JP2021045647A - 放射線画像撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】重力方向に限定されることなく放射線画像撮影装置を傾斜させた場合でも良好な撮影を可能とする。【解決手段】可搬型の放射線画像撮影装置1と、被検体Hに放射線源を向けて放射線を照射する可搬型の放射線発生装置50とを備える放射線画像撮影システム100において、放射線画像撮影装置の傾斜角度を検出する第一の傾斜角検出部25と、放射線発生装置の放射線源の傾斜角度を検出する第二の傾斜角検出部56と、第一の傾斜角検出部と検出と第二の傾斜角検出部の検出に基づいて撮影支援処理を行う支援制御部222とを備えることを特徴とする。放射線画像撮影装置1における傾斜角度検出と放射線源51における傾斜角度検出とにより、いずれかを任意に傾斜させた場合でも他方をこれに合わせて傾斜させることが可能となる。【選択図】図9

Description

本発明は、放射線画像撮影システムに関する。
照射されたX線(放射線)の線量に応じて検出素子で電荷を発生させて電気信号に変換するいわゆる直接型のX線画像撮影装置や、照射されたX線をシンチレーター等で可視光等の他の波長の電磁波に変換した後、変換され照射された電磁波のエネルギーに応じてフォトダイオード等の光電変換素子で電荷を発生させて電気信号(すなわち画像データ)に変換するいわゆる間接型のX線画像撮影装置が種々開発されている。なお、本発明では、直接型のX線画像撮影装置における検出素子や、間接型のX線画像撮影装置における光電変換素子を、あわせてX線検出素子という。
このタイプのX線画像撮影装置はFPD(Flat Panel Detector)として知られており
、従来は支持台等と一体的に形成された、いわゆる専用機型(固定型等ともいう。)として構成されていたが、近年、X線検出素子等を筐体内に収納し、持ち運び可能とした可搬型(カセッテ型等ともいう。)のX線画像撮影装置が開発され、実用化されている。
一方、X線画像撮影装置を可搬型としたことに伴い、被検体にX線を照射するX線発生装置も可搬型とすることで可搬型のX線画像撮影システムが開発され、撮影可能なエリアのさらなる拡大が図られている。
上記のような可搬型のX線画像撮影システムにおいては、X線発生装置によるX線の照射方向に対してX線画像撮影装置の入射面が垂直になっていないと、良質な画像データを得ることができないことから、従来は、3軸の重力センサーを設け、重力方向に対するX線画像撮影装置の傾きを検出していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−000452号公報
しかしながら、上記従来のX線画像撮影システムは、X線画像撮影装置のみについて重力方向に対する傾きを検出し、X線発生装置によるX線の照射方向の傾きは検出していない。
このため、X線発生装置はX線の照射方向を重力方向に固定し、X線発生装置は重力方向になる様に向きを維持して撮影を行うことは可能だが、X線発生装置の照射方向を重力方向から傾斜させた場合には、X線の照射方向に垂直となるようにX線発生装置を傾けることは困難であった。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、重力方向に限定されることなく放射線画像撮影装置を傾斜させた場合でも良好な撮影を可能とする放射線画像撮影システムを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、
可搬型の放射線画像撮影装置と、
被検体に放射線源を向けて放射線を照射する可搬型の放射線発生装置と、
を備える放射線画像撮影システムにおいて、
前記放射線画像撮影装置の傾斜角度を検出する第一の傾斜角検出部と、
前記放射線発生装置の前記放射線源の傾斜角度を検出する第二の傾斜角検出部と、
前記第一の傾斜角検出部の検出と前記第二の傾斜角検出部の検出とに基づいて撮影支援処理を行う支援制御部とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記支援制御部は、前記放射線画像撮影装置に搭載されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記支援制御部による撮影支援処理は、前記放射線画像撮影装置と前記放射線源の傾斜角度の差、補正すべき傾斜角度量又は前記放射線画像撮影装置と前記放射線源の向きの適否のいずれかを表示部で表示又は通知音出力部で通知する処理であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記支援制御部による撮影支援処理は、前記放射線画像撮影装置又は前記放射線源に対する放射線画像撮影動作の禁止とその解除であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記第一の傾斜角検出部は、ジャイロセンサーを有していることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記第一の傾斜角検出部は、加速度センサーを有していることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記第二の傾斜角検出部は、ジャイロセンサーを有していることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記第二の傾斜角検出部は、加速度センサーを有していることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記放射線源は、一以上の回動関節により向きを変更調節可能に支持されており、
前記第二の傾斜角検出部は、前記回動関節の回動角を検出する角度センサーを有していることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記放射線画像撮影装置の傾斜角度検出の基本軸の方向と前記放射線源の向きの傾斜角度検出の基本軸の方向との関係を校正するための位置決め構造を前記放射線画像撮影装置又は前記放射線源に設けたことを特徴とする。
本発明のような方式の放射線画像撮影システムによれば、重力方向に対して放射線画像
撮影装置を傾斜させた場合でも、放射線発生装置の照射方向もこれに合わせることができ、良好な放射線画像撮影を行うことが可能となる。
本実施形態に係るX線画像撮影システムの構成例を表す図である。 X線発生装置の構成図である。 本実施形態に係るX線画像撮影装置の外観を表す斜視図である。 図3のX−X線に沿う断面図である。 基板の構成を示す平面図である。 X線画像撮影装置の等価回路を表すブロック図である。 X線画像撮影装置の構成図である。 X線管球の筐体に設けられた位置合わせ定規を示す斜視図である。 X線画像撮影装置とX線発生装置の各構成が実行する撮影支援処理を示した工程図である。 X線発生装置の他の例を示す斜視図である。 X線発生装置の他の例を示す斜視図である。
以下、本発明に係る放射線画像撮影システムとしてのX線画像撮影システムの実施の形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下では、放射線画像撮影装置としてのX線画像撮影装置として、シンチレーター等を備え、放射されたX線を可視光等の他の波長の電磁波に変換して電気信号を得るいわゆる間接型のX線画像撮影装置について説明するが、本発明は、シンチレーター等を介さずにX線を検出素子で直接検出する、いわゆる直接型のX線画像撮影装置に対しても適用することができる。
[X線画像撮影システムの概略構成]
図1はX線画像撮影システムの概略構成図である。X線画像撮影システム100は、回診車53に搭載された可搬型の放射線発生装置としてのX線発生装置50と、可搬型のX線画像撮影装置1と、X線画像撮影装置1の画像データを取得するコンソールCとから構築されている。
なお、図1では、寝台Beの上で臥位の姿勢をとっている被検体としての被検者Hの下側にX線画像撮影装置1を介挿した状態で操作者TがX線画像撮影を行う場合を例示しているが、X線画像撮影装置1を被検者Hの身体にあてがうようにして撮影する等、種々の態様で撮影することが可能である。
[X線発生装置]
図2はX線発生装置50のブロック図である。X線発生装置50は、図1及び図2に示すように、車輪を備えて移動可能な回診車53と、回診車53に支持された放射線源としてのX線管球51と、回診車53の内部に格納保持されたX線管球51のジェネレーター54と、回診車53の内部に搭載されたX線発生装置50の操作卓55とを備えている。
回診車53は、車輪を備え、自在に移動を行うことが可能である。この回診車53は、図示しない車輪の回転止めを備えており、X線画像撮影の際には、回転止めにより、X線管球51が移動を生じないように固定することができる。
X線管球51のジェネレーター54は、放射線技師等の操作者Tにより操作卓55から管電圧や管電流、曝射時間、照射線量等が設定されると、X線管球51から設定された管電圧等に応じた線量のX線を照射させるなど、X線の照射に関する種々の条件での照射を
実行させる。
X線管球51は、筐体511(図8参照)に格納された状態で、回診車53の車体上部に設けられた支持機構52に支持されている。この支持機構52は、水平軸回りに回動可能な二つの回動関節521,522と、支持機構52の長手方向に沿った軸回りに回動可能な一つの回動関節523とを備え、先端部で保持したX線管球51によるX線の照射方向を任意に調節可能としている。
また、X線管球51には第二の傾斜角検出部としての傾斜角センサー56が併設されており、支持機構52によりX線管球51の照射方向を調節すると、その角度変化を検出することができる。
この傾斜角センサー56は、X線管球51に対して定められた直交座標系三軸(X軸、Y軸、Z軸とする)における各軸回りの角度変化を個別に検出する三つのジャイロセンサーで構成されている。
例えば、図8を参照して説明すると、X線管球51と傾斜角センサー56は、直方体形状の筐体511内に格納保持されており、筐体511の正面の照射口512からX線の照射を行う。そして、傾斜角センサー56のX軸はX線管球51の照射方向(光軸)に平行であり、Y軸は筐体511の正面の横の辺に平行であり、Z軸は筐体511の正面の縦の辺に平行である。
傾斜角センサー56の三つのジャイロセンサーは、上記X軸、Y軸、Z軸を中心とする回動角度変化を個別に検出することができる。
操作卓55は、X線発生装置50の各部の制御を行うコントローラー551と、上述した管電圧や管電流、曝射時間、照射線量等の各種の設定を入力するための入力部552と、操作者Tが操作してジェネレーターに対してX線の照射開始等を指示するための曝射スイッチ553と、各種の表示を行う表示部554と、X線画像撮影装置1との間で無線通信を行う無線モジュール555とを備えている。
入力部552は、所定の情報入力を行うためのスイッチ、キーボード等の入力インターフェイスである。
表示部554は、文字画像情報等が表示可能な液晶パネル等の表示デバイスである。
無線モジュール555は、無線通信回路が組み込まれた素子であり、アンテナを備え、X線画像撮影装置1が備える無線モジュール226と通信規格が一致しており、相互の無線通信を可能とする。
コントローラー551は、CPU、メモリ等を備えた処理回路であり、例えば、入力部552から管電圧や管電流、曝射時間、照射線量等の各種設定の入力や曝射スイッチ553からの曝射実行の入力を受けると、ジェネレーター54に対して、これらの設定に従ってX線管球51からX線の照射を行うための指令を入力する。
また、コントローラー551には、傾斜角センサー56を構成する三つのジャイロセンサーからの検出角度変化が入力される。そして、コントローラー551は、それぞれのジャイロセンサーの出力を短い時間周期ごとに検出し積算して記録することにより、例えば、X線管球51の初期の向きからの積算角度変化量を求め、初期の向きに積算角度変化量を加算して現在のX線管球51の向きを求めることができる。
さらに、コントローラー551は、X線管球51の向きを、無線モジュール555を通じて、X線画像撮影装置1に送信する。
また、詳細は後述するが、X線画像撮影装置1では、当該X線画像撮影装置1の向き(
傾斜角度)とX線管球51の向き(傾斜角度)とを照合してその結果を無線で送信する。従って、コントローラー551は、無線モジュール555を通じてX線画像撮影装置1から送信された照合の結果を受信して、表示部554にて表示するよう制御を行う。
[コンソール]
コンソールCはコンピューター等で構成されており、回診車53の上部に設置されている。
コンソールCは、LCD(Liquid Crystal Display)で構成される表示部や、キーボード、タッチパネル等の入力手段が装備されている。
また、コンソールCは、X線画像撮影装置1が備える無線モジュール226と通信規格が一致した図示しない無線モジュールを備えており、X線画像撮影装置1において撮影されたX線画像の画像データを受信することができる。かかる画像データは、コンソールCに内蔵されたHDD(Hard Disk Drive)等で構成された記憶手段に記憶される。
[X線画像撮影装置]
図3はX線画像撮影装置1の外観を示す斜視図、図4は図1のX−X線に沿う断面図である。なお、以下では、X線画像撮影装置1における上下方向については、X線画像撮影装置1を図4の状態に配置した場合に基づいて説明する。
図3に示すように、X線画像撮影装置1の筐体2の一方の側面には、電源スイッチ37や切替スイッチ38、コネクター39、インジケーター40等が配置されている。また、図示を省略するが、筐体2の反対側の側面には、外部と無線方式で通信を行うためのアンテナ41(後述する図6参照)が設けられている。
図4に示すように、筐体2の内部には、基台31が配設されており、基台31の上面側には、図示しない鉛の薄板等を介して基板4が配置されている。基板4の上面には前述したX線検出素子7等が設けられているが、この点については後で説明する。そして、基板4の上方には、シンチレーター基板34に形成されたシンチレーター3と基板4のX線検出素子7等とが対向する状態でシンチレーター3やシンチレーター基板34が配置されている。
基台31の下面側には、電子部品32等が配設されたPCB基板33や内蔵電源24等が取り付けられている。また、基台31の下面側には、第一の傾斜角検出部としての傾斜角センサー25が取り付けられている。本実施形態では、このようにしてセンサーパネルSPが形成されている。また、本実施形態では、センサーパネルSPと筐体2の側面との間に、それらがぶつかり合うことを防止するための緩衝材35が設けられている。
図5に示すように、基板4の上面(すなわちシンチレーター3に対向する面)4a上には、複数の走査線5と複数の信号線6とが互いに交差するように配設されている。また、複数の走査線5と複数の信号線6により区画された各領域rには、X線検出素子7がそれぞれ設けられている。本実施形態では、このように、各X線検出素子7が二次元状(マトリクス状)に配列されている。
また、本実施形態では、複数のバイアス線9が各信号線6に平行に配設されており、各バイアス線9は結線10に接続されている。そして、基板4の周縁部に、複数の入出力端子11が設けられており、各入出力端子11はそれぞれ各走査線5や各信号線6、結線10と接続されている。そして、図示を省略するが、各入出力端子11は、後述する読み出しIC16等のチップがフィルム上に組み込まれたフレキシブル回路基板と接続され、フレキシブル回路基板が基板4の裏面側に引き回されて前述したPCB基板33等に接続されるようになっている。
ここで、X線画像撮影装置1の回路構成について説明する。図6は本実施形態に係るX線画像撮影装置1の等価回路を表すブロック図である。各X線検出素子7では、図示しない被写体を介して照射されたX線の線量(或いはシンチレーター3で変換された電磁波の光量)に応じた電荷が各X線検出素子7内でそれぞれ発生するようになっている。なお、以下では、X線検出素子7がフォトダイオードで構成されている場合について説明するが、X線検出素子7を例えばフォトトランジスターやCCD(Charge Coupled Device)等を用いることも可能である。
そして、各X線検出素子7の一方の電極7aには、バイアス線9が接続されており、バイアス線9や結線10を介してバイアス電源14から各X線検出素子7に逆バイアス電圧が印加されるようになっている。また、各X線検出素子7の他方の電極7bには、スイッチ素子としてTFT8が接続されており、TFT8は信号線6に接続されている。
また、TFT8は、後述する走査駆動手段15から走査線5を介してオン電圧が印加されるとオン状態となり、X線検出素子7内に蓄積されている電荷を信号線6に放出させる。また、走査線5を介してオフ電圧が印加されるとオフ状態となり、X線検出素子7から信号線6への電荷の放出を停止して、X線検出素子7内に電荷を蓄積させるようになっている。
各走査線5は、それぞれ走査駆動手段15のゲートドライバー15bに接続されている。走査駆動手段15では、配線15cを介して電源回路15aからゲートドライバー15bにオン電圧とオフ電圧が供給されるようになっており、ゲートドライバー15bで走査線5の各ラインL1〜Lxに印加する電圧をオン電圧とオフ電圧との間で切り替えるようになっている。
また、各信号線6は、それぞれ読み出しIC16内に内蔵された各読み出し回路17に接続されている。本実施形態では、読み出し回路17は、積分回路18と相関二重サンプリング回路19等で構成されている。読み出しIC16内には、さらに、アナログマルチプレクサー21と、A/D変換器20とが設けられている。なお、図6では、相関二重サンプリング回路19はCDSと表記されている。
撮影時に、スイッチ素子である各TFT8がオフ状態とされた状態で図示しないX線照射装置からX線画像撮影装置1にX線が照射されると、X線の照射により各X線検出素子7内で発生した電荷がX線検出素子7内に蓄積される。そして、各X線検出素子7からの画像データdの読み出し処理の際には、走査駆動手段15のゲートドライバー15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧が順次印加されて、各X線検出素子7内から信号線6に電荷がそれぞれ放出される。
そして、その電荷が、各読み出し回路17の積分回路18に流れ込んで蓄積され、蓄積された電荷量に応じた電圧値が出力される。相関二重サンプリング回路19は、各X線検出素子7から電荷が流れ込む前と後にそれぞれ積分回路18から出力された出力値の差分をアナログ値の画像データdとして出力する。
そして、出力された各画像データdがアナログマルチプレクサー21を介してA/D変換器20に順次送信され、A/D変換器20でデジタル値の画像データdに順次変換されて記憶手段23に出力されて順次保存される。このようにして画像データdの読み出し処理が行われるようになっている。
制御手段22について詳細に説明する。図7は制御手段22の回路構成を示すブロック
図である。
図示のように、制御手段22は、プロセッサー222、TFT制御部223、無線モジュール226、通信モジュール227を備えている。
また、制御手段22には、所定の情報表示を行う表示部224と各種の指示を入力する入力部225と前述した傾斜角センサー25及び記憶手段23が接続されている。
また、図7では、センサーパネルSPに接続された読み出しIC16及び走査駆動手段15の図示を省略している。
無線モジュール226は、無線通信回路が組み込まれた素子であり、アンテナが接続されている。この無線モジュール226は、前述したX線発生装置50の無線モジュール555及びコンソールCの無線モジュールと通信規格が一致しており、これらとの間で無線通信を行うことができる。
通信モジュール227は、物理的な電気信号の伝送路を通じてデジタル化した信号の送受信を行うためのデバイスである。この通信モジュール227は、前述したコネクター39に通信ケーブルを接続した場合に使用される。
TFT制御部223は、センサーパネルSPに対する初期化、画像データの取得等を行うデバイスである。即ち、TFT制御部223は、前述した走査駆動手段15のゲートドライバー15bを制御して各X線検出素子7に接続されたTFT8のゲート電極8gに対するON電圧とOFF電圧の印加を行うと共に、前述した読み出し回路17の各X線検出素子7に対応する電荷リセット用スイッチ18cに対するON信号とOFF信号の入力を行うことでセンサーパネルSPの制御を行う。
プロセッサー222は、無線モジュール226等から受信した外部からの指令に応じて、センサーパネルSPから画像データの取得、当該画像データの画像処理、画像データの記憶手段23への記録、無線モジュール226や通信モジュール227を通じて外部への画像データの送信等を行う。
また、プロセッサー222は、X線画像撮影装置1に搭載された傾斜角センサー25の検出とX線発生装置50に搭載された傾斜角センサー56の検出に基づいて撮影支援処理を行う支援制御部としても機能するが、この点の詳細については後述する。
入力部225は、所定の情報入力や指示を入力するためのスイッチ、キーボード等の入力インターフェイスである。
表示部224は、文字画像情報等が表示可能な液晶パネル等の表示デバイスである。
傾斜角センサー25は、X線画像撮影装置1に対して定められた直交座標系三軸(x軸、y軸、z軸とする)における各軸回りの角度変化を個別に検出する三つのジャイロセンサーで構成されている。
例えば、図8に示すように、傾斜角センサー25の直交座標系のx軸は矩形平板状のX線画像撮影装置1の平板面(X線入射面)に垂直な方向に設定されている。また、y軸は矩形平板形状である筐体2の長辺に平行に設定され、z軸は短辺に平行に設定されている。
傾斜角センサー25の三つのジャイロセンサーは、上記x軸、y軸、z軸を中心とする回動角度変化を個別に検出することができる。
前述したプロセッサー222が実行する撮影支援処理は、傾斜角センサー25によって検出されたX線画像撮影装置1の傾斜角度とX線発生装置50のX線管球51の照射方向の傾斜角度との差を求め、表示部224にてこの差の大小を表示したり、この差が低減されるように操作者Tに対してナビゲート表示を行ったりする。
そして、X線画像撮影装置1の傾斜角度とX線発生装置50のX線管球51の照射方向の傾斜角度との差を求めるためには、X線画像撮影装置1の座標系の各軸の方向とX線管球51の座標系の各軸の方向とが一致するか或いは各軸の角度差が既知である必要がある。
このため、プロセッサー222は、撮影支援処理を行う前に、X線画像撮影装置1の座標系の各軸の方向とX線管球51の座標系の各軸の方向とを一致させて校正を行うキャリブレーション処理を実行する。
図8に示すように、X線管球51の筐体511には、X線画像撮影装置1の筐体2の角部を突き当てるための位置決め構造である位置合わせ定規513が設けられている。X線画像撮影装置1は、筐体511のX線照射方向に対してX線の受光面を対向させると共に筐体2の規定の角部を位置合わせ定規513に突き当てると、X線管球51の座標系のX軸、Y軸、Z軸(基本軸)がそれぞれX線画像撮影装置1の座標系のx軸、y軸、z軸(基本軸)に一致する。
そして、この状態で、入力部225からキャリブレーション処理の実行が指示入力されると、プロセッサー222は、各軸回りの角度を0にリセットすると共に、その時点から
のx軸,y軸,z軸回りの角度変化の検出を開始する。
また、プロセッサー222は、入力部225からキャリブレーション処理の指示入力を受けると、無線モジュール226を通じてX線発生装置50のコントローラー551と通信を行い、コントローラー551に対して、各軸回りの角度を0にリセットすると共に、
その時点からのX線管球51のX軸,Y軸,Z軸回りの角度変化の検出を開始するように指令する。
従って、このキャリブレーション処理により、X線画像撮影装置1とX線発生装置50とが実質的に同一の座標系に基づいて傾斜角度変化を検出することとなるので、無線で通信することにより、X線管球51のX線の照射方向の傾斜角度とX線画像撮影装置1の傾斜角度とを同一の座標系で比較することができる。
X線画像撮影装置1のプロセッサー222とX線発生装置50のコントローラー551とは、キャリブレーション処理以降は、キャリブレーション実行時の向きからの角度変化を検出し積算して傾斜角度を算出する。
そして、X線画像撮影装置1のプロセッサー222は、撮影支援処理として、X線画像撮影の際に、X線発生装置50のコントローラー551にX線管球51の現在の傾斜角度を要求、取得し、X線画像撮影装置1の現在の傾斜角度との角度差を算出する。そして、この角度差がX線画像撮影に許容される範囲であれば、X線画像撮影が可能な状態であることを表示部224にて表示する制御を行い、角度差が許容されない範囲であれば、前述した角度差に基づいて、X線画像撮影装置1に対して修正すべき傾斜角度をx軸、y軸、z軸の各軸ごとにナビゲート表示として表示して、操作者TにX線画像撮影装置1の角度修正を促す表示を行う。
図9は、X線画像撮影の際に、X線画像撮影装置1とX線発生装置50の各構成が実行する撮影支援処理を示した工程図である。
これに基づいて撮影支援処理を説明する。
まず、撮影支援処理のために、X線画像撮影装置1のプロセッサー222が、無線モジュール226を通じて、X線発生装置50のX線管球51の傾斜角度を要求する。また、これと同時に、プロセッサー222は、傾斜角センサー25の測定値により、xyzの各軸ごとに積算した角度変化から現在のX線画像撮影装置1の傾斜角度を算出する。
一方、X線発生装置50では、コントローラー551が、傾斜角センサー56の測定値により、XYZの各軸ごとに積算した角度変化から現在のX線管球51の傾斜角度を算出する。
さらに、無線モジュール555を通じて、現在のX線管球51の傾斜角度をX線画像撮影装置1に送信する。
これにより、X線画像撮影装置1は無線モジュール226を通じて、現在のX線管球51の傾斜角度を受信し、プロセッサー222は、X線画像撮影装置1の現在の傾斜角度との差を算出する。これにより、X線管球51の光軸に対するX線画像撮影装置1の相対的な傾斜角度を求めることができる。
さらに、プロセッサー222は、X線管球51の光軸に対するX線画像撮影装置1の相対的な傾斜角度が、X線画像撮影に許容される角度範囲か否かを判定する。
さらに、プロセッサー222は、X線管球51の光軸に対するX線画像撮影装置1の相対的な傾斜角度がX線画像撮影に許容される角度範囲であれば、表示部224に対して、X線画像撮影可能であることを表示させると共に、無線モジュール226を通じて、X線画像撮影可能であることをX線発生装置50にも送信する。無線モジュール555を通じてこれを受信したX線発生装置50のコントローラー551は、その表示部554にてX線画像撮影可能であることを表示させる。
一方、X線管球51の光軸に対するX線画像撮影装置1の相対的な傾斜角度がX線画像撮影に許容される角度範囲外であれば、表示部224に対して、X線管球51の光軸に対するX線画像撮影装置1の相対的な傾斜角度をxyzの各軸ごとに表示するか、或いは、X線管球51の光軸に対するX線画像撮影装置1の相対的な傾斜角度に基づいて、X線画像撮影装置1の向きを修正すべき角度をxyzの各軸ごとに表示させる。
従って、操作者Tは表示部224の表示を見てX線画像撮影装置1の向きを調整し、X線画像撮影可能の表示が得られるまで調整を繰り返す。
また、プロセッサー222は、無線モジュール226を通じて、X線管球51の光軸に対するX線画像撮影装置1の相対的な傾斜角度をX線発生装置50にも送信する。
これにより、X線発生装置50では、無線モジュール555を通じて、コントローラー551は、X線管球51の光軸に対するX線画像撮影装置1の相対的な傾斜角度を受信し、これをX線発生装置50の表示部554にも表示する。
なお、この場合、コントローラー551は、X線管球51の光軸に対するX線画像撮影装置1の相対的な傾斜角度から、X線管球51の向きを修正すべき角度をxyzの各軸ごとに算出し、これを表示しても良い。
従って、操作者TがX線発生装置50側にいる場合には、表示部554を見てX線管球51の向きを調整し、X線画像撮影可能の表示が得られるまで調整を繰り返す。
[発明の実施形態の技術的効果]
以上のように、X線画像撮影システム100では、X線画像撮影装置1がその傾斜角度を検出する第一の傾斜角検出部としての傾斜角センサー25を備え、X線発生装置50がX線管球51の傾斜角度を検出する第二の傾斜角検出部としての傾斜角センサー56を備えているので、X線画像撮影装置1とX線管球51の両方について検出される各々の傾斜角度から、一方に対する他方の相対的な傾斜角度を求めることが可能となり、X線画像撮影装置1又はX線管球51を任意の方向に傾斜させた場合でも、これに対して適正な向きとなる様にX線管球51又はX線画像撮影装置1の傾斜角度を調整することができ、X線の照射方向に対してX線画像撮影装置1の受光面をより垂直に近づけた状態で撮影を行うことができ、良好なX線画像を撮影することが可能となる。
また、X線画像撮影装置1のプロセッサー222が傾斜角センサー25,56の検出に基づいて撮影支援処理を行う支援制御部として機能し、撮影支援処理は、X線管球51の光軸に対するX線画像撮影装置1の相対的な傾斜角度(X線画像撮影装置1とX線管球5
1の傾斜角度の差)、補正すべき傾斜角度量又はX線画像撮影装置1とX線管球51の向きの適否のいずれかを表示部224,554で表示する処理であることから、X線管球51の向きとX線画像撮影装置1の向きが適正か否かを視覚的に即座に判断することができ、X線画像撮影の作業性の向上を図ることが可能である。
また、X線管球51の光軸に対するX線画像撮影装置1の相対的な傾斜角度や補正すべき傾斜角度が表示されるので、これに従って、X線管球51又はX線画像撮影装置1の向きを調整すれば良好な撮影が可能となるので、X線画像の画質向上を図りつつ、撮影の作業性向上を図ることが可能である。
また、X線画像撮影装置1のプロセッサー222が撮影支援処理を行っているが、X線画像撮影装置1は、他の構造物に支持されていないので、その向きの変動が生じ易く、また、向きの調節も容易であることから、X線画像撮影装置1側で撮影支援処理に関する算出、判定等を行う方が、それらの結果を、無線通信を行うことなくX線画像撮影装置1側で得ることが出来、向きの調節作業に適していることから、X線画像の撮影の作業性向上を図ることが可能である。
また、X線画像撮影装置1の傾斜角センサー25とX線発生装置50の傾斜角センサー56は、いずれもジャイロセンサーを有しているので、X線画像撮影装置1とX線管球51の角度変化をより適正に精度良く検出することが可能である。
また、X線画像撮影装置1の傾斜角度検出のxyzの三軸(基本軸)の方向とX線管球51の向きの傾斜角度検出のXYZの三軸(基本軸)の方向との関係を校正(キャリブレーション)するための位置決め構造である位置合わせ定規513をX線管球51の筐体511に設けているので、二つの異なるX線画像撮影装置1側の座標系とX線発生装置50側の座標系とで極めて簡単にすり合わせ又は関連づけを行うことが可能である。
[その他]
上記X線画像撮影システム100のX線発生装置50は、回診車53が支持機構52を介してX線管球51を支持する構造を例示したが、これらは可搬性を有する構造であれば,他の構造でも良い。
例えば、図10に示すX線発生装置50Aのように、持ち運びの容易な分解又は折り畳みが可能な骨組みからなる支持台53Aにより筐体511に格納された図示しないX線管球を支持する構造としても良い。この場合、支持台53Aは複数の関節を備え、関節の回動により、X線管球51のX線照射方向の調節を行うことができる。
また、図11に示すX線発生装置50Bのように、持ち運びの容易な分解又は折り畳みが可能な骨組みからなる支持台53Bに筐体511Bに格納された図示しないX線管球を吊下支持する構造としても良い。この場合、支持台53Bは複数の関節を備え、関節の回動により、下方を向いたX線管球51のX線照射方向の調節を行うことができる。
また、上記X線画像撮影システム100では、撮影支援処理をX線画像撮影装置1のプロセッサー222が行っているが、これに限らず、X線発生装置50のコントローラー551が行う構成としても良い。その場合、コントローラー551が求めた、X線管球51の光軸に対するX線画像撮影装置1の相対的な傾斜角度、補正すべき傾斜角度量又はX線画像撮影装置1とX線管球51の向きの適否の判断結果等は、無線モジュール555を通じてX線画像撮影装置1に無線で送信することが望ましい。
また、上記X線画像撮影システム100で、校正(キャリブレーション)するための位置決め構造である位置合わせ定規513をX線管球51の筐体511に設けた場合を例示したが、X線画像撮影装置1とX線管球51とを互いに一定の位置関係で固定することができるいかなる構造をX線画像撮影装置1とX線管球51のいずれか一方又は両方に設け
てもよい。両方に設ける場合には、双方が嵌合する凹凸構造等が望ましい。
また、上記位置合わせ定規513は、X線画像撮影装置1のx軸、y軸、z軸がX線管球51のX軸、Y軸、Z軸に対して個別に合致するように位置合わせを行う場合を例示したが、各軸は既知の角度差を生じる位置決め構造を設けてもよい。その場合、各軸間の既知の角度差を記憶したメモリを、X線管球51の光軸に対するX線画像撮影装置1の相対的な傾斜角度の算出を行う制御手段22又は操作卓55が備えていることが望ましい。
また、支援制御部としてプロセッサー222による撮影支援処理は、前述したような撮影を支援する各種の情報の表示に限られない。
例えば、X線画像撮影装置1とX線管球51の傾斜角度の差を判定して、その差が所定の許容値以上の場合には、撮影動作、即ち、X線管球51によりX線の照射やX線画像撮影装置1によるX線の検出を禁止し、許容値未満の場合にX線管球51によりX線の照射やX線画像撮影装置1によるX線の検出を許可する等、X線画像撮影装置1及びX線管球51の向きの適正状態を動作制御によって操作者Tに認識させてもよい。
また、支援制御部としてプロセッサー222による撮影支援処理は、X線発生装置50に設けられた通知音出力部が前述したような撮影を支援する各種の情報を通知音で通知する構成としても良い。その場合、音声により通知することがより望ましい。
また、X線画像撮影装置1の傾斜角センサー25とX線発生装置50の傾斜角センサー56は、いずれも各軸ごとのジャイロセンサーから構成した場合を例示したが、X線画像撮影装置1、X線発生装置50それぞれの傾斜角度を検出可能な他のあらゆるセンサーを使用することも可能である。
例えば、xyz又はXYZの各軸の方向に沿った加速度を検出する複数の加速度センサーにより傾斜角センサー25又は傾斜角センサー56を構成しても良い。なお、加速度センサーを用いて傾斜角度を検出する場合、三軸に対して一つずつではなく、より多くの個体数の加速度センサーを使用してもよい。
また、X線管球51のように、支持機構52により支持されている場合には、当該支持機構52の各関節ごとに関節の回動角度を検出する複数の角度センサーにより第二の傾斜角検出部を構成しても良い。
また、X線画像撮影装置1の傾斜角センサー25とX線発生装置50の傾斜角センサー56とについて、座標軸の校正作業が必要となっているが、前述した位置決め定規を設ける替わりに、方位センサーをX線画像撮影装置1とX線管球51とに搭載しても良い。これにより、各基本軸がいずれの方向を向いているかを検出することができるので、校正を行うことなく、X線画像撮影装置1とX線管球51がいずれを向き、それぞれの基本軸に対してどの程度傾斜しているかを検出することが可能である。
また、本発明が上記の実施形態等に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更可能であることは言うまでもない。
1 X線画像撮影装置(放射線画像撮影装置)
2 筐体
22 制御手段
25 傾斜角センサー(第一の傾斜角検出部)
50,50A,50B X線発生装置(放射線発生装置)
51 X線管球(放射線源)
52 支持機構
55 操作卓
56 傾斜角センサー(第二の傾斜角検出部)
100 X線画像撮影システム(放射線画像撮影システム)
222 プロセッサー(支援制御部)
224 表示部
226 無線モジュール
511,511B 筐体
513 位置合わせ定規(位置決め構造)
521,522,523 回動関節
551 コントローラー
554 表示部
555 無線モジュール
H 被検体
SP センサーパネル
T 操作者
請求項1記載の発明は、
可搬型の放射線画像撮影装置と、
被検体に放射線源を向けて放射線を照射する可搬型の放射線発生装置と、
を備える放射線画像撮影システムにおいて、
前記放射線画像撮影装置に対して定められた直交座標系三軸における傾斜角度を検出する第一の傾斜角検出部と、
前記放射線発生装置の前記放射線源に対して定められた直交座標系三軸における傾斜角度を検出する第二の傾斜角検出部と、
前記第一の傾斜角検出部により検出された前記傾斜角度前記第二の傾斜角検出部により検出された前記傾斜角度を校正する校正部とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記校正部は、前記放射線画像撮影装置に対して定められた前記直交座標系三軸の各軸回りの角度と、前記放射線源に対して定められた直交座標系三軸の各軸回りの角度をリセットすることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記放射線画像撮影装置に対して定められた前記直交座標系三軸は、前記放射線画像撮影装置のX線入射面に垂直な方向であるX軸と、前記放射線画像撮影装置の筐体の長辺に平行な方向であるY軸と、前記放射線画像撮影装置の筐体の短辺に平行な方向であるZ軸であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システムにおいて、
前記第一の傾斜角検出部の検出と前記第二の傾斜角検出部の検出とに基づいて撮影支援処理を行う支援制御部を備え、
前記支援制御部による撮影支援処理は、前記放射線画像撮影装置と前記放射線源の傾斜角度の差、補正すべき傾斜角度量又は前記放射線画像撮影装置と前記放射線源の向きの適否のいずれかを、表示部で表示又は通知音出力部で通知する処理であることを特徴とする。

Claims (10)

  1. 可搬型の放射線画像撮影装置と、
    被検体に放射線源を向けて放射線を照射する可搬型の放射線発生装置と、
    を備える放射線画像撮影システムにおいて、
    前記放射線画像撮影装置の傾斜角度を検出する第一の傾斜角検出部と、
    前記放射線発生装置の前記放射線源の傾斜角度を検出する第二の傾斜角検出部と、
    前記第一の傾斜角検出部の検出と前記第二の傾斜角検出部の検出とに基づいて撮影支援処理を行う支援制御部とを備えることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  2. 前記支援制御部は、前記放射線画像撮影装置に搭載されていることを特徴とする請求項1記載の放射線画像撮影システム。
  3. 前記支援制御部による撮影支援処理は、前記放射線画像撮影装置と前記放射線源の傾斜角度の差、補正すべき傾斜角度量又は前記放射線画像撮影装置と前記放射線源の向きの適否のいずれかを、表示部で表示又は通知音出力部で通知する処理であることを特徴とする請求項1又は2記載の放射線画像撮影システム。
  4. 前記支援制御部による撮影支援処理は、前記放射線画像撮影装置又は前記放射線源に対する放射線画像撮影動作の禁止とその解除であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  5. 前記第一の傾斜角検出部は、ジャイロセンサーを有していることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  6. 前記第一の傾斜角検出部は、加速度センサーを有していることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  7. 前記第二の傾斜角検出部は、ジャイロセンサーを有していることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  8. 前記第二の傾斜角検出部は、加速度センサーを有していることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  9. 前記放射線源は、一以上の回動関節により向きを変更調節可能に支持されており、
    前記第二の傾斜角検出部は、前記回動関節の回動角を検出する角度センサーを有していることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  10. 前記放射線画像撮影装置の傾斜角度検出の基本軸の方向と前記放射線源の向きの傾斜角度検出の基本軸の方向との関係を校正するための位置決め構造を前記放射線画像撮影装置又は前記放射線源に設けたことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
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