JP2021047477A - 緊急車両接近報知装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】自車両の周囲に緊急車両などがいることを報知することができる緊急車両接近報知装置を提供する。【解決手段】自車両1の周囲に緊急車両2が存在することを乗員に報知する緊急車両接近報知装置3であって、自車両1に搭載されたカメラ4,5,6と、カメラ4,5,6にて撮像された自車両周囲の画像から車両を検出する車両検出手段10と、車両検出手段10の検出結果に基づき点滅する赤色灯7を検出する赤色灯検出手段11と、赤色灯検出手段11の検出結果に基づき接近する緊急車両2の方向を判別する接近方向判別手段12と、接近方向判別手段12の検出結果に基づき乗員に緊急車両2の存在を報知する報知手段15と備える。前記報知手段15は運転者の視野領域内に設置をし、運転者への報知を安全に行うことができる。このようにして自車両1の周囲に緊急車両2があることを早期に運転者が知ることで、緊急車両2に適した対応を速やかに行うことができる。【選択図】図2
Description
本発明は、救急車、消防車、パトカーなどの緊急車両が自車両に接近したことを運転者に報知する緊急車両接近報知装置に関する。
救急車、消防車、パトカーなどの緊急車両は、緊急時には道路を優先的に走行することができることから、走行している一般車両は、緊急車両の進行を妨害しないように道を譲る義務がある。
通常、救急車、消防車、警察車両などの緊急車両は、大音量のサイレンを鳴らしながら赤色灯を点滅し、音と光の情報により周囲の人や車両に接近などを知らせるようにしている。しかしながら、それぞれの車内環境などの影響により、サイレンが聞こえ難い場合や後方から接近する場合、車両走行中などに緊急車両の接近に気付かない虞があり、緊急車両が後方より自車両に接近したことを走行している全ての一般車両が認識しているわけではなく、緊急車両から発せられる赤色灯を見落として走行した場合には、緊急車両の走行を妨害したり、緊急車両と衝突してしまう危険性がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、緊急車両が自車両に接近した場合に、運転者に的確な情報を与えることができる緊急車両接近報知装置を提供することにある。
請求項1の発明によれば、緊急車両が後方から自車両に接近すると、車両検出手段が車両を検出する。緊急車両が赤色灯を発生すると赤色灯検出手段が赤色灯を検出するようになる。すると、接近方向判別手段が緊急車両の接近方向を判別するので、報知手段は、緊急車両の接近方向を示す接近情報を運転者視野領域内に設定された所定の通知装置にて運転者に報知するようになる。これにより、運転者は、緊急車両が何れの方向から自車両に接近するかを確認することができるので、接近方向に応じて適切に対処することができる。この場合、緊急車両が発生する赤色灯を検出することにより緊急車両の接近を検出するようにしたので、緊急車両が単に接近しただけでは検出したことにならないことから、緊急車両の接近を誤検出してしまうことを防止できる。
請求項2の発明によれば、撮像装置が撮像した映像から車両の映像を抽出するようにしたので、映像分析により車両を精度よく検出することができる。
請求項3の発明によれば、撮像装置が撮像した映像から緊急車両が発生する赤色灯を検出するようにしたので、映像分析により車両を精度よく検出することができる。
請求項4の発明によれば、撮像装置が撮像した映像から撮像データを映像分析することにより、左右と後方のいずれかに緊急車両が存在するかを検出し、この検出信号を通知装置に出力することで運転者に注意を喚起することができる。
前記のように構成された本発明の緊急車両接近報知装置によると、自車両に接近する緊急車両を車内環境などの影響を受けずに緊急車両が後方より自車両に接近したことを認識することができるので、緊急車両の走行を妨害したり、緊急車両と衝突してしまう危険性を回避することができる。
以下、図面を参照して、本発明の車両検知装置の実施例について説明する。
図1〜図2は本発明の実施例1を示し、自走式車両である自車両1は、その周囲に所定の緊急車両2が存在することを乗員に案内する緊急車両接近報知装置3を備え、この緊急車両接近報知装置3は 自車両1に搭載された撮像装置である右方用、後方用及び左方用カメラ4,5,6と、これら右方用、後方用及び左方用カメラ4,5,6にて撮像された自車両1周囲の映像から、前記所定の緊急車両2を検出する車両検出手段10と、緊急車両2の点滅する赤色灯7を検出する赤色灯検出手段11と、接近方向判別手段12の結果に基づき、前記赤色灯7を備えた所定の緊急車両2の存在を前記自車両1の乗員に案内する報知手段15を備える。
右方用、後方用及び左方用カメラ4,5,6は、車室内に設けられ、自車両1の右方と後方と左方を撮像し、例えば、上下105度、左右135度程度の範囲を撮像する。尚、所定の緊急車両2が前方から接近する場合は、直接視認することができるのに対して、後方から接近する場合は、バックミラーなどを介して視認するため、気付くのが遅くなる場合があるから、少なくとも後方用カメラ5を搭載することが好ましい。また、全方向を撮像可能なカメラを用いる必要がなく、右方用及び左方用カメラ4,6を装備すれば、自車両1の側方に視認できない範囲が有っても、自車両1の隣に所定の緊急車両2が居れば、これを右方用及び左方用カメラ4,6により検出することができる。また、自車両1の前方に所定の緊急車両2が居れば、これを視認により容易に確認することができるため、自車両1の前部を撮像できなくても影響はない。
前記車両検知装置3は、ケース8内に車両検出手段10と赤色灯検出手段11と接近方向判別手段12と制御手段13とを備え、これらはカメラ4,5,6と前記報知手段15に電気的に接続されている。前記車両検出手段10は、カメラ4,5,6の画像から緊急車両2を検知するものであり、緊急車両2と判断するために、カメラ4,5、6の撮像データを画像処理し、この画像処理したデータから走行レーンを検出し探索範囲を検出し、例えば、走行空間の無限遠点を消失点とすると画像上では四角錐として表示されるため、車両走行空間を探索範囲として検出する。検出された探索範囲データから水平エッジのみを抽出しグラフ化する処理を行い車両を検出し、例えば、車両が存在する画像には水平エッジが多く含まれているため、車両が存在する場所には集中して水平エッジが表れ、グラフが山なりとなる場合、カメラ4,5,6の撮像範囲内に車両が存在すると判断する。車両を検出すると、この検出信号を前記赤色灯検出手段11に出力する。
前記赤色灯検出手段11は、前記車両検出手段10により車両を検知した場合、カメラ4,5,6の画像から赤色灯7を検知するものであり、赤色灯7と判断するために、カメラ4,5、6の撮像データを画像処理し、この画像処理したデータから赤の波長と赤色灯7の点滅数を検出し、例えば、波長が610nm〜750nm(ナノメータ )で、この波長の点滅数が80回/分以上の場合、カメラ4,5,6の撮像範囲内に赤色灯7であると判断する。赤色灯7を検出すると、当該車両は緊急車両2であると判断し、検出信号を前記接近方向判断手段12に出力する。尚、所定の緊急車両2が救急車の場合、一例としてその赤色灯7の回転数 は160回転/分で、点滅数は160回/分であり、実施例として条件を点滅数80回/ 分以上とした。また、図1の緊急車両2では、前部の赤色灯7を図示したが、救急車は前後に赤色灯7を備え、赤色灯7は回転して点滅表示する。
前記接近方向判別手段12は、前記赤色灯検出手段11により赤色灯7を検知した場合、右方用、後方用及び左方用カメラ4,5,6のいずれの撮像範囲内に緊急車両2が存在するかを検出し、この検出信号を前記制御手段13に出力する。
さらに、前記制御手段13は、報知手段15を駆動し、所定の緊急車両2が自車両1の右方、後方及び左方のどちらに存在するかを自車両1の乗員に報知する。
さらに、前記制御手段13は、報知手段15を駆動し、所定の緊急車両2が自車両1の右方、後方及び左方のどちらに存在するかを自車両1の乗員に報知する。
前記報知手段15として、自車両1の周辺に緊急車両2が存在することを報知する表示部と、所定の緊急車両2が自車両1の右方、後方及び左方のどちらに存在するかを報知する表示部とで構成される表示機により報知され、これらは制御手段13による制御により動作して所定の緊急車両2の存在を報知することができる。
したがって、所定の緊急車両2である救急車などの緊急車両が接近し、これに気付かない場合でも、報知手段により乗員にその緊急車両2が周囲にいることを報知することができ、これによりスピードを落としたり、停車したりというその緊急車両2への対応を速やかに行うことができる。また、早くから検知できることにより、運転者がゆとりのある行動をとることができ、安定した運転に繋げることができる。
尚、前記ケース8には、報知解除手段14が設けられ、報知解除手段14としては解除スイッチなどが例示され、この解除スイッチを操作すると、前記制御手段13が報知手段15を元の状態に戻すように制御する。
このように本実施例では、請求項1に対応して、自車両1の周囲に所定の車両2が存在することを乗員に報知する車両検知装置3であって、自車両1に搭載された撮像装置たるカメラ4,5,6と、カメラ4,5,6にて撮像された自車両周囲の画像から車両を検出する車両検出手段10と、車両検出手段10の検出結果に基づき点滅する赤色灯7を検出する赤色灯検出手段11と、赤色灯検出手段11の検出結果に基づき緊急車両2が自車両1の右方、後方及び左方のどちらに存在するかを判断する接近方向判別手段12の検出結果に基づき乗員に所定の緊急車両2の存在を報知する報知手段とを備えるから、自車両1の周囲に存在する所定の緊急車両2であることを早期に乗員が知ることで、所定の緊急車両2に適した対応を速やかに行うことができる。
尚、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、検出手段における赤色灯を検出する条件は、赤色灯の種類などにより適宜選定可能である。また、制御手段と報知手段を接続する方法は、電気的接続に限らず電波的接続などにより適宜選定可能である。また、検出手段として用いる撮像装置は少なくとも1つであればよく、或いは複数の撮像装置を組み合わせて検出するようにしてもよい。また、報知手段として用いる装備品は少なくとも1つであればよく、或いは複数の装備品を組み合わせて報知するようにしてもよい。
1 自車両
2 緊急車両
3 緊急車両接近報知装置
4 右方用カメラ(撮像装置)
5 後方用カメラ(撮像装置)
6 左方用カメラ(撮像装置)
7 赤色灯
8 ケース
10 車両検出手段
11 赤色灯検出手段
12 接近方向判別手段
13 制御手段
14 解除手段
15 報知手段(表示器)
2 緊急車両
3 緊急車両接近報知装置
4 右方用カメラ(撮像装置)
5 後方用カメラ(撮像装置)
6 左方用カメラ(撮像装置)
7 赤色灯
8 ケース
10 車両検出手段
11 赤色灯検出手段
12 接近方向判別手段
13 制御手段
14 解除手段
15 報知手段(表示器)
Claims (5)
- 自車両に接近する緊急車両を検出する車両検出手段と、前記自車両に接近する前記緊急車両が発生する赤色灯を検出する赤色灯検出手段と、この赤色灯検出手段が赤色灯を検出したときは、前記緊急車両が何れの方向から前記自車両に接近しているのかを判別する接近方向判別手段と、この接近方向判別手段が判別した前記緊急車両の接近方向を示す接近情報を運転者視野領域内に設定された所定の通知装置にて報知する報知手段とを備えたことを特徴とする緊急車両接近報知装置。
- 前記車両検出手段は、前記自車両に接近する前記緊急車両を撮像装置で撮像し、その撮像データを映像分析することにより前記緊急車両を検出することを特徴とする請求項1記載の緊急車両接近報知装置。
- 前記赤色灯検出手段は、前記自車両に接近する前記緊急車両を撮像装置で撮像し、その撮像データを映像分析することにより前記緊急車両の赤色灯を検出することを特徴とする請求項1または2記載の緊急車両接近報知装置。
- 前記接近方向判別手段は、前記自車両に接近する前記緊急車両を撮像装置で撮像し、その撮像データを映像分析することにより前記緊急車両の接近方向を判別することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の緊急車両接近報知装置。
- 前記報知手段は、前記接近方向判別手段が判別した接近情報を報知する場合は、運転者視野領域内に設定された所定の通知装置にて報知することを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の緊急車両接近報知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019168049A JP2021047477A (ja) | 2019-09-17 | 2019-09-17 | 緊急車両接近報知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019168049A JP2021047477A (ja) | 2019-09-17 | 2019-09-17 | 緊急車両接近報知装置 |
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JP2021047477A true JP2021047477A (ja) | 2021-03-25 |
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ID=74876335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019168049A Pending JP2021047477A (ja) | 2019-09-17 | 2019-09-17 | 緊急車両接近報知装置 |
Country Status (1)
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2019
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