JP2021043620A - 情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

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大西 秀典
Shusuke Onishi
秀典 大西
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Abstract

【課題】車両を含む事物の妥当な査定を容易に行うことができる手法を提供すること。【解決手段】車両Cに対する価格による査定を支援する情報処理装置において、出品受付部101は、車両Cへの価格による査定を希望する依頼者から、車両Cに対する価格による査定に必要となる情報を少なくとも含む出品票及び入札条件の夫々が提示されると、これを出品手続として受付ける。提示部102は、車両Cに対する価格による査定を行うことを希望する査定者Ub1乃至Ubmの夫々に対し、出品票及び入札条件を提示する。入札受付部103は、査定者Ub1乃至Ubmの夫々による車両Cの予測価格が提示されると、これを入札手続として受付ける。評価部104は、入札受付部103により入札手続として受付けられた車両Cの予測価格に基いて、車両Cの査定価格を決定する。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置、及びプログラムに関する。
従来より、中古自動車の値付け(以下、「査定」と呼ぶ)に関する技術は存在する(例えば特許文献1参照)。ただし、慣行として、中古自動車を買う側(例えば自動車ディーラー)が一方的に査定を行うことになっているため、中古自動車を売る側(自動車の所有者)は、利害対立者に対し査定を依頼するという不自然な状況になっている。
このような状況では、妥当(公平)な査定を容易に行うことに対するニーズは多く存在するため、AI(人工知能)や数理モデルによって中古自動車の査定を行おうとする試みもある。
特開2018−97679号公報
しかしながら、AI(人工知能)や数理モデルによる簡単な演算によって正確な査定を行う場合には、その前提として膨大な量の自動車の売買データを用意する必要がある。ただし、そのような膨大な量の売買データを入手することは困難である。
また、仮に膨大な売買データを入手できたとしても、十分な台数が市場に流通していない車種も多く存在する。つまり、十分な台数が市場に流通しない車種については、いずれにせよ統計処理による査定結果をサービスレベルに到達させるのは困難である。
さらに言えば、統計処理により算出された査定価格では、あくまでも過去の売買データに基づいて推定された値に過ぎず、必ずしもそれが妥当な査定価格であるということはできない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、車両を含む事物の査定を補助するための技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理装置は、
所定の事物に対する所定の指標による評価を支援する情報処理装置において、
前記事物への前記評価を希望する依頼者から、前記事物に対する前記評価に必要となる情報を少なくとも含む情報が提示された場合に、これを第1情報として受付ける第1受付手段と、
前記評価を行うことを希望する1以上の評価者の夫々に対し、前記第1情報を提示する第1提示手段と、
前記1以上の評価者の夫々による前記事物に対する前記評価が提示された場合に、これを第2情報として受付ける第2受付手段と、
前記第2受付手段により受付けられた前記第2情報に基いて、前記事物に対する前記評価を行う評価手段と、
を備える。
本発明の一態様のプログラムは、上述の本発明の一態様の情報処理装置に対応するプログラムである。
本発明によれば、車両を含む事物の査定を補助するための技術を提供することができる。
本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバを含む、情報処理システムにより実現可能な本サービスの概要を示す図である。 本サービスで発行される価格証明書の構成の具体例を示す図である。 本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバを含む、情報処理システムの構成の一例を示す図である。 図3に示す情報処理システムのうち、サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4のサーバを含む情報処理システムの機能的構成のうち、査定支援処理を実行するための機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
まず、図1を参照して、本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバを含む、情報処理システム(後述する図2参照)の適用対象となるサービス(以下、「本サービス」と呼ぶ)の概要について説明する。
図1は、本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバを含む、情報処理システムにより実現可能な本サービスの概要を示す図である。
図1には、サービス提供者Gと、被査定者Uaと、査定者Ubと、サーバ1と、被査定者端末2と、査定者端末3と、車両Cと、パブリックブロックチェーンBとが描画されている。
本サービスは、サーバ1を管理するサービス提供者Gから、被査定者Ua、及び査定者Ubに対して提供されるサービスの一例である。
被査定者Uaは、本サービスを利用することで、車両Cの査定を容易に受けることができる。
査定者Ubは、本サービスを利用して車両Cの査定を行うことで、所定のインセンティブを享受することができる。
なお、被査定者Ua及び査定者Ubは、いずれも本サービスを利用する「ユーザ」として登録される。このため、1人のユーザが被査定者Uaとして本サービスを利用する場合もあれば、査定者Ubとして本サービスを利用する場合もある。ただし、不正を防ぐ見地から、被査定者Uaとして車両Cの査定の依頼を行ったユーザが、同一の案件で査定者Ubとして査定を行うことは認められないものとしてもよい。
被査定者Ua、及び査定者Ubの夫々は、本サービスの利用者向けの専用のアプリケーションソフトウェア(以下、「専用アプリ」と呼ぶ)がインストールされた被査定者端末2、及び査定者端末3の夫々を用いて本サービスを利用することができる。
また、被査定者Ua、及び査定者Ubの夫々は、被査定者端末2、及び査定者端末3の夫々のブラウザ機能により表示される、本サービスの利用者向けの専用のWebサイト(以下、「専用サイト」と呼ぶ)から本サービスを利用することもできる。
なお、以下、断りのない限り、「被査定者Uaが被査定者端末2を操作する」と表現している場合、それは、次のいずれかを意味している。即ち、被査定者Uaが、被査定者端末2にインストールされた専用アプリを起動して各種操作を行うこと、又は被査定者端末2のブラウザ機能により表示される専用サイトから本サービスを利用することを意味している。
また、「査定者Ubが査定者端末3を操作する」と表現している場合、それは、次のいずれかを意味している。即ち、査定者Ubが、査定者端末3にインストールされた専用アプリを起動して各種操作を行うこと、又は査定者端末3のブラウザ機能により表示される専用サイトから本サービスを利用することを意味している。
本サービスでは、車両を含む事物について、複数の査定者Ubの集合知による査定を行い、その査定の結果についてブロックチェーンの技術による証明(公証)を行う。これにより、車両を含む事物の妥当な査定を容易に行うことができる。
具体的には、査定者Ubは、査定者端末3を操作することでユーザ登録を行い(ステップSS1)、被査定者Uaから査定の依頼が入ることを待つ。査定者Ubは、ユーザ登録を行う際、併せてKYC(Know Your Customer/本人確認)の手続を行う。これにより、ボットを排除することができる。また、複数のアカウントを作成して査定価格を操作するような不正が生じることを防ぐことができる。
ユーザ登録を行った被査定者Uaは、被査定者端末2を操作することでユーザ登録を行い(ステップSS2)、車両Cの査定を要求する手続としての「出品」を行う(ステップSS3)。具体的には、車両Cの出品の手続として、出品票の作成と、入札条件の設定と、サービス利用料の決済と、作成された出品票のパブリックブロックチェーンBへの記録とが行われる。これにより、「出品」の手続が完了するので、被査定者Uaは本サービスによる査定価格の提示を待つだけとなる。
出品の手続のうち「サービス利用料の決済」とは、被査定者Uaが本サービスを利用して車両Cの査定を要求する場合に支払わなければならない手数料(即ち、サービス利用料)を支払う手続のことをいう。このように、出品を行う被査定者Uaからサービス利用料を徴収することにより、例えば商品価値のないような車両Cが大量に出品されたりするような事態が生じることを防ぐことができる。また、被査定者Uaから徴収した手数料を元手に査定者Ubにインセンティブを供与することができる。
出品の手続上、被査定者Uaにより作成される出品票には、例えば以下のような情報が記載又は添付される。即ち、(1)車検証(自動車検査証)に記載されている情報(以下、「車検証情報」と呼ぶ)、(2)製造メーカ、モデル、及びグレードに関する情報、(3)走行距離、(4)事故や傷の有無に関する情報、(5)外装や内装の状態、(6)車両Cの撮像画像のデータ等の情報が出品票に記載又は添付される。なお、出品の手続上、被査定者Uaが提供しなければならない情報は、上記(1)乃至(6)の全ての情報とすることもできるし、一部の情報については任意とすることもできる。また、査定者Ubに公開される情報を被査定者Uaが選択できるようにすることもできるし、パブリックブロックチェーンBに記録される前であれば、出品票に記載された情報を何度でも編集できるようにすることもできる。
また、所定の識別子(例えばQRコード(登録商標))を読み取ることで、車検証情報を取得できるようにしてもよい。これにより、被査定者Uaが出品票を作成する手間を軽減化させることができる。
また、車両Cの撮像画像のデータを自動編集できるようにしてもよい。これにより、例えば車両Cの撮像画像のうち、車両Cのナンバープレートの部分をマスクする処理が自動で行われるようにすることも可能となる。
被査定者Uaにより設定される「入札条件」とは、査定者Ubが自分なりの査定を行い、車両Cの査定価格として妥当と思われる価格(以下、「予測価格」と呼ぶ)の入力(以下、「入札」と呼ぶ)を行うための条件をいう。入札条件には、例えば(1)査定価格の種類、(2)査定者Ubの数、(3)査定者Ubの質、(4)AI(人工知能)の有無、(5)査定時間、(6)反復回数、(7)レンジ、といったものが含まれる。
「(1)査定価格の種類」は、例えば業者専用のオークション価格、業者販売価格、小売価格といった価格のうち、どの価格として査定価格を算出するのかを設定することをいう。「(2)査定者Ubの数」は、入札に参加する査定者Ubの数を設定することをいう。査定者Ubの数は多い方が査定価格の信憑性が高まるが、その分、査定に必要となる料金も高くなる。「(3)査定者Ubの質」は、入札に参加する査定者Ubの質を設定することをいう。査定者Ubの質は高い方が当然ながら査定価格の信憑性が高まるが、その分、査定に必要となるサービス利用料も高くなる。「質」の判断材料としては、例えば査定者Ubのこれまでの勝率や、査定者Ubが保有する資格(例えば中古自動車査定士)等を採用することができる。なお、「勝率」の意味については後述する。「(4)AI(人工知能)の有無」は、ペースメーカとなるAI(人工知能)を査定者Ubの1人として入れるかどうかを設定することをいう。「(5)査定時間」は、査定価格の提示までに要する時間に制限を設けることをいう。例えば被査定者Uaが直ぐにでも査定価格を知りたい場合には、オプション料金を支払って「特急」と設定することもできるし、それほど急ぐ必要がない場合には、査定時間を「普通」と設定することもできる。また、全く急がない場合には、「リーズナブル」と設定することで割引料金の適用を受けることできる。「(6)反復回数」は、査定価格の算出が複数回繰り返して行われるように設定することをいう。これにより、被査定者Uaは、査定価格の推移を知ることができる。「(7)レンジ」は、提示される査定価格に一定の幅を設けるための設定を行うことをいう。これにより、被査定者Uaは、例えばこの金額からこの金額までの間で査定価格を提示してもらいたいといった希望を出品時に提示することができる。
このような入札条件を出品時に設定できるようにすることで、本サービスを利用する被査定者Uaの利便性を高めることができる。その結果、本サービスの利用者の増加を見込むことができる。
「出品」の手続が完了すると、査定者Ubに対し、「出品」の手続でパブリックブロックチェーンBに記録された出品票が提示される(ステップSS4)。具体的には、査定者Ubが入札に参加可能な、出品の手続が完了した車両Cの一覧(以下、「出品車両一覧」と呼ぶ)が査定者端末3に表示される。
査定者Ubは、査定者端末3を操作することにより、出品車両一覧の中から、入札に参加したい案件を選び、出品票の内容の確認と、被査定者Uaにより設定された諸条件の確認とを行う。そして、査定者Ubは、自分なりの査定を行い、車両Cの査定価格として妥当と思われる価格(以下、「予測価格」と呼ぶ)を提示する手続(以下、「入札」と呼ぶ)を行う(ステップSS5)。
ここで、査定者Ubが入札を行うためには、査定者Ubが保有する、本サービスの利用者(査定者Ub及び被査定者Ua)の間で流通可能な「ポイント」を入札参加費として使用しなければならないようにすることができる。この場合、査定者Ubは、査定によるインセンティブとしてのポイントを享受すべく、所定数のポイントを入札参加費として消費して入札を行う。そして、査定者Ubの予測価格と、査定の結果として決定された査定価格とが同一又は近似している場合には、そのインセンティブとして多くのポイントが査定者Ubに供与される。これに対して、予測価格と査定価格とが大きく異なるようであれば、ポイントは供与されないこととなり、入札参加費として使用したポイントは掛け捨て(ロスト)となる。このように、査定者Ubが行う入札には、ある種のゲーム性(賭博性)が伴うことになるため、リテンション(既存の顧客の維持)を高めることができる。さらに、査定価格を正確に予測することが、ポイントを多く獲得するための最善の手法であることを査定者Ubに認識させることができる。
査定者端末3に表示される出品車両一覧には、出品されている案件の全てが表示されるように設定することもできるし、その査定者端末3を操作する査定者Ubが入札に参加できる案件のみが表示されるように設定することもできる。
査定者Ubは、出品車両一覧に表示される案件について絞込条件を設定することができる。具体的には例えば、査定者Ubが得意とする車種のみを表示させたり、供与されるインセンティブが所定量以上の案件のみを表示させたりすることができる。また、出品されている案件の全てが出品車両一覧に表示される設定となっている場合には、査定者Ubが参加可能な案件のみが表示されるようにすることもできる。
また、本サービスでは、査定者Ubにより事前に設定された条件に適合する内容の出品があった場合には、その旨が査定者Ubに通知されるようにすることもできる。
また、査定者端末3には、査定者Ubが入札を行うためのUI(User Interface)が表示される。このUIには、出品票に記載された情報のダイジェストとなる情報や、現在の入札状況を示す情報等が表示される。具体的には例えば、「あと〇人入札に参加できます」、「あと〇分で入札が終了します」といったメッセージ、現時点における入札者数、入札条件が類似する他案件へのリンク、AI(人工知能)による参考査定価格、予測価格の分布や分散を示す情報等を表示させることができる。これにより、より活発な入札を促すことができる。
サーバ1は、所定時間内における査定者Ubによる予測価格の入力を待ち、所定時間の経過、又は予測価格が出揃ったところで出品をクローズし、その複数の予測価格に基づいて、車両Cの査定価格の決定を行う(ステップSS6)。ここで、サーバ1は、複数の査定者Ubの集合知による査定を行うが、その具体的手法は特に限定されない。例えば、複数の予測価格の分布の中央値を査定価格とすることができる。
なお、査定者Ubは、出品の手続がなされた全ての車両Cの入札に参加できるわけではない。上述したように、被査定者Uaにより設定された「査定に関する諸条件」を満たさなければ入札に参加することはできない。具体的には例えば、査定者Ubの質に関する条件として、所定の資格(例えば中古自動車査定士)を保有していることが求められている場合には、所定の資格を有する者のみが査定者Ubとして入札に参加することができる。
また、本サービスでは、ユーザ登録の手続の状況に応じて、査定者Ubが入札に参加できる案件の数に差が設けられている。具体的には、査定者Ubの個人特定の進み具合に応じて、入札に参加できる案件の数に差が設けられている。
「個人特定の進み具合」は、具体的には例えば、次のような基準によって判断される。即ち、(1)SMS認証を済ませているかどうか、(2)実在認証を済ませているかどうか、(3)資格証明を提出しているかどうか、等によって「個人特定の進み具合」が判断される。このうち、「SMS認証」とは、SMS(Short Message Service)を活用した個人認証手法のことをいう。また、「実在認証」とは、本人が実際に存在するのかを、本人と身分証明書とを一緒に撮像した画像(いわゆる自撮り写真)のデータを活用した個人認証手法のことをいう。また、「資格証明」とは、所定の資格(例えば中古自動車査定士)の付与を行う機関により発行された、その資格を有することを証明する書類等を提示等することにより、資格を保有していることを証明することをいう。
個人特定が進むほど、予測価格に属人性と信頼性とが加わることになる。このため、サービス提供者Gは、査定者Ubの個人特定が進むほど、入札に参加できる案件の数が多くなるようにサービス設定を行う。また、査定者Ubの個人特定が進むほど、査定者Ubが個人として負うリスクが大きくなる。このため、サービス提供者Gは、その代償の1つとして、査定者Ubの個人特定が進むほど供与されるインセンティブが多くなるようにサービス設定を行う。
被査定者Ua又は査定者Ub等の、本サービスを利用する全てのユーザの夫々は、1つの個人アカウントに対して1つのブロックチェーンアドレス持つ。このため、パブリックブロックチェーンBは、本サービスを利用するユーザを、1つのアドレスを自由に使用することができるユーザとして取り扱う。
また、サーバ1は、車両Cの査定価格が決定した旨と、その査定価格とを被査定者Uaに提示する(ステップSS7)。なお、査定価格を被査定者Uaに提示する具体的な手法は特に限定されない。例えば、サーバ1から被査定者端末2に対し、車両Cの査定価格が決定した旨と、その査定価格とが記載された証明書(以下、「価格証明書」と呼ぶ)が発行されるようにしてもよい。
図2は、本サービスにより発行される、価格証明書の構成の具体例を示す図である。
価格証明書には、査定価格の他に例えば以下のような情報を記載することができる。即ち、(1)査定の対象となった車両Cに関する情報の一部又は全部を閲覧可能なWebページのURL(Uniform Resource Locator)を示すQRコード(登録商標)Q1、(2)入札に参加した査定者Ubに関する情報の一部又は全部を閲覧可能なWebページのURLを示すQRコード(登録商標)Q2、(3)価格証明書により証明される内容を説明する文章として、出品票の内容のダイジェスト、入札条件の内容のダイジェスト、入札の内容のダイジェスト等の情報を価格証明書に記載することができる。これにより、価格証明書を参照する者が誰であっても、査定の対象となった車両Cを特定し、どのような者の査定によって査定価格が決定されたのかを確認することができるので、価格証明書に公共性や権威を持たせることができる。
図1に戻り、サーバ1は、入札に参加した査定者Ubに対し、査定価格の決定への関与度、及び貢献度に応じて、インセンティブを供与する(ステップSS8)。なお、査定者Ubに供与されるインセンティブの内容は特に限定されない。例えばインセンティブとして本サービスの利用者(査定者Ub及び被査定者Ua)の間で流通可能な「ポイント」が供与されてもよいし、現金やクーポン券等が供与されてもよい。また、供与されるインセンティブについて、例えば複数の予測価格の分布の中で、より中央値に近い額に高いスコアを付し、その額を予想した査定者Ubにより多くのインセンティブが供与されるようにしてもよい。
ステップSS1乃至ステップSS8で示される一連のプロセス(以下、「査定プロセス」と呼ぶ)、及び査定プロセスで利用又は生成される各種データは、ブロックチェーン上に記録される。具体的には、パブリックブロックチェーンB上で査定プロセスの少なくとも一部が実行される。査定プロセスで利用又は生成される各種データには、被査定者Uaにより作成された出品票、査定者Ubにより入力された予測価格、及び査定者Ubの過去の勝率等が含まれる。ここで、「勝率」とは、査定者Ubの査定能力の高さを示す指標の1つである。具体的には、予測価格の評価手法としてスコアが用いられる場合に、参加した全ての案件の件数に占める、トップスコアとなった件数の割合のことをいう。つまり、自分のスコアが他のどの査定者Ubのスコアよりも高かった案件が、参加した案件のうちどの程度であるのかを示す割合のことをいう。
このように、査定プロセス、及び査定プロセスで利用又は生成される各種データがパブリックブロックチェーンBに記録されることで、次の内容が証明される。即ち、被査定者Uaに対しては、査定プロセスが正しく行われていること等が証明される。また、査定者Ubに対しては、インセンティブが正確かつ妥当かつ公平に配分されていること、予測価格にスコアが付される場合にはそのスコアリングがパブリックブロックチェーンB上で証明されていること等が証明される。
これにより、本サービスにより算出された査定価格は、査定対象の車両Cと査定プロセスとの関係が明確かつ完全であることと、ブロックチェーンの技術を用いて公証されたこととを明示する額となる。このため、本サービスにより算出された査定価格は、本サービスを利用する者のみならず、世間一般からも信頼される、情報価値の拠り所となる査定価格として取り扱われることが期待できる。
本サービスでは、ユーザ(被査定者Ua及び査定者Ub)の夫々が個々に利用することができる専用のWebページ(以下、「マイページ」と呼ぶ)が専用サイト上に設けられている。マイページには、過去の出品や入札の実績を示す情報が、そのときの出品票とともに表示される。例えば過去の入札実績とともに表示される出品票には、入札に参加したことにより獲得又はロストしたポイント数を表示させることもできる。また、過去の出品や入札がどのように行われて、当時の自分がどのようなポジションで出品や入札を行い、どのような結果になったのか、といった顛末を案件毎に振返ることが可能な情報をマイページに表示させることもできる。
また、図示はしないが、マイページの一部、又はマイページとは独立して、ユーザ(被査定者Ua及び査定者Ub)の夫々が獲得又はロストしたポイントの履歴が表示されたWebページ(以下、「ポイント履歴ページ」と呼ぶ)が設けられている。ユーザは、ポイント履歴ページを閲覧することで、現在保有しているポイントの総量、及びその収支の履歴を一見して把握することができる。また、ポイント履歴ページには、ポイントを各種の景品等に交換する手続を行うことができる各種のWebサイトにアクセス可能なリンクボタンが設けられている。これにより、ユーザ(被査定者Ua及び査定者Ub)の夫々は、自身が保有するポイントを利用して、所望の景品等に交換する手続を容易に行うことができる。
次に、図3を参照して、上述した本サービスの提供を実現化させる情報処理システム、即ち本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバ1を含む、情報処理システムの構成について説明する。
図3は、本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバを含む、情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図3に示す情報処理システムは、サーバ1と、被査定者端末2−1乃至2−n(nは1以上の整数値)と、査定者端末3−1乃至3−m(mは1以上の整数値)と、パブリックブロックチェーンBとを含むように構成されている。
サーバ1、被査定者端末2−1乃至2−n、査定者端末3−1乃至3−m、及びパブリックブロックチェーンBの夫々は、インターネット等の所定のネットワークNを介して相互に接続されている。
サーバ1は、サービス提供者Gにより管理される情報処理装置であり、被査定者端末2−1乃至2−n、査定者端末3−1乃至3−m、及びパブリックブロックチェーンBの夫々と適宜通信をしながら、本サービスを実現するための各種処理を実行する。
被査定者端末2−1乃至2−nの夫々は、被査定者Ua1乃至Uanの夫々により操作される情報処理装置であり、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット等で構成される。以下、被査定者端末2−1乃至2−n、及び被査定者Ua1乃至Uanの夫々を個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて、「被査定者端末2」、及び「被査定者Ua」の夫々と呼ぶ。
査定者端末3−1乃至3−mの夫々は、査定者Ub1乃至Ubmの夫々により操作される情報処理装置であり、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット等で構成される。以下、査定者端末3−1乃至3−m、及び査定者Ub1乃至Ubmの夫々を個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて、「査定者端末3」、及び「査定者Ub」の夫々と呼ぶ。
パブリックブロックチェーンBは、ブロックチェーン技術の1つであり、データの改ざん、破壊等を防ぐ機能を有する、分散型ネットワーク技術である。パブリックブロックチェーンBは、中央管理者が存在しない、ネットワークへの参加が自由、及び取引承認の実行者が参加者である点で、プライベートブロックチェーンと異なる。パブリックブロックチェーンBでは、伝送単位のデータブロックに、生成値を予測することが困難なハッシュ値等が付加され、時系列に沿って追加されていくことでデータの改ざんが更に困難化される。
換言すれば、バブリックブロックチェーンBは、例えば、Ethereum、nem、及びLibraといった既存のブロックチェーン技術が適用され得る。これにより、例えば、データの改ざんが困難になるといった効果を奏することができる。
図4は、図3に示す情報処理システムのうち、サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、入力部16と、出力部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20とを備えている。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、入力部16、出力部17、記憶部18、通信部19及びドライブ20が接続されている。
入力部16は、例えばキーボード等により構成され、各種情報を入力する。
出力部17は、液晶等のディスプレイやスピーカ等により構成され、各種情報を画像や音声として出力する。
記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(例えば図3の被査定者端末2、査定者端末3、及びパブリックブロックチェーンB等)との間で通信を行う。
ドライブ20には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア30が適宜装着される。ドライブ20によってリムーバブルメディア30から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。
また、リムーバブルメディア30は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
なお、図示はしないが、図3の被査定者端末2、及び査定者端末3も、図4に示すハードウェア構成と基本的に同様の構成を有することができる。従って、被査定者端末2、及び査定者端末3のハードウェア構成の説明については省略する。
このような図4のサーバ1の各種ハードウェアと各種ソフトウェアとの協働により、サーバ1における査定支援処理を含む各種処理の実行が可能になる。その結果、サービス提供者は、サイト運営主体U、及び被査定者Uaに対し、上述の本サービスを提供することができる。
「査定支援処理」とは、上述の本サービスを提供するために実行される処理のことをいう。
以下、本実施形態に係るサーバ1において実行される、査定支援処理を実行するための機能的構成について説明する。
図5は、図4のサーバを含む情報処理システムの機能的構成のうち、査定支援処理を実行するための機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
図5に示すように、サーバ1のCPU11においては、査定支援処理の実行が制御される場合、出品受付部101と、提示部102と、入札受付部103と、評価部104と、記録制御部105と、ポイント管理部106とが機能する。
また、サーバ1の記憶部18の一領域にはユーザDB181と、出品DB182と、入札DB183とが設けられている。ユーザDB181には、本サービスを利用するユーザ(被査定者Ua及び査定者Ub)に関する情報(以下、「ユーザ情報」と呼ぶ)が記憶されて管理されている。ユーザ情報には、例えばユーザ毎の過去の出品履歴や入札履歴等が含まれる。出品DB182には、過去の出品時に提示された出品票等が案件毎に記憶されて管理されている。入札DB183には、過去の入札時に提示された予測価格等が案件毎に記憶されて管理されている。
出品受付部101は、車両Cに対する価格による査定の依頼として、車両Cに対する価格による査定に必要となる出品票、及び入札条件を含む情報が提示され、所定の手数料が支払われた場合に、これを出品の手続として受付ける。
即ち、出品受付部101は、被査定者端末2において、出品票の作成と、入札条件の設定と、サービス利用料の決済とを含む、車両Cの出品の手続が行われた場合に、これを受付ける。
出品受付部101により作成の受付けが行われた出品票、及び設定された入札条件に関する情報は、後述する記録制御部105により、パブリックブロックチェーンBに記録される制御が実行される。
提示部102は、車両Cに対する価格による査定を行うことを希望する査定者Ub1乃至Ubmの夫々に対し、車両Cに対する価格による査定に必要となる出品票、及び入札条件を含む情報を提示する。
即ち、提示部102は、出品の手続でパブリックブロックチェーンBに記録された出品票を、出品車両一覧とともに査定者Ub1乃至Ubmの夫々に提示する。
入札受付部103は、査定者Ub1乃至Ubmの夫々による車両Cに対する価格による査定として予測価格が提示された場合に、これを受け付ける。
即ち、入札受付部103は、査定者端末3において、予測価格が入力される入札の手続が行われた場合に、これを受け付ける。
評価部104は、入札受付部103により受付けられた、査定者Ub1乃至Ubmの夫々による車両Cに対する価格による査定としての予測価格に基いて、車両Cに対する価格の査定を行う。
具体的には、評価部104は、所定時間内における査定者Ub1乃至Ubmの夫々による予測価格の入力を待ち、所定時間の経過、又は予測価格が出揃ったところで出品をクローズし,入力された複数の予測価格に基づいて、車両Cの査定価格の決定を行う。評価部104による車両Cの査定価格の決定は、例えば、複数の予測価格の分布に基づいて行われる。
記録制御部105は、出品受付部101により受付けられた、車両Cに対する価格による査定に必要となる出品票、及び入札条件を含む情報と、入札受付部103により受け付けられた、査定者Ub1乃至Ubmの夫々による車両Cに対する価格による査定としての予測価格に関する情報のうち、出品票、及び予測価格等をパブリックブロックチェーンBに記録する制御を実行する。
ポイント管理部106は、査定者Ub1乃至Ubmの夫々による車両Cの予測価格に基づいて、査定者Ub1乃至Ubmの夫々に供与される所定のインセンティブとしてのポイントの管理を行う。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものとみなす。
例えば、上述の実施形態では、査定の対象が車両となっているが、これは例示に過ぎず、査定の対象となり得る事物であれば、どのような事物であってもよい。つまり、査定の対象は物体のみならずサービスであってもよい。
また例えば、図2に示す価格証明書の構成は一例に過ぎない。少なくとも価格証明書を参照する者が誰であっても、査定の対象を特定し、どのような者の査定によって査定価格が決定されたのかを確認することができる構成であればよい。また、公共性や権威を持たせることができる構成であればなおよい。
また例えば、上述の実施形態では、パブリックブロックチェーンを利用する構成となっているが、ブロックチェーンの種類は特に限定されず、プライベートブロックチェーンであってもよい。実際のユースケースや、必要となるパフォーマンス、又はマーケティングの観点に基づいて任意に選択することができる。また、上述の実施形態においてブロックチェーン上で行われる処理の少なくとも一部を、サーバ1側で行うようにすることもできる。
また、図3に示すシステム構成、図4に示すサーバ1のハードウェア構成は、本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。
また、図5に示す機能ブロック図は、例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは、特に図5の例に限定されない。
また、機能ブロックの存在場所も、図5に限定されず、任意でよい。
例えば、図5の例において、上述の査定支援処理のほとんどがサーバ1側で行われる構成となっているが、これに限定されない。パブリックブロックチェーンB側、あるいは被査定者端末2側や査定者端末3側で査定支援処理の少なくとも一部が行われてもよい。
即ち、査定支援処理の実行に必要となる機能ブロックのほとんどは、サーバ1側が備える構成となっているが、これは例示に過ぎない。サーバ1側に配置された機能ブロックの少なくとも一部を、パブリックブロックチェーンB側、あるいは被査定者端末2側や査定者端末3側が備える構成としてもよい。
また、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
以上まとめると、本発明が適用される情報処理装置は、次のような構成を取れば足り、各種各様な実施形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される情報処理装置は、
所定の事物(例えば図1の車両C)に対する所定の指標(例えば価格)による評価(例えば査定)を支援する情報処理装置において、
前記事物への前記評価を希望する依頼者(例えば図1の被査定者Ua)から、前記事物に対する前記評価に必要となる情報を少なくとも含む情報が提示された場合に、これを第1情報として受付ける第1受付手段(例えば図5の出品受付部101)と、
前記評価を行うことを希望する1以上の評価者(例えば図1の査定者Ub1乃至Ubm)の夫々に対し、前記第1情報を提示する第1提示手段(例えば図5の提示部102)と、
前記1以上の評価者の夫々による前記事物に対する前記評価(例えば図1の予測価格)が提示された場合に、これを第2情報として受付ける第2受付手段(例えば図5の入札受付部103)と、
前記第2受付手段により受付けられた前記第2情報に基いて、前記事物に対する前記評価を行う評価手段(例えば図5の評価部104)と、
を備える情報処理装置。
これにより事物に対する所定の指標による評価の依頼として、その評価に必要となる情報が受付けられて、評価を行うことを希望する1以上の評価者の夫々に提示される。そして、1以上の評価者の夫々による事物に対する評価に基いて、事物に対する評価が行われる。その結果、車両を含む事物の妥当な査定を容易に行うことができる。
また、前記第1受付手段により受付けられた前記第1情報と、前記第2受付手段により受付けられた前記第2情報とに含まれる情報のうち、少なくとも一部の情報(例えば図1の出品票、及び予測価格等)をブロックチェーン(例えば図1のパブリックブロックチェーンB)に記録する制御を実行する記録制御手段(例えば図5の記録制御部105)をさらに備えることができる。
これにより、評価に必要となる情報と、1以上の評価者の夫々による事物に対する評価とが、ブロックチェーンに記録される。その結果、ブロックチェーンの技術による証明(公証)が行われるので、車両を含む事物の妥当な査定を容易に行うことができる。
また、前記評価手段は、
前記評価として、前記1以上の評価者の夫々による前記事物に対する前記評価の結果の分布に基づいた評価を行うことができる。
これにより、複数の評価者の集合知による評価が行われるので、事物の公平な査定を容易に行うことができる。
また、前記1以上の評価者の夫々による前記事物に対する前記評価の結果に基づいて、前記1以上の評価者の夫々に供与される所定のインセンティブ(例えばポイント)の管理を行うインセンティブ管理手段(例えば図5のポイント管理部106)をさらに備えることができる。
これにより、評価者における精度の高い評価を行おうとするモチベーションを高めることができる。また、評価を行うためには、供与されたインセンティブの少なくとも一部を使用しなければならないようにすることができる。その結果、評価者は、使用したインセンティブよりも多くのインセンティブの供与を受けようとするようになるので、リテンション(既存の顧客の維持)を高めることができる。
また、前記第1受付手段は、前記第1情報を受付け、さらに前記依頼者による所定の手数料の支払が行われた場合に、前記依頼者による前記事物への前記評価の希望を受付けることができる。
これにより、第1情報が受付られ、かつ、依頼者による所定の手数料の支払が行われた場合に、依頼者による事物への評価の希望が正式に受付けられる。その結果、例えば商品価値のないような事物への評価の希望が大量に行われるような事態が生じることを防ぐことができる。また、依頼者から支払われた手数料を元手に、評価者に所定のインセンティブを供与することができる。
1・・・サーバ、2,2−1乃至2−n・・・被査定者端末、3,3−1乃至3−m・・・査定者端末、11・・・CPU、12・・・ROM、13・・・RAM、14・・・バス、15・・・入出力インターフェース、16・・・入力部、17・・・出力部、18・・・記憶部、19・・・通信部、20・・・ドライブ、30・・・リムーバルメディア、101・・・出品受付部、102・・・提示部、103・・・入札受付部、104・・・評価部、105・・・記録制御部、106・・・ポイント管理部、181・・・ユーザDB、182・・・出品DB、183・・・入札DB、G・・・サービス提供者、Ua・・・被査定者、Ub・・・査定者、C・・・車両、B・・・ブロックチェーン、N・・・ネットワーク、SS・・・各ステップ

Claims (6)

  1. 所定の事物に対する所定の指標による評価を支援する情報処理装置において、
    前記事物への前記評価を希望する依頼者から、前記事物に対する前記評価に必要となる情報を少なくとも含む情報が提示された場合に、これを第1情報として受付ける第1受付手段と、
    前記評価を行うことを希望する1以上の評価者の夫々に対し、前記第1情報を提示する第1提示手段と、
    前記1以上の評価者の夫々による前記事物に対する前記評価が提示された場合に、これを第2情報として受付ける第2受付手段と、
    前記第2受付手段により受付けられた前記第2情報に基いて、前記事物に対する前記評価を行う評価手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記第1受付手段により受付けられた前記第1情報と、前記第2受付手段により受付けられた前記第2情報とに含まれる情報のうち、少なくとも一部の情報に対してブロックチェーンの技術を適用する記録手段をさらに備える、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記評価手段は、
    前記評価として、前記1以上の評価者の夫々による前記事物に対する前記評価の結果の分布に基いた評価を行う、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記1以上の評価者の夫々による前記事物に対する前記評価の結果に基づいて、前記1以上の評価者の夫々に供与される所定のインセンティブの管理を行うインセンティブ管理手段をさらに備える、
    請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1受付手段は、前記第1情報を受付け、さらに前記依頼者による所定の手数料の支払が行われた場合に、前記依頼者による前記事物への前記評価の希望を受付ける、
    請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 所定の事物に対する所定の指標による評価を支援する情報処理装置を制御するコンピュータに、
    前記事物への前記評価を希望する依頼者から、前記事物に対する前記評価に必要となる情報を少なくとも含む情報が提示された場合に、これを第1情報として受付ける第1受付ステップと、
    前記評価を行うことを希望する1以上の評価者の夫々に対し、前記第1情報を提示する第1提示ステップと、
    前記1以上の評価者の夫々による前記事物に対する前記評価が提示された場合に、これを第2情報として受付ける第2受付ステップと、
    前記第2受付ステップで受付けられた前記第2情報に基いて、前記事物に対する前記評価を行う評価ステップと、
    を含む制御処理を実行させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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