、第2の発光層124の厚さを20nmとしている。これに対して実施例bは、第1の発光層122乃至第3の発光層126の3層それぞれの厚さを全て10nmとしている。
次に、前述の2つの実施例における各発光層に含まれる発光材料及びTADF材料の重量パーセント濃度について説明する。実施例a及び実施例b共に、有機発光層120全体における発光材料の重量パーセント濃度を2%としている。また、実施例a及び実施例b共に、第1の発光層122及び第3の発光層126におけるTADF材料の重量パーセント濃度は7%、第2の発光層124におけるTADF材料の重量パーセント濃度は15%としている。
前述の2つの実施例と比較する比較例は、従来同様に有機発光層120が厚さ30nmの1層からなる。また、有機発光層120における発光材料の重量パーセント濃度を2%、TADF材料の重量パーセント濃度は15%としている。
その上で図11の結果を参照すると、2つの実施例は共に従来の構成を有する比較例よりも有機EL素子の寿命が長いことが言える。特に、LT95(素子の初期発光強度が5%減少するまでの時間)の欄には、[実施例]/[比較例]で規格化を行った値が記載されているが、実施例a及び実施例b共に1以上の値となった。一方で、発光効率の欄にも、[実施例]/[比較例]で規格化を行った値が記載されているが、2つの実施例及び比較例で変化はなかった。
以上のことから、発光位置として好ましくない有機発光層120の界面付近は、他の箇所と比較してTADF材料から発光材料へのエネルギー移動が発生する確率が低くなる。そのため、有機発光層120の界面付近よりもTADF材料から発光材料へのエネルギー移動が発生する確率が高い箇所において、より確実に発光が起こる。つまり、従来と比較して、有機発光層120の上側の界面と下側の界面との間に位置する中間部分付近に発光位置が存在する確率が高くなるため、発光素子の寿命が短い不良品が発生しにくい表示装置を提供することが可能となる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
2 有機EL表示装置、4 画素アレイ部、6 OLED、8 画素回路、10 スイッチングTFT、12 駆動TFT、14 キャパシタ、20 走査線駆動回路、22 映像線駆動回路、24 駆動電源回路、26 制御装置、28 走査信号線、30 映像信号線、32 駆動電源線、40 表示パネル、42 TFT基板、44 パッシベーション膜、46 下部電極、48 バンク、50 上部電極、52 封止層、60 表示領域、62 額縁領域、64 端子領域、70 ドライバIC、72 FPC、100 発光部、102 正孔注入層、104 正孔輸送層、106 電子ブロック層、108 正孔ブロック層、110 電子輸送層、112 電子注入層、120 有機発光層、122 第1の発光層、124 第2の発光層、126 第3の発光層。

Claims (10)

  1. 発光材料を含む有機発光層を備える表示装置であって、
    前記有機発光層は、さらに熱活性化遅延蛍光材料を含み、
    前記有機発光層の少なくとも一方の界面部分の前記熱活性化遅延蛍光材料の重量パーセント濃度は、該一方の界面部分と他方の界面部分との間に位置する中間部分の前記熱活性化遅延蛍光材料の重量パーセント濃度よりも低い、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記有機発光層は、第1の発光層及び第2の発光層をそれぞれ有し、
    前記第1の発光層中の熱活性化遅延蛍光材料の第1重量パーセント濃度は、前記第2の発光層中の前記熱活性化遅延蛍光材料の第2重量パーセント濃度よりも低い、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第1の発光層の厚さは、前記第2の発光層の厚さ以下である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記第1の発光層は、前記有機発光層における陽極側に設けられ、
    前記第2の発光層は、前記有機発光層における陰極側に設けられる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記有機発光層は、さらに、前記第2の発光層よりも陰極側に設けられる第3の発光層を有し、
    前記第3の発光層中の前記熱活性化遅延蛍光材料の第3重量パーセント濃度は、前記第2の発光層中の前記熱活性化遅延蛍光材料の第2重量パーセント濃度よりも低い、
    ことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記第3の発光層の厚さは、前記第2の発光層の厚さ以下である、
    ことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記第3の発光層の厚さは、前記第1の発光層の厚さ以下である、
    ことを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記第1の発光層の厚さは、前記第3の発光層の厚さと同じ厚さである、
    ことを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  9. 前記熱活性化遅延蛍光材料の前記第1重量パーセント濃度は、前記熱活性化遅延蛍光材料の前記第3重量パーセント濃度以下である、
    ことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  10. 前記有機発光層中の前記発光材料の重量パーセント濃度は、前記有機発光層中の前記熱活性化遅延蛍光材料の重量パーセント濃度よりも低い、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。


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