JP2021047406A - 表示装置 - Google Patents

Abstract

【課題】表示装置のワインディング（ｗｉｎｄｉｎｇ：巻き取ること）またはアンワインディング（ｕｎｗｉｎｄｉｎｇ：巻き取られた物を送り出すこと）時、バックカバー及び表示パネルに発生する応力を最小化できる表示装置を提供する。【解決手段】表示装置１００は、複数の画素が配置された表示領域及び複数の画素に信号を印加するためのパッドが配置されたパッド領域を含む表示パネル、表示パネルと重畳するように配置されたバックカバーを有し、バックカバー及び表示パネルをワインディングまたはアンワインディングさせるために、平面部及び曲面部を有するローラー１５１を含み、パッド領域は、平面部に対して傾斜するように配置される。【選択図】図２

Description

本発明は、表示装置に関し、より詳細には、信頼性が改善されたローラブル（ｒｏｌｌａｂｌｅ）表示装置に関する。

コンピュータのモニタやＴＶ、携帯電話等に使用される表示装置には、自ら光を発光する有機発光表示装置（Ｏｒｇａｎｉｃ Ｌｉｇｈｔ Ｅｍｉｔｔｉｎｇ Ｄｉｓｐｌａｙ；ＯＬＥＤ）等と、別途の光源を要する液晶表示装置（Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ；ＬＣＤ）等がある。

表示装置は、コンピュータのモニタ及びＴＶだけではなく、個人携帯機器までその適用範囲が多様になっており、広い表示面積を有しながらも減少した体積及び重さを有する表示装置についての研究が進行している。

また、近年は、フレキシブル（ｆｌｅｘｉｂｌｅ）素材であるプラスチック等のように柔軟性のある基板に表示部、配線等を形成して、くるくる巻いても画像表示が可能に製造されるローラブル表示装置が次世代の表示装置として注目を集めている。

本発明が解決しようとする課題は、表示装置のワインディング（ｗｉｎｄｉｎｇ：巻き取ること）またはアンワインディング（ｕｎｗｉｎｄｉｎｇ：巻き取られた物を送り出すこと）時、バックカバー及び表示パネルに発生する応力を最小化できる表示装置を提供することである。

本発明が解決しようとする他の課題は、表示パネルのパッド領域及びフレキシブルフィルムの損傷を低減できる表示装置を提供することである。

本発明の課題は、以上において言及した課題に制限されず、言及されていないまた他の課題は、下記の記載から当業者に明確に理解され得るだろう。

本発明の一実施例に係る表示装置は、複数の画素が配置された表示領域及び複数の画素に信号を印加するためのパッドが配置されたパッド領域を含む表示パネル、表示パネルと重畳するように配置されたバックカバー、及び、バックカバー及び表示パネルをワインディング（ｗｉｎｄｉｎｇ）またはアンワインディング（ｕｎｗｉｎｄｉｎｇ）させるように構成され、平面部及び曲面部を有するローラーを含み、パッド領域は、平面部に対して傾斜するように配置され得る。

本発明の他の実施例に係る表示装置は、映像を表示し、表示領域及び表示領域の一側部から延びてフレキシブルフィルムが貼り付けられるパッド領域を含む表示パネル、表示パネルと共に巻かれ得るように構成されるバックカバー、平面部及び曲面部を含むローラーを含み、パッド領域は、パッド領域を除く表示パネルの一部に対して傾斜するように配置され得る。

その他の実施例の具体的な事項は、詳細な説明及び図面に含まれている。

本発明は、表示パネルのパッド領域を傾斜するように配置して、表示装置のワインディング時、表示パネルのパッド領域に発生する引張応力を最小化することができる。

本発明は、表示パネルの繰り返したワインディング及びアンワインディング時にパッド領域の配線がクラックされるかフレキシブルフィルムが剥離される現象を低減して、表示装置の信頼性を向上することができる。

本発明に係る効果は、以上において例示された内容により制限されず、さらに多様な効果が本発明内に含まれている。

本発明の一実施例に係る表示装置の概略的な斜視図である。 本発明の一実施例に係る表示装置の概略的な斜視図である。 本発明の一実施例に係る表示装置の斜視図である。 本発明の一実施例に係る表示装置の断面図である。 本発明の一実施例に係る表示装置の表示部の平面図である。 本発明の一実施例に係る表示装置の表示部の断面図である。 本発明の一実施例に係る表示装置の断面図である。 本発明の一実施例に係る表示装置の断面図である。 本発明の他の実施例に係る表示装置の断面図である。 本発明の他の実施例に係る表示装置の断面図である。 本発明のまた他の実施例に係る表示装置の断面図である。 本発明のまた他の実施例に係る表示装置の断面図である。 本発明のまた他の実施例に係る表示装置の断面図である。 本発明のまた他の実施例に係る表示装置の平面図である。 図１１ａのＸＩｂ−ＸＩｂ’に沿った断面図である。 図１１ａのＸＩｃ−ＸＩｃ’に沿った断面図である。 本発明のまた他の実施例に係る表示装置の平面図である。 図１２ａのＸＩＩｂ−ＸＩＩｂ’に沿った断面図である。 図１２ａのＸＩＩｃ−ＸＩＩｃ’に沿った断面図である。

本発明の利点及び特徴、そして、それらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すると、明確になるだろう。しかし、本発明は、以下において開示される実施例に制限されるものではなく、互いに異なる多様な形状に具現され、単に、本実施例は、本発明の開示が完全なものとなるようにし、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇により定義されるだけである。

本発明の実施例を説明するための図面に開示された形状、面積、比率、角度、個数等は、例示的なものであるので、本発明は、図示された事項に制限されるものではない。明細書全体にわたって、同じ参照符号は、同じ構成要素を指す。また、本発明を説明するにあたって、関連した公知技術についての具体的な説明が本発明の要旨を不要に濁す恐れがあると判断される場合、その詳細な説明は省略する。本発明上において言及された「含む」、「有する」、「なされる」等が使用される場合、「〜だけ」が使用されない以上、他の部分が加えられ得る。構成要素を単数で表現した場合、特に明示的な記載事項がない限り、複数を含む場合を含む。

構成要素を解釈するにあたって、別途の明示的な記載がなくても誤差範囲を含むものと解釈する。

位置関係についての説明である場合、例えば、「〜上に」、「〜上部に」、「〜下部に」、「〜隣に」等と二部分の位置関係が説明される場合、「すぐ」または「直接」が使用されない以上、二部分の間に一つ以上の他の部分が位置してもよい。

素子または層が他の素子または層の「上（ｏｎ）」と称されるものは、他の素子のすぐ上または中間に他の層または他の素子を介在した場合をいずれも含む。

また、第１、第２等が多様な構成要素を述べるために使用されるが、これらの構成要素は、これらの用語により制限されない。これらの用語は、単に一つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用するものである。従って、以下において言及される第１構成要素は、本発明の技術的思想内で第２構成要素であってもよい。

明細書全体にわたって、同じ参照符号は、同じ構成要素を指す。

図面で示された各構成の面積及び厚さは、説明の便宜のために示されたものであり、本発明は、示された構成の面積及び厚さに必ずしも限定されるものではない。

本発明の様々な実施例のそれぞれの特徴は、部分的または全体的に互いに結合または組み合わせ可能であり、技術的に多様な連動及び駆動が可能であり、各実施例が互いに対して独立して実施可能であってもよく、関連関係で共に実施してもよい。

以下においては、添付の図面を参照して、本発明の多様な実施例を詳細に説明する。

＜表示装置−ローラブル表示装置＞
ローラブル表示装置は、くるくる巻いても画像表示が可能な表示装置と称され得る。ローラブル表示装置は、従来の一般的な表示装置と比較して高いフレキシビリティを有することができる。ローラブル表示装置の使用の有無によって、ローラブル表示装置は、形状が自由に変更され得る。具体的に、ローラブル表示装置を使用しないとき、ローラブル表示装置をくるくる巻いて体積を減少させて保管できる。逆に、ローラブル表示装置を使用するとき、くるくる巻かれたローラブル表示装置をまた広げて使用することができる。

図１ａ及び図１ｂは、本発明の一実施例に係る表示装置の斜視図である。図１ａ及び図１ｂを参照すると、本発明の一実施例に係る表示装置１００は、表示部ＤＰ及びハウジング部ＨＰを含む。

表示部ＤＰは、ユーザに映像を表示するための構成であり、例えば、表示素子と、表示素子を駆動するための回路、配線及び部品等が配置され得る。このとき、本発明の一実施例に係る表示装置１００は、ローラブル表示装置であるので、表示部ＤＰは、ワインディング（ｗｉｎｄｉｎｇ）またはアンワインディング（ｕｎ−ｗｉｎｄｉｎｇ）が可能であるように構成され得る。例えば、表示部ＤＰは、ワインディングまたはアンワインディングが可能であるようにフレキシビリティ（ｆｌｅｘｉｂｉｌｉｔｙ）を有する表示パネル及びバックカバーからなり得る。表示部ＤＰについてのより詳細な説明は、図４及び図５を参照して後述する。

ハウジング部ＨＰは、表示部ＤＰが収納され得るケースである。表示部ＤＰは、ワインディングされてハウジング部ＨＰの内部に収納され得、表示部ＤＰは、アンワインディングされてハウジング部ＨＰの外部に配置され得る。

ハウジング部ＨＰは、表示部ＤＰがハウジング部ＨＰの内部及び外部に移動できるように開口部ＨＰＯが配置される。表示部ＤＰは、ハウジング部ＨＰの開口部ＨＰＯを通過して上下方向に移動できる。

一方、表示装置１００の表示部ＤＰは、フルアンワインディング（ｆｕｌｌ ｕｎｗｉｎｄｉｎｇ：完全に送り出されていること）された状態からフルワインディング（ｆｕｌｌ ｗｉｎｄｉｎｇ：完全に巻き取られていること）された状態に、またはフルワインディングされた状態からフルアンワインディングされた状態に転換され得る。

図１ａにおいては、表示装置１００の表示部ＤＰがフルアンワインディングされた状態を示しており、フルアンワインディングされた表示装置１００の表示部ＤＰがハウジング部ＨＰの外部に配置された状態である。即ち、ユーザが表示装置１００を通して映像を視聴するために、表示部ＤＰがアンワインディングされてハウジング部ＨＰの外部に最大限配置され、それ以上アンワインディングできない状態をフルアンワインディングされた状態と定義できる。

図１ｂにおいては、表示装置１００の表示部ＤＰがフルワインディングされた状態を示しており、フルワインディングされた表示装置１００の表示部ＤＰがハウジング部ＨＰの内部に収納され、それ以上ワインディングできない状態である。即ち、ユーザが表示装置１００を通して映像を視聴しない場合は、表示部ＤＰがハウジング部ＨＰの外部に配置されないことが外観の側面から有利であるので、表示部ＤＰがワインディングされてハウジング部ＨＰの内部に収納された状態をフルワインディングされた状態と定義できる。また、表示部ＤＰがハウジング部ＨＰの内部に収納されたフルワインディングされた状態である場合、表示装置１００の体積が小さくなり、運搬が容易であり得る。

一方、表示部ＤＰをフルアンワインディングされた状態またはフルワインディングされた状態に転換するために、表示部ＤＰをワインディングまたはアンワインディングする駆動部が配置される。

＜駆動部＞
図２は、本発明の一実施例に係る表示装置の斜視図である。図３は、本発明の一実施例に係る表示装置の断面図である。図３は、本発明の一実施例に係る表示装置１００のローラー１５１及び表示部ＤＰを説明するための概略的な断面図である。説明の便宜のために、図３においては、ハウジング部ＨＰ、ローラー１５１及び表示部ＤＰだけを示している。

まず、図２を参照すると、駆動部ＭＰは、ローラー部１５０及び昇降部１６０を含む。

ローラー部１５０は、時計回りまたは反時計回りに回転してローラー部１５０に固定された表示部ＤＰをワインディングまたはアンワインディングする。ローラー部１５０は、ローラー１５１及びローラー支持部１５２を含む。

ローラー１５１は、表示部ＤＰがワインディングされる部材である。ローラー１５１は、例えば、円筒形状になされ得る。ローラー１５１に表示部ＤＰの下側エッジが固定され得る。ローラー１５１が回転すると、ローラー１５１に下側エッジが固定された表示部ＤＰがローラー１５１にワインディングされ得る。これに対して、ローラー１５１が反対方向に回転すると、ローラー１５１にワインディングされた表示部ＤＰがローラー１５１からアンワインディングされ得る。

図３を参照すると、ローラー１５１は、外周面の少なくとも一部分が平面になされ、外周面の残りの部分が曲面になされた円筒形状になされ得る。ローラー１５１は、全体的に円筒形状であるが、一部分が平面になされ得る。即ち、ローラー１５１の外周面の一部分は平らに形成され、外周面の残りの部分は曲面に形成される。ローラー１５１の平面部分は、表示部ＤＰの少なくとも一つのフレキシブルフィルム１３０及び印刷回路基板１４０が固着される部分であってよい。ただし、ローラー１５１は、完全な円筒形状であるか、表示部ＤＰをワインディングできる任意の形状であってもよく、これに制限されるものではない。

また図２を参照すると、ローラー支持部１５２は、ローラー１５１の両側でローラー１５１を支持する。具体的に、ローラー支持部１５２は、ハウジング部ＨＰの底面ＨＰＦに配置される。そして、ローラー支持部１５２の上端側面は、ローラー１５１の両側末端と結合される。そこで、ローラー支持部１５２は、ローラー１５１がハウジング部ＨＰの底面ＨＰＦから離隔されるように支持することができる。このとき、ローラー１５１は、ローラー支持部１５２に回転可能であるように結合され得る。

昇降部１６０は、ローラー部１５０の駆動に合わせて表示部ＤＰを上下方向に移動させる。昇降部１６０は、リンク部１６１、ヘッドバー１６２、スライドレール１６３、スライダー１６４、モータ１６５及び回転部１６６を含む。

昇降部１６０のリンク部１６１は、複数のリンク１６１ａ、１６１ｂ、及び複数のリンク１６１ａ、１６１ｂそれぞれを連結するヒンジ部１６１ｃを含む。具体的に、複数のリンク１６１ａ、１６１ｂは、第１リンク１６１ａ及び第２リンク１６１ｂを含み、第１リンク１６１ａ及び第２リンク１６１ｂは、はさみ形状に互いに交差して、ヒンジ部１６１ｃを媒介にして回転可能に締結される。そこで、リンク部１６１は、上下方向に移動するとき、複数のリンク１６１ａ、１６１ｂそれぞれが互いに離れるか近くなる方向に回転できる。

昇降部１６０のヘッドバー１６２は、表示部ＤＰの最上端に固定される。ヘッドバー１６２は、リンク部１６１と連結され、リンク部１６１の複数のリンク１６１ａ、１６１ｂの回転によって表示部ＤＰを上下方向に移動させることができる。即ち、表示部ＤＰは、ヘッドバー１６２及びリンク部１６１により上下方向に移動できる。

ヘッドバー１６２は、表示部ＤＰの正面で表示される映像を遮ることのないように表示部ＤＰの最上端のエッジに隣接する面の一部分だけを覆う。表示部ＤＰとヘッドバー１６２は、スクリューで固定され得るが、これに制限されるものではない。

昇降部１６０のスライドレール１６３は、複数のリンク１６１ａ、１６１ｂの移動経路を提供する。複数のリンク１６１ａ、１６１ｂのうち一部は、スライドレール１６３に回転可能に締結され、スライドレール１６３の軌跡に沿って動きがガイドされ得る。複数のリンク１６１ａ、１６１ｂのうち一部は、スライドレール１６３に沿って移動可能に備えられるスライダー１６４に締結され、スライドレール１６３の軌跡に沿って移動できる。

モータ１６５は、別途の外部電源または内蔵バッテリー等のような電源生成部に連結され、電源の供給を受けることができる。モータ１６５は、回転力を発生させて回転部１６６に駆動力を提供する。

回転部１６６は、モータ１６５と連結され、モータ１６５からの回転運動を直線往復運動に変換するように構成される。即ち、モータ１６５の回転運動を回転部１６６に固定された構造物の直線往復運動に変換できる。例えば、回転部１６６は、シャフトとシャフトに締結されるナットを含むボールスクリューに具現され得るが、これに制限されるものではない。

モータ１６５及び回転部１６６は、リンク部１６１と連動して表示部ＤＰを昇降させることができる。リンク部１６１は、リンク構造に形成され、モータ１６５及び回転部１６６からの駆動力の伝達を受けて折り畳まれるか（ｆｏｌｄｉｎｇ）、広げられる（ｕｎｆｏｌｄｉｎｇ）動作を繰り返して遂行することができる。

具体的に、モータ１６５が駆動されることで回転部１６６の構造物が直線運動をすることができる。即ち、第２リンク１６１ｂの一端が連結された回転部１６６の一部分が直線運動をすることができる。そこで、第２リンク１６１ｂの一端がモータ１６５側に移動でき、複数のリンク１６１ａ、１６１ｂが折り畳まれるようになってリンク部１６１の高さが減少し得る。また、複数のリンク１６１ａ、１６１ｂが折り畳まれる過程で第１リンク１６１ａに連結されたヘッドバー１６２もまた下降するようになり、ヘッドバー１６２に連結された表示部ＤＰの一端も下降するようになる。

従って、表示部ＤＰがローラー１５１にフルワインディングされた場合、昇降部１６０のリンク部１６１は折り畳まれた状態を維持する。即ち、表示部ＤＰがローラー１５１にフルワインディングされた場合、昇降部１６０は、最も低い高さを有し得る。表示部ＤＰがフルアンワインディングされた場合、昇降部１６０のリンク部１６１は、広げられた状態を維持する。即ち、表示部ＤＰがフルアンワインディングされた場合、昇降部１６０は、最も高い高さを有し得る。

一方、表示部ＤＰをワインディングする場合、ローラー１５１は回転でき、表示部ＤＰは、ローラー１５１にワインディングされ得る。図３を例に挙げて説明すると、ローラー１５１に表示部ＤＰの下側エッジが連結される。そして、ローラー１５１が第１方向ＤＲ１、即ち、時計回りに回転すると、表示部ＤＰは、表示部ＤＰの背面がローラー１５１の表面に密着してワインディングされ得る。

表示部ＤＰをアンワインディングする場合、ローラー１５１は回転でき、表示部ＤＰは、ローラー１５１からアンワインディングされ得る。図３を例に挙げて説明すると、ローラー１５１が第２方向ＤＲ２、即ち、反時計回りに回転すると、ローラー１５１にワインディングされた表示部ＤＰがローラー１５１からアンワインディングされ、ハウジング部ＨＰの外部に配置され得る。

いくつかの実施例において、上述した駆動部ＭＰ以外に他の構造を有する駆動部ＭＰが表示装置１００に適用されてもよい。即ち、表示部ＤＰをワインディング及びアンワインディングすることができれば、上述したローラー部１５０及び昇降部１６０の構成が変更されてもよく、一部の構成が省略されるか、他の構成がさらに加えられてもよい。

＜表示部＞
図４は、本発明の一実施例に係る表示装置の表示部の平面図である。図５は、本発明の一実施例に係る表示装置の表示部の断面図である。

図４を参照すると、表示部ＤＰは、バックカバー１１０、表示パネル１２０、フレキシブルフィルム１３０及び印刷回路基板１４０を含む。

表示パネル１２０は、ユーザに映像を表示するためのパネルである。表示パネル１２０は、映像を表示するための表示素子、表示素子を駆動するための駆動素子、及び表示素子及び駆動素子に各種の信号を伝達する配線等が配置され得る。表示素子は、表示パネル１２０の種類によって異に定義され得、例えば、表示パネル１２０が有機発光表示パネルである場合、表示素子は、アノード、有機発光層及びカソードを含む有機発光素子であってよい。例えば、表示パネル１２０が液晶表示パネルである場合、表示素子は、液晶表示素子であってよい。以下においては、表示パネル１２０が有機発光表示パネルであるものと仮定するが、表示パネル１２０が有機発光表示パネルに制限されるものではない。また、本発明の一実施例に係る表示装置１００は、ローラブル表示装置であるので、表示パネル１２０は、ローラー１５１にワインディングまたはアンワインディングされるためにフレキシブル表示パネルに具現され得る。

表示パネル１２０は、表示領域ＡＡ及び非表示領域ＮＡを含む。

表示領域ＡＡは、表示パネル１２０で映像が表示される領域である。表示領域ＡＡには、複数のサブ画素を含む複数の画素及び複数のサブ画素を駆動するための回路が配置され得る。複数のサブ画素は、表示領域ＡＡを構成する最小単位であり、複数のサブ画素それぞれに表示素子が配置され得る。例えば、複数のサブ画素それぞれには、アノード、有機発光層及びカソードを含む有機発光素子が配置され得るが、これに制限されない。また、複数のサブ画素を駆動するための回路には、駆動素子及び配線等が含まれ得る。例えば、回路は、薄膜トランジスタ、ストレージキャパシタ、ゲート配線、データ配線等からなり得るが、これに制限されない。

非表示領域ＮＡは、映像が表示されない領域である。非表示領域ＮＡには、表示領域ＡＡの有機発光素子を駆動するための多様な配線及び回路等が配置される。例えば、非表示領域ＮＡには、表示領域ＡＡの複数のサブ画素及び回路に信号を伝達するためのリンク配線またはゲートドライバＩＣ、データドライバＩＣのような駆動ＩＣ等が配置され得るが、これに制限されない。

表示パネル１２０は、パッド領域Ｐを含む。パッド領域Ｐは、表示パネル１２０の表示領域ＡＡの一側部から延びて、フレキシブルフィルム１３０が貼り付けられる領域と定義され得る。パッド領域Ｐには、表示パネル１２０の多様な配線と連結される複数のパッドが配置され、複数のパッドは、フレキシブルフィルム１３０と電気的に連結され得る。表示パネル１２０のパッド領域Ｐは、ローラー１５１の曲面部１５１ｂに隣接した平面部１５１ａ上で、平面部１５１ａに対して傾斜するように配置され得る。また、表示パネル１２０のパッド領域Ｐは、パッド領域Ｐを除く表示パネル１２０の一部に対して傾斜するように配置され得る。即ち、パッド領域Ｐについてのより詳細な説明は、図６ａ及び図６ｂを参照して後述する。

フレキシブルフィルム１３０は、フレキシビリティ（可撓性）を有するベースフィルムに各種の部品が配置されたフィルムであって、表示領域ＡＡの複数のサブ画素及び回路に信号を供給するためのフィルムであり、表示パネル１２０と電気的に連結され得る。フレキシブルフィルム１３０は、表示パネル１２０の非表示領域ＮＡの一端に配置され、電源電圧、データ電圧等を表示領域ＡＡの複数のサブ画素及び回路に供給する。図５に示されたフレキシブルフィルム１３０の個数は例示的なものであり、フレキシブルフィルム１３０の個数は、設計によって多様に変更され得、これに制限されない。

一方、フレキシブルフィルム１３０に、例えば、ゲートドライバＩＣ、データドライバＩＣのような駆動ＩＣが配置され得る。駆動ＩＣは、映像を表示するためのデータとそれを処理するための駆動信号を処理する部品である。駆動ＩＣは、実装される方式によってチップオングラス（Ｃｈｉｐ Ｏｎ Ｇｌａｓｓ；ＣＯＧ）、チップオンフィルム（Ｃｈｉｐ Ｏｎ Ｆｉｌｍ；ＣＯＦ）、テープキャリアパッケージ（Ｔａｐｅ Ｃａｒｒｉｅｒ Ｐａｃｋａｇｅ；ＴＣＰ）等の方式で配置され得る。ただし、説明の便宜のために、駆動ＩＣがフレキシブルフィルム１３０上に実装されたチップオンフィルム方式であるものと説明したが、これに制限されない。

印刷回路基板１４０は、フレキシブルフィルム１３０の一端に配置され、フレキシブルフィルム１３０と連結される。印刷回路基板１４０は、駆動ＩＣに信号を供給する部品である。印刷回路基板１４０は、駆動信号、データ信号等のような多様な信号を駆動ＩＣに供給する。印刷回路基板１４０には、各種の部品が配置され得る。例えば、印刷回路基板１４０には、タイミングコントローラ、電源部等が配置され得る。一方、図４においては、印刷回路基板１４０が２個であるものと示したが、印刷回路基板１４０の個数は、設計によって多様に変更され得、これに制限されない。

一方、図４には示されていないが、印刷回路基板１４０と連結される追加印刷回路基板がさらに配置され得る。例えば、印刷回路基板１４０は、データ駆動部が実装されるソース印刷回路基板（Ｓｏｕｒｃｅ ＰＣＢ；Ｓ−ＰＣＢ）と称され得、印刷回路基板１４０と連結される追加印刷回路基板は、タイミングコントローラ等が実装されるコントロール印刷回路基板（Ｃｏｎｔｒｏｌ ＰＣＢ；Ｃ−ＰＣＢ）と称され得る。追加印刷回路基板は、ローラー１５１内に配置されてもよく、ローラー１５１の外部でハウジング部ＨＰ内に配置されてもよい。

バックカバー１１０は、表示パネル１２０、フレキシブルフィルム１３０及び印刷回路基板１４０の背面で配置され、表示パネル１２０、フレキシブルフィルム１３０及び印刷回路基板１４０を支持する。そこで、バックカバー１１０の大きさは、表示パネル１２０の大きさより大きくてよい。バックカバー１１０は、外部から表示部ＤＰの他の構成を保護することができる。バックカバー１１０は、剛性を有する物質で形成されるが、バックカバー１１０の少なくとも一部分は、表示パネル１２０と共にワインディングまたはアンワインディングされるためにフレキシビリティ（ｆｌｅｘｉｂｉｌｉｔｙ）を有し得る。例えば、バックカバー１１０は、ＳＵＳ（Ｓｔｅｅｌ Ｕｓｅ Ｓｔａｉｎｌｅｓｓ）またはインバー（Ｉｎｖａｒ）等の金属材質またはプラスチック等の物質からなり得る。ただし、バックカバー１１０の物質は、設計によって熱変形量、曲率半径、剛性等の物性条件を満たすならば、多様に変更され得、これに制限されない。

バックカバー１１０は、複数の支持領域ＰＡ、固定領域ＦＡ及び複数のフレキシブル領域ＭＡを含む。複数の支持領域ＰＡ及び固定領域ＦＡは、複数の開口部１１１が配置されていない領域であり、複数のフレキシブル領域ＭＡは、複数の開口部１１１が配置された領域である。具体的に、バックカバー１１０の最上端から第１支持領域ＰＡ１、第１フレキシブル領域ＭＡ１、固定領域ＦＡ、第２フレキシブル領域ＭＡ２及び第２支持領域ＰＡ２が順次に配置される。

バックカバー１１０の第１支持領域ＰＡ１は、バックカバー１１０の最上端の領域であり、ヘッドバー１６４と締結される領域である。第１支持領域ＰＡ１には、ヘッドバー１６２と締結され得る第１締結ホールＡＨ１が配置される。このとき、第１支持領域ＰＡ１は、スクリューを通してヘッドバー１６２に締結され得るが、これに制限されるものではない。第１支持領域ＰＡ１がヘッドバー１６２と締結されることで、ヘッドバー１６２に締結されたリンク部１６２が上昇または下降時、バックカバー１１０も共に昇降または下降され得、バックカバー１１０に貼り付けられた表示パネル１２０もまた共に昇降または下降され得る。図４においては、第１締結ホールＡＨ１が５個であるものと示したが、第１締結ホールＡＨ１の個数は、これに制限されない。また、図４においては、バックカバー１１０が第１締結ホールＡＨ１を使用してヘッドバー１６２と締結されるものと説明したが、これに制限されず、別途の締結ホールなしにバックカバー１１０とヘッドバー１６２が締結されてもよい。

第１フレキシブル領域ＭＡ１は、第１支持領域ＰＡ１からバックカバー１１０の下側に延びた領域である。第１フレキシブル領域ＭＡ１は、複数の開口部１１１が配置され、表示パネル１２０が貼り付けられる領域である。

表示部ＤＰがハウジング部ＨＰの内部に収納されるように、表示部ＤＰがローラー１５１にワインディングされる場合、バックカバー１１０の第１フレキシブル領域ＭＡ１及び第１フレキシブル領域ＭＡ１に貼り付けられた表示パネル１２０の下端部分及び中央部分がローラー１５１にワインディングされ得る。このとき、バックカバー１１０の第１フレキシブル領域ＭＡ１は、複数の開口部１１１が形成され、高いフレキシビリティを有することができ、表示パネル１２０と共にローラー１５１に容易にワインディングされ得る。

固定領域ＦＡは、第１フレキシブル領域ＭＡ１からバックカバー１１０の下側に延びた領域である。固定領域ＦＡは、フレキシブルフィルム１３０及び印刷回路基板１４０を保護するために、フレキシブルフィルム１３０及び印刷回路基板１４０がローラー１５１に曲面でない平面形状にワインディングされるようにすることができる。また、ローラー１５１も固定領域ＦＡに対応して一部分が平面形状になされ得る。

固定領域ＦＡには、複数の固定ホール１１２が配置される。複数の固定ホール１１２は、フレキシブルフィルム１３０それぞれの間に配置され、複数の固定ホール１１２を通して締結されるベースプレート１７０及びトップカバー１８０と共にフレキシブルフィルム１３０及び印刷回路基板１４０をさらに安定的に固定できる。表示部ＤＰがワインディングまたはアンワインディングされるとき、固定領域ＦＡに配置されたフレキシブルフィルム１３０と印刷回路基板１４０が固定されずに揺れ得る。具体的に、表示部ＤＰがワインディングまたはアンワインディングされるとき、バックカバー１１０の固定領域ＦＡには、収縮または膨張による応力が加えられ得る。これによって、固定領域ＦＡの複数の固定ホール１１２は、ベースプレート１７０及びトップカバー１８０と締結できるように形成され、ベースプレート１７０及びトップカバー１８０の間に配置されたフレキシブルフィルム１３０と印刷回路基板１４０が固定されるようにすることができる。一方、図４に示された複数の固定ホール１１２の個数は例示的なものであり、複数の固定ホール１１２の個数は、印刷回路基板１４０の個数、フレキシブルフィルム１３０の個数等に基づいて決定され得る。複数の固定ホール１１２についてのより詳細な説明は、図８を参照して後述する。

一方、バックカバー１１０は、第１固定領域ＦＡ１の複数の固定ホール１１２と第２固定領域ＦＡ２の複数の固定ホール１１２が配置された間を中心に第１バックカバー１１０ａと第２バックカバー１１０ｂとに分離されて構成され得る。即ち、第１バックカバー１１０ａは、第１支持領域ＰＡ１、第１フレキシブル領域ＭＡ１及び第１固定領域ＦＡ１を含み、第２バックカバー１１０ｂは、第２固定領域ＦＡ２、第２フレキシブル領域ＭＡ２及び第２支持領域ＰＡ２を含むように構成され得る。ただし、これに制限されるものではなく、バックカバー１１０は、一体になされてもよい。

第２フレキシブル領域ＭＡ２は、固定領域ＦＡからバックカバー１１０の下側に延びた領域である。また、第２フレキシブル領域ＭＡ２には、複数の開口部１１１が配置される。

第２フレキシブル領域ＭＡ２は、表示パネル１２０の表示領域ＡＡがハウジング部ＨＰの外部に配置され得るように延びた領域である。例えば、バックカバー１１０及び表示パネル１２０がフルアンワインディングされた状態であるとき、ローラー１５１に固定されたバックカバー１１０の第２支持領域ＰＡ２からフレキシブルフィルム１３０及び印刷回路基板１４０が貼り付けられた固定領域ＦＡまでは、ハウジング部ＨＰの内部に配置され得、表示パネル１２０が貼り付けられた第１フレキシブル領域ＭＡ１及び固定領域ＦＡは、ハウジング部ＨＰの外部に配置され得る。このとき、ローラー１５１に固定された第２支持領域ＰＡ２から第２フレキシブル領域ＭＡ２及び固定領域ＦＡの長さが、第２支持領域ＰＡ２からハウジング部ＨＰの開口部ＨＰＯまでの長さより小さければ、表示パネル１２０が貼り付けられた第１フレキシブル領域ＭＡ１の一部がハウジング部ＨＰの内部に配置され得る。従って、表示パネル１２０の表示領域ＡＡの下端の一部分がハウジング部ＨＰの内部に配置されるので、映像視聴が困難になり得る。それゆえ、ローラー１５１に固定された第２支持領域ＰＡ２から第２フレキシブル領域ＭＡ２及び固定領域ＦＡの長さが、ローラー１５１に固定された第２支持領域ＰＡ２からハウジング部ＨＰの開口部ＨＰＯまでの長さと同一であるように設計され得る。

バックカバー１１０の第２支持領域ＰＡ２は、バックカバー１１０の最下端領域であり、ローラー１５１に締結されてローラー１５１に固定される領域である。第２支持領域ＰＡ２には、ローラー１５１との締結のために第２締結ホールＡＨ２が形成され得る。このとき、第２支持領域ＰＡ２は、スクリューを通してローラー１５１に締結され得るが、これに制限されるものではない。第２支持領域ＰＡ２がローラー１５１と締結されることで、ローラー１５１の回転により、バックカバー１１０がローラー１５１にワインディングまたはアンワインディングされ得る。図４においては、第２締結ホールＡＨ２が２個であるものと示したが、第２締結ホールＡＨ２の個数はこれに制限されない。また、図４においては、バックカバー１１０が第２締結ホールＡＨ２を使用してローラー１５１と締結されるものと説明したが、これに制限されず、別途の締結ホールなしにバックカバー１１０とローラー１５１が固定されてもよい。

バックカバー１１０のフレキシブル領域ＭＡは、表示パネル１２０と共にローラー１５１にワインディングまたはアンワインディングされる領域である。フレキシブル領域ＭＡは、表示部ＤＰの他の構成のうち少なくとも表示パネル１２０には重畳できる。

バックカバー１１０のフレキシブル領域ＭＡに複数の開口部１１１が配置される。表示部ＤＰがワインディングまたはアンワインディングされるとき、複数の開口部１１１は、表示部ＤＰに加えられる応力により変形され得る。具体的に、表示部ＤＰがワインディングまたはアンワインディングされるとき、バックカバー１１０のフレキシブル領域ＭＡは、複数の開口部１１１が収縮または膨張することで変形され得る。そして、複数の開口部１１１が収縮または膨張することで、バックカバー１１０のフレキシブル領域ＭＡ上に配置された表示パネル１２０のスリップ（ｓｌｉｐ）現象が最小化されて表示パネル１２０に加えられる応力、即ち、ストレスを最小化することができる。

図４を参照すると、複数の開口部１１１は、隣り合う行の複数の開口部１１１に対して互いに交互に配置される。例えば、一つの行に配置された複数の開口部１１１は、該当行に隣り合った行に配置された複数の開口部１１１と交互に配置される。具体的に、奇数行に配置された複数の開口部１１１の中心と、偶数行に配置された複数の開口部１１１の中心は交互に配置され得、例えば、開口部１１１の行方向に対する幅１１１ＷＲの１／２ずつ交互に配置され得る。ただし、図４に示された複数の開口部１１１の配置は例示的なものであり、これに制限されない。

このとき、第１支持領域ＰＡ１と第２支持領域ＰＡ２には、フレキシブル領域ＭＡに形成されたような複数の開口部１１１が形成されない。即ち、第１支持領域ＰＡ１及び第２支持領域ＰＡ２それぞれには、第１締結ホールＡＨ１及び第２締結ホールＡＨ２のみが形成されるだけで、フレキシブル領域ＭＡに形成されたような複数の開口部１１１は形成されない。また、第１締結ホールＡＨ１及び第２締結ホールＡＨ２は、複数の開口部１１１と形状が互いに異なる。第１支持領域ＰＡ１及び第２支持領域ＰＡ２は、それぞれヘッドバー１６４とローラー１５１に固定される領域であり、フレキシブル領域ＭＡより剛性を有しなければならない。具体的に、第１支持領域ＰＡ１及び第２支持領域ＰＡ２が剛性を有することで、第１支持領域ＰＡ１及び第２支持領域ＰＡ２は、ヘッドバー１６４及びローラー１５１に固く固定され得る。従って、表示部ＤＰが駆動部ＭＰのローラー１５１及びヘッドバー１６４に固定され、駆動部ＭＰの動作によってハウジング部ＨＰの内部または外部に移動され得る。本発明の一実施例に係る表示装置１００においては、複数の開口部１１１が形成されたバックカバー１１０が表示パネル１２０の背面に配置され、表示パネル１２０を支持及び保護する。バックカバー１１０は、金属材質等で形成されて剛性を有すると同時に、バックカバー１１０のうち表示パネル１２０が配置されるフレキシブル領域ＭＡに複数の開口部１１１が形成され、バックカバー１１０のフレキシビリティが向上し得る。そこで、表示装置１００の表示部ＤＰがハウジング部ＨＰの外部に配置されたフルアンワインディングされた状態で、剛性を有する材質からなり高い剛性を有するバックカバー１１０は、表示パネル１２０が平らに広げられるように支持することができる。これに対して、表示装置１００の表示部ＤＰがハウジング部ＨＰの内部に収納されたフルワインディングされた状態で、複数の開口部１１１により高いフレキシビリティを有するバックカバー１１０は、表示パネル１２０と共にローラー１５１にワインディングされて収納され得る。

また、本発明の一実施例に係る表示装置１００においては、バックカバー１１０を互いに離隔された第１バックカバー１１０ａ及び第２バックカバー１１０ｂで構成して、多様な表示パネル１２０の大きさに対応するようにバックカバー１１０を形成することができる。表示装置１００がますます大型化されるにつれ、表示パネル１２０の大きさも大型化されている。このとき、バックカバー１１０は、表示パネル１２０の大きさより大きくなければならないので、単一のバックカバー１１０を大型に製造しなければならない。しかし、バックカバー１１０を大型表示装置に対応するように単一に構成することは、製造工程上、非常に大きな困難がある。そこで、本発明の一実施例に係る表示装置１００においては、バックカバー１１０を第１バックカバー１１０ａ及び第２バックカバー１１０ｂで構成して、表示装置１００よりさらに小さな大きさの第１バックカバー１１０ａ及び第２バックカバー１１０ｂを使用することができ、第１バックカバー１１０ａ及び第２バックカバー１１０ｂは、ベースプレート１７０、ボトムカバー１９０、バックカバー１１０、トップカバー１８０及び固定部材ＦＭにより固定されるので、第１バックカバー１１０ａ及び第２バックカバー１１０ｂが既存のバックカバー１１０の機能を全て果たすと同時に、より小さな大きさにバックカバー１１０を生産して生産性を向上させることができる。

図５を参照すると、表示パネル１２０は、基板１２１、バッファ層１２２、画素部１２３、封止層１２４及び封止基板１２５を含む。

基板１２１は、表示パネル１２０の多様な構成を支持するためのベース部材であり、絶縁物質で構成され得る。基板１２１は、表示パネル１２０がワインディングまたはアンワインディングされるためにフレキシビリティを有する物質からなり得、例えば、ポリイミド（ＰＩ）等のようなプラスチック物質からなり得る。

バッファ層１２２は、基板１２１の外側から浸透した水分および／または酸素が拡散されることを防止できる。バッファ層１２２は、シリコン酸化物（ＳｉＯｘ）及びシリコン窒化物（ＳｉＮｘ）の単層や複層で構成され得るが、これに制限されない。

画素部１２３は、複数の有機発光素子及び有機発光素子を駆動するための回路を含む。画素部１２３は、表示領域ＡＡに対応する領域であってよい。有機発光素子は、アノード、有機発光層及びカソードを含むことができる。

アノードは、有機発光層に正孔を供給でき、仕事関数の高い導電性物質からなり得る。例えば、アノードは、スズ酸化物（Ｔｉｎ Ｏｘｉｄｅ；ＴＯ）、インジウムスズ酸化物（Ｉｎｄｉｕｍ Ｔｉｎ Ｏｘｉｄｅ；ＩＴＯ）、インジウム亜鉛酸化物（Ｉｎｄｉｕｍ Ｚｉｎｃ Ｏｘｉｄｅ；ＩＺＯ）、インジウムスズ亜鉛酸化物（Ｉｎｄｉｕｍ Ｚｉｎｃ Ｔｉｎ Ｏｘｉｄｅ；ＩＴＺＯ）等からなり得るが、これに制限されない。

有機発光層は、アノードから正孔の供給を受け、カソードから電子の供給を受けて光を発光できる。有機発光層は、有機発光層で発光された光の色相によって赤色有機発光層、緑色有機発光層、青色有機発光層及び白色有機発光層等からなり得る。このとき、有機発光層が白色有機発光層である場合、多様な色相のカラーフィルタがさらに配置され得る。

カソードは、有機発光層に電子を供給でき、仕事関数の低い導電性物質からなり得る。例えば、カソードは、マグネシウム（Ｍｇ）、銀（Ａｇ）、アルミニウム（Ａｌ）等のような金属及びこれらの合金からなる群から選択されたいずれか一つ以上からなり得るが、これに制限されない。

一方、有機発光素子で発光された光が放出される方向によって、表示パネル１２０は、トップエミッション（ｔｏｐ ｅｍｉｓｓｉｏｎ）またはボトムエミッション（ｂｏｔｔｏｍ ｅｍｉｓｓｉｏｎ）方式で構成され得る。

トップエミッション方式は、有機発光素子で発光された光が有機発光素子が形成された基板１２１の上部に発光される方式である。トップエミッション方式である場合、有機発光素子で発光された光を基板１２１の上部に、即ち、カソード側に進行させるために、アノードの下部に反射層が形成され得る。

ボトムエミッション方式は、有機発光素子で発光された光が有機発光素子が形成された基板１２１の下部に発光される方式である。ボトムエミッション方式である場合、有機発光素子で発光された光を基板１２１の下部に進行させるために、アノードは、透明導電性物質だけからなり得、カソードが反射率の高い金属物質からなり得る。

以下においては、説明の便宜のために、本発明の一実施例に係る表示装置１００がボトムエミッション方式の表示装置であるものと仮定して説明するが、これに制限されるものではない。

画素部１２３には、有機発光素子を駆動するための回路が配置される。回路は、薄膜トランジスタ、ストレージキャパシタ、ゲート配線、データ配線、電源配線等からなり得るが、表示装置１００の設計によって多様に変更され得る。

画素部１２３上に画素部１２３を覆う封止層１２４が配置される。封止層１２４は、画素部１２３の有機発光素子を密封する。封止層１２４は、外部の湿気、酸素、衝撃等から画素部１２３の有機発光素子を保護することができる。封止層１２４は、複数の無機層と複数の有機層が交互に積層されて形成され得る。例えば、無機層は、シリコン窒化物（ＳｉＮｘ）、シリコン酸化物（ＳｉＯｘ）、アルミニウム酸化物（ＡｌＯｘ）等のような無機物からなり得、有機層は、エポキシ（Ｅｐｏｘｙ）系またはアクリル（Ａｃｒｙｌ）系のポリマーが使用され得るが、これに制限されない。

封止層１２４上に封止基板１２５が配置される。封止基板１２５は、封止層１２４と共に画素部１２３の有機発光素子を保護する。封止基板１２５は、外部の湿気、酸素、衝撃等から画素部１２３の有機発光素子を保護することができる。封止基板１２５は、耐腐食性が強く、ホイル（ｆｏｉｌ）あるいは薄膜形態に加工が容易なアルミニウム（Ａｌ）、ニッケル（Ｎｉ）、クロム（Ｃｒ）、鉄（Ｆｅ）とニッケルの合金材質等の金属材質からなり得る。そこで、封止基板１２５を金属材質で形成することで超薄膜形態に封止基板１２５の具現が可能であり、外部の衝撃及びスクラッチに強い耐保護性が提供され得る。

封止層１２４と封止基板１２５との間に第１接着層ＡＤ１が配置され得る。第１接着層ＡＤ１は、封止層１２４と封止基板１２５を接着させることができる。第１接着層ＡＤ１は、接着性を有する物質からなり、熱硬化型または自然硬化型の接着剤であってよい。例えば、第１接着層ＡＤ１は、ＯＣＡ（Ｏｐｔｉｃａｌ Ｃｌｅａｒ Ａｄｈｅｓｉｖｅ）、ＰＳＡ（Ｐｒｅｓｓｕｒｅ Ｓｅｎｓｉｔｉｖｅ Ａｄｈｅｓｉｖｅ）等からなり得るが、これに制限されない。

一方、第１接着層ＡＤ１は、封止層１２４及び画素部１２３を囲むように配置され得る。即ち、画素部１２３は、バッファ層１２２及び封止層１２４により密封され得、封止層１２４及び画素部１２３は、バッファ層１２２と第１接着層ＡＤ１により密封され得る。第１接着層ＡＤ１は、封止層１２４及び封止基板１２５と共に画素部１２３の有機発光素子を外部の湿気、酸素、衝撃等から保護することができる。このとき、第１接着層ＡＤ１は、吸湿剤をさらに含むことができる。吸湿剤は、吸湿性を有するパーティクルであってよく、外部から水分及び酸素等を吸収して、画素部１２３に水分及び酸素が浸透することを最小化することができる。

封止基板１２５上にバックカバー１１０が配置される。バックカバー１１０は、表示パネル１２０の封止基板１２５に接するように配置され、表示パネル１２０を保護することができる。バックカバー１１０は、表示パネル１２０を保護するために、剛性を有する物質で形成され得る。

封止基板１２５とバックカバー１１０との間に第２接着層ＡＤ２が配置される。第２接着層ＡＤ２は、封止基板１２５とバックカバー１１０を接着させることができる。第２接着層ＡＤ２は、接着性を有する物質からなり、熱硬化型または自然硬化型の接着剤であってよい。例えば、第２接着層ＡＤ２は、ＯＣＡ（Ｏｐｔｉｃａｌ Ｃｌｅａｒ Ａｄｈｅｓｉｖｅ）、ＰＳＡ（Ｐｒｅｓｓｕｒｅ Ｓｅｎｓｉｔｉｖｅ Ａｄｈｅｓｉｖｅ）等からなり得るが、これに制限されない。

図５においては、バックカバー１１０の複数の開口部１１１に第２接着層ＡＤ２が満たされていないものと示したが、第２接着層ＡＤ２がバックカバー１１０の複数の開口部１１１の一部または全体に満たされ得る。仮に、第２接着層ＡＤ２がバックカバー１１０の複数の開口部１１１の内側に満たされる場合、第２接着層ＡＤ２とバックカバー１１０間の接触面積が増加して剥離現象が防止され得る。

一方、図５には示されていないが、基板１２１の前面に透光性フィルムがさらに配置され得る。透光性フィルムは、表示パネル１２０の前面を保護するか、表示パネル１２０に入射する外部光を反射を最小化する等の機能を果たすことができる。例えば、透光性フィルムは、ＰＥＴ（ｐｏｌｙｅｔｈｙｌｅｎｅｔｅｒｅｐｈｔｈａｌａｔｅ）フィルム、反射防止フィルム、偏光フィルム及び透過度制御フィルム（ｔｒａｎｓｍｉｔｔａｎｃｅ ｃｏｎｔｒｏｌｌａｂｌｅ ｆｉｌｍ）の少なくとも一つのフィルムであってよいが、これに制限されない。

＜支持部材＞
図６ａ及び図６ｂは、本発明の一実施例に係る表示装置の断面図である。図６ａは、ローラー１５１に第２バックカバー１１０ｂがワインディングされた状態での断面図である。図６ｂは、ローラー１５１に第１バックカバー１１０ａの一部がさらにワインディングされた状態での断面図である。図６ａ及び図６ｂにおいては、図示の便宜のために、リンク部１６１、ヘッドバー１６２等のような構成の図示を省略している。

まず、図６ａ及び図６ｂを参照すると、表示装置１００は、機構物を含む。具体的に、機構物は、ベースプレート１８１、ボトムカバー１８２及びトップカバー１８３を含むことができる。

ベースプレート１８１は、表示パネル１２０が配置されたバックカバー１１０の一面の反対面の一部を支持するように配置され得る。具体的に、ベースプレート１８１は、ローラー１５１の平面部１５１ａ上に配置された第２バックカバー１１０ｂの第２支持領域ＰＡ２及び第１バックカバー１１０ａの固定領域ＦＡの間に配置され得る。そこで、ベースプレート１８１は、ローラー１５１の平面部１５１ａの長さと対応する長さを有するように形成され得るが、これに制限されるものではない。

ベースプレート１８１は、トップカバー１８３と結合され、ベースプレート１８１と表示パネル１２０との間に介在されたバックカバー１１０及び表示パネル１２０を固定できる。例えば、図６ａ及び図６ｂには示されていないが、ベースプレート１８１には、トップカバー１８３に向かって突出した固定突起が形成され得る。そこで、固定突起がバックカバー１１０、ボトムカバー１８２及びトップカバー１８３を貫通し、トップカバー１８３から挿入される固定機構と締結されることで、ベースプレート１８１とトップカバー１８３との間に配置された構造物を固定できる。ベースプレート１８１の固定突起は、例えば、ペムナットのような構造に形成されてもよく、固定突起の内部にねじ山が形成され、固定機構が固定突起に締結される方式でベースプレート１８１とトップカバー１８３が結合され得る。

ボトムカバー１８２は、ベースプレート１８１上に配置された第１バックカバー１１０ａの固定領域ＦＡ上に配置され得る。ボトムカバー１８２は、ベースプレート１８１から突出した固定突起が貫通することでベースプレート１８１に固定され得る。そこで、ボトムカバー１８２には、ベースプレート１８１の固定突起が貫通できるホールが配置され得る。また、ボトムカバー１８２上には、フレキシブルフィルム１３０及び印刷回路基板１４０が配置及び固着され、フレキシブルフィルム１３０及び印刷回路基板１４０を固定できる。

トップカバー１８３は、ボトムカバー１８２の上側で表示パネル１２０のパッド領域Ｐ、フレキシブルフィルム１３０及び印刷回路基板１４０を覆うように配置され得る。そこで、パッド領域Ｐに対応するトップカバー１８３の内周面の一部は、パッド領域Ｐの傾斜に対応する形状に形成され得る。即ち、パッド領域Ｐに対応するトップカバー１８３の内周面の一部には、パッド領域Ｐと同じ傾斜を有する傾斜面が配置され得る。

トップカバー１８３は、外周面が曲面形状に形成され得る。トップカバー１８３は、バックカバー１１０が巻かれる形状に追随するように外周面が曲面形状に形成されるが、このとき、トップカバー１８３の外周面の曲面形状が有する曲率は、ローラー１５１の曲率と同一であってよい。即ち、トップカバー１８３は、ローラー１５１の平面部１５１ａ上に配置されたとき、その形状が実質的に円形になるようにローラー１５１と実質的に同じ曲率を有する外周面を有するように形成され得る。そこで、バックカバー１１０及び表示パネル１２０は、表示装置１００のワインディング時、実質的に円形形状を有するようにワインディングされ得る。

トップカバー１８３は、ベースプレート１８１の固定突起と対応する部分にホールを含み、固定機構がホールを通して固定突起と結合できる。そこで、トップカバー１８３は、ベースプレート１８１及びボトムカバー１８２と結合されることで、フレキシブルフィルム１３０及び印刷回路基板１４０を保護することができる。トップカバー１８３は、樹脂等のような絶縁物質からなり得るが、これに制限されない。また、フレキシブルフィルム１３０及び印刷回路基板１４０を保護し、フレキシブルフィルム１３０及び印刷回路基板１４０をバックカバー１１０に固定させる構成要素は、トップカバー１８３に制限されず、多様な機構的構成要素が使用され得る。

図６ａを参照すると、表示装置１００は、支持部材１７０をさらに含む。支持部材１７０は、パッド領域Ｐで表示パネル１２０とバックカバー１１０との間に配置され得る。支持部材１７０は、一面がパッド領域Ｐに対応する傾斜を有するように形成され、パッド領域Ｐを支持することができる。即ち、支持部材１７０は、パッド領域Ｐに対応する傾斜面を有することができる。そこで、支持部材１７０は、表示装置１００のワインディングまたはアンワインディング時、表示パネル１２０のパッド領域Ｐがローラー１５１の平面部１５１ａに対して傾斜した形状を維持するようにすることで、表示パネル１２０のパッド領域Ｐに応力が発生することを低減できる。

支持部材１７０は、表示パネル１２０とバックカバー１１０を接着させる第２接着層ＡＤ２によりパッド領域Ｐ及びバックカバー１１０に固定され得る。例えば、支持部材１７０は、プラスチック系の物質からなり、支持部材１７０の一面の傾斜がパッド領域Ｐの傾斜に沿って容易に変更され得る。また、支持部材１７０は、接着性を帯びる物質からなり、別途の接着部材が配置されなくても、表示パネル１２０の背面及びバックカバー１１０の上面に固定されることもできる。

支持部材１７０の末端は、ローラー１５１の平面部１５１ａの末端に対応するように配置され得る。例えば、支持部材１７０の末端がローラー１５１の平面部１５１ａの末端より突出するように配置される場合、バックカバー１１０及び表示パネル１２０がローラー１５１に曲面形状にワインディングされることを干渉し得る。そこで、支持部材１７０の末端がローラー１５１の平面部１５１ａの末端に対応するように配置して、表示装置１００のワインディング時、支持部材１７０によりバックカバー１１０及び表示パネル１２０のワインディングが干渉されることを低減できる。

図６ａを参照すると、第２バックカバー１１０ｂがローラー１５１にワインディングされた状態であるとき、第２バックカバー１１０ｂの第２支持領域ＰＡ２は、ローラー１５１の平面部１５１ａに配置され、第２バックカバー１１０ｂの第２フレキシブル領域ＭＡ２は、ローラー１５１の曲面部１５１ｂにワインディングされ得る。そして、第２バックカバー１１０ｂの第２支持領域ＰＡ２上には、第２バックカバー１１０ｂの第２固定領域ＦＡ２及び第１バックカバー１１０ａの第１固定領域ＦＡ１が配置され得る。

図６ｂを参照すると、ローラー１５１に第２バックカバー１１０ｂの第２支持領域ＰＡ２、第２フレキシブル領域ＭＡ２、第２固定領域ＦＡ２及び第１バックカバー１１０ａの第１固定領域ＦＡ１がワインディングされた状態で、表示パネル１２０の表示領域の一部分及び第１バックカバー１１０ａの第１フレキシブル領域がローラー１５１にさらにワインディングされた状態である。このとき、表示パネル１２０の表示領域の一部分及び第１バックカバー１１０ａの第１フレキシブル領域は、第２バックカバー１１０ｂの第２フレキシブル領域上にワインディングされ得る。

一方、図６ａ及び図６ｂには示されていないが、第１バックカバー１１０ａ及び表示パネル１２０がフルワインディングされる場合、表示パネル１２０の表示領域の他の一部分及び第１バックカバー１１０ａの第１フレキシブル領域ＭＡ１の他の一部分は、ローラー１５１の曲面部１５１ｂ及びローラー１５１の平面部１５１ａ上に配置されるトップカバー１８３に重畳するようにワインディングされ、ローラー１５１及びトップカバー１８３の曲面形状に沿ってローラー１５１にワインディングされ得る。

一般のローラブル表示装置でのローラーは、平面部に隣接した曲面部での曲率半径が曲面部の他の一部での曲率半径に比して小さく形成され得る。そこで、ローラブル表示装置をワインディングする場合、ローラーの平面部に隣接した曲面部および／または平面部と曲面部の境界に配置された表示パネルは、相対的に大きな引張応力を受けるようになる。そこで、ローラーの平面部に隣接した曲面部および／または平面部と曲面部の境界に対応する表示パネルのパッド領域は、大きな引張応力を受けるようになり、パッド領域に配置されたパッドや配線、絶縁層等にクラックが発生し得る。

そこで、本発明の一実施例に係る表示装置１００においては、表示パネル１２０のパッド領域Ｐが平面部１５１ａに対して傾斜するように配置されるように支持部材１７０を配置することで、表示装置１００のワインディングまたはアンワインディング時、表示パネル１２０に発生する応力を低減できる。具体的に、支持部材１７０は、傾斜を有する一面を含み、表示パネル１２０のパッド領域Ｐは、支持部材１７０の一面により平面部１５１ａに対して傾斜するように配置され、支持部材１７０がパッド領域Ｐの傾斜を支持することができる。そこで、パッド領域Ｐがワインディングされる前の状態で、パッド領域Ｐは、圧縮応力を受ける状態で配置され、パッド領域Ｐがワインディングされる場合、パッド領域Ｐに発生する圧縮応力が減少して実際にパッド領域Ｐに応力が加えられないか、引張応力が発生しても支持部材１７０が使用されない場合よりパッド領域Ｐに加えられる引張応力の大きさが低減し得る。従って、傾斜するように配置された表示パネル１２０のパッド領域Ｐを支持するように支持部材１７０を配置して、表示装置１００のワインディングまたはアンワインディング時、パッド領域Ｐに発生する応力を低減でき、そこで、表示パネル１２０の損傷を低減できる。

＜バックカバーを支持する支持部材＞
図７ａ及び図７ｂは、本発明の他の実施例に係る表示装置の断面図である。図７ａは、ローラー１５１に第２バックカバー１１０ｂがワインディングされた状態での断面図である。図７ｂは、ローラー１５１に第１バックカバー７１０ａの一部がさらにワインディングされた状態での断面図である。図７ａ及び図７ｂの表示装置７００は、図１ａ乃至図６ｂの表示装置１００と比較して、バックカバー７１０及び支持部材７７０のみが異なるだけで、他の構成は実質的に同一であるので、重複した説明は省略する。

図７ａ及び図７ｂを参照すると、支持部材７７０は、パッド領域Ｐでベースプレート１８１と第１バックカバー７１０ａとの間に配置される。支持部材７７０は、ベースプレート１８１の上面に配置され、一面が第１バックカバー７１０ａの背面に接するように配置される。そこで、第１バックカバー７１０ａは、支持部材７７０の形状に沿って配置されることで、支持部材７７０の一面の傾斜に対応する傾斜を有する一面を有することができる。

そこで、本発明の他の実施例に係る表示装置７００においては、バックカバー７１０とベースプレート１８１との間に支持部材７７０を配置して、表示装置７００のワインディングまたはアンワインディング時、表示パネル１２０及びバックカバー７１０に発生する応力を低減できる。具体的に、支持部材７７０は、傾斜を有する一面を含み、ベースプレート１８１とバックカバー７１０との間で平面部１５１ａに対して傾斜するように配置されたバックカバー７１０及び表示パネル１２０のパッド領域Ｐの傾斜を支持することができる。そこで、バックカバー７１０及びパッド領域Ｐは、支持部材７７０の形状に沿って配置され、支持部材７７０の傾斜面上で傾斜するように配置され得る。そこで、パッド領域Ｐがワインディングされる前の状態で、パッド領域Ｐ及びバックカバー７１０は、圧縮応力を受ける状態で配置され、パッド領域Ｐがワインディングされる場合、バックカバー７１０及びパッド領域Ｐに発生する圧縮応力は減少するようになり、引張応力が発生することを低減できる。従って、バックカバー７１０及びパッド領域Ｐが支持部材７７０の傾斜に沿って配置されるようにして、表示装置７００のワインディングまたはアンワインディング時、バックカバー７１０及びパッド領域Ｐに発生する応力を低減でき、そこで、バックカバー７１０及び表示パネル１２０の損傷を低減できる。

＜バックカバーの突出部＞
図８は、本発明のまた他の実施例に係る表示装置の断面図である。図８の表示装置８００は、図１ａ乃至図６ｂの表示装置１００と比較して、バックカバー８１０のみが異なるだけで、他の構成は実質的に同一であるので、重複した説明は省略する。

図８を参照すると、バックカバー８１０は、突出部８１３を含む。バックカバー８１０の突出部８１３は、表示パネル１２０のパッド領域Ｐに対応する部分でバックカバー８１０の第１バックカバー８１０ａの一面からトップカバー１８３に向かうように突出して形成され得る。突出部８１３は、パッド領域Ｐに対応する傾斜を有する一面を含むことができる。そこで、突出部８１３は、表示パネル１２０のパッド領域Ｐの下部に配置され、パッド領域Ｐが傾斜するように配置されるようにパッド領域Ｐを支持することができる。

本発明のまた他の実施例に係る表示装置８００においては、表示パネル１２０のパッド領域Ｐが平面部１５１ａに対して傾斜するように配置されるようにバックカバー８１０に突出部８１３を配置して、表示装置８００のワインディングまたはアンワインディング時、表示パネル１２０のパッド領域Ｐに発生する応力を低減できる。具体的に、バックカバー８１０の突出部８１３は、傾斜を有する一面を含み、表示パネル１２０のパッド領域Ｐは、突出部８１３の一面により平面部１５１ａに対して傾斜するように配置され、突出部８１３は、パッド領域Ｐの下部でパッド領域Ｐの傾斜を支持することができる。そこで、パッド領域Ｐがワインディングされる前の状態で、パッド領域Ｐは、圧縮応力を受ける状態で配置され、パッド領域Ｐがワインディングされる場合、パッド領域Ｐに発生する圧縮応力は減少するようになり、引張応力が発生することを低減できる。従って、傾斜するように配置された表示パネル１２０のパッド領域Ｐを支持するようにバックカバー８１０の突出部８１３を配置して、表示装置８００のワインディングまたはアンワインディング時、パッド領域Ｐに発生する応力を低減でき、そこで、表示パネル１２０の損傷を低減できる。

また、本発明のまた他の実施例に係る表示装置８００においては、パッド領域Ｐを傾斜するように配置するために別途の構成を使用しなくてよい。即ち、バックカバー８１０の製造時、バックカバー８１０が突出部８１３を含むようにして、バックカバー８１０がパッド領域Ｐの傾斜を支持するようにすることができる。そこで、本発明のまた他の実施例に係る表示装置８００においては、構成要素がより簡素化され、製造単価及び製造時間を減縮することができる。

＜ベースプレートの突出部＞
図９は、本発明のまた他の実施例に係る表示装置の断面図である。図９の表示装置９００は、図１ａ乃至図６ｂの表示装置１００と比較して、バックカバー９１０及びベースプレート９８１のみが異なるだけで、他の構成は実質的に同一であるので、重複した説明は省略する。

図９を参照すると、ベースプレート９８１は、突出部９８１ａを含む。ベースプレート９８１の突出部９８１ａは、パッド領域Ｐに対応する部分でベースプレート９８１の一面からトップカバー１８３に向かうように突出して形成され得る。突出部９８１ａは、パッド領域Ｐに対応する傾斜を有する一面を含むことができる。そこで、突出部９８１ａは、表示パネル１２０のパッド領域Ｐ及びバックカバー９１０の下部に配置され、パッド領域Ｐ及びバックカバー９１０が傾斜するように配置されるように支持することができる。

図９を参照すると、ベースプレート９８１の末端は、ローラー１５１の平面部１５１ａの末端に対応するように配置され得る。例えば、ベースプレート９８１の末端がローラー１５１の平面部１５１ａの末端より突出するように配置される場合、バックカバー１１０及び表示パネル１２０がローラー１５１に曲面形状にワインディングされることを干渉し得る。そこで、ベースプレート９８１の末端がローラー１５１の平面部１５１ａの末端に対応するように配置して、表示装置９００のワインディング時、ベースプレート９８１によりバックカバー１１０及び表示パネル１２０のワインディングが干渉されることを低減できる。

一方、図９においては、ベースプレート９８１の突出部９８１ａが二つの傾斜した面からなるものと示したが、これに制限されるものではなく、ベースプレート９８１の突出部９８１ａは、パッド領域Ｐの傾斜に対応する一面だけを有するように形成され得る。

本発明のまた他の実施例に係る表示装置９００においては、表示パネル１２０のパッド領域Ｐが平面部１５１ａに対して傾斜するように配置されるようにベースプレート９８１に突出部９８１ａを配置して、表示装置９００のワインディングまたはアンワインディング時、バックカバー９１０及び表示パネル１２０のパッド領域Ｐに発生する応力を低減できる。具体的に、ベースプレート９８１の突出部９８１ａは、傾斜を有する一面を含み、バックカバー９１０及び表示パネル１２０のパッド領域Ｐは、ベースプレート９８１の突出部９８１ａの一面により平面部１５１ａに対して傾斜するように配置され、ベースプレート９８１の突出部９８１ａがパッド領域Ｐ及びバックカバー９１０を支持することができる。そこで、パッド領域Ｐがワインディングされる前の状態で、バックカバー９１０及びパッド領域Ｐは、圧縮応力を受ける状態で配置され、パッド領域Ｐがワインディングされる場合、バックカバー９１０及びパッド領域Ｐに発生する圧縮応力は減少するようになり、引張応力が発生することを低減できる。従って、ベースプレート９８１の突出部９８１ａの一面がパッド領域Ｐ及びバックカバー９１０の傾斜を支持するように配置され、表示装置９００のワインディングまたはアンワインディング時、パッド領域Ｐ及びバックカバー９１０に発生する応力を低減でき、そこで、表示パネル１２０及びバックカバー９１０の損傷を低減できる。

また、本発明のまた他の実施例に係る表示装置９００においては、パッド領域Ｐを傾斜するように配置するために別途の構成を使用しなくてよい。即ち、ベースプレート９８１の製造時、ベースプレート９８１が突出部９８１ａを含むようにして、ベースプレート９８１がパッド領域Ｐの傾斜を支持するようにすることができる。そこで、本発明のまた他の実施例に係る表示装置９００においては、構成要素がより簡素化され、製造単価及び製造時間を減縮することができる。

＜ボトムカバーの傾斜面＞
図１０は、本発明のまた他の実施例に係る表示装置の断面図である。図１０の表示装置１０００は、図１ａ乃至図６ｂの表示装置１００と比較して、ボトムカバー１０８２のみが異なるだけで、他の構成は実質的に同一であるので、重複した説明は省略する。

図１０を参照すると、ボトムカバー１０８２は、表示パネル１２０のパッド領域Ｐに対応する傾斜を有する一面を含む。ボトムカバー１０８２の一面は、パッド領域Ｐと同じ傾斜を有するように形成され、パッド領域Ｐの下部でパッド領域Ｐを支持するように配置され得る。このとき、ボトムカバー１０８２は、表示パネル１２０とバックカバー１１０との間に配置され、バックカバー１１０上でパッド領域Ｐを支持することができる。

図１０を参照すると、ボトムカバー１０８２の末端は、ローラー１５１の平面部１５１ａの末端に対応するように配置され得る。例えば、ボトムカバー１０８２の末端がローラー１５１の平面部１５１ａの末端より突出するように配置される場合、バックカバー１１０及び表示パネル１２０がローラー１５１に曲面形状にワインディングされることを干渉し得る。そこで、ボトムカバー１０８２の末端がローラー１５１の平面部１５１ａの末端に対応するように配置して、表示装置１０００のワインディング時、ボトムカバー１０８２によりバックカバー１１０及び表示パネル１２０のワインディングが干渉されることを低減できる。

本発明のまた他の実施例に係る表示装置１０００においては、ボトムカバー１０８２が傾斜を有する一面を含み、表示装置１０００のワインディングまたはアンワインディング時、表示パネル１２０のパッド領域Ｐに発生する応力を低減できる。具体的に、ボトムカバー１０８２の一面は、パッド領域Ｐの下部でパッド領域Ｐを支持するように配置され得る。そこで、パッド領域Ｐがワインディングされる前の状態で、パッド領域Ｐは、圧縮応力を受ける状態で配置され、パッド領域Ｐがワインディングされる場合、パッド領域Ｐに発生する圧縮応力は減少するようになり、引張応力が発生することを低減できる。従って、ボトムカバー１０８２の一面がパッド領域Ｐに対応する傾斜を持ってパッド領域Ｐを支持するように配置して、表示装置１０００のワインディングまたはアンワインディング時、パッド領域Ｐに発生する応力を低減でき、そこで、表示パネル１２０の損傷を低減できる。

また、本発明のまた他の実施例に係る表示装置１０００においては、パッド領域Ｐを傾斜するように配置するために別途の構成を使用しなくてよい。即ち、ボトムカバー１０８２の製造時、ボトムカバー１０８２がパッド領域Ｐに対応する傾斜を有する一面を含むようにして、ボトムカバー１０８２がパッド領域Ｐの傾斜を支持するようにすることができる。そこで、本発明のまた他の実施例に係る表示装置１０００においては、構成要素がより簡素化され、製造単価及び製造時間を減縮することができる。

＜ボトムカバーの溝＞
図１１ａは、本発明のまた他の実施例に係る表示装置の平面図である。図１１ｂは、図１１ａのＸＩｂ−ＸＩｂ’に沿った断面図である。図１１ｃは、図１１ａのＸＩｃ−ＸＩｃ’に沿った断面図である。図１１ａ乃至図１１ｃの表示装置１１００は、図１０の表示装置１０００と比較して、ボトムカバー１１８２のみが異なるだけで、他の構成は実質的に同一であるので、重複した説明は省略する。

図１１ａ及び図１１ｂを参照すると、ボトムカバー１１８２は、少なくとも一つのフレキシブルフィルム１３０が配置される領域でボトムカバー１１８２の一面が表示パネル１２０のパッド領域Ｐを支持するように配置される。即ち、ボトムカバー１１８２は、第１バックカバー１１０ａ上でパッド領域Ｐを支持するように配置され、ボトムカバー１１８２上には、少なくとも一つのフレキシブルフィルム１３０が配置される。このとき、第２接着層ＡＤ２は、少なくとも一つのフレキシブルフィルム１３０が配置されない領域で表示パネル１２０とボトムカバー１１８２を固定できる。

次に、図１１ａ及び図１１ｃを参照すると、ボトムカバー１１８２は、少なくとも一つの溝１１８２ａを含む。ボトムカバー１１８２の溝１１８２ａは、少なくとも一つのフレキシブルフィルム１３０それぞれの間に対応する領域、即ち、少なくとも一つのフレキシブルフィルム１３０が配置されない領域でパッド領域Ｐを支持するボトムカバー１１８２の一面に配置され得る。また、ボトムカバー１１８２の溝１１８２ａは、第２接着層ＡＤ２と重畳しないように配置され得る。そこで、表示パネル１２０のパッド領域Ｐの末端がボトムカバー１１８２と離隔され得る。図１１ｃにおいては、ボトムカバー１１８２が溝１１８２ａを含むものと説明したが、これに制限されず、ホールがボトムカバー１１８２の一面に配置されてもよい。

本発明のまた他の実施例に係る表示装置１１００においては、少なくとも一つのフレキシブルフィルム１３０の間の領域に対応するボトムカバー１１８２の一面に溝１１８２ａが配置され、表示装置１１００のワインディング時、パッド領域Ｐに発生する応力を低減できる。例えば、表示装置１１００のワインディング時、表示パネル１２０は、少なくとも一つのフレキシブルフィルム１３０が配置される領域でより、少なくとも一つのフレキシブルフィルム１３０の間の領域で応力が大きく発生し、少なくとも一つのフレキシブルフィルム１３０の間の領域でクラックが先に発生して少なくとも一つのフレキシブルフィルム１３０が配置される領域まで応力及びクラックが伝達され得る。また、表示パネル１２０が第１接着層ＡＤ２によりボトムカバー１１８２に固定される場合、表示パネル１２０とボトムカバー１１８２との間に空いた空間が存在して離隔される場合より、表示装置１１００のワインディング時、表示パネル１２０に発生する応力が増加し得る。そこで、本発明のまた他の実施例に係る表示装置１１００においては、ボトムカバー１１８２の一面に溝１１８２ａを配置して、少なくとも一つのフレキシブルフィルム１３０の間に対応する表示パネル１２０が第２接着層ＡＤ２のない部分でボトムカバー１１８２から離隔されるようにすることができる。従って、少なくとも一つのフレキシブルフィルム１３０の間に対応する表示パネル１２０で発生する応力を低減してクラックの発生を低減でき、少なくとも一つのフレキシブルフィルム１３０の間に対応する表示パネル１２０でクラックが発生して少なくとも一つのフレキシブルフィルム１３０が配置された表示パネル１２０部分にクラックが伝播されることも低減できる。

＜パッド領域の傾斜角＞
図１２ａは、本発明のまた他の実施例に係る表示装置の平面図である。図１２ｂは、図１２ａのＸＩＩｂ−ＸＩＩｂ’に沿った断面図である。図１２ｃは、図１２ａのＸＩＩｃ−ＸＩＩｃ’に沿った断面図である。図１２ａ乃至図１２ｃの表示装置１２００は、図１０の表示装置１０００と比較して、ボトムカバー１１８２のみが異なるだけで、他の構成は実質的に同一であるので、重複した説明は省略する。

図１２ａ乃至図１２ｃを参照すると、表示パネル１２０のパッド領域Ｐは、表示パネル１２０の両側部での傾斜角θ２が中央部での傾斜角θ１より大きくてよい。このとき、パッド領域Ｐは、同じ傾斜を有するボトムカバー１２８２の一面により支持されるので、パッド領域Ｐの傾斜角は、ボトムカバー１２８２の一面の傾斜角と同一であってよい。パッド領域Ｐの傾斜角θ１、θ２は、表示パネル１２０の中央部から両側部に向かうほど漸進的に増加し得るが、これに制限されるものではなく、隣接する一つ以上のパッド領域Ｐとグループ化され、グループ単位で増加してもよい。

一方、図１２ａ乃至図１２ｃにおいては、表示パネル１２０のパッド領域Ｐの傾斜角θ１、θ２を調節するためにボトムカバー１２８２を使用するものと示したが、これに制限されるものではなく、図１ａ乃至図６ｂの表示装置１００での支持部材１７０または図７ａ及び図７ｂの表示装置７００での支持部材７７０または、図８の表示装置８００でのバックカバー８１０または図９の表示装置９００でのベースプレート９８１等の構造物が表示パネル１２０のパッド領域Ｐを支持することができる。

本発明のまた他の実施例に係る表示装置１２００においては、バックカバー１１０の両側部に配置されるパッド領域Ｐの傾斜角がバックカバー１１０の中央部に配置されるパッド領域Ｐの傾斜角より大きくなるように配置して、表示装置１２００のワインディング時、バックカバー１１０の両側部で表示パネル１２０が損傷されることを低減できる。表示装置１２００のワインディング時、表示パネル１２０は、中央部より両側部で相対的に大きな応力が発生するようになり、これによって、表示パネル１２０の中央部より両側部での変形率が高くなり得る。そこで、表示パネルの中央部に配置されたパッド領域Ｐより両側部に配置されたパッド領域Ｐで応力が相対的に大きく発生して、両側部に配置されたパッド領域Ｐがより容易に損傷され得る。そこで、表示パネル１２０の両側部に配置されるパッド領域Ｐの傾斜角θ２を表示パネル１２０の中央部に配置されるパッド領域Ｐの傾斜角θ１より大きく配置して、バックカバー１１０の両側部に配置されたパッド領域Ｐの損傷を低減できる。

＜比較例と実施例＞
下記［表１］は、比較例に係る表示装置及び本発明の一実施例に係る表示装置１００での最大引張変形率の減少率を比較する表である。最大引張変形率は、表示装置がワインディングされる前の状態を基準にして、表示装置のワインディング時、ローラーの曲面部に隣接した平面部上に配置された表示パネルに発生する引張応力による表示パネルの変形率を測定したものである。比較例に係る表示装置は、本発明の一実施例に係る表示装置１００において支持部材１７０が配置されない表示装置である。比較例に係る表示装置及び本発明の一実施例に係る表示装置１００はいずれもベースプレート１８１の厚さが約０．９〜１．２ｍｍであるものと設定し、バックカバー１１０の厚さが約０．２ｍｍ〜０．３ｍｍであるものと設定し、ボトムカバー１８２の厚さが約２．０ｍｍ〜５．０ｍｍであるものと設定し、トップカバー１８３の厚さが約１０．０ｍｍ〜１５．０ｍｍであるものと設定した。また、支持部材１７０は、直角三角形の形状を有し、バックカバー１１０と接触する下辺の長さが約３．５ｍｍであり、下辺から垂直方向に延びる辺の長さが約２．５ｍｍであるプラスチック系の物質であるものと設定した。

下記［表１］を参照すると、本発明の一実施例に係る表示装置１００においては、比較例に係る表示装置でより最大引張変形率が約５０．９４％減少することを確認することができる。

本発明の実施例に係る表示装置は、下記のように説明され得る。

本発明の一実施例に係る表示装置は、複数の画素が配置された表示領域及び複数の画素に信号を印加するためのパッドが配置されたパッド領域を含む表示パネル、表示パネルと重畳するように配置されたバックカバー、及び、バックカバー及び表示パネルをワインディング（ｗｉｎｄｉｎｇ）またはアンワインディング（ｕｎｗｉｎｄｉｎｇ）させるように構成され、平面部及び曲面部を有するローラーを含み、パッド領域は、平面部に対して傾斜するように配置され得る。

本発明の他の特徴によれば、パッド領域に対応する傾斜を有する一面を含み、パッド領域を支持する支持部材をさらに含むことができる。

本発明のまた他の特徴によれば、支持部材の末端は、平面部の末端と対応し得る。

本発明のまた他の特徴によれば、支持部材は、表示パネルとバックカバーとの間に配置され得る。

本発明のまた他の特徴によれば、バックカバーの下部に配置されてバックカバーと締結されるベースプレートをさらに含み、支持部材は、ベースプレートとバックカバーとの間に配置され、バックカバーは、支持部材の形状に沿って傾斜するように配置され得る。

本発明のまた他の特徴によれば、支持部材は、プラスチック系の物質からなり得る。

本発明のまた他の特徴によれば、バックカバーは、パッド領域の下部に配置される突出部を含み、突出部は、パッド領域に対応する傾斜を有する一面を含むことができる。

本発明のまた他の特徴によれば、表示パネルが配置されたバックカバーの一面の反対面の一部を支持するように配置されるベースプレート、ベースプレートと結合され、ベースプレートとの間に介在されるバックカバーを固定するトップカバー、及びベースプレートとトップカバーとの間に配置されるボトムカバーをさらに含むことができる。

本発明のまた他の特徴によれば、ベースプレートは、パッド領域及びバックカバーの下部に配置される突出部を含み、突出部は、パッド領域に対応する傾斜を有する一面を含むことができる。

本発明のまた他の特徴によれば、ベースプレートは、パッド領域の傾斜に対応する傾斜を有する一面を含むことができる。

本発明のまた他の特徴によれば、ボトムカバーは、パッド領域に対応する傾斜を有する一面を含み、ボトムカバーの一面は、表示パネルとバックカバーとの間に位置し得る。

本発明のまた他の特徴によれば、パッド領域に配置される少なくとも一つのフレキシブルフィルムをさらに含み、ボトムカバーの一面は、少なくとも一つのフレキシブルフィルムの間に配置される少なくとも一つの溝を含むことができる。

本発明のまた他の特徴によれば、パッド領域に対応するトップカバーの内周面の一部は、パッド領域の傾斜に対応する形状を有し得る。

本発明のまた他の特徴によれば、表示パネルの両側部でのパッド領域の傾斜角は、表示パネルの中央部でのパッド領域の傾斜角より大きくてよい。

本発明の他の実施例に係る表示装置は、映像を表示し、表示領域及び表示領域の一側部から延びてフレキシブルフィルムが貼り付けられるパッド領域を含む表示パネル、表示パネルと共に巻かれ得るように構成されるバックカバー、平面部及び曲面部を含むローラーを含み、パッド領域は、パッド領域を除く表示パネルの一部に対して傾斜するように配置され得る。

本発明の他の特徴によれば、パッド領域と平面部との間に配置され、パッド領域に対応する傾斜面を含む支持部材をさらに含むことができる。

本発明のまた他の特徴によれば、平面部上に配置されるベースプレート、ベースプレート上に配置されたバックカバー及び表示パネルを固定するトップカバー、及びベースプレートとトップカバーとの間に配置されるボトムカバーをさらに含み、トップカバーは、パッド領域に対応する傾斜面を含むことができる。

本発明のまた他の特徴によれば、ベースプレートは、パッド領域に対応する傾斜面を含み、バックカバー及び表示パネルは、傾斜面により支持され得る。

本発明のまた他の特徴によれば、ボトムカバーは、パッド領域とバックカバーとの間でパッド領域を支持する傾斜面を含み、ボトムカバーの末端は、平面部の末端と対応し得る。

以上、添付の図面を参照して、本発明の実施例をさらに詳細に説明したが、本発明は、必ずしもこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の技術思想を外れない範囲内で多様に変形実施され得る。従って、本発明に開示された実施例は、本発明の技術思想を制限するためのものではなく、説明するためのものであり、このような実施例によって本発明の技術思想の範囲が制限されるものではない。それゆえ、以上において記述した実施例は、全ての面で例示的なものであり、制限的ではないものと理解すべきである。本発明の保護範囲は、下記の請求の範囲によって解釈されるべきであり、それと同等な範囲内にある全ての技術思想は、本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。

Claims (19)

1. 複数の画素が配置された表示領域及び前記複数の画素に信号を印加するためのパッドが配置されたパッド領域を含む表示パネル；
   前記表示パネルと重畳するように配置されたバックカバー；及び
   前記バックカバー及び前記表示パネルをワインディング（ｗｉｎｄｉｎｇ）またはアンワインディング（ｕｎｗｉｎｄｉｎｇ）させるように構成され、平面部及び曲面部を有するローラーを含み、
   前記パッド領域は、前記平面部に対して傾斜するように配置される、表示装置。
2. 前記パッド領域に対応する傾斜を有する一面を含み、前記パッド領域を支持する支持部材をさらに含む、請求項１に記載の表示装置。
3. 前記支持部材の末端は、前記平面部の末端と対応する、請求項２に記載の表示装置。
4. 前記支持部材は、前記表示パネルと前記バックカバーとの間に配置される、請求項２に記載の表示装置。
5. 前記バックカバーの下部に配置されて前記バックカバーと締結されるベースプレートをさらに含み、
   前記支持部材は、前記ベースプレートと前記バックカバーとの間に配置され、
   前記バックカバーは、前記支持部材の形状に沿って傾斜するように配置される、請求項２に記載の表示装置。
6. 前記支持部材は、プラスチック系の物質からなる、請求項２に記載の表示装置。
7. 前記バックカバーは、前記パッド領域の下部に配置される突出部を含み、
   前記突出部は、前記パッド領域に対応する傾斜を有する一面を含む、請求項１に記載の表示装置。
8. 前記表示パネルが配置された前記バックカバーの一面の反対面の一部を支持するように配置されるベースプレート；
   前記ベースプレートと結合され、前記ベースプレートとの間に介在される前記バックカバーを固定するトップカバー；及び
   前記ベースプレートと前記トップカバーとの間に配置されるボトムカバーをさらに含む、請求項１に記載の表示装置。
9. 前記ベースプレートは、前記パッド領域及び前記バックカバーの下部に配置される突出部を含み、
   前記突出部は、前記パッド領域に対応する傾斜を有する一面を含む、請求項８に記載の表示装置。
10. 前記ベースプレートは、前記パッド領域の傾斜に対応する傾斜を有する一面を含む、請求項８に記載の表示装置。
11. 前記ボトムカバーは、前記パッド領域に対応する傾斜を有する一面を含み、 前記ボトムカバーの一面は、前記表示パネルと前記バックカバーとの間に位置する、請求項８に記載の表示装置。
12. 前記パッド領域に配置される少なくとも一つのフレキシブルフィルムをさらに含み、
    前記ボトムカバーの一面は、前記少なくとも一つのフレキシブルフィルムの間に配置される少なくとも一つの溝を含む、請求項１１に記載の表示装置。
13. 前記パッド領域に対応する前記トップカバーの内周面の一部は、前記パッド領域の傾斜に対応する形状を有する、請求項８に記載の表示装置。
14. 前記表示パネルの両側部での前記パッド領域の傾斜角は、前記表示パネルの中央部での前記パッド領域の傾斜角より大きい、請求項１に記載の表示装置。
15. 映像を表示し、表示領域及び前記表示領域の一側部から延びてフレキシブルフィルムが貼り付けられるパッド領域を含む表示パネル；
    前記表示パネルと共に巻かれ得るように構成されるバックカバー；
    平面部及び曲面部を含むローラーを含み、
    前記パッド領域は、前記パッド領域を除く前記表示パネルの一部に対して傾斜するように配置される、表示装置。
16. 前記パッド領域と前記平面部との間に配置され、前記パッド領域に対応する傾斜面を含む支持部材をさらに含む、請求項１５に記載の表示装置。
17. 前記平面部上に配置されるベースプレート；
    前記ベースプレート上に配置された前記バックカバー及び前記表示パネルを固定するトップカバー；及び
    前記ベースプレートと前記トップカバーとの間に配置されるボトムカバーをさらに含み、
    前記トップカバーは、前記パッド領域に対応する傾斜面を含む、請求項１５に記載の表示装置。
18. 前記ベースプレートは、前記パッド領域に対応する傾斜面を含み、
    前記バックカバー及び前記表示パネルは、前記傾斜面により支持される、請求項１７に記載の表示装置。
19. 前記ボトムカバーは、前記パッド領域と前記バックカバーとの間で前記パッド領域を支持する傾斜面を含み、
    前記ボトムカバーの末端は、前記平面部の末端と対応する、請求項１７に記載の表示装置。

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