JP2000268111A - 特許およびライセンスのオンライン取引システムおよび方法 - Google Patents

特許およびライセンスのオンライン取引システムおよび方法

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JP2000268111A
JP2000268111A JP2000056189A JP2000056189A JP2000268111A JP 2000268111 A JP2000268111 A JP 2000268111A JP 2000056189 A JP2000056189 A JP 2000056189A JP 2000056189 A JP2000056189 A JP 2000056189A JP 2000268111 A JP2000268111 A JP 2000268111A
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    • G06Q30/06Buying, selling or leasing transactions

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Abstract

(57)【要約】 【課題】特許権ほかの知的財産権の売却およびライセン
シングのための効率的で信頼性の高い電子商取引システ
ムを提供する。 【解決方法】 特許権ほかの知的財産権の潜在的ライセ
ンサーおよび潜在的ライセンシーが効率的にしかも高信
頼性をもってライセンス取引または権利移転取引を進め
ることができるようにするオンライン特許およびライセ
ンス取引所を提供する。この取引所は三つの市場、すな
わちライセンス市場、オプション市場および証券化資産
キャッシュフロー市場の三つからなる。この特許および
ライセンスのオンライン取引所は、取引所にライセンシ
ング用に提示されたIP権についての包括的なデータベ
ース、すなわち取引所にリスト掲載された各IP資産の
市場価格概算値を含むデータベースと、取引最終手続サ
ービスと、特許保険サービスと、第三者預託サービスと
を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は概括的には電子商
取引に関し、特に知的財産の電子商取引に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】知的財産(IP)権、
とくに特許権の効果的なライセンシングは、IP権の取
得および権利行使に関する法規が複雑であるほかIP権
による保護対象の新技術の潜在的価値の評価が困難であ
るために、特有の問題を伴う。例えば、特許出願は米国
特許商標庁への書面による出願と同庁による審査を要
し、その審査に数年を要する。現行法は、特許出願日か
ら起算して20年を超えない期間にわたり、特許登録日
から特許発明につき制限付きの独占権を特許権者に付与
する。したがって、特許権の実効的な存続期間は法定の
20年よりも大幅に短くなることがあり得る。
【0003】また、発明者は特許を受けた技術を自分で
活用することに興味がなく、または活用できず、市場向
けの開発のために第三者へのライセンスを希望すること
が多い。しかし、特許保護対象の技術について市場が確
立する前に特許登録に至ることが多く、そのために特許
ライセンスの妥当な条件の設定の過程が複雑になる。従
来は、特許ライセンシングの過程が特許権存続期間内で
長期にわたって継続し、そのために特許権による収入の
額が限定されるのが普通であった。ある調査によると、
特許ライセンシングは平均して37ヶ月を要するとい
う。特許出願審査段階の手続に平均2年乃至3年を要す
るので、現在の特許ライセンス慣行の下では特許権存続
期間の四分の一乃至三分の一がライセンシングのために
生かされなくなる。
【0004】現行のライセンス慣行の非効率性の原因と
しては、発明者ほかの潜在的ライセンサーを発明に関心
のある潜在的ライセンシーに引き合わせるのが難しいこ
と、特許された技術の市場価値の正確な算定が難しいこ
と、知的財産権の移転を確実にする効率的な社会的基盤
が整っていないことなどが挙げられる。
【0005】したがって、特許権ほかの知的財産権のラ
イセンシングのためのより効率的でより信頼性の高いシ
ステムが必要になっている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の方法および装
置は、特許権ほかの知的財産権の潜在的ライセンサーお
よびライセンシーがIPライセンス契約またはIP譲渡
契約を効率的にまた高信頼性をもって行うことができる
ようにする。ライセンス市場、オプション市場および証
券化資産キャッシュフロー市場の三つの市場が取引所の
一部をそれぞれ構成する。特許およびライセンスのオン
ライン取引所は、この取引市場にライセンスのためにリ
スト掲載されたIP権の包括的なデータベース、すなわ
ちライセンス対象のIP資産の各々の信頼性の高い市場
価値評価額、取引関連サービス、特許保険サービスおよ
び第三者預託サービスなどからなるデータベースで構成
される。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の実施例によるコンピュ
ータシステム100を図1に示す。コンピュータシステ
ム100はサーバコンピュータ110と、グローバルエ
リアネットワーク130(例えばインターネット)経由
で互いに接続された複数のクライアントコンピュータ1
20n(ここで、n=A,B,C,Dなど)とを含む。
【0008】図2Aはクライアントコンピュータ120
nのハードウェア/ソフトウェア構成を示す。コンピュ
ータシステム100の動作中は、ハードウェア層230
の制御のためのオペレーティングシステム上でウェブブ
ラウザ210を実行する。ハードウェア層230はグロ
ーバルエリアネットワーク130への物理接続を形成す
る。
【0009】図2Bはサーバコンピュータ110のハー
ドウェア/ソフトウェア構成を示す。コンピュータシス
テム100の動作中は、ハードウェア層260の制御の
ためのオペレーティングシステム250上でサーバプロ
グラム240を実行する。ハードウェア層260はグロ
ーバルエリアネットワーク130への物理接続を構成す
る。また、サーバプログラム240はデータベース27
0にオペレーティングシステム250経由で情報を蓄積
し検索する。
【0010】コンピュータシステム100のユーザはこ
の発明の特許およびライセンス取引所にクライアントコ
ンピュータ120n経由でアクセスする。ウェブブラウ
ザプログラム210はまずグローバルエリアネットワー
ク130経由でサーバプログラム240への接続を確立
する。これによって、ユーザは特許およびライセンス取
引所のウェブサイトにウェブブラウザプログラム21
0、サーバプログラム240およびデータベース270
経由でアクセスできる。
【0011】サーバコンピュータ110はウェブサイト
維持用の任意の汎用または専用コンピュータ、例えばい
ろいろの製造業者から市販されているペンティアム利用
のコンピュータ、カリフォルニア州マウンテンビュー所
在のサンマイクロシステムズ社から市販されているUltr
aSparcワークステーション、ニューヨーク市所在のアイ
ビーエム社から市販されているRS6000型ワークステーシ
ョンなどで構成できる。
【0012】クライアントコンピュータ120nはイン
ターネット経由でウェブサイトにアクセスするのに適し
た任意の汎用または専用コンピュータ、例えばいろいろ
の製造業者から市販されているペンティアム利用のコン
ピュータ、カリフォルニア州クペルティーノ所在のアッ
プルコンピュータ社から市販されているマッキントッシ
ュコンピュータなどで構成できる。
【0013】オペレーティングシステム220および2
50はクライアントコンピュータ120n制御用および
サーバコンピュータ110制御用の任意の適切なオペレ
ーティングシステム、例えばワシントン州レッドモンド
所在のマイクロソフト社から市販されているWindows NT
4.0またはWindows 2000、アップルコンピュータ社から
市販されているMacOS 8.5、UNIXオペレーティングシス
テムの任意のヴァージョンなどで構成できる。
【0014】ウェブブラウザプログラム210は、マイ
クロソフト社から市販されているInternet Explorer 5.
0、カリフォルニア州マウンテンビュー所在のネットス
ケープコミュニケーション社から市販されているNetsca
pe Navigatorなどで構成できる。
【0015】図3はこの発明の実施例による取引所シス
テム動作の流れ図である。まず、売主は取引所リストに
掲載するIPを記述するデータをステップ310で取引
所データベース270に蓄積する。このデータベース2
70に売主が蓄積した情報の見本を図5A乃至図5Cに
示す。図5A乃至図5Cは、この取引所リストに掲載さ
れた特定の特許に関するデータベース270蓄積情報を
含む特許情報画面500の分割図である。買主はこれら
図5A乃至5Cの情報を特許情報画面500の内容をス
クロールするだけで見ることができる。
【0016】次に、潜在的買主は、売主がデータベース
270に蓄積した情報をステップ320で検索して読み
込むことができる。検索メニュー画面600は図6に示
してあり、検索画面700の分割図は図7Aおよび図7
Bに示してある。買主は検索メニュー画面600上でい
くつかの検索オプションから選択できる。次に、買主は
検索画面700で検索条件を入力できる。さらに、買主
は検索画面700をスクロールするだけで図7A乃至図
7Bの情報を見ることができる。検索の結果は検索結果
画面800(図8)に表示される。検索対象特許の各々
についてのデータベース270蓄積情報を、検索結果画
面800上の対応リンクをクリックするだけで買主は見
ることができる。この情報は検索結果画面900(図
9)に表示される。
【0017】買主が取引所にリスト掲載された特許の一
つに入札することを決定した場合は、入札画面1000
(図10)上に入札条件を入力することによって入札を
行うことができる。この入札はステップ330でコンピ
ュータシステム100に受信され、ステップ340で売
主に伝送される。図11は入札現況画面1100を示
し、この画面は諸入札の現在の状況を買主および売主に
通知するのに用いられる。図11に示すとおり、市場参
加者の各々は売主にも買主にもなり得る。売主は、対象
特許に対する入札の各々についてのより詳細な情報を、
入札現況画面1100上の対応リンクをクリックし入札
詳細画面1200(図12)を表示させることによって
得ることができる。
【0018】受入可能な入札を受信すると、売主は入札
詳細画面1200上の対応リンクを選択してその入札を
受諾することができる。コンピュータシステム100は
この入札受諾をステップ350で受信する。次に、買主
はこの入札受諾の通知を受信し、ステップ360で対象
特許を買主に移転する。図13は入札受諾および最終手
続関連情報を買主および売主に伝達するのに用いる通知
板画面1300を示す。取引所リスト掲載されたIP権
の移転が完結すると、動作300は終了する。
【0019】図4はこの発明の実施例による入札動作4
00の流れ図を示す。入札動作は取引所動作300と同
様であるが、売主が複数の入札をステップ410および
420で検討するところは異なっている。コンピュータ
システム100が、所定の入札規則に従って、最後の申
込みの受信があったと判定すると、最良条件の入札がス
テップ430で売主に伝達される。次に、ステップ44
0で売主がその最良条件の入札を受諾したか否かを判定
し、受諾した場合はステップ450でIP権を売主から
買主に移転する。受諾しなかった場合は、売主による受
諾または入札取下げまでステップ410−440を繰り
返す。
【0020】取引所ウェブサイト(plx.com)は互いに
異なる三つの市場、すなわち特許資産市場、資産オプシ
ョン市場および証券化資産キャッシュフロー市場をサポ
ートする。
【0021】特許資産市場 特許資産市場はIP権の売買のための電子式のフォーラ
ムである。品揃えのために新製品を必要としている会社
はこの市場を調べ、関心ある技術に入札する。これをさ
らに容易にするために、この取引所システムは使いやす
いグラフィックインタフェース、入手可能な技術の包括
的リスト、関心ある技術および各技術の価格提案額の選
択のための直観的で容易なリスト検索方法を提供する。
市場で買主と売主とが合意する実際の対価は価格提案額
とは異なった値になるであろう。取引の成立を容易にす
るために、この取引所システムでは価格提案額を示して
いる。
【0022】資産オプション市場 この取引所入札市場における買付選択権および売付選択
権は、買主、売主および長期占有者によるIP権利の保
全を可能にする。資産市場と同様に、オプション市場も
IP権利の売買のための電子式のフォーラムである。特
定の権利は、オプションを通常のライセンスまたは特許
権売却に転換する費用を反映したオプション権利行使対
価と同時に取引される当該技術に対するオプションであ
る。資産市場と同様に、この取引所システムは使いやす
いグラフィックインタフェース、入手可能な技術オプシ
ョンの包括的リスト、関心ある技術オプションおよび各
技術オプションの価格提案額の選択のための直観的で容
易なリスト検索方法を提供する。一つのIP資産をライ
センスおよびオプションの両方に並行して提示できるよ
うにすることを想定している。この取引所システムは価
格設定に影響する諸要因を電子的にモニタして、資産お
よびオプションの価格提案額が合理的に関連づけられる
ようにする。
【0023】証券化資産キャッシュフロー市場 この市場は組合せIP資産の取引を可能にする。組合せ
の方式およびその評価はREITをモデルにしている。
【0024】市場参加者−ライセンシング代理有資格者 この発明のコンピュータシステムは世界中の公正な買主
および売主に対して理想的なIP権取引所を提供する。
これらの市場参加者はライセンシング代理有資格者(Q
LA)として知られ、表1に示した一定の資格基準を充
たす必要がある。主たるQLAはIP資産の創作者もし
くは所有者、またはIP資産の売主および買主である。
仲介QLAは買主本人または売主本人の代理人である。
この取引所の参加者資格基準を充たさない、または取引
への直接参加を希望しない政府機関、大学および事業体
は図14に示すとおりQLAの仲介でIP権を売買でき
る。
【表1】 入札過程の概要 入札市場は守秘向きで取り付きやすく友好的な環境を提
供する。市場取引過程の概要を次に述べる。入札操作の
詳細は後述する。
【0025】取引所競売アクセス この取引所システムは二つの種類の参加者、すなわちQ
LAおよび適格の参加者にサービスを提供する。QLA
は弁護士であれライセンシング会社幹部であれ、取引所
サイトにアクセスして、リスト掲載、在庫検索および入
札を行うことができる。適格の参加者は、取引所との契
約の条件に応じて、取引所サイトの種々の情報要素にア
クセスできる。
【0026】入札の流れ この取引所は直観的で容易なIP資産検索および入札手
順を提供する。 (ア) 特許の検索:強力な検索エンジンで参加者はサイト
の特定項目の検索ができる。参加者は自然語検索と論理
検索との組合せを用いて完全一致から"and/or"シナリオ
に問合せをすることができる。 (イ) サイトのナビゲーション:直観的で整然としたメニ
ュー駆動式のウェブブラウザで、サイトのナビゲーショ
ン、リスト作成、検索要求画面、入札画面の入力が容易
になる。作業コンテキストに感度の高いヘルプがソフト
ウェア機能全体をサポートしている。 (ウ) 在庫の探索:高度化された入札者インタフェースが
詳細な製品説明、画像(グラフ、図表および写真)、リ
アルタイム入札情報などのオンライン製品情報を精査す
る。このインタフェースは取引参加を最適化しシステム
を使いやすくする。
【0027】特別入札イベントのスケジューリング 取引所市場が成功するための重大な要素の一つは、選ば
れたIP資産在庫に関する特別入札イベントの開始に最
大数の買主を導くことである。この目的を達成する簡単
な手段は、定期的な入札スケジュールを定めて事前に公
表し、QLAが入札参加のために時間を割けるようにす
ることである。
【0028】取引所財務業務 (ア) 価格設定迅速化のための独立評価:pl-x.comにリス
ト掲載された特許はTRRU評価モデルに基づきそれぞ
れ評価を受ける。pl-x.com市場で買主および売主が合意
した実際のライセンス対価はpl-x.com価格提案額とは別
である。その価格提案額は、評価および交渉の早期化の
ために買主および売主の両方に対するサービスとしてpl
-x.com取引所が提供するものである。売主はTRRU価
格を請求金額として、秘密の最低額として、または自社
独自の評価のための基準点として使うか否かを選ぶこと
ができる。TRRU価格は、権利者が値付けを高くしす
ぎたり低くしすぎたりしないように、また売主が請求金
額の妥当性に自信を持つように設定される。また、TR
RU評価は付保すべき保険金額および手数料金額の算定
にも利用できる。 (イ) TRRU価格モデル:pl-x.com TRRU価格提案
額モデルは、買主および売主が公正市場価格に早く収束
できるようにする共通の基盤を形成するために、現在の
市場変数、Black-Scholesオプション価格モデルおよび
実際のオプション理論を用いる。TRRU価格提案額
は、同一のサブセクタにおいて他の技術に割り当てられ
た実際の市場変数、技術開発の状態、当該技術を商品化
するための費用の予測、および実際のサブセクタ投資回
収差額を入力として用いた数学モデルから誘導する。初
期段階の製品の価値は実際には算定不可能であるが、既
存の競合品、市場状況および将来の売上げをすべて量的
に査定して各特許の妥当な対価の見積値を算出すること
はできる。同じセクタ内の他技術についての投資回収差
額、価値および資本費用は常に流動的である。したがっ
て、pl-x.com価格提案額も日ごとに、または分ごとに変
動する。この変動は、同じ技術分野の他社の株式市場に
おける評価がリアルタイムで変動するに伴って生ずる。
TRRU価格の利用を選択した売主はTRRU動的値付
けの活性化を併せて選択するであろう。pl-x.comモデル
入力については、価値が単一製品に全面的に関連してい
る"pureplay"会社を各市場セクタにつきpl-x.com評価ア
ルゴリズムを用いて選択し追跡する。選ばれたそれら会
社の各々の適切性をpl-x.com財務操作スタッフがモニタ
し、対象会社が事業分野を拡大したり、吸収合併された
り、製品開発を中止したりした場合は各市場セクタに追
加または削除を行う。
【0029】TRRUモデル変数 下記の変数を、PV、すなわちリスト掲載技術のpl-x.c
om現在価値の算出に用いる。 1.起業までの期間−資金力ある会社が現在製品化段階
にある特許を市場投入可能な製品に製品化するための所
要月数推定値をtとする。ライセンス市場にリスト掲載
されたものの大部分についてのtの値は0(市場投入ず
みの製品)から120(市場投入前の開発および試験に
10年を要する)の範囲にある。 2.当該セクタにおける評価の変動−リスト掲載特許と
同じセクタの他の"pureplay"会社について時間について
プロットしたBlack-Scholesオプション価格設定モデル
に数学的に作用するところから、s2は数値変動幅(R
OI)である。変動幅はpl-x.comウェブサイト埋込みの
ソフトウェアによる連続的回帰分析を通じて30秒間隔
で検出する。 3.市場投入時の価値FV−上述の変動幅と同様に算出
し、"pure play"会社、すなわち公開市場における評価
額が市場投入時の単一製品に結びついている会社の平均
市場価値として継続的に再算出する。変動幅と同様に、
FVも分刻みで変動する。特定のセクタにおける五つま
たは六つの会社の各々は市場投入を一回だけ通過する
が、それら会社の評価額の変動の軌道、したがって製品
の市場投入時の評価額の推定値は株価の変動一つ一つと
ともに変動するからである。 4.資本費用−r:変動値およびFVと同様にrは当該
セクタの資本費用の再算出平均値から導き出す。この値
は調査対象の"pure play"会社の各々についての投資収
益年額平均値と等価である。 5.オプション価格−p:評価対象である技術は物的な
オプションとして取り扱われるので、“オプション”の
価格はその技術の「行使」、すなわちその技術の商品
化、試験および販売に必要な費用に対応する。この商品
化の費用は医療関係特許の場合は大部分が臨床試験費用
に占められるが、この費用は標準化諸表に基づきpl-x.c
om評価タスクが見積額を算出し、特許データベースへの
蓄積前に売主に提示する。
【0030】TRRU価格は、取引対象特許についての
独自の評価額と買主に妥当視される公平な評価額とを求
める売主への付加価値サービスである。
【0031】式(1)によるIP価格提案額の算出には五
つの変数を用いる: SP=PV=OP/(d1−FVe−rtd2) 式(1) ここで、 d1=(ln(PV/FV)+(r+(s2/2)t))/s2
t).5 d2=d1−(s2t).5 である。
【0032】このIP価格提案額を取引所ウェブサイト
のライセンス市場部分の特許(またはそれ以外のIP資
産)のリストの隣に表示する。
【0033】TRRU(SM)価格提案額または買付選
択権対価提案額が妥当でないと感じながら技術をリスト
掲載した特許権者もあり得る。それら特許権者は、当該
技術がそれ以外のすべての技術と異なっているので、変
動幅、FVおよびrの算出対象となる同等の会社はない
と感ずる。そのような場合は、この取引所システムは二
番目のIP価格算定方法、すなわち減額収益(DR)価
格概算を提供する。このDR価格概算による見積額はウ
ェブサイト画面上の提案価格または買付選択権対価提案
額に取って代わるものではなく、それら金額の隣に表示
されるものである。
【0034】一般に、取引所スタッフの行う計算はIP
資産の各々の三つの特徴、すなわち(1)潜在的収益力、
(2)商品化努力の現況、諸法規規制に伴う潜在的障害の
有無、および(3)競合のリスクの有無を考慮に入れて行
う。
【0035】買主が買取りに関心を示す原因となる潜在
的収益力は、その製品の潜在的顧客数(その製品が医療
関係装置である場合は特許の数)および既存製品との差
別化能力の関数である。既存製品に対する差別化能力は
市場における製品普及率を表2に示すとおり左右する。
【表2】 特定の技術の商品化活動の現況は特許の価値の第2の決
定要因である。一般的にいって、製品の市場投入時期が
差し迫っているほどその特許の価値は高まる。FDAか
らの発売許可の取得など法規上の制約の解決の進展の度
合いが、残余の所要許可取得のための困難性および費用
との関連で考慮される。当該技術の属するセクタに特異
的な規制環境がこの計算に算入される。ほとんどすべて
のセクタで表3に示すように何らかの規制が絡んでい
る。
【表3】 競合のリスクを最小に抑えることが知的財産権の価値の
第三の主要決定要因になる。例えば範囲の広い組成物特
許が範囲の狭い用途特許よりも価値が高いことは明らか
である。競争業者の有無も競合のリスクに影響する。表
4は競合のリスクの最小化における特許関連の考慮点で
ある。
【表4】 減額収益評価例:医療技術評価 減額収益評価法を特定の例でさらに明確にする。生物工
学、医療器械、薬剤などを含む医療技術がこの取引所の
取扱特許全体の主要部を占める。また、医療技術は評価
の最も複雑なセクタであり、取引所評価プロトコルの説
明の好例となる。
【0036】減額収益医療技術評価表 リスト掲載した技術の評価は最終的に収益をもたらす表
A(図15A)に示した潜在力から始める。表B(図1
5B)、表C(図15C)、および表D(図15d)は
後述の式(2)で示す出力Aにかける減額率への入力をそ
れぞれ生ずる。表E(図15E)はこの技術の利用のた
めに行うべき予定ずみの試行の価値を返還する。すなわ
ち、その技術の現在における公正な価値を表す変数
“S”は、発生見込みの収益をその技術の無価値化のリ
スクで定まる割合で減額した値マイナスその技術の商品
化のための費用、すなわち S=A/(B*C*D)n−E 式(2) で与えられる。ここで、符号A、B、C、D、およびE
は上述の表の各々を示す。各表について次にさらに説明
する。 (ア) 表A:潜在的収益力 買取りまたはオプション対象の技術は一つ一つが製品売
上げの形でその技術の所有者に現金収入をもたらす可能
性を有する。技術の価値の源はそこにある。会社は、自
社製品の販売価格とその製品を使う可能性のある人の数
との積で定義される製品の「潜在市場」をよく検討す
る。同様に、この取引所の潜在的収益評価方法も、その
製品による治療対象の疾患の有病率とその治療法の平均
的料金(ASP)の予測値と一人の患者が一年間にその
治療法を必要とする回数と“有意性係数”との積で算出
を開始する。表Aに掲記してある有意性係数は現在利用
可能な「最新の」治療法に対比した当該技術の優秀性の
度合いを量的に表示したものである。すなわち、既存の
標準的治療よりもわずかに優れているだけの新規な治療
法は市場普及率が高くならないという事実は容認せざる
を得ないことをこの表は示している。逆に、既存の最新
技術に対比して著しい改善をもたらす新規な治療法は市
場普及率を高める可能性がある。過去50年間に12種
程度の医療関連製品に例があるとおり、市場を独占する
可能性さえある(糖尿病に対するインシュリン、A型血
友病に対する凝血因子8など)。有意性係数が定まる
と、次の二つの式の一つを用いて出力Aを計算する。す
なわち、継続中のRxについては: 係数A=有病率*(RxASP)*(毎年のRx所要数) *(表Aからの有意性係数) 式(3) 一回だけのRxについては: 係数A=(発生率+r*有病率)*(RxASP) *(表Aからの有意性係数) 式(4) この製品の有意性係数の選択、治療標準に対比して優れ
ている度合いの尺度の選択の指針は図15Aに示してあ
る。 (イ) 表B:試用における安全性および効能の立証の可能
性 表Bは関連製品が連邦食品薬品局(FDA)の審査に不
合格になる可能性を量的に示す。FDAは医薬、生物工
学、医学関連製品全部について全面的な規制権限を有す
る。製品の販売を認めない旨の決定を受ける可能性は現
実にある数量化可能なリスクであり、表Bによる減額の
一部を構成する。FDAは二つの明白な理由、すなわち
(1)安全性の立証の欠如、および(2)効能の立証の欠如に
基づき製品の認可を拒絶できる。したがって、表Bは安
全性リスクおよび効能リスクをそれぞれ数量化した細分
化表B1およびB2(図15B1および図15B2)か
ら成り、これら表の出力を合成して次式(5)により係数
Bを生ずる: 係数B=B1*B2 式(5) (ウ) 表Cおよび表D:新規市場参入者との競合のリスク
の数量化 表Cおよび表Dはある製品に対するマイケル ポーター
の古典的な「新規参入者の脅威」リスクを対象としてい
る。製品の最終的収益発生潜在力は競合製品の有無に大
きく左右される。既存の競合品は表Aで現時点における
「最新式」または「現状」として考慮してある。この取
引所の特許保険サービスは「従来技術」に基づく特許無
効化のリスクから買主を保護するが、特許の保護範囲が
特定市場への新規参入者を阻止するには狭すぎる可能性
のリスクからは保護しない。保護範囲の狭い特許は完全
に権利行使可能であっても新たな競合技術の出現によっ
て価値が減る。市場への製品の投入前または投入後に競
合技術が出現するかどうか、その競合技術によって先発
の技術の価値が減るかどうか、陳腐化するかどうかの判
断には諸要因を利用できる。市場投入前であればその製
品は業界で競合環境を調べている人たちだけに知られる
にすぎない。しかし、市場投入後は、ずっと多くの人々
にその製品は知られわたり、とくに市場における成功の
場合はそうである。その製品の市場における成功は、新
たに出現する競合技術の数に直接に影響する(Amgen社
の10億ドルものEPO事業に挑戦するTranskaryotic
Therapeutics "GA-EPO"特許の例が挙げられる)。した
がって市場投入前または投入後における新規参入の脅威
は別個の表、すなわち市場投入前陳腐化係数Cおよび市
場投入後陳腐化係数Dで扱う。 (エ) 表C:市場投入前の競合による陳腐化を回避できる
可能性 市場投入前の特定の特許に挑戦する競合技術出現の脅威
は、図15Cに示すとおり、その特許の強さ、既存の競
合会社の有無および市場投入までの残余期間に関係す
る。 (オ) 表D:市場投入後の競合による陳腐化を回避できる
可能性 市場投入後に特定の特許の特定の要素に挑戦する競合技
術出現の脅威は、図15Dに示すとおり、その業界の整
備の度合、その特許の強さ、既存の競合会社の有無、そ
の製品の評判などに関係する。係数Dは表Dのあと最終
の処理ステップで処理する。表Dからの出力に17(特
許権の平均的存続年数)を掛け、その特許の権利存続期
間の年数で割る。この係数は製品の市販がまだ続いてい
る間にその特許が期間満了になりポーターの「新規参入
者」の一つがその特許の価値を引き下げ得る予測可能な
見込みを示す。
【0037】 係数D=[表D出力」*17/特許権存続期間残存年数 式(6) (カ) 表E:残りの試験の費用 残りの試験の費用は、フェーズ3試験または重要な試験
に至るFDA市販認可取得のための所要試験の各々の費
用予測値として定義される。この値は、医療関係以外の
技術では、市場投入前にその製品について行うべき製品
化活動の残り(作動プロトタイプの製作、製造規模の拡
大など)を完了するためのコストに対応する。試験実施
には、関係医療施設数、治療期間、試験結果をFDAに
説得力あるものにするために必要な試験実施者地位など
を考慮すると患者一人当たり通常2,000乃至9,000ドルの
費用を要する。残りの試験の費用(係数E)の計算は図
E1に示すとおり患者一人当たりの費用の概算値E1か
ら始まる。係数Eの第2の構成部分は表なしで導き出せ
る。E2は市販認可の取得に必要な残り試験における患
者の総数に等しい。試験を広く分散して行うようFDA
に要求される場合があり、その場合は費用が何倍にも達
する。この点は係数Eの第3項、すなわち医療施設係数
E3で図15E2に反映させてある。特定の種類の臨床
医療施設、または特定の指導的医療施設で試験を行う必
要が生じた場合は、試験実施の費用が大幅に上がる。す
なわち、地位係数E4(図15E3)で示すとおり、組
織内の上級者が支払の対象となるからである。係数Eは
四つの項の積で与えられる。すなわち、 係数E(試験費用予測値)=(患者一人当たりの費用,E1)* (患者数,E2)*(医療施設係数,E3)*(地位係数,E4) =E1*E2*E3*E4 式(7) 医療ライセンス修正因子 上述の手順に従ってライセンス対価提案額を算出したの
ちも、最終的なリスト掲載価格提案額は二つの要因、す
なわち非独占性および実施料分配によって複雑化する。
【0038】特許につき非独占的権利だけをライセンス
して他の買主にも同様の非独占的権利をライセンスする
ことを希望する売主もあり得る。売主のこのような決定
は、独占性を保った場合に比べて各買主への価値を低下
させる。
【0039】受入可能な実施料分配または実施料分配の
範囲を特定することを希望する売主もあり得る。
【0040】この取引所の評価システムは取引所リスト
掲載直前の時点での評価に適用される「ライセンス対価
修正因子」として上記二つの追加の因子を取り扱う。こ
れら二つの因子は両方とも取引所リスト掲載後にその掲
載依頼会社が変更することができる。非独占性は、買主
以外の会社であって将来ライセンスを受けるための所要
資源を備える会社があり得るという点でその技術の価値
を低下させる。そのために、その技術のライセンス対価
提案額はその額を表F(図15F)の中の「業界競合係
数」で割った値に減額する。
【0041】ライセンスが非独占的に提示される場合だ
け用いる係数Fはリスト掲載価格Sを式(8)のとおり減
額する。
【0042】 リスト掲載価格=S/F 式(8) 実施料分配の量的処理はより単純で表を必要としない。
売主が保有しようとする製品収益の百分率を特許の評価
額から差し引く(例えば、リスト掲載依頼会社が販売製
品について実施料8%を保有したい場合は、最終的価格
はその数字に0.92を掛けた値)。
【0043】したがって、この取引所のライセンス市場
にリスト掲載された各技術の隣に示される独占的ライセ
ンス対価最終提案額は式(9)、すなわち、 S=A/(B*C*D)n−E 式(9) で与えられる。
【0044】非独占的ライセンスのリスト掲載の対価提
案額は、式(10)、すなわち、 S=(A/(B*C*D)n−E)/F 式(10) で示されるとおり、係数Fによる除算を伴う。
【0045】医療関係以外の特許の収益評価減額 三つの市場について上に述べた医療関係技術の評価手法
の事例は医療関係の知的財産に特異的である。医療関係
特許の評価は、それ以外の分野の特許の評価よりもずっ
と多くのステップを必要とする。すなわち、医療以外の
分野では、医療関係特許の価値の主要部に影響を及ぼす
FDAに対応する取締機関がないからである。初期には
有望と見られた技術が患者用としては安全性を欠き、し
たがって市販できなくなって無価値になるという例は医
療分野以外の分野では見られない。
【0046】この取引所でコンピュータソフトウェア特
許を評価することは、医療技術についてのアルゴリズム
の単純化した形式にすぎないことがわかる。表B(効能
および安全性の立証の可能性)および表E(残りの試験
の費用)は除去し、新たな表E(残りの製品化活動の費
用)を代わりに入れる。また、コンピュータソフトウェ
アの潜在的収益力の予測は患者数の評価に用いる市場サ
イズ分析手法とは異なる手法を用いるので、表Aも修正
する。
【0047】非医療技術用の表E:残りの製品化活動の
費用 非医療技術における製品化費用予測値は、医療技術の場
合に残りの臨床試験の各々につき患者の反応の結果を反
映する必要があるのと対照的に、コンピュータコードの
マンアワー換算値、プログラムのデバッグ、現状の技術
レベルと製品の市場投入時までに到達すべき技術レベル
との間の差を埋めるための作業などとリンクしている。
【0048】特許リスク評点および特許無効保険 特許は知的財産権の中で境界の明確な領域である。知的
財産と不動産との関係は特許と物的不動産権との関係と
同じであり、特許無効保険と財産権保険との関係と同じ
である。この強制保険製品は買主のリスクを軽減するの
に有用であり、この取引所が特許権売却およびライセン
ス許諾取引の迅速化のために提供するリスク転嫁の要素
の一つである。
【0049】各特許はpl-x.com特許市場にリスト掲載さ
れる前にTRRU価格を与えられるので、各特許には無
効保険が自動的に付保される。特許保険が利用できるの
で、買主および売主が特許売却の各案件につき負担する
リスクを軽減することにより、リスクのより少ない市場
を創り出せる。また、pl-x.comは特許無効保険、特許侵
害保険および権利行使保険の組合せを構成して良質の特
許およびライセンスの効率的で安全な取引を助長するよ
うに作用する。
【0050】特許無効保険 特許無効保険はpl-x.comで最終手続に至る特許取引およ
びライセンス取引に自動的に付保される。この革新的な
リスク転嫁方式はpl-x.com市場流動性を高める。すなわ
ち、pl-x.comの特許買主またはライセンシーの各々は各
特許またはライセンスの対価として支払った額について
保険を受けられるからである。特許無効保険は買取り特
許が無効の審決を受けたときに生ずる損失から買主また
はライセンシーを保護する。発明者または特許出願人が
出願書類に所要情報を開示しなかった場合、または実在
しない特許もしくは正当な権利者でない者が売却用に提
示した特許など詐欺が伴う場合は特許は無効とされ得
る。この特許無効保険は買主の買取価格またはライセン
ス対価プラス関連諸経費を対象とし、当該特許の商品化
のための投資額をも対象とする。
【0051】付加的特許保険 自動的に付保される特許無効保険に加えて、pl-x.comで
取引された事業にも保険を付保することができる。それ
ら追加の範囲の保険には、(1)特許無効プラス進行中の
商品化製品への追加投資分の損失のリスクに対する保
険、(2)侵害保険の場合の特許権侵害責任のリスクに対
する保険、(3)権利行使保険の場合の移転ずみ権利を侵
害している他人に対する権利行使のための弁護士費用上
限に対する保険などがある。
【0052】取引所第三者預託業務 取引成立のためには買主と売主との間に一定水準の供託
と担保が必要である。関連業界全体で不動産取引におけ
る信託および担保を提供するシステム−第三者預託を発
展させた。第三者預託機関役員は一方の当事者からの取
引書類および他方の当事者からの現金対価を保持して経
費および手数料を控除し、両当事者からの指示に応答し
てそれら書類および現金を受益者に引き渡す。このサー
ビスは取引が所期の最終手続に到達することについての
高度の確実性を両当事者に提供し、各当事者はそれぞれ
利益を享受する。特許の買取りおよび売却を対象とする
第三者預託サービスを施設として提供している例は現在
のところ存在しない。
【0053】特許市場は中立の第三者預託サービスを今
必要としている。例えば、テネシー州所在の整形外科移
植片製造会社の事業開発担当幹部社員がフィンランドの
生物工学の会社から骨成長蛋白質のライセンスを取得す
るには、そのテネシー州の買主はフィンランドの銀行宛
またはそれ以外の仲介金融機関宛に振り込んだ現金が適
切に処理されてその骨成長蛋白質特許の伝達という結果
に至ることについて確信を持てる必要がある。現在で
は、国際的な特許取引への参加者はそれぞれの国の国内
法がそれぞれの国の利益を保護する形になっている場合
のリスクを負担しているのである。しかし、上の例の場
合は米国の会社も国際的契約法の詳細を調べようとしな
いほか、第三者による何らかの保証なしに相手方当事者
が追従すると予想するリスクを犯すことはしない。ま
た、取引相手国国内の正式の代理人を雇うという考えも
費用を要するだけでなく信頼できない可能性がある。
【0054】特許の第三者預託サービスは第三者仲介
人、すなわちテネシーからの支払対価とフィンランドか
らの特許権権原証書とを保持し、両方の受領および受領
確認までいずれの当事者にも引渡しを行わない仲介人に
よって行うサービスである。また、特許の第三者預託は
中立であるために、それら取引に関する国内法並びに手
数料および費用の徴収支払に関する国内法の要件を満た
す責任がある。特許の第三者預託機関の係員はこの発明
の取引所との契約に基づいて業務に従事し、料金表によ
って提供サービスへの報酬を受ける。
【0055】上述の第三者預託サービスに加えて、pl-
x.comは両当事者が各取引の最終手続に至る事務処理を
遂行しやすくするオンライン書類管理ツールを提供す
る。これらツールは、取引の両当事者が安全なオンライ
ンスペースで交信し、パスワード保護された書類を検討
し、ペーパーレス環境で取引関連書類すべての作成の進
捗度を追跡することを可能にする。このpl-x.com経営者
は、初め金融業界のために企図されたこのサービスが技
術移転契約を最終手続まで進めるための所要期間を短縮
し両当事者による関係書類の管理を強化するものと考え
ている。
【0056】ライセンシング管理業務 この取引所は関連製品市販開始後の費用効率の高いライ
センシング管理に対する需要を満たすことができる。ラ
イセンシング専門の部署、十分なライセンシング管理予
算、ライセンスおよび実施料条項順守状況モニタリング
などを備えない会社は多い。そのために潜在的収益が失
われる。
【0057】この取引所のライセンシング管理サービス
は、実施料データの処理、追跡、および報告に強力な情
報技術ネットワークを用いる。このサービスは取引所第
三者預託サービスとの協力の下に提供する。特許の買主
は、契約最終手続時に合意され取引所第三者預託サービ
スに提出された契約条件に基づいて作成された実施料ア
ンケートに答える。このアンケート回答を取引所スタッ
フが終始一貫性についてチェックし、売主に送って受諾
に備える。売主が受諾したのち、買主は取引所第三者預
託サービス受取用の特別の銀行預金口座に所定の実施料
を振り込むよう電信指示を直ちに受ける。同時に、第三
者預託サービスは送金を受けるよう通知される。第三者
預託サービスは送金の受取確認を行い、売主への送金に
責任を負う。
【0058】オプション市場のための財務業務 上述の三つの取引所特許市場のうちの二番目に当たるオ
プション市場は市場参加者(会社または防衛策提供のた
めの第三者)が希望する限り買付選択権および売付選択
権の両方の取引を可能にする。これらオプションの各々
の種類の売主および買主如何によって取引の動機は多様
に異なってくる。
【0059】他の売主および買主の間で取引されるオプ
ション (ア) 買付選択権:特許の買付選択権は期間満了日前に所
定の価格で権利者から技術を買い取る契約上の権利であ
る。所定の価格でその技術を買い取ることをオプション
の行使と呼び、「行使価格」はその技術を当初から独占
的にライセンスする場合の対価と一般に同じになる。特
許買付選択権を取得すると、その選択権の期間満了また
は行使までその技術が第三者に売却またはライセンスさ
れないことについて保証が得られる。
【0060】特定の特許のライセンシングに関心あるも
ののリスクは回避したいと考えている会社は、その技術
が実際に所期の成果を挙げ得るか否かの判断のための実
験または臨床試験開始の前に買付選択権の取得を希望す
るであろう。その技術の製品化が成功した場合は、その
会社はそのオプションを行使して特許ライセンスの許諾
を受ける。所期の成果を期待できないと判断した場合、
または製品化努力の過程で事業環境が変わった場合は、
そのオプションは期間満了まで行使しないままとし、当
初からの買取りまたはライセンス取得の場合よりも出費
を大幅に軽減する。
【0061】上記オプションはそのオプションを許諾す
る特許権者にも有益である。すなわち、オプション権取
得者がその技術の採用を決定しオプション権を行使した
場合は、オプション権許諾者、すなわち特許権者は権利
行使対価(通常はその技術を当初からライセンスした場
合のライセンス料と同じ)にオプション権許諾時のオプ
ション対価を加えた額を受け取るからであり、またオプ
ション権取得者がその技術の不採用を決定した場合は特
許権者は新たな市場参入希望者へのオプション権許諾の
権利を100%温存したままオプション許諾対価を受領
できるからである。このように、買付選択権取得会社
(製品化会社)にも買付選択権許諾会社にも、上述の取
引を行うことについて明白な動機がある。 (イ) 売付選択権:製品化を企図する会社が、買取選択権
許諾の提案を受けた場合に、売付選択権(特許リスト掲
載権を所定の価格で原所有者に返還する権利)を買い取
るように動機づけられることはほとんどない。すなわ
ち、技術を売付選択権付きで買い取ることは、買付選択
権の買取りと特許関連研究機関への現金融資とを行うこ
とに等しいからである。売付選択権許諾者の動機は買手
に特許の買取りを説得し現金融資を得ることである。
【0062】売付選択権の対価は通常その技術の失敗の
リスクに比例する。リスクが大きい場合は、売付選択権
の対価は権利行使対価の現在の価値、すなわち、 (権利行使対価)/(1+リスクなしの割合)n に近くなる。同様に、権利行使対価は特許の買取価格の
関数であり、リスクが大きい場合は買取り価格の将来
値、すなわち、 (買取価格)(1+リスクなしの割合)n に近くなる。その技術に成功の見込みがないことを両当
事者が知っている極端な仮定の例では売付選択権の対価
は買取価格と同じになり、決済価格はリスクなし利率で
のこの数字の将来値になり、売付選択権の買取は政府債
の購入と同様なものになる。
【0063】他の当事者間で取引されるオプション (ア) 買付選択権:製品化を企図する最初の企業が資金力
不足で製品化後に最終的に特定部分の権利共有を受け入
れる意思がある場合は、二番目の製品化企図企業が買付
選択権の一部を買い取ることができる。その二番目の企
業はその技術について最近の状況を承知しておりその技
術の一部を買い取ることを希望することがあり得る。上
記の最初の製品化企図企業はこの部分的買付選択権を選
択権取得の場合と同じこの発明の取引所にリスト掲載す
る。
【0064】注目を集めている技術分野にあって現金を
必要としている製品化企図企業は買付選択権のごく一部
の売却を公衆に提示できよう。その製品化企図企業がそ
の買付選択権を買付選択権許諾者から購入したか自前の
技術から選択権を創出しているかに関わりなく上記提示
は可能である。この種の「特許オプション提示」は持分
権の公示と類似している。すなわち、特許持分権を提示
している会社だけが当該技術の成功の場合に数年後の所
定の日付現在で私法人になり買付選択権を割増金支払に
よりすべて買い戻す旨の決定を行い得るという理解の下
にその提示を行うからである。その段階では、その会社
は特許買付選択権の売却時に得た現金よりも遥かに多額
の現金の支出が可能である。すなわち、市場投入可能な
製品の開発を完成させた段階では資金調達能力がずっと
高まっているからである。それでもなお、この資金調達
はリスクの大きい投資である。製品化企図企業が最善を
尽くして製品化に成功することに保証がなく、特許買付
選択権の最終的価値はその特許の製品化に左右されるか
らである。 (イ) 売付選択権:反対の意向の第三者には、原権利者か
ら売付選択権を買い取った製品化企図企業からその選択
権を買い取る理由がある。売付選択権は特許権なしでは
行使できないが、上記第三者は製品化企図企業の試みが
失敗し売付選択権を原権利所有者への特許権の返還のた
めに戻す必要が生ずることについて自信を持ち得る。そ
の場合は、製品化企図企業は上記第三者から売付選択権
を買い戻さざるを得なくなり、その対価は上記第三者が
その選択権の取得のために支払った金額よりも高い(し
かし行使権対価よりは常に安い)。したがって、上記第
三者はかけに勝利し収益を挙げる。上記第三者は自分自
身が権利行使に及ぶ可能性は全くなくても当初からその
選択権の行使権の対価を知りたがる。その対価の額が売
り戻しの対価の最大値となるからである。
【0065】買主および売主の両方に対する追加のサー
ビスとして、取引所の評価スタッフはリスト掲載ずみの
オプションの各々の量的評価概算額を算定し表示する。
そのための手順は取引所の技術評価マニュアルに詳細に
説明してある。それらオプションの価格の決定に関わる
要因はBlack-Scholesオプション価格決定モデルへの五
つの入力にすべて含まれている。
【0066】このオプション価格決定モデルへの「S」
入力は技術の当初からの買取りに対する価格提案額にも
等しいので便利である。
【0067】オプション市場における評価 提案額は、ライセンス市場における手順と同様に、オプ
ション市場にリスト掲載された各オプションの隣に表示
される。各オプションに関連する技術評価は第1のステ
ップであり、ライセンス市場の場合と全く同じ方法で行
う。
【0068】同じ技術がライセンスにもオプション設定
にも提供されることが多い。したがって、対象技術の表
示のために変数「S」を共通に用いる。上記Black-Scho
lesオプション価格決定モデルへの「S」入力はその技
術の当初からの買取価格提案額とも等しいので便利であ
る。
【0069】Black-Scholesモデルにおいて: 公正価値=S*(d1)−Xe−r(T−t)(d2) 式(11) である。ここでd2<d1であり、d1およびd2は両
方ともlognormal分布である。
【0070】減額収益評価 非医療特許オプション 同様に、非医療特許に関するオプション評価も単純にな
る。
【0071】上記三つの市場すべてにおける減額収益評
価手法の精度はセクション1の表およびセクション1−
4の式の正しい利用に左右されるだけでなく、適切な係
数を出力する表そのものにも左右される。特定のパラメ
ータ(潜在的収益力、市場投入までの年数、競合の程度
など)の技術に対する対価として買主が支払う取引の実
地の価格の正確な予測手法としてプロセス全体を維持す
るためには、これら係数を実地のデータで絶えず補正し
なければならない。
【0072】知的財産権の売買および会社等による共有
化は現在のところ取引所なしで行われている。しかし、
これらの取引は取引所の財務業務にとって重要である。
正確にどの程度の数の技術が売りに出されているかの例
を示すからである。すなわち、買取価格の開示された売
却ずみまたは共有化ずみの技術の各々が取引所の諸表お
よび計算式に既知の答とともに追加可能な例として使え
るからである。
【0073】正式の逆進分析を、取引所評価式(式
(9))への実地の取引データ適用のために使うことがで
きる。
【0074】これは7変数の式であるので、A、B、
C、D、E、Fおよびnの適切なレベルについてこの式
を解くには七つ以上の実地の取引データが必要である。
技術のパラメータ(潜在的収益力、市場投入までの年
数、競合の程度など)が既知である事例を多元逆進分析
の進行中に表に入れる。次に、この逆進分析の多数回反
復を行って表A乃至表Fの各々の左側の項目を再構成す
る。この再構成の目的は、全体の評価アルゴリズムに技
術の実際の売却価格対応の値を生じさせ、一つの変数が
とくに大きい影響を及ぼすことがないようにすることで
ある。
【0075】特許の格付け 減額収益評価を通じて供給されたリスト掲載特許の各々
について、取引所スタッフは特許格付けと称する特許リ
スクレベル評価も行う。取引所にリスト掲載された特許
の各々の価格提案額はその技術のリスクレベルに大きく
左右される。リスクレベルは式(9)の減額率(B*C*
D)のn乗(nは市場投入までの年数)、すなわち(B
*C*D)nで表される。
【0076】減額率は1.00(安全性に問題なく、効能が
既知であり、市販ずみであり、競合業者のない業界にお
ける支配的な組成物特許であり、後発参入への壁が高い
製品の場合)から約19.11(新規参入意欲のとくに高い
業界において既知の競合業者があり、製品投入まで五年
以上を要すると見込まれ、関連特許による保護範囲が狭
く、一方効能の立証がこれまでのところ未達で服用患者
の死亡が報告されているような製品化活動初期段階の技
術の場合)の範囲にある。この減額率を特許の格付けと
して取引所の各技術の対価提案額の隣にリスト掲載す
る。社債についてのMoody格付けと同様の方法で行うこ
とを意図しているこの特許格付けは、リスト掲載技術の
評価のためのもう一つのツールを買主に提供しようとす
るものである。この取引所の検索エンジンは、与えられ
た特許格付け範囲の技術を特定して検索を進めるように
構成されている。特許格付けの解釈の手引きは図16に
示してある。
【0077】証券化資産キャッシュフロー市場のための
財務業務 この取引所の三つの市場の中で最も複雑なキャッシュフ
ロー市場は技術を一括して売買することを可能にする。
キャッシュフロー単位の取引は、取引所外の私的交渉ベ
ースの取引の買主と売主との間で現在行われていない取
引所経由取引の唯一の例である。IP権所有者はいくつ
かの技術を束ねて技術群とし、それを複数の単位に証券
化し、それら単位またはそれの単位の所有のオプション
をキャッシュフロー取引所にリスト掲載する。大規模な
研究施設がキャッシュフローを提示するものと見込まれ
る。すなわち、キャッシュフローフォーマットに適合し
た関連特許多数を保有するからである。
【0078】キャッシュフロー市場における評価 リスト掲載された各キャッシュフロー単位の価値の提案
額は、今日の不動産投資信託(REIT)市場において
各REIT単位について通常リスト掲載される簿価に類
似している。特定のキャッシュフローで束ねられた特許
権の各々を上述の手法に従って評価する。それら評価額
の合計をキャッシュフローの形で発行ずみの証券数で割
る。この技術の「簿価」をキャッシュフロー取引所の各
キャッシュフローの隣にリスト掲載する。各キャッシュ
フローへの実際の入札金額および請求金額は、表示板に
リスト掲載されるREITの場合と同様に、需要供給関
係で定まる。また、REITの場合と同様に、市場価格
と簿価とは異なることが多い。しかし、リスト掲載した
キャッシュフロー簿価は同様に表示したREIT簿価よ
りも頻繁に変動する。取引所財務業務OPTアルゴリズ
ムが各キャッシュフロー関連の特許単位の価格提案額を
絶えず更新するからである。
【0079】データ源 取引所の評価用係数の再較正のために、当該技術の性質
および買取価格の両方を開示した実地の知的財産権取引
の例で「データ」を構成する。上述の評価モデルを継続
的に改良していくにはそれらデータが肝要である。その
ためのデータは買主および売主によって絶えず生成さ
れ、取引所モデルにフィードバックされる。しかし、取
引所における取引の前に、新聞発表や技術移転関係の業
界紙記事や会社または研究施設そのものからのデータな
どを図表化しなければならない。
【0080】収益の継続的標準偏差(シグマ2乗)の計
算および市場投入時における将来価値(FV)計算のた
めの業界カテゴリーの例 取引所リスト掲載価格提案額の計算への標準偏差(シグ
マ2乗)入力および市場投入時将来価値(FV)入力は
取引所のpure-playデータベースから導き出す。このデ
ータベースは185におよぶ技術分野の各々について株
式公開ずみの「pure play」企業約5乃至10社を含
む。例えば、シグマ2乗は対象カテゴリーにおける5乃
至10社の各々の株式配当収益の自然対数の平均値につ
いて算出した標準偏差である。FVはpure play企業が
主要製品を市場投入した時点または市場投入を計画して
いる時点におけるその企業の株式市価評価額平均値であ
る。これら両方の数値を株式取引所の営業時間全体を通
じ本取引所コンピュータコードを用いて分刻みで計算し
再計算する。ある会社の事業が変更された場合、または
多角経営に切り換えられて「pure play」と考えられな
くなった場合は、その会社はデータベースから除去され
る。新たな会社が出現すると、ダウジョーンズニューズ
社がダウ式平均株価の計算対象会社をときどき加えたり
差し替えたりするのと同様のやり方で、本取引所の財務
業務スタッフがそれら新会社をデータベースに加除す
る。
【0081】入札機能 本取引所の競売ウェブサイトは次の機能をサポートす
る。 (ア) 買主/売主登録:このステップは、取引参加当事者
の認証、暗号化キーの交換、各取引参加者の特定の特許
への関心を反映した会社概要紹介などの問題に対処す
る。 (イ) 特定の競売イベントの準備および実施:このステッ
プは売却または買取対象の権利の説明、および競売ルー
ルの設定を含む。競売ルールは、実施予定の競売の種類
(公開、密封またはオランダ式など)、協議対象のパラ
メータ(価格、納期、支払条件など)、競売開始日時、
成約時の最終手続きなどを規定する。 (ウ) 入札:このステップは競売の入札管理ルール(最低
値、上げ幅、手付金)を施行し、公開入札の場合は新た
な入札の度ごとに競売参加者全員にその額を通知する。 (エ) 入札の評価および競売の終了:このステップは競売
終了ルールを施行し、競売の落札者および非落札者に通
知する。 (オ) 取引財産処分:この最後のステップは取引条件の通
知、並びに清算および権利移転保証に必要な次のステッ
プの通知を行う。
【0082】競売の方式 (ア) 公開入札:公開入札は公開の会合の手法による。こ
の入札の場合は、例えば、各入札への応答、他の参加者
からの高値の対抗入札、入札終了の決定などはいずれは
数秒という短い時間のうちに行われる。このような手順
が採用されているために、見込みある買主が競売に容易
に参加でき数秒のうちに対抗入札ができる。従来この種
の競売は当事者相互間の意志疎通を即時にできる会議室
/競売室など同一場所で取引参加者全員の出席の下に行
われてきた。電話または代理人による入札参加は限られ
ていた。 (イ) 密封入札:入札者が対抗入札を即時に行うことがで
きない場合は密封入札を採用する。対抗入札の準備に必
要な先行入札の情報を他の入札者に即時に伝達できない
ために対抗入札に時間を要すること、取引参加者を一カ
所に集合させることができないことなどがこの手法の根
拠になる。一回だけの密封入札では、入札者全員が期日
までに入札し、それら入札内容が審査される。数回にわ
たる密封入札では、各回に期日が設定され、その期日に
競売を終了するか新たな期日までの再入札を行う。 (ウ) 単一回および複数回密封入札:単一回入札競売は、
公開入札に見られる競争の雰囲気に欠ける。多数回密封
入札は公開入札の注意力集中と関心とをある程度帯びる
が、要求金額に到達するまで無制限に何回も行う必要が
生じ得る。 (エ) 掲示板入札:もう一つの方式は電子掲示板利用によ
るものである。先行入札に関する情報を掲示板に公開す
るが新たな入札を数秒のうちに行う必要はない。入札者
は数日間にわたり毎日数回掲示板を見て、それまでの最
高値入札よりも高い価格で対抗入札する機会がある。こ
の手法は上記公開入札に必要な取引への即時参加の要求
を緩和し、しかも競争性を確保する。 (オ) 入札/価格提示の管理:競売では、競売の発起人ま
たは本取引所は取引参加者に対し入札を求めて、その入
札価格で取引を進める意思のある参加者が居るか否かを
判断することができる。参加者が公開入札または電子掲
示板入札を行う場合は、後続の入札は先行の入札よりも
高い金額を示す。取引所の競売主事が競売を進める場合
は、入札者が現れないほどの高い金額から始めてその額
を下げていくオランダ式のリアルタイムの競売にするこ
ともできる。
【0083】取引価格の設定 入札段階が終わると、最高入札価格の入札者が競売対象
の特許権を取得する。しかし、その入札者の支払額は入
札価格と同じまたはそれ以下であり得る。ヤンキー競売
と呼ばれる差別的競売では、入札者は実際の入札金額を
支払う。入札者が売主に対する再三の買主である場合
は、他の入札者よりも高い金額の支払を余儀なくされる
落札者の不満が懸念材料になることがある。その場合
は、複数の落札者の中の最低金額の落札者の支払金額に
全体を合わせるなどの対応策を採る。
【0084】この対応策はオランダ式競売として知られ
るが、ここでは非差別的競売と呼ぶ。入札を最高値から
始める入札の方式を上述のとおりオランダ式競売と呼ぶ
ことがあるからである。非差別的競売も自社株の再購入
に広く用いられている(その場合はオランダ式競売と呼
んでいる)。
【0085】ヴィックリー競売と呼ばれる一種の非差別
的競売は1996年度ノーベル経済学賞受賞者ウィリアムヴ
ィックリー氏の提案によるものである。この方式では、
落札に至らなかった入札価格最高値を落札者が支払う。
この方式は投機的な入札を防ぎ競売対象への支払額とし
て妥当な数字を入札者が出すように仕向けるといわれ
る。
【0086】上記以外の競売方式の諸変形 次に述べる選択は上述の競売方式のいくつかに適用でき
る。 (ア) 匿名:入札に関する諸情報のうち、競売終了の前お
よび後に入札者に開示する情報をどの情報にするかの決
定には多数の要因が関わる。公開競売の場合は入札者を
匿名にしたり、入札者と入札金額との関係を秘密にした
りすることができる。密封競売では、入札者氏名や入札
金額を競売終了のあと他の入札者に開示することができ
よう。また、落札者氏名および落札金額だけを公表する
こともできる。潜在的入札者の豊富な資金力を考慮し
て、小規模で資金力の比較的弱い入札者からの入札の途
絶を避けるように入札者全員の名前を非公開にするのが
賢明である。 (イ) 入札額に対する制限:どの競売においても売主は入
札金額最小値を特定できる。同種の権利の競売が定期的
に行われる場合は、最低入札価格は特定の数の終了ずみ
競売についての最低落札金額平均値のある割合(例えば
70%)である。入札手続を迅速化するために、入札額
上げ幅を通常適用する。この上げ幅は現在の入札値にほ
ぼ比例し、入札値が低い場合は小さく、高い場合は大き
く設定する。 (ウ) 競売終了のルール:公開入札は所定の制限時間で終
了することができる。新たな入札が先行入札からある時
間間隔の範囲内で引き続き到着する間は競売を継続する
こともできる。これら二つの条件のいずれか一方、また
は両方が満たされたとき競売を終了にすることもでき
る。オランダ式競売は、予め特定しておいた時間に在庫
全部を売り終えたとき、入札価格が事前設定値レベルま
で低下してしまったとき、またはこれら三つの組合せで
定まる時点で終了させることができる。この方式が本取
引所および特許取引所に最も適していると見られる。
【0087】評価のルールおよび同一入札価格の場合の
落札者決定 競売には入札内容を評価するためのルールが必要であ
る。通常の入札では入札金額の高い方が低い方よりも有
利である。しかし、例えば支払条件など金額以外の要素
も入札内容の比較に考慮され得る。例えば、売主に好都
合な予定による商品の納入を提示した第1の入札は、納
期が売主に不都合である点を除きその第1の入札と全く
同じ条件を提示した第2の入札よりも有利であろう。前
払いまたは引渡し時払いという条件の入札は引渡し後9
0日以内の支払という条件の入札よりも高く評価され
る。
【0088】複数の入札が同一金額になっていて、しか
も在庫が入札全体の需要を充足できない場合は、タイブ
レークのルールが必要になる。まず、対象数量の大きい
入札が有利である、対象数量も等しい二つの入札の場合
は先着順で落札者を定めることになろう。売主が競売の
これまでの経緯を記録している場合は、過去に有利な取
引のあった入札者を優先させることになろう。
【0089】売主および入札者に提供される諸サービス 留保価格(売主に受け入れ可能な価格の非公開下限値)
はこの取引所が売主に提供できるサービスの一つであ
る。これ以外の有用なサービスとして、入札者全部に対
する信用調査および認証、特許債務不履行の防止のため
の特許保険、第三者預託および清算などのサービスが挙
げられる。オーダー入札(取引所選任の代理人から有資
格ライセンシング代理人への入札)は取引所が入札者に
提供できる重要なサービスである。登録ずみの入札者に
対して次回の競売予定を通知すること、特許競売イベン
トを実施することも効率的市場の創出を支援するサービ
スである。
【0090】安全保障問題 競売およびそのルールを公表するサイトが外部からの妨
害を受けないようにする安全保証機構が必要である。こ
の機構には、情報の無断表示および無断変更の防止、並
びにサービス拒絶の防止のための機構が含まれる。特定
の競売の通知が表示され一定期間にわたりアクセス可能
であることを示す暗号ツールは非常に有用であろう。
【0091】入札段階では、入札内容が改ざんされたり
競売ルールに違反して入札内容が他の入札者に漏れたり
することがないようにこれら暗号ツールが作用する。公
開入札では、各入札についての既知入札者との確認可能
な関連が確認用の入札連鎖を示す。
【0092】取引条件 この取引所の入札手続は、売手が特定の支払条件または
出荷条件を申し込みできるようにし、したがって、これ
ら取引条件は入札の一部として扱われる。競売図表は提
示された取引条件を入札内容に添えて表示する。また、
製品説明書を作成する場合は、売主は自分に受け入れ可
能な取引条件の範囲を特定し、入札審査時における考慮
の仕方を示す。
【0093】競売および入札の取下げ 入札段階の期間中は、一定の条件の下で売主は競売を停
止または取り下げたり、ルールを修正したりすることが
できる。同様に、一定の条件の下で売主は入札を取り下
げたり変更したりすることができる。
【0094】競売の終了 競売は特定の終了ルールに従って終了させることができ
る。その際には、落札に至った入札は伝統的な購入注文
書として扱うことができる。競売の終了においては下記
の追加業務を行う必要がある。 (ア) 通知:この取引所は競売の結果を入札者に伝達する
必要がある。競売の方式に応じて、ある種の情報は公衆
に入手可能になり、共通情報の一部は入札者全員に入手
可能になり、それら情報の一部は関連の入札者だけに伝
達される。ここでも、安全保障および秘密保持ツールが
必要になる。 (イ) 手続経緯の記録の維持:入札者および売主に競売が
公平に行われたことを証明するために、入札記録には取
引所がディジタル的にサインする。
【0095】上述の実施例は発明の例示を意図するもの
であって限定を意図するものではない。より詳細に述べ
ると、この発明はこの発明のコンピュータシステムの具
体化に用いる特定のハードウェア/ソフトウェアに限定
されない。
【0096】好ましい実施例では、売主は自分自身のI
P権の競売を終了するに当たって高度の支配力を維持す
る。在庫IP表示の際には、売主は落札者選択のための
ルールを指定する。そのルールには、最高入札額、最高
実施料率、特定期間内の最高入札額、またはこれら以外
のパラメータもしくは売主が独占的に定めるこれらパラ
メータの組合せなどがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例によるコンピュータシステム
のブロック図。
【図2】図2Aは図1のクライアントコンピュータのハ
ードウェア/ソフトウェア構成のブロック図。図2Bは
図1のサーバコンピュータのハードウェア/ソフトウェ
ア構成のブロック図。
【図3】図2Bのサーバプログラムの取引動作の流れ
図。
【図4】図2Bのサーバプログラムの競売動作の流れ
図。
【図5】図5A、図5Bおよび図5Cは図1のコンピュ
ータシステムの動作中にクライアントコンピュータの表
示画面上に図2Aのウェブブラウザで表示される特許情
報画面。
【図6】図1のコンピュータシステムの動作中にクライ
アントコンピュータの表示画面上に図2Aのウェブブラ
ウザで表示される検索メニュー画面。
【図7】図7Aおよび図7Bは図1のコンピュータシス
テムの動作中にクライアントコンピュータの表示画面上
に図2Aのウェブブラウザで表示される検索画面。
【図8】図1のコンピュータシステムの動作中にクライ
アントコンピュータの表示画面上に図2Aのウェブブラ
ウザで表示される検索結果画面。
【図9】図1のコンピュータシステムの動作中にクライ
アントコンピュータの表示画面上に図2Aのウェブブラ
ウザで表示される検索結果情報画面。
【図10】図1のコンピュータシステムの動作中にクラ
イアントコンピュータの表示画面上に図2Aのウェブブ
ラウザで表示される入札画面。
【図11】図1のコンピュータシステムの動作中にクラ
イアントコンピュータの表示画面上に図2Aのウェブブ
ラウザで表示される競売現況画面。
【図12】図1のコンピュータシステムの動作中にクラ
イアントコンピュータの表示画面上に図2Aのウェブブ
ラウザで表示される入札詳細画面。
【図13】図1のコンピュータシステムの動作中にクラ
イアントコンピュータの表示画面上に図2Aのウェブブ
ラウザで表示されるメッセージボード画面。
【図14】図1のコンピュータシステムで実現されるこ
の発明の取引所のブロック図。
【図15R】図15Aおよび図15Cは式(2)による提
示価格の算出にそれぞれ用いる表Aおよび表C。
【図15S】図15B1および図15B2はそれぞれ式
(2)および式(5)による提示価格の算出にそれぞれ用いる
表B1および表B2。
【図15T】図15Dおよび図15Fはそれぞれ式(2)
および式(10)による提示価格の算出にそれぞれ用いる表
Dおよび表F。
【図15U】図15E1、図15E2および図15E3
はそれぞれ式(2)および式(7)による提示価格の算出にそ
れぞれ用いる表E1、E3およびE4。
【図16】特許評価評点の解釈のための便覧表。
【符号の説明】
100 取引所コンピュータシステム 110 サーバコンピュータ 120A−120D クライアントコンピュータ 130 グローバルエリアネットワーク(インターネ
ット) 300 取引所システム動作の流れ 400 クライアントコンピュータによる入札動作の
流れ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月12日(2000.7.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例によるコンピュータシステム
のブロック図。
【図2】図2Aは図1のクライアントコンピュータのハ
ードウェア/ソフトウェア構成のブロック図。図2Bは
図1のサーバコンピュータのハードウェア/ソフトウェ
ア構成のブロック図。
【図3】図2Bのサーバプログラムの取引動作の流れ
図。
【図4】図2Bのサーバプログラムの競売動作の流れ
図。
【図5A】図1のコンピュータシステムの動作中にクラ
イアントコンピュータの表示画面上に図2Aのウェブブ
ラウザで表示される特許情報画面。
【図5B】図1のコンピュータシステムの動作中にクラ
イアントコンピュータの表示画面上に図2Aのウェブブ
ラウザで表示される特許情報画面。
【図5C】図1のコンピュータシステムの動作中にクラ
イアントコンピュータの表示画面上に図2Aのウェブブ
ラウザで表示される特許情報画面。
【図6】図1のコンピュータシステムの動作中にクライ
アントコンピュータの表示画面上に図2Aのウェブブラ
ウザで表示される検索メニュー画面。
【図7A】図1のコンピュータシステムの動作中にクラ
イアントコンピュータの表示画面上に図2Aのウェブブ
ラウザで表示される検索画面。
【図7B】図1のコンピュータシステムの動作中にクラ
イアントコンピュータの表示画面上に図2Aのウェブブ
ラウザで表示される検索画面。
【図8】図1のコンピュータシステムの動作中にクライ
アントコンピュータの表示画面上に図2Aのウェブブラ
ウザで表示される検索結果画面。
【図9】図1のコンピュータシステムの動作中にクライ
アントコンピュータの表示画面上に図2Aのウェブブラ
ウザで表示される検索結果情報画面。
【図10】図1のコンピュータシステムの動作中にクラ
イアントコンピュータの表示画面上に図2Aのウェブブ
ラウザで表示される入札画面。
【図11】図1のコンピュータシステムの動作中にクラ
イアントコンピュータの表示画面上に図2Aのウェブブ
ラウザで表示される競売現況画面。
【図12】図1のコンピュータシステムの動作中にクラ
イアントコンピュータの表示画面上に図2Aのウェブブ
ラウザで表示される入札詳細画面。
【図13】図1のコンピュータシステムの動作中にクラ
イアントコンピュータの表示画面上に図2Aのウェブブ
ラウザで表示されるメッセージボード画面。
【図14】図1のコンピュータシステムで実現されるこ
の発明の取引所のブロック図。
【図15A】式(2)による提示価格の算出に用いる表
A。
【図15B1】式(2)および式(5)による提示価格の算出
に用いる表B1。
【図15B2】式(2)および式(5)による提示価格の算出
に用いる表B2。
【図15C】式(2)による提示価格の算出に用いる表
C。
【図15D】式(2)および式(10)による提示価格の算出
に用いる表D。
【図15E1】式(2)および式(7)による提示価格の算出
に用いる表E1。
【図15E2】式(2)および式(7)による提示価格の算出
に用いる表E3。
【図15E3】式(2)および式(7)による提示価格の算出
に用いる表E4。
【図15F】式(2)および式(10)による提示価格の算出
に用いる表F。
【図16】特許評価評点の解釈のための便覧表。
【符号の説明】 100 取引所コンピュータシステム 110 サーバコンピュータ 120A−120D クライアントコンピュータ 130 グローバルエリアネットワーク(インターネ
ット) 300 取引所システム動作の流れ 400 クライアントコンピュータによる入札動作の
流れ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベア ブランデギー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 91105 パサデナ,カリフォルニア テラ ス 460 (72)発明者 アレクザンダー ケイ.アロウ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 90049 ロスアンジェルス,チャーチ レ ーン 171,ナンバー 14 (72)発明者 ロバート エム.ジョンソン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 91030 サウス パサデナ,モンローズ アヴェニュー 808

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】知的財産の買主と売主との間の知的財産権
    取引所を可能化するコンピュータシステムであって、 少なくとも一つのサーバコンピュータと、 前記サーバコンピュータにグローバルエリアネットワー
    ク経由で接続された一つ以上のクライアントコンピュー
    タと、 前記サーバコンピュータの実行するコンピュータプログ
    ラムとを含み、前記コンピュータプログラムが、 前記取引所にリスト掲載される前記知的財産についての
    情報をデータベースに蓄積するためのコンピュータ命令
    と、 前記取引所にリスト掲載ずみの前記知的財産についての
    情報を対象とし買主の指定する一つ以上の検索条件にし
    たがって前記データベースを検索するためのコンピュー
    タ命令と、 前記取引所にリスト掲載ずみの前記知的財産の権利を取
    得するための入札を買主から受信するためのコンピュー
    タ命令と、 入札差出の対象となった前記知的財産権の売主に前記入
    札の情報を伝送するためのコンピュータ命令と、 前記知的財産権の売主から前記入札の受諾を受信するた
    めのコンピュータ命令と、 前記買主の入札の前記売主による受諾に応答して前記知
    的財産権を前記売主から前記買主に移転するためのコン
    ピュータ命令とをさらに含むコンピュータシステム。
  2. 【請求項2】前記知的財産権が前記知的財産のライセン
    スおよび譲渡を含む請求項1記載のコンピュータシステ
    ム。
  3. 【請求項3】前記コンピュータプログラムが前記データ
    ベースに蓄積された前記知的財産の評価およびリスク評
    価の判断のためのコンピュータ命令をさらに含む請求項
    1記載のコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】前記コンピュータプログラムが最終手続遂
    行サービスによる前記売主から前記買主への前記知的財
    産権の移転のためのコンピュータ命令をさらに含む請求
    項1記載のコンピュータシステム。
  5. 【請求項5】前記コンピュータプログラムが第三者預託
    サービスによる前記売主から前記買主への前記知的財産
    権の移転のためのコンピュータ命令をさらに含む請求項
    1記載のコンピュータシステム。
  6. 【請求項6】前記コンピュータプログラムが前記売主の
    所有する前記知的財産についての保険の付保を前記買主
    に可能にするコンピュータ命令をさらに含む請求項1記
    載のコンピュータシステム。
  7. 【請求項7】前記保険が、前記知的財産の裁判所による
    無効認定の場合に前記知的財産権の前記買主により支払
    ずみの買取価格または前払実施料を対象とする請求項6
    記載のコンピュータシステム。
  8. 【請求項8】前記コンピュータプログラムが、前記知的
    財産の裁判所による無効認定の場合のための前記知的財
    産の製品化費用および製品化関連投資費用の保険、知的
    財産侵害保険、弁護士費用保険、および知的財産権利行
    使保険を前記買主が選択的に購入できるようにするため
    のコンピュータ命令をさらに含む請求項6記載のコンピ
    ュータシステム。
  9. 【請求項9】前記グローバルエリアネットワークがイン
    ターネットをさらに含む請求項1記載のコンピュータシ
    ステム。
  10. 【請求項10】前記データベースが、前記知的財産権を
    対象とする法律文書の情報、売主の提供するマーケティ
    ング情報および技術分類情報を含む請求項1記載のコン
    ピュータシステム。
  11. 【請求項11】前記コンピュータプログラムが、前記デ
    ータベースに蓄積ずみの前記情報に買主がアクセスする
    ことを、その買主の提供した買主経歴書および前記コン
    ピュータプログラムにより記録ずみの前記買主の取引動
    向経緯に基づき自動的に可能にするコンピュータ命令を
    さらに含む請求項1記載のコンピュータシステム。
  12. 【請求項12】前記コンピュータプログラムが、 前記取引所にリスト掲載ずみの知的財産についての権利
    を取得するための一つ以上の入札を買主から受信するた
    めのコンピュータ命令と、 競売ルールにしたがって前記買主からの前記入札の中か
    ら落札候補を選択するためのコンピュータ命令と、 前記知的財産権の売主に前記落札候補の入札の情報を伝
    送するためのコンピュータ命令と、 前記落札候補の入札の受諾を前記知的財産権所有者から
    受信するためのコンピュータ命令とをさらに含む請求項
    1記載のコンピュータシステム。
  13. 【請求項13】前記コンピュータプログラムが、 潜在的な買主および売主から資格関連情報を得るための
    コンピュータ命令と、 前記取引所にリスト掲載ずみの知的財産権の取引を有資
    格の買主および売主だけに可能にするためのコンピュー
    タ命令とをさらに含む請求項1記載のコンピュータシス
    テム。
  14. 【請求項14】前記コンピュータプログラムが、知的財
    産市場動向データを集め、分析し、公表するためのコン
    ピュータ命令をさらに含む請求項1記載のコンピュータ
    システム。
  15. 【請求項15】前記取引所が、ライセンス/譲渡市場
    と、オプション市場と、証券化資産キャッシュフロー市
    場とをさらに含む請求項1記載のコンピュータシステ
    ム。
  16. 【請求項16】少なくとも一つのサーバコンピュータと
    そのサーバコンピュータにグローバルエリアネットワー
    ク経由で接続された一つ以上のクライアントコンピュー
    タとを含むコンピュータシステムを用いて知的財産の売
    主と買主との間の知的財産権取引所を可能化する方法で
    あって、 前記取引所にリスト掲載ずみの前記知的財産に関する情
    報をデータベースに蓄積する過程と、 前記取引所にリスト掲載される前記知的財産に関する情
    報を対象とし買主の指定する一つ以上の検索条件にした
    がって前記データベースを検索する過程と、 前記取引所にリスト掲載ずみの前記知的財産の権利を取
    得するための入札を買主から受信する過程と、 入札提出の対象となった前記知的財産の売主に前記入札
    の情報を伝送する過程と、 前記入札の受諾を前記知的財産の所有者から受信する過
    程と、 前記買主の入札の前記売主による受諾に応答して前記知
    的財産権を前記売主から前記買主に移転する過程とを含
    む方法。
  17. 【請求項17】前記知的財産権が前記知的財産のライセ
    ンスおよび譲渡を含む請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】前記データベースに蓄積された前記知的
    財産の評価およびリスク評価を判断する過程をさらに含
    む請求項16記載の方法。
  19. 【請求項19】最終手続遂行サービスにより前記売主か
    ら前記買主に前記知的財産権を移転する過程をさらに含
    む請求項16記載の方法。
  20. 【請求項20】第三者預託サービスにより前記売主から
    前記買主に前記知的財産権を移転する過程をさらに含む
    請求項16記載の方法。
  21. 【請求項21】前記売主の所有する前記知的財産につい
    ての保険の付保を前記買主に可能にする過程をさらに含
    む請求項16記載の方法。
  22. 【請求項22】前記保険が、前記知的財産の裁判所によ
    る無効認定の場合に前記知的財産権の前記買主により支
    払ずみの買取価格または前払実施料を対象とする請求項
    21記載の方法。
  23. 【請求項23】前記知的財産の裁判所による無効認定の
    場合のための前記知的財産の製品化費用および製品化関
    連投資費用の保険、知的財産侵害保険、弁護士費用保
    険、および知的財産権利行使保険を前記買主が選択的に
    購入できるようにする過程をさらに含む請求項21記載
    の方法。
  24. 【請求項24】前記グローバルエリアネットワークがイ
    ンターネットをさらに含む請求項16記載の方法。
  25. 【請求項25】前記データベースが、前記知的財産権を
    対象とする法律文書の情報、売主の提供するマーケティ
    ング情報および技術分類情報を含む請求項16記載の方
    法。
  26. 【請求項26】前記データベースに蓄積ずみの前記情報
    に買主がアクセスすることを、その買主の提供した買主
    経歴書および前記コンピュータプログラムにより記録ず
    みの前記買主の取引動向経緯に基づき自動的に可能にす
    る過程をさらに含む請求項16記載の方法。
  27. 【請求項27】前記取引所にリスト掲載ずみの知的財産
    についての権利を取得するための一つ以上の入札を買主
    から受信する過程と、 競売ルールにしたがって前記買主からの前記入札の中か
    ら落札候補を選択する過程と、 前記知的財産権の売主に前記落札候補の入札の情報を伝
    送する過程と、 前記落札候補の入札の受諾を前記知的財産権所有者から
    受信する過程とをさらに含む請求項16記載の方法。
  28. 【請求項28】潜在的な買主および売主から資格関連情
    報を得る過程と、 前記取引所にリスト掲載ずみの知的財産権の取引を有資
    格の買主および売主だけに可能にする過程とをさらに含
    む請求項16記載の方法。
  29. 【請求項29】知的財産市場動向データを集め、分析
    し、公表する過程をさらに含む請求項16記載の方法。
  30. 【請求項30】前記取引所が、ライセンス/譲渡市場
    と、オプション市場と、証券化資産キャッシュフロー市
    場とをさらに含む請求項16記載の方法。
  31. 【請求項31】知的財産の売主と買主との間の知的財産
    権取引所を可能化するコンピュータシステム、すなわち
    少なくとも一つのサーバコンピュータとそのサーバコン
    ピュータにグローバルエリアネットワーク経由で接続さ
    れた一つ以上のクライアントコンピュータとを含むコン
    ピュータシステムに動作可能な状態で接続されたコンピ
    ュータ読取可能な蓄積媒体であって、コンピュータ命令
    を含み、前記コンピュータ命令が、 前記取引所にリスト掲載ずみの前記知的財産についての
    情報をデータベースに蓄積するためのコンピュータ命令
    と、 前記取引所にリスト掲載ずみの前記知的財産についての
    情報を対象とし買主の指定する一つ以上の検索条件にし
    たがって前記データベースを検索するためのコンピュー
    タ命令と、 前記取引所にリスト掲載ずみの前記知的財産の権利を取
    得するための入札を買主から受信するためのコンピュー
    タ命令と、 入札差出の対象となった前記知的財産権の売主に前記入
    札の情報を伝送するためのコンピュータ命令と、 前記知的財産権の売主から前記入札の受諾を受信するた
    めのコンピュータ命令と、 前記買主の入札の前記売主による受諾に応答して前記知
    的財産権を前記売主から前記買主に移転するためのコン
    ピュータ命令とをさらに含むコンピュータ読取可能な蓄
    積媒体。
  32. 【請求項32】前記知的財産権が前記知的財産のライセ
    ンスおよび譲渡を含む請求項31記載のコンピュータ読
    取可能な蓄積媒体。
  33. 【請求項33】前記データベースに蓄積された前記知的
    財産の評価およびリスク評価の判断のためのコンピュー
    タ命令をさらに含む請求項31記載のコンピュータ読取
    可能な蓄積媒体。
  34. 【請求項34】最終手続遂行サービスによる前記売主か
    ら前記買主への前記知的財産権の移転のためのコンピュ
    ータ命令をさらに含む請求項31記載のコンピュータ読
    取可能な蓄積媒体。
  35. 【請求項35】第三者預託サービスによる前記売主から
    前記買主への前記知的財産権の移転のためのコンピュー
    タ命令をさらに含む請求項31記載のコンピュータ読取
    可能な蓄積媒体。
  36. 【請求項36】前記売主の所有する前記知的財産につい
    ての保険の付保を前記買主に可能にするコンピュータ命
    令をさらに含む請求項31記載のコンピュータ読取可能
    な蓄積媒体。
  37. 【請求項37】前記保険が、前記知的財産の裁判所によ
    る無効認定の場合に前記知的財産権の前記買主により支
    払ずみの買取価格または前払実施料を対象とする請求項
    36記載のコンピュータ読取可能な蓄積媒体。
  38. 【請求項38】前記知的財産の裁判所による無効認定の
    場合のための前記知的財産の製品化費用および製品化関
    連投資費用の保険、知的財産侵害保険、弁護士費用保
    険、および知的財産権利行使保険を前記買主が選択的に
    購入できるようにするためのコンピュータ命令をさらに
    含む請求項36記載のコンピュータ読取可能な蓄積媒
    体。
  39. 【請求項39】前記グローバルエリアネットワークがイ
    ンターネットをさらに含む請求項31記載のコンピュー
    タ読取可能な蓄積媒体。
  40. 【請求項40】前記データベースが、前記知的財産権を
    対象とする法律文書の情報、売主の提供するマーケティ
    ング情報および技術分類情報を含む請求項31記載のコ
    ンピュータ読取可能な蓄積媒体。
  41. 【請求項41】前記データベースに蓄積ずみの前記情報
    に買主がアクセスすることを、その買主の提供した買主
    経歴書および前記コンピュータプログラムにより記録ず
    みの前記買主の取引動向経緯に基づき自動的に可能にす
    るコンピュータ命令をさらに含む請求項31記載のコン
    ピュータ読取可能な蓄積媒体。
  42. 【請求項42】前記取引所にリスト掲載ずみの知的財産
    についての権利を取得するための一つ以上の入札を買主
    から受信するためのコンピュータ命令と、 競売ルールにしたがって前記買主からの前記入札の中か
    ら落札候補を選択するためのコンピュータ命令と、 前記知的財産権の売主に前記落札候補の入札の情報を伝
    送するためのコンピュータ命令と、 前記落札候補の入札の受諾を前記知的財産権所有者から
    受信するためのコンピュータ命令とをさらに含む請求項
    31記載のコンピュータ読取可能な蓄積媒体。
  43. 【請求項43】潜在的な買主および売主から資格関連情
    報を得るためのコンピュータ命令と、 前記取引所にリスト掲載ずみの知的財産権の取引を有資
    格の買主および売主だけに可能にするためのコンピュー
    タ命令とをさらに含む請求項31記載のコンピュータ読
    取可能な蓄積媒体。
  44. 【請求項44】知的財産市場動向データを集め、分析
    し、公表するためのコンピュータ命令をさらに含む請求
    項31記載のコンピュータ読取可能な蓄積媒体。
  45. 【請求項45】前記取引所が、ライセンス/譲渡市場
    と、オプション市場と、証券化資産キャッシュフロー市
    場とをさらに含む請求項31記載のコンピュータ読取可
    能な蓄積媒体。
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