JP2021039561A - 車両管制装置、車両管制方法および自動走行制御装置 - Google Patents

車両管制装置、車両管制方法および自動走行制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低レベルの自動運転車両を効率よく安全に自動駐車させること。【解決手段】実施形態に係る車両管制装置は、管制部を備える。管制部は、自動駐車の対象車両の性能に関する性能情報に基づき、上記対象車両に対して先導車両に追従して後続するように指示する。【選択図】図2A

Description

開示の実施形態は、車両管制装置、車両管制方法および自動走行制御装置に関する。
従来、自動運転機能を有する車両が駐車場へ入庫する際に、空いている駐車枠までの経路を設定し、かかる経路に沿って車両を自動走行させて、指定の駐車枠へ自動駐車させる車両管制装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2015−041348号公報
しかしながら、従来技術は、低レベルの自動運転車両を効率よく安全に自動駐車させるうえで、さらなる改善の余地がある。
知られている通り自動運転に関しては、日本政府や米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)などにより、たとえばレベル5を完全自動運転とする段階的なレベル付けが行われている。すなわち、自動運転車両は、かかるレベルに応じて周辺監視のセンシング性能などに優劣があり、自動駐車に際しても、低レベルの自動運転車両は高レベルのものに比べて効率性や安全性に劣ってしまう。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、低レベルの自動運転車両を効率よく安全に自動駐車させることができる車両管制装置、車両管制方法および自動走行制御装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る車両管制装置は、管制部を備える。前記管制部は、自動駐車の対象車両の性能に関する性能情報に基づき、前記対象車両に対して先導車両に追従して後続するように指示する。
実施形態の一態様によれば、低レベルの自動運転車両を効率よく安全に自動駐車させることができる。
図1Aは、実施形態に係る車両管制方法の概要説明図(その1)である。 図1Bは、実施形態に係る車両管制方法の概要説明図(その2)である。 図1Cは、実施形態に係る車両管制方法の概要説明図(その3)である。 図1Dは、実施形態に係る車両管制方法の概要説明図(その4)である。 図2Aは、実施形態に係る車両管制システムの構成例を示すブロック図(その1)である。 図2Bは、実施形態に係る車両管制システムの構成例を示すブロック図(その2)である。 図3は、指示経路の一例を示す図である。 図4Aは、実施形態に係る車両管制方法の具体例を示す図(その1)である。 図4Bは、実施形態に係る車両管制方法の具体例を示す図(その2)である。 図4Cは、実施形態に係る車両管制方法の具体例を示す図(その3)である。 図5は、変形例に係る乗降場の構成例を示す図である。 図6は、実施形態に係る車両管制装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する車両管制装置、車両管制方法および自動走行制御装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、実施形態に係る車両管制方法の概要について、図1A〜図1Dを用いて説明する。図1A〜図1Dは、実施形態に係る車両管制方法の概要説明図(その1)〜(その4)である。なお、図1A〜図1Dでは、実施形態に係る車両管制方法を適用した車両管制システム1を例に挙げて説明を行う。
図1Aには、車両管制システム1の基本的な動作を示す。図1Aに示すように、実施形態に係る車両管制システム1は、車両管制装置10と、車両V−1,V−2,V−3…にそれぞれ搭載された車載装置100−1,100−2,100−3…とを含む。
なお、以下では、車両全般を指す場合には「車両V」と、また、車載装置全般を指す場合には「車載装置100」と、それぞれ記載する。また、「車両V」は、適宜「車載装置100」と読み替えてもよい。
車両管制装置10は、ネットワークNを介して車載装置100から送信される情報に基づいて、自動走行可能な車両Vを自動入庫あるいは自動出庫させる管制装置である。車両管制装置10は、たとえばインターネットや携帯電話回線網等のネットワークNを介したクラウドサービスを提供するクラウドサーバとして構成され、各車載装置100から車両情報および駐車場情報を取得する。
なお、車両情報および駐車場情報は、たとえば駐車場に設けられた図示略の車両検知装置などから車両管制装置10へ送信されてもよいが、本実施形態では、各車載装置100から車両管制装置10へ送信されるものとする。
車載装置100は、たとえばカメラや、加速度センサ、GPS(Global Positioning System)センサ、ミリ波レーダといった各種センサ、記憶デバイス、マイクロコンピュータなどを有するカーナビゲーション装置や、自動走行制御装置などとして構成される。
車載装置100は、車両Vが、駐車場の入庫口や乗降場など、駐車場の所定位置に到達した場合に、車両情報および駐車場情報を車両管制装置10へ送信する(ステップS1)。車両情報は、車両Vの車種や型式、ナンバーなど、車両Vの特徴を示す情報である。駐車場情報は、駐車場の識別情報など、駐車場の特徴を示す情報である。
車両管制装置10は、かかる車両情報および駐車場情報を受け取ると、これらに基づき、該当の駐車場において空いている駐車枠までの指示経路を含む走行指示を設定する(ステップS2)。
具体的には、実施形態に係る車両管制方法では、たとえば駐車場情報に基づいて空いている駐車枠である駐車予定位置を選定する。そして、かかる選定の結果に基づいて、「起点」および「終点」を示すノード情報、および、起点から終点までに走行可能な領域である「走行領域」を設定する。そして、これらノード情報および走行領域の組み合わせにより指示経路を設定する。なお、必要に応じて「停止を要する箇所」のノード情報を加えることもできる。
そして、車両管制装置10は、設定した走行指示を車両Vへ送信し(ステップS3)、車両Vは、車両管制装置10から受け取った走行指示に従って自動走行を行うこととなる(ステップS4)。なお、車両Vは自動運転車両であり少なくとも、かかる走行指示に従った自動走行、および、駐車予定位置への切り返し等の駐車動作は、自身で制御可能であるものとする。
ところで、このような車両Vであるが、知られている通り自動運転に関しては、たとえばレベル5を完全自動運転とする段階的なレベル付けが行われている。すなわち、自動運転車両は、かかるレベルに応じて周辺監視のセンシング性能などに優劣があり、自動駐車に際しても、低レベルの自動運転車両は高レベルのものに比べて効率性や安全性に劣ってしまう。
ここで、図1Bに示すように、以下では、高レベルの自動運転車両については「高レベル車V−H」と記載する。また、かかる高レベル車V−Hより相対的に低レベルの自動運転車両については、「低レベル車V−L」と記載する。
低レベル車V−Lは、たとえば周辺監視のためのセンシング性能などが高レベル車V−Hに比べて相対的に低い。このため、低レベル車V−Lは、駐車場内を自動走行し、駐車予定位置への駐車を完了させるまでに、どうしても効率性や安全性の面で高レベル車V−Hに劣ってしまう。場合によっては、駐車場の構造の複雑さや走行指示の難易度の高さ、駐車場内の状況変化などにより、低レベル車V−Lのみでは駐車完了に至ることが困難なケースも考えられる。
そこで、実施形態に係る車両管制方法では、車両Vの性能情報に基づいて、低レベル車V−Lについては先導車両に先導させることとし、低レベル車V−Lに対しては、先導車両に追従して後続するように指示することとした。また、実施形態に係る車両管制方法では、先導車両としては、同じ駐車場内に駐車中の高レベル車V−Hを用いることとした。
具体的に、図1Cに示すように、駐車場の乗降場Gに、低レベル車V−Lが入庫してきたものとする。また、かかる低レベル車V−Lの駐車予定位置は、駐車枠D4であるものとする。
ここで、実施形態に係る車両管制方法では、たとえば乗降場Gの近傍に待機エリアSrが設けられている。かかる待機エリアSrには、予め先導車両の適格を有するとみなされる高レベル車V−Hが駐車されている。なお、高レベル車V−Hは、先導車両向けの専用車両として駐車場側で用意されたものではなく、駐車場を利用中の一般ユーザが保有するものである。
実施形態に係る車両管制方法では、かかる一般ユーザが保有する車両Vのうち、先導車両の適格を有するとみなされる高レベル車V−Hを優先的に待機エリアSrへ駐車させて、先導車両として利用するときのために待機させておくことができる。
そして、実施形態に係る車両管制方法では、乗降場Gへ低レベル車V−Lが入庫してきた場合に、かかる待機エリアSrに駐車中の高レベル車V−Hのうちの1台を先導車両として選定する。
そして、選定した高レベル車V−Hに対し、駐車枠D4を駐車予定位置とする低レベル車V−Lを先導するための指示経路を含む先導指示を送り、かかる先導指示に基づいて、図1Dに示すように高レベル車V−Hに低レベル車V−Lを「先導」させる。
また、実施形態に係る車両管制方法では、乗降場Gへ入庫した低レベル車V−Lに対しては、先導車両である高レベル車V−Hに「追従」して後続するように指示する。
これにより、低レベル車V−Lは、高レベル車V−Hの周辺監視のための高レベルなセンシング機能を間接的に用いつつ、駐車予定位置まで効率よく安全に到達することが可能となる。
なお、待機エリアSrに駐車中の高レベル車V−Hには、たとえば駐車場の係員により先導車両を示すマーカーなどが車体後部に貼り付けられており、低レベル車V−Lは、かかるマーカーをターゲットとして高レベル車V−Hに追従することができる。ここで、マーカーは先導車両の特徴を示す物体の一例であり、他の物体であってもよく、たとえば車両後部のエンブレムやナンバー、かかるエンブレムおよびナンバーの組み合わせ等を挙げることができる。
また、実施形態に係る車両管制方法では、低レベル車V−Lは、高レベル車V−Hに追従して駐車予定位置まで走行し、駐車するだけでよいので、自動運転車両として少なくとも追従機能と自動駐車機能を有していればよい。
すなわち、低レベル車V−Lは、高レベル車V−Hに比肩する高性能を有さなくとも、効率よく安全に車両管制システム1による駐車管制サービスを受けることが可能となる。したがって、実施形態に係る車両管制方法によれば、低レベル車V−Lを効率よく安全に自動駐車させることができる。
また、実施形態に係る車両管制方法では、駐車場を利用中の一般ユーザが保有する高レベル車V−Hを先導車両として利用するので、駐車場側としては、先導車両として専用の高レベル車V−Hを用意する必要がない。したがって、実施形態に係る車両管制方法によれば、システムの導入コストを抑えるのに資することができる。
なお、先導車両として利用した高レベル車V−Hを保有する一般ユーザに対しては、駐車料金割引やポイント付与等の対価を提供するようにしてもよい。これにより、高レベル車V−Hを保有する多くの一般ユーザを駐車場のリピーターにして、先導車両とする高レベル車V−Hを確保しやすくすることができる。
以下、上述した実施形態に係る車両管制方法を適用した車両管制システム1の構成例について、より具体的に説明する。
図2Aおよび図2Bは、実施形態に係る車両管制システム1の構成例を示すブロック図(その1)および(その2)である。なお、図2Aおよび図2Bでは、本実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図2Aおよび図2Bに図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
また、図2Aおよび図2Bを用いた説明では、既に説明済みの構成要素については、説明を簡略するか、説明を省略する場合がある。
また、図2Aおよび図2Bを用いた説明では、車両Vとして、前述の高レベル車V−Hおよび低レベル車V−Lを例に挙げるが、高レベル車V−Hの構成要素には、符号の末尾に「−H」を付すこととする。同様に、低レベル車V−Lの構成要素には、符号の末尾に「−L」を付すこととする。
図2Aに示すように、実施形態に係る車両管制システム1は、車両管制装置10と、高レベル車V−Hと、低レベル車V−Lとを含む。高レベル車V−Hは、車載装置100−Hを備える。低レベル車V−Lは、車載装置100−Lを備える。
図2Aを用いては、主に車両管制装置10について説明する。車両管制装置10は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを備える。
通信部11は、たとえば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部11は、ネットワークNと有線または無線で接続され、ネットワークNを介して、車載装置100との間で情報の送受信を行う。
記憶部12は、たとえば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、図2Aの例では、車両情報DB(データベース)12aと、駐車場情報DB12bと、先導車両情報DB12cとを記憶する。
車両情報DB12aは、車両Vに関する情報のデータベースであって、たとえば車両Vの車種や形式ごとの車両Vの特性に関する情報(全長、全幅、最小回転半径、ホイールベース、オーバーハング等の諸元情報や、センシング性能、自動運転レベル等の性能情報などを含む)等が含まれる。
駐車場情報DB12bは、駐車場に関する情報のデータベースであって、たとえば駐車場ごとの構造物(柱や、消火器置き場、ポール、人の出入口等)の位置に関する情報や、車両Vの走行可能な方向に関する情報、駐車枠に関する情報(駐車枠の数や、各駐車枠の識別情報、空き情報等)、線形に関する情報(カーブ箇所の位置や曲率、勾配箇所の位置や角度等)等が含まれる。
先導車両情報DB12cは、駐車場に駐車中であって、先導車両の適格を有する高レベル車V−Hに関する情報のデータベースである。先導車両情報DB12cは、たとえば駐車場ごとの先導車両の適格を有する高レベル車V−Hそれぞれの現在位置や、貼り付けられているマーカーの識別情報、「先導中」や「待機中」といった現在の状況、「先導中」であれば、追従し、後続している低レベル車V−Lの識別情報等が含まれる。先導車両情報DB12cは、後述する管制部13dにより、駐車場の状況に応じて動的に変更される。
制御部13は、コントローラ(controller)であり、たとえば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、車両管制装置10内部の記憶デバイスに記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部13は、たとえば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現することができる。
制御部13は、取得部13aと、判定部13bと、選定部13cと、管制部13dとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
取得部13aは、車載装置100から送信された車両情報および駐車場情報を、通信部11を介して取得する。また、取得部13aは、車載装置100から送信される、時々刻々と変化する動的な車両Vの状況を取得する。
判定部13bは、取得部13aによって取得された車両情報および駐車場情報を、車両情報DB12aおよび駐車場情報DB12bと照合し、照合結果に基づいて駐車予定位置を特定する。
また、判定部13bは、車両情報DB12aへの照合結果に含まれる周辺監視のセンシング性能に関する情報に基づいて、自動駐車の対象車両である車両Vが先導を要する低レベル車V−Lであるか否かを判定する。
また、判定部13bは、取得部13aによって取得された車両Vの状況を判定する。たとえば、判定部13bは、管制部13dによって送信された指示に基づいて駐車が完了したか否かを判定する。
また、たとえば判定部13bは、取得された状況に応じ、指示の補正が必要であるか否かを判定する。指示の補正が必要である場合とは、一例として、経路中に障害物が検知された場合などである。
選定部13cは、判定部13bの判定結果に基づいて先導車両を選定する。具体的には、選定部13cは、判定部13bによって車両Vがセンシング性能の低い、先導を要する低レベル車V−Lであると判定された場合に、該当の駐車場において待機中の、先導車両の適格を有する高レベル車V−Hを先導車両情報DB12cに基づいて選定する。
なお、先導車両となる高レベル車V−Hを選定するに際しては、たとえば先導を要する低レベル車V−Lと、車体形状や寸法等に類似する点があるものを選定することが好ましい。これにより、先導車両となる高レベル車V−Hに対し、低レベル車V−Lを同じ経路で追従させやすくすることができる。
また、選定部13cは、特定された駐車予定位置、自動駐車の対象車両である車両Vに関する情報、および、先導車両として選定した高レベル車V−Hに関する情報を管制部13dへ通知する。
管制部13dは、選定部13cから受け取った各種情報に基づいて走行指示を生成し、通信部11を介して車載装置100へ送信することによって車両Vの駐車管制を行う。
具体的には、管制部13dは、自動駐車の対象車両である車両Vが先導を要する低レベル車V−Lでなければ、既に述べたノード情報および走行領域の組み合わせからなる指示経路を含む走行指示を生成し、車載装置100へ送信することによって車両Vの駐車管制を行う。かかる場合、車両Vは、受け取った走行指示に従った自動走行、および、駐車予定位置への自動駐車を自身で行う。
また、管制部13dは、自動駐車の対象車両である車両Vが先導を要する低レベル車V−Lであれば、選定部13cによって選定された高レベル車V−Hに対し、駐車予定位置へ低レベル車V−Lを先導するための指示経路を含む先導指示を生成し、通信部11を介して車載装置100−Hへ送信する。
また、管制部13dは、先導される低レベル車V−Lに対しては、選定部13cによって選定された高レベル車V−Hに追従して後続するように追従指示を生成し、通信部11を介して車載装置100−Lへ送信する。
なお、このとき、管制部13dは、低レベル車V−Lに対し、乗降場Gを始点、駐車予定位置を終点とするノード情報および駐車予定位置までの走行領域の組み合わせからなる指示経路を、追従指示に含ませて車載装置100−Lへ送信してもよい。
ここで、管制部13dが生成する指示経路の一例について図3を用いて説明する。図3は、指示経路の一例を示す図である。なお、図3は、高レベル車V−Hおよび低レベル車V−Lのそれぞれに対し生成する指示経路の一例をごく模式的に示している。
高レベル車V−Hに先導させて低レベル車V−Lを自動駐車させる場合、図3に示すように、管制部13dは、たとえば高レベル車V−Hに対しては、始点となるノードN−S1、停止を要する箇所となるノードN−H1,N−H2、終点となるノードN−E1、および、走行領域の組み合わせからなる指示経路を生成する。
ノードN−S1は、たとえば高レベル車V−Hの待機位置である。また、ノードN−H1は、たとえば乗降場Gの低レベル車V−Lの前方位置である。また、ノードN−H2は、たとえば低レベル車V−Lの駐車予定位置付近である。また、ノードN−E1は、たとえば当初の待機位置である。
管制部13dは、このような低レベル車V−Lを先導するための指示経路を含む先導指示を生成し、高レベル車V−Hへ送信することとなる。
また、管制部13dは、たとえば低レベル車V−Lに対しては、始点となるノードN−S2、終点となるノードN−E2、および、走行領域の組み合わせからなる指示経路を生成する。
ノードN−S2は、たとえば低レベル車V−Lの待機位置である。また、ノードN−E2は、たとえば駐車予定位置である。
管制部13dは、高レベル車V−Hのマーカーをターゲットとして追従し、後続させる追従指示に対し、このような指示経路を含ませつつ、低レベル車V−Lへ送信することとなる。
なお、管制部13dは、低レベル車V−Lに対しては、より簡素化した指示経路を送ることとしてもよい。たとえば、管制部13dは、終点となるノードN−E2のみを指示経路として含む追従指示を車載装置100−Lへ送信するようにしてもよい。
図2Aの説明に戻る。また、管制部13dは、駐車場内に駐車中の各車両Vについて、任意に始動させたり、任意に周辺監視を行わせたり、任意に移動させたりすることが可能である。
次に、車載装置100について説明する。まず、低レベル車V−Lの車載装置100−Lから説明する。図2Bに示すように、車載装置100−Lは、通信部101−Lと、記憶部102−Lと、制御部103−Lとを備える。
また、車載装置100−Lは、上述したように、カメラや、加速度センサ、GPSセンサ、ミリ波レーダなどの各種センサ150−Lが接続される。なお、各種センサ150−Lのセンシング性能は、後述する車載装置100−Hの各種センサ150−Hよりも低い。
通信部101−Lは、ネットワークNおよび各種センサ150−Lと、車載装置100−Lとの間で通信を行う。通信部101−Lは、ネットワークNとの通信を、無線通信インターフェースによって実現する。無線通信インターフェースには、たとえばWiFi(Wireless Fidelity)や、Bluetooth(登録商標)を用いるとよい。無線通信インターフェースは、たとえばスマートフォンのテザリング機能を利用してネットワークNと無線で接続される。通信部101−Lは、ネットワークNを介して、車両管制装置10との間で情報の送受信を行う。
また、通信部101−Lは、各種センサ150−Lと通信を行う。通信部101−Lは、各種センサ150−Lとの通信をCAN(Controller Area Network)バスによって実現する。通信部101−Lは、各種センサ150−Lの出力データを受信する。なお、各種センサ150−Lとの通信は、CANの他のプロトコルで行ってもよい。また、無線で行ってもよい。
記憶部102−Lは、たとえば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子等によって実現され、図2Bの例では、走行制御モデル102a−Lと、自動走行制御プログラム102b−Lと、自動追従走行制御プログラム102c−Lとを記憶する。
走行制御モデル102a−Lは、車両Vの自動走行制御に用いられる学習モデルであって、たとえば、車両Vから収集された車両データを解析し、その結果に基づく深層学習等の機械学習によって予め生成される。なお、走行制御モデル102a−Lは、後述する車載装置100−Hの走行制御モデル102a−Hよりも低レベルの自動走行制御に用いられる。
自動走行制御プログラム102b−Lは、自動走行制御用のプログラムである。自動追従走行制御プログラム102c−Lは、先導車両に追従しての自動駐車のための自動駐車追従走行制御用のプログラムである。
制御部103−Lは、上述した制御部13と同様に、コントローラであり、たとえば、CPUやMPU等によって、車載装置100−L内部の記憶デバイスに記憶されている各種プログラム(たとえば、自動走行制御プログラム102b−Lや自動追従走行制御プログラム102c−L等)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部103−Lは、たとえば、ASICやFPGA等の集積回路により実現することができる。
制御部103−Lは、取得部103a−Lと、走行制御部103b−Lと、送信部103c−Lとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
取得部103a−Lは、各種センサ150−Lからの出力データを受信し、これに基づいて時々刻々と変化する低レベル車V−Lの内外の状況を取得する。たとえば取得部103a−Lは、カメラの撮像画像やGPSセンサの位置情報に基づいて入庫しようとしている駐車場の駐車場情報を取得する。
また、取得部103a−Lは、車載装置100−L等が保有する静的な情報に基づいて車両情報を取得する。また、取得部103a−Lは、車両管制装置10から送信される追従指示を取得する。
走行制御部103b−Lは、取得部103a−Lによって取得された追従指示および低レベル車V−Lの状況に基づき、走行制御モデル102a−Lを用いつつ低レベル車V−Lを自動走行制御する。なお、走行制御部103b−Lは、後述する車載装置100−Hの走行制御部103b−Hよりも低レベルの自動走行制御を可能とする。
送信部103c−Lは、取得部103a−Lによって取得された車両情報、駐車場情報および低レベル車V−Lの状況を車両管制装置10へ送信する。
つづいて、高レベル車V−Hの車載装置100−Hについて説明する。なお、車載装置100−Hについては、車載装置100−Lと異なる点について主に説明する。車載装置100−Hは、通信部101−Hと、記憶部102−Hと、制御部103−Hとを備える。
また、車載装置100−Hは、カメラや、加速度センサ、GPSセンサ、ミリ波レーダなどの各種センサ150−Hが接続される。なお、各種センサ150−Hのセンシング性能は、上述した車載装置100−Lの各種センサ150−Lよりも高い。
通信部101−Hは、ネットワークNおよび各種センサ150−Hと、車載装置100−Hとの間で通信を行う。また、通信部101−Hは、各種センサ150−Hと通信を行う。その他の点は、通信部101−Hは、上述した通信部101−Lと同様である。
記憶部102−Hは、図2Bの例では、走行制御モデル102a−Hと、自動走行制御プログラム102b−Hとを記憶する。走行制御モデル102a−Hは、上述した走行制御モデル102a−Lと同様の学習モデルであって、走行制御モデル102a−Lよりも高レベルの自動走行制御に用いられるように予め生成される。自動走行制御プログラム102b−Hは、自動走行制御用のプログラムである。
制御部103−Hは、上述した制御部13と同様に、コントローラであり、たとえば、CPUやMPU等によって、車載装置100−H内部の記憶デバイスに記憶されている各種プログラム(たとえば、自動走行制御プログラム102b−H等)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部103−Hは、たとえば、ASICやFPGA等の集積回路により実現することができる。
制御部103−Hは、取得部103a−Hと、走行制御部103b−Hと、送信部103c−Hとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
取得部103a−Hは、車両管制装置10から送信される、駐車予定位置へ低レベル車V−Lを先導するための先導指示を取得する。また、取得部103a−Hは、各種センサ150−Hからの出力データを受信し、これに基づいて時々刻々と変化する高レベル車V−Hの内外の状況を取得する。
走行制御部103b−Hは、取得部103a−Hによって取得された先導指示および高レベル車V−Hの状況に基づき、走行制御モデル102a−Hを用いつつ高レベル車V−Hを自動走行制御する。なお、走行制御部103b−Hは、上述した走行制御部103b−Lよりも高レベルの自動走行制御を可能とする。
送信部103c−Hは、取得部103a−Hによって取得された高レベル車V−Hの状況を車両管制装置10へ送信する。
次に、実施形態に係る車両管制方法の具体例について、図4A〜図4Cを用いて説明する。図4A〜図4Cは、実施形態に係る車両管制方法の具体例を示す図(その1)〜(その3)である。なお、図4A〜図4Cでは、駐車予定位置は、図中に示す駐車枠D4であるものとする。
まず、図4Aに示すように、実施形態に係る車両管制方法では、自動駐車の対象車両である低レベル車V−Lが、駐車予定位置である駐車枠D4に対し、「前向き駐車」が可能となるように高レベル車V−Hに先導させることができる。
これにより、低レベル車V−Lは、切り返し等の駐車動作を行う必要がなくなるので、低レベル車V−Lであっても、効率よく容易に駐車予定位置へ自動駐車させることができる。
また、かかる場合に、図4Aに示すように、通路以外の領域、たとえば空いている駐車枠を通り抜けて前向き駐車が可能となるように高レベル車V−Hに先導させてもよい。これにより、たとえば経路の単純化および短縮化を実現できるとともに、自動走行制御の難易度を低下させることができるので、低レベル車V−Lを、容易に高レベル車V−Hに追従させることが可能となる。
なお、このように、前向き駐車による自動駐車の実現にあたっては、各駐車枠に車止めが設けられないように駐車場が構成されていることが好ましい。
また、図4Bに示すように、実施形態に係る車両管制方法では無論、自動駐車の対象車両である低レベル車V−Lが、駐車予定位置である駐車枠D4に対し、「後向き駐車」が可能となるように高レベル車V−Hに先導させることができる。
これにより、図4Bに示すように、後向き駐車でしか駐車できない駐車枠しか空いていない場合であっても、低レベル車V−Lを、効率よく安全に駐車予定位置へ自動駐車させることができる。
なお、図4Aおよび図4Bに示したように、先導車両となる高レベル車V−Hは、低レベル車V−Lが駐車完了するまでの間、低レベル車V−Lの駐車動作の妨げとならない位置で一時停止しておくことが好ましい。かかる一時停止の位置は、管制部13dにより、たとえば図3に示した、駐車予定位置付近のノードN−H2として高レベル車V−Hに指示されることとなる。
また、図4Cに示すように、実施形態に係る車両管制方法では、たとえば高レベル車V−H1が低レベル車V−Lを先導して駐車完了するまでの間、駐車場内の他の高レベル車V−H2や、高レベル車V−H3などに周辺監視を行わせることができる。
図4Cの例では、高レベル車V−H2は、たとえば駐車場内を走行中の他の高レベル車である。また、高レベル車V−H3は、たとえば駐車場内に駐車中の他の高レベル車である。
これら高レベル車V−H2,V−H3は、必ずしも先導車両としての適格を有していなくともよい。これら高レベル車V−H2,V−H3による監視結果は、車両管制装置10へ逐次送信され、管制部13dは、かかる監視結果を、高レベル車V−H1に対する先導指示および低レベル車V−Lに対する追従指示に即時に反映させることができる。
これにより、低レベル車V−Lは、高レベル車V−H2,V−H3の周辺監視のための高レベルなセンシング機能を間接的に用いつつ、高レベル車V−H1に先導されながら、駐車予定位置まで効率よく安全に到達することが可能となる。
ところで、これまでは、高レベル車V−Hの待機エリアSrが、乗降場Gの近傍、たとえば駐車場内の駐車枠エリアの一角に設けられている例を挙げたが、これに限られるものではない。たとえば、待機エリアSrは、同じく乗降場Gの近傍として、乗降場G内に設けられていてもよい。
かかる変形例について、図5を用いて説明する。図5は、変形例に係る乗降場Gの構成例を示す図である。図5に示すように、変形例に係る乗降場Gは、乗降エリアGrと、待機エリアSrとを含む。
なお、図5の例では、2つの乗降エリアGr1,Gr2と、2つの待機エリアSr1,Sr2が設けられている例を示しているが、乗降エリアGrと待機エリアSrとは同数であればよく、その数を限定するものではない。
待機エリアSr1,Sr2は、乗降エリアGr1,Gr2それぞれの前方に、それぞれ所定の長さiを確保して設けられている。所定の長さiはたとえば、少なくとも高レベル車V−Hが後向き駐車で待機エリアSr1,Sr2に縦列駐車可能な長さである。
なお、図5では、待機エリアSr1,乗降エリアGr1の組み合わせと、待機エリアSr2,乗降エリアGr2の組み合わせとが縦列に配置されている例を示しているが、並列に配置されてもよい。
ここで、空の乗降場Gへこれから入庫してくる車両Vが、低レベル車V−Lであると判定されたものとする。かかる場合、図5の上段に示すように、管制部13dは、先導車両となるたとえば高レベル車V−H1を待機エリアSr1へ予め待機させておく。なお、このとき、管制部13dは、高レベル車V−H1を待機エリアSr1へ前向き駐車で入庫させてもよい。
そして、図5の中段に示すように、低レベル車V−Lが、乗降エリアGr1へ入庫してきたものとする。このとき、低レベル車V−Lは、乗降エリアGr1へ前向き駐車で入庫することができる。
このように、高レベル車V−Hを、乗降エリアGrの前方位置に設けられた待機エリアSrに予め待機させておくことにより、低レベル車V−Lが乗降エリアGrに入庫し、ユーザが降車した後、速やかに低レベル車V−Lを先導して自動駐車させることが可能となる。
また、低レベル車V−Lが乗降エリアGr1へ入庫したならば、図5の下段に示すように、管制部13dは、次に先導車両となるたとえば高レベル車V−H2を待機エリアSr2へ予め待機させておくことができる。このとき、管制部13dは、高レベル車V−H2を待機エリアSr2へ前向き駐車で入庫させてもよいし(図中の矢印501参照)、前述の長さiを活かして後向き駐車で入庫させてもよい(図中の矢印502参照)。
また、高レベル車V−H1に先導されつつ低レベル車V−Lが乗降エリアGr1を出庫したならば、管制部13dは、高レベル車V−H2を即座に待機エリアSr2から前に詰めて待機エリアSr1へ入庫させてもよい。
このように、次に乗降場Gへ入庫してくる低レベル車V−Lに備えて高レベル車V−Hを順次待機エリアSrに入庫させることにより、続けて低レベル車V−Lが入庫してくる場合であっても、効率よく低レベル車V−Lを先導して自動駐車させることが可能となる。
次に、実施形態に係る車両管制装置10が実行する処理手順について、図6を用いて説明する。図6は、実施形態に係る車両管制装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。なお、図6には、1台の車両Vが駐車完了するまでの処理手順を示している。
図6に示すように、まず、取得部13aが、車両Vから送信された車両情報および駐車場情報を取得する(ステップS101)。そして、判定部13bが、車両情報および駐車場情報に基づき、駐車予定位置を特定する(ステップS102)。
また、判定部13bは、車両Vが低レベル車V−Lであるか否かを判定する(ステップS103)。ここで、車両Vが低レベル車V−Lである場合(ステップS103,Yes)、選定部13cは、先導車両とする高レベル車V−Hを選定する(ステップS104)。
そして、管制部13dが、高レベル車V−Hに対する先導指示および低レベル車V−Lに対する追従指示を生成し(ステップS105)、高レベル車V−Hおよび低レベル車V−Lのそれぞれへ向けて送信する(ステップS106)。
なお、車両Vが低レベル車V−Lでない場合(ステップS103,No)、管制部13dは、かかる車両Vに対する走行指示を生成し(ステップS107)、車両Vへ向けて送信する(ステップS108)。
そして、取得部13aは、車両V(高レベル車V−Hおよび低レベル車V−Lを含む)の内外の状況を取得する(ステップS109)。そして、判定部13bが、駐車完了したか否かを判定する(ステップS110)。
ここで、駐車完了していなければ(ステップS110,No)、判定部13bは、取得された状況に応じ、指示の補正が必要であるか否かを判定する(ステップS111)。
ここで、指示の補正が必要でなければ(ステップS111,No)、ステップS109からの処理を繰り返す。
また、指示の補正が必要であれば(ステップS111,Yes)、管制部13dが、取得された状況に応じて指示を補正して送信し(ステップS112)、ステップS109からの処理を繰り返す。
なお、ステップS110で駐車完了していれば(ステップS110,Yes)、処理を終了する。
上述してきたように、実施形態に係る車両管制装置10は、管制部13dを備える。管制部13dは、自動駐車の対象車両の性能に関する性能情報に基づき、対象車両に対して先導車両に追従して後続するように指示する。
したがって、実施形態に係る車両管制装置10によれば、低レベル車V−Lを効率よく安全に自動駐車させることができる。
また、実施形態に係る車両管制装置10は、上記性能情報に含まれる、周辺監視のセンシング性能に関する情報に基づいて先導車両の要否を判定する判定部13bをさらに備える。
したがって、実施形態に係る車両管制装置10によれば、周辺監視のセンシング性能に基づいて、対象車両に対する先導車両の要否を判定することができる。
また、実施形態に係る車両管制装置10は、判定部13bによって対象車両が先導車両を要すると判定された場合に、対象車両よりも相対的にセンシング性能が高い車両Vを先導車両として選定する選定部13cをさらに備える。
したがって、実施形態に係る車両管制装置10によれば、低レベル車V−Lであっても、高レベル車V−Hのセンシング性能を間接的に利用しつつ、駐車予定位置まで効率よく安全に到達することが可能となる。
また、選定部13cは、駐車場に駐車中の車両Vのうちから先導車両を選定する。
したがって、実施形態に係る車両管制装置10によれば、駐車場側としては、先導車両として専用の高レベル車V−Hを用意する必要がない。これにより、システムの導入コストを抑えるのに資することができる。
また、管制部13dは、駐車場の乗降場Gの近傍に先導車両を待機させる。
したがって、実施形態に係る車両管制装置10によれば、低レベル車V−Lが乗降場Gに入庫し、ユーザが降車した後、速やかに低レベル車V−Lを先導して自動駐車させることが可能となる。
また、管制部13dは、対象車両が駐車予定位置に対し、前向き駐車が可能となるように先導車両に先導させる。
したがって、実施形態に係る車両管制装置10によれば、低レベル車V−Lは、切り返し等の駐車動作を行う必要がなくなるので、低レベル車V−Lであっても、効率よく容易に駐車予定位置へ自動駐車させることができる。
また、管制部13dは、先導車両として選定された高レベル車V−Hの保有者に、駐車場の利用に関する対価を提供する。
したがって、実施形態に係る車両管制装置10によれば、高レベル車V−Hを保有する多くの一般ユーザを駐車場のリピーターにして、先導車両とする高レベル車V−Hを確保しやすくすることができる。
また、車両Vの自動走行制御を行う走行制御部103b−L(「自動走行制御部」の一例に相当)を備えた車載装置100−L(「自動走行制御装置」の一例に相当)において、車両管制装置10(「駐車場の管制装置」の一例に相当)からの先導車両に追従して後続するように指示する追従指示信号を受信する取得部103a−L(「追従指示信号受信部」の一例に相当)を有し、走行制御部103b−Lは、取得部103a−Lによって受信された追従指示信号に基づき、先導車両に追従した自動駐車追従走行制御を行う。
また、実施形態に係る車載装置100−Lは、自動走行制御プログラム102b−Lと、先導車両に追従した自動駐車追従走行制御用の自動追従走行制御プログラム102c−Lとを有し、走行制御部103b−Lは、自動駐車追従走行制御時に自動追従走行制御プログラム102c−Lを実行する。
したがって、実施形態に係る車載装置100−Lによれば、先導車両に追従して駐車予定位置まで効率よく安全に到達する自動駐車追従走行を実現することが可能となる。
なお、上述した実施形態では、周辺監視のためのセンシング性能に基づいて低レベル車V−Lを判定することとしたが、その他の性能情報、一例としては応答性能などに基づくこととしてもよい。
応答性能は、たとえば自動駐車の対象車両のタイヤの摩耗具合や空気圧、車体に残る接触痕、過去の事故歴等から推定することが可能である。
かかる応答性能に基づく場合、車両管制装置10は、駐車場や乗降場Gへ入庫してきた車両Vの撮像画像や事故歴等をネットワークNを介して取得し、その解析結果に基づいて応答性能の優劣を判定することとなる。なお、乗降場Gで降車したユーザの申告内容等を加味してもよい。
また、乗降場Gで降車したユーザが、各種性能の優劣を問わず、先導車両による先導を希望する場合には、かかる希望に応じて先導車両を割り当ててもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 車両管制システム
10 車両管制装置
11 通信部
12 記憶部
12a 車両情報DB
12b 駐車場情報DB
12c 先導車両情報DB
13 制御部
13a 取得部
13b 判定部
13c 選定部
13d 管制部
100 車載装置
101 通信部
102 記憶部
102a 走行制御モデル
102b 自動走行制御プログラム
102c 自動追従走行制御プログラム
103 制御部
103a 取得部
103b 走行制御部
103c 送信部
150 各種センサ
G 乗降場
Gr 乗降エリア
Sr 待機エリア
V 車両
V−H 高レベル車
V−L 低レベル車

Claims (10)

  1. 自動駐車の対象車両の性能に関する性能情報に基づき、前記対象車両に対して先導車両に追従して後続するように指示する管制部
    を備えることを特徴とする車両管制装置。
  2. 前記性能情報に含まれる、周辺監視のセンシング性能に関する情報に基づいて前記先導車両の要否を判定する判定部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の車両管制装置。
  3. 前記判定部によって前記対象車両が前記先導車両を要すると判定された場合に、前記対象車両よりも相対的に前記センシング性能が高い車両を前記先導車両として選定する選定部
    をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の車両管制装置。
  4. 前記選定部は、
    駐車場に駐車中の車両のうちから前記先導車両を選定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両管制装置。
  5. 前記管制部は、
    駐車場の乗降場の近傍に前記先導車両を待機させる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の車両管制装置。
  6. 前記管制部は、
    前記対象車両が駐車予定位置に対し、前向き駐車が可能となるように前記先導車両に先導させる
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の車両管制装置。
  7. 前記管制部は、
    前記先導車両として選定された車両の保有者に、駐車場の利用に関する対価を提供する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の車両管制装置。
  8. 自動駐車の対象車両の性能に関する性能情報に基づき、前記対象車両に対して先導車両に追従して後続するように指示する管制工程
    を含むことを特徴とする車両管制方法。
  9. 車両の自動走行制御を行う自動走行制御部を備えた自動走行制御装置において、
    駐車場の管制装置からの先導車両に追従して後続するように指示する追従指示信号を受信する追従指示信号受信部を有し、
    前記自動走行制御部は、
    前記追従指示信号受信部によって受信された追従指示信号に基づき、先導車両に追従した自動駐車追従走行制御を行う
    ことを特徴とする自動走行制御装置。
  10. 自動走行制御プログラムと、先導車両に追従した自動駐車追従走行制御用の自動追従走行制御プログラムとを有し、
    前記自動走行制御部は、
    自動駐車追従走行制御時に前記自動追従走行制御プログラムを実行する
    ことを特徴とする請求項9に記載の自動走行制御装置。
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